JPH09225037A - ガイドワイヤ用ディスペンサー - Google Patents
ガイドワイヤ用ディスペンサーInfo
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- JPH09225037A JPH09225037A JP8067228A JP6722896A JPH09225037A JP H09225037 A JPH09225037 A JP H09225037A JP 8067228 A JP8067228 A JP 8067228A JP 6722896 A JP6722896 A JP 6722896A JP H09225037 A JPH09225037 A JP H09225037A
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- guide wire
- lumen
- dispenser
- connector
- linear
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ガイドワイヤの挿入及び抜き出し抵抗が小さ
く、ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うことができ、
さらにガイドワイヤを濡らすための水を容易に注入する
ことができるガイドワイヤ用ディスペンサーを提供す
る。 【解決手段】チューブからなるディスペンサー本体、チ
ューブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクター部を
備え、該コネクター部は曲線状ルーメン部分と該曲線状
ルーメン部分の中間から分枝し且つ曲線状ルーメン部分
の長軸の接線にそって延伸する直線状ルーメン部分とを
有し、コネクター部の曲線状ルーメン部分の両端にディ
スペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペンサ
ー本体のルーメンを環状に連通するように且つコネクタ
ー部の直線状ルーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部
の後端を繋合してなることを特徴とするガイドワイヤ用
ディスペンサー。
く、ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うことができ、
さらにガイドワイヤを濡らすための水を容易に注入する
ことができるガイドワイヤ用ディスペンサーを提供す
る。 【解決手段】チューブからなるディスペンサー本体、チ
ューブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクター部を
備え、該コネクター部は曲線状ルーメン部分と該曲線状
ルーメン部分の中間から分枝し且つ曲線状ルーメン部分
の長軸の接線にそって延伸する直線状ルーメン部分とを
有し、コネクター部の曲線状ルーメン部分の両端にディ
スペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペンサ
ー本体のルーメンを環状に連通するように且つコネクタ
ー部の直線状ルーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部
の後端を繋合してなることを特徴とするガイドワイヤ用
ディスペンサー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドワイヤ用デ
ィスペンサーに関する。さらに詳しくは、本発明は、親
水性のコーティングを施したガイドワイヤを水中に浸漬
した状態で収納し、長尺のガイドワイヤを収納すること
ができ、ガイドワイヤを抵抗が少なく円滑に出し入れす
ることができるガイドワイヤ用ディスペンサーに関す
る。
ィスペンサーに関する。さらに詳しくは、本発明は、親
水性のコーティングを施したガイドワイヤを水中に浸漬
した状態で収納し、長尺のガイドワイヤを収納すること
ができ、ガイドワイヤを抵抗が少なく円滑に出し入れす
ることができるガイドワイヤ用ディスペンサーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、医療技術の進歩とともに、リアル
タイム表示画像下に、カテーテルを介して治療や診断を
行うインターベンショナルラジオロジーが広く行われる
ようになった。インターベンショナルラジオロジーにお
いては、まず穿刺針を通じて体腔内にガイドワイヤを挿
入し、次いでカテーテルをガイドワイヤに被せるように
して目的の患部まで押し進めるが、体腔内におけるガイ
ドワイヤのすべり性を改良するために、ガイドワイヤに
親水性のコーティングを施すことが一般的に行われてい
る。親水性のコーティング材料としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、マレイン酸
系ポリマー、ポリアクリルアミドなど、通常親水性ポリ
マーと考えられる材料が多用されている。これらの親水
性のコーティングを施したガイドワイヤに本来のすべり
性を発揮させるためには、当然その表面を充分に水に浸
漬し、ガイドワイヤ表面に充分な水の膜をつくる必要が
ある。初期のガイドワイヤ用ディスペンサーは、長いガ
イドワイヤを収納するに充分な長さを有する本体チュー
ブの先端に、ガイドワイヤ供給口を備えたストレートナ
ーが設けられ、末端に給液口が設けられていた。このよ
うなガイドワイヤ用ディスペンサーは、通常ポリエチレ
ンなどのすべりやすい材料で構成されているものの、本
体チューブが長くて扱いにくく、材料が水との濡れが悪
く、水を注入しても水が溜まりやすい構造ではないため
に、給液口から注射器で水を注入しても注射器を外すと
水が抜けやすく、さらに注射器が扱いにくいという欠点
があった。そのため、医師はガイドワイヤの使用に先だ
って、ガイドワイヤを広い容器に移して水に浸漬する必
要がある場合が多かった。しかし、このような方法によ
ると、当然ながら不潔になりやすく、感染の原因となる
おそれがある上に、手間がかかっていた。このために、
より衛生的で使用上の手間のかからないガイドワイヤ用
ディスペンサーが開発された。図1は、従来のガイドワ
イヤ用ディスペンサーの一態様の平面図である。本態様
のガイドワイヤ用ディスペンサーは、ルーメンを有する
チューブからなるディスペンサー本体1、ルーメンを有
するチューブからなるガイドワイヤ供給部2及びコネク
ター部3を備え、該コネクター部は直線状ルーメン部分
a4と該直線状ルーメン部分aの中間から分枝し且つ直
線状ルーメン部分aの長軸に平行に延伸する直線状ルー
メン部分b5とを有し、コネクター部の直線状ルーメン
部分bの先端と直線状ルーメン部分aの直線状ルーメン
部分bと逆方向の一端にディスペンサー本体の両端をそ
れぞれつないでディスペンサー本体のルーメンを環状に
連通するように且つコネクター部の直線状ルーメン部分
aの他端にガイドワイヤ供給部の後端をガイドワイヤ供
給部のルーメンが連通するように繋合している。このガ
イドワイヤ用ディスペンサーは、ガイドワイヤ供給部か
らディスペンサー本体に至る部分を直線状にして、ガイ
ドワイヤの挿入及び抜き出し抵抗を低下させようとした
