JPH09229123A - ガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工方法 - Google Patents

ガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工方法

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JPH09229123A
JPH09229123A JP5534796A JP5534796A JPH09229123A JP H09229123 A JPH09229123 A JP H09229123A JP 5534796 A JP5534796 A JP 5534796A JP 5534796 A JP5534796 A JP 5534796A JP H09229123 A JPH09229123 A JP H09229123A
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Yuji Ueda
雄司 上田
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八郎 長森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ溝の加工性を向上させ、且つ加工ロ
ーラとガイドローラとの取付構造を簡素化すること。 【解決手段】 ガスシリンダ装置のシリンダ2の内周
に、伸側減衰力を発生可能とするシリンダ溝6を成形す
るガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置20におい
て、シリンダ内に収容可能とされ、加工ローラ26が突
出状態で回転自在に配設されるとともに、この加工ロー
ラと同軸状態でガイドローラ24が配設されたスライド
部材21と、シリンダ内に収容可能とされ、メイン案内
面27及び第1〜第4サブ案内面28A〜28Dが連設
されたガイド部材22とを有し、サブ案内面がスライド
部材のガイドローラを案内して、加工ローラをシリンダ
の内面に非当接状態とし、メイン案内面が、スライド部
材のガイドローラを案内して、加工ローラをシリンダの
内面に当接させてこのシリンダを外方へ膨出可能とし、
スライド部材のシリンダ及びガイド部材に対する相対移
動により加工ローラにてシリンダ溝を成形するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダの内面に
軸方向に沿ってシリンダ溝が形成され、このシリンダ内
に封入されたガスの反力によりロッドを押し出すガスシ
リンダ装置であって、上記シリンダ溝を加工するガスシ
リンダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工方向に関す
る。
【0002】
【従来の技術】四輪自動車には、車体に対し水平軸まわ
りに開閉される後部ドアと上記車体との間にガスシリン
ダ装置が配設され、このガスシリンダ装置からのアシス
ト力により、後部ドアの開放時に必要とされる力を軽減
できるようにしたものがある。このようなガスシリンダ
装置のうちには、図4に示すように、ロッド5がシリン
ダ2から押し出される伸長行程における伸び切り時の制
動を良好にしたものがある。
【0003】つまり、この種のガスシリンダ装置1は、
エア等のガスが封入されたシリンダ2内に、このシリン
ダ2内をピストン側室3Aとロッド側室3Bとに区画す
るピストン4が摺動自在に配設され、このピストン4に
ロッド5の一端が固定され、このロッド5がシリンダ2
から押し出し可能に設けられるとともに、上記シリンダ
2の内周にシリンダ溝6がシリンダ2の軸方向に沿って
形成されている。
【0004】従って、このガスシリンダ装置1では、ロ
ッド5がシリンダ2内に収納される圧縮行程において、
ピストン側室3A内のガス(エア等)が、ピストン4に
配置されたチェック弁7及び上記シリンダ溝6を通って
ロッド側室3Bへ流れるので、減衰力が殆ど発生せず、
ガスシリンダ装置1の圧縮行程を迅速に実施することが
できる。
【0005】また、ガスシリンダ装置1の伸長行程にお
いては、ピストン4のチェック弁7が閉弁状態になるの
で、ロッド側室3B内でのガスがシリンダ溝6を通って
ピストン側室3Aに流れるときの流動抵抗により伸側減
