JPH09217846A - 二方向切換弁 - Google Patents

二方向切換弁

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JPH09217846A
JPH09217846A JP2656596A JP2656596A JPH09217846A JP H09217846 A JPH09217846 A JP H09217846A JP 2656596 A JP2656596 A JP 2656596A JP 2656596 A JP2656596 A JP 2656596A JP H09217846 A JPH09217846 A JP H09217846A
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JP
Japan
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valve
pressure
pipe
pilot
inflow
Prior art date
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Application number
JP2656596A
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English (en)
Inventor
Toshio Oshima
俊夫 大島
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Maezawa Industries Inc
Original Assignee
Maezawa Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管内圧力の状況に応じて流路を自動的に
切換えることができる二方向切換弁を提供する。 【解決手段】 弁箱16の周壁に、第1流入口12,第
1流出口13,第2流入口14及び第2流出口15を設
け、弁箱16内に、第1流入口12と第1流出口13と
を連通させ、第2流入口14と第2流出口15とを連通
させる定位状態と、第1流入口12と第2流出口15と
を連通させ、第2流入口14と第1流出口13とを連通
させる反位状態とに流入・流出経路を切換える弁体17
を収納するとともに、前記各流入口及び各流出口にそれ
ぞれ接続された4本の管路の内の少なくともいずれか一
つの管路内の流体圧力により前記弁体17を駆動するア
クチュエーターを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二方向切換弁に関
し、特に、震災貯水槽に用いる流路切換弁として最適な
二方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】震災時
に清潔な水を確保するための震災貯水槽は、通常時には
槽内に水道水を常に流通させて槽内の水が劣化すること
を防止し、震災時には槽内の水が流出することを防止す
る必要がある。
【0003】このため、図14に示すように、震災貯水
槽1は、水道管2に対して上流側の流入管3と下流側の
流出管4とで接続されており、通常時は、流入管3及び
流出管4にそれぞれ設けた弁5,6を開くとともに、流
入管分岐部と流出管分岐部との間の水道管2に設けた弁
7を閉じ、震災貯水槽1内に水道水を流通させ、震災時
には、弁5,6を閉じて震災貯水槽1内に水を確保する
ようにしている。
【0004】このような震災貯水槽1の流入管3及び流
出管4に設けられる弁5,6として、管内圧力の低下を
感知して自動的に流路を遮断する弁(以下、水圧感知型
遮断弁という。)が多く用いられている。この水圧感知
型遮断弁は、震災による水道管2の破損で漏水が発生し
たときの圧力低下を感知して自動的に弁体を閉方向に作
動させるものであるが、震災時以外の消火活動における
消火栓からの吸引により圧力低下したときも作動してし
まう。
【0005】このような誤作動により流路が遮断される
と、震災貯水槽1内の水が死水となる可能性があるた
め、消火活動が終了して管内圧力が所定圧力以上に復帰
した場合は、弁体も自動的に復帰させる必要がある。ま
