JPH09227560A - 発蛍光性光解離保護基 - Google Patents
発蛍光性光解離保護基Info
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- JPH09227560A JPH09227560A JP8035054A JP3505496A JPH09227560A JP H09227560 A JPH09227560 A JP H09227560A JP 8035054 A JP8035054 A JP 8035054A JP 3505496 A JP3505496 A JP 3505496A JP H09227560 A JPH09227560 A JP H09227560A
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- JP
- Japan
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- physiologically active
- active substance
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- photodissociation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】生理活性物質の活性点を保護し、生体系内の望
ましい部位へ拡散された後、この保護基を光を照射する
等の方法で脱保護可能とする保護基であって、さらに、
該脱保護基化反応を定量的に測定することが可能となる
新規な発蛍光性光解離保護基を提供する。 【構成】 本発明にかかる保護基は、ジュロリジン骨格
を有するものであり、光照射により生理活性物質と切り
放された後、分子内エステル結合形成に基づきクマリン
誘導体を形成する。該クマリン誘導体は強い蛍光性を有
し、この蛍光強度を測定することに基づき、脱保護化さ
れ、遊離する生理活性物質の量を定量可能とするもので
ある。
ましい部位へ拡散された後、この保護基を光を照射する
等の方法で脱保護可能とする保護基であって、さらに、
該脱保護基化反応を定量的に測定することが可能となる
新規な発蛍光性光解離保護基を提供する。 【構成】 本発明にかかる保護基は、ジュロリジン骨格
を有するものであり、光照射により生理活性物質と切り
放された後、分子内エステル結合形成に基づきクマリン
誘導体を形成する。該クマリン誘導体は強い蛍光性を有
し、この蛍光強度を測定することに基づき、脱保護化さ
れ、遊離する生理活性物質の量を定量可能とするもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な発蛍光性光
解離保護基に関する。
解離保護基に関する。
【0002】
【従来の技術】ある物質の生体における作用機構を調べ
るには、その物質の生体系内での消長を定量的に短時間
で測定をすることが必要であり、さらに系内に導入され
た該物質を追従する種々の変化を観察することも重要で
ある。
るには、その物質の生体系内での消長を定量的に短時間
で測定をすることが必要であり、さらに系内に導入され
た該物質を追従する種々の変化を観察することも重要で
ある。
【0003】一方生体反応は多くの場合極めて速く、ま
た複雑に関連した複数の反応が同時に進行することが普
通である。そのために外部から該物質を添加した場合
に、系内を拡散する過程がむしろ律速となり、実際測定
したいその後の反応が明確に捉らえられなくなってしま
うことが多い。その問題を解決するため、すばやく目的
物質を添加する方法について様々な方法が提案されてい
るが、現時点で必ずしも満足できるものはない。
た複雑に関連した複数の反応が同時に進行することが普
通である。そのために外部から該物質を添加した場合
に、系内を拡散する過程がむしろ律速となり、実際測定
したいその後の反応が明確に捉らえられなくなってしま
うことが多い。その問題を解決するため、すばやく目的
物質を添加する方法について様々な方法が提案されてい
るが、現時点で必ずしも満足できるものはない。
【0004】その1つに、最近光照射に基づく技術が報
告されている。いわゆるケイジド(Caged)試薬、光ブロ
ック剤等として知られている保護基である。これらは一
般的には、追跡される生理活性物質の活性部位を該保護
基で保護(ブロック、またはケイジド化)したものを生
体系に導入し、十分該物質が作用点に拡散したことを確
認した後に、光照射に基づき、該保護基を脱保護基する
ものである。従って、遊離した生理活性を回復した物質
による反応が追跡可能となるものである。この保護基の
特徴は、光照射のみにより脱保護できる点であり、極め
て迅速に脱保護基可能であり、かつ必要ならば特定の部
分にのみ光照射をしぼり込むことも可能である点であ
る。ここで該保護基で保護される生理活性物質としては
種々の生体物質、例えばアミノ酸、タンパク質、酵素、
ヌクレオチド-3-リン酸、cAMP、核酸等が考えら
れ、いくつかの試みが種々検討されている。
