JPH09220311A - 棋譜記録装置 - Google Patents

棋譜記録装置

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JPH09220311A
JPH09220311A JP2913296A JP2913296A JPH09220311A JP H09220311 A JPH09220311 A JP H09220311A JP 2913296 A JP2913296 A JP 2913296A JP 2913296 A JP2913296 A JP 2913296A JP H09220311 A JPH09220311 A JP H09220311A
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JP
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obstacle
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Application number
JP2913296A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kihara
均 木原
Hidefumi Matsuura
英文 松浦
Kozo Miyamoto
幸三 宮本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、早指し等において、対局者の手
等の障害物が将棋盤上にある状態で棋譜が変化した場合
でも、棋譜変化の読み取りミスが少なくなる棋譜記録装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 棋譜記録装置において、将棋盤上の駒の
画像を撮像する撮像手段1、撮像画像に基づいて、障害
物によって将棋盤が隠された無効領域を抽出する無効領
域抽出手段16、撮像画像内の無効領域以外の領域内に
おいて、駒有無の状態が変化した領域を抽出する変化領
域抽出手段16、駒有無の状態が変化した領域が抽出さ
れたときに、変化した駒の種類と位置とを特定する特定
手段16、19、および特定された駒の種類と位置とに
基づいて、一手毎に駒の変化内容を記憶装置23に記録
する記録手段19を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、将棋の対局の手
順をリアルタイムにかつ自動的に記録する棋譜記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から囲碁の碁石を認識する方法とし
て、碁盤の画像をTVカメラで取込み、2値化処理やパ
ターンマッチング等の一般的な画像処理の手法を用いて
認識する手法が開発されている(特開平4−30707
7号公報、特開平5−237213号公報参照)。
【0003】囲碁の場合には、全ての碁石においてその
形状は同じあり、碁石の色彩も白と黒の2種類しかな
く、しかも碁石は碁盤上を移動することなく新たに打た
れるか取られるかのいずれかである。このため、碁盤上
の罫線の交点に白または黒の碁石が存在するか否かを判
別することによって、碁盤上の碁石の状態変化を自動的
に把握することができる。
【0004】ところが、将棋の場合には、一手毎の状態
変化を自動的に把握しようとすると、各駒の表裏に描か
れた文字、各駒の形状および各駒の移動を認識しなけれ
ばならないため、碁石の状態変化を認識する方法をその
まま適用することはできず、一手毎の駒の状態変化を自
動的に把握する方法は未だ開発されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、棋譜を自
動的に記録することができる棋譜記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、この発明は、早指し等において、対
局者の手等の障害物が将棋盤上にある状態で棋譜が変化
した場合でも、棋譜変化の読み取りミスが少なくなる棋
譜記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による棋譜記録
装置は、将棋盤上の駒の画像を撮像する撮像手段、撮像
画像に基づいて、障害物によって将棋盤が隠された無効
