JPH09219173A - イオン注入装置 - Google Patents
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- JPH09219173A JPH09219173A JP8047944A JP4794496A JPH09219173A JP H09219173 A JPH09219173 A JP H09219173A JP 8047944 A JP8047944 A JP 8047944A JP 4794496 A JP4794496 A JP 4794496A JP H09219173 A JPH09219173 A JP H09219173A
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Landscapes
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型の被処理物に対して温度上昇を抑え空間
的均一性を監視しながら高電流イオン注入を行うことが
できるイオン注入装置を提供する事。 【構成】 横長形状のイオン引き出し口を持つイオン源
を使用し、ウィーンフィルタによって質量分離を行い、
ビーム断面の短辺方向にウェファを走査して、必要なイ
オンのみを被処理物の全体にイオン注入する。ファラデ
ィカップによって不要イオンを検出し、横方向の電流の
ビーム均一性と全電流をチェックする。
的均一性を監視しながら高電流イオン注入を行うことが
できるイオン注入装置を提供する事。 【構成】 横長形状のイオン引き出し口を持つイオン源
を使用し、ウィーンフィルタによって質量分離を行い、
ビーム断面の短辺方向にウェファを走査して、必要なイ
オンのみを被処理物の全体にイオン注入する。ファラデ
ィカップによって不要イオンを検出し、横方向の電流の
ビーム均一性と全電流をチェックする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェファの
ような大型の加工品に対する高電流イオン注入を余分な
イオンによる発熱を抑制することによりデバイスを損傷
することなく高能率で行うことのできるイオン注入装置
に関する。
ような大型の加工品に対する高電流イオン注入を余分な
イオンによる発熱を抑制することによりデバイスを損傷
することなく高能率で行うことのできるイオン注入装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は半導体、絶縁体などに
イオンビ−ムを高速で打ち込むものである。半導体の場
合は、p型或いはn型の不純物を対象物に注入し伝導型
を変更する為に用いられる。イオンビ−ムの加速電圧に
よって注入の深さを制御できる。従来のイオン注入装置
には2種類のものがある。一つは細いビームを質量分離
し、左右上下に実効的に走査することによって、広い面
積をもつ対象面にイオン注入をするものである。もう一
つは大口径のイオン源から広いイオンビ−ムを引き出
し、質量分離をせずそのまま被照射物に当てるものであ
る。
イオンビ−ムを高速で打ち込むものである。半導体の場
合は、p型或いはn型の不純物を対象物に注入し伝導型
を変更する為に用いられる。イオンビ−ムの加速電圧に
よって注入の深さを制御できる。従来のイオン注入装置
には2種類のものがある。一つは細いビームを質量分離
し、左右上下に実効的に走査することによって、広い面
積をもつ対象面にイオン注入をするものである。もう一
つは大口径のイオン源から広いイオンビ−ムを引き出
し、質量分離をせずそのまま被照射物に当てるものであ
る。
【0003】前者の走査法について述べる。走査といっ
てもビーム自体を振っても良いし、被処理物を左右に振
っても良い。何れであっても良い。半導体ウェファが対
象の場合は、回転可能なディスクを円周上に複数個有す
る回転円盤を用いる。半導体ウェファをディスクに取り
付ける。ディスクを回転させながら円盤を左右上下に移
動させ、順次細いイオンビ−ムを回転するウェファ全面
に均一になるように照射することもある。これを回転タ
ーゲット方式と呼ぶことにする。ウェファは回転と並進
の両方の走査を受ける。
てもビーム自体を振っても良いし、被処理物を左右に振
っても良い。何れであっても良い。半導体ウェファが対
象の場合は、回転可能なディスクを円周上に複数個有す
る回転円盤を用いる。半導体ウェファをディスクに取り
付ける。ディスクを回転させながら円盤を左右上下に移
動させ、順次細いイオンビ−ムを回転するウェファ全面
に均一になるように照射することもある。これを回転タ
ーゲット方式と呼ぶことにする。ウェファは回転と並進
の両方の走査を受ける。
【0004】ビーム走査方式は、ビームが細いのでイオ
ン源から出た直後に扇形磁石からなる質量分離装置によ
って質量分離する。これによって不要なイオンを除去
し、必要なイオンのみをウェファに照射することができ
る。イオン源では必要なイオンを含む化合物のガスを原
料として、これをプラズマにしイオンビ−ムとして引き
出すから、イオンビ−ム中に不要なイオン、対象にとっ
て有害なイオンも含まれる。そこで、質量分離をして必
要なイオンだけを選んで対象たる被照射物に当てるので
ある。扇形の磁極を対向させ、磁芯に捲いたコイルに電
流を流し、磁極間に強い磁場を発生させる。磁力線を直
角に切るようにイオンビ−ムが走行するので、ファラデ
ィ力によってイオンの経路が曲げられる。曲げの加速度
は速度に比例し質量に反比例する。エネルギーが同一の
イオンであっても、質量、速度が違うので曲げの角度が
異なる。これによって質量分離する。
ン源から出た直後に扇形磁石からなる質量分離装置によ
って質量分離する。これによって不要なイオンを除去
し、必要なイオンのみをウェファに照射することができ
る。イオン源では必要なイオンを含む化合物のガスを原
料として、これをプラズマにしイオンビ−ムとして引き
出すから、イオンビ−ム中に不要なイオン、対象にとっ
て有害なイオンも含まれる。そこで、質量分離をして必
要なイオンだけを選んで対象たる被照射物に当てるので
ある。扇形の磁極を対向させ、磁芯に捲いたコイルに電
流を流し、磁極間に強い磁場を発生させる。磁力線を直
角に切るようにイオンビ−ムが走行するので、ファラデ
ィ力によってイオンの経路が曲げられる。曲げの加速度
は速度に比例し質量に反比例する。エネルギーが同一の
イオンであっても、質量、速度が違うので曲げの角度が
異なる。これによって質量分離する。
【0005】質量分離をするので、不要なイオンや有害
な影響を持つイオンなどが被処理物に入るのを防ぐこと
ができる。これは対象物に及ぼす面からの利点である。
もう一つの利益は発熱を有効に防ぐことができるという
ことである。不要イオン、例えば水素を含むイオンなど
が被処理物に照射されると、運動エネルギーが全部熱に
変わるので多大の熱が発生する。不要イオンの入射がな
いので、熱の発生が少ないという利益がある。
な影響を持つイオンなどが被処理物に入るのを防ぐこと
ができる。これは対象物に及ぼす面からの利点である。
もう一つの利益は発熱を有効に防ぐことができるという
ことである。不要イオン、例えば水素を含むイオンなど
が被処理物に照射されると、運動エネルギーが全部熱に
変わるので多大の熱が発生する。不要イオンの入射がな
いので、熱の発生が少ないという利益がある。
【0006】大口径のイオン源から引き出したイオンビ
−ムをそのまま被照射物に照射する方式のものはスルー
プットが高いという利益がある。イオンビ−ムの大きさ