告されている。いわゆるケイジド(Caged)試薬、光ブロ
ック剤等として知られている保護基である。これらは一
般的には、追跡される生理活性物質の活性部位を該保護
基で保護(ブロック、またはケイジド化)したものを生
体系に導入し、十分該物質が作用点に拡散したことを確
認した後に、光照射に基づき、該保護基を脱保護基する
ものである。従って、遊離した生理活性を回復した物質
による反応が追跡可能となるものである。この保護基の
特徴は、光照射のみにより脱保護できる点であり、極め
て迅速に脱保護基可能であり、かつ必要ならば特定の部
分にのみ光照射をしぼり込むことも可能である点であ
る。ここで該保護基で保護される生理活性物質としては
種々の生体物質、例えばアミノ酸、タンパク質、酵素、
ヌクレオチド-3-リン酸、cAMP、核酸等が考えら
れ、いくつかの試みが種々検討されている。
【0005】しかしながら、上記の保護基で保護された
生理活性物質が、生体系で光照射により脱保護される反
応の定量性については、極めて重要であるにもかかわら
ず、いまだ確立された手段は報告されていない。
生理活性物質が、生体系で光照射により脱保護される反
応の定量性については、極めて重要であるにもかかわら
ず、いまだ確立された手段は報告されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は以上の点に
鑑み、鋭意研究し、生理活性物質の活性点を保護し、生
体系内の望ましい部位へ拡散された後、この保護基を光
を照射する方法で脱保護可能とする光解離保護基であっ
て、さらに、該保護基の脱保護反応を定量的に測定する
ことが可能となる新規な保護基(発蛍光性光解離保護
基)を見出すことに成功し本発明を完成するに至った。
鑑み、鋭意研究し、生理活性物質の活性点を保護し、生
体系内の望ましい部位へ拡散された後、この保護基を光
を照射する方法で脱保護可能とする光解離保護基であっ
て、さらに、該保護基の脱保護反応を定量的に測定する
ことが可能となる新規な保護基(発蛍光性光解離保護
基)を見出すことに成功し本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
保護基は、光照射により生理活性物質と切り放された後
に極めて強いクマリン蛍光団に基づく蛍光性を発現する
化合物となるものである。この際、測定される該クマリ
ン骨格に基づく蛍光の強度に基づき、脱保護基化される
生理活性物質の量を定量可能とするものである。
保護基は、光照射により生理活性物質と切り放された後
に極めて強いクマリン蛍光団に基づく蛍光性を発現する
化合物となるものである。この際、測定される該クマリ
ン骨格に基づく蛍光の強度に基づき、脱保護基化される
生理活性物質の量を定量可能とするものである。
【0008】より詳しくは、本発明は、下記式1で示さ
れる保護基に関するものである。
れる保護基に関するものである。
【0009】
【化3】 さらに、本発明は、上記保護基が、光反応に基づく脱保
護反応に基づき形成される下記式2で示されるクマリン
誘導体の蛍光を測定することにより検出する方法に係る
ものである。
護反応に基づき形成される下記式2で示されるクマリン
誘導体の蛍光を測定することにより検出する方法に係る
ものである。
【0010】
【化4】 さらに、本発明は、エチル (E) 3−(8−ヒドロ
キシジュロリジン−9−イル)−2−メチルプロペネイ
ト、または、(E) 3−(8−ヒドロキシジュロリジ
ン−9−イル)−2−メチルプロペン酸を提供するもの
である。
キシジュロリジン−9−イル)−2−メチルプロペネイ
ト、または、(E) 3−(8−ヒドロキシジュロリジ
ン−9−イル)−2−メチルプロペン酸を提供するもの
である。
【0011】本発明に係る発蛍光性光解離保護基は、基
本的には上記のように、ジュロリジン骨格を有するもの
である。本発明にかかる保護基は、保護基となるべき基
が酸の形であり、従って、エステル(チオエステル)結
合、アミド(チオアミド)結合等の結合に基づき水酸基
(フェノール性、またはアルコール性)、アミノ基やチ
オール基(チオフェノール性、またはチオアルコール
性)を活性点とする生理活性物質の保護基として広範囲
に使用することができるものである。
本的には上記のように、ジュロリジン骨格を有するもの
である。本発明にかかる保護基は、保護基となるべき基
が酸の形であり、従って、エステル(チオエステル)結
合、アミド(チオアミド)結合等の結合に基づき水酸基
(フェノール性、またはアルコール性)、アミノ基やチ
オール基(チオフェノール性、またはチオアルコール
性)を活性点とする生理活性物質の保護基として広範囲
に使用することができるものである。
【0012】
【化5】 ここでXはO、S(エステル、またはチオエステル
等)、NHR(RはHまたはアルキル基等)である。
等)、NHR(RはHまたはアルキル基等)である。
【0013】さらに、本発明に係る発蛍光性光解離保護
基は、光照射により、脱保護するものであるが、まず、
トランス配向している2重結合がシス異性化し、ジュロ
リジン環のフェノール性水酸基と分子内エステル交換反
