JPH09228406A - 伸縮可能なバケットを有する掘削機 - Google Patents

伸縮可能なバケットを有する掘削機

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JPH09228406A
JPH09228406A JP6384696A JP6384696A JPH09228406A JP H09228406 A JPH09228406 A JP H09228406A JP 6384696 A JP6384696 A JP 6384696A JP 6384696 A JP6384696 A JP 6384696A JP H09228406 A JPH09228406 A JP H09228406A
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JP
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arm
slider
bucket
outer arm
inner arm
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JP6384696A
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Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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RENTARUNO NIKKEN KK
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RENTARUNO NIKKEN KK
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動用の部品点数の減少および構成の簡単化が
図れるとともに、動作が安定して円滑に行える伸縮可能
なバケットを有する掘削機を提供する。 【解決手段】 移動できる車体11と、上下に揺動自在
となるよう車体に連結されたブーム13と、上下方向に
揺動自在となるようブームに連結された内部が中空の外
アーム15と、外アームにその長さ方向で摺動できるよ
うに挿入された内アーム17と、内アームの先端に連結
されたバケット18と、外アームと内アームの間に介在
された伸縮用の油圧シリンダーと、外アームの外側でそ
の長さ方向に移動でき外アームの全体を覆うとともに外
アームとやや同一の長さを有するスライダー23と、バ
ケットとスライダーの間に介在された油圧シリンダー2
1と、内アームの先端側とスライダーの先端側とを一体
移動できるように連結する連結部56とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は掘削機に関し、特に
土砂を掘り取るためのバケットをアームの長さ方向に伸
縮できるようにしたことを特徴とする伸縮可能なバケッ
トを有する掘削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木作業においては、土砂の堀取りや穴
を掘削する作業が多いものであった。このような掘削作
業である土木作業の近代化を図り、効率的に作業を進め
るために掘削機(バケットホーとも呼ばれる)が盛んに
用いられている。
【0003】従来の多くの掘削機では、クローラーや車
輪を取り付けた車体にややくの字形をしたブームを揺動
自在に取り付け、このブームの先端にはやや直線状をし
たアームが取り付けられていた。このアームはブームに
対して上下に揺動自在に連結されており、アームの先端
にはバケットが取り付けられていた。この構成により、
ブーム、アーム、バケットをそれぞれ協同して動作させ
ることにより、バケットを土中に押し入れることがで
き、次いでバケットを引き上げることで土砂を掘り取る
ことが可能となっている。この掘削機の基本的な構造は
従来から盛んに使用されており、その形状は殆ど変化が
ないものである。そして、これらのバケット、アーム、
ブームを動作させるためには、通常三つの油圧シリンダ
ーをそれぞれ操作することによって掘り取り作業を行わ
せることができるものである。
【0004】従来から盛んに利用されているこのような
掘削機を用い、掘り取る溝や穴の深さをより深くするた
めにはブームとアームと長さをそれぞれ長くしなければ
ならない。また、河岸からバケットを長く伸ばし、対岸
の土砂を掘り取るような作業では、従来の掘削機ではブ
ームとアームの長さが固定されていることから、ブーム
とアームによって設定されてある長さ以上にはバケット
は届かないものであった。このように従来の構成はバケ
ットで掘り取る深さや、バケットが到達する距離にはお
のずと限度があるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような限定され
た条件の作業では溝や穴を深く掘り取ろうとしたり、ま
たはバケットを長い位置にまで到達させようとする際に
は、ブームとアームの長さをそれぞれ長くすれば理論的
には可能なものである。しかし、ブームとアームを長く
設計すると、掘削機の移動時においてその全長が長くな
るので運搬しにくいものであった。
【0006】また、このような掘削作業の後では、掘り
取った土砂をバケットで車体の前方より後方に向けて移
動させなければならないものである。この移送ではバケ
ットを車体に対して旋回させているが、旋回時にブーム
を垂直に立ち上げなければならず、ブームを垂直に立ち
上げるとその頂上高さが高くなり、架設してある電線や
他の構造物と接触することになり、作業が危険なものと
なった。
【0007】従来の掘削機においては、ブームとアーム
の長さがそれぞれ固定されているため、作業範囲が限定
される欠点があった。このため、本発明と同一の出願人
はアームを伸縮できるようにし、アームの先端に取り付
けたバケットをより深い位置にまで押下げたり、または
長く到達させることができる掘削機を提案している(特
公閉平7年15173号など)。
【0008】この新しく提案した掘削機は、移動できる
車体と、上下に揺動自在となるよう車体に連結されたブ
ームと、上下方向に揺動自在となるようブームに連結さ
れた内部が中空の外アームと、外アームにその長さ方向
