JPH09217690A - スクロール気体圧縮機 - Google Patents

スクロール気体圧縮機

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JPH09217690A
JPH09217690A JP8026394A JP2639496A JPH09217690A JP H09217690 A JPH09217690 A JP H09217690A JP 8026394 A JP8026394 A JP 8026394A JP 2639496 A JP2639496 A JP 2639496A JP H09217690 A JPH09217690 A JP H09217690A
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compression
bypass
chamber
discharge
scroll
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JP8026394A
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Katsuharu Fujio
勝晴 藤尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to CN96118600A priority patent/CN1086778C/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮効率向上のための効果的なバイパス穴と
バイパス弁および圧縮室への給油通路の配置構成を実現
したものである。 【解決手段】 吐出口30に最も近い第2圧縮室2bが
吐出口30に開口した直後の状態で、バイパス穴39が
旋回スクロールラップ13aによって遮閉されない位置
で、且つ、圧縮室2または吸入室31に供給される潤滑
油の流入位置よりも吐出口30の側にバイパス穴39と
バイパス弁40を設けたものである。この構成によれば
運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場合には、圧縮途中
気体を吐出室32に一部排出して過圧縮を防止する。ま
た、バイパス作用のない場合には、潤滑油がバイパス穴
を充填するので圧縮気体の圧縮室残留を防止し、圧縮気
体の再膨張,圧縮による圧縮効率低下を防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール気体圧縮
機のバイパス穴の配置とバイパス気体の通路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】低振動、低騒音特性を備えたスクロール
気体圧縮機は、吸入室が圧縮空間を形成する渦巻きの外
周部に有り、吐出口が渦巻きの中心部に設けられ、吸入
容積と最終圧縮室容積とで決定する圧縮比が一定であ
る。
【0003】特に、吸入圧力と吐出圧力とで定める圧縮
比の変動が少ない場合は、それに合わせた容積比を設定
することによって、往復動圧縮機や回転式圧縮機のよう
な流体を圧縮するための吐出弁装置を必要とせず、高効
率な圧縮ができる。
【0004】このスクロール気体圧縮機を空調用冷媒圧
縮機として使用する場合は、可変速運転や空調負荷変動
によって冷媒の吸入圧力と吐出圧力が変化する。
【0005】そして、実際の圧縮比と設定圧縮比との間
の差によって、不足圧縮や過圧縮運転が生じる。不足圧
縮時には、吐出室の高圧冷媒ガスが吐出口から圧縮室に
間欠的に逆流し、圧縮入力の増加を招く。
【0006】また、液冷媒や多量の潤滑油を圧縮する、
いわゆる液圧縮現象が生じた場合には、超過圧縮状態と
なり、圧縮入力の異常上昇,過大な振動と騒音、圧縮機
破損を招くことがある。
【0007】このような圧縮不足に起因する圧縮流体の
逆流を防ぐ方策として、吐出口の出口側に逆止弁装置を
設けることもある。
【0008】また、過圧縮を軽減する方策として、特公
平5−49830号公報に記載されているように、吸入
室にも吐出口にも間欠的に通じない常時密閉空間となる
圧縮室を有する場合には、超過圧縮発生頻度の高い常時
密閉空間となる圧縮室から吐出室に通じる対称位置に配
置されたバイパス穴を設け、バイパス穴の出口側に吐出
室への流体流出のみを許容するバイパス弁装置を設けて
液圧縮や過圧縮に起因する圧縮機破損を防止する手段が
知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、超過圧縮となる液圧縮や通常の過圧縮は
上述の常時密閉空間に限らず、圧縮途中の任意の圧縮室
でも生じる可能性がある。
【0010】また、スクロール気体圧縮機の構成によっ
