JPH09229091A - 車両用自動クラッチ - Google Patents
車両用自動クラッチInfo
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- JPH09229091A JPH09229091A JP8033209A JP3320996A JPH09229091A JP H09229091 A JPH09229091 A JP H09229091A JP 8033209 A JP8033209 A JP 8033209A JP 3320996 A JP3320996 A JP 3320996A JP H09229091 A JPH09229091 A JP H09229091A
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- engine
- clutch
- clutch transmission
- engine torque
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 常に円滑なクラッチ接続を行えるようにす
る。クラッチ接続時に乗員に与える不快感を無くす。 【解決手段】 摩擦要素間の近接と離反を油圧シリンダ
16によって操作する。エンジン回転速度とスロットル
開度からエンジントルクを求め、油圧シリンダ16のス
トロークからクラッチ伝達トルクを求める。エンジント
ルがクラッチ伝達トルクよりも大きい場合には、エンジ
ントルクに対するクラッチ伝達トルクの比に応じて油圧
シリンダ16のストローク量を制御し、エンジントルク
がクラッチ伝達トルクよりも小さい場合には、クラッチ
伝達トルクに対するエンジントルクの比に応じて油圧シ
リンダ16のストローク量を制御する。エンジントルク
とクラッチ伝達トルクの開きが大きい状態で急激にクラ
ッチ接続が行われなくなる。
る。クラッチ接続時に乗員に与える不快感を無くす。 【解決手段】 摩擦要素間の近接と離反を油圧シリンダ
16によって操作する。エンジン回転速度とスロットル
開度からエンジントルクを求め、油圧シリンダ16のス
トロークからクラッチ伝達トルクを求める。エンジント
ルがクラッチ伝達トルクよりも大きい場合には、エンジ
ントルクに対するクラッチ伝達トルクの比に応じて油圧
シリンダ16のストローク量を制御し、エンジントルク
がクラッチ伝達トルクよりも小さい場合には、クラッチ
伝達トルクに対するエンジントルクの比に応じて油圧シ
リンダ16のストローク量を制御する。エンジントルク
とクラッチ伝達トルクの開きが大きい状態で急激にクラ
ッチ接続が行われなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンと
駆動輪の間の動力伝達部に介装され、運転操作や走行条
件等に応じて摩擦係合機構の接続と遮断を自動的に行う
自動クラッチに関し、とりわけ、摩擦係合機構の円滑な
接続を可能にした車両用自動クラッチに関する。
駆動輪の間の動力伝達部に介装され、運転操作や走行条
件等に応じて摩擦係合機構の接続と遮断を自動的に行う
自動クラッチに関し、とりわけ、摩擦係合機構の円滑な
接続を可能にした車両用自動クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用自動クラッチとして、従
来、例えば特開昭58−146722号公報に示される
ようなものが案出されている。
来、例えば特開昭58−146722号公報に示される
ようなものが案出されている。
【0003】この自動クラッチは、エンジン側摩擦要素
と駆動輪側摩擦要素とから成る摩擦係合機構が、油圧シ
リンダ等の操作アクチュエータによって両摩擦要素を圧
接させる方向または離反させる方向に操作されるように
なっており、操作アクチュエータは、コントローラによ
って駆動制御されるようになっている。そして、このコ
ントローラは、エンジンの回転速度信号を入力信号とし
て受け、エンジン回転速度に応じた速度で、つまり、エ
ンジン回転速度が遅いときには遅い速度で、逆にエンジ
ン回転速度が速いときには速い速度で操作アクチュエー
タを変位させるようになっている。
と駆動輪側摩擦要素とから成る摩擦係合機構が、油圧シ
リンダ等の操作アクチュエータによって両摩擦要素を圧
接させる方向または離反させる方向に操作されるように
なっており、操作アクチュエータは、コントローラによ
って駆動制御されるようになっている。そして、このコ
ントローラは、エンジンの回転速度信号を入力信号とし
て受け、エンジン回転速度に応じた速度で、つまり、エ
ンジン回転速度が遅いときには遅い速度で、逆にエンジ
ン回転速度が速いときには速い速度で操作アクチュエー
タを変位させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動クラッチの場合、エンジントルクやクラッチ伝達トル
クを考慮せずにエンジン回転速度のみに応じて操作アク
チュエータを変位させるようにしているため、発進時に
急激にアクセルペダルを踏み込んだ場合や高速走行時に
アクセルペダルを急激に離した場合に、クラッチが急激
に接続されてトルクの急激な伝達が起こり、円滑なクラ
ッチ接続ができなくなるという不具合がある。
動クラッチの場合、エンジントルクやクラッチ伝達トル
クを考慮せずにエンジン回転速度のみに応じて操作アク
チュエータを変位させるようにしているため、発進時に
急激にアクセルペダルを踏み込んだ場合や高速走行時に
アクセルペダルを急激に離した場合に、クラッチが急激
に接続されてトルクの急激な伝達が起こり、円滑なクラ
ッチ接続ができなくなるという不具合がある。
【0005】そこで本発明は、常に円滑なクラッチ接続
を行えるようにして、乗員にクラッチ接続に伴う不快感
を与えることのない車両用自動クラッチを提供しようと
するものである。
を行えるようにして、乗員にクラッチ接続に伴う不快感
を与えることのない車両用自動クラッチを提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、エンジン側摩擦要素と駆動
輪側摩擦要素を近接離反させてトルクの伝達と遮断を行
