JPH09225526A - 極薄金属薄帯の巻取方法 - Google Patents
極薄金属薄帯の巻取方法Info
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- JPH09225526A JPH09225526A JP3674996A JP3674996A JPH09225526A JP H09225526 A JPH09225526 A JP H09225526A JP 3674996 A JP3674996 A JP 3674996A JP 3674996 A JP3674996 A JP 3674996A JP H09225526 A JPH09225526 A JP H09225526A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、極薄金属薄帯がリールに巻取られる
に際し、該極薄金属薄帯の破断を防止し、且つその幅方
向を容易に揃えることが可能な極薄金属薄帯の巻取方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】搬送手段上を高速移動する極薄金属薄帯を
リールに巻取るに際して、薄帯幅方向の一方の端部に該
薄帯の進行方向に向かう張力を与え、該張力付与端部の
搬送手段上での位置を検知し、それが常に一定位置とな
るように上記リールを調整する。
に際し、該極薄金属薄帯の破断を防止し、且つその幅方
向を容易に揃えることが可能な極薄金属薄帯の巻取方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】搬送手段上を高速移動する極薄金属薄帯を
リールに巻取るに際して、薄帯幅方向の一方の端部に該
薄帯の進行方向に向かう張力を与え、該張力付与端部の
搬送手段上での位置を検知し、それが常に一定位置とな
るように上記リールを調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極薄金属薄帯の巻
取方法に関し、詳しくは、極薄金属薄帯をリールにコイ
ル状に巻取るに際しての巻形状を整えるため、その薄帯
幅方向の一方の端部に張力を付与し、張力を付与した側
の該端部の位置制御を行いつつ高速で巻取る技術に係わ
る。
取方法に関し、詳しくは、極薄金属薄帯をリールにコイ
ル状に巻取るに際しての巻形状を整えるため、その薄帯
幅方向の一方の端部に張力を付与し、張力を付与した側
の該端部の位置制御を行いつつ高速で巻取る技術に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】金属帯の巻取りに関して、従来より開示
されている技術は以下の通りである。例えば、特開平2
−20608号公報は、連続圧延ラインを走行中の鋼帯
の蛇行量を検出して、その検出量に見合った分を圧延機
のレベリングやベンディングによって修正する方法を開
示している。また、特開平2−118031号公報は、
金属帯を長距離にわたって走行させる時に発生する蛇行
を防止するに際し、ライン内に設けたテンションレベラ
の左右圧下量を調整する方法を、特開平2−20031
0号公報や特開昭61−259815号公報は、圧延に
用いるワークロールの位置を変えることによって蛇行を
矯正する方法を、さらに特開昭62−19812号公報
は、リニアモータによる蛇行矯正方法を示している。こ
れらの方法は、いずれも、金属帯が幅方向に剛性のある
場合において、それを機械的な力によって強制的に修正
し、適切な走行状態にする方法である。つまり、ある程
度厚みがあって剛性があり、且つそれ自身が変形しない
金属帯の巻取を対象としている。
されている技術は以下の通りである。例えば、特開平2
−20608号公報は、連続圧延ラインを走行中の鋼帯
の蛇行量を検出して、その検出量に見合った分を圧延機
のレベリングやベンディングによって修正する方法を開
示している。また、特開平2−118031号公報は、
金属帯を長距離にわたって走行させる時に発生する蛇行
を防止するに際し、ライン内に設けたテンションレベラ
の左右圧下量を調整する方法を、特開平2−20031
0号公報や特開昭61−259815号公報は、圧延に
用いるワークロールの位置を変えることによって蛇行を
矯正する方法を、さらに特開昭62−19812号公報
