JPH09215912A - 膜分離装置および溶液の濃縮方法 - Google Patents
膜分離装置および溶液の濃縮方法Info
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- JPH09215912A JPH09215912A JP17399496A JP17399496A JPH09215912A JP H09215912 A JPH09215912 A JP H09215912A JP 17399496 A JP17399496 A JP 17399496A JP 17399496 A JP17399496 A JP 17399496A JP H09215912 A JPH09215912 A JP H09215912A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 連続式により供給液の濃度変動に対応して濃
縮液の濃度を一定に維持することができる膜分離装置お
よび溶液の濃縮方法を提供することである。 【解決手段】 膜モジュール3により供給液を透過液と
濃縮液とに分離する。膜モジュール3から排出される濃
縮液の一部または全部を濃縮液配管30を通して膜モジ
ュール3の供給側に還流させる。透過液排出管70に設
けられた流量計7の流量値に基づいて、膜モジュール3
から排出される透過液の量が一定になるように圧力調整
弁8により濃縮液配管30内の圧力を調整する。濃縮液
配管30に設けられる圧力計4の圧力値が所定の設定値
になったときに、自動弁5を開き、濃縮液排出管50か
ら濃縮液配管30内の濃縮液を系外に抜き出す。圧力計
4の圧力値が所定の下限設定値まで低下したとき、また
は所定時間経過後に自動弁5を閉じる。
縮液の濃度を一定に維持することができる膜分離装置お
よび溶液の濃縮方法を提供することである。 【解決手段】 膜モジュール3により供給液を透過液と
濃縮液とに分離する。膜モジュール3から排出される濃
縮液の一部または全部を濃縮液配管30を通して膜モジ
ュール3の供給側に還流させる。透過液排出管70に設
けられた流量計7の流量値に基づいて、膜モジュール3
から排出される透過液の量が一定になるように圧力調整
弁8により濃縮液配管30内の圧力を調整する。濃縮液
配管30に設けられる圧力計4の圧力値が所定の設定値
になったときに、自動弁5を開き、濃縮液排出管50か
ら濃縮液配管30内の濃縮液を系外に抜き出す。圧力計
4の圧力値が所定の下限設定値まで低下したとき、また
は所定時間経過後に自動弁5を閉じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶液中の溶質を濃
縮して高濃度にする膜分離装置および溶液の濃縮方法に
関する。
縮して高濃度にする膜分離装置および溶液の濃縮方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分離膜を用いて溶液中の溶質を濃
縮するために2つの方法が用いられている。第1の方法
は、回分法(バッチ法)により濃縮液を系内に循環させ
ながら透過液を系外に抜き出して溶質を濃縮する回分式
である。第2の方法は、連続的に濃縮液および透過液を
系外に抜き出して溶質を濃縮する連続式である。
縮するために2つの方法が用いられている。第1の方法
は、回分法(バッチ法)により濃縮液を系内に循環させ
ながら透過液を系外に抜き出して溶質を濃縮する回分式
である。第2の方法は、連続的に濃縮液および透過液を
系外に抜き出して溶質を濃縮する連続式である。
【0003】このような濃縮処理において、濃縮が進ん
で溶液の濃度が高くなると、浸透圧が高くなり、また粘
度が上昇するため、分離膜の透過量が低下してくる。一
方、回分式および連続式のいずれの濃縮方法において
も、工程での品質上、濃縮液の濃度が一定であることが
要求される。
で溶液の濃度が高くなると、浸透圧が高くなり、また粘
度が上昇するため、分離膜の透過量が低下してくる。一
方、回分式および連続式のいずれの濃縮方法において
も、工程での品質上、濃縮液の濃度が一定であることが
要求される。
【0004】したがって、膜透過能力から求めた必要な
膜面積を有する膜分離装置を製作して設置した際、濃縮
