JPH09227117A - 水素イオン型変性スメクタイト及び水浄化剤並びに水素イオン型変性スメクタイトの製造方法 - Google Patents

水素イオン型変性スメクタイト及び水浄化剤並びに水素イオン型変性スメクタイトの製造方法

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JPH09227117A
JPH09227117A JP35452996A JP35452996A JPH09227117A JP H09227117 A JPH09227117 A JP H09227117A JP 35452996 A JP35452996 A JP 35452996A JP 35452996 A JP35452996 A JP 35452996A JP H09227117 A JPH09227117 A JP H09227117A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 1重量%純水スラリーのpHが2.5〜
4.5であり、導電率が120〜950μSであること
を特徴とする水素イオン型変性スメクタイト。 【効果】 本発明の水素イオン型変性スメクタイトは水
中不純物の除去効果に優れ、水浄化剤として好適であ
り、また本発明の製造方法によれば、スメクタイトスラ
リーを効率よく濃縮することができ、かかる水素イオン
型変性スメクタイトを確実にかつ簡単に製造し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中不純物を吸着
除去し、水を浄化するのに有用な新規水素イオン型変性
スメクタイト及びこの水素イオン型変性スメクタイトか
らなる水浄化剤に関する。更に、本発明は、スメクタイ
トの水スラリーを効率よく濃縮し得、また上記のような
水浄化剤として使用することができる水素イオン型変性
スメクタイトを得ることができる水素イオン型変性スメ
クタイトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】スメク
タイトは、従来より種々の工業分野で用いられている
が、ベントナイト原鉱を粉砕、乾燥した粉粒物を水に分
散、懸濁し、これを静置して得られた上層のスメクタイ
トスラリーを濃縮する方法としては、遠心分離による濃
縮法がある。しかし、スメクタイトスラリーは一般に高
粘性であるため、遠心分離法によるスメクタイトスラリ
ーの実用的な濃縮限界は約3%にとどまる。また、濾過
によるスメクタイトスラリーの濃縮では、スメクタイト
粒子が非常に小さいので、炉材を通過してしまい、実用
的な濃縮は行い難い。
【0003】このように、スメクタイトスラリーは高粘
度であり、スメクタイト粒子が非常に小さいので、濃縮
方法としては加熱による蒸発濃縮法が効果的であるが、
この方法では蒸発効率が小さく、コスト高となるため、
実用的な方法としては実施されていない。また、この方
法では、スラリー中に存在する全物質が濃縮されること
となるので、スラリー調製には純度の高い水を必要とす
る。
【0004】一方、粉末スメクタイトを水に加え、スラ
リー化する方法もあるが、この方法では、得られるスメ
クタイトスラリーの粘度が濃度と共に急激に増大するの
で、約6%がこの方法で得られる上限濃度である。
【0005】このような点から、スメクタイトスラリー
をより効率よく高濃度に濃縮化する方法が望まれてい
る。
【0006】また、各種工業用水、水道水などには、F
e,Al,Siなどの水酸化物、その他のコロイド状物
質、Ca++,Na+,Mg++,Fe++,Cl-,Si
4,N2xなどの硬度成分、多種多様の有機物等の不
純物が含まれており、これらの不純物は、従来、コロイ
ド状物質については活性炭、活性白土、無機又は有機凝
集、フィルターを用いて除去し、イオン性物質について
はイオン交換樹脂、中性有機物については活性炭、活性
白土などをそれぞれ用いて除去している。
【0007】しかし、これらの手段は、各々単独では上
記特定の種類の不純物の除去には有効であるものの、上
記不純物の全てを同時に除去できず、またいずれも、例
えば300ppm以下の低濃度不純物の除去には限界が
あった。このため、一般的には上記手段を組合せて利用
しており、操作的に煩雑であり、また必ずしも十分な不