衰力が発生する。一方、このガスシリンダ装置1の伸長
行程では、ピストン側室3A内のガスの反力がピストン
4を介してロッド5に作用し、このロッド5をガスシリ
ンダ装置1の伸長方向に押し出すが、上記伸側減衰力に
よりこのロッド5の伸長方向への押し出し速度(伸び速
度)がコントロールされる。
【0006】更に、ガスシリンダ装置1の伸長行程にお
ける伸び切り時に、ピストン4がシリンダ溝6の形成さ
れていない領域に至り、シリンダ2、ピストン4及びシ
リンダ2の開放端に配置されたロッドガイド8に囲まれ
てガスロック室が形成され、この伸び切り時の制動が良
好に実施される。尚、図4中の符号9はガスシールを示
す。
【0007】ところで、上述のガスシリンダ装置1のシ
リンダ2にシリンダ溝6を形成する従来の加工方法とし
て、図5(A)及び(B)に示すようなバルジ加工方法
がある。このバルジ加工方法は、シリンダ溝6と同一形
状の加工凸部10を備えた第1内型11と、第2内型1
2とを、シリンダ溝6未加工のシリンダ2内に挿入し、
シリンダ溝6と同一形状の加工凹部13を備えた外型1
4を、シリンダ2を挟み第1内型11と対向して配置
し、第1内型11及び第2内型12間に楔形状のポンチ
15を押し込むことにより、第1内型11の加工凸部1
0をシリンダ2に押し付けて膨出させ、この第1内型1
1の加工凸部10と外型14の加工凹部13とによりシ
リンダ溝6を成形するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のバル
ジ加工方法では、シリンダ2内への第1内型11及び第
2内型12の挿入作業や、第1内型11及び第2内型1
2からポンチ15を抜き出した後、第1内型11及び第
2内型12をシリンダ2から引き出す内型11、12の
引き出し作業が面倒となる。また、第1内型11の加工
凸部10は、シリンダ溝6の全長にわたり形成されてお
り、従って、この第1内型11の加工凸部10によりシ
リンダ溝6の全長を同時に成形することから、ポンチ1
5の押し込み加工力が大きくなってしまう。これらのこ
とから、このバルジ加工方法では、シリンダ溝6の加工
性が必ずしも良好であるとはいえない。
【0009】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、シリンダ溝の加工性を向上させるこ
とができるとともに、加工ローラ及びガイドローラの取
付構造を簡素化できるガスシリンダ装置のシリンダ溝加
工装置及び加工方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ガスが封入されたシリンダ内に、ロッドを備えたピ
ストンが摺動自在に配設されて、上記ガスの反力により
上記ロッドを押し出し可能とするガスシリンダ装置であ
って、上記シリンダの内周に、上記ロッドの押し出し行
程で伸側減衰力を発生可能とするシリンダ溝を上記シリ
ンダの軸方向に成形するガスシリンダ装置のシリンダ溝
加工装置において、上記シリンダ内に収容可能とされ、
加工ローラが突出状態で回転自在に配設されるととも
に、この加工ローラと同軸状態でガイドローラが配設さ
れたスライド部材と、上記シリンダ内に収容可能とさ
れ、メイン案内面及びサブ案内面が連設されたガイド部
材とを有し、上記サブ案内面が、上記スライド部材の上
記ガイドローラを案内して、上記加工ローラを上記シリ
ンダの内面に非当接状態とし、上記メイン案内面が、上
記スライド部材の上記ガイドローラを案内して、上記加
工ローラを上記シリンダの内面に当接させてこのシリン
ダを外方へ膨出可能とし、上記スライド部材を上記シリ
ンダ及び上記ガイド部材に対し上記シリンダの軸方向に
相対移動させて、上記スライド部材の上記ガイドローラ
を上記ガイド部材の上記メイン案内面にて案内させるこ
とにより、上記スライド部材の上記加工ローラにて前記
シリンダ溝を成形するようにしたものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、ガスが封入され
たシリンダ内に、ロッドを備えたピストンが摺動自在に
配設されて、上記ガスの反力により上記ロッドを押し出
し可能とするガスシリンダ装置であって、上記シリンダ
の内周に、上記ロッドの押し出し行程で伸側減衰力を発
生可能とするシリンダ溝を上記シリンダの軸方向に成形
