JPH09223574A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JPH09223574A JPH09223574A JP8026373A JP2637396A JPH09223574A JP H09223574 A JPH09223574 A JP H09223574A JP 8026373 A JP8026373 A JP 8026373A JP 2637396 A JP2637396 A JP 2637396A JP H09223574 A JPH09223574 A JP H09223574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating coil
- cooling fin
- magnetic
- magnetic field
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本体底面から下方へ、および周囲へ漏洩する
磁界の少ない薄型の誘導加熱調理器と提供すること。 【解決手段】 加熱コイル29方向の投影形状が略長方
形の冷却フィン17の長辺方向および冷却フィン17の
羽根17aと垂直の方向にフェライトコア30a,30
cを配設し、またフェライトコア30bとフェライトコ
ア30cの角度を他の隣合うフェライトコアの間より狭
くしすることにより、本体底面から下方および周囲へ漏
洩する磁界の少ない薄型の誘導加熱調理器を提供するこ
とができる。
磁界の少ない薄型の誘導加熱調理器と提供すること。 【解決手段】 加熱コイル29方向の投影形状が略長方
形の冷却フィン17の長辺方向および冷却フィン17の
羽根17aと垂直の方向にフェライトコア30a,30
cを配設し、またフェライトコア30bとフェライトコ
ア30cの角度を他の隣合うフェライトコアの間より狭
くしすることにより、本体底面から下方および周囲へ漏
洩する磁界の少ない薄型の誘導加熱調理器を提供するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱コイルから発
生する磁界を低減する磁気シールド手段を備えた誘導加
熱調理器に関するものである。
生する磁界を低減する磁気シールド手段を備えた誘導加
熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波磁界により負荷鍋底に渦電
流を誘起して加熱する誘導加熱調理器は、高出力化が図
られ、それにともない周囲に漏洩する磁界を効果的に抑
制することが必要となってきている。
流を誘起して加熱する誘導加熱調理器は、高出力化が図
られ、それにともない周囲に漏洩する磁界を効果的に抑
制することが必要となってきている。
【0003】以下に従来の誘導加熱調理器について説明
する。図3(a)は従来の誘導加熱調理器の加熱コイル
の構成を示す平面図で、図3(b)はその加熱コイルを
誘導加熱調理器の筐体内に組み込んだ場合の断面図であ
る。図3(a)あるいは図3(b)において、円盤状に
巻かれた加熱コイル1を加熱コイル保持台2の上に載置
し、コイルホルダー3と加熱コイル保持台2間に加熱コ
イル1の外周部を挟み込み、コイルホルダー3を加熱コ
イル保持台2にネジ締めして固定している。
する。図3(a)は従来の誘導加熱調理器の加熱コイル
の構成を示す平面図で、図3(b)はその加熱コイルを
誘導加熱調理器の筐体内に組み込んだ場合の断面図であ
る。図3(a)あるいは図3(b)において、円盤状に
巻かれた加熱コイル1を加熱コイル保持台2の上に載置
し、コイルホルダー3と加熱コイル保持台2間に加熱コ
イル1の外周部を挟み込み、コイルホルダー3を加熱コ
イル保持台2にネジ締めして固定している。
【0004】加熱コイル保持台2の下面には同一形状の
4本のほぼ直方体形状の棒状のフェライトコア5a〜5
dがそれぞれ加熱コイル1の外周側から加熱コイル1の
中心方向にわたって設けられ、またフェライトとフェラ
イトの間の間隔(角度)はほぼ等間隔(等角度)、すな
わちそれぞれ隣あうフェライトコア間の角度が約90度
となっている。またフェライトコア5a〜5dの上面
と、加熱コイル1の下面との間の距離はほぼ等しく、加
熱コイルの中心からフェライト5a〜5dの内側端部ま
での距離がすべて略等しくなるようにして接着されてい
る。
4本のほぼ直方体形状の棒状のフェライトコア5a〜5
dがそれぞれ加熱コイル1の外周側から加熱コイル1の
中心方向にわたって設けられ、またフェライトとフェラ
イトの間の間隔(角度)はほぼ等間隔(等角度)、すな
わちそれぞれ隣あうフェライトコア間の角度が約90度
となっている。またフェライトコア5a〜5dの上面
と、加熱コイル1の下面との間の距離はほぼ等しく、加
熱コイルの中心からフェライト5a〜5dの内側端部ま
での距離がすべて略等しくなるようにして接着されてい
る。
【0005】そして加熱コイル保持台2は筐体6の底面
に設けられた支柱の上部に固定され、負荷鍋を載置する
トッププレート7の下方に加熱コイル1が位置してい
る。また、フェライトコア5a〜5dの下方には、加熱
コイル1に高周波電流を供給するインバータを構成する
スイッチング半導体9等の電気部品や、スイッチング半
導体9を冷却するためのアルミ製の冷却フィン10や制
御回路部品等を載置する印刷配線板8が筐体6に固定さ
れている。そして、筐体6の底面にはアルミ製で円盤状
のシールド板4が加熱コイルの下方に位置するように置
かれている。
に設けられた支柱の上部に固定され、負荷鍋を載置する
トッププレート7の下方に加熱コイル1が位置してい
る。また、フェライトコア5a〜5dの下方には、加熱
コイル1に高周波電流を供給するインバータを構成する
スイッチング半導体9等の電気部品や、スイッチング半
導体9を冷却するためのアルミ製の冷却フィン10や制
御回路部品等を載置する印刷配線板8が筐体6に固定さ
れている。そして、筐体6の底面にはアルミ製で円盤状
のシールド板4が加熱コイルの下方に位置するように置
かれている。
【0006】上記構成において、加熱コイル1にインバ
ータから高周波電流を供給すると加熱コイル1から磁界
が発生し、トッププレート7上の負荷鍋に磁束が鎖交
し、負荷鍋に誘導電流を発生させジュール熱により負荷
鍋を加熱する。加熱コイル1の下方にも磁界が発生する
が、フェライトコア5a〜5dが配設されているので、
下方の磁束はフェライトコア5a〜5dに集中し、磁束
が下方へ広がるのを防止する。フェライトコア5a〜5
dだけではシールドしきれない加熱コイルの下方への磁
界をシールド板4により遮蔽する。
ータから高周波電流を供給すると加熱コイル1から磁界
が発生し、トッププレート7上の負荷鍋に磁束が鎖交
し、負荷鍋に誘導電流を発生させジュール熱により負荷
鍋を加熱する。加熱コイル1の下方にも磁界が発生する
が、フェライトコア5a〜5dが配設されているので、
下方の磁束はフェライトコア5a〜5dに集中し、磁束
が下方へ広がるのを防止する。フェライトコア5a〜5
dだけではシールドしきれない加熱コイルの下方への磁
界をシールド板4により遮蔽する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誘導加熱調理器においては、シールド板4と印刷配
