JPH09226604A - ラックピニオン式ステアリング装置のラックガイドおよびその製造方法 - Google Patents

ラックピニオン式ステアリング装置のラックガイドおよびその製造方法

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JPH09226604A
JPH09226604A JP6381396A JP6381396A JPH09226604A JP H09226604 A JPH09226604 A JP H09226604A JP 6381396 A JP6381396 A JP 6381396A JP 6381396 A JP6381396 A JP 6381396A JP H09226604 A JPH09226604 A JP H09226604A
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JP
Japan
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rack
rack guide
metal
outer peripheral
resin
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Application number
JP6381396A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Fukushima
達也 福嶋
Yoichi Kanai
洋一 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Fine Sinter Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Tokyo Sintered Metals Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラックを摺動自在に支持するラックガイドの組
付性を改善する。 【解決手段】ラックガイド40は、ラックピニオン式ス
テアリング装置のギアハウジング14に形成された孔1
4b内に摺動自在に嵌合されて、ラック18の背面を支
持している。ラックガイド本体42は、金属または燒結
材料により形成され、そのラック摺動面、ヨークストッ
パとの当接面および上記孔内で摺動する外周面に、樹脂
材44が一体に成形されている。上記外周面は、円周方
向に分割されて4個所の幅広の溝42eが形成され、こ
れらの溝42e内に、樹脂材44(44b)が一体に成
形されている。従って、このラックガイド40の外周面
は、金属部42と樹脂部44とが交互に4個所ずつ配置
されている。 【効果】樹脂部44による摺動によってラトル音の発生
を防止でき、また、金属部42によって充分な剛性を得
ることができる。しかも、金属部42と樹脂部44とが
一体であり、組付性がきわめて優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラックピニオン式ス
テアリング装置に係り、特に、ラックを摺動自在に支持
するラックガイドおよびこのラックガイドを製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラックピニオン式ステアリング装置は、
ステアリングハンドルの操作によって回転されるピニオ
ンと、このピニオンに噛合い、ピニオンの回転に伴って
軸線方向に往復動するラックと、ギアハウジングに形成
された孔内に摺動自在に嵌合され、往復動するラックの
背面を支持するラックガイドと、上記ギアハウジングの
孔の開口部側に螺合されたヨークストッパと、ラックガ
イドとヨークストッパとの間に介装され、ラックガイド
を介して上記ラックをピニオン側へ付勢するスプリング
とを備えている。上記ラックガイドは、その外周面が上
記ギアハウジングの孔の内面を摺動するとともに、ラッ
ク側の端面に形成された凹部によってラックの背面を摺
動自在に受けるようになっている。このようなステアリ
ング装置では、ピニオンを滑らかに回転させ、同時にラ
ックを滑らかに摺動させるために、ラック歯とピニオン
歯との間に適当なバックラッシュを設ける必要があり、
かつ、ラックガイドとそれを収容するギアハウジングと
の間には、その組付時にラックガイドを挿入できるよう
な間隔を設ける必要がある。また、上記ラックガイド
は、ラックを受入れる凹部と逆側の面が、上記ヨークス
トッパに当たることによりその後退限を規制されるよう
になっている。
【0003】上記のようなラックガイドとして、金属ま
たは燒結金属材料により一体に成形したもの、あるい
は、樹脂材料で一体に成形したものが従来から知られて
