JPH09226086A - ダブリング仕様化粧板用フイルム - Google Patents

ダブリング仕様化粧板用フイルム

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JPH09226086A
JPH09226086A JP5847596A JP5847596A JPH09226086A JP H09226086 A JPH09226086 A JP H09226086A JP 5847596 A JP5847596 A JP 5847596A JP 5847596 A JP5847596 A JP 5847596A JP H09226086 A JPH09226086 A JP H09226086A
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賢司 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】V字カット加工性および耐打痕性が著しく改良
され、且つ、焼却時にも環境汚染のないダブリング仕様
化粧板用フイルムを提供する。 【解決手段】基材の上に少なくとも接着剤層、内側フイ
ルム層(A)、絵柄印刷層、接着剤層、外側フイルム層
(B)を順次に形成して成るダブリング仕様化粧板の内
側フイルム層(A)の形成に使用され、縦および横方向
の引張弾性率が共に600kg/mm2 以下であるポリ
エステルフイルムから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダブリング仕様化
粧板用フイルムに関するものであり、詳しくは、特定物
性のポリエステルフイルムから成り化粧板適合性に優れ
たダブリング仕様化粧板用フイルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】基材の上に接着剤層、フイルム層、絵柄
印刷層を順次に形成して成る化粧板は、単層表刷り化粧
板と呼ばれ、基材の上に接着剤層、内側フイルム層
(A)、絵柄印刷層、接着剤層、外側フイルム層(B)
を順次に形成して成る化粧板は、ダブリング仕様化粧板
と呼ばれる。なお、基材としては、木質系ボード類(合
板、パーティクルボード等)、無機系ボード類、鋼板な
どが適宜に使用される。
【0003】ダブリング仕様化粧板は、外側フイルム層
(B)により、絵柄印刷層を保護することが出来、外側
フイルム層(B)の形成に透明なフイルムを使用するこ
とにより、絵柄印刷の高級感を現出することが出来、更
には、外側フイルム層(B)を形成するフイルムにエン
ボス加工などを施して木目調の立体感を現出することが
出来る等のため、単層表刷り化粧板よりも高級な用途に
使用される。
【0004】ダブリング仕様化粧板は、上記の特性を活
かし、特に、各種家具類、ドア等の表面加飾に使用され
る。そして、特に木質系ボードを主体とした家具やドア
等の場合、端部の仕上げは、平面が直角に交わる様に行
われて角部が形成され、この角部は、化粧板の折り曲げ
加工により形成される。
【0005】化粧板の折り曲げ加工においては、V字カ
ット加工と呼ばれる方法が一般的に採用される。この加
工方法では、化粧板の基材表面に基材の厚さより若干浅
い深さを持つV字型の切れ目を入れ、この切れ目が内側
となる様に折り曲げられる。そのため、化粧板の折り曲
げ加工適性は、化粧板に使用されているフイルムの折り
曲げ加工適性に強く依存する。特に、2枚のフイルムを
使用するダブリング仕様化粧板の場合、1枚のフイルム
しか使用しない単層表刷り化粧板に比し、折り曲げ加工
適性に優れるフイルムが必要となる。この折り曲げ加工
適性が劣ると、V字カット加工の際、化粧板の折り曲げ
形状が固定されずに元の形状に戻り、また、この際、基
材と化粧シート(内側フイルム(A)層、絵柄印刷層、
接着剤層、外側フイルム層(B)から成るシート)が剥
がれ、外観や意匠性が損なわれる。従って、ダブリング
仕様化粧板には、V字カット加工性に優れたフイルムが
要求される。
【0006】また、化粧板は、家具類やドア等の表面材
として使用されるため、例えば掃除具の先端や手足先の
爪などとの接触が避けられない。基材に貼着されたフイ
ルムの自己回復性(復元性)が乏しい場合は、上記の接
触により化粧板に打痕が残って絵柄印刷層の高意匠性を
保持できず、また、基材に貼着されたフイルムに適度な
強度がない場合、上記の接触の際の塑性変形が大きくな
り復元不能となる。従って、ダブリング仕様化粧板にお
いては、基材に貼着されたフイルムとして、上記の自己
回復性と適当な強度とを総合した特性として打痕回復性
(耐打痕性)に優れたフイルムが要求される。
【0007】従来、化粧板用フイルムとしては、塩化ビ
ニル樹脂フイルムが最も一般的であり、ダブリング仕様
化粧板にも多く使用されている。塩化ビニル樹脂フイル
ムは、変形し易いため、V字カット加工適性に優れる等
の利点を持つ反面、適当な強度がないため耐打痕性に劣
り、フイルム厚さを十分に厚くしなければならない等の