領域を抽出する無効領域抽出手段、撮像画像内の無効領
域以外の領域内において、駒有無の状態が変化した領域
を抽出する変化領域抽出手段、駒有無の状態が変化した
領域が抽出されたときに、変化した駒の種類と位置とを
特定する特定手段、および特定された駒の種類と位置と
に基づいて、一手毎に駒の変化内容を記憶装置に記録す
る記録手段を備えていることを特徴とする。
【0008】無効領域抽出手段としては、たとえば、撮
像画像にエッジ抽出処理を施すことにより、将棋盤上の
升目を仕切る線、各駒に描かれた文字および障害物の輪
郭の輝度値が高く、将棋盤上の升目内部および障害物の
輪郭の内部の輝度値が低い第1画像を生成するエッジ抽
出処理手段、撮像画像と第1画像との論理和を演算し
て、将棋盤上の升目を仕切る線、各駒に描かれた文字お
よび障害物の輪郭の輝度値が第1画像の輝度値となり、
将棋盤上の升目内部および障害物の輪郭の内部の輝度値
が撮像画像の輝度値となる第2画像を生成する論理和演
算手段、障害物の領域と障害物以外の領域とが識別され
るように、第2画像に対して2値化処理を施すことによ
り、第3画像を生成する2値化処理手段、ならびに第3
画像からノイズを除去して、第4画像を生成するノイズ
除去処理手段、第4画像の各升目ごとに、升目内の画素
データに基づいて、障害物が存在しているか否かを判定
し、障害物が存在していると判定された升目を無効領域
とする無効領域判定手段を備えているものが用いられ
る。
【0009】変化領域抽出手段としては、たとえば、無
効領域以外の領域内における各升目ごとの駒の有無状態
と、一手前の各升目ごとの駒の有無状態とを比較するこ
とにより、駒有無の状態が変化した領域を抽出するもの
が用いられる。
【0010】特定手段としては、たとえば、将棋のルー
ルとパターンマッチングとに基づいて、変化した駒の種
類と位置とを特定するものが用いられる。
【0011】この発明による棋譜記録装置では、一手毎
に駒の変化状態が記憶手段に記録されるので、棋譜が自
動的に記録される。また、撮像画像内における障害物に
よって将棋盤が隠された無効領域が抽出され、無効領域
以外の有効領域内の画像に基づいて駒有無の状態が変化
した領域が抽出され、変化した駒の種類と位置とを特定
するための処理が実行されるので、早指し等において、
対局者の手等の障害物が将棋盤上にある状態で棋譜が変
化した場合でも、棋譜変化の読み取りミスが少なくな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0013】図1は、棋譜記録装置の外観を示してい
る。
【0014】棋譜記録装置は、将棋盤を撮像するCCD
カメラ1と、パーソナルコンピュータ(以下、ホストと
いう)19とを備えている。ホスト19は、棋譜画像を
表示するための内部モニタ22を備えている。また、ホ
スト19には、CCDカメラ1で撮像された画像を画像
処理するための画像処理ボード30および駒の変化内容
を一手毎に音声出力させるための音声合成ボード20が
搭載されている。画像処理ボード30には、外部モニタ
5が接続されている。音声合成ボード20には、スピー
カ21が接続されている。
【0015】図2は、棋譜記録再生装置の電気的構成を
示し、特にホスト19に搭載されている画像処理ボード
30の詳細な構成を示している。
【0016】1は、将棋盤の画像を取込むためのCCD
カメラである。CCDカメラ1は実際には1台のみ設け
られているが、図2には、説明の都合上、一手前の画像
を取り込んだCCD1aと、現在の画像を取込むCCD
1bとを区別して図示されている。図2において、2 つ
のブロックが重ね合わされて図示されている部分は、一
手前の取込み画像に対応しているものと現在の取込み画
像に対応しているものとを表している。
【0017】CCDカメラ1で撮像されたアナログの画
像信号は、A/D変換器2によってディジタルの画像信
号に変換される。
【0018】画像バス6には、フレームメモリ7、画像
処理部11および画像メモリ13が接続されている。
【0019】フレームメモリ7には、A/D変換器2に
よって得られたディジタル画像が格納される。第1のメ
モリ制御部8およびビデオ制御部9は、フレームメモリ
7への画像の書き込みを、CCDカメラ1の出力との同
期をとって制御する。フレームメモリ7に格納された画
像(以下、取込み画像という)は、D/A変換器4を介
して外部モニタ5に表示される。
