JPH0922971A - 沸騰冷却装置およびその製造方法 - Google Patents
沸騰冷却装置およびその製造方法Info
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Abstract
ル2の個数またはIGBTモジュール2の取付けピッチ
が異なる場合でも、それに対応できる冷媒槽3を低コス
トで製造できる沸騰冷却装置の製造方法、およびその沸
騰冷却装置を提供することにある。 【構成】 冷媒槽3を形成する成形プレート6には、プ
レス成形後に、IGBTモジュール2の個数および取付
けピッチに合わせて複数の取付け孔6aが開けられてい
る。冷媒槽3の内部には、取付け孔6aと同位置にそれ
ぞれスペーサ8が配置されている。このスペーサ8に
は、その中央部にIGBTモジュール2を締結するため
のボルト9を通す貫通孔8bが設けられている。IGB
Tモジュール2は、その貫通孔8bを通ってIGBTモ
ジュール2の取付け部2bに挿通されたボルト9とナッ
ト10の締結により冷媒槽3に取り付けられている。
Description
の発熱体を冷却する沸騰冷却装置に関する。
GBTモジュール等の発熱体を冷却する沸騰冷却装置が
提案されている。この沸騰冷却装置は、発熱体を冷却す
るための冷媒を収容する冷媒槽と、この冷媒槽の上部に
設置される放熱器とを備え、発熱体の熱を吸収して沸騰
気化した冷媒蒸気が、放熱器で冷却されて大気に放熱す
ることにより発熱体の冷却が行われる。
冷却装置において、冷媒槽に取り付ける発熱体の個数、
または発熱体の取付けピッチが異なる場合に、その発熱
体の個数または発熱体の取付けピッチに対応した冷媒槽
をプレス成形品で構成すると、少数毎に発熱体の個数ま
たは発熱体の取付けピッチに合わせたプレス型を新規設
計する必要が生じる。このため、プレス型に掛かる費用
が大幅に増大して冷媒槽の製造コストが高くなるという
問題が生じる。
ので、その目的は、冷媒槽に取り付ける発熱体の個数、
または発熱体の取付けピッチが異なる場合に、その発熱
体の個数または発熱体の取付けピッチの変化に対応でき
る冷媒槽を低コストで製造できる沸騰冷却装置の製造方
法およびその沸騰冷却装置を提供することにある。
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
締結部材によって外壁面に発熱体が取り付けられ、内部
に前記発熱体の熱を受けて沸騰する冷媒を収容した冷媒
槽と、この冷媒槽と連通して設けられて、前記冷媒槽で
沸騰気化した気相冷媒を冷却液化する放熱器とを備え、
前記冷媒槽は、2枚の薄肉部材を互いの接合部で貼り合
わせて形成されており、前記薄肉部材は、所定の形状に
成形された後、前記発熱体の取付け位置に合わせて前記
締結部材の取付け孔または螺子孔が形成されることを特
徴とする。
却装置において、対向する2枚の前記薄肉部材の間で、
前記取付け孔と対応する位置に前記締結部材の締め付け
力を受ける取付部材が介在されていることを特徴とす
る。
却装置において、前記取付部材には、前記締結部材を通
す貫通孔が設けられており、前記締結部材は、前記冷媒
槽の一方側から他方側へ前記貫通孔を通って配されるボ
ルトと、前記冷媒槽の他方側で前記ボルトに螺着される
ナットから成ることを特徴とする。
却装置において、前記締結部材は、外周に雄ねじが形成
された螺子部材であり、前記取付部材には、前記締結部
材の雄ねじを受ける雌ねじが形成されていることを特徴
とする。
却装置において、前記取付部材に形成された雌ねじは、
前記取付部材の両端面側から個々に形成されていること
を特徴とする。
れかの沸騰冷却装置において、前記締結部材は、少なく
とも何方か一方の端面に前記取付け孔に嵌合する嵌合部
が設けられていることを特徴とする。
却装置において、前記冷媒槽は、冷媒を収容するための
冷媒室と、前記螺子孔を形成するための締結空間とが設
けられて、前記冷媒室と前記締結空間とが気密に区画さ
れていることを特徴とする。
却装置において、前記締結空間は、前記薄肉部材と別部
材により設けられた中空状の取付部材から成り、この取
付部材が、前記螺子孔を形成する位置に合わせて前記冷
媒槽内に配置されることを特徴とする。
装置であって、対向する2枚の薄肉部材を貼り合わせて
形成され、内部に前記発熱体の熱を受けて沸騰する冷媒
を収容する冷媒槽と、この冷媒槽と連通して設けられ
て、前記冷媒槽で沸騰気化した気相冷媒を冷却液化する
放熱器とを備え、前記冷媒槽は、複数の前記発熱体に対
