JPH09217085A - 改質されたミント油類とその製造方法 - Google Patents
改質されたミント油類とその製造方法Info
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- JPH09217085A JPH09217085A JP2441196A JP2441196A JPH09217085A JP H09217085 A JPH09217085 A JP H09217085A JP 2441196 A JP2441196 A JP 2441196A JP 2441196 A JP2441196 A JP 2441196A JP H09217085 A JPH09217085 A JP H09217085A
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Abstract
インガム、ゼリー菓子その他の菓子類、練り歯磨、清涼
剤、含嗽剤等の口中使用剤及び経口薬剤、外用薬剤等の
一般薬品類並びにタバコ等の嗜好品に対して用いられる
フレーバリング材料としてのミント香料について、不快
臭或いは不快味(風味)、苦味物質、雑草様香気、樹脂
状の物質を取り除き、よりクールで、清潔な、そして自
然な風味と香気を有し、而も酸化による劣化や加熱劣化
が無い製品を提供し、これを操業効率よく取得すること
を目的とする。 【解決手段】 粗ミント油類を、温度35〜100 ℃の範囲
で、圧力76〜350kg/cm2の領域下において、超臨界二酸
化炭素と接触させ、粗ミント油類中の不快臭或いは不快
味、不安定なテルペン炭化水素、雑草様香気、樹脂状の
物質を分画除去する。
Description
等の飲食料品、チューインガム、ゼリー菓子その他の菓
子類、練り歯磨、清涼剤、含嗽剤等の口中使用剤及び経
口薬剤、外用薬剤等の一般薬品類並びにタバコ等の嗜好
品に対して用いられるフレーバリング材料としてのミン
ト香料と、その製造方法に関する。
ント油等のミント油類の香味を改質する方法としては、
従前下記のような方法が知られていた。
いは水蒸気蒸留して、低沸点部分に存在する悪臭物質と
高沸点ピッチを除去し、若しくは、ミント油類に、その
酸価を中和するのに必要な量より稍過剰なアルカリを加
えて水蒸気蒸留し、悪臭及び苦味物質を中和、加水分解
或いは重合させて除去する方法。
するか、ミント油類を粒状活性炭の層を通して、悪臭物
質及び樹脂状物質を吸着し、これらを除去する方法。
いは亜硫酸ナトリウムの水溶液と反応させて、油中のア
ルデヒド及びα,β−不飽和ケトン類との付加化合物を
生成させ、これを除去する方法。
せて、油中のメントフランとの付加物を生成させ、これ
を除去する方法。
グ試薬と反応させて、油中の不飽和化合物及びアルデヒ
ド類を酸化分解する方法。
射によりメントフランを酸化し除去する方法。
(ソジウムボロハイドライド)を作用させて悪臭物質を
還元する方法。
中のアルミニウム粉或いはニッケル−アルミニウム粉を
作用させて悪臭物質を還元する方法。
ている超臨界抽出法に関連する改質方法としては、 (9) 新鮮な、または、乾燥したミント植物原料から、超
臨界二酸化炭素を使用する抽出方法によって改良された
ミントタイプのフレーバー油を製造する方法。
べた上記従来の技術は、機能的には、分画、中和反応、
吸着、付加反応、酸化反応、還元反応に分類されるが、
それらの手段は、反応処理後に減圧蒸留や水蒸気蒸留に
よる分離分画を必要とし、或いはこれら幾つかの方法を
併用する場合が多かった。
実の実施に当たって、次のような点を考慮する必要があ
った。
変化等により、ミント油類のもつ自然な風味を損なわな
いようにすること。
いようにすること。
ること。
こと。
手段及び実施上の条件をもってしても、なお次のような
欠陥や、問題点があった。
は、ミント油類中の或る種の成分が蒸留に必要な高温度
によって、酸化したり、加水分解する傾向があり、所謂
加熱臭が発生して、取得目的物であるミント油類の風味
に著しい悪影響を及ぼすことになり、また、多量の脱臭
剤、吸着剤を必要とする方法、及び亜硫酸塩、重金属を
使用する方法では、企業的には生産上の経費を高めるこ
とになり、適格なものとは云い難かった。
は、試薬が高価であって、而も貯蔵中に変化し易いとい
う問題があった。
出によってミント油類を製造する方法では、オイル含有
量の少ない嵩張る原料の運搬コストや、変質し易い植物
原料の運搬中の品質管理を適切に行なう煩雑さがあっ
て、こうした観点から見れば、植物生産地近傍で実施す
