JPH0921647A - 振動ジャイロ装置 - Google Patents
振動ジャイロ装置Info
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- JPH0921647A JPH0921647A JP7173546A JP17354695A JPH0921647A JP H0921647 A JPH0921647 A JP H0921647A JP 7173546 A JP7173546 A JP 7173546A JP 17354695 A JP17354695 A JP 17354695A JP H0921647 A JPH0921647 A JP H0921647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ケースM内部での定在波の発生を防止して小型
化を図る。 【解決手段】6面体の1つを開口部とし側壁、頂壁から
なるケースMに、振動子1を基板4に搭載して開口部が
基板に配置されるように振動子を被嵌し、振動子を駆動
して駆動振動方向に屈曲振動させ、回転運動を受けたと
きに発生するコリオリの力により起きる検出振動方向の
屈曲振動を検出することにより回転角速度を測定する振
動ジャイロであって、振動子を基板に搭載して被嵌する
ケースの内壁M'と、振動子との間に振動子の少なくと
も一部を囲う遮蔽プレート18を装着したものである。
化を図る。 【解決手段】6面体の1つを開口部とし側壁、頂壁から
なるケースMに、振動子1を基板4に搭載して開口部が
基板に配置されるように振動子を被嵌し、振動子を駆動
して駆動振動方向に屈曲振動させ、回転運動を受けたと
きに発生するコリオリの力により起きる検出振動方向の
屈曲振動を検出することにより回転角速度を測定する振
動ジャイロであって、振動子を基板に搭載して被嵌する
ケースの内壁M'と、振動子との間に振動子の少なくと
も一部を囲う遮蔽プレート18を装着したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動ジャイロ装置
に関し、特に、振動子を基板に搭載して被嵌するケース
内部の音響干渉を小さくして小型化を図った振動ジャイ
ロ装置に係わる。
に関し、特に、振動子を基板に搭載して被嵌するケース
内部の音響干渉を小さくして小型化を図った振動ジャイ
ロ装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、カメラの手振れ防止、飛行
体、船舶、車両、ロボット等の各種運動体の位置、姿勢
制御、カーナビゲーション等に適した角速度を測定する
振動ジャイロとして、図26(a)、(b)に示すよう
に、x軸方向に屈曲運動している物体にz軸回りに角速
度Ωが加わるとy軸方向にコリオリの力Fcが発生する
ことが知られている。
体、船舶、車両、ロボット等の各種運動体の位置、姿勢
制御、カーナビゲーション等に適した角速度を測定する
振動ジャイロとして、図26(a)、(b)に示すよう
に、x軸方向に屈曲運動している物体にz軸回りに角速
度Ωが加わるとy軸方向にコリオリの力Fcが発生する
ことが知られている。
【0003】この原理を利用して、支持ピン20で支持
された振動子21の直交して隣り合う2面21a、21
bに一対のトランスデューサ22、23からx軸方向に
振動を加え屈曲振動を起こさせて速度を与え、z軸回り
に角速度Ωを受けたときにy軸方向に発生するコリオリ
の力Fcにより起きる屈曲振動を一対のトランスデュー
サ22、23から検知して角速度Ωを測定する振動ジャ
イロが提案されている。
された振動子21の直交して隣り合う2面21a、21
bに一対のトランスデューサ22、23からx軸方向に
振動を加え屈曲振動を起こさせて速度を与え、z軸回り
に角速度Ωを受けたときにy軸方向に発生するコリオリ
の力Fcにより起きる屈曲振動を一対のトランスデュー
サ22、23から検知して角速度Ωを測定する振動ジャ
イロが提案されている。
【0004】振動ジャイロをその振動子に着目すれば音
叉型や図示のような音片型等色々の種類があるが、何れ
も振動子21にトランスデューサによりx軸方向または
y軸方向に屈曲運動の振動を起こさせ、z軸回りに角速
度Ωを受けたときにy軸方向またはx軸方向に発生する
コリオリの力Fcにより起きる振動をトランスデューサ
により検知し、角速度Ωを測定するものである。この振
動ジャイロにおいては従来から次のようにケース25に
被嵌されて製品化されている。
叉型や図示のような音片型等色々の種類があるが、何れ
も振動子21にトランスデューサによりx軸方向または
y軸方向に屈曲運動の振動を起こさせ、z軸回りに角速
度Ωを受けたときにy軸方向またはx軸方向に発生する
コリオリの力Fcにより起きる振動をトランスデューサ
により検知し、角速度Ωを測定するものである。この振
動ジャイロにおいては従来から次のようにケース25に
被嵌されて製品化されている。
【0005】(1)支持ピン20で支持された振動子2
1は図27(a)、(b)に示すように、基板24に搭
載されてケース25に被嵌される。ケース25には穴2
6、26を特に低部に穿設し、音圧の密封化を防いだ。 (2)支持ピン20で支持された振動子21は図28に
示すように、基板24に搭載し、これに柔軟な材料のダ
ンパー27を設けてケース25に被嵌することにより振
動し易くした。
1は図27(a)、(b)に示すように、基板24に搭
載されてケース25に被嵌される。ケース25には穴2
6、26を特に低部に穿設し、音圧の密封化を防いだ。 (2)支持ピン20で支持された振動子21は図28に
示すように、基板24に搭載し、これに柔軟な材料のダ
ンパー27を設けてケース25に被嵌することにより振
動し易くした。
【0006】(1)、(2)何れの場合においても、振
動ジャイロの感度が低下し、したがってケース25の幅
2L2、高さh(図27(a))をあまり小さくはでき
ず、空気中の音速をS、振動子から伝播される振動の波
長をλ(=S/f0、なお、f0は振動子21の振動周波
数)とすると、明確な設計理論は公表されていないが、
