JPH09220892A - 複写防止が図られた回折格子パターンおよびそれを適用した物品 - Google Patents

複写防止が図られた回折格子パターンおよびそれを適用した物品

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JPH09220892A
JPH09220892A JP8030389A JP3038996A JPH09220892A JP H09220892 A JPH09220892 A JP H09220892A JP 8030389 A JP8030389 A JP 8030389A JP 3038996 A JP3038996 A JP 3038996A JP H09220892 A JPH09220892 A JP H09220892A
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diffraction grating
pattern
copy
diffraction
grating pattern
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JP8030389A
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Tsutomu Sawamura
力 澤村
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
Yasumasa Kamata
康昌 鎌田
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】あらゆるスキャン方向からの複写(コピー)に
対しても、複写物の見え方が、明らかに元々のパターン
に対して違和感のあるものと感じられ、複写物であるこ
とを容易に判別できるような回折格子(ホログラム)パ
ターンの提供。 【解決手段】レリーフ型回折格子が同一基板の表面で適
宜に組み合わされ、全面に反射層が形成されてなる回折
格子パターンにおいて、複数方向に反射回折するよう
に、少なくとも方向の異なる複数種類の回折格子の組み
合わせから構成される回折格子パターン。回折格子はド
ットを構成単位としても良く、また、パターン中に回折
格子の存在しない領域を設けても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金券,有価証券など
に、複写(コピー)による偽造を防止する機能を付加す
るための回折格子パターンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写(コピー)装置の性能の
向上に伴う金券,有価証券などの複写物による不正使用
(偽造)への対策が望まれており、ホログラムや回折格
子を用いた複写防止に係る提案として、特開平6−20
6394号公報が公知である。
【0003】図1は、上記公報により開示された発明を
示す説明図である。金券に例示される偽造防止印刷物2
0は、基材21と、基材21上に形成された情報表示層
22(22A〜22D;印刷による「1000」の文
字)と、その上層に形成されたホログラム形成層23
(23A〜23D)とから構成されている。各ホログラ
ム形成層23A〜23Dは、それぞれ異なる方向に光が
回折するように設けられている。金券20が複写される
と、各ホログラム形成層23A〜23Dの回折作用によ
り、情報表示層22,ホログラム形成層23の目視画像
とは異なる画像42A〜42Dが視覚される。図1
(a)は金券20を示す平面図、図1(b)は金券20
を複写した複写物40を示す平面図である。
【0004】上記提案では、情報表示層22(印刷物)
が見にくくなることのないように、透明または半透明の
ホログラムまたは回折格子からなる情報表示層(ホログ
ラム形成層23)を情報表示層22(印刷物)の上層ま
たは下層に形成しているため、印刷パターンとホログラ
ムパターンとが同調していないと、肉眼で両者を視覚す
る際、違和感のあるものとなってしまう。そのため、両
者の位置合わせも要求されることになると共に、ホログ
ラムパターンも複数別々に(同図では、4種類)必要で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷パター
ンとホログラムパターンは、別個に独立したものと考
え、物品表面にホログラムパターンを形成する場合に
は、ホログラムパターンと印刷パターンとを必ずしも同
調させる必要がなく、絵柄または形成箇所が別々のもの
