JPH0921658A - 試験用えい航ケーブル - Google Patents
試験用えい航ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0921658A JPH0921658A JP17358595A JP17358595A JPH0921658A JP H0921658 A JPH0921658 A JP H0921658A JP 17358595 A JP17358595 A JP 17358595A JP 17358595 A JP17358595 A JP 17358595A JP H0921658 A JPH0921658 A JP H0921658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- specific gravity
- test
- adjusting
- towing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試験用えい航ケーブル内の導通管に比重調整
液体等を封入することによって、ケーブルを中性浮力、
重比重及び浮力性の比重に可変できる機能を有する試験
用えい航ケーブルを提供する。 【構成】 導線(102、103)入りのケーブル10
0によって、水中探査用の観測機器2を電気接続させた
状態でえい航するケーブルにおいて、使用水域の比重に
合わせるために、ケーブル比重調整用の気体または液体
を封入自在とした導通管105をケーブル100内に略
全通して有することを特徴としている。
液体等を封入することによって、ケーブルを中性浮力、
重比重及び浮力性の比重に可変できる機能を有する試験
用えい航ケーブルを提供する。 【構成】 導線(102、103)入りのケーブル10
0によって、水中探査用の観測機器2を電気接続させた
状態でえい航するケーブルにおいて、使用水域の比重に
合わせるために、ケーブル比重調整用の気体または液体
を封入自在とした導通管105をケーブル100内に略
全通して有することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導線入りのケーブルに
よって、水中探査用の観測機器を電気接続させた状態で
えい航するケーブル、特に観測機器の性能を試験するた
めに用いる試験用えい航ケーブルに関するものである。
よって、水中探査用の観測機器を電気接続させた状態で
えい航するケーブル、特に観測機器の性能を試験するた
めに用いる試験用えい航ケーブルに関するものである。
【0002】水中探査用の観測機器の性能把握を行う場
合には、先端に計測センサが係着された試験用えい航ケ
ーブルを、岸壁上に設置された巻装置によって、ケーブ
ルガイドを介して水中に繰り出し、補助船等により沖合
へ展張したのち、所要の速度で巻き込む方式が取られて
いる。この場合、ケーブルは水中を水平にえい航される
ように中性浮力になるように設計されている。また、こ
れらのえい航試験を実施する場合の環境として、次の事
項を満足していることが望まれる。 a.潮流がないこと b.背景雑音が低いこと c.沖合800〜1000m程度まで展張できること d.付近航行船舶、試験時の横切り船等がないこと e.供試品が海底に接触しないような所要の水深がある
こと f.巻取機の駆動、計測機器の所要電源が確保されるこ
と g.供試品及び所要の発電機の持ち込みができる場所で
あること h.計測用の仮設建屋が持ち込めること 上記の条件を満たす場所はあまり見当たらないが、艦艇
の修理等に供するドックとその前方海面は、8〜10m
程度の水深であることを除き、試験環境をほぼ満足する
ので、この種の試験に利活用できる。しかし、計測セン
サの音響測定の場合では、浮上して海面上を水切り音を
発しながらのえい航や、供試品が重過ぎて海底と接触し
て発する衝撃音が有るときには、そのデータは使えな
い。水深8〜10m程度の場合には、数百メートルの展
張したケーブルが上記水深の海面に浮上することなく、
また、海底に接触することなく、海中をほぼ水平にえい
航されなければ試験評価に供するデータとして採用でき
ない。そのためには、海中を水平にえい航することであ
り、周辺の海水と同比重である必要がある。
合には、先端に計測センサが係着された試験用えい航ケ
ーブルを、岸壁上に設置された巻装置によって、ケーブ
ルガイドを介して水中に繰り出し、補助船等により沖合
へ展張したのち、所要の速度で巻き込む方式が取られて
いる。この場合、ケーブルは水中を水平にえい航される
ように中性浮力になるように設計されている。また、こ
れらのえい航試験を実施する場合の環境として、次の事
項を満足していることが望まれる。 a.潮流がないこと b.背景雑音が低いこと c.沖合800〜1000m程度まで展張できること d.付近航行船舶、試験時の横切り船等がないこと e.供試品が海底に接触しないような所要の水深がある