純物除去効果を有しない場合があった。
【0008】従って、本発明の目的は、上記のような不
純物の一括処理が可能であり、しかも特に低濃度不純物
の処理に有効な水素イオン型変性スメクタイト及び水浄
化剤を提供することにある。更に、本発明の他の目的
は、スメクタイトの水スラリーを効率よく濃縮し得、ま
た水浄化剤として有用な水素イオン型変性スメクタイト
を得ることができる水素イオン型変性スメクタイトの製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、モンモリロナイトやモンモリロナイトを主要成分と
するベントナイト等のスメクタイトのスラリーを電気泳
動することにより、陽極に水素イオン型変性スメクタイ
トが濃縮、堆積し、Na+型等の一価イオン型のスメク
タイトでは6〜15%(重量%、以下同じ)程度に濃縮
したゲル状物が得られ、Ca++型等の多価イオン型のス
メクタイトでは25〜35%程度に濃縮したゲル状物が
得られることを知見した。また、このようにして得られ
る水素イオン型変性スメクタイトのうち、1%純水スラ
リーのpHが2.5〜4.5であり、かつ導電率が12
0〜950μSを示す水素イオン型変性スメクタイト
が、それ単独でも水中に含まれるコロイド状物質、硬度
成分、有機物などの不純物を一括処理、除去し得ると共
に、特にこの不純物除去効果は不純物が例えば300p
pm以下の低濃度しか含まれていないような場合に威力
を発揮し、従って従来の水処理剤で一次処理した後の二
次処理に非常に有効であることを知見したものである。
【0010】なお従来、天然粘土より水素イオン型粘土
を得る方法としては、希酸処理、電気透析、H型イオン
交換樹脂による処理などの方法が知られているが、これ
らの方法は主に固体酸や活性白土を得る方法として知ら
れているもので、ベントナイト又はスメクタイトにこの
方法を応用すると、格子中のAlが溶出し、構造が変化
し、また溶出したAlは一部水素イオンと共存すること
となり、完全な水素イオン型とはならないと言われてい
る(「粘土の事典」株式会社朝倉書店,1985)が、
上述したようなスメクタイトスラリーを電気泳動するこ
とにより、1%純水スラリーのpHが2.5〜4.5、
導電率が120〜950μSである水素イオン型スメク
タイトを得ることができ、これはAlの溶出がなく、実
質的に構造変化が起きず、スメクタイト本来の性質が変
わらないものである上、電気泳動/電気分解操作中にス
メクタイトと共存している不純物が除去されるので、ク
リーンな表面をもつスメクタイトが得られるものであ
る。
【0011】従って、本発明は、(1)1%純水スラリ
ーのpHが2.5〜4.5であり、導電率が120〜9
50μSである水素イオン型変性スメクタイト、(2)
上記(1)の水素イオン型変性スメクタイトからなる水
浄化剤、(3)スメクタイトの水スラリーを電気泳動し
て、陽極に濃縮堆積したゲル状物を採取する水素イオン
型変性スメクタイトの製造方法を提供する。
【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の水素イオン型変性スメクタイトは、1%純水ス
ラリーのpHが2.5〜4.5、導電率が120〜95
0μSであり、実質的に原料スメクタイトの構造を維持
し、スメクタイト本来の性質を有しているものである。
【0013】また、本発明の水浄化剤は、かかる水素イ
オン型変性スメクタイトからなるものである。ここで、
この水素イオン型変性スメクタイトの1%純水スラリー
のpHが4.5を超え、導電率が120μSを下回ると
水中不純物の吸着能が劣り、またpHが2.5より低
く、導電率が950μSを超えても吸着能は向上しな
い。
【0014】本発明の水素イオン型変性スメクタイトの
製造方法は、スメクタイトの水スラリーに直流電界をか
け、スメクタイトを電気泳動して、陽極上あるいは陽極
室にスメクタイトを濃縮、堆積させるものである。この
場合、原料スメクタイトとしては、一価イオン型又は多
価イオン型のモンモリロナイト、該モンモリロナイトを
主要成分とする粘土(ベントナイト等)を好適に用いる
ことができる。これを水を用いてスラリー状とし、電気
泳動又は電気分解装置を用いて、陽極又は陽極室にモン
モリロナイトを濃縮し、採集する。スラリー濃度はモン
