JPH09219145A - Mosfet一体化フィールドエミッタアレイ及びその製造方法 - Google Patents

Mosfet一体化フィールドエミッタアレイ及びその製造方法

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JPH09219145A
JPH09219145A JP25326896A JP25326896A JPH09219145A JP H09219145 A JPH09219145 A JP H09219145A JP 25326896 A JP25326896 A JP 25326896A JP 25326896 A JP25326896 A JP 25326896A JP H09219145 A JPH09219145 A JP H09219145A
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emitter array
mosfet
field emitter
oxide film
silicon
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JP25326896A
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English (en)
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Jong Duk Lee
鍾徳 李
Hyung Soo Uh
亨洙 禹
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Korea Information and Communication Co Ltd
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Korea Information and Communication Co Ltd
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    • H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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    • H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールドエミッタアレイとその駆動素子で
あるMOSFETとは電気的に連結すべきであり、駆動電圧を
低めにくいことは勿論、画素の均一性の確保も難しく、
また、電気的な結合に因る付加工程によって FEDの製造
原価が高くなる問題点を解決することにある。 【解決手段】 本発明は、フィールドエミッタアレイと
MOSFETを同一基板の上に並立的に具現することにより、
即ち、Si-FEAまたは金属 FEAとMOSFETの製造工程中、共
通工程を用い、二つの素子を共に具現するものであっ
て、窒化シリコン膜を選択的に食刻して電界放出チップ
とMOSFETのアクティブ領域を形成し、LOCOS工程により
FEAのゲート絶縁膜及びフィールド酸化膜を同時に形成
し、FEA のゲート電極(row line)及びカソード電極
(column line)とMOSFETとが各々電気的に結合されるよ
うにフィールドエミッタアレイとMOSFETが一体的に製造
され、上記 FEAとMOSFETを同時に具現することができる
構造と製造方法を提供し、フィールドエミッタアレイと
その駆動回路とが一体化されたディスプレイモジュール
の製作に直接的に応用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOSFET(Metal Oxide
Semiconductor Field Effect Transistor)を一体化した
フィールドエミッタアレイ(Field Emitter Array :FE
A)及びその製造方法、より詳細には、フィールドエミッ
タアレイとそれを駆動するためのMOSFETを同一基板上に
共に具現することにより駆動電力を低め、かつ、電界放
出ディスプレイの画素間の均一性を向上させたMOSFETを
一体化したフィールドエミッタアレイ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近には、平板ディスプレイ(Flat Pan
el Display:FPD)の一種である電界放出ディスプレイ
(field Emission Display:FED)に関する研究開発が活
発に行われている。
【0003】一般的に、このような電界放出ディスプレ
イの基本素子であるフィールドエミッタアレイとそれを
駆動するための駆動回路を別々に製作し、これらを連結
(interconnection)させてディスプレイモジュールを形
成してきた。
【0004】しかしながら、このような従来の電界放出
ディスプレイの製作において、電子を放出するフィール
ドエミッタアレイとそれを駆動するための駆動回路素子
であるMOSFETを電気的に連結するためには、付加工程が
必要なので、電界放出ディスプレイの製造原価が高くな
る問題点があった。
【0005】また、フィールドエミッタアレイとMOSFET
とを別に製作して連結するので、駆動電圧を低め難く、
かつ、フィールドエミッタアレイからなる電界放出ディ
スプレイの画素とMOSFETとの結合の均一性を図ることが
できないので、結果的に画素間の均一性の確保も難しか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来技術の問題点を解決すること、即ち、フィ
ールドエミッタアレイとそれを駆動するためのMOSFETを
同一基板の上に並立的に具現することによって、フィー
ルドエミッタアレイとMOSFETの電気的な連結に必要な付
加工程を除去すると共に上記電界放出ディスプレイの製
造原価を大幅に低減し、かつ、電界放出ディスプレイの
画素間の均一性が確保されるようにするMOSFETを一体化
したフィールドエミッタアレイ(FEA) 及びその製造方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明においては、MOSFETの製造工程を、従来技
術のシリコン熱酸化法を用いたシリコンフィールドエミ
ッタアレイ(Si-FEA)の製造工程あるいは LOCOS工程技術
を用いる金属フィールドエミッタアレイの製造工程と並
立的に遂行することによりMOSFETを一体化したフィール
ドエミッタアレイを製造する。
【0008】本発明では、先ず、n+ ドーピングされP
型シリコン基板のカソード電極として機能するシリコン
層の上に電子の放出のための多数の電界放出チップが配
列されたフィールドエミッタアレイを形成する。そし
て、そのフィールドエミッタアレイを駆動するために、
フィールドエミッタアレイの位置している部分の外のシ
リコン基板にMOSFETからなる回路を形成する。次に、フ
ィールドエミッタアレイのゲート電極(row line)とカ
ソード電極(column line)とをMOSFETと各々電気的に結