こと f.巻取機の駆動、計測機器の所要電源が確保されるこ
と g.供試品及び所要の発電機の持ち込みができる場所で
あること h.計測用の仮設建屋が持ち込めること 上記の条件を満たす場所はあまり見当たらないが、艦艇
の修理等に供するドックとその前方海面は、8〜10m
程度の水深であることを除き、試験環境をほぼ満足する
ので、この種の試験に利活用できる。しかし、計測セン
サの音響測定の場合では、浮上して海面上を水切り音を
発しながらのえい航や、供試品が重過ぎて海底と接触し
て発する衝撃音が有るときには、そのデータは使えな
い。水深8〜10m程度の場合には、数百メートルの展
張したケーブルが上記水深の海面に浮上することなく、
また、海底に接触することなく、海中をほぼ水平にえい
航されなければ試験評価に供するデータとして採用でき
ない。そのためには、海中を水平にえい航することであ
り、周辺の海水と同比重である必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来は、河川等で使用する場合に淡水用
とした比重1を狙って設計・製作したケーブルをあらか
じめ巻取機に巻き込んで搬送し現地の岸壁に仮設してい
た。また、湾内で使用する場合には、海水用とした比重
1.25を目標として設計したケーブルを、あらかじめ
巻取機に巻き込んで搬送し、岸壁等に仮設していた。さ
らに従来では、数回の事前えい航を行って海底に接触す
るような場合には、ケーブルの全長に渡って浮力材を、
また、浮上する場合には鉛の糸線をそれぞれテープ巻き
付けして対応していた。
とした比重1を狙って設計・製作したケーブルをあらか
じめ巻取機に巻き込んで搬送し現地の岸壁に仮設してい
た。また、湾内で使用する場合には、海水用とした比重
1.25を目標として設計したケーブルを、あらかじめ
巻取機に巻き込んで搬送し、岸壁等に仮設していた。さ
らに従来では、数回の事前えい航を行って海底に接触す
るような場合には、ケーブルの全長に渡って浮力材を、
また、浮上する場合には鉛の糸線をそれぞれテープ巻き
付けして対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業は、煩雑で多大な労力を費やすと共に時間もか
かるものである。さらに、比重の異なるケーブルを各種
製作して用意した場合には、試験実施先の比重によっ
て、その都度ケーブルの巻き替え作業を行う必要があ
り、長さが数百メートルに及ぶ巻き替え作業には煩雑さ
と多くの作業員を配することになる。特に、強力なパワ
ーで駆動する巻取機と、ただ単にキリンと称するケーブ
ルジャッキ上に仮固定されたケーブルドラムとの組み合
わせによって、さらに、熟練の作業員を動員して巻き込
み作業を行うことになるが、巻取機とケーブルドラムが
連動してスムーズに作業が行えるようになるにはかなり
の経験を要する。この種のケーブル巻き替え作業では、
巻き替え用のケーブルドラムが惰力で回り過ぎ、ケーブ
ルが出すぎてキンクしたり、傷をつけたりすることが多
々発生する。また、ケーブルジャッキを乗り越えてケー
ブルドラムが転がりだして作業員を危険な目にあわすこ
とも起こり、安全な方法とは言えない上、所要時間とそ
れに要する経費は多大である。そのほか、雨天後の河川
の流入による海水比重の変化及び水温の変化で海中、海
面と海底間のえい航の実現が難しく、何回かえい航を繰
り返して、そのうちの結果としてうまく行えたデータの
みを採用する手だけしかなかった。このような状況の繰
り返しでは、工数増大や計測の信頼性低下及び作業員の
士気にも影響し、ひいては安全性の低下をおこしかねな
い。またさらに、中性浮力のケーブル設計に際しては、
使用先が海水であるのか淡水かによってケーブル比重の
数値を決めるのが一般的である。また、ケーブルは性能
面やコストの観点から、合成樹脂が多用されており、同
材質の温度変化による収縮または膨張が著しく、それに
伴ってケーブル比重も変化することになる。また、ケー
ブル内部の含浸材の空気含有によっても比重が微妙に変
わってくる。したがって、設計値の比重とケーブル完成
品との比重を等しくさせることには至っていない。さら
に、使用現場先の水の比重も降水後とか潮の流れによる
海水と雨水の混ざりによって微妙にかわるものであり、
それらの変化に対応して中性浮力とさせるケーブルの設
計は至難である。
来の作業は、煩雑で多大な労力を費やすと共に時間もか
かるものである。さらに、比重の異なるケーブルを各種
製作して用意した場合には、試験実施先の比重によっ
て、その都度ケーブルの巻き替え作業を行う必要があ
り、長さが数百メートルに及ぶ巻き替え作業には煩雑さ
と多くの作業員を配することになる。特に、強力なパワ
