JPH09228291A - 水解紙用バインダー及び水解紙 - Google Patents
水解紙用バインダー及び水解紙Info
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- JPH09228291A JPH09228291A JP6541096A JP6541096A JPH09228291A JP H09228291 A JPH09228291 A JP H09228291A JP 6541096 A JP6541096 A JP 6541096A JP 6541096 A JP6541096 A JP 6541096A JP H09228291 A JPH09228291 A JP H09228291A
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- pva
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- polyvinyl alcohol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 抄紙性、水解性が良く、湿潤強度に優れた水
解紙を得ること。 【解決手段】 ポリビニルアルコールにアクリルアミド
をマイケル付加反応させ、その後加水分解処理を行って
得た重量平均分子量8000〜390000の変性ポリ
ビニルアルコールを直接乾燥するか、あるいは少量の有
機溶媒で精製した後乾燥して得た変性ポリビニルアルコ
ール粉末品を水解紙用バインダーとして用いた。
解紙を得ること。 【解決手段】 ポリビニルアルコールにアクリルアミド
をマイケル付加反応させ、その後加水分解処理を行って
得た重量平均分子量8000〜390000の変性ポリ
ビニルアルコールを直接乾燥するか、あるいは少量の有
機溶媒で精製した後乾燥して得た変性ポリビニルアルコ
ール粉末品を水解紙用バインダーとして用いた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水解紙用バインダー
及びそれを用いて得られた水解紙に関するものである。
更に詳しくは抄紙された乾燥後の紙に紙力及び湿潤強度
があり、かつ湿潤するとわずかな攪拌により水解する紙
を与えるバインダー及びそれを用いて抄紙された水解紙
に関するものである。
及びそれを用いて得られた水解紙に関するものである。
更に詳しくは抄紙された乾燥後の紙に紙力及び湿潤強度
があり、かつ湿潤するとわずかな攪拌により水解する紙
を与えるバインダー及びそれを用いて抄紙された水解紙
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近清掃用具として紙製品が、その安価
なことまた使い捨てが可能なこともあり、各方面で使わ
れている。特にトイレ用清掃用具として殺菌除菌成分を
含んだ紙製品が多用されている。これらはトイレに使用
され、使用後廃棄のため、トイレに流されることが多
い。このため水解性でない紙製品ではトイレのつまりあ
るいは浄化槽中で水解せず、いつまでも浮遊したりして
問題となっている。そこでこれらを解決するために各種
の水解紙やそのバインダーが研究開発されている。
なことまた使い捨てが可能なこともあり、各方面で使わ
れている。特にトイレ用清掃用具として殺菌除菌成分を
含んだ紙製品が多用されている。これらはトイレに使用
され、使用後廃棄のため、トイレに流されることが多
い。このため水解性でない紙製品ではトイレのつまりあ
るいは浄化槽中で水解せず、いつまでも浮遊したりして
問題となっている。そこでこれらを解決するために各種
の水解紙やそのバインダーが研究開発されている。
【0003】特公昭40−968号、特公昭43−12
14号公報には、カルボキシメチルセルロースとパルプ
等の抄紙原料とを混抄した後、アルカリ剤でカルボキシ
メチルセルロースをそのアルカリ金属塩に変換すること
による方法が、特開昭62−141199号公報には、
アルギン酸とアルギン酸グリコールエステルとの混合体
のヒドロゲル繊維をバインダーとするシートが開示され
ている。また特開平6−220793号公報には、特定
のCMCと粉末有機酸との配合品がバインダーとして開
示されている。
14号公報には、カルボキシメチルセルロースとパルプ
等の抄紙原料とを混抄した後、アルカリ剤でカルボキシ
メチルセルロースをそのアルカリ金属塩に変換すること
による方法が、特開昭62−141199号公報には、
アルギン酸とアルギン酸グリコールエステルとの混合体
のヒドロゲル繊維をバインダーとするシートが開示され
ている。また特開平6−220793号公報には、特定
のCMCと粉末有機酸との配合品がバインダーとして開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
40−968号、特公昭43−1214号公報によるも
のにおいては、二段階工程を取ることの煩雑さ、また特
開昭62−141199号公報によるものにおいては、
繊維バインダーの製造の煩雑さが問題となっており、い
ずれも実用的ではない。また特開平6−220793号
公報においては、水解性及び湿潤強度が依然不充分で、
まだ満足できる領域まで達していない。
40−968号、特公昭43−1214号公報によるも
のにおいては、二段階工程を取ることの煩雑さ、また特
開昭62−141199号公報によるものにおいては、
繊維バインダーの製造の煩雑さが問題となっており、い
ずれも実用的ではない。また特開平6−220793号
公報においては、水解性及び湿潤強度が依然不充分で、
まだ満足できる領域まで達していない。
【0005】本発明の目的は湿潤するとわずかな攪拌に
より水解する優れた水解性及び優れた湿潤強度を持った
水解紙を与え得るバインダー及びそれを用いて抄紙され
た水解紙を提供することにある。
より水解する優れた水解性及び優れた湿潤強度を持った
水解紙を与え得るバインダー及びそれを用いて抄紙され