一般的には 2L2、h>λ/2 であった。
動ジャイロの感度が低下し、したがってケース25の幅
2L2、高さh(図27(a))をあまり小さくはでき
ず、空気中の音速をS、振動子から伝播される振動の波
長をλ(=S/f0、なお、f0は振動子21の振動周波
数)とすると、明確な設計理論は公表されていないが、
一般的には 2L2、h>λ/2 であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の振動
ジャイロでは上記(1)、(2)の何れにおいても、振
動ジャイロの効率が低下するという難点がある。また、
最近では振動ジャイロの磁気遮蔽等の要求からもケース
により完全密閉が要望されている。
ジャイロでは上記(1)、(2)の何れにおいても、振
動ジャイロの効率が低下するという難点がある。また、
最近では振動ジャイロの磁気遮蔽等の要求からもケース
により完全密閉が要望されている。
【0008】そこで本発明は叙上の難点に鑑みなされた
もので、その目的は、ケース内部での定在波の発生を防
止して小型化を図った振動ジャイロ装置を提供せんとす
るものである。
もので、その目的は、ケース内部での定在波の発生を防
止して小型化を図った振動ジャイロ装置を提供せんとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の振動ジャイロ装置は、6面体の1つを開口部
とし側壁、頂壁からなるケースに、振動子を基板に搭載
して開口部が基板に配置されるように振動子を被嵌し、
振動子を駆動して駆動振動方向に屈曲振動させ、回転運
動を受けたときに発生するコリオリの力により起きる検
出振動方向の屈曲振動を検出することにより回転角速度
を測定する振動ジャイロであって、振動子を基板に搭載
して被嵌するケースの内壁と、振動子との間に振動子の
少なくとも一部を囲う遮蔽プレートを装着したものであ
る。
に本発明の振動ジャイロ装置は、6面体の1つを開口部
とし側壁、頂壁からなるケースに、振動子を基板に搭載
して開口部が基板に配置されるように振動子を被嵌し、
振動子を駆動して駆動振動方向に屈曲振動させ、回転運
動を受けたときに発生するコリオリの力により起きる検
出振動方向の屈曲振動を検出することにより回転角速度
を測定する振動ジャイロであって、振動子を基板に搭載
して被嵌するケースの内壁と、振動子との間に振動子の
少なくとも一部を囲う遮蔽プレートを装着したものであ
る。
【0010】また、本発明の振動ジャイロ装置は、遮蔽
プレートの壁面の少なくとも一部を一端固定、一端自由
としたものである。さらに、本発明の振動ジャイロ装置
は、遮蔽プレートを金属薄板で構成したものである。こ
の振動ジャイロ装置において、振動子を基板に搭載して
被嵌するケースの内壁と、振動子との間に振動子の少な
くとも一部を囲う遮蔽プレートを装着することにより、
定在波の発生が防止される。
プレートの壁面の少なくとも一部を一端固定、一端自由
としたものである。さらに、本発明の振動ジャイロ装置
は、遮蔽プレートを金属薄板で構成したものである。こ
の振動ジャイロ装置において、振動子を基板に搭載して
被嵌するケースの内壁と、振動子との間に振動子の少な
くとも一部を囲う遮蔽プレートを装着することにより、
定在波の発生が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の振動ジャイロ装置
を音片型振動子に適用した一実施例につき図面を参照し
て説明する。図17(a)、(b)、(c)に示すよう
に、本発明の振動ジャイロ装置は、この実施例において
横断面4角形の直方体の音片で構成された振動子1の直
交して隣り合う2面1a、1bに一対のトランスデュー
サ10a、10bが貼着されている。この配置により、
振動子1の振動方向は対角モードに設定される。
を音片型振動子に適用した一実施例につき図面を参照し
て説明する。図17(a)、(b)、(c)に示すよう
に、本発明の振動ジャイロ装置は、この実施例において
横断面4角形の直方体の音片で構成された振動子1の直
交して隣り合う2面1a、1bに一対のトランスデュー
サ10a、10bが貼着されている。この配置により、
振動子1の振動方向は対角モードに設定される。
【0012】この振動子1は温度特性を考慮して一般的
には恒弾性のNi−SPAN−Cまたはエリンバなどの
金属で構成される。また、特殊な例として石英、水晶、
セラミックなどの電気絶縁物で構成されることもある。
恒弾性の電気絶縁物としてはヤング率の温度係数が小さ
く線膨張係数が小さい絶縁物で、ガラスが好適に採用さ
れる。ガラスは恒弾性である他、メカニカルQが大きく
等方的であり、振動子として必要な特性を備えている。
には恒弾性のNi−SPAN−Cまたはエリンバなどの
金属で構成される。また、特殊な例として石英、水晶、
セラミックなどの電気絶縁物で構成されることもある。
恒弾性の電気絶縁物としてはヤング率の温度係数が小さ
く線膨張係数が小さい絶縁物で、ガラスが好適に採用さ
れる。ガラスは恒弾性である他、メカニカルQが大きく
等方的であり、振動子として必要な特性を備えている。
【0013】トランスデューサ10a、10bとして
は、PZT系、ZnO系、BaTiO3系などのセラミック
圧電素子が使用される。この振動ジャイロ装置は、一対
のトランスデューサ10a、10bに電気信号を同時に
印加し、これらのトランスデューサ10a、10bから
振動子1に対角方向であるy軸方向に振動を加え、z軸
回りに角速度Ωを受けたときに、この対角方向と直交す
る対角方向であるx軸方向に発生するコリオリの力Fc
により起きる振動をこれらの一対のトランスデューサ1
0a、10bから検知することにより、この角速度Ωを
測定するものである。
は、PZT系、ZnO系、BaTiO3系などのセラミック
圧電素子が使用される。この振動ジャイロ装置は、一対
のトランスデューサ10a、10bに電気信号を同時に
印加し、これらのトランスデューサ10a、10bから
振動子1に対角方向であるy軸方向に振動を加え、z軸