た、震災により流路を遮断した場合でも、水道管2が復
旧して管内圧力が復帰したときに自動的に流路を開くよ
うにすることが望ましい。一方、水道管2に設ける弁7
は、弁5,6とは逆に、管内圧力が低下したときに開
き、管内圧力が所定圧力以上になったときに閉じるよう
に作動する水圧感知型遮断弁を使用する必要がある。
【0006】したがって、管内圧力の状況によって自動
的に弁体を開閉する機能を備えた弁を用いることが好ま
しいが、このような弁は、いずれも構造が複雑で高価で
あり、これを3箇所の弁5,6,7に用いることは、設
備コストの問題だけでなく、保守に要する手間やコスト
も考慮しなければならない。
【0007】また、1台の弁で流入管3と流出管4との
流路を切換えて震災貯水槽1内に水を確保できるように
したものも知られてはいるが、この形式のものは、水圧
を感知して流路を切換えるものではなく、揺れを感知し
て作動するものであるため、管内圧力が復帰しても弁は
復帰せず、個別に復帰作業を行って弁を元の通常時の状
態に復帰させる必要があった。
【0008】そこで本発明は、上記3台の弁がそれぞれ
有する機能を1台の弁で賄うことができ、しかも、管内
圧力の状況に応じて流路を自動的に切換えることができ
る二方向切換弁を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の二方向切換弁は、弁箱周壁に、第1流入
口,第1流出口,第2流入口及び第2流出口を設け、弁
箱内に、前記第1流入口と第1流出口とを連通させ、か
つ、第2流入口と第2流出口とを連通させる定位状態
と、前記第1流入口と第2流出口とを連通させ、かつ、
第2流入口と第1流出口とを連通させる反位状態とに流
入・流出経路を切換える弁体を収納するとともに、前記
各流入口及び各流出口にそれぞれ接続された4本の管路
の内の少なくともいずれか一つの管路内の流体圧力によ
り前記弁体を駆動するアクチュエーターを備えたことを
特徴としている。
【0010】また、前記アクチュエーターを作動させる
流体圧力は、第1流入口に接続された管路から導入され
ることを特徴とし、さらに、このアクチュエーターは、
所定圧力以上の流体の流入により前記弁体を定位状態に
駆動保持する圧力室を有するとともに、該圧力室内の流
体圧力が所定圧力以下に低下したときに、弁体を反位状
態に駆動保持するスプリングを備えていることを特徴と
している。また、アクチュエーターの圧力室は、流体導
入管路に接続されるパイロット配管と、該圧力室内の圧
力流体を排出する排出用配管とを有し、前記パイロット
配管には、前記流体導入管路内の流体圧力が所定圧力以
上になったときに開弁してパイロット配管の流路を開
き、管路内の流体圧力が所定圧力以下になったときに閉
弁してパイロット配管の流路を閉じる第1パイロット弁
を設けるとともに、前記排出用配管には、前記流体導入
管路内の流体圧力が所定圧力以上になったときに閉弁し
て排出用配管の流路を閉じ、管路内の流体圧力が所定圧
力以下になったときに開弁して排出用配管の流路を開く
第2パイロット弁を設けたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1乃至図9は、本発明を適用
した二方向切換弁の一例を示すもので、図1は震災貯水
槽に設置した二方向切換弁の弁体が定位状態にあるとき
の水の流れを示す説明図、図2は同じく弁体が反位状態
にあるときの水の流れを示す説明図、図3は弁体が定位
状態にあるときの二方向切換弁を示す概略断面図、図4
は弁体が反位状態にあるときの二方向切換弁を示す概略
断面図、図5は弁体の斜視図、図6は弁体上部の横断面
図、図7は弁体下部の横断面、図8は第1パイロット弁
の一例を示す概略断面図、図9は第2パイロット弁の一
例を示す概略断面図である。
【0012】図1及び図2に示すように、震災貯水槽1
の緊急遮断用に使用した二方向切換弁11は、水道管2
の上流側から分岐した流入管3に接続される第1流入口
12と、震災貯水槽1の流入側配管1aに接続される第
1流出口13と、震災貯水槽1の流出側配管1bに接続
される第2流入口14と、水道管2の下流側から分岐し
た流出管4に接続される第2流出口15とを弁箱16の
周壁に設けるとともに、弁箱16内に、図1に示すよう