ては常時密閉空間となる圧縮室が存在しない容積比を備
える場合もある。さらに、過圧縮が生じない運転状態の
場合もある。
【0011】したがって、バイパス穴を設置することは
圧縮途中ガスの圧縮室内残留を生じさせ、その結果、圧
縮効率低下を招き易いことから、特に、常時密閉空間と
なる圧縮室が存在しない容積比を備える構成のスクロー
ル気体圧縮機の場合は、バイパス穴開設の具体的な指針
が少ないという課題があった。
【0012】上述の理由から、圧縮機破損防止のために
設けられるバイパス穴の位置が、吐出口を開閉する逆止
弁装置と関係してバイパス弁装置の配置構成から決めら
れることが多かった。
【0013】当然のことながら、スクロール気体圧縮機
の幅広い圧縮比運転領域での圧縮効率向上のためにバイ
パス穴とバイパス弁装置を積極的に導入する考え方が少
なかった。
【0014】また、圧縮完了圧縮室が吐出口に開通直後
は、吐出口内の圧力が上昇して逆止弁装置が開通するま
での間、逆止弁装置の応答性に応じて遅延する結果、吐
出口内で過圧縮が生じるなどの付加的な要因があり、入
力低減に効果的なバイパス機能を備えたスクロール気体
圧縮機の実現が望まれていた。
【0015】なお、圧縮完了圧縮機が吐出口に開通直後
の吐出口内圧力上昇を抑制する方策として、吐出口の周
囲に小径の吐出孔を配置して気体排出通路を確保する手
段が実開昭62−26591号公報で開示されている。
【0016】しかしながら、これら小径の吐出孔は吐出
口と同作用に供されるのみで、上記課題解決の一方策と
して応用できなかった。
【0017】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、圧縮比が大きい運転状態での性能を損なう
ことなく、運転頻度の高い圧縮比が中以下の運転状態で
の性能向上を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、吐出口に最も近い圧縮室の特定の範囲にバ
イパス穴を設けると共に、バイパス穴よりも下流側に潤
滑油を供給したものである。上記バイパス穴と給油構成
によって、運転圧縮比が設定圧縮比より大きい場合と小
さい場合とを含めた全運転圧縮比領域を通した全体の圧
縮効率を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するための請求
項1記載の発明は、渦巻状の圧縮空間には吐出室にも吸
入室にも間欠的に連通しない空間が存在せず、吐出口に
最も近い圧縮室が吐出口に開通した直後の状態で、旋回
スクロールラップの端部によってバイパス穴の通路を狭
められず且つ圧縮室または吸入室に潤滑油を供給する給
油通路よりも吐出口の側の位置に、圧縮室と吐出室との
間を連通するバイパス穴とバイパス穴の出口側を開閉す
るバイパス弁を設けたものである。
【0020】そして、この構成によれば運転圧縮比が設
定圧縮比より大きい場合にも、吐出口に開口直前の圧縮
室内気体の吐出室への一部排出を促進させて吐出口から
気体を排出する際の過圧縮を制御することができる。
【0021】また運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場
合には、圧縮途中気体を吐出室に一部排出して過圧縮を
防止することができる。
【0022】請求項2記載の発明は、複数対のバイパス
穴が旋回スクロールラップによって同時に閉塞されない
ように配置したものである。そして、この構成によれば
バイパス機能が作用する圧縮室の範囲が広がる。
【0023】請求項3記載の発明は、旋回スクロールラ
ップの先端に設けた渦巻き状溝に渦巻き状のシール部材
を遊合状態で配置した構成で、シール部材が各バイパス
穴を全閉塞することのない形状寸法と位置にバイパス穴
を設けたものである。
【0024】そして、この構成によれば各バイパス穴と
渦巻き状溝とシール部材を介して隣接する圧縮室への気
体漏洩を防ぐと共に、潤滑油が各バイパス穴に充満して
圧縮室としての死空間が解消する。
【0025】請求項4記載の発明は、底面にバイパス穴
が開口し且つ他端が吐出室に通じるパイパス吐出室を固
定スクロールの鏡板に凹設し、バイパス吐出室にバイパ
ス弁を配置した構成で、圧縮途中気体がバイパス弁を通
過することによって逆止弁装置の弁体を押し上げて吐出
口を開通させるべく、バイパス吐出室から吐出室への気
体排出通路を設けたもので、過圧縮時にバイパス弁と同
時に逆止弁装置が開いて、吐出口からの圧縮気体排出を
早めて吐出口での過圧縮を防止する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例の横置形スクロール気
体圧縮機について、図面を参照して説明する。
【0027】(実施例1)図1において、1は鉄製の密
閉容器で、その内部全体は吐出管(図示なし)に連通す
