JPH09228336A - 凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法、お よびトラバーサル防滑条痕形成装置 - Google Patents
凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法、お よびトラバーサル防滑条痕形成装置Info
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- JPH09228336A JPH09228336A JP4164396A JP4164396A JPH09228336A JP H09228336 A JPH09228336 A JP H09228336A JP 4164396 A JP4164396 A JP 4164396A JP 4164396 A JP4164396 A JP 4164396A JP H09228336 A JPH09228336 A JP H09228336A
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Landscapes
- Road Repair (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 凍結路面を走行する自動車の慣性に起因した
前進スリップを防止できるトラバーサル防滑条痕を能率
的かつ的確に、しかも経済的に形成できる実用的方法と
装置を提供する。 【解決手段】 自走車両シャーシに路幅方向に長い圧印
ツース部材を路面に対し弾圧可能に装着し、この圧印ツ
ース部材を凍結路面に弾圧させながら当該自走車両を進
行せしめ、かつ、前記圧印ツース部材を断続的に路面弾
圧を解除することによって圧印ツース部材で凍結路面を
叩打し、トラバーサル防滑条痕を形成するという手段を
採用した。
前進スリップを防止できるトラバーサル防滑条痕を能率
的かつ的確に、しかも経済的に形成できる実用的方法と
装置を提供する。 【解決手段】 自走車両シャーシに路幅方向に長い圧印
ツース部材を路面に対し弾圧可能に装着し、この圧印ツ
ース部材を凍結路面に弾圧させながら当該自走車両を進
行せしめ、かつ、前記圧印ツース部材を断続的に路面弾
圧を解除することによって圧印ツース部材で凍結路面を
叩打し、トラバーサル防滑条痕を形成するという手段を
採用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凍結路面に防滑条
痕を形成する技術の改良、より具体的には、凍結路面に
自動車など走行車両の車輪スリップ防止に有効なトラバ
ーサル防滑条痕を効率的に形成してゆくことができる画
期的方法と、その方法を実施するに適した凍結路面トラ
バーサル防滑条痕形成装置に関するのものである。
痕を形成する技術の改良、より具体的には、凍結路面に
自動車など走行車両の車輪スリップ防止に有効なトラバ
ーサル防滑条痕を効率的に形成してゆくことができる画
期的方法と、その方法を実施するに適した凍結路面トラ
バーサル防滑条痕形成装置に関するのものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、雪国の道路に雪が降り積
り、その上を自動車などが頻繁に通行していると、軈
て、路上の雪は踏み固められてアイスバーン化しスリッ
プ事故の起こり易い頗る危険な状態となる。また、主要
道路に関しては、管理当局(国や地方公共団体など)は
積雪時の交通保全のために除雪トラックや除雪グレーダ
ー等を出動させて路上に積もった雪を路側へ除雪する努
力をしているのであるが、路面の雪を完全に除去するこ
とができないために、路面には不可避的に薄く雪が残っ
てしまう。そして、その状態で気温が氷点温度以下に下
がってくると、路面に薄く残った雪が凍結して鏡面状態
のアイスバーンに変化して、交通上、非常に危険なスリ
ップ事故の起こり易い状態となる。
り、その上を自動車などが頻繁に通行していると、軈
て、路上の雪は踏み固められてアイスバーン化しスリッ
プ事故の起こり易い頗る危険な状態となる。また、主要
道路に関しては、管理当局(国や地方公共団体など)は
積雪時の交通保全のために除雪トラックや除雪グレーダ
ー等を出動させて路上に積もった雪を路側へ除雪する努
力をしているのであるが、路面の雪を完全に除去するこ
とができないために、路面には不可避的に薄く雪が残っ
てしまう。そして、その状態で気温が氷点温度以下に下
がってくると、路面に薄く残った雪が凍結して鏡面状態
のアイスバーンに変化して、交通上、非常に危険なスリ
ップ事故の起こり易い状態となる。
【0003】このような事情から、道路管理当局は、ア
イスバーン化して危険な道路の凍結路面に防滑処理を施
すことによりスリップ事故の防止に努力しているのであ
る。ところで、凍結路面の防滑処理として一般に利用さ
れている従来技術は、実公昭61-45227号公報に示されて
いるごとく、グレーダー等の除雪機械に下端に雪切刃を
有する板バネ状の弾機を横並びに配設し、これら雪切刃
を凍結路面に押し付けた状態で当該グレーダー等の除雪
機械を走行させて引き摺ってゆき、引き摺った後に前記
雪切刃の切り込み軌跡が板バネ状弾機の揺れ動きによっ
て平行波形の条痕として形成するというものである。
イスバーン化して危険な道路の凍結路面に防滑処理を施
すことによりスリップ事故の防止に努力しているのであ
る。ところで、凍結路面の防滑処理として一般に利用さ
れている従来技術は、実公昭61-45227号公報に示されて
いるごとく、グレーダー等の除雪機械に下端に雪切刃を
有する板バネ状の弾機を横並びに配設し、これら雪切刃
を凍結路面に押し付けた状態で当該グレーダー等の除雪
機械を走行させて引き摺ってゆき、引き摺った後に前記
雪切刃の切り込み軌跡が板バネ状弾機の揺れ動きによっ
て平行波形の条痕として形成するというものである。
【0004】しかしながら、上記実公昭61-45227号に記
載のごとき装置で形成された防滑条痕は、道路横断方向