がウェファの大きさより僅かに広いようにすると、1枚
のウェファのイオン注入においてウェファを動かす(走
査)必要がない。回転ターゲットに複数のウェファを取
り付けた場合、1枚1枚のウェファの処理において回転
ターゲットを静止しておき、1枚のウェファの処理が終
わるとターゲットを1枚分回転して次のウェファの処理
をすればよい。
−ムをそのまま被照射物に照射する方式のものはスルー
プットが高いという利益がある。イオンビ−ムの大きさ
がウェファの大きさより僅かに広いようにすると、1枚
のウェファのイオン注入においてウェファを動かす(走
査)必要がない。回転ターゲットに複数のウェファを取
り付けた場合、1枚1枚のウェファの処理において回転
ターゲットを静止しておき、1枚のウェファの処理が終
わるとターゲットを1枚分回転して次のウェファの処理
をすればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ビーム走査を行う方式
では、ビーム光学系は比較的単純である。しかし反面エ
ンドステーションが複雑になる。例えばウェファを戴置
したディスクは、高速回転と、並進速度制御を行わなく
てはならない。並進速度制御は、イオンビ−ム電流に比
例し、ディスクの中心とビーム中心位置の距離に反比例
するような運動であってそれ自体かなり複雑である。こ
のように複雑なエンドステーションの機構は装置の価額
を押し上げる。またイオン注入の操作自体を難しくす
る。また処理速度を上げるために高電流密度のビームを
使うことが多いが、電流密度を上げるとチャージアップ
現象が顕著に現れる。チャージアップによって素子破壊
が起こる可能性がある。このために電流密度を上げるに
も限界がある。
では、ビーム光学系は比較的単純である。しかし反面エ
ンドステーションが複雑になる。例えばウェファを戴置
したディスクは、高速回転と、並進速度制御を行わなく
てはならない。並進速度制御は、イオンビ−ム電流に比
例し、ディスクの中心とビーム中心位置の距離に反比例
するような運動であってそれ自体かなり複雑である。こ
のように複雑なエンドステーションの機構は装置の価額
を押し上げる。またイオン注入の操作自体を難しくす
る。また処理速度を上げるために高電流密度のビームを
使うことが多いが、電流密度を上げるとチャージアップ
現象が顕著に現れる。チャージアップによって素子破壊
が起こる可能性がある。このために電流密度を上げるに
も限界がある。
【0008】大口径イオン源を使いビームを走査しない
ものは、ビーム光学系がイオン引き出し系のみであるか
ら、前述のものよりさらに単純である。しかし大口径非
走査の装置は反対に次のような難点がある。 イオンの質量分離を行わないので電極からの不純物が
被処理物に注入される。 分子が注入される為、注入深さがプラズマの状態によ
って変化する。ためにデバイスの特性がばらつく。 イオン源から出る不要なイオンも被処理物に注入され
るために、被処理物の温度上昇が著しい。温度上昇を抑
えるため、電流密度の上限が抑えられる。ためにスルー
プットをそれ以上上げることができない。
ものは、ビーム光学系がイオン引き出し系のみであるか
ら、前述のものよりさらに単純である。しかし大口径非
走査の装置は反対に次のような難点がある。 イオンの質量分離を行わないので電極からの不純物が
被処理物に注入される。 分子が注入される為、注入深さがプラズマの状態によ
って変化する。ためにデバイスの特性がばらつく。 イオン源から出る不要なイオンも被処理物に注入され
るために、被処理物の温度上昇が著しい。温度上昇を抑
えるため、電流密度の上限が抑えられる。ためにスルー
プットをそれ以上上げることができない。
【0009】の問題について更に説明する。例えばS
iにボロン(B)の注入を行う場合、原料ガスとしてジ
ボラン(B2 H6 )を用いる。イオン源からボロンイオ
ンと共に水素イオンH+ 、H2+なども引き出される。質
量分離をしないので水素イオンもSiウェファに入射す
る。運動エネルギーがここで全て熱になる。運動エネル
ギーは、加速エネルギーqVにほぼ等しいので、水素イ
オンでもボロンイオンでもイオン1個当たりのエネルギ
ーはほぼ同じである。ボロンを含むイオンは有効なイオ
ンであるが、ボロンを含まない水素イオンは無効なイオ
ンである。無効であるだけでなくウェファを加熱し温度
を上げる。
iにボロン(B)の注入を行う場合、原料ガスとしてジ
ボラン(B2 H6 )を用いる。イオン源からボロンイオ
ンと共に水素イオンH+ 、H2+なども引き出される。質
量分離をしないので水素イオンもSiウェファに入射す
る。運動エネルギーがここで全て熱になる。運動エネル
ギーは、加速エネルギーqVにほぼ等しいので、水素イ
オンでもボロンイオンでもイオン1個当たりのエネルギ
ーはほぼ同じである。ボロンを含むイオンは有効なイオ
ンであるが、ボロンを含まない水素イオンは無効なイオ
ンである。無効であるだけでなくウェファを加熱し温度
を上げる。
【0010】ウェファにはレジスト膜等が既に作製され
ているから、加熱すると特性が劣化する。例えば400
K以上にしてはならない、などという制限が課される。
大口径イオン源非質量分離方式の場合、イオン全体の約
半分が無効な水素イオンである。水素イオン分の入射に
よってウェファの温度が余計に上がってしまう。もしも
イオンビ−ムから水素イオンを除けば、発熱を半分にす
ることができる。もっとも、水素イオンは拡散係数が高
いので、アニール処理によってウェファから抜けでて行
く。だからウェファにあまり悪影響を及ぼさないが、照
射時に基板温度をいたずらに押し上げるという欠点があ
る。
ているから、加熱すると特性が劣化する。例えば400
K以上にしてはならない、などという制限が課される。
大口径イオン源非質量分離方式の場合、イオン全体の約
半分が無効な水素イオンである。水素イオン分の入射に
よってウェファの温度が余計に上がってしまう。もしも
イオンビ−ムから水素イオンを除けば、発熱を半分にす
ることができる。もっとも、水素イオンは拡散係数が高
いので、アニール処理によってウェファから抜けでて行
く。だからウェファにあまり悪影響を及ぼさないが、照
射時に基板温度をいたずらに押し上げるという欠点があ
る。
【0011】それでは大口径ビームの場合も質量分離を
すれば良いように思える。それはそうなのであるが、断
面積の大きいビームの場合、従来のように扇形断面の磁
石によって質量分離をしようとすると、よほど大きい磁
極をもち強力な磁界を発生する巨大な磁石が必要にな
る。これは不可能とは言わないまでも経済的に得策でな
い。それで大口径ビームの場合、質量分離装置を設けな
いのである。質量分離を行わず大口径のウェファにイオ
ン注入する方法として、PIII法(Plasma Immersion
Ion Implantation )が提案されている。 Plasma Source Sci. Technol. 1 (1992) p1-6.
すれば良いように思える。それはそうなのであるが、断
面積の大きいビームの場合、従来のように扇形断面の磁
石によって質量分離をしようとすると、よほど大きい磁
極をもち強力な磁界を発生する巨大な磁石が必要にな
る。これは不可能とは言わないまでも経済的に得策でな
い。それで大口径ビームの場合、質量分離装置を設けな
いのである。質量分離を行わず大口径のウェファにイオ
ン注入する方法として、PIII法(Plasma Immersion
Ion Implantation )が提案されている。 Plasma Source Sci. Technol. 1 (1992) p1-6.