するガスシリンダ装置のシリンダ溝加工方法において、
加工ローラが突出状態で回転自在に配設されるととも
に、この加工ローラと同軸状態でガイドローラが配設さ
れたスライド部材と、メイン案内面及びサブ案内面が連
設されたガイド部材とを、上記ガイドローラを上記サブ
案内面に接触させて、上記加工ローラを前記シリンダの
内面に非当接状態としてこのシリンダ内へ挿入し、次
に、上記スライド部材を上記ガイド部材及び上記シリン
ダに対し上記シリンダの軸方向に相対移動させて、上記
スライド部材のガイドローラを上記ガイド部材の上記メ
イン案内面にて案内させ、これにより、上記スライド部
材の上記加工ローラを上記シリンダの内面に当接してこ
のシリンダを外方へ膨出させて、この加工ローラにて前
記シリンダ溝を成形し、その後、上記スライド部材の上
記ガイドローラを上記ガイド部材のサブ案内面に接触さ
せて、上記スライド部材の加工ローラを上記シリンダの
内面に非当接状態とし、上記スライド部材及び上記ガイ
ド部材を上記シリンダから引き出すようにしたものであ
る。
【0012】請求項1又は2に記載の発明には、次の作
用がある。シリンダ及びガイド部材に対しスライド部材
を相対移動させて、スライド部材のガイドローラをガイ
ド部材のメイン案内面で案内させることにより、スライ
ド部材の加工ローラにてシリンダを外方へ膨出し、この
シリンダの内面に軸方向に沿ってシリンダ溝を成形する
ことから、スライド部材を相対移動させる簡単な操作に
てシリンダ溝を加工できる。このため、シリンダ溝の加
工性を向上させることができる。
【0013】また、スライド部材のガイドローラをガイ
ド部材のサブ案内面に接触させてスライド部材の加工ロ
ーラをシリンダの内面に非当接状態とし、この状態で、
スライド部材及びガイド部材をシリンダ内へ挿入或いは
シリンダ内から引き出すことができるので、このスライ
ド部材及びガイド部材の挿入・引き出し作業が煩雑とな
らない。従って、この点からも、シリンダ溝の加工性を
向上させることができる。
【0014】更に、加工ローラが転動状態でシリンダ内
面を外方へ膨出させてシリンダ溝を成形するので、加工
ローラとシリンダの内面とが点接触状態となり、スライ
ド部材の相対移動のために大きな加工力を必要としな
い。このため、シリンダ溝の加工性を一層向上させるこ
とができる。
【0015】また、スライド部材のガイドローラがガイ
ド部材のメイン案内面及びサブ案内面を転動して案内さ
れるので、スライド部材とガイド部材との間の摩擦抵抗
を低減できる。従って、シリンダ溝加工時のスライド部
材の引き出し力を低減でき、このため、シリンダ溝の加
工性をより一層向上させることができる。
【0016】また、加工ローラとガイドローラとが同軸
状態で配設されたので、スライド部材における上記加工
ローラ及びガイドローラの取付構造を簡素化でき、これ
ら両ローラの交換作業を容易化できる。然も、加工ロー
ラ及びガイドローラが同軸配設されたので、両ローラを
一箇所にまとめて取り付けることができ、これら両ロー
ラの取付スペースを低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1(A)〜(C)は、本発明
に係るガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工
方法の一つの実施の形態を示す縦断面図である。図2
は、図1(A)のII-II 線に沿う断面図である。図3
は、図1(B)のIII-III 線に沿う断面図である。
【0018】図1に示すガスシリンダ装置のシリンダ溝
加工装置20は、図4に示すガスシリンダ装置1のシリ
ンダ溝6をシリンダ2に成形するものであり、スライド
部材21及びガイド部材22を有して構成される。
【0019】スライド部材21は、シリンダ2内に収容
可能な長尺形状であり、先端部にローラ収納部23が形
成される。このローラ収納部23内に一対のガイドロー
ラ24が、加工ローラ26を挟むようにして収納される
(図2及び図3)。更に、スライド部材21のガイド部
材22側には、テーパ面25が形成され、このテーパ面
25に連設して支持面32が形成される。
【0020】上記加工ローラ26及びガイドローラ24
は、上述のようにローラ収納部23内に収納されるとと
もに、軸29を介し同軸状態で、スライド部材21にそ
れぞれ回転自在に軸支される。加工ローラ26は、その
