JPH09215929A - 金属製ハニカム体の製造方法 - Google Patents
金属製ハニカム体の製造方法Info
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- JPH09215929A JPH09215929A JP8022805A JP2280596A JPH09215929A JP H09215929 A JPH09215929 A JP H09215929A JP 8022805 A JP8022805 A JP 8022805A JP 2280596 A JP2280596 A JP 2280596A JP H09215929 A JPH09215929 A JP H09215929A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 帯状の平箔と波箔を重ね、平箔に張力を付加
して渦巻状に巻回しハニカム体を形成する際、箔厚を薄
くしても、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカ
ム体の異常変形が生じることのない製造法。 【解決手段】 本巻取り過程では、張力Tを、巻きはじ
めの初期張力T0 よりも減少させ、かつ、巻取半径Rの
増加に応じ減少させる。また、巻芯部形成後の本巻取り
過程では、張力T(kgf)を、(1)式に示す巻きはじめ
の初期張力T0 (kgf)よりも増大させ、かつ、形成され
つつあるハニカム体の巻取半径R(mm)に応じ、(2)
式にしたがって制御する。 R≦R0 のとき T=T0 ≧0.1bt
(1) R>R0 のとき T=bt{A−B(R−Ro)}≧
0.1bt (2) ただし、bは平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)、
AおよびBは正の定数、R0 は境界半径(mm)
して渦巻状に巻回しハニカム体を形成する際、箔厚を薄
くしても、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカ
ム体の異常変形が生じることのない製造法。 【解決手段】 本巻取り過程では、張力Tを、巻きはじ
めの初期張力T0 よりも減少させ、かつ、巻取半径Rの
増加に応じ減少させる。また、巻芯部形成後の本巻取り
過程では、張力T(kgf)を、(1)式に示す巻きはじめ
の初期張力T0 (kgf)よりも増大させ、かつ、形成され
つつあるハニカム体の巻取半径R(mm)に応じ、(2)
式にしたがって制御する。 R≦R0 のとき T=T0 ≧0.1bt
(1) R>R0 のとき T=bt{A−B(R−Ro)}≧
0.1bt (2) ただし、bは平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)、
AおよびBは正の定数、R0 は境界半径(mm)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種内燃機関の排
ガス浄化用触媒の担体等に使用される金属製ハニカム体
を製造する際に、ハニカム体の巻締りを防止するための
製造方法に関するものである。
ガス浄化用触媒の担体等に使用される金属製ハニカム体
を製造する際に、ハニカム体の巻締りを防止するための
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、ボイラー、発電用など各種内燃
機関の排ガス浄化用触媒の担体として、耐熱ステンレス
鋼製の外筒に、同ステンレス鋼製のハニカム体を嵌入し
たメタル担体が、近年、多用されるようになってきた。
ハニカム体は、厚さ50μm程度の帯状の平箔と、該平
箔をコルゲート加工した波箔とを、重ねて渦巻状に巻回
したものが主として使用されている。ハニカム体用材料
としては、高温排ガス雰囲気での耐酸化性に優れたFe
−20%Cr−5%Al鋼等、Fe−Cr−Al系のフ
ェライト系ステンレス鋼が多く採用されている。
機関の排ガス浄化用触媒の担体として、耐熱ステンレス
鋼製の外筒に、同ステンレス鋼製のハニカム体を嵌入し
たメタル担体が、近年、多用されるようになってきた。
ハニカム体は、厚さ50μm程度の帯状の平箔と、該平
箔をコルゲート加工した波箔とを、重ねて渦巻状に巻回
したものが主として使用されている。ハニカム体用材料
としては、高温排ガス雰囲気での耐酸化性に優れたFe
−20%Cr−5%Al鋼等、Fe−Cr−Al系のフ
ェライト系ステンレス鋼が多く採用されている。
【0003】このようなメタル担体は、従来のセラミッ
ク製担体に比べて熱容量が小さいので、触媒が作用する
温度に速く加熱され、エンジン始動初期の排ガス浄化能
力が優れている。また、ハニカム体の壁が薄い金属箔か
らなるので、排気抵抗が小さく、エンジン出力の損失が
少ない。さらに、温度の上下が激しい排ガス環境下にお