応を起こし、その結果、脱保護基化された生理活性物質
及び、クマリン誘導体となるものと考えられる。
基は、光照射により、脱保護するものであるが、まず、
トランス配向している2重結合がシス異性化し、ジュロ
リジン環のフェノール性水酸基と分子内エステル交換反
応を起こし、その結果、脱保護基化された生理活性物質
及び、クマリン誘導体となるものと考えられる。
【0014】
【化6】 その結果生成するクマリン誘導体は強い蛍光を有する物
質であり、通常の蛍光測定手段にて定量可能である。
質であり、通常の蛍光測定手段にて定量可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下さらに詳しく本発明を説明す
る。
る。
【0016】合成方法 本発明に係るケイジド化合物の合成方法については特に
限定されないが、以下のルートによるジュロリジン骨格
を有するサリチルアルデヒド誘導体とのWittig試薬との
反応によりトランス異性体のシンナメート誘導体を得る
ことが可能である。この場合、種々の置換基を有するWi
ttig試薬との反応も可能である。本反応は例えば、A.Ma
ercker, "Organic Reactions",Vol.14(1965),G.Wittig,
U.Schoellkopt, Org.Synth.,Coll.Vol.,V,751(1973)、
「有機合成ハンドブック」(有機合成化学協会編、丸
善、p532(1990))等に記載の方法に準じて反応条件等を
決定することが可能である。
限定されないが、以下のルートによるジュロリジン骨格
を有するサリチルアルデヒド誘導体とのWittig試薬との
反応によりトランス異性体のシンナメート誘導体を得る
ことが可能である。この場合、種々の置換基を有するWi
ttig試薬との反応も可能である。本反応は例えば、A.Ma
ercker, "Organic Reactions",Vol.14(1965),G.Wittig,
U.Schoellkopt, Org.Synth.,Coll.Vol.,V,751(1973)、
「有機合成ハンドブック」(有機合成化学協会編、丸
善、p532(1990))等に記載の方法に準じて反応条件等を
決定することが可能である。
【0017】
【化7】 通常、上記反応で得られるシンナメートはアルキルエス
テル(例えばエチルエステル)となっているが、このエ
ステル結合は、他の生理活性物質へのラベル化反応を行
うには安定すぎると考えられる。従って、該試薬を保存
するにおいては便利であるが、上記ラベル化反応を行う
にはさらに、活性基を導入する必要がある。この目的
で、従来使用される活性基、例えば、カルボン酸基、酸
ハロゲン化物、酸無水物、活性エステル基、活性イミド
基等が考えられる。上記カルボン酸へは、通常の加水分
解反応により、容易に実施可能であり、カルボン酸が単
離できる。この得られるカルボン酸をさらに種々の活性
基へと誘導する事も通常の合成方法にて可能である
(「有機合成ハンドブック」(有機合成化学協会編、丸
善、p421(1990))。
テル(例えばエチルエステル)となっているが、このエ
ステル結合は、他の生理活性物質へのラベル化反応を行
うには安定すぎると考えられる。従って、該試薬を保存
するにおいては便利であるが、上記ラベル化反応を行う
にはさらに、活性基を導入する必要がある。この目的
で、従来使用される活性基、例えば、カルボン酸基、酸
ハロゲン化物、酸無水物、活性エステル基、活性イミド
基等が考えられる。上記カルボン酸へは、通常の加水分
解反応により、容易に実施可能であり、カルボン酸が単
離できる。この得られるカルボン酸をさらに種々の活性
基へと誘導する事も通常の合成方法にて可能である
(「有機合成ハンドブック」(有機合成化学協会編、丸
善、p421(1990))。
【0018】
【化8】 ここでYは、ハロゲン(臭素、塩素、ヨウ素)、イミダ
ゾリル基、スクシンイミド基、シアノ基、ブチロイル
基、ビバロイル基等のアルキロイル基、4−アミジノフ
ェニルオキシ基、p−ニトロフェニルオキシ基等のフェ
ノキシ基である。
ゾリル基、スクシンイミド基、シアノ基、ブチロイル
基、ビバロイル基等のアルキロイル基、4−アミジノフ
ェニルオキシ基、p−ニトロフェニルオキシ基等のフェ
ノキシ基である。
【0019】これらの活性化基を有する本発明に係る保
護基と、種々の生理活性物質との反応により、生理活性
物質の保護化が可能となる。例えば、生理活性物質がア
ミノ酸、オリゴペプチド、蛋白質等であって、アミノ
基、フェノール性水酸基、チオール基、アルコール性水
酸基等がある場合には、アミド、エステル、またはチオ
アミド結合によりラベル化が可能となる。
護基と、種々の生理活性物質との反応により、生理活性
物質の保護化が可能となる。例えば、生理活性物質がア
ミノ酸、オリゴペプチド、蛋白質等であって、アミノ
基、フェノール性水酸基、チオール基、アルコール性水
酸基等がある場合には、アミド、エステル、またはチオ
アミド結合によりラベル化が可能となる。
【0020】