一部がスライド部材21からガイド部材22と反対方向
に突出して設けられる。この加工ローラ26におけるガ
イド部材22と反対側の表面26Aにより、後述の如
く、シリンダ2の内面にシリンダ溝6が成形可能とされ
る。また、ガイドローラ24は、後述の如く、ガイド部
材22のメイン案内面27、第1サブ案内面28A、第
2サブ案内面28B、第3サブ案内面28C及び第4サ
ブ案内面28D上を転動可能とされる。
【0021】上記ガイド部材22も、シリンダ2内に収
容可能な長尺形状に構成され、図2〜図3に示すよう
に、一部の外面がシリンダ2内に嵌合可能な円周面に形
成される。また、このガイド部材22には、スライド部
材21を収納可能とするスライド部材収納部30、及び
加工ローラ26を収納する加工ローラ収納部31がそれ
ぞれ軸方向全長にわたり形成される。スライド部材収納
部30を構成する構成面としてメイン案内面27、第1
サブ案内面28A、第2サブ案内面28B、第3サブ案
内面28C及び第4サブ案内面28Dがある。
【0022】第1サブ案内面28Aは、図1(A)〜
(C)に示すように、ガイド部材22の前端側に、第4
サブ案内面28Dはガイド部材22の後端側にそれぞれ
設けられる。また、第2サブ案内面28Bは第1サブ案
内面28Aとメイン案内面27とを連設し、第3サブ案
内面28Cはメイン案内面27と第4サブ案内面28D
とを連設する。
【0023】ガイド部材22の第1サブ案内面28A及
び第4サブ案内面28Dは、スライド部材21のガイド
ローラ24を転動状態で図1(A)及び(C)の矢印A
方向に案内し、このとき、スライド部材21の加工ロー
ラ26におけるガイド部材22と反対側の表面26A
を、シリンダ2の内面に非当接状態とする。また、ガイ
ド部材22の第2サブ案内面28Bは、スライド部材2
1のガイドローラ24を転動状態で図1(B)の矢印A
方向に案内し、このとき、スライド部材21の加工ロー
ラ26の上記表面26Aをシリンダ2の内面に非当接状
態から徐々に当接状態とする。更に、ガイド部材22の
第3サブ案内面28Cは、スライド部材21のガイドロ
ーラ24を転動状態で図1(C)の矢印A方向に案内
し、このとき、スライド部材21の加工ローラ26にお
ける上記表面26Aをシリンダ2の内面への当接状態か
ら徐々に非当接状態とする。
【0024】一方、ガイド部材22のメイン案内面27
は、スライド部材21のガイドローラ24を転動状態で
図1(B)の矢印A方向に案内し、このとき、図1
(A)及び(B)の2点鎖線に示すように、スライド部
材21の加工ローラ26における上記表面26Aをシリ
ンダ2の内面に点接触状態で当接させて、このシリンダ
2を外方へ膨出可能とする。スライド部材21のガイド
ローラ24がガイド部材22のメイン案内面27に案内
された状態で、スライド部材21をガイド部材22及び
シリンダ2に対し、シリンダ2の軸方向に図1(B)の
矢印Aの向きに相対移動させることにより、スライド部
材21の加工ローラ26が転動して、この加工ローラ2
6によるシリンダ2の膨出部が連続的に形成されて、図
1(A)、(B)及び図3に示すように、シリンダ溝6
が成形可能とされる。
【0025】尚、図1(A)及び(B)中の符号33、
34は、シリンダ溝6の加工中にシリンダ2、ガイド部
材22をそれぞれ係止するシリンダ係止部材、ガイド係
止部材である。
【0026】次に、作用を説明する。スライド部材21
をガイド部材22のスライド部材収納部30内に収納
し、加工ローラ26をガイド部材22の加工ローラ収納
部31に収納し、更に、スライド部材21のガイドロー
ラ24をガイド部材22の第1サブ案内面28Aに接触
させた状態で、これらのスライド部材21及びガイド部
材22をシリンダ溝6未加工のシリンダ2内へ挿入す
る。この挿入時、スライド部材21の加工ローラ26の
うち、ガイド部材22と反対側の表面26Aは、シリン
ダ2の内面に非当接状態となる。
【0027】次に、スライド部材21をガイド部材22
及びシリンダ2に対し、シリンダ2の軸方向に図1
(A)の矢印Aの向きに相対移動させ、スライド部材2
1のガイドローラ24を転動状態でガイド部材22の第
2サブ案内面28Bに案内させて、スライド部材21の
加工ローラ26における上記表面26Aを徐々にシリン
ダ2の内面に当接させる。引き続き、スライド部材21