う摩擦係合機構と、この摩擦係合機構を接続方向と遮断
方向に変位させる操作アクチュエータと、エンジントル
クを検出するエンジントルク検出手段と、前記摩擦係合
機構でのクラッチ伝達トルクを検出するクラッチ伝達ト
ルク検出手段と、この両検出手段で検出したエンジント
ルクとクラッチ伝達トルクを比較するトルク比較手段
と、このトルク比較手段で両トルクを比較した結果に応
じて前記操作アクチュエータのストロークを制御するス
トローク制御手段と、を備えた構成とした。操作アクチ
ュエータは、エンジントルクとクラッチ伝達トルクの比
較量に応じたストロークに制御され、クラッチ接続時に
トルクの急激な伝達が起こらなくなる。
解決するための手段として、エンジン側摩擦要素と駆動
輪側摩擦要素を近接離反させてトルクの伝達と遮断を行
う摩擦係合機構と、この摩擦係合機構を接続方向と遮断
方向に変位させる操作アクチュエータと、エンジントル
クを検出するエンジントルク検出手段と、前記摩擦係合
機構でのクラッチ伝達トルクを検出するクラッチ伝達ト
ルク検出手段と、この両検出手段で検出したエンジント
ルクとクラッチ伝達トルクを比較するトルク比較手段
と、このトルク比較手段で両トルクを比較した結果に応
じて前記操作アクチュエータのストロークを制御するス
トローク制御手段と、を備えた構成とした。操作アクチ
ュエータは、エンジントルクとクラッチ伝達トルクの比
較量に応じたストロークに制御され、クラッチ接続時に
トルクの急激な伝達が起こらなくなる。
【0007】前記トルク比較手段は、エンジントルクが
クラッチ伝達トルクよりも大きい場合には、エンジント
ルクに対するクラッチ伝達トルクの比を求め、エンジン
トルクがクラッチ伝達トルクよりも小さい場合には、ク
ラッチ伝達トルクに対するエンジントルクの比を求め、
前記ストローク制御手段は、エンジントルクがクラッチ
伝達トルクよりも大きい場合と、小さい場合とで、前記
トルク比較手段で求めた夫々の比に応じた量だけ操作ア
クチュエータをストロークさせる構成としても良い。
クラッチ伝達トルクよりも大きい場合には、エンジント
ルクに対するクラッチ伝達トルクの比を求め、エンジン
トルクがクラッチ伝達トルクよりも小さい場合には、ク
ラッチ伝達トルクに対するエンジントルクの比を求め、
前記ストローク制御手段は、エンジントルクがクラッチ
伝達トルクよりも大きい場合と、小さい場合とで、前記
トルク比較手段で求めた夫々の比に応じた量だけ操作ア
クチュエータをストロークさせる構成としても良い。
【0008】前記エンジントルク検出手段は、エンジン
回転速度センサと、スロットル開度センサとを備える構
成とし、両センサの検出値からエンジン回転速度に対す
るスロットル開度の比を求め、その比を基にしてエンジ
ントルクを求めるようにしても良い。
回転速度センサと、スロットル開度センサとを備える構
成とし、両センサの検出値からエンジン回転速度に対す
るスロットル開度の比を求め、その比を基にしてエンジ
ントルクを求めるようにしても良い。
【0009】前記エンジントルク検出手段は、エンジン
回転速度センサと、エンジンの吸入空気量検出センサと
を備えた構成とし、両センサの検出値からエンジン回転
速度に対する吸入空気量の比を求め、その比を基にして
エンジントルクを求めるようにしても良い。
回転速度センサと、エンジンの吸入空気量検出センサと
を備えた構成とし、両センサの検出値からエンジン回転
速度に対する吸入空気量の比を求め、その比を基にして
エンジントルクを求めるようにしても良い。
【0010】前記クラッチ伝達トルク検出手段は、操作
アクチュエータのストロークを検出するストローク検出
センサを備えた構成とし、このセンサの検出値から摩擦
係合機構の摩擦要素間の圧接力を求め、その圧接力から
クラッチ伝達トルクを求めるようにしても良い。
アクチュエータのストロークを検出するストローク検出
センサを備えた構成とし、このセンサの検出値から摩擦
係合機構の摩擦要素間の圧接力を求め、その圧接力から
クラッチ伝達トルクを求めるようにしても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図5に基づいて説明する。
〜図5に基づいて説明する。
【0012】図2は、本発明の実施の形態の全体概略構
成を示すもので、同図において、1は、車両のエンジン
と変速機の間に介装された本発明にかかる自動クラッチ
であり、2は、この自動クラッチ1の摩擦係合機構を含
むクラッチ本体部である。このクラッチ本体部2は、エ
ンジンのクランクシャフト4に結合されたフライホイー
ル5と、このフライホイール5に結合されたクラッチカ
バー6と、このクラッチカバー6内で変速機の入力軸7
にスプライン嵌合されたクラッチディスク8と、フライ
ホイール5と共にこのクラッチディスク8の外周側の摩
擦板9a,9bを挟圧するプレッシャプレート10と、
このプレッシャプレート10を前記摩擦板9a,9b方
向に付勢するダイヤフラムスプリング11と、このダイ
ヤフラムスプリング11の内周端をフライホイール5方
向に変位させてプレッシャプレート10をクラッチディ
スク8から離反させるレリーズベアリング12と、エン
ジンに結合されたクラッチハウジング13に枢支され、
その回動操作によってレリーズベアリング12を進退操
作させるレリーズレバー14とを備えている。そして、
上記のクラッチ本体部2は、常態においてダイヤフラム
スプリング11がプレッシャプレート10をクラッチデ
ィスク8に押し付け、クランクシャフト4から入力軸7
への動力伝達を可能にしており(以下、この状態をクラ
ッチの接続と呼ぶ。)、その状態からレリーズベアリン
グ12が前進操作されると、ダイヤフラムスプリング1
1によるプレッシャプレート10の押し付け力が解除さ
れて、クランクシャフト4と入力軸7の間の動力伝達が
遮断される(以下、この状態をクラッチの遮断と呼
ぶ。)ようになっている。また、クラッチディスク8の
一対の摩擦板9a,9bはクッショニングプレート15
を介して連結されていて、この摩擦板9a,9bがプレ
ッシャプレート10とフライホイール5によって挟圧さ
れたときに、クッショニングプレート15によって両者