ものであるが、十分に挿入及び抜き出し抵抗を下げて、
ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うことは困難であっ
た。また、給液口は通常コネクター部に設けられている
ので、水を注入するとガイドワイヤ供給部の先端口から
水が漏れてガイドワイヤ用ディスペンサー本体に水が行
きわたらないという問題があった。
タイム表示画像下に、カテーテルを介して治療や診断を
行うインターベンショナルラジオロジーが広く行われる
ようになった。インターベンショナルラジオロジーにお
いては、まず穿刺針を通じて体腔内にガイドワイヤを挿
入し、次いでカテーテルをガイドワイヤに被せるように
して目的の患部まで押し進めるが、体腔内におけるガイ
ドワイヤのすべり性を改良するために、ガイドワイヤに
親水性のコーティングを施すことが一般的に行われてい
る。親水性のコーティング材料としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、マレイン酸
系ポリマー、ポリアクリルアミドなど、通常親水性ポリ
マーと考えられる材料が多用されている。これらの親水
性のコーティングを施したガイドワイヤに本来のすべり
性を発揮させるためには、当然その表面を充分に水に浸
漬し、ガイドワイヤ表面に充分な水の膜をつくる必要が
ある。初期のガイドワイヤ用ディスペンサーは、長いガ
イドワイヤを収納するに充分な長さを有する本体チュー
ブの先端に、ガイドワイヤ供給口を備えたストレートナ
ーが設けられ、末端に給液口が設けられていた。このよ
うなガイドワイヤ用ディスペンサーは、通常ポリエチレ
ンなどのすべりやすい材料で構成されているものの、本
体チューブが長くて扱いにくく、材料が水との濡れが悪
く、水を注入しても水が溜まりやすい構造ではないため
に、給液口から注射器で水を注入しても注射器を外すと
水が抜けやすく、さらに注射器が扱いにくいという欠点
があった。そのため、医師はガイドワイヤの使用に先だ
って、ガイドワイヤを広い容器に移して水に浸漬する必
要がある場合が多かった。しかし、このような方法によ
ると、当然ながら不潔になりやすく、感染の原因となる
おそれがある上に、手間がかかっていた。このために、
より衛生的で使用上の手間のかからないガイドワイヤ用
ディスペンサーが開発された。図1は、従来のガイドワ
イヤ用ディスペンサーの一態様の平面図である。本態様
のガイドワイヤ用ディスペンサーは、ルーメンを有する
チューブからなるディスペンサー本体1、ルーメンを有
するチューブからなるガイドワイヤ供給部2及びコネク
ター部3を備え、該コネクター部は直線状ルーメン部分
a4と該直線状ルーメン部分aの中間から分枝し且つ直
線状ルーメン部分aの長軸に平行に延伸する直線状ルー
メン部分b5とを有し、コネクター部の直線状ルーメン
部分bの先端と直線状ルーメン部分aの直線状ルーメン
部分bと逆方向の一端にディスペンサー本体の両端をそ
れぞれつないでディスペンサー本体のルーメンを環状に
連通するように且つコネクター部の直線状ルーメン部分
aの他端にガイドワイヤ供給部の後端をガイドワイヤ供
給部のルーメンが連通するように繋合している。このガ
イドワイヤ用ディスペンサーは、ガイドワイヤ供給部か
らディスペンサー本体に至る部分を直線状にして、ガイ
ドワイヤの挿入及び抜き出し抵抗を低下させようとした
ものであるが、十分に挿入及び抜き出し抵抗を下げて、
ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うことは困難であっ
た。また、給液口は通常コネクター部に設けられている
ので、水を注入するとガイドワイヤ供給部の先端口から
水が漏れてガイドワイヤ用ディスペンサー本体に水が行
きわたらないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガイドワイ
ヤの挿入及び抜き出し抵抗が小さく、ガイドワイヤの出
し入れを円滑に行うことができ、さらにガイドワイヤを
濡らすための水を容易に注入することができるガイドワ
イヤ用ディスペンサーを提供することを目的としてなさ
れたものである。
ヤの挿入及び抜き出し抵抗が小さく、ガイドワイヤの出
し入れを円滑に行うことができ、さらにガイドワイヤを
濡らすための水を容易に注入することができるガイドワ
イヤ用ディスペンサーを提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ガイドワイヤ供
給部からディスペンサー本体に至る部分を直線状にする
よりも、ディスペンサー本体とコネクター部との繋合部
分を段差のない形状にすることにより、ガイドワイヤの
挿入及び抜き出し抵抗を効果的に低下することができる
ことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、(1)ルーメンを有す
るチューブからなるディスペンサー本体、ルーメンを有
するチューブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクタ
ー部を備え、該コネクター部は直線状ルーメン部分aと
該直線状ルーメン部分aの中間から分枝し且つ直線状ル
ーメン部分aの長軸に平行に延伸する直線状ルーメン部
分bとを有し、コネクター部の直線状ルーメン部分aの
両端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないでデ
ィスペンサー本体のルーメンを環状に連通するように且
つコネクター部の直線状ルーメン部分bの先端にガイド
ワイヤ供給部の後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが
連通するように繋合してなることを特徴とするガイドワ
イヤ用ディスペンサー、(2)ルーメンを有するチュー
ブからなるディスペンサー本体、ルーメンを有するチュ
ーブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクター部を備
え、該コネクター部は曲線状ルーメン部分と該曲線状ル
ーメン部分の中間から分枝し且つ曲線状ルーメン部分の
長軸の接線にそって延伸する直線状ルーメン部分とを有
し、コネクター部の曲線状ルーメン部分の両端にディス
ペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペンサー
本体のルーメンを環状に連通するように且つコネクター
部の直線状ルーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部の
後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが連通するように
繋合してなることを特徴とするガイドワイヤ用ディスペ
ンサー、及び、(3)ディスペンサー本体の中間部にル
ーメンと連通する給液口を設けてなる第(1)項又は第
(2)項記載のガイドワイヤ用ディスペンサー、を提供す
るものである。さらに、本発明の好ましい態様として、
(4)ディスペンサー本体のチューブの材質がフッ素樹
脂である第(1)項、第(2)項又は第(3)項記載のガイド
ワイヤ用ディスペンサー、を挙げることができる。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ガイドワイヤ供