を上述の如く矢印A方向に相対移動させ、スライド部材
21のガイドローラ24をガイド部材22のメイン案内
面27に案内させて、ガイドローラ24及び加工ローラ
26を転動させつつ、加工ローラ26の上記表面26A
をシリンダ2の内面に点接触状態とさせて、シリンダ2
の内面に軸方向に延びるシリンダ溝6を成形する。
【0028】その後、スライド部材21をガイド部材2
2及びシリンダ2に対し、引き続き同様に相対移動させ
て、スライド部材21のガイドローラ24をガイド部材
22の第3サブ案内面28Cに転動状態で案内させ、加
工ローラ26の上記表面26Aをシリンダ2に当接状態
から非当接状態とする。こうして、スライド部材21の
ガイドローラ24をガイド部材22の第4サブ案内面2
8Dに接触させ案内させる。
【0029】最後に、スライド部材21のガイドローラ
24がガイド部材22の第4サブ案内面28Dに接触し
た状態で、スライド部材21及びガイド部材22をシリ
ンダ2から引き出し、シリンダ溝6の加工作業を終了す
る。
【0030】上記実施の形態によれば、シリンダ2及び
ガイド部材22に対しスライド部材21を相対移動させ
て、スライド部材21のガイドローラ24をガイド部材
22のメイン案内面27上で案内させることにより、ス
ライド部材21の加工ローラ26にてシリンダ2を外方
へ膨出し、このシリンダ2の内面に軸方向に沿ってシリ
ンダ溝6を成形することから、スライド部材21を相対
移動させる簡単な操作にてシリンダ溝6を加工できる。
このため、シリンダ溝6の加工性を向上させることがで
きる。
【0031】また、スライド部材21のガイドローラ2
4をガイド部材22の第1サブ案内面28A及び第4サ
ブ案内面28Dに接触させて、スライド部材21の加工
ローラ26におけるガイド部材22と反対側の表面26
Aをシリンダ2の内面に非当接状態とし、この状態で、
スライド部材21及びガイド部材22をシリンダ2内へ
挿入、或いはシリンダ2から引き出すことから、このス
ライド部材21及びガイド部材22の挿入・引き出し作
業が煩雑とならない。従って、この点からもシリンダ溝
6の加工性を向上させることができる。
【0032】更に、スライド部材21に軸支された加工
ローラ26が転動状態でシリンダ2の内面を外方へ膨出
させてシリンダ溝6を成形するので、この加工ローラ2
6におけるガイド部材22と反対側の表面26Aとシリ
ンダ2の内面とが点接触状態となり、スライド部材21
の相対移動のために大きな加工力を必要としない。この
ため、シリンダ溝6の加工性を一層向上させることがで
きる。
【0033】また、スライド部材のガイドローラ24が
ガイド部材のメイン案内面27、第1サブ案内面28
A、第2サブ案内面28B、第3サブ案内面28C及び
第4サブ案内面28D上を転動して案内されるので、ス
ライド部材21とガイド部材22との間の摩擦抵抗を低
減できる。従って、シリンダ溝6の加工時におけるスラ
イド部材21の引き出し力を低減でき、このため、シリ
ンダ溝6の加工性をより一層向上させることができる。
【0034】また、多数本のシリンダ2にシリンダ溝6
を加工する場合、加工ローラ26及びガイドローラ24
を消耗品として交換するだけでよく、他の部品をそのま
ま流用できるためコストアップを回避できる。
【0035】更に、加工ローラ26とガイドローラ24
とが軸29にて同軸状態で配設されたので、スライド部
材32における上記加工ローラ26及びガイドローラ2
4の取付構造を簡素化でき、これら両ローラ26及び2
4の交換作業を容易化できる。然も、加工ローラ26及
びガイドローラ24が同軸配設されたので、両ローラ2
6及び24を一箇所にまとめて取り付けることができ、
これら加工ローラ26及びガイドローラ24の取付スペ
ースを低減できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るガスシリン
ダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工方法によれば、シ
リンダ溝の加工性を向上させることができるとともに、
加工ローラ及びガイドローラの取付構造を簡素化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(C)は、本発明に係るガスシリ
ンダ装置のシリンダ溝加工装置及び加工方法の一つの実
