JPH09220734A - 転写シートと成形品と成形方法 - Google Patents

転写シートと成形品と成形方法

Info

Publication number
JPH09220734A
JPH09220734A JP8030309A JP3030996A JPH09220734A JP H09220734 A JPH09220734 A JP H09220734A JP 8030309 A JP8030309 A JP 8030309A JP 3030996 A JP3030996 A JP 3030996A JP H09220734 A JPH09220734 A JP H09220734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer sheet
base material
photocatalyst
antibacterial
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8030309A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8030309A priority Critical patent/JPH09220734A/ja
Publication of JPH09220734A publication Critical patent/JPH09220734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート基材の表面に抗菌部材または光触媒の
内いずれか一方の機能性部材を備えておき、該機能性部
材を対象物に転写する転写シートを提供する。 【解決手段】 シート基材2の表面に離形材3を塗布
し、該離形材3層に光触媒1の粉末粒子を埋設した構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌部材または光触
媒の内いずれか一方の機能性部材を備えた転写シート
と、樹脂部材またはセラミックス部材の射出成形に際
し,前記転写シートを金型のキャビティ内に装填し,軟
化部材の射出成形と同時に,成形品の表面に抗菌部材ま
たは光触媒の内いずれか一方の機能性部材を転写してな
る成形品とその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布帛または紙または金属箔または
樹脂部材等からなるシート基材、または成形品等の部材
表面に抗菌部材または光触媒の内いずれか一方の機能性
部材を配設する方法としては、例えば接着材または塗料
に機能性部材を含ませ塗布、印刷(スクリーン印刷、グ
ラビア印刷)、吹き付け、ディッピングなどのコーティ
ング手段が用いられている。
【0003】また、抗菌部材をシート基材中に混入して
なるものが特開平6−158002号公報等に提案され
ている。
【0004】さらに、樹脂部材中に予め抗菌部材を混入
しておき射出成型して成形品を得る方法が多用されてい
る。
【0005】さらに、インモールド加飾成形品用シート
としてシート基材の片面に接着層を備え、もう一方の片
面に加飾層を備えた構成が特開平7−290448公報
によって提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接着材または
塗料に機能性部材を含ませ塗布、印刷する方法は射出成
型工程で成形と同時に機能性部材を付与出来ず、別工程
で実施される。
【0007】また、抗菌部材をシート基材に混入してな
るもの、または樹脂部材中に予め抗菌部材を混入してお
き射出成型して成形品を得る方法は、シート基材の表面
または成形品の表面に露出する抗菌部材が少なく抗菌効
果が小さい。また、シート基材に混入する抗菌部材量が
多く要る。
【0008】さらに、インモールド加飾成形品用シート
の場合はシート基材と成形品との密着加工が難しく、皺
を生じたり、成形品の形状に制約を受ける。
【0009】一方、シート基材の表面に抗菌部材または
光触媒の内いずれか一方の機能性部材を備えておき、該
機能性部材を対象物に転写する転写シートは提案されて
いない。
【0010】本発明は光触媒または抗菌部材の内いずれ
か一方の機能性部材を任意形状の対象物に押圧転写また
は加熱押圧して転写できる転写シートを提供する。
【0011】また、前記転写シートを射出成型金型内に
セッティングしておき、軟化部材の射出成形により、成
形と同時に転写シートの表面に配設した機能性部材を成
形品の表面に転写または埋設する。
【0012】また、転写シートを射出成型金型内にセッ
ティングしておき,射出成形工程において転写シートの
表面に接着材に含ませて配設した機能性部材を成形品の
表面に接着材と共に1μm〜30μmの薄膜状に転写す
ることを目的とする。
【0013】本願発明により、機能性部材の抗菌作用、
窒素酸化物等の汚染物質の分解作用を効率よく発揮させ
るとともに、機能性部材の使用量を低減することを目的
とする。また、シート基材を成形品の表面に接着するこ
となく、成形工程の安定化と成形サイクルの短縮、成形
品形状の任意化を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における転写シートは、 (1)シート基材表面に離形材を塗布し、該離形材上に
機能性部材(光触媒または抗菌部材の内いずれか一方)
を備えた構成としている。 (2)シート基材表面に離形材を塗布し、更に重ねて機
能性部材と接着材の混合物を塗布した構成としている。 (3)シート基材表面に離形材層と接着材層(接着剤
層)とを順次重ねて塗布し、前記接着材層に機能性部材
を埋設した構成としている。
【0015】また、本願発明の成形品とその成形方法
は、 (1)シート基材に塗布した離形材上に機能性部材(光
触媒または抗菌部材の内いずれか一方)を備えてなる転
写シートを金型内に配置し、樹脂部材を射出成型して成
形品の表面に前記機能性部材を転写した成形品としてい
る。 (2)シート基材に塗布した離形材上に機能性部材を備
えてなる転写シートを金型内に配置し、セラミックス部
材を射出成型して成形品の表面に前記機能性部材を転写
した成形品としている。 (3)シート基材に塗布した離形材上に機能性部材を備
えてなる転写シートを金型内に配置し、樹脂部材または
セラミックス部材の内いずれか一方の部材を射出し、成
形と同時に成形品の表面に機能性部材を転写するように
した射出成形方法としている。
【0016】本願発明の上記構成において、シート基材