問題がある。
【0008】また、塩化ビニル樹脂フイルムは、その焼
却時において、人体に有害である塩素ガスを発生し、近
年、この塩素ガスは、酸性雨やダイオキシン発生の要因
になるとも言われている。そのため、健康および環境問
題の観点から、化粧板用フイルムとして、塩化ビニル樹
脂フイルムに代わるフイルムが強く要望されている。更
に、塩化ビニル樹脂フイルムは、基材と接着した際に、
塩化ビニル樹脂中に配合された安定剤や可塑剤が接着剤
層に移行して接着不良を惹起し易い。また、元来、塩化
ビニル樹脂フイルムは、熱寸法安定性が悪く熱による伸
縮が大きいため、化粧板表面にシワを惹起し易い。
【0009】ところで、塩化ビニル樹脂フイルム以外の
フイルムを使用したダブリング仕様化粧板としては、ポ
リオレフィン系合成紙と柔軟性ポリエステルフイルムと
の積層体を使用した化粧板(特開平7−17005号公
報)、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、フッ素
ゴム系、ポリアミド系、エステル系の群から選択される
熱可塑性透明エラストマーフイルムとポリオレフィン系
樹脂との積層体を使用した化粧板(特開平6−7983
0号公報)等が提案されている。
【0010】しかしながら、上記の様にポリオレフィン
系樹脂フイルムを使用した化粧板は、例えば火災時の燃
焼による発熱量が大きいため、家具や建築内装材用途に
は不適であり、ポリオレフィン系樹脂フイルム以外のフ
イルムを使用した化粧板が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、V字カット加工
性および耐打痕性が著しく改良され、且つ、焼却時にも
環境汚染のないダブリング仕様化粧板用フイルムを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、基材の上に少なくとも接着剤層、内側フイルム層
(A)、絵柄印刷層、接着剤層、外側フイルム層(B)
を順次に形成して成るダブリング仕様化粧板の内側フイ
ルム層(A)の形成に使用され、縦および横方向の引張
弾性率が共に600kg/mm2 以下であるポリエステ
ルフイルムから成ることを特徴とするダブリング仕様化
粧板用フイルムに存する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で言うポリエステルとは、ジカルボン酸とジオー
ル又はヒドロキシカルボン酸から重縮合によって得られ
るエステル基を含むポリマーを指す。
【0014】ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸などが挙げられ、ジオールとしては、
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ポリエチレングリコール等が挙げられ、ヒドロキシカル
ボン酸としては、p−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸などが挙げられる。
【0015】代表的なポリエステルとしては、ポリエチ
レンテレフタレートやポリエチレン−2,6ナフタレー
ト等が例示される。本発明で使用するポリエステルは、
ホモポリマーであってもよく、また、第3成分を共重合
させたコポリマーでもよい。
【0016】本発明のダブリング仕様化粧板用フイルム
は、上記の様なポリエステルから成り、従って、それ自
体の特性として、打痕回復性(耐打痕性)に優れる。そ
して、本発明で使用するポリエステルは、V字カット加
工性を改良する観点から、縦および横方向の引張弾性率
が共に600kg/mm2 以下であることが重要であ
る。上記の引張弾性率は、好ましくは190〜550k
g/mm2 、更に好ましくは190〜500kg/mm
2 の範囲とされる。
【0017】上記の引張弾性率が600kg/mm2
超える場合は、V字カット加工を施しても弾性変形によ
り、加工前の形状に戻り易く、長期間に渡り安定した形
状を保持することが出来ない。上記の引張弾性率が19
0kg/mm2 未満の場合は、基材などに貼付る際の張
力により、シワ等が発生して化粧板表面が波打ち状にな
り易い傾向にある。
【0018】本発明のフイルムの厚さは、通常5〜10
0μm、好ましくは12〜80μmの範囲から選択され
る。フイルムの厚さが5μm未満の場合は、化粧板の表
面から受ける衝撃が基材に作用する度合いが増大する。
その結果、特に、基材表面の硬度が高い場合、基材より
も硬度が低い化粧板表面のクリアー層や印刷層の損傷度
合いが増大する。フイルムの厚さが100μmを超える
場合は、折り曲げ加工に必要な力が増大し、また、加工
後の形状保持が困難となる。
【0019】本発明のフイルムは、基材の色調に影響さ
れずにフイルム表面に施される図柄印刷の高意匠性を保
持する観点から、隠蔽性を備えているのが好ましい。隠
蔽性の指標はフイルムの透過濃度で規定することが出来
る。本発明において、フイルムの透過濃度は、通常0.
