JPH09218595A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09218595A
JPH09218595A JP2746796A JP2746796A JPH09218595A JP H09218595 A JPH09218595 A JP H09218595A JP 2746796 A JP2746796 A JP 2746796A JP 2746796 A JP2746796 A JP 2746796A JP H09218595 A JPH09218595 A JP H09218595A
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JP
Japan
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transfer
conveyor belt
image
brush
paper
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Withdrawn
Application number
JP2746796A
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English (en)
Inventor
Masaki Kanasugi
正喜 金杉
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙サイズの大小に拘わりなく良好な転写を行
う画像形成装置を提供する。 【解決手段】感光体ドラム21と感光体ドラム21に当
接して用紙27を搬送する搬送ベルト22と搬送ベルト
22の当接面に裏面から当接する転写ブラシ23とによ
り転写部を形成する。搬送ベルト22は1013Ωcm〜1
14Ωcmの電気抵抗値を有し、転写ブラシ23は104
〜108 Ωの電気抵抗値を有して構成される。感光体ド
ラム21は不図示の初期化帯電ブラシにより周表面の感
光層を一様に帯電され、書込みヘッドにより露光されて
静電潜像を形成し、現像ローラによってトナー像を現像
され、そのトナー像を転写部に回転・搬送する。転写部
には用紙27が搬送ベルト22によって搬送されてき
て、転写ブラシ23により搬送ベルト22を介して転写
電流を印加される。この電荷による電界により感光体ド
ラム21上のトナー像が用紙27の大小に拘わらす良好
な状態で転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ベルトで転写
材を搬送して接触型転写器でトナー像を転写材に転写す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
がある。この画像形成装置は、像担持体に光書込みによ
って潜像を形成し、この潜像をトナー像化して、そのト
ナー像を用紙に転写して定着させる。
【0003】図6は、そのような画像形成装置の例を主
要部のみ図示したものである。同図に示す画像形成装置
は、像担持体として感光体ドラム1を備え、その感光体
ドラム1の円周面に沿って初期化帯電ブラシ2、書込み
ヘッド3、現像器4、転写ブラシ5、及びクリーナ6を
備えている。
【0004】感光体ドラム1は、通常、導電性の金属ロ
ーラの表面に光導電体を一様に被着して感光層を形成し
て成り、金属ローラ部は接地されている。初期化帯電ブ
ラシ2は、マイナスの高電圧を感光体ドラム1に印加し
て感光体ドラム1の周表面の感光層をマイナス高電位に
一様に帯電させる。書込みヘッド3は、レーザー光源又
はLED光源を備え、感光体ドラム1のマイナス高電位
に帯電した周表面を画像情報に応じて選択的に露光して
電位の減衰したマイナス低電位部を形成し、その低電位
部と予め帯電した上記高電位部とで構成される静電潜像
を形成する。
【0005】現像器4は、内部に非磁性のトナー4−1
を収容し、下部開口に現像ローラ4−2を支持してい
る。現像ローラ4−2は、回転摩擦による弱いマイナス
電位に帯電したトナー4−1の薄層を表面に担持して回
転しながら感光体ドラム1と対向する。現像ローラ4−
2と感光体ドラム1との対向部では、静電潜像の低電位
部が現像ローラ4−2に対して相対的にプラス極性の電
位を形成し、この電位差による電界により、マイナス極
性に帯電している非磁性トナー4−1が感光体ドラム1
のプラス極性の静電潜像低電位部に転移する。これによ
ってトナー像が形成(反転現像)される。このトナー像