回りに角速度Ωを受けたときに、この対角方向と直交す
る対角方向であるx軸方向に発生するコリオリの力Fc
により起きる振動をこれらの一対のトランスデューサ1
0a、10bから検知することにより、この角速度Ωを
測定するものである。
【0014】図17(b)に示すように、一対のトラン
スデューサ10a、10bを振動子1の直交して隣り合
う2面1a、1bに貼着して振動子1の振動方向(y方
向)を対角モードに設定すれば、所定周波数f0での駆
動時においてトランスデューサ10a、10bに現われ
る電圧Vmはトランスデューサ10a、10bではそれ
ぞれ等しい。即ち、電圧Vmはそれぞれ Vm1=Vm2 である。なお、4aは中立線を示している。
スデューサ10a、10bを振動子1の直交して隣り合
う2面1a、1bに貼着して振動子1の振動方向(y方
向)を対角モードに設定すれば、所定周波数f0での駆
動時においてトランスデューサ10a、10bに現われ
る電圧Vmはトランスデューサ10a、10bではそれ
ぞれ等しい。即ち、電圧Vmはそれぞれ Vm1=Vm2 である。なお、4aは中立線を示している。
【0015】一方、図17(c)に示すように、振動子
1に角速度Ωが加わったときコリオリの力Fc(x方
向)により発生する電圧Vcはトランスデューサ10
a、10bで極性が逆である。即ち、 Vc1=−Vc2 である。なお、4bは中立線を示している。したがっ
て、振動子1に角速度Ωが加わったときトランスデュー
サ10a、10bに現われる出力信号V1、V2はそれぞ
れ V1=Vm+Vc V2=Vm−Vc となり、(V1+V2)/2=Vmで一定であり、振動子
1に角速度Ωが加わったときでもトランスデューサ10
a、10bに現われる出力信号V1、V2の和の平均値信
号Vmは変化しないので、従来のように振動子に角速度
が加わったとき出力側の電圧、位相が変化して励起レベ
ルが不安定になったり、また外部振動に対しても不安定
となることは回避される。
1に角速度Ωが加わったときコリオリの力Fc(x方
向)により発生する電圧Vcはトランスデューサ10
a、10bで極性が逆である。即ち、 Vc1=−Vc2 である。なお、4bは中立線を示している。したがっ
て、振動子1に角速度Ωが加わったときトランスデュー
サ10a、10bに現われる出力信号V1、V2はそれぞ
れ V1=Vm+Vc V2=Vm−Vc となり、(V1+V2)/2=Vmで一定であり、振動子
1に角速度Ωが加わったときでもトランスデューサ10
a、10bに現われる出力信号V1、V2の和の平均値信
号Vmは変化しないので、従来のように振動子に角速度
が加わったとき出力側の電圧、位相が変化して励起レベ
ルが不安定になったり、また外部振動に対しても不安定
となることは回避される。
【0016】一方、振動子1に貼着されたトランスデュ
ーサ10a(10b)に電気信号を印加すれば、そのト
ランスデューサ10a(10b)を含む振動子1のイン
ピーダンス変化は電気信号の周波数に応じて図18に示
すような特性を呈する。即ち、振動子1は抵抗、容量、
誘導成分を有しているので、インピーダンスは直列共振
点で極小、並列共振点で極大になる。さらに、両共振点
においては容量、誘導成分はなく、純抵抗である。
ーサ10a(10b)に電気信号を印加すれば、そのト
ランスデューサ10a(10b)を含む振動子1のイン
ピーダンス変化は電気信号の周波数に応じて図18に示
すような特性を呈する。即ち、振動子1は抵抗、容量、
誘導成分を有しているので、インピーダンスは直列共振
点で極小、並列共振点で極大になる。さらに、両共振点
においては容量、誘導成分はなく、純抵抗である。
【0017】図19に示すように、トランスデューサ1
0a(10b)に入力抵抗Rを直列接続して、入力抵抗
R側から駆動信号Vinを印加すれば、トランスデューサ
10a(10b)に現われる電圧Vmは並列共振点で極
大となり、入力抵抗Rの電圧降下は極小となり、直列共
振点で極小となり、入力抵抗Rの電圧降下は極大とな
り、インピーダンスは純抵抗のみとなるから位相も所定
周波数f0の駆動信号Vinと同相である。
0a(10b)に入力抵抗Rを直列接続して、入力抵抗
R側から駆動信号Vinを印加すれば、トランスデューサ
10a(10b)に現われる電圧Vmは並列共振点で極
大となり、入力抵抗Rの電圧降下は極小となり、直列共
振点で極小となり、入力抵抗Rの電圧降下は極大とな
り、インピーダンスは純抵抗のみとなるから位相も所定
周波数f0の駆動信号Vinと同相である。
【0018】図20に示すように、トランスデューサ1
0a(10b)に直列接続した入力抵抗Rから駆動信号
Vinが印加され、トランスデューサ10a(10b)に
現われる電圧の平均値(V1+V2)/2である平均値信
号Vmと所定周波数f0の駆動信号Vinを差信号として増
幅器15で差動増幅し、ローパスフイルタ又はバンドパ
スフイルタ16で振動子1の共振点の基本波だけを振動
させオーバートーンが振動しないようにし、移相器17
で位相を調整して正帰還させる自励発振ループ回路を形
成することにより振動子1が実質的に直列共振する共振
周波数で振動子1を駆動する駆動回路を構成することが
できる。このようにしてトランスデューサ10a(10
b)の駆動信号を得ることができる。
0a(10b)に直列接続した入力抵抗Rから駆動信号
Vinが印加され、トランスデューサ10a(10b)に
現われる電圧の平均値(V1+V2)/2である平均値信
号Vmと所定周波数f0の駆動信号Vinを差信号として増
幅器15で差動増幅し、ローパスフイルタ又はバンドパ
スフイルタ16で振動子1の共振点の基本波だけを振動
させオーバートーンが振動しないようにし、移相器17
で位相を調整して正帰還させる自励発振ループ回路を形
成することにより振動子1が実質的に直列共振する共振
周波数で振動子1を駆動する駆動回路を構成することが
できる。このようにしてトランスデューサ10a(10
b)の駆動信号を得ることができる。
【0019】なお、ループゲインは直列共振のとき1よ
り大とされる。また、この移相器17は必ずしも必要で
はなく、位相条件が合うようにフイルタを付加すること