た水解紙を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑
み、鋭意研究されたものであって、特定の変性ポリビニ
ルアルコール(以下変性PVAという)を用いることに
よって前記課題を克服できることを見いだし本発明を完
成した。すなわちポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)にビニル化合物をマイケル付加反応させて得られ
る重量平均分子量8000〜390000の変性PVA
を含有してなる水解紙用バインダーである。
み、鋭意研究されたものであって、特定の変性ポリビニ
ルアルコール(以下変性PVAという)を用いることに
よって前記課題を克服できることを見いだし本発明を完
成した。すなわちポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)にビニル化合物をマイケル付加反応させて得られ
る重量平均分子量8000〜390000の変性PVA
を含有してなる水解紙用バインダーである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の原料として用いられるP
VAのけん化度に特に限定はないが、触媒に強アルカリ
を用いた場合は80%以上が好ましく、99%以上の完
全けん化物が更に好ましい。これは触媒のアルカリがけ
ん化により消費されるのを防止するためと、けん化によ
り生じる副生成物(酢酸塩)の量を抑えるためである。
VAのけん化度に特に限定はないが、触媒に強アルカリ
を用いた場合は80%以上が好ましく、99%以上の完
全けん化物が更に好ましい。これは触媒のアルカリがけ
ん化により消費されるのを防止するためと、けん化によ
り生じる副生成物(酢酸塩)の量を抑えるためである。
【0008】PVAの重合度としては50〜8000の
ものが良く、製造の容易さの点で300〜4000がよ
り好ましい。
ものが良く、製造の容易さの点で300〜4000がよ
り好ましい。
【0009】また反応ベース(原料)であるPVAとし
てPVAの変性物を使用してもよい。その変性物として
は、酢酸ビニルとマレイン酸、イタコン酸等の二塩基酸
の共重合物をけん化したカルボキシル変性PVA、酢酸
ビニルと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸(塩)モノマーとの共重合物をけん化したスルホ
ン酸変性PVA等がある。
てPVAの変性物を使用してもよい。その変性物として
は、酢酸ビニルとマレイン酸、イタコン酸等の二塩基酸
の共重合物をけん化したカルボキシル変性PVA、酢酸
ビニルと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸(塩)モノマーとの共重合物をけん化したスルホ
ン酸変性PVA等がある。
【0010】PVAは水にあらかじめ溶解したり、また
固形のままで反応に供してもよい。PVAを固形で反応
する時は、平均粒径としては1000μm以下であるこ
とが好ましい。1000μmを越える場合、触媒、ビニ
ル化合物が浸透しにくいという問題が発生する可能性が
ある。
固形のままで反応に供してもよい。PVAを固形で反応
する時は、平均粒径としては1000μm以下であるこ
とが好ましい。1000μmを越える場合、触媒、ビニ
ル化合物が浸透しにくいという問題が発生する可能性が
ある。
【0011】本発明に用いられるビニル化合物としては
アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸または
その塩、アクリル酸エステル、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸またはその塩(例えばナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩)、ビニルスル
ホン酸またはその塩、ビニルスルホオキサイド、ビニル
スルホン、マレイン酸、マレイン酸ジエステル等のノニ
オン、アニオン性ビニル化合物の他にN,N−ジメチル
アミノエチルアクリレートまたはその四級塩、N,N−
ジメチルアミノプロピルアクリルアミドまたはその四級
塩等のカチオン性ビニル化合物が挙げられる。またこれ
らを2種以上組み合わせて使用することもできる。この
うち、反応性が高く、抄紙した紙の水解性がよく、紙へ
の接着力が強いという理由でアクリルアミド、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその
塩が好ましい。
アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸または
その塩、アクリル酸エステル、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸またはその塩(例えばナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩)、ビニルスル
ホン酸またはその塩、ビニルスルホオキサイド、ビニル
スルホン、マレイン酸、マレイン酸ジエステル等のノニ
オン、アニオン性ビニル化合物の他にN,N−ジメチル
アミノエチルアクリレートまたはその四級塩、N,N−
ジメチルアミノプロピルアクリルアミドまたはその四級
塩等のカチオン性ビニル化合物が挙げられる。またこれ
らを2種以上組み合わせて使用することもできる。この
うち、反応性が高く、抄紙した紙の水解性がよく、紙へ
の接着力が強いという理由でアクリルアミド、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその
塩が好ましい。
【0012】本発明に使用する変性PVAの製造方法
は、下記の方法等があるが、いずれの方法によって得ら
れたものでも良い。
は、下記の方法等があるが、いずれの方法によって得ら
れたものでも良い。
【0013】イ)PVA水溶液中にてビニル化合物をマ