に、前記第1流入口12と第1流出口13とを連通さ
せ、かつ、第2流入口14と第2流出口15とを連通さ
せる定位状態と、図2に示すように、前記第1流入口1
2と第2流出口15とを連通させ、かつ、第2流入口1
4と第1流出口13とを連通させる反位状態とに流入・
流出経路を切換える弁体17を収納したものである。な
お、水道管2に設けられている弁7は、二方向切換弁1
1の保守作業の際等に開いてバイパス流路を形成するた
めの補修弁であって、通常の使用状態では常に閉じられ
ている。
【0013】また、図3及び図4に示すように、弁箱1
6は、前記各流入・流出口を有する弁室18と、該弁室
18の上部に連続するチェンバー室19とを有してお
り、弁室18とチェンバー室19とは、ダイヤフラム2
0により仕切られている。このダイヤフラム20は、そ
の外周が弁箱16に固着され、その内周が弁体17の上
部に固着されたものであって、弁体17を上下動可能に
支持している。さらに、弁箱16の外周には、前記各流
入・流出口と前記各配管とを接続するためのフランジが
設けられている。
【0014】弁体17は、図5乃至図7に示すように、
上部弁体21と、該上部弁体21と直角に交叉して配設
される下部弁体22と、上部弁体21の上部に設けられ
た円盤状の上部仕切板23と、上部弁体21と下部弁体
22との間に設けられた円盤状の中間部仕切板24と、
下部弁体22の下部に設けられた円盤状の下部仕切板2
5とを有するもので、上部仕切板23の上面には、前記
ダイヤフラム20を装着するためのナット部材26を螺
着するネジ部27が設けられている。
【0015】また、前記上部仕切板23,中間部仕切板
24,下部仕切板25は、上下方向に等間隔で設けられ
ており、上部弁体21の両端部と下部弁体22の両端部
とに対応する4箇所には、上下方向に連続する柱状の連
結部28,28が設けられており、弁体17は、全体と
して円柱形状に形成されている。
【0016】一方、前記弁箱16の内周には、弁体17
の外周に接する上部シール板29及び下部シール板30
と、前記連結部28の外面に接するシール壁31,31
とが設けられている。前記両シール板29,30の間隔
は、前記弁体17の各仕切板間の間隔と同一に設定され
ており、図3に示すように、弁体17が下降位置にある
ときには、弁体17の上部仕切板23の外周と弁箱16
の上部シール板29の内周とが、中間部仕切板24の外
周と下部シール板30とが、それぞれ液密状態で接触
し、図4に示すように、弁体17が上昇位置にあるとき
には、中間部仕切板24の外周と上部シール板29の内
周とが、下部仕切板25の外周と下部シール板30と
が、それぞれ液密状態で接触するように形成されてい
る。また、弁体17の外周部に位置する柱状の連結部2
8の外面は、弁体17の上下位置に関係なく、常にシー
ル壁31の先端部に液密状態で接触するように形成され
ている。なお、これらの接触部には、それぞれ適当なシ
ール材(図示せず)が設けられている。
【0017】前記チェンバー室19は、該チェンバー室
19の圧力変化でダイヤフラム20を介して前記弁体1
7を上下動させるアクチュエーターとして機能するもの
であって、該チェンバー室19には、流入側パイロット
配管32と、流出側パイロット配管33とが接続される
とともに、弁体17を上昇位置に引上げるためのスプリ
ング34が設けられている。前記流入側パイロット配管
32は、第1パイロット弁35を介して第1流入口12
のフランジ部に接続しており、流出側パイロット配管3
3には、第2パイロット弁36が設けられている。
【0018】また、両パイロット弁35,36には、該
パイロット弁35,36を作動させるための作動用パイ
ロット配管37,38が接続されている。この作動用パ
イロット配管37,38は、前記流入側パイロット配管
32から分岐したものであって、両パイロット弁35,
36は、流入側パイロット配管32及び作動用パイロッ
ト配管37,38を介して伝達される第1流入口12部
分の流体圧力により作動する。
【0019】第1パイロット弁35は、図8に示すよう
に、弁箱39内に隔壁40を設けてその一方にパイロッ
ト弁体41を備えた弁室42を、他方にダイヤフラム4
3を備えた圧力室44をそれぞれ画成し、弁室42に前
