JPH09229820A - 光パルス試験器 - Google Patents
光パルス試験器Info
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- JPH09229820A JPH09229820A JP4117796A JP4117796A JPH09229820A JP H09229820 A JPH09229820 A JP H09229820A JP 4117796 A JP4117796 A JP 4117796A JP 4117796 A JP4117796 A JP 4117796A JP H09229820 A JPH09229820 A JP H09229820A
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Abstract
損失分布、接続損失、歪分布、温度分布等の測定が可能
な光パルス試験器を提供する。 【解決手段】 1つの狭線幅光源を持つ信号光発生手
段、偏波制御器と外部位相変調器と変調信号光の周波数
モニターと該変調信号光のモニターからの信号に基づい
て偏波制御器及び外部位相変調器の駆動回路を制御する
制御器とを具えた光周波数制御手段、光パルス生成手
段、光電気変換手段、電気信号処理手段、及び、スペク
トル波形を表示する表示手段を具備する。
Description
である光ファイバ及び光ファイバ線路の光損失、伸び歪
或いは温度分布等を試験する光パルス試験器に関するも
のである。
現するために、信頼性の高い試験器を用い、光通信線路
として用いられている光ファイバ線路の特性を全線路に
亘って測定し試験すると共に、光ファイバ線路の伸び歪
等を定期的に試験して予防保全を行うことが重要であ
る。
l Time Domain Reflectometer )という)は、被試験光
ファイバに光パルスを送出し、光ファイバからの反射光
及び後方散乱光(以下、これらを総称して後方散乱光と
いう)を受信し、これを解析して光損失等の特性をCR
T等に表示する装置であり、光ファイバの片方の端部か
らの光の入出力によって試験できることから有用な試験
器とされている。
は、入射した光パルスと同じ光周波数を有するレーリー
散乱光、十数GHzシフトした光周波数を有するブリル
アン散乱光(以下、この光周波数のシフト量をブリルア
ン周波数シフトという)、及び、十数THzシフトした
光周波数を有するラマン散乱光が含まれている。通常、
レーリー散乱光パワーが他の散乱光パワーより20dB
以上大きいため、後方散乱光パワーはレーリー散乱光パ
ワーとほぼ一致すると考えてよい。
のブリルアン散乱光には光ファイバの伸び歪及び温度と
の相関があることが明らかにされており、微弱なブリル
アン散乱光を検出することにより、光ファイバの長手方
向の伸び歪の分布の測定及び温度分布の測定が可能であ
ることが示されている。そこで、従来からこのブリルア
ン散乱光を高感度で検出する方法が検討されて来た。
する。図で1及び2は、外部共振器を用いて線幅を10
kHz以下に狭め、ペルチェ素子で温度を制御して中心
波長を安定化させた1.55μm帯の半導体レーザー光
源である。2つの光源の光周波数差を主制御部12で設定
した周波数差にするため、光源1及び光源2の一部(1
/10)を光合分岐器3(a)及び3(b)で取出し、それらの
信号光を光合分岐器3(c)で合波し、ビート信号光を広帯
域受信器4で受光し、そのビート信号の周波数信号に基
づいて、周波数制御器5で光源2の光周波数を制御す
る。
てコヒーレント受信器9に入射される。光源2の出力光
は試験信号光として用いられ、タイミング発生器13から
の信号に同期してパルス駆動される音響光学スイッチ6
で、パルス幅1μsの試験信号光パルスになる。パルス
幅は主制御部12で設定される。この試験信号光パルス
は、1/4波長板及び1/2波長板で構成された偏波制
御器7で主制御部12の制御に基づいて偏波面を制御され
た後、光合分岐器3(d)を経て被試験光ファイバ8に入射
される。この被試験光ファイバ8からの後方散乱光は、
再び光合分岐器3(d)を介してコヒーレント受信器9に入
力される。
と後方散乱光とを合波する光カプラー、合波して得られ
たビート信号光を受光するバランスドレシーバー(Doub
le Balanced p-i-n FET receiver)、ビート信号をベー
スバンド信号に変換する変換回路(ホモダイン検波の場
合はこの回路をバイパスする)及び低周波数透過フィル
タで構成されている。受信帯域1MHzの場合の最小受
光感度は約−85dBmである。(論文「光学的非線形
現象に基づく光ファイバ増幅器で高性能化したコヒーレ
ントOTDRの性能限界」H.Izumita,Y.Koyamada,S.Fur
ukawa,I.Sankawa,"The performance limit of coherent
OTDR enhanced with optical fiber amplifiers due t