【0012】これは負電圧にバイアスしたウェファをプ
ラズマ中にさらし、シース領域でイオンを加速し、イオ
ンをウェファ中に注入するとしている。イオン源の中に
ウェファを入れ、プラズマをウェファの負バイアスによ
って加速するもので巧みな方法である。イオンを引き出
す必要がないので引き出し電極が不要である。引出電極
がないので、そこから不純物が発生するということはな
い。前記のの問題を解決できる。
ラズマ中にさらし、シース領域でイオンを加速し、イオ
ンをウェファ中に注入するとしている。イオン源の中に
ウェファを入れ、プラズマをウェファの負バイアスによ
って加速するもので巧みな方法である。イオンを引き出
す必要がないので引き出し電極が不要である。引出電極
がないので、そこから不純物が発生するということはな
い。前記のの問題を解決できる。
【0013】しかし、の問題には尚無力である。ボ
ロンをドープする場合、ソースガスとしてジボラン(B
2 H6 )が用いられるが、水素イオンのウェファへの混
入を避けることができない。ボロンの注入による加熱の
他に、水素イオンの注入による加熱もあって基板温度の
上昇が著しい。ために電流密度をある程度以上に上げる
ことができない。イオン電流を上げることができないの
でスループットが低い。この論文では1枚のSiウェフ
ァに対して、10分かかって1.9×1015/cm2 の
ドーピングをしたという記載がある。しかしながら現在
の半導体工業ではそのように遅い処理では採用すること
ができない。1枚のウェファに処理が1分程度でなけれ
ばならない。つまりスループットが低すぎる。そういう
訳で前記のPIII法は現在のところ工業的には採用さ
れていない。
ロンをドープする場合、ソースガスとしてジボラン(B
2 H6 )が用いられるが、水素イオンのウェファへの混
入を避けることができない。ボロンの注入による加熱の
他に、水素イオンの注入による加熱もあって基板温度の
上昇が著しい。ために電流密度をある程度以上に上げる
ことができない。イオン電流を上げることができないの
でスループットが低い。この論文では1枚のSiウェフ
ァに対して、10分かかって1.9×1015/cm2 の
ドーピングをしたという記載がある。しかしながら現在
の半導体工業ではそのように遅い処理では採用すること
ができない。1枚のウェファに処理が1分程度でなけれ
ばならない。つまりスループットが低すぎる。そういう
訳で前記のPIII法は現在のところ工業的には採用さ
れていない。
【0014】大口径イオンビ−ムでは何ゆえに質量分離
ができないのか?扇形の磁極を持つ電磁石によって質量
分離をするが、ビーム径が大きいと、磁極を大きくし磁
力も大きくしなければならず、工業的には難しい。しか
し、そういうものと水素イオンなど不要なイオンビ−ム
のウェファへの入射による加熱の問題を最終的に解決す
るためには、どうしても大口径イオンビ−ムを質量分離
する必要がある。
ができないのか?扇形の磁極を持つ電磁石によって質量
分離をするが、ビーム径が大きいと、磁極を大きくし磁
力も大きくしなければならず、工業的には難しい。しか
し、そういうものと水素イオンなど不要なイオンビ−ム
のウェファへの入射による加熱の問題を最終的に解決す
るためには、どうしても大口径イオンビ−ムを質量分離
する必要がある。
【0015】大口径のイオンビ−ムを質量分離する手段
を備えたイオン注入装置を提供することが本発明の第1
の目的である。質量分離することにより不要イオンが試
料に入射し試料を加熱することのないようにしたイオン
注入装置を提供することが本発明の第2の目的である。
試料のビームによる加熱を抑える事によって、スループ
ットを上げる事のできるイオン注入装置を提供する事が
本発明の第3の目的である。ビームの空間的な一様性、
時間的な変動を実時間で測定できる手段を備えたイオン
注入装置を提供することが本発明の第4の目的である。
ビームの空間的均一性が低下した場合これを監視しイオ
ン注入を停止できる装置を備えたイオン注入装置を提供
することが本発明の第5の目的である。
を備えたイオン注入装置を提供することが本発明の第1
の目的である。質量分離することにより不要イオンが試
料に入射し試料を加熱することのないようにしたイオン
注入装置を提供することが本発明の第2の目的である。
試料のビームによる加熱を抑える事によって、スループ
ットを上げる事のできるイオン注入装置を提供する事が
本発明の第3の目的である。ビームの空間的な一様性、
時間的な変動を実時間で測定できる手段を備えたイオン
注入装置を提供することが本発明の第4の目的である。
ビームの空間的均一性が低下した場合これを監視しイオ
ン注入を停止できる装置を備えたイオン注入装置を提供
することが本発明の第5の目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のイオン注入装置
は、短辺と長辺よりなる矩形状断面の帯状イオンビ−ム
を引き出すことのできるイオン源と、帯状ビームの断面
の長辺方向に磁場を短辺方向に電場を印加でき直交する
磁場と電場の組み合わせによって帯状のイオンビ−ムを
質量分離する複数のウィーンフィルタと、所定の質量を
持つ帯状のイオンビ−ムを通す細長い穴のあるスリット
と、スリットのさらに下流側にあって被照射物を支持す
る支持台と、ウィーンフィルタによって経路が曲げられ
た不要イオンの経路上に設けられた複数個のイオン検出
装置と、支持台をスリットの穴の短辺の方向に移動させ
る走査機構とよりなる。
は、短辺と長辺よりなる矩形状断面の帯状イオンビ−ム
を引き出すことのできるイオン源と、帯状ビームの断面
の長辺方向に磁場を短辺方向に電場を印加でき直交する
磁場と電場の組み合わせによって帯状のイオンビ−ムを
質量分離する複数のウィーンフィルタと、所定の質量を
持つ帯状のイオンビ−ムを通す細長い穴のあるスリット
と、スリットのさらに下流側にあって被照射物を支持す
る支持台と、ウィーンフィルタによって経路が曲げられ
た不要イオンの経路上に設けられた複数個のイオン検出
装置と、支持台をスリットの穴の短辺の方向に移動させ
る走査機構とよりなる。
【0017】本発明はまずイオン源において従来の装置
とは異なる。本発明のイオン源は細長い断面のビームを
発する。本発明のビームは、先述の走査方式のように丸
い断面をもつ細いビームでもなく、先述の大口径イオン
ビ−ムのように広い正方形のビームでもない。細長い断
面を持つ帯状のビームである。被照射物の直径をWとす
る。走査方式のビームはr=bの小さい円形断面のビー
ムを実効的に左右前後に走査する(b<W)。大口径非
走査ビーム方式の場合は、ビームの断面は、Q×Rであ
って、Q、Rの何れもウェファの口径Wよりも大きい
(Q>W、R>W)。本発明のイオンビ−ムはc×Dの
断面を持つが、cはウェファの直径Wより小さい。Dは
Wより大きい。c<W<Dである。だから帯状のビーム
となるのである。走査についても従来例とは異なる。左
右上下に二次元的に走査しない。かと言って全く非走査
であるのでもない。本発明は、短辺cの方向に走査し、
長辺Dの方向には走査しない。一次元的な走査を行う。
とは異なる。本発明のイオン源は細長い断面のビームを
発する。本発明のビームは、先述の走査方式のように丸
い断面をもつ細いビームでもなく、先述の大口径イオン
ビ−ムのように広い正方形のビームでもない。細長い断
面を持つ帯状のビームである。被照射物の直径をWとす
る。走査方式のビームはr=bの小さい円形断面のビー
ムを実効的に左右前後に走査する(b<W)。大口径非
走査ビーム方式の場合は、ビームの断面は、Q×Rであ
って、Q、Rの何れもウェファの口径Wよりも大きい
(Q>W、R>W)。本発明のイオンビ−ムはc×Dの
断面を持つが、cはウェファの直径Wより小さい。Dは
Wより大きい。c<W<Dである。だから帯状のビーム
となるのである。走査についても従来例とは異なる。左
右上下に二次元的に走査しない。かと言って全く非走査
であるのでもない。本発明は、短辺cの方向に走査し、
長辺Dの方向には走査しない。一次元的な走査を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】イオン源からは例えば横長形状の