記流入側パイロット配管32の入口側配管32aと出口
側配管32bとを接続するとともに、圧力室44に作動
用パイロット配管37を接続したものである。
【0020】この第1パイロット弁35は、作動用パイ
ロット配管37を介して圧力室44に伝達される第1流
入口12部分の流体圧力がダイヤフラム43の背面側に
設けられたスプリング45の押圧力を超えるとダイヤフ
ラム43をスプリング45側に移動させ、ダイヤフラム
43に設けられた弁棒46を介してパイロット弁体41
を入口側配管32aの端部開口から離間させ、流入側パ
イロット配管32を通液可能な状態にする。
【0021】したがって、第1流入口12部分の流体圧
力、すなわち、水道管2から分岐した流入管3内の圧力
が設定値以上の場合には、圧力室44に作用する流体圧
力により第1パイロット弁35が開弁し、流入管3内の
水が流入側パイロット配管32を介して前記チェンバー
室19内に流入する。また、第1流入口12部分の流体
圧力が設定値未満の場合には、圧力室44内の圧力の低
下に伴ってスプリング45がパイロット弁体41を入口
側配管32aの端部開口方向に押圧し、入口側配管32
aの端部開口に圧接して流入側パイロット配管32を閉
じた状態にする。なお、第1パイロット弁35の開弁設
定圧力は、調節ネジ47で任意に設定することができ
る。
【0022】また、第2パイロット弁36は、図9に示
すように、弁箱48内をダイヤフラム49で圧力室50
と、パイロット弁体51を備えた弁室52とに区画し、
圧力室50に前記作動用パイロット配管38を接続する
とともに、弁室52に前記流出側パイロット配管33の
入口側配管33aと出口側配管33bとを接続したもの
である。
【0023】この第2パイロット弁36は、作動用パイ
ロット配管38を介して圧力室50に伝達される第1流
入口12部分の流体圧力がダイヤフラム49を弁室52
方向に押圧し、ダイヤフラム49に設けられた弁棒53
を介してパイロット弁体51を入口側配管33aの端部
開口に圧接して流出側パイロット配管33を閉じた状態
にする。また、第1流入口12部分の流体圧力が低下し
た場合は、ダイヤフラム49の復元力でパイロット弁体
51が入口側配管33aの端部開口から離間し、流出側
パイロット配管33を通液可能な状態にする。なお、第
2パイロット弁36の開弁圧力の調節は、例えば、第1
パイロット弁35と同様の調節ネジとスプリングとを設
けることにより容易に行うことができる。
【0024】そして、第1パイロット弁35及び第2パ
イロット弁36の開閉作動圧力は、水道管2内を流れる
水道水の下限圧力あるいはこれよりも僅かに高い圧力
と、通常の圧力あるいはこれよりも低い圧力との間の範
囲内に設定され、両パイロット弁35,36の開閉作動
圧力は、略同一に設定されている。
【0025】このように構成した二方向切換弁11を震
災貯水槽1の緊急遮断用に使用した場合、平常時に水道
管2を流れる水道水の圧力が所定の範囲内にあるときに
は、第1流入口12から作動用パイロット配管37を介
して第1パイロット弁35の圧力室44内に所定圧力の
水が流入することにより、前述のように第1パイロット
弁35が開き、第1流入口12から流入側パイロット配
管32を介して前記チェンバー室19内に所定圧力の水
が流入する。また、同様に、作動用パイロット配管38
を介して第2パイロット弁36の圧力室50内に所定圧
力の水が流入することにより、前述のように第2パイロ
ット弁36が閉じられる。
【0026】したがって、チェンバー室19は、流入側
パイロット配管32を介して第1流入口12とのみ連通
した状態になり、該チェンバー室19内の水の圧力によ
りダイヤフラム20が下方に押動され、弁体17は図3
に示す下降位置である定位状態に保持される。このと
き、弁室18内の上部弁体21は、図1に示すように、
前記第1流入口12と第1流出口13とを連通させ、か
つ、第2流入口14と第2流出口15とを連通させると
ともに、第1流入口12と第2流出口15との間及び第
2流入口14と第1流出口13との間を遮断した状態に
なる。
【0027】これにより、水道管2を流れる水は、流入
管3,第1流入口12,第1流出口13,流入側配管1
aを通って震災貯水槽1内に流入し、流出側配管1b,