いる。しかしながら、金属または燒結金属材料で一体的
に成形したものは、剛性・強度は充分であるが、ギアハ
ウジングの孔の内面との摺動部、ラックの背面との摺動
部あるいはヨークストッパとの当接部がいずれも金属接
触であるため、ハンドルの操作時や車両の走行時にタイ
ヤからの逆入力がラックに作用した際に、ラック歯には
両ギアの噛合いのためその移動方向と垂直な方向に力が
作用するので、ラックガイドに上下方向の振動が発生
し、ギアハウジングの孔の内面との摺動部、ラックの背
面との摺動部、あるいはヨークストッパとの当接部とが
それぞれ相互に干渉して、いわゆるラトル音が発生する
という問題があった。一方、樹脂材料で一体に成形した
ラックガイドの場合には、摺動性能や音に対する性能は
良好であるが、剛性不足、強度不足等の問題があった。
【0004】そこで、上記欠点を除くために、ラックガ
イドの本体を金属または燒結金属材料から形成し、この
ラックガイド本体のラックとの摺動面に別体の樹脂シー
トを装着したり、ヨークストッパとの当接面に独立した
樹脂製の環状プレートを介在させたものや、これらを併
用したものが従来から用いられている。
【0005】上述のような、金属または燒結金属材料か
ら成るラックガイド本体と、ラックの摺動部およびヨー
クストッパとの当接部に設けられた樹脂製の部材とを組
み合せて構成されたラックガイドの具体的構成の一例に
ついて図面により説明する。図12は、上記構成のラッ
クガイドを備えたラックピニオン式パワーステアリング
装置の入出力軸に沿う縦断面図である。図において、2
は図示しないステアリングハンドルに連結されて回転操
作される入力軸(スタブシャフト)、4は一端にピニオ
ン4aが形成された出力軸(ピニオンシャフト)であ
り、これら両軸2,4は、入力軸2の軸芯部に形成され
た空間2a内に配置されたトーションバー6によって結
合され、ベアリング8,10,12によってギアハウジ
ング14およびバルブハウジング16内に回転可能に支
持されるとともに、所定角度の相対回転ができるように
なっている。
【0006】上記ピニオン4aは、ラック18に噛合っ
てラックピニオン式のステアリングギアを構成してい
る。ギアハウジング14の、ラック18の背面側に位置
する部分には筒状部14aが形成され、この筒状部14
aの孔14b内にラックガイド20が摺動自在に嵌合し
ている。また、筒状部14aの開口部には、ヨークスト
ッパ28が螺合固定されており、このヨークストッパ2
8と上記ラックガイド20との間に配置されたスプリン
グ30によって、上記ラックガイド20がラック18を
ピニオン4a側に付勢してこのピニオン4aに弾接させ
ている。
【0007】上記ラックガイド20の本体22は、金属
または燒結金属材料から成る概略円筒状をしている。こ
のラックガイド本体22は、ギアハウジング14の筒状
部14aの内部側すなわちラック18側の端部に、この
ラック18の背面を受入れる円弧状や略Y字形状の凹部
22aが形成されており、この凹部22a内に上記ラッ
ク18と直接摺動接触する別体の樹脂シート24が取付
けられている。また、ラックガイド本体22と、ギアハ
ウジング14の孔14bの開口部側に固定されているヨ
ークストッパ28との間には、樹脂製の環状プレート2
6が介在されており、上記金属または燒結金属材料から
成るラックガイド本体22とヨークストッパ28とが直
接接触しないようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成に係る従来の
ラックガイド20は、金属または燒結金属材料から成る
本体22と、ラック18の背面に直接摺接する樹脂シー
ト24と、ヨークストッパ28との間に配置された樹脂
プレート26との3つの部材から構成されているため、
組付性が悪く、しかも工数が多くなるという問題があっ
た。また、ギアハウジング14の孔14bの内周面と摺
動する部分(外周面)は、金属または燒結金属材料から
成るラックガイド本体22であるため、前述の通り作動
時にラトル音が発生するという問題もあった。
【0009】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、充分な強度・剛性を有し、かつ、良好な摺動性能
を発揮して、異音の発生を防止するとともに、従来のラ
ックガイド、特に、上記3つの部材から構成されている
ラックガイドに対して大幅に組付性を改善したラックガ
イドを提供することを目的とするものである。
【0010】また、上記構成に係るラックガイドを製造
する方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラックピニ
オン式ステアリング装置のラックガイドは、ハウジング
に形成された孔内に摺動自在に嵌合され、ピニオンに噛
