JPH0921853A - Nmr画像におけるベースライン誤差アーティファクトを除去する方法 - Google Patents
Nmr画像におけるベースライン誤差アーティファクトを除去する方法Info
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- JPH0921853A JPH0921853A JP8082155A JP8215596A JPH0921853A JP H0921853 A JPH0921853 A JP H0921853A JP 8082155 A JP8082155 A JP 8082155A JP 8215596 A JP8215596 A JP 8215596A JP H0921853 A JPH0921853 A JP H0921853A
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/54—Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
- G01R33/56—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
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- G01R33/56554—Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by acquiring plural, differently encoded echo signals after one RF excitation, e.g. correction for readout gradients of alternating polarity in EPI
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超高速パルス列を用いた走査中に生成された
NMR画像におけるベースライン誤差アーティファクト
を走査時間を増加させずに除去することのできる方法を
提供する。 【解決手段】 本発明に係る方法は、NMRエコー信号
の受信中にレファランス信号の位相を交番させて、収集
データの1つおきのビューを反転させることを含んでい
る。この反転したビューは、イメージの再構成前に再反
転させられて、収集中に導入されたあらゆるdcレベル
が、高周波数空間に変換されると共に、結果的に現れる
アーティファクトを、フーリエ変換を用いて再構成され
た画像の端へ移動させるようにする。
NMR画像におけるベースライン誤差アーティファクト
を走査時間を増加させずに除去することのできる方法を
提供する。 【解決手段】 本発明に係る方法は、NMRエコー信号
の受信中にレファランス信号の位相を交番させて、収集
データの1つおきのビューを反転させることを含んでい
る。この反転したビューは、イメージの再構成前に再反
転させられて、収集中に導入されたあらゆるdcレベル
が、高周波数空間に変換されると共に、結果的に現れる
アーティファクトを、フーリエ変換を用いて再構成され
た画像の端へ移動させるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は、核磁気共鳴作像
の方法及びシステムである。具体的には、本発明は、超
高速作像法によって生成された画像におけるベースライ
ン誤差アーティファクト(偽像)の除去に関する。
の方法及びシステムである。具体的には、本発明は、超
高速作像法によって生成された画像におけるベースライ
ン誤差アーティファクト(偽像)の除去に関する。
【0002】
【従来の技術】人体組織のような物体が均一の磁場(分
極磁場B0 )にさらされるとき、組織内のスピンの個々
の磁気モーメントは、この分極磁場に沿って整列しよう
とするが、各スピン固有のラーモア周波数において乱雑
な状態で磁場の周りを歳差運動している。物体、即ち組
織が、x−y平面上に存在するラーモア周波数に近い磁
場(励起磁場B1 )にさらされると、正味の整列モーメ
ントMz は、x−y平面に向かって回転する、即ち「傾
斜する」ことが可能であって、その結果、正味の横(方
向)磁気モーメントMt を発生する。励起したスピンに
よって信号が放出され、励起信号B1 を停止した後に、
このNMR(核磁気共鳴)信号を受信すると共に処理し
て画像を形成することができる。
極磁場B0 )にさらされるとき、組織内のスピンの個々
の磁気モーメントは、この分極磁場に沿って整列しよう
とするが、各スピン固有のラーモア周波数において乱雑
な状態で磁場の周りを歳差運動している。物体、即ち組
織が、x−y平面上に存在するラーモア周波数に近い磁
場(励起磁場B1 )にさらされると、正味の整列モーメ
ントMz は、x−y平面に向かって回転する、即ち「傾
斜する」ことが可能であって、その結果、正味の横(方
向)磁気モーメントMt を発生する。励起したスピンに
よって信号が放出され、励起信号B1 を停止した後に、
このNMR(核磁気共鳴)信号を受信すると共に処理し
て画像を形成することができる。
【0003】これらの信号を利用して画像を生成すると
きに、磁場勾配(Gx 、Gy 及びG z )が用いられる。
典型的には、作像される領域は、一連の独立した測定サ
イクル(「ビュー」と呼ぶ)によって走査されており、
これらのサイクルにおいて、上述の磁場勾配は、用いら
れている特定の局在化方法に従って変化する。結果とし
て得られる1組の受信NMR信号をディジタル化すると
共に処理して、多数の周知の再構成技術のうちの1つを
用いて画像が再構成される。
きに、磁場勾配(Gx 、Gy 及びG z )が用いられる。
典型的には、作像される領域は、一連の独立した測定サ
イクル(「ビュー」と呼ぶ)によって走査されており、
これらのサイクルにおいて、上述の磁場勾配は、用いら
れている特定の局在化方法に従って変化する。結果とし
て得られる1組の受信NMR信号をディジタル化すると
共に処理して、多数の周知の再構成技術のうちの1つを
用いて画像が再構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】MRI(磁気共鳴作
像)システムに関する周知の問題は、受信されたNMR
エコー信号にベースライン誤差が導入されることであ
る。この誤差は、NMRエコー信号の受信、復調及びデ
ィジタル化の最中に、NMRエコー信号にdc(直流)
レベルが加わえられる場合に生ずる。このdcレベル
は、アナログ式受信回路におけるdcオフセットによっ
て、又はNMRエコー信号に伴ってdcレベルへ復調さ
れる迷走(ストレイ)信号によって導入されている可能
性がある。受信器ハードウェアの絶え間のない改良によ
って、この問題は軽減されたが、解消されてはいない。
像)システムに関する周知の問題は、受信されたNMR