線板8の距離を小さくすると、印刷配線板8の裏面に突
き出している電子部品のリード線に印刷配線板8が触れ
て異なる部品間を短絡してしまう恐れがあるので、製品
の高さを低くするのに限界があった。
来の誘導加熱調理器においては、シールド板4と印刷配
線板8の距離を小さくすると、印刷配線板8の裏面に突
き出している電子部品のリード線に印刷配線板8が触れ
て異なる部品間を短絡してしまう恐れがあるので、製品
の高さを低くするのに限界があった。
【0008】また、加熱コイル1の発生する磁束がアル
ミ製の冷却フィン10に鎖交し、冷却フィン10に誘導
電流を発生させ、その誘導電流が発生する反磁束が、加
熱コイル1の発生する磁束に重畳し、加熱コイル1周囲
に漏洩する磁界の分布に影響を与え、特定方向の漏洩磁
界が強くなってしまうという課題があった。
ミ製の冷却フィン10に鎖交し、冷却フィン10に誘導
電流を発生させ、その誘導電流が発生する反磁束が、加
熱コイル1の発生する磁束に重畳し、加熱コイル1周囲
に漏洩する磁界の分布に影響を与え、特定方向の漏洩磁
界が強くなってしまうという課題があった。
【0009】また、加熱コイル1が円盤状であれば、ほ
ぼ無指向性であるべき磁界の水平分布が、冷却フィン等
の影響を受けて指向性を有するものに変わり、加熱コイ
ル1の中心から見て特定方向の漏洩磁界が増大するとい
う課題があった。即ち、加熱コイル1は略円盤状に巻か
れており、そこから発生する磁界の水平分布は、等磁界
のポイントをプロットして線でつなぐと、加熱コイル1
の外周形状と相似形、すなわち略円形状であり、加熱コ
イル1の中心からの水平距離が同じ地点であれば、加熱
コイル1の中心から見てどの方向で磁界を測定してもほ
ぼ磁界強度が等しいという無指向性の磁界分布となるの
が一般的である。しかしながら、誘導加熱調理器にはイ
ンバータなどの周波数変換装置があり、そのスイッチン
グ素子を冷却するための冷却フィン10が必要であるた
め、冷却フィン10はアルミなどの導電金属製で、その
冷却能力を高める目的で形状を大きくして、かつ表面積
を大きくするために羽根を設け凹凸のある複雑な形状と
なっている。とりわけ誘導加熱調理器の薄型化、小型化
などのために、この冷却フィン10が加熱コイル1の下
部に近接して配置されると、冷却フィン10に鎖交する
加熱コイル1の発生する磁束量が増えるので、加熱コイ
ル1が円盤状であれば、上記のようにほぼ無指向性であ
るべき磁界の水平分布が、影響を受けて指向性を有する
ものに変わり、加熱コイル1の中心から見て特定方向の
漏洩磁界が増大するという課題があった。
ぼ無指向性であるべき磁界の水平分布が、冷却フィン等
の影響を受けて指向性を有するものに変わり、加熱コイ
ル1の中心から見て特定方向の漏洩磁界が増大するとい
う課題があった。即ち、加熱コイル1は略円盤状に巻か
れており、そこから発生する磁界の水平分布は、等磁界
のポイントをプロットして線でつなぐと、加熱コイル1
の外周形状と相似形、すなわち略円形状であり、加熱コ
イル1の中心からの水平距離が同じ地点であれば、加熱
コイル1の中心から見てどの方向で磁界を測定してもほ
ぼ磁界強度が等しいという無指向性の磁界分布となるの
が一般的である。しかしながら、誘導加熱調理器にはイ
ンバータなどの周波数変換装置があり、そのスイッチン
グ素子を冷却するための冷却フィン10が必要であるた
め、冷却フィン10はアルミなどの導電金属製で、その
冷却能力を高める目的で形状を大きくして、かつ表面積
を大きくするために羽根を設け凹凸のある複雑な形状と
なっている。とりわけ誘導加熱調理器の薄型化、小型化
などのために、この冷却フィン10が加熱コイル1の下
部に近接して配置されると、冷却フィン10に鎖交する
加熱コイル1の発生する磁束量が増えるので、加熱コイ
ル1が円盤状であれば、上記のようにほぼ無指向性であ
るべき磁界の水平分布が、影響を受けて指向性を有する
ものに変わり、加熱コイル1の中心から見て特定方向の
漏洩磁界が増大するという課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1の手段は、負荷の近傍に前記負荷と対向
配置される加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流
を供給する周波数変換装置と、前記負荷と反対側の前記
加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱コイル中心周囲に
間隔を設けて、前記加熱コイル外周側から略中心方向に
配設された複数の磁性体を有する磁気シールド手段と、
前記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷却し、前
記加熱コイルと近接して配置され前記加熱コイル方向の
投影形状が略長方形をした冷却フィンを備え、前記冷却
フィンは前記加熱コイルの中心が前記投影形状に重なる
よう配設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくとも
ひとつの前記磁性体が、前記冷却フィンの前記投影形状
の略長方形の長辺方向に配設する構成としたものであ
る。
の本発明の第1の手段は、負荷の近傍に前記負荷と対向
配置される加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流
を供給する周波数変換装置と、前記負荷と反対側の前記
加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱コイル中心周囲に
間隔を設けて、前記加熱コイル外周側から略中心方向に
配設された複数の磁性体を有する磁気シールド手段と、
前記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷却し、前
記加熱コイルと近接して配置され前記加熱コイル方向の
投影形状が略長方形をした冷却フィンを備え、前記冷却
フィンは前記加熱コイルの中心が前記投影形状に重なる
よう配設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくとも
ひとつの前記磁性体が、前記冷却フィンの前記投影形状
の略長方形の長辺方向に配設する構成としたものであ
る。
【0011】また、本発明の第2の手段は、負荷の近傍
に前記負荷と対向配置される加熱コイルと、前記加熱コ
イルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、前記負
荷と反対側の前記加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、前記加熱コイル外周側
から略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気
シールド手段と、前記加熱コイルと近接して配置され羽
根を有し前記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷
却する冷却フィンとを備え、前記冷却フィンは、前記加
熱コイル方向の投影形状と前記加熱コイルの中心が重な
るよう配設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくと
もひとつの前記磁性体が、前記冷却フィンの羽根に垂直
な方向近傍に配設する構成としたものである。
に前記負荷と対向配置される加熱コイルと、前記加熱コ
イルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、前記負
荷と反対側の前記加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、前記加熱コイル外周側
から略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気
シールド手段と、前記加熱コイルと近接して配置され羽
根を有し前記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷
却する冷却フィンとを備え、前記冷却フィンは、前記加
熱コイル方向の投影形状と前記加熱コイルの中心が重な
るよう配設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくと
もひとつの前記磁性体が、前記冷却フィンの羽根に垂直
な方向近傍に配設する構成としたものである。
【0012】また、本発明の第3の手段は、負荷の近傍
に前記負荷と対向配置される加熱コイルと、前記加熱コ
イルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、前記負
荷と反対側の前記加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、前記加熱コイル外周側
から略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気
シールド手段と、前記加熱コイルと近接して配置され前
記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷却する冷却
フィンとを備え、前記冷却フィンは前記加熱コイル方向
の投影形状と前記加熱コイルの中心が重なるよう配設さ
れ、かつ前記磁気シールド手段は前記加熱コイルから漏
洩する磁界強度分布に応じて、隣合うふたつの磁性体の
なす角度を変更する構成とするものである。
に前記負荷と対向配置される加熱コイルと、前記加熱コ
イルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、前記負
荷と反対側の前記加熱コイルの近傍に位置し、前記加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、前記加熱コイル外周側
から略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気
シールド手段と、前記加熱コイルと近接して配置され前
記周波数変換装置のスイッチング素子等を冷却する冷却
フィンとを備え、前記冷却フィンは前記加熱コイル方向
の投影形状と前記加熱コイルの中心が重なるよう配設さ
れ、かつ前記磁気シールド手段は前記加熱コイルから漏
洩する磁界強度分布に応じて、隣合うふたつの磁性体の
なす角度を変更する構成とするものである。
【0013】また、本発明の第4の手段は、上記第3の
手段の構成ととするとともに、前記磁気シールド手段
は、前記冷却フィンの前記加熱コイル方向の投影形状の
長辺方向近傍、あるいは前記冷却フィンの羽根に直角な
方向近傍の前記磁性体の分布密度を他方向より大きくす
る構成とするものである。
手段の構成ととするとともに、前記磁気シールド手段
は、前記冷却フィンの前記加熱コイル方向の投影形状の
長辺方向近傍、あるいは前記冷却フィンの羽根に直角な
方向近傍の前記磁性体の分布密度を他方向より大きくす
る構成とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、加熱コイ
ルに周波数変換装置から高周波電流を供給した際に、加
熱コイルの巻線の構成する面(以下加熱コイル面と呼
ぶ)の両側に磁束を発生し、その片側近傍に対向して置
かれた負荷を加熱するが、一方、負荷の位置する側と反
対側の加熱コイル近傍に位置し、加熱コイルの中心周囲
に間隔を設けて加熱コイルの外周付近から略中心方向に
わたって配設された複数のフェライトコアなどの磁性体
を有する磁気シールド手段を備えているので、加熱コイ
ル面の磁性体の設けられた側に発生した高周波磁束は磁
性体に集中して、磁束が負荷側以外の空間に広がるのを
抑制する。また、周波数変換装置のスイッチング素子や
整流器等の発熱部品を冷却し、前記加熱コイルと近接し
て配置され加熱コイル方向の投影形状が略長方形をした
冷却フィンを備え、加熱コイルの中心が冷却フィンの前
記投影形状に重なるよう配設されているので、加熱コイ
ルから下方に放射する磁界で、フェライトコアで遮蔽し
きれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果が大きく
なり、従来、別途筐体底面に設けていたシールド板を省
略することができる。また、冷却フィンの形状が加熱コ
イルからみて、略長方形となっているので、特に、加熱
コイルと冷却フィンが近接した場合に、加熱コイルから
周囲に漏洩する磁界は、加熱コイルの磁界によって冷却
フィンに誘導される電流の発生する反磁界の影響によ
り、冷却フィンの長辺方向に広がるが、前記磁気シール
ド手段は少なくともひとつの磁性体が、冷却フィンの加
熱コイル方向の投影形状の略長方形の長辺方向に配設さ
れてなるので、その方向の磁界の広がりを抑制すること
ができる。
ルに周波数変換装置から高周波電流を供給した際に、加
熱コイルの巻線の構成する面(以下加熱コイル面と呼
ぶ)の両側に磁束を発生し、その片側近傍に対向して置
かれた負荷を加熱するが、一方、負荷の位置する側と反
対側の加熱コイル近傍に位置し、加熱コイルの中心周囲
に間隔を設けて加熱コイルの外周付近から略中心方向に
わたって配設された複数のフェライトコアなどの磁性体
を有する磁気シールド手段を備えているので、加熱コイ
ル面の磁性体の設けられた側に発生した高周波磁束は磁
性体に集中して、磁束が負荷側以外の空間に広がるのを
抑制する。また、周波数変換装置のスイッチング素子や
整流器等の発熱部品を冷却し、前記加熱コイルと近接し
て配置され加熱コイル方向の投影形状が略長方形をした
冷却フィンを備え、加熱コイルの中心が冷却フィンの前
記投影形状に重なるよう配設されているので、加熱コイ
ルから下方に放射する磁界で、フェライトコアで遮蔽し
きれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果が大きく
なり、従来、別途筐体底面に設けていたシールド板を省
略することができる。また、冷却フィンの形状が加熱コ
イルからみて、略長方形となっているので、特に、加熱
コイルと冷却フィンが近接した場合に、加熱コイルから
周囲に漏洩する磁界は、加熱コイルの磁界によって冷却
フィンに誘導される電流の発生する反磁界の影響によ
り、冷却フィンの長辺方向に広がるが、前記磁気シール
ド手段は少なくともひとつの磁性体が、冷却フィンの加
熱コイル方向の投影形状の略長方形の長辺方向に配設さ
れてなるので、その方向の磁界の広がりを抑制すること
ができる。