であり、それぞれ独自の絵柄(パターン)を観察者に視
覚させるように機能させ、また、1種類(同一基板から
なる1枚)のホログラム(回折格子)を物品表面に適用
するだけで、前記物品の複写(コピー)を行なっても、
複写物からはホログラム(回折格子)による絵柄(パタ
ーン)を完全には再現されないようなホログラム(回折
格子)パターンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による回折格子パターンは、レリーフ型回折
格子が同一基板の表面で適宜に組み合わされ、全面に反
射層が形成されてなる回折格子パターンにおいて、複数
方向に反射回折するように、少なくとも方向の異なる複
数種類の回折格子の組み合わせから構成されることを特
徴とする。
【0007】前記パターン内には、回折格子が存在しな
い領域を持たせても良い。
【0008】また、パターンを構成する回折格子とし
て、微小なドット状の回折格子を構成単位としても良
い。
【0009】これらの回折格子パターンを表面に形成す
ることにより、複写防止が図られた物品(金券,有価証
券など)とする。
【0010】ホログラムや回折格子は、各種の作製方法
が周知であり、微小なドットを構成単位とする回折格子
パターン(請求項3に対応)の作製方法としては、「2
光束干渉」による手法が公知である。
【0011】2光束干渉法による前記パターンの作製方
法は、本出願人による特開昭60−156004号公報
や特開平2−72319号公報に開示されている。上記
方法は、2光束干渉法(レーザー光などの2本のビーム
状のコヒーレント光を、感光材料上で干渉させて、干渉
縞の形成されたドットを記録する方法)による微小な干
渉縞(以下、回折格子と称する)を、そのピッチ・方向
・光強度を適宜変化させて、感光材料上にドット単位で
次々と露光し、ドットの集まりによって絵柄(パター
ン)を形成するものである。
【0012】絵柄(パターン)の一例を、図2に示す。
同図では、複数個のドットが「*」となるように配置さ
れており、各ドットを構成する回折格子は、ドット毎に
様々な方向である。絵柄(パターン)を肉眼で観察する
と、回折格子は格子縞に直交する方向に反射回折するた
め、どの方向から見ても何れかのドットが光って見え、
見る角度を変えるとドットの光る色も変わって見えるこ
とになる。
【0013】他方、ドットを構成単位としない回折格子
の作製方法として、感光材料表面に配置した特定形状の
開口を有するマスクを通して、2方向からコヒーレント
光(平行光)を照射すると、感光材料上には前記特定形
状のパターンが干渉によって形成される。このパターン
内に形成される回折格子(格子縞)は、平行光同士の干
渉では、直線のものが形成されることになる。また、形
成される回折格子(格子縞)の方向を変えるには、2本
のコヒーレント光の交錯する方向と感光材料との相対的
な方向を変えることになる。
【0014】レリーフ型回折格子が同一基板の表面で適
宜に組み合わされ、全面に反射層が形成されてなる回折
格子パターンにおいて、複数方向に反射回折するよう
に、少なくとも方向の異なる複数種類の回折格子の組み
合わせから構成される回折格子パターン(請求項1)の
うち、2種類の直交する回折格子の組み合わせから構成
されるパターンは、パターンの複写防止を図る上で有効
であり、本出願人による特願平6−196602号によ
って提案されている。
【0015】図3に、上記出願による回折格子パターン
の一例を示す。前記パターンは、水平方向の格子縞から
形成される文字「TPTP」と文字の回りは垂直方向の
格子縞からなるパターンと、垂直方向の格子縞から形成
される文字「PTPT」と文字の回りは水平方向の格子
縞からなるパターンとの組み合わせからなるパターンで
ある。
【0016】上記パターン(現物)を肉眼で観察した場
合、文字とその回りでは反射回折の仕方が異なり、見る
角度によっても反射回折の仕方が異なるため、パターン
の表現する色や明るさが可変に観察される。また、パタ
ーンの全面には反射層(金属層)が形成されているた
め、全体的には金属光沢を視覚することになる。
【0017】上記パターンを複写(コピー)する場合
に、複写機の光源がパターン上をスキャンする際に、ス
キャンに応じて原稿からの反射光の受光部が移動する方
向(以下、便宜的に「スキャン方向」と称することとす
る)と、パターンを構成する回折格子の方向とが直交し
ていると、その回折格子が構成するパターンは複写され
るが、方向が直交する他方の回折格子が構成するパター
ンは複写されないことなり、複写物の見え方が、明らか