エコー信号にベースライン誤差が導入されることであ
る。この誤差は、NMRエコー信号の受信、復調及びデ
ィジタル化の最中に、NMRエコー信号にdc(直流)
レベルが加わえられる場合に生ずる。このdcレベル
は、アナログ式受信回路におけるdcオフセットによっ
て、又はNMRエコー信号に伴ってdcレベルへ復調さ
れる迷走(ストレイ)信号によって導入されている可能
性がある。受信器ハードウェアの絶え間のない改良によ
って、この問題は軽減されたが、解消されてはいない。
【0005】ベースライン誤差を除去する1つの方法
は、各々の位相エンコーディング・ビューについて2つ
のNMRエコー信号を収集するものである。RF(高周
波)励起パルスの位相を、2つのパルス列(シーケン
ス)のうちの1つについては180°反転させ、受信し
た2つのNMRエコー信号を減算する。減算によって、
当該ビューに関し、受信器によって導入されたdcレベ
ルは0(ゼロ)になると共にNMR信号のレベルは2倍
になる。残念ながら、この解決策では、各々の位相エン
コーディング・ビューについて2回の測定が要求される
ので、走査時間も2倍になる。
は、各々の位相エンコーディング・ビューについて2つ
のNMRエコー信号を収集するものである。RF(高周
波)励起パルスの位相を、2つのパルス列(シーケン
ス)のうちの1つについては180°反転させ、受信し
た2つのNMRエコー信号を減算する。減算によって、
当該ビューに関し、受信器によって導入されたdcレベ
ルは0(ゼロ)になると共にNMR信号のレベルは2倍
になる。残念ながら、この解決策では、各々の位相エン
コーディング・ビューについて2回の測定が要求される
ので、走査時間も2倍になる。
【0006】これも又、走査時間が長引くものである
が、類似の解決策が、1986年9月16日に付与され
た米国特許第4,612,504号、「NMR作像法の
適用においてベースライン誤差成分の効果を除去する方
法」("Method For Removing The Effects Of Baseline
Error Components In NMR Imaging Applications")に
開示されている。この方法は、連続した位相エンコーデ
ィング・ビューについて、RF励起パルスの位相を交番
させている。画像を再構成する前に、1つおきの位相エ
ンコーディング・ビューでのNMR信号を、すべてのビ
ューのNMR信号が同一の極性を有するように再反転さ
せる。この再反転によって、1つおきのビューのあらゆ
るdcレベルも又、反転する。その結果、k空間内の連
続したビューについてdcレベルの極性が交番し、dc
レベルは今や、位相エンコーディング方向の高周波信号
成分となる。画像の再構成中に用いられる後続のカラム
・フーリエ変換は、この高周波成分を置き換えて、アー
ティファクトを、再構成された画像の中央ではなく辺縁
部に位置付ける。これは、ベースライン誤差の問題を解
決する普及した方法であって、非常に有効である。
が、類似の解決策が、1986年9月16日に付与され
た米国特許第4,612,504号、「NMR作像法の
適用においてベースライン誤差成分の効果を除去する方
法」("Method For Removing The Effects Of Baseline
Error Components In NMR Imaging Applications")に
開示されている。この方法は、連続した位相エンコーデ
ィング・ビューについて、RF励起パルスの位相を交番
させている。画像を再構成する前に、1つおきの位相エ
ンコーディング・ビューでのNMR信号を、すべてのビ
ューのNMR信号が同一の極性を有するように再反転さ
せる。この再反転によって、1つおきのビューのあらゆ
るdcレベルも又、反転する。その結果、k空間内の連
続したビューについてdcレベルの極性が交番し、dc
レベルは今や、位相エンコーディング方向の高周波信号
成分となる。画像の再構成中に用いられる後続のカラム
・フーリエ変換は、この高周波成分を置き換えて、アー
ティファクトを、再構成された画像の中央ではなく辺縁
部に位置付ける。これは、ベースライン誤差の問題を解
決する普及した方法であって、非常に有効である。
【0007】短時間にNMRイメージ・データを収集す
る考え方は、1977年にピータ・マンスフィールド
(Peter Mansfield )によってエコー・プラナ・パルス
列が提案されて(J. Phys.誌、1977年、第10列、
第55行〜第58行)以来知られている。標準的なパル
ス列とは対照的に、エコー・プラナ・パルス列は、各々
のRF励起パルスについて多数のNMRエコー信号を発
生する。これらのNMR信号を別々に位相エンコードす
ることができ、その結果、20ミリ秒間〜100ミリ秒
間の単一のパルス列で64のビューの完全な走査を収集
することができる。エコー・プラナ作像(echo-planar
imaging(EPI))の長所はよく知られており、医用
環境でEPIを実行することのできる装置及び方法が長
い間必要とされていた。その他のエコー・プラナ・パル
ス列は、米国特許第4,678,996号、同第4,7
33,188号、同第4,716,369号、同第4,
355,282号、同第4,588,948号及び同第
4,752,735号に開示されている。
る考え方は、1977年にピータ・マンスフィールド
(Peter Mansfield )によってエコー・プラナ・パルス
列が提案されて(J. Phys.誌、1977年、第10列、
第55行〜第58行)以来知られている。標準的なパル
ス列とは対照的に、エコー・プラナ・パルス列は、各々
のRF励起パルスについて多数のNMRエコー信号を発
生する。これらのNMR信号を別々に位相エンコードす
ることができ、その結果、20ミリ秒間〜100ミリ秒
間の単一のパルス列で64のビューの完全な走査を収集
することができる。エコー・プラナ作像(echo-planar
imaging(EPI))の長所はよく知られており、医用
環境でEPIを実行することのできる装置及び方法が長
い間必要とされていた。その他のエコー・プラナ・パル
ス列は、米国特許第4,678,996号、同第4,7
33,188号、同第4,716,369号、同第4,
355,282号、同第4,588,948号及び同第
4,752,735号に開示されている。
【0008】エコー・プラナ作像法の変形に、高速収集
緩和増強((Rapid Acquisition Relaxation Enhanced
(RARE))列があり、この方法は、J. ヘニ(Henni
g)等によって、マグネティック・レゾナンス・イン・
メディスン(Magnetic Resonance in Medicine)誌、第
3巻、第823頁〜第833頁(1986年)の論文
「RARE作像:医用MR用の高速作像法」("RARE Im
aging: A Fast Imaging Method for Clinical MR")に