る場合にのみその有用性が評価され、必要時に必要量だ
け精製製造するといったことには適していなかった。
ら、直接に超臨界二酸化炭素抽出によってミント油類を
製造する方法にあっては、収率が少ないことや、連続抽
出が困難であることから、製造コストが高くつくものと
なっていた。
から水蒸気蒸留によって製造される粗天然ミント油を、
食品フレーバー用に供するために、その香味を改質しよ
うとするものであって、ここに使用される原料としての
ミント植物は、メンタ ピペリタ(Mentha piperita
)、メンタ スピカータ(Mentha spicata)及びメン
タ アルベンシス( Mentha arvensis)であり、これら
から抽出される天然ミント油としては、夫々ペパーミン
ト油、スペアミント油及びハッカ油等のミント油類が対
象とされる。
快臭或いは不快味(風味)、苦味物質、雑草様香気、樹
脂状の物質を取り除き、よりクールで、清潔な、そして
自然な風味と香気を有し、而も酸化による劣化や加熱劣
化が無い製品を得ようとするもので、これにより、フレ
ーバリング対象に適した香味成分を分画濃縮し、フレー
バーリング対象である食品、チューインガム、菓子類、
練り歯磨、ゼリー、エキス、飲料、口中清涼剤及び薬、
タバコ等に使用して風味をつける際の、より優れた香料
に改質しようとするものである。
陥や問題点を改善しようとするものであって、より具体
的には、溶媒と抽出物との分離が簡単であり、而も製品
に溶媒が残存しないようにし、植物の水蒸気蒸留により
製造された粗天然ミント油中の不快臭或いは不快味(風
味)、不安定なテルペン炭化水素、雑草様香気、樹脂状
の物質を取り除き、斯くして、加熱劣化臭を含まない、
よりクールな、清潔で自然な風味と香気を有するフレー
バーを得ようとするものである。
〜100 ℃の範囲で、圧力76〜350 kg/cm2 の領域におい
て超臨界二酸化炭素と接触させることによって、粗ミン
ト油類中の不快臭或いは不快味、不安定なテルペン炭化
水素、雑草様香気、樹脂状の物質を分画抽出除去する。
これにより、抽出された精製ミント油類に、よりクール
な、清潔で自然な風味と香気を有し、且つ酸化による劣
化や加熱劣化が無いようにすることができる。
100 ℃、圧力76〜350kg/cm2 の範囲の超臨界状態のもの
であり、抽出分画は、先ず、初期抽出条件下において揮
発性不快臭成分及び不安定なモノテルペン類を選択的に
抽出除去し、続いて後期抽出条件下において、より精製
度の高い風味をもったミント油類を抽出する。この抽出
に際し、未抽出の不揮発性不快風味成分及び樹脂状物質
は、抽出残渣として除去する。
分の選択的抽出を実現する状態で使用される。即ち、こ
の場合、超臨界二酸化炭素は、圧力が大きいほど溶解力
が大きくなるが、他面ミント油類の場合、高圧では超臨
界二酸化炭素相と油相とが1相となり、選択的2相分離
が不可能になってしまう。従って、超臨界二酸化炭素を
用いるに当たって、2相状態に区分するためには、抽出
条件を、例えば、35℃で76〜 80kg/cm2 、40℃で76〜 9
3kg/cm2 、50℃で76〜103kg/cm2 、100 ℃で85〜150kg/
cm2 といった温度及び圧力の段階的な使用をする。熱劣
化を避けるためには、温度35〜70℃、圧力76〜120kg/cm
2 の範囲で行なうことが好ましい。
を、初期条件より溶解力の高い状態で使用する。即ち、
温度を35〜100 ℃の範囲で、圧力を150 〜350kg/cm2 の
領域で使用する。この際熱劣化を避けるためには、温度
を35〜70℃、圧力を150 〜350kg/cm2 の範囲とすること
が好ましい。
cm以下臨界点までの条件では、粗メントールの二酸化炭
素への溶解度が極めて小さく、選択的2相分離の効率が
極端に悪く、抽出条件としては好ましくない。また臨界
点以下の温度域では如何なる圧力にても、二酸化炭素と
粗ミント油類は1相となり、本発明が目的とする選択的
2相分離行為そのものができない。一方、抽出温度が 1
00℃以上の場合もまた、二酸化炭素に対する粗ミント油
類の溶解度は低いが、この場合は、高圧力を使用すれ
ば、選択的2相分離の効率を上げることはできない。然
しながら、この条件の創生は、実施室内では不可能では
ないものの、耐圧装置への過剰な設備投資を余儀なくさ
れる点や、操作上の煩雑さを考慮するとき、実用性は極
めて乏しいと考えられ、やはり本発明を実施する上で好
ましい抽出条件とは云えないことにある。