イオンビ−ムが、引出電圧に比例したエネルギーを持っ
て引き出される。図1は本発明の構成の概略を示す。イ
オン源1には、イオンにするべき原料ガスを導入し、放
電によってガスをプラズマにし、引き出し電圧を加えて
プラズマ中のイオンをイオンビ−ム2として外部に引き
出す機構が設けられている。引出電極の形状に工夫があ
って、スリット状(帯状)のビームを引き出すようにな
っている。ビーム断面の長い方の辺の方向をX軸に、短
い方の辺の方向をY軸に取る。ビームの進行方向をZ軸
とする。ビームはX方向にDの、Y方向にcの長さ幅を
持つ。
イオンビ−ムが、引出電圧に比例したエネルギーを持っ
て引き出される。図1は本発明の構成の概略を示す。イ
オン源1には、イオンにするべき原料ガスを導入し、放
電によってガスをプラズマにし、引き出し電圧を加えて
プラズマ中のイオンをイオンビ−ム2として外部に引き
出す機構が設けられている。引出電極の形状に工夫があ
って、スリット状(帯状)のビームを引き出すようにな
っている。ビーム断面の長い方の辺の方向をX軸に、短
い方の辺の方向をY軸に取る。ビームの進行方向をZ軸
とする。ビームはX方向にDの、Y方向にcの長さ幅を
持つ。
【0019】ウィーンフィルタ3が帯状のイオンビ−ム
を質量の違いによって分離する。試料(被処理物)に照
射すべきイオンは直進し、その他のイオンは屈折するよ
うにする。ウィーンフィルタ3の前方には細長い穴7を
持つスリット6が設けられる。イオン源の引き出し口、
ウィーンフィルタ中心、穴7は一直線上にある。所定の
質量をもつイオンは直進して穴7を通過できる。それ以
外の質量のイオンはスリット6の板面に当たる。質量の
異なるイオンは試料に照射されないので、試料の温度が
上がるのを防ぐことができる。これが本発明の最も大き
い利点である。
を質量の違いによって分離する。試料(被処理物)に照
射すべきイオンは直進し、その他のイオンは屈折するよ
うにする。ウィーンフィルタ3の前方には細長い穴7を
持つスリット6が設けられる。イオン源の引き出し口、
ウィーンフィルタ中心、穴7は一直線上にある。所定の
質量をもつイオンは直進して穴7を通過できる。それ以
外の質量のイオンはスリット6の板面に当たる。質量の
異なるイオンは試料に照射されないので、試料の温度が
上がるのを防ぐことができる。これが本発明の最も大き
い利点である。
【0020】穴7を通過したイオンは、戴置台8の上に
固定した試料(ウェファ)9に照射される。ビームのウ
ェファ面への投影はc×Dの細長い矩形状である。D>
Wとすると、X方向のビームの広がりは十分である。そ
こでY方向に戴置台を走査する。そのための走査機構が
あるがここでは図示しない。Y方向の走査によってウェ
ファの全面にビームを注入できる。イオンビ−ム電流は
電流計20によって測定される。
固定した試料(ウェファ)9に照射される。ビームのウ
ェファ面への投影はc×Dの細長い矩形状である。D>
Wとすると、X方向のビームの広がりは十分である。そ
こでY方向に戴置台を走査する。そのための走査機構が
あるがここでは図示しない。Y方向の走査によってウェ
ファの全面にビームを注入できる。イオンビ−ム電流は
電流計20によって測定される。
【0021】スリット6の穴7の下方にファラディカッ
プ11が設置される。これは質量の異なるイオンビ−ム
を受けてその電流量を測定する。同じ原料ガスであれ
ば、所望のイオンの量は不要イオンの量に比例する。フ
ァラディカップに入るイオンビ−ム電流によって、試料
に入るイオンビ−ム電流を評価できる。
プ11が設置される。これは質量の異なるイオンビ−ム
を受けてその電流量を測定する。同じ原料ガスであれ
ば、所望のイオンの量は不要イオンの量に比例する。フ
ァラディカップに入るイオンビ−ム電流によって、試料
に入るイオンビ−ム電流を評価できる。
【0022】さらにビームの広がりの方向(X方向)に
等間隔に複数のファラディカップを設けることによっ
て、不要イオンビ−ムのX方向の分布を時事刻々知るこ
とができる。同じガスであれば必要イオンビームと不要
イオンビ−ムの量は比例するので、これによってイオン
ビ−ムの均一性を監視できる。空間的なビームの均一性
を監視し不均一であればイオン源やウィーンフィルタを
調整する。調整がうまくゆかない時はイオン注入を中止
する。
等間隔に複数のファラディカップを設けることによっ
て、不要イオンビ−ムのX方向の分布を時事刻々知るこ
とができる。同じガスであれば必要イオンビームと不要
イオンビ−ムの量は比例するので、これによってイオン
ビ−ムの均一性を監視できる。空間的なビームの均一性
を監視し不均一であればイオン源やウィーンフィルタを
調整する。調整がうまくゆかない時はイオン注入を中止
する。
【0023】
【実施例】図1に示すように、イオン源から横長形状
(c×D)のイオンビ−ムが引き出し電圧に相当するエ
ネルギーをもって引き出される。これがウィーンフィル
タ3によって質量によって異なる経路を取るように分離
される。ビームの短辺に平行に電界Eyが、長辺に平行
に磁界Bxが印加される。直交する電界と磁界の作用に
よって、所望のエネルギー、質量のイオンのみを直進さ
せる。ファラディ力FはF=q(E+v×B)によって
表される。
(c×D)のイオンビ−ムが引き出し電圧に相当するエ
ネルギーをもって引き出される。これがウィーンフィル
タ3によって質量によって異なる経路を取るように分離
される。ビームの短辺に平行に電界Eyが、長辺に平行
に磁界Bxが印加される。直交する電界と磁界の作用に
よって、所望のエネルギー、質量のイオンのみを直進さ
せる。ファラディ力FはF=q(E+v×B)によって
表される。
【0024】ウィーンフィルタの内部で磁場、電場が一
様であるという仮定をすると、ファラディ力のx成分は
0で、y成分はFy=q(Ey−wBx)となる。w=
Ey/Bxのイオンのみが、Fy=0となりウィーンフ
ィルタを直進できる。wはz方向の速度であるが、加速
エネルギーが同一であるから、質量の同じものは同じ力
を受ける。必要なイオン、例えばボロンのみが所定の速
度Ey/Bxを持つように調整しておくと、ボロンのみ
がウィーンフィルタを直進できる。
様であるという仮定をすると、ファラディ力のx成分は
0で、y成分はFy=q(Ey−wBx)となる。w=
Ey/Bxのイオンのみが、Fy=0となりウィーンフ
ィルタを直進できる。wはz方向の速度であるが、加速
エネルギーが同一であるから、質量の同じものは同じ力
を受ける。必要なイオン、例えばボロンのみが所定の速
度Ey/Bxを持つように調整しておくと、ボロンのみ
がウィーンフィルタを直進できる。
【0025】電界がビームの短辺に平行になっているか
ら、静電遮蔽が起こらない。そのかわり磁界のかかる方
向がビーム断面の長辺に平行であるから、強い磁石が必
要になる。磁極間距離が広くて、端面磁界が強いものが
用いられる。磁界の方向にビームが太いのであるが、磁
場は電界程には荷電粒子によって遮蔽されず、磁場の力
はビームの内部までに及ぶ。だから幅の広い方向に磁界
を、幅の狭い方向に電界を加えるようにする。
ら、静電遮蔽が起こらない。そのかわり磁界のかかる方
向がビーム断面の長辺に平行であるから、強い磁石が必
要になる。磁極間距離が広くて、端面磁界が強いものが
用いられる。磁界の方向にビームが太いのであるが、磁
場は電界程には荷電粒子によって遮蔽されず、磁場の力
はビームの内部までに及ぶ。だから幅の広い方向に磁界
を、幅の狭い方向に電界を加えるようにする。
【0026】例えば、ボロンイオンを注入する場合を例
として説明する。ビームのエネルギーを50keVと想
定する。例えば磁場強度Bを1kGとしよう(0.1テ
スラ)。ボロンを直進させるための電界は93326.
6V/mとなる。例えば電極のギャップを10cmとす
ると、電極間に印加するべき電圧は約9.3kVであ
る。イオンビ−ムの断面の長い方に沿って磁場を形成す
るために、ポールピースの間隔はビームの長辺よりも長
くなくてはならない。たとえば30cmの広さを取る。
それに応じて磁石も大きくなる。
として説明する。ビームのエネルギーを50keVと想
定する。例えば磁場強度Bを1kGとしよう(0.1テ
スラ)。ボロンを直進させるための電界は93326.