【0020】画像処理部11は、フィルタ処理、論理和
演算処理、2値化処理、膨張処理、、テンプレートマッ
チング等の画像処理を行なう。
【0021】画像メモリ13には、画像処理部11によ
る各種処理結果、テンプレートマッチングに用いられる
駒のテンプレートが記憶される。画像メモリ13は、第
2のメモリ制御部14によって制御される。
【0022】CPU16は、画像処理ボード30に搭載
されている中央処理装置である。CPUバス15には、
CPU16、上述した第1および第2のメモリ制御部
8、14、フレームメモリ7、画像メモリ13および画
像処理部11の他、プロセッサEPROM18およびホ
ストインタフェース17が接続されている。
【0023】EPROM18には、CPU16のプログ
ラム、すなわち画像処理ボード30の制御プログラムが
格納されている。ホストインタフェース17は、ホスト
19側のCPUバスと画像処理ボード30のCPUバス
15との間のデータの受渡しを行なう。ホスト19に搭
載されている音声合成ボード20にはスピーカ21が接
続されている。
【0024】ホスト19は、そのプログラム、棋譜、そ
の他必要なデータを記憶する記憶装置23を備えてい
る。ホスト19は、画像処理ボード30および音声合成
ボード20に命令を出す他、ユーザインタフェース等に
関する様々な処理を行なう。
【0025】図3は、棋譜記録装置の全体的な処理手順
を示している。
【0026】まず、対局が開始される前に初期化処理が
行なわれる(ステップ1)。初期化処理においては、将
棋盤の位置決め、テンプレートの作成、照明条件の設定
等が行なわれる。
【0027】対局開始時には、ホスト19側の記憶装置
23に、対局開始時の駒の配置に応じた各駒の種類と位
置に関する情報が記憶されており、ホスト19の内部モ
ニタ22に、対局開始時の駒の配置画像が表示される。
【0028】対局が開始されると、画像が取り込まれる
(ステップ2)。そして、取り込まれた画像に基づい
て、無効領域抽出処理が行なわれる(ステップ3)。無
効領域とは、取込み画像において、対局者の手等の障害
物が存在している領域をいう。
【0029】この後、駒有無状態の変化領域の抽出処理
が行なわれる(ステップ4)。つまり、将棋盤上の無効
領域を除く領域(有効領域)において、前回の棋譜に対
して駒有無の状態が変化した領域が抽出される。
【0030】駒有無の状態が変化した領域が抽出されな
かった場合には(ステップ5でNO)、棋譜が変化して
いないと判断され、ステップ2に戻り、新たな画像が取
り込まれる。
【0031】上記ステップ4において、駒有無の状態が
変化した領域が抽出された場合には(ステップ5でYE
S)、移動駒の特定処理が行なわれる(ステップ6)。
つまり、将棋のルールおよびパターンマッチングによっ
て、移動した駒の種類が特定されるとともに移動した駒
の位置が特定される。
【0032】上記ステップ6の移動駒の特定処理で、移
動した駒の種類および位置を特定できなかった場合(駒
の移動が正当でない(ルール違反)と判定された場合を
含む)には(ステップ7でNO)、ステップ2に戻っ
て、画像が新たに取り込まれる。
【0033】上記ステップ6の移動駒の特定処理で、移
動した駒の種類と位置が特定できた場合には(ステップ
7でYES)、ホスト19内の記憶装置23に記憶され
ている棋譜内容が更新される(ステップ8)。つまり、
移動した駒が記録される。この場合の移動した駒の記録
は、その画像そのものではなく移動した駒に割り当てら
れた種類を表すコードと位置のデータであり、ホストイ
ンタフェース17を経由してホスト19側の記憶装置2
3に記憶される。
【0034】また、ホスト19の内部モニタ22に表示
されている棋譜画像が更新される(ステップ9)。つま
り、棋譜画像が変化後の駒の配置を表す画像に切り替え
られる。
【0035】また、棋譜情報がテキストに変換されて、
音声合成ボード20に送られることにより、たとえば、
「センテ(先手) ヨン(四) ヨン(四) フ
(歩)」というような、指手の内容(駒の変化内容)が
スピーカ21を介して音声出力される(ステップ1
0)。そして、ステップ2に戻って新たな画像が取り込
まれて、ステップ3以降の処理が行なわれる。
【0036】図4は、図3のステップ1の初期化処理の
詳細な手順を示している。
【0037】初期化処理においては、まず、将棋盤の位
置設定およびカメラのピント合わせが行なわれる(ステ