【0015】請求項2記載の発明は、冷却フィンが、加
熱コイルと近接して配置され、加熱コイル方向の投影形
状と加熱コイルの中心が重なるよう配設されているの
で、加熱コイルから下方に放射する磁界で、フェライト
コアで遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する
効果が大きくなり、従来、別途筐体底面に設けていたシ
ールド板を省略することができる。また、冷却フィンに
羽根を設けると放熱面積が広くなり冷却効率が向上する
が、加熱コイルと冷却フィンが近接した場合に、加熱コ
イルの磁界によって冷却フィンの羽根に誘導される電流
の発生する反磁界の影響により、加熱コイルから周囲に
漏洩する磁界は、冷却フィンの羽根の側面に対して垂直
の方向に広がるが、前記磁気シールド手段は少なくとも
ひとつの磁性体が、冷却フィンの羽根に垂直な方向近傍
に配設されてなるので、その方向の磁界の広がりを抑制
することができる。
熱コイルと近接して配置され、加熱コイル方向の投影形
状と加熱コイルの中心が重なるよう配設されているの
で、加熱コイルから下方に放射する磁界で、フェライト
コアで遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する
効果が大きくなり、従来、別途筐体底面に設けていたシ
ールド板を省略することができる。また、冷却フィンに
羽根を設けると放熱面積が広くなり冷却効率が向上する
が、加熱コイルと冷却フィンが近接した場合に、加熱コ
イルの磁界によって冷却フィンの羽根に誘導される電流
の発生する反磁界の影響により、加熱コイルから周囲に
漏洩する磁界は、冷却フィンの羽根の側面に対して垂直
の方向に広がるが、前記磁気シールド手段は少なくとも
ひとつの磁性体が、冷却フィンの羽根に垂直な方向近傍
に配設されてなるので、その方向の磁界の広がりを抑制
することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、冷却フィンが、加
熱コイルと近接して配置され加熱コイル方向の投影形状
と加熱コイルの中心が重なるよう配設されているので、
加熱コイルから下方に放射する磁界で、フェライトコア
で遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果
が大きくなり、従来、別途筐体底面に設けていたシール
ド板を省略することができる。また、磁気シールド手段
は加熱コイルから漏洩する磁界強度分布に応じて、隣合
うふたつの磁性体のなす角度を変更してなるので、特定
の方向の磁界抑制作用を大きくし、冷却フィンやその他
の導電部品が加熱コイルの磁界の強い場所に配置される
ことにより特定の方向に磁界が広がるのを抑制して、漏
洩磁界を低減することができる。
熱コイルと近接して配置され加熱コイル方向の投影形状
と加熱コイルの中心が重なるよう配設されているので、
加熱コイルから下方に放射する磁界で、フェライトコア
で遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果
が大きくなり、従来、別途筐体底面に設けていたシール
ド板を省略することができる。また、磁気シールド手段
は加熱コイルから漏洩する磁界強度分布に応じて、隣合
うふたつの磁性体のなす角度を変更してなるので、特定
の方向の磁界抑制作用を大きくし、冷却フィンやその他
の導電部品が加熱コイルの磁界の強い場所に配置される
ことにより特定の方向に磁界が広がるのを抑制して、漏
洩磁界を低減することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、磁気シールド手段
の磁性体の分布密度が、冷却フィンの加熱コイル方向の
投影形状の長辺方向近傍、あるいは冷却フィンの羽根に
直角な方向近傍で他方向より大きくされているので、磁
性体の磁界抑制作用の指向性によって、前記加熱コイル
と近接して配置された冷却フィンの影響により生じた加
熱コイルの磁界分布の指向性を相殺し、無指向性の均一
な磁界分布を実現して漏洩磁界を低減することができ
る。
の磁性体の分布密度が、冷却フィンの加熱コイル方向の
投影形状の長辺方向近傍、あるいは冷却フィンの羽根に
直角な方向近傍で他方向より大きくされているので、磁
性体の磁界抑制作用の指向性によって、前記加熱コイル
と近接して配置された冷却フィンの影響により生じた加
熱コイルの磁界分布の指向性を相殺し、無指向性の均一
な磁界分布を実現して漏洩磁界を低減することができ
る。
【0018】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1の誘導加熱調理器内部を
示す平面図において、樹脂製のシャーシ11のコーナー
部の吸気口の上に冷却用のファンモータ12とファンブ
レード13がモータホルダー14で固定されている。印
刷配線板16には、冷却フィン17、冷却フィン17に
より冷却されるスイッチングトランジスタ(図示せず)
および整流器(図示せず)、共振コンデンサ18、高周
波用電源コンデンサ19、フィルタコイル20等の、パ
ワー部品や上記スイッチングトランジスタの制御回路等
が載置され、はんだづけにより接続されている。冷却フ
ィン17には底面に対して垂直に10枚の羽根が立てら
れており、羽根は各々並行にそして排気口22に向かっ
て立てられている。LEDなどの表示部品やスイッチな
どの入力用部品の載置された印刷配線板23が前部に配
置され、後部において、マグネットプラグ24が設けら
れている。ここで、マグネットプラグ24は商用電源と
接続するために、マグネットにより着脱可能としている
接続プラグである。この接続プラグには印刷配線板25
が付設され内部電源電線26とマグネットプラグ24の
電極とが接続される。
を参照しながら説明する。図1の誘導加熱調理器内部を
示す平面図において、樹脂製のシャーシ11のコーナー
部の吸気口の上に冷却用のファンモータ12とファンブ
レード13がモータホルダー14で固定されている。印
刷配線板16には、冷却フィン17、冷却フィン17に
より冷却されるスイッチングトランジスタ(図示せず)
および整流器(図示せず)、共振コンデンサ18、高周
波用電源コンデンサ19、フィルタコイル20等の、パ
ワー部品や上記スイッチングトランジスタの制御回路等
が載置され、はんだづけにより接続されている。冷却フ
ィン17には底面に対して垂直に10枚の羽根が立てら
れており、羽根は各々並行にそして排気口22に向かっ
て立てられている。LEDなどの表示部品やスイッチな
どの入力用部品の載置された印刷配線板23が前部に配
置され、後部において、マグネットプラグ24が設けら
れている。ここで、マグネットプラグ24は商用電源と
接続するために、マグネットにより着脱可能としている
接続プラグである。この接続プラグには印刷配線板25
が付設され内部電源電線26とマグネットプラグ24の
電極とが接続される。
【0019】シャーシ11の底面に垂直に立てられた3
本の支柱28a,28b,28cに破線で示す加熱コイ
ル支持板27が載置固定され、この加熱コイル保持板2
7の上に、破線で示すドーナツ形状の加熱コイル29が
載置固定される。加熱コイル保持板27の下面には、加
熱コイル29の中心から放射状に4本のフェライトコア