で摺動できるように挿入された内アームと、内アームの
先端に連結されたバケットと、外アームと内アームの間
に介在された伸縮用の油圧シリンダーと、外アームの外
側でその長さ方向に移動できるスライダーと、バケット
とスライダーの間に介在された油圧シリンダーとを備
え、内アームとスライダーとを一体移動できるように、
これらを複数のプーリーとこれに巻き回されたワイヤー
とによって連結した構成のものであった。このような構
成にして、内アームの伸縮動作を外アームの外側のスラ
イダーの移動として伝達し、このスライダーにバケット
回動用シリンダーを保持させることで、バケットの角度
に影響を与えることなくアーム全体を伸縮させて溝や穴
を深く掘り取ろうとしたり、またはバケットを長い位置
にまで到達させようとする動作を可能としたものであっ
た。
【0009】ところが、このような構成において内アー
ムとスライダーの一体移動は、アームの伸長方向と収縮
方向の2方向について行わせる必要があるため、上述の
構成ではプーリーとワイヤーとがアームの伸長用及び収
縮用として2種類必要となる。また、これらのプーリー
とワイヤーは土砂等がかからないように、外アームの内
側に配設しなければならない。このため、プーリーおよ
びワイヤー等の部品点数が多くなるとともに、これらを
狭いボックス形のアーム内に収納することで構成が複雑
となる問題があった。また、伸長用ワイヤーと収縮用ワ
イヤーでは動力伝達方向が逆であるため、不使用側のワ
イヤーに緩みが生じたり、さらにスライダーの長さが短
いためにスライダーが外アームに対して傾いて動作が円
滑に行えなくなったりする等、種々の不具合が生じる場
合もあった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、駆動用の部品点数の減少および構成の簡
単化が図れるとともに、動作が安定して円滑に行える伸
縮可能なバケットを有する掘削機を提供しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明では、移動できる車体と、上下に揺動自在
となるよう車体に連結されたブームと、上下方向に揺動
自在となるようブームに連結された内部が中空の外アー
ムと、外アームにその長さ方向で摺動できるように挿入
された内アームと、内アームの先端に連結されたバケッ
トと、外アームと内アームの間に介在された伸縮用の油
圧シリンダーと、外アームの外側でその長さ方向に移動
でき外アームの全体を覆うとともに外アームとやや同一
の長さを有するスライダーと、バケットとスライダーの
間に介在された油圧シリンダーと、内アームの先端側と
スライダーの先端側とを一体移動できるように連結する
連結部とから構成された伸縮可能なバケットを有する掘
削機を提供するものである。
【0012】また、本発明では、移動できる車体と、上
下に揺動自在となるよう車体に連結されたブームと、上
下方向に揺動自在となるようブームに連結された内部が
中空の外アームと、外アームにその長さ方向で摺動でき
るように挿入された内アームと、内アームの先端に連結
されたバケットと、外アームと内アームの間に介在され
た伸縮用の油圧シリンダーと、外アームの外側でその長
さ方向に移動でき外アームのやや上半分を覆うとともに
外アームとやや同一の長さを有するスライダーと、バケ
ットとスライダーの間に介在された油圧シリンダーと、
内アームの先端側とスライダーの先端側とを一体移動で
きるように連結する連結部と、外アームの両側部に長さ
方向に沿って突出するガイドレールと、このガイドレー
ルに摺動して案内されるようスライダーの両側下端部に
形成されたスライド枠とから構成されたことを特徴とす
る伸縮可能なバケットを有する掘削機を提供する。
【0013】また、本発明では、内アームの両側部には
長さ方向に間隔的に複数個の突出ガイドが出没可能に設
けられ、この各突出ガイドはスプリングによって常時突
出方向に付勢されるとともに、外アームの両側部内面に
接する状態ではスプリングに抗して内アームの内方に没
入しており、内アームが外アームの先端側から摺動して
表出する状態では内アームの外方に突出してスライダー
両側部の各スライド枠の内面にそれぞれ圧接してスライ
ダーの支持部として機能する伸縮可能なバケットを有す
る掘削機を提供する。
【0014】また、突出ガイドはその後端側を支点とし
て内アームに回動する状態で出没できる構成とされてお
り、スプリングは突出ガイドをその内側から外側に向か
って回動する方向に押圧する圧縮コイルバネからなるこ
とを特徴とする伸縮可能なバケットを有する掘削機を提
供する。
【0015】また、本発明では、突出ガイドは内アーム
から摺動する状態で出没できる構成とされており、スプ
リングは突出ガイドをその内側から外側に向かって摺動
する方向に押圧する圧縮コイルバネからなることを特徴
とする伸縮可能なバケットを有する掘削機を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。
【0017】まず、図1〜図5を参照して、本発明の一
実施形態による伸縮可能なバケットを有する掘削機につ
いて説明する。図1は本発明における掘削機の一実施形
態を示す外観の斜視図である。
【0018】エンジン、油圧発生機等を収納した車体1
1の下部左右にはクローラー12が取り付けてあり、こ
のクローラー12により車体11を自由に移動すること
ができる。そして、この車体11の前面中央にはややく
の字形に曲げられたブーム13が連結してあり、ブーム
13の中央両側と車体の前部左右との間には俯仰用の油
圧シリンダー14が介在させてある。このブーム13の
上端には直線形状の外アーム15が揺動自在に連結して
あり、この外アーム15の後部とブーム13の背面中央
との間には揺動用の油圧シリンダー16が介在させてあ
る。この外アーム15は鋼板を折り曲げ、断面をやや四
角形とした筒状をしており、この外アーム15の内部に
はその長さ方向に沿って摺動できるように断面四角形を
した内アーム17が挿通させてある。そして、この内ア
ーム17の先端にはバケット18が揺動自在に連結して
ある。
【0019】この内アーム17の先端とバケット18の
後部との間にはリンク機構を形成するためのレバー1
9、20が連結してあり、両レバ−19、20はそれら
の先端が結び付けられたやや三角形状をしており、両レ
バー19、20の頂点にはバケットシリンダー21のシ