合って往復動するラックの背面を摺動自在に支持するも
のであって、特に、このラックガイドの本体を金属また
は燒結金属材料で形成するとともに、ラックガイド本体
の外周面の一部に設けた溝内に樹脂材を一体成形するこ
とにより、上記ハウジングの孔の内面を摺動するラック
ガイド本体の外周面を、金属または燒結金属材料の部分
とこの金属等の部分よりも外面側に微量突出した樹脂材
の部分とから構成するとともに、上記ラックガイド本体
の、ラックとの摺動面に樹脂材を一体成形したものであ
る。
【0012】また、本発明に係るラックピニオン式ステ
アリング装置のラックガイドの製造方法は、ハウジング
に形成された孔内に摺動自在に嵌合され、ピニオンに噛
合って往復動するラックの背面を摺動自在に支持するラ
ックガイドを製造する方法であって、上記ハウジングの
孔の内面を摺動する外周面の一部に溝が形成されたラッ
クガイドの本体を、金属または燒結金属材料により成形
し、このラックガイド本体を型内に収容した後、上記溝
内に樹脂材を注入するとともに、ラックガイド本体のラ
ックとの摺動面、および必要に応じてラックとの摺動面
と逆側の面に樹脂材を一体に注入することにより、上記
ラックガイド本体の外周面を、金属または燒結金属材料
から成る部分と、この金属等の部分よりも外面側に微量
突出した樹脂材から成る部分とから形成したものであ
る。
【0013】本発明に係るラックピニオン式ステアリン
グ装置のラックガイドでは、ギアハウジングの孔に対す
る摺動面を分割して樹脂材の部分と金属等から成る部分
とから構成したので、樹脂部によって良好な摺動性能を
得るとともにラトル音の発生を防止し、一方、過大な荷
重が作用した場合には、金属または燒結金属材料から成
る部分によってこれを受けることができるので、充分な
剛性・強度を発揮して耐久性を向上させることができ
る。また、上記製造方法によって上記ラックガイドを一
体成形にて製造することにより組付性を大幅に改善する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明を
説明する。本発明は、ギアハウジングに形成された孔内
に摺動自在に嵌合されているラックガイドの改良に関す
るもので、このラックガイドが適用されるラックピニオ
ン式ステアリング装置の基本的構成については、上記図
10の構成と同一でも良く、また、その他の従来周知の
構成であっても良い。そこで、本実施例では、上記図1
0の構成と対応する部分については、その符号を付して
説明する。ギアハウジング14内のラック18とピニオ
ン4aとが噛合っている部分の、ラック18の背面側に
筒状部14aが形成されており、この筒状部14aの内
側の孔14b内に、図1ないし図4に示すラックガイド
40が摺動自在に嵌合している。
【0015】このラックガイド40は、金属または燒結
金属材料から成るほぼ円筒状の本体42を有している。
この金属等から成る本体42の中心部には、鼓形の貫通
穴42aが形成されている。また、ラックガイド本体4
2のラック18側端面(図1の下面)には、ラック18
の背面側の外面形状とほぼ一致する円弧状の凹部42b
が形成されている。一方、このラックガイド本体42の
ラック18と逆側の端面(図1の上面)には、平坦な浅
い凹陥部42cが形成され、ラック18をピニオン4a
側へ付勢する上記スプリング30を受けるばね座を構成
している。なお、ラック18を受入れる凹部42bの形
状は図示のものに限定されるものではなく、ラック18
の外面形状に応じて適宜変更される。また、中心部の貫
通穴42aは、製造時にラックガイドの本体と樹脂材と
を位置決めするために用いられるもので、鼓型に限ら
ず、回転を阻止できる非円形であれば良い。さらに、ラ
ック受入れ部側(図1の下側)を位置決めに使用すれば
この穴を省略することもできる。
【0016】上記金属または燒結金属材料から成るラッ
クガイドの本体42は、ラック18との摺動部、ギアハ
ウジング14の孔14bとの摺動部およびヨークストッ
パ28との当接部に、それぞれ樹脂材44が一体的に成
形されている。ラック18との摺動部には、上記貫通穴
42aの周囲を除いて全面に一体成形された樹脂材44
aが固着されている(図4参照)。
【0017】また、ギアハウジング14の孔14aの内
周面を摺動するラックガイド本体42の外周面は、円周
方向に分割されて、4個所の樹脂部44bと金属(また
は燒結金属材料)部42dとが交互に配置されている
(図2参照)。上記樹脂部44bは、金属部42dの表
面よりも微量だけ外面側に突出している。但し、この突
出量は、所定以上の荷重が作用した際に、樹脂部44b
の変形によって金属部42dがこの荷重を受けることが
できる程度の僅かなものとする。このように樹脂部44
bが金属部42dよりも外方へ突出しているので、ラッ