記載されている。RARE列とEPI列との本質的な相
違は、エコー信号が生成される方式にある。RARE列
は、カー・パーセル・メイブーム・ギル(Carr-Purcell
-Meiboom-Gill)列から発生されたRF再収束エコーを
利用しており、一方、EPI法は、勾配が喚起したエコ
ーを用いている。
緩和増強((Rapid Acquisition Relaxation Enhanced
(RARE))列があり、この方法は、J. ヘニ(Henni
g)等によって、マグネティック・レゾナンス・イン・
メディスン(Magnetic Resonance in Medicine)誌、第
3巻、第823頁〜第833頁(1986年)の論文
「RARE作像:医用MR用の高速作像法」("RARE Im
aging: A Fast Imaging Method for Clinical MR")に
記載されている。RARE列とEPI列との本質的な相
違は、エコー信号が生成される方式にある。RARE列
は、カー・パーセル・メイブーム・ギル(Carr-Purcell
-Meiboom-Gill)列から発生されたRF再収束エコーを
利用しており、一方、EPI法は、勾配が喚起したエコ
ーを用いている。
【0009】更にもう1つの変形が、D.A.ファインバー
グ(Feinberg)及びK.オシオ(Oshio)によって、ラデ
ィオロジ(Radiology)誌、1991年、第181号、
第597頁〜第604頁の「GRASE(グラディエン
ト・アンド・スピン・エコー)MR作像:新しい高速医
用作像技術」(GRASE (Gradient and Spin Echo) MR Im
aging: A New Fast Clinical Imaging Technique")に
記載されている。
グ(Feinberg)及びK.オシオ(Oshio)によって、ラデ
ィオロジ(Radiology)誌、1991年、第181号、
第597頁〜第604頁の「GRASE(グラディエン
ト・アンド・スピン・エコー)MR作像:新しい高速医
用作像技術」(GRASE (Gradient and Spin Echo) MR Im
aging: A New Fast Clinical Imaging Technique")に
記載されている。
【0010】これらの「超高速」作像法はすべて、単一
の励起パルスから多重のエコー信号を収集し、収集され
た各々のエコー信号を個別に位相エンコードするもので
ある。従って、各々のパルス列、即ち「ショット」によ
って、複数のビューが収集される。単一ショット収集法
の場合には、ベースライン誤差によるアーティファクト
を除去するために従来用いられてきた方法を、これらの
超高速パルス列に適用することはできない。なぜなら、
RF励起パルスとNMRエコー信号との間に1対1の対
応が存在しないからである。
の励起パルスから多重のエコー信号を収集し、収集され
た各々のエコー信号を個別に位相エンコードするもので
ある。従って、各々のパルス列、即ち「ショット」によ
って、複数のビューが収集される。単一ショット収集法
の場合には、ベースライン誤差によるアーティファクト
を除去するために従来用いられてきた方法を、これらの
超高速パルス列に適用することはできない。なぜなら、
RF励起パルスとNMRエコー信号との間に1対1の対
応が存在しないからである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、超高速パルス
列を用いて生成されたNMR画像におけるベースライン
誤差アーティファクトを除去する方法である。具体的に
は、単一のRF励起パルスの印加に続いて複数のNMR
エコー信号が発生されるような超高速パルス列を実施す
るときに、本発明は、連続した位相エンコードされたN
MRエコー信号の極性を当該信号の受信中に交番させる
ことにより実施される。画像の再構成の前に、反転した
NMRエコー信号を再反転させると、その結果として、
受信中に導入されたあらゆるdcレベルは、1つおきの
位相エンコーディング・ビューにおいて反転させられ
て、高周波成分となる。こうして、画像の再構成中に、
dcレベルによるあらゆるアーティファクトは、再構成
された画像の位相エンコーディング方向の端に表示され
る。
列を用いて生成されたNMR画像におけるベースライン
誤差アーティファクトを除去する方法である。具体的に
は、単一のRF励起パルスの印加に続いて複数のNMR
エコー信号が発生されるような超高速パルス列を実施す
るときに、本発明は、連続した位相エンコードされたN
MRエコー信号の極性を当該信号の受信中に交番させる
ことにより実施される。画像の再構成の前に、反転した
NMRエコー信号を再反転させると、その結果として、
受信中に導入されたあらゆるdcレベルは、1つおきの
位相エンコーディング・ビューにおいて反転させられ
て、高周波成分となる。こうして、画像の再構成中に、
dcレベルによるあらゆるアーティファクトは、再構成
された画像の位相エンコーディング方向の端に表示され
る。
【0012】本発明の一般的な目的は、走査時間を増加
させずにベースライン誤差によるアーティファクトを除
去することにある。受信されたNMRエコー信号の極性
を、k空間において1つおきのビューを反転させるよう
な形式(パターン)で交番させることにより、k空間に
おいて1つおきのビューを先ず再反転させれば、適正な
画像が再構成される。再反転により、受信中に生成され
たあらゆるdcレベルも又、反転し、その結果であるこ
の高周波成分は、位相エンコーディング方向に沿った後
続のフーリエ変換中に、再構成された画像の位相エンコ
ーディング方向の端に移動される。
させずにベースライン誤差によるアーティファクトを除
去することにある。受信されたNMRエコー信号の極性
を、k空間において1つおきのビューを反転させるよう
な形式(パターン)で交番させることにより、k空間に
おいて1つおきのビューを先ず再反転させれば、適正な
画像が再構成される。再反転により、受信中に生成され
たあらゆるdcレベルも又、反転し、その結果であるこ
の高周波成分は、位相エンコーディング方向に沿った後
続のフーリエ変換中に、再構成された画像の位相エンコ
ーディング方向の端に移動される。
【0013】より具体的な目的は、経費を要するハード
ウェアの変更もMRIシステム・ソフトウェアの厄介な
変更も行わずに、ベースライン誤差によるアーティファ
クトを減少させることにある。受信されたNMRエコー
信号の反転は、この受信エコー信号の復調中に用いられ
るレファランス信号を反転させることにより容易に実現
される。このような反転は、高速スピン・エコー・パル
ス列の実行に用いられているものと同一のMRIシステ
ムの構成要素及びソフトウェアによって制御される。
ウェアの変更もMRIシステム・ソフトウェアの厄介な
変更も行わずに、ベースライン誤差によるアーティファ