応して設けられた複数の冷媒室と、隣合う冷媒室の間に
窪んで形成された締結領域とを有し、前記発熱体は、前
記締結領域に配された取付部材に取り付けられているこ
とを特徴とする。
冷却装置において、前記取付部材は、前記冷媒槽の表面
に密着して配された平板材と、前記締結領域で前記平板
材の裏面に取り付けられた取付板とから成り、前記発熱
体は、前記冷媒室上の前記平板材の表面に密着して配さ
れて、前記取付板に形成された螺子孔に締結部材を固定
することにより取り付けられていることを特徴とする。
冷却装置において、前記取付部材は、前記締結領域で互
いに当接する前記薄肉部材と前記発熱体の取付け部との
間に介在されたスペーサであり、前記発熱体は、締結部
材により前記スペーサに締め付け固定されていることを
特徴とする。
に成形された後、発熱体の取付け位置に合わせて締結部
材の取付け孔または螺子孔が形成される。従って、冷媒
槽に取り付けられる発熱体の個数あるいは取付けピッチ
が異なる場合でも、同一のプレス型を使用して薄肉部材
をプレス成形した後、個々の発熱体の取付けピッチに応
じて取付け孔または螺子孔を形成すれば良い。このた
め、発熱体の個数あるいは取付けピッチに合わせたプレ
ス型を新規設計する必要がなく、冷媒槽を低コストで製
造することができる。
る取付部材を2枚の薄肉部材の間に介在させることによ
り、締結部材の締め付け力によって薄肉部材が変形する
のを防止できる。また、取付部材は、発熱体の取付け位
置に応じて自由に配置できるため、発熱体の個数あるい
は取付けピッチが異なる場合に発熱体の取付けを効果的
に行なうことができる。
とで、締結部材として一般的なボルトとナットを使用す
ることができる。
ことで、締結部材としてボルトやスクリュ等の螺子部材
を使用することができる。
部材に雌ねじを形成する場合、取付部材の両端面側から
個々に雌ねじを形成することにより、冷媒槽の両側に発
熱体を取り付ける場合でも、冷媒槽の片側だけで取付け
作業を行なうことができる。即ち、ボルトとナットを使
用する場合の様に、冷媒槽の両側に手を廻す必要がない
ため、作業性が良いと言える。
に形成された取付け孔に嵌合する嵌合部を設けること
で、薄肉部材に対する締結部材の位置決めを行なうこと
ができる。この場合、締結部材の両面に嵌合部を設けて
も良いし、片面だけに嵌合部を設けても十分位置決めの
機能を果たすことができる。
を設けることにより、その締結空間内であれば、発熱体
の取付けピッチがずれても冷媒室に影響が及ばないた
め、取付けピッチの異なる発熱体でも取り付けることが
可能である。なお、締結空間は、冷媒室とともにプレス
成形された2枚の薄肉部材を接合部で貼り合わせること
により形成することができる。
は、プレス成形された薄肉部材とは別部材で形成された
中空状の取付部材に構成することができる。具体的に
は、その取付部材を螺子孔を形成する位置に合わせて冷
媒槽内に配置して固定(例えばろう付け)することによ
り実現できる。なお、中空状の取付部材とは、例えば、
断面形状が偏平なチューブを使用することができる。
取付部材に取り付けることができるため、成形プレート
に取付け孔や螺子孔を形成する必要がないため、発熱体
の個数や取付けピッチが異なる場合でも、同一のプレス
型でプレス成形された薄肉部材を使用して冷媒槽を形成
することができる。
材の具体的な例として、冷媒槽の表面に密着して配され
た平板材と、締結領域で平板材の裏面に取り付けられた
取付板とを使用することができる。取付板には、発熱体
の取付けピッチに合わせて螺子孔を形成しておき、平板
材には、螺子孔と同位置に締結部材を通す孔を形成して
おく。これにより、平板材の表面に密着して配された発
熱体は、締結領域において取付板に形成された螺子孔に
締結部材(例えばボルト)を締め付けて固定することに
より取り付けることができる。
材の他の例として、薄肉部材と発熱体の取付け部との間
に介在されたスペーサを使用することができる。この場
合、締結領域を形成する2枚のの薄肉部材は、スペーサ
に加わる締め付け力によって変形しないように、互いに
当接している必要がある。これにより、発熱体を固定す
る締結部材の締め付け力をスペーサで受けることができ
る。
に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は沸騰冷却装置1の正面図、図2は
沸騰冷却装置1の側面図である。本実施例の沸騰冷却装
置1は、電気自動車や一般電力制御機器のインバータ回
路(図示しない)を構成するIGBTモジュール2(本