としては任意の樹脂部材からなるフィルムまたはシート
としてよい。例えば、厚さ寸法が3μm〜100μm,
好適には16μm〜40μm程度からなるPET(ポリ
エチレンテレフタレート)、PE(ポエチレン)、PP
(ポプロピレン)、PS(ポリスチレン)、PC(ポリ
カーボネート)、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニール、ナイロン等の内いずか一つとしている。勿論、
紙、またはAL箔などの金属薄膜、またはセロハン、ゴ
ムシート等としてよい。
【0017】シート基材に塗布する離形材としては、各
種ワックス、またはシリコン系部材、またはフッ素系部
材等を厚さ寸法0.1μm〜10μm,好適には1μm
〜3μm程度に塗布(印刷(グラビア、オフセット、ス
クリーン等)、スプレー、ディップ等)して離形層を構
成してなる。勿論、アクリル系樹脂(塗布量2g/
2)、またはアミノ系共重合体樹脂に銅スタロシアニ
ン系染料を添加した部材(塗布量10〜11g/m2
等としてよい。
【0018】機能性部材を担持する接着材(または糊
剤)としては、でんぷん(米、コーンスターチ、コンニ
ャク等)、ゼラチン、寒天、天然ゴム等の天然部材から
なるもの、ポバール(ポリビニールアルコール/PV
A)等の水溶性樹脂部材、ゴム部材(例えば天然ゴム、
ブチルゴム等)、アクリル樹脂部材、エポキシ樹脂部
材、塩化ビニール、フェノール樹脂等任意の部材を使用
してよい。
【0019】ポバールは酢酸ビニル樹脂をアルカリと反
応して作る白色の粉末で水溶性である。
【0020】他の水溶性プラスチック糊としてポリアク
リル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン等を用いてよい。
天然物から科学反応でつくる糊剤CMC(カボキシメチ
ルセルロース)やメチルセルロース等としてもよい。接
着材の塗布厚さは1μm〜30μm程度としている。
【0021】離形材上または接着部材(担体)に含ませ
る抗菌部材の形態としては粉末粒子状または液状の内何
れか一つの形態としている。
【0022】また、粉末粒子状をなす抗菌部材等の外形
寸法を約0.05ミクロンメートル〜約100ミクロン
メートルとしている。添加量は重量比0.5%〜10%
程度としている。
【0023】また、抗菌部材としてはゼオライト(抗菌
性金属イオン/銀、銅、亜鉛)、キトサン、ヨモギ、ヒ
ノキ(ヒノキチオール)、ヒバなどで構成している。
【0024】ゼオライトは銀、銅、亜鉛など殺菌力のあ
る物質を含んだ抗菌性セラミックスを前記接着材(糊
材)または塗料等の重量の数%程度の割合で混入し、成
形品等の表面に付着固定させることにより、成形品に付
着した細菌の生存環境を絶つ。なお、シート基材に塗布
した離形材上に粉末粒子状の抗菌部材を埋設しておき、
または液状の抗菌部材を塗布しておき、成形品の表面に
転写することにより抗菌効果が格段に向上することは言
うまでもない。
【0025】キトサンはカニ殻やエビ殻に多く含まれる
天然多糖で抗菌、抗カビ性を備える。粉末粒子として成
形品の表面に埋設、または接着部材に混入、または溶液
または水などに混入する割合は重量比約0.3%〜約数
%で十分で、粒径約5ミクロンメートル以下の微粉末と
している。
【0026】ヨモギはヨモギに含まれるタンニンが抗ア
レルギー、痒み止め効果を、クロロフィル(葉緑素)が
殺菌、制菌などの効果を備え、ヨモギの抽出液を含んだ
粒径約0.05ミクロンメートル〜約20ミクロンメー
トルのマイクロカプセルとして埋設、または塗布して対
象物の表面に固定すればよい。
【0027】ヒノキはヒノキに含まれるトロピロンが細
菌、カビなどを寄せ付けない防腐剤の役割を果たし、他
の抗菌部材と同様に数ミクロンメートルの粒径のマイク
ロカプセルとして用いればよい。
【0028】また、液状の抗菌部材としてはヒノキやヒ
バの精油(エッセンシャルオイル)、またはメトロニダ
ゾール、その他に、酢酸銀または硝酸銀を純水に溶解
し、該溶液にK2SO3とK2S2O3を順次添加し、
銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくとも一
つを含む溶液としている。
【0029】また、銀のチオスルファト錯体塩または銀
塩の内少なくとも一つを含水無晶形二酸化珪素に担持吸
着させ、さらにその外表面に外殻被服層を形成した抗菌
性複合体、または有機砒素のバイナジンなどを水や溶剤
に重量比約0.5%〜約10%の割合で混入させ、シー
ト基材の離形材上に印刷、スプレーなどの手段で塗布す
ればよい。また、溶剤と樹脂部材と抗菌部材とを混練し
インク(抗菌部材を含んだ接着材)として塗布、印刷す
ればよい。
【0030】上記の他に、抗菌部材としてヨードホル
ム、メトロニダゾール、銀シリカゲル系抗菌剤粒子、ジ
フェニール・エーテル系またはシリコン第4級アンモニ
ゥム塩(商品名ACP−20,TK−520)、リン酸
ジルコニゥムと酸化銀の混合物、イソチオシアン酸エス
テルを抗菌成分としサイクロデキストリンで包接した化
合物等任意に用いてよい。
【0031】光触媒としても任意の部材を用いてよい。
例えば、二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との
混合物等からなる光触媒の微粉末粒子を用いている。光
触媒の微粉末粒子を直接対象物の表面に埋設している。
勿論、上記ポバール等の各種接着材に含ませ、対象物に
転写、配設するようにしてもよい。
【0032】光触媒の粉末粒子、または光触媒を含んだ
接着材の薄膜を対象物表面に配設することにより、表面
の汚れを防いだり表面の菌を殺したり付着した臭いを取
る。
【0033】即ち、太陽や蛍光灯など300nm〜40
0nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物
(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩
素化合物等を酸化し分解する。
【0034】二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭
との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子は0.01ミ
クロンメートル〜100ミクロンメートルの外形を有す
る。
【0035】また、接着材に含ませる割合は0.1重量