への摩擦抵抗は上がって横滑りの防止には効き目がある
けれども、形成された条痕の波幅分だけが前進抵抗を高
めるに過ぎないために自動車進行方向へのスリップ防止
には余り有効ではなかったのである。
載のごとき装置で形成された防滑条痕は、道路横断方向
への摩擦抵抗は上がって横滑りの防止には効き目がある
けれども、形成された条痕の波幅分だけが前進抵抗を高
めるに過ぎないために自動車進行方向へのスリップ防止
には余り有効ではなかったのである。
【0005】本件発明者らは、嘗て、実公平3-10181号
公報に示す如き「防滑面形成装置」、実公平6−1617号公
報に示す「路面応動式ローラーを有する防滑面形成装
置」、および実公平6−9050号公報に示す「雪路面への
防滑スクラッチ形成装置」などを提案して、自動車進行
方向へのスリップ防止性能を高めるべく開発努力をして
きた。
公報に示す如き「防滑面形成装置」、実公平6−1617号公
報に示す「路面応動式ローラーを有する防滑面形成装
置」、および実公平6−9050号公報に示す「雪路面への
防滑スクラッチ形成装置」などを提案して、自動車進行
方向へのスリップ防止性能を高めるべく開発努力をして
きた。
【0006】しかして、本件発明者らが開発に関与した
上記実公平3-10181号の「防滑面形成装置」は、除雪車
の後部に周面に多数のスパイクを植設したスパイクロー
ラーを牽引して走行させるものであって、除雪車が通っ
た跡には無数のスパイク痕が残るため、縦横方向への防
滑性能を発揮させようとするものである。ところが、こ
のものにあっては、起伏や傾斜の強い路面でスパイク痕
が不完全になったり、ローラー周面のスパイク間に雪が
付着して固結しスパイクが固結した雪層に埋まってしま
い、スパイクローラーとしての機能が低下してしまうと
いう欠点を指摘された。
上記実公平3-10181号の「防滑面形成装置」は、除雪車
の後部に周面に多数のスパイクを植設したスパイクロー
ラーを牽引して走行させるものであって、除雪車が通っ
た跡には無数のスパイク痕が残るため、縦横方向への防
滑性能を発揮させようとするものである。ところが、こ
のものにあっては、起伏や傾斜の強い路面でスパイク痕
が不完全になったり、ローラー周面のスパイク間に雪が
付着して固結しスパイクが固結した雪層に埋まってしま
い、スパイクローラーとしての機能が低下してしまうと
いう欠点を指摘された。
【0007】そのような実公平3-10181号の「防滑面形
成装置」の欠点を克服する凍結路面の防滑処理技術とし
て提案したものが、実公平6−1617号公報に示す「路面
応動式ローラーを有する防滑面形成装置」である。この
ものは、周面に下駄の歯状のツースを螺旋階段式に形成
したツースローラーを、複数個横並びに独立揺動可能に
配設し、これらのツースローラーを除雪車の後部に牽引
して凍結路面を走行させるものである。この装置によれ
ば、路面に起伏や傾斜があっても各ツースローラーが各
々独立に路面に追従して動くので、凍結路面に大体一様
の防滑処理を施すことができ、また各ツースは螺旋階段
式に位置が離れているために雪が固結してしまうといっ
た欠点はない。ところが、この装置に用いるツースロー
ラーは、下駄の歯状のツースを筒形ローラーの周面に一
つ一つ溶接せねばならないため、ツースローラーの製作
コストが非常に高価となるうえに、形成される歯形の圧
印痕は小さいために防滑性能面で今一つ満足することが
できなかったのである。
成装置」の欠点を克服する凍結路面の防滑処理技術とし
て提案したものが、実公平6−1617号公報に示す「路面
応動式ローラーを有する防滑面形成装置」である。この
ものは、周面に下駄の歯状のツースを螺旋階段式に形成
したツースローラーを、複数個横並びに独立揺動可能に
配設し、これらのツースローラーを除雪車の後部に牽引
して凍結路面を走行させるものである。この装置によれ
ば、路面に起伏や傾斜があっても各ツースローラーが各
々独立に路面に追従して動くので、凍結路面に大体一様
の防滑処理を施すことができ、また各ツースは螺旋階段
式に位置が離れているために雪が固結してしまうといっ
た欠点はない。ところが、この装置に用いるツースロー
ラーは、下駄の歯状のツースを筒形ローラーの周面に一
つ一つ溶接せねばならないため、ツースローラーの製作
コストが非常に高価となるうえに、形成される歯形の圧
印痕は小さいために防滑性能面で今一つ満足することが
できなかったのである。
【0008】実公平6−9050号の「防滑スクラッチ形成
装置」は、従前の開発装置における欠点を一挙に解決す
ることを目標として提案したものであり、エンドレスベ
ルトの端縁に多数のスクラッチネールを固定して自走車
両のシャーシ下部に配設し、前記エンドレスベルトの端
縁のスクラッチネールを凍結路面に押し付けながら、エ
ンドレスベルトを周回させて自走車両を走行させること
によって、凍結路面に網目状の防滑スクラッチ条痕を形
成してゆけるものである。
装置」は、従前の開発装置における欠点を一挙に解決す
ることを目標として提案したものであり、エンドレスベ
ルトの端縁に多数のスクラッチネールを固定して自走車
両のシャーシ下部に配設し、前記エンドレスベルトの端
縁のスクラッチネールを凍結路面に押し付けながら、エ
ンドレスベルトを周回させて自走車両を走行させること
によって、凍結路面に網目状の防滑スクラッチ条痕を形
成してゆけるものである。
【0009】しかして、この実公平6−9050号の装置で
形成される網目状の防滑スクラッチ条痕は、滑り易い凍
結路面に対しても縦横方向に秀れた防滑抵抗を発揮する
ことができる。しかしながら、この実公平6−9050号の
装置は、エンドレスベルト下面のスクラッチネール列を
路面に強く押し付けて路幅方向に周回運動させなければ
ならないところから、高速回転や自由な増減速が機構的
に不可能であり、そのため、自走車両を高速走行させる
と、形成される網目状スクラッチが進行方向へ長く伸び
て殆んど縦方向のスクラッチ痕になり、自動車の進行方
向へのスリップを防止する機能が低下してしまうのであ
って、凍結路面の高速防滑処理には不適であったし、し