発明の発熱体)の冷却装置であり、内部にフロロカーボ
ン系の冷媒(図3参照)を収容する冷媒槽3、この冷媒
槽3の上部に組付けられる放熱器4、および放熱器4に
送風する冷却ファン5より構成される。
枚の成形プレート6(図3参照/本発明の薄肉部材)か
ら成り、その2枚の成形プレート6を互いの周縁部(上
端を除く)で接合して偏平な袋状(厚み幅t:約12m
m)に形成されている。その冷媒槽3の内部は、冷媒を
収容する冷媒室7(図3参照)として形成されるが、冷
媒槽3の内部を分割して複数の冷媒室7を形成しても良
いし、分割することなく全体を1つの冷媒室7として形
成しても良い。
して開口している。成形プレート6は、熱伝導性の良好
な薄い金属板、例えばアルミニウム板(板厚約1.6m
m)をプレス成形したもので、複数のIGBTモジュー
ル2が取り付けられるだけの取付け面積を有し、その表
面にはIGBTモジュール2の取付け位置に合わせて複
数の取付け孔6a(図3参照)が開けられている。但
し、この取付け孔6aは、プレス成形の際に同時に開け
るのではなく、プレス成形後に、実際に取り付けられる
IGBTモジュール2の個数(本実施例では6個)、お
よび取付けピッチに合わせて開けられている。
けられた各取付け孔6aと同位置にそれぞれスペーサ8
(本発明の取付部材)が配置されている。このスペーサ
8は、図3(図1のA−A断面図)に示すように、両端
面の中央部に成形プレート6の板厚分だけ隆起した円形
の嵌合部8aが設けられており、この嵌合部8aが取付
け孔6aに嵌め込まれた状態で2枚の成形プレート6の
間に挟まれて、一体ろう付けにより成形プレート6に接
合されている。従って、スペーサ8の両端面は、各成形
プレート6の表面と同じ高さで(同一平面)、冷媒槽3
の外側に表れている(但し、一体ろう付けにより冷媒槽
3の気密性は確保されている)。また、このスペーサ8
には、その中央部を冷媒槽3の厚み幅方向(図3の左右
方向)に貫通する円形の貫通孔8bが設けられている。
な金属製(例えば銅製)の放熱板2a(図3参照)を有
し、この放熱板2aが冷媒槽3の外壁面(成形プレート
6の取付け面)に密着した状態で、ボルト9とナット1
0の締結により冷媒槽3に取り付けられている。但し、
本実施例では、冷媒槽3の両側にそれぞれ6個ずつのI
GBTモジュール2が取り付けられており、冷媒槽3を
挟んで相対する2個ずつのIGBTモジュール2が、そ
れぞれ共通のボルト9とナット10によって締結されて
いる。
の一方側(図3では左側)に取り付けられるIGBTモ
ジュール2の取付け部2b(4か所)に挿通したボルト
9をスペーサ8の貫通孔8bに通し、さらに冷媒槽3の
他方側に取り付けられるIGBTモジュール2の取付け
部2bをも挿通して、その先端から螺着したナット10
を締め付けることにより、冷媒槽3の両側にそれぞれI
GBTモジュール2が取り付けられる。
ク12、上部プレート12′、下部タンク13、下部プ
レート13′および放熱用フィン14より構成されてい
る。放熱チューブ11は、断面形状が偏平なアルミニウ
ム管より成り、放熱用フィン14とともに交互に組み合
わされて、上部タンク12、上部プレート12′と下部
タンク13、下部プレート13′とに支持されている。
上部プレート12′は、各放熱チューブ11の上端部が
接続されて、各放熱チューブ11を連通し、下部プレー
ト13′は、各放熱チューブ11の下端部が接続され
て、各放熱チューブ11を連通している。また、下部タ
ンク13には、冷媒槽3の接続口が挿入される長孔状の
挿入口13aが設けられている。
ニウムの薄板を交互に折り曲げて波状に成形したもの
で、隣合う放熱チューブ11の間に介在されて、放熱チ
ューブ11の外表面に接合されている。この放熱用フィ
ン14は、放熱器4の表面積を拡大し、且つ熱伝導率を
増大させることで、放熱器4の放熱性能を向上させるこ
とができる。
放熱器4の前面(または後面)に2個並んで配されてい
る。なお、冷却ファン5は、放熱器4に対して送風方向
の下流側に位置する吸込式でも良いし、放熱器4に対し
て送風方向の上流側に位置する押込式でも良い。即ち、
放熱器4に対する送風方向はどちらでも良い。
説明する。IGBTモジュール2に内蔵された半導体素
子(図示しない)が発熱すると、IGBTモジュール2
の放熱板2aから冷媒槽3を構成する成形プレート6に
熱伝導されることにより、冷媒槽3内の冷媒が沸騰気化
する。この時、冷媒槽3の内壁面と冷媒との間で高効率
な熱伝達(沸騰時で自然対流時の100〜1000倍に