【化9】 ラベル化された生理活性物質の光反応による脱ラベル基 本発明に係る保護基を光照射により脱離し、クマリン誘
導体および、生理活性物質を遊離するための光反応条件
は、特に制限されず、通常の光源が使用可能である。さ
らに必要な場合、顕微鏡下において、特定の時間に細胞
内の特定の位置に存在する該保護化生理活性物質を部分
的に遊離するために、該照射光を調整することも可能で
ある。
導体および、生理活性物質を遊離するための光反応条件
は、特に制限されず、通常の光源が使用可能である。さ
らに必要な場合、顕微鏡下において、特定の時間に細胞
内の特定の位置に存在する該保護化生理活性物質を部分
的に遊離するために、該照射光を調整することも可能で
ある。
【0021】保護された生理活性物質が、組織のどの場
所にあっても、顕微鏡等を使用する事でさらに特定の位
置でのみ脱保護反応を起こす事も可能である(図2)。
所にあっても、顕微鏡等を使用する事でさらに特定の位
置でのみ脱保護反応を起こす事も可能である(図2)。
【0022】ケイジド試薬を使用した場合の生理活性物
質の発現量の定量 発現目的の生理活性物質を本発明に係る保護基として用
い、系内にて光照射を制御して目的の化合物(生理活性
物質)を発現させる量をも制御できる。
質の発現量の定量 発現目的の生理活性物質を本発明に係る保護基として用
い、系内にて光照射を制御して目的の化合物(生理活性
物質)を発現させる量をも制御できる。
【0023】図6、7に示されるように、本発明に係る
保護基を有するエチルエステル誘導体を、特定の光を照
射することにより、UV-VIS吸収スペクトル(図6)に明
らかに変化が起こり更に目的とするクマリンによる発蛍
光現象(図7)が生じる事がわかる。なお、30分照射
後更に30分光照射を行った、その結果若干の蛍光強度
の増加が見られた。この場合、得られるクマリン誘導体
の蛍光強度を測定することで、遊離した生理活性物の量
を定量することが可能となる。これは、顕微鏡下での特
定の部分での反応においても蛍光顕微鏡を使用すること
で可能である。
保護基を有するエチルエステル誘導体を、特定の光を照
射することにより、UV-VIS吸収スペクトル(図6)に明
らかに変化が起こり更に目的とするクマリンによる発蛍
光現象(図7)が生じる事がわかる。なお、30分照射
後更に30分光照射を行った、その結果若干の蛍光強度
の増加が見られた。この場合、得られるクマリン誘導体
の蛍光強度を測定することで、遊離した生理活性物の量
を定量することが可能となる。これは、顕微鏡下での特
定の部分での反応においても蛍光顕微鏡を使用すること
で可能である。
【0024】以下本発明を実施例に従いさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例の限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例の限定されるもので
はない。
【0025】
(エチルエステル誘導体(1)の合成) エチル(E) 3−(8−ヒドロキシジュロリジン−9
−イル)−2−メチルプロペネイト(Ethyl(E) 3-(8-H
ydroxyjulolidine-9-yl)-2-methylpropenate)(1)の合
成。
−イル)−2−メチルプロペネイト(Ethyl(E) 3-(8-H
ydroxyjulolidine-9-yl)-2-methylpropenate)(1)の合
成。
【0026】サリチルアルデヒド誘導体(2)(tetrahydr
o-8-hydroxy-1H,5H-benzo(ij)quinolizine-9-carboxald
ehyde,アルドリッチ社製)0.5gと、Wittig試薬(3)((c
arboethoxyethylidene)triphenylphosphorane,アルドリ
ッチ社製)1.0gとを、ベンゼン中、室温で、約58時間
撹拌して反応させた。この際反応は暗室にて行った。
後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、エーテル
にて有機成分を抽出し、水および飽和塩化アンモニウム
水溶液にてエーテル層を洗浄し、無水硫酸マグネシウム
を加え一晩放置し乾燥した。エーテルを減圧蒸留で除い
た後、シリカゲルカラムクロマト(中圧液体クロマトグ
ラフィー、展開溶剤:ヘキサン/酢酸エチル5.7/1)に
て目的の化合物が0.75グラム得られた(収率85%)。
o-8-hydroxy-1H,5H-benzo(ij)quinolizine-9-carboxald
ehyde,アルドリッチ社製)0.5gと、Wittig試薬(3)((c
arboethoxyethylidene)triphenylphosphorane,アルドリ
ッチ社製)1.0gとを、ベンゼン中、室温で、約58時間
撹拌して反応させた。この際反応は暗室にて行った。
後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、エーテル
にて有機成分を抽出し、水および飽和塩化アンモニウム
水溶液にてエーテル層を洗浄し、無水硫酸マグネシウム