1以上、好ましくは0.5以上とされる。透過濃度が
0.1未満の場合は隠蔽性が不足し、基材表面の色調に
よって化粧シートの図柄印刷の色調が大きく影響を受け
る。
【0020】隠蔽性を付与するために使用される粒子と
しては、二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、カーボンブラック等が例示される。そして、ポリエ
ステル中での分散性や化粧板の耐候性を向上させるた
め、アルミニウム、ケイ素、亜鉛などの酸化物および/
または有機化合物で表面処理された粒子を使用してもよ
い。
【0021】ダブリング仕様化粧板により木質系材料の
色調を表出せしめる場合は、ポリエステルフイルムのb
値が−5.0以上であるのが好ましい。b値が−5.0
未満の場合は、化粧板における表面色調において青みが
増大し、寒々とした外観となるため、本来木質系材料の
有する暖かみのある色調が損なわれる。本発明のフイル
ムには次の様な染料および/または顔料を使用すること
が出来る。
【0022】染料としては、インジゴ(藍)等の天然染
料、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染
料、硫化染料、トリフェニルメタン染料、ピラゾロン染
料、スチルベン染料、ジフェニルメタン染料、キサンテ
ン染料、アリザリン染料、アクリジン染料、キノンイミ
ン染料(例えば、アジン染料、オキサジン染料、チアジ
ン染料)、チアゾ−ル染料、メチン染料、ニトロ染料、
ニトロソ染料、シアニン色素などの合成染料が例示され
る。
【0023】顔料としては、フタロシアニン系、ジオキ
サジン系、アントラキノン系などの有機顔料、チタン
白、亜鉛華、鉛白、カーボンブラック、ベンガラ、朱、
カドミウム赤、黄鉛、群青、コバルト青、コバルト紫、
ジンククロメート等の無機顔料が例示される。
【0024】本発明において、前記の粒子や染料などを
ポリエステルに配合する方法としては、特に限定され
ず、公知の方法を採用することが出来る。なお、本発明
のフイルムの表面には、必要に応じ、帯電防止や易接着
などの機能を付与するために塗料を施してもよい。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、本発明で使用し
た測定法は次の通りである。
【0026】(1)透過濃度:マクベス濃度計(TD−
904)を使用し、Gフィルター下の光線透過率を測定
した。この値が大きいほど隠蔽力が高いことを示す。
【0027】(2)色調:カラーアナライザー(東京電
色(株)製「TC−1800MKII型」)を使用し、J
IS Z−8722の方法に準じ、色調をL、a、b値
として測定した。
【0028】(3)引張弾性率:引張試験機((株)イ
ンテスコ製「インテスコモデル2001型」)を使用
し、温度23℃、湿度50%RHに調節された室内にお
いて、長さ300mm、幅20mmの試料フイルムを1
0%/minのひずみ速度で引張り、引張応力−ひずみ
曲線の初めの直線部分を使用し次の式によって計算し
た。式中、Eは引張弾性率(kg/mm2 )、△σは直
線上の2点間の元の平均断面積による応力差、△εは同
じ2点間のひずみ差を表す。
【0029】
【数1】E=△σ/△ε
【0030】(4)加工適性:表面が黒色の平面基材で
ある合板に下記構成の化粧シートを貼合して化粧板を作
成する。化粧板にV字カット加工を施し、折り曲げた
後、化粧板が元の形状に戻るか否かでV字カット加工適
性を判断した。化粧板が戻らない場合を○、戻る場合を
×で表した。
【0031】化粧シートは次の様にして作成した。すな
わち、先ず、内側フイルム(A)、の上に任意の絵柄模
様を印刷し、その上に外側フイルム(B)として50μ
mのポリエステルフイルム(ダイアホイルヘキスト
(株)製「T600−50」)又は50μmのアクリル
フイルム(三菱レイヨン(株)製「アクリプレンHB
S」)を積層して化粧シートを作成する。積層には、飽
和ポリエステル樹脂系接着剤(日本合成化学(株)製