かもエンドレスベルト機構の駆動には大動力が必要とな
るため、製作コストが非常に高価にならざるを得ず、提
供価格の面でも広く普及させるのには市場性に抵抗があ
り、納入先が限定されていた。
形成される網目状の防滑スクラッチ条痕は、滑り易い凍
結路面に対しても縦横方向に秀れた防滑抵抗を発揮する
ことができる。しかしながら、この実公平6−9050号の
装置は、エンドレスベルト下面のスクラッチネール列を
路面に強く押し付けて路幅方向に周回運動させなければ
ならないところから、高速回転や自由な増減速が機構的
に不可能であり、そのため、自走車両を高速走行させる
と、形成される網目状スクラッチが進行方向へ長く伸び
て殆んど縦方向のスクラッチ痕になり、自動車の進行方
向へのスリップを防止する機能が低下してしまうのであ
って、凍結路面の高速防滑処理には不適であったし、し
かもエンドレスベルト機構の駆動には大動力が必要とな
るため、製作コストが非常に高価にならざるを得ず、提
供価格の面でも広く普及させるのには市場性に抵抗があ
り、納入先が限定されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、凍結路面あ
るいは圧雪路面に防滑処理を施す従来技術が前述の如き
状況であったのに鑑みて為されたもので、その目的とす
るところは、自動車等の走行慣性によって起こり易い前
進スリップ事故を抑制するに適したトラバーサル防滑条
痕(skid-proof traversal scar line)を凍結路面・圧雪
路面に能率的かつ的確に形成することができる実用的方
法と装置を提供するにある。
るいは圧雪路面に防滑処理を施す従来技術が前述の如き
状況であったのに鑑みて為されたもので、その目的とす
るところは、自動車等の走行慣性によって起こり易い前
進スリップ事故を抑制するに適したトラバーサル防滑条
痕(skid-proof traversal scar line)を凍結路面・圧雪
路面に能率的かつ的確に形成することができる実用的方
法と装置を提供するにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、長距離に亘る
凍結路面・圧雪路面に比較的簡素な機構で効率的にトラ
バーサル防滑条痕を形成するができる遠距離防滑処理に
有効な方法と装置を提供するにある。
凍結路面・圧雪路面に比較的簡素な機構で効率的にトラ
バーサル防滑条痕を形成するができる遠距離防滑処理に
有効な方法と装置を提供するにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、非常に少な
い構成部品にて安価に製作することができ、しかも故障
の心配も殆んど要らない経済的な装置によって凍結路面
・圧雪路面にトラバーサル防滑条痕を形成してゆくこと
ができる合理的方法を提供するにある。
い構成部品にて安価に製作することができ、しかも故障
の心配も殆んど要らない経済的な装置によって凍結路面
・圧雪路面にトラバーサル防滑条痕を形成してゆくこと
ができる合理的方法を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するために採用した手段】本発明者が上記
課題を解決するために採用した手段を、添附の図面を参
照して説明すれば、次のとおりである。
課題を解決するために採用した手段を、添附の図面を参
照して説明すれば、次のとおりである。
【0014】まず、本発明が前述の技術的課題を方法的
に解決するために採用した手段は、自走車両Tのシャー
シSに路面Rに対し弾圧可能に装着された路幅方向に長
い圧印ツース部材1を、凍結路面に弾圧状態に押し付け
ながら当該自走車両Tを進行させ、前記圧印ツース部材
1を所要のタイミングで断続的に路面弾圧を解除するこ
とによってトラバーサル防滑条痕を形成してゆく、とい
う幅長圧印ツース部材の走行連打操縦法に特徴がある。
に解決するために採用した手段は、自走車両Tのシャー
シSに路面Rに対し弾圧可能に装着された路幅方向に長
い圧印ツース部材1を、凍結路面に弾圧状態に押し付け
ながら当該自走車両Tを進行させ、前記圧印ツース部材
1を所要のタイミングで断続的に路面弾圧を解除するこ
とによってトラバーサル防滑条痕を形成してゆく、とい
う幅長圧印ツース部材の走行連打操縦法に特徴がある。
【0015】つぎに、本発明が前述の技術的課題を解決
するために採用した機械的手段は、自走車両Tのシャー
シSに歯形面が路面Rに対し弾圧可能に装着された路幅
方向に長い圧印ツース部材1と;この圧印ツース部材1
が路面Rに対して弾圧状態にあるとき、圧印ツース部材
1を所要のタイミングで断続的に路面弾圧を解除せしめ
る弾圧解除手段4とを結合させることによって凍結路面
トラバーサル防滑条痕形成装置を構成した点に特徴があ
る。
するために採用した機械的手段は、自走車両Tのシャー
シSに歯形面が路面Rに対し弾圧可能に装着された路幅
方向に長い圧印ツース部材1と;この圧印ツース部材1
が路面Rに対して弾圧状態にあるとき、圧印ツース部材
1を所要のタイミングで断続的に路面弾圧を解除せしめ
る弾圧解除手段4とを結合させることによって凍結路面
トラバーサル防滑条痕形成装置を構成した点に特徴があ
る。
【0016】そこで、本発明を構成する技術要素につい
て注釈しておくならば、まず、自走車両Tとしては従来
周知の除雪トラック、グレーダー、ブルドーザー、ある
いはトラクターなど自走能力のある自動車類を採択可能
であるけれども、国道や高速道路のごとき長距離道路の
防滑処理には速いスピードで走行できる除雪トラックが
有効である。なお、念のため付言しておくと、本明細書
の「特許請求の範囲」における『凍結路面』と指称する
用語中には、路上に積もった雪が踏み固められて滑り易
くなった状態の路面、降り積もった雪が急激な気温低下
で固く氷結硬化した路面、更に路面の水や除雪後に残っ
た雪が気温低下によって凍結し鏡面化した状態の路面な
ど雪や氷結によって滑り易くなった状態の路面全てが含
まれる。
て注釈しておくならば、まず、自走車両Tとしては従来