を離反させる方向のばね反力が作用するようになってい
る。このため、エンジン側摩擦要素であるプレッシャプ
レート10及びフライホイール5と、駆動輪側摩擦要素
であるクラッチディスク8とは、レリーズレバー14の
変位に応じた力で摩擦係合される。尚、この実施の形態
においては、プレッシャプレート10及びフライホイー
ル5と、クラッチディスク8とによって摩擦係合機構が
構成されている。
成を示すもので、同図において、1は、車両のエンジン
と変速機の間に介装された本発明にかかる自動クラッチ
であり、2は、この自動クラッチ1の摩擦係合機構を含
むクラッチ本体部である。このクラッチ本体部2は、エ
ンジンのクランクシャフト4に結合されたフライホイー
ル5と、このフライホイール5に結合されたクラッチカ
バー6と、このクラッチカバー6内で変速機の入力軸7
にスプライン嵌合されたクラッチディスク8と、フライ
ホイール5と共にこのクラッチディスク8の外周側の摩
擦板9a,9bを挟圧するプレッシャプレート10と、
このプレッシャプレート10を前記摩擦板9a,9b方
向に付勢するダイヤフラムスプリング11と、このダイ
ヤフラムスプリング11の内周端をフライホイール5方
向に変位させてプレッシャプレート10をクラッチディ
スク8から離反させるレリーズベアリング12と、エン
ジンに結合されたクラッチハウジング13に枢支され、
その回動操作によってレリーズベアリング12を進退操
作させるレリーズレバー14とを備えている。そして、
上記のクラッチ本体部2は、常態においてダイヤフラム
スプリング11がプレッシャプレート10をクラッチデ
ィスク8に押し付け、クランクシャフト4から入力軸7
への動力伝達を可能にしており(以下、この状態をクラ
ッチの接続と呼ぶ。)、その状態からレリーズベアリン
グ12が前進操作されると、ダイヤフラムスプリング1
1によるプレッシャプレート10の押し付け力が解除さ
れて、クランクシャフト4と入力軸7の間の動力伝達が
遮断される(以下、この状態をクラッチの遮断と呼
ぶ。)ようになっている。また、クラッチディスク8の
一対の摩擦板9a,9bはクッショニングプレート15
を介して連結されていて、この摩擦板9a,9bがプレ
ッシャプレート10とフライホイール5によって挟圧さ
れたときに、クッショニングプレート15によって両者
を離反させる方向のばね反力が作用するようになってい
る。このため、エンジン側摩擦要素であるプレッシャプ
レート10及びフライホイール5と、駆動輪側摩擦要素
であるクラッチディスク8とは、レリーズレバー14の
変位に応じた力で摩擦係合される。尚、この実施の形態
においては、プレッシャプレート10及びフライホイー
ル5と、クラッチディスク8とによって摩擦係合機構が
構成されている。
【0013】また、前記クラッチハウジング13の外側
には油圧シリンダ16が取り付けられ、この油圧シリン
ダ16から延出したピストンロッド17の先端が前記レ
リーズレバー14の基端に結合されている。この油圧シ
リンダ16は、供給油圧に応じてピストンロッド17を
進退動作させるものであるが、その油圧経路には供給油
圧を調整するための電磁弁18が介装されている。この
実施の形態においては、油圧シリンダ16とこの電磁弁
18とが本発明における操作アクチュエータを構成して
おり、電磁弁18の通電電流を後述するコントローラ1
9によって制御することにより、ピストンロッド17の
ストロークを適宜調整するようになっている。
には油圧シリンダ16が取り付けられ、この油圧シリン
ダ16から延出したピストンロッド17の先端が前記レ
リーズレバー14の基端に結合されている。この油圧シ
リンダ16は、供給油圧に応じてピストンロッド17を
進退動作させるものであるが、その油圧経路には供給油
圧を調整するための電磁弁18が介装されている。この
実施の形態においては、油圧シリンダ16とこの電磁弁
18とが本発明における操作アクチュエータを構成して
おり、電磁弁18の通電電流を後述するコントローラ1
9によって制御することにより、ピストンロッド17の
ストロークを適宜調整するようになっている。
【0014】前記油圧シリンダ16につながる油圧経路
は、オイルタンク20の作動油を供給する供給通路21
と、作動油をオイルタンク20に戻すドレン通路22と
が並列に設けられ、これらの通路21,22が、前記油
圧シリンダ16に接続された給排通路23に前記電磁弁
18を介して接続された概略構成となっている。そし
て、前記供給通路21には、電動モータ24によって駆
動される油圧ポンプ25と、この油圧ポンプ25による
吐出圧を蓄圧するアキュムレータ26と、このアキュム
レータ26の圧力を検出する圧力スイッチ27とが配設
されており、アキュムレータ26の圧力が圧力スイッチ
27を通してコントローラ19によって監視され、その
圧力が常に設定圧力範囲内に維持されるように、電動モ
ータ24のオン・オフがコントローラ19で制御される
ようになっている。したがって、供給通路21の供給圧
は常時設定圧力の範囲に維持されている。尚、図中28
は、リリーフ弁を示し、29は、逆止弁を示す。また、
電磁弁18は、給排通路23に対する供給通路21とド
レン通路22の連通面積の割合を制御電流iに応じて可
変制御し、それによって油圧シリンダ16を制御電流i
に応じた量だけストロークさせるようになっている。
は、オイルタンク20の作動油を供給する供給通路21
と、作動油をオイルタンク20に戻すドレン通路22と
が並列に設けられ、これらの通路21,22が、前記油
圧シリンダ16に接続された給排通路23に前記電磁弁
18を介して接続された概略構成となっている。そし
て、前記供給通路21には、電動モータ24によって駆
動される油圧ポンプ25と、この油圧ポンプ25による
吐出圧を蓄圧するアキュムレータ26と、このアキュム
レータ26の圧力を検出する圧力スイッチ27とが配設
されており、アキュムレータ26の圧力が圧力スイッチ
27を通してコントローラ19によって監視され、その
圧力が常に設定圧力範囲内に維持されるように、電動モ
ータ24のオン・オフがコントローラ19で制御される
ようになっている。したがって、供給通路21の供給圧