リンダーロッド22が連結させてある。外アーム15の
上面にはその長さ方向に亘って移動できるスライダー2
3が組み合わせてあり、このスライダー23の上面には
間隔をおいてやや台形をした左右一対の軸支板25が固
定してある。両軸支板25の間には油圧シリンダーであ
るバケットシリンダー21の基部が挿通され、軸支板2
5とバケットシリンダー21とはピン26によって揺動
自在に連結されている。
【0020】次に、図2はバケットを省略してアームの
横断面構成を示す図であり、図3はさらにバケットシリ
ンダーを省略したアームの平面構成を示す図である。ま
た、図4は内アームの先端部を省略したアームの組み立
て構成を示す図であり、図5はアームの縦断面を示す図
である。
【0021】これらの図に示すように、外アーム15の
先端側(図2、図3、図4の左端側)は開口しており、
外アーム15内に挿入した内アーム17の先端側がこの
開口部分を介して出没することにより、アーム全体が伸
縮するようになっている。外アーム15の先端側の上壁
部分にはその壁を貫通して左右1対のローラー挿入孔3
1、32が形成されており、これらのローラー挿入孔3
1、32にそれぞれ内アーム支持用上ガイドローラー3
3、34が内アーム17の出没する方向に回転自在に挿
入されている。この内アーム支持用上ガイドローラー3
3、34は図示しない軸受によって外アーム15の上壁
にそれぞれ支持されており、その各内アーム支持用上ガ
イドローラー33、34が内アーム17の上壁外面に接
触して回転することにより、内アーム17を出没方向に
支持するようになっている。
【0022】また、外アーム15の先端側の下壁部分に
もその壁を貫通して左右1対のローラー挿入孔35、3
6が形成されており、これらのローラー挿入孔35、3
6にそれぞれ内アーム支持用下ガイドローラー37、3
8が内アーム17の出没する方向に回転自在に挿入され
ている。この内アーム支持用下ガイドローラー37、3
8も図示しない軸受によって外アーム15の下壁にそれ
ぞれ支持されており、その各内アーム支持用下ガイドロ
ーラー37、38が内アーム17の下壁外面に接触して
回転することにより、内アーム17を出没方向に支持す
るようになっている。
【0023】また、外アーム15と内アーム17の間に
は、伸縮用油圧シリンダー39が介在されている。この
伸縮用油圧シリンダー39は、軸心が両アーム15、1
7の中心位置に一致する状態で内アーム17の内部に挿
通されており、そのシリンダー本体の基端部が内アーム
17の基端側(図2、図3、図4の右端側)を貫通し
て、外アーム15の基端部(同じく図2、図3、図4の
右端部)内に位置している。そして、このシリンダー本
体の基端部の両側にシリンダー連結ピン40、41が突
出し、このシリンダー連結ピン40、41の先端がそれ
ぞれ外アーム15の基端部内側面に連結されている。一
方、伸縮用油圧シリンダー39のシリンダーロッド42
の先端は、最大引込み状態において内アーム17のやや
中間部に位置している。そして、このシリンダーロッド
42の先端の両側にシリンダーロッド連結ピン43、4
4が突出し、このシリンダーロッド連結ピン43、44
の先端がそれぞれ外アーム15の基端部内側面に連結さ
れている。この伸縮用油圧シリンダー39の駆動によっ
て、シリンダーロッド42の先端部に連結された内アー
ム17が外アーム17の先端側において出没するもので
ある。
【0024】そして前述したように、外アーム15の外
側にはスライダー23が設けられている。このスライダ
ー23は、外アーム15の上壁の上側全体を覆う上壁部
51と、外アーム15の両側壁全体の外側を覆う両側壁
部52、53と、外アーム15の下壁の両側部分を覆う
両下壁部54、55とからなっている。すなわち、スラ
イダー23の断面は全体としてやや四角形をなすが、下
面の中央側部分が除去された形状とされている。そし
て、スライダー23は外アーム15とやや同一長さを有
しており、外アーム15の下壁中央部分を除く全体をほ
ぼ被覆する形状となっているものである。このスライダ
ー23の前端部(図2、図3、図4の左端部)の内側に
は、四角枠状の連結枠56が一体に設けられている。こ
の連結枠56の内側縁部は、外アーム15から突出した
内アーム17の先端部分の外周面に溶接等によって一体
的に接合されている。これにより、内アーム17が外ア
ーム15から突出する場合にはその動作が連結枠56を
介してスライダー23に伝達され、スライダー23は外
アーム15の外側で内アーム17とともに同期的に前端
側にスライドするようになるものである。また、内アー
ム17が外アーム15内に没入する場合にはその動作が
連結枠56を介してスライダー23に伝達され、スライ
ダー23は外アーム15の外側で内アーム17とともに
同期的に後端側にスライドするようになるものである。
【0025】スライダー23の後端部(図2、図3、図
4の左端部)の上壁部51にはその壁を貫通して左右1
対のローラー挿入孔61、62が形成されており、これ
らのローラー挿入孔61、62にそれぞれスライド用上
ガイドローラー63、64が回転自在に挿入されてい
る。このスライド用上ガイドローラー63、64は図示
しない軸受によってスライダー23の上壁部51にそれ
ぞれ支持されており、その各スライド用上ガイドローラ
ー63、64が外アーム15の上壁部52外面に接触し
て回転することにより、スライダー23が外アーム15
の長さ方向にスライド自在に支持されている。
【0026】同様に、スライダー23の後端部の下壁部
54、55にもその壁を貫通して左右1対のローラー挿
入孔65、66が形成されており、これらのローラー挿
入孔65、66にそれぞれスライド用下ガイドローラー
67、68が回転自在に挿入されている。このスライド
用下ガイドローラー67、68は図示しない軸受によっ
てスライダー23の下壁部54、55にそれぞれ支持さ
れており、その各スライド用下ガイドローラー67、6
8が外アーム15の下壁外面に接触して回転することに
より、スライダー23が外アーム15の長さ方向にスラ
イド自在に支持されている。従って、これらのスライド
用上ガイドローラー63、64およびスライド用下ガイ
ドローラー67、68の回転ガイド作用によって、内ア
ーム17が外アーム15から突出する場合のスライダー
23の同期的前進スライド動作、および内アーム17が