第2流入口14,第2流出口15,流出管4を通って水
道管2に戻る流れを形成し、震災貯水槽1内は、常に清
潔な水が流れている状態となる。
【0028】一方、震災等による水道管2の破損で管内
圧力が所定圧力よりも低下すると、作動用パイロット配
管37,38を介して両パイロット弁35,36の圧力
室44,50に作用する流体圧力が低下するので、前述
のようにして第1パイロット弁35が閉じ、第2パイロ
ット弁36が開いた状態になる。
【0029】これにより、チェンバー室19内の水は、
第2パイロット弁36を通って流出側パイロット配管3
3から排出される状態となり、チェンバー室19内の流
体圧力が次第に低下して所定圧力未満になると、スプリ
ング34の引上力により弁体17が引上げられ、図4に
示す上昇位置である反位状態に保持される。このとき、
弁室18内の下部弁体22は、図2に示すように、前記
第1流入口12と第2流出口15とを連通させ、かつ、
第2流入口14と第1流出口13とを連通させるととも
に、第1流入口12と第1流出口13との間及び第2流
入口14と第2流出口との間を遮断した状態になる。
【0030】したがって、水道管2を流れる水は、流入
管3,第1流入口12,第2流出口15,流出管4を通
って水道管2に戻る流れを形成し、下部弁体22により
震災貯水槽1側が水道管2側と遮断され、震災貯水槽1
内及び第1流出口13,流入側配管1a,流出側配管1
b,第2流入口14内に清潔な水が貯留された状態とな
り、飲料水等として確保される。
【0031】そして、水道管2内の圧力が所定圧力まで
回復すると、該水道管2内の圧力が前記同様に両パイロ
ット弁35,36に作用し、第1パイロット弁35を開
いて第2パイロット弁36を閉じ、チェンバー室19内
の流体圧力を高めて弁体17を定位状態に下降させる。
これにより、震災貯水槽1内への水の供給循環が再開さ
れる。
【0032】また、消火活動により水道管2内の圧力が
所定圧力よりも低下したときも、前記同様に両パイロッ
ト弁35,36が作動して弁体17を反位状態にする
が、消火活動が終了して管内圧力が回復すると、自動的
に弁体17は定位状態に復帰する。
【0033】このように、水道管2内の圧力変化に応じ
て自動的に流路を切換えることにより、1台の二方向切
換弁11で従来の3台分の水圧感知型遮断弁の機能を賄
うことが可能となり、設備コストや保守コストの大幅な
削減が可能となる。
【0034】図10乃至図12は、弁箱及び弁体の変形
例を示すもので、図10は弁体の斜視図、図11は弁箱
の斜視図、図12は弁箱と弁体との組付け状態を示す一
部切欠き斜視図である。
【0035】まず、図10に示す弁体61は、上部弁体
62と、該上部弁体62と直角に交叉して配設される下
部弁体63と、該弁体61を上下動させるためのアクチ
ュエーターに接続される弁棒64とにより形成されてい
る。また、図11に示す弁箱65は、円筒体の周壁に前
記同様の第1流入口66,第1流出口67,第2流入口
68及び第2流出口69を有するとともに、天板部70
に前記上部弁体62が通過可能なスリット状の通孔71
を、底板部72に前記下部弁体63が通過可能なスリッ
ト状の通孔73を、それぞれ形成したものである。
【0036】このような弁体61と弁箱65とを図12
に示すように組付けた構成において、前記弁棒64を、
前記同様のチェンバー室19に設けたダイヤフラム20
に接続し、チェンバー室19に同様のパイロット弁3
5,36を設けることにより、弁体61を流体圧力に応
じて上下動させることができ、上部弁体62が弁箱65
内に位置した定位状態、すなわち、前記第1流入口66
と第1流出口67とが連通し、かつ、第2流入口68と
第2流出口69とが連通した状態と、下部弁体63が弁
箱65内に位置した反位状態すなわち、第1流入口66
と第2流出口69とが連通し、かつ、第2流入口68と
第1流出口67とが連通した状態とに、各流路を切換え
ることができる。
【0037】図13は、二方向切換弁の他の形態例を示
す概略図である。この二方向切換弁81は、四方に前記
同様の第1流入口82,第1流出口83,第2流入口8
4及び第2流出口85を有する弁箱86内に、回動可能
な弁体87を設けたものである。
【0038】上記弁体87は、図13に実線で示す定位