%〜30重量%程度とすればよい。塗布膜厚については
使用目的に応じ任意に実施すればよい。例えば数ミクロ
ンメートル〜100ミクロンメートルの膜厚に塗布すれ
ばよい。スクリーンまたはグラビア印刷等の場合、数ミ
クロンメートル〜20ミクロンメートル程度が好適であ
る。
【0036】光触媒の構成としては例えば特開平4−4
5853号公報などが提案されている。ここでは、還元
性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性
成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水
性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光
触媒を構成している。
【0037】具体例としては、銅,水銀等の炭酸ガスの
還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラ
ック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の
水の酸化酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸
化チタン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに
接触させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合
を妨げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるの
で、触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触
媒を得る。
【0038】また、チタンのアルコキシド化合物を等モ
ルのエタノール等に溶解させ、塩酸等を加えて加水分解
する。得られたチタン化合物は粘結剤なしで任意の形状
に形成できる。
【0039】なお、二酸化チタンはアナターゼ型のもの
が好ましいが、銅、銀、白金、その他の金属でメタライ
ズされたルチル型二酸化チタンとしてもよい。また、W
O↓2,Cds,SrTiO↓2,MoS↓2のような
半導体で光触媒を形成するようにしてもよい。
【0040】本願発明は上記した構成によって、機能性
部材を容易に任意の対象物に転写てきる。また、射出成
形過程で成形と同時に成形品の表面に機能性部材または
機能性部材を含んだ接着材を配設できる。
【0041】その結果、抗菌部材はカビや細菌の繁殖を
防止し、光触媒は大気中または成形品の表面に付着した
汚染物質を分解し、健康で快適な生活を可能にする。ま
た、院内感染等も低減できる。
【0042】さらに、機能性部材の使用量を低減でき
る。また、シート基材を成形品の表面に接着せず皺の発
生などが無いので成形工程の安定化と成形サイクルの短
縮、成形品形状の任意化を図れる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、シート基材表面に離形材を塗布し、該離形材上に光
触媒を備えたことを特徴とする転写シートとしたもので
あり、光触媒を容易に任意の対象物に転写てきる。ま
た、射出成形過程で成形品の表面に光触媒を容易に転写
できるという作用を有する。
【0044】請求項2に記載の発明は、光触媒を二酸化
チタンまたは二酸化チタンと活性炭との混合物からなる
粉末粒子状としたことを特徴とする請求項1記載の転写
シートとしたものであり、光触媒を容易に任意の対象物
に転写てきる。また、射出成形過程で成形品の表面に光
触媒を容易に転写できるという作用を有する。
【0045】請求項3に記載の発明は、粉末粒子状をな
す光触媒の外形寸法を0.01ミクロンメートル〜10
0ミクロンメートルとしたことを特徴とする請求項2記
載の転写シートとしたものであり、光触媒を容易に任意
の対象物に転写てきる。また、射出成形過程で成形品の
表面に光触媒を容易に転写できるという作用を有する。
【0046】請求項4に記載の発明は、シート基材表面
に離形材を塗布し、該離形材に光触媒を埋設したことを
特徴とする転写シートとしたものであり、光触媒の分解
作用を向上させ、光触媒の使用量を削減できるという作
用を有する。
【0047】請求項5に記載の発明は、シート基材表面
に離形材を塗布し、更に重ねて光触媒を印刷したことを
特徴とする転写シートとしたものであり、光触媒を容易
に任意の対象物に転写てきるという作用を有する。
【0048】請求項6に記載の発明は、シート基材表面
に離形材を塗布し、更に重ねて光触媒と接着材の混合物
を塗布したことを特徴とする転写シートとしたものであ
り、光触媒を含んだ接着材を容易に任意の対象物に転写
てきるという作用を有する。
【0049】請求項7に記載の発明は、接着材をポリビ
ニールアルコール、またはでんぷん、またはアクリルエ
マルジョンと水の混合物、またはゴム、または塩化ビニ
ール、またはフェノール樹脂の内いずれか一つとしたこ
とを特徴とする請求項6記載の転写シートとしたもので
あり、光触媒を含んだ接着材を容易に任意の対象物に転
写てきるという作用を有する。
【0050】請求項8に記載の発明は、シート基材表面
に離形材層と接着材層とを順次重ねて塗布し、前記接着
材層に光触媒を埋設したことを特徴とする転写シートと
したものであり、光触媒を含んだ接着材を容易に任意の
対象物に転写てきるという作用を有する。
【0051】請求項9に記載の発明は、シート基材に塗
布した離形材上に光触媒を備えてなる転写シートを金型
内に配置し、樹脂部材を射出成型して成形品の表面に前
記光触媒を転写したことを特徴とする樹脂成形品とした
ものであり、光触媒を成形過程で容易に成形品の表面に
配設てきる。また、成形品の形状に制約を受けることが
ない。また、光触媒の使用量を軽減できるという作用を
有する。
【0052】請求項10に記載の発明は、シート基材に
塗布した離形材上に光触媒を備えてなる転写シートを金
型内に配置し、セラミックス部材を射出成型して成形品
の表面に前記光触媒を転写したことを特徴とするセラミ
ックス成形品としたものであり、光触媒を成形過程で容
易に成形品の表面に配設てきる。また、成形品の形状に
制約を受けることがない。また、光触媒の使用量を軽減
できるという作用を有する。
【0053】請求項11に記載の発明は、シート基材に
塗布した離形材上に光触媒を備えてなる転写シートを金
型内に配置し、樹脂部材またはセラミックス部材の内い