も達する)が行なわれる。沸騰した冷媒は、気泡となっ
て冷媒槽3内を上昇し、放熱器4の下部タンク13へ流
入した後、下部タンク13から各放熱チューブ11へ分
配されて、放熱チューブ11内を上昇する。
冷却ファン5の送風を受けて低温となっている放熱チュ
ーブ11の内壁面に凝縮して液化し、この際に凝縮潜熱
を放出する。凝縮して液滴となった冷媒は、自重により
放熱チューブ11内を流下して下部タンク13に一時溜
まり、下部タンク13から再び冷媒槽3内へ戻る。一
方、冷媒蒸気が凝縮する際に放出された凝縮潜熱は、放
熱チューブ11の管壁から放熱用フィン14へ伝わって
大気へ放出される。この冷媒の沸騰・凝縮熱伝達が繰り
返されることにより、IGBTモジュール2から伝わっ
た熱が順次大気へ放出されて、半導体素子が冷却され
る。
プレート6に開けられる取付け孔6aが、プレス成形の
際に同時に開けるのではなく、プレス成形後に、実際に
取り付けられるIGBTモジュール2の個数、および取
付けピッチに合わせて開けられている。従って、冷媒槽
3に取り付けられるIGBTモジュール2の個数あるい
は取付けピッチが異なる場合でも、同一のプレス型を使
用して成形プレート6をプレス成形した後、個々のIG
BTモジュール2の取付けピッチに応じて取付け孔6a
を開ければ良い。このため、IGBTモジュール2の個
数あるいは取付けピッチに合わせたプレス型を新規設計
する必要がなく、プレス型に掛かる費用が一つのプレス
型費で良いことから、冷媒槽3を低コストで製造するこ
とができる。
をスペーサ8で受けることができるため、冷媒槽3に大
きな締め付け荷重が加わることがなく、冷媒槽3の変形
を防止できる。言い換えれば、スペーサ8が冷媒槽3の
補強材として機能するため、大きな締め付け力でIGB
Tモジュール2を成形プレート6の取付け面に取り付け
ることが可能である。これにより、IGBTモジュール
2の放熱板2aと成形プレート6との間の接触熱抵抗を
極力小さくできるため、放熱性能の向上が期待できる。
また、スペーサ8は、その端面に設けられた嵌合部8a
を取付け孔6aに嵌め込んた状態で固定するため、取付
け孔6aに対して位置ずれすることがなく、組付けが容
易である。
(図1のA−A断面に相当)である。本実施例は、スペ
ーサ8に貫通した螺子孔8cを形成して、この螺子孔8
cにボルト9を螺着する場合の一例を示すものである。
(図1のA−A断面に相当)である。本実施例は、スペ
ーサ8の両端面側からそれぞれ螺子孔8cを形成して、
冷媒槽3の両側でそれぞれ個々のボルト9により各IG
BTモジュール2を締結した場合の一例を示すものであ
る。
ある。本実施例は、成形プレート6に取付け孔6aを開
けることなくIGBTモジュール2の取付けを行う場合
の一例を示すものである。例えば、冷媒槽3に複数の冷
媒室7を形成して、各冷媒室7毎にIGBTモジュール
2を取り付ける場合、隣合う冷媒室7の間に窪んだ領域
が形成される。そこで、この窪んだ領域をIGBTモジ
ュール2を締結するための締結領域15として利用す
る。
15を含む冷媒槽3の表面に放熱用プレート16(本発
明の平板材)を配し、締結領域15のみ放熱用プレート
16の裏面に締結用プレート17(本発明の取付板)を
貼り合わせておく。放熱用プレート16には、IGBT
モジュール2の取付けピッチに合わせてボルト9を通す
丸孔16aが開けられており、締結用プレート17に
は、その丸孔16aと同位置にボルト9を螺着する螺子
孔17aがバーリング加工等により形成されている。な
お、放熱用プレート16は、熱伝導性の良好なアルミニ
ウム製あるいは銅製で、成形プレート6の表面に密着し
て接合される。
16の表面に放熱板2aが密着した状態で配されて、取
付け部2bに挿通したボルト9を放熱用プレート16の
丸孔16aを通して締結用プレート17に形成された螺
子孔17aに螺着して締め付けることにより取り付けら
れる。本実施例では、成形プレート6に取付け孔6aを
開ける必要がないため、締結領域15をある程度の大き
さに確保しておけば、IGBTモジュール2の取付けピ
ッチが多少異なっても、放熱用プレート16に形成する
丸孔16aおよび締結用プレート17に形成する螺子孔
17aの位置を変更するだけで対応できる。これによ
り、成形プレート6自体は同一形状のものを使用できる
ため、プレス型を増設する必要がなく、コストを低減で
きる。
形成することも可能であるが(従って、締結用プレート
17は不要)、ボルト9の締結力を受けるために放熱用
プレート16の厚み幅を厚くする必要がある。この場