は常時設定圧力の範囲に維持されている。尚、図中28
は、リリーフ弁を示し、29は、逆止弁を示す。また、
電磁弁18は、給排通路23に対する供給通路21とド
レン通路22の連通面積の割合を制御電流iに応じて可
変制御し、それによって油圧シリンダ16を制御電流i
に応じた量だけストロークさせるようになっている。
【0015】一方、コントローラ19は、図2で示す各
種の検出器30〜37から信号を入力され、これらの入
力信号に基づいて電磁弁18に通電する電流iを制御す
るようになっている。以下、コントローラ19に入力信
号を出力する30〜37の検出器について簡単に説明す
る。
種の検出器30〜37から信号を入力され、これらの入
力信号に基づいて電磁弁18に通電する電流iを制御す
るようになっている。以下、コントローラ19に入力信
号を出力する30〜37の検出器について簡単に説明す
る。
【0016】30は、運転者からクラッチの遮断要求が
入ったときにオン作動し、クラッチの接続要求が入った
ときにオフ作動するギヤシフトレバー・スイッチであ
り、このギヤシフトレバー・スイッチ30は、例えば、
ギヤシフトレバー38の把持位置に接触スイッチを付設
することによって構成される。この場合には、ギヤシフ
トを行うに際して運転者が最初にギヤシフトレバー38
を把持するとコントローラ19にオン信号を出力し、そ
の後ギヤシフトを完了するとコントローラ19にオフ信
号を出力する。
入ったときにオン作動し、クラッチの接続要求が入った
ときにオフ作動するギヤシフトレバー・スイッチであ
り、このギヤシフトレバー・スイッチ30は、例えば、
ギヤシフトレバー38の把持位置に接触スイッチを付設
することによって構成される。この場合には、ギヤシフ
トを行うに際して運転者が最初にギヤシフトレバー38
を把持するとコントローラ19にオン信号を出力し、そ
の後ギヤシフトを完了するとコントローラ19にオフ信
号を出力する。
【0017】31は、油圧シリンダ16のストローク量
(ピストンロッド17のストローク量)を検出するスト
ロークセンサであり、32は、エンジン回転速度セン
サ、33は、クラッチ出力側の回転速度(変速機の入力
軸7の回転速度)を検出する出力回転速度センサであ
る。
(ピストンロッド17のストローク量)を検出するスト
ロークセンサであり、32は、エンジン回転速度セン
サ、33は、クラッチ出力側の回転速度(変速機の入力
軸7の回転速度)を検出する出力回転速度センサであ
る。
【0018】さらに、34は、変速機の現在のギヤポジ
ションと、変速機がギヤシフトを完了したことを検出す
るギヤポジション・センサであり、35は、エンジンの
スロットル開度を検出するスロットル開度センサ、36
は、自動車の走行速度を検出する車速センサ、37は、
ブレーキが作動したときにオン信号を出力するブレーキ
スイッチであって、例えば、オン信号出力中にエンジン
回転数が所定回転数以下になった場合、エンスト防止の
ためにクラッチの遮断を行うこためのものである。
ションと、変速機がギヤシフトを完了したことを検出す
るギヤポジション・センサであり、35は、エンジンの
スロットル開度を検出するスロットル開度センサ、36
は、自動車の走行速度を検出する車速センサ、37は、
ブレーキが作動したときにオン信号を出力するブレーキ
スイッチであって、例えば、オン信号出力中にエンジン
回転数が所定回転数以下になった場合、エンスト防止の
ためにクラッチの遮断を行うこためのものである。
【0019】ここで、コントローラ19の備える構成を
図1に基づいて説明する。
図1に基づいて説明する。
【0020】コントローラ19は、エンジンEのトルク
を検出するエンジントルク検出手段と、クラッチ本体部
2(摩擦係合機構)での伝達トルクを検出するクラッチ
伝達トルク検出手段と、これらの両検出手段で求めたト
ルクを比較するトルク比較手段と、このトルク比較手段
での比較結果に応じた制御電流iを電磁弁18に出力す
るストローク制御手段とを備えており、ストローク制御
手段から出力される制御電流iにより油圧シリンダ16
のストロークを制御し、それによって、摩擦係合機構の
圧接力Pc(押し付け荷重)、ひいてはクラッチ伝達ト
ルクTcを制御するようになっている。
を検出するエンジントルク検出手段と、クラッチ本体部
2(摩擦係合機構)での伝達トルクを検出するクラッチ
伝達トルク検出手段と、これらの両検出手段で求めたト
ルクを比較するトルク比較手段と、このトルク比較手段
での比較結果に応じた制御電流iを電磁弁18に出力す
るストローク制御手段とを備えており、ストローク制御
手段から出力される制御電流iにより油圧シリンダ16
のストロークを制御し、それによって、摩擦係合機構の
圧接力Pc(押し付け荷重)、ひいてはクラッチ伝達ト
ルクTcを制御するようになっている。
【0021】エンジントルク検出手段は、エンジン回転
速度センサ32の出力信号とスロットル開度センサ35
の出力信号とを受け、これらの信号を基にエンジントル
クTeを求める構成となっている。つまり、エンジント
ルクTeは、図3の(ア)の特性図に示すように、エン
ジン回転速度Neに対するスロットル開度TVOの比と
ほぼ正比例の関係にあることから、エンジントルク検出
手段には、これらの関係式が予め記憶させてあり、この
検出手段に、エンジン回転速度センサ32とスロットル
開度センサ35から信号が入力されると、この検出手段
において、対応するエンジントルクTeが演算によって
求められるようになっている。尚、図3の(ア)の特性
図に示すように、エンジン回転速度Neに対するエンジ
ンの吸入空気量Qaの比も、エンジン回転速度Neに対
するスロットル開度TVOの比と同様にエンジントルク
Teとほぼ正比例の関係にあるため、エンジン回転速度
Neと吸入空気量Qaを基にして同様にエンジントルク
Teを求めることも可能である。
速度センサ32の出力信号とスロットル開度センサ35
の出力信号とを受け、これらの信号を基にエンジントル
クTeを求める構成となっている。つまり、エンジント
ルクTeは、図3の(ア)の特性図に示すように、エン
ジン回転速度Neに対するスロットル開度TVOの比と
ほぼ正比例の関係にあることから、エンジントルク検出