ずれか一方の部材を射出し、成形と同時に成形品の表面
に前記光触媒を転写するようにしたことを特徴とする射
出成形方法としたものであり、光触媒を成形過程で容易
に成形品の表面に配設てきる。また、成形品の形状に制
約を受けることがない。また、光触媒の使用量を軽減で
きるという作用を有する。
【0054】請求項12に記載の発明は、シート基材表
面に離形材を塗布し、該離形材上に抗菌部材を備えたこ
とを特徴とする転写シートとしたものであり、抗菌部材
を容易に任意の対象物に転写てきる。また、射出成形過
程で成形品の表面に抗菌部材を容易に転写できるという
作用を有する。
【0055】請求項13に記載の発明は、抗菌部材を下
記の イ)酢酸銀または硝酸銀を純水に溶解し、該溶液にK2
SO3とK2S2O3を順次添加し、銀のチオスルファ
ト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含む溶液、 ロ)銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくと
も一つを含水無晶形二酸化珪素に担持吸着させ、さらに
その外表面に外殻被服層を形成した抗菌性複合体、 ハ)抗菌性ゼオライト、 ニ)有機砒素系のバイナジン、 ホ)キトサン ヘ)ヨモギ ト)ヒノキ チ)ヒバ リ)ヨードホルム ヌ)メトロニダゾール オ)銀シリカゲル系抗菌剤粒子 ワ)ジフェニール・エーテル系またはシリコン第4級ア
ンモニゥム塩 カ)リン酸ジルコニゥムと酸化銀の混合物 チ)イソチオシアン酸エステルを抗菌成分としサイクロ
デキストリンで包接した化合物 の内何れか一つの部材としたことを特徴とする請求項1
2記載の転写シートとしたものであり、抗菌部材を容易
に任意の対象物に転写てきる。また、射出成形過程で成
形品の表面に抗菌部材を容易に転写できるという作用を
有する。
【0056】請求項14に記載の発明は、粉末粒子状を
なす抗菌部材の外形寸法を0.05ミクロンメートル〜
100ミクロンメートルとしたことを特徴とする請求項
12記載の転写シートとしたものであり、抗菌部材を容
易に任意の対象物に転写てきる。また、射出成形過程で
成形品の表面に抗菌部材を容易に転写できるという作用
を有する。
【0057】請求項15に記載の発明は、シート基材表
面に離形材を塗布し、該離形材に抗菌部材を埋設したこ
とを特徴とする転写シートとしたもので、抗菌部材の分
解作用を向上させ、抗菌部材の使用量を削減できるとい
う作用を有する。
【0058】請求項16に記載の発明は、シート基材表
面に離形材を塗布し、更に重ねて抗菌部材を印刷したこ
とを特徴とする転写シートとしたものであり、抗菌部材
を容易に任意の対象物に転写てきるという作用を有す
る。
【0059】請求項17に記載の発明は、シート基材表
面に離形材を塗布し、更に重ねて抗菌部材と接着材の混
合物を塗布したことを特徴とする転写シートとしたもの
であり、抗菌部材を含んだ接着剤を容易に任意の対象物
に転写てきるという作用を有する。
【0060】請求項18に記載の発明は、接着材をポリ
ビニールアルコール、またはでんぷん、またはアクリル
エマルジョンと水の混合物、またはゴム、または塩化ビ
ニール、またはフェノール樹脂の内いずれか一つとした
ことを特徴とする請求項16記載の転写シートとしたも
のであり、抗菌部材を含んだ接着剤を容易に任意の対象
物に転写てきるという作用を有する。
【0061】請求項19に記載の発明は、シート基材表
面に離形材層と接着材層とを順次重ねて塗布し、前記接
着材層に抗菌部材を埋設したことを特徴とする転写シー
トとしたものであり、抗菌部材を含んだ接着剤を容易に
任意の対象物に転写てきるという作用を有する。
【0062】請求項20に記載の発明は、シート基材に
塗布した離形材上に抗菌部材を備えてなる転写シートを
金型内に配置し、樹脂部材を射出成型して成形品の表面
に前記抗菌部材を転写したことを特徴とする樹脂成形品
としたものであり、抗菌部材を成形過程で容易に成形品
の表面に配設てきる。また、成形品の形状に制約を受け
ることがない。また、抗菌部材の使用量を軽減できると
いう作用を有する。
【0063】請求項21に記載の発明は、シート基材に
塗布した離形材上に抗菌部材を備えてなる転写シートを
金型内に配置し、セラミックス部材を射出成型して成形
品の表面に前記抗菌部材を転写したことを特徴とするセ
ラミックス成形品としたものであり、抗菌部材を成形過
程で容易に成形品の表面に配設てきる。また、成形品の
形状に制約を受けることがない。また、抗菌部材の使用
量を軽減できるという作用を有する。
【0064】請求項22に記載の発明は、シート基材に
塗布した離形材上に抗菌部材を備えてなる転写シートを
金型内に配置し、樹脂部材またはセラミックス部材の内
いずれか一方の部材を射出し、成形と同時に成形品の表
面に前記抗菌部材を転写するようにしたことを特徴とす
る射出成形方法としたものであり、抗菌部材を成形過程
で容易に成形品の表面に配設てきる。また、成形品の形
状に制約を受けることがない。また、抗菌部材の使用量
を軽減できるという作用を有する。
【0065】以下本発明の実施の形態における転写シー
トを、図1から図3までを用いて説明する。
【0066】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における転写シート10の要部拡大断面図とその製
造方法の一例を示す概念図である。
【0067】図1に示す様に、シート基材が巻回された
送り出しローラ20からシート基材2が繰り出され、機
能性部材1(光触媒または抗菌部材の内いずれか一方)
の粉末粒子が接着された後、転写シート10の巻き取り
ローラ21により巻取られる。そして、この送り出しロ
ーラ20と巻き取りローラ21との間に、離形材3を貯
留した離形材貯留タンク23と,該タンク23の底部か
ら供給された離形材3をシート基材2上に塗布する離形
材塗布ローラ24と,機能性部材1を貯留しシート基材
2上に散布するホッパ25と,このホッパ25の後工程
に位置しシート基材2および機能性部材1を所定の押圧
力で挟持する一対の加圧ローラ26とが配設されてい
る。
【0068】本実施の形態においては、先ず、16μm
〜40μm厚さのPETからなるシート基材2が送り出
しローラ20から繰り出されて巻取りローラ21に向け
て移動する。その途中で、離形材貯留タンク23から供
給される離形材3、例えば、シリコン系部材がローラ2
4によりシート基材2の片側表面に塗布される。離形材