「ニチゴーポリエスター(LP−035)」)を使用し
た。次いで、この化粧シートを平面基材である合板と貼
り合わせてダブリング仕様化粧板を作成した。上記の貼
り合わせは、内側フイルム(A)面が合板と貼り合わさ
れる面になる様に行い、エチレン−酢酸ビニル系接着剤
(コニシ社製「CVC−36」)を使用した。
【0032】(5)耐打痕性:上記の化粧板を化粧シー
ト面が上面になる様に水平に静置し、50cmの高さか
ら、質量100g、直径3cmの鉄球を化粧板上に落下
せしめ、鉄球が落下した部分の絵柄を観察し、落下痕が
無い場合を○、落下痕が明確に分かる場合を×、その中
間を△で表した。
【0033】(6)隠蔽性:化粧シートの表面から印刷
された絵柄模様の色調変化を観察し、意匠性が保持され
ている場合を○、色調の変化が著しくて意匠性が低下し
た場合を×、その中間を△で表した。
【0034】実施例1 二酸化チタン13.5重量%、湿式法シリカ0.5重量
%を添加したポリエチレンテレフタレートを180℃で
4時間乾燥した後、溶融押出機により290℃で押し出
し、静電印加密着法を適用し、表面温度が40℃に設定
された冷却ロール上で冷却固化して未延伸シートを得
た。得られたシートを85℃で2.5倍縦方向に延伸し
てフイルムを得た。
【0035】次いで、得られたフイルムをテンターに導
き、120℃で3.2倍横方向に延伸した後、210℃
にて熱固定を行い、50μmの2軸延伸ポリエステルフ
イルムを得た。この2軸延伸ポリエステルフイルムを内
側フイルム(A)として使用し、外側フイルム(B)に
前記のポリエステルフイルムを使用し、前記の要領でダ
ブリング仕様化粧板を作成し、その評価を行った。結果
を表1に示す。
【0036】実施例2 二酸化チタン7.0重量%、湿式法シリカ0.5重量%
を添加したポリエチレンテレフタレートを使用した以外
は、実施例1と同様にして得た2軸延伸ポリエステルフ
イルムを得た。この2軸延伸ポリエステルフイルムを内
側フイルム(A)として使用し、外側フイルム(B)に
前記のアクリルフイルムを使用し、前記の要領でダブリ
ング仕様化粧板を作成し、その評価を行った。結果を表
1に示す。
【0037】実施例3 二酸化チタン7.3重量%、カーボンブラック0.01
重量%、ベンガラ0.2重量%、アントラキノン系黄色
顔料を0.4重量%、湿式法シリカ0.5重量%を添加
したポリエチレンテレフタレートを使用した以外は、実
施例1と同様にして得た2軸延伸ポリエステルフイルム
を得た。この2軸延伸ポリエステルフイルムを内側フイ
ルム(A)として使用し、外側フイルム(B)に前記の
ポリエステルフイルムを使用し、前記の要領でダブリン
グ仕様化粧板を作成し、その評価を行った。結果を表1
に示す。
【0038】実施例4 二酸化チタン7.3重量%、カーボンブラック0.01
重量%、ベンガラ0.2重量%、アントラキノン系黄色
顔料0.4重量%、湿式法シリカ0.5重量%を含有す
るイソフタル酸成分を30mol%含有するポリエチレ
ンテレフタレートを真空乾燥機にて70℃で1週間乾燥
した後、溶融押出機により250℃で押し出し、静電印
加密着法を適用し、表面温度が10℃に設定された冷却
ロール上で冷却固化して未延伸シートを得た。得られた
シートを50℃で2.5倍縦方向に延伸してフイルムを
得た。
【0039】次いで、得られたフイルムをテンターに導
き、90℃で3.0倍横方向に延伸した後、150℃に
て熱固定を行い、50μmの2軸延伸ポリエステルフイ
ルムを得た。この2軸延伸ポリエステルフイルムを内側
フイルム(A)として使用し、外側フイルム(B)に前
記のポリエステルフイルムを使用し、前記の要領でダブ
リング仕様化粧板を作成し、その評価を行った。結果を
表1に示す。
【0040】実施例5 二酸化チタン0.6重量%、湿式法シリカ0.5重量%
を添加したポリエチレンテレフタレートを使用し、実施
例1と同様にして押し出して冷却ロール上で冷却固化し
て100μmの未延伸フイルムを得た(二軸延伸は行わ
なかった)。この未延伸ポリエステルフイルムを内側フ