は、感光体ドラム1の回転によって、感光体ドラム1と
転写ブラシ5との対向部に順次移動する。
【0006】この感光体ドラム1と転写ブラシ5との対
向部に、上記感光体ドラム1上のトナー像を転写するた
めに用紙7が搬送される。この用紙7の搬送には、従来
は搬送ロール対と搬送ガイド板を用いるのが極めて一般
的であったが、画像形成処理を高速で行う場合等に用紙
7を安定して搬送できる利点があることから近年では搬
送ベルト8が多用されている。また、搬送ベルト方式
は、フルカラーの画像を形成する場合、複数の感光体ド
ラムを多段式に配設して色毎に対応する複数の画像形成
部を構成することが容易であるという利点もある。
【0007】この搬送ベルト8は、一般にフィルム状の
誘電体又は半導電体で構成される。搬送ベルト8は、水
平方向にループ状に配置され、水平方向の両端部を回転
ローラ9及び従動ローラ10に夫々支持されて張設さ
れ、上部表面が感光体ドラム1に接して図の矢印Aで示
す反時計回り方向に循環移動する。この上循環部の外周
面に用紙7を載せ、この用紙7を従動ローラ10と補助
ローラ11とにより搬送ベルト8と共に挟持して感光体
ドラム1と転写ブラシ5との対向部へ搬送する。
【0008】転写ブラシ5は、搬送ベルト8を挟んで感
光体ドラム1と対向し、搬送ベルト8の裏面に摺接し
て、転写部を形成している。転写ブラシ5は、導電性の
ブラシ状部材で形成され、正極性の電源に接続されてい
る。この転写ブラシ5は、搬送ベルト8を介して正極性
の転写バイアスを用紙7に印加する。これによりプラス
電位となった用紙7に感光体ドラム1上の負極性のトナ
ー像が転写される。トナー像を転写された用紙7は、搬
送方向下流側で搬送ベルト8から分離し、その下流に位
置する図外の定着器でトナー像を熱定着されて機外に排
出される。
【0009】搬送ベルト8の下循環部の周面には、回転
ローラ9側で除電ブラシ12が摺接しており、転写電流
によって帯電した搬送ベルト8の電荷を除電する。ま
た、従動ローラ10側ではブレードスクレーパ13が押
圧しており、搬送ベルト8の表面に残留するトナーを掻
き取って清掃し、掻き取った不要のトナーをクリーナボ
トル14に貯留する。
【0010】上記の転写ブラシを用いる方法は、コロナ
放電型の転写器に比較して構成が簡単であり、使用電流
が少なくて済み、不健康なオゾンを発生せず、装置全体
を小型化できるという利点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図7に示すように、最大転写幅に対して小サイズの
用紙を用いた場合、転写画像にしばしば不具合が発生す
る。同図は、例えば最大幅がA4判の用紙幅297mm
に対応する画像形成装置で、葉書(幅100mm)に印
字を行おうとした場合の転写部の状態を模式的に示す正
面図である。
【0012】同図は、感光体ドラム1がドラムギア1−
1を介して不図示の駆動機構により駆動され、トナー像
を担持して回転している状態を示している。その下部に
搬送ベルト8が当接し、感光体ドラム1の回転周面と同
方向に循環移動している。感光体ドラム1と搬送ベルト
8との当接部では、搬送ベルト8の下面に転写ブラシ5
が摺接して転写部を形成している。転写ブラシ5には転
写バイアス電源15が接続されている。いま、搬送ベル
ト8に搬送されて葉書16が転写部に到達している。
【0013】搬送ベルト8は、葉書16を吸着している
中央部17では葉書16を介して感光体ドラム1に圧接
しているが、葉書16を吸着せず余剰となっている両側
部18−1、18−2では、直接感光体ドラム1に圧接
している。搬送ベルト8及び転写ブラシ5の幅方向でみ
ると、葉書16のある中央部17と葉書16のない両側
部18−1、18−2とでは、転写ブラシ5と感光体ド
ラム1間の電気的負荷が異なり、葉書16のある中央部
17の負荷が大きい。このため、転写ブラシ5から搬送
ベルト8を介して感光体ドラム1方向に印加される転写
バイアス電流は、負荷の小さな両側部18−1、18−
2で図の矢印C1、C2で示すように大きく流れ、その
分だけ中央部17では図の矢印Bで示すように少なくな
ってしまう。
【0014】このように流れる電流が少ないと、感光体
ドラム1との間に必要とされる電界が用紙(葉書16)
に形成されなくなり、トナー像の転写が不充分になる。
特に転写用電源が定電流型の電源であると、転写ブラシ
5に供給される電流値が一定であるから、上記の不具合
は更に顕著に現れる。
【0015】また、転写用電源が定電圧型の電源である