モリロナイト粒子が印加電圧により泳動する濃度であれ
ばよく、特に限定されないが、スラリー粘度が一般に高
くなるNa+型のスメクタイトの場合は約10%以下、
スラリー粘度が一般に低いCa++型のスメクタイトの場
合は約30%以下が効率的な濃縮を行う上で好ましく、
通常Na+型の場合1〜5%スラリー、Ca++型の場合
1〜20%スラリーとすることがよい。この場合、スラ
リー中に水溶性有機化合物等を添加し、スメクタイトと
の有機複合体として陽極に濃縮することもできる。
【0015】電極材料は通常の電極として用いられるも
のであればよく、電極形状及び電極のスラリー中での配
置方法に特別な制約はない。
【0016】印加直流電圧は、通常1〜数十V/cmで
あり、電流に制約はないが、通常1mA〜数十Aであ
る。また温度は特に限定されないが、通常室温で十分で
ある。なお、時間も制限されないが、1〜10時間程度
がよい。
【0017】スラリーの調製に用いる水は、イオン交換
水、水道水などが使用されるが、本発明は界面動電現像
によりスメクタイト粒子を移動させるので、用水中に非
イオン性あるいはカチオン性不純物が含まれていても、
得られるスメクタイト濃縮物中の不純物量は少なくなる
ので、必ずしも高純度水を用いる必要はない。
【0018】直流電圧を印加して電気泳動を行う前に、
スメクタイトの水スラリーに数V〜百数十V/cmの交
流電圧を数分〜数時間印加したり、数W〜数十Wの超音
波処理を行って、スラリーの導電率を増大させることが
でき、これによって電気泳動によるスラリー濃縮時間を
短縮することができる。この前処理法は、特に濃縮すべ
きスメクタイトスラリーの1%のときの導電率が50μ
Sより低い場合に有効で、これを50μS以上、特に1
00μS以上として電気泳動を行うことが推奨される。
【0019】以上のようにして電気泳動を行うことによ
り、スメクタイトが陽極上又は陽極室に濃縮、堆積する
ので、陽極に付着、析出した付着物(水素イオン型変性
スメクタイト)を掻き出す。このものはゲル状であり、
このままの状態で用いてもよく、乾燥して粉末として用
いることもできる。
【0020】この場合、この水素イオン型変性スメクタ
イトとして、上記電気泳動条件を種々選定し、コントロ
ールして、1%純水スラリーのpH、導電率が上記範囲
のものを採取することができる。
【0021】本発明方法に従うと、低濃度のベントナイ
ト又はスメクタイトスラリーから高純度の水素イオン型
変性スメクタイトを高濃度で得ることができるので、工
業的なスメクタイトの製造方法として好適である。この
場合、ベントナイト又はスメクタイトスラリーを電気泳
動又は電気分解槽を用いて水素イオン型スメクタイトと
するとき、陽極にスメクタイトがゲル状に濃縮されるの
で、乾燥コストが低減し、スメクタイトスラリーの濃縮
法としてコストが大幅に削減される。また、スメクタイ
トスラリーを加熱乾燥して粉末状スメクタイトを得る場
合の前処理過程として、乾燥コストが下がるので非常に
有効である。更に、このようなスメクタイトゲルは最初
のスメクタイトスラリーが濃縮化しているので、スメク
タイトのスラリー乃至ゲル輸送の上でコストメリットも
あり、従って本発明の方法は、スラリー乃至ゲル輸送の
ための濃縮化として有用である。しかもこの場合、本発
明で得られたスラリー乃至ゲルは殺菌効果もあり、保存
上の効果も高いものである。
【0022】得られた変性スメクタイトは構造的に変化
していないので、通常の精製スメクタイトと、酸性であ
ることを除けばほぼ同様の性質をもつため、従来のスメ
クタイトと同様の用途に有効に用いられる。更に、電気
泳動又は電気分解の過程でスメクタイト粒子の表面に付
着又は吸着した物質が除かれ、その吸着能は高められて
いるので、水道水、地下水及び廃水等からの不純物の除
去に用いられ、水中の硬度成分のみならず、溶解した有
機化合物等も吸着除去できる。
【0023】なお、本発明の水素イオン型変性スメクタ
イトを水浄化剤として使用する場合、これの必要量を浄
化すべき水に添加し、撹拌後、該スメクタイト(水浄化
剤)を分離して浄化水を得る等の方法を採用することが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の水素イオン型変性スメクタイト