る高圧雰囲気となり、その中央部にモータ3、右部に圧
縮部が配置され、モータ3の回転子3aを固定した駆動
軸4の一端を支承する圧縮部の本体フレーム5が密閉容
器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スク
ロール7が取り付けられている。
【0028】駆動軸4に設けられた主軸方向の油穴12
は、その一端が給油ポンプ装置(図示なし)に通じ、他
端が最終的に主軸受8に通じている。固定スクロール7
と噛み合って圧縮室2を形成する旋回スクロール13
は、渦巻き状の旋回スクロールラップ13aと旋回軸1
3cとを直立させたラップ支持円板13bとから成り、
固定スクロール7と本体フレーム5との間に配置されて
いる。
【0029】また、前述の実開昭62−26591号公
報でも開示されているような、渦巻き状溝13dが旋回
スクロールラップ13aの先端に設けられている。この
渦巻き状溝13dと同形状をした渦巻き状のシール部材
13eが渦巻き状溝13d内に油膜形成ができる程度の
微小隙間を有して遊合状態で配置されている。
【0030】固定スクロール7は、鏡板7aと渦巻き状
の固定スクロールラップ7bとから成り、固定スクロー
ルラップ7bの中央部に吐出口30、外周部に吸入室3
1が配置されている。吐出口30は、隣接する吐出室3
2を介してモータ3が配置された高圧空間に通じてい
る。吸入室31は、密閉容器1の端壁を貫通する吸入管
33に通じている。
【0031】駆動軸4の主軸から偏芯して駆動軸4の右
端穴部に配置された旋回軸受14は、旋回スクロール1
3の旋回軸13cと係合摺動すべく構成されている。旋
回スクロール13のラップ支持円板13bと本体フレー
ム5に設けられたスラスト軸受19との間は、油膜形成
可能な微小隙間が設けられている。
【0032】ラップ支持円板13bには旋回軸13cと
ほぼ同芯の環状シール部材18が遊合状態で装着されて
おり、その環状シール部材18はその内側の背面室A2
0と外側とを仕切っている。背面室A20の上流側と下
流側は旋回軸受14の摺動面と駆動軸4の油穴12およ
び主軸受8を介して油溜11に通じている。
【0033】旋回軸受14の底部の油室15と、ラップ
支持円板13bの外周部空間の背面室C16との間は、
ラップ支持円板13bに設けられた油通路21を介して
通じている。
【0034】油通路21は、その両端に絞り部A22と
絞り部B23を、その中間にバイパス油穴24を有して
いる。バイパス油穴24は、旋回スクロール13の旋回
運動に伴って、スラスト軸受19面に設けられた環状の
油溝25に間欠的に通じるべく配置されている。環状の
油溝25と背面室C16とは、環状の油溝25の一部と
して設けられた排出油通路26を介して通じている。
【0035】スラスト軸受19の環状の溝25は、自転
阻止部材27と係合する旋回スクロール13の係止溝
(図示なし)にも間欠的に連通すべく配置されている。
背面室C16と吸入室31との間は、ラップ支持円板1
3bと摺接する鏡板7aの表面に設けられた油溝43
(図4参照)を介して連通している。
【0036】吐出口30の出口側を開閉する逆止弁装置
35が固定スクロール7の鏡板7aの平面上に取り付け
られており、その逆止弁装置35は薄鋼板製のリード弁
35aと弁押え35bとから成る。
【0037】吐出口30を囲むバイパス吐出室36が逆
止弁装置35に隣接して鏡板7aに凹設されている。バ
イパス吐出室36は、鏡板7aに圧入固定された逆止弁
座ケース37に設けたバイパス通路38を介して吐出室
32に通じている。
【0038】鏡板7aの中央部には、吐出口30と間欠
的に連通する第2圧縮室2bとバイパス吐出室36とに
開口し、且つ、第2圧縮室2bへの開口部が旋回スクロ
ールラップ13aの先端部に配置されたシール部材13
eの幅Wよりも小径のバイパス穴39が吐出口30に対
して対称配置されている。
【0039】バイパス穴39は、一対の第2バイパス穴
39bと一対の第3バイパス穴39cと一対の第4バイ
パス穴39dから成り、旋回スクロールラップ13aの
壁面に沿って圧縮進行に追従する形態で順次対称配置さ
れている。
【0040】第2バイパス穴39b,第3バイパス穴3
9c,第4バイパス穴39dはシール部材13eによっ
て同時に全閉塞されないように、適正間隔で配置されて
いる。第2バイパス穴39b,第3バイパス穴39c,
第4バイパス穴39dの出口側を開閉するバイパス弁4
0とそれを付勢するコイルバネ41がバイパス吐出室3
6に配置されている。
【0041】図4は図1におけるA−A線に沿った断面
を示した図で、吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮
室2bが吐出口30と開通した直後の圧縮空間の状態を