手段には、これらの関係式が予め記憶させてあり、この
検出手段に、エンジン回転速度センサ32とスロットル
開度センサ35から信号が入力されると、この検出手段
において、対応するエンジントルクTeが演算によって
求められるようになっている。尚、図3の(ア)の特性
図に示すように、エンジン回転速度Neに対するエンジ
ンの吸入空気量Qaの比も、エンジン回転速度Neに対
するスロットル開度TVOの比と同様にエンジントルク
Teとほぼ正比例の関係にあるため、エンジン回転速度
Neと吸入空気量Qaを基にして同様にエンジントルク
Teを求めることも可能である。
【0022】また、クラッチ伝達トルク検出手段は、ス
トロークセンサ31の出力信号を受け、この信号を基に
クラッチ伝達トルクTcを求める構成となっている。つ
まり、油圧シリンダ16のストローク(クラッチ接続方
向のストローク)Yと摩擦係合機構の圧接力Pcは、図
3の(オ)の特性図に示すような一定の関係があり、ま
た、圧接力Pcとクラッチ伝達トルクTcは同図(カ)
の特性図に示すようなほぼ正比例の関係にあることか
ら、クラッチ伝達トルク検出手段には、ストロークYと
圧接力Pc、圧接力Pcとクラッチ伝達トルクTcの関
係式が記憶させてあり、この検出手段にストロークYの
信号が入力されると、対応するクラッチ伝達トルクTc
が演算によって求められるようになっている。
トロークセンサ31の出力信号を受け、この信号を基に
クラッチ伝達トルクTcを求める構成となっている。つ
まり、油圧シリンダ16のストローク(クラッチ接続方
向のストローク)Yと摩擦係合機構の圧接力Pcは、図
3の(オ)の特性図に示すような一定の関係があり、ま
た、圧接力Pcとクラッチ伝達トルクTcは同図(カ)
の特性図に示すようなほぼ正比例の関係にあることか
ら、クラッチ伝達トルク検出手段には、ストロークYと
圧接力Pc、圧接力Pcとクラッチ伝達トルクTcの関
係式が記憶させてあり、この検出手段にストロークYの
信号が入力されると、対応するクラッチ伝達トルクTc
が演算によって求められるようになっている。
【0023】さらに、トルク比較手段は、エンジントル
ク検出手段とクラッチ伝達トルク検出手段の出力信号を
受け、車両発進時や加速時のようにエンジントルクTe
がクラッチ伝達トルクTcよりも大きい場合には、エン
ジントルクTeに対するクラッチ伝達トルクTcの比を
求め、逆に、エンジンブレーキ作動時のようにエンジン
トルクTeがクラッチ伝達トルクTcよりも小さい場合
には、クラッチ伝達トルクTcに対するエンジントルク
Teの比を求める構成となっている。
ク検出手段とクラッチ伝達トルク検出手段の出力信号を
受け、車両発進時や加速時のようにエンジントルクTe
がクラッチ伝達トルクTcよりも大きい場合には、エン
ジントルクTeに対するクラッチ伝達トルクTcの比を
求め、逆に、エンジンブレーキ作動時のようにエンジン
トルクTeがクラッチ伝達トルクTcよりも小さい場合
には、クラッチ伝達トルクTcに対するエンジントルク
Teの比を求める構成となっている。
【0024】そして、ストローク制御手段は、トルク比
較手段の出力信号を受け、エンジントルクTeに対する
クラッチ伝達トルクTcの比、または、クラッチ伝達ト
ルクTcに対するエンジントルクTeの比に応じた制御
電流iを電磁弁18に出力するようになっている。具体
的には、ストローク制御手段には、図3の(イ),
(イ’)の線図に夫々示されるようなTe,Tcと目標
ストロークY0の2つの関係式が記憶させてあり、エン
ジントルクTeがクラッチ伝達トルクTcよりも大きい
場合には、図3(イ)の関係にしたがってTc/Teか
ら目標ストロークY 0が決定され、逆に、エンジントル
クTeがクラッチ伝達トルクTcよりも小さい場合に
は、図3の(イ’)の関係にしたがってTe/Tcから
目標ストロークY0が決定され、夫々の場合に目標スト
ロークY0を得るべく制御電流iを電磁弁18に出力す
るようになっている。このため、エンジントルクTeと
クラッチ伝達トルクTcの比(Tc/TeまたはTe/
Tc)が大きい場合には、油圧シリンダ16がストロー
クを小さくするように制御され、両者の比が小さくなる
にしたがって油圧シリンダ16がストロークを大きくす
るように制御される。
較手段の出力信号を受け、エンジントルクTeに対する
クラッチ伝達トルクTcの比、または、クラッチ伝達ト
ルクTcに対するエンジントルクTeの比に応じた制御
電流iを電磁弁18に出力するようになっている。具体
的には、ストローク制御手段には、図3の(イ),
(イ’)の線図に夫々示されるようなTe,Tcと目標
ストロークY0の2つの関係式が記憶させてあり、エン
ジントルクTeがクラッチ伝達トルクTcよりも大きい
場合には、図3(イ)の関係にしたがってTc/Teか
ら目標ストロークY 0が決定され、逆に、エンジントル
クTeがクラッチ伝達トルクTcよりも小さい場合に
は、図3の(イ’)の関係にしたがってTe/Tcから
目標ストロークY0が決定され、夫々の場合に目標スト
ロークY0を得るべく制御電流iを電磁弁18に出力す
るようになっている。このため、エンジントルクTeと
クラッチ伝達トルクTcの比(Tc/TeまたはTe/
Tc)が大きい場合には、油圧シリンダ16がストロー
クを小さくするように制御され、両者の比が小さくなる
にしたがって油圧シリンダ16がストロークを大きくす
るように制御される。
【0025】以下、この車両用自動クラッチ1の作動を
コントローラ19の制御を中心として図3〜図5を参照
して説明する。
コントローラ19の制御を中心として図3〜図5を参照
して説明する。
【0026】車両を発進する場合に、ギヤシフトレバー
38をニュートラルから第1速に入れようとして運転者
がギヤシフトレバー38を把持すると、ギヤシフトレバ
ー・スイッチ30からクラッチ遮断信号であるオン信号
がコントローラ19に入力される。すると、コントロー
ラ19は、図4のステップ100においてこの信号を受
け、つづくステップ101において、電磁弁18に最大
電流を出力して油圧シリンダ16(レリーズレバー1
4)をXmaxまで変位させ、レリーズベアリング12と