外アーム15内に没入する場合のスライダー23の同期
的後退スライド動作が円滑に行われるものである。
【0027】スライダー23の上面やや中央位置には、
四角形状の偏平な軸支板取り付け板71が溶接等によっ
て一体的に固着されている。この軸支板取り付け板71
に前述した1対の軸支板24、25が溶接等によって立
ち上がるように平行に固定してある。軸支板24、25
にはそれぞれバケットシリンダー21を支持するための
支持孔72、73が開けられ、これらの支持孔72、7
3にバケットシリンダー21の基端部に設けたピン74
が挿入支持されている。これによって、バケットシリン
ダー21もスライダー23と同期して外アーム15の長
さ方向に前後進することになる。したがって、内アーム
17の先端に設けられたバケット18が内アーム17の
進出に伴ってアーム前方に移動するときに、そのバケッ
ト18の揺動角度を制御するためのバケットシリンダー
21もスライダー23の外アーム15上でのスライド進
出によって内アーム17と同期して進出するので、バケ
ット18の角度は一定のままに保持される。つまり、ア
ームの伸縮によってバケット18は角度変化することが
ないので、例えば土砂等をバケット18内に保持した状
態でアームを伸縮させるような場合においても、バケッ
ト18が不意に首振りしたりして土砂が落下するような
おそれはない。
【0028】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0029】溝や穴を掘り下げようとする場所にクロー
ラー12を駆動させ、車体11を移動させる。そして、
掘り取ろうとする位置にバケット18を合わせ、油圧シ
リンダー14、15、21を協同させるよう操作してバ
ケット18を移動させ、このバケット18により土砂を
掘り取ることができる。 次に、掘り取る穴や溝を深く
するためには、バケット18をより深い位置に移動させ
るように制御しなければならない。この場合には、伸縮
用油圧シリンダー39を動作させ、シリンダーロッド4
2を押し出させる。すると伸縮用油圧シリンダー39と
シリンダーロッド42が伸びることで内アーム17は外
アーム15の中から押し出され、内アーム17が外アー
ム15から摺動することになる。このため、バケット1
8は外アーム15の基部より長い位置にまで移動するの
でバケット18を深い位置にまで掘り下げることができ
る。
【0030】この動作の際には、内アーム17が外アー
ム15に対して移動すると、内アーム17の先端に連結
枠56を介して連結されているスライダー23が一体的
に動作して外アーム15の長さ方向にスライド移動する
ことになる。このとき、スライダー23は外アーム15
の全体を被覆する形状で外アーム15とやや同一の長さ
を有しているので外アーム15から外れることはない。
また、内アーム17とスライダー23とは連結枠56を
介して一定的に連結されているので、伸縮用油圧シリン
ダー39によって内アーム17が移動している限りは、
内アーム17の移動と同期して同一移動量だけ移動する
ことなる。
【0031】こうして伸縮用油圧シリンダー39を作動
させてシリンダーロッド42を押し出した場合において
は、内アーム17は外アーム15から押し出されるが、
バケットシリンダー21が同時にその摺動量を同期させ
て移動させられることから、バケット18の角度は同一
角度に保持されたまま移動することになり、掘削の操作
において何等違和感がなく動作させることができる。
【0032】そして、バケット18によって掘り取った
土砂を引上げる場合には、まず伸縮用油圧シリンダー3
9を動作させてシリンダーロッド42を縮小させる。す
ると内アーム17は外アーム15の内部方向に引き込ま
れることになる。このとき、内アーム17の先端で連結
枠56を介してスライダー23が一体的に連結されてい
るので、スライダー23は外アーム15の基端側に引き
上げられることになる。
【0033】このため、前記と同様に内アーム17が移
動すると同時にバケットシリンダー21も同期的に移動
して同じ速度で移動されることになる。したがって、バ
ケット18はその保持角度を同一としたままで引き上げ
られるので、掘り取った土砂を落下することがない。こ
の後、油圧シリンダー14、16、バケットシリンダー
21をそれぞれ協同させて動作させることにより、バケ
ット18によって掘り取った土砂を車体11の後方に待
機させたトラックに積み換えたり、または別の場所に移
し変えることができる。
【0034】以上の一実施形態によると、出願人が既に
提案した従来の伸縮可能なバケットを有する掘削機の構
成と異なり、多数のプーリーやワイヤーを使用しないで
内アーム17にスライダー23を連結枠56によって連
結する構成となっていることから、アーム伸縮駆動用の
部品点数が大幅に減少でき、構成の簡単化が図れるよう
になる。しかも動作は前述のように安定して、かつ円滑
に行えるので、作業性の向上も併せて図れるものであ
る。
【0035】次に、図6〜図12を参照して、本発明の
他の実施形態による伸縮可能なバケットを有する掘削機
について説明する。
【0036】図6は本発明における掘削機の一実施形態
を示す外観の斜視図である。
【0037】エンジン、油圧発生機等を収納した車体1
11の下部左右にはクローラー112が取り付けてあ
り、このクローラー112により車体111を自由に移
動することができる。そして、この車体111の前面中
央にはやや『く』の字形に曲げられたブーム113が連
結してあり、ブーム113の中央両側と車体の前部左右
との間には俯仰用の油圧シリンダー114が介在させて
ある。このブーム113の上端には直線形状の外アーム
115が揺動自在に連結してあり、この外アーム115
の後部とブーム113の背面中央との間には揺動用の油
圧シリンダー116が介在させてある。この外アーム1
15は鋼板を折り曲げ、断面をやや四角形とした筒状を
しており、この外アーム115の内部にはその長さ方向
に沿って摺動できるように断面四角形をした内アーム1
17が挿通させてある。そして、この内アーム117の
先端にはバケット118が揺動自在に連結してある。
【0038】この内アーム117の先端とバケット11
8の後部との間にはリンク機構を形成するためのレバー
119、120が連結してあり、両レバ−119、12
0はそれらの先端が結び付けられたやや三角形状をして