いても、耐久性に優れている等、多くの利点を有してい
る。
ク製担体に比べて熱容量が小さいので、触媒が作用する
温度に速く加熱され、エンジン始動初期の排ガス浄化能
力が優れている。また、ハニカム体の壁が薄い金属箔か
らなるので、排気抵抗が小さく、エンジン出力の損失が
少ない。さらに、温度の上下が激しい排ガス環境下にお
いても、耐久性に優れている等、多くの利点を有してい
る。
【0004】メタル担体の製造に際しては、ハニカム体
を外筒に嵌入し、双方の接触部が接合される。ハニカム
体は、主として上記のように、帯状の平箔と波箔を重ね
て渦巻状に巻回し、両箔の接触部を接合して製造され
る。接合手段としては、ろう付け、電子ビーム溶接、レ
ーザ溶接、抵抗溶接、拡散接合等が知られている。そし
て、接合の不十分な箇所があると、使用中に剥離し、メ
タル担体が破損するので、上記各接触部は確実に接合さ
れていなければならない。そのため、ハニカム体の製造
に際し、平箔と波箔を確実に密着させ、かつ適正な接触
面圧を持たせて巻回することが重要である。
を外筒に嵌入し、双方の接触部が接合される。ハニカム
体は、主として上記のように、帯状の平箔と波箔を重ね
て渦巻状に巻回し、両箔の接触部を接合して製造され
る。接合手段としては、ろう付け、電子ビーム溶接、レ
ーザ溶接、抵抗溶接、拡散接合等が知られている。そし
て、接合の不十分な箇所があると、使用中に剥離し、メ
タル担体が破損するので、上記各接触部は確実に接合さ
れていなければならない。そのため、ハニカム体の製造
に際し、平箔と波箔を確実に密着させ、かつ適正な接触
面圧を持たせて巻回することが重要である。
【0005】従来、特開平4−371234号公報に開
示されているように、緩みのないハニカム体を製造する
ため、帯状の平箔および波箔を重ねて巻取軸に挟み込
み、該軸を回転させるとともに、形成されつつあるハニ
カム体の両側面をサイドプレートで軸方向にプレスし、
該プレートを回転させることで、その摩擦力によりハニ
カム体を回転させ、平箔にはバックテンションをかけて
巻回していた。
示されているように、緩みのないハニカム体を製造する
ため、帯状の平箔および波箔を重ねて巻取軸に挟み込
み、該軸を回転させるとともに、形成されつつあるハニ
カム体の両側面をサイドプレートで軸方向にプレスし、
該プレートを回転させることで、その摩擦力によりハニ
カム体を回転させ、平箔にはバックテンションをかけて
巻回していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】メタル担体において、
ハニカム体の箔厚をより薄くすることが望まれている。
それは、軽量化はもとより、冷熱サイクルでの熱膨張を
小さくすることによる触媒脱落防止や、上記のように、
エンジン始動初期における触媒作用温度への早期加熱、
エンジン出力の損失低減等に対して有利だからである。
しかし、箔厚を薄くすると、ハニカム体を製造すると
き、平箔に付与するバックテンション(以下、張力とい
う)によって問題が生じるので、上記のように、従来使
用されている金属製ハニカム体の箔厚は50μm程度で
あった。
ハニカム体の箔厚をより薄くすることが望まれている。
それは、軽量化はもとより、冷熱サイクルでの熱膨張を
小さくすることによる触媒脱落防止や、上記のように、
エンジン始動初期における触媒作用温度への早期加熱、
エンジン出力の損失低減等に対して有利だからである。
しかし、箔厚を薄くすると、ハニカム体を製造すると
き、平箔に付与するバックテンション(以下、張力とい
う)によって問題が生じるので、上記のように、従来使
用されている金属製ハニカム体の箔厚は50μm程度で
あった。
【0007】すなわち、上記のように、平箔と波箔を挟
み込んだ巻取軸を回転させるとともに、形成されつつあ
るハニカム体の両側面をサイドプレートで挟持して回転
させ、渦巻状に巻回するとき、箔厚が薄いと、箔とサイ
ドプレートの間の摩擦力が小さいので、張力を高めると
スリップし、巻締まりで中心部の波箔がつぶれるという
問題がある。また、スリップしないようにサイドプレー
トの挟持圧を高めると、箔やハニカム体が変形して、平
箔と波箔の接触が不均一化するという問題がある。
み込んだ巻取軸を回転させるとともに、形成されつつあ
るハニカム体の両側面をサイドプレートで挟持して回転
させ、渦巻状に巻回するとき、箔厚が薄いと、箔とサイ
ドプレートの間の摩擦力が小さいので、張力を高めると
スリップし、巻締まりで中心部の波箔がつぶれるという
問題がある。また、スリップしないようにサイドプレー
トの挟持圧を高めると、箔やハニカム体が変形して、平
箔と波箔の接触が不均一化するという問題がある。
【0008】本発明は、各種内燃機関の排ガス浄化用触
媒の担体等に使用される金属製ハニカム体の製造方法で
あって、帯状の平箔と波箔を重ね、渦巻状に巻回してハ