液の濃度を一定にするために、通常、容積濃縮倍率(V
CF)を用いて管理を行う。ここで、容積濃縮倍率=供
給液量/濃縮液量である。容積濃縮倍率を一定に保つこ
とにより濃縮液の濃度を一定にすることができる。
膜面積を有する膜分離装置を製作して設置した際、濃縮
液の濃度を一定にするために、通常、容積濃縮倍率(V
CF)を用いて管理を行う。ここで、容積濃縮倍率=供
給液量/濃縮液量である。容積濃縮倍率を一定に保つこ
とにより濃縮液の濃度を一定にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容積濃
縮倍率を用いて管理を行っても、供給液の濃度が変動す
ると、濃縮液の濃度が変動することになる。また、供給
液の濃度が低すぎる場合には、濃縮液が所定の濃度に達
せず、供給液の濃度が高すぎる場合には、透過量が低下
するため、途中で濃縮が不可能になるという問題が生じ
る。
縮倍率を用いて管理を行っても、供給液の濃度が変動す
ると、濃縮液の濃度が変動することになる。また、供給
液の濃度が低すぎる場合には、濃縮液が所定の濃度に達
せず、供給液の濃度が高すぎる場合には、透過量が低下
するため、途中で濃縮が不可能になるという問題が生じ
る。
【0006】そのため、従来の膜分離装置は供給液の濃
度が変動しないことを前提に設計されている。しかしな
がら、供給液の濃度を常に一定に保つことは困難であ
る。そこで、供給液の濃度変動に対応して濃縮液の濃度
を一定に維持するために、供給液の濃度を測定した後
に、その都度、容積濃縮倍率を再設定する方法がある。
しかし、濃度の測定に時間を要すると、工程に待ち時間
が生じるとともに、分単位のような短時間での濃度変化
には追従することができない。
度が変動しないことを前提に設計されている。しかしな
がら、供給液の濃度を常に一定に保つことは困難であ
る。そこで、供給液の濃度変動に対応して濃縮液の濃度
を一定に維持するために、供給液の濃度を測定した後
に、その都度、容積濃縮倍率を再設定する方法がある。
しかし、濃度の測定に時間を要すると、工程に待ち時間
が生じるとともに、分単位のような短時間での濃度変化
には追従することができない。
【0007】回分式の濃縮方法の場合には、各バッチの
間で供給液の濃度測定および容積濃縮倍率の再設定の時
間が取れるため、上記の方法は可能であるが、連続式の
濃縮方法の場合には、供給液の濃度測定および容積濃縮
倍率の再設定の時間を取ることができないので、供給液
濃度の変動に対応することができない。
間で供給液の濃度測定および容積濃縮倍率の再設定の時
間が取れるため、上記の方法は可能であるが、連続式の
濃縮方法の場合には、供給液の濃度測定および容積濃縮
倍率の再設定の時間を取ることができないので、供給液
濃度の変動に対応することができない。
【0008】本発明の目的は、連続式により供給液の濃
度変動に対応して濃縮液の濃度を一定に維持することが
できる膜分離装置および溶液の濃縮方法を提供すること
である。
度変動に対応して濃縮液の濃度を一定に維持することが
できる膜分離装置および溶液の濃縮方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係る膜分離装置は、分離膜モジュールにより供給液を
溶質が排除された透過液と溶質が濃縮された濃縮液とに
分離するととともに、分離膜モジュールにより得られた
濃縮液の一部または全部を循環系により分離膜モジュー
ルの供給側に還流させ、分離膜モジュールにより得られ
る透過液の量が一定になるように循環系に還流される濃
縮液の圧力を調整する圧力調整手段を設けるとともに、
循環系に還流される濃縮液の圧力が所定の値になったと
きに循環系に還流される濃縮液を系外に排出する排出手
段を設けたものである。
に係る膜分離装置は、分離膜モジュールにより供給液を
溶質が排除された透過液と溶質が濃縮された濃縮液とに
分離するととともに、分離膜モジュールにより得られた
濃縮液の一部または全部を循環系により分離膜モジュー
ルの供給側に還流させ、分離膜モジュールにより得られ
る透過液の量が一定になるように循環系に還流される濃
縮液の圧力を調整する圧力調整手段を設けるとともに、
循環系に還流される濃縮液の圧力が所定の値になったと
きに循環系に還流される濃縮液を系外に排出する排出手