示す。
【0042】この圧縮空間の容積比、すなわち、圧縮室
2の吸入容積と圧縮完了時の圧縮室容積との割合が、圧
縮機定格負荷時の吸入室31の圧力と吐出室32の圧力
との割合、すなわち、運転圧縮比に相当する容積比に最
も近づくように設定されており、定格負荷運転時に過不
足圧縮の少ない渦巻き形状の圧縮空間に設定されてい
る。
【0043】この状態で、第2バイパス穴39b,第3
バイパス穴39c,第4バイパス穴39dは旋回スクロ
ールラップ13aによって、遮閉されることのない位置
に配置されている。
【0044】また、第2バイパス穴39b,第3バイパ
ス穴39c,第4バイパス穴39dは、第2圧縮室2b
が図4の状態から進角または退角した状態でも旋回スク
ロールラップ13aによって、同時に遮閉されることが
ないような形状と間隔で配置されている。
【0045】図5に示す如く、バイパス弁40の外観形
状は逆止弁座ケース37との回転止め係止穴40aを中
央部に有し、第2バイパス穴39b,第3バイパス穴3
9c,第4バイパス穴39dを開閉する一対のリード部
40bを外周部に有している。
【0046】コイルバネ41は、それ自身の温度が上昇
するとバイパス弁40への付勢力が増加し、それ自身の
温度が下降するとバイパス弁40への付勢力が減少する
形状記憶特性を有している。
【0047】また、鏡板7aには、吸入室31と間欠的
に連通する第1圧縮室2aと吐出室32とに開口する一
対の第1バイパス穴39aが対称配置されていると共
に、第1バイパス穴39aの出口側を開閉する補助バイ
パス弁装置42が取り付けられている。
【0048】図6は、横軸に圧縮機運転速度を、縦軸に
圧力と圧縮比を表し、空調装置運転時の圧縮機運転速度
と吸入圧力,吐出圧力,圧縮比の関係を示す実負荷特性
図である。
【0049】図7は、横軸に圧縮室の容積変化を、縦軸
に圧縮室の圧力変化を表した従来スクロール気体圧縮機
のP−V線図(指圧線図)である。
【0050】以上のように構成されたスクロール気体圧
縮機について、その動作を説明する。
【0051】図1〜図7において、モータ3によって駆
動軸4が回転駆動すると本体フレーム5のスラスト軸受
19に支持された旋回スクロール13が旋回運動をし、
圧縮機に接続した冷凍サイクルから潤滑油を含んだ吸入
冷媒ガスが、吸入管33を経由して吸入室31に流入
し、旋回スクロール13と固定スクロール7との間に形
成された圧縮室2へと圧縮移送され、中央部の吐出口3
0,吐出室32を経てモータ3を冷却しながら吐出管
(図示なし)から圧縮機外部に排出される。
【0052】潤滑油を含んだ吐出冷媒ガスは、吐出室3
2から吐出管(図示なし)までの通路途中で分離され、
油溜11に収集する。吐出圧力が作用する油溜11の潤
滑油は、駆動軸4の一端に連結された給油ポンプ装置
(図示なし)により、駆動軸4の油穴12を経由して油
室15に送られ、その大部分が主軸受8を経由して油溜
11に帰還する一方、残りの潤滑油が旋回スクロール1
3に設けられた油通路21を経由して最終的に背面室C
16に流入する。
【0053】油通路21を流れる潤滑油は、その入口部
の絞り部A22で一次減圧され、その一部の潤滑油がバ
イパス油穴24を通じてスラスト軸受19に設けられた
環状の油溝25に流入し、残りの潤滑油が絞り部B23
で二次減圧された後、両経路を経た潤滑油は吸入室31
に通じている背面室C16に流入する。
【0054】油通路21の潤滑油は、旋回スクロール1
3の旋回運動に伴ってバイパス油穴24が環状の油溝2
5に間欠的に連通する際の通路抵抗の影響を受ける。
【0055】すなわち、旋回速度が遅い時には油通路2
1の潤滑油が環状の油溝25に多く流入し、旋回速度が
速い時には油通路21の潤滑油が環状の油溝25に少な
く流入するように調整される。圧縮室2の冷媒ガス圧力
は、駆動軸4の主軸方向に旋回スクロール13を固定ス
クロール7から離反させようと作用する。
【0056】一方、旋回スクロール13のラップ支持円
板13bが吐出圧力の作用する背面室A20(環状シー
ル部材18で囲まれた内側部分)からの背圧を受けてい
る。
【0057】したがって、旋回スクロール13を固定ス
クロール7から離反させようとする力と背圧力とが相殺
される。
【0058】その結果、旋回スクロール13の離反力よ
りも背圧力が大きい場合には、ラップ支持円板13bは
固定スクロール7の鏡板7aに支持され、反対の場合に
はスラスト軸受19に支持される。
【0059】上述のいずれの場合にもラップ支持円板1
3bとその摺動面の間は微小隙間が保持されて、その摺
動面に供給された潤滑油によって油膜形成されており、
その摺動抵抗が軽減されている。
【0060】旋回スクロール13のラップ支持円板13
bが固定スクロール7の鏡板7aまたはスラスト軸受1