ップ21)。すなわち、モニタ5に映し出された画像に
基づいて、カメラ1の視野内に将棋盤が収まるように、
カメラ1の位置が調整される。また、モニタ5内におけ
る将棋盤の位置、傾き、サイズ(倍率)が調整されると
ともにピントが調整される。
【0038】次に、照明条件の設定が行なわれる(ステ
ップ22)。つまり、モニタ5に映し出された画像に基
づいて、カメラ1の絞りが調整されることにより、画面
の明るさが調整される。
【0039】次に、将棋盤の位置の教示が行なわれる
(ステップ23)。この操作は、カメラ1の視野内のど
の位置に将棋盤があるかを棋譜記録用プログラムに教示
するための操作である。具体的には、画面中の将棋盤の
領域がマウス等の入力装置によって教示される。この教
示を、自動的に行なうようにしてもよい。
【0040】次に、将棋盤のチェックが行なわれる(ス
テップ24)。つまり、将棋盤の傷、色等がチェックさ
れ、二値化処理における閾値等のパラメータの設定が行
なわれる。
【0041】次に、テンプレートデータのロードまたは
テンプレートの登録が行なわれる(ステップ25)。つ
まり、今回用いられる将棋の駒に対応するテンプレート
がホスト19側の記憶装置23に記憶されている場合に
は、記憶装置23から、画像処理ボードの画像メモリ1
3にテンプレートがロードされる。今回用いられる将棋
の駒に対応するテンプレートがホスト19側の記憶装置
23に記憶されていない場合には、駒をCCDカメラ1
によって撮像することによって、テンプレートが新規に
作成されて、画像メモリ13に格納される。
【0042】テンプレートを新規に作成する場合には、
まずカメラ1を用いて、各駒の傾きのない画像を取込
み、図5に示すような14種類の画像からなる元データ
を作成する。次に、この元データを180°回転させた
データ(相手方の駒)を作成し、元データと合わせて図
6に示すような角度0°のテンプレートとする。
【0043】さらに、この角度0°のテンプレートをア
フィン変換することにより、−30°〜+30°の範囲
で所定角度刻み(たとえば5°)のテンプレートをそれ
ぞれ作成する。このようにして、所定角度刻みの複数の
テンプレートを得る。
【0044】上記ステップ21〜25の処理が終了する
と、画像処理に使用する各種 パラメータが、画像処理
ボード側に転送され(ステップ26)、初期化処理は終
了する。
【0045】図7は、図3のステップ3の無効領域抽出
処理の詳細な手順を示している。
【0046】図8は、取込み画像の一例を示している。
この例では、取込み画像の将棋盤上に、大局者の手(障
害物)が現れている。取込み画像は、0〜255階調
(黒:0,白:255)で表されている。図8に示すよ
うに、将棋盤上の升目を仕切る線は黒であり、各駒に描
かれた文字も黒であるとする。また、取込み画像におい
て、対局者の手の輝度値は、将棋盤の地肌に対する輝度
値より低い(暗い)ものとする。
【0047】以下、図8の取込み画像を例に取って、無
効領域抽出処理手順について説明する。まず、取込み画
像に対して、ハイパスフィルタを用いてエッジ抽出処理
が行なわれる(ステップ31)。これにより、図9に示
すように、エッジ部、すなわち、将棋盤上の升目を仕切
る線、各駒に描かれた文字および手の輪郭が白に近い輝
度値であり、エッジ部以外の部分、すなわち、将棋盤上
の升目内部および手の輪郭の内部が黒に近い輝度値であ
るエッジ抽出画像(第1画像)が得られる。
【0048】次に、取込み画像と、エッジ抽出画像(第
1画像)との、論理和(OR)が演算される(ステップ
32)。つまり、各画素において、取込み画像の輝度値
とエッジ抽出画像の輝度値とのうち、輝度値の高い方が
選択される。
【0049】したがって、エッジ部(将棋盤上の升目を
仕切る線、各駒に描かれた文字および手の輪郭)の輝度
値がエッジ抽出画像の輝度値となり、エッジ部以外の部
分(将棋盤上の升目内部および手の輪郭の内部)の輝度
値が取込み画像の輝度値となる画像(第2画像)が得ら
れる。この結果、得られた画像においては、エッジ部の
輝度値をA、将棋盤上の升目内部の輝度値をB、手の輪
郭の内部の輝度値をCとすると、これらの輝度値A、
B、Cの大小関係は、A>B>Cとなる。
【0050】次に、手の領域と、他の領域とを識別でき
るように、ステップ32で得られた画像(第2画像)に
対して2値化処理が施される(ステップ33)。この