に元々のパターンに対して違和感のあるものと感じられ
ることにより、それが正規のパターンではなく複写物で
あることを判別できる。
【0018】スキャン方向が垂直な場合の、図3のパタ
ーンの複写物を図4に示す。図4では、文字「TPT
P」からの反射光は受光部に検知されているため、パタ
ーンが同図で白く複写されているが、文字の回りからの
反射光は受光部に検知されずに同図で黒くなってしま
う。一方、文字「PTPT」からの反射光は受光部に検
知されずに黒くなってしまい、文字の回りからの反射光
は受光部に検知されて同図で白く複写されることにな
る。
【0019】また、同じパターンに対して、スキャン方
向が水平な場合の複写物を図5に示す。図5では、白と
黒が図4と逆になる。
【0020】直交する2種類の回折格子からなる原稿
(コピー対象)が、スキャン方向に対して例えば45°
傾いている場合には、強度が弱いながらも双方の回折格
子からの反射回折光も均等に受光部が検知することにな
るので、パターンの実物(反射層を持つレリーフ型回折
格子)と複写物とは、明らかに見え方が異なるが、元
々、反射層を持つレリーフ型回折格子(ホログラム)自
体の存在を知らない人(金属光沢に対して先入観のない
人)にとっては、絵柄全体として違和感がなければその
複写物を異常と感じることなく、偽造に気付かないでし
まう惧れがある。
【0021】図3のパターンに対して、スキャン方向が
45°傾いている場合の複写物を図6に示す。図6で
は、全くコピーされない黒の部分はないので、明確に複
写物であることは判別できず、文字が絵柄として違和感
なく判別できれば、その複写物を異常と感じないことも
あり得るのである。
【0022】従って、あらゆるスキャン方向からの複写
に対しても、複写物の見え方に明らかに違和感があるよ
うに感じさせる(絵柄全体として不完全なものとする)
ようなパターンとしなければならない。
【0023】上記目的を達成するためには、上記の提案
のように、必ずしも「直交する2種類の回折格子」を必
須要件とする必要はなく、「少なくとも格子縞の方向が
異なる複数種類の回折格子」から構成され、複写物を見
た場合、明らかに複写物であることを判別させれば良
い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。本発明では、上記したように「直交する
2種類の回折格子」を少なくとも含むというように特定
するのではなく、「パターンを構成する複数種類の回折
格子」のうち、ある方向の回折格子がスキャン方向と同
一であるようにし、全くコピーされない領域を複写物上
に存在させるようにする。
【0025】図7に、本発明による回折格子パターンの
一例を示す。文字「T」は、複数の異なる方向の回折格
子からなる要素によって構成されており、各要素の集ま
りによって、全体として文字「T」を表現している。ま
た、文字「T」の回りは、一種類の回折格子(例えば格
子縞の方向が一様なレインボーホログラムであっても良
い)であっても、多種類(方向のみならず、格子縞のピ
ッチなどの要素が任意)の回折格子であっても良いが、
回折格子パターンを肉眼で観察した際に、文字「T」が
判別できる状態にさえなれば良い。同一基板上に形成さ
れるパターン全体の中で形成されている回折格子の方向
としては、2以上あれば良く、互いの方向が必ずしも直
交する必要はない。
【0026】図7のパターンを、あるスキャン角度でコ
ピーした際の複写物を図8に示す。スキャン方向と同一
方向の回折格子があることにより、その部分は全くコピ
ーされないことになり、必然的に複写物上では「黒」の
領域が発生してしまい、違和感のあるものとして認識さ
れることになる。図8(a)はスキャン方向が垂直な場
合、図8(b)はスキャン方向が水平な場合、図8
(c)はスキャン方向が右上がり45°の場合、それぞ
れについての複写物の説明図である。
【0027】いかなるスキャン方向のコピーに対して
も、必ず複写物に「黒」の領域を生じさせるには、前述
した特願平6−196602号にもあるように、「パタ
ーン内に回折格子のない領域を具備させる」ことが有効
である。図9に、回折格子が存在しない領域を含むパタ
ーンの一例を示す。
【0028】図9は、3つの要素からなるパターンであ
る。すなわち、文字「T」を形成する回折格子1,文字
の回りを形成する回折格子2,回折格子の存在しない領
域3である。図9のパターンをコピーした際の複写物を
図10に示す。図10は、スキャン方向が垂直な場合
(文字「T」は複写され、回りが黒くなる)であるが、
これに限らず、スキャン方向に関係なく領域3はコピー