段を設けたものである。
【0010】本発明に係る膜分離装置の運転を続ける
と、分離膜モジュールにより得られた濃縮液の一部また
は全部が循環系により分離膜モジュールの供給側に還流
されるとともに、溶質が排除された透過液が排出される
ため、分離膜モジュールに還流される溶液は徐々に濃縮
される。
と、分離膜モジュールにより得られた濃縮液の一部また
は全部が循環系により分離膜モジュールの供給側に還流
されるとともに、溶質が排除された透過液が排出される
ため、分離膜モジュールに還流される溶液は徐々に濃縮
される。
【0011】圧力調整手段により透過液の量が一定にな
るように循環系に還流される濃縮液の圧力が調整され
る。すなわち、供給液の濃度が高くなると、透過液の量
が減少しようとするので、圧力調整手段により濃縮液の
圧力が高められ、逆に、供給液の濃度が低くなると、透
過液の量が増加しようとするので、圧力調整手段により
濃縮液の圧力が低減される。それにより、透過液の量が
一定に保たれる。
るように循環系に還流される濃縮液の圧力が調整され
る。すなわち、供給液の濃度が高くなると、透過液の量
が減少しようとするので、圧力調整手段により濃縮液の
圧力が高められ、逆に、供給液の濃度が低くなると、透
過液の量が増加しようとするので、圧力調整手段により
濃縮液の圧力が低減される。それにより、透過液の量が
一定に保たれる。
【0012】分離膜モジュールにより得られる濃縮液の
濃度が所定の値であるときに一定の透過量を得るために
必要な圧力の値が予め求められる。循環系に還流される
濃縮液の圧力が予め求められた値に達したときには濃縮
液の濃度が所定の値になっているので、循環系に還流さ
れる濃縮液が排出手段により系外に排出される。
濃度が所定の値であるときに一定の透過量を得るために
必要な圧力の値が予め求められる。循環系に還流される
濃縮液の圧力が予め求められた値に達したときには濃縮
液の濃度が所定の値になっているので、循環系に還流さ
れる濃縮液が排出手段により系外に排出される。
【0013】このようにして、循環系に還流される濃縮
液の濃度が所定の値になったときに、その濃縮液が循環
系から系外に排出される。したがって、供給液の濃度が
変動しても、系外に排出される濃縮液の濃度は一定に維
持される。
液の濃度が所定の値になったときに、その濃縮液が循環
系から系外に排出される。したがって、供給液の濃度が
変動しても、系外に排出される濃縮液の濃度は一定に維
持される。
【0014】特に、排出手段が、循環系に還流される濃
縮液を系外に排出する弁と、循環系に還流される濃縮液
の圧力が所定の値に達したときに弁を開きかつ循環系に
還流される濃縮液の圧力が所定の下限値まで低下したと
きまたは所定時間経過後に弁を閉じる弁制御手段とを含
んでもよい。
縮液を系外に排出する弁と、循環系に還流される濃縮液
の圧力が所定の値に達したときに弁を開きかつ循環系に
還流される濃縮液の圧力が所定の下限値まで低下したと
きまたは所定時間経過後に弁を閉じる弁制御手段とを含
んでもよい。
【0015】この場合、弁が開いて所定の濃度の濃縮液
が系外に排出されると、循環系に還流される濃縮液の濃
度が低下し、透過液の量が増加しようとするので、圧力
調整手段により循環系に還流される濃縮液の圧力が低減
される。そして、濃縮液の圧力が所定の下限値まで低下
したときまたは所定時間経過後に濃縮液の系外への排出
が停止されると、再び濃縮液の濃度が徐々に高くなる。
この動作を繰り返すことにより、所定の濃度の濃縮液が
系外に排出される。
が系外に排出されると、循環系に還流される濃縮液の濃
度が低下し、透過液の量が増加しようとするので、圧力
調整手段により循環系に還流される濃縮液の圧力が低減
される。そして、濃縮液の圧力が所定の下限値まで低下
したときまたは所定時間経過後に濃縮液の系外への排出
が停止されると、再び濃縮液の濃度が徐々に高くなる。
この動作を繰り返すことにより、所定の濃度の濃縮液が
系外に排出される。
【0016】本発明に係る溶液の濃縮方法は、分離膜モ
ジュールにより供給液を溶質が排除された透過液と溶質
が濃縮された濃縮液とに分離するととともに、分離膜モ
ジュールにより得られた濃縮液の一部または全部を循環
系により分離膜モジュールの供給側に還流させ、分離膜