場合には、状態としては上記同様に用紙の有無によって
流れる電流に差が生じるが、定電圧型は印加した電圧を
維持するから用紙のあるところ(図7の中央部17参
照)にも電流が流れ、したがって、上記の不具合の現れ
かたはやや弱くなる。しかしながら、この場合は用紙の
厚さの影響を受け易くなって、用紙の種類に対応した電
圧制御の問題が発生する。
【0016】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
転写材(用紙)のサイズに影響されず常に一定の転写性
をもって転写を行う画像形成装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像形成装置の構成を述べる。本発明の画像形成装置
は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するト
ナー像形成手段と、外周面に転写材を吸着して該転写材
を上記像担持体に接触させるべく循環移動する転写材搬
送ベルトと、該転写材搬送ベルトの内側に上記像担持体
と対応させて転写部を構成すべく配設され上記像担持体
に上記転写材を接触させるべく上記像担持体に向けて押
圧されており上記転写材に上記トナー像を転写するため
の接触型転写器と、該接触型転写器に一定電流を供給す
べく接続された定電流供給手段とを備えた画像形成装置
であって、上記転写材搬送ベルトは、1013〜1014Ω
cmの抵抗値を有する材料からなり、上記接触型転写器
は、多数のブラシ毛の植設された104 〜108 Ωの抵
抗値のブラシ転写器であるように構成される。
【0018】そして、例えば請求項2記載のように、上
記像担持体を転写材搬送方向に沿って複数個並設し、上
記トナー像形成手段を上記複数の像担持体上に個々に所
定の色トナー像を形成すべく複数個設け、上記接触型転
写器を各々上記複数の像担持体に対応させて複数個備え
て構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る画像形成装置の主要部である画像形成・転写部の構成
を模式的に示す図である。同図に示すように、画像形成
・転写部20は、感光体ドラム21と、この感光体ドラ
ム21の下部に当接する搬送ベルト22、及びその感光
体ドラム21と搬送ベルト22との当接部において搬送
ベルト22の裏面に摺接する転写ブラシ23を備えてい
る。また、図には示していないが、感光体ドラム21の
円周面に沿って、初期化帯電器、書込みヘッド、現像ロ
ーラ、及びクリーナ等が配設されている。
【0020】感光体ドラム21は、金属ローラの表面を
一様に覆った例えばアントラセン、フタロシアニンのよ
うな有機光導体(OPC)、あるいは、Seやa−Si
のような無機光導電体を被着して表面に感光層を形成し
てなり、金属ローラ部が装置本体に接地接続されてい
る。
【0021】感光体ドラム21は、初期化帯電器により
マイナスの高電圧を印加されてその周表面の感光層がお
よそ「−650V」のマイナス高電位に一様に帯電す
る。そして、レーザーヘッド又はLEDヘッド等からな
る書込みヘッドにより上記マイナス高電位に帯電した周
表面を画像情報に応じて選択的に露光され、この露光に
より、およそ「−50V」に減衰したマイナス低電位部
を形成され、その「−50V」の低電位部と上記「−6
50V」の高電位部とで静電潜像を形成される。感光体
ドラム21は、内部に非磁性トナーを収容した現像器の
下部開口に回転自在に支持されておよそ「−250V」
の現像バイアスを形成している現像ローラにより、上記
静電潜像の「−50V」の低電位部に、相対的にプラス
極性となっている非磁性トナーを移されて、トナー像を
形成(反転現像)される。感光体ドラム21は、この現
像されたトナー像を、回転によって搬送ベルト22との
対向部(当接部)に搬送する。
【0022】搬送ベルト22は、フッ素樹脂(テトラフ
ルオロエチレン共重合体(ETFE))にカーボンブラ
ックを添加して抵抗調整することにより、1013〜10
14Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さおよそ150μ
mのフィルム状部材で構成される。この搬送ベルト22
は、水平方向に偏平なループ状に配置され、駆動ローラ
24と従動ローラ25に保持されて、図の矢印Dで示す
反時計回り方向に循環移動する。搬送ベルト22は、従
動ローラ25とこれに搬送ベルト22を介して圧接する
補助ローラ26とで、図外の給紙部から給送されてくる