合させる工程によりMOSFETが一体的に形成された本発明
のフィールドエミッタアレイを製造する。
【0009】
【作用】従って、本発明のフィールドエミッタアレイ及
びその製造方法によれば、フィールドエミッタアレイと
それを駆動するためのMOSFETを同一基板上に共に具現す
ることにより駆動電力が低まり、かつ、電界放出ディス
プレイの画素間の均一性が向上されたフィールドエミッ
タアレイを製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】フィールドエミッタアレイの製造
方法(韓国特許出願公開第 95-9786号)が図1(A)〜
(E)に示されている。これを説明すると次の通りであ
る。
【0011】図1(A)のように、カソード電極として
機能するドーピングされたシリコン基板10を熱酸化して
から、ホトリソグラフィー技術を用いて微細な酸化膜デ
ィスクパターン11を形成する。
【0012】上記シリコン基板10を食刻してから、1次
酸化により上記シリコン基板10の上部に薄い酸化シリコ
ン膜12を形成して図1(B)のような円錐突起状の電界
放出チップ13を作る。
【0013】図1(C)のように、上記酸化シリコン膜
12の上に減圧化学気相蒸着法(LPCVD) により窒化シリコ
ン膜14を形成し、側壁(sidewall)の外の部分の窒化シ
リコン膜14を乾式食刻法により除去してから2次酸化に
よってゲート絶縁膜15を形成する。
【0014】この場合、窒化シリコン膜14の側壁は2次
酸化の際チップ13の先端が鈍くなることを防止する。
【0015】図1(D)のように、窒化シリコン膜14
を除去し、外部駆動回路とのカソードコンタクト(cont
act)のために酸化膜の一部を除去してから電子ビーム蒸
着機で上記ゲート絶縁膜15の上にゲート金属を蒸着して
ゲート電極16とカソードコンタクト部17を形成する。
【0016】上記電界放出チップ13の周辺の酸化膜を上
記チップ13の上に蒸着された金属16′と共に湿式食刻に
よるリフトオフ(lift-off)工程で除去した後、最終的
にゲートパターニングをして図1(E)のような形状の
ものを得る。
【0017】また、本発明に適用される他の公知技術を
図2に図示した。
【0018】図2(A)〜(G)に、順に図示された従
来技術、即ち、LOCOS工程技術を用いた金属フィールド
エミッタアレイの製造方法(韓国特許出願第94-33634
号)を簡単に説明すると次のとおりである。
【0019】図2(A)のように、カソード電極の機能
のドーピングされたシリコン基板20を熱酸化して薄い
酸化膜21を形成してから、この酸化膜21の上に窒化
シリコン膜を適正の厚さ(例えば1600Å)で蒸着する。
【0020】この場合、上記窒化シリコン膜は、次の工
程でその下のシリコン基板20の酸化を防ぐ役割をす
る。
【0021】次に、ホトマスクアライナ(photomask al
igner)によるホトリソグラフィー技術を用いて図2
(A)の図示のように微細(例えば、直径 1.4μm)な
窒化シリコン膜パターン22を形成する。
【0022】湿式酸化あるいは乾式酸化工程を上記シリ
コン基板20に行うと、図2(B)の図示のように窒化シ
リコン膜パターン22のない領域では酸化膜が厚く形成さ
れ、窒化シリコン膜パターン22の先端(edge)部分の下
部においてもバーズビーク(bird's beak)形状の酸化膜
が形成される。
【0023】このような酸化膜の形成過程において、そ
の酸化膜が窒化シリコン膜パターン22の両端部を持ち上
げる作用をして図2(B)のような断面を持ち、この酸
化膜はフィールドエミッタアレイ素子の動作時カソード
とゲート電極間の絶縁層23になる。
【0024】次に、窒化シリコン膜パターン22を湿式食
刻し、図2(A)工程で形成された酸化膜21の厚さだけ
の酸化膜を食刻するとシリコン表面が露出され、従っ
て、窮極的にゲートホールの直径となる絶縁層23間の間
隔は酸化によって初めの窒化シリコン膜パターン22の大
きさよりずっと小さくなる。
【0025】露出されたシリコン基板20を乾式あるいは
湿式食刻すると酸化膜絶縁層23の形状にはほとんど影響
を与えないつつも図2(C)のような断面構造を得るこ
とができ、これによりゲートホール24が形成される。
【0026】この時、シリコン基板20を乾式食刻する場
合には、SF6 ガスを用いて低い電力で食刻すると酸化膜
絶縁層23の影響を与えないつつアンダーカット形状を作
ることができるが、この方法に限ることはない。
【0027】次に、上記基板を電子ビーム蒸着機に装着
してから、蒸着物質が基板面に対して垂直方向に入射す
るように金属物質を蒸着するとゲート電極層25が図2
(D)のように形成され、この時、酸化膜絶縁層23の下
部表面には蒸着されない。
【0028】蒸着物質としてはモリブデン(molybdenu
m)、ニオビウム(niobium)、クロミウム(chromiu
m)、ハフニウム(hafnium)等が使用されるが、これら
に限定されるものでないことは勿論である。
【0029】以後の工程は、いわゆるスピント工程(Sp
indt process)と言われる方法を用いる。即ち、上記基
板を電子ビーム蒸着機に装着し、基板面に対して一定傾
斜角(grazing angle)を持つ方向に蒸着物質を入射させ
て分離層(parting layer)26を形成することであり、そ
の蒸着物質はシリコン基板20の表面には蒸着されなくな
り[図2(E)]、上記分離層26の材料としてはアルミ
ニウム、酸化アルミニウム、ニッケル等が使用される。
【0030】次に、金属物質を基板面に対して垂直方向
に入射させ、電界放出チップ27を形成する[図2
(F)]。
【0031】この時、蒸着される金属物質が垂直に入射
することにつれてシリコン基板20上の金属層25′と共に
分離層26にも全て蒸着物質が蒸着されることにより、ゲ
ート電極層25間の間隔が狹くなり、結局塞ぐことによ
り、同時に電界放出チップ27も円錐突起状を成す。
【0032】電界放出チップ27の物質としては、例え
ば、モリブデン、ニオビウム、クロミウム、ハフニウム
等が使用されるが、勿論これらに限定されるものではな
い。
【0033】次に、ゲート電極層25上の分離層26だけを
選択的に食刻すると、ゲート電極層25上の電界放出チッ
プ物質が分離層26と共に基板からリフトオフされ、図2
(G)のような構造の金属フィールドエミッタアレイが
完成される。
【0034】このような製造工程により製作される金属
フィールドエミッタアレイは、特に、マスク上のパター
ンの大きさより小さいゲートホールを作ることができる
ので駆動電圧を低めることが容易である。
【0035】本発明は、以上の説明のようにシリコンフ
ィールドエミッタアレイと金属フィールドエミッタアレ
イの製造工程を用い、数回のマスキング段階(masking
steps)を追加することにより、MOSFETの製造工程も共に
並行するので、二つの工程を同一基板上に具現すること
ができる。
【0036】以下、本発明の実施例を添附図面を参照し
て詳細に説明する。
【0037】図3及び図4は本発明の実施例であるMOSF
ETを一体化したフィールドエミッタアレイの構造を示す
断面図で、P型シリコン基板30,50の中で、カソード電