9のいずれに支持される場合でも、圧縮室2の隙間は微
小で、背面室C16,吸入室31を順次経て圧縮室2に
流入した潤滑油の油膜で密封されている。
【0061】一方、スクロール気体圧縮機は容積比と冷
媒の特性から定まる圧縮比が一定なことから、圧縮機冷
時始動初期には多量の冷媒液が圧縮室2に流入して液圧
縮が生じることが有り、圧縮室2が異常圧力上昇して吐
出室32の圧力より高くなる。
【0062】吸入室31と間欠的に連通する第1圧縮室
2aで液圧縮が生じた場合には、図3のように、鏡板7
aに設けた第1バイパス穴39aの出口側を閉塞する補
助バイパス弁装置42および第2バイパス穴39b,第
3バイパス穴39c,第4バイパス穴39dの出口側を
閉塞するバイパス弁40のリード部40bが順次開いて
冷媒を吐出室32に流出させ、圧縮室圧力を降下させ
る。
【0063】また、吐出口30と間欠的に連通する第2
圧縮室2bで液圧縮が生じた場合には、鏡板7aに設け
た第2バイパス穴39b,第3バイパス穴39c,第4
バイパス穴39dの出口側を閉塞するバイパス弁40の
全体がコイルバネ41の付勢力に抗して開き冷媒を吐出
室32に流出させ、圧縮室圧力を降下させる。
【0064】なお、第2〜第4バイパス穴(39b,3
9c,39d)は旋回スクロールラップ13aの端面に
よって同時に閉塞されることが無いように配置されてい
るので、バイパス弁40が一部連続的に必ず開通作動す
る。
【0065】また、補助バイパス弁装置42およびバイ
パス弁40が開通作動するのは、圧縮室2で液圧縮が生
じる場合に限らない。すなわち、図6に示す如く、通常
の冷凍サイクル運転における吸入圧力は、圧縮機が低速
〜高速運転に変化するのに追従して低下する。一方、吐
出圧力は上昇して、圧縮比が上昇するのが一般的であ
る。
【0066】したがって、補助バイパス弁装置42およ
びバイパス弁40が設置されない場合の圧縮機低速運転
時などの圧縮比は、定格負荷運転状態で設定された圧縮
比よりも小さくなって図7の斜線部分で示す如く過圧縮
状態となる。
【0067】このような場合には上述と同様に、第2バ
イパス穴39b,第3バイパス穴39c,第4バイパス
穴39dの出口側を閉塞するバイパス弁40のリード部
40bが開いて冷媒を吐出室32に流出させ、2点鎖線
99で示す如く、圧縮室圧力が途中降下して圧縮負荷が
軽減する。
【0068】なお、一般的には、対称位置に配置された
圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の各圧力は、圧縮室隙
間密封程度の差から互いに相違する。この圧縮室2の圧
力差は旋回スクロール13に自転力を与えて自転阻止部
材27に回転力を与えることになる。
【0069】しかし、補助バイパス弁装置42およびバ
イパス弁40が開通して圧縮負荷軽減する場合には、圧
縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の圧力が吐出室32を介
して圧縮行程途中で瞬時的に均圧されて、圧縮室圧力差
が小さくなる。
【0070】また、バイパス吐出室36に排出された圧
縮途中冷媒ガスがバイパス通路38を経て吐出室32に
流出する際に、逆止弁装置35のリード弁35aが押し
上げられ、吐出口30と吐出室32との間が開通される
(図3参照)。
【0071】吐出口30と開通直後の第2圧縮室2b内
の冷媒ガスは、逆止弁装置35のリード弁35aの開口
遅延のない状態で通路抵抗を受けることなく、円滑に吐
出室32に排出されるので、吐出口30内での過圧縮が
生じることは無い。
【0072】一方、圧縮機高速運転時は吸入室31の圧
力が低下、吐出室32の圧力が上昇する結果、実際の冷
凍サイクル運転圧縮比がスクロール気体圧縮機設定圧縮
比よりも大きい圧縮状態(バイパス弁40が開通作動し
ない状態)となる。
【0073】この状態では、第2圧縮室2bの容積が拡
大する過程で、しかも逆止弁装置35が吐出口30を閉
塞するまでの間に、吐出室32の冷媒ガスが吐出口30
を介して第2圧縮室2bに間欠的に逆流する。この逆流
冷媒ガスは第2圧縮室2bで再圧縮されて圧縮損失とな
る。
【0074】しかしながら、吸入室31に供給された潤
滑油が吸入冷媒ガスと共に圧縮室を通過する際の油膜に
よって隣接する圧縮室隙間,渦巻き状溝13dとシール
部材13eとの隙間が密封されるので、吐出口30に開
通しない圧縮室への吐出冷媒ガスの逆流が阻止される。
【0075】また、圧縮室に供給された潤滑油がシール
部材13eの幅Wより小径のバイパス穴39に充満し、
バイパス穴39に滞留する冷媒ガス量が少ない。
【0076】この結果、バイパス穴39内に残留する冷
媒ガスの再膨張,再圧縮による圧縮損失は極めて少な
い。
【0077】また、バイパス吐出室36が鏡板7aに凹