イケル付加反応させる方法。 ロ)ビニル化合物を溶媒懸濁系でPVAにマイケル付加
反応させる方法。 ハ)固形のPVAと液状のビニル化合物とを固−液反応
条件下でマイケル付加反応させる方法。
イケル付加反応させる方法。 ロ)ビニル化合物を溶媒懸濁系でPVAにマイケル付加
反応させる方法。 ハ)固形のPVAと液状のビニル化合物とを固−液反応
条件下でマイケル付加反応させる方法。
【0014】前記ハ)の「固−液反応条件」とは、固体
種のPVAと、液状のビニル化合物(あるいはビニル化
合物溶解液)とを反応させて変性PVAを製造するにお
いて、前記した固体種のPVAを、反応を通して前記ビ
ニル化合物に溶解させることなく(溶解しても極僅
か)、固形の状態(粉末の状態)を維持したまま、前記
ビニル化合物との化学反応を進行させ、当該PVAを変
性させる条件のことを言う。
種のPVAと、液状のビニル化合物(あるいはビニル化
合物溶解液)とを反応させて変性PVAを製造するにお
いて、前記した固体種のPVAを、反応を通して前記ビ
ニル化合物に溶解させることなく(溶解しても極僅
か)、固形の状態(粉末の状態)を維持したまま、前記
ビニル化合物との化学反応を進行させ、当該PVAを変
性させる条件のことを言う。
【0015】前記イ)ロ)ハ)の製造方法のうち、反応
性、製造品の安定性、純度が高いという点で、ハ)の方
法が好ましい。ハ)の方法について詳しく述べる。
性、製造品の安定性、純度が高いという点で、ハ)の方
法が好ましい。ハ)の方法について詳しく述べる。
【0016】配合の手順としては、まず固形のPVA
に、NaOH、KOH、トリエチルアミン等の触媒を添
加し、次いでビニル化合物を添加する。本発明の添加順
序はこれに限らないが、いずれにしろ、できるだけ均一
に添加することが望ましい。この場合、PVAの高速攪
拌下に薬剤を添加したり、薬剤を噴霧添加する方法等も
反応を均一に行う上で望ましい。反応に使用する触媒の
量としては、PVAに対し、0.5〜100モル%、ビ
ニル化合物の量としては1〜150モル%の範囲が好適
である。
に、NaOH、KOH、トリエチルアミン等の触媒を添
加し、次いでビニル化合物を添加する。本発明の添加順
序はこれに限らないが、いずれにしろ、できるだけ均一
に添加することが望ましい。この場合、PVAの高速攪
拌下に薬剤を添加したり、薬剤を噴霧添加する方法等も
反応を均一に行う上で望ましい。反応に使用する触媒の
量としては、PVAに対し、0.5〜100モル%、ビ
ニル化合物の量としては1〜150モル%の範囲が好適
である。
【0017】これらを横形ブレンダー等でPVAの固形
形態を維持しつつ攪拌し、30分〜10時間マイケル付
加反応を行う。マイケル付加反応を行うための適当な温
度は5〜90℃の範囲であり、好ましくは20〜70℃
の範囲である。ビニル化合物の種類(例えば、アクリル
ニトリル、アクリルアミド等)によっては、この後アル
カリ等を添加し加水分解を行うこともできる。この場合
用途に応じて部分的に加水分解したり、完全に加水分解
することもできる。加水分解物についても、本発明の変
性PVAに該当する。
形態を維持しつつ攪拌し、30分〜10時間マイケル付
加反応を行う。マイケル付加反応を行うための適当な温
度は5〜90℃の範囲であり、好ましくは20〜70℃
の範囲である。ビニル化合物の種類(例えば、アクリル
ニトリル、アクリルアミド等)によっては、この後アル
カリ等を添加し加水分解を行うこともできる。この場合
用途に応じて部分的に加水分解したり、完全に加水分解
することもできる。加水分解物についても、本発明の変
性PVAに該当する。
【0018】加水分解にはNaOH、KOH、LiO
H、Na2 CO3 、NH4 OH等のアルカリ製剤の他、
ジメチルアミン等のアルキルアミン類、モノエタノール
アミン等のアルカノールアミン類も使用できる。
H、Na2 CO3 、NH4 OH等のアルカリ製剤の他、
ジメチルアミン等のアルキルアミン類、モノエタノール
アミン等のアルカノールアミン類も使用できる。
【0019】更に反応中、系を窒素で置換することによ
り、製品の着色やラジカルによる分子鎖の切断を防止す
ることができる。
り、製品の着色やラジカルによる分子鎖の切断を防止す
ることができる。
【0020】最終的に得られた生成物はそのまま乾燥す
るか、あるいは得られる生成物(変性PVA)1重量部
に対し1〜5重量部のメタノールやイソプロピルアルコ
ール等で精製した後乾燥することで容易に粉末品(平均
粒径150〜1000μm)を得ることができる(乾燥
は公知の方法を利用できる)。
るか、あるいは得られる生成物(変性PVA)1重量部
に対し1〜5重量部のメタノールやイソプロピルアルコ
ール等で精製した後乾燥することで容易に粉末品(平均
粒径150〜1000μm)を得ることができる(乾燥
は公知の方法を利用できる)。
【0021】このように、反応後容易に粉末品を得るた
めには、反応を通して、反応系の水分量を0〜70重量
%にすることが必要であり、好ましくは0〜50重量%
以下にすることが必要である。反応系の水分量が70重
量%を越えると粉末化が困難となるばかりでなく反応率
も上がりにくい。更に水分量が70重量%を越えると、
反応を通してPVAが粉末状態を維持することが困難と
なる。反応系の水分量が0重量%に近いほど、より粉末
品を得やすく、より高い反応率が期待できる。
めには、反応を通して、反応系の水分量を0〜70重量
%にすることが必要であり、好ましくは0〜50重量%
以下にすることが必要である。反応系の水分量が70重
量%を越えると粉末化が困難となるばかりでなく反応率
も上がりにくい。更に水分量が70重量%を越えると、
反応を通してPVAが粉末状態を維持することが困難と
なる。反応系の水分量が0重量%に近いほど、より粉末
品を得やすく、より高い反応率が期待できる。
【0022】なお反応系の水分量を0重量%とする場
合、ビニル化合物は元来液状のものを用い、あるいは固
形のビニル化合物を用いる場合でも水以外の溶媒を用い