ダイヤフラムスプリング11を介してプレッシャプレー
ト10をクラッチディスク8から速やかに離反させる
(クラッチを遮断する)。尚、以下において、油圧シリ
ンダ16のストロークの大小はXmaxから0方向に向か
うストロークの大小についてを言うものとする。
38をニュートラルから第1速に入れようとして運転者
がギヤシフトレバー38を把持すると、ギヤシフトレバ
ー・スイッチ30からクラッチ遮断信号であるオン信号
がコントローラ19に入力される。すると、コントロー
ラ19は、図4のステップ100においてこの信号を受
け、つづくステップ101において、電磁弁18に最大
電流を出力して油圧シリンダ16(レリーズレバー1
4)をXmaxまで変位させ、レリーズベアリング12と
ダイヤフラムスプリング11を介してプレッシャプレー
ト10をクラッチディスク8から速やかに離反させる
(クラッチを遮断する)。尚、以下において、油圧シリ
ンダ16のストロークの大小はXmaxから0方向に向か
うストロークの大小についてを言うものとする。
【0027】つづいて、運転者がレバー操作を完了する
と、ステップ102においてギアポジションセンサ34
からの信号を基に変速機のギヤシフトが完了したかどう
かが確認され、ギヤシフトが完了した場合にのみ次のス
テップ103に進む。そして、ステップ103において
はクラッチ接続信号であるオフ信号がギアシフトレバー
スイッチ30からコントローラ19に出力され、その結
果コントローラ19は、次のステップ104において、
油圧シリンダ16(レリーズレバー14)をギヤシフト
可能な最短位置(図5中のp位置)までストロークさせ
る(同図中のc点参照。)。この後、ステップ105に
おいて、ギヤポジションセンサ34とエンジン回転速度
センサ32からの信号を受け、つづくステップ106に
おいて、エンジン回転速度が1000rpm以上という条
件を満たすかどうかの判断が為され、この条件を満たし
ていなければステップ105に戻り、満たしていればス
テップ107に進んで、油圧シリンダ16(レリーズレ
バー14)をクラッチ接続開始位置(図5中のq,r間
の位置)まで変位させる(同図中のe点参照。)。尚、
図5中のqはクッショニングプレート15の撓み開始位
置を示し、rは車両の発進開始位置を示す。
と、ステップ102においてギアポジションセンサ34
からの信号を基に変速機のギヤシフトが完了したかどう
かが確認され、ギヤシフトが完了した場合にのみ次のス
テップ103に進む。そして、ステップ103において
はクラッチ接続信号であるオフ信号がギアシフトレバー
スイッチ30からコントローラ19に出力され、その結
果コントローラ19は、次のステップ104において、
油圧シリンダ16(レリーズレバー14)をギヤシフト
可能な最短位置(図5中のp位置)までストロークさせ
る(同図中のc点参照。)。この後、ステップ105に
おいて、ギヤポジションセンサ34とエンジン回転速度
センサ32からの信号を受け、つづくステップ106に
おいて、エンジン回転速度が1000rpm以上という条
件を満たすかどうかの判断が為され、この条件を満たし
ていなければステップ105に戻り、満たしていればス
テップ107に進んで、油圧シリンダ16(レリーズレ
バー14)をクラッチ接続開始位置(図5中のq,r間
の位置)まで変位させる(同図中のe点参照。)。尚、
図5中のqはクッショニングプレート15の撓み開始位
置を示し、rは車両の発進開始位置を示す。
【0028】この後、ステップ108において、コント
ローラ19にエンジン回転速度センサ32、スロットル
開度センサ35、ストロークセンサ31の各信号が取り
入れられ、つづく、ステップ109において、これらの
信号を基にエンジントルクTeとクラッチ伝達トルクT
cを演算し、さらに、ステップ110においてこれらの
比Tc/Teを、そしてステップ111において油圧シ
リンダ16の目標ストロークY0を夫々順次演算し(図
3中の(イ)参照。)、この後のステップ112におい
て、目標ストロークY0を得るべく制御電流iを電磁弁
18に出力する(図3中の(ウ)参照。)。この結果、
油圧シリンダ16が実際にストロークして(同図中
(エ)参照。)摩擦係合機構がこのストロークに対応す
る圧接力Pcを発生し(同図中(オ)参照。)、この圧
接力Pcに対応したクラッチ伝達トルクTcが得られる
(同図中(カ)参照。)。
ローラ19にエンジン回転速度センサ32、スロットル
開度センサ35、ストロークセンサ31の各信号が取り
入れられ、つづく、ステップ109において、これらの
信号を基にエンジントルクTeとクラッチ伝達トルクT
cを演算し、さらに、ステップ110においてこれらの
比Tc/Teを、そしてステップ111において油圧シ
リンダ16の目標ストロークY0を夫々順次演算し(図
3中の(イ)参照。)、この後のステップ112におい
て、目標ストロークY0を得るべく制御電流iを電磁弁
18に出力する(図3中の(ウ)参照。)。この結果、
油圧シリンダ16が実際にストロークして(同図中
(エ)参照。)摩擦係合機構がこのストロークに対応す
る圧接力Pcを発生し(同図中(オ)参照。)、この圧
接力Pcに対応したクラッチ伝達トルクTcが得られる
(同図中(カ)参照。)。
【0029】さらにこの後、ステップ113において、
コントローラ19にエンジン回転速度センサ32と出力
回転速度センサ33の信号が取り入れられ、次のステッ
プ114において、エンジン回転速度と出力回転速度が
一致しているかどうかを判断する。そして、このときエ
ンジン回転速度と出力回転速度が一致していなければ再
びステップ108に戻り、一致していれば次のステップ
115に進む。
コントローラ19にエンジン回転速度センサ32と出力
回転速度センサ33の信号が取り入れられ、次のステッ
プ114において、エンジン回転速度と出力回転速度が
一致しているかどうかを判断する。そして、このときエ
ンジン回転速度と出力回転速度が一致していなければ再
びステップ108に戻り、一致していれば次のステップ
115に進む。
【0030】ステップ114からステップ108に戻っ
た場合には、同ステップ108において、コントローラ