6V/mとなる。例えば電極のギャップを10cmとす
ると、電極間に印加するべき電圧は約9.3kVであ
る。イオンビ−ムの断面の長い方に沿って磁場を形成す
るために、ポールピースの間隔はビームの長辺よりも長
くなくてはならない。たとえば30cmの広さを取る。
それに応じて磁石も大きくなる。
【0027】このような電場磁場の組み合わせによって
ボロンを直進させる。ボロン(分子量11)を注入する
時にはジボランを原料ガスに用いるが、イオン源から出
るイオンの中で最も多い物は水素分子イオンである。し
かし水素イオンはボロンドープという目的からみると不
要なイオンである。質量分離をしないで、水素分子イオ
ンが50keVのエネルギーをもって試料に衝突する
と、それと同じだけの熱を発生する。不要イオンの為に
試料が著しく加熱されてしまう。本発明の場合はウィー
ンフィルタによる質量分離をするので、水素分子は試料
に注入されない。
ボロンを直進させる。ボロン(分子量11)を注入する
時にはジボランを原料ガスに用いるが、イオン源から出
るイオンの中で最も多い物は水素分子イオンである。し
かし水素イオンはボロンドープという目的からみると不
要なイオンである。質量分離をしないで、水素分子イオ
ンが50keVのエネルギーをもって試料に衝突する
と、それと同じだけの熱を発生する。不要イオンの為に
試料が著しく加熱されてしまう。本発明の場合はウィー
ンフィルタによる質量分離をするので、水素分子は試料
に注入されない。
【0028】図2に水素分子イオンがウィーンフィルタ
の内部でどのように偏向するかを計算した結果を示す。
横軸はウィーンフィルタの入り口からの距離z(m)で
ある。フィルタの軸方向の長さkを20cmとすると、
フィルタの出口での水素分子イオン(分子量2)の偏奇
は25mmである。ここで水素分子イオンは流れの方向
がZ軸から傾いているから、スリットにおいてはさらに
大きく偏奇する。ウィーンフィルタの中心からスリット
までの距離をLとすると、偏奇量ΔはΔ=0.025L
(m)となる。
の内部でどのように偏向するかを計算した結果を示す。
横軸はウィーンフィルタの入り口からの距離z(m)で
ある。フィルタの軸方向の長さkを20cmとすると、
フィルタの出口での水素分子イオン(分子量2)の偏奇
は25mmである。ここで水素分子イオンは流れの方向
がZ軸から傾いているから、スリットにおいてはさらに
大きく偏奇する。ウィーンフィルタの中心からスリット
までの距離をLとすると、偏奇量ΔはΔ=0.025L
(m)となる。
【0029】生産用イオン注入装置にはなによりも、高
いスループットが要求される。現在のところ、8インチ
ウェファの場合、ドーズ量が5×1015/cm2 のとき
において、毎時100枚の処理能力が要求される。つま
り1枚当たりの処理時間が36秒である。搬送の時間も
含んでいるから、イオン注入に使える時間は1枚当たり
30秒以下である。
いスループットが要求される。現在のところ、8インチ
ウェファの場合、ドーズ量が5×1015/cm2 のとき
において、毎時100枚の処理能力が要求される。つま
り1枚当たりの処理時間が36秒である。搬送の時間も
含んでいるから、イオン注入に使える時間は1枚当たり
30秒以下である。
【0030】このような高いスループットを実現するた
めに、必要な枚数のウェファを円形の戴置台に固定し、
戴置台の全体をビームの短辺の方向に平行移動する。つ
まりy方向に平行移動する。この際、イオンビ−ムの電
流量の変化に応じて並進速度を変化させる必要がある。
イオンビ−ム電流は常にモニタしているので電流値をフ
ィードバックして並進速度を制御できる。
めに、必要な枚数のウェファを円形の戴置台に固定し、
戴置台の全体をビームの短辺の方向に平行移動する。つ
まりy方向に平行移動する。この際、イオンビ−ムの電
流量の変化に応じて並進速度を変化させる必要がある。
イオンビ−ム電流は常にモニタしているので電流値をフ
ィードバックして並進速度を制御できる。
【0031】ウェファの戴置台は、ウェファを固定しウ
ェファを冷却する。ウェファには高電圧に加速されたイ
オンビ−ムが照射されその運動エネルギーが全て熱に変
わるのであるから基板が著しく加熱される。それを放置
すると、ウェファの上に形成された半導体デバイスが破
壊されたり劣化したりする。加熱を避けるために、ウェ
ファの冷却は必須である。冷却方式としては、静電吸着
力を利用した冷却装置、ガス冷却装置などがある。いず
れの冷却装置を用いても良い。何れにしても冷却能力に
は限界がある。冷却能力の限界が、スループットを規定
する。しかし本発明は不要なイオンが試料に注入されな
いのでその分の熱の注入が少ない。例を挙げて述べる。
ェファを冷却する。ウェファには高電圧に加速されたイ
オンビ−ムが照射されその運動エネルギーが全て熱に変
わるのであるから基板が著しく加熱される。それを放置
すると、ウェファの上に形成された半導体デバイスが破
壊されたり劣化したりする。加熱を避けるために、ウェ
ファの冷却は必須である。冷却方式としては、静電吸着
力を利用した冷却装置、ガス冷却装置などがある。いず
れの冷却装置を用いても良い。何れにしても冷却能力に
は限界がある。冷却能力の限界が、スループットを規定
する。しかし本発明は不要なイオンが試料に注入されな
いのでその分の熱の注入が少ない。例を挙げて述べる。
【0032】質量分離後のイオン電流Iが20mA、ビ
ームサイズRが20cm×5cm(c=50mm、D=
200mm)であるとする。これは注入面積S(ウェフ
ァの面積)が20cm×25cmであるとする。ドーズ
量Φは先述のように5×1015cm-2とする。ビームの
1辺の長さと、ウェファの一辺の長さが等しいので、必
要な注入時間Timp は単純に、Timp =qΦS/Iによ
って表される。
ームサイズRが20cm×5cm(c=50mm、D=
200mm)であるとする。これは注入面積S(ウェフ
ァの面積)が20cm×25cmであるとする。ドーズ
量Φは先述のように5×1015cm-2とする。ビームの
1辺の長さと、ウェファの一辺の長さが等しいので、必
要な注入時間Timp は単純に、Timp =qΦS/Iによ
って表される。
【0033】上のパラメータに対して1枚あたりの注入
時間はTimp =20秒となる。ウエハ注入からウェファ
注入迄に要するロスタイムを10秒と仮定する。これは
十分に実現可能な値である。すると1枚のウェファを処
理するために30秒かかり、スループットは毎時120
枚となる。十分に満足できるスループットである。イオ
ンビ−ム電流が所定の値だけ得られない場合、或いはウ
ェファ温度上昇を避けるためにイオンビ−ム電流をあま
り高くできないときは、ウェファを一度に2枚処理して
スループットを高くすることもできる。この場合はビー
ムの長手方向の寸法を約2倍にする必要がある。
時間はTimp =20秒となる。ウエハ注入からウェファ
注入迄に要するロスタイムを10秒と仮定する。これは
十分に実現可能な値である。すると1枚のウェファを処
理するために30秒かかり、スループットは毎時120
枚となる。十分に満足できるスループットである。イオ
ンビ−ム電流が所定の値だけ得られない場合、或いはウ
ェファ温度上昇を避けるためにイオンビ−ム電流をあま
り高くできないときは、ウェファを一度に2枚処理して
スループットを高くすることもできる。この場合はビー
ムの長手方向の寸法を約2倍にする必要がある。
【0034】所望の質量を持つイオンはスリット6の通
し穴7を通過する。しかしそれ以外の質量を持つイオン
は質量分離器によって偏向される。例えば水素イオンは
強く偏向される。質量分離器によって偏向されたイオン
ビ−ムは、ウェファ手前に設置されたスリット板6に衝
突する。スリット板6の手前にファラディカップ11を
設置することにより、イオンビ−ムをモニタするように
できる。図1ではファラディカップは一つしか現れない
が、実際にはX方向に複数のファラディカップが並んで
設置されている。図3にこの様子が現れる。
し穴7を通過する。しかしそれ以外の質量を持つイオン
は質量分離器によって偏向される。例えば水素イオンは
強く偏向される。質量分離器によって偏向されたイオン
ビ−ムは、ウェファ手前に設置されたスリット板6に衝
突する。スリット板6の手前にファラディカップ11を
設置することにより、イオンビ−ムをモニタするように
できる。図1ではファラディカップは一つしか現れない
が、実際にはX方向に複数のファラディカップが並んで
設置されている。図3にこの様子が現れる。
【0035】この例では4つのファラディカップ11
a、11b、11c、11dが等間隔で同じY、Z座標
をもつ直線上に並んでいる。もちろんファラディカップ
の数はもっと多くしてもよい。通し穴7を通過できなか
ったイオンビ−ムの全てがファラディカップに入るので
はない。しかし通し穴を通るイオンビ−ム量A、通し穴
を通らずファラディカップに入るイオンビ−ム量B、通
し穴を通らずファラディカップにも入らないイオンビ−
ム量Cは比例するし、その成分比も同じであるはずであ
る。知りたいのはAであるが、これをBによって検出す
ることができる。4つのファラディカップに流れる電流
をそれぞれの電流計20a、20b、20c、20dに
よって求める。これをA/D変換器21によってデジタ
ル信号に変換する。
a、11b、11c、11dが等間隔で同じY、Z座標
をもつ直線上に並んでいる。もちろんファラディカップ