てこれを溶解する。また触媒もこれが固形の場合でも液
状の場合でも、そのまま使用するか、あるいは、水以外
の溶媒に溶解または希釈して用いる。
合、ビニル化合物は元来液状のものを用い、あるいは固
形のビニル化合物を用いる場合でも水以外の溶媒を用い
てこれを溶解する。また触媒もこれが固形の場合でも液
状の場合でも、そのまま使用するか、あるいは、水以外
の溶媒に溶解または希釈して用いる。
【0023】またPVA不溶性溶媒を添加することもで
きる。このPVA不溶性溶媒とは、PVAを溶解せず該
溶媒中に分散させ、PVAのスラリーを形成させ得る溶
媒を言い、具体的には、メタノール、イソプロピルアル
コール、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられ
る。PVA不溶性溶媒を添加することにより、反応中に
おいてPVA(すでに変性されているものも含め)が、
団子状(塊状)になるのを防ぐという効果も発揮する。
きる。このPVA不溶性溶媒とは、PVAを溶解せず該
溶媒中に分散させ、PVAのスラリーを形成させ得る溶
媒を言い、具体的には、メタノール、イソプロピルアル
コール、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられ
る。PVA不溶性溶媒を添加することにより、反応中に
おいてPVA(すでに変性されているものも含め)が、
団子状(塊状)になるのを防ぐという効果も発揮する。
【0024】PVA不溶性溶媒の添加量としては、PV
A1重量部に対し0.1〜5重量部が適当であり、これ
以下だと均一化への寄与が小さく、またこれ以上になる
とスラリー状となりにくい。
A1重量部に対し0.1〜5重量部が適当であり、これ
以下だと均一化への寄与が小さく、またこれ以上になる
とスラリー状となりにくい。
【0025】前記した製造方法で得られたPVA変性体
の変性率は、NMRやIRにより求めることができ、そ
の変性率は0.5〜45モル%である。またその他の変
性率を求める手段としては、アニオン変性についてはコ
ロイド滴定が、また窒素を含む化合物による変性ではセ
ミミクロケルダール法などが挙げられる。
の変性率は、NMRやIRにより求めることができ、そ
の変性率は0.5〜45モル%である。またその他の変
性率を求める手段としては、アニオン変性についてはコ
ロイド滴定が、また窒素を含む化合物による変性ではセ
ミミクロケルダール法などが挙げられる。
【0026】前記製造方法で得られた変性PVAの重量
平均分子量をGPCにより測定したところ8000〜3
90000の範囲であり、好ましい範囲は20000〜
250000である。8000未満であると紙への接着
性が十分でなく、また390000を越えると抄紙した
紙への水解性が悪くなるという問題が発生する。
平均分子量をGPCにより測定したところ8000〜3
90000の範囲であり、好ましい範囲は20000〜
250000である。8000未満であると紙への接着
性が十分でなく、また390000を越えると抄紙した
紙への水解性が悪くなるという問題が発生する。
【0027】なお溶離液として0.1規定NaCl水溶
液を用い、東ソー(株)製カラム4本(TSKgelG
2500PW、G4000PW、G5000PW)を直
列につないで測定した。
液を用い、東ソー(株)製カラム4本(TSKgelG
2500PW、G4000PW、G5000PW)を直
列につないで測定した。
【0028】ビニル化合物として例えばアクリルアミ
ド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸(AMPS)あるいはそのNa塩を用いて得た変性P
VAは下記の構造単位を含有してなる。 アクリルアミド(加水分解する場合)
ド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸(AMPS)あるいはそのNa塩を用いて得た変性P
VAは下記の構造単位を含有してなる。 アクリルアミド(加水分解する場合)
【0029】
【化1】
【0030】アクリルアミド(一部加水分解する場合)
【0031】
【化2】
【0032】アクリルアミド(加水分解しない場合)
【0033】
【化3】
【0034】AMPSの場合
【0035】
【化4】
【0036】アクリルアミドとAMPSの併用(加水分
解する場合)
解する場合)
【0037】
【化5】
【0038】本発明に用いる変性PVAは、バインダー
としてパルプ原料及びバインダーの合計量に対し、通常
2〜30重量%配合される。
としてパルプ原料及びバインダーの合計量に対し、通常
2〜30重量%配合される。
【0039】本発明に使用される変性PVAは、性能を
損なわない範囲で、アルギン酸やカルボキシメチルセル
ロースなどを混合し用いることができる。本発明のバイ
ンダーとパルプ、再生セルロース繊維、合成繊維等のパ
ルプ原料を配合し、公知の方法により抄紙すれば本発明
の水解紙が得られる。
損なわない範囲で、アルギン酸やカルボキシメチルセル
ロースなどを混合し用いることができる。本発明のバイ
ンダーとパルプ、再生セルロース繊維、合成繊維等のパ
ルプ原料を配合し、公知の方法により抄紙すれば本発明
の水解紙が得られる。
【0040】
【実施例】製造例1 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、粉末のNaOH12g及びアクリロニトリル265
gを加え、50℃で6時間攪拌した。この時の反応系の
水分量は0重量%であった。得られた生成物を500g
のイソプロピルアルコールで精製した後乾燥し、白色の
粉末660g(平均粒径520μm)を得た。
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、粉末のNaOH12g及びアクリロニトリル265
gを加え、50℃で6時間攪拌した。この時の反応系の
水分量は0重量%であった。得られた生成物を500g