19に再度エンジン回転速度センサ32、スロットル開
度センサ35、ストロークセンサ31の各信号が取り入
れられるが、このとき少なくとも油圧シリンダ16は前
回ステップ112でストロークさせた分だけ増加してい
る。このため、この後ステップ109で演算されるクラ
ッチ伝達トルクTcの値は、エンジン回転速度が変化し
ていなければ油圧シリンダ16のストロークの増加と共
に増加する。さらに、このときスロットル開度も増加し
ていなければ、ステップ110で演算されるTc/Te
の値が増加するため、次のステップ111で演算される
目標ストロークY0は、例えば、図3の(イ)のY02か
らY03のように増加し、つづくステップ112の出力の
結果得られるクラッチ伝達トルクTcも図3の(カ)の
Tc2からTc3のように増加する。尚、アクセルペダル
の急激な踏み込みによるスロットル開度の増加等によ
り、クラッチ伝達トルクTcの増加以上にエンジントル
クTeが増加した場合には、目標ストロークY0は、例
えば、図3の(イ)のY02からY01のように減少し、そ
れに伴ってクラッチ伝達トルクTcも図3の(カ)のT
c2からTc1のように減少する。したがって、ステップ
108からステップ114に進み再びステップ108に
戻るこのループが繰り返されると、エンジントルクTe
とクラッチ伝達トルクTcの比に応じて油圧シリンダ1
6(レリーズレバー14)のストロークが徐々に調整さ
れる。
た場合には、同ステップ108において、コントローラ
19に再度エンジン回転速度センサ32、スロットル開
度センサ35、ストロークセンサ31の各信号が取り入
れられるが、このとき少なくとも油圧シリンダ16は前
回ステップ112でストロークさせた分だけ増加してい
る。このため、この後ステップ109で演算されるクラ
ッチ伝達トルクTcの値は、エンジン回転速度が変化し
ていなければ油圧シリンダ16のストロークの増加と共
に増加する。さらに、このときスロットル開度も増加し
ていなければ、ステップ110で演算されるTc/Te
の値が増加するため、次のステップ111で演算される
目標ストロークY0は、例えば、図3の(イ)のY02か
らY03のように増加し、つづくステップ112の出力の
結果得られるクラッチ伝達トルクTcも図3の(カ)の
Tc2からTc3のように増加する。尚、アクセルペダル
の急激な踏み込みによるスロットル開度の増加等によ
り、クラッチ伝達トルクTcの増加以上にエンジントル
クTeが増加した場合には、目標ストロークY0は、例
えば、図3の(イ)のY02からY01のように減少し、そ
れに伴ってクラッチ伝達トルクTcも図3の(カ)のT
c2からTc1のように減少する。したがって、ステップ
108からステップ114に進み再びステップ108に
戻るこのループが繰り返されると、エンジントルクTe
とクラッチ伝達トルクTcの比に応じて油圧シリンダ1
6(レリーズレバー14)のストロークが徐々に調整さ
れる。
【0031】また、上記のループの結果、エンジン回転
速度と出力側回転速度が一致するようになって、ステッ
プ114からステップ115に進むと、同ステップ11
5においては、電磁弁18に出力する制御電流iを0に
して、油圧シリンダ16(レリーズレバー14)を初期
位置へと戻し、ここで車両の発進のためのすべての制御
を終了する。
速度と出力側回転速度が一致するようになって、ステッ
プ114からステップ115に進むと、同ステップ11
5においては、電磁弁18に出力する制御電流iを0に
して、油圧シリンダ16(レリーズレバー14)を初期
位置へと戻し、ここで車両の発進のためのすべての制御
を終了する。
【0032】この自動クラッチは以上のように、エンジ
ントルクTeとクラッチ伝達トルクTcの比に応じて油
圧シリンダ16のストロークを制御しているため、エン
ジントルクTeとクラッチ伝達トルクTcの開きが大き
い状態において急激にクラッチの接続が行われることは
なく、したがって、乗員にクラッチの接続に伴う不快感
を与えることはない。
ントルクTeとクラッチ伝達トルクTcの比に応じて油
圧シリンダ16のストロークを制御しているため、エン
ジントルクTeとクラッチ伝達トルクTcの開きが大き
い状態において急激にクラッチの接続が行われることは
なく、したがって、乗員にクラッチの接続に伴う不快感
を与えることはない。
【0033】尚、以上では車両の発進時について説明し
たが、車両走行時におけるギヤシフトの際にも同様の制
御、つまり、エンジントルクTeとクラッチ伝達トルク
Tcの比に応じた油圧シリンダ16のストロークの制御
が行われる。ただし、エンジンブレーキの作動するダウ
ンシフトの場合には、エンジントルクTeがクラッチ伝
達トルクTcよりも小さいため、油圧シリンダ16の目
標ストロークY0は、図3の(イ’)にしたがってクラ
ッチ伝達トルクTcに対するエンジントルクTeの比T
e/Tcに応じた値に決定される。
たが、車両走行時におけるギヤシフトの際にも同様の制
御、つまり、エンジントルクTeとクラッチ伝達トルク
Tcの比に応じた油圧シリンダ16のストロークの制御
が行われる。ただし、エンジンブレーキの作動するダウ
ンシフトの場合には、エンジントルクTeがクラッチ伝
達トルクTcよりも小さいため、油圧シリンダ16の目
標ストロークY0は、図3の(イ’)にしたがってクラ
ッチ伝達トルクTcに対するエンジントルクTeの比T
e/Tcに応じた値に決定される。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、操作アクチュエ
ータが、エンジントルクとクラッチ伝達トルクの比較量
に応じたストロークに制御されることとなるため、クラ
ッチ接続時にクラッチでトルクの急激な変化が起こるこ
とがなくなり、常に円滑なクラッチの接続が可能にな
る。したがって、乗員にクラッチ接続に伴う不快感を与
えることがなくなり、車両の乗り心地を向上させること
ができる。
ータが、エンジントルクとクラッチ伝達トルクの比較量
に応じたストロークに制御されることとなるため、クラ
ッチ接続時にクラッチでトルクの急激な変化が起こるこ
とがなくなり、常に円滑なクラッチの接続が可能にな