ーで駆動する巻取機と、ただ単にキリンと称するケーブ
ルジャッキ上に仮固定されたケーブルドラムとの組み合
わせによって、さらに、熟練の作業員を動員して巻き込
み作業を行うことになるが、巻取機とケーブルドラムが
連動してスムーズに作業が行えるようになるにはかなり
の経験を要する。この種のケーブル巻き替え作業では、
巻き替え用のケーブルドラムが惰力で回り過ぎ、ケーブ
ルが出すぎてキンクしたり、傷をつけたりすることが多
々発生する。また、ケーブルジャッキを乗り越えてケー
ブルドラムが転がりだして作業員を危険な目にあわすこ
とも起こり、安全な方法とは言えない上、所要時間とそ
れに要する経費は多大である。そのほか、雨天後の河川
の流入による海水比重の変化及び水温の変化で海中、海
面と海底間のえい航の実現が難しく、何回かえい航を繰
り返して、そのうちの結果としてうまく行えたデータの
みを採用する手だけしかなかった。このような状況の繰
り返しでは、工数増大や計測の信頼性低下及び作業員の
士気にも影響し、ひいては安全性の低下をおこしかねな
い。またさらに、中性浮力のケーブル設計に際しては、
使用先が海水であるのか淡水かによってケーブル比重の
数値を決めるのが一般的である。また、ケーブルは性能
面やコストの観点から、合成樹脂が多用されており、同
材質の温度変化による収縮または膨張が著しく、それに
伴ってケーブル比重も変化することになる。また、ケー
ブル内部の含浸材の空気含有によっても比重が微妙に変
わってくる。したがって、設計値の比重とケーブル完成
品との比重を等しくさせることには至っていない。さら
に、使用現場先の水の比重も降水後とか潮の流れによる
海水と雨水の混ざりによって微妙にかわるものであり、
それらの変化に対応して中性浮力とさせるケーブルの設
計は至難である。
【0005】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであって、試験用えい航ケーブル内の導通管に比
重調整液体等を封入することによって、ケーブルを中性
浮力、重比重及び浮力性の比重に可変できる機能を有す
る試験用えい航ケーブルを提供することを目的としたも
のである。例えば、先端に計測センサを接続した試験用
えい航ケーブルを岸壁からケーブルガイドを介して水中
に繰り出し、沖合に展張したのち巻取機で巻き込む方法
によって計測センサのえい航試験を行う場合には、中性
浮力ケーブルとして使用し、また、沖合等に仮設した計
測装置に同ケーブルを接続した場合、展張時には浮上、
計測装置のデータ収集中には航行船舶に支障なきように
沈底、さらに、撤収時には浮上させることのできる試験
用えい航ケーブルを提供する。
たものであって、試験用えい航ケーブル内の導通管に比
重調整液体等を封入することによって、ケーブルを中性
浮力、重比重及び浮力性の比重に可変できる機能を有す
る試験用えい航ケーブルを提供することを目的としたも
のである。例えば、先端に計測センサを接続した試験用
えい航ケーブルを岸壁からケーブルガイドを介して水中
に繰り出し、沖合に展張したのち巻取機で巻き込む方法
によって計測センサのえい航試験を行う場合には、中性
浮力ケーブルとして使用し、また、沖合等に仮設した計
測装置に同ケーブルを接続した場合、展張時には浮上、
計測装置のデータ収集中には航行船舶に支障なきように
沈底、さらに、撤収時には浮上させることのできる試験
用えい航ケーブルを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、実施例に対応する図を参照して説明する。
すなはち、本発明の試験用えい航ケーブル(以下ケーブ
ル(100)と言う)は、導線(電源線(102)、信
号線(103))入りのケーブル(100)によって、
水中探査用の観測機器(2)を電気接続させた状態でえ
い航するケーブルにおいて、使用水域の比重に合わせる
ために、ケーブル比重調整用の気体または液体を封入自
在とした導通管(105)をケーブル(1)内に略全通
して有することを特徴としている。ケーブル(100)
には、導通管(105)の一端又は両端から比重調整用
のシリコン油等を注入、注出するための給出孔のノズル
(108)が開閉自在に設けられている。
めの手段を、実施例に対応する図を参照して説明する。
すなはち、本発明の試験用えい航ケーブル(以下ケーブ
ル(100)と言う)は、導線(電源線(102)、信
号線(103))入りのケーブル(100)によって、
水中探査用の観測機器(2)を電気接続させた状態でえ
い航するケーブルにおいて、使用水域の比重に合わせる
ために、ケーブル比重調整用の気体または液体を封入自
在とした導通管(105)をケーブル(1)内に略全通
して有することを特徴としている。ケーブル(100)
には、導通管(105)の一端又は両端から比重調整用
のシリコン油等を注入、注出するための給出孔のノズル