を加え一晩放置し乾燥した。エーテルを減圧蒸留で除い
た後、シリカゲルカラムクロマト(中圧液体クロマトグ
ラフィー、展開溶剤:ヘキサン/酢酸エチル5.7/1)に
て目的の化合物が0.75グラム得られた(収率85%)。
【0027】本化合物の構造は赤外線吸収スペクトル
(IR)、1H−NMR、TOF−MSにより行った。
IR:1715cm-1(エステル)。TOF−MS:300.9(M/
C)。1H−NMR(クロロホルム、δ):7.70(s,1H,jul
olidine aromatic), 7.26(s,1H,propenate double bon
d), 7.36(s,1H,julolidine OH), 4.25(q,2H, ethyl CH
2), 3.24-3.12(m, 4H,julolidine-1-position and 7-po
sition), 2.75-2.64(m, 4H,julolidine-3-position and
5-position), 2.05(s,3H,2-CH3), 2.03-1.92(m,4H, ju
lolidine-2-position and 6-position), 1.33(t, 3H, e
thyl CH3)。
(IR)、1H−NMR、TOF−MSにより行った。
IR:1715cm-1(エステル)。TOF−MS:300.9(M/
C)。1H−NMR(クロロホルム、δ):7.70(s,1H,jul
olidine aromatic), 7.26(s,1H,propenate double bon
d), 7.36(s,1H,julolidine OH), 4.25(q,2H, ethyl CH
2), 3.24-3.12(m, 4H,julolidine-1-position and 7-po
sition), 2.75-2.64(m, 4H,julolidine-3-position and
5-position), 2.05(s,3H,2-CH3), 2.03-1.92(m,4H, ju
lolidine-2-position and 6-position), 1.33(t, 3H, e
thyl CH3)。
【0028】(エチルエステル誘導体の加水分解)上記
得られた(1)を、エタノール/10%NaOH(1/1:vol/vo
l)で約2時間、65℃で加温し反応させ、加水分解する。
氷冷した後、1規定塩酸にてpH4.5に調節した後エーテ
ルにて抽出した。エーテル層を洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧にてエーテルを除き、目的化合
物を得た。更にシリカゲルカラム(中圧液体クロマトグ
ラフィー、展開溶剤;ジクロロメタン:メタノール、2
0:1)にて精製し0.23グラムの目的物の酸を得た(収率9
7%)。本化合物の構造は赤外線吸収スペクトル(I
R)、1H−NMR、TOF−MSにより行った。I
R:1700cm-1(カルボン酸)。TOF−MS:273(M/
C)。1H−NMR(クロロホルム、δ):7.88(s,1H,jul
olidine aromatic), 6.86(s,1H,propenate double bon
d), 3.20-3.14(m, 4H,julolidine-1-position and 7-po
sition), 2.72-2.64(m, 4H,julolidine-3-position and
5-position), 2.09(s,3H,2-CH3), 2.05-1.92(m, 4H, j
ulolidine-2-position and 6-position)。
得られた(1)を、エタノール/10%NaOH(1/1:vol/vo
l)で約2時間、65℃で加温し反応させ、加水分解する。
氷冷した後、1規定塩酸にてpH4.5に調節した後エーテ
ルにて抽出した。エーテル層を洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧にてエーテルを除き、目的化合
物を得た。更にシリカゲルカラム(中圧液体クロマトグ
ラフィー、展開溶剤;ジクロロメタン:メタノール、2
0:1)にて精製し0.23グラムの目的物の酸を得た(収率9
7%)。本化合物の構造は赤外線吸収スペクトル(I
R)、1H−NMR、TOF−MSにより行った。I
R:1700cm-1(カルボン酸)。TOF−MS:273(M/
C)。1H−NMR(クロロホルム、δ):7.88(s,1H,jul
olidine aromatic), 6.86(s,1H,propenate double bon
d), 3.20-3.14(m, 4H,julolidine-1-position and 7-po
sition), 2.72-2.64(m, 4H,julolidine-3-position and
5-position), 2.09(s,3H,2-CH3), 2.05-1.92(m, 4H, j
ulolidine-2-position and 6-position)。
【0029】(光分解反応)(1)のエタノール溶液(濃