のイソプロピルアルコールで精製した後乾燥し、白色の
粉末660g(平均粒径520μm)を得た。
【0041】得られた粉末をNMRで分析したところ、
シアノエチル化度(変性率)は45モル%、反応率は9
0%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定
したところ、90000であった。
シアノエチル化度(変性率)は45モル%、反応率は9
0%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定
したところ、90000であった。
【0042】製造例2 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液400g及び50%アクリ
ルアミド水溶液426gを加え、20℃で4時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は39重量%であった。得
られた生成物を500gのメタノールで精製した後乾燥
し、白色の粉末630g(平均粒径400μm)を得
た。
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液400g及び50%アクリ
ルアミド水溶液426gを加え、20℃で4時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は39重量%であった。得
られた生成物を500gのメタノールで精製した後乾燥
し、白色の粉末630g(平均粒径400μm)を得
た。
【0043】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルバモイルエチル化度(変性率)は23モル%、反応
率は77%であった。またGPCにより重量平均分子量
を測定したところ、85000であった。
カルバモイルエチル化度(変性率)は23モル%、反応
率は77%であった。またGPCにより重量平均分子量
を測定したところ、85000であった。
【0044】製造例3 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が2400のPVA(クラレPVA−124)440
g、30%−NaOH水溶液200g及び50%アクリ
ルアミド水溶液284gを加え、N2 気流下、30℃で
2時間攪拌した。この時の反応系の水分量は31重量%
であった。
が2400のPVA(クラレPVA−124)440
g、30%−NaOH水溶液200g及び50%アクリ
ルアミド水溶液284gを加え、N2 気流下、30℃で
2時間攪拌した。この時の反応系の水分量は31重量%
であった。
【0045】次いで50%NaOH50gを加え、90
℃で1時間加水分解を行った。この時の反応系の水分量
は32%であった。得られた生成物を直接乾燥し、白色
の粉末610g(平均粒径630μm)を得た。
℃で1時間加水分解を行った。この時の反応系の水分量
は32%であった。得られた生成物を直接乾燥し、白色
の粉末610g(平均粒径630μm)を得た。
【0046】得られた粉末をNMR及びIRで分析した
ところ、カルバモイルエチル化度は2モル%、カルボキ
シエチル化度は13モル%(トータル変性率は15モル
%)、反応率は75%であった。またGPCにより重量
平均分子量を測定したところ、120000であった。
ところ、カルバモイルエチル化度は2モル%、カルボキ
シエチル化度は13モル%(トータル変性率は15モル
%)、反応率は75%であった。またGPCにより重量
平均分子量を測定したところ、120000であった。
【0047】製造例4 4リットル容の横形ブレンダーに、けん化度88%で重
合度が500のPVA(クラレPVA−205)490
g、50%−NaOH水溶液320g、アクリル酸23
5g及びイソプロピルアルコール200g(対PVA
0.4倍量)を加えスラリー状態で60℃で8時間攪拌
した。この時の反応系の水分量は13重量%であった。
得られた生成物を300gのメタノールで精製した後乾
燥し、白色の粉末640g(平均粒径590μm)を得
た。
合度が500のPVA(クラレPVA−205)490
g、50%−NaOH水溶液320g、アクリル酸23
5g及びイソプロピルアルコール200g(対PVA
0.4倍量)を加えスラリー状態で60℃で8時間攪拌
した。この時の反応系の水分量は13重量%であった。
得られた生成物を300gのメタノールで精製した後乾
燥し、白色の粉末640g(平均粒径590μm)を得
た。
【0048】得られた粉末をコロイド滴定で分析したと
ころ、カルボキシエチル化度(変性率)は16モル%、
反応率は64%であった。またGPCにより重量平均分
子量を測定したところ、22000であった。
ころ、カルボキシエチル化度(変性率)は16モル%、
反応率は64%であった。またGPCにより重量平均分
子量を測定したところ、22000であった。
【0049】製造例5 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が4000のPVA440g、50%−NaOH水溶液
280g及び50%の2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸水溶液828gを加え、80℃で5
時間攪拌した。この時の反応系の水分量は36重量%で
あった。得られた生成物を500gのイソプロピルアル
コールで精製した後乾燥し、白色の粉末710g(平均
粒径650μm)を得た。
が4000のPVA440g、50%−NaOH水溶液
280g及び50%の2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸水溶液828gを加え、80℃で5
時間攪拌した。この時の反応系の水分量は36重量%で
あった。得られた生成物を500gのイソプロピルアル
コールで精製した後乾燥し、白色の粉末710g(平均
粒径650μm)を得た。