クガイド40がギアハウジング14に形成されている孔
14bの内周面に対して摺動する際に、樹脂部44bに
よる良好な摺動特性を得ることができる。しかも、ラッ
クガイド40に対して所定以上の荷重が作用した際に
は、樹脂部44bが圧縮変形して金属部42dが荷重を
受けるようになるので、この金属部42dによる優れた
剛性・強度を発揮することができる。なお、図2中の矢
印Aは、このラックガイド40が支持するラック18の
軸方向、矢印Bはラック18の軸線に対して直角の方向
を示している。
【0018】ここで、本発明に係るステアリング装置に
おける上記ラックガイド40の外周に作用する力の方向
について考察する。先ず、ラック18とピニオン4aと
の噛合いによる力が、ラック18がローリングを起こす
方向、すなわちラック18の軸線と直角の方向(図8の
1 方向)に作用することは一般に知られている(特公
昭60−13867号第149頁第6欄第40行ないし
第4行および第2図参照)。また、ラックガイド40に
は、ラック18の摺動に伴なって、ラック18の軸線方
向への力も作用する(図8のF0 参照)。従って、ラッ
クガイド40とギアハウジング14の孔14aの内面と
の摺動部には、図8のほぼF3 方向の力が作用する(な
お、ラック18の摺動方向が逆方向になると、F3 の方
向も逆になる)。このため従来のラックピニオン式ステ
アリング装置では、上記F3 方向で相互に干渉してラト
ル音が発生したり、あるいは所定以上の荷重が作用した
際にこの部位に摩耗が発生するという問題が生じてい
た。
【0019】上記図2に示す実施例では、外周面の4個
所の樹脂部44bをラック18の軸線方向(矢印A方
向)と、この方向と直角な方向(矢印B方向)とに配置
している。この配置によっても、上述のように樹脂部4
4bによる良好な摺動性能と金属部42dによる強度と
を得ることができるが、例えば、図9に示すように、樹
脂部44をラック18の軸線方向Aとこのラック18の
軸線に対して直角な方向Bとの間の部分に配置すれば、
さらに優れた効果を奏することができる。
【0020】また、外周面に露出している金属部42d
と樹脂部44bとの比率は図示のものに限らず、樹脂の
摺動性能と金属の剛性の両者の機能を発揮しうる範囲で
適宜設定することができる。図10および図11は、ラ
ックガイド40の外周面の樹脂部44と金属(または燒
結金属材料)部42との配置の他の例を示すもので、図
10は、外周面を円周方向に12分割し、6個所ずつの
樹脂部44と金属部42とを交互に配置したもの、図1
1は、外周面を円周方向に16分割し、8個所ずつの樹
脂部44と金属部42とを交互に配置したものである。
【0021】さらに、ラックガイド40のヨークストッ
パ28側端面には、中心寄りに凹陥したばね座42cが
形成されており、このばね座42cの周囲の外周面上に
も、樹脂材44cが一体成形により固着されている(図
1および図3参照)。以上のように、金属または燒結金
属材料から成るラックガイド本体42のラック18側、
外周面およびヨークストッパ28側にそれぞれ樹脂材4
4(44a,44b,44c)が一体成形されているの
で、各摺動部および当接部でのラトル音の発生を防止す
ることができる。また、外周面には、部分的に金属(ま
たは燒結金属材料)部42dを露出させてギアハウジン
グ14の孔14bの内面を摺動可能に構成しているの
で、充分な剛性・強度を得ることができる。しかも、樹
脂部44と金属(または燒結金属材料)部42とは一体
成形されたワンピース構造であるので、組付性が大幅に
改善される。
【0022】次に、上記構成に係るラックガイド40の
製造方法について簡単に説明する。先ず、その本体42
を金属または燒結金属材料により作成する。このラック
ガイド本体42の外周面には、図2に示すような配置
で、複数個所の幅広の溝42eが形成される。その後、
この金属または燒結金属材料から成るラックガイド本体
42を型の中に入れた後、ラック18を受入れる側の凹
部42bの表面とヨークストッパ28側の端面の外周部
および、上記外周面の溝42e内に、樹脂材料を注入し
て、上記金属(燒結金属材料)部42と樹脂部44とが
一体のラックガイド40を成形する。このように、本発
明方法によれば、簡単な工程により、金属または燒結金
属材料から成る部分42と樹脂材から成る部分44とを
一体に成形することができる。
【0023】図5ないし図7はそれぞれ本発明に係るラ
ックガイドの他の実施例を示すもので、図5のラックガ
イド50では、金属または燒結金属材料から成るラック
ガイド本体52の、ラック18を摺動自在に受入れる凹
部52bの表面と、ヨークストッパ28との当接面に
は、上記第1実施例と同様に、樹脂材54(54a,5