ニカム体を形成する際、箔厚を50μmより薄くして
も、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカム体の
異常変形が生じることのない製造法を提供することを目
的とする。
媒の担体等に使用される金属製ハニカム体の製造方法で
あって、帯状の平箔と波箔を重ね、渦巻状に巻回してハ
ニカム体を形成する際、箔厚を50μmより薄くして
も、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカム体の
異常変形が生じることのない製造法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1発明は、帯状の金属製平箔と、平箔をコ
ルゲート加工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔
に張力Tを付加しつつ渦巻状に巻回してハニカム体を形
成する方法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取
り過程では、前記張力Tを、巻きはじめの初期張力T0
よりも減少させ、かつ、巻取半径Rの増加に応じ減少さ
せることにより、ハニカム体の巻締りを防止することを
特徴とする金属ハニカム体の製造方法である。
の本発明の第1発明は、帯状の金属製平箔と、平箔をコ
ルゲート加工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔
に張力Tを付加しつつ渦巻状に巻回してハニカム体を形
成する方法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取
り過程では、前記張力Tを、巻きはじめの初期張力T0
よりも減少させ、かつ、巻取半径Rの増加に応じ減少さ
せることにより、ハニカム体の巻締りを防止することを
特徴とする金属ハニカム体の製造方法である。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
第2発明は、帯状の金属製平箔と、平箔をコルゲート加
工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔に張力Tを
付加しつつ,渦巻状に巻回してハニカム体を形成する方
法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過程で
は、前記張力T(kgf)を、(1)式に示す巻きはじめの
初期張力T0 (kgf)よりも増大させ、かつ、形成されつ
つあるハニカム体の巻取半径R(mm)に応じ、(2)式
にしたがって制御することにより、ハニカム体の巻締り
を防止することを特徴とする金属製ハニカム体の製造方
法である。 R≦R0 のとき T=T0 ≧0.1bt (1) R>R0 のとき T=bt{A−B(R−Ro)}≧0.1bt (2) ただし、bは平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)、
AおよびBは正の定数、R0 は境界半径(mm)
第2発明は、帯状の金属製平箔と、平箔をコルゲート加
工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔に張力Tを
付加しつつ,渦巻状に巻回してハニカム体を形成する方
法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過程で
は、前記張力T(kgf)を、(1)式に示す巻きはじめの
初期張力T0 (kgf)よりも増大させ、かつ、形成されつ
つあるハニカム体の巻取半径R(mm)に応じ、(2)式
にしたがって制御することにより、ハニカム体の巻締り
を防止することを特徴とする金属製ハニカム体の製造方
法である。 R≦R0 のとき T=T0 ≧0.1bt (1) R>R0 のとき T=bt{A−B(R−Ro)}≧0.1bt (2) ただし、bは平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)、
AおよびBは正の定数、R0 は境界半径(mm)
【0011】
【発明の実施の形態】本発明法は、例えば図1に示すよ
うな巻回法によりハニカム体1を製造するものである。
帯状の平箔2と波箔3を重ねて巻取軸4に挟み込み、該
軸4を回転させて1〜10巻の巻芯部を形成した後、サ
イドプレート5で巻芯部を軸方向にプレスして挟持す
る。サイドプレート5の内側には、段付部8が設けてあ
り、この段付部8で巻芯部を支持し、プレート5を回転
させる。そして、平箔2を押しパッド6で挟みつけ、張
力Tを付与しつつ渦巻状に巻回する。帯状の波箔3は、
歯車ロール等により、帯状の平箔をコルゲート加工して
形成される。
うな巻回法によりハニカム体1を製造するものである。