できずに黒くなる。
【0029】回折格子の存在しない領域3は、上記のよ
うに、文字「T」や文字の回りとは別々の箇所である必
要はなく、例えば、図11に示すように、文字「T」を
縁取るように回折格子の間に混在させても良い。
【0030】反射層を持つレリーフ型回折格子(ホログ
ラム)自体の存在を全く知らないユーザーであっても、
このように、黒くなった領域のある複写物(または、不
完全な文字「T」)を見れば、それが異常であることに
気付いて偽造品を判別することができる。特に、回折格
子の存在しない領域3を破線状に飛び飛びに存在させる
と、回折格子(ホログラム)からは視覚しづらい破線パ
ターン状に、複写物では「黒」の領域が現れてくること
になるので、異常に対してさらに気付きやすくなる。
【0031】また、本発明は、図2のような微小なドッ
トを構成単位とするパターンについても適用される。図
2の例では、「*」を構成しない各ドットの回りの領域
には回折格子が存在しないので、コピーによって「*」
の回りが黒くなってしまう。当然、あるドットの回折格
子がスキャン方向と同一であると、そのドットも複写物
上では黒くなってしまう。図2のパターンの複写物の一
例(スキャン方向が右上がり45°の場合)を図13に
示す。
【0032】このような回折格子パターンを物品表面に
形成することによって、複写による偽造が妨げられるこ
とになる。偽造防止が必要な物品としては、カード,プ
リペイドカード,商品券,トラベラーズチェック,通
帳,切符,入場券,名刺などの信用が求められるもの全
てに適用でき、紙,樹脂,金属材など材質を問うもので
はなく、表面も平面に限らず、視覚的もしくは回折格子
パターンの読み取り性能上問題とならない程度の湾曲や
凹凸などがあっても構わない。
【0033】回折格子パターンを物品表面に形成する方
法としては、転写シートもしくはシール(ラベル)の形
態として形成するのが好ましい。
【0034】図12は、転写シート10の構成例を示す
断面説明図である。シール(ラベル)の場合は、一般的
には後述する転写シートの構成のうち、剥離保護層およ
び樹脂層を除いた構成になる。
【0035】図12に示すように、この回折格子パター
ンを有する転写シート10は、ベースフィルムである支
持体フィルム11上に、剥離保護層12,回折格子パタ
ーン形成層13,薄膜層14,樹脂層15,および接着
層16を、順次積層して構成される。
【0036】支持体フィルム11としては、例えばポリ
エステル,アセテート,ポリカーボネートなどが用いら
れる。
【0037】剥離保護層12としては、例えばポリアク
リル系、アクリル・ビニール系樹脂などを主成分とし、
その厚さは0.5〜2μmが適当である。
【0038】さらに、回折格子パターン形成層13とし
ては、例えば酸価を有したアクリル系樹脂,ウレタン系
樹脂,セルロースアセテート系樹脂,ニトロセルロース
系樹脂等を主成分とし、その厚さを0.5〜2μmにバ
ーコート,ブレードコート,エアナイフコート,グラビ
アコート,ロールコート法などのソルベントコート法、
或いはスクリーン印刷法等の既知の塗布方法により塗布
形成した後、乾燥して樹脂層を形成する。
【0039】一方、薄膜層14としては、Al,Cr,
Au,Agなどの反射性金属材料もしくは回折格子パタ
ーン形成層13を構成する材料よりも、その屈折率が大
きい材料にて構成され、回折格子パターン形成層13に
併設される。後者の場合は、回折格子パターンの再生可
能な角度範囲内では、上記薄膜層14における光の反射
率が最大となり、「反射型」として機能する一方、回折
格子パターンの再生可能な角度範囲外では、単なる透明
膜として機能し、基材側に位置する画像パターンを透過
させる機能を有する。
【0040】透過(反射)性薄膜に適用できる材料とし
ては、例えば、Sb23 ,Fe23 ,TiO2 ,C
dS,CeO2 ,PbCl2 ,CdO,Sb23 ,B
23 ,ZnS,WO3 ,SiO,In23 ,Pb
O,Ta23 ,ZnO,CaO・SiO2 ,ZrO,
Cd23 ,Al23 等を挙げることができる。
【0041】そして、いずれの材料を用いた薄膜層の場
合にも、真空蒸着法,スパッタリング法,イオンプレー
ティング法などにより形成され、その厚みは0.03〜
0.08μmが適当である。
【0042】また、樹脂層15としては、アクリル系樹
脂,スチレン系樹脂,ポリエステル系樹脂などを主成分
とし、その厚さは0.5〜2μmが適当である。
【0043】さらに、接着層16としては、アクリル樹
脂系,ビニル系樹脂などを主成分とし、その厚さは0.