3の塗布膜厚は1μm〜5μmとしている。
【0069】その後、この離形材3層の上にホッパ25
から機能性部材1、例えば、二酸化チタンまたは二酸化
チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の粉末粒子
(粒子外形1μm〜10μm)が落下供給され、図1の
円内に拡大して示す様に、離形材3層の上に機能性部材
1が載置された状態となる。
【0070】その後、加圧ローラ26により所定に押圧
されることによって、図1の円内拡大図に示す様に、機
能性部材1の少なくとも一部(図1の実施の形態では粉
末粒子の下半分)が離形材3内に埋設される。
【0071】この様にして機能性部材1が埋め込まれた
離形材3層が固化し、機能性部材1がシート基材2上に
固定され、転写シート10が製造される。その後、この
転写シート10は巻取りローラ21に巻取られる。
【0072】なお、上記実施の形態において、機能性部
材1の外形寸法と離形材3層の塗布厚さ寸法ならびに埋
設する深さ寸法の相互関係は、構成部材の種類や目的に
応じて任意に実施してよいことは言うまでもない。
【0073】また、機能性部材を離形材材上に散布する
量は任意であるが、シート基材表面を均一にくまなく覆
う程度としてよいことは言うまでもない。
【0074】上記転写シートの機能性部材を対象物の表
面に転写する場合、まず、機能性部材を配設した側を対
象物に重ねる。次に、シート基材側より加熱しながら押
圧し、機能性部材を対象物の表面に埋設する、または転
写すればよい。転写により機能性部材の表面が仮に離形
材で覆われたとしても、抗菌部材は効力を発揮する。
【0075】即ち、抗菌部材の場合は離形材内に侵入し
てきた細菌を死滅させ繁殖を防止する。
【0076】勿論、光触媒も同様に機能を発揮する。そ
れは、300nm〜400nmの近紫外線が照射される
ことにより、機能性部材を覆う離形材が分解され機能性
部材が露出される理由による。
【0077】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における転写シートの要部断面図を示す。この場合
は、シート基材表面に離形材層と接着材層とを順次重ね
て塗布し、最上層の接着材層に抗菌部材を埋設したこと
を特徴とする転写シートとしたものである。
【0078】転写シート100の構成手順は、まず、シ
ート基材2の片側表面に離形材3層を図1の場合と同様
に構成する。
【0079】次に、離形材3層に重ねて接着剤(担体)
4層を設ける。次に、機能性部材1の粉末粒子を散布
し、所定に押圧して機能性部材1の少なくとも一部(図
2の場合、機能性部材1の下半分)を接着剤(担体)4
層に埋設した構成としている。
【0080】この実施の形態2において、機能性部材
1、シート基材2、離形材3を構成する部材の種類また
は板厚寸法または塗布厚さ等は実施の形態1と同様に実
施すればよい。
【0081】接着剤(担体)4としては、でんぷん、ま
たは水溶性のポバールなど任意の部材を1μm〜5μm
の厚さ寸法に塗布または印刷している。この様にして、
機能性部材1の粉末粒子が埋め込まれた接着剤(担体)
4が固化すると、機能性部材1が離形材層を介しシート
基材2上に固定される。
【0082】上記転写シートの機能性部材を対象物の表
面に転写する場合、まず、機能性部材を配設した側を対
象物に重ねる。次に、シート基材側より加熱しながら押
圧し、機能性部材を対象物の表面に埋設する、または転
写すればよい。
【0083】この場合、 機能性部材は接着剤(担体)
と共に転写される。しかし、前記のご とく抗菌部材の
場合は接着剤内に侵入してきた細菌を死滅させ繁殖を防
止する。また、光触媒の場合は有機物からなる接着剤
(担体)は近紫外線を受けた光触媒により分解され機能
性部材が露出する。
【0084】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における転写シートの要部断面図を示す。この場合
は、シート基材表面に離形材を塗布し、更に重ねて抗菌
部材と接着材の混合物を塗布したことを特徴とする転写
シートとしたものであり、抗菌部材を含んだ接着剤を容
易に任意の対象物に転写てきるという作用を有する。
【0085】この実施の形態3において、機能性部材
1、シート基材2、離形材3を構成する部材の種類また
は板厚寸法または塗布厚さ等は実施の形態1と同様に実
施すればよい。
【0086】機能性部材1の粉末粒子を含む(混合す
る)接着剤(担体)50としては、でんぷん、または水
溶性のポバールなど任意の部材を用いればよい。該接着
剤(担体)50に含ませる機能性部材、たとえば抗菌部
材の粉末粒子の量は接着剤に対し重量比約0.5%〜約
10%の割合で混入している。また、光触媒の粉末粒子
の場合も重量比約0.5%〜約20%の割合で混入して
いる。機能性部材を含んだ接着剤50の塗布または印刷
厚さは1μm〜30μmとしている。
【0087】この様にして、機能性部材1の粉末粒子を
含んだ接着剤(担体)4が固化すると、機能性部材1が
離形材層を介しシート基材2上に固定される。
【0088】上記転写シートの機能性部材を対象物の表
面に転写する場合、まず、機能性部材を配設した側を対
象物に重ねる。次に、シート基材側より加熱しながら押
圧し、機能性部材を対象物の表面に転写すればよい。
【0089】この場合、機能性部材は接着剤(担体)と
共に転写される。しかし、前記のごとく抗菌部材の場合
は接着剤内に侵入してきた細菌を死滅させ繁殖を防止す
る。また、光触媒の場合は有機物からなる接着剤(担
体)は近紫外線を受けた光触媒により分解され機能性部
材が露出する。
【0090】次に、本発明の実施の形態における、機能
性部材を表面に備えた成形品とその成形方法について図
4から図7を用いて説明する。
【0091】(実施の形態4)図4は機能性部材を表面
に備えた成形品の製造方法のフローチャートを示す。
【0092】図5は射出成形同時転写装置の概念を示す
要部断面図。図6は機能性部材を表面に備えた成形品の
斜視図、図7は図6を切断線A−Aで切断した断面図を
示す。
【0093】実施の形態4における機能性部材を表面に
備えた成形品とその成形方法は、前記実施の形態1〜実
施の形態3で述べた転写シートを用いる構成としてい
る。下記の説明では図2に示す転写シート100を代表
して記載している。
【0094】図4の製造フローチャートに示す様に、軟
化(溶融)した部材を射出成形する金型内に転写シート