給部からディスペンサー本体に至る部分を直線状にする
よりも、ディスペンサー本体とコネクター部との繋合部
分を段差のない形状にすることにより、ガイドワイヤの
挿入及び抜き出し抵抗を効果的に低下することができる
ことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、(1)ルーメンを有す
るチューブからなるディスペンサー本体、ルーメンを有
するチューブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクタ
ー部を備え、該コネクター部は直線状ルーメン部分aと
該直線状ルーメン部分aの中間から分枝し且つ直線状ル
ーメン部分aの長軸に平行に延伸する直線状ルーメン部
分bとを有し、コネクター部の直線状ルーメン部分aの
両端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないでデ
ィスペンサー本体のルーメンを環状に連通するように且
つコネクター部の直線状ルーメン部分bの先端にガイド
ワイヤ供給部の後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが
連通するように繋合してなることを特徴とするガイドワ
イヤ用ディスペンサー、(2)ルーメンを有するチュー
ブからなるディスペンサー本体、ルーメンを有するチュ
ーブからなるガイドワイヤ供給部及びコネクター部を備
え、該コネクター部は曲線状ルーメン部分と該曲線状ル
ーメン部分の中間から分枝し且つ曲線状ルーメン部分の
長軸の接線にそって延伸する直線状ルーメン部分とを有
し、コネクター部の曲線状ルーメン部分の両端にディス
ペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペンサー
本体のルーメンを環状に連通するように且つコネクター
部の直線状ルーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部の
後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが連通するように
繋合してなることを特徴とするガイドワイヤ用ディスペ
ンサー、及び、(3)ディスペンサー本体の中間部にル
ーメンと連通する給液口を設けてなる第(1)項又は第
(2)項記載のガイドワイヤ用ディスペンサー、を提供す
るものである。さらに、本発明の好ましい態様として、
(4)ディスペンサー本体のチューブの材質がフッ素樹
脂である第(1)項、第(2)項又は第(3)項記載のガイド
ワイヤ用ディスペンサー、を挙げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を詳細に
説明する。図2は、本発明のガイドワイヤ用ディスペン
サーの一態様の平面図である。本態様のガイドワイヤ用
ディスペンサーは、ルーメンを有するチューブからなる
ディスペンサー本体1、ルーメンを有するチューブから
なるガイドワイヤ供給部2及びコネクター部3を備え、
該コネクター部は直線状ルーメン部分a4と該直線状ル
ーメン部分aの中間から分枝し且つ直線状ルーメン部分
aの長軸に平行に延伸する直線状ルーメン部分b5とを
有し、コネクター部の直線状ルーメン部分aの両端にデ
ィスペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペン
サー本体のルーメンを環状に連通するように、且つコネ
クター部の直線状ルーメン部分bの先端にガイドワイヤ
供給部の後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが連通す
るように繋合する。このように、コネクター部の直線状
ルーメン部分aの両端にディスペンサー本体の両端をそ
れぞれつないでディスペンサー本体のルーメンを段差な
く環状に連通することにより、コネクター部の直線状ル
ーメン部分aの一端と分岐した直線状ルーメン部分bに
先端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないだ従
来のガイドワイヤ用ディスペンサーに比較して、ガイド
ワイヤの挿入及び抜き出し抵抗を大きく低減し、ガイド
ワイヤの出し入れを円滑に行うことができる。図3は、
本発明のガイドワイヤ用ディスペンサーの他の態様の平
面図である。本態様のガイドワイヤ用ディスペンサー
は、ルーメンを有するチューブからなるディスペンサー
本体1、ルーメンを有するチューブからなるガイドワイ
ヤ供給部2及びコネクター部3を備え、該コネクター部
は曲線状ルーメン部分6と該曲線状ルーメン部分の中間
から分枝し且つ曲線状ルーメン部分の長軸の接線にそっ
て延伸する直線状ルーメン部分7とを有し、コネクター
部の曲線状ルーメン部分の両端にディスペンサー本体の
両端をそれぞれつないでディスペンサー本体のルーメン
を環状に連通するように、且つコネクター部の直線状ル
ーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部の後端をガイド
ワイヤ供給部のルーメンが連通するように繋合する。こ
のように、コネクター部に曲線状ルーメン部分を設け、
その両端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつない
でディスペンサー本体のルーメンを完全な環形状に連通
することにより、ガイドワイヤの挿入及び抜き出し抵抗
を一層低減し、ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うこ
とができる。
説明する。図2は、本発明のガイドワイヤ用ディスペン
サーの一態様の平面図である。本態様のガイドワイヤ用
ディスペンサーは、ルーメンを有するチューブからなる
ディスペンサー本体1、ルーメンを有するチューブから
なるガイドワイヤ供給部2及びコネクター部3を備え、
該コネクター部は直線状ルーメン部分a4と該直線状ル
ーメン部分aの中間から分枝し且つ直線状ルーメン部分
aの長軸に平行に延伸する直線状ルーメン部分b5とを
有し、コネクター部の直線状ルーメン部分aの両端にデ
ィスペンサー本体の両端をそれぞれつないでディスペン
サー本体のルーメンを環状に連通するように、且つコネ
クター部の直線状ルーメン部分bの先端にガイドワイヤ
供給部の後端をガイドワイヤ供給部のルーメンが連通す
るように繋合する。このように、コネクター部の直線状
ルーメン部分aの両端にディスペンサー本体の両端をそ
れぞれつないでディスペンサー本体のルーメンを段差な
く環状に連通することにより、コネクター部の直線状ル
ーメン部分aの一端と分岐した直線状ルーメン部分bに
先端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないだ従
来のガイドワイヤ用ディスペンサーに比較して、ガイド
ワイヤの挿入及び抜き出し抵抗を大きく低減し、ガイド
ワイヤの出し入れを円滑に行うことができる。図3は、
本発明のガイドワイヤ用ディスペンサーの他の態様の平
面図である。本態様のガイドワイヤ用ディスペンサー
は、ルーメンを有するチューブからなるディスペンサー