クトを減少させることにある。受信されたNMRエコー
信号の反転は、この受信エコー信号の復調中に用いられ
るレファランス信号を反転させることにより容易に実現
される。このような反転は、高速スピン・エコー・パル
ス列の実行に用いられているものと同一のMRIシステ
ムの構成要素及びソフトウェアによって制御される。
【0014】
【実施例】先ず、図1を参照すると、同図には、本発明
を組み込んだ好適なMRIシステムの主要な構成要素が
示されている。システムの動作は、オペレータ・コンソ
ール100から制御され、オペレータ・コンソール10
0は、キーボード兼制御パネル102と、表示装置(デ
ィスプレイ)104とを含んでいる。コンソール100
はリンク116を介して、独立した計算機システム10
7と交信しており、計算機システム107は、オペレー
タ(操作者)によるスクリーン104上での画像の生成
及び表示の制御を可能にしている。計算機システム10
7は、バックプレーンを通して互いに交信している多数
のモジュールを含んでいる。これらのモジュールは、画
像処理モジュール106と、CPUモジュール108
と、画像データ配列を記憶するフレーム・バッファとし
て当業界で知られているメモリ・モジュール113とを
含んでいる。計算機システム107は、画像データ及び
プログラムを記憶するためのディスク記憶装置111及
びテープ駆動装置112に結合されていると共に、高速
シリアル・リンク115を介して、別個のシステム制御
装置122と交信している。
を組み込んだ好適なMRIシステムの主要な構成要素が
示されている。システムの動作は、オペレータ・コンソ
ール100から制御され、オペレータ・コンソール10
0は、キーボード兼制御パネル102と、表示装置(デ
ィスプレイ)104とを含んでいる。コンソール100
はリンク116を介して、独立した計算機システム10
7と交信しており、計算機システム107は、オペレー
タ(操作者)によるスクリーン104上での画像の生成
及び表示の制御を可能にしている。計算機システム10
7は、バックプレーンを通して互いに交信している多数
のモジュールを含んでいる。これらのモジュールは、画
像処理モジュール106と、CPUモジュール108
と、画像データ配列を記憶するフレーム・バッファとし
て当業界で知られているメモリ・モジュール113とを
含んでいる。計算機システム107は、画像データ及び
プログラムを記憶するためのディスク記憶装置111及
びテープ駆動装置112に結合されていると共に、高速
シリアル・リンク115を介して、別個のシステム制御
装置122と交信している。
【0015】システム制御装置122は、バックプレー
ン118によって互いに接続された1組のモジュールを
含んでいる。これらのモジュールは、CPUモジュール
119と、パルス発生モジュール121とを含んでお
り、パルス発生モジュール121はシリアル・リンク1
25を介して、オペレータ・コンソール100と接続し
ている。リンク125を介して、システム制御装置12
2はオペレータから実施されるべき走査列を指示する命
令(コマンド)を受信する。パルス発生モジュール12
1は、所望の走査列を実施するようにシステムの構成要
素を動作させる。モジュール121は、発生されるべき
RFパルスのタイミング、強度及び形状を指示している
と共にデータ収集窓(ウィンドウ)のタイミング及び長
さを指示しているデータを発生する。パルス発生モジュ
ール121は、1組の勾配増幅器127に接続されてお
り、走査中に発生された勾配パルスのタイミング及び形
状を指示する。パルス発生モジュール121は又、患者
に接続された多数の異なるセンサからの信号、例えば電
極からの心電図(ECG)信号又はベローからの呼吸信
号を受信する生理学データ収集制御装置129から患者
のデータを受信する。そして最後に、パルス発生モジュ
ール121は、患者の状態及びマグネット・システムの
状態と関連している様々なセンサからの信号を受信する
走査室インタフェイス回路133と接続している。走査
室インタフェイス回路133を介して、患者位置決めシ
ステム134も又、走査用の所望位置に患者を移動させ
るための命令を受信する。
ン118によって互いに接続された1組のモジュールを
含んでいる。これらのモジュールは、CPUモジュール
119と、パルス発生モジュール121とを含んでお
り、パルス発生モジュール121はシリアル・リンク1
25を介して、オペレータ・コンソール100と接続し
ている。リンク125を介して、システム制御装置12
2はオペレータから実施されるべき走査列を指示する命
令(コマンド)を受信する。パルス発生モジュール12
1は、所望の走査列を実施するようにシステムの構成要
素を動作させる。モジュール121は、発生されるべき
RFパルスのタイミング、強度及び形状を指示している
と共にデータ収集窓(ウィンドウ)のタイミング及び長
さを指示しているデータを発生する。パルス発生モジュ
ール121は、1組の勾配増幅器127に接続されてお
り、走査中に発生された勾配パルスのタイミング及び形
状を指示する。パルス発生モジュール121は又、患者
に接続された多数の異なるセンサからの信号、例えば電
極からの心電図(ECG)信号又はベローからの呼吸信
号を受信する生理学データ収集制御装置129から患者
のデータを受信する。そして最後に、パルス発生モジュ
ール121は、患者の状態及びマグネット・システムの
状態と関連している様々なセンサからの信号を受信する
走査室インタフェイス回路133と接続している。走査
室インタフェイス回路133を介して、患者位置決めシ
ステム134も又、走査用の所望位置に患者を移動させ
るための命令を受信する。
【0016】パルス発生モジュール121によって発生
された勾配波形は、Gx 増幅器と、Gy 増幅器と、Gz
増幅器とで構成されている勾配増幅器システム127に
印加される。各々の勾配増幅器は、全体的に参照番号1
39を付したアセンブリ内の対応する勾配コイルを励起
して、位置エンコーディング信号の収集に用いられる磁
場勾配を生成する。勾配コイル・アセンブリ139は、
マグネット・アセンブリ141の一部を形成しており、
マグネット・アセンブリ141は、分極マグネット14
0と、全身型RFコイル152とを含んでいる。システ
ム制御装置122内の送受信モジュール150はパルス
を発生し、これらのパルスは、RF増幅器151によっ
て増幅されると共に、送信/受信スイッチ154によっ
てRFコイル152に結合される。患者内の励起核によ
って放出された結果の信号は、同じRFコイル152に
よって検知され得ると共に、送信/受信スイッチ154
を介して前置増幅器153に結合される。増幅されたN
MR信号は、送受信器150の受信部において復調さ
れ、濾波されると共にディジタル化される。送信/受信
スイッチ154は、パルス発生モジュール121からの