おり、両レバー119、120の頂点にはバケットシリ
ンダー121のシリンダーロッド122が連結させてあ
る。外アーム115の上面にはその長さ方向に亘って移
動できるスライダー123が組み合わせてあり、このス
ライダー123の上面には間隔をおいてやや台形をした
左右一対の軸支板125が固定してある。両軸支板12
5の間には油圧シリンダーであるバケットシリンダー1
21の基部が挿通され、軸支板125とバケットシリン
ダー121とはピン126によって揺動自在に連結され
ている。
【0039】次に、図7はバケットを省略してアームの
横断面構成を示す図であり、図8はさらにバケットシリ
ンダーを省略したアームの平面構成を示す図である。ま
た、図9は内アームの先端部を省略したアームの組み立
て構成を示す図であり、図10はアームの縦断面を示す
図である。さらに図11は突出ガイドの構成を示す図で
あり、図12は突出ガイドを拡大して示す横断面図であ
る。
【0040】これらの図に示すように、外アーム115
の先端側(図2、図3、図4の左端側)は開口してお
り、外アーム115内に挿入した内アーム117の先端
側がこの開口部分を介して出没することにより、アーム
全体が伸縮するようになっている。外アーム115の先
端側の上壁部分にはその壁を貫通して左右1対のローラ
ー挿入孔131、132が形成されており、これらのロ
ーラー挿入孔131、132にそれぞれ内アーム支持用
上ガイドローラー133、134が内アーム117の出
没する方向に回転自在に挿入されている。この内アーム
支持用上ガイドローラー133、134は図示しない軸
受によって外アーム115の上壁にそれぞれ支持されて
おり、その各内アーム支持用上ガイドローラー133、
134が内アーム117の上壁外面に接触して回転する
ことにより、内アーム117を出没方向に支持するよう
になっている。また、外アーム115の先端側の下壁部
分にもその壁を貫通して左右1対のローラー挿入孔13
5、136が形成されており、これらのローラー挿入孔
135、136にそれぞれ内アーム支持用下ガイドロー
ラー137、138が内アーム117の出没する方向に
回転自在に挿入されている。この内アーム支持用下ガイ
ドローラー137、138も図示しない軸受によって外
アーム115の下壁にそれぞれ支持されており、その各
内アーム支持用下ガイドローラー137、138が内ア
ーム117の下壁外面に接触して回転することにより、
内アーム117を出没方向に支持するようになってい
る。
【0041】また、外アーム115と内アーム117の
間には、伸縮用油圧シリンダー139が介在されてい
る。この伸縮用油圧シリンダー139は、軸心が両アー
ム115、117の中心位置に一致する状態で内アーム
117の内部に挿通されており、そのシリンダー本体の
基端部が内アーム117の基端側(図2、図3、図4の
右端側)を貫通して、外アーム115の基端部(同じく
図2、図3、図4の右端部)内に位置している。そし
て、このシリンダー本体の基端部の両側にシリンダー連
結ピン140、141が突出し、このシリンダー連結ピ
ン140、141の先端がそれぞれ外アーム115の基
端部内側面に連結されている。一方、伸縮用油圧シリン
ダー139のシリンダーロッド142の先端は、最大引
込み状態において内アーム117のやや中間部に位置し
ている。そして、このシリンダーロッド142の先端の
両側にシリンダーロッド連結ピン143、144が突出
し、このシリンダーロッド連結ピン143、144の先
端がそれぞれ外アーム115の基端部内側面に連結され
ている。この伸縮用油圧シリンダー139の駆動によっ
て、シリンダーロッド142の先端部に連結された内ア
ーム117が外アーム117の先端側において出没する
ものである。
【0042】さらに、外アーム115の両側壁145、
146の外面側には、スライダー123を案内するため
のガイドレール147、148がそれぞれ外方に突出し
て設けられている。すなわち、この各ガイドレール14
7、148は、断面四角形状の鋼材からなるものであ
り、外アーム115の両側壁145、146の外面側の
上下方向やや中間部に位置して、外アームの長さ方向全
体に亘ってそれぞれ長く延在している。この各ガイドレ
ール147、148には、スライダー123が外アーム
115の長さ方向に沿って摺動できるように案内される
ものである。
【0043】スライダー123は前述したように、外ア
ーム115の外側に設けられている。このスライダー1
23は、外アーム115の上壁の上側全体を覆う上壁部
151と、外アーム115の両側壁の上半分の外側を覆
う両側壁部152、153とからなっている。すなわ
ち、スライダー123は上壁部151の両側から側壁部
152、153がそれぞれ垂下して下面が開口した形状
とされており、外アーム115の上側やや半分を覆うよ
うになっている。そして、このスライダー123は外ア
ーム115とやや同一長さを有している。このスライダ
ー123の各側壁部152、153の下端部分に、前述
した外アーム115の側壁145、146の各ガイドレ
ール147、148に摺動して案内されるスライド枠1
54、155が形成されている。このスライド枠15
4、155は、スライダー123と一体に鋼板で作られ
たもので、一側面が開口した断面コ字形をしており、ス
ライダーの側壁部15の下端が外方に曲げられた後、下
方に曲げられ、さらにその下端が内側に向かって曲げら
れた形状となっている。このコ字形に曲げられた各スラ
イド枠154、155が、外アーム115の側壁14
5、146の各ガイドレール147、148に対してそ
の外側から覆うように嵌合され、これによりスライダー
123が前記の一実施形態の場合と異なり外アーム11
5の略半分のみを覆う形状でありながらも上方向に脱落
することなく嵌合保持された状態となって、外アーム1
15の長さ方向に安定して摺動ガイドされるものであ
る。
【0044】そして、この他の実施形態においても、ス
ライダー123の前端部(図2、図3、図4の左端部)
の内側には、四角枠状の連結枠156が一体に設けられ
ている。この連結枠156の内側縁部は、外アーム11
5から突出した内アーム117の先端部分の外周面に溶
接等によって一体的に接合されている。これにより、内
アーム117が外アーム115から突出する場合にはそ
の動作が連結枠156を介してスライダー123に伝達