度2.2x10-5M)を調製し、300Wキセノンランプにて30
分照射した。照射前と後の吸収スペクトルを図6に示し
た。さらに、この条件にて(濃度2.2x10-5M)蛍光スペ
クトルを測定した(図7)。
度2.2x10-5M)を調製し、300Wキセノンランプにて30
分照射した。照射前と後の吸収スペクトルを図6に示し
た。さらに、この条件にて(濃度2.2x10-5M)蛍光スペ
クトルを測定した(図7)。
【0030】光照射により、吸収スペクトルは変化し、
さらに、蛍光を生じることが明らかとなった。
さらに、蛍光を生じることが明らかとなった。
【図1】本発明に係る保護基を用いて保護された生理活
性物質を示す図である。
性物質を示す図である。
【図2】本発明に係る保護基を用いて保護された生理活
性物質が光照射により発蛍光性のクマリン誘導体と、遊
離した生理活性物質を示す図である。
性物質が光照射により発蛍光性のクマリン誘導体と、遊
離した生理活性物質を示す図である。
【図3】本発明に係る保護基を有するエステルを合成す
る1態様を示す図である。
る1態様を示す図である。
【図4】本発明に係る保護基を有するエステルを加水分
解し、酸とし、さらに種々の活性基を用いて活性化され
うることを示す図である。
解し、酸とし、さらに種々の活性基を用いて活性化され
うることを示す図である。
【図5】本発明に係る保護基を用いて、種々の生理活性
物質をラベル化することが可能であり、保護された生理
活性物質の調製を示す図である。
物質をラベル化することが可能であり、保護された生理
活性物質の調製を示す図である。
【図6】本発明に係る保護基を有するエチルエステルを
用いて、光照射により変化する吸収スペクトルを示す図
であり、点線は光照射前を示し、実線は30分間光照射
(300Wキセノンランプ)後のものを示す図である。
用いて、光照射により変化する吸収スペクトルを示す図
であり、点線は光照射前を示し、実線は30分間光照射
(300Wキセノンランプ)後のものを示す図である。
【図7】本発明に係る保護基を有するエチルエステルを
用いて、光照射により生じる蛍光スペクトルを示す図で
あり、点線は光照射前を示し、実線は30分間光照射
(300Wキセノンランプ)後のものを示し、一点鎖線
はさらに30分照射後のものを示す図である。
用いて、光照射により生じる蛍光スペクトルを示す図で
あり、点線は光照射前を示し、実線は30分間光照射
(300Wキセノンランプ)後のものを示し、一点鎖線
はさらに30分照射後のものを示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式1で示される、(E) 3−(8
−ヒドロキシジュロリジン−9−イル)−2−メチルア
クリロイル基を有する新規発蛍光性光解離保護基。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1に記載の保護基の光反応に基づ
く脱保護反応を、形成される下記式2で示されるクマリ
ン誘導体の蛍光を測定することにより検出する方法。 【化2】 - 【請求項3】 エチル (E) 3−(8−ヒドロキシ
ジュロリジン−9−イル)−2−メチルプロペネイト。 - 【請求項4】 (E) 3−(8−ヒドロキシジュロリ
ジン−9−イル)−2−メチルプロペン酸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035054A JPH09227560A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 発蛍光性光解離保護基 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035054A JPH09227560A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 発蛍光性光解離保護基 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227560A true JPH09227560A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12431331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8035054A Pending JPH09227560A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 発蛍光性光解離保護基 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09227560A (ja) |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP8035054A patent/JPH09227560A/ja active Pending
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