極として機能するn+ ドーピングされたシリコン層3
0′,50′の上に電子の放出のための円錐突起状の電界
放出チップ33,61が形成されたフィールドエミッタアレ
イを製造し、上記フィールドエミッタアレイの外の部分
にn+ ソース及びドレン40,40′,57,57′とゲート電
極43,43′,62,62′が形成された一般的なMOSFETを製
造することにより、上記フィールドエミッタアレイとこ
のフィールドエミッタアレイを駆動するためのMOSFETが
共に製作された構造の断面図を示す。
【0038】実施例1 図3のような構造の本発明の実施例であるMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造方法を図5〜図
7を参照して、詳細に説明する。
【0039】まず、図5(A)のようにP型シリコン基
板30上の適正の部分をPOCl3 ドーピングなどの方法によ
りディスプレイのカソード電極(column line)、即ち、
n+ドーピングされたシリコン層30′と形成する。
【0040】図5(B)のように、カソード電極として
機能する上記シリコン層30′の上に化学気相蒸着法(CV
D) により酸化膜を蒸着しあるいは熱酸化により酸化膜
を形成してから、ホトリソグラフィー技術を用いて微細
な酸化膜ディスクパターン31を形成する。
【0041】上記シリコン基板30及びシリコン層30′を
図5(C)のように等方性食刻した後、1次酸化によっ
てシリコン基板30及びシリコン層30′の上部に薄い酸化
シリコン膜32を形成して円錐形状の電界放出チップ33を
作る[図5(D)]。
【0042】図5(E)のように、ホトリソグラフィー
技術を用いて第1及び第2MOSFETのための位置の酸化膜
32を除去する。
【0043】上記酸化シリコン膜32の除去された部分に
400〜1200Åの厚さの緩衝酸化膜34を形成し、上記緩衝
酸化膜34の上に減圧化学気相蒸着法(LPCVD) により窒化
シリコン膜35を蒸着した後、異方性乾式食刻によりMOSF
ETのアクティブ領域、即ち、上記緩衝酸化膜34上に形成
される第1MOSFETのアクティブ領域と上記シリコン基板
30及びカソード電極の機能のn+ ドーピングされたシリ
コン層30′の一部の緩衝酸化膜34上に形成される第2MO
SFETのアクティブ領域、そして電界放出チップ33の先端
の酸化を防止してその先端を尖らすための側壁の外の部
分の窒化シリコン膜35を除去する[図6(F)]。
【0044】そして、ディスプレイに適用時においての
画素と画素との間、画素とトランジスタとの間の絶縁の
ためにホトマスク作業及びボロン(boron)ドーピングを
施工して絶縁部36を形成した後、 LOCOS工程によりフィ
ールドエミッタアレイのゲート絶縁膜37と第1及び第2
のMOSFETのフィールド酸化膜37とを形成する[図6
(G)]。
【0045】図6(F)と図6(G)のように、本発明
はシリコンフィールドエミッタアレイ及びMOSFETの製造
工程中の共通の工程を用いて二つの素子を共に具現する
ことであり、即ち、上記窒化シリコン膜35を選択的に異
方性乾式食刻して電界放出チップ33と第1及び第2のMO
SFETのアクティブ領域とを形成し、LOCOS 工程によりフ
ィールドエミッタアレイのゲート絶縁膜37及びMOSFET
のフィールド酸化膜37と共に形成することになるもので
ある。
【0046】続いて、図6(H)のように、窒化シリコ
ン膜35と緩衝酸化膜34とを除去し、熱酸化法により第1
及び第2のMOSFETのゲート酸化膜38,38′を形成した
後、これらのしきい値電圧(threshold voltage)を調節
するために上記ゲート酸化膜38,38′の下のP型シリコ
ン基板30部にイオン注入工程を実施する。
【0047】次に、上記ゲート酸化膜38,38′の上に多
結晶シリコンを蒸着し、POCl3 ドーピングをしてからホ
トリソグラフィー工程を遂行して第1及び第2のMOSFET
のゲート39,39′を形成する。
【0048】また、高濃度のn型イオン注入工程により
n+ ソース及びドレン40,40′を各々形成する。
【0049】図6(I)のように、ホトリソグラフィー
工程により、コンタクト部をパターニングし、電子ビー
ム蒸着機でフィールドエミッタアレイのゲート電極、第
1及び第2のMOSFETのゲートとソース及びドレン電極と
して使用するための金属41を蒸着する[図6(J)]。
【0050】そして、図7(K)に図示されたように、
ホトレジスト42を蒸着し、パターニング工程によりフィ
ールドエミッタアレイの部分42′を開く。
【0051】次に、図7(L)のように、電界放出チッ
プ33の周りの酸化膜を上記チップ33上に蒸着された金属
41′と共に湿式食刻によるリフトオフ工程により除去し
てから、最終的にホトレジスト42を除去し、ゲートパタ
ーニングを実施して図7(M)のような構造のMOSFETを
一体化したフィールドエミッタアレイを完成することに
なる。
【0052】実施例2 図4の構造である他の一つの実施例を図8と図9を参照
して説明する。まず、図8(A)のように、P型シリコ
ン基板50の適正の部分をPOCl3 ドーピングなどの方法に
よりn+ ドーピングされたシリコン層50′に変化させる
が、これはディスプレイへの適用のためのカソード電極
(column line)である。
【0053】図8(B)のように、上記シリコン基板50
(n+ ドーピングされたシリコン層50′を含む)を熱酸
化して薄い酸化膜51を形成し、この酸化膜51上に窒化シ
リコン膜を蒸着した後、ホトリソグラフィー技術を用い
てMOSFETのアクティブ領域とフィールドエミッタアレイ
のゲートホールのための形成される領域とに微細な窒化
シリコン膜パターン52を形成する。
【0054】そして、カソードとカソードとの間及び画
素とトランジスタとの間の絶縁のために、上記窒化シリ
コン膜の除去された部分にp+ ドーピングして絶縁部53
を形成する。
【0055】次に、図8(C)のように、上記シリコン
基板50を酸化して窒化シリコン膜のない領域には、厚い
酸化膜、即ち、フィールドエミッタアレイの絶縁層とし
ての酸化膜54及びMOSFETのためのフィールド酸化膜54を
形成する。
【0056】以後、窒化シリコン膜52と薄い酸化膜51と
を除去しシリコン基板50を熱酸化して酸化膜(図示せ
ず)を形成させ、第1及び第2のMOSFETのしきい値電圧
を調節するためにP型シリコン基板50部分にイオン注入
してからその酸化膜を除去し、熱酸化法により第1及び
第2のMOSFETのゲート酸化膜55,55′を形成する。
【0057】そして、上記ゲート酸化膜55,55′上に多
結晶シリコンを蒸着してn+ 層に不純物の注入を遂行し
てから、第1及び第2のMOSFETのゲート56,56′を形成
する[図8(D)]。
【0058】図8(E)の図示のように、高濃度のn型
イオン注入工程によりn+ ソース及びドレン57,57′を
各々形成する。
【0059】この時、イオン注入すべき部分はホトレジ
スト58で被う。
【0060】次に、上記基板上部の全体に低温酸化膜
(low temperature oxide layer:LTO)59を蒸着してか
ら、ホトリソグラフィー工程を用いてフィールドエミッ