際、しきい値αとしては、輝度値Bと、輝度値Cとの中
間の値(C<α<B)が用いられる。そして、輝度値が
しきい値αより小さい画素の画素値は、たとえば、”
0”(黒)とされ、輝度値がしきい値α以上の画素の画
素値は”1”(白)とされる。つまり、手の部分の画素
値が”0”(黒)とされ、手以外の部分の画素値が”
1”(白)とされる。ただし、光の反射、影等の影響に
より、手の部分にも白のノイズが残るとともに、手以外
の部分に黒のノイズが残る。
【0051】次に、得られた2値化画像(第3画像)か
らノイズを除去するためのノイズ除去処理が行なわれる
(ステップ34)。このノイズ除去は、膨張処理によっ
て行なわれる。膨張処理は、たとえば、注目画素の近傍
8画素のうち、1画素でも画素値”1”(白)の画素が
あれば、注目画素の画素値を”1”(白)とする処理で
ある。これにより、図10に示すような2値化画像(第
4画像)が得られる。
【0052】次に、ノイズ除去後の2値化画像(第4画
像)に基づいて、無効領域判別処理が行なわれる(ステ
ップ35)。つまり、各升目ごとに、黒画素数が算出さ
れ、黒画素数が所定値以上であれば、当該升目は、無効
領域と判別される。これにより、無効領域が抽出され
る。抽出された無効領域を、図11に網掛け領域で示
す。なお、将棋盤上の無効領域以外の領域を有効領域と
いうことにする。
【0053】図12は、図3のステップ4の駒有無状態
の変化領域抽出処理の詳細な手順を示している。
【0054】まず、無効領域抽出処理のステップ31に
よって得られたエッジ抽出画像に対して、2値化処理が
行なわれる(ステップ41)。無効領域抽出処理のステ
ップ31によって得られたエッジ抽出画像では、上述し
たように、エッジ部(将棋盤上の升目を仕切る線、各駒
に描かれた文字および手の輪郭)が白に近い輝度値とな
っており、エッジ部以外の部分(将棋盤上の升目内部お
よび手の輪郭の内部)が黒に近い輝度値となっている。
そこで、ステップ41では、エッジ部の輝度値とエッジ
部以外の部分の輝度値との間の値に設定されたしきい値
を用いて、エッジ抽出画像が2値化される。得られた2
値化画像の有効領域においては、升目を仕切る線、各駒
に描かれた文字の画素値が”1”(白)となり、その他
の部分(升目内の地肌、駒の文字以外の部分)の画素値
が”0”(黒)となる。
【0055】2値化処理が行なわれると、有効領域内の
各升目ごとに、駒の有無が判別される(ステップ4
2)。つまり、得られた2値化画像の有効領域内の各升
目ごとに、白画素数が算出され、白画素数が所定値以上
であれば当該升目に駒が有ると判定され、白画素数が所
定値より少なければ当該升目に駒は無いと判定される。
【0056】駒の有無判別が終了すると、前回の棋譜と
比較して、駒の有無状態が変化した領域が抽出される
(ステップ43)。つまり、前回の棋譜に比べて、駒無
しから駒有に変化した升目または駒有から駒無に変化し
た升目が抽出される。
【0057】図13は、図3のステップ6の移動駒特定
処理およびステップ7の判定処理の詳細な手順を示して
いる。
【0058】まず、将棋のルールに基づく移動駒候補抽
出処理が行なわれる(ステップ51)。つまり、駒有無
の変化領域抽出処理によって抽出された変化領域と、将
棋のルールとに基づいて、移動駒候補の抽出処理が行な
われる。将棋のルールは、ホスト19側の記憶装置23
に記憶されている。ステップ51の処理は、ホスト19
側で行なわれる。
【0059】ところで、将棋の場合、駒の移動パターン
としては、図14、図15および図16に示すように、
次の3つのパターンがある。
【0060】パターン1:自駒のみを単に移動させる場
合(図14参照)。 パターン2:自駒を移動して相手の駒を取る場合(図1
5参照)。 パターン3:空いている升目に自分の持駒を打つ場合
(図16参照)。
【0061】パターン1の場合は、図14に示すよう
に、駒が変化する領域(変化領域)は、”駒無しから駒
有りに変化する領域”と、”駒有りから駒無しに変化す
る領域”の2か所となる。図14においては、駒無しか
ら駒有りに変化する領域には変化後の駒が通常に図示さ
れており、駒有りから駒無しに変化する領域には変化前
の駒が網掛で図示されている。
【0062】このようなパターン1に該当する場合にお
いては、駒の移動升目数、移動方向等に基づいて、移動
した駒の候補が抽出される。たとえば、図14に示すよ