用紙27を挟持してベルト面に用紙27を吸着し、その
用紙27を上記感光体ドラム21に接触させるべく搬送
する。
【0023】転写ブラシ23は、搬送ベルト22の上循
環部の内側に当接し、感光体ドラム21と対向する位置
に、搬送ベルト22を挟み込むように配置されて、ここ
に転写部を形成している。転写ブラシ23は、電気抵抗
値が104 〜108 Ωの導電性のレーヨン、ナイロン、
又はアクリル等を繊維素材としてパイル状に織った織物
を、ブラシ状に形成して金属又はプラスチックの基体に
取り付けて構成される。転写ブラシ23には、正極性の
定電流を出力する転写用電源28が接続され、この接続
部から分岐して所定の抵抗値を有する抵抗素子29が装
置本体に接地接続されている。転写ブラシ23は、搬送
ベルト22に正極性の電荷を印加し、この電荷は搬送ベ
ルト22の誘電効果によって用紙27に印加される。こ
の電荷による電界により感光体ドラム21に接触中の用
紙27に感光体ドラム21上の負極性のトナー像が転写
される。このトナー像を転写された用紙27は、引続き
搬送ベルト22により図の左方に搬送されて図外の定着
部においてトナー像を熱定着され、機外に排出される。
尚、上記転写用電源28の出力側接続から分岐している
抵抗素子29は、例えば黒ベタ印字や白地部分の多い印
字等の印字率の高低に対処すべく、常に適正な転写が得
られるように配設されている。すなわち感光体ドラム2
1上のトナー像の付着率(印字率)によって変動する印
加電流の経路の負荷の程度によって、分岐回路から抵抗
素子29を介して余剰の電流が接地回路側へ流出するよ
うにし、これによって、印字率が大きく変動した場合で
も適正な転写電流が得られるようにしている。また、転
写ブラシ23の上流側にファーブラシ(異物除去ブラ
シ)30が配設される。ファーブラシ30は、先端を搬
送方向上流に向け、その先端を搬送ベルト22の下面に
当接させて、搬送ベルト22に吸着するゴミや埃等の異
物を除去して、転写ブラシ23の転写電流を印加する環
境を適正に維持している。
【0024】上記トナー像の転写において、図7に示し
たように、小サイズの用紙の場合、用紙部分では転写電
流が小さく、用紙外の部分では転写電流が多く流れる。
本実施の形態においては、搬送ベルト22及び転写ブラ
シ23の電気抵抗値と、転写用電源28の定電流値を最
適に構成して、図7で説明したような不具合を解消して
いる。
【0025】図2は、実験的に得られる上記適正な搬送
ベルト22及び転写ブラシ23の電気抵抗値と転写用電
源28の定電流値の組合わせを示す図表である。図3に
は、上記実験を行うための測定装置を示している。同図
に示すように搬送ベルト部材22´を用意し、これに転
写ブラシ23を押接させ、これらの搬送ベルト部材22
´と転写ブラシ23に測定器31の両極を接続し、搬送
ベルト部材22´を種々の電気抵抗値をもったものに交
換しながら測定した。
【0026】上記の図2は、左端枠に、転写ブラシ23
の電気抵抗値を106 Ωに設定した場合における搬送ベ
ルト22の3種類の抵抗値1012Ωcm、1013Ωcm
及び1014Ωcmを示している。次の列枠には転写用電
源28の定電流値を、上記搬送ベルト22の3種類の抵
抗値に対して、夫々8.0μA、10.0μA、及び1
2.0μAの3通りを設定して示している。
【0027】そして、次の2列の枠には、上記「3通り
の抵抗値」×「3通りの定電流値」=「9種類の設定環
境」に対応する最大サイズの用紙(A4判の普通紙を横
長に用いた場合)の転写結果に対する評価「○、○、
○」、「○、○、○」、「○、○、○」及び小サイズ用
紙(葉書を縦長に用いた場合)の転写結果に対する評価
「×、×、×」、「△、○、○」、「○、○、○」を示
している。
【0028】もし、搬送ベルト22の抵抗値が1012Ω
cmであると、図2の図表の実験値に示すように、3通り
の定電流値のどの値でも最大サイズの用紙では良い転写
結果が得られるが(評価が「○」)、小サイズの用紙で
はいずれも良い転写結果が得られない(評価が
「×」)。また、搬送ベルト22の抵抗値が1013Ωcm
のときは、この場合も、3通りの定電流値のどの値でも
最大サイズの用紙では良い転写結果が得られる(評価が
「○」)。そして、小サイズの用紙では、定電流値が
8.0μAのとき、やや転写結果が不満であり(評価が
「△」)、定電流値が10.0μA及び12.0μAの
ときは,転写結果が良好である(評価が「○」)。そし
て、搬送ベルト22の抵抗値が1014Ωcmのときは、3