30a,30b,30c,30dが固定されている。平
面的な位置関係において、加熱コイル29の中心は、冷
却フィン17の中央付近にあり、また、フェライトコア
30aとフェライトコア30dのなす角度と、フェライ
トコア30dとフェライトコア30cのなす角度はとも
に約90度であるが、フェライトコア30cとフェライ
トコア30bのなす角度は約60度である。
本の支柱28a,28b,28cに破線で示す加熱コイ
ル支持板27が載置固定され、この加熱コイル保持板2
7の上に、破線で示すドーナツ形状の加熱コイル29が
載置固定される。加熱コイル保持板27の下面には、加
熱コイル29の中心から放射状に4本のフェライトコア
30a,30b,30c,30dが固定されている。平
面的な位置関係において、加熱コイル29の中心は、冷
却フィン17の中央付近にあり、また、フェライトコア
30aとフェライトコア30dのなす角度と、フェライ
トコア30dとフェライトコア30cのなす角度はとも
に約90度であるが、フェライトコア30cとフェライ
トコア30bのなす角度は約60度である。
【0020】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下に説明する。加熱動作を開始すると、スイ
ッチングトランジスタと共振コンデンサ18と高周波電
源コンデンサ19と加熱コイル29の構成するインバー
タ回路に、約20kHzの高周波電流が発生する。加熱
コイル29に高周波電流が流れると、加熱コイル29の
両面に高周波磁界が発生する。加熱コイル29の上方に
発生した磁界は負荷鍋底に鎖交して、鍋底に誘導電流を
誘起してジュール熱を発生させる。加熱コイル29下方
に発生した磁界は一部フェライトコア30a〜30dを
通り、加熱コイルに戻り、一部は冷却フィン17に鎖交
し、一部は機器底面方向に漏洩する。
ついて、以下に説明する。加熱動作を開始すると、スイ
ッチングトランジスタと共振コンデンサ18と高周波電
源コンデンサ19と加熱コイル29の構成するインバー
タ回路に、約20kHzの高周波電流が発生する。加熱
コイル29に高周波電流が流れると、加熱コイル29の
両面に高周波磁界が発生する。加熱コイル29の上方に
発生した磁界は負荷鍋底に鎖交して、鍋底に誘導電流を
誘起してジュール熱を発生させる。加熱コイル29下方
に発生した磁界は一部フェライトコア30a〜30dを
通り、加熱コイルに戻り、一部は冷却フィン17に鎖交
し、一部は機器底面方向に漏洩する。
【0021】また、加熱コイル29の周囲すなわち、機
器から横方向に離れた位置にも磁界は漏洩する。加熱コ
イル29は円盤状に巻かれているので、本来加熱コイル
29のセンターを中心として、同心円状の磁界分布が発
生するはずであるが、加熱コイル29の磁界が冷却フィ
ン17に鎖交するので、冷却フィン17の表面に誘起さ
れる誘導電流の発生する反磁界が上記の加熱コイル29
の磁界に重畳して同心円状の磁界分布を乱し、指向性を
生じさせる。冷却フィン17の形状は上(加熱コイル方
向)から見ると長方形であるのでその長辺方向において
最も多くの加熱コイル29の磁束が冷却フィン17に鎖
交し、加熱コイル29の磁界分布がその方向で広がり指
向性が強くなる。また、加熱コイル29の発生する磁力
線が17aなどの冷却フィン17の羽根の側面の壁に垂
直に鎖交すると、最も大きな誘導電流がその壁の表面に
誘導され、最も大きな反磁界を発生するので、羽根17
aに垂直な方向の磁界が最も乱れやすい。
器から横方向に離れた位置にも磁界は漏洩する。加熱コ
イル29は円盤状に巻かれているので、本来加熱コイル
29のセンターを中心として、同心円状の磁界分布が発
生するはずであるが、加熱コイル29の磁界が冷却フィ
ン17に鎖交するので、冷却フィン17の表面に誘起さ
れる誘導電流の発生する反磁界が上記の加熱コイル29
の磁界に重畳して同心円状の磁界分布を乱し、指向性を
生じさせる。冷却フィン17の形状は上(加熱コイル方
向)から見ると長方形であるのでその長辺方向において
最も多くの加熱コイル29の磁束が冷却フィン17に鎖
交し、加熱コイル29の磁界分布がその方向で広がり指
向性が強くなる。また、加熱コイル29の発生する磁力
線が17aなどの冷却フィン17の羽根の側面の壁に垂
直に鎖交すると、最も大きな誘導電流がその壁の表面に
誘導され、最も大きな反磁界を発生するので、羽根17
aに垂直な方向の磁界が最も乱れやすい。
【0022】一方、加熱コイル29の中心から外周方向
に向けて設けられている棒状のフェライトコア30aと
フェライトコア30cが、平面的位置関係において、冷
却フィン17の長辺方向に沿うように配置され、さらに
冷却フィン17の羽根17aに略垂直となるように配置
され、フェライトコアによる磁界抑制効果の最も大きく
なる方向と、上述したような冷却フィン17の影響で最
も加熱コイル29による磁界分布の広がり易い方向とを
略一致させて、磁界分布の指向性の強さを緩和して特定
の方向で漏洩磁界が強くなるのを抑制する。また、フェ
ライトコア30bとフェライトコア30cのなす角度を
約60度として、他の隣合うフェライトコア相互のなす
角度の中で最も小さくすることにより、その方向(加熱
コイル29の中心から見て)の磁束密度の分布を他の方
向より大きくして、さらに磁界の指向性を無指向性に近
づけて、漏洩磁界の広がりを抑制することができる。
に向けて設けられている棒状のフェライトコア30aと
フェライトコア30cが、平面的位置関係において、冷
却フィン17の長辺方向に沿うように配置され、さらに
冷却フィン17の羽根17aに略垂直となるように配置
され、フェライトコアによる磁界抑制効果の最も大きく
なる方向と、上述したような冷却フィン17の影響で最
も加熱コイル29による磁界分布の広がり易い方向とを
略一致させて、磁界分布の指向性の強さを緩和して特定
の方向で漏洩磁界が強くなるのを抑制する。また、フェ
ライトコア30bとフェライトコア30cのなす角度を
約60度として、他の隣合うフェライトコア相互のなす
角度の中で最も小さくすることにより、その方向(加熱
コイル29の中心から見て)の磁束密度の分布を他の方
向より大きくして、さらに磁界の指向性を無指向性に近
づけて、漏洩磁界の広がりを抑制することができる。
【0023】以上のように本実施例によれば、加熱コイ
ル29の中心が冷却フィン17の加熱コイル29方向へ
の投影形状とが重なる様、すなわち上記の場合において
冷却フィン17の上面が加熱コイルの中心下部に位置す
る様に、冷却フィン17が加熱コイル29の中心部下方
に近接配設されているので、冷却フィン17が機器底面
方向の加熱コイル29の磁界を低減する効果が大きくな
り機器底部から下方に漏洩する加熱コイル29の磁界が
小さくなる。したがって、アルミ板などのシールド部材
を機器底面に設ける必要がない。
ル29の中心が冷却フィン17の加熱コイル29方向へ
の投影形状とが重なる様、すなわち上記の場合において
冷却フィン17の上面が加熱コイルの中心下部に位置す
る様に、冷却フィン17が加熱コイル29の中心部下方
に近接配設されているので、冷却フィン17が機器底面
方向の加熱コイル29の磁界を低減する効果が大きくな
り機器底部から下方に漏洩する加熱コイル29の磁界が