の数はもっと多くしてもよい。通し穴7を通過できなか
ったイオンビ−ムの全てがファラディカップに入るので
はない。しかし通し穴を通るイオンビ−ム量A、通し穴
を通らずファラディカップに入るイオンビ−ム量B、通
し穴を通らずファラディカップにも入らないイオンビ−
ム量Cは比例するし、その成分比も同じであるはずであ
る。知りたいのはAであるが、これをBによって検出す
ることができる。4つのファラディカップに流れる電流
をそれぞれの電流計20a、20b、20c、20dに
よって求める。これをA/D変換器21によってデジタ
ル信号に変換する。
【0036】これをディスプレイ22に表示する。画面
にはそれぞれのファラディカップに入るイオンビ−ムに
比例した高さの棒グラフを例示している。これはウィー
ンフィルタを通過した細長いイオンビ−ムの長手方向
(X方向)に沿ったビーム密度に比例する。つまりこれ
は通し穴7を通過するイオンビ−ムのX方向の密度分布
を示す事になる。これによってイオンビ−ムの空間的な
均一性、不均一性を即時に知る事ができる。不要なビー
ムの量を観測するのであるから必要なイオンの照射量が
減るわけではない。オンラインでイオンビ−ムの空間的
ばらつきをモニタできるので、制御性、即時性において
極めて優れている。
にはそれぞれのファラディカップに入るイオンビ−ムに
比例した高さの棒グラフを例示している。これはウィー
ンフィルタを通過した細長いイオンビ−ムの長手方向
(X方向)に沿ったビーム密度に比例する。つまりこれ
は通し穴7を通過するイオンビ−ムのX方向の密度分布
を示す事になる。これによってイオンビ−ムの空間的な
均一性、不均一性を即時に知る事ができる。不要なビー
ムの量を観測するのであるから必要なイオンの照射量が
減るわけではない。オンラインでイオンビ−ムの空間的
ばらつきをモニタできるので、制御性、即時性において
極めて優れている。
【0037】ファラディカップはスリット板に平行な方
向に移動可能となっている。偏向され検出されるイオン
ビ−ムの種類、イオン源の加速エネルギーによってファ
ラディカップの通し穴からの距離を適当に変更する必要
がある。不要イオン(通し穴を通らない)の内最も多い
のは水素イオンであるから、水素イオンを検出するのが
最も便利であろう。その場合でもイオン源の加速エネル
ギーが違うので、ファラディカップの位置を調整しなけ
ればならない。
向に移動可能となっている。偏向され検出されるイオン
ビ−ムの種類、イオン源の加速エネルギーによってファ
ラディカップの通し穴からの距離を適当に変更する必要
がある。不要イオン(通し穴を通らない)の内最も多い
のは水素イオンであるから、水素イオンを検出するのが
最も便利であろう。その場合でもイオン源の加速エネル
ギーが違うので、ファラディカップの位置を調整しなけ
ればならない。
【0038】空間的分布を監視しており、もしもビーム
の均一性が悪くなったときは警報を出してイオン注入を
中断することができる。ビームシャッターをビームの経
路に挿入し、これを遮断することによって注入を中止す
ることもできる。しかし本発明の場合は、ウィーンフィ
ルタの条件を変更することによって、それまで注入され
ていたイオンが通し穴を通過せずスリット板に当たる
か、ファラディカップに入るかするようにできる。イオ
ンビ−ムの空間的均一性が悪くなるのはイオン源の調子
が悪いからである。イオン源のパラメータを調べ、これ
を再調整することによって均一性を改善する。その作業
が完了すれば再びイオン注入を開始する。
の均一性が悪くなったときは警報を出してイオン注入を
中断することができる。ビームシャッターをビームの経
路に挿入し、これを遮断することによって注入を中止す
ることもできる。しかし本発明の場合は、ウィーンフィ
ルタの条件を変更することによって、それまで注入され
ていたイオンが通し穴を通過せずスリット板に当たる
か、ファラディカップに入るかするようにできる。イオ
ンビ−ムの空間的均一性が悪くなるのはイオン源の調子
が悪いからである。イオン源のパラメータを調べ、これ
を再調整することによって均一性を改善する。その作業
が完了すれば再びイオン注入を開始する。
【0039】
【発明の効果】大面積のイオンビ−ムに対してウィーン
フィルタを使って質量分離を行う。このために従来の細
いイオンビ−ムを扱うイオン注入装置と同じように、不
純物を含まないイオン注入が可能になる。高品質のイオ
ン注入処理が可能になる。従来法のように質量分離をし
ないとイオン源から発生する物質が被処理物を汚染す
る。それでイオン源の電極材料や壁面材料その他の部材
の材料が限定され、しかも表面処理などを行わなければ
ならなかった。本発明の場合、イオン源の素材の自由度
が高まり、表面処理などの特別な加工が不要になる。
フィルタを使って質量分離を行う。このために従来の細
いイオンビ−ムを扱うイオン注入装置と同じように、不
純物を含まないイオン注入が可能になる。高品質のイオ
ン注入処理が可能になる。従来法のように質量分離をし
ないとイオン源から発生する物質が被処理物を汚染す
る。それでイオン源の電極材料や壁面材料その他の部材
の材料が限定され、しかも表面処理などを行わなければ
ならなかった。本発明の場合、イオン源の素材の自由度
が高まり、表面処理などの特別な加工が不要になる。
【0040】不要なイオンビ−ム、特に水素イオンビ−
ムなどが被処理物に照射されなくなる。ために対象物の
温度上昇がより少なくなる。イオンの種類、エネルギー
などにもよるが、例えば注入されるイオン電流が約半分
に減少し、被処理物に与えられる熱量も半減する。する
と冷却も容易になる。冷却機構もより簡単化される。反
対に同じ温度まで上がって良いとすれば、イオンビ−ム
電流を約2倍に上げることができる。
ムなどが被処理物に照射されなくなる。ために対象物の
温度上昇がより少なくなる。イオンの種類、エネルギー
などにもよるが、例えば注入されるイオン電流が約半分
に減少し、被処理物に与えられる熱量も半減する。する
と冷却も容易になる。冷却機構もより簡単化される。反
対に同じ温度まで上がって良いとすれば、イオンビ−ム
電流を約2倍に上げることができる。
【0041】温度上昇が抑制されるというのが本発明の
最も大きい特徴である。この点を例証するために具体的
な計算例を示す。本発明のように質量分離をする場合
と、質量分離をしない場合の温度上昇を比較する。注入
時間が同じになるように、それぞれのビームパラメータ
を調整し、ウェファの温度上昇の違いを調べた。Siに
p型不純物としてのボロンをイオン注入する場合を例と
する。水素ガスとジボランガスなどを利用するから、ボ
ロンイオンの他に水素イオンも混ざっている。質量分離
をしない場合、ボロンをドープする際、ボロンイオン以
外に水素イオンが混在しており、水素イオンも被処理物
に注入される。
最も大きい特徴である。この点を例証するために具体的
な計算例を示す。本発明のように質量分離をする場合
と、質量分離をしない場合の温度上昇を比較する。注入
時間が同じになるように、それぞれのビームパラメータ
を調整し、ウェファの温度上昇の違いを調べた。Siに
p型不純物としてのボロンをイオン注入する場合を例と
する。水素ガスとジボランガスなどを利用するから、ボ
ロンイオンの他に水素イオンも混ざっている。質量分離
をしない場合、ボロンをドープする際、ボロンイオン以
外に水素イオンが混在しており、水素イオンも被処理物
に注入される。
【0042】典型的な値としては、ボロンイオン:水素
イオン=1:1である。従ってイオンビ−ムの内約半分
が水素イオンである。水素イオンが注入されるのでウェ
ファが余計に加熱され温度が上がる。ところで、イオン
注入量(或いはドーズ量)は、実際にはボロンイオンの
注入量によって決まる。従って注入時間はボロンイオン
ビーム量によって計算しなければならない。ここで、質
量分離ありの場合と、質量分離なしの場合の違いを評価
するために、注入時間が同じになるようにしてビームパ
ラメータを調整し、ウェファ温度上昇を解析した。
イオン=1:1である。従ってイオンビ−ムの内約半分
が水素イオンである。水素イオンが注入されるのでウェ
ファが余計に加熱され温度が上がる。ところで、イオン
注入量(或いはドーズ量)は、実際にはボロンイオンの
注入量によって決まる。従って注入時間はボロンイオン
ビーム量によって計算しなければならない。ここで、質
量分離ありの場合と、質量分離なしの場合の違いを評価
するために、注入時間が同じになるようにしてビームパ
ラメータを調整し、ウェファ温度上昇を解析した。
【0043】質量分離なしのイオン源から引き出される
ビームのエネルギーが50keVであるとする。ボロン
のイオン電流密度jは30μA/cm2 とする。所望の
ボロン濃度Φが5×1015/cm2 とする。これはFE
Tのソース、ドレインを作るための普通の濃度である。
被処理物の寸法を8インチ角とする。これだけのボロン
イオンを一括ドープする。注入時間Timp は、
ビームのエネルギーが50keVであるとする。ボロン
のイオン電流密度jは30μA/cm2 とする。所望の
ボロン濃度Φが5×1015/cm2 とする。これはFE
Tのソース、ドレインを作るための普通の濃度である。
被処理物の寸法を8インチ角とする。これだけのボロン
イオンを一括ドープする。注入時間Timp は、
【0044】Timp =qΦ/j
【0045】によって与えられる。qは電荷単位(1.