合、IGBTモジュール2の放熱板2aと成形プレート
6との間隔が大きくなることで放熱性が悪化するばかり
でなく、材料費が高くなるとともに、重量も増加するた
め、上記のように締結領域15にのみ締結用プレート1
7を貼り合わせて使用した方が有利である。
ある。本実施例は、第4実施例と同様に、締結領域15
で放熱用プレート16の裏面に締結用プレート17を貼
り合わせて使用する他の例を示すものである。即ち、第
4実施例では締結用プレート17の板厚が薄いため、螺
子孔17aをバーリング加工等によって形成している
が、本実施例では、図7に示すように、締結用プレート
17の板厚を厚くして、通常の螺子孔加工によって螺子
孔17aを形成している。
面図である。本実施例は、冷媒槽3を形成する2枚の成
形プレート6のみによって締結空間18を形成する場合
の一例を示すものである。例えば、図9(図8のB−B
断面図)に示すように、一方の成形プレート6Aに括れ
部6bを形成して、その括れ部6bの先端が他方の成形
プレート6Bの内面に当接した状態で接合することによ
り、気密に区画された冷媒室7と締結空間18とを形成
することができる。この様な場合、図8に示すように、
複数のIGBTモジュール2において取付けピッチP1
、P2 の何方か一方が略同じ時(仮にピッチP1 がほ
ぼ同じとする)は、冷媒槽3の縦方向(図8の上下方
向)に延びる締結空間18でピッチP2 を任意の位置に
取ることができる。
に示すように、両方の成形プレート6A、6Bに同様の
括れ部6bを形成して、互いの括れ部6b同士を当接さ
せた状態で接合することにより冷媒室7と締結空間18
とを形成することもできる。この場合、2枚の成形プレ
ート6を同一形状にして、成形プレート6のプレス型を
一つにできるため、図9の場合と比べてコストを低減で
きる。また、図9および図10では、冷媒槽3の両側に
それぞれIGBTモジュール2を取り付けた例を示した
が、例えば図11(図8のB−B断面に相当)に示すよ
うに、冷媒槽3の片側だけにIGBTモジュール2を取
り付ける様にしても良い。
断面図(図8のB−B断面に相当)である。本実施例
は、締結空間18を成形プレート6と別部材のチューブ
19(本発明の中空状の取付部材)によって形成した場
合の一例を示すものである。例えば、図12に示すよう
に、対向する2枚の成形プレート6の間に偏平なチュー
ブ19を挟み込んで、成形プレート6と一体にろう付け
することにより、そのチューブ19内に締結空間18が
形成されて、締結空間18の外側には冷媒室7が形成さ
れる。この構成によれば、冷媒槽3内でチューブ19の
取付け位置、即ち締結空間18を自由に移動できるた
め、取付けピッチの異なるIGBTモジュール2にも容
易に対応できる。また、成形プレート6の形状を簡素化
できることからコストダウンが可能である。
正面図である。本実施例は、冷媒槽3の外側にボルト9
の締め付け力を受けるスペーサ8を配置した場合の一例
を示すものである。例えば、図14(図13のC−C断
面図)に示すように、冷媒室7と冷媒室7との間に形成
される締結領域15(成形プレート6の窪んだ領域)に
スペーサ8を配置して、このスペーサ8に形成された螺
子孔8cにボルト9をねじ込んで締め付けることによ
り、冷媒槽3の両側にIGBTモジュール2を取り付け
ることができる。この場合、ボルト9を螺子孔8cにね
じ込むだけでIGBTモジュール2を取り付けることが
できるため、作業性が良いと言える。
当)に示すように、締結領域15に配置されたスペーサ
8に貫通孔8bを形成し、この貫通孔8bにボルト9を
通してナット10により締め付けることにより、冷媒槽
3の両側にIGBTモジュール2を取り付けることもで
きる。なお、本実施例の場合、締結領域15の2枚の成
形プレート6A、6Bが互いに当接している必要があ
る。これにより、ボルト9の締め付け力をスペーサ8で
受けることができるため、成形プレート6が変形するこ
とはない。但し、スペーサ8は、冷媒室7を形成する成
形プレート6の表面と同じ高さ(同一平面)、または少
し低くなっている。
正面図である。本実施例は、冷媒槽3内部にインナフィ
ン20を挿入して、そのインナフィン20によってスペ
ーサ8の位置決めを行なう場合の一例を示すものであ
る。冷媒槽3の内部にボルト9の締め付け力を受けるス
ペーサ8を配置する場合、図17(図16のD−D断面
図)に示すように、そのスペーサ8を冷媒槽3内に挿入
されたインナフィン20によって固定することができ
る。この場合、インナフィン20は、スペーサ8を固定