小さくなる。したがって、アルミ板などのシールド部材
を機器底面に設ける必要がない。
【0024】また、フェライトコア30aとフェライト
コア30cが加熱コイル29の側からみて長方形状をし
た冷却フィン17の長辺方向に沿って設けられているの
で、加熱コイル29の中央部近傍に設けられた冷却フィ
ン17の前記長方形状が原因で、加熱コイル29の磁界
分布に指向性が生じるのを抑制し、漏洩磁界が特定方向
で増大するのを抑制することができる。
コア30cが加熱コイル29の側からみて長方形状をし
た冷却フィン17の長辺方向に沿って設けられているの
で、加熱コイル29の中央部近傍に設けられた冷却フィ
ン17の前記長方形状が原因で、加熱コイル29の磁界
分布に指向性が生じるのを抑制し、漏洩磁界が特定方向
で増大するのを抑制することができる。
【0025】また、フェライトコア30aとフェライト
コア30cが冷却フィン17の羽根17aに垂直に配設
されてなるので、加熱コイル29の磁力線の向きに垂直
となる羽根17aが原因で、加熱コイル29の磁界分布
に指向性が生じるのを抑制し、漏洩磁界が特定方向で増
大するのを抑制することができる。
コア30cが冷却フィン17の羽根17aに垂直に配設
されてなるので、加熱コイル29の磁力線の向きに垂直
となる羽根17aが原因で、加熱コイル29の磁界分布
に指向性が生じるのを抑制し、漏洩磁界が特定方向で増
大するのを抑制することができる。
【0026】また、磁気シールド手段である4本のフェ
ライトコアのうち、加熱コイル29から漏洩する磁界強
度分布に応じて(上記の構成で十分無指向性化できなか
った磁界分布に対応して)、隣合うフェライトコア30
b,30cのなす角度を60度として他の隣合うフェラ
イトコアのなす角度90度に対して変更しているので、
冷却フィン17やその他の導電部品あるいは磁性部品な
どの影響を受けて発生する指向性のある加熱コイル29
の磁界の分布をさらに無指向性に近付けて、漏洩磁界の
低減をすることができる。
ライトコアのうち、加熱コイル29から漏洩する磁界強
度分布に応じて(上記の構成で十分無指向性化できなか
った磁界分布に対応して)、隣合うフェライトコア30
b,30cのなす角度を60度として他の隣合うフェラ
イトコアのなす角度90度に対して変更しているので、
冷却フィン17やその他の導電部品あるいは磁性部品な
どの影響を受けて発生する指向性のある加熱コイル29
の磁界の分布をさらに無指向性に近付けて、漏洩磁界の
低減をすることができる。
【0027】なお、フェライトコアの本数は4本とした
がこれに制限されるものではなく、また、指向性を緩和
するために使用するフェライトコアの本数や大きさも機
器全体としての指向性に応じて決定すればよい。同様
に、フェライトコアの材質や、冷却フィンの大きさによ
っては、フェライトコア30cとフェライトコア30d
のなす角度も約60度に近づければ、更に全体の無指向
性に近づけることが可能となる場合も有り得る。
がこれに制限されるものではなく、また、指向性を緩和
するために使用するフェライトコアの本数や大きさも機
器全体としての指向性に応じて決定すればよい。同様
に、フェライトコアの材質や、冷却フィンの大きさによ
っては、フェライトコア30cとフェライトコア30d
のなす角度も約60度に近づければ、更に全体の無指向
性に近づけることが可能となる場合も有り得る。
【0028】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図2を参照しながら説明する。加熱コイル保持
板31,加熱コイル32,4本のフェライトコア33
a,33b,33c,33dは、第1の実施例の図1に
おける加熱コイル保持板27,加熱コイル29,4本の
フェライトコア30a,30b,30c,30dとそれ
ぞれ同一形状のものである。加熱コイル32はリッツ線
を螺旋状に巻かれており、巻初めと巻終わりの部分のみ
図示して中間部分の図示を省略している。図1と異なる
のは冷却フィン34の加熱コイル32側から見た形状が
正方形であり、その正方形の中心と加熱コイル32の中
心とが平面的な位置において一致しているということ、
フェライトコア30a,30b,30c,30dが約9
0度の角度間隔で加熱コイル32の中心周囲に均等に配
置されているということである。
ついて、図2を参照しながら説明する。加熱コイル保持
板31,加熱コイル32,4本のフェライトコア33
a,33b,33c,33dは、第1の実施例の図1に
おける加熱コイル保持板27,加熱コイル29,4本の
フェライトコア30a,30b,30c,30dとそれ
ぞれ同一形状のものである。加熱コイル32はリッツ線
を螺旋状に巻かれており、巻初めと巻終わりの部分のみ
図示して中間部分の図示を省略している。図1と異なる
のは冷却フィン34の加熱コイル32側から見た形状が
正方形であり、その正方形の中心と加熱コイル32の中
心とが平面的な位置において一致しているということ、
フェライトコア30a,30b,30c,30dが約9
0度の角度間隔で加熱コイル32の中心周囲に均等に配
置されているということである。
【0029】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下に説明する。加熱コイル32の発生する磁
界の分布は、冷却フィン34の影響を受けるが、冷却フ
ィン34の中心と加熱コイル32の中心が平面的に同一
位置にあり、加熱コイル32側から見た冷却フィン34
の形状が正方形であるので、冷却フィン34のもし冷却
フィン34上面に壁状の突起物である羽根34aがなく
平坦であれば、磁界分布の指向性は強くならないが、羽
根34aがあるのでその羽根34aの壁に垂直な方向に
強い指向性が生じる。しかし、フェライトコア33a,
33bが羽根34aに垂直な方向に沿って配設している
ので、羽根34aの影響による加熱コイル32の磁界分
布の指向性を緩和し、漏洩磁界が特定の方向で大きくな
るのを抑制することができる。
ついて、以下に説明する。加熱コイル32の発生する磁
界の分布は、冷却フィン34の影響を受けるが、冷却フ
ィン34の中心と加熱コイル32の中心が平面的に同一
位置にあり、加熱コイル32側から見た冷却フィン34
の形状が正方形であるので、冷却フィン34のもし冷却
フィン34上面に壁状の突起物である羽根34aがなく
平坦であれば、磁界分布の指向性は強くならないが、羽
根34aがあるのでその羽根34aの壁に垂直な方向に
強い指向性が生じる。しかし、フェライトコア33a,
33bが羽根34aに垂直な方向に沿って配設している
ので、羽根34aの影響による加熱コイル32の磁界分
布の指向性を緩和し、漏洩磁界が特定の方向で大きくな
るのを抑制することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、負荷と反対側の加熱コイルの近傍に位置し、加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、加熱コイル外周側から
略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気シー
ルド手段と、周波数変換装置のスイッチング素子等を冷
却し、加熱コイルと近接して配置され、加熱コイル方向