を所定に配置する。次に、金型を閉じ樹脂部材またはセ
ラミックス部材の内いずれか一方を射出し成形する。こ
の成形工程で転写シートの表面に配設した機能性部材
(光触媒または抗菌部材の内いずれか一方)は成形品の
表面に転写、固定される。この後、成形品からシート基
材を剥離することにより成形品が完成する。
【0095】図5において、通気孔を有する雌金型11
と,射出孔を有する雄金型12との間に転写シート10
0が、供給ロール31から送りロール32を経て連続的
に供給され、成形後の転写シート100は巻取りロール
33に巻取られる。
【0096】転写シート100には位置決め用センサマ
ーク(線分、直線、十字等(図示せず))が設けられて
おり、このセンサマークを光電管等の位置決めセンサ3
4が検知して転写シート100は雌金型11に対して所
望の位置に配置される。
【0097】なお、図示はしないが、センサマークと位
置決めセンサにより、転写シートを送り方向に対して平
行方向以外に、必要に応じて直角方向にも位置合せす
る。
【0098】勿論、転写シートと雌金型との位置合わせ
が必要無い場合は、位置決めセンサとセンサマークは不
要である。
【0099】なお、通常、雌金型11は凹なるキャビテ
ィ面を有している為に雌型と呼ぶ。雄金型12は凸なる
キャビティ面を有している為に雄型と呼ぶ。しかし、必
ずしも雌金型11が凹、雄金型12が凸、なるキャビテ
ィ面を有す必要は無く、逆の場合も有りえる。要は、雌
金型11が少なくとも転写シート成形用の通気孔を有
し、雄金型12が少なくとも溶融樹脂を金型内に導入す
る射出孔を備えていればよい。
【0100】射出成形同時転写装置に装填される熱盤3
6(加熱装置)は熱盤面と転写シートの間に部分的に加
熱調整材を配置した構成とするものである。
【0101】上記熱盤36を用いて転写シート100を
加熱するには、転写シート100をクランプ35で雌金
型11に固定し、熱盤の加熱面が転写シートに対面しか
つ非接触となる位置に熱盤を配置することで、転写シー
トを所望に加熱し軟化させる。
【0102】熱盤を、その加熱面が転写シートに対して
非接触に配置するには、熱盤を支持する可動支持具42
が熱盤の重量等を配慮した十分な剛性が有れば、可動支
持具によって熱盤を転写シートに対して所定の対面する
位置に配置するのみで、転写シートと熱盤とを所定の距
離だけ隔てた位置に配置できる。
【0103】その後、雌金型11に設けられた真空源
(図示せず。)に接続された通気孔13により雌金型1
1のキャビティ空間の脱気を行い、空気圧によって転写
シート100を雌金型11のキャビティ面に沿って密着
させることで、転写シート100の成形が行われる。こ
の時、必要に応じて熱盤側からも圧空吹き出しを併用し
て転写シートの雌金型11への成形を行ってもよい。
【0104】転写シート成形後は、型閉めし、溶融樹脂
を金型内に射出する。なお、熱盤36はエアーシリンダ
または油圧シリンダ等の駆動手段によって型閉め時には
上方に移動し金型間から対比する。かくして、熱盤を備
えた射出成形同時転写装置を用いることによって目的と
する機能性部材を表面に備えた成形品が得られる。
【0105】なお、熱盤36は成形品の凹凸形状に応じ
て、例えば摂氏60度〜180度の範囲に転写シート1
00を加熱する。本願発明の実施の形態4においては摂
氏70度に加熱する。
【0106】次に、射出成形同時転写の動作について説
明する。まず、転写シート100の送り装置を用いて位
置決めセンサで位置決めマークを読み取って、ロール上
の転写シートを送りロール32から雌雄金型間に所定ピ
ッチだけ供給して所望の位置に停止させる。
【0107】なお、転写シート100は機能性部材(光
触媒または抗菌部材の内いずれか一方)を備えた面が射
出孔14を有する雄金型12に対面するごとく配置す
る。
【0108】次に、所定温度に昇温した熱盤36を雌金
型11に押圧し、転写シート100を雌金型11と熱盤
36とで挟持し、非接触で転写シート100を10秒間
加熱する。転写シート100は約摂氏70度となる。次
いで、雌金型11により転写シート100を真空成形す
る。
【0109】その後、熱盤36を金型間から退避させ、
型閉め、続いて軟化(溶融)した樹脂部材またはセラミ
ックス部材の内いずれか一方を射出して成形を行う。さ
らに、得られた成形品から転写シートのシート基材2を
剥離し、機能性部材が表面に転写された成形品を得る。
【0110】上記構成により機能性部材を表面に備えた
成形品の斜視図を図6に示す。また、図6を切断線A−
Aで切断した断面図を図7に示す。
【0111】なお、上記実施の形態1〜実施の形態4に
おいて、抗菌部材としては前述のごとく、液状または粉
末粒子状の任意の抗菌部材を用いてよい。例えば、抗菌
部材の外形寸法を0.1ミクロンメートル〜100ミク
ロンメートルとし、人体に無害の抗菌性ゼオライト、ま
たはキトサン、またはヨモギ、ヒノキ、ヒバ、イソチオ
シアン酸エステル、メトロニダゾール、リン酸ジルコニ
ゥムと酸化銀の混合物、またはジフェニール・エーテル
系、またはシリコン第4級アンモニゥム塩等の内いずれ
か一つを用いるのが好適である。
【0112】さらに、射出する樹脂部材としてはPS、
ABS、PP、PC、アクリル樹脂、塩化ビニール、ポ
リアミド樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ樹脂等任意の
樹脂部材を用いてよい。勿論、生分解プラスチックとし
てもよい。例えば、グルテン等の変性蛋白質部材、変性
蛋白質部材と紙または紙を構成するセルロースとを混練
した部材、寒天部材、ジャガイモのでんぷんを水で練っ
た部材、天然高分子ノバモント(商品名マタービー/日
本合成科学工業)、微生物産性ポリエステル系ICI
(商品名バイオポール/ICIジャパン)、化学合成法
脂肪族系ポリエステル(商品名ビオノーレ/昭和高分
子)など任意に用いてよい。
【0113】射出成型するセラミックス部材もアルミナ
(Al↓2O↓3)、窒化珪素(Si↓3N↓4)、ス
テアタイト、フォルステライト、ジルコニア、フェライ
ト、ベリリア、マグネシア等任意の部材を用いてよい。
【0114】
【発明の効果】以上のように本発明における転写シート
は任意形状の対象物表面に容易に機能性部材(光触媒ま
たは請う部材の内いずれか一方)を転写し配設できる。
また、金型内に配置し、射出成形同時転写により機能性
部材を成形品の表面に配設できる。さらに、機能性部材
の使用量を低減できる。
【0115】さらに、機能性部材を表面に備えた成形品