設されることによって第2バイパス穴39b,第3バイ
パス穴39c,第4バイパス穴39dの通路が短くなっ
た結果、バイパス穴39内に残留する冷媒ガスの再膨
張,再圧縮による圧縮損失が無視できるまでに低減され
ている。
【0078】また、第2圧縮室2bが吐出口30と開通
した直後の圧縮冷媒ガス排出通路は狭く、しかも逆止弁
装置35の開口遅延が生じる。
【0079】したがって、吐出口30に開通直後の第2
圧縮室2b内の圧力が吐出室32よりも圧力上昇しよう
とする。
【0080】しかしながら、圧縮冷媒ガスの一部がバイ
パス穴39とバイパス弁40とを介してバイパス吐出室
36に排出され、第2圧縮室2b内の圧力が低下し、過
剰な過圧縮が回避され、圧縮入力が低減する。
【0081】その後、第2圧縮室2bと吐出口との開通
拡大と逆止弁装置35の開口が進行するのに伴って、圧
縮冷媒ガスは吐出口30から吐出室32に排出される。
【0082】なお、実際の容積比(吸入容積と最終圧縮
室容積との割合)が圧縮機定格運転負荷条件に合わせて
設定されているので、バイパス穴39の開設位置が上述
の位置より大幅に吸入側に開設された場合は、旋回スク
ロールラップ13aがバイパス穴39を通過後の第2圧
縮室2bが吐出口30と開通するまでの圧縮室移動範囲
で、密閉空間になる。
【0083】その結果、過圧縮発生時の実質的な入力低
減効果が漸次少なくなっていく。また、バイパス穴39
の開設位置が上述の位置より吐出口30の側に近付けた
場合は、圧縮機高速運転時など、吸入圧力と吐出圧力と
の差圧が大きくて実負荷圧縮比が設定圧縮比よりも大き
い場合に、第2圧縮室2bが吐出口30と開通するまで
にバイパス穴39が旋回スクロールラップ13aによっ
て遮閉されることに成るので、バイパス作用も少なくな
る。第2圧縮室2bが吐出口30と開通する直前と直後
に生じる過圧縮を回避できなくなり、バイパス作用によ
る入力低減効果も漸次少なくなる。
【0084】圧縮機高速,高負荷運転時には、吐出ガス
温度上昇によってコイルバネ41は温度上昇し、バイパ
ス弁40への付勢力を増加させて、バイパス吐出室36
の底面とバイパス弁40とのシール性能を向上してお
り、第2バイパス穴39b,第3バイパス穴39c,第
4バイパス穴39dを介して吐出室32から第2圧縮室
2bへの冷媒ガス漏洩流入を少なくしている。
【0085】また一方、吸入圧力と吐出圧力との差圧が
小さくて実負荷圧縮比が設定圧縮比よりも小さく、圧縮
室2での過圧縮状態を回避させるべく第2〜第4バイパ
ス穴(39b,39c,39d)とバイパス吐出室36
との開通を必要とする圧縮機低速,低負荷運転時には、
コイルバネ41の温度が低いのでバイパス弁40への付
勢力が弱く、バイパス弁40が素早く後退して第2〜第
4バイパス穴(39b,39c,39d)の開通が容易
になり、圧縮室2での過圧縮回避が容易にでき、入力が
低減する。
【0086】なお、上記実施例ではバイパス穴39の第
2圧縮室2bへの開口部の大きさをシール部材13eよ
り小さくしたが、圧力負荷,運転速度,圧縮室への給油
量条件などに応じてシール部材13eの幅W相当まで広
げることができ、潤滑油の油膜形成によって実質的な圧
縮効率低下を招くことがない。
【0087】(実施例2)図8は実施例1の図5で示す
リード部40bを有するバイパス弁40の代わりに、環
状のバイパス弁40cを配置しても良い。このバイパス
弁40cは、バイパス弁40よりも第2〜第4バイパス
穴(39b,39c,39d)を同時に開閉することが
できる。圧縮機高速運転時のバイパス弁40cの開閉応
答性が良くなり、バイパス作用による圧縮入力低減効果
の向上を期待できる。
【0088】(実施例3)図9は実施例1の図4におけ
るバイパス穴39の開設位置を変えて4対のバイパス穴
391 を配置した例で、更に低圧縮比領域のバイパス作
用を図ったものである。
【0089】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明は、吐出口から吐出室へのみの流体流れを
許容し且つ吐出口の出口側を開閉する逆止弁装置を配置
し、吐出口に最も近い圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他
端が吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を
固定スクロールの鏡板に対称配置すると共に、バイパス
穴を介して圧縮室から吐出室へのみの流体排出を許容し
且つバイパス穴の出口側を開閉するバイパス弁を鏡板に
設けた構成で、渦巻形状の圧縮空間は吐出口にも吸入室
にも間欠的に連通しない空間が存在せず、バイパス穴
は、吐出口に最も近い圧縮室が吐出口に開通した直後の
状態で、旋回スクロールラップの端部によってバイパス