(108)が開閉自在に設けられている。
【0007】
【作用】本発明の試験用えい航ケーブルによれば、導通
管(105)内に使用現場先の海水に合わせて、比重調
整用液体を充填することによってケーブル(100)を
中性浮力に調整することができる。このように、本発明
のケーブル(100)では、現地の比重に合わせること
ができるので、上記のような海水とか淡水によって面倒
で煩雑な巻き替え作業も必要ない。また、淡水と海水の
混じり合いによって比重が他に比べて異なっている河口
が近い場所等でえい航試験を実施する場合、本発明によ
れば、現地に合わせた比重の調整ができるので、従来の
至難であった水平えい航が容易に出来る上、安全かつ経
済的、しかも、少ない作業員で実施できるほか信頼性の
高い試験結果が得られる。
管(105)内に使用現場先の海水に合わせて、比重調
整用液体を充填することによってケーブル(100)を
中性浮力に調整することができる。このように、本発明
のケーブル(100)では、現地の比重に合わせること
ができるので、上記のような海水とか淡水によって面倒
で煩雑な巻き替え作業も必要ない。また、淡水と海水の
混じり合いによって比重が他に比べて異なっている河口
が近い場所等でえい航試験を実施する場合、本発明によ
れば、現地に合わせた比重の調整ができるので、従来の
至難であった水平えい航が容易に出来る上、安全かつ経
済的、しかも、少ない作業員で実施できるほか信頼性の
高い試験結果が得られる。
【0008】
【実施例】以下本発明に係る試験用えい航ケーブルの実
施例を図に従って説明する。図1は、実施例のケーブル
100を使用した水深が10m程度で実施している場合
の態様を示すものである。海側には観測機器としての計
測センサ2を計測船3の補助船4で沖合に展張し、岸壁
A側には計測作業に必要な巻取機5及びガイドローラよ
りなるケーブルガイド6が仮設されている。この場合の
計測作業は、沖合のアンカーブイ7にもやいを取り、ケ
ーブル100のたるみを調整した後、岸壁からの巻き込
み開始合図を受けた後、ケーブル100の緊張、手応え
を感じると同時に水中の切離器8からケーブル100を
解き放す。これにより、計測センサ2は、巻取機5の所
要の速度により巻き込みが行われて、水中をえい航され
る。図1において、9はアンカー、10は引きとめ索、
11はガイドローラである。この時、計測センサ2の速
度に対する各種センサからの電気的信号は、ケーブル1
00を経由し、巻取機5を介して陸上の計測室に送出さ
れデータレコーダ等に収録するようになっている。
施例を図に従って説明する。図1は、実施例のケーブル
100を使用した水深が10m程度で実施している場合
の態様を示すものである。海側には観測機器としての計
測センサ2を計測船3の補助船4で沖合に展張し、岸壁
A側には計測作業に必要な巻取機5及びガイドローラよ
りなるケーブルガイド6が仮設されている。この場合の
計測作業は、沖合のアンカーブイ7にもやいを取り、ケ
ーブル100のたるみを調整した後、岸壁からの巻き込
み開始合図を受けた後、ケーブル100の緊張、手応え
を感じると同時に水中の切離器8からケーブル100を
解き放す。これにより、計測センサ2は、巻取機5の所
要の速度により巻き込みが行われて、水中をえい航され
る。図1において、9はアンカー、10は引きとめ索、
11はガイドローラである。この時、計測センサ2の速
度に対する各種センサからの電気的信号は、ケーブル1
00を経由し、巻取機5を介して陸上の計測室に送出さ
れデータレコーダ等に収録するようになっている。
【0009】実施例のケーブル100は、図2に示すよ
うに、えい航時の抗力に耐えうるためのテンションメン
バー104や浮力調整材、信号線103及び貫通してい
る導通管105により構成されており、その比重は、
1.25を目標に設計されている。ケーブル100の内
部シース106内には、前記テンションメンバー10
4、信号線103及び電源線102が全通し、内部シー
ス106の外周に沿い、外部シース107内には、略全
通して一本乃至複数本の導通管105があり、この導通
管105の一端又は両端には、比重調整用の流体を封入
又は排出するための給出孔に連通するノズル108が設
けられている。ノズル108は、各導通管105に共通
しても、各導通管105毎の設けても良い。このケーブ
ル100を、現地の海水比重に合わせるため、導通管1
05に比重調整油を充填させ、中性浮力にさせてある。
うに、えい航時の抗力に耐えうるためのテンションメン
バー104や浮力調整材、信号線103及び貫通してい
る導通管105により構成されており、その比重は、
1.25を目標に設計されている。ケーブル100の内
部シース106内には、前記テンションメンバー10
4、信号線103及び電源線102が全通し、内部シー