帯状の平箔2と波箔3を重ねて巻取軸4に挟み込み、該
軸4を回転させて1〜10巻の巻芯部を形成した後、サ
イドプレート5で巻芯部を軸方向にプレスして挟持す
る。サイドプレート5の内側には、段付部8が設けてあ
り、この段付部8で巻芯部を支持し、プレート5を回転
させる。そして、平箔2を押しパッド6で挟みつけ、張
力Tを付与しつつ渦巻状に巻回する。帯状の波箔3は、
歯車ロール等により、帯状の平箔をコルゲート加工して
形成される。
【0012】巻回後のハニカム体1は、最外周の平箔2
をスポット溶接等により仮止めしたのち、巻取軸4から
取り外し、図2に示すように、外筒7に嵌入し、外筒7
とハニカム体1の接触部、およびハニカム体1の平箔2
と波箔3の接触部を接合して、メタル担体とすることが
できる。また、ハニカム体1の平箔2と波箔3とを接合
したのち外筒7に嵌入し、ハニカム体1と外筒を接合す
ることもできる。平箔2および波箔3には、Fe−Cr
−Al系等の耐熱ステンレス鋼等を採用でき、外筒7に
は、その他、Al無添加のステンレス鋼も採用できる。
また、接合手段としては、ろう付け、拡散接合等を採用
できる。
をスポット溶接等により仮止めしたのち、巻取軸4から
取り外し、図2に示すように、外筒7に嵌入し、外筒7
とハニカム体1の接触部、およびハニカム体1の平箔2
と波箔3の接触部を接合して、メタル担体とすることが
できる。また、ハニカム体1の平箔2と波箔3とを接合
したのち外筒7に嵌入し、ハニカム体1と外筒を接合す
ることもできる。平箔2および波箔3には、Fe−Cr
−Al系等の耐熱ステンレス鋼等を採用でき、外筒7に
は、その他、Al無添加のステンレス鋼も採用できる。
また、接合手段としては、ろう付け、拡散接合等を採用
できる。
【0013】本発明法は,図1のようなハニカム体1の
製造法において、巻芯部形成後、サイドプレート5で挟
持した後の本巻取り過程で、平箔2に付加する張力T
を、ハニカム体1の巻取半径Rに応じて制御することに
より、ハニカム体1の巻締りを防止するものである。
製造法において、巻芯部形成後、サイドプレート5で挟
持した後の本巻取り過程で、平箔2に付加する張力T
を、ハニカム体1の巻取半径Rに応じて制御することに
より、ハニカム体1の巻締りを防止するものである。
【0014】第1発明法は、巻き始めの初期張力T
0 を、巻締まらない範囲で大き目にして巻芯部を形成す
る。巻芯部は波箔3の波高等に応じて1巻〜10巻程度
とする。そして、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過
程では、張力Tを、初期張力T0よりも減少させ、か
つ、巻取半径Rの増加に応じ減少させる。
0 を、巻締まらない範囲で大き目にして巻芯部を形成す
る。巻芯部は波箔3の波高等に応じて1巻〜10巻程度
とする。そして、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過
程では、張力Tを、初期張力T0よりも減少させ、か
つ、巻取半径Rの増加に応じ減少させる。
【0015】第1発明方法における巻取半径Rと張力T
の関係を、図3(a),(b),(c),(d)に例示
する。R0 は、一定の初期張力T0 から、張力Tを減少
させ始めるときの境界半径である。本巻取り過程での張
力パターンは、図3(a)のような直線型、図3
(b)、(c)のような曲線型、図3(d)のような段
階型のいずれを採用してもよい。
の関係を、図3(a),(b),(c),(d)に例示
する。R0 は、一定の初期張力T0 から、張力Tを減少
させ始めるときの境界半径である。本巻取り過程での張
力パターンは、図3(a)のような直線型、図3
(b)、(c)のような曲線型、図3(d)のような段
階型のいずれを採用してもよい。
【0016】つぎに、第2発明法は、形成されつつある
ハニカム体1の巻取半径R(mm)に応じて、平箔2に付
加する張力T(kgf)を、上記(1)式および(2)式に
したがって制御する。すなわち、図3(e)に示すよう
に、巻芯部形成時の巻取半径Rが境界半径R0 までは、
一定の初期張力T0 を付加し、その後の本巻取り過程
で、張力Tを高め、ついで減少させる。
ハニカム体1の巻取半径R(mm)に応じて、平箔2に付
加する張力T(kgf)を、上記(1)式および(2)式に
したがって制御する。すなわち、図3(e)に示すよう
に、巻芯部形成時の巻取半径Rが境界半径R0 までは、
一定の初期張力T0 を付加し、その後の本巻取り過程
で、張力Tを高め、ついで減少させる。
【0017】初期張力T0 (kgf)は、ハニカム体1を接
合するに十分で、かつ、巻締まらない程度とし、0.1
bt〜1btの範囲とするのが望ましい。ここで、bは
平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)である。T0 を
