JPH092176A - 車両用の成形天井材およびその製造方法 - Google Patents

車両用の成形天井材およびその製造方法

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JPH092176A
JPH092176A JP7157640A JP15764095A JPH092176A JP H092176 A JPH092176 A JP H092176A JP 7157640 A JP7157640 A JP 7157640A JP 15764095 A JP15764095 A JP 15764095A JP H092176 A JPH092176 A JP H092176A
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JP
Japan
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molded ceiling
ceiling material
vehicle
surface portion
pad
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JP7157640A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Heta
仁司 部田
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両衝突時における成形天井材の衝撃緩和機
能を向上させる一方、その製造コスト,製造時の作業性
が良好な車両用の成形天井材およびその製造方法を提供
する。 【構成】 パッド材1を有する車両用の成形天井材であ
って、前記成形天井材の前面部2,後面部または側面部
4を形成する前記パッド材1の所定部位にはリブ10が
形成されていることを特徴とする車両用の成形天井材で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の成形天井材お
よびその製造方法に関し、詳しくは車両衝突時における
側面部、前面部または後面部の衝撃緩和機能を向上した
車両用の成形天井材およびその製造方法に関する発明で
ある。
【0002】
【主たる用語の意味】この明細書において「パッド材」
とは、成形天井材を構成する部材の一つであって、該成
形天井材の全面に渡って配置された部材をいうものとす
る。
【0003】
【従来の技術】車両用の成形天井材としては、従来、図
10(A)に示すような構造のものが知られていた。す
なわち、成形天井材100は、車両ル−フ8に対し取付
部36およびレ−ルル−フサイドインナ−34を介して
取付けられるものであった。そして、かかる成形天井材
100は、図10(B)に示すように、成形天井材の外
表面を形成する表皮102,成形天井材の強度を確保す
るためのガラスチョップ104,パッド材としての機能
を果たすサ−モフォ−ム106の順にサンドイッチ状の
層状構成にて形成され、これらの層状構成物を接合する
ためのホットメルトフィルム108を間挿して加熱した
後、プレス成形を行って成形天井材を形成するものであ
った。ところで、昨今においては車両の安全対策が大き
な関心事となっているが、車両の前後方向または側面方
向の衝突に対する対策に関しては、従来の成形天井材で
は、図10に示すように、成形天井材の前後面部や側面
部に成形天井材とは別体のクッション110を付設した
構造とし、車両側面の衝突時に搭乗者の頭部が成形天井
材の前後面部や側面部に当たった場合、その衝撃をクッ
ション110によって吸収・緩和させて搭乗者を保護し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構造を有する従来の成形天井材によれば、優れた衝撃吸
収機能を有するものの、衝突時における天井の前後面
部,側面部の衝撃緩和のため成形天井材の前後面部,側
面部に成形天井材とは別体のクッションを付設するた
め、部品点数が増加して作業効率が低下し、コスト高に
なるという問題があった。そこで、本発明は、車両衝突
時における成形天井材の衝撃緩和機能を向上させる一
方、その製造コスト,製造時の作業性が良好な車両用の
成形天井材およびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段を講じている。請求項1の
発明は、パッド材を有する車両用の成形天井材であっ
て、前記成形天井材の前面部,後面部または側面部を形
成する前記パッド材の所定部位にはリブが形成されてい
ることを特徴とする車両用の成形天井材である。請求項
2の発明は、少なくともパッド材用材料を上型および下
型を用いて加圧し成形することによって、車両用の成形
天井材を製造する方法であって、前記上型または前記下
型には、前記成形天井材の前面部,後面部または側面部
を形成する前記パッド材の所定部位にリブを形成するた
めのリブ成形部が設けられていることを特徴とする車両
用の成形天井材の製造方法である。請求項3の発明は、
前記パッド材用材料は発泡性材料からなり、しかも加圧
前または加圧時に所定時間加熱されることを特徴とする
請求項2に記載の車両用の成形天井材の製造方法であ
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、車両が衝突して搭乗
者が天井にぶつかった際、成形天井材の前面部,後面部
または側面部においてパッド材に形成されたリブが衝突
時の衝撃を効果的に吸収することとなり、搭乗者の負傷
等を効果的に防止し得る。請求項2の発明によれば、少