本体1、ルーメンを有するチューブからなるガイドワイ
ヤ供給部2及びコネクター部3を備え、該コネクター部
は曲線状ルーメン部分6と該曲線状ルーメン部分の中間
から分枝し且つ曲線状ルーメン部分の長軸の接線にそっ
て延伸する直線状ルーメン部分7とを有し、コネクター
部の曲線状ルーメン部分の両端にディスペンサー本体の
両端をそれぞれつないでディスペンサー本体のルーメン
を環状に連通するように、且つコネクター部の直線状ル
ーメン部分の先端にガイドワイヤ供給部の後端をガイド
ワイヤ供給部のルーメンが連通するように繋合する。こ
のように、コネクター部に曲線状ルーメン部分を設け、
その両端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつない
でディスペンサー本体のルーメンを完全な環形状に連通
することにより、ガイドワイヤの挿入及び抜き出し抵抗
を一層低減し、ガイドワイヤの出し入れを円滑に行うこ
とができる。
【0006】本発明のガイドワイヤ用ディスペンサーの
ディスペンサー本体の大きさには特に制限はなく、使用
するガイドワイヤの直径及び長さに応じて適宜選択する
ことができる。例えば、チューブの内径は0.8〜7m
m、外径は1〜8mmとすることができ、全長は300〜
800mmとすることができる。通常使用されるガイドワ
イヤのうち、最も長いものは全長4,500mm程度であ
る。ディスペンサー本体の材料には特に制限はなく、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリエステル、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネー
トなどを使用することができるが、これらの中でフッ素
樹脂は、ガイドワイヤの挿入及び抜き出しの際の抵抗が
小さく、ガイドワイヤの出し入れを円滑にすることがで
きるので、特に好適に使用することができる。フッ素樹
脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、エチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリフッ化ビニルなどを挙げることができ
る。これらのフッ素樹脂の中で、ポリテトラフルオロエ
チレン及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体が、ガイドワイヤの挿入及
び抜き出しの抵抗を減少する点で特に好ましい。本発明
のガイドワイヤ用ディスペンサーにおいては、ディスペ
ンサー本体が透明な材料であることが好ましい。ディス
ペンサー本体が透明であると、水を注入する際の空気の
残存状態を外部から観察することができる。ディスペン
サー本体の内面は、平滑であるよりも、細かい凹凸を有
する粗い状態であることが好ましい。ディスペンサー本
体の内面があまりに平滑であると、親水性のコーティン
グを施したガイドワイヤが張り付いて動かしがたくなる
おそれがある。本発明のガイドワイヤ用ディスペンサー
は、ディスペンサー本体と連通するチューブ状のガイド
ワイヤ供給部2を備える。図4は、ガイドワイヤ供給部
及びカテーテルのコネクターの断面図及び斜視図であ
る。ガイドワイヤ供給部2は、先端にガイドワイヤ供給
口8を有し、後端がコネクター部の直線状ルーメン部分
の先端に繋合し、コネクター部を通じてディスペンサー
本体と連通する。ガイドワイヤ供給口の内径は、使用す
るガイドワイヤ9の外径とほぼ同じであることが好まし
い。ガイドワイヤ供給口の内径と、使用するガイドワイ
ヤの外径をほぼ同じとすることによって両者が適合し、
ガイドワイヤの移動を円滑に行うことができるととも
に、ガイドワイヤ供給口からの水洩れを防ぐことができ
る。ガイドワイヤ供給口から供給されるガイドワイヤ
は、カテーテルのコネクター10を経由してカテーテル
11内へ送られる。
ディスペンサー本体の大きさには特に制限はなく、使用
するガイドワイヤの直径及び長さに応じて適宜選択する
ことができる。例えば、チューブの内径は0.8〜7m
m、外径は1〜8mmとすることができ、全長は300〜
800mmとすることができる。通常使用されるガイドワ
イヤのうち、最も長いものは全長4,500mm程度であ
る。ディスペンサー本体の材料には特に制限はなく、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリエステル、ナイロン、フッ素樹脂、ポリカーボネー
トなどを使用することができるが、これらの中でフッ素
樹脂は、ガイドワイヤの挿入及び抜き出しの際の抵抗が
小さく、ガイドワイヤの出し入れを円滑にすることがで
きるので、特に好適に使用することができる。フッ素樹
脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、エチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリフッ化ビニルなどを挙げることができ
る。これらのフッ素樹脂の中で、ポリテトラフルオロエ
チレン及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体が、ガイドワイヤの挿入及
び抜き出しの抵抗を減少する点で特に好ましい。本発明
のガイドワイヤ用ディスペンサーにおいては、ディスペ
ンサー本体が透明な材料であることが好ましい。ディス
ペンサー本体が透明であると、水を注入する際の空気の
残存状態を外部から観察することができる。ディスペン
サー本体の内面は、平滑であるよりも、細かい凹凸を有
する粗い状態であることが好ましい。ディスペンサー本
体の内面があまりに平滑であると、親水性のコーティン
グを施したガイドワイヤが張り付いて動かしがたくなる
おそれがある。本発明のガイドワイヤ用ディスペンサー
は、ディスペンサー本体と連通するチューブ状のガイド
ワイヤ供給部2を備える。図4は、ガイドワイヤ供給部
及びカテーテルのコネクターの断面図及び斜視図であ
る。ガイドワイヤ供給部2は、先端にガイドワイヤ供給
口8を有し、後端がコネクター部の直線状ルーメン部分
の先端に繋合し、コネクター部を通じてディスペンサー
本体と連通する。ガイドワイヤ供給口の内径は、使用す
るガイドワイヤ9の外径とほぼ同じであることが好まし
い。ガイドワイヤ供給口の内径と、使用するガイドワイ
ヤの外径をほぼ同じとすることによって両者が適合し、
ガイドワイヤの移動を円滑に行うことができるととも
に、ガイドワイヤ供給口からの水洩れを防ぐことができ
る。ガイドワイヤ供給口から供給されるガイドワイヤ
は、カテーテルのコネクター10を経由してカテーテル
11内へ送られる。
【0007】本発明のガイドワイヤ用ディスペンサー
は、ディスペンサー本体にルーメンと連通する給液口を
設けることができる。給液口は、ディスペンサー本体の
中間部に設け、ガイドワイヤ用ディスペンサーにおい
て、コネクター部とほぼ対向する位置を占めることが好
ましい。図5は、給液口を有する本発明のガイドワイヤ
用ディスペンサーの一態様の平面図である。給液口12
をコネクター部とほぼ対向する位置に設けることによ
り、水を急速に注入しても、ガイドワイヤ供給口から水
が飛び出したり、水の流れにのってガイドワイヤ自体が