の投影形状が略長方形をした冷却フィンを備え、加熱コ
イルの中心が冷却フィンの前記投影形状に重なるよう配
設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくともひとつ
の前記磁性体が、前記ヒートシンクの前記投影形状の略
長方形の長辺方向に配設されてなるているので、加熱コ
イルから下方に放射する磁界で、フェライトコアで遮蔽
しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果が大き
くなり、従来、別途筐体底面に設けていたシールド板を
省略し、薄型で安価でかつ、加熱コイルから周囲に漏洩
する磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することができ
る。
れば、負荷と反対側の加熱コイルの近傍に位置し、加熱
コイル中心周囲に間隔を設けて、加熱コイル外周側から
略中心方向に配設された複数の磁性体を有する磁気シー
ルド手段と、周波数変換装置のスイッチング素子等を冷
却し、加熱コイルと近接して配置され、加熱コイル方向
の投影形状が略長方形をした冷却フィンを備え、加熱コ
イルの中心が冷却フィンの前記投影形状に重なるよう配
設され、かつ前記磁気シールド手段は少なくともひとつ
の前記磁性体が、前記ヒートシンクの前記投影形状の略
長方形の長辺方向に配設されてなるているので、加熱コ
イルから下方に放射する磁界で、フェライトコアで遮蔽
しきれない漏洩磁界を冷却フィンで遮蔽する効果が大き
くなり、従来、別途筐体底面に設けていたシールド板を
省略し、薄型で安価でかつ、加熱コイルから周囲に漏洩
する磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することができ
る。
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、冷却
フィンが、加熱コイルと近接して配置されるとともに、
加熱コイル方向の投影形状と加熱コイルの中心が重なる
よう配設され、磁気シールド手段は少なくともひとつの
磁性体が、冷却フィンの羽根に垂直な方向近傍に配設さ
れてなるので、加熱コイルから下方に放射する磁界で、
フェライトコアで遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィン
で遮蔽する効果が大きくなり、従来、別途筐体底面に設
けていたシールド板を省略し、薄型で安価で、かつ加熱
コイルから周囲に漏洩する磁界の少ない誘導加熱調理器
を提供することができる。
フィンが、加熱コイルと近接して配置されるとともに、
加熱コイル方向の投影形状と加熱コイルの中心が重なる
よう配設され、磁気シールド手段は少なくともひとつの
磁性体が、冷却フィンの羽根に垂直な方向近傍に配設さ
れてなるので、加熱コイルから下方に放射する磁界で、
フェライトコアで遮蔽しきれない漏洩磁界を冷却フィン
で遮蔽する効果が大きくなり、従来、別途筐体底面に設
けていたシールド板を省略し、薄型で安価で、かつ加熱
コイルから周囲に漏洩する磁界の少ない誘導加熱調理器
を提供することができる。
【0032】また、請求項3記載の発明によれば、冷却
フィンが加熱コイルと近接して配置され加熱コイル方向
の投影形状と加熱コイルの中心が重なるよう配設され、
磁気シールド手段は加熱コイルから漏洩する磁界強度分
布に応じて、隣合うふたつの磁性体のなす角度を変更し
てなるので、従来筐体底面に設けていたシールド板を省
略し、薄型で安価でかつ加熱コイルから周囲に漏洩する
磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することができる。
フィンが加熱コイルと近接して配置され加熱コイル方向
の投影形状と加熱コイルの中心が重なるよう配設され、
磁気シールド手段は加熱コイルから漏洩する磁界強度分
布に応じて、隣合うふたつの磁性体のなす角度を変更し
てなるので、従来筐体底面に設けていたシールド板を省
略し、薄型で安価でかつ加熱コイルから周囲に漏洩する
磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することができる。
【0033】さらに、請求項4記載の発明によれば、冷
却フィンが加熱コイルと近接して配置され加熱コイル方
向の投影形状と加熱コイルの中心が重なるよう配設さ
れ、磁気シールド手段は、冷却フィンの加熱コイル方向
の投影形状の長辺方向近傍、あるいは冷却フィンの羽根
に直角な方向近傍の前記磁性体の分布密度を他方向より
大きくしてなるので、従来筐体底面に設けていたシール
ド板を省略し、薄型で安価でかつ加熱コイルから周囲に
漏洩する磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することが
できる。
却フィンが加熱コイルと近接して配置され加熱コイル方
向の投影形状と加熱コイルの中心が重なるよう配設さ
れ、磁気シールド手段は、冷却フィンの加熱コイル方向
の投影形状の長辺方向近傍、あるいは冷却フィンの羽根
に直角な方向近傍の前記磁性体の分布密度を他方向より
大きくしてなるので、従来筐体底面に設けていたシール
ド板を省略し、薄型で安価でかつ加熱コイルから周囲に
漏洩する磁界の少ない誘導加熱調理器を提供することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の内部平面図
の内部平面図
【図2】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の要部平面図
の要部平面図
【図3】(a)は、従来例の誘導加熱調理器の要部平面
図 (b)は、同、誘導加熱調理器の断面図
図 (b)は、同、誘導加熱調理器の断面図
17 冷却フィン 29 加熱コイル 30a,30b,30c,30d フェライトコア(磁
気シールド手段)
気シールド手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 両角 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 負荷の近傍に前記負荷と対向配置される
加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する
周波数変換装置と、前記加熱コイルの近傍で前記負荷と
反対側に位置し、前記加熱コイル中心周囲に間隔を設
け、前記加熱コイル外周側から略中心方向に配設された
複数の磁性体を有する磁気シールド手段と、前記周波数
変換装置のスイッチング素子等を冷却し、前記加熱コイ
ルと近接して配置され、前記加熱コイル方向の投影形状
が略長方形をした冷却フィンとを備え、前記冷却フィン
は、前記加熱コイル方向の投影形状が前記加熱コイルの
中心に重なるよう配設され、かつ前記磁気シールド手段
は、前記磁性体の少なくともひとつが前記冷却フィンの
前記投影形状の略長方形の長辺方向に配設されてなる誘
導加熱調理器。 - 【請求項2】 負荷の近傍に前記負荷と対向配置される
加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する
周波数変換装置と、前記加熱コイルの近傍で前記負荷と