【0050】得られた粉末をNMRで分析したところ、
スルホン基変性率は14モル%、反応率は70%であっ
た。またGPCにより重量平均分子量を測定したとこ
ろ、220000であった。
スルホン基変性率は14モル%、反応率は70%であっ
た。またGPCにより重量平均分子量を測定したとこ
ろ、220000であった。
【0051】製造例6 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が2400のPVA(クラレPVA−124)440
g、40%−NaOH水溶液150g及び50%のN,
N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルク
ロライド四級塩の水溶液621gを加え、40℃で8時
間攪拌した。この時の反応系の水分量は33重量%であ
った。得られた生成物を500gのイソプロピルアルコ
ールで精製した後乾燥し、白色の粉末630g(平均粒
径480μm)を得た。
が2400のPVA(クラレPVA−124)440
g、40%−NaOH水溶液150g及び50%のN,
N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのメチルク
ロライド四級塩の水溶液621gを加え、40℃で8時
間攪拌した。この時の反応系の水分量は33重量%であ
った。得られた生成物を500gのイソプロピルアルコ
ールで精製した後乾燥し、白色の粉末630g(平均粒
径480μm)を得た。
【0052】得られた粉末のカチオン化度をコロイド滴
定で分析したところ、変性率は10モル%、反応率は6
7%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定
したところ、132000であった。
定で分析したところ、変性率は10モル%、反応率は6
7%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定
したところ、132000であった。
【0053】製造例7 4リットル容の横形ブレンダーに、けん化度88%で重
合度が500のPVA(クラレPVA−205)490
g、50%−NaOH水溶液30g、25%アクリル酸
ソーダ水溶液1228gを加え60℃で8時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は54重量%であった。得
られた生成物に更に50%の2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸ソーダ水溶液230gを加え
70℃で4時間攪拌した。この時の反応系の水分量は5
3%であった。得られた生成物を500gのイソプロピ
ルアルコールで精製した後乾燥し、白色の粉末720g
(平均粒径800μm)を得た。
合度が500のPVA(クラレPVA−205)490
g、50%−NaOH水溶液30g、25%アクリル酸
ソーダ水溶液1228gを加え60℃で8時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は54重量%であった。得
られた生成物に更に50%の2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸ソーダ水溶液230gを加え
70℃で4時間攪拌した。この時の反応系の水分量は5
3%であった。得られた生成物を500gのイソプロピ
ルアルコールで精製した後乾燥し、白色の粉末720g
(平均粒径800μm)を得た。
【0054】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルボキシ変性率が17モル%、スルホン基変性率が3
モル%(トータル変性率20モル%)で、反応率は67
%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定し
たところ、30000であった。
カルボキシ変性率が17モル%、スルホン基変性率が3
モル%(トータル変性率20モル%)で、反応率は67
%であった。またGPCにより重量平均分子量を測定し
たところ、30000であった。
【0055】製造例8 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液200g及び50%アクリ
ルアミド水溶液284gを加え、N2 気流下、30℃で
2時間攪拌した。この時の反応系の水分量は31重量%
であった。次いで50%NaOH50gを加え、90℃
で3時間加水分解を行った。この時の反応系の水分量は
32%であった。得られた生成物を直接乾燥し、白色の
粉末610g(平均粒径760μm)を得た。
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液200g及び50%アクリ
ルアミド水溶液284gを加え、N2 気流下、30℃で
2時間攪拌した。この時の反応系の水分量は31重量%
であった。次いで50%NaOH50gを加え、90℃
で3時間加水分解を行った。この時の反応系の水分量は
32%であった。得られた生成物を直接乾燥し、白色の
粉末610g(平均粒径760μm)を得た。
【0056】得られた粉末をNMR及びIRで分析した
ところ、カルバモイルエチル化度は0モル%、カルボキ
シエチル化度は15モル%(トータル変性率は15モル
%)、反応率は75%であった。またGPCにより重量
平均分子量を測定したところ、92000であった。
ところ、カルバモイルエチル化度は0モル%、カルボキ
シエチル化度は15モル%(トータル変性率は15モル
%)、反応率は75%であった。またGPCにより重量
平均分子量を測定したところ、92000であった。
【0057】製造例9 4リットル容の横形ブレンダーに、完全けん化で重合度
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液400g及び50%アクリ