等は細菌の繁殖を防止したり、大気中または表面に付着
した悪臭や汚染物質たとえば有機物や窒素酸化物などを
酸化して分解し特別の装置や人手を用いる事なく除去で
きる。その結果、健康で快適な生活を可能にする。ま
た、院内感染も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における転写シート10
の要部拡大断面図とその製造方法の一例を示す概念図
【図2】本発明の実施の形態2における転写シートの要
部断面図
【図3】本発明の実施の形態3における転写シートの要
部断面図
【図4】本発明の実施の形態4における成形品の製造方
法のフローチャート
【図5】本発明の実施の形態4における射出成形同時転
写装置の概念を示す要部断面図
【図6】機能性部材を表面に備えた成形品の斜視図
【図7】図6を切断線A−Aで切断した断面図
【符号の説明】
1 機能性部材(光触媒または抗菌部材) 2 シート基材 3 離形材 4,50 接着剤(担体) 10,100,200 転写シート 11 雌型 12 雄型 13 通気孔 14 射出孔 20 送り出しローラ 21 巻取りローラ 23 タンク 24 塗布ローラ 25 ホッパ 26 加圧ローラ 31 供給ロール 32 送りロール 33 巻取ロール 34 位置決めセンサ 35 クランプ 36 熱盤

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート基材表面に離形材を塗布し、該離
    形材上に光触媒を備えたことを特徴とする転写シート。
  2. 【請求項2】 光触媒を二酸化チタンまたは二酸化チタ
    ンと活性炭との混合物からなる粉末粒子状としたことを
    特徴とする請求項1記載の転写シート。
  3. 【請求項3】 粉末粒子状をなす光触媒の外形寸法を
    0.01ミクロンメートル〜100ミクロンメートルと
    したことを特徴とする請求項2記載の転写シート。
  4. 【請求項4】 シート基材表面に離形材を塗布し、該離
    形材に光触媒を埋設したことを特徴とする転写シート。
  5. 【請求項5】 シート基材表面に離形材を塗布し、更に
    重ねて光触媒を印刷したことを特徴とする転写シート。
  6. 【請求項6】 シート基材表面に離形材を塗布し、更に
    重ねて光触媒と接着材の混合物を塗布したことを特徴と
    する転写シート。
  7. 【請求項7】 接着材をポリビニールアルコール、また
    はでんぷん、またはアクリルエマルジョンと水の混合
    物、またはゴム、または塩化ビニール、またはフェノー
    ル樹脂の内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項
    6記載の転写シート。
  8. 【請求項8】 シート基材表面に離形材層と接着材層と
    を順次重ねて塗布し、前記接着材層に光触媒を埋設した
    ことを特徴とする転写シート。
  9. 【請求項9】 シート基材に塗布した離形材上に光触媒
    を備えてなる転写シートを金型内に配置し、樹脂部材を
    射出成型して成形品の表面に前記光触媒を転写したこと
    を特徴とする樹脂成形品。
  10. 【請求項10】 シート基材に塗布した離形材上に光触
    媒を備えてなる転写シートを金型内に配置し、セラミッ
    クス部材を射出成型して成形品の表面に前記光触媒を転
    写したことを特徴とするセラミックス成形品。
  11. 【請求項11】 シート基材に塗布した離形材上に光触
    媒を備えてなる転写シートを金型内に配置し、樹脂部材
    またはセラミックス部材の内いずれか一方の部材を射出
    し、成形と同時に成形品の表面に前記光触媒を転写する
    ようにしたことを特徴とする射出成形方法。
  12. 【請求項12】 シート基材表面に離形材を塗布し、該
    離形材上に抗菌部材を備えたことを特徴とする転写シー
    ト。
  13. 【請求項13】 抗菌部材を下記の イ)酢酸銀または硝酸銀を純水に溶解し、該溶液にK2
    SO3とK2S2O3を順次添加し、銀のチオスルファ
    ト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含む溶液、 ロ)銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくと
    も一つを含水無晶形二酸化珪素に担持吸着させ、さらに
    その外表面に外殻被服層を形成した抗菌性複合体、 ハ)抗菌性ゼオライト、 ニ)有機砒素系のバイナジン、 ホ)キトサン ヘ)ヨモギ ト)ヒノキ チ)ヒバ リ)ヨードホルム ヌ)メトロニダゾール オ)銀シリカゲル系抗菌剤粒子 ワ)ジフェニール・エーテル系またはシリコン第4級ア
    ンモニゥム塩 カ)リン酸ジルコニゥムと酸化銀の混合物 チ)イソチオシアン酸エステルを抗菌成分としサイクロ
    デキストリンで包接した化合物 の内何れか一つの部材としたことを特徴とする請求項1
    2記載の転写シート。
  14. 【請求項14】 粉末粒子状をなす抗菌部材の外形寸法
    を0.05ミクロンメートル〜100ミクロンメートル
    としたことを特徴とする請求項12記載の転写シート。
  15. 【請求項15】 シート基材表面に離形材を塗布し、該
    離形材に抗菌部材を埋設したことを特徴とする転写シー
    ト。
  16. 【請求項16】 シート基材表面に離形材を塗布し、更
    に重ねて抗菌部材を印刷したことを特徴とする転写シー
    ト。
  17. 【請求項17】 シート基材表面に離形材を塗布し、更
    に重ねて抗菌部材と接着材の混合物を塗布したことを特
    徴とする転写シート。
  18. 【請求項18】 接着材をポリビニールアルコール、ま
    たはでんぷん、またはアクリルエマルジョンと水の混合
    物、またはゴム、または塩化ビニール、またはフェノー
    ル樹脂の内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項
    16記載の転写シート。
  19. 【請求項19】 シート基材表面に離形材層と接着材層
    とを順次重ねて塗布し、前記接着材層に抗菌部材を埋設
    したことを特徴とする転写シート。
  20. 【請求項20】 シート基材に塗布した離形材上に抗菌
    部材を備えてなる転写シートを金型内に配置し、樹脂部