により位相を調整して正帰還させるようにしてもよい。
また、両トランスデューサ10a(10b)に現われる
出力信号V1、V2を差動増幅して差信号をとれば、 V1−V2=2Vc となり、角速度Ωの検出信号が生成される。
り大とされる。また、この移相器17は必ずしも必要で
はなく、位相条件が合うようにフイルタを付加すること
により位相を調整して正帰還させるようにしてもよい。
また、両トランスデューサ10a(10b)に現われる
出力信号V1、V2を差動増幅して差信号をとれば、 V1−V2=2Vc となり、角速度Ωの検出信号が生成される。
【0020】このように本発明の振動ジャイロ装置は、
振動子1を駆動して駆動振動方向Xに屈曲振動させ、回
転運動を受けたときに発生するコリオリの力Fcにより
起きる検出振動方向Yの屈曲振動を検出することにより
回転角速度を測定するものである。図21に示すよう
に、振動子1は支持ピン2で支持され基板4に搭載され
る。基板4に搭載された振動子1は、6面体の1つを開
口部M1とし、側壁M2、M3、頂壁M6からなるケースM
に、開口部M1が基板4に配置されるように被嵌され
る。この場合、振動子1の中心は、ケースMの対向側壁
M2−M3の内面間の中央および基板4の内面4aとケー
スMの頂壁M6の内面との間の中央にそれぞれ配置され
る。
振動子1を駆動して駆動振動方向Xに屈曲振動させ、回
転運動を受けたときに発生するコリオリの力Fcにより
起きる検出振動方向Yの屈曲振動を検出することにより
回転角速度を測定するものである。図21に示すよう
に、振動子1は支持ピン2で支持され基板4に搭載され
る。基板4に搭載された振動子1は、6面体の1つを開
口部M1とし、側壁M2、M3、頂壁M6からなるケースM
に、開口部M1が基板4に配置されるように被嵌され
る。この場合、振動子1の中心は、ケースMの対向側壁
M2−M3の内面間の中央および基板4の内面4aとケー
スMの頂壁M6の内面との間の中央にそれぞれ配置され
る。
【0021】この場合、駆動振動方向XのケースMの側
壁M2−M3の内面間の寸法2Lxおよび検出振動方向Y
の基板4の内面4aとケースMの頂壁M6の内面との間
の寸法2Lyの少なくとも1つはλ/4以下とされる。
ここに、λは振動子から伝播される振動の波長で、λ=
S/f0であり、Sは空気中の音速である。特に、駆動
振動方向XのケースMの側壁M2−M3の内面間の寸法2
Lxはλ/4以下とされる。
壁M2−M3の内面間の寸法2Lxおよび検出振動方向Y
の基板4の内面4aとケースMの頂壁M6の内面との間
の寸法2Lyの少なくとも1つはλ/4以下とされる。
ここに、λは振動子から伝播される振動の波長で、λ=
S/f0であり、Sは空気中の音速である。特に、駆動
振動方向XのケースMの側壁M2−M3の内面間の寸法2
Lxはλ/4以下とされる。
【0022】
【0023】
【実験目的】密閉したケース中で振動子を振動させたと
き、自己励起した音圧が自己の振動に及ぼす音響効果を
測定する。
き、自己励起した音圧が自己の振動に及ぼす音響効果を
測定する。
【0024】
【実験装置】図1(a)、(b)に示すように、頂壁
3、基板4、側枠7、8および頂壁3、基板4、側枠
7、8に挟まれて対称に移動可能なスライド側壁5、6
によりケースMを構成する。振動子1は支持ピン2によ
り支持されて基板4に搭載されケースMに被嵌される。
振動子1の中心はケースMの側壁5、6の寸法2L1の
中央に配置される。
3、基板4、側枠7、8および頂壁3、基板4、側枠
7、8に挟まれて対称に移動可能なスライド側壁5、6
によりケースMを構成する。振動子1は支持ピン2によ
り支持されて基板4に搭載されケースMに被嵌される。
振動子1の中心はケースMの側壁5、6の寸法2L1の
中央に配置される。
【0025】
【実験1】図1(a)、(b)に示す振動子1上の一対
の圧電トランスデューサ10、10に端子9、9を介し
て図3のように抵抗R0を通して周波数f0の交流電源V
=vcosωt、V'=−vcosωtを印加する。このとき、振
動する振動子1の等価回路を図4に示す。一対のトラン
スデューサ10、10によって励起される振動をインダ
クタンスL、容量C、抵抗Rの直列共振回路で置き換え
てある。なお、容量C0は共振容量を示す。
の圧電トランスデューサ10、10に端子9、9を介し
て図3のように抵抗R0を通して周波数f0の交流電源V
=vcosωt、V'=−vcosωtを印加する。このとき、振
動する振動子1の等価回路を図4に示す。一対のトラン
スデューサ10、10によって励起される振動をインダ
クタンスL、容量C、抵抗Rの直列共振回路で置き換え
てある。なお、容量C0は共振容量を示す。
【0026】ここで一対のトランスデューサ10、10
に印加する電源V、V'をV=−V'つまり、位相反転さ
せてある。こうすることによって振動子1はX軸方向に
励起される。また、印加電源の角周波数ω(=2π
f0)を図に示す直列共振 ω0=1/√L・C(f0=30KHz) とした。X軸に寸法2L1(スライド5、6の位置)を
とり、Y軸に寸法2L1を変化させたことによるタップ
Tp1、Tp2の電圧E1、E2(図4)の変化を、寸法2L
1=∞(即ち、スライド除去したE点)のときの値E0を
基準としてEL1/E0(dB)をとると、図5の如き特
性を示した。ここで、EL1/E0が最大のとき(図5の
a点近傍)に振動の共振尖鋭度Qは最小(振動しにくい
状態)であり、最小のとき(図5のb近傍)に共振尖鋭
度Qは最大(振動し易い状態)である。
に印加する電源V、V'をV=−V'つまり、位相反転さ
せてある。こうすることによって振動子1はX軸方向に
励起される。また、印加電源の角周波数ω(=2π
f0)を図に示す直列共振 ω0=1/√L・C(f0=30KHz) とした。X軸に寸法2L1(スライド5、6の位置)を
とり、Y軸に寸法2L1を変化させたことによるタップ
Tp1、Tp2の電圧E1、E2(図4)の変化を、寸法2L
1=∞(即ち、スライド除去したE点)のときの値E0を
基準としてEL1/E0(dB)をとると、図5の如き特