ル酸水溶液426gを加え、20℃で4時間攪拌した。
この時の反応系の水分量は39重量%であった。得られ
た生成物を500gのメタノールで精製した後乾燥し、
白色の粉末600g(平均粒径400μm)を得た。
が1700のPVA(クラレPVA−117)440
g、30%−NaOH水溶液400g及び50%アクリ
ル酸水溶液426gを加え、20℃で4時間攪拌した。
この時の反応系の水分量は39重量%であった。得られ
た生成物を500gのメタノールで精製した後乾燥し、
白色の粉末600g(平均粒径400μm)を得た。
【0058】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルボキシエチル化度(変性率)は19モル%、反応率
は65%であった。またGPCにより重量平均分子量を
測定したところ、84000であった。
カルボキシエチル化度(変性率)は19モル%、反応率
は65%であった。またGPCにより重量平均分子量を
測定したところ、84000であった。
【0059】製造例10 4リットル容のセパラブルフラスコに、完全けん化で重
合度が1700のPVA(クラレPVA−117)20
0g、及び水1500gを加え、80℃に昇温しPVA
を完全に溶解させた。次いで50%NaOH20g及び
アクリルアミド97gを加え、50℃で10時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は83重量%であった。得
られた反応溶液を多量のメタノールに投入し、ミキサー
で剪断することによりようやく粉末品を得ることができ
た。
合度が1700のPVA(クラレPVA−117)20
0g、及び水1500gを加え、80℃に昇温しPVA
を完全に溶解させた。次いで50%NaOH20g及び
アクリルアミド97gを加え、50℃で10時間攪拌し
た。この時の反応系の水分量は83重量%であった。得
られた反応溶液を多量のメタノールに投入し、ミキサー
で剪断することによりようやく粉末品を得ることができ
た。
【0060】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルバモイルエチル化度(変性率)は4モル%、反応率
は13%であった。またGPCにより重量平均分子量を
測定したところ、84000であった。
カルバモイルエチル化度(変性率)は4モル%、反応率
は13%であった。またGPCにより重量平均分子量を
測定したところ、84000であった。
【0061】製造例11 1リットル容のセパラブルフラスコに、完全けん化で重
合度が1,700のPVA(クラレPVA−117)4
4g、30%−NaOH水溶液40g、50%−アクリ
ルアミド水溶液43g、アセトン500gを加え、20
℃で4時間攪拌した。得られた生成物をろ過したのち乾
燥し、白色の粉末60g(平均粒径510μm)を得
た。
合度が1,700のPVA(クラレPVA−117)4
4g、30%−NaOH水溶液40g、50%−アクリ
ルアミド水溶液43g、アセトン500gを加え、20
℃で4時間攪拌した。得られた生成物をろ過したのち乾
燥し、白色の粉末60g(平均粒径510μm)を得
た。
【0062】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルバモイルエチル化度(変性率)は21モル%、反応
率は70%であった。また、GPCにより重量平均分子
量を測定したところ、82,000であった。
カルバモイルエチル化度(変性率)は21モル%、反応
率は70%であった。また、GPCにより重量平均分子
量を測定したところ、82,000であった。
【0063】製造例12 1リットル容のセパラブルフラスコに、完全けん化で重
合度が2,400のPVA(クラレPVA−124)4
4g、30%−NaOH水溶液20g、50%−アクリ
ルアミド水溶液28g、トルエン600gを加え、40
℃で7時間攪拌した。次いで50%−NaOH5gを加
え、90℃で1時間加水分解を行った。得られた生成物
をろ過したのち少量メタノールで精製し、乾燥すること
により白色の粉末55g(平均粒径650μm)を得
た。
合度が2,400のPVA(クラレPVA−124)4
4g、30%−NaOH水溶液20g、50%−アクリ
ルアミド水溶液28g、トルエン600gを加え、40
℃で7時間攪拌した。次いで50%−NaOH5gを加
え、90℃で1時間加水分解を行った。得られた生成物
をろ過したのち少量メタノールで精製し、乾燥すること
により白色の粉末55g(平均粒径650μm)を得
た。
【0064】得られた粉末をNMRで分析したところ、
カルバモイルエチル化度(変性率)は2モル%、カルボ
キシエチル化度は13モル%(トータル変性率は15モ
ル%)、反応率は75%であった。また、GPCにより
重量平均分子量を測定したところ、123,000であ
った。
カルバモイルエチル化度(変性率)は2モル%、カルボ
キシエチル化度は13モル%(トータル変性率は15モ
ル%)、反応率は75%であった。また、GPCにより
重量平均分子量を測定したところ、123,000であ
った。
【0065】実施例1〜12及び比較例1〜2 実施例及び比較例を下記の抄紙条件及び評価方法によっ
て行った。 抄紙条件 使用パルプ:NBKPシートを水に水解させたもの パルプ/バインダーの配合比(重量):85/15 なおバインダーは製造例1〜12で得られた所定量の粉
末状変性PVAを使用した。 坪量:30g/m2 添加順:パルプ→バインダー→抄紙 抄紙機:丸型シートマシーン(JIS P−8209) プレス条件:1kgf/cm2 ×1分間 乾燥機:回転式ドライヤー(表面温度100℃×3分
間)
て行った。 抄紙条件 使用パルプ:NBKPシートを水に水解させたもの パルプ/バインダーの配合比(重量):85/15 なおバインダーは製造例1〜12で得られた所定量の粉
末状変性PVAを使用した。 坪量:30g/m2 添加順:パルプ→バインダー→抄紙 抄紙機:丸型シートマシーン(JIS P−8209) プレス条件:1kgf/cm2 ×1分間 乾燥機:回転式ドライヤー(表面温度100℃×3分