6×10-19 C)である。この計算によると注入時間は
27秒である。ところが、実質的なイオン電流密度とい
う表現は、今の場合ボロンイオンのみを表している。ボ
ロンと水素が半々であるとすれば、イオン源から引き出
されるイオン電流密度は前記の密度を2倍して、60μ
A/cm2 の程度である。8インチ角であるから面積を
これに乗じて、全イオン電流は24mAであり、ボロン
の実質的な電流は12mAである。
6×10-19 C)である。この計算によると注入時間は
27秒である。ところが、実質的なイオン電流密度とい
う表現は、今の場合ボロンイオンのみを表している。ボ
ロンと水素が半々であるとすれば、イオン源から引き出
されるイオン電流密度は前記の密度を2倍して、60μ
A/cm2 の程度である。8インチ角であるから面積を
これに乗じて、全イオン電流は24mAであり、ボロン
の実質的な電流は12mAである。
【0046】ウェファに投入されるイオンビ−ムのパワ
ーPは、P=Vjであるから、3W/cm2 となる。こ
の時のウェファの温度上昇を測定した。図4にこの結果
を示す。横軸は時間、縦軸は温度である。10秒の注入
によって温度は約120℃上昇する。20秒程度で温度
上昇が飽和し、約150℃上昇する。27秒では、ほぼ
450Kつまり177℃になる。これが質量分離をしな
いときの試料の温度上昇である。
ーPは、P=Vjであるから、3W/cm2 となる。こ
の時のウェファの温度上昇を測定した。図4にこの結果
を示す。横軸は時間、縦軸は温度である。10秒の注入
によって温度は約120℃上昇する。20秒程度で温度
上昇が飽和し、約150℃上昇する。27秒では、ほぼ
450Kつまり177℃になる。これが質量分離をしな
いときの試料の温度上昇である。
【0047】本発明のように質量分離をする場合を考え
る。ウィーンフィルタを使うので、8インチ角(20c
m×20cm)の大口径ビームをそのまま使うことはで
きない。より細長い短冊型断面のビームを用いる。1辺
を共通とし、20cm×5cmの断面のイオンビ−ムを
使う事にしよう。オーバースキャンを考慮し、注入面積
は20cm×25cmとする。この条件において27秒
の注入時間を維持するとするとビーム量Iは15mAで
ある。これはI=qΦS/tによって求めた値である。
15mAというのはボロンイオン電流である。本発明で
は質量分離するのでイオン源から出た全イオン電流は3
0mAである。
る。ウィーンフィルタを使うので、8インチ角(20c
m×20cm)の大口径ビームをそのまま使うことはで
きない。より細長い短冊型断面のビームを用いる。1辺
を共通とし、20cm×5cmの断面のイオンビ−ムを
使う事にしよう。オーバースキャンを考慮し、注入面積
は20cm×25cmとする。この条件において27秒
の注入時間を維持するとするとビーム量Iは15mAで
ある。これはI=qΦS/tによって求めた値である。
15mAというのはボロンイオン電流である。本発明で
は質量分離するのでイオン源から出た全イオン電流は3
0mAである。
【0048】ウェファの単位面積当たりに投入されるイ
オンビームパワーは1.5W/cm2 である。これは前
記の質量分離しない場合の値3W/cm2 の半分であ
る。水素イオンが入らないから、それによる1.5W/
cm2 だけ減少している。所定の注入時間(27秒)
で、2往復のスキャンによって注入を完了するべきもの
とする。スキャン速度は、25×4/27=3.7cm
/sとなる。
オンビームパワーは1.5W/cm2 である。これは前
記の質量分離しない場合の値3W/cm2 の半分であ
る。水素イオンが入らないから、それによる1.5W/
cm2 だけ減少している。所定の注入時間(27秒)
で、2往復のスキャンによって注入を完了するべきもの
とする。スキャン速度は、25×4/27=3.7cm
/sとなる。
【0049】このような条件でウェファの温度変化を測
定すると図5のようになる。ある領域にビームが照射さ
れている時その温度は急上昇する。しかしビームが遠ざ
かると放熱(熱伝導と輻射)によって温度が下がる。温
度は図5のように鋸状の変動をする。これは100秒ま
での温度変化を測定したものである。この例では27秒
で所望の5×1015/cm2 のドープができるから27
秒でイオン注入を打ち切れば良い。試料の温度は初め3
80Kまで上がり、315Kまで下がる。さらに390
Kまで上がって320Kまで下がる。最終的に室温から
100℃以下の温度変化しかしない。図4の場合は温度
は単調に増大し450Kにまで到達する。本発明の場合
はそれより50℃以上低い事になる。
定すると図5のようになる。ある領域にビームが照射さ
れている時その温度は急上昇する。しかしビームが遠ざ
かると放熱(熱伝導と輻射)によって温度が下がる。温
度は図5のように鋸状の変動をする。これは100秒ま
での温度変化を測定したものである。この例では27秒
で所望の5×1015/cm2 のドープができるから27
秒でイオン注入を打ち切れば良い。試料の温度は初め3
80Kまで上がり、315Kまで下がる。さらに390
Kまで上がって320Kまで下がる。最終的に室温から
100℃以下の温度変化しかしない。図4の場合は温度
は単調に増大し450Kにまで到達する。本発明の場合
はそれより50℃以上低い事になる。
【0050】その原因は、水素イオンビ−ムを分離しこ
れが試料に入射しなくなったことである。イオンビ−ム
が約半分になるから加熱の度合いも弱くなる。もう一つ
はビームが帯状に細くて短辺の方向に走査しなければな
らず、走査のために放熱がされ易いということである。
温度上昇が少ないから素子が破壊されない。これは本発
明の優れた利点である。この例について数値を表にして
示す。
れが試料に入射しなくなったことである。イオンビ−ム
が約半分になるから加熱の度合いも弱くなる。もう一つ
はビームが帯状に細くて短辺の方向に走査しなければな
らず、走査のために放熱がされ易いということである。
温度上昇が少ないから素子が破壊されない。これは本発
明の優れた利点である。この例について数値を表にして
示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1によって、大口径のイオンビ−ムに対
して質量分離を行う本発明の優れた点が明らかになる。
試料の温度上昇が、質量分離をしないものに比較して少
なくなる。この例では水素イオンとボロンイオンの比が
1:1であるから試料に与える熱量はほぼ半分になる。
これ以外の場合でも、水素イオンなど不要なイオンの試
料への注入を防ぐ事ができるので試料の温度上昇を効果
的に抑制することができる。
して質量分離を行う本発明の優れた点が明らかになる。
試料の温度上昇が、質量分離をしないものに比較して少
なくなる。この例では水素イオンとボロンイオンの比が
1:1であるから試料に与える熱量はほぼ半分になる。
これ以外の場合でも、水素イオンなど不要なイオンの試
料への注入を防ぐ事ができるので試料の温度上昇を効果
的に抑制することができる。
【0053】エンドステーションが、従来のように回転
と並進の組合わさった運動を行う複雑な機構でなく、単
に並進機構のみで済む。これによってエンドステーショ
ンの構造を簡略化できるので、コストダウンが可能とな
る。その並進運動にしても、イオンビ−ム量にのみ追随
するだけでよいので制御が簡単になる。
と並進の組合わさった運動を行う複雑な機構でなく、単
に並進機構のみで済む。これによってエンドステーショ
ンの構造を簡略化できるので、コストダウンが可能とな
る。その並進運動にしても、イオンビ−ム量にのみ追随
するだけでよいので制御が簡単になる。
【0054】従来の機構は回転ターゲットを用い、ビー
ムを絞って試料に照射していたが、本発明はビームを収
束する必要がない。為にウェファにおけるビームの電流
密度をより小さくできる。チャージアップ抑制する事が
可能である。例えば通常の回転ターゲット方式の場合、
約0.6mA/cm2 〜1mA/cm2 の電流密度のビ
ームを照射するが、本発明の場合0.15mA/cm2
程度でよく、半分以下の電流密度で十分である。回転タ
ーゲットの場合にビームを収束させる必要があるのは、
ビームサイズが回転ターゲットの注入面積に比較して大
きい場合、注入均一性が保証されないからである。
ムを絞って試料に照射していたが、本発明はビームを収
束する必要がない。為にウェファにおけるビームの電流
密度をより小さくできる。チャージアップ抑制する事が
可能である。例えば通常の回転ターゲット方式の場合、
約0.6mA/cm2 〜1mA/cm2 の電流密度のビ
ームを照射するが、本発明の場合0.15mA/cm2
程度でよく、半分以下の電流密度で十分である。回転タ
ーゲットの場合にビームを収束させる必要があるのは、
ビームサイズが回転ターゲットの注入面積に比較して大
きい場合、注入均一性が保証されないからである。
【0055】本発明は基本的にイオンビ−ムを直進させ
る。ウィーンフィルタを用いて質量分離を行うからであ
る。直進するビームを扱うから、ビーム光学系の補正な
どを考慮する必要がない。光学系の設計が容易である。
ウィーンフィルタ内の磁場強度と電界強度がビーム存在
領域において均一であれば良い。電界の均一性を得るた
めに、例えば、電極の端に突起を付けるという事が行わ
れる。突起によって電界強度が補正され均一性が高ま
る。
る。ウィーンフィルタを用いて質量分離を行うからであ
る。直進するビームを扱うから、ビーム光学系の補正な
どを考慮する必要がない。光学系の設計が容易である。
ウィーンフィルタ内の磁場強度と電界強度がビーム存在
領域において均一であれば良い。電界の均一性を得るた
めに、例えば、電極の端に突起を付けるという事が行わ
れる。突起によって電界強度が補正され均一性が高ま
る。
【0056】またビームを短辺と長辺よりなる矩形断面
のビームとし、長い辺と磁界の方向を平行にしている。
このためにフィルタからスリットまでの距離を長く取る
必要がない。これも大きな利点である。選択されないビ