するだけでなく、放熱面積を増大させることができるた
め、放熱性能の向上を図ることができる。
GBTモジュール2の取付け部2b(ボルト9の締め付
け力が加わる部位)が必ず成形プレート6、スペーサ
8、あるいは放熱用プレート16に支持されており、例
えば図18に示す様な構造(取付け部2bの下側が中空
状態)と比較してIGBTモジュール2に撓み力が加わ
らないため、IGBTモジュール2内部のセラミック基
板(図示しない)に悪影響が及ばない。
のA−A断面に相当)。
のA−A断面に相当)。
る。
である(第6実施例)。
である(第6実施例)。
B−B断面に相当)である。
ある。
例)。
当)である(第8実施例)。
ある。
例)。
例)。
Claims (11)
- 【請求項1】締結部材によって外壁面に発熱体が取り付
けられ、内部に前記発熱体の熱を受けて沸騰する冷媒を
収容した冷媒槽と、 この冷媒槽と連通して設けられて、前記冷媒槽で沸騰気
化した気相冷媒を冷却液化する放熱器とを備え、 前記冷媒槽は、2枚の薄肉部材を互いの接合部で貼り合
わせて形成されており、前記薄肉部材は、所定の形状に
成形された後、前記発熱体の取付け位置に合わせて前記
締結部材の取付け孔または螺子孔が形成されることを特
徴とする沸騰冷却装置の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載した沸騰冷却装置におい
て、 対向する2枚の前記薄肉部材の間で、前記取付け孔と対
応する位置に前記締結部材の締め付け力を受ける取付部
材が介在されていることを特徴とする沸騰冷却装置。 - 【請求項3】請求項2に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記取付部材には、前記締結部材を通す貫通孔が設けら
れており、 前記締結部材は、前記冷媒槽の一方側から他方側へ前記
貫通孔を通って配されるボルトと、前記冷媒槽の他方側
で前記ボルトに螺着されるナットから成ることを特徴と
する沸騰冷却装置。 - 【請求項4】請求項2に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記締結部材は、外周に雄ねじが形成された螺子部材で
あり、 前記取付部材には、前記締結部材の雄ねじを受ける雌ね
じが形成されていることを特徴とする沸騰冷却装置。 - 【請求項5】請求項4に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記取付部材に形成された雌ねじは、前記取付部材の両
端面側から個々に形成されていることを特徴とする沸騰
冷却装置。 - 【請求項6】請求項2〜5に記載した何れかの沸騰冷却
装置において、 前記締結部材は、少なくとも何方か一方の端面に前記取
付け孔に嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴と
する沸騰冷却装置。 - 【請求項7】請求項1に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記冷媒槽は、冷媒を収容するための冷媒室と、前記螺
子孔を形成するための締結空間とが設けられて、前記冷
媒室と前記締結空間とが気密に区画されていることを特
徴とする沸騰冷却装置。 - 【請求項8】請求項7に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記締結空間は、前記薄肉部材と別部材により設けられ
た中空状の取付部材から成り、この取付部材が、前記螺
子孔を形成する位置に合わせて前記冷媒槽内に配置され
ることを特徴とする沸騰冷却装置。 - 【請求項9】発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、 対向する2枚の薄肉部材を貼り合わせて形成され、内部
に前記発熱体の熱を受けて沸騰する冷媒を収容する冷媒
槽と、 この冷媒槽と連通して設けられて、前記冷媒槽で沸騰気
化した気相冷媒を冷却液化する放熱器とを備え、 前記冷媒槽は、複数の前記発熱体に対応して設けられた
複数の冷媒室と、隣合う冷媒室の間に窪んで形成された
締結領域とを有し、 前記発熱体は、前記締結領域に配された取付部材に取り
付けられていることを特徴とする沸騰冷却装置。 - 【請求項10】請求項9に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記取付部材は、前記冷媒槽の表面に密着して配された