タアレイのための位置のLTO 59を除去し、上記n+ ドー
ピングされたシリコン層50′を食刻して除去する[図9
(F)]。
【0061】そして、図9(G)のように、ホトリソグ
ラフィー工程を行ってコンタクトをパターニングし、図
9(H)のように、電子ビーム蒸着機を用いて基板面に
対して垂直方向に入射するように金属物質60を蒸着す
る。
【0062】図9(I)のように、上記基板を電子ビー
ム蒸着機に装着し、蒸着物質を基板面に対して傾斜方向
になるように入射させて蒸着して分離層(図示せず)を
形成するが、この時、シリコン基板表面には蒸着されな
いようにする。
【0063】続いて、金属物質を基板面に対して垂直方
向に入射させ、電界放出チップ61を形成する。
【0064】次に、分離層だけを選択的に食刻すると、
金属60上の電界放出チップ物質が分離層と共に基板から
リフトオフされ除去される。
【0065】最終的に、ホトリソグラフィー工程により
不必要な部分を除去してフィールドエミッタアレイのゲ
ート電極63,63′、第1及び第2のMOSFETのゲート62,
62′とソース63′,65′及びドレン電極64等を形成する
ことにより図9(J)のような構造を完成することにな
る。
【0066】上記のように、本発明の実施例1及び2に
より製作されたMOSFETの一体化されたフィールドエミッ
タアレイを主要素子とした電界放出ディスプレイの概略
的なブロック図が図7に図示されている。
【0067】図7を参照すると、本発明はMOSFETをフィ
ールドエミッタアレイのゲート電極(row line)及びカ
ソード電極(column line)に各々連結されるように製造
することにより、フィールドエミッタアレイのゲート電
極に接続された第1MOSFETがフィールドエミッタアレイ
のゲート電極に電圧を印加することになる。
【0068】即ち、第1MOSFETのゲート端子にしきい値
電圧(VT ) 以上の電圧(Vg1)を印加すると、第1M
OSFETが導通してドレン電圧(Vd )がフィールド
エミッタアレイのゲート電極に印加される。
【0069】他方、フィールドエミッタアレイのカソー
ド電極に接続された第2MOSFETは、フィールドエミッタ
アレイのカソード電極をアース(接地、ground)あるい
はフロート(float)することになり、即ち、第2MOSFET
のゲート端子にしきい値電圧(VT )以上の電圧
(Vg2)を印加すると、第2MOSFETが導通してフィール
ドエミッタアレイのカソード電極がアースされる。
【0070】また、第2第2MOSFETはカソード電極(co
lumn line)の均一性(uniformity)を向上させる役割も
できる。即ち、第2MOSFETのゲート電圧を変化させ、カ
ソード電流を調節することにより可能になる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、フィールドエミッタア
レイの製造工程とこのフィールドエミッタアレイを駆動
するためのMOSFETの製造工程を同一基板の上に並立的に
具現することにより、上記フィールドエミッタアレイに
接続されている第1、2MOSFETによりフィールドエミッ
タアレイの駆動電圧を調節することができ、かつ、画素
間の均一性を向上させるだけでなく、フィールドエミッ
タアレイとMOSFETの電気的な連結のための外部の付加工
程を除去することにより電界放出ディスプレイの製造原
価を大きく低減することができるなど、いろいろな優秀
な効果を有する。
【0072】さらに、フィールドエミッタアレイと駆動
回路とが一体化されたディスプレイモジュールの製作に
直接的に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(E)は、本発明に適用されるシ
リコンフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図2】図2(A)〜(G)は、本発明に適用される他
の一つの公知されたLOCOS 工程技術によるフィールドエ
ミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図3】図3は、本発明の一つの実施例であるMOSFETを
一体化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す
断面図。
【図4】図4は、本発明の他の実施例であるMOSFETを一
体化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断
面図。
【図5】図5は、図3のMOSFETを一体化したフィールド
エミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図6】図6は、図5の続きである図3のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図7】図7は、図6の続きである図3のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図8】図8は、図4のMOSFETを一体化したフィールド
エミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図9】図9は、図8の続きである図4のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図10】図10は、本発明によるフィールドエミッタ
アレイを用いる界放出ディスプレイの駆動を概略的に示
すブロック図である。
【符号の説明】
30 , 50 シリコン基板 30′,50′n+ ドーピングされたシリコン層 33 , 61 電界放出チップ 34 緩衝酸化膜 35 ,52 窒化シリコン膜 37 ゲート絶縁膜及びフィールド酸化膜 36 ,53 絶縁部 38 ,38′,55 ,55′ ゲート酸化膜 39 ,39′,56 ,56′ 第1,2のMOSFETのゲート 40 ,57 第1MOSFETのソース及びドレーン 40′,57′ 第2MOSFETのソース及びドレーン 59 低温酸化膜(LTO) 43 ,62 第1MOSFETのゲート電極 43′,62′ 第2MOSFETのゲート電極 63 FEA のゲート電極 44 ,63′ FEA のゲート電極及び第1MOSFETのソース
電極 45 ,64 第1MOSFETのドレーン電極 46′,65′ 第2MOSFETのソース電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 MOSFET一体化フィールドエミッタアレ
イ及びその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールドエミッ
タアレイ(Field Emitter Array :FEA)及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、平板ディスプレイ(Flat Pan
el Display:FPD)の一種である電界放出ディスプレイ
(field Emission Display:FED)に関する研究開発が活
発に行われている。
【0003】このような電界放出ディスプレイの基本素
子であるフィールドエミッタアレイに(FEA) おいては、