ームは電界の方向(Y方向)に曲がるから、電界の方向
に薄いと僅かな変位でビームを分離することができる。
図6にこれを示す。図6(a)、(b)のように本発明
では、ビームは偏平で電界の方向に薄く、磁場の方向に
は厚い。
のビームとし、長い辺と磁界の方向を平行にしている。
このためにフィルタからスリットまでの距離を長く取る
必要がない。これも大きな利点である。選択されないビ
ームは電界の方向(Y方向)に曲がるから、電界の方向
に薄いと僅かな変位でビームを分離することができる。
図6にこれを示す。図6(a)、(b)のように本発明
では、ビームは偏平で電界の方向に薄く、磁場の方向に
は厚い。
【0057】薄い方向にビームが質量分離するから、フ
ィルタからスリット迄の距離を短くできる。もしも反対
に、磁場の方向に薄いビームとする(図6(c)、
(d))と、ビームを分離するために、フィルタからス
リットまでの距離を長くしなければならない。ウィーン
フィルタの磁場と電場の非対称性を巧みに利用したビー
ム断面の選択である。不要イオンを単に排除するだけで
はない。これを積極的に利用し、スリット板の前にファ
ラディカップを設け、ビームの空間的均一性をモニタし
ている。ビームの不安定性を検出し直ちに対処すること
ができる。
ィルタからスリット迄の距離を短くできる。もしも反対
に、磁場の方向に薄いビームとする(図6(c)、
(d))と、ビームを分離するために、フィルタからス
リットまでの距離を長くしなければならない。ウィーン
フィルタの磁場と電場の非対称性を巧みに利用したビー
ム断面の選択である。不要イオンを単に排除するだけで
はない。これを積極的に利用し、スリット板の前にファ
ラディカップを設け、ビームの空間的均一性をモニタし
ている。ビームの不安定性を検出し直ちに対処すること
ができる。
【図1】本発明のイオン注入の概略構成図。
【図2】ウィーンフィルタの内部において水素イオンビ
−ムが描くビーム軌跡の図。横軸がフィルタ内のビーム
進行方向の距離、縦軸は水素イオンビ−ムの中心軸線か
らの変位量。
−ムが描くビーム軌跡の図。横軸がフィルタ内のビーム
進行方向の距離、縦軸は水素イオンビ−ムの中心軸線か
らの変位量。
【図3】スリット板の前に設けるファラディカップ群の
概略図。
概略図。
【図4】質量分離を行わない場合においてウェファの温
度上昇の時間的推移を示すグラフ。横軸はイオン注入の
時間、縦軸は温度。
度上昇の時間的推移を示すグラフ。横軸はイオン注入の
時間、縦軸は温度。
【図5】質量分離を行う本発明においてウェファ温度上
昇の時間的推移を示すグラフ。横軸はイオン注入の時
間、縦軸は温度。
昇の時間的推移を示すグラフ。横軸はイオン注入の時
間、縦軸は温度。
【図6】ウィーンフィルタ内のビームの方向の違いによ
って分離に必要なビームラインが異なることを説明する
ための図。
って分離に必要なビームラインが異なることを説明する
ための図。
1 イオン源 2 イオンビ−ム 3 ウィーンフィルタ 4 直進するイオンビ−ム 5 偏奇するイオンビ−ム 6 スリット板 7 イオンビ−ム通し穴 8 ウェファ戴置台 9 ウェファ 11 ファラディカップ 20 電流計 21 A/D変換器 22 ディスプレイ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の帯状のイオン引き出し口から引き
出されるイオンビ−ムに対してウィーンフィルタにより
注入するべきイオンを直進させ他のイオンは質量分離
し、分離したイオンを複数個等間隔で並んだファラディ
カップにより測定し、イオンビ−ムの均一性と照射量を
監視し、エンドステーションによって試料を保持し、イ
オンビ−ム断面の短辺方向のみにビームに対して試料を
走査し、イオン電流の値によって走査速度を制御するよ
うにしたことを特徴とするイオン注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8047944A JPH09219173A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8047944A JPH09219173A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | イオン注入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09219173A true JPH09219173A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12789484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8047944A Pending JPH09219173A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09219173A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960498B2 (en) | 2002-07-04 | 2005-11-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Doping method, doping apparatus, and control system for doping apparatus |
| US7005657B1 (en) | 2005-02-04 | 2006-02-28 | Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. | Wafer-scanning ion implanter having fast beam deflection apparatus for beam glitch recovery |
| JP2008536309A (ja) * | 2005-04-02 | 2008-09-04 | バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド | 高速イオンビーム制御を用いた固定ビームによるイオン注入処理におけるグリッチからの回復方法及び装置 |
| US7442631B2 (en) | 2005-02-10 | 2008-10-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Doping method and method of manufacturing field effect transistor |
| CN102203913A (zh) * | 2008-10-02 | 2011-09-28 | 瓦里安半导体设备公司 | 植入制程的热模组 |
| KR20160144966A (ko) * | 2014-03-03 | 2016-12-19 | 프랙스에어 테크놀로지, 인코포레이티드 | 붕소 이온 주입 동안의 이온 빔 전류 및 성능을 개선하기 위한 붕소-함유 도펀트 조성물, 시스템 및 그의 사용 방법 |
| JP2017152089A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 日新イオン機器株式会社 | イオンビーム照射装置 |
| CN120515271A (zh) * | 2025-07-25 | 2025-08-22 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种孔分布均匀的核孔膜的辐照制备方法 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8047944A patent/JPH09219173A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| TWI395249B (zh) * | 2005-02-04 | 2013-05-01 | 瓦里安半導體設備公司 | 離子佈植機與操作離子佈植機的方法 |
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| KR101245212B1 (ko) * | 2005-04-02 | 2013-03-19 | 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. | 고정 빔 이온 주입 공정에서 빠른 이온빔 제어를 이용한 글리치 복구를 위한 방법 및 장치 |
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| JP2012506132A (ja) * | 2008-10-02 | 2012-03-08 | ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド | 埋め込みプロセスの温度調整方法 |
| KR20160144966A (ko) * | 2014-03-03 | 2016-12-19 | 프랙스에어 테크놀로지, 인코포레이티드 | 붕소 이온 주입 동안의 이온 빔 전류 및 성능을 개선하기 위한 붕소-함유 도펀트 조성물, 시스템 및 그의 사용 방법 |
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| JP2017152089A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 日新イオン機器株式会社 | イオンビーム照射装置 |
| CN120515271A (zh) * | 2025-07-25 | 2025-08-22 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种孔分布均匀的核孔膜的辐照制备方法 |
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