飛び出したりするこがなく、ディスペンサー本体内の空
気の残存を防止することができる。本発明のガイドワイ
ヤ用ディスペンサーにおいては、親水性のコーティング
を施したガイドワイヤを収納したのちに、給液口から水
を注入してガイドワイヤを水に浸漬することができ、あ
るいは、ガイドワイヤ用ディスペンサーに水を充填した
のちに、ガイドワイヤ供給部からガイドワイヤを収納す
ることができる。使用する水は、生理食塩水、蒸留水な
どを滅菌したものであることが好ましい。ディスペンサ
ー本体を透明な材料で構成することにより、水の注入状
態を外部から観察し、空気の残存を防止することができ
る。給液口は、ルアーロック又はルアーテーパーとする
ことが好ましい。給液口をルアーロック又はルアーテー
パーとすることにより、注射器を用いて容易に水を注入
することができる。ディスペンサー本体内に水を注入し
たのち、給液口を閉じて封止する。給液口を封止する方
法には特に制限はなく、例えば、給液口を栓で塞ぐこと
ができ、給液口に活栓を付けることができ、あるいは給
液口に逆止弁を設けることができる。本発明のガイドワ
イヤ用ディスペンサーは、必要に応じてディスペンサー
本体に脱気口を設けることができる。脱気口は、空気を
通すが水を通さない疎水性多孔体で封止し、ディスペン
サー本体内の空気を脱気口を通じて排除し、ディスペン
サー本体から空気が排除されたのちの脱気口からの水の
洩出を防ぐことが好ましい。脱気口を封止する疎水性多
孔体としては、例えば、疎水性材料の膜に細孔をあけた
多孔体膜や、疎水性繊維を織り上げた微細な織り目を有
する織物などを使用することができる。あるいは、ディ
スペンサー本体そのものを疎水性材料で作製し、レーザ
ー、中性子線などによりディスペンサー本体に細孔をあ
けることにより脱気口を設けることができる。
は、ディスペンサー本体にルーメンと連通する給液口を
設けることができる。給液口は、ディスペンサー本体の
中間部に設け、ガイドワイヤ用ディスペンサーにおい
て、コネクター部とほぼ対向する位置を占めることが好
ましい。図5は、給液口を有する本発明のガイドワイヤ
用ディスペンサーの一態様の平面図である。給液口12
をコネクター部とほぼ対向する位置に設けることによ
り、水を急速に注入しても、ガイドワイヤ供給口から水
が飛び出したり、水の流れにのってガイドワイヤ自体が
飛び出したりするこがなく、ディスペンサー本体内の空
気の残存を防止することができる。本発明のガイドワイ
ヤ用ディスペンサーにおいては、親水性のコーティング
を施したガイドワイヤを収納したのちに、給液口から水
を注入してガイドワイヤを水に浸漬することができ、あ
るいは、ガイドワイヤ用ディスペンサーに水を充填した
のちに、ガイドワイヤ供給部からガイドワイヤを収納す
ることができる。使用する水は、生理食塩水、蒸留水な
どを滅菌したものであることが好ましい。ディスペンサ
ー本体を透明な材料で構成することにより、水の注入状
態を外部から観察し、空気の残存を防止することができ
る。給液口は、ルアーロック又はルアーテーパーとする
ことが好ましい。給液口をルアーロック又はルアーテー
パーとすることにより、注射器を用いて容易に水を注入
することができる。ディスペンサー本体内に水を注入し
たのち、給液口を閉じて封止する。給液口を封止する方
法には特に制限はなく、例えば、給液口を栓で塞ぐこと
ができ、給液口に活栓を付けることができ、あるいは給
液口に逆止弁を設けることができる。本発明のガイドワ
イヤ用ディスペンサーは、必要に応じてディスペンサー
本体に脱気口を設けることができる。脱気口は、空気を
通すが水を通さない疎水性多孔体で封止し、ディスペン
サー本体内の空気を脱気口を通じて排除し、ディスペン
サー本体から空気が排除されたのちの脱気口からの水の
洩出を防ぐことが好ましい。脱気口を封止する疎水性多
孔体としては、例えば、疎水性材料の膜に細孔をあけた
多孔体膜や、疎水性繊維を織り上げた微細な織り目を有
する織物などを使用することができる。あるいは、ディ
スペンサー本体そのものを疎水性材料で作製し、レーザ
ー、中性子線などによりディスペンサー本体に細孔をあ
けることにより脱気口を設けることができる。
【0008】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例において使用した
ガイドワイヤは、ステンレス製、ポリビニルピロリドン
被覆したものであり、直径0.85mm、全長2,600mm
のものを用いた。また、検討したディスペンサー用チュ
ーブの材質は、ポリエチレン(PE)、ナイロン6(N
Y6)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であ
る。 実施例1(ガイドワイヤの挿入長さ) 図2に示す形状のガイドワイヤ用ディスペンサーを用い
て、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディスペン
サー本体のチューブの材質は、ポリエチレン、ナイロン
6、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体及びポリテトラフルオロ
エチレンであり、チューブの外径×内径は6×4mmであ
り、全長は540mmである。コネクターの材質はポリエ
チレンであり、直線状ルーメン部分aの長さは50mmで
あり、直線状ルーメン部分bの長さは20mmである。ま
た、ガイドワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、
長さは45mmである。コネクター部に設けられた給液口
よりガイドワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満
たし、温度22℃において、ガイドワイヤをチューブ内
に挿入し、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることがで
きる挿入長さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を
求めた。チューブの材質がテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体のとき、挿
入長さは2,535mmであり、ポリテトラフルオロエチ
レンのとき、挿入長さは2,153mmであった。その他
の材質の場合を含めて、結果を第1表に示す。 実施例2(ガイドワイヤの挿入長さ) 図3に示す形状のガイドワイヤ用ディスペンサーを用い
て、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディスペン
サー本体のチューブの材質は、ポリエチレン、ナイロン
6、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体及びポリテトラフルオロ
エチレンであり、チューブの外径×内径は6×4mmであ
り、全長は540mmである。コネクターの材質はABS
樹脂であり、曲線状ルーメン部分の長さは100mmであ
り、直線状ルーメン部分の長さは60mmである。また、
ガイドワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、長さ