信号によって制御されて、送信モード中にはRF増幅器
151をコイル152に電気接続し、受信モード中には
前置増幅器153をコイル152に電気接続する。送信
/受信スイッチ154は又、送信モード又は受信モード
のいずれの場合でも、分離型RFコイル(例えば、頭部
コイル又は表面コイル)を用いることも可能にしてい
る。
された勾配波形は、Gx 増幅器と、Gy 増幅器と、Gz
増幅器とで構成されている勾配増幅器システム127に
印加される。各々の勾配増幅器は、全体的に参照番号1
39を付したアセンブリ内の対応する勾配コイルを励起
して、位置エンコーディング信号の収集に用いられる磁
場勾配を生成する。勾配コイル・アセンブリ139は、
マグネット・アセンブリ141の一部を形成しており、
マグネット・アセンブリ141は、分極マグネット14
0と、全身型RFコイル152とを含んでいる。システ
ム制御装置122内の送受信モジュール150はパルス
を発生し、これらのパルスは、RF増幅器151によっ
て増幅されると共に、送信/受信スイッチ154によっ
てRFコイル152に結合される。患者内の励起核によ
って放出された結果の信号は、同じRFコイル152に
よって検知され得ると共に、送信/受信スイッチ154
を介して前置増幅器153に結合される。増幅されたN
MR信号は、送受信器150の受信部において復調さ
れ、濾波されると共にディジタル化される。送信/受信
スイッチ154は、パルス発生モジュール121からの
信号によって制御されて、送信モード中にはRF増幅器
151をコイル152に電気接続し、受信モード中には
前置増幅器153をコイル152に電気接続する。送信
/受信スイッチ154は又、送信モード又は受信モード
のいずれの場合でも、分離型RFコイル(例えば、頭部
コイル又は表面コイル)を用いることも可能にしてい
る。
【0017】RFコイル152によって捕えられたNM
R信号は、送受信モジュール150によってディジタル
化されると共に、システム制御装置122のメモリ・モ
ジュール160に転送される。走査が完了してデータの
全配列がメモリ・モジュール160に収集されたとき
に、アレイ・プロセッサ161が動作してこのデータを
画像データの配列へフーリエ変換する。この画像データ
は、シリアル・リンク115を介して計算機システム1
07に伝送されて、ここでディスク・メモリ111に記
憶される。オペレータ・コンソール100から受信した
命令に応答して、この画像データを、テープ駆動装置1
12に保管することもできるし、又は画像処理装置10
6で更に処理してオペレータ・コンソール100に伝送
すると共に表示装置104に表示することもできる。
R信号は、送受信モジュール150によってディジタル
化されると共に、システム制御装置122のメモリ・モ
ジュール160に転送される。走査が完了してデータの
全配列がメモリ・モジュール160に収集されたとき
に、アレイ・プロセッサ161が動作してこのデータを
画像データの配列へフーリエ変換する。この画像データ
は、シリアル・リンク115を介して計算機システム1
07に伝送されて、ここでディスク・メモリ111に記
憶される。オペレータ・コンソール100から受信した
命令に応答して、この画像データを、テープ駆動装置1
12に保管することもできるし、又は画像処理装置10
6で更に処理してオペレータ・コンソール100に伝送
すると共に表示装置104に表示することもできる。
【0018】図1及び図2を詳細に参照すると、送受信
器150は、電力増幅器151を介してコイル152A
の所にRF励起磁場B1を生成すると共に、コイル15
2Bに誘導された結果としてのNMR信号を受信する。
上述のように、コイル152A及びコイル152Bは、
図2に示すような分離型であってもよいし、又は図1に
示すような単一の全身型コイルであってもよい。RF励
起磁場の基本周波数、即ち搬送周波数は、周波数合成器
200の制御下で発生されている。周波数合成器200
は、CPUモジュール119及びパルス発生モジュール
121から1組のディジタル信号を受信しており、これ
らのディジタル信号は、出力201の所で発生している
RF搬送波信号の周波数及び位相を指示している。命令
に応じたRF搬送波は、変調器兼アップ・コンバータ2
02に印加され、これも同様にパルス発生モジュール1
21から受信されている信号R(t)に応答して変調器
兼アップ・コンバータ202で振幅変調を受ける。信号
R(t)は、発生されるRF励起パルスの包絡線を画定
していると共に、記憶されている一連のディジタル値を
順次読み出すことによりモジュール121内で発生され
ている。これらの記憶されたディジタル値は、オペレー
タ・コンソール100から逐次変更することが可能であ
り、所望のどのようなRFパルス包絡線でも発生するこ
とができる。
器150は、電力増幅器151を介してコイル152A
の所にRF励起磁場B1を生成すると共に、コイル15
2Bに誘導された結果としてのNMR信号を受信する。
上述のように、コイル152A及びコイル152Bは、
図2に示すような分離型であってもよいし、又は図1に
示すような単一の全身型コイルであってもよい。RF励
起磁場の基本周波数、即ち搬送周波数は、周波数合成器
200の制御下で発生されている。周波数合成器200
は、CPUモジュール119及びパルス発生モジュール
121から1組のディジタル信号を受信しており、これ
らのディジタル信号は、出力201の所で発生している
RF搬送波信号の周波数及び位相を指示している。命令
に応じたRF搬送波は、変調器兼アップ・コンバータ2
02に印加され、これも同様にパルス発生モジュール1
21から受信されている信号R(t)に応答して変調器
兼アップ・コンバータ202で振幅変調を受ける。信号
R(t)は、発生されるRF励起パルスの包絡線を画定
していると共に、記憶されている一連のディジタル値を
順次読み出すことによりモジュール121内で発生され
ている。これらの記憶されたディジタル値は、オペレー
タ・コンソール100から逐次変更することが可能であ
り、所望のどのようなRFパルス包絡線でも発生するこ
とができる。
【0019】出力205で発生されたRF励起パルスの
振幅は、バックプレーン118からディジタル命令TA
を受信している励起信号減衰回路206によって減衰さ
れる。減衰したRF励起パルスは、RFコイル152A
を駆動する電力増幅器151に印加される。送受信部1
22のこの部分についてのより詳細な記載については、
米国特許第4,952,877号に言及されている。本
特許はここに参照されるべきものである。
振幅は、バックプレーン118からディジタル命令TA
を受信している励起信号減衰回路206によって減衰さ
れる。減衰したRF励起パルスは、RFコイル152A
を駆動する電力増幅器151に印加される。送受信部1
22のこの部分についてのより詳細な記載については、