なくともパッド材用材料を上型および下型を用いて加圧
し成形する際、上型または下型に設けられたリブ成形部
によって、成形天井材の前面部,後面部または側面部を
形成するパッド材の所定部位にリブが形成される。これ
によって、車両衝突時の衝撃を効果的に吸収することが
できる成形天井材が製造されることとなる。請求項3の
発明によれば、前記請求項2の発明において、発泡性材
料を有するパッド材用材料は上型および下型による加圧
時に所定時間加熱されることによって発泡乃至変形が促
進され、成形が容易におこなわれることとなる。この
時、パッド材用材料は発泡し、リブ成形部に十分達し得
るため、リブの形成も容易におこなわれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具現化した実施例である車両
用の成形天井材およびその製造方法について、図面を参
照しながら説明する。なお、本発明の特徴はパッド材を
主体としているため、実際の成形天井を構成する例えば
表皮,基材等の部材の説明は適宜省略して説明乃至図示
することとする。まず、本実施例の成形天井材につき、
パッド材1の構造を中心として説明する。図1に示すよ
うに、パッド材1は、車両の天井面を形成する上面部6
と上面部6と一体的に形成された前面部2,便宜上図示
しない後面部3および側面部4とを有する。これらは、
成形天井材を車両のル−フに組付けた場合に、それぞれ
車両天井の上面部,前面部,後面部,側面部を形成す
る。なお、図1では図示の便宜上、パッド材1を上下逆
に図示している。
【0008】パッド材に用いられる材質としては、例え
ばウレタンフォ−ム,ポリエチレンフォ−ム,ポリプロ
ピレンフォ−ム,塩化ビニ−ルフォ−ム,ポリスチレン
フォ−ム等の衝撃吸収に優れた発泡性材料がある。特
に、衝撃吸収の見地より、半硬質ウレタンフォ−ム,軟
質ウレタンフォ−ム等を用いることが好ましい。また、
成型時に上記材料にガラス繊維を混入して強度特性を向
上させたり、例えばフェルト等を混入して衝撃緩和機能
の他に成形特性・重量特性の向上を図ることも可能であ
る。
【0009】さて、図1において、パッド材1の前面部
2にはリブ10がパッド材1と一体的に形成されてい
る。このリブ10は、車両が衝突して搭乗者が天井にぶ
つかった際、衝突時の衝撃吸収機能を向上させるための
部材である。すなわち、衝突時に投げ出された搭乗者の
体によって、リブ10が押しつぶされて衝撃のエネルギ
−が吸収され、これによって搭乗者の怪我が効果的に防
止されることとなる。図1では、リブ10はパッド材1
の前面部2に形成されているが、前面部2以外に側面部
4,図示されない後面部にも形成可能であり、そのいず
れか一の、あるいは複数の部位に形成するかは任意に決
定可能である。また、図1では、リブ10はパッド材1
の前面部2から上面部6の前縁に渡って形成されている
が、かかる構成とせず、前面部2の範囲内のみで形成し
てもよい。また、パッド材を成形後に、別体として成形
されたリブをパッド材に接合するといった構成としても
よい。さらに、リブ10の個数,形状,厚み等について
は特に限定されるものではなく、例えば車両の用途,車
格等に基づいて任意に選択可能である。
【0010】さて、本実施例の成形天井材は、上記パッ
ド材1に対し、特に図示されない表皮材,基材が接合さ
れて構成される。表皮材は、成形天井材のうち車両室内
側に配置される部材であり、例えば塩化ビニル・フロッ
キ−レザ−・不織布等の材料を用いて形成される。基材
は、成形天井材の形状を確保するための部材であり、例
えばフエルトと熱硬化性樹脂の混合物,PP材を用いた
ライナ−,ガラス繊維と熱硬化性樹脂の混合物等が用い
られる。
【0011】かくして、本実施例の成形天井材1aが構
成される。かかる成形天井材1aの車両ル−フへの取付
につき、成形天井材1aの側面部について例示的に説明
すると、図2に示すように、成形天井材1aの側面部4
をル−フ8の下部に設けられたレ−ルル−フサイドイン
ナ−32に当接させて位置決めをおこないながら、取付
部36をオ−プニングトリム34に取付けることによっ
ておこなう。なお、成形天井材1aの前後面部の取付に
ついても実質的に同様であるので、その説明は省略す
る。
【0012】また、成形天井材1aを車両ル−フへ取付
けた場合、図3における斜線部にて示すように、車両衝
突時の搭乗者の体、特に頭を効果的に保護可能にリブ1
0が配置されることとなる。すなわち、図3における成
形天井材1aについては、その前面部2,側面部4,後
面部3について、それぞれリブ10が設けられる構造と
なっている。また、上面部6についてはリブ10は設け
られていないため、車高が不必要に増加してしまうこと
はない。
【0013】次に、かかる成形天井材の製造方法につい
て説明する。第1の製造方法は、パッド材用材料として
半硬質ウレタンフォ−ムを用いた場合である。この場合
には、図4に示すように、パッド用材料12をクランプ
14に取付け、上型16と下型18によって加圧し、成
形をおこなう。
【0014】本実施例では、上型16において、パッド
用材料12を加圧して成形天井材の前面および後面を形
成する箇所には、リブ成形部20が設けられている。図
5に示すように、リブ成形部20は複数のリブ形成溝2
1を有し、このリブ形成溝21を介して、パッド材用材
料の所定部位にリブ10(図1参照)が形成されるので
ある。まず、図6に示すように、上型16を下降させて
下型18に当接状にパッド用材料12を加圧する。そし
て、加圧状態を保ったまま、所定時間パッド用材料12
を加熱する。これは、パッド材用材料である半硬質ウレ