ス106の外周に沿い、外部シース107内には、略全
通して一本乃至複数本の導通管105があり、この導通
管105の一端又は両端には、比重調整用の流体を封入
又は排出するための給出孔に連通するノズル108が設
けられている。ノズル108は、各導通管105に共通
しても、各導通管105毎の設けても良い。このケーブ
ル100を、現地の海水比重に合わせるため、導通管1
05に比重調整油を充填させ、中性浮力にさせてある。
【0010】試験の実施場所は、港内の一部であって三
方を突堤で囲まれた比較的静粛である。また、付近に山
間部からの河口があり、雨天時には多量の水の流れ込み
があり、その影響が多少みうけられる。そのような時の
試験用ケーブル100は沈み加減でえい航され、計測用
センサ2が海底に接触し、衝撃振動電圧が発生し陸上の
表示器には異状値が示される。直ちに、次のえい航試験
に対処するため給出孔ノズル108から所要の比重調整
液を充填する。このようにケーブル100内の導通管1
05に比重調整液を注入充填することによって試験実施
先の環境に合わせてケーブル100の比重を中性浮力に
させることのできることを特徴とし、中性浮力としての
試験用えい航ケーブルが得られる。
方を突堤で囲まれた比較的静粛である。また、付近に山
間部からの河口があり、雨天時には多量の水の流れ込み
があり、その影響が多少みうけられる。そのような時の
試験用ケーブル100は沈み加減でえい航され、計測用
センサ2が海底に接触し、衝撃振動電圧が発生し陸上の
表示器には異状値が示される。直ちに、次のえい航試験
に対処するため給出孔ノズル108から所要の比重調整
液を充填する。このようにケーブル100内の導通管1
05に比重調整液を注入充填することによって試験実施
先の環境に合わせてケーブル100の比重を中性浮力に
させることのできることを特徴とし、中性浮力としての
試験用えい航ケーブルが得られる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の試験用え
い航ケーブルによれば、ケーブルの略全長にわたり、内
部に導通管を設け、そこに比重調整液を注入充填するこ
とで、中性浮力にさせることができる。これにより試験
実施先が、川であろうと海水であろうとも、また両方が
混じり合った水であろうとも、本発明のケーブルによっ
て目的とする試験が満足にできる。従来では、ケーブル
が沈みがちな場合では中性浮力が得られるまでケーブル
の外周に浮力材を巻きつけた。また、ケーブルが浮きぎ
みな場合には、ケーブルの外周に重量性の糸鉛を巻きつ
けた。このような、数百メートルに及ぶケーブル全長に
渡り、外周に比重調整材の巻きつけ作業、確認のための
予行えい航等は、多大な時間と工数を費やすほか、結果
的には、場当たり的な対処によるやり直しの無駄のよう
な事になり、ひいては、作業員の士気低下から安全面に
も影響を及ぼす。また、ケーブルの外周面が凸凹状とな
るため、その凸凹がえい航時に振動を発生させ、データ
上には好ましくない結果の要因になる。本発明のケーブ
ルでは、淡水用とか、海水用の用意をする必要がなく、
かつ、それらの巻き替えのような煩雑で安全に支障をき
たす作業も不要となり、工数の節約と安全面での効果及
び作業性の向上が著しい。また、本発明のケーブルで
は、えい航における再試験の虞が無いので、短時間で一
連のえい航データが習得でき、同一環境のもとで供試品
の評価ができる等研究開発に与える効果も多大である。
い航ケーブルによれば、ケーブルの略全長にわたり、内
部に導通管を設け、そこに比重調整液を注入充填するこ
とで、中性浮力にさせることができる。これにより試験
実施先が、川であろうと海水であろうとも、また両方が
混じり合った水であろうとも、本発明のケーブルによっ
て目的とする試験が満足にできる。従来では、ケーブル
が沈みがちな場合では中性浮力が得られるまでケーブル
の外周に浮力材を巻きつけた。また、ケーブルが浮きぎ
みな場合には、ケーブルの外周に重量性の糸鉛を巻きつ
けた。このような、数百メートルに及ぶケーブル全長に
渡り、外周に比重調整材の巻きつけ作業、確認のための
予行えい航等は、多大な時間と工数を費やすほか、結果
的には、場当たり的な対処によるやり直しの無駄のよう
な事になり、ひいては、作業員の士気低下から安全面に
も影響を及ぼす。また、ケーブルの外周面が凸凹状とな
るため、その凸凹がえい航時に振動を発生させ、データ
上には好ましくない結果の要因になる。本発明のケーブ
ルでは、淡水用とか、海水用の用意をする必要がなく、
かつ、それらの巻き替えのような煩雑で安全に支障をき
たす作業も不要となり、工数の節約と安全面での効果及
び作業性の向上が著しい。また、本発明のケーブルで
は、えい航における再試験の虞が無いので、短時間で一
連のえい航データが習得でき、同一環境のもとで供試品