通りの定電流値のどの値でも最大サイズの用紙及び小サ
イズの用紙ともに、良い転写結果が得られる(評価が
「○」)。
【0029】これらのことから、転写ブラシ23を10
6 Ωの抵抗値に設定したときは、搬送ベルト22の抵抗
値を1013Ωcm又は1014Ωcmに設定するのがよく、そ
して搬送ベルト22の抵抗値1013Ωcmに対しては転写
用電源28の定電流値を10.0μA〜12.0μAに
設定し、搬送ベルト22の抵抗値1014Ωcmに対しては
転写用電源28の定電流値を8.0μA〜12.0μA
に設定すればよいことが分る。
【0030】このように、用紙のサイズの大小に拘らず
常に良質な画像を転写するには、転写ブラシの電気抵抗
値を104 〜108 Ω(好ましくは106 Ω)に設定
し、搬送ベルトの電気抵抗値を1013Ωcm〜1014Ωcm
に設定して、この設定に対応する上述した定電流値を設
定すればよいことが分る。
【0031】上述した実施の形態においては、1個の感
光体ドラム21を備えて黒トナーの画像を形成する画像
形成装置について説明したが、画像形成装置は黒印画
(黒印字)専用の画像形成装置に限るわけではない。感
光体ドラムを多段式に備えたフルカラー画像形成装置に
も適用できる。
【0032】図4は、本発明をフルカラーの画像形成装
置に適用した例を側断面図で示している。同図に示すフ
ルカラー画像形成装置35は、装置本体の前面(図の右
方)に開閉トレー36を備え、下部に用紙カセット37
を着脱自在に備えている。また、上蓋38には、その上
面後部に排紙トレー39が形成されており、そこには上
部排紙口40から排出される画像形成済みの用紙が積載
される。その上蓋38の前部側方には図では見えないが
電源スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キー等が配設
されている。
【0033】装置本体内部には、略中央に、駆動回転ロ
ーラ42と従動回転ローラ43に保持されて循環移動す
る搬送ベルト44、この搬送ベルト44の上循環部に当
接して用紙搬送方向に多段式に並設された4個の感光体
ドラム45(45a、45b、45c、45d)、及び
この搬送ベルト44と各感光体ドラム45との当接部に
搬送ベルト44裏面から押接して配置された転写ブラシ
46(46a、46b、46c、46d)とで構成され
る画像形成・転写部が配置されている。
【0034】上記の搬送ベルト44は、図1に示した搬
送ベルト22と同様の構成であり、この場合も電気抵抗
値は1013Ωcm〜1014Ωcmに設定される。また、転写
ブラシ46の構成も図1に示した転写ブラシ23と同様
であり、電気抵抗値も104〜108 Ωに設定されてい
る。転写ブラシ46の上流側にはファーブラシ47(4
7a、47b、47c、47d)が配設されている。ま
た、上記従動回転ローラ43に搬送ベルト44を介して
圧接する押えローラ41が配設されている。
【0035】上記の感光体ドラム45は、図1に示した
感光体ドラム21と同様の構成であり、夫々画像形成ユ
ニット48(48a、48b、48c、48d)に組み
付けられている。その感光体ドラム45の真上に、上蓋
38裏面に配設されている書込みヘッド49(49a、
49b、49c、49d)が、上蓋38の閉成により挿
入されて配置される。上蓋38は、装置本体35後方の
支持軸50を中心にして開閉する。上記の各画像形成ユ
ニット48には、減法混色の三原色であるY(イエロ
ー:黄色)、M(マゼンタ:赤色染料)、C(シアン:
緑味のある青色)及び文字や黒印字部分に用いるBk
(ブラック:黒)のトナーが夫々収容されている。
【0036】搬送ベルト44の用紙搬送方向上流側(図
の右方)には、待機ロール対51、用紙検出センサ52
が配設され、それより上流は横(装置前方)と下に分岐
して、横方向には給紙ローラ53、捌き部材54、及び
上述の開閉トレー36が配設されている。また、下方に
は2枚のガイド板から形成される搬送路55が配設さ
れ、その上流(下方)に、上述の用紙カセット37が多
枚数の用紙Pを収容して位置している。用紙カセット3
7の給紙端上方に給紙コロ56が配設されている。
【0037】そして、搬送ベルト44の用紙搬送方向下
流には、分離爪57、定着器58、排紙コロ59、切り
換えレバー61が設けられる。定着器58は、断熱性の
匡体内に組み付けられた圧接ローラ、発熱ローラ、周面
清掃器、オイル塗布ローラ、サーミスタ等から構成さ
れ、用紙上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させ