4b)が一体に成形されている。また、ギアハウジング
14の孔14b内で摺動するラックガイド本体52の外
周面には、螺旋状の溝52fが形成され、この螺旋溝5
2f内に樹脂材54cが一体に成形されている。この実
施例でも、上記実施例と同様に、外周面を分割し(この
例ではほぼ軸方向に分割)、金属(または燒結金属材
料)部52と樹脂部54とが交互に配置されている。従
って、上記第1実施例と同様に、ギアハウジング14の
孔14bに対して、樹脂材としての良好な摺動性能と、
金属としての優れた剛性・強度を発揮することができ
る。しかも、ワンピース構造であるので、図10に示し
た従来のラックガイド20に比べて格段に組付性が向上
する。
【0024】図6は、さらに他の実施例を示すもので、
このラックガイド60は、金属または燒結金属材料から
成るラックガイド本体62の、ラック18側の表面と、
ヨークストッパ28との当接面には、上記各実施例と同
様に、樹脂材64(64a,64b)が一体に成形され
ている。また、ギアハウジング14の孔14b内で摺動
するラックガイド本体62の外周面には、複数本(この
実施例では2本)の平行な環状溝62gが形成され、こ
の環状溝62g内に樹脂材64cが一体に成形されてお
り、外周面を軸方向に分割し、金属(または燒結金属材
料)部62と樹脂部64とが交互に配置されている。従
って、上記各実施例と同様の効果を奏することができ
る。なお、外周面の樹脂部64cの幅および本数は図示
のものに限らず、適宜変更することができる。
【0025】図7は、さらに他の実施例を示すもので、
このラックガイド70は、金属または燒結金属材料から
成るラックガイド本体72の、ラック18側の表面と、
ヨークストッパ28との当接面には、上記各実施例と同
様に、樹脂材74(74a,74b)が一体に成形さ
れ、また、ギアハウジング14の孔14b内で摺動する
ラックガイド本体72の外周面には、両側に2本の軸方
向(図7の上下方向)の溝72hが、そして、図7の手
前側と向こう側とに交差する方向の2本の溝72iが形
成され、これらの溝72h,72i内に、樹脂材74
c,74dが一体に成形されている。この実施例でも上
記各実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0026】なお、本発明の構成は上記各実施例に示し
たものに限定されるものではなく、金属または燒結金属
材料から成るラックガイド本体の外周面を、金属等の部
分と樹脂材から成る部分の両者によって構成すれば良
く、特に、複数の部分に分割して、金属(または燒結金
属材料)部と樹脂部とが交互に位置するように配置した
ものであれば良い。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ハ
ウジングに形成された孔内に摺動自在に嵌合され、ピニ
オンに噛合って往復動するラックの背面を摺動自在に支
持するラックガイドにおいて、このラックガイドの本体
を金属または燒結金属材料で形成するとともに、ラック
ガイド本体の外周面の一部に設けた溝内に樹脂材を一体
成形することにより、上記ハウジングの孔の内面を摺動
するラックガイド本体の外周面を、金属または燒結金属
材料の部分とこの金属等の部分よりも外面側に微量突出
した樹脂材の部分とから構成するとともに、上記ラック
ガイド本体の、ラックとの摺動面に樹脂材を一体成形し
たことにより、充分な剛性・強度を得ることができると
ともに、ラトル音の発生を防止することができる。しか
も、樹脂と金属等が一体構造なので、組付性を改善し、
工数を低減することができる。
【0028】また、本発明方法は、ハウジングの孔の内
面を摺動する外周面の一部に溝が形成されたラックガイ
ドの本体を、金属または燒結金属材料により成形し、こ
のラックガイド本体を型内に収容した後、上記溝内に樹
脂材を注入することにより、ラックガイド本体の外周面
を、金属または燒結金属材料から成る部分と、この金属
等の部分よりも外面側に微量突出した樹脂材から成る部
分とから形成するとともに、ラックガイド本体のラック
との摺動面、および必要に応じてラックとの摺動面と逆
側の面に樹脂材を一体に注入するようにしたことによ
り、組付性の良好な金属等と樹脂とが一体のラックガイ
ドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るラックピニオン式ステ
アリング装置のラックガイドの縦断面図である。
【図2】上記ラックガイドのII−II線に沿う断面図
である。
【図3】上記ラックガイドのIII方向矢視図である。
【図4】上記ラックガイドのIV方向矢視図である。
【図5】他の実施例に係るラックガイドの正面図であ
る。
【図6】さらに他の実施例に係るラックガイドの正面図
である。
【図7】さらに他の実施例に係るラックガイドの正面図