0.1btより小さくすると、巻芯部形成時、平板が浮
き上がる現象が発生し、巻きつけ不良となる。境界半径
R0 は2〜15mmの範囲とするのが望ましく、できるだ
け小さい径でサイドプレートを挟持する方が、巻き形状
は安定する。
合するに十分で、かつ、巻締まらない程度とし、0.1
bt〜1btの範囲とするのが望ましい。ここで、bは
平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)である。T0 を
0.1btより小さくすると、巻芯部形成時、平板が浮
き上がる現象が発生し、巻きつけ不良となる。境界半径
R0 は2〜15mmの範囲とするのが望ましく、できるだ
け小さい径でサイドプレートを挟持する方が、巻き形状
は安定する。
【0018】サイドプレート5で挟持した後は、(2)
式で張力Tを制御すると、巻き締まりもなく、安定して
巻くことができる。定数Aは0.5〜3の範囲とするの
が望ましく、好ましくは0.5〜1である。Aが0.5
未満の場合には、巻取り径が増加しても巻締まりは発生
しにくくなるが、平箔2がウオークして端部の不揃いが
発生し巻取が安定しないおそれがある。Aが3超の場合
には、巻締まりが発生するおそれがある。勾配Bについ
ては、正の数であれば任意の数値でよく、0.01〜
0.1程度で十分な効果がある。このような第2発明法
の制御は、特に境界半径R0 よりも径の大きい領域で
は、巻取半径Rにリニアーな張力制御であるため、簡易
な制御装置を用いて実施することができる。
式で張力Tを制御すると、巻き締まりもなく、安定して
巻くことができる。定数Aは0.5〜3の範囲とするの
が望ましく、好ましくは0.5〜1である。Aが0.5
未満の場合には、巻取り径が増加しても巻締まりは発生
しにくくなるが、平箔2がウオークして端部の不揃いが
発生し巻取が安定しないおそれがある。Aが3超の場合
には、巻締まりが発生するおそれがある。勾配Bについ
ては、正の数であれば任意の数値でよく、0.01〜
0.1程度で十分な効果がある。このような第2発明法
の制御は、特に境界半径R0 よりも径の大きい領域で
は、巻取半径Rにリニアーな張力制御であるため、簡易
な制御装置を用いて実施することができる。
【0019】たとえば図4に示すように、ハニカム体1
の巻取半径Rを検出する巻取径検出器10、平箔2の張
力Tを検出するための張力検出器11、押しパット6を
押圧する押圧装置12、巻取半径Rと張力Tの検出信号
から、押圧装置12に制御量を指示する調節計13から
構成し、調節計13に式(1)および式(2)を設定す
ることで制御可能である。
の巻取半径Rを検出する巻取径検出器10、平箔2の張
力Tを検出するための張力検出器11、押しパット6を
押圧する押圧装置12、巻取半径Rと張力Tの検出信号
から、押圧装置12に制御量を指示する調節計13から
構成し、調節計13に式(1)および式(2)を設定す
ることで制御可能である。
【0020】本発明法によれば、このようにして、ハニ
カム体を製造する際に、ハニカム径が増加するに従っ
て、張力を減少して巻き取ることができ、ハニカム体
が、巻き締まることがないため、セルがつぶれることな
く、金属ハニカム体を安定して巻くことができる。
カム体を製造する際に、ハニカム径が増加するに従っ
て、張力を減少して巻き取ることができ、ハニカム体
が、巻き締まることがないため、セルがつぶれることな
く、金属ハニカム体を安定して巻くことができる。
【0021】
【実施例】厚さ35μmのFe−Cr−Al系のフェラ
イトステンレス箔を用いて、平箔と波箔を図1に示す巻
取装置を用い,図4に示す制御法を用いて径120mmの
ハニカム体を作成した。箔の波高さは1.2mm、波ピッ
チは2.0mmとし、巾は平箔と同様100mmとした。
イトステンレス箔を用いて、平箔と波箔を図1に示す巻
取装置を用い,図4に示す制御法を用いて径120mmの
ハニカム体を作成した。箔の波高さは1.2mm、波ピッ
チは2.0mmとし、巾は平箔と同様100mmとした。
【0022】張力Tを図3のような各種パターンに制御
した本発明例、および図5のようなパターンとした従来
例について、巻締まりの有無を調べた結果を表1に示
す。本発明例は、いずれの張力パターンにおいても、巻
締まりの発生がなく、良好な形状のハニカム体を巻き取
ることができた。
した本発明例、および図5のようなパターンとした従来
例について、巻締まりの有無を調べた結果を表1に示
す。本発明例は、いずれの張力パターンにおいても、巻
締まりの発生がなく、良好な形状のハニカム体を巻き取
ることができた。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明法によれば、各種内燃機関の排ガ
ス浄化用触媒の担体等に使用される金属製ハニカム体の
製造において、帯状の平箔と波箔を重ね、渦巻状に巻回
してハニカム体を形成する際、平箔に掛ける張力を巻取