一般的に、それを駆動するための駆動回路を別々に製作
し、駆動装置をフィールドエミッタアレイと連結(inte
rconnection)させてディスプレイモジュールを形成す
る。
【0004】しかしながら、このような従来の電界放出
ディスプレイの製作において、電子を放出するフィール
ドエミッタアレイとそれを駆動するための駆動回路素子
であるMOSFETを電気的に連結するためには、付加工程が
必要なので、電界放出ディスプレイの製造原価が高くな
る不具合がある。
【0005】また、フィールドエミッタアレイとMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r)とを別に製作して連結するので、駆動電圧を低くする
のが難しく、また、フィールドエミッタアレイからなる
電界放出ディスプレイの画素とMOSFETとの結合の均一性
を図ることができないので、結果的に画素間の均一性を
確保するのが難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来技術の問題点を解決すること、即ち、フィ
ールドエミッタアレイとMOSFETの電気的な連結に必要な
付加工程を除去することにより上記電界放出ディスプレ
イの製造原価を大幅に低減するフィールドエミッタアレ
イの製造方法を提供し、更に、駆動電力が低く、画素間
の均一性が確保されるような電界放出ディスプレイを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のフィールドエミッタアレイにおいては、
フィールドエミッタアレイとそれを駆動するためのMOSF
ETを同一基板の上に並立的に具現することとしてフィー
ルドエミッタアレイとMOSFETを一体化した。また、本発
明のフィールドエミッタアレイの製造方法においては、
MOSFETの製造工程を従来技術のシリコン熱酸化法を用い
たシリコンフィールドエミッタアレイ(Si-FEA)の製造工
程あるいは LOCOS工程技術を用いる金属フィールドエミ
ッタアレイの製造工程と並立的に遂行することによりMO
SFET一体化フィールドエミッタアレイを製造する。
【0008】本発明では、先ず、P型シリコン基板のカ
ソード電極として機能するn+ ドーピングされたシリコ
ン層上に電子放出のための多数の電界放出チップが配列
されたフィールドエミッタアレイを形成する。そして、
そのフィールドエミッタアレイを駆動するために、シリ
コン基板上のフィールドエミッタアレイのない部分にMO
SFETからなる回路を形成する。そして、このフィールド
エミッタアレイのゲート電極(row line)とカソード電
極(column line)を各々電気的にMOSFETと結合させる工
程によりMOSFETが一体的に形成された本発明のフィール
ドエミッタアレイを製造する。
【0009】
【作用】従って、本発明のフィールドエミッタアレイ及
びその製造方法によれば、フィールドエミッタアレイと
それを駆動するためのMOSFETを同一基板上に共に具現す
ることにより駆動電力を低く抑えることが可能となり、
また、電界放出ディスプレイの画素間の均一性が向上
し、更に、その製造工程を簡易にでき、低コストでフィ
ールドエミッタアレイを製造できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、参考までに本発明のMOSFET
一体化フィールドエミッタアレイの製造方法で利用する
一般的なフィールドエミッタアレイの製造方法(韓国特
許出願公開第95-9786号)を図1(A)〜(E)に従っ
て説明する
【0011】図1(A)のように、カソード電極として
機能するドーピングされたシリコン基板10を熱酸化して
から、ホトリソグラフィー技術を用いて微細な酸化膜デ
ィスクパターン11を形成する。
【0012】上記シリコン基板10を食刻してから、1次
酸化により上記シリコン基板10の上部に薄い酸化シリコ
ン膜12を形成して図1(B)のような円錐突起状の電界
放出チップ13を作る。
【0013】図1(C)のように、上記酸化シリコン膜
12の上に減圧化学気相蒸着法(LPCVD) により窒化シリコ
ン膜14を形成し、側壁(sidewall)以外の部分の窒化シ
リコン膜14を乾式食刻法により除去してから2次酸化に
よってゲート絶縁膜15を形成する。
【0014】この場合、窒化シリコン膜14の側壁は2次
酸化の際チップ13の先端が鈍くなることを防止する。
【0015】図1(D)のように、窒化シリコン膜14
を除去し、外部駆動回路とのカソードコンタクト(cont
act)のために酸化膜の一部を除去し、電子ビーム蒸着機
で上記ゲート絶縁膜15の上にゲート金属を蒸着してゲー
ト電極16とカソードコンタクト部17を形成する。
【0016】上記電界放出チップ13の周辺の酸化膜を上
記チップ13の上に蒸着された金属16′と共に湿式食刻に
よるリフトオフ(lift-off)工程で除去した後、最終的
にゲートパターニングをして図1(E)のような形状の
ものを得る。
【0017】次に、図2は、他の一般的なフィールドエ
ミッタアレイの製造方法を示している。これに従い、本
発明のフィールドエミッタアレイの製造方法に利用され
る他の公知技術を説明する。
【0018】図2(A)〜(G)に、順に図示された従
来技術、即ち、LOCOS工程技術を用いた金属フィールド
エミッタアレイの製造方法(韓国特許出願第94-33634
号)を簡単に説明すると次のとおりである。
【0019】図2(A)のように、カソード電極機能を
持つドーピングされたシリコン基板20を熱酸化して薄
い酸化膜21を形成してから、この酸化膜21の上に窒
化シリコン膜を適正な厚さ(例えば1600Å)で蒸着す
る。
【0020】この場合、上記窒化シリコン膜は、次の工
程でその下のシリコン基板20の酸化を防ぐ役割をす
る。
【0021】次に、ホトマスクアライナ(photomask al
igner)によるホトリソグラフィー技術を用いて図2
(A)の図示のように微細(例えば、直径 1.4μm)な
窒化シリコン膜パターン22を形成する。
【0022】湿式酸化あるいは乾式酸化工程を上記シリ
コン基板20に行うと、図2(B)で図示したように窒化
シリコン膜パターン22のない領域では酸化膜が厚く形成
され、窒化シリコン膜パターン22の先端(edge)部分の
下部には、バーズビーク(bird's beak)形状の酸化膜が
形成される。
【0023】このような酸化膜の形成過程において、そ
の酸化膜が窒化シリコン膜パターン22の両端部を持ち上
げる作用をして図2(B)のような断面となり、この酸
化膜はフィールドエミッタアレイ素子の動作時にカソー
ドとゲート電極間の絶縁層23となる。
【0024】次に、窒化シリコン膜パターン22を湿式食
刻し、図2(A)工程で形成された酸化膜21の厚さだけ
の酸化膜を食刻するとシリコン表面が露出する。従っ
て、究極的にゲートホールの直径となる絶縁層23間の間
隔は酸化によって初めの窒化シリコン膜パターン22の大
きさよりずっと小さくなる。
【0025】露出されたシリコン基板20を乾式あるいは
湿式食刻すると酸化膜絶縁層23の形状にはほとんど影響
を与えずに図2(C)のような断面構造を得ることがで
き、これによりゲートホール24が形成される。