イルム(A)として使用し、外側フイルム(B)に前記
のポリエステルフイルムを使用し、前記の要領でダブリ
ング仕様化粧板を作成し、その評価を行った。結果を表
1に示す。
【0041】実施例6 二酸化チタン5重量%、湿式法シリカ0.5重量%を添
加したポリエチレンテレフタレートを使用し、実施例1
と同様の製造方法により、引張弾性率が縦方向で500
kg/mm2 、横方向で550kg/mm2 に調整され
た2軸延伸ポリエステルフイルムを得た。この2軸延伸
ポリエステルフイルムを内側フイルム(A)として使用
し、外側フイルム(B)に前記のポリエステルフイルム
を使用し、前記の要領でダブリング仕様化粧板を作成
し、その評価を行った。結果を表1に示す。
【0042】比較例1 ポリエチレンテレフタレートを使用し、実施例1と同様
の製造方法により、引張弾性率が縦方向で610kg/
mm2 、横方向で570kg/mm2 に調整された2軸
延伸ポリエステルフイルムを得た。この2軸延伸ポリエ
ステルフイルムを内側フイルム(A)として使用し、外
側フイルム(B)に前記のポリエステルフイルムを使用
し、前記の要領でダブリング仕様化粧板を作成し、その
評価を行った。結果を表1に示す。
【0043】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例 比較例 1 2 3 4 5 6 1 <内側フイルム> 厚さ(μm) 50 50 50 50 100 50 50 引張弾性率 縦 440 440 440 300 190 500 610 (kg/mm2 )横 480 480 480 300 190 550 560 透過濃度 0.8 0.5 1.7 1.7 0.1 0.4 0.1 b値 1.0 1.0 34.0 34.0 1.0 1.0 1.0 <化粧板適合性> 加工適性 〇 〇 〇 ◎ ◎ 〇 × 耐打痕性 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 隠蔽性 ◎ ◎ ◎ ◎ △ 〇 △ <総合評価> 〇 〇 ◎ ◎ 〇 〇 × ────────────────────────────────────
【0044】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、V字カッ
ト加工性および耐打痕性が著しく改良され、且つ、焼却
時にも環境汚染のないダブリング仕様化粧板用フイルム
が提供され、本発明の工業的価値は大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の上に少なくとも接着剤層、内側フ
    イルム層(A)、絵柄印刷層、接着剤層、外側フイルム
    層(B)を順次に形成して成るダブリング仕様化粧板の
    内側フイルム層(A)の形成に使用され、縦および横方
    向の引張弾性率が共に600kg/mm2 以下であるポ
    リエステルフイルムから成ることを特徴とするダブリン
    グ仕様化粧板用フイルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステルフイルムの縦および横方向
    の引張弾性率が共に190kg/mm2 以上である請求
    項1に記載のダブリング仕様化粧板用フイルム。
JP05847596A 1996-01-10 1996-02-21 ダブリング仕様化粧板用フイルム Expired - Lifetime JP3731935B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6017612A (en) * 1997-04-23 2000-01-25 Mitsubishi Polyester Film Corporation Polyester film for decorative plates or decorative sheets

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