状態と、破線で示す反位状態との間の90度分だけ回動
可能に設けられるもので、各状態における弁端部が位置
する弁箱86の内部には、それぞれ適当なシール部材8
8,88が設けられている。また、弁体87の回動中心
には、弁箱86から突出する弁軸89が設けられてお
り、該弁軸89の突出部には、ピニオン90が設けられ
ている。
【0039】また、弁軸89と直交する方向には、該弁
軸89を介して弁体87を回動させるためのアクチュエ
ーターであるシリンダー91が配設されている。このシ
リンダー91のピストン92には、前記ピニオン90に
対応するラック93を有するロッド94が設けられてお
り、ピストン92を挟んでロッド94の押し側となる部
分には圧力室95が形成され、ロッド94の引き側とな
る部分にはスプリング96が収納されている。
【0040】上記圧力室95には、前記同様に、パイロ
ット配管97と排出用パイロット配管98とが接続さ
れ、パイロット配管97には、第1流入口82内の圧力
が設定値以上になると開弁する第1パイロット弁99
が、排出用パイロット配管98には、第1流入口82内
の圧力が設定値未満になると開弁する第2パイロット弁
100が、それぞれ設けられるとともに、両パイロット
弁99,100には、前記同様の作動用パイロット配管
101,102が接続されている。
【0041】したがって、第1流入口82内の圧力が設
定値以上になると第1パイロット弁99が開弁するとと
もに第2パイロット弁100が閉弁し、流体圧力が圧力
室95に作動してピストン92をロッド94側に押圧す
る。これにより、ロッド94のラック93がピニオン9
0を回動させ、弁軸89を介して弁体87を定位状態に
保持する。
【0042】また、第1流入口82内の圧力が設定値未
満になると、逆に第1パイロット弁99が閉弁するとと
もに第2パイロット弁100が開弁し、圧力室95内の
圧力が低下してスプリング96の作用でピストン92が
圧力室95に押込まれ、ロッド94のラック93がピニ
オン90を回動させ、弁軸89を介して弁体87を逆方
向に回動させて反位状態に保持する。
【0043】すなわち、本例に示す二方向切換弁81
も、前記図1等に示した二方向切換弁11と同様に、第
1流入口82内の圧力の変化に応じて弁体87を定位と
反位とに回動させ、各流入・流出口の流路を2方向に切
換えることができる。また、弁軸89とロッド94とを
適当なリンク機構で連結しても同様に作動させることが
できる。
【0044】なお、細部の構造は、流量(口径)等の条
件によって適宜最適な形状,組合わせで形成することが
可能であり、上述の第1流入口以外の部分の流体圧力に
より弁体を作動させることもでき、例えば、流入側パイ
ロット配管にはパイロット弁を設けず、流出側パイロッ
ト配管にのみパイロット弁を設け、該パイロット弁を流
出側の流体圧力によって作動させることも可能である。
また、パイロット弁等の付帯機器は、従来からこの種の
圧力感知型の自動開閉弁に用いられているものを使用す
ることができる。さらに、本発明の二方向切換弁は、前
述の震災貯水槽に用いる他、各種流路の切換えに適用す
ることが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二方向切
換弁は、流体圧力の状態に応じて自動的に流路を切換え
ることができ、自動的に復帰することもできるので、各
種流体の流路切換用として用いることができる。特に、
震災貯水槽に設けた流入,流出管の切換開閉用の切換弁
として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 震災貯水槽に設置した本発明の二方向切換弁
の弁体が定位状態にあるときの水の流れを示す説明図で
ある。
【図2】 同じく弁体が反位状態にあるときの水の流れ
を示す説明図である。
【図3】 弁体が定位状態にあるときの二方向切換弁を
示す概略断面図である。
【図4】 弁体が反位状態にあるときの二方向切換弁を
示す概略断面図である。
【図5】 弁体の斜視図である。
【図6】 弁体上部の横断面図である。
【図7】 弁体下部の横断図である。
【図8】 第1パイロット弁の一例を示す概略断面図で
ある。
【図9】 第2パイロット弁の一例を示す概略断面図で