モジュールにより得られる透過液の量が一定になるよう
に循環系に還流される濃縮液の圧力を調整し、循環系に
還流される濃縮液の圧力が所定の値になったときに循環
系に還流される濃縮液を系外に排出するものである。
ジュールにより供給液を溶質が排除された透過液と溶質
が濃縮された濃縮液とに分離するととともに、分離膜モ
ジュールにより得られた濃縮液の一部または全部を循環
系により分離膜モジュールの供給側に還流させ、分離膜
モジュールにより得られる透過液の量が一定になるよう
に循環系に還流される濃縮液の圧力を調整し、循環系に
還流される濃縮液の圧力が所定の値になったときに循環
系に還流される濃縮液を系外に排出するものである。
【0017】本発明に係る溶液の濃縮方法においては、
分離膜モジュールにより得られた濃縮液の一部または全
部が循環系により分離膜モジュールの供給側に還流され
るとともに、溶質が排除された透過液が排出されるた
め、分離膜モジュールに還流される溶液は徐々に濃縮さ
れる。
分離膜モジュールにより得られた濃縮液の一部または全
部が循環系により分離膜モジュールの供給側に還流され
るとともに、溶質が排除された透過液が排出されるた
め、分離膜モジュールに還流される溶液は徐々に濃縮さ
れる。
【0018】このとき、透過液の量が一定になるよう
に、循環系に還流される濃縮液の圧力が調整される。分
離膜モジュールにより得られる濃縮液の濃度が所定の値
であるときに一定の透過量を得るために必要な圧力の値
が予め求められる。循環系に還流される濃縮液の圧力が
予め求められた値になったときには濃縮液の濃度が所定
の値になっているので、循環系に還流される濃縮液が系
外に排出される。したがって、供給液の濃度が変動して
も、系外に排出される濃縮液の濃度は一定に維持され
る。
に、循環系に還流される濃縮液の圧力が調整される。分
離膜モジュールにより得られる濃縮液の濃度が所定の値
であるときに一定の透過量を得るために必要な圧力の値
が予め求められる。循環系に還流される濃縮液の圧力が
予め求められた値になったときには濃縮液の濃度が所定
の値になっているので、循環系に還流される濃縮液が系
外に排出される。したがって、供給液の濃度が変動して
も、系外に排出される濃縮液の濃度は一定に維持され
る。
【0019】特に、循環系に還流される濃縮液を系外に
排出した後、循環系に還流される濃縮液の圧力が所定の
下限値まで低下したときまたは所定時間経過後に濃縮液
の系外への排出を停止してもよい。
排出した後、循環系に還流される濃縮液の圧力が所定の
下限値まで低下したときまたは所定時間経過後に濃縮液
の系外への排出を停止してもよい。
【0020】この場合、所定の濃度の濃縮液が系外に排
出されると、循環系に還流される濃縮液の濃度が低下
し、透過液の量が増加しようとするので、循環系に還流
される濃縮液の圧力が低減される。そして、濃縮液の圧
力が所定の下限値まで低下したときまたは所定時間経過
後に濃縮液の系外への排出が停止されると、再び濃縮液
の濃度が徐々に高くなる。この動作を繰り返すことによ
り、所定の濃度の濃縮液が系外に排出される。
出されると、循環系に還流される濃縮液の濃度が低下
し、透過液の量が増加しようとするので、循環系に還流
される濃縮液の圧力が低減される。そして、濃縮液の圧
力が所定の下限値まで低下したときまたは所定時間経過
後に濃縮液の系外への排出が停止されると、再び濃縮液
の濃度が徐々に高くなる。この動作を繰り返すことによ
り、所定の濃度の濃縮液が系外に排出される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る膜分離装置の
一例を示す模式図である。タンク1から2台のポンプ2
a,2bにより原液が膜モジュール3の供給液入口31
に加圧送液される。ここで、タンク1は必須ではなく、
ポンプ2aを前工程と直接配管で接続してもよい。
一例を示す模式図である。タンク1から2台のポンプ2
a,2bにより原液が膜モジュール3の供給液入口31
に加圧送液される。ここで、タンク1は必須ではなく、
ポンプ2aを前工程と直接配管で接続してもよい。
【0022】膜モジュール3としては、逆浸透(RO)
膜モジュール、限外濾過(UF)膜モジュール、精密濾