は、リニアモータによる蛇行矯正方法を示している。こ
れらの方法は、いずれも、金属帯が幅方向に剛性のある
場合において、それを機械的な力によって強制的に修正
し、適切な走行状態にする方法である。つまり、ある程
度厚みがあって剛性があり、且つそれ自身が変形しない
金属帯の巻取を対象としている。
【0003】ところが、これらの方法を非晶質金属薄帯
等、厚み50μm以下の極薄金属薄帯に適用しようとす
ると、幅方向の剛性がないので、例えば紙を横方向に押
すのと同じく、該薄帯自身が変形してしまう。そのた
め、該金属薄帯幅方向の端部を揃える効果が得られない
ばかりか、機械的な力によってクラックが発生し、破断
に至る。したがって、厚み50μm以下程度の極薄金属
薄帯を走行中にその幅方向における位置を制御するに
は、上記の従来技術は適用することができない。
等、厚み50μm以下の極薄金属薄帯に適用しようとす
ると、幅方向の剛性がないので、例えば紙を横方向に押
すのと同じく、該薄帯自身が変形してしまう。そのた
め、該金属薄帯幅方向の端部を揃える効果が得られない
ばかりか、機械的な力によってクラックが発生し、破断
に至る。したがって、厚み50μm以下程度の極薄金属
薄帯を走行中にその幅方向における位置を制御するに
は、上記の従来技術は適用することができない。
【0004】そのため、極薄金属薄帯は、全く新しい走
行中の幅方向に関する位置制御技術が要求される。そこ
で、特開平4−356337号公報は、高速回転する冷
却ロールで製造された金属薄帯を該ロールから巻取機ま
で搬送するに際し、該薄帯の表面にガスを吹付けてその
押付力で蛇行を防止する技術を開示した。しかしなが
ら、その方法では、軽度の蛇行を防止できたが、十分満
足いく結果が得られていないのが現状である。
行中の幅方向に関する位置制御技術が要求される。そこ
で、特開平4−356337号公報は、高速回転する冷
却ロールで製造された金属薄帯を該ロールから巻取機ま
で搬送するに際し、該薄帯の表面にガスを吹付けてその
押付力で蛇行を防止する技術を開示した。しかしなが
ら、その方法では、軽度の蛇行を防止できたが、十分満
足いく結果が得られていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑み、極薄金属薄帯がリールに巻取られるに際し、該
極薄金属薄帯の破断を防止し、且つその幅方向を容易に
揃えることが可能な極薄金属薄帯の巻取方法を提供する
ことを目的としている。
を鑑み、極薄金属薄帯がリールに巻取られるに際し、該
極薄金属薄帯の破断を防止し、且つその幅方向を容易に
揃えることが可能な極薄金属薄帯の巻取方法を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため、極薄金属薄帯の巻取時の現象を鋭意研究
し、以下の知見を得た。すなわち、極薄金属薄帯を生産
性を損なわずに巻取るには、薄帯の厚みが薄いため高速
での巻取が要求される。そして、単ロール法で製造され
る厚み50μm以下程度の非晶質金属薄帯等は、通常、
時速100kmにもおよぶ高速で移動しているので、外
力がかかると極めて敏感に反応して、容易に破断に至っ
たり、リールに巻き取る際に幅方向の端部が揃わない
と、巻太り過程で異常な外力がかかり、容易に破断す
る。特に、瞬間的な緩みや巻取り中の張力変動は絶対に
避けなければならない。
成するため、極薄金属薄帯の巻取時の現象を鋭意研究
し、以下の知見を得た。すなわち、極薄金属薄帯を生産
性を損なわずに巻取るには、薄帯の厚みが薄いため高速
での巻取が要求される。そして、単ロール法で製造され
る厚み50μm以下程度の非晶質金属薄帯等は、通常、
時速100kmにもおよぶ高速で移動しているので、外
力がかかると極めて敏感に反応して、容易に破断に至っ
たり、リールに巻き取る際に幅方向の端部が揃わない
と、巻太り過程で異常な外力がかかり、容易に破断す
る。特に、瞬間的な緩みや巻取り中の張力変動は絶対に
避けなければならない。
【0007】また、極薄金属薄帯を高速で巻き取ると、
すでに巻かれた部分とこれから巻かれる薄帯の間に空気
の巻き込みによる気流が発生し、この空気の圧力がバラ
ンスによって該薄帯は幅方向に自在に移動(蛇行)して
しまう。特に、非晶質金属薄帯の場合には、各巻層間の
摩擦抵抗が小さく、かつ軽量で剛性がないために幅方向