5〜2μmが適当である。
【0044】なお、接着層16自体が反射性の薄膜層1
4と密着性がよい場合には、樹脂層15を設ける必要は
ない。
【0045】また、樹脂層15・接着層16は、バーコ
ート,ブレードコート,エアナイフコート,グラビアコ
ート,ロールコート法などのソルベントコート法、或い
はスクリーン印刷法等の既知の塗布方法により塗布形成
した後、乾燥して樹脂層を形成する。
【0046】このような構成の回折格子パターンを有す
る転写シート10を、基材の上に接着層16を介して重
ね、加熱押圧により転写する。そして、転写後に、支持
体フィルム11を剥離して、回折格子パターンを有する
物品を得ることになる。
【0047】また、ドットを構成単位とするパターンの
場合、ドットの形状や大きさに格別の制約を受けるもの
ではなく、絵柄(パターン)は、図形,線図,記号,文
字など、どのようなものでも良い。
【0048】本発明においては、回折格子の要因のう
ち、少なくとも格子縞の方向を複数としたが、それだけ
に限らず、格子縞のピッチなどの他の要因も適宜に変化
させることにより、パターンの視覚的効果が多彩とな
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
いかなるスキャン方向で回折格子パターンの複写を試み
たとしても、複写物上では不完全なパターン、或いは全
く複写されずに黒く写ってしまう領域を存在せしめるこ
とになるので、複写物の見え方が、明らかに元々のパタ
ーンに対して違和感のあるものと感じさせることが可能
であり、複写物であることを容易に判別できる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係る偽造防止印刷物(回折格子パタ
ーン)を示す説明図。
【図2】ドットを構成単位とする回折格子パターンの一
例を示す説明図。
【図3】従来技術に係る回折格子パターンを示す説明
図。
【図4】図3のパターンの複写物の一例を示す説明図。
【図5】図3のパターンの複写物の他例を示す説明図。
【図6】図3のパターンの複写物の他例を示す説明図。
【図7】本発明による回折格子パターンの一例を示す説
明図。
【図8】図7のパターンの複写物の一例を示す説明図。
【図9】本発明による回折格子パターンの他例を示す説
明図。
【図10】図9のパターンの複写物の一例を示す説明
図。
【図11】本発明による回折格子パターンの他例を示す
説明図。
【図12】回折格子パターンを転写シートとする構成例
を示す説明図。
【図13】図2のパターンの複写物の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1…回折格子からなるパターン(文字) 2…回折格子からなるパターン(背景) 3…微小ドットが存在しない領域 10…回折格子パターンを適用した転写シート 22(22A〜22D)…情報表示層 23(23A〜23D)…ホログラム形成層 40(42A〜42D)…複写物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03H 1/18 G03G 21/00 554 G06K 19/06 G06K 19/00 D (72)発明者 渡辺 浩 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レリーフ型回折格子が同一基板の表面で適
    宜に組み合わされ、全面に反射層が形成されてなる回折
    格子パターンにおいて、 複数方向に反射回折するように、少なくとも方向の異な
    る複数種類の回折格子の組み合わせから構成されること
    を特徴とする複写防止が図られた回折格子パターン。
  2. 【請求項2】回折格子が存在しない領域を含むことを特
    徴とする請求項1記載の複写防止が図られた回折格子パ
    ターン。
  3. 【請求項3】回折格子からなる微小なドットが同一基板
    の表面に複数配置され、全面に反射層が形成されたレリ
    ーフ型回折格子からなる回折格子パターンにおいて、 少なくとも回折格子の方向がドット毎に任意であると共
    に、回折格子が存在しない領域を含むことを特徴とする
    複写防止が図られた回折格子パターン。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3の何れかに記載の回折
    格子パターンを表面に形成してなる複写防止が図られた
    物品。
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