平板材と、 前記締結領域で前記平板材の裏面に取り付けられた取付
板とから成り、 前記発熱体は、前記冷媒室上の前記平板材の表面に密着
して配されて、前記取付板に形成された螺子孔に締結部
材を固定することにより取り付けられていることを特徴
とする沸騰冷却装置。 - 【請求項11】請求項9に記載した沸騰冷却装置におい
て、 前記取付部材は、前記締結領域で互いに当接する前記薄
肉部材と前記発熱体の取付け部との間に介在されたスペ
ーサであり、 前記発熱体は、締結部材により前記スペーサに締め付け
固定されていることを特徴とする沸騰冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16894695A JP3496695B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 沸騰冷却装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16894695A JP3496695B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 沸騰冷却装置およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0922971A true JPH0922971A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3496695B2 JP3496695B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=15877474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16894695A Expired - Lifetime JP3496695B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 沸騰冷却装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3496695B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014064029A (ja) * | 2013-12-09 | 2014-04-10 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 水冷却フィン及び高電圧装置 |
| JP2017107967A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
| US10319665B2 (en) | 2014-06-19 | 2019-06-11 | Fuji Electric Co., Ltd. | Cooler and cooler fixing method |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01151073U (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-18 | ||
| JPH0369245U (ja) * | 1989-11-08 | 1991-07-09 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16894695A patent/JP3496695B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH01151073U (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-18 | ||
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| US10319665B2 (en) | 2014-06-19 | 2019-06-11 | Fuji Electric Co., Ltd. | Cooler and cooler fixing method |
| JP2017107967A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3496695B2 (ja) | 2004-02-16 |
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