o optical nonlinear phenomena",IEEE J.Lightwave Te
chnol.,Vol.12,No.7,pp1230-1238,1994 参照)。
ースバンド信号(電気的信号)は、自乗加算器10でアナ
ログ/ディジタル変換され、SN比の改善のためにタイ
ミング発生器13の信号に同期して自乗加算される。信号
処理器11は、加算処理した信号を主制御部12で設定した
周波数差毎に表示すると共に、各信号波形からオフセッ
ト電力値を差引いて対数変換し、後方散乱光の強度の長
手方向分布(以下、OTDR波形という)を表示する。
また、前記周波数差に対する後方散乱光強度分布(以
下、スペクトル波形という)を被試験光ファイバの任意
の位置について表示する。
験信号光パルスのパルス幅及び偏波面を設定する。後方
散乱光の偏波面は、被試験光ファイバにかかる機械的な
振動等によって変化するため、偏波制御器7で直交する
偏波面の組合せを作り、加算することによって後方散乱
光の偏波依存性を打ち消している。
ファイバの損失分布、接続損失、歪分布、温度分布等を
評価できる。2つの光源の周波数差をほぼ一致させた場
合、図2(a)に示すようなOTDR波形が得られ、被
試験光ファイバの損失分布及び接続損失を評価できる。
ローレンツ近似を行って得られる曲線(論文「ブリルア
ン光ファイバタイムドメイン反射計」T.Kurashima,T.Ho
riguchi,H.Izumita,S.Furukawa,"Brillouin optical-fi
ber time domain reflectometry",Trans. IEICE JPN.,V
ol.E76B,No.4,pp.382-390,1993参照)から得た中心周波
数からは、歪及び温度との相関が明らかにされているブ
リルアン周波数シフトが得られ、図2(c)に示すブリ
ルアン周波数シフト分布波形が得られる。この波形か
ら、変換係数を用いて歪分布及び温度分布が得られる。
歪の変換係数として493MHz/%、温度の変換係数
として1MHz/℃が知られている。
した例について説明する。歪分布測定及び温度分布測定
を模擬するため、ブリルアン周波数シフトの異なる2つ
の10kmのボビン巻光ファイバを融着接続したものを
被試験光ファイバとして用いる。2つの光源の光周波数
差を被試験光ファイバのブリルアン周波数シフト付近の
10.4GHzから10.6GHzまで10MHz間隔
で変化させて測定した場合の周波数毎の信号波形を図3
に示す。図3の縦軸は後方散乱光強度を任意単位で示し
ている。この図から、10kmの位置を境にブリルアン
周波数シフトが10.50GHzから10.55GHz
に50MHzシフトしていることが分かる。これは、歪
に換算すると約0.10%に相当し、温度変化では50
℃に相当する。
ら歪及び温度分布を安定に測定するためには、光周波数
差を安定に制御した2つの光源が必要である。しかし、
この従来例では再現性良く安定な光源を構成するのが困
難であった。そこで、図4に示す方法が提案されてい
る。
1.55μm帯光源1の出力光を光合分岐器3(a)で2つ
に分け、試験信号光及びローカル信号光として用いる。
音響光学スイッチ6で発生させた試験信号光パルスは、
光周波数シフター20に入射され、光周波数が十数GHz
シフトされる。この試験信号光パルスは、偏波面を偏波
制御器7で制御され、エルビウム添加光ファイバ及び
1.48μm帯の高出力ポンプ光源で構成された光増幅
器14で増幅された後、光合分岐器3(d)を経て被試験光フ
ァイバ8に入射される。図1の例と同様に、被試験光フ
ァイバ8の後方散乱光を信号処理することにより、被試
験光ファイバの損失分布、接続損失、歪分布、温度分布
等の測定を行う。
の通りである。音響光学スイッチ6から出力される試験
信号光パルスは3dBカプラー21に入射される。この3
dBカプラー21は入力ポートa及びd並びに出力ポート
b及びcを具え、入力ポートからの入力光を出力ポート
にパワー比50対50で出力する。ポートaに入射され
た試験信号光パルスはポートb及びcに出力され、ポー
トc側の試験信号光パルスは光増幅器22で増幅される。
光増幅器22はエルビウム添加光ファイバ、1.48μm
帯の高出力ポンプ光源及び試験信号光のみを透過させる
バンドパスフィルタから構成されている。
波制御器23で制御され、音響光学スイッチ6と同期して
パルス駆動する音響光学スイッチ24に入射される。この
音響光学スイッチ24では、時間領域で試験信号光パルス
のみを透過させ、連続的に光増幅器22から発生している
雑音光を遮断すると共に、試験信号光パルスの光周波数
を120MHzシフトさせる。(特願平3−43864
号「光パルス試験器」参照)
光ファイバ25を通過した後、3dBカプラー21のポート
dに入射される。この試験信号光は再び3dBカプラー
21のポートcに出力され、3dBカプラー21、光増幅器