る。切り換えレバー61は、同図に示すように下の位置
にあるときは用紙を上方の排出路62へ案内し、上に回
動しているときは用紙を装置後面に開口する排紙口63
へ案内する。上記の排出路62の下流は排紙ロール対6
4を介して上部排紙口40に連絡する。
【0038】また、搬送ベルト44と用紙カセット37
の間にクリーナボトル65が着脱自在に配設される。こ
の、クリーナボトル65の上部にはブレードスクレーパ
66が取り付けられて、その先端が搬送ベルト44の下
循環部の表面に当接している。ブレードスクレーパ66
は、搬送ベルト44の表面に残留するトナーを掻き取っ
て搬送ベルト44を清掃し、掻き取った不要のトナーを
クリーナボトル65に貯留する。
【0039】このような構成のフルカラー画像形成装置
35において、電源が投入され、用紙枚数、フルカラー
印字(画像形成)、その他の指定がキー入力あるいは接
続するホスト機器からの信号として入力されると、給紙
コロ56が用紙カセット37に載置収容されている用紙
Pを搬送路55を介して待機ロール対51へ給送する。
又は、給紙ローラ53が開閉トレー36に載置された用
紙を待機ロール対51へ給送する。この給送されてくる
用紙Pを用紙検出センサ52が検知する。待機ロール対
51は回転を停止し、用紙Pの先端を挟持部に当接させ
て待機させる。
【0040】駆動回転ローラ42が反時計回り方向に回
転を開始し、従動回転ローラ43が従動して同じく反時
計回り方向に回転を開始する。これにより搬送ベルト4
4は、上循環部が、4個の感光体ドラム45に当接して
全体が反時計回り方向に循環移動する。これと共に、画
像形成ユニット48が、印字タイミングに合わせて順次
駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム45が、順次
時計回り方向に回転駆動される。そして、夫々の画像形
成ユニット48に対応する書込みヘッド49が順次駆動
される。
【0041】各画像形成ユニット内には感光体ドラム4
5を中心に初期化帯電器、現像ローラ、クリーナ等が組
み付けられている。各感光体ドラム45は、その周面に
初期化帯電器(ブラシ帯電器)によって一様な電荷を付
与され、書込みヘッド49による画像信号に応じた露光
によって静電潜像を形成され、現像ローラによって静電
潜像の低電位部にトナー像を現像される。
【0042】最上流の感光体ドラム45a周面上のトナ
ー像の先端が、搬送ベルト44との対向点に回転搬送さ
れてくるタイミングで、その対向点に用紙Pの印字開始
位置が一致するように、待機ロール対51が回転を開始
して用紙Pを画像形成部の用紙搬入口へ給送する。従動
回転ローラ43と押えローラ41は、給送された用紙P
を搬送ベルト44と共に挟持して用紙Pを搬送する。用
紙Pは、従動回転ローラ43と押えローラ41による挟
持が解除された後も、搬送ベルト44に静電的に吸着し
てそのまま搬送され、各感光体ドラム45と各転写ブラ
シ46間に印加される電流によって紙面上に順次トナー
像を転写される。
【0043】Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)及びBk(ブラック)の4色のトナー像を転写さ
れた用紙Pは、分離爪57によって搬送ベルト44から
分離され、定着器58に搬入される。用紙Pは、定着器
58で上記トナー像を熱定着された後、排紙コロ59に
よって、後部排紙口63からトナー像を上にして、又は
上部排紙口41からトナー像を下にして機外に排出され
る。
【0044】この画像形成装置は、上述したフルカラー
印刷モードの他に、モノクロ印刷モードを有している。
これを簡単に説明すると、上記の搬送ベルト44は、最
下流の転写部を除いて上流側の残り3箇所の転写部を形
成するベルト部分が下方に降下して移動するようになっ
ている。これによって感光体ドラム45dと転写ブラシ
46dからなる転写部のみが実働可能な状態に設定され
て駆動される。
【0045】尚、上述したファーブラシ47は、異物を
除去できる構成であれば形状は適宜な形状であってよ
い。例えば図5に示すように、ブレード状のファーブラ
シ47−1に構成し、その先端を、転写ブラシ46の上
流側端部からおよそ20mm離れたところで搬送ベルト
44裏面に当接するように配置する。また、同図(b) に
示すように、回転ブラシ状のファーブラシ47−2に構
成し、同じく転写ブラシ46の上流側端部からおよそ2