過(MF)膜モジュール等の圧力を駆動力とする分離膜
モジュールが用いられる。
膜モジュール、限外濾過(UF)膜モジュール、精密濾
過(MF)膜モジュール等の圧力を駆動力とする分離膜
モジュールが用いられる。
【0023】膜モジュール3の濃縮液出口32から排出
される濃縮液は、濃縮液配管30を通してポンプ2aと
ポンプ2bとの間に戻される。濃縮液配管30が循環系
を構成する。濃縮液配管30には、運転条件設定のため
の圧力計4および圧力調整弁8が設けられている。ま
た、濃縮液配管30から分岐して配管6および濃縮液排
出管50が設けられている。濃縮液排出管50には自動
弁5が設けられている。この自動弁5は、圧力計4の圧
力値に基づいて開閉される。
される濃縮液は、濃縮液配管30を通してポンプ2aと
ポンプ2bとの間に戻される。濃縮液配管30が循環系
を構成する。濃縮液配管30には、運転条件設定のため
の圧力計4および圧力調整弁8が設けられている。ま
た、濃縮液配管30から分岐して配管6および濃縮液排
出管50が設けられている。濃縮液排出管50には自動
弁5が設けられている。この自動弁5は、圧力計4の圧
力値に基づいて開閉される。
【0024】一方、膜モジュール3の透過液出口33か
ら排出される透過液は、透過液排出管70を通して系外
に排出される。透過液排出管70には、流量計7が設け
られている。圧力調整弁8は、この流量計7の流量値に
基づいて制御される。
ら排出される透過液は、透過液排出管70を通して系外
に排出される。透過液排出管70には、流量計7が設け
られている。圧力調整弁8は、この流量計7の流量値に
基づいて制御される。
【0025】なお、本例では、2台のポンプ2a,2b
が用いられているが、1台のポンプを用いる場合には、
膜モジュール3から排出される濃縮液の一部または全部
を還流させるためにその1台のポンプの上流側に濃縮液
を戻す。また、濃縮液の一部を還流させる場合には、配
管6により濃縮液を常時抜き出していくが、濃縮液の全
部を還流させる場合には配管6は必要ではない。
が用いられているが、1台のポンプを用いる場合には、
膜モジュール3から排出される濃縮液の一部または全部
を還流させるためにその1台のポンプの上流側に濃縮液
を戻す。また、濃縮液の一部を還流させる場合には、配
管6により濃縮液を常時抜き出していくが、濃縮液の全
部を還流させる場合には配管6は必要ではない。
【0026】本発明の特徴は、濃縮液を還流させる循環
系に設置した圧力計4の設定値により濃縮液を抜き出す
自動弁5の開閉を制御することにある。以下、詳細に説
明する。
系に設置した圧力計4の設定値により濃縮液を抜き出す
自動弁5の開閉を制御することにある。以下、詳細に説
明する。
【0027】図1の膜分離装置の運転を続けると、溶質
の排除された透過液が透過液排出管70から系外に抜き
出されるため、膜モジュール3に還流される溶液は徐々
に濃縮される。従来の濃縮方法では、透過液量と濃縮液
量との比を設定することにより容積濃縮倍率が設定さ
れ、供給液の濃度が一定ならば濃縮液の濃度が一定に維
持される。本発明の膜分離装置では、配管6からの濃縮
液の抜き出し量は0または想定される供給液の最も低い
濃度に合わせて透過液量との比で設定する。
の排除された透過液が透過液排出管70から系外に抜き
出されるため、膜モジュール3に還流される溶液は徐々
に濃縮される。従来の濃縮方法では、透過液量と濃縮液
量との比を設定することにより容積濃縮倍率が設定さ
れ、供給液の濃度が一定ならば濃縮液の濃度が一定に維
持される。本発明の膜分離装置では、配管6からの濃縮
液の抜き出し量は0または想定される供給液の最も低い
濃度に合わせて透過液量との比で設定する。
【0028】流量計7の流量値に基づいて圧力調整弁8
により濃縮液配管30内の圧力を調整することにより、
透過液排出管70から排出される透過液の量が一定に制
御される。供給液の濃度が高くなると、透過液の量が減
少しようとするので、圧力調整弁8が閉まる方向に作動
し、圧力計4の値が上昇する。逆に、供給液の濃度が低
くなると、透過液の量が増加しようとするので、圧力調
整弁8が開く方向に作動し、圧力計4の値が下降する。
それにより、透過液の量が一定に保たれる。
により濃縮液配管30内の圧力を調整することにより、