の評価ができる等研究開発に与える効果も多大である。
【図1】本発明の実施に係わる試験用えい航ケーブルの
使用図である。
使用図である。
【図2】本発明の試験用えい航ケーブルの断面図であ
る。
る。
100 ケーブル、102 導線としての電源線、
103 導線としての信号線、105 導通管、2
観測機器としての計測用センサ、
103 導線としての信号線、105 導通管、2
観測機器としての計測用センサ、
Claims (1)
- 【請求項1】 導線入りのケーブルによって、水中探査
用の観測機器を電気接続させた状態でえい航するケーブ
ルにおいて、使用水域の比重に合わせるために、ケーブ
ル比重調整用の気体または液体を封入自在とした導通管
をケーブル内に略全通して有することを特徴とする試験
用えい航ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17358595A JPH0921658A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 試験用えい航ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17358595A JPH0921658A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 試験用えい航ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0921658A true JPH0921658A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15963314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17358595A Pending JPH0921658A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 試験用えい航ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0921658A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102623095A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-01 | 无锡市长城电线电缆有限公司 | 一种具有辅导体结构的海上漂浮电缆 |
| JP2014046698A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Imott Co Ltd | プロペラガード |
| JP2018188016A (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-29 | 伊佐男 安田 | 海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索 |
| CN110767362A (zh) * | 2019-11-01 | 2020-02-07 | 吕俊锴 | 复合电缆 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4989182A (ja) * | 1972-12-28 | 1974-08-26 | ||
| JPH069338B2 (ja) * | 1989-08-30 | 1994-02-02 | 松下電器産業株式会社 | 中間周波信号処理回路 |
| JPH0735581A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-07 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 水中探査用計測センサの曳航ケーブル |
| JPH0742161A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-10 | Shimizu Corp | ケーソンの沈設方法 |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17358595A patent/JPH0921658A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4989182A (ja) * | 1972-12-28 | 1974-08-26 | ||
| JPH069338B2 (ja) * | 1989-08-30 | 1994-02-02 | 松下電器産業株式会社 | 中間周波信号処理回路 |