され、スライダー123は外アーム115の外側で内ア
ーム117とともに同期的に前端側にスライドするよう
になるものである。また、内アーム117が外アーム1
15内に没入する場合にはその動作が連結枠156を介
してスライダー123に伝達され、スライダー123は
外アーム115の外側で内アーム117とともに同期的
に後端側にスライドするようになるものである。
【0045】スライダー123の後端部(図2、図3、
図4の左端部)の上壁部151にはその壁を貫通して左
右1対のローラー挿入孔161、162が形成されてお
り、これらのローラー挿入孔161、162にそれぞれ
スライド用上ガイドローラー163、164が回転自在
に挿入されている。このスライド用上ガイドローラー1
63、164は図示しない軸受によってスライダー12
3の上壁部151にそれぞれ支持されており、その各ス
ライド用上ガイドローラー163、164が外アーム1
15の上壁部152外面に接触して回転することによ
り、スライダー123が外アーム115の長さ方向にス
ライド自在に支持されている。したがって、これらのス
ライド用上ガイドローラー163、164の回転ガイド
作用によって、内アーム117が外アーム115から突
出する場合のスライダー123の同期的前進スライド動
作、および内アーム117が外アーム115内に没入す
る場合のスライダー123の同期的後退スライド動作が
円滑に行われるものである。
【0046】また、この他の実施形態による掘削機では
図11および図12に示すように、内アーム117の両
側部に長さ方向に間隔的に複数個の窓孔167が開けら
れ、この各窓孔167にそれぞれ突出ガイド168が出
没可能に設けられている。この突出ガイド168は例え
ば鋼材等で作られた平面視で扇形、かつ側面視で厚板状
のものであり、その厚さは外アーム115のガイドレー
ル147とやや同一厚さとされており、しかもそのガイ
ドレール147と同一の高さで内アーム117に配置さ
れている。この突出ガイド168は、幅狭な端部がそれ
ぞれ窓孔167の後側に配置され、支軸169によって
内アーム117に支持されて横方向に回動可能となって
おり、幅広な端部側が窓孔167から内アーム117の
外方に突出できるようになっている。また、突出ガイド
168は圧縮コイルばね等からなるスプリング170に
よって常時、窓孔167から外側に突出する方向に付勢
されている。このスプリング170は内アーム117内
に設けられたスプリング保持部材171と突出ガイド1
68の内部に設けられたスプリング保持枠172の間に
保持されている。
【0047】そして、図12の右側部分に示すように、
突出ガイド168を有している内アーム117の部分が
外アーム115内に位置している場合には、突出ガイド
168が外アーム115の両側部内面に接し、この状態
では突出ガイド168がスプリング170に抗して内ア
ーム117の内方に没入している。一方、内アーム11
7が外アーム115の先端側から摺動して表出する状態
では、図12の左側に示すように、内アーム117の外
方に突出してスライダー123の両側部のコ字形をした
各スライド枠154の内面にスプリング170の弾性力
によってそれぞれ圧接し、これによりスライド枠154
の内面に嵌合挿入されて、スライダー123の支持部と
して機能するようになっている。
【0048】すなわち、この他の実施形態においては、
スライダー123が前記一実施形態の場合と異なり外ア
ーム115の上半分のみを覆う形で装着されているか
ら、このスライダー123がアーム伸長時に外アーム1
15の先端側に大きくスライド移動した場合には、外ア
ーム115に支持される部分の長さが小さくなり、スラ
イダー123と外アーム115が直線性を保つには不十
分となる可能性が考えられる。そこで上述したようにス
ライダー123が外アーム115から大きく移動した場
合には内アーム117に設けた突出ガイド168がスラ
イダー123のスライド枠154に嵌合して複数箇所で
スライダー123を支持する構成とすることで、前記の
直線性を維持するようにしたものである。なお、突出ガ
イド168は扇形をしてその稜線が一定の傾斜角度を保
持した状態で窓孔167から突出するよに構成とされ、
これにより内アーム117が外アーム115から出没す
る都度に外アーム115の側壁内面との当接によって円
滑に窓孔から出没するようになっている。
【0049】スライダー123の上面やや中央位置に
は、四角形状の偏平な軸支板取り付け板176が溶接等
によって一体的に固着されている。この軸支板取り付け
板176に前述した1対の軸支板124、125が溶接
等によって立ち上がるように平行に固定してある。軸支
板124、125にはそれぞれバケットシリンダー12
1を支持するための支持孔177、178が開けられ、
これらの支持孔177、178にバケットシリンダー1
21の基端部に設けたピン179が挿入支持されてい
る。これによって、バケットシリンダー121もスライ
ダー123と同期して外アーム115の長さ方向に前後
進することになる。したがって、内アーム117の先端
に設けられたバケット118が内アーム117の進出に
伴ってアーム前方に移動するときに、そのバケット11
8の揺動角度を制御するためのバケットシリンダー12
1もスライダー123の外アーム115上でのスライド
進出によって内アーム117と同期して進出するので、
バケット118の角度は一定のままに保持される。つま
り、アームの伸縮によってバケット118は角度変化す
ることがないので、例えば土砂等をバケット118内に
保持した状態でアームを伸縮させるような場合において
も、バケット118が不意に首振りしたりして土砂が落
下するようなおそれはない。
【0050】次に、以上の構成による他の実施形態の作
用を説明する。
【0051】この他の実施形態においても前記一実施形
態と同様に、溝や穴を掘り下げようとする場所にクロー
ラー112を駆動させ、車体111を移動させる。そし
て、掘り取ろうとする位置にバケット118を合わせ、
油圧シリンダー114、115、121を協同させるよ
う操作してバケット118を移動させ、このバケット1
18により土砂を掘り取ることができる。
【0052】次に、掘り取る穴や溝を深くするために
は、バケット118をより深い位置に移動させるように
制御しなければならない。この場合には、伸縮用油圧シ
リンダー139を動作させ、シリンダーロッド142を
押し出させる。すると伸縮用油圧シリンダー139とシ
リンダーロッド142が伸びることで内アーム117は
外アーム115の中から押し出され、内アーム117が
外アーム115から摺動することになる。このため、バ
ケット118は外アーム115の基部より長い位置にま
で移動するのでバケット118を深い位置にまで掘り下
げることができる。
【0053】この動作の際には、内アーム117が外ア
ーム115に対して移動すると、内アーム117の先端
に連結枠156を介して連結されているスライダー12
3が一体的に動作して外アーム115の長さ方向にスラ
イド移動することになる。このとき、スライダー123
は外アーム115の上半分を被覆する形状であるが、ス
ライダー123の両側壁部152、153のスライド枠
154、155が外アーム115のガイドレール14
7、148に嵌合しているとともに、スライダー123
が外アーム115とやや同一の長さを有しているので外
アーム115から外れることはない。また、内アーム1
17とスライダー123とは連結枠156を介して一定
的に連結されているので、伸縮用油圧シリンダー139
によって内アーム117が移動している限りは、内アー
ム117の移動と同期して同一移動量だけ移動すること
なる。
【0054】こうして伸縮用油圧シリンダー139を作
動させてシリンダーロッド142を押し出した場合にお
いては、内アーム117は外アーム115から押し出さ
れるが、バケットシリンダー121が同時にその摺動量
を同期させて移動させられることから、バケット118
の角度は同一角度に保持されたまま移動することにな
り、掘削の操作において何等違和感がなく動作させるこ
とができる。
【0055】そして、バケット118によって掘り取っ
た土砂を引上げる場合には、まず伸縮用油圧シリンダー
139を動作させてシリンダーロッド142を縮小させ
る。すると内アーム117は外アーム15の内部方向に
引き込まれることになる。このとき、内アーム117の
先端で連結枠156を介してスライダー123が一体的
に連結されているので、スライダー123は外アーム1
15の基端側に引き上げられることになる。
【0056】このため、前記と同様に内アーム117が
移動すると同時にバケットシリンダー121も同期的に
移動して同じ速度で移動されることになる。したがっ
て、バケット118はその保持角度を同一としたままで
引き上げられるので、掘り取った土砂を落下することが
ない。この後、油圧シリンダー114、116、バケッ
トシリンダー121をそれぞれ協同させて動作させるこ
とにより、バケット118によって掘り取った土砂を車
体111の後方に待機させたトラックに積み換えたり、
または別の場所に移し変えることができる。
【0057】以上の他の実施形態によっても、出願人が
既に提案した従来の伸縮可能なバケットを有する掘削機
の構成と異なり、多数のプーリーやワイヤーを使用しな
いで内アーム117にスライダー123を連結枠156
によって連結する構成となっていることから、アーム伸
縮駆動用の部品点数が大幅に減少でき、構成の簡単化が
図れるようになる。しかも動作は前述のように安定し
て、かつ円滑に行えるので、作業性の向上も併せて図れ
るものである。
【0058】さらに、この他の実施形態においては、ス
ライダー123が外アーム115の上半分のみを覆う形
で装着された構成であるから、スライダー23が外アー
ム15の全体を覆う前記一実施形態の場合に比べてスラ
イダー123の重量が小さくて済む。したがって、アー
ムの伸縮動作がより円滑に行えるとともに、アーム全体
の重量も軽量となるので、アームの揺動等に必要な駆動
力もそれだけ低減することができる。
【0059】また、スライダー123がアーム伸長時に
外アーム115の先端側に大きくスライド移動した場合
には、外アーム115に支持される部分の長さが小さく
なり、スライダー123と外アーム115が直線性を保
つには不十分となる可能性が考えられるが、このように
スライダー123が外アーム115から大きく移動した
場合においては、内アーム117に設けた突出ガイド1
68がスライダー123のスライド枠154に嵌合して
複数箇所でスライダー123を支持する構成としたの
で、前記の直線性が確実に維持でき、アーム全体が下向
きに撓む等の不都合が生じない。しかも、突出ガイド1
68は内アーム117が外アームー115内にある場合
には没入して何等の邪魔にもならず、また内アーム11
7が外アームー115から伸びる時にはスプリング17
0の弾性力で自動的に突出してガイド機能を発揮するか
ら、特別の機構や操作も必要としない。よって構成も簡
単で済む等の利点も得られるものである。
【0060】なお、図13は、さらに他の実施形態とし
て突出ガイドの変形例を示している。前述した図12に
示した突出ガイド168は内アーム117内に支軸16
9を介して回動できるように支持した構成であったが、
この図13に示した実施形態では、突出ガイド181が
内アーム117から直線的に摺動して窓孔182から出
没できる構成とされている。すなわち、突出ガイド18
1は平面視でやや四角形または台形状をしており、この
突出ガイド181が内部の筒状ホルダー183内に摺動
自在に収納されている。また、スプリング184は内ア
ーム117内に設けられたスプリング保持部材185
と、突出ガイド181に設けられたスプリング保持枠1
86とに支持された圧縮コイルばねであり、突出ガイド
をその内側から外側に向かって摺動する方向に押圧する
ようになっている。
【0061】そして、図13の右側部分に示すように、
突出ガイド168を有している内アーム117の部分が
外アーム115内に位置している場合には、突出ガイド
168が外アーム115の両側部内面に接し、この状態
では突出ガイド168がスプリング1184に抗して内
アーム117の内方に没入している。一方、内アーム1
17が外アーム115の先端側から摺動して表出する状
態では、図13の左側に示すように、内アーム117の
外方に突出してスライダー123の両側部のコ字形をし
た各スライド枠154の内面にスプリング118の弾性
力によってそれぞれ圧接し、これによりスライド枠15
4の内面に嵌合挿入されて、スライダー123の支持部
として機能するようになっている。
【0062】このような図13に示す構成によっても前