に自在に動き易く、結果として乱巻き状態となる。さら
に、薄帯は、剛性がなく、幅方向の一方の端部を他方の
端部で緊張したり緩めて上下に揺れたりする状態では、
搬送手段上での端部位置が正しく把握できないため乱巻
きとなる。
すでに巻かれた部分とこれから巻かれる薄帯の間に空気
の巻き込みによる気流が発生し、この空気の圧力がバラ
ンスによって該薄帯は幅方向に自在に移動(蛇行)して
しまう。特に、非晶質金属薄帯の場合には、各巻層間の
摩擦抵抗が小さく、かつ軽量で剛性がないために幅方向
に自在に動き易く、結果として乱巻き状態となる。さら
に、薄帯は、剛性がなく、幅方向の一方の端部を他方の
端部で緊張したり緩めて上下に揺れたりする状態では、
搬送手段上での端部位置が正しく把握できないため乱巻
きとなる。
【0008】そこで、発明者は、極薄金属薄帯の特徴で
ある該薄帯に剛性のないことを逆に利用することに着眼
し、これらの問題を解決するようにした。また、発明者
は、前記巻層間の空気の圧力層を一方の端部を引張るこ
とで常に一定方向に流す作用を促進させ、張力付与側の
端部が積層された時に、安定した位置に治まることを利
用するようにした。
ある該薄帯に剛性のないことを逆に利用することに着眼
し、これらの問題を解決するようにした。また、発明者
は、前記巻層間の空気の圧力層を一方の端部を引張るこ
とで常に一定方向に流す作用を促進させ、張力付与側の
端部が積層された時に、安定した位置に治まることを利
用するようにした。
【0009】従って、本発明は、搬送手段上を高速移動
する極薄金属薄帯をリールに巻取るに際して、薄帯幅方
向の一方の端部に該薄帯の進行方向に向かう張力を与
え、該張力付与端部の搬送手段上での位置を検知し、そ
れが常に一定となるように上記リールを調整することを
特徴とする極薄金属薄帯の巻取方法である。また、本発
明は、上記張力を、薄帯の単位断面積当たり0.5kg
/mm2 以上10kg/m2 以下、板厚を50μm以下
としたことを特徴とする極薄金属薄帯の巻取方法であ
る。さらに、本発明は、上記張力の付与を、薄帯幅方向
での張力付与端部と他端部でのパスライン長さを変えて
行ったり、あるいは、張力付与端部の搬送手段上での位
置を、非接触型位置検出器で検知することを特徴とする
極薄金属薄帯の巻取方法でもある。
する極薄金属薄帯をリールに巻取るに際して、薄帯幅方
向の一方の端部に該薄帯の進行方向に向かう張力を与
え、該張力付与端部の搬送手段上での位置を検知し、そ
れが常に一定となるように上記リールを調整することを
特徴とする極薄金属薄帯の巻取方法である。また、本発
明は、上記張力を、薄帯の単位断面積当たり0.5kg
/mm2 以上10kg/m2 以下、板厚を50μm以下
としたことを特徴とする極薄金属薄帯の巻取方法であ
る。さらに、本発明は、上記張力の付与を、薄帯幅方向
での張力付与端部と他端部でのパスライン長さを変えて
行ったり、あるいは、張力付与端部の搬送手段上での位
置を、非接触型位置検出器で検知することを特徴とする
極薄金属薄帯の巻取方法でもある。
【0010】かかる本発明にれば、薄帯幅方向の一方の
端部の巻き姿が整い、結果的に乱巻きなどによる破断が
発生せずに、円滑な巻取りが可能となる。以下に、本発
明の内容と作用とを詳しく説明する。
端部の巻き姿が整い、結果的に乱巻きなどによる破断が
発生せずに、円滑な巻取りが可能となる。以下に、本発
明の内容と作用とを詳しく説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明では、鋳造ロール2
から巻取機4まで搬送手段8(例えば、ベルト・コンベ
ア)上を走行する極薄金属薄帯1の幅方向の一端に張力
を与える。それによって、張力付与端部の搬送手段8上
での位置が正しく検出でき、該端部の位置制御が容易に
なる。この場合、金属薄帯幅方向の全域に張力を付与し
ても同様の結果になると考えられがちであるが、非晶質
金属薄帯1では幅方向に必ずしも厚みが一定でない場合
があり、厚みに1〜2μmの差がある場合や幅方向中央
にクラウン形状が生じた場合等には、中央部分のみ張力
付加状態となり端部は張力が緩くなって揺れる問題があ
り、本発明の一方の端部に張力をかける場合に比べて、
効果の安定性に格段の差がでる。その際、50μm以下
の極薄金属薄帯1では、該張力が単位断面積当たり0.