反対側に位置し、前記加熱コイル中心周囲に間隔を設
け、前記加熱コイル外周側から略中心方向に配設された
複数の磁性体を有する磁気シールド手段と、前記周波数
変換装置のスイッチング素子等を冷却し、前記加熱コイ
ルと近接して配置され、羽根を有した冷却フィンとを備
え、前記冷却フィンは、前記加熱コイル方向の投影形状
が前記加熱コイルの中心に重なるよう配設され、かつ前
記磁気シールド手段は、前記磁性体の少なくともひとつ
が前記冷却フィンの羽根と略垂直な方向に配設されてな
る誘導加熱調理器。 - 【請求項3】 負荷の近傍に前記負荷と対向配置される
加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する
周波数変換装置と、前記加熱コイルの近傍で前記負荷と
反対側に位置し、前記加熱コイル中心周囲に間隔を設
け、前記加熱コイル外周側から略中心方向に配設された
複数の磁性体を有する磁気シールド手段と、前記周波数
変換装置のスイッチング素子等を冷却し、前記加熱コイ
ルと近接して配置された冷却フィンとを備え、前記冷却
フィンは、前記加熱コイル方向の投影形状が前記加熱コ
イルの中心に重なるよう配設され、かつ前記磁気シール
ド手段は、前記加熱コイルから漏洩する磁界強度分布に
応じて、隣合うふたつの磁性体のなす角度を変更してな
る誘導加熱調理器。 - 【請求項4】 磁気シールド手段は、冷却フィンの加熱
コイル方向の投影形状の長辺方向近傍、または、前記冷
却フィンの羽根に直角な方向近傍の磁性体の分布密度を
他方向より大きくしてなる請求項3記載の誘導加熱調理
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8026373A JPH09223574A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8026373A JPH09223574A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09223574A true JPH09223574A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12191716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8026373A Pending JPH09223574A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09223574A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2147153A1 (es) * | 1998-11-30 | 2000-08-16 | Balay Sa | Bobina inductora para coccion con apantallamiento magnetico perimetral. |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP8026373A patent/JPH09223574A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2147153A1 (es) * | 1998-11-30 | 2000-08-16 | Balay Sa | Bobina inductora para coccion con apantallamiento magnetico perimetral. |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7087664B2 (ja) | コイル装置 | |
| WO2005024865A2 (en) | Inductive power transfer units having flux shields | |
| JP2011090798A (ja) | 誘導加熱調理装置 | |
| CN221227764U (zh) | 一种线盘组件和烹饪器具 | |
| CN115249572A (zh) | 磁部件和电力转换装置 | |
| JPH11345724A (ja) | 磁気漏洩形高周波トランスとこれを使用するインバータ回路 | |
| JPH09223574A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2976633B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH0917564A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP4693846B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
| JPH10116681A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP4173825B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
| JP3979083B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH1117083A (ja) | Emi対策機能付き放熱装置 | |
| KR102221510B1 (ko) | 방열 효율이 개선된 트랜스포머 | |
| JP4810779B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
| JPS6220290A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPS6220288A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2025091064A (ja) | 誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器 | |
| JP2006216430A (ja) | 誘導加熱装置 | |
| JP5274408B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH05315067A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH02162679A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH11144854A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPS5986185A (ja) | 誘導加熱調理器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050322 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050622 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050816 |