周知の除雪トラック、グレーダー、ブルドーザー、ある
いはトラクターなど自走能力のある自動車類を採択可能
であるけれども、国道や高速道路のごとき長距離道路の
防滑処理には速いスピードで走行できる除雪トラックが
有効である。なお、念のため付言しておくと、本明細書
の「特許請求の範囲」における『凍結路面』と指称する
用語中には、路上に積もった雪が踏み固められて滑り易
くなった状態の路面、降り積もった雪が急激な気温低下
で固く氷結硬化した路面、更に路面の水や除雪後に残っ
た雪が気温低下によって凍結し鏡面化した状態の路面な
ど雪や氷結によって滑り易くなった状態の路面全てが含
まれる。
【0017】つぎに、路幅方向に長い圧印ツース部材1
としては、鋼帯から成るカッティングエッジ、縦リブ歯
形や斜行リブ歯形を有する金属製異形エッジを採択する
ことができ、自走車両1のシャーシSに下端が路面Rに
当接可能なるごとく枢支せしめる。また、この圧印ツー
ス部材1としては、幅方向に複数にセパレートした分割
ツース体1a・1a・・・・を組み合わせて用いることもでき、
この場合には自走車両TのシャーシSに各々独立的に枢
支せしめる。
としては、鋼帯から成るカッティングエッジ、縦リブ歯
形や斜行リブ歯形を有する金属製異形エッジを採択する
ことができ、自走車両1のシャーシSに下端が路面Rに
当接可能なるごとく枢支せしめる。また、この圧印ツー
ス部材1としては、幅方向に複数にセパレートした分割
ツース体1a・1a・・・・を組み合わせて用いることもでき、
この場合には自走車両TのシャーシSに各々独立的に枢
支せしめる。
【0018】本発明にあっては、上記圧印ツース部材1
は路面Rに対して弾圧可能に配設される。しかして、圧
印ツース部材1を路面Rに弾圧せしめる機構としては、
例えば、当該ツース部材の上方に位置するようにシャー
シSに流体圧シリンダー2を枢支し、この流体圧シリン
ダー2の作用端を弾性部材3を介して圧印ツース部材1
に連繋させればよく、前記流体圧シリンダー2のピスト
ン21を伸長させると、弾性部材3の弾力に緩衝されて当
該圧印ツース部材1の下端は路面Rに弾力的に圧接され
弾圧状態となる。この場合、弾性部材3としては、スプ
リング、エアダンパー(air damper)、ゴム状クッション
体を採択することができる。また、圧印ツース部材1を
路面Rに弾圧せしめる他の機構として、圧力可変型のエ
アシリンダーによって当該ツース部材1を空気弾性によ
って弾力的に押圧する一方、圧縮空気を断続的に給排気
せしめるエアハンマー機構によって断続的に弾圧状態を
解除させれば、後述の弾圧解除手段を省略することが可
能である。
は路面Rに対して弾圧可能に配設される。しかして、圧
印ツース部材1を路面Rに弾圧せしめる機構としては、
例えば、当該ツース部材の上方に位置するようにシャー
シSに流体圧シリンダー2を枢支し、この流体圧シリン
ダー2の作用端を弾性部材3を介して圧印ツース部材1
に連繋させればよく、前記流体圧シリンダー2のピスト
ン21を伸長させると、弾性部材3の弾力に緩衝されて当
該圧印ツース部材1の下端は路面Rに弾力的に圧接され
弾圧状態となる。この場合、弾性部材3としては、スプ
リング、エアダンパー(air damper)、ゴム状クッション
体を採択することができる。また、圧印ツース部材1を
路面Rに弾圧せしめる他の機構として、圧力可変型のエ
アシリンダーによって当該ツース部材1を空気弾性によ
って弾力的に押圧する一方、圧縮空気を断続的に給排気
せしめるエアハンマー機構によって断続的に弾圧状態を
解除させれば、後述の弾圧解除手段を省略することが可
能である。
【0019】上記圧印ツース部材1の路面への弾圧を解
除させる弾圧解除手段4としては、例えば当該ツース部
材の枢支機構部分に瞬間的に持ち上げるロールカム41を
当接させ、このロールカム41を油圧モーター42の如き流
体圧モーターで回転させればよい。この場合において、
流体圧モーター42の回転速度を自走車両Tの進行速度に
同調させるならば、凍結路面R上には定間隔のトラバー
サル防滑条痕を形成してゆくことができる。また、前記
ロールカム41の回転動力としては、必ずしも、流体圧モ
ーターを使用しなければならないわけではなく、自走車
両Tの車輪から取り出して利用することも可能であり、
そうすれば、自走車両Tの車速とロールカム41の回転速
度は必然的に同調することになる。
除させる弾圧解除手段4としては、例えば当該ツース部
材の枢支機構部分に瞬間的に持ち上げるロールカム41を
当接させ、このロールカム41を油圧モーター42の如き流
体圧モーターで回転させればよい。この場合において、
流体圧モーター42の回転速度を自走車両Tの進行速度に
同調させるならば、凍結路面R上には定間隔のトラバー
サル防滑条痕を形成してゆくことができる。また、前記
ロールカム41の回転動力としては、必ずしも、流体圧モ
ーターを使用しなければならないわけではなく、自走車
両Tの車輪から取り出して利用することも可能であり、
そうすれば、自走車両Tの車速とロールカム41の回転速
度は必然的に同調することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用して製作した
トラバーサル防滑条痕形成装置の実施形態を説明し、そ
の実施形態例である装置を使用して凍結路面にトラバー
サル防滑条痕を形成してゆく方法を説明してゆきたい。
なお、図1は本発明の実施形態としてトラバーサル防滑
条痕形成装置を除雪トラックの後部に装着した状態の一
部省略側面図、図2は本装置を後方から見た部分拡大リ
ヤービュー図、図3は本装置における圧印ツース部材を
路面に弾圧させた状態の一部拡大側面図、図4は本装置
における圧印ツース部材の弾圧解除時の動作を示す一部
拡大側面図、図5は本装置の圧印ツース部材を持ち上げ
て回送する状態を表わした一部拡大側面図、図6は圧印
ツース部材が複数の分割ツース体で構成した本発明の別
の実施形態を示すリアービュー図である。
トラバーサル防滑条痕形成装置の実施形態を説明し、そ
の実施形態例である装置を使用して凍結路面にトラバー