性を示した。ここで、EL1/E0が最大のとき(図5の
a点近傍)に振動の共振尖鋭度Qは最小(振動しにくい
状態)であり、最小のとき(図5のb近傍)に共振尖鋭
度Qは最大(振動し易い状態)である。
【0027】
【結果の検討】表1に示すケースM内での音速と温度の
関係から図5のa点では図2(a)の如くλ/4の音圧
の定在波が発生しているものと考えられる。同様にb点
は図2(b)の如く波長λ/2の音圧の定在波が発生し
ていると考えられる。図2のaから音圧最小の位置(λ
/4)に音圧が位置してるときに共振尖鋭度Qが最小で
あり、bの如く最大の位置(λ/2)に位置していると
きに共振尖鋭度Qが最大となり、一見矛盾した結果が得
られる。
関係から図5のa点では図2(a)の如くλ/4の音圧
の定在波が発生しているものと考えられる。同様にb点
は図2(b)の如く波長λ/2の音圧の定在波が発生し
ていると考えられる。図2のaから音圧最小の位置(λ
/4)に音圧が位置してるときに共振尖鋭度Qが最小で
あり、bの如く最大の位置(λ/2)に位置していると
きに共振尖鋭度Qが最大となり、一見矛盾した結果が得
られる。
【0028】
【表1】
【0029】
【実験2】図1に示す振動子1上のトランスデューサ1
0、10に端子9、9を介して図6の如く抵抗R0を通
して交流電源V=vcosωtを印加する。このときの等価
回路を図7に示す。実験1と異なり、一対のトランスデ
ューサ10、10には同相の交流電流Vを印加するため
振動子1はY軸方向に励起される。ここで振動子1に図
6の如きケースMごと回転させて回転角速度ωを加え
る。そのときにタップTp1、Tp2の電圧E1、E2を測定
して、差電圧Ej=E1−E2を求めると、この差電圧Ej
がジャイロ出力となる。角速度ωを一定にしたまま寸法
L1の値を変化させ、差電圧Ejの値をプロットしたもの
が図8である。
0、10に端子9、9を介して図6の如く抵抗R0を通
して交流電源V=vcosωtを印加する。このときの等価
回路を図7に示す。実験1と異なり、一対のトランスデ
ューサ10、10には同相の交流電流Vを印加するため
振動子1はY軸方向に励起される。ここで振動子1に図
6の如きケースMごと回転させて回転角速度ωを加え
る。そのときにタップTp1、Tp2の電圧E1、E2を測定
して、差電圧Ej=E1−E2を求めると、この差電圧Ej
がジャイロ出力となる。角速度ωを一定にしたまま寸法
L1の値を変化させ、差電圧Ejの値をプロットしたもの
が図8である。
【0030】
【結果の検討】図8から解るように、寸法L1=6〜7
mmの間で差電圧Ejは最大となり、寸法L1=3mm近
傍でEjは最小を示している。この値は実験1の共振尖
鋭度Qの変化と相関していることが解る。ここでY軸方
向の励起によっても図9の如くX軸方向への分力(鎖線
−−−で示す)によってX軸方向への定在波が発生する
と考えれば理解が容易である。
mmの間で差電圧Ejは最大となり、寸法L1=3mm近
傍でEjは最小を示している。この値は実験1の共振尖
鋭度Qの変化と相関していることが解る。ここでY軸方
向の励起によっても図9の如くX軸方向への分力(鎖線
−−−で示す)によってX軸方向への定在波が発生する
と考えれば理解が容易である。
【0031】
【動作の解明】実験1、2から自己励起によってケース
M内に発生し自己励起を妨害する音圧が最小の点(λ/
4)に振動子1を置いたときがQ最小(自己励起が妨害
されている)であり、最大(λ/2)の点に置いたとき
がQ最大(自己励起が妨害されていない)であることが
解る。この事実は一見矛盾してみえる。この事実を解明
した文献は見当らない。そこで発明等は次のように考え
た。
M内に発生し自己励起を妨害する音圧が最小の点(λ/
4)に振動子1を置いたときがQ最小(自己励起が妨害
されている)であり、最大(λ/2)の点に置いたとき
がQ最大(自己励起が妨害されていない)であることが
解る。この事実は一見矛盾してみえる。この事実を解明
した文献は見当らない。そこで発明等は次のように考え
た。
【0032】音片型振動ジャイロの等価回路は図10で
表わされる。図10においてZx、ZYはそれぞれ振動子
1がX軸方向へ振動しているとき及びY軸方向へ振動し
ているときのメカニカルインピーダンスを示し、マトリ
クスのGx -1、GYはジャイロ変換係数を示す。いま回転
角速度ωを ω=0 にし、振動子1をX軸方向に振動させたとき(実験1)
の等価回路は上記妨害音圧を無視すると図11の如く表
わせる。次に妨害音圧を考慮に入れると、ケースM内で
の音圧、粒子速度の分布は図13となり、ケースM内の
密閉音圧による空気の波動インピーダンスzx1は zx1=jZ0cotkL1 と表せる。ここにkは、空気中の音波の伝搬定数、Z0
は空気の音響インピーダンスをそれぞれ示す。この振動
子1の長さ方向と直角の方向へのインピーダンスは振動
子1の長さ方向に分布定数的に加わると考えられる。等
価回路を簡単にするために、図12の如くzx1をZxに
並列に接続したと考える。いま振動子1が図11におけ
るインダクタンスL、容量Cが周波数f0(=1/√L
C)で励起されていたとすると、その等価回路は図14
となる。図14においてR01は共振抵抗を示し、R01∝
1/Q0であり、Q0は振動子1のみの共振尖鋭度(zx1
を無視したときの共振尖鋭度)を示す。ここで振動子1
を周波数f0で励起したまま図1の振動子1の中心から
ケースMの側壁までの寸法L1の値を変化させれば、イ
ンピーダンスzx1=jZ0cotkL1において kL1=λ/4のとき zx1=0 (1) kL1=λ/2のとき zx1=無限大 (2) となる。
表わされる。図10においてZx、ZYはそれぞれ振動子
1がX軸方向へ振動しているとき及びY軸方向へ振動し
ているときのメカニカルインピーダンスを示し、マトリ
クスのGx -1、GYはジャイロ変換係数を示す。いま回転
角速度ωを ω=0 にし、振動子1をX軸方向に振動させたとき(実験1)
の等価回路は上記妨害音圧を無視すると図11の如く表
わせる。次に妨害音圧を考慮に入れると、ケースM内で