タンフォ−ムの発泡を促進し成形性を高めるための処理
であり、発泡した材料がリブ形成溝21に確実に入り込
んでリブ形成がなされることとなる。勿論、成形天井材
の側面部を形成するパッド材10の所定部位にリブを形
成したい場合には、上型16の該当箇所にリブ成形部2
0を設置すればよい。
【0015】さて、加熱条件に関しては、本実施例では
パッド材用材料の上部を200℃,下部を300℃で1
50秒程度加熱した。なお、この加熱条件は成形を確実
におこない得る範囲内で任意に設定可能である。また本
実施例では、上型16および下型18による加圧ととも
に加熱をおこなったが、まず加熱を先におこなってパッ
ド材用材料を十分に発泡させた後で上型16および下型
18による加圧をおこなう構成でもよい。
【0016】かくして、上型16および下型18による
加圧を解除し、成形天井材1aが製造されることとなっ
た。なお、説明および図示の便宜上、成形天井材の表皮
等についての説明は省略したが、本実施例では予め上型
16と下型18との間に表皮等をセットしておき加圧時
に例えばホットメルトフィルム等を介してパッド材用材
料と接合する方法や、パッド材用材料を成形後に接合す
る方法等、任意の接合方法をとり得る。
【0017】次に、第2の製造方法について説明する。
これはパッド材用材料として軟質ウレタンフォ−ムを用
いた場合である。この場合は、図8に示すように流動状
とされたパッド材用材料22を注入機24を用いて下型
30に注入する。そして、図9に示すように、上型28
をその上に載置した後でパッド材用材料22を発泡させ
て成形をおこなう方法であり、一般に一体発泡成形と呼
ばれるものである。この場合も、上記と同様に上型28
の所定部位にはリブ成形部(特に図示しない)が設けら
れている。
【0018】なお、本実施例における第1の製造方法お
よび第2の製造方法ともに、リブ成形部を上型に設ける
構成としたが、これを下型に設ける構成としてもよい。
さらに、本実施例による成形天井材の製造方法はパッド
材の所定部位にリブを形成する点に特徴を有しており、
かかる構成の範囲内において種々の成形方法を採用する
ことが可能である。例えば、原料を高圧注入機にて吐出
混合させた後で型に射出注入し、加熱された型内で反応
固化させる反応射出成形(RIM;Reaction
injection molding)や、ウレタンに
ガラス繊維等の強化材を混入させて強度特性を向上させ
る強化反応射出成形(R−RIM;Reinforce
d RIM)によっておこなってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、車両衝突時における成
形天井材の衝撃緩和機能が向上される一方、その製造コ
スト,製造時の作業性が良好な車両用の成形天井材およ
びその製造方法を提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の成形天井材のパッド部の構造を示す
斜視図である。
【図2】本実施例の成形天井材を車両ル−フに取付けた
際の構造を示す正面断面図である。
【図3】本実施例の成形天井材を車両ル−フに取付けた
際の構造を車両室内からみた場合の構造を示す斜視図で
ある。
【図4】パッド材用材料に半硬質ウレタンフォ−ムを用
いた場合の本実施例の成形天井材の製造方法を示す正面
断面図である。
【図5】リブ成形部の詳細な構造を示す斜視図である。
【図6】パッド材用材料に半硬質ウレタンフォ−ムを用
いた場合の本実施例の成形天井材の製造方法を示す正面
断面図である。
【図7】成形された本実施例の成形天井材の構造を示す
正面断面図である。
【図8】パッド材用材料に軟質ウレタンフォ−ムを用い
た場合の本実施例の成形天井材の製造方法を示す正面断
面図である。
【図9】同じく、パッド材用材料に軟質ウレタンフォ−
ムを用いた場合の本実施例の成形天井材の製造方法を示
す正面断面図である。
【図10】(A)は従来の成形天井材の構造を示す正面
断面図であり、(B)はその層状構造を示す正面断面図
である。
【符号の説明】
1 成形天井材 2 前面部 3 後面部 4 側面部 6 上面部 10 リブ 20 リブ成形部 21 リブ形成溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッド材を有する車両用の成形天井材で
    あって、前記成形天井材の前面部,後面部または側面部
    を形成する前記パッド材の所定部位にはリブが形成され
    ていることを特徴とする車両用の成形天井材。
  2. 【請求項2】 少なくともパッド材用材料を上型および
    下型を用いて加圧し成形することによって、車両用の成
    形天井材を製造する方法であって、 前記上型または前記下型には、前記成形天井材の前面
    部,後面部または側面部を形成する前記パッド材の所定
    部位にリブを形成するためのリブ成形部が設けられてい
    ることを特徴とする車両用の成形天井材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記パッド材用材料は発泡性材料からな
    り、しかも加圧前または加圧時に所定時間加熱されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の車両用の成形天井材の
    製造方法。
JP7157640A 1995-06-23 1995-06-23 車両用の成形天井材およびその製造方法 Pending JPH092176A (ja)

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