である。
【図8】ラックガイドの外周面に作用する力の方向につ
いて説明する図である。
【図9】樹脂部のより好ましい配置を説明する図であ
る。
【図10】さらに他の実施例に係るラックガイドの図2
に対応する図である。
【図11】さらに他の実施例に係るラックガイドの図2
に対応する図である。
【図12】従来のラックガイドを備えたラックピニオン
式ステアリング装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
4a ピニオン 14 ハウジング(ギアハウジング) 14b ハウジング(ギアハウジング)の孔 18 ラック 40 ラックガイド 42 ラックガイド本体 44 樹脂材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成された孔内に摺動自在
    に嵌合され、ピニオンに噛合って往復動するラックの背
    面を摺動自在に支持するラックガイドにおいて、このラ
    ックガイドの本体を金属または燒結金属材料で形成する
    とともに、ラックガイド本体の外周面の一部に設けた溝
    内に樹脂材を一体成形することにより、上記ハウジング
    の孔の内面を摺動するラックガイド本体の外周面を、金
    属または燒結金属材料の部分とこの金属等の部分よりも
    外面側に微量突出した樹脂材の部分とから構成するとと
    もに、上記ラックガイド本体の、ラックとの摺動面に樹
    脂材を一体成形したことを特徴とするラックピニオン式
    ステアリング装置のラックガイド。
  2. 【請求項2】 上記ラックガイド本体の外周面が円周方
    向に分割され、金属または燒結金属材料から成る部分と
    樹脂材から成る部分とが交互に配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載のラックピニオン式ステアリン
    グ装置のラックガイド。
  3. 【請求項3】 上記ラックガイド本体の外周面が軸方向
    に向かって分割され、金属または燒結金属材料から成る
    部分と樹脂材から成る部分とが交互に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のラックピニオン式ステ
    アリング装置のラックガイド。
  4. 【請求項4】 上記ラックガイド本体の、ラックとの摺
    動面と逆側の面に樹脂材を一体成形したことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3に記載のラックピニオン式ス
    テアリング装置のラックガイド。
  5. 【請求項5】 ハウジングに形成された孔内に摺動自在
    に嵌合され、ピニオンに噛合って往復動するラックの背
    面を摺動自在に支持するラックガイドを製造する方法に
    おいて、上記ハウジングの孔の内面を摺動する外周面の
    一部に溝が形成されたラックガイドの本体を、金属また
    は燒結金属材料により成形し、このラックガイド本体を
    型内に収容した後、上記溝内に樹脂材を注入するととも
    に、ラックガイド本体のラックとの摺動面、および必要
    に応じてラックとの摺動面と逆側の面に樹脂材を一体に
    注入することにより、上記ラックガイド本体の外周面
    を、金属または燒結金属材料から成る部分と、この金属
    等の部分よりも外面側に微量突出した樹脂材から成る部
    分とから形成したことを特徴とするラックピニオン式ス
    テアリング装置のラックガイドの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2859439A1 (fr) * 2003-09-05 2005-03-11 Koyo Steering Europe Kse Poussoir pour direction a cremaillere de vehicule automobile
DE102004057160A1 (de) * 2004-11-26 2006-06-01 Zf Lenksysteme Gmbh Vorrichtung zum Andrücken einer Zahnstange an ein mit der Zahnstange in Eingriff stehendes Ritzel
DE102009028031A1 (de) * 2009-07-27 2011-02-03 Zf Lenksysteme Gmbh Druckstück zum Andrücken einer Zahnstange

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