は50mmである。コネクター部に設けられた給液口より
ガイドワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満た
し、温度22℃において、ガイドワイヤをチューブ内に
挿入し、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができ
る挿入長さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を求
めた。チューブの材質がテトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体のとき、挿入
長さは2,550mmであり、ポリテトラフルオロエチレ
ンのとき、挿入長さは2,468mmであった。その他の
材質の場合を含めて、結果を第1表に示す。 比較例1(ガイドワイヤの挿入長さ) 図1に示す形状の従来のガイドワイヤ用ディスペンサー
を用いて、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディ
スペンサー本体のチューブの材質は、ポリエチレンであ
り、チューブの外径×内径は6×4mmであり、全長は5
40mmである。コネクターの材質はポリエチレンであ
り、直線状ルーメン部分aの長さは50mmであり、直線
状ルーメン部分bの長さは20mmである。また、ガイド
ワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、長さは45
mmである。コネクター部に設けられた給液口よりガイド
ワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満たし、温度
22℃において、ガイドワイヤをチューブ内に挿入し、
ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができる挿入長
さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を求めたとこ
ろ1,652mmであった。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例において使用した
ガイドワイヤは、ステンレス製、ポリビニルピロリドン
被覆したものであり、直径0.85mm、全長2,600mm
のものを用いた。また、検討したディスペンサー用チュ
ーブの材質は、ポリエチレン(PE)、ナイロン6(N
Y6)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であ
る。 実施例1(ガイドワイヤの挿入長さ) 図2に示す形状のガイドワイヤ用ディスペンサーを用い
て、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディスペン
サー本体のチューブの材質は、ポリエチレン、ナイロン
6、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体及びポリテトラフルオロ
エチレンであり、チューブの外径×内径は6×4mmであ
り、全長は540mmである。コネクターの材質はポリエ
チレンであり、直線状ルーメン部分aの長さは50mmで
あり、直線状ルーメン部分bの長さは20mmである。ま
た、ガイドワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、
長さは45mmである。コネクター部に設けられた給液口
よりガイドワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満
たし、温度22℃において、ガイドワイヤをチューブ内
に挿入し、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることがで
きる挿入長さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を
求めた。チューブの材質がテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体のとき、挿
入長さは2,535mmであり、ポリテトラフルオロエチ
レンのとき、挿入長さは2,153mmであった。その他
の材質の場合を含めて、結果を第1表に示す。 実施例2(ガイドワイヤの挿入長さ) 図3に示す形状のガイドワイヤ用ディスペンサーを用い
て、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディスペン
サー本体のチューブの材質は、ポリエチレン、ナイロン
6、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体及びポリテトラフルオロ
エチレンであり、チューブの外径×内径は6×4mmであ
り、全長は540mmである。コネクターの材質はABS
樹脂であり、曲線状ルーメン部分の長さは100mmであ
り、直線状ルーメン部分の長さは60mmである。また、
ガイドワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、長さ
は50mmである。コネクター部に設けられた給液口より
ガイドワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満た
し、温度22℃において、ガイドワイヤをチューブ内に
挿入し、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができ
る挿入長さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を求
めた。チューブの材質がテトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体のとき、挿入
長さは2,550mmであり、ポリテトラフルオロエチレ
ンのとき、挿入長さは2,468mmであった。その他の
材質の場合を含めて、結果を第1表に示す。 比較例1(ガイドワイヤの挿入長さ) 図1に示す形状の従来のガイドワイヤ用ディスペンサー
を用いて、ガイドワイヤ挿入性を調べた。使用したディ
スペンサー本体のチューブの材質は、ポリエチレンであ
り、チューブの外径×内径は6×4mmであり、全長は5
40mmである。コネクターの材質はポリエチレンであ
り、直線状ルーメン部分aの長さは50mmであり、直線
状ルーメン部分bの長さは20mmである。また、ガイド
ワイヤ供給部の材質はポリエチレンであり、長さは45
mmである。コネクター部に設けられた給液口よりガイド
ワイヤ用ディスペンサーの内部に蒸留水を満たし、温度
22℃において、ガイドワイヤをチューブ内に挿入し、
ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができる挿入長
さを求めた。測定は3回繰り返し、平均値を求めたとこ
ろ1,652mmであった。
【0009】
【表1】
【0010】第1表の結果から、ディスペンサー本体の
チューブ材質にポリエチレンを用い、コネクター部の直
線状ルーメン部分aの先端と直線状ルーメン部分bの一