は水中不純物の除去効果に優れ、水浄化剤として好適で
あり、また本発明の製造方法によれば、スメクタイトス
ラリーを効率よく濃縮することができ、かかる水素イオ
ン型変性スメクタイトを確実にかつ簡単に製造し得る。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0026】〔実施例1〕モンモリロナイトが主要構成
成分であるスメクタイトスラリー(スメクタイト2%,
水98%)を用い、通常の電気泳動装置により陽極に付
着したスメクタイトゲルを得た。この場合、陽極には白
金線、陰極にも白金線を使用し、電流0.1〜3A、電
圧4〜30Vの条件で電気泳動を行った。また、温度は
25℃とし、2〜10時間の電気泳動時間とし、実験番
号1〜8のスメクタイトゲルを得た。
【0027】これらのスメクタイトゲルを105℃で乾
燥後、粉末とし、試料とした。種々の電気泳動条件で得
た試料1gを純水98g中に加えて作ったスラリーのp
Hと導電率、及び水道水299.7gに試料0.3gを
加えて得たスラリーの導電率と上澄部の蒸発残渣を調べ
た。この場合、蒸発残渣はスラリーを4日間静置し、透
明上澄部約150gを105℃で蒸発乾固して求めた。
結果を表1に示す。なお、比較のため、上記電気泳動で
用いた原料スメクタイトのスラリーの結果(実験番号
9)を表1に併記する。
【0028】ここで、用いた水道水の導電率は355μ
S(25℃)、蒸発残渣は245ppmであり、これと
表1の結果より、以下のことが明らかになった。
【0029】即ち、実験番号1の試料の場合、その1%
純水スラリーはpH=5.39、導電率=93.8μS
であり、これを水道水に加えた時、導電率は水道水のそ
れよりわずかに減少したが、蒸発残渣は増加した。実験
番号2〜8で示した1%純水スラリーがpH=3.40
〜4.12、導電率=226〜123.4μSの試料の
場合、水道水に加えると導電率、蒸発残渣共に減少し
た。実験番号9(参照1)で示した原料モンモリロナイ
トの場合は、導電率、蒸発残渣共に増加しており、従っ
て以上のことから、実験番号2〜8の酸型(水素イオン
型)変性スメクタイトは水中不純物の吸着能が大きく向
上したものであることが認められた。
【0030】
【表1】
【0031】〔実施例2〕実施例1と同様にしてモンモ
リロナイトを主要構成成分とするスメクタイトスラリー
を電気泳動して、表2に示すゲル状の酸型(水素イオン
型)変性スメクタイト(実験番号10〜14)を陽極に
付着させ、実施例1と同様にしてその評価を行った。こ
の場合、1%純水スラリー及び水道水0.1%スラリー
の作製は、ゲル状物の一部を105℃で蒸発乾固し、固
体濃度を求め、必要量を水に加えた。従って、水の一部
(純水の場合約10g、水道水の場合約3g)はゲル状
物よりもたらされている。用いた水道水の導電率は34
6μS(25℃)、蒸発残渣は236ppmであった。
他の実験方法は乾燥粉末(表1)の場合と同様である。
その結果を表2に示す。
【0032】表2の陽極に付着したゲル状の酸型(水素
イオン型)変性スメクタイト(未乾燥)の吸着能の結果
より、実験番号10〜14の原料がモンモリロナイトの
場合は、いずれも水道水中の不純物を吸着し、水を浄化
しているが、実験番号10のpH=2.59、導電率=
962μSの場合は、その吸着能は他の場合よりやや劣
っている。また、比較のために挙げた実験番号15(参
照2)で示した原料がサポナイトの場合と実験番号16
(参照3)で示した原料がヘクトライトの場合は、導電
率及び蒸発残渣共に増加しており、水を浄化する能力は
ないことを示している。
【0033】即ち、表1,2の結果より、水中不純物を
吸着し、水を浄化するスメクタイトは、2.5<pH<
4.5、120μS<導電率<950μSであるモンモ
リロナイトを原料とした水素イオン型変性スメクタイト
が好ましいことが認められた。
【0034】
【表2】
【0035】〔実施例3〕直径8cm,高さ20cmの
円筒状ガラス容器を準備し、これを電気泳動用容器とし
た。直径2mmの白金線を用いて外径約6cmの渦巻線
を2個作り、これらを電極として用いた。この1個を上
記容器の底面に置き、他の1個をその上方5cmの高さ
の位置に設置した。底面上の一方の電極を直流電源の陽