うに、駒が1升だけ前方に移動した場合には、移動した
駒の候補として、歩、香車、飛車、銀将、金将および王
将が抽出される。
【0063】また、駒が斜め方向に2升以上移動した場
合には、移動した駒の候補として角行が抽出される。ま
た、駒が横方向に2升以上移動した場合には、移動した
駒の候補として飛車が抽出される。また、駒の移動位置
が、元の位置に対して前方向に2升移動しかつ横方向に
1升移動した位置であれば、移動した駒の候補として桂
馬が抽出される。
【0064】ただし、移動後の位置が成駒可能領域の場
合には、成駒となったか否かの認識が必要となる場合が
ある。この認識は、後述するパターンマッチングによっ
て行なわれる。
【0065】パターン2の場合は、図15に示すよう
に、駒が変化する領域(変化領域)は、”駒有りから駒
無しに変化する領域”と、”駒有りから駒有りに変化す
る領域”の2か所となる。パターン2に該当する場合に
も、駒の移動升目数、移動方向等に基づいて、移動した
駒の候補が抽出される。
【0066】駒の移動パターンがパターン2に該当する
ことおよび駒の移動先の位置の判定は、たとえば、次の
ようにして行なわれる。”駒有りから駒無しに変化する
領域”が存在し、かつ”駒無しから駒有りに変化する領
域”が存在しない場合に、駒の移動パターンがパターン
2に該当すると判定される。将棋のルールにより、”駒
有りから駒無しに変化した駒”が、相手駒を取りうる領
域が絞られる。そして、絞られた領域ごとに、”駒有り
から駒有りに変化した駒”がその領域に存在するか否か
が後述するパターンマッチングによって判別され、”駒
有りから駒有りに変化した駒”が存在する領域が、当該
駒の移動先領域であると判定される。
【0067】パターン3の場合には、図16に示すよう
に、駒が変化する領域(変化領域)は、”駒無しから駒
有りに変化する領域”の1か所となる。パターン3に該
当する場合において、持駒が1種類である場合には、打
たれた駒の候補として、その1つの持駒が抽出される。
持駒が2種類以上である場合には、打たれた駒の候補と
して、それらの持駒が抽出される。
【0068】将棋のルールに基づいて、移動駒(移動し
た駒、打たれた持駒を含む)の候補が抽出された場合に
は(ステップ52でYES)、パターンマッチングによ
る移動駒の特定処理が行なわれる(ステップ53)。こ
の処理は、画像処理ボード30側で行なわれる。つま
り、パターンマッチングによって、移動駒の候補から移
動駒が特定される。そして、移動駒が特定された場合に
は(ステップ54でYES)、ステップ8に進む。
【0069】ステップ51の処理において駒の移動がル
ール違反と判定されることにより、移動駒の候補が抽出
されなかった場合(ステップ52でNO)またはステッ
プ53で移動駒が特定できなかった場合には(ステップ
54でNO)、ステップ2に戻る。
【0070】無効領域が存在せずかつ駒有無の変化領域
が抽出された場合には、移動駒候補抽出処理(ステップ
51)と移動駒特定処理(ステップ53)とによって、
原則的には移動駒が特定される。
【0071】また、無効領域が存在しかつ有効領域にお
いて駒有無の変化領域が抽出された場合であって、実際
に無効領域で駒有無の変化がなかった場合にも、移動駒
候補抽出処理(ステップ51)と移動駒特定処理(ステ
ップ53)とによって、原則的には移動駒が特定され
る。したがって、早指し等において、対局者の手等の障
害物が将棋盤上にある状態で棋譜が変化した場合でも、
棋譜変化の読み取りミスが少なくなる。
【0072】なお、無効領域が存在しかつ有効領域にお
いて駒有無の変化領域が抽出された場合であっても、無
効領域で駒有無の変化が実際にあった場合には、移動駒
候補抽出処理(ステップ51)と移動駒特定処理(ステ
ップ53)とによっても、移動駒が特定されないことが
ある。このような場合には、ステップ54でNOとな
り、ステップ2に戻ることになる。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、棋譜を自動的に記録
することができる。また、早指し等において、対局者の
手等の障害物が将棋盤上にある状態で棋譜が変化した場
合でも、棋譜変化の読み取りミスが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】棋譜記録装置の外観を示す模式図である。