米国特許第4,952,877号に言及されている。本
特許はここに参照されるべきものである。
【0020】図1及び図2を更に続けて参照すると、被
検体によって発生されたNMR信号は、受信コイル15
2Bによって捕えられると共に、前置増幅器153を介
して受信信号減衰器207の入力に印加される。受信信
号減衰器207は、バックプレーン118から受信され
たディジタル減衰信号(RA)によって決定されている
量によって信号を更に増幅する。
検体によって発生されたNMR信号は、受信コイル15
2Bによって捕えられると共に、前置増幅器153を介
して受信信号減衰器207の入力に印加される。受信信
号減衰器207は、バックプレーン118から受信され
たディジタル減衰信号(RA)によって決定されている
量によって信号を更に増幅する。
【0021】受信された信号は、ラーモア周波数又はそ
れに近い周波数であって、この高周波信号は、ダウン・
コンバータ208によって次の2段階でダウン・コンバ
ートされる。即ち、先ず、NMR信号を線201の搬送
波信号と混成して、次いで、結果である差信号を線20
4の2.5MHzのレファランス(参照)信号と混成す
る。上述のように、線201の搬送波信号の位相は、パ
ルス発生モジュール121から受信された位相命令に応
答して周波数合成器200によって制御されている。本
発明を実施するためには、この位相命令を高速スピン・
エコー・パルス列(シーケンス)の最中に変化させて、
当該ショット内のNMRエコー信号のうちの1つおきの
信号の受信中には線201の搬送波信号を反転(即ち、
位相を180°変化)させる。線201の搬送波信号を
反転させると、ダウン・コンバータ208の出力212
でNMRエコー信号が有効に反転する。
れに近い周波数であって、この高周波信号は、ダウン・
コンバータ208によって次の2段階でダウン・コンバ
ートされる。即ち、先ず、NMR信号を線201の搬送
波信号と混成して、次いで、結果である差信号を線20
4の2.5MHzのレファランス(参照)信号と混成す
る。上述のように、線201の搬送波信号の位相は、パ
ルス発生モジュール121から受信された位相命令に応
答して周波数合成器200によって制御されている。本
発明を実施するためには、この位相命令を高速スピン・
エコー・パルス列(シーケンス)の最中に変化させて、
当該ショット内のNMRエコー信号のうちの1つおきの
信号の受信中には線201の搬送波信号を反転(即ち、
位相を180°変化)させる。線201の搬送波信号を
反転させると、ダウン・コンバータ208の出力212
でNMRエコー信号が有効に反転する。
【0022】ダウン・コンバートされたNMR信号は、
アナログからディジタルへの(A/D)変換器209の
入力に印加され、A/D変換器209は、アナログ信号
をサンプリングしてディジタル化すると共に、これをデ
ィジタル検出器兼信号処理装置210に印加し、ディジ
タル検出器兼信号処理装置210は、受信した信号に対
応する16ビットの同相(in-phase(I))値及び16
ビットの直角位相(quadrature(Q))値を発生する。
受信信号のディジタル化されたI値及びQ値の結果であ
るストリームは、バックプレーン118を介してメモリ
・モジュール160に出力され、そこで画像を再構成す
るために用いられる。
アナログからディジタルへの(A/D)変換器209の
入力に印加され、A/D変換器209は、アナログ信号
をサンプリングしてディジタル化すると共に、これをデ
ィジタル検出器兼信号処理装置210に印加し、ディジ
タル検出器兼信号処理装置210は、受信した信号に対
応する16ビットの同相(in-phase(I))値及び16
ビットの直角位相(quadrature(Q))値を発生する。
受信信号のディジタル化されたI値及びQ値の結果であ
るストリームは、バックプレーン118を介してメモリ
・モジュール160に出力され、そこで画像を再構成す
るために用いられる。
【0023】2.5MHzのレファランス信号、250
kHzのサンプリング信号、並びに5MHz、10MH
z及び60MHzのレファランス信号は、レファランス
周波数発生器203によって、共通の20MHzマスタ
・クロック信号から生成されている。受信部についての
より詳細な記載については、米国特許第4,992,7
36号に言及されている。本特許はここに参照されるべ
きものである。
kHzのサンプリング信号、並びに5MHz、10MH
z及び60MHzのレファランス信号は、レファランス
周波数発生器203によって、共通の20MHzマスタ
・クロック信号から生成されている。受信部についての
より詳細な記載については、米国特許第4,992,7
36号に言及されている。本特許はここに参照されるべ
きものである。
【0024】本発明の好適な実施例で用いられているエ
コー・プラナ(EPI)・パルス列を図3に示す。RF
励起パルス250が、Gz スライス選択勾配パルス25
1の存在下で印加されて、スライス内に横磁化を発生す
る。励起されたスピンは、スライス選択勾配Gz の負の
ローブ252で再位相合わせされ、次いで、読み出しシ
ーケンスの開始前に一定の時間間隔が経過する。まとめ
て参照番号253を付した総数128の別個のNMRエ
コー信号が、このEPIパルス列の最中に収集される。
各々のNMR信号253は、異なるビューであり、各々
のビューは、k y =0付近に中心を有している単調に収
集された128のビューとしてky 空間を走査するよう
に別個に位相エンコードされている。読み出しシーケン
スは、k y =0の所で収集されたビューが所望のエコー
時間(TE)で生ずるように位置決めされている。
コー・プラナ(EPI)・パルス列を図3に示す。RF
励起パルス250が、Gz スライス選択勾配パルス25
1の存在下で印加されて、スライス内に横磁化を発生す
る。励起されたスピンは、スライス選択勾配Gz の負の
ローブ252で再位相合わせされ、次いで、読み出しシ
ーケンスの開始前に一定の時間間隔が経過する。まとめ
て参照番号253を付した総数128の別個のNMRエ
コー信号が、このEPIパルス列の最中に収集される。
各々のNMR信号253は、異なるビューであり、各々
のビューは、k y =0付近に中心を有している単調に収
集された128のビューとしてky 空間を走査するよう
に別個に位相エンコードされている。読み出しシーケン
スは、k y =0の所で収集されたビューが所望のエコー
時間(TE)で生ずるように位置決めされている。
【0025】NMRエコー信号253は、発振Gx 読み
出し勾配磁場255の印加によって発生された、勾配喚
起(リコール)エコーである。読み出しシーケンスは、
負の読み出し勾配ローブ256で開始し、エコー信号2
53は、読み出し勾配が正値と負値との間で振動するの
と同時進行で発生される。各々の読み出し勾配パルス2
55の最中に、総数128のサンプルが各々のNMRエ