透過液排出管70から排出される透過液の量が一定に制
御される。供給液の濃度が高くなると、透過液の量が減
少しようとするので、圧力調整弁8が閉まる方向に作動
し、圧力計4の値が上昇する。逆に、供給液の濃度が低
くなると、透過液の量が増加しようとするので、圧力調
整弁8が開く方向に作動し、圧力計4の値が下降する。
それにより、透過液の量が一定に保たれる。
【0029】膜モジュール3により得られる濃縮液の所
定の濃度(目的の濃度)と一定の透過量を得るために必
要な圧力の値との関係を予め求め、その圧力の値を圧力
計4に設定値として設定しておく。濃縮液が目的の濃度
に達すると、圧力計4の圧力値が設定値となる。それに
より、圧力計4が自動弁5を開いて濃縮液排出管50か
ら濃縮液を抜き出す。
定の濃度(目的の濃度)と一定の透過量を得るために必
要な圧力の値との関係を予め求め、その圧力の値を圧力
計4に設定値として設定しておく。濃縮液が目的の濃度
に達すると、圧力計4の圧力値が設定値となる。それに
より、圧力計4が自動弁5を開いて濃縮液排出管50か
ら濃縮液を抜き出す。
【0030】濃縮液が濃縮液排出管50から抜き出され
ると、タンク1からの原液供給量が増加し、容積濃縮倍
率が小さくなって濃縮液配管30内の濃縮液の濃度が低
下し、透過液の量が増加しようとするので、圧力調整弁
8が開く方向に作動し、圧力計4の値が低下する。
ると、タンク1からの原液供給量が増加し、容積濃縮倍
率が小さくなって濃縮液配管30内の濃縮液の濃度が低
下し、透過液の量が増加しようとするので、圧力調整弁
8が開く方向に作動し、圧力計4の値が低下する。
【0031】そこで、圧力計4に予め下限設定値を設定
しておくか、あるいは自動弁5が開いたときにタイマが
設定される。圧力計4に下限設定値を設定した場合に
は、圧力計4の圧力値が下限設定値まで低下したときに
再び自動弁5が閉じる。タイマを設定した場合には、自
動弁5が開いてから一定時間経過後に再び自動弁5が閉
じる。
しておくか、あるいは自動弁5が開いたときにタイマが
設定される。圧力計4に下限設定値を設定した場合に
は、圧力計4の圧力値が下限設定値まで低下したときに
再び自動弁5が閉じる。タイマを設定した場合には、自
動弁5が開いてから一定時間経過後に再び自動弁5が閉
じる。
【0032】上記の動作を繰り返すことにより、濃縮液
排出管50から目的の濃度の濃縮液が抜き出される。こ
のとき、供給液の濃度が変動しても抜き出される濃縮液
の濃度は一定に維持される。
排出管50から目的の濃度の濃縮液が抜き出される。こ
のとき、供給液の濃度が変動しても抜き出される濃縮液
の濃度は一定に維持される。
【0033】本発明に係る膜分離装置は、分離膜モジュ
ールを用いて所望の溶質を濃縮する場合に適用すること
ができる。例えば、各種塩類水溶液、果汁糖液エキス、
メッキ廃液等の濃縮に用いることができる。
ールを用いて所望の溶質を濃縮する場合に適用すること
ができる。例えば、各種塩類水溶液、果汁糖液エキス、
メッキ廃液等の濃縮に用いることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1の膜分離装置を用いて濃度0.1〜1.5重量%の
塩化ナトリウム水溶液を供給液として濃縮試験を行っ
た。
図1の膜分離装置を用いて濃度0.1〜1.5重量%の
塩化ナトリウム水溶液を供給液として濃縮試験を行っ
た。
【0035】膜モジュール3としては、次の特性を有す
るスパイラル型逆浸透膜モジュール[NTR−70SW
C−S4]を用いた。このスパイラル型逆浸透膜モジュ
ールは、評価条件として温度を25℃、圧力を5.5M
Pa、塩化ナトリウム供給液濃度を3.5重量%とした
場合に、塩化ナトリウム阻止率が99.6%となり、透
過量が3.8m3 /dとなる特性を有する。
るスパイラル型逆浸透膜モジュール[NTR−70SW
C−S4]を用いた。このスパイラル型逆浸透膜モジュ
ールは、評価条件として温度を25℃、圧力を5.5M
Pa、塩化ナトリウム供給液濃度を3.5重量%とした
場合に、塩化ナトリウム阻止率が99.6%となり、透
過量が3.8m3 /dとなる特性を有する。
【0036】試験条件としては、抜き出し圧力設定値
(圧力計4の設定値)を6MPa、透過量設定値を2.