を実例として、本発明を説明するが、なお、本発明の装
置としては、これに限定されるものではなく、連続的抽
出装置の態様で実施することもできる。
例を示すものである。図中、10,11は水浴槽を示し、抽
出温度に温めた水浴槽10中に収容した抽出槽4に、原料
となるミント油を仕込む。炭酸ガスを炭酸ガスボンベ1
から、過冷却器2を通じて、液炭供給用ポンプ3に送
り、所要の抽出圧力に昇圧し、水浴槽10中の導管を経て
抽出槽4内下部の焼結フィルター9から原料ミント油中
に送り出す。導入炭酸ガスにより、抽出槽4の下部から
原料ミント油中をバブリングしながら、この炭酸ガスを
上方に向けて放出するが、抽出物を溶解した二酸化炭素
溶液は、抽出槽4の上部から分離槽5に送られる。抽出
槽4の圧力は、保圧弁6により、分離槽5の圧力は保圧
弁7により、夫々調節し、何れの保圧弁も、減圧時の膨
脹熱による冷却を避けるために、埋め込みヒーターによ
って熱を供給する。分離槽5内で減圧された二酸化炭素
は、フローメーター8を経て外部へ流出し、分離槽5内
の抽出物は、抽出物抜き出し弁13から捕集する。抽出終
了時の抽出槽4内の残存物は、常圧に減圧後、抽出槽4
の抜き出し弁12から取り出す。図示装置において、水浴
槽10及び11、並びに保圧弁6及び7は、夫々に対する調
節により、抽出途中にあって、抽出作業の途上でそれら
の温度、圧力並びに分離の温度、圧力に変更を加えるこ
とが可能である。
製造方法の実例について具体的に述べる。
仕込み、この原料粗ミント油と二酸化炭素との混合物が
2相状態で存在する40℃、83kg/cm2 の条件下におい
て、二酸化炭素を毎時600gの速度で供給しながら、二酸
化炭素と原料粗ミント油との重量比が0.3 となるまで抽
出操作を続けた。なお、抽出操作の行なわれている間、
分離槽5を14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち続けた。こ
のような抽出操作の結果、分離槽5には原料粗ミント油
から抽出された揮発性の不快臭成分及び雑草様香気成分
部分2g を得、抽出槽4には、抽出残物部分として、精
製された改質ペパーミントオイル245gを得た。
仕込み、この原料粗ミント油と二酸化炭素との混合物が
1相状態で存在する40℃、250kg /cm2 の条件下におい
て、二酸化炭素を毎時700gの速度で供給しながら、二酸
化炭素と原料粗ミント油との重量比が13となるまで抽出
操作を続けた。抽出操作の行なわれている間、分離槽5
を14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち続けた。このような
抽出操作の結果、分離槽5には、抽出物として、精製さ
れた改質ペパーミントオイル240gを得、抽出槽4には、
抽出残渣として原料粗ミント油中の高沸点樹脂状物及び
不快味成分部分4g を得た。
仕込み、この原料粗ミント油と二酸化炭素との混合物が
2相状態で存在する40℃、83kg/cm2 の条件下におい
て、二酸化炭素を毎時600gの速度で供給しながら、二酸
化炭素と原料粗ミント油との重量比が0.2 となるまで抽
出操作を続けた。抽出操作の行なわれている間、分離槽
5を14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち続けた。このよう
な抽出操作の結果、第1抽出物として、分離槽5には、
原料粗ミント油から抽出された揮発性の不快臭成分及び
雑草様香気成分部分1.7gを得た。分離槽5からこの第1
抽出物を抜き出し廃棄した後、続いて、原料粗ミント油
から高沸点樹脂状物及び不快味成分を分離する工程を効
率良く操作するために、抽出槽の抽出条件をミント油と
二酸化炭素との混合物が1相状態で存在する40℃、250k
g /cm2 に変え、二酸化炭素を毎時700gの速度で供給し
ながら、二酸化炭素と原料粗ミント油との重量比が13.7
となるまで抽出操作を続けた。この抽出操作の行なわれ
ている間、分離槽5は、これを14℃、40kg/cm2 の条件
下に保ち続けた。このような抽出操作の結果、第2抽出
物として、分離槽5には精製された改質ミントオイル23
7gを得、抽出槽4からは、抽出残渣として、原料粗ミン
ト油中の高沸点樹脂状物及び不快味成分部分6g を得
た。
250gを抽出槽4に仕込み、この原料粗ミント油と二酸化
炭素との混合物が2相状態で存在する40℃、83kg/cm2
の条件下において、二酸化炭素を毎時500gの速度で供給
しながら、二酸化炭素と原料粗ミント油との重量比が0.