0mm離れたところで搬送ベルト44裏面に当接するよ
うに配置するようにする。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
良い判定を得られた実験値に基づいて搬送ベルトの電気
抵抗値を1013Ωcm〜1014Ωcmに設定し、これに伴う
転写ブラシの電気抵抗値を104 〜108 Ωに設定して
いるので、最大サイズの用紙の場合も小サイズの用紙の
場合も良好な転写結果が得られ、したがって、転写材
(用紙)のサイズに影響されず常に一定の転写性をもっ
て転写を行う画像形成装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における画像形成装置の主要部で
ある画像形成・転写部の構成を模式的に示す図である。
【図2】実験的に得られる適正な搬送ベルトの電気抵抗
値と転写ブラシの電気抵抗値の組合わせを示す図表であ
る。
【図3】搬送ベルトの電気抵抗値と転写ブラシの電気抵
抗値を実験的に得るための測定装置を示す図である。
【図4】本発明をフルカラーの画像形成装置に適用した
例を側断面図で示す図である。
【図5】(a),(b) はフアーブラシの形状の例を示す図で
ある。
【図6】従来の画像形成装置の例を主要部のみ模式的に
示す図である。
【図7】従来の画像形成装置の転写部における不具合発
生の状態を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 初期化帯電ブラシ 3 書込みヘッド 4 現像器 4−1 トナー 4−2 現像ローラ 5 転写ブラシ 6 クリーナ 7 用紙 8 搬送ベルト 9 回転ローラ 10 従動ローラ 11 補助ローラ 12 除電ブラシ 13 ブレードスクレーパ 14 クリーナボトル 15 転写バイアス電源 16 葉書 17 葉書のある中央部 18−1、18−2 葉書のない両側部 20 画像形成・転写部 21 感光体ドラム 22 搬送ベルト 23 転写ブラシ 24 駆動ローラ 25 従動ローラ 26 補助ローラ 27 用紙 28 転写用電源 29 抵抗素子 30 ファーブラシ(異物除去ブラシ) 31 測定器 35 フルカラー画像形成装置 36 開閉トレー 37 用紙カセット 38 上蓋 39 排紙トレー 40 上部排紙口 41 押えローラ 42 駆動回転ローラ 43 従動回転ローラ 44 搬送ベルト 45(45a、45b、45c、45d) 感光体ドラ
ム 46(46a、46b、46c、46d) 転写ブラシ 47(47a、47b、47c、47d) ファーブラ
シ 48(48a、48b、48c、48d) 画像形成ユ
ニット 49(49a、49b、49c、49d) 書込みヘッ
ド 50 支持軸 51 待機ロール対 52 検出センサ 53 給紙ローラ 54 捌き部材 55 搬送路 56 給紙コロ 57 分離爪 58 定着器 59 排紙コロ 61 切り換えレバー 62 排出路 63 排紙口 64 排紙ロール対 65 クリーナボトル 66 ブレードスクレーパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
    と、 外周面に転写材を吸着して該転写材を前記像担持体に接
    触させるべく循環移動する転写材搬送ベルトと、 該転写材搬送ベルトの内側に前記像担持体と対応させて
    転写部を構成すべく配設され前記像担持体に前記転写材
    を接触させるべく前記像担持体に向けて押圧されており
    前記転写材に前記トナー像を転写するための接触型転写
    器と、 該接触型転写器に一定電流を供給すべく接続された定電
    流供給手段と、 を備えた画像形成装置であって、 前記転写材搬送ベルトは、1013〜1014Ωcmの抵抗
    値を有する材料からなり、 前記接触型転写器は、多数のブラシ毛の植設された10
    4 〜108 Ωの抵抗値のブラシ転写器であることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体を転写材搬送方向に沿って
    複数個並設し、前記トナー像形成手段を前記複数の像担
    持体上に個々に所定の色トナー像を形成すべく複数個設
    け、前記接触型転写器を各々前記複数の像担持体に対応
    させて複数個備えることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
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