穴の通路を狭められず且つ圧縮室または吸入室へ潤滑油
を供給する給油通路の流入位置よりも吐出口の側の位置
に設けたものである。
【0090】この構成によれば運転圧縮比が設定圧縮比
より大きい場合には、吐出口に開口直前と直後の圧縮室
内気体の一部を、逆止弁装置が開口遅延状態であっても
吐出口を経由することなく吐出室に排出促進させて、圧
縮完了気体を吐出口から排出する際の過圧縮を抑制して
圧縮入力を低減することができる。
【0091】また、バイパス穴よりも上流側に供給され
た潤滑油が圧縮途中気体の通過しないバイパス穴に充満
するので、圧縮室での残留圧縮気体が少なく、残留気体
が再膨張,再圧縮することによる圧縮効率低下を実質的
に回避することができる。
【0092】また、運転圧縮比が設定圧縮比より小さい
場合には、圧縮途中気体を吐出室に一部排出して過圧縮
を防止して圧縮入力の低減と圧縮機破損を防止すること
ができる。
【0093】請求項2記載の発明は、複数対の全てのバ
イパス穴が旋回スクロールラップによって同時に閉塞さ
れないように、バイパス穴を配置したもので、この構成
によれば吐出口に最も近い圧縮室におけるバイパス機能
が継続的に作用して、圧縮入力を連続的に軽減できる。
【0094】その結果、急激な圧縮負荷変動を回避して
バイパス作用時の振動発生を抑制することができる。
【0095】請求項3記載の発明は、旋回スクロールラ
ップの先端に設けた渦巻き状溝に渦巻き状のシール部材
を遊合状態で配置した構成で、前記シール部材がバイパ
ス穴を全閉塞できない形状寸法と位置に前記バイパス穴
を開設したもので、この構成によれば各バイパス穴と渦
巻き状溝とシール部材を介して隣接する圧縮室への気体
漏洩を少なくすることができる。
【0096】また、バイパス穴の開口寸法を制限するこ
とによって、圧縮室に供給された潤滑油が各バイパス穴
に充満し易くなるので、バイパス作用が生じない場合
に、圧縮室としての死空間が実質的に存在しなくなる。
【0097】その結果、圧縮途中気体がバイパス穴に出
入りすることによる再膨張,再圧縮がないので、バイパ
ス穴開設による圧縮効率低下を防止することができる。
【0098】請求項4記載の発明は、底面にバイパス穴
が開口し且つ他端が吐出室に通じるバイパス吐出室を固
定スクロールの鏡板に凹設し、バイパス吐出室にバイパ
ス弁を配置した構成で、圧縮途中気体がバイパス弁を通
過することによって吐出口を開閉する逆止弁装置の弁体
を押し上げて吐出口を開通させるべく、バイパス吐出室
から吐出室への気体排出通路を設けたものである。
【0099】この構成によれば、圧縮室と吐出口との開
通前から吐出口の出口側が開通しているので、吐出口近
傍の圧縮室で異常圧力上昇した気体が吐出口から吐出室
に排出する際の気体通路抵抗が少なくなり、吐出口内で
の過圧縮を防止できる。
【0100】これによって、バイパス作用による入力低
減効果を更に高めることができる。また、吐出口から吐
出室への排出時間が長くなり、圧縮気体排出速度が抑制
されるので、逆止弁装置からの発生音が軽減し、騒音低
下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクロール気体圧縮機の一実施例の部
分縦断面図
【図2】同要部拡大縦断面図
【図3】同要部拡大縦断面図
【図4】図1におけるA−A線に沿った断面図
【図5】バイパス弁の外観図
【図6】圧縮機運転速度と圧力の関係を示す特性図
【図7】圧縮室の容積変化と圧力変化状態を示す特性図
【図8】別の実施例のバイパス弁の外観図
【図9】別の実施例のバイパス穴の配置図
【符号の説明】
2 圧縮室 2b 第2圧縮室 4 駆動軸 5 本体フレーム 7 固定スクロール 7a 鏡板 7b 固定スクロールラップ 13 旋回スクロール 13a 旋回スクロールラップ 13b ラップ支持円板 13d 渦巻き状溝 13e シール部材 19 スラスト軸受 27 自転阻止部材 30 吐出口 31 吸入室 32 吐出室 35 逆止弁装置 35a リード弁 35b 弁押え 36 バイパス吐出室 38 バイパス通路 39a 第1バイパス穴 39b 第2バイパス穴 39c 第3バイパス穴 39d 第4バイパス穴 40 バイパス弁 40c バイパス弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/10 331 F04C 29/10 331C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロールの一部をなす鏡板の一面
    に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ
    に対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板