コー信号253から収集される。連続した128のNM
Rエコー信号253は、一連の128のGy 位相エンコ
ーディング勾配パルス258によって別個に位相エンコ
ードされている。最初のパルスは負のローブ259であ
り、負のローブ259は、エコー信号が収集されるより
も前に発生して、ky =−64での最初のビューをエン
コードする。後続の位相エンコーディング・パルス25
8は、読み出し勾配パルス255の極性がスイッチする
のと同時に発生して、これらの位相エンコーディング・
パルス258は、ky 空間を通して単調に上方に向かっ
て、位相エンコーディングを段階的に進める。
出し勾配磁場255の印加によって発生された、勾配喚
起(リコール)エコーである。読み出しシーケンスは、
負の読み出し勾配ローブ256で開始し、エコー信号2
53は、読み出し勾配が正値と負値との間で振動するの
と同時進行で発生される。各々の読み出し勾配パルス2
55の最中に、総数128のサンプルが各々のNMRエ
コー信号253から収集される。連続した128のNM
Rエコー信号253は、一連の128のGy 位相エンコ
ーディング勾配パルス258によって別個に位相エンコ
ードされている。最初のパルスは負のローブ259であ
り、負のローブ259は、エコー信号が収集されるより
も前に発生して、ky =−64での最初のビューをエン
コードする。後続の位相エンコーディング・パルス25
8は、読み出し勾配パルス255の極性がスイッチする
のと同時に発生して、これらの位相エンコーディング・
パルス258は、ky 空間を通して単調に上方に向かっ
て、位相エンコーディングを段階的に進める。
【0026】位相エンコーディングがky 空間を通して
段階的に進むと共に128のNMRエコー信号253が
収集されるにつれて、位相命令は、参照番号260に示
すように交番する。これらの交番は、線201(図2)
の搬送波信号における180°の位相シフトを表してお
り、これにより、NMRエコー信号253の1つおきの
信号の極性が反転する。従って、このEPIパルス列が
完了すると、別個に位相エンコードされた(且つ極性が
交番した)128のNMRエコー信号253の別個に周
波数エンコードされた128のサンプルが収集されてい
る。結果としての128×128要素の複素数の配列
は、画像の再構成に用いられるNMRデータ・セットで
ある。
段階的に進むと共に128のNMRエコー信号253が
収集されるにつれて、位相命令は、参照番号260に示
すように交番する。これらの交番は、線201(図2)
の搬送波信号における180°の位相シフトを表してお
り、これにより、NMRエコー信号253の1つおきの
信号の極性が反転する。従って、このEPIパルス列が
完了すると、別個に位相エンコードされた(且つ極性が
交番した)128のNMRエコー信号253の別個に周
波数エンコードされた128のサンプルが収集されてい
る。結果としての128×128要素の複素数の配列
は、画像の再構成に用いられるNMRデータ・セットで
ある。
【0027】但し、画像を再構成する前に、このNMR
データ・セットのサンプルの1つおきの行の極性を再反
転させる。サンプルの各々の行は、1つの位相エンコー
ドされたエコー信号を表しており、1つおきの行を再反
転させることにより、収集されたNMRエコー信号すべ
ての極性が再び同一になる。しかしながら、上で説明し
たように、1つおきの行をこのように再反転させると、
NMR信号の収集時にNMR信号に導入されたあらゆる
dcレベルも又、反転する。その結果、dcレベルは今
や、k空間の位相エンコーディング方向において(即
ち、NMRデータ・セットのky 軸に沿って)極性が交
番した信号成分となる。
データ・セットのサンプルの1つおきの行の極性を再反
転させる。サンプルの各々の行は、1つの位相エンコー
ドされたエコー信号を表しており、1つおきの行を再反
転させることにより、収集されたNMRエコー信号すべ
ての極性が再び同一になる。しかしながら、上で説明し
たように、1つおきの行をこのように再反転させると、
NMR信号の収集時にNMR信号に導入されたあらゆる
dcレベルも又、反転する。その結果、dcレベルは今
や、k空間の位相エンコーディング方向において(即
ち、NMRデータ・セットのky 軸に沿って)極性が交
番した信号成分となる。
【0028】画像の再構成は、交番したNMRデータ・
セットに対して2次元フーリエ変換を行うことにより遂
行される。列方向(即ち、ky 軸に沿って)に行われる
フーリエ変換の当然の結果として、高周波の交番dc成
分は、画像空間における画像の端(即ち、y=±64)
の位置に移動される。その結果、ベースライン誤差によ
る結果として生じるあらゆるアーティファクトは、再構
成された画像の中心から離れて、画像の診断品質を損な
わないような位置に移動させられる。
セットに対して2次元フーリエ変換を行うことにより遂
行される。列方向(即ち、ky 軸に沿って)に行われる
フーリエ変換の当然の結果として、高周波の交番dc成
分は、画像空間における画像の端(即ち、y=±64)
の位置に移動される。その結果、ベースライン誤差によ
る結果として生じるあらゆるアーティファクトは、再構
成された画像の中心から離れて、画像の診断品質を損な
わないような位置に移動させられる。
【0029】本発明は、単一ショットのEPIパルス列
に関して記載されているが、本方法を奇挿入マルチショ
ットEPI(odd-interleaved multishot EPI)及びそ
の他の超高速パルス列にも等しく適用可能であること
は、当業者には明らかであろう。例えば、RAREパル
ス列は、単一のRF励起パルスによって横磁化を形成し
た後に、複数のNMRエコー信号を発生する。これらの
極性は、各々のNMRエコー信号収集の前に位相命令を
変更することにより、上述の方法と同様に交番させるこ
とができる。
に関して記載されているが、本方法を奇挿入マルチショ
ットEPI(odd-interleaved multishot EPI)及びそ
の他の超高速パルス列にも等しく適用可能であること
は、当業者には明らかであろう。例えば、RAREパル
ス列は、単一のRF励起パルスによって横磁化を形成し
た後に、複数のNMRエコー信号を発生する。これらの
極性は、各々のNMRエコー信号収集の前に位相命令を
変更することにより、上述の方法と同様に交番させるこ
とができる。
【0030】又、収集されたNMRエコー信号の極性を
交番させるために用いられる特定のパターンは、位相エ
ンコーディングがk空間を横断する順序に関係する。好
適な実施例のEPIパルス列では、k空間は、単調に横
断されており、NMRエコー信号は、受信された順序で
その極性を交番させられている。しかしながら、k空間
を他の順序で横断するならば、NMRエコー信号の反転
のパターンも異なったものになることがある。重要な因