ある。
【図10】 弁体の他の形態例を示す斜視図である。
【図11】 弁箱の他の形態例を示す斜視図である。
【図12】 弁箱と弁体との組付け状態を示す一部切欠
き斜視図である。
【図13】 二方向切換弁の他の形態例を示す説明図で
ある。
【図14】 従来の震災貯水槽における弁の配置を説明
するための系統図である。
【符号の説明】
1…震災貯水槽、2…水道管、3…流入管、4…流出
管、11…二方向切換弁、12…第1流入口、13…第
1流出口、14…第2流入口、15…第2流出口、16
…弁箱、17…弁体、18…弁室、19…チェンバー
室、20…ダイヤフラム、21…上部弁体、22…下部
弁体、23…上部仕切板、24…中間部仕切板、25…
下部仕切板、28…連結部、29…上部シール板、30
…下部シール板、31…シール壁、32…流入側パイロ
ット配管、33…流出側パイロット配管、34…スプリ
ング、35…第1パイロット弁、36…第2パイロット
弁、37,38…作動用パイロット配管 61…弁体、62…上部弁体、63…下部弁体、64…
弁棒、65…弁箱、66…第1流入口、67…第1流出
口、68…第2流入口、69…第2流出口、81…二方
向切換弁、82…第1流入口、83…第1流出口、84
…第2流入口、85…第2流出口、86…弁箱、87…
弁体、91…シリンダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱周壁に、第1流入口,第1流出口,
    第2流入口及び第2流出口を設け、弁箱内に、前記第1
    流入口と第1流出口とを連通させ、かつ、第2流入口と
    第2流出口とを連通させる定位状態と、前記第1流入口
    と第2流出口とを連通させ、かつ、第2流入口と第1流
    出口とを連通させる反位状態とに流入・流出経路を切換
    える弁体を収納するとともに、前記各流入口及び各流出
    口にそれぞれ接続された4本の管路の内の少なくともい
    ずれか一つの管路内の流体圧力により前記弁体を駆動す
    るアクチュエーターを備えたことを特徴とする二方向切
    換弁。
  2. 【請求項2】 前記いずれか一つの管路は、第1流入口
    に接続された管路であることを特徴とする請求項1記載
    の二方向切換弁。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエーターは、前記いずれか
    一つの管路からの所定圧力以上の流体の流入により前記
    弁体を定位状態に駆動保持する圧力室を有するととも
    に、該圧力室内の流体圧力が所定圧力以下に低下したと
    きに、弁体を反位状態に駆動保持するスプリングを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の二方向切換弁。
  4. 【請求項4】 前記圧力室は、前記いずれか一つの管路
    に接続されるパイロット配管と、該圧力室内の圧力流体
    を排出する排出用配管とを有し、前記パイロット配管に
    は、前記いずれか一つの管路内の流体圧力が所定圧力以
    上になったときに開弁してパイロット配管の流路を開
    き、管路内の流体圧力が所定圧力以下になったときに閉
    弁してパイロット配管の流路を閉じる第1パイロット弁
    を設けるとともに、前記排出用配管には、前記いずれか
    一つの管路内の流体圧力が所定圧力以上になったときに
    閉弁して排出用配管の流路を閉じ、管路内の流体圧力が
    所定圧力以下になったときに開弁して排出用配管の流路
    を開く第2パイロット弁を設けたことを特徴とする請求
    項3記載の二方向切換弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105805354A (zh) * 2016-05-19 2016-07-27 江苏恒达动力科技发展股份有限公司 一种双连通切换的高压四通电磁阀
WO2017024947A1 (zh) * 2015-08-10 2017-02-16 卢小平 无源自动切换阀和自动清洗设备

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