半径に応じて制御するので、箔厚を50μmより薄くし
ても、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカム体
の異常変形が生じることがなく、良好な形状のハニカム
体を安定して製造することができる。
ス浄化用触媒の担体等に使用される金属製ハニカム体の
製造において、帯状の平箔と波箔を重ね、渦巻状に巻回
してハニカム体を形成する際、平箔に掛ける張力を巻取
半径に応じて制御するので、箔厚を50μmより薄くし
ても、巻締りにより波箔がつぶれたり、箔やハニカム体
の異常変形が生じることがなく、良好な形状のハニカム
体を安定して製造することができる。
【図1】本発明法におけるハニカム体の形成例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明法により製造されたハニカム体を使用し
たメタル担体の例を示す斜視図である。
たメタル担体の例を示す斜視図である。
【図3】本発明法における巻取半径Rと張力Tの関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】本発明法における制御法の構成例を示す説明図
である。
である。
【図5】従来法における巻取半径Rと張力Tの関係を示
すグラフである。
すグラフである。
1 ハニカム体 2 平箔 3 波箔 4 巻取軸 5 サイドプレート 6 押しパッド 7 外筒 8 段付部 10 巻取径検出部 11 張力検出部 12 押圧装置 13 調節計
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状の金属製平箔と、平箔をコルゲート
加工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔に張力T
を付加しつつ渦巻状に巻回してハニカム体を形成する方
法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過程で
は、前記張力Tを、巻きはじめの初期張力T0 よりも減
少させ、かつ、巻取半径Rの増加に応じ減少させること
により、ハニカム体の巻締りを防止することを特徴とす
る金属ハニカム体の製造方法。 - 【請求項2】 帯状の金属製平箔と、平箔をコルゲート
加工した帯状の波箔とを重ね、前記帯状の平箔に張力T
を付加しつつ,渦巻状に巻回してハニカム体を形成する
方法において、少なくとも巻芯部形成後の本巻取り過程
では、前記張力T(kgf)を、(1)式に示す巻きはじめ
の初期張力T0 (kgf)よりも増大させ、かつ、形成され
つつあるハニカム体の巻取半径R(mm)に応じ、(2)
式にしたがって制御することにより、ハニカム体の巻締
りを防止することを特徴とする金属製ハニカム体の製造
方法。 R≦R0 のとき T=T0 ≧0.1bt (1) R>R0 のとき T=bt{A−B(R−Ro)}≧0.1bt (2) ただし、bは平箔の幅(mm)、tは平箔の厚さ(mm)、
AおよびBは正の定数、R0 は境界半径(mm)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8022805A JPH09215929A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 金属製ハニカム体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8022805A JPH09215929A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 金属製ハニカム体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09215929A true JPH09215929A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12092910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8022805A Withdrawn JPH09215929A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 金属製ハニカム体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09215929A (ja) |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022805A patent/JPH09215929A/ja not_active Withdrawn
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