施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図2は、図1(A)のII-II 線に沿う断面図で
ある。
【図3】図3は、図1(B)のIII-III 線に沿う断面図
である。
【図4】図4は、ガスシリンダ装置を示す縦断面図であ
る。
【図5】図5は、バルジ加工方法にてシリンダにシリン
ダ溝を成形する作動図である。
【符号の説明】
1 ガスシリンダ装置 2 シリンダ 4 ピストン 5 ロッド 6 シリンダ溝 20 ガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置 21 スライド部材 22 ガイド部材 24 ガイドローラ 26 加工ローラ 27 メイン案内面 28A 第1サブ案内面 28B 第2サブ案内面 28C 第3サブ案内面 28D 第4サブ案内面 29 軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスが封入されたシリンダ内に、ロッド
    を備えたピストンが摺動自在に配設されて、上記ガスの
    反力により上記ロッドを押し出し可能とするガスシリン
    ダ装置であって、 上記シリンダの内周に、上記ロッドの押し出し行程で伸
    側減衰力を発生可能とするシリンダ溝を上記シリンダの
    軸方向に成形するガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装
    置において、 上記シリンダ内に収容可能とされ、加工ローラが突出状
    態で回転自在に配設されるとともに、この加工ローラと
    同軸状態でガイドローラが配設されたスライド部材と、 上記シリンダ内に収容可能とされ、メイン案内面及びサ
    ブ案内面が連設されたガイド部材とを有し、 上記サブ案内面が、上記スライド部材の上記ガイドロー
    ラを案内して、上記加工ローラを上記シリンダの内面に
    非当接状態とし、 上記メイン案内面が、上記スライド部材の上記ガイドロ
    ーラを案内して、上記加工ローラを上記シリンダの内面
    に当接させてこのシリンダを外方へ膨出可能とし、 上記スライド部材を上記シリンダ及び上記ガイド部材に
    対し上記シリンダの軸方向に相対移動させて、上記スラ
    イド部材の上記ガイドローラを上記ガイド部材の上記メ
    イン案内面にて案内させることにより、上記スライド部
    材の上記加工ローラにて前記シリンダ溝を成形すること
    を特徴とするガスシリンダ装置のシリンダ溝加工装置。
  2. 【請求項2】 ガスが封入されたシリンダ内に、ロッド
    を備えたピストンが摺動自在に配設されて、上記ガスの
    反力により上記ロッドを押し出し可能とするガスシリン
    ダ装置であって、 上記シリンダの内周に、上記ロッドの押し出し行程で伸
    側減衰力を発生可能とするシリンダ溝を上記シリンダの
    軸方向に成形するガスシリンダ装置のシリンダ溝加工方
    法において、 加工ローラが突出状態で回転自在に配設されるととも
    に、この加工ローラと同軸状態でガイドローラが配設さ
    れたスライド部材と、メイン案内面及びサブ案内面が連
    設されたガイド部材とを、上記ガイドローラを上記サブ
    案内面に接触させて、上記加工ローラを前記シリンダの
    内面に非当接状態としてこのシリンダ内へ挿入し、 次に、上記スライド部材を上記ガイド部材及び上記シリ
    ンダに対し上記シリンダの軸方向に相対移動させて、上
    記スライド部材のガイドローラを上記ガイド部材の上記
    メイン案内面にて案内させ、これにより、上記スライド
    部材の上記加工ローラを上記シリンダの内面に当接して
    このシリンダを外方へ膨出させて、この加工ローラにて
    前記シリンダ溝を成形し、 その後、上記スライド部材の上記ガイドローラを上記ガ
    イド部材のサブ案内面に接触させて、上記スライド部材
    の加工ローラを上記シリンダの内面に非当接状態とし、
    上記スライド部材及び上記ガイド部材を上記シリンダか
    ら引き出すことを特徴とするガスシリンダ装置のシリン
    ダ溝加工方法。
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