の音圧、粒子速度の分布は図13となり、ケースM内の
密閉音圧による空気の波動インピーダンスzx1は zx1=jZ0cotkL1 と表せる。ここにkは、空気中の音波の伝搬定数、Z0
は空気の音響インピーダンスをそれぞれ示す。この振動
子1の長さ方向と直角の方向へのインピーダンスは振動
子1の長さ方向に分布定数的に加わると考えられる。等
価回路を簡単にするために、図12の如くzx1をZxに
並列に接続したと考える。いま振動子1が図11におけ
るインダクタンスL、容量Cが周波数f0(=1/√L
C)で励起されていたとすると、その等価回路は図14
となる。図14においてR01は共振抵抗を示し、R01∝
1/Q0であり、Q0は振動子1のみの共振尖鋭度(zx1
を無視したときの共振尖鋭度)を示す。ここで振動子1
を周波数f0で励起したまま図1の振動子1の中心から
ケースMの側壁までの寸法L1の値を変化させれば、イ
ンピーダンスzx1=jZ0cotkL1において kL1=λ/4のとき zx1=0 (1) kL1=λ/2のとき zx1=無限大 (2) となる。
【0033】つまり、(1)式のとき(kL1=λ/
2)、等価回路は図15となりzx1は並列共振状態とな
り振動子の振動への影響は少ない。同様に、(2)式の
とき(kL1=λ/4)、等価回路は図16となり、こ
の回路の全共振尖鋭度Qは 1/Q=1/Q0+1/Q' つまり、 Q=Q0Q'/(Q0+Q') となるので全共振尖鋭度Qが低下することになる。ここ
にQ'はケースM内の空気中定在波共振尖鋭度を示す。
2)、等価回路は図15となりzx1は並列共振状態とな
り振動子の振動への影響は少ない。同様に、(2)式の
とき(kL1=λ/4)、等価回路は図16となり、こ
の回路の全共振尖鋭度Qは 1/Q=1/Q0+1/Q' つまり、 Q=Q0Q'/(Q0+Q') となるので全共振尖鋭度Qが低下することになる。ここ
にQ'はケースM内の空気中定在波共振尖鋭度を示す。
【0034】また表1よりλ/4のときは寸法L1=3
mm、λ/2のときは寸法L1=6mmと求まる。以上
の結果から図5で寸法L1=3mmの点でEL1/E0が最
大(Q最小)、寸法L1=6mmのときで最小(Q最
大)となることが理解できる。これらの実験において、
振動子1の中心はケースMの側壁内面間の寸法2L1の
中心に配置し、振動子1から側壁内面までの寸法L1に
ついて計測したので、ケースMの側壁内面間における寸
法はその2倍(=2L1)となる。
mm、λ/2のときは寸法L1=6mmと求まる。以上
の結果から図5で寸法L1=3mmの点でEL1/E0が最
大(Q最小)、寸法L1=6mmのときで最小(Q最
大)となることが理解できる。これらの実験において、
振動子1の中心はケースMの側壁内面間の寸法2L1の
中心に配置し、振動子1から側壁内面までの寸法L1に
ついて計測したので、ケースMの側壁内面間における寸
法はその2倍(=2L1)となる。
【0035】既に述べたように図16において、 1/Q=1/Q0+1/Q' (ここに、Q0は振動子1の共振尖鋭度Q、Q'はケース
M内の定在波の共振尖鋭度Q)であり、若しQ'《Q0な
らば、 Q=Q0Q'/Q0+Q'≒Q0 となり音波干渉を避けることができる。
M内の定在波の共振尖鋭度Q)であり、若しQ'《Q0な
らば、 Q=Q0Q'/Q0+Q'≒Q0 となり音波干渉を避けることができる。
【0036】本発明の特徴によれば、本発明は音波干渉
を避けるために図22のように振動子1を基板4に搭載
して被嵌するケースMの内壁M'と振動子1との間に、
振動子1の全部を囲う遮蔽プレート18を装着したもの
である。この遮蔽プレート18を発生定在波に対してダ
ンパーとして作用させることにより共振尖鋭度Q'を低
下させることになる。この例では振動子1の全部を囲う
遮蔽プレート18を装着したが、遮蔽プレート18は振
動子1の一部を囲うようにしても共振尖鋭度Q'が低下
する。
を避けるために図22のように振動子1を基板4に搭載
して被嵌するケースMの内壁M'と振動子1との間に、
振動子1の全部を囲う遮蔽プレート18を装着したもの
である。この遮蔽プレート18を発生定在波に対してダ
ンパーとして作用させることにより共振尖鋭度Q'を低
下させることになる。この例では振動子1の全部を囲う
遮蔽プレート18を装着したが、遮蔽プレート18は振
動子1の一部を囲うようにしても共振尖鋭度Q'が低下
する。
【0037】また、図23(a)、(b)の如く遮蔽プ
レート18の壁面18aの少なくとも一部を一端固定
(19aで示す)、一端自由(19bで示す)とするこ
とによって、さらにダンパー効果が上がる。さらに、遮
蔽プレート18は一般に樹脂モールドケースで構成され
るが、金属薄板18cで図25のように壁面18a、底
面18bで断面コ字形に構成し、図24のように底面1
8bを基板4に搭載することも可能である。
レート18の壁面18aの少なくとも一部を一端固定
(19aで示す)、一端自由(19bで示す)とするこ
とによって、さらにダンパー効果が上がる。さらに、遮
蔽プレート18は一般に樹脂モールドケースで構成され
るが、金属薄板18cで図25のように壁面18a、底
面18bで断面コ字形に構成し、図24のように底面1
8bを基板4に搭載することも可能である。
【0038】具体例として、図24、図25の構成にて
音片型振動子1の周波数f0=30KHz、ケースMの
寸法2L1=6.0mm、h=3.4mm、遮蔽プレー
ト18の寸法w=2.8mmとして実施した結果、ケー
スMをかぶせる前とケースMをかぶせた後での感度は、
ほぼ同じであった。つまり、ケースM内部での音波干渉
はほぼ0であった。
音片型振動子1の周波数f0=30KHz、ケースMの
寸法2L1=6.0mm、h=3.4mm、遮蔽プレー
ト18の寸法w=2.8mmとして実施した結果、ケー
スMをかぶせる前とケースMをかぶせた後での感度は、
ほぼ同じであった。つまり、ケースM内部での音波干渉
はほぼ0であった。
【0039】なお、図28に示す従来の振動ジャイロ装
置によれば、ケース25の寸法2L2=6.0mmでは
音波干渉が最大になり、感度が大幅に低下した。なお、
以上の実施例では駆動振動方向をXに、検出振動方向を
Yに設定したが、その逆に設定することもできる。さら
に、以上の実施例では振動子1の中心をケースMの側壁
内面間の寸法2L1の中央に配置し、振動子1から側壁
内面までの寸法L1について計測した例(図21のLx)
について説明したが、振動子1の中心を基板4の内面4
aとケースMの頂壁M6の内面との間の寸法2Lyの中央
に配置し、振動子1から頂壁M6の内面との間の寸法に
適用した場合にも同様の効果を生じるものである。
置によれば、ケース25の寸法2L2=6.0mmでは
音波干渉が最大になり、感度が大幅に低下した。なお、
以上の実施例では駆動振動方向をXに、検出振動方向を
Yに設定したが、その逆に設定することもできる。さら
に、以上の実施例では振動子1の中心をケースMの側壁
内面間の寸法2L1の中央に配置し、振動子1から側壁
内面までの寸法L1について計測した例(図21のLx)
について説明したが、振動子1の中心を基板4の内面4
aとケースMの頂壁M6の内面との間の寸法2Lyの中央
に配置し、振動子1から頂壁M6の内面との間の寸法に
適用した場合にも同様の効果を生じるものである。
【0040】また、以上の実施例では振動ジャイロ装置
を4角形の直方体振動子を使用した音片型に適用した例
について説明したが、本発明の振動ジャイロ装置は横断
面n角形(nは3または5以上)の多辺体の音片型にも
適用でき、さらに音叉型等に応用する場合についても等
しく適用できる。この場合、叙上のx軸方向、y軸方向
とはその横断面n角形のx軸方向、y軸方向成分をいう
ものとする。また、以上の実施例では横断面4角形の直
方体の音片で構成された振動子の直交して隣り合う2面
に一対のトランスデューサを貼着したが、3以上のトラ
ンスデューサを貼着して駆動・検出を行なうこともでき
る。
を4角形の直方体振動子を使用した音片型に適用した例
について説明したが、本発明の振動ジャイロ装置は横断
面n角形(nは3または5以上)の多辺体の音片型にも
適用でき、さらに音叉型等に応用する場合についても等
しく適用できる。この場合、叙上のx軸方向、y軸方向
とはその横断面n角形のx軸方向、y軸方向成分をいう
ものとする。また、以上の実施例では横断面4角形の直
方体の音片で構成された振動子の直交して隣り合う2面
に一対のトランスデューサを貼着したが、3以上のトラ
ンスデューサを貼着して駆動・検出を行なうこともでき
る。
【0041】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の振動ジャイロ装置によれば、ケース内部での定在波
の発生が防止されて音響干渉が小さくなり小型化を図る
ことができる。
明の振動ジャイロ装置によれば、ケース内部での定在波
の発生が防止されて音響干渉が小さくなり小型化を図る
ことができる。
【図1】図1(a)、(b)はそれぞれ実験装置として
組立て検証した振動ジャイロ装置の上面説明図、平面説
明図。
組立て検証した振動ジャイロ装置の上面説明図、平面説
明図。
【図2】図2(a)、(b)はそれぞれ振動ジャイロ装
置の振動子、ケースの寸法および定在波の関係を示す特
性図。
置の振動子、ケースの寸法および定在波の関係を示す特
性図。
【図3】振動ジャイロ装置の振動子をX軸方向に励起す
る回路図。
る回路図。
【図4】X軸方向に励起された振動子の等価回路図。
【図5】ケースの寸法を変化したときの出力電圧特性
図。
図。
【図6】振動ジャイロ装置の振動子をY軸方向に励起す
る回路図。
る回路図。
【図7】Y軸方向に励起された振動子の等価回路図。
【図8】ケースの寸法を変化したときの出力電圧特性
図。
図。
【図9】振動ジャイロ装置の振動子をY軸方向に励起し
たときに発生するX軸方向への分力を示す説明図。
たときに発生するX軸方向への分力を示す説明図。
【図10】振動ジャイロ装置の等価回路図。
【図11】振動ジャイロ装置の振動子をX軸方向に振動
させ妨害音圧を無視したときの振動ジャイロ装置の等価
回路図。
させ妨害音圧を無視したときの振動ジャイロ装置の等価
回路図。
【図12】図11に示す等価回路図を簡単化して描いた
振動ジャイロ装置の等価回路図。
振動ジャイロ装置の等価回路図。
【図13】妨害音圧を考慮に入れてケース内での音圧、
粒子速度の分布を示す図。
粒子速度の分布を示す図。
【図14】振動ジャイロ装置の振動子を図11における
インダクタンスL、容量Cの周波数f0(=1/√L
C)で励起したときの振動ジャイロ装置の等価回路図。
インダクタンスL、容量Cの周波数f0(=1/√L
C)で励起したときの振動ジャイロ装置の等価回路図。
【図15】寸法の値を変化させ、特定の値のときの振動
ジャイロ装置の等価回路図。
ジャイロ装置の等価回路図。
【図16】寸法の値を変化させ、特定の値のときの振動
ジャイロ装置の等価回路図。
ジャイロ装置の等価回路図。
【図17】図17(a)は本発明における振動ジャイロ
装置の振動子、トランスデューサの概略斜視図、図17
(b)は図17(a)に示す振動ジャイロ装置の駆動時
のトランスデューサの振動方向、電圧を示す説明図、図
17(c)は図17(a)に示す振動ジャイロ装置の角
速度発生時のコリオリの力の発生方向、電圧を示す説明
図。
装置の振動子、トランスデューサの概略斜視図、図17
(b)は図17(a)に示す振動ジャイロ装置の駆動時
のトランスデューサの振動方向、電圧を示す説明図、図
17(c)は図17(a)に示す振動ジャイロ装置の角
速度発生時のコリオリの力の発生方向、電圧を示す説明
図。
【図18】振動ジャイロ装置に使用されるトランスデュ
ーサを含む振動子のインピーダンス変化と励起信号の周
波数との関係を示す特性図。
ーサを含む振動子のインピーダンス変化と励起信号の周
波数との関係を示す特性図。
【図19】振動ジャイロ装置の駆動・角速度検出の概念
を示す回路図。
を示す回路図。
【図20】振動ジャイロ装置の駆動回路の原理を示す回
路図。
路図。
【図21】振動ジャイロ装置の振動子とケースの寸法を
示す説明図。
示す説明図。
【図22】本発明における振動ジャイロ装置の振動子、
ケース、遮蔽プレートを示す説明図。
ケース、遮蔽プレートを示す説明図。
【図23】図23(a)は本発明における振動ジャイロ
装置の振動子、ケース、遮蔽プレートを示し、遮蔽プレ
ートの壁面を一端固定、一端自由としたときの説明図、
図23(b)は本発明における振動ジャイロ装置の遮蔽
プレートを一端固定、一端自由としたときの斜視図。
装置の振動子、ケース、遮蔽プレートを示し、遮蔽プレ
ートの壁面を一端固定、一端自由としたときの説明図、
図23(b)は本発明における振動ジャイロ装置の遮蔽
プレートを一端固定、一端自由としたときの斜視図。
【図24】本発明における振動ジャイロ装置の振動子、
ケース、遮蔽プレートの寸法を示す説明図。
ケース、遮蔽プレートの寸法を示す説明図。
【図25】本発明における振動ジャイロ装置の遮蔽プレ
ートの寸法を示す斜視図。
ートの寸法を示す斜視図。
【図26】図26(a)、(b)はそれぞれ従来の振動
ジャイロ装置の振動子、トランスデューサの概略斜視
図、平面図。
ジャイロ装置の振動子、トランスデューサの概略斜視
図、平面図。
【図27】図27(a)、(b)はそれぞれ従来の振動
ジャイロ装置のケースに被嵌した状態を示す平面説明
図、底面説明図。
ジャイロ装置のケースに被嵌した状態を示す平面説明
図、底面説明図。
【図28】従来の他の振動ジャイロ装置のケースに被嵌
した状態を示す平面説明図。
した状態を示す平面説明図。
1……振動子 4……基板 X……駆動振動方向 Y……検出振動方向 M……ケース M'……内壁 M1……開口部 M2、M3……側壁 M6……頂壁 Fc……コリオリの力 18……遮蔽プレート 18a……壁面 18c……金属薄板 19a……一端固定 19b……一端自由
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金野 吉剛 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 横山 武男 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】6面体の1つを開口部とし側壁、頂壁から
なるケースに、振動子を基板に搭載して前記開口部が前
記基板に配置されるように前記振動子を被嵌し、前記振
動子を駆動して駆動振動方向に屈曲振動させ、回転運動
を受けたときに発生するコリオリの力により起きる検出
振動方向の屈曲振動を検出することにより回転角速度を
測定する振動ジャイロであって、前記振動子を前記基板
に搭載して被嵌する前記ケースの内壁と、前記振動子と
の間に前記振動子の少なくとも一部を囲う遮蔽プレート
を装着したことを特徴とする振動ジャイロ装置。 - 【請求項2】前記遮蔽プレートの壁面の少なくとも一部
を一端固定、一端自由としたことを特徴とする請求項1
記載の振動ジャイロ装置。 - 【請求項3】前記遮蔽プレートを金属薄板で構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の振動ジャイロ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7173546A JPH0921647A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 振動ジャイロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7173546A JPH0921647A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 振動ジャイロ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0921647A true JPH0921647A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15962542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7173546A Pending JPH0921647A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 振動ジャイロ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0921647A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0518760A (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-26 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジヤイロ |
| JPH05113331A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-07 | Akai Electric Co Ltd | 振動ジヤイロ |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP7173546A patent/JPH0921647A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0518760A (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-26 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジヤイロ |
| JPH05113331A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-07 | Akai Electric Co Ltd | 振動ジヤイロ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980818 |