端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないでディ
スペンサー本体のルーメンを環状に連通し、コネクター
部の直線状ルーメン部分aの他端にガイドワイヤ供給部
の後端をつないだ比較例1の従来のガイドワイヤ用ディ
スペンサーでは、ガイドワイヤを円滑に出し入れするこ
とができる挿入長さが短いのに対して、実施例1及び実
施例2の本発明のガイドワイヤ用ディスペンサーにおい
ては、ディスペンサー本体のチューブ材質に同じポリエ
チレンを用いた場合でも挿入長さが長くなっていること
が分かる。また、同じ材質のチューブを用いた場合は、
直線状ルーメン部分を有するコネクター部を備えた実施
例1のガイドワイヤ用ディスペンサーよりも、曲線状ル
ーメン部分を有するコネクター部を備えた実施例2のガ
イドワイヤ用ディスペンサーの方が挿入長さが長く、ル
ーメン部分を曲線状とすることが、ガイドワイヤの挿入
及び抜き出し抵抗の低減に効果を発揮することが分か
る。さらに、同じコネクター形状のガイドワイヤ用ディ
スペンサーにおいては、チューブの材質がテトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体であるときに、挿入長さが最も長くなる。 実施例3(ディスペンサーへの注水性) ディスペンサー本体の材質がテトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体である実
施例2に用いたガイドワイヤ用ディスペンサーに、給液
口のないコネクター部を取付け、ディスペンサー本体の
中間部に逆止弁[バーネイ社製]つきの給液口を設け
て、図5に示す構造のガイドワイヤ用ディスペンサーを
作製した。このガイドワイヤ用ディスペンサーに、ディ
スペンサー本体の中間部に設けた給液口より、毎秒20
mlの流量で5秒間蒸留水を注入し、ガイドワイヤ用ディ
スペンサーに充填された蒸留水の量を測定した。測定を
3回繰り返したところ、完全充填に対する割合はそれぞ
れ91%、92%、98%であり、平均値は94%であ
った。 比較例2(ディスペンサーへの注水性) 比較例1に用いた従来のガイドワイヤ用ディスペンサー
を用い、コネクター部に設けられた給液口より、毎秒2
0mlの流量で5秒間蒸留水を注入し、ガイドワイヤ用デ
ィスペンサーに充填された蒸留水の量を測定した。測定
を3回繰り返したところ、完全充填に対する割合はそれ
ぞれ60%、66%、51%であり、平均値は59%で
あった。実施例3及び比較例2の結果から、ディスペン
サー本体の中間部に給液口を設けてなる本発明のガイド
ワイヤ用ディスペンサーは、従来のガイドワイヤ用ディ
スペンサーに比較して、ディスペンサー本体内の空気の
残存量が極端に少なく、注水性に優れていることが分か
る。
チューブ材質にポリエチレンを用い、コネクター部の直
線状ルーメン部分aの先端と直線状ルーメン部分bの一
端にディスペンサー本体の両端をそれぞれつないでディ
スペンサー本体のルーメンを環状に連通し、コネクター
部の直線状ルーメン部分aの他端にガイドワイヤ供給部
の後端をつないだ比較例1の従来のガイドワイヤ用ディ
スペンサーでは、ガイドワイヤを円滑に出し入れするこ
とができる挿入長さが短いのに対して、実施例1及び実
施例2の本発明のガイドワイヤ用ディスペンサーにおい
ては、ディスペンサー本体のチューブ材質に同じポリエ
チレンを用いた場合でも挿入長さが長くなっていること
が分かる。また、同じ材質のチューブを用いた場合は、
直線状ルーメン部分を有するコネクター部を備えた実施
例1のガイドワイヤ用ディスペンサーよりも、曲線状ル
ーメン部分を有するコネクター部を備えた実施例2のガ
イドワイヤ用ディスペンサーの方が挿入長さが長く、ル
ーメン部分を曲線状とすることが、ガイドワイヤの挿入
及び抜き出し抵抗の低減に効果を発揮することが分か
る。さらに、同じコネクター形状のガイドワイヤ用ディ
スペンサーにおいては、チューブの材質がテトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体であるときに、挿入長さが最も長くなる。 実施例3(ディスペンサーへの注水性) ディスペンサー本体の材質がテトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体である実
施例2に用いたガイドワイヤ用ディスペンサーに、給液
口のないコネクター部を取付け、ディスペンサー本体の
中間部に逆止弁[バーネイ社製]つきの給液口を設け
て、図5に示す構造のガイドワイヤ用ディスペンサーを
作製した。このガイドワイヤ用ディスペンサーに、ディ
スペンサー本体の中間部に設けた給液口より、毎秒20
mlの流量で5秒間蒸留水を注入し、ガイドワイヤ用ディ
スペンサーに充填された蒸留水の量を測定した。測定を
3回繰り返したところ、完全充填に対する割合はそれぞ
れ91%、92%、98%であり、平均値は94%であ
った。 比較例2(ディスペンサーへの注水性) 比較例1に用いた従来のガイドワイヤ用ディスペンサー
を用い、コネクター部に設けられた給液口より、毎秒2
0mlの流量で5秒間蒸留水を注入し、ガイドワイヤ用デ
ィスペンサーに充填された蒸留水の量を測定した。測定
を3回繰り返したところ、完全充填に対する割合はそれ
ぞれ60%、66%、51%であり、平均値は59%で
あった。実施例3及び比較例2の結果から、ディスペン
サー本体の中間部に給液口を設けてなる本発明のガイド
ワイヤ用ディスペンサーは、従来のガイドワイヤ用ディ
スペンサーに比較して、ディスペンサー本体内の空気の
残存量が極端に少なく、注水性に優れていることが分か
る。
【0011】
【発明の効果】本発明のガイドワイヤ用ディスペンサー
によれば、ガイドワイヤの挿入及び抜き出しの抵抗が小
さく、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができ
る。さらに、ディスペンサー本体のコネクター部に対向
する位置に給液口を設けることにより、ガイドワイヤを
濡らすための水を容易に注入することができる。
によれば、ガイドワイヤの挿入及び抜き出しの抵抗が小
さく、ガイドワイヤを円滑に出し入れすることができ
る。さらに、ディスペンサー本体のコネクター部に対向
する位置に給液口を設けることにより、ガイドワイヤを
濡らすための水を容易に注入することができる。
【図1】図1は、従来のガイドワイヤ用ディスペンサー
の一態様の平面図である。
の一態様の平面図である。
【図2】図2は、本発明のガイドワイヤ用ディスペンサ
ーの一態様の平面図である。
ーの一態様の平面図である。
【図3】図3は、本発明のガイドワイヤ用ディスペンサ
ーの他の態様の平面図である。
ーの他の態様の平面図である。
【図4】図4は、ガイドワイヤ供給部及びカテーテルの
コネクターの断面図及び斜視図である。
コネクターの断面図及び斜視図である。
【図5】図5は、給液口を有する本発明のガイドワイヤ
用ディスペンサーの一態様の平面図である。
用ディスペンサーの一態様の平面図である。
1 ディスペンサー本体 2 ガイドワイヤ供給部 3 コネクター部 4 直線状ルーメン部分a 5 直線状ルーメン部分b 6 曲線状ルーメン部分 7 直線状ルーメン部分 8 ガイドワイヤ供給口 9 ガイドワイヤ 10 コネクター 11 カテーテル 12 給液口
Claims (3)
- 【請求項1】ルーメンを有するチューブからなるディス
ペンサー本体、ルーメンを有するチューブからなるガイ
ドワイヤ供給部及びコネクター部を備え、該コネクター
部は直線状ルーメン部分aと該直線状ルーメン部分aの
中間から分枝し且つ直線状ルーメン部分aの長軸に平行
に延伸する直線状ルーメン部分bとを有し、コネクター
部の直線状ルーメン部分aの両端にディスペンサー本体
の両端をそれぞれつないでディスペンサー本体のルーメ
ンを環状に連通するように且つコネクター部の直線状ル
ーメン部分bの先端にガイドワイヤ供給部の後端をガイ
ドワイヤ供給部のルーメンが連通するように繋合してな
ることを特徴とするガイドワイヤ用ディスペンサー。 - 【請求項2】ルーメンを有するチューブからなるディス
ペンサー本体、ルーメンを有するチューブからなるガイ
ドワイヤ供給部及びコネクター部を備え、該コネクター
部は曲線状ルーメン部分と該曲線状ルーメン部分の中間
から分枝し且つ曲線状ルーメン部分の長軸の接線にそっ
て延伸する直線状ルーメン部分とを有し、コネクター部
の曲線状ルーメン部分の両端にディスペンサー本体の両
端をそれぞれつないでディスペンサー本体のルーメンを
環状に連通するように且つコネクター部の直線状ルーメ
ン部分の先端にガイドワイヤ供給部の後端をガイドワイ
ヤ供給部のルーメンが連通するように繋合してなること
を特徴とするガイドワイヤ用ディスペンサー。 - 【請求項3】ディスペンサー本体の中間部にルーメンと
連通する給液口を設けてなる請求項1又は請求項2記載
のガイドワイヤ用ディスペンサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067228A JPH09225037A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | ガイドワイヤ用ディスペンサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067228A JPH09225037A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | ガイドワイヤ用ディスペンサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225037A true JPH09225037A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13338858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8067228A Pending JPH09225037A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | ガイドワイヤ用ディスペンサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225037A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005040599A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-17 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用カテーテルおよびカテーテル収納体 |
| JP2007105170A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Japan Lifeline Co Ltd | ガイドワイヤ用ディスペンサ |
| JP2008093339A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Terumo Corp | ガイドワイヤー供給具 |
| US8568373B2 (en) | 2009-02-03 | 2013-10-29 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical elongate member housing tool and medical elongate member housing tool assembly |
| JP2018027218A (ja) * | 2016-08-18 | 2018-02-22 | テルモ株式会社 | 医療用チューブおよび医療用デバイス |
| JP2020163045A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | テルモ株式会社 | カテーテルホルダ、カテーテル組立体及びプライミング方法 |
| DE102020105237A1 (de) | 2020-02-27 | 2021-09-02 | FUJIFILM medwork GmbH | Vorrichtung zur Handhabung eines medizinischen Führungsdrahtes mit einem Dispenserschlauch |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP8067228A patent/JPH09225037A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005040599A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-17 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用カテーテルおよびカテーテル収納体 |
| JP2007105170A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Japan Lifeline Co Ltd | ガイドワイヤ用ディスペンサ |
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| US10792475B2 (en) | 2016-08-18 | 2020-10-06 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical tube and medical device |
| JP2020163045A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | テルモ株式会社 | カテーテルホルダ、カテーテル組立体及びプライミング方法 |
| DE102020105237A1 (de) | 2020-02-27 | 2021-09-02 | FUJIFILM medwork GmbH | Vorrichtung zur Handhabung eines medizinischen Führungsdrahtes mit einem Dispenserschlauch |
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