る。したがって、乗員にクラッチ接続に伴う不快感を与
えることがなくなり、車両の乗り心地を向上させること
ができる。
【図1】本発明を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態を示す全体概略構成
図。
図。
【図3】同実施の形態のフローを示すブロック図。
【図4】同実施の形態を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態を示すもので、レリーズレバー変
位と、時間,レリーズリバー荷重,押付荷重との関係を
示す線図。
位と、時間,レリーズリバー荷重,押付荷重との関係を
示す線図。
1…車両用自動クラッチ、 5…フライホイール(エンジン側摩擦要素)、 8…クラッチディスク(駆動輪側摩擦要素)、 10…プレッシャプレート(エンジン側摩擦要素)、 16…油圧シリンダ(操作アクチュエータ)、 18…電磁弁(操作アクチュエータ)、 19…コントローラ、 32…エンジン回転速度センサ、 35…スロットル開度センサ。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジン側摩擦要素と駆動輪側摩擦要素
を近接離反させてトルクの伝達と遮断を行う摩擦係合機
構と、この摩擦係合機構を接続方向と遮断方向に変位さ
せる操作アクチュエータと、エンジントルクを検出する
エンジントルク検出手段と、前記摩擦係合機構でのクラ
ッチ伝達トルクを検出するクラッチ伝達トルク検出手段
と、この両検出手段で検出したエンジントルクとクラッ
チ伝達トルクを比較するトルク比較手段と、このトルク
比較手段で両トルクを比較した結果に応じて前記操作ア
クチュエータのストロークを制御するストローク制御手
段と、を備えたことを特徴とする車両用自動クラッチ。 - 【請求項2】 前記トルク比較手段は、エンジントルク
がクラッチ伝達トルクよりも大きい場合には、エンジン
トルクに対するクラッチ伝達トルクの比を求め、エンジ
ントルクがクラッチ伝達トルクよりも小さい場合には、
クラッチ伝達トルクに対するエンジントルクの比を求
め、前記ストローク制御手段は、エンジントルクがクラ
ッチ伝達トルクよりも大きい場合と、小さい場合とで、
前記トルク比較手段で求めた夫々の比に応じた量だけ操
作アクチュエータをストロークさせることを特徴とする
請求項1に記載の車両用自動クラッチ。 - 【請求項3】 前記エンジントルク検出手段は、エンジ
ン回転速度センサと、スロットル開度センサとを備え、
両センサの検出値からエンジン回転速度に対するスロッ
トル開度の比を求め、その比を基にしてエンジントルク
を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の車
両用自動クラッチ。 - 【請求項4】 前記エンジントルク検出手段は、エンジ
ン回転速度センサと、エンジンの吸入空気量検出センサ
とを備え、両センサの検出値からエンジン回転速度に対
する吸入空気量の比を求め、その比を基にしてエンジン
トルクを求めることを特徴とする請求項1または2に記
載の車両用自動クラッチ。 - 【請求項5】 前記クラッチ伝達トルク検出手段は、操
作アクチュエータのストロークを検出するストローク検
出センサを備え、このセンサの検出値から摩擦係合機構
の摩擦要素間の圧接力を求め、その圧接力からクラッチ
伝達トルクを求めることを特徴とする請求項1,2,3
または4に記載の車両用自動クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8033209A JPH09229091A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 車両用自動クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8033209A JPH09229091A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 車両用自動クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09229091A true JPH09229091A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12380074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8033209A Withdrawn JPH09229091A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 車両用自動クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09229091A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010175045A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ制御装置 |
| JP2023135931A (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-29 | 株式会社Subaru | クラッチ制御システム |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP8033209A patent/JPH09229091A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010175045A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ制御装置 |
| JP2023135931A (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-29 | 株式会社Subaru | クラッチ制御システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |