JPH09229101A - Lt型ドラムブレーキ - Google Patents

Lt型ドラムブレーキ

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JPH09229101A
JPH09229101A JP3664996A JP3664996A JPH09229101A JP H09229101 A JPH09229101 A JP H09229101A JP 3664996 A JP3664996 A JP 3664996A JP 3664996 A JP3664996 A JP 3664996A JP H09229101 A JPH09229101 A JP H09229101A
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Shoichi Suzukawa
昭一 鈴川
Junji Kato
純二 加藤
Takeshi Araki
剛 荒木
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LT(リーディング・トレーリング)型ドラ
ムブレーキにおいて、1kHz程度以下の低周波のブレ
ーキ鳴きを簡単な方法で低減する。 【解決手段】 1kHz程度以下の低周波のブレーキ鳴
き時に比較的大きく振動するリーディングシュー12の
ホイールシリンダ30側の端部付近を、第3のシューホ
ルドダウン装置50によってバッキングプレート10に
押圧し、振動の発生を抑制するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLT(リーディング
・トレーリング)型ドラムブレーキに係り、特に、1k
Hz程度以下の低周波のブレーキ鳴きを低減する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a) バッキングプレートに拡開可能に配設された一対の
リーディングシューおよびトレーリングシューと、(b)
そのリーディングシューおよびトレーリングシューの各
々の中央部付近に配設されて、それ等を前記バッキング
プレートに押圧する一対のシューホルドダウン装置と、
(c) 前記バッキングプレートに一体的に固設されて前記
リーディングシューおよびトレーリングシューの相対向
する一端部を支持するアンカと、(d) 前記バッキングプ
レートに位置固定に配設され、前記リーディングシュー
およびトレーリングシューの相対向する他端部を外側へ
離間させてブレーキドラムに押圧するホイールシリンダ
とを有するLT型ドラムブレーキが、車両用ブレーキと
して広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなLT型ドラ
ムブレーキにおいては、1kHz程度以下の低周波のブ
レーキ鳴き(音質クー音、グー音)が問題となっている
が、簡単な低減対策は未だ見い出されていない。本発明
は、かかる低周波のブレーキ鳴きを簡単な方法で低減す
ることを目的として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、前記(a) 一対のリーディングシューお
よびトレーリングシューと、(b) 一対のシューホルドダ
ウン装置と、(c) アンカと、(d) ホイールシリンダとを
有するLT型ドラムブレーキにおいて、(e) 前記リーデ
ィングシューの前記他端部側に配設され、その他端部付
近を前記バッキングプレートに押圧する第3のシューホ
ルドダウン装置を有することを特徴とする。
【0005】
【発明の効果】すなわち、ブレーキ鳴きはブレーキシュ
ーの振動に起因して発生するものであるが、1kHz程
度以下の低周波のブレーキ鳴きについてブレーキシュー
各部の振動の大きさを調べてみると、リーディングシュ
ーのホイールシリンダ側部分の振動が大きく、この部分
の振動を抑制すれば低周波のブレーキ鳴きを効果的に低
減できるのであり、本発明では第3のシューホルドダウ
ン装置を用いてその部分をバッキングプレートに押圧す
るようにしたのである。これにより、大幅な設計変更を
行うことなく簡単且つ安価に低周波のブレーキ鳴きを低
減することができた。
【0006】
【発明の実施の形態】ここで、第3のシューホルドダウ
ン装置としては、例えば圧縮コイルスプリングや板ばね
などのばね部材のばね力でブレーキシューをバッキング
プレートに押圧する従来から良く知られているシューホ
ルドダウン装置をそのまま利用することが可能である。
但し、その押圧力については、ブレーキ鳴きが最小とな
るように実験などにより適宜設定すれば良い。
【0007】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である車両
用のLT型ドラムブレーキの正面図で、車体に一体的に
固設される略円板形状のバッキングプレート10には、
円弧形状を成す一対のリーディングシュー12およびト
レーリングシュー14(以下、特に区別しない場合は単
にブレーキシュー12,14という)が拡開可能、すな
わち図1における左右方向の移動可能に配設されてい
る。ブレーキシュー12,14は、バッキングプレート
10と略平行なシューウェブ12a,14aと、そのシ
ューウェブ12a,14aの外周側端縁に略垂直、すな
わち断面がT字形状を成すように固設されたシューリム
12b,14bと、そのシューリム12b,14bの外
周面に固設されたライニング12c,14cとを一体的
に備えているとともに、シューウェブ12a,14aの
中央部付近にはそれぞれシューホルドダウン装置16,
18が配設され、ばね部材のばね力によりバッキングプ
レート10に上記拡開方向への移動可能に押圧されてい
る。
【0008】一方のシューホルドダウン装置16につい
て具体的に説明すると、図2の断面図から明らかなよう
に、一端部においてバッキングプレート10に係止され
るとともにシューウェブ12aに設けられた円穴12d
に遊びを持って挿通させられた棒状のシューホルドダウ
ンピン20と、そのシューホルドダウンピン20のシュ
ーウェブ12aから上方、すなわちバッキングプレート
10と反対側へ突き出す部分に配設された一対のばね受
け22,24と、それ等のばね受け22,24間に予圧
縮状態で配設されたばね部材としての圧縮コイルスプリ
ング26とを備えて構成されている。シューホルドダウ
ンピン20には偏平な頭部20aが設けられており、上
側のばね受け22に形成された挿通穴を挿通して軸心ま
わりに略90°相対回転させられることにより、そのば
ね受け22に抜出し不能に係止され、これにより圧縮コ
イルスプリング26の付勢力が下側のばね受け24を介
してシューシェブ12aに作用させられ、シューリム1
2bがバッキングプレート10に押圧される。他方のシ
ューホルドダウン装置18も全く同じ構成である。
【0009】ブレーキシュー12,14のシューウェブ
12a,14aの相対向する一端部、すなわち図1にお
ける下方側の端部は、バッキングプレート10上に固設
されたアンカ28に当接させられて支持されている一
方、シューウェブ12a,14aの他端部すなわち図1
における上方側の端部は、同じくバッキングプレート1
0上に位置固定に配設されたホイールシリンダ30の両
端部に係合させられている。アンカ28はフローティン
グ式、すなわちシューウェブ12a,14aを離間可能
に係止しており、それ等のシューウェブ12a,14a
間に配設された引張コイルスプリング32により、常に
はシューウェブ12a,14aの一端部がアンカ28に
当接させられるようになっている。ホイールシリンダ3
0は、フットブレーキなどのサービスブレーキ時の操作
に従ってブレーキ油圧が供給されることにより両側へ突
き出す一対のピストンを備えており、そのピストンによ
って両ブレーキシュー12,14の他端部がそれぞれ外
側(図の左右方向)へ離間させられることにより、車輪
と共に回転するブレーキドラム34の内周面にライニン
グ12c,14cが押圧されて制動力を発生する。な
お、車両前進時におけるブレーキドラム34の回転方向
は、白抜きの矢印Aで示す右まわり方向である。
【0010】また、両ブレーキシュー12,14間であ
って他端部側、すなわち図1における上端部付近には、
上記ホイールシリンダ30に隣接してストラット部材3
6が架け渡されている。ストラット部材36の回りには
リターンスプリング38が配設されているとともに、そ
の両端部はブレーキシュー12,14に掛け止められて
おり、ホイールシリンダ30の油圧が低下するとリター
ンスプリング38の付勢力に従って両ブレーキシュー1
2,14は互いに接近させられ、ストラット部材36の
両端部に係合させられて近接位置(待機位置)が規定さ
れるようになっている。また、一方のブレーキシュー
(トレーリングシュー)14にはパーキングレバー42
が連結ピン44まわりの回動可能に取り付けられてお
り、パーキングブレーキ用のケーブル46を介して連結
ピン44の左まわりに回動させられることによりストラ
ット部材36と係合させられ、そのストラット部材36
を介してリーディングシュー12が外側へ変位させられ
てブレーキドラム34に押圧されるとともに、その反力
で連結ピン44、更にはトレーリングシュー14が外側
へ変位させられてブレーキドラム34に押圧される。ス
トラット部材36はねじによって伸縮可能とされている
とともに、シュー間隙自動調節機構40によりブレーキ
シュー12,14の移動量の増大に伴って伸長させら
れ、両ブレーキシュー12,14の待機位置を互いに離
間させることにより、ライニング12c,14cの摩耗
に拘らずブレーキドラム34との間の隙間を所定の範囲
内に維持するようになっている。
【0011】ここで、本実施例のLT型ドラムブレーキ
は、前記シューホルドダウン装置16と同様に構成され
た第3のシューホルドダウン装置50がリーディングシ
ュー12の他端部側、すなわちホイールシリンダ30側
の部分に配設され、そのリーディングシュー12の他端
部付近についてもバッキングプレート10に押圧するよ
うになっている。これにより、大幅な設計変更を行うこ
となく簡単且つ安価に低周波のブレーキ鳴きを低減する
ことができる。すなわち、本発明者等の研究では、1k
Hz程度以下の低周波のブレーキ鳴きについては、リー
ディングシュー12のホイールシリンダ30側部分の振
動が大きく影響しており、この部分に第3のシューホル
ドダウン装置50を配設して振動を抑制することによ
り、低周波のブレーキ鳴きが効果的に低減されるのであ
る。
【0012】なお、3つのシューホルドダウン装置1
6,18,50の押圧力、すなわち圧縮コイルスプリン
グ(26)の組付け荷重や弾性係数などは必ずしも同じ
である必要はなく、実験等により適宜定められる。
【0013】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも本発明の一実施形態
であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,
改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるLT型ドラムブレーキ
の正面図である。
【図2】図1の実施例におけるシューホルドダウン装置
付近の断面図である。
【符号の説明】
10:バッキングプレート 12:リーディングシュー 14:トレーリングシュー 16,18:シューホルドダウン装置 30:ホイールシリンダ 50:第3のシューホルドダウン装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッキングプレートに拡開可能に配設さ
    れた一対のリーディングシューおよびトレーリングシュ
    ーと、 該リーディングシューおよびトレーリングシューの各々
    の中央部付近に配設されて、それ等を前記バッキングプ
    レートに押圧する一対のシューホルドダウン装置と、 前記バッキングプレートに一体的に固設されて前記リー
    ディングシューおよびトレーリングシューの相対向する
    一端部を支持するアンカと、 前記バッキングプレートに位置固定に配設され、前記リ
    ーディングシューおよびトレーリングシューの相対向す
    る他端部を外側へ離間させてブレーキドラムに押圧する
    ホイールシリンダとを有するLT型ドラムブレーキにお
    いて、 前記リーディングシューの前記他端部側に配設され、該
    他端部付近を前記バッキングプレートに押圧する第3の
    シューホルドダウン装置を有することを特徴とするLT
    型ドラムブレーキ。
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