15となるまで抽出操作を続けた。この抽出操作が行なわ
れている間、分離槽5を14℃、40kg/cm2 の条件下に保
ち続けた。このような抽出操作の結果、第1抽出物とし
て、分離槽5には原料粗ミント油から抽出された揮発性
の不快臭成分及び雑草様香気成分部分3.0gを得た。分離
槽5からこの第1抽出物を抜き出し廃棄した後、続い
て、原料粗ミント油から高沸点樹脂状物及び不快味成分
を分離する工程を効率良く操作するために、抽出槽の抽
出条件をミント油と二酸化炭素との混合物が1相状態で
存在する40℃、150kg/cm2 に変え、二酸化炭素を毎時5
70gの速度で供給しながら、二酸化炭素と原料粗ミント
油との重量比が16.4となるまで抽出操作を続けた。この
抽出操作が行なわれている間、分離槽5の方は、14℃、
40kg/cm2 の条件下に保ち続けた。このような抽出操作
の結果、第2抽出物として、分離槽5には精製された改
質スペアミントオイル227gを得、抽出槽4からは、抽出
残渣として、原料粗ミント油中の高沸点樹脂状物及び不
快味成分部分13g を得た。
250gを抽出槽4に仕込み、この原料粗ミント油と二酸化
炭素との混合物が2相状態で存在する40℃、83kg/cm2
の条件下において、二酸化炭素を毎時570gの速度で供給
しながら、二酸化炭素と原料粗ミント油との重量比が0.
1 となるまで抽出操作を続けた。この抽出操作が行なわ
れている間、分離槽5を14℃、40kg/cm2 の条件下に保
ち続けた。このような抽出操作の結果、第1抽出物とし
て、分離槽5には原料粗ミント油から抽出された揮発性
の不快臭成分及び雑草様香気成分部分5.4gを得た。分離
槽5からこの第1抽出物を抜き出し廃棄した後、続い
て、原料粗ミント油から高沸点樹脂状物及び不快味成分
を分離する工程を効率良く操作し、原料粗ミント油の高
沸点香気成分を実施例4よりも更に効率良く抽出するた
めに、抽出槽の抽出条件をミント油と二酸化炭素との混
合物が1相状態で存在する40℃、250kg /cm2に変え、
二酸化炭素を毎時570gの速度で供給しながら、二酸化炭
素と原料粗ミント油との重量比が14.5となるまで抽出操
作を続けた。抽出操作の行なわれている間、分離槽5は
14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち続けた。このような抽
出操作の結果、第2抽出物として、分離槽5には精製さ
れた改質スペアミントオイル225gを得、抽出槽4からは
抽出残渣として、原料粗ミント油中の高沸点樹脂状物及
び不快味成分部分12g を得た。
造方法の実例について具体的に述べる。
を示すものであり、その実施例は下記実施例6,7,8
によって詳述する。
される抽出塔15に向けて、原料供給用ポンプ16の作動に
より、原料容器20から原料粗ミント油類を供給する。二
酸化炭素は、炭酸ガスボンベ1から過冷却器2を通じ、
液炭供給用ポンプ3に送られて抽出圧力に昇圧され、熱
交換器14で抽出温度に昇温され、抽出塔15に供給され
る。抽出塔15内は、保圧弁6及び塔外周のヒーターによ
り調整して、予め第1抽出条件の抽出圧力、抽出温度の
超臨界二酸化炭素で満たされており、原料供給と同時に
抽出が開始される。溶解し易い成分である揮発性不快風
味成分及びテルペン炭化水素等は、超臨界二酸化炭素に
溶解し、保圧弁6を通って分離槽19に移行する。分離槽
19内の圧は、保圧弁7により、分離条件圧に調整する。
減圧時の熱膨脹による冷却を避けるために、保圧弁6及
び7には、埋め込みヒーターにて熱を供給し、熱交換器
18により分離温度に調整する。分離槽19内の抽出物は、
抜き出し弁13から抜き出す。抽出塔15の抽出残物を抽出
残物抜き出し弁12から抜き出し、次の第2抽出に用い
る。抽出残物の風味がフレーバーリング目的に一致する
場合には、第2抽出は行なわず、抽出残物を精製された
改質ミント油として利用する。
て、第1抽出の抽出残物を用い、第2抽出条件の抽出圧
力及び抽出温度に設定し、第1抽出と同様にして抽出を
行ない、分離槽19内の抽出物を抜き出し弁13から抜き出
して精製された改質ミント油として利用する。
る40℃、83kg/cm2 の条件下において、ディクソンパッ
キングを充填した抽出塔15の下部から、二酸化炭素を毎
時7kgの流速で供給しながら、抽出塔15内部が安定して
から、原料供給用ポンプ16から原料となるマドラス産粗
ペパーミントオイルを毎時2kgの速度で供給し、二酸化
炭素と原料粗ミント油との連続的向流抽出を行なった。
分離槽19は、14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち、粗ミン
ト油から抽出された揮発性不快臭及び雑草様香気成分を
分離槽19の下部抜き出し弁13から抜き出し、廃棄した。
抽出塔15の底部に残る抽出残物を底部の抜き出し弁17か
ら抜き出して、精製された改質ペパーミントオイルを得
た。
40℃、150kg /cm2 の条件下において、ディクソンパッ
キングを充填した抽出塔15の下部から二酸化炭素を毎時
7kgの速度で供給しながら、抽出塔15内部が安定した
後、原料供給用ポンプ16から原料となるマドラス産粗ペ
パーミントオイルを毎時2kgの速度で供給し、二酸化炭
素と原料粗ミント油との連続的向流抽出を行なった。分
離槽19を、14℃、40kg/cm2 の条件下に保ち、分離槽19
内で二酸化炭素から分離した抽出物は、精製された改質
ペパーミントオイルとして分離槽19の下部に設けた抜き
出し弁13から抜き出した。抽出塔15の底部には、原料粗
ミント油から分離された高沸点樹脂状物や、不快味成分
部分が抽出残物として残るが、この抽出残物は、抽出塔
15の底部抜き出し弁17から抜き出し、廃棄した。
相状態で存在する40℃、83kg/cm2 の条件下において、
ディクソンパッキングを充填した抽出塔15の下部から二
酸化炭素を毎時7kgの流速で供給しながら、抽出塔15の
内部が安定した後、原料供給用ポンプ16から原料となる
マドラス産粗ペパーミントオイルを毎時2kgの速度で供
給し、二酸化炭素と原料粗ミント油との連続的向流抽出
を行なった。分離槽19を14℃、40kg/cm2 の条件下に保
ち、粗ミント油から抽出された揮発性不快臭及び雑草様
香気成分部分を分離槽19の下部抜き出し弁13から抜き出
し、廃棄した。抽出塔15の底部に残った抽出残物は、抜
き出し弁12から抽出残物容器21に抜き出した。
を効率よく抽出するために、抽出条件をミント油と二酸
化炭素との混合物が1相状態で存在する40℃、150kg /
cm2に変え、この条件下において、供給原料が第1抽出
で得られた抽出残物である以外は、第1抽出と同様の操
作をして抽出した。分離槽19内で二酸化炭素と分離した
抽出物は、精製された改質ペパーミントオイルとして、
分離槽19の下部にある抜き出し弁13から抜き出した。抽
出塔15の底部には、原料粗ミント油から分離された高沸
点樹脂状物及び不快味成分部分が抽出残物として残る
が、この抽出残物は、抜き出し弁17から抜き出し、廃棄
した。
と比較するために、以下のような3つの実験を比較例と
して行なった。
蒸気蒸留し、当初留出部分(オイル部分の収率は対原料
比3%)を除去し、続く留出部分の水部とオイル部とを
分液した後、オイル部分(対原料比90%)を硫酸マグネ
シウムにより脱水、続いて濾紙で濾過して得られた濾液
部を供試ペパーミントオイルとした。
圧下に精留塔を用いて精留し、初期留出部分(対原料比
3%)を除去し、続く留出部分(対原料比90%)を供試
ペパーミントオイルとした。
トスコッチ)を使用し、比較例1と同様にして精製スペ
アミントオイルを得た。
得られた製品と上記各比較例によって得られた製品とを
比較する為に、各々のサンプルについて、官能検査及
び、ガスクロマトグラフィーによる判定を行なった。
酸化炭素抽出による精製改質油、水蒸気蒸留処理油及び
減圧蒸留処理油の夫々をガム及び水への賦香品によって
評価した。
って行なわれた。
強さ、美味しさの程度で評価した。総合点(7点満点)
を含めてその結果を以下の表1に示す。
臭の成分であるジメチルスルフィド、不安定なモノテル
ペン炭化水素成分であるリモネン、1,8‐シネオー
ル、苦味や不快臭の成分である3‐オクタノール、メン
トフラン、更にメントンとメントール異性体等の含量や
組成バランス等を分析し比較検討した結果、官能検査結
果とかなりの相関性があることを見出だしもした。
劣化や加熱劣化が起こらない。
化炭素量、速度等)や分画の割合を選定することによ
り、フレーバーリング対象に適した任意の香味成分組成
物を分画濃縮できる。
(風味)、不安定なテルペン炭化水素、雑草様香気、樹
脂状の物質を取り除き、加熱劣化臭を含まない、よりク
ールな、清潔で自然な風味と香気を有するフレーバーを
得ることができる。
食品としての使用が許可されない溶媒を全く使用せずに
実施が可能であり、この発明の実施上使用される溶媒で
ある炭酸ガスは、全く製品に残存せず、より安全であ
る。
出装置の一例を示すものである。
置の実例を示すものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ミント類植物の水蒸気蒸留によって得ら
れる粗ミント油類を、温度35〜100 ℃の範囲で、圧力76
〜350kg /cm2 の領域において超臨界二酸化炭素と接触
させて抽出した改質されたミント油類。 - 【請求項2】 ミント類植物の水蒸気蒸留によって得ら
れる粗ミント油類を、温度35〜100 ℃の範囲で、圧力76
〜350kg /cm2 の領域において超臨界二酸化炭素と接触
させ、粗ミント油類中の不快臭或いは不快味、不安定な
テルペン炭化水素、雑草様香気、樹脂状の物質を除去す
ることを特徴とする改質されたミント油類の製造方法。 - 【請求項3】 ミント類植物の水蒸気蒸留によって得ら
れる粗ミント油類を、温度35〜100 ℃の範囲で、圧力76
〜350kg /cm2 の領域において超臨界二酸化炭素と接触
させ、粗ミント油類中の不快臭或いは不快味、不安定な
テルペン炭化水素、雑草様香気、樹脂状の物質を除去す
るに当たり、前記温度範囲及び圧力領域の組合わせ条件
を変化して、2段階以上の抽出ステップにより夫々のス
テップにおいて精製ミント油類を分画抽出することを特
徴とする改質されたミント油類の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02441196A JP3935988B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 改質されたミント油類とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02441196A JP3935988B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 改質されたミント油類とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217085A true JPH09217085A (ja) | 1997-08-19 |
| JP3935988B2 JP3935988B2 (ja) | 2007-06-27 |
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ID=12137425
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP02441196A Expired - Fee Related JP3935988B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 改質されたミント油類とその製造方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
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| WO2019035487A1 (ja) * | 2017-08-18 | 2019-02-21 | ライオン株式会社 | シソ科メンタ属植物由来の抽出物とその製造方法 |
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1996
- 1996-02-09 JP JP02441196A patent/JP3935988B2/ja not_active Expired - Fee Related
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