【0026】シリコン基板20を乾式食刻する場合に、SF
6 ガスを用いて低い電力で食刻すると酸化膜絶縁層23に
影響を与えずにアンダーカット形状を作ることができる
が、これ以外の方法での食刻も可能である。
【0027】次に、上記基板を電子ビーム蒸着機に装着
してから、蒸着物質が基板面に対して垂直方向に入射す
るように金属物質を蒸着するとゲート電極層25が図2
(D)のように形成される。この時、酸化膜絶縁層23の
下部表面には金属物質は蒸着されない。
【0028】蒸着物質としてはモリブデン(molybdenu
m)、ニオビウム(niobium)、クロミウム(chromiu
m)、ハフニウム(hafnium)等が使用されるが、これら
に限定されるものでないことは勿論である。
【0029】以後の工程は、いわゆるスピント工程(Sp
indt process)と言われる方法を用いる。即ち、上記基
板を電子ビーム蒸着機に装着し、基板面に対して一定傾
斜角(grazing angle)を持つ方向に蒸着物質を入射させ
て分離層(parting layer)26を形成する。その蒸着物質
はシリコン基板20の表面には蒸着されない[図2
(E)]。尚、上記分離層26の材料としてはアルミニウ
ム、酸化アルミニウム、ニッケル等が使用される。
【0030】次に、金属物質を基板面に対して垂直方向
に入射させ、電界放出チップ27を形成する[図2
(F)]。
【0031】この時、蒸着される金属物質が垂直に入射
するとシリコン基板20上の金属層25′と共に分離層26に
も蒸着物質が蒸着する。これにより、ゲート電極層25間
の間隔が狹くなり、結局この間隙を塞ぐこととなる。ま
た、それと同時に、電界放出チップ27が円錐突起状を成
す。
【0032】電界放出チップ27の物質としては、例え
ば、モリブデン、ニオビウム、クロミウム、ハフニウム
等が使用されるが、勿論これらに限定されるものではな
い。
【0033】次に、ゲート電極層25上の分離層26だけを
選択的に食刻すると、ゲート電極層25上の電界放出チッ
プ物質が分離層26と共に基板からリフトオフされ、図2
(G)のような構造の金属フィールドエミッタアレイが
完成する。
【0034】このような製造工程により製作される金属
フィールドエミッタアレイは、特に、マスク上のパター
ンの大きさより小さいゲートホールを作ることができる
ので駆動電圧を低めることが容易である。
【0035】本発明は、以上の説明のようにシリコンフ
ィールドエミッタアレイと金属フィールドエミッタアレ
イの製造工程を用い、数回のマスキング段階(masking
steps)を追加することにより、MOSFETの製造工程を並行
して行うので、二つの工程を同一基板上で行うことがで
きる。
【0036】以下、本発明の実施形態を添附図面を参照
して詳細に説明する。
【0037】図3及び図4は本発明の実施形態によるMO
SFET一体化フィールドエミッタアレイの構造を示す断面
図である。このフィールドエミッタアレイは、P型シリ
コン基板30,50の中に、カソード電極として機能するn
+ ドーピングされたシリコン層30′,50′があり、その
上に電子の放出のための円錐突起状の電界放出チップ3
3,61が形成されたフィールドエミッタアレイを先ず製
造し、上記フィールドエミッタアレイ以外の部分にn+
ソース及びドレン40,40′,57,57′とゲート電極43,
43′,62,62′を形成することにより一般的なMOSFETを
製造したものである。このフィールドエミッタアレイと
フィールドエミッタアレイを駆動するためのMOSFETが共
に製作された構造の断面図を示す。
【0038】図3のような構造の本発明の実施形態とな
るMOSFET一体化フィールドエミッタアレイの製造方法を
図5〜図7を参照して、詳細に説明する。
【0039】まず、図5(A)のようにP型シリコン基
板30上の適正な部分をPOCl3 ドーピングなどの方法によ
りディスプレイのカソード電極(column line)、即ち、
n+ドーピングされたシリコン層30′として形成する。
【0040】図5(B)のように、カソード電極として
機能する上記シリコン層30′の上に化学気相蒸着法(CV
D) により酸化膜を蒸着しあるいは熱酸化により酸化膜
を形成してから、ホトリソグラフィー技術を用いて微細
な酸化膜ディスクパターン31を形成する。
【0041】上記シリコン基板30及びシリコン層30′を
図5(C)のように等方性食刻した後、1次酸化によっ
てシリコン基板30及びシリコン層30′の上部に薄い酸化
シリコン膜32を形成して円錐形状の電界放出チップ33を
作る[図5(D)]。
【0042】図5(E)のように、ホトリソグラフィー
技術を用いて第1及び第2MOSFETのための位置の酸化膜
32を除去する。
【0043】上記酸化シリコン膜32が除去された部分に
400〜1200Åの厚さの緩衝酸化膜34を形成し、上記緩衝
酸化膜34の上に減圧化学気相蒸着法(LPCVD) により窒化
シリコン膜35を蒸着した後、異方性乾式食刻によりMOSF
ETのアクティブ領域、即ち、上記緩衝酸化膜34上に形成
される第1MOSFETのアクティブ領域と上記シリコン基板
30及びカソード電極の機能のn+ ドーピングされたシリ
コン層30′の一部の緩衝酸化膜34上に形成される第2MO
SFETのアクティブ領域の窒化シリコン膜35を除去し、そ
して電界放出チップ33の先端の酸化を防止してその先端
を尖らすために側壁外側以外の部分の窒化シリコン膜35
を除去する[図6(F)]。
【0044】そして、ディスプレイ適用時において画素
と画素との間、及び画素とトランジスタとの間を絶縁す
るためにホトマスク作業及びボロン(boron)ドーピング
を施工して絶縁部36を形成した後、 LOCOS工程によりフ
ィールドエミッタアレイのゲート絶縁膜37と第1及び第
2のMOSFETのフィールド酸化膜37とを形成する[図6
(G)]。
【0045】図6(F)と図6(G)のように、本発明
はシリコンフィールドエミッタアレイ及びMOSFETの製造
工程中の共通の工程を用いて二つの素子を共に具現する
ことであり、即ち、上記窒化シリコン膜35を選択的に異
方性乾式食刻して電界放出チップ33と第1及び第2のMO
SFETのアクティブ領域とを形成し、LOCOS 工程によりフ
ィールドエミッタアレイのゲート絶縁膜37及びMOSFET
のフィールド酸化膜37と共に形成することになるもので
ある。
【0046】続いて、図6(H)のように、窒化シリコ
ン膜35と緩衝酸化膜34とを除去し、熱酸化法により第1
及び第2のMOSFETのゲート酸化膜38,38′を形成した
後、これらのしきい値電圧(threshold voltage)を調節
するために上記ゲート酸化膜38,38′の下のP型シリコ
ン基板30部にイオン注入工程を実施する。
【0047】次に、上記ゲート酸化膜38,38′の上に多
結晶シリコンを蒸着し、POCl3 ドーピングをしてからホ
トリソグラフィー工程を遂行して第1及び第2のMOSFET
のゲート39,39′を形成する。
【0048】また、高濃度のn型イオン注入工程により
n+ ソース及びドレン40,40′を各々形成する。
【0049】図6(I)のように、ホトリソグラフィー
工程により、コンタクト部をパターニングし、電子ビー
ム蒸着機でフィールドエミッタアレイのゲート電極、第
1及び第2のMOSFETのゲートとソース及びドレン電極と
して使用するための金属41を蒸着する[図6(J)]。
【0050】そして、図7(K)に図示されたように、
ホトレジスト42を蒸着し、パターニング工程によりフィ
ールドエミッタアレイの部分42′を開く。
【0051】次に、図7(L)のように、電界放出チッ
プ33の周りの酸化膜を上記チップ33上に蒸着された金属
41′と共に湿式食刻によるリフトオフ工程により除去し
てから、最終的にホトレジスト42を除去し、ゲートパタ
ーニングを実施して図7(M)のような構造のMOSFETを
一体化したフィールドエミッタアレイを完成することに
なる。
【0052】図4の構造に対応する他の実施形態を図8
と図9を参照して説明する。まず、図8(A)のよう
に、P型シリコン基板50の適正な部分をPOCl3 ドーピン
グなどの方法によりn+ ドーピングしてシリコン層50′
に変化させる。これはディスプレイへの適用のためのカ
ソード電極(column line)となる。
【0053】図8(B)のように、上記シリコン基板50
(n+ ドーピングされたシリコン層50′を含む)を熱酸
化して薄い酸化膜51を形成し、この酸化膜51上に窒化シ
リコン膜を蒸着した後、ホトリソグラフィー技術を用い
てMOSFETのアクティブ領域とフィールドエミッタアレイ
のゲートホールが形成される領域とに微細な窒化シリコ
ン膜パターン52を形成する。
【0054】そして、カソードとカソードとの間及び画
素とトランジスタとの間の絶縁のために、上記窒化シリ
コン膜を除去した部分にp+ ドーピングをして絶縁部53
を形成する。
【0055】次に、図8(C)のように、上記シリコン
基板50を酸化して窒化シリコン膜のない領域に、厚い酸
化膜、即ち、フィールドエミッタアレイの絶縁層として
の酸化膜54及びMOSFETのためのフィールド酸化膜54を形
成する。
【0056】そして、窒化シリコン膜52と薄い酸化膜51
とを除去しシリコン基板50を熱酸化して酸化膜(図示せ
ず)を形成し、第1及び第2のMOSFETのしきい値電圧を
調節するためにP型シリコン基板50部分にイオン注入し
てからその酸化膜を除去し、熱酸化法により第1及び第
2のMOSFETのゲート酸化膜55,55′を形成する。
【0057】そして、上記ゲート酸化膜55,55′上に多
結晶シリコンを蒸着してn+ 層に不純物の注入を遂行し
てから、第1及び第2のMOSFETのゲート56,56′を形成
する[図8(D)]。
【0058】図8(E)図のように、高濃度のn型イオ
ン注入工程によりn+ ソース及びドレン57,57′を各々
形成する。
【0059】この時、イオン注入すべきでない部分はホ
トレジスト58で被う。
【0060】次に、上記基板上部の全体に低温酸化膜
(low temperature oxide layer:LTO)59を蒸着してか
ら、ホトリソグラフィー工程を用いてフィールドエミッ
タアレイとするための位置のLTO 59を除去し、上記n+
ドーピングしたシリコン層50′を食刻除去する[図9
(F)]。
【0061】そして、図9(G)のように、ホトリソグ
ラフィー工程を行ってコンタクトをパターニングし、図
9(H)のように、電子ビーム蒸着機を用いて基板面に
対して垂直方向に入射するように金属物質60を蒸着す
る。
【0062】図9(I)のように、上記基板を電子ビー
ム蒸着機に装着し、蒸着物質を基板面に対して傾斜方向
になるように入射させて蒸着し、分離層(図示せず)を
形成する。この時、シリコン基板表面には蒸着物質が蒸
着しないようにする。
【0063】続いて、金属物質を基板面に対して垂直方
向に入射させ、電界放出チップ61を形成する。
【0064】次に、分離層だけを選択的に食刻すると、
金属60上の電界放出チップ物質が分離層と共に基板から
リフトオフされ除去される。
【0065】最終的に、ホトリソグラフィー工程により
不必要な部分を除去してフィールドエミッタアレイのゲ
ート電極63,63′、第1及び第2のMOSFETのゲート62,
62′とソース63′,65′及びドレン電極64等を形成する
ことにより図9(J)のような構造を完成することにな
る。
【0066】上記のように、本発明の実施例1及び2に
より製作されたMOSFETが一体化されたフィールドエミッ
タアレイを主要素子とした電界放出ディスプレイの概略
的なブロック図が図10に図示されている。
【0067】図10を参照すると、本発明はMOSFETをフィ
ールドエミッタアレイのゲート電極(row line)及びカ
ソード電極(column line)に各々連結されるように製造
することにより、フィールドエミッタアレイのゲート電
極に接続された第1MOSFETがフィールドエミッタアレイ
のゲート電極に電圧を印加することになる。
【0068】即ち、第1MOSFETのゲート端子にしきい値
電圧(VT ) 以上の電圧(Vg1)を印加すると、第1M
OSFETが導通してドレーン電圧(Vd )がフィール
ドエミッタアレイのゲート電極に印加される。
【0069】他方、フィールドエミッタアレイのカソー
ド電極に接続された第2MOSFETは、フィールドエミッタ
アレイのカソード電極をアース(接地、ground)あるい
はフロート(float)することになり、即ち、第2MOSFET
のゲート端子にしきい値電圧(VT )以上の電圧
(Vg2)を印加すると、第2MOSFETが導通してフィール
ドエミッタアレイのカソード電極がアースされる。
【0070】また、第2MOSFETはカソード電極(column
line)の均一性(uniformity)を向上させる役割もでき
る。それは、第2MOSFETのゲート電圧を変化させ、カソ
ード電流を調節することにより可能になる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、フィールドエミッタア
レイの製造工程とフィールドエミッタアレイを駆動する
ためのMOSFETの製造工程を同一基板の上に並立的に具現
することができる。これにより、フィールドエミッタア
レイとMOSFETの電気的な連結のための外部の付加工程を
除去することにより電界放出ディスプレイの製造原価を
大きく低減することができる。また、このようにして製
造されたMOSFETを一体化したフィールドエミッタアレイ
によれば、上記フィールドエミッタアレイに接続されて
いる第1、2MOSFETによりフィールドエミッタアレイの
駆動電圧を調節することができ、かつ、画素間の均一性
を向上させることができる等、いろいろ優秀な効果を有
する。
【0072】さらに、このMOSFETを一体化したフィール
ドエミッタアレイば、フィールドエミッタアレイと駆動
回路とが一体化されたディスプレイモジュールの製作に
直接的に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(E)は、本発明に適用されるシ
リコンフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図2】図2(A)〜(G)は、本発明に適用される他
の一つの公知されたLOCOS 工程技術によるフィールドエ
ミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図3】図3は、本発明の一つの実施例であるMOSFETを
一体化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す
断面図。
【図4】図4は、本発明の他の実施例であるMOSFETを一
体化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断
面図。
【図5】図5は、図3のMOSFETを一体化したフィールド
エミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図6】図6は、図5の続きである図3のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図7】図7は、図6の続きである図3のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図8】図8は、図4のMOSFETを一体化したフィールド
エミッタアレイの製造工程を示す断面図。
【図9】図9は、図8の続きである図4のMOSFETを一体
化したフィールドエミッタアレイの製造工程を示す断面
図。
【図10】図10は、本発明によるフィールドエミッタ
アレイを用いる界放出ディスプレイの駆動を概略的に示
すブロック図である。
【符号の説明】 30 , 50 シリコン基板 30′,50′n+ ドーピングされたシリコン層 33 , 61 電界放出チップ 34 緩衝酸化膜 35 ,52 窒化シリコン膜 37 ゲート絶縁膜及びフィールド酸化膜 36 ,53 絶縁部 38 ,38′,55 ,55′ ゲート酸化膜 39 ,39′,56 ,56′ 第1,2のMOSFETのゲート 40 ,57 第1MOSFETのソース及びドレーン 40′,57′ 第2MOSFETのソース及びドレーン 59 低温酸化膜(LTO) 43 ,62 第1MOSFETのゲート電極 43′,62′ 第2MOSFETのゲート電極 63 FEA のゲート電極 44 ,63′ FEA のゲート電極及び第1MOSFETのソース
電極 45 ,64 第1MOSFETのドレーン電極 46′,65′ 第2MOSFETのソース電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n+ ドーピングされP型シリコン基板の
    カソード電極として機能するシリコン層上に電子の放出
    のための多数の電界放出チップが配列されたフィールド
    エミッタアレイが形成され、上記フィールドエミッタア
    レイを駆動させるために、フィールドエミッタアレイの
    位置する部分の外の上記シリコン基板にMOSFETからなる
    回路を形成させることにより、フィールドエミッタアレ
    イのゲート電極(row line)及びカソード電極(column
    line)が各々MOSFETと電気的に結合するようになってい
    ることを特徴とするMOSFETを一体化したフィールドエミ
    ッタアレイ。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上のn+ ドーピングされた
    シリコン層を熱酸化して熱酸化膜を形成してから、ホト
    リソグラフィー(photolithography)技術を用いて微細
    な酸化膜ディスクパターンを作って、等方性食刻と酸化
    によって円錐突起状の電界放出チップを形成してシリコ
    ンフィールドエミッタアレイを製造することにおいて、 上記電界放出チップの形成された上記シリコン基板上に
    薄い酸化シリコン膜を形成する段階と、ホトリソグラフ
    ィー技術を用いて薄い酸化シリコン膜の中でMOSFET の
    製造される位置の部分を除去する段階と、上述のように
    除去された部分の外のシリコン基板上に 400〜1200Å厚
    さの緩衝酸化膜(buffer oxide)を形成する段階と、上
    記緩衝酸化膜の上に減圧化学気相蒸着法(LPCVD) により
    窒化シリコン膜を形成してから異方性乾式食刻工程で電
    界放出チップの先端を尖らすための側壁とMOSFETのアク
    ティブ(active)領域の外の部分との窒化シリコン膜を
    除去する段階と、ホトマスク作業とボロン(boron)ドー
    ピングとにより画素間の絶縁のための絶縁部を形成して
    から、LOCOS 工程によりフィールドエミッタアレイのゲ
    ート絶縁膜及びMOSFETのフィールド酸化膜を同時に形成
    する段階を含むことを特徴とするMOSFETを一体化したフ
    ィールドエミッタアレイの製造方法。
  3. 【請求項3】 P型シリコン基板上にn+ ドーピングさ
    れたシリコン層を熱酸化して形成された酸化膜の上に窒
    化シリコン膜を蒸着してからホトリソグラフィー技術を
    用いて微細な窒化シリコン膜パターンを作り、湿式ある
    いは乾式酸化し、湿式あるいは乾式食刻してゲートホー
    ルを形成してから金属を蒸着して円錐突起状の金属電界
    放出チップを形成する金属フィールドエミッタアレイを
    製造することにおいて、 上記シリコン基板上とn+ ドーピングされたシリコン層
    上に薄い酸化膜を形成し上記酸化膜の上に窒化シリコン
    膜を蒸着する段階と、ホトリソグラフィー技術を用いて
    フィールドエミッタアレイの形成される領域とMOSFETの
    アクティブ領域に微細な窒化シリコン膜ディスクパター
    ンを作る段階と、画素間の絶縁のために上記窒化シリコ
    ン膜の除去された部分の上記シリコン基板をp+ ドーピ
    ングして絶縁部を形成する段階と、上記シリコン基板及
    び上記シリコン層をLOCOS 工程により酸化し、フィール
    ドエミッタアレイの酸化膜絶縁層とMOSFETのフィールド
    酸化膜を形成する段階と、熱酸化法により形成されたMO
    SFETのゲート酸化膜の上に多結晶シリコンを蒸着してMO
    SFETのゲートを形成する段階と、高濃度のn型イオン注
    入工程によりソース(source)及びドレーン(drain)を
    形成する段階と、フィールドエミッタアレイの形成され
    る部分の位置にホトレジスト(photoresist)を蒸着する
    段階と、上記シリコン基板の上部全体に低温酸化膜(low
    temperatureoxide layer :LTO)を蒸着する段階と、ホ
    トリソグラフィー工程を用いてフィールドエミッタアレ
    イの形成される位置の上記 LTOを除去し上記シリコン層
    を食刻する段階と、電子ビーム蒸着機を用いて蒸着物質
    が基板面に対して垂直方向に入射するように金属を蒸着
    する段階と、不必要な電界放出チップ物質を分離層と共
    にリフトオフ(lift-off)工程により除去する段階とを
    含むことを特徴とするMOSFETを一体化したフィールドエ
    ミッタアレイの製造方法。
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