サル防滑条痕を形成してゆく方法を説明してゆきたい。
なお、図1は本発明の実施形態としてトラバーサル防滑
条痕形成装置を除雪トラックの後部に装着した状態の一
部省略側面図、図2は本装置を後方から見た部分拡大リ
ヤービュー図、図3は本装置における圧印ツース部材を
路面に弾圧させた状態の一部拡大側面図、図4は本装置
における圧印ツース部材の弾圧解除時の動作を示す一部
拡大側面図、図5は本装置の圧印ツース部材を持ち上げ
て回送する状態を表わした一部拡大側面図、図6は圧印
ツース部材が複数の分割ツース体で構成した本発明の別
の実施形態を示すリアービュー図である。
【0021】図1〜図5において、符号Tで示すものは
自走車両Tである除雪トラックであり、そのシャーシS
上の荷台にはカウンターウェイトが油圧で伸縮動作する
進退移動シリンダーが搭載してある。
自走車両Tである除雪トラックであり、そのシャーシS
上の荷台にはカウンターウェイトが油圧で伸縮動作する
進退移動シリンダーが搭載してある。
【0022】この自走車両TのシャーシSの後部には枢
支ブラケットBが固定してあり、この枢支ブラケットB
に車幅方向(=路幅方向)に長い圧印ツース部材1、流
体圧シリンダー2、圧縮コイルバネから成る弾性部材3
が上下に段階的に、しかも、各々上下に揺動可能に枢支
されている。
支ブラケットBが固定してあり、この枢支ブラケットB
に車幅方向(=路幅方向)に長い圧印ツース部材1、流
体圧シリンダー2、圧縮コイルバネから成る弾性部材3
が上下に段階的に、しかも、各々上下に揺動可能に枢支
されている。
【0023】これら部材1・2・3の枢支機構について
説明すると、次のとおりである。
説明すると、次のとおりである。
【0024】まず、上記圧印ツース部材1は、上記枢支
ブラケットBの下部に軸支されたツース揺動ビーム11の
自由端に垂設された脚ステー12に固定されており、前記
揺動ビーム11がブラケットBの軸支部を支点として上下
に揺動されると、当該圧印ツース1も上下動することに
なる。
ブラケットBの下部に軸支されたツース揺動ビーム11の
自由端に垂設された脚ステー12に固定されており、前記
揺動ビーム11がブラケットBの軸支部を支点として上下
に揺動されると、当該圧印ツース1も上下動することに
なる。
【0025】次に、流体圧シリンダー2は、上記枢支ブ
ラケットBの上部にボトム側が軸支されている。そし
て、流体圧シリンダー2のピストン21の先端は前記枢支
ブラケットBの中段部に軸支された揺動リンク22の自由
端部に連接してあり、ピストン21の進退縮動作によって
揺動リンク22を上げ下げ揺動せしめる。
ラケットBの上部にボトム側が軸支されている。そし
て、流体圧シリンダー2のピストン21の先端は前記枢支
ブラケットBの中段部に軸支された揺動リンク22の自由
端部に連接してあり、ピストン21の進退縮動作によって
揺動リンク22を上げ下げ揺動せしめる。
【0026】また、弾性部材(圧縮コイルバネ)3は、
上記ツース揺動ビーム11と上記揺動リンク22との間に弾
力的に伸縮可能なる如く連接されてある。したがって、
上記流体圧シリンダー2のピストン21が伸長動作して揺
動リンク22を下方に揺動させると、流体圧シリンダー2
の押圧力は前記弾性部材3を介して、上記ツース揺動ビ
ーム11を下方に揺動させて圧印ツース部材1を路面Rに
押付けるのであるが、この際、流体圧シリンダー2の押
圧力は弾性部材3の介在によって緩衝されるので、圧印
部材1は路面Rに弾圧状態に当接されることになるので
ある。
上記ツース揺動ビーム11と上記揺動リンク22との間に弾
力的に伸縮可能なる如く連接されてある。したがって、
上記流体圧シリンダー2のピストン21が伸長動作して揺
動リンク22を下方に揺動させると、流体圧シリンダー2
の押圧力は前記弾性部材3を介して、上記ツース揺動ビ
ーム11を下方に揺動させて圧印ツース部材1を路面Rに
押付けるのであるが、この際、流体圧シリンダー2の押
圧力は弾性部材3の介在によって緩衝されるので、圧印
部材1は路面Rに弾圧状態に当接されることになるので
ある。
【0027】次いで、上記圧印ツース部材1の路面Rへ
の弾圧を所要タイミングで解除せしめる弾圧解除手段4
としては、本実施形態例では上記ツース揺動ビーム11を
間歇的に持ち上げる回転カム機構が採択されてある。
の弾圧を所要タイミングで解除せしめる弾圧解除手段4
としては、本実施形態例では上記ツース揺動ビーム11を
間歇的に持ち上げる回転カム機構が採択されてある。
【0028】即ち、本実施形態例にあっては、枢支ブラ
ケットBにおけるツース揺動ビーム11の下方にロールカ
ム41が回転可能に装着してあって、このロールカム41の
外周を前記ツース揺動ビーム11の下部に当接させてある
のである。そして、このロールカム41の回転軸には油圧
モーター42の出力軸が接続されており、油圧モーター42
が回転されることによって、ロールカム41の作用でツー
ス揺動ビーム11は断続的に持ち上げられ、その時、圧印
ツース部材1は路面Rに対する弾圧を瞬間的に解除され
る。ちなみに、本実施形態にあっては、油圧モーター42
の回転は、図示しない周知の電子制御器をカム回転制御
手段として採用してあるので、当該自走車両Tの走行速
度に同調させて回転させることも自由である。
ケットBにおけるツース揺動ビーム11の下方にロールカ
ム41が回転可能に装着してあって、このロールカム41の
外周を前記ツース揺動ビーム11の下部に当接させてある
のである。そして、このロールカム41の回転軸には油圧
モーター42の出力軸が接続されており、油圧モーター42
が回転されることによって、ロールカム41の作用でツー
ス揺動ビーム11は断続的に持ち上げられ、その時、圧印
ツース部材1は路面Rに対する弾圧を瞬間的に解除され
る。ちなみに、本実施形態にあっては、油圧モーター42
の回転は、図示しない周知の電子制御器をカム回転制御
手段として採用してあるので、当該自走車両Tの走行速
度に同調させて回転させることも自由である。
【0029】したがって、本実施形態例の装置によって
凍結路面Rに防滑処理をする場合には、本実施形態例の
装置を自走車両Tに装着して圧印ツース部材1を凍結路
面Rに弾圧させ上記油圧モーター42を動作させて走行さ
せるだけでよく、そうするとロールカム41がツース揺動
ビーム11を上方へ揺動させて凍結路面Rに対する圧印ツ
ース部材1の弾圧を瞬間的に解除して、再び、圧印ツー
ス部材1の下端エッジを凍結路面Rに弾発的に叩き付け
ることになるため、当該自走車両Tの走行した後には一
定間隔のトラバーサル防滑条痕が次々と形成されてゆく
ことになるのである。図3は流体圧シリンダー2が長さ
P1 に伸びてツース揺動ビーム11を介して圧印ツース部
材1を凍結路面Rに弾圧している状態を示しているが、
この状態でロールカム41の大径部がツース揺動ビーム11
に当接すると、図4に示す如く、その瞬間、流体圧シリ
ンダー2は長さP1 を保ったまゝでツース揺動ビーム11
が上方へ揺動し、圧印ロール部材1は凍結路面Rから一
時的に持ち上げられ弾圧が解除される。なお、図5は本
実施形態の装置の回送時の姿勢を表すもので、流体圧シ
リンダー2は長さP0 に縮小して、弾圧部材3を介して
ツース揺動ビーム11を上方へ揺動させ、圧印ツース部材
1を路面Rから持ち上げている状態を示している。
凍結路面Rに防滑処理をする場合には、本実施形態例の
装置を自走車両Tに装着して圧印ツース部材1を凍結路
面Rに弾圧させ上記油圧モーター42を動作させて走行さ
せるだけでよく、そうするとロールカム41がツース揺動
ビーム11を上方へ揺動させて凍結路面Rに対する圧印ツ
ース部材1の弾圧を瞬間的に解除して、再び、圧印ツー
ス部材1の下端エッジを凍結路面Rに弾発的に叩き付け
ることになるため、当該自走車両Tの走行した後には一
定間隔のトラバーサル防滑条痕が次々と形成されてゆく
ことになるのである。図3は流体圧シリンダー2が長さ
P1 に伸びてツース揺動ビーム11を介して圧印ツース部
材1を凍結路面Rに弾圧している状態を示しているが、
この状態でロールカム41の大径部がツース揺動ビーム11
に当接すると、図4に示す如く、その瞬間、流体圧シリ
ンダー2は長さP1 を保ったまゝでツース揺動ビーム11
が上方へ揺動し、圧印ロール部材1は凍結路面Rから一
時的に持ち上げられ弾圧が解除される。なお、図5は本
実施形態の装置の回送時の姿勢を表すもので、流体圧シ
リンダー2は長さP0 に縮小して、弾圧部材3を介して
ツース揺動ビーム11を上方へ揺動させ、圧印ツース部材
1を路面Rから持ち上げている状態を示している。
【0030】図1〜図5に図示した本実施形態例の具体
的説明は上述したとおりであるが、本発明は上述の実施
形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範
囲」の記載内において種々の設計変更が可能であること
は言うまでもなく、例えば圧印ツース部材1の設計変更
例を挙げておくと、図6に示すごとく、圧印ツース部材
1を幅方向に複数に分離した分割ツース体1a・1a・・
・・を組み合わせ、これらを並立させて自走車両Tのシャ
ーシSに各々独立させて枢支せしめる機構を採択するこ
とも、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもな
い。
的説明は上述したとおりであるが、本発明は上述の実施
形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範
囲」の記載内において種々の設計変更が可能であること
は言うまでもなく、例えば圧印ツース部材1の設計変更
例を挙げておくと、図6に示すごとく、圧印ツース部材
1を幅方向に複数に分離した分割ツース体1a・1a・・
・・を組み合わせ、これらを並立させて自走車両Tのシャ
ーシSに各々独立させて枢支せしめる機構を採択するこ
とも、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもな
い。
【0031】また、上述の実施形態例にあっては、圧印
ツース部材1として鋼帯にて作製した細幅状のカッティ
ングエッジを採択してあるけれども、図7に示す如き縦
リブ1b・1b・・・・を横並びに形成した縦リブ歯形付の圧印
ツース部材1や、図8に示す如き斜行リブ1c・1c・・・・を
横並びに形成した斜行リブ歯形付の圧印ツース部材1を
採択することも自由であり、そうすると、凍結路面Rに
形成されるトラバーサル防滑条痕の防滑機能が横方向に
も増強されることになるが、これらの設計変更も、本発
明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
ツース部材1として鋼帯にて作製した細幅状のカッティ
ングエッジを採択してあるけれども、図7に示す如き縦
リブ1b・1b・・・・を横並びに形成した縦リブ歯形付の圧印
ツース部材1や、図8に示す如き斜行リブ1c・1c・・・・を
横並びに形成した斜行リブ歯形付の圧印ツース部材1を
採択することも自由であり、そうすると、凍結路面Rに
形成されるトラバーサル防滑条痕の防滑機能が横方向に
も増強されることになるが、これらの設計変更も、本発
明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上、実施形態例を挙げて本発明によっ
て凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法およ
び装置について説明したとおり、本発明にあっては自走
車両に路幅方向に長い圧印ツース部材を路面に対して弾
圧可能に装着し、この圧印ツースを凍結路面に弾圧状態
に押し付けながら進行させて、前記圧印ツース部材を所
要タイミングで断続的に路面弾圧を解除させるという方
式を採用しているので、凍結した路面に進行方向へのス
リップ防止力の秀れたトラバーサル防滑条痕を効率的に
形成してゆくことができ、スリップ事故を効果的に防止
できるのである。
て凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法およ
び装置について説明したとおり、本発明にあっては自走
車両に路幅方向に長い圧印ツース部材を路面に対して弾
圧可能に装着し、この圧印ツースを凍結路面に弾圧状態
に押し付けながら進行させて、前記圧印ツース部材を所
要タイミングで断続的に路面弾圧を解除させるという方
式を採用しているので、凍結した路面に進行方向へのス
リップ防止力の秀れたトラバーサル防滑条痕を効率的に
形成してゆくことができ、スリップ事故を効果的に防止
できるのである。
【0033】しかも、本発明に使用する装置は、路幅方
向に長い圧印ツース部材と、これを路面に弾圧させる弾
圧機構手段と、路面弾圧状態にある圧印ツース部材を断
続的に弾圧解除せしめる弾圧解除手段とによって構成で
きるので、コスト的には安価に製作できて導入に伴う財
政的負担を大幅に軽減することができるうえに、構造が
簡素であるために故障も少なく、かつ、高速走行が可能
であるため、長距離の路面防滑処理も能率的に遂行する
ことが可能となる。
向に長い圧印ツース部材と、これを路面に弾圧させる弾
圧機構手段と、路面弾圧状態にある圧印ツース部材を断
続的に弾圧解除せしめる弾圧解除手段とによって構成で
きるので、コスト的には安価に製作できて導入に伴う財
政的負担を大幅に軽減することができるうえに、構造が
簡素であるために故障も少なく、かつ、高速走行が可能
であるため、長距離の路面防滑処理も能率的に遂行する
ことが可能となる。
【0034】このように本発明よれば、従来において凍
結路面の防滑処理で問題となっていた障碍を悉く解消で
きるうえに、使用する装置も安価に提供できるのであっ
て、雪国における交通安全に役立つところは頗る大と言
える。
結路面の防滑処理で問題となっていた障碍を悉く解消で
きるうえに、使用する装置も安価に提供できるのであっ
て、雪国における交通安全に役立つところは頗る大と言
える。
【図1】図1は本発明の実施形態としてトラバーサル防
滑条痕形成装置を除雪トラックの後部に装着した状態の
一部省略側面図である。
滑条痕形成装置を除雪トラックの後部に装着した状態の
一部省略側面図である。
【図2】図2は本装置を後方から見た部分拡大リヤービ
ュー図である。
ュー図である。
【図3】図3は本装置における圧印ツース部材を路面に
弾圧させた状態の一部拡大側面図じある。
弾圧させた状態の一部拡大側面図じある。
【図4】図4は本装置における圧印ツース部材の弾圧解
除時の動作を示す一部拡大側面図である。
除時の動作を示す一部拡大側面図である。
【図5】図5は本装置の圧印ツース部材を持ち上げて回
送する状態を表わした一部拡大側面図である。
送する状態を表わした一部拡大側面図である。
【図6】図6は圧印ツース部材が複数の分割ツース体で
構成した本発明の別の実施形態を示すリアービュー図で
ある。
構成した本発明の別の実施形態を示すリアービュー図で
ある。
【図7】図7は本発明に採用する圧印ツース部材の変形
例として例示した縦リブ歯形付の圧印ツース部材の斜視
図である。
例として例示した縦リブ歯形付の圧印ツース部材の斜視
図である。
【図8】図8は本発明に採用する圧印ツース部材の変形
例として例示した斜行リブ歯形付の圧印ツース部材の下
面図である。
例として例示した斜行リブ歯形付の圧印ツース部材の下
面図である。
1 圧印ツース部材 1a 分割ツース体 11 ツース揺動ビーム11 12 脚ステー 2 流体圧シリンダー 21 ピストン 22 揺動リンク 3 弾性部材 4 弾圧解除手段 41 ロールカム 42 流体圧(油圧)モーター B 枢支ブラケット R 凍結路面 S シャーシ T 自走車両
Claims (10)
- 【請求項1】 自走車両のシャーシに路面に対し弾圧可
能に装着された路幅方向に長い圧印ツース部材を、凍結
路面に弾圧状態に押し付けながら当該自走車両を進行せ
しめ、前記圧印ツース部材を所要のタイミングで断続的
に路面弾圧を解除することにより、トラバーサル防滑条
痕を形成することを特徴とした凍結路面にトラバーサル
防滑条痕を形成する方法。 - 【請求項2】 圧印ツース部材の弾圧解除タイミングを
当該自走車両の進行速度に比例させて所定間隔のトラバ
ーサル防滑条痕を形成してゆくことを特徴とした請求項
1記載の、凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する
方法。 - 【請求項3】 自走車両に幅方向に長いカッティングエ
ッジを圧印ツース部材として装着して、路面に横長のト
ラバーサル防滑条痕を形成せしめる請求項1または2記
載の、凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方
法。 - 【請求項4】 縦リブ歯形または斜行リブ歯形を有する
圧印ツース部材を、自走車両に装着して、凍結路面に方
眼歯形または斜眼歯形を形成せしめる請求項1または2
記載の、凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方
法。 - 【請求項5】 自走車両のシャーシに歯形面が路面に対
し弾圧可能に装着された路幅方向に長い圧印ツース部材
と;この圧印ツース部材が路面に対して弾圧状態にある
とき、圧印ツース部材を所要のタイミングで断続的に路
面弾圧を解除させる弾圧解除手段とを包含することを特
徴とした凍結路面トラバーサル防滑条痕形成装置。 - 【請求項6】 自走車両のシャーシに路面に当接可能に
枢支された路幅方向に長い圧印ツース部材と;この圧印
ツース部材の枢支機構の上方部位に配設されており、前
記枢支機構に弾性部材を介して圧印ツース部材の下端を
路面に弾圧せしめる流体圧シリンダーと;ロールカムが
回転駆動されることによって、同ロールカムに当接せる
前記枢支機構を所要のタイミングで断続的に持ち上げて
路面弾圧を解除する回転カム機構の弾圧解除手段とを包
含することを特徴とした凍結路面トラバーサル防滑条痕
形成装置。 - 【請求項7】 圧印ツース部材として、幅広カッティン
グエッジを装着した請求項5または6記載の、凍結路面