5kg/mm2 以上10kg/mm2 以下であることが
好ましい。0.5kg/mm2 以下では張力をかけた効
果がなく、10kg/mm2 を超えると該極薄金属薄帯
1が破断するからである。
から巻取機4まで搬送手段8(例えば、ベルト・コンベ
ア)上を走行する極薄金属薄帯1の幅方向の一端に張力
を与える。それによって、張力付与端部の搬送手段8上
での位置が正しく検出でき、該端部の位置制御が容易に
なる。この場合、金属薄帯幅方向の全域に張力を付与し
ても同様の結果になると考えられがちであるが、非晶質
金属薄帯1では幅方向に必ずしも厚みが一定でない場合
があり、厚みに1〜2μmの差がある場合や幅方向中央
にクラウン形状が生じた場合等には、中央部分のみ張力
付加状態となり端部は張力が緩くなって揺れる問題があ
り、本発明の一方の端部に張力をかける場合に比べて、
効果の安定性に格段の差がでる。その際、50μm以下
の極薄金属薄帯1では、該張力が単位断面積当たり0.
5kg/mm2 以上10kg/mm2 以下であることが
好ましい。0.5kg/mm2 以下では張力をかけた効
果がなく、10kg/mm2 を超えると該極薄金属薄帯
1が破断するからである。
【0012】また、図3に極薄金属薄帯1の厚みと張力
との関係を示すが、ステンレス箔と違って、非晶質金属
薄帯の場合には、厚みが50μmを越すと結晶層が促進
され、その結果薄帯が脆弱となるので、本発明での厚み
の上限は、非晶質金属薄帯の限界である50μmに限定
するのが良い。次に、極薄金属薄帯1の幅方向の一端側
に張力を付与する方法は種々考えられるが、付与側端部
のパスラインを未付与側より短くする方法がもっとも単
純かつ合理的である。図1〜2は、パスラインをそのよ
うにする方法を図示したもので、図1(a)と(b)に
示す巻取リールの巻取角度を斜めにする方法及び図2
(a)と(b)に示すラインロール(デフロール)の径
を変えるものである。このいずれの方法によっても本発
明に係る一端部側への張力付与は可能であるが、本発明
ではこれらの他いかなる手段によって付与しても良い。
との関係を示すが、ステンレス箔と違って、非晶質金属
薄帯の場合には、厚みが50μmを越すと結晶層が促進
され、その結果薄帯が脆弱となるので、本発明での厚み
の上限は、非晶質金属薄帯の限界である50μmに限定
するのが良い。次に、極薄金属薄帯1の幅方向の一端側
に張力を付与する方法は種々考えられるが、付与側端部
のパスラインを未付与側より短くする方法がもっとも単
純かつ合理的である。図1〜2は、パスラインをそのよ
うにする方法を図示したもので、図1(a)と(b)に
示す巻取リールの巻取角度を斜めにする方法及び図2
(a)と(b)に示すラインロール(デフロール)の径
を変えるものである。このいずれの方法によっても本発
明に係る一端部側への張力付与は可能であるが、本発明
ではこれらの他いかなる手段によって付与しても良い。
【0013】また、張力付与側の搬送手段8上での幅方
向位置の検出は、光学的手法や磁気検出手法あるいは撮
像手法、さらには触針手法等が考えられるが、極薄金属
薄帯は極めて薄く、高速移動しており、僅かな外乱に敏
感に反応して張力変動をおこしたり破断するので、該検
出は非接触であることが望ましい。非接触であれば、レ
ーザ光やCCDカメラ等の光学手法、あるいは超音波や
X線等での検知方法、さらには赤外線や磁気感知方法
等、いかなる手法を用いても何ら差し支えない。
向位置の検出は、光学的手法や磁気検出手法あるいは撮
像手法、さらには触針手法等が考えられるが、極薄金属
薄帯は極めて薄く、高速移動しており、僅かな外乱に敏
感に反応して張力変動をおこしたり破断するので、該検
出は非接触であることが望ましい。非接触であれば、レ
ーザ光やCCDカメラ等の光学手法、あるいは超音波や
X線等での検知方法、さらには赤外線や磁気感知方法
等、いかなる手法を用いても何ら差し支えない。
【0014】従来、金属薄帯の巻取においてかかる端部
矯正方法としては、巻取リール4より上流側において金
属薄帯自身を強制的に移動させて、該端部位置を調整す
るのが常であった。しかし、その方法では、前記のよう
に、該薄帯を破断することが多い。そこで、本発明は、
高速で移動する極薄金属薄帯1に強制的に位置の変更を
強要するものではなく、薄帯の位置ずれに応じて巻取リ
ール4側を移動させることを最も重要なポイントにして
いる。このため、搬送手段8上を走る極薄金属薄帯1に
位置強制のための力の作用はまったく不要となり、該薄
帯は何ら支障なく、ライン上を通過することになる。こ
の利点を最大限にいかした本発明は、端部の位置検出器
6を巻取りリールの上流に配置し、位置ずれの検出量に
応じて巻取りリールを移動させることによって極めて安
定した巻取りを容易ならしめるのである。
矯正方法としては、巻取リール4より上流側において金
属薄帯自身を強制的に移動させて、該端部位置を調整す
るのが常であった。しかし、その方法では、前記のよう
に、該薄帯を破断することが多い。そこで、本発明は、
高速で移動する極薄金属薄帯1に強制的に位置の変更を
強要するものではなく、薄帯の位置ずれに応じて巻取リ
ール4側を移動させることを最も重要なポイントにして
いる。このため、搬送手段8上を走る極薄金属薄帯1に
位置強制のための力の作用はまったく不要となり、該薄
帯は何ら支障なく、ライン上を通過することになる。こ
の利点を最大限にいかした本発明は、端部の位置検出器
6を巻取りリールの上流に配置し、位置ずれの検出量に
応じて巻取りリールを移動させることによって極めて安
定した巻取りを容易ならしめるのである。
【0015】
【実施例】単ロール法によって、Fe−B−Si組成の
溶融合金から200mm幅で厚み25μmの非晶質金属
薄帯を鋳造し、それを時速90kmで搬送して連続的に
巻き取った。その際、巻取リール中心軸と搬送ラインの
軸とのなす角度を1.0度とし、搬送中の該薄帯の一端
側に張力を1kg/mm2 付与した。そして、巻取リー
ルの上流側に配設した位置検出器6により、該薄帯の張
力付与端部が搬送手段幅方向において所定位置よりどの
程度ずれているかを検出した。その結果、かなりのずれ
が認められたので、そのずれ分に見合った量を是正する
よう巻取リール4の台座を油圧アクチュエータによって
修正しながら、コイル厚み220mmに巻き取った。巻
取り終了後の端部の位置ずれは0.5mm以内であっ
た。
溶融合金から200mm幅で厚み25μmの非晶質金属
薄帯を鋳造し、それを時速90kmで搬送して連続的に
巻き取った。その際、巻取リール中心軸と搬送ラインの
軸とのなす角度を1.0度とし、搬送中の該薄帯の一端
側に張力を1kg/mm2 付与した。そして、巻取リー
ルの上流側に配設した位置検出器6により、該薄帯の張
力付与端部が搬送手段幅方向において所定位置よりどの
程度ずれているかを検出した。その結果、かなりのずれ
が認められたので、そのずれ分に見合った量を是正する
よう巻取リール4の台座を油圧アクチュエータによって
修正しながら、コイル厚み220mmに巻き取った。巻
取り終了後の端部の位置ずれは0.5mm以内であっ
た。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、極め
て薄い金属薄帯の巻取りを、従来にない幅方向の一方の
端部のみに張力付与する単純かつ合理的方法を適用する
ことによって、巻取り過程での破断や乱巻を防止しつつ
容易に行うことができた。そして、高速で移動する極薄
金属薄帯の生産性を安定して高めることが容易となり、
その効果は甚大と期待できる。
て薄い金属薄帯の巻取りを、従来にない幅方向の一方の
端部のみに張力付与する単純かつ合理的方法を適用する
ことによって、巻取り過程での破断や乱巻を防止しつつ
容易に行うことができた。そして、高速で移動する極薄
金属薄帯の生産性を安定して高めることが容易となり、
その効果は甚大と期待できる。
【図1】本発明に係る極薄金属薄帯の巻取方法におい
て、巻取リールの傾斜変更でパスラインの長さを幅方向
で異なるようにする方法を説明する図であり、(a)は
側面、(b)は平面図である。
て、巻取リールの傾斜変更でパスラインの長さを幅方向
で異なるようにする方法を説明する図であり、(a)は
側面、(b)は平面図である。
【図2】本発明に係る極薄金属薄帯の巻取方法におい
て、デフ・ロールの位置変更でパスラインの長さを幅方
向で異なるようにする方法を説明する図であり、(a)
は側面、(b)は平面図である。
て、デフ・ロールの位置変更でパスラインの長さを幅方
向で異なるようにする方法を説明する図であり、(a)
は側面、(b)は平面図である。
【図3】金属薄帯の破断を起こさない幅方向の一端側に
付与する張力と該薄帯の板厚との関係を示す図である。
付与する張力と該薄帯の板厚との関係を示す図である。
1 極薄金属薄帯 2 製板ロール(鋳造ロール) 3 ノズル 4 巻取リール(巻取機) 5 デフ・ロール 6 位置検出器 7 張力検出器 8 搬送手段(ベルト・コンベア)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 23/032 B65H 23/032 (72)発明者 須原 俊 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 中里 和樹 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 宮澤 晴彦 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内
Claims (5)
- 【請求項1】 搬送手段上を高速移動する極薄金属薄帯
をリールに巻取るに際して、 薄帯幅方向の一方の端部に該薄帯の進行方向に向かう張
力を与え、該張力付与端部の搬送手段上での位置を検知
し、それが常に一定位置となるように上記リールを調整
することを特徴とする極薄金属薄帯の巻取方法。 - 【請求項2】 上記張力を、薄帯の単位断面積当たり
0.5kg/mm2 以上10kg/mm2 以下、板厚を
50μm以下としたことを特徴とする請求項1記載の極
薄金属薄帯の巻取方法。 - 【請求項3】 上記張力の付与を、薄帯幅方向での張力
付与端部と他端部でのパスライン長さを変えて行うこと
を特徴とする請求項1又は2記載の極薄金属薄帯の巻取
方法。 - 【請求項4】 上記パスラインの長さを、リール中心軸
を該パスライン中心軸から傾けて変更することを特徴と
する請求項3記載の極薄金属薄帯の巻取方法。 - 【請求項5】 張力付与端部の搬送手段上での位置を、
非接触型位置検出器で検知することを特徴とする請求項
1〜4いずれかに記載の極薄金属薄帯の巻取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3674996A JPH09225526A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 極薄金属薄帯の巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3674996A JPH09225526A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 極薄金属薄帯の巻取方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225526A true JPH09225526A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12478390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3674996A Withdrawn JPH09225526A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 極薄金属薄帯の巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225526A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103464712A (zh) * | 2013-10-09 | 2013-12-25 | 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 | 一种板坯连铸滞坯处理方法 |
| JP7250238B1 (ja) * | 2023-01-06 | 2023-04-03 | 地方独立行政法人鳥取県産業技術センター | 金属ロール端面揃え装置 |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP3674996A patent/JPH09225526A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103464712A (zh) * | 2013-10-09 | 2013-12-25 | 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 | 一种板坯连铸滞坯处理方法 |
| JP7250238B1 (ja) * | 2023-01-06 | 2023-04-03 | 地方独立行政法人鳥取県産業技術センター | 金属ロール端面揃え装置 |
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