間)
【0066】評価方法 下記の3点による評価を行い、その結果を表1に示し
た。
た。
【0067】抄紙性 抄紙品をワイヤーよりはがす時のはがれやすさ及びその
後のワイヤー汚れの有無を見て下記基準にて評価した。 はがれやすく、ワイヤーへの付着のないもの:○ はがれるが、若干ワイヤーへの付着のあるもの:△ はがれにくく、ワイヤーへの付着のあるもの:×
後のワイヤー汚れの有無を見て下記基準にて評価した。 はがれやすく、ワイヤーへの付着のないもの:○ はがれるが、若干ワイヤーへの付着のあるもの:△ はがれにくく、ワイヤーへの付着のあるもの:×
【0068】水解性 内径27mm、長さ270mmのガラス円筒管に抄紙し
た紙片20mm×20mmを2枚入れて200mmまで
純水を入れゴム栓をした後、円筒管の上下を交互にひっ
くり返す操作を続け、紙片が破れた時の回数を読む。
た紙片20mm×20mmを2枚入れて200mmまで
純水を入れゴム栓をした後、円筒管の上下を交互にひっ
くり返す操作を続け、紙片が破れた時の回数を読む。
【0069】湿潤強度 抄紙したものを25mm幅に切り取り、純水で湿らせた
後、余分の水分をろ紙で吸い取ったものを強力試験機
(JIS−P−8113)で引っ張り、湿潤強度を求め
る。
後、余分の水分をろ紙で吸い取ったものを強力試験機
(JIS−P−8113)で引っ張り、湿潤強度を求め
る。
【0070】
【表1】
【0071】
【発明の効果】本発明のバインダーを用いることによ
り、抄紙性、水解性が良く、湿潤強度に優れた水解紙を
得ることができる。
り、抄紙性、水解性が良く、湿潤強度に優れた水解紙を
得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコールにビニル化合物を
マイケル付加反応させて得られる重量平均分子量800
0〜390000の変性ポリビニルアルコールを含有し
てなる水解紙用バインダー。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコールにビニル化合物を
マイケル付加反応させ、その後加水分解処理を行って得
られる重量平均分子量8000〜390000の変性ポ
リビニルアルコールを含有してなる水解紙用バインダ
ー。 - 【請求項3】 ポリビニルアルコールにビニル化合物を
マイケル付加反応させて得るか、あるいはその後加水分
解処理を行って得た重量平均分子量8000〜3900
00の変性ポリビニルアルコールを直接乾燥するか、あ
るいは少量の有機溶媒で精製した後乾燥して得られる変
性ポリビニルアルコール粉末品を含有してなる水解紙用
バインダー。 - 【請求項4】 前記ビニル化合物がアクリルアミド及び
/または2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸もしくはその塩である請求項1〜3のいずれか1
項に記載の水解紙用バインダー。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載のバインダーを用いて
抄紙された水解紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6541096A JPH09228291A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 水解紙用バインダー及び水解紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6541096A JPH09228291A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 水解紙用バインダー及び水解紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09228291A true JPH09228291A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13286244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6541096A Pending JPH09228291A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 水解紙用バインダー及び水解紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09228291A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021505745A (ja) * | 2018-07-23 | 2021-02-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 2−シアノエチル基含有重合体の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP6541096A patent/JPH09228291A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021505745A (ja) * | 2018-07-23 | 2021-02-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 2−シアノエチル基含有重合体の製造方法 |
| US11434314B2 (en) | 2018-07-23 | 2022-09-06 | Lg Chem, Ltd. | Method for preparing 2-cyanoethyl group-containing polymer |
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