極に接続し、他方の電極を陰極に接続した。
【0036】このように用意した電気泳動用容器内に、
膨潤力が58ml/2gのNa+型の天然スメクタイト
の2%スラリーを800ml入れ、両電極間に30Vの
直流電圧を印加した。なお、上記スラリーの調製にはイ
オン交換水を使用した。
【0037】約8時間後、残存スラリー液を通電状態の
ままで除去し、陽極上に堆積したゲル状のスメクタイト
を回収した。
【0038】このゲル状のスメクタイトを105℃で乾
燥して濃度を求めたところ、12%であった。
【0039】また、この乾燥スメクタイトを粉末化して
白色度を測定したところ、78%であった。原料として
用いたスメクタイトの白色度は73%であったので、電
気泳動により原料スメクタイトから着色成分が除去さ
れ、原料スメクタイトが濃縮されると共に、精製された
ことが認められた。
【0040】〔実施例4〕膨潤力が42ml/2gの天
然Na+型スメクタイトの3%スラリーをイオン交換水
を用いて調製し、実施例3と同様の方法で電気泳動濃縮
を行った。得られた濃縮ゲル状物の濃度は、105℃で
乾燥した結果、8.2%であった。
【0041】〔実施例5〕粒子径が44μm以下の天然
Ca++型スメクタイト粉末をイオン交換水に加えて4%
スラリーを調製し、実施例3と同様の方法で電気泳動濃
縮を行った。約14時間後、スラリーが清澄化したの
で、通電下でスラリーを除去し、陽極上に堆積したゲル
状のスメクタイトを回収した。105℃で乾燥した結
果、ゲル状スメクタイトの濃度は33.6%であった。
【0042】〔実施例6〕実施例5と同じスメクタイト
を導電率が25℃において210μSの水道水に加え、
4%スラリーを調製し、実施例3と同様の方法で電気泳
動濃縮を行った。約7時間後にスラリーが清澄化したの
で、通電下でスラリーを除去し、陽極上に堆積したゲル
状のスメクタイトを回収した。105℃で乾燥した結
果、ゲル状スメクタイトの濃度は28.8%であった。
【0043】〔実施例7〕実施例5と同じスメクタイト
とイオン交換水とから15%スラリーを調製し、これを
実施例3と同様の電気泳動用容器に入れ、まず100V
の交流電圧を30分間印加した。その後、実施例3と同
様の方法で電気泳動濃縮を行った。電気泳動濃縮の時
間、即ちスラリーが清澄化するのに要した時間は8時間
であり、また得られたゲル状のスメクタイト堆積物の濃
度は32.6%であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1重量%純水スラリーのpHが2.5〜
    4.5であり、導電率が120〜950μSであること
    を特徴とする水素イオン型変性スメクタイト。
  2. 【請求項2】 スメクタイト原料がモンモリロナイト又
    はモンモリロナイトを主要成分とする粘土である請求項
    1記載の水素イオン型変性スメクタイト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水素イオン型変性
    スメクタイトからなる水浄化剤。
  4. 【請求項4】 スメクタイトの水スラリーを電気泳動し
    て、陽極に濃縮堆積したゲル状物を採取することを特徴
    とする水素イオン型変性スメクタイトの製造方法。
  5. 【請求項5】 スメクタイトの水スラリーに交流電界を
    かけて該スラリーの導電率を増大させた後、直流電界を
    かけて電気泳動するようにした請求項4記載の製造方
    法。
JP35452996A 1995-12-22 1996-12-19 水素イオン型変性スメクタイト及び水浄化剤並びに水素イオン型変性スメクタイトの製造方法 Pending JPH09227117A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006225647A (ja) * 2005-01-21 2006-08-31 Etsuo Ito 荷電粘土鉱物粒子とその製造方法
JP2008169064A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 天然アロフェンの精製方法および精製装置
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