【図2】棋譜記録装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】棋譜記録装置の全体的な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】図3の初期化処理の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】テンプレートを作成する際の元データを示す模
式図である。
【図6】角度0°のテンプレートを示す模式図である。
【図7】図3のステップ3の無効領域抽出処理の詳細な
手順を示すフローチャートである。
【図8】取込み画像の一例を示す模式図である。
【図9】エッジ抽出画像(第1画像)を示す模式図であ
る。
【図10】取込み画像とエッジ抽出画像との論理和の演
算結果(第2画像)に対して2値化処理およびノイズ除
去処理が施され後の画像(第4画像)を示す模式図であ
る。
【図11】無効領域抽出処理によって抽出された無効領
域を示す模式図である。
【図12】図3のステップ4の駒有無状態の変化領域抽
出処理を説明するための説明図である。
【図13】図3のステップ6の移動駒特定処理およびス
テップ7の判定処理の詳細な手順を示している。
【図14】駒の移動パターン(パターン1)を示す模式
図である。
【図15】駒の移動パターン(パターン2)を示す模式
図である。
【図16】駒の移動パターン(パターン3)を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 11 画像処理部 13 画像メモリ 16 CPU 19 ホスト 23 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 将棋盤上の駒の画像を撮像する撮像手
    段、 撮像画像に基づいて、障害物によって将棋盤が隠された
    無効領域を抽出する無効領域抽出手段、 撮像画像内の無効領域以外の領域内において、駒有無の
    状態が変化した領域を抽出する変化領域抽出手段、 駒有無の状態が変化した領域が抽出されたときに、変化
    した駒の種類と位置とを特定する特定手段、および特定
    された駒の種類と位置とに基づいて、一手毎に駒の変化
    内容を記憶装置に記録する記録手段、 を備えている棋譜記録装置。
  2. 【請求項2】 無効領域抽出手段は、 撮像画像にエッジ抽出処理を施すことにより、将棋盤上
    の升目を仕切る線、各駒に描かれた文字および障害物の
    輪郭の輝度値が高く、将棋盤上の升目内部および障害物
    の輪郭の内部の輝度値が低い第1画像を生成するエッジ
    抽出処理手段、 撮像画像と第1画像との論理和を演算して、将棋盤上の
    升目を仕切る線、各駒に描かれた文字および障害物の輪
    郭の輝度値が第1画像の輝度値となり、将棋盤上の升目
    内部および障害物の輪郭の内部の輝度値が撮像画像の輝
    度値となる第2画像を生成する論理和演算手段、 障害物の領域と障害物以外の領域とが識別されるよう
    に、第2画像に対して2値化処理を施すことにより、第
    3画像を生成する2値化処理手段、ならびに第3画像か
    らノイズを除去して、第4画像を生成するノイズ除去処
    理手段、 第4画像の各升目ごとに、升目内の画素データに基づい
    て、障害物が存在しているか否かを判定し、障害物が存
    在していると判定された升目を無効領域とする無効領域
    判定手段、 を備えている請求項1に記載の棋譜記録装置。
  3. 【請求項3】 変化領域抽出手段は、無効領域以外の領
    域内における各升目ごとの駒の有無状態と、一手前の各
    升目ごとの駒の有無状態とを比較することにより、駒有
    無の状態が変化した領域を抽出するものである請求項1
    および2いずれかに記載の棋譜記録装置。
  4. 【請求項4】 特定手段は、将棋のルールとパターンマ
    ッチングとに基づいて、変化した駒の種類と位置とを特
    定するものである請求項1、2および3のいずれかに記
    載の棋譜記録装置。
JP2913296A 1996-02-16 1996-02-16 棋譜記録装置 Pending JPH09220311A (ja)

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