記図12に示した実施形態とほぼ同様の作用効果が奏さ
れるものである。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る伸縮可能な
バケットを有する掘削機によれば、スライダーを外アー
ムとやや同一長さとして内アームと連結部によって一体
的に動作するようにして、プーリーやワイヤーを省略し
たことにより、バケット伸縮のための駆動機構を構成す
る部品点数が大幅に減少でき、構成の簡単化が図れる。
また、ワイヤー等が弛む等の不具合も生じることなく、
動作が安定して円滑に、しかも正確に行えるようにな
り、バケット伸縮動作がより確実になり、実用面で優れ
た効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における掘削機の一実施形態を示す外観
の斜視図である。
【図2】本発明における掘削機の一実施形態を示すもの
で、バケットを省略したアームの横断面図である。
【図3】本発明における掘削機の一実施形態を示すもの
で、バケットシリンダーを省略したアームの平面図であ
る。
【図4】本発明における掘削機の一実施形態を示すもの
で、内アームの先端部を省略したアームの組み立て構成
図である。
【図5】本発明における掘削機の一実施形態を示すもの
で、アームの縦断面図である。
【図6】本発明における掘削機の他の実施形態を示す外
観の斜視図である。
【図7】本発明における掘削機の他の実施形態を示すも
ので、バケットを省略したアームの横断面図である。
【図8】本発明における掘削機の他の実施形態を示すも
ので、バケットシリンダーを省略したアームの平面図で
ある。
【図9】本発明における掘削機の他の実施形態を示すも
ので、内アームの先端部を省略したアームの組み立て構
成図である。
【図10】本発明における掘削機の他の実施形態を示す
もので、アームの縦断面図である。
【図11】本発明における掘削機の他の実施形態を示す
もので、突出ガイドの構成を示す斜視図である。
【図12】本発明における掘削機の他の実施形態を示す
もので、突出ガイドの構成を拡大して示す横断面図であ
る。
【図13】本発明における掘削機のさらに他の実施形態
を示すもので、突出ガイドの変形例を拡大して示す横断
面図である。
【符号の説明】
11 車体 13 ブーム 15 外アーム 17 内アーム 18 バケット 21 バケットシリンダー 22 シリンダーロッド 23 スライダー 39 伸縮用油圧シリンダー 42 シリンダーロッド 56 連結枠 111 車体 113 ブーム 115 外アーム 117 内アーム 118 バケット 121 バケットシリンダー 122 シリンダーロッド 123 スライダー 139 伸縮用油圧シリンダー 142 シリンダーロッド 147 ガイドレール 154 スライド枠 155 スライド枠 156 連結枠 168 突出ガイド 170 スプリング 181 突出ガイド 184 スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動できる車体と、上下に揺動自在とな
    るよう車体に連結されたブームと、上下方向に揺動自在
    となるようブームに連結された内部が中空の外アーム
    と、外アームにその長さ方向で摺動できるように挿入さ
    れた内アームと、内アームの先端に連結されたバケット
    と、外アームと内アームの間に介在された伸縮用の油圧
    シリンダーと、外アームの外側でその長さ方向に移動で
    き外アームの全体を覆うとともに外アームとやや同一の
    長さを有するスライダーと、バケットとスライダーの間
    に介在された油圧シリンダーと、内アームの先端側とス
    ライダーの先端側とを一体移動できるように連結する連
    結部とから構成されたことを特徴とする伸縮可能なバケ
    ットを有する掘削機。
  2. 【請求項2】 移動できる車体と、上下に揺動自在とな
    るよう車体に連結されたブームと、上下方向に揺動自在
    となるようブームに連結された内部が中空の外アーム
    と、外アームにその長さ方向で摺動できるように挿入さ
    れた内アームと、内アームの先端に連結されたバケット
    と、外アームと内アームの間に介在された伸縮用の油圧
    シリンダーと、外アームの外側でその長さ方向に移動で
    き外アームのやや上半分を覆うとともに外アームとやや
    同一の長さを有するスライダーと、バケットとスライダ
    ーの間に介在された油圧シリンダーと、内アームの先端
    側とスライダーの先端側とを一体移動できるように連結
    する連結部と、外アームの両側部に長さ方向に沿って突
    出するガイドレールと、このガイドレールに摺動して案
    内されるようスライダーの両側下端部に形成されたスラ
    イド枠とから構成されたことを特徴とする伸縮可能なバ
    ケットを有する掘削機。
  3. 【請求項3】 内アームの両側部には長さ方向に間隔的
    に複数個の突出ガイドが出没可能に設けられ、この各突
    出ガイドはスプリングによって常時突出方向に付勢され
    るとともに、外アームの両側部内面に接する状態ではス
    プリングに抗して内アームの内方に没入しており、内ア
    ームが外アームの先端側から摺動して表出する状態では
    内アームの外方に突出してスライダー両側部の各スライ
    ド枠の内面にそれぞれ圧接してスライダーの支持部とし
    て機能することを特徴とする請求項2記載の伸縮可能な
    バケットを有する掘削機。
  4. 【請求項4】 突出ガイドはその後端側を支点として内
    アームに回動する状態で出没できる構成とされており、
    スプリングは突出ガイドをその内側から外側に向かって
    回動する方向に押圧する圧縮コイルバネからなることを
    特徴とする請求項3記載の伸縮可能なバケットを有する
    掘削機。
  5. 【請求項5】 突出ガイドは内アームから摺動する状態
    で出没できる構成とされており、スプリングは突出ガイ
    ドをその内側から外側に向かって摺動する方向に押圧す
    る圧縮コイルバネからなることを特徴とする請求項3記
    載の伸縮可能なバケットを有する掘削機。
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