子は、NMRデータ・セットとして記憶されているNM
Rエコー信号が、可能な限り最高の速度で位相エンコー
ディング方向に沿って極性を交番するということにあ
る。
交番させるために用いられる特定のパターンは、位相エ
ンコーディングがk空間を横断する順序に関係する。好
適な実施例のEPIパルス列では、k空間は、単調に横
断されており、NMRエコー信号は、受信された順序で
その極性を交番させられている。しかしながら、k空間
を他の順序で横断するならば、NMRエコー信号の反転
のパターンも異なったものになることがある。重要な因
子は、NMRデータ・セットとして記憶されているNM
Rエコー信号が、可能な限り最高の速度で位相エンコー
ディング方向に沿って極性を交番するということにあ
る。
【0031】NMRエコー信号が受信された順序でその
極性を交番させるために、その他の手段が用いられ得る
ことも又、明らかであろう。重要な因子は、修正される
ベースライン誤差を発生するdcレベルの導入より前に
この反転を生じさせるということにある。
極性を交番させるために、その他の手段が用いられ得る
ことも又、明らかであろう。重要な因子は、修正される
ベースライン誤差を発生するdcレベルの導入より前に
この反転を生じさせるということにある。
【図1】本発明を用いたMRIシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図2】図1のMRIシステムの一部を形成している送
受信器の電気ブロック図である。
受信器の電気ブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施例において用いられている
EPIパルス列のグラフ表現である。
EPIパルス列のグラフ表現である。
100 オペレータ・コンソール 102 キーボード兼制御パネル 104 表示装置 106 画像処理モジュール 107 計算機システム 108 CPUモジュール 111 ディスク記憶装置 112 テープ駆動装置 113、160 メモリ・モジュール 115 高速シリアル・リンク 116 リンク 118 バックプレーン 119 CPUモジュール 121 パルス発生モジュール 122 システム制御装置 125 シリアル・リンク 127 勾配増幅器 129 生理学データ収集制御装置 133 走査室インタフェイス回路 134 患者位置決めシステム 139 勾配コイル・アセンブリ 140 分極マグネット 141 マグネット・アセンブリ 150 送受信モジュール 151 RF増幅器 152 全身型RFコイル 152A、152B 分離型コイル 153 前置増幅器 154 送信/受信スイッチ 161 アレイ・プロセッサ 200 周波数合成器 201、204、205、212 出力線 202 変調器兼アップ・コンバータ 203 レファランス周波数発生器 206 励起信号減衰回路 207 受信信号減衰器 208 ダウン・コンバータ 209 A/D変換器 210 ディジタル検出器兼信号処理装置 250 RF励起パルス 251 Gz スライス選択勾配パルス 252 Gz スライス選択勾配パルスの負のローブ 253 NMRエコー信号 255 読み出し勾配磁場 256 読み出し勾配磁場の負のローブ 258 Gy 位相エンコーディング勾配パルス 259 Gy 位相エンコーディング勾配パルスの負のロ
ーブ 260 交番した位相命令
ーブ 260 交番した位相命令
Claims (6)
- 【請求項1】 超高速パルス列を用いた走査中に生成さ
れたNMR画像におけるベースライン誤差アーティファ
クトを除去する方法であって、 単一のRF励起パルスにより発生された横磁化に応答し
て、一連の別個に位相エンコードされたNMRエコー信
号を発生する超高速パルス列を実行する工程と、 前記一連の別個に位相エンコードされたNMRエコー信
号を収集すると共に、該別個に位相エンコードされたN
MRエコー信号のうちの1つおきの位相エンコードされ
た信号の極性を、前記NMRエコー信号が収集されたと
きに反転させる工程と、 前記走査中に収集された前記別個に位相エンコードされ
たNMRエコー信号から成る連続した位相エンコードさ
れた信号で構成されているNMRデータ・セットを記憶
する工程と、 前記NMRデータ・セットとして記憶されている前記別
個に位相エンコードされたNMRエコー信号の前記1つ
おきの位相エンコードされた信号の極性を反転させる工
程と、 前記NMRデータ・セットにフーリエ変換を行うことに
より画像を再構成する工程とを備えたNMR画像におけ
るベースライン誤差アーティファクトを除去する方法。 - 【請求項2】 前記走査は、単一の超高速パルス列を実
行することにより完了する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記超高速パルス列は、エコー・プラナ
・パルス列である請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記別個に位相エンコードされたNMR
エコー信号は、一組の位相エンコーディング値を単調な
順序で走査する請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 前記一連の別個に位相エンコードされた
NMRエコー信号は、各々のNMRエコー信号をレファ
ランス周波数信号と混成する受信器により収集され、該
別個に位相エンコードされたNMRエコー信号のうちの
1つおきの位相エンコードされた信号の極性は、前記レ
ファランス周波数信号の極性を反転させることにより反
転させられる請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記レファランス周波数信号の極性は、
その位相を180°シフトさせることにより反転させら
れる請求項5に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/422,383 US5541513A (en) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | MRI center point artifact elimination using realtime receiver phase control |
| US08/422383 | 1995-04-14 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0921853A true JPH0921853A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=23674660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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