トラバーサル防滑条痕形成装置。 - 【請求項8】 圧印ツース部材として、縦リブ歯形また
は斜行リブ歯形を有する圧印ツース部材を装着した請求
項5または6記載の、凍結路面トラバーサル防滑条痕形
成装置。 - 【請求項9】 ロールカムの回転を、自走車両の進行速
度に同調して増減速せしめるカム回転制御手段を有する
請求項5〜8の何れか一つに記載の、凍結路面トラバー
サル防滑条痕形成装置。 - 【請求項10】 圧印ツース部材が、複数に分離された
分割ツース体を自走車両の後部に車幅方向へ並立されて
成り、これらの分割ツース体を各別に弾性部材を介して
流体圧シリンダーによって路面に弾圧せしめ、これら分
割ピース体の集合である圧印ツース部材を、弾圧解除手
段によって所要のタイミングで断続的に路面弾圧を解除
せしめるように構成した請求項5〜9の何れか一つに記
載の、凍結路面トラバーサル防滑条痕形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08041643A JP3122028B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法、およびトラバーサル防滑条痕形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08041643A JP3122028B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法、およびトラバーサル防滑条痕形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09228336A true JPH09228336A (ja) | 1997-09-02 |
| JP3122028B2 JP3122028B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=12614025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08041643A Expired - Fee Related JP3122028B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 凍結路面にトラバーサル防滑条痕を形成する方法、およびトラバーサル防滑条痕形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122028B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1384823A1 (de) * | 2002-07-27 | 2004-01-28 | Zurecon Ag | Vorrichtung zum Aufrauen von Schnee-und Eisbelägen |
| JP2011226190A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Taisei Rotec Corp | 材料供給機能を備えたロードヒータ車 |
| CN102444101A (zh) * | 2011-09-05 | 2012-05-09 | 王克启 | 环保折叠冰雪清除车 |
| CN103015361A (zh) * | 2012-09-19 | 2013-04-03 | 赵明利 | 多功能除雪机 |
| CN107794879A (zh) * | 2017-11-07 | 2018-03-13 | 东北大学 | 一种破冰装置 |
| CN108755558A (zh) * | 2018-05-19 | 2018-11-06 | 贵州理工学院 | 一种除雪破冰机 |
| CN108951524A (zh) * | 2018-07-22 | 2018-12-07 | 卢春萍 | 一种道路除冰装置 |
| CN111455790A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-07-28 | 绍兴上虞信道环保科技有限公司 | 一种地面粘合垃圾清洁装置 |
| CN111472315A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-07-31 | 杨文� | 一种城市道路积冰的清除设备 |
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| CN119434067A (zh) * | 2025-01-09 | 2025-02-14 | 广东交科技术研发有限公司 | 一种路面微观纹理重构设备、方法及耐磨纹理 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP08041643A patent/JP3122028B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1384823A1 (de) * | 2002-07-27 | 2004-01-28 | Zurecon Ag | Vorrichtung zum Aufrauen von Schnee-und Eisbelägen |
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| CN115075082B (zh) * | 2022-07-21 | 2024-07-19 | 中国极地研究中心(中国极地研究所) | 一种增加极地冰雪跑道道面摩擦系数的方法 |
| CN119434067A (zh) * | 2025-01-09 | 2025-02-14 | 广东交科技术研发有限公司 | 一种路面微观纹理重构设备、方法及耐磨纹理 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3122028B2 (ja) | 2001-01-09 |
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