    上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形
    状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両ス
    クロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記
    固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口
    を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を
    設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固
    定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フ
    レームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材
    を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに
    対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸
    入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に
    区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧
    縮機構と、前記圧縮室と前記吸入室の内、少なくとも一
    方への給油通路とを形成し、前記ラップ支持円板の反圧
    縮空間側が前記本体フレームに設けたスラスト軸受に支
    持される形態と、前記旋回スクロールが前記固定スクロ
    ールの側に背圧付勢される形態とのうち少なくとも一方
    の形態とし、前記吐出口から吐出室へのみの流体流れを
    許容し且つ前記吐出口の出口側を開閉する逆止弁装置を
    配置し、前記吐出口に最も近い圧縮途中の前記圧縮室に
    開口し且つ他端が前記吐出室に通じる少なくとも一対以
    上のバイパス穴を前記鏡板に対称配置すると共に、前記
    バイパス穴を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみの
    流体排出を許容し且つ前記バイパス穴の出口側を開閉す
    るバイパス弁を前記鏡板に設けた構成で、前記圧縮空間
    は前記吐出口にも前記吸入室にも間欠的に連通しない空
    間が存在せず、前記バイパス穴は、前記吐出口に最も近
    い前記圧縮室が前記吐出口に開通した直後の状態で、前
    記旋回スクロールラップの端部によって前記バイパス穴
    の通路を狭められず且つ前記給油通路の流入位置よりも
    前記吐出口の側の位置に設けられたスクロール気体圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 複数対の全てのバイパス穴が旋回スクロ
    ールラップによって同時に閉塞されないように、前記バ
    イパス穴を配置した請求項1記載のスクロール気体圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 旋回スクロールラップの先端に設けた渦
    巻き状溝に渦巻き状のシール部材を遊合状態で配置した
    構成で、前記シール部材がバイパス穴を全閉塞できない
    形状寸法と位置に前記バイパス穴を開設した請求項1記
    載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 底面にバイパス穴が開口し且つ他端が吐
    出室に通じるバイパス吐出室を固定スクロールの鏡板に
    凹設し、前記バイパス吐出室にバイパス弁を配置した構
    成で、圧縮途中気体が前記バイパス弁を通過することに
    よって前記逆止弁装置の弁体を押し上げて吐出口を開通
    させるべく、前記バイパス吐出室から前記吐出室への気
    体排出通路を設けた請求項1記載のスクロール気体圧縮
    機。
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US11047386B2 (en) 2013-05-21 2021-06-29 Lg Electronics Inc. Scroll compressor with bypass portions
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