5m3 /dとし、濃縮液量設定値を0.068m3 /d
とし、循環流量(膜モジュール3の濃縮液出口32)を
29m3 /dとした。この結果、表1に示す結果が得ら
れた。
(圧力計4の設定値)を6MPa、透過量設定値を2.
5m3 /dとし、濃縮液量設定値を0.068m3 /d
とし、循環流量(膜モジュール3の濃縮液出口32)を
29m3 /dとした。この結果、表1に示す結果が得ら
れた。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果からわかるように、供給液の濃
度が0.1重量%から1.5重量%まで変動しても、濃
縮液の濃度は3.7〜3.9%とほぼ一定となってい
る。したがって、本発明の膜分離装置を用いると、供給
液の濃度が変動しても、濃縮液の濃度を一定に維持する
ことができる。
度が0.1重量%から1.5重量%まで変動しても、濃
縮液の濃度は3.7〜3.9%とほぼ一定となってい
る。したがって、本発明の膜分離装置を用いると、供給
液の濃度が変動しても、濃縮液の濃度を一定に維持する
ことができる。
【図1】本発明に係る膜分離装置の一例を示す模式図で
ある。
ある。
1 タンク 2a,2b ポンプ 3 膜モジュール 4 圧力計 5 自動弁 7 流量計 8 圧力調整弁 30 濃縮液配管 50 濃縮液排出管 70 透過液排出管
Claims (4)
- 【請求項1】 分離膜モジュールにより供給液を溶質が
排除された透過液と溶質が濃縮された濃縮液とに分離す
るととともに、前記分離膜モジュールにより得られた濃
縮液の一部または全部を循環系により前記分離膜モジュ
ールの供給側に還流させ、前記分離膜モジュールにより
得られる透過液の量が一定になるように前記循環系に還
流される濃縮液の圧力を調整する圧力調整手段を設ける
とともに、前記循環系に還流される濃縮液の圧力が所定
の値になったときに前記循環系に還流される濃縮液を系
外に排出する排出手段を設けたことを特徴とする膜分離
装置。 - 【請求項2】 前記排出手段は、前記循環系に還流され
る濃縮液を系外に排出する弁と、前記循環系に還流され
る濃縮液の圧力が所定の値に達したときに前記弁を開き
かつ前記循環系に還流される濃縮液の圧力が所定の下限
値まで低下したときまたは所定時間経過後に前記弁を閉
じる弁制御手段とを含むことを特徴とする請求項1記載
の膜分離装置。 - 【請求項3】 分離膜モジュールにより供給液を溶質が
排除された透過液と溶質が濃縮された濃縮液とに分離す
るととともに、前記分離膜モジュールにより得られた濃
縮液の一部または全部を循環系により前記分離膜モジュ
ールの供給側に還流させ、前記分離膜モジュールにより
得られる透過液の量が一定になるように前記循環系に還
流される濃縮液の圧力を調整し、前記循環系に還流され
る濃縮液の圧力が所定の値になったときに前記循環系に
還流される濃縮液を系外に排出することを特徴とする溶
液の濃縮方法。 - 【請求項4】 前記循環系に還流される濃縮液を系外に
排出した後、前記循環系に還流される濃縮液の圧力が所
定の下限値まで低下したときまたは所定時間経過後に前
記濃縮液の系外への排出を停止することを特徴とする請
求項3記載の溶液の濃縮方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17399496A JPH09215912A (ja) | 1995-12-04 | 1996-07-03 | 膜分離装置および溶液の濃縮方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-315280 | 1995-12-04 | ||
| JP31528095 | 1995-12-04 | ||
| JP17399496A JPH09215912A (ja) | 1995-12-04 | 1996-07-03 | 膜分離装置および溶液の濃縮方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09215912A true JPH09215912A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=26495765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17399496A Pending JPH09215912A (ja) | 1995-12-04 | 1996-07-03 | 膜分離装置および溶液の濃縮方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09215912A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013154257A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Kurita Water Ind Ltd | 膜分離方法及び装置 |
| CN110367415A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-10-25 | 章志强 | 一种植物饮料浓缩装置及浓缩过程 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP17399496A patent/JPH09215912A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013154257A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Kurita Water Ind Ltd | 膜分離方法及び装置 |
| CN110367415A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-10-25 | 章志强 | 一种植物饮料浓缩装置及浓缩过程 |
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