    材を射出成型して成形品の表面に前記抗菌部材を転写し
    たことを特徴とする樹脂成形品。
  21. 【請求項21】 シート基材に塗布した離形材上に抗菌
    部材を備えてなる転写シートを金型内に配置し、セラミ
    ックス部材を射出成型して成形品の表面に前記抗菌部材
    を転写したことを特徴とするセラミックス成形品。
  22. 【請求項22】 シート基材に塗布した離形材上に抗菌
    部材を備えてなる転写シートを金型内に配置し、樹脂部
    材またはセラミックス部材の内いずれか一方の部材を射
    出し、成形と同時に成形品の表面に前記抗菌部材を転写
    するようにしたことを特徴とする射出成形方法。
JP8030309A 1996-02-19 1996-02-19 転写シートと成形品と成形方法 Pending JPH09220734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030309A JPH09220734A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 転写シートと成形品と成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030309A JPH09220734A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 転写シートと成形品と成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09220734A true JPH09220734A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12300185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8030309A Pending JPH09220734A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 転写シートと成形品と成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09220734A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176375A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Toto Ltd 浴室部材、浴室部材用コーティング組成物及び浴室部材用シート
JP2001342391A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Dainippon Ink & Chem Inc 平版印刷インキ用ドライヤー及びそれを含有する印刷インキ組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176375A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Toto Ltd 浴室部材、浴室部材用コーティング組成物及び浴室部材用シート
JP2001342391A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Dainippon Ink & Chem Inc 平版印刷インキ用ドライヤー及びそれを含有する印刷インキ組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW539579B (en) Photocatalytic titanium dioxide powder, process for producing same, and applications thereof
ES2320212T3 (es) Soporte flexible que se puede marcar con laser.
US20040076803A1 (en) Foil laminate credit card and method of producing foil laminate credit card with double-sided printing
JPS59103788A (ja) 装飾用箔の装着法
CA2047202A1 (en) Sheet, seat, bag, article of daily use, ink and packaging material for animal
MX2008014314A (es) Empaquetamiento de productos y metodos para hacerlo.
JP2001525769A (ja) 印刷インクによる装飾を付された無菌パッケージ用の包装材料、およびその製造方法
JP2019522739A (ja) 一時的に疎水性のマトリックス材料処理、材料、キット、および方法
JPH09220734A (ja) 転写シートと成形品と成形方法
JPH10278072A (ja) 転写シートと成形品と成形方法
JPH10282889A (ja) シートとその製造方法と成形品
KR920703222A (ko) 용기
JP3036427B2 (ja) 光触媒を備えたシートと抗菌部材を備えたシートと機能性部材を備えたシート
JPH11115093A (ja) 有機物分解機能を有する化粧シート及びその製造方法
JP3148390U (ja) 印字用レーザマーキング箔
JP3097548B2 (ja) カセットハーフの成形方法
JP2002316380A (ja) 光触媒転写体並びに光触媒付き基材及びその製造方法
CN2841752Y (zh) 供制成食品容器用的可分解纸板
CN201296462Y (zh) 一种包装箱
JP3349307B2 (ja) 抗菌性素材及びその製造方法
JP2001526612A (ja) 印刷インクによる装飾を付された特に無菌パッケージ用の包装材料
JPH09104852A (ja) 糊と封筒と切手と収入印紙と塗布方法
WO2003044112A1 (en) Coating, bag or molded article coated with the coating and coating method
CN214487589U (zh) 一种真空溅射图案打印设备
JP3097556B2 (ja) ブロー成形品と成形方法