| JPH0735581A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-07 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 水中探査用計測センサの曳航ケーブル |
| JPH0742161A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-10 | Shimizu Corp | ケーソンの沈設方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102623095A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-01 | 无锡市长城电线电缆有限公司 | 一种具有辅导体结构的海上漂浮电缆 |
| JP2014046698A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Imott Co Ltd | プロペラガード |
| JP2018188016A (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-29 | 伊佐男 安田 | 海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索 |
| CN110767362A (zh) * | 2019-11-01 | 2020-02-07 | 吕俊锴 | 复合电缆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6350085B1 (en) | Cable deployment system and method of using same | |
| CN113120166B (zh) | 一种极地锚碇潜标布放系统、方法、存储介质、计算机 | |
| CN113247202B (zh) | 一种水下试验保障装置和试验方法 | |
| CN110304207A (zh) | 用于海底管道和电缆巡检维护作业的专用测量船 | |
| CN105216965A (zh) | 船岸拖带试验方法 | |
| JP2005121077A (ja) | 海底管敷設工法 | |
| JPH0921658A (ja) | 試験用えい航ケーブル | |
| CN110617941A (zh) | 用于定深测试拖曳阻力的装置及方法 | |
| JP6949690B2 (ja) | 浮体係留方法および浮体 | |
| JPH09243363A (ja) | 水底・水中状況の観測方法および装置 | |
| CN115541180B (zh) | 一种潜航器水下拖曳试验方法及装置 | |
| RU2404081C1 (ru) | Способ постановки притопленного океанологического буя | |
| JP6884311B2 (ja) | 敷設方法 | |
| CN115056946B (zh) | 一种监测鲸豚类的船基拖曳式移动声学考察装置及方法 | |
| CN216792424U (zh) | 一种舰船磁场检测系统 | |
| Jeroense | Recommendations for mechanical testing of submarine cables (and their accessories) | |
| US20150232155A1 (en) | Retriever System for a Streamer | |
| CN221367358U (zh) | 用于小型测量船的浅地层剖面仪拖鱼侧舷安装装置 | |
| RU2809879C1 (ru) | Способ транспортировки ледового образования | |
| RU157308U1 (ru) | Устройство для работы с донными геофизическими станциями | |
| Kang et al. | of Submarine Cable Laying Construction | |
| JPH0735581A (ja) | 水中探査用計測センサの曳航ケーブル | |
| Kang et al. | Review of the Current Situation and Problems of Submarine Cable Laying Construction Technology | |
| Mobley et al. | A new thermistor chain for underwater temperature measurement | |
| JPS6222023A (ja) | 湖沼等における全断面域の水温、濁度などの測定方法 |