22、偏波制御器23、音響光学スイッチ24及び遅延光ファ
イバ25で構成される光ループを周回する。試験信号光パ
ルスの光周波数は、この光ループを1周回する毎に12
0MHzずつシフトする。88周回すると光周波数が1
0.56GHzシフトする。
120MHzを中心に最大±1MHz変化させることが
できるので、周回数を88とすると、光周波数シフトは
10.472GHzから10.648GHzまでの間に
設定できる。そこで、音響光学スイッチ6で試験信号光
パルスを発生した後、光ループを所定回周回させて所定
の光周波数になった後、3dBカプラー21のポートbか
ら出力される試験信号光パルスのみを、音響光学スイッ
チ26から出力する。
dBカプラー21のポートbから出力される光パルスは、
この音響光学スイッチ26で遮断される。光ループ内の光
増幅器22及び偏波制御器23は、周回する試験信号光パル
スのパルスパワーを一定にするために調整されている。
このような光周波数シフター20を用いて、図1の例と同
一の条件で被試験光ファイバを測定すると同様の結果が
得られる。
ルス試験器では、光周波数差の制御は簡略化されたもの
の、光ループ内の試験信号光の偏波の揺らぎによって光
増幅器22の増幅度にばらつきが発生する。従って光増幅
器22の増幅度の調整及び偏波制御器23による試験信号光
パルスの偏波面の制御が問題となり、測定精度を劣化さ
せる。また、光ループ内の損失を補償するために、高価
な光増幅器が用いられており、安価で、信頼性の高い、
被試験光ファイバの損失分布、接続損失、歪分布、温度
分布等の測定が可能な光パルス試験器を提供することが
できないという問題点があった。
価で、信頼性の高い、被試験光ファイバの損失分布、接
続損失、歪分布、温度分布等の測定が可能な光パルス試
験器を提供することにある。
め、本発明の光パルス試験器は、1つの狭線幅光源から
出力光を分岐して試験信号光及びローカル信号光を発生
させる信号光発生手段、偏波制御器と外部位相変調器と
変調信号光の周波数モニターと該変調信号光のモニター
からの信号に基づいて偏波制御器及び外部位相変調器の
駆動回路を制御する制御器とを具え前記試験信号光とロ
ーカル信号光との光周波数差を制御する光周波数制御手
段、前記試験信号光をパルス化して試験信号光パルスを
生成すると共に前記試験信号光パルスを被試験光ファイ
バに送出する光パルス生成手段、被試験光ファイバから
の反射光及び後方散乱光と前記ローカル信号光とを光学
的に合波して得られるビート信号光を受光して電気信号
に変換する光電気変換手段、この電気信号の加算処理等
を行う電気信号処理手段、及び、前記試験信号光とロー
カル信号光との周波数差を制御して得られる複数の前記
反射光及び後方散乱光の波形から被試験光ファイバの任
意の位置の前記複数の周波数差に対するスペクトル波形
を表示する表示手段を具備することを特徴とする。
手段が光周波数シフトを直接外部位相変調手段の駆動回
路の周波数として設定するため、所定の光周波数シフト
が低損失に且つ簡単に構成でき、被試験光ファイバの損
失分布、接続損失、歪分布、温度分布等の測定が可能に
なる。
を説明する。以下の図面において、図1及び4に示した
部分と同一の部分にはこれらの図に示したものと同一の
参照番号を付して細部の説明を省略する。また、以下の
図面において、同一の部分には同一の番号を付して説明
する。
図である。外部共振器で線幅を狭めた1.55μm帯光
源1の出力光を光合分岐器3(a)で2つに分け、試験信号
光及びローカル信号光として用いる。試験信号光の光周
波数をシフトさせるために、試験信号光を偏波制御器30
を介して外部光位相変調器32に入射する。偏波制御器30
は1/2波長板及び1/4波長板で構成され、試験信号
光の偏波面が外部光位相変調器32のTMモードに一致す
るように偏波制御器駆動回路31で制御されている。
リチウム導波路であり、変調帯域は14GHz、半波長
電圧Vp は4.2Vである。ここで、半波長電圧とは外
部光位相変調器に入射された信号光の位相を半波長変化
させるために必要な駆動電圧である。外部光位相変調器
駆動回路33は、制御回路35を介して主制御部12で設定さ
れた周波数に基づいて外部光位相変調器32を駆動する。
部光位相変調器32の駆動電圧をVとするとき、外部光位
相変調器32から出力されるn次変調光(nは整数)の振
幅はベッセル関数Jn (π・V/Vp )で表され、n次
の変調信号光が混在する。最終的には、試験信号光とし
て用いる変調信号光は1次の変調信号光であるため、こ
の1次の変調信号光の振幅が最も大きくなるように外部
光位相変調器32の駆動電圧を設定する必要がある。そこ
で、外部光位相変調器32の駆動電圧Vを V=1.84118Vp /π (1) とし、1次の変調信号光への変換効率が最大になるよう
にする。
的に1次変調信号光の振幅が最大になる値である(文献
「結晶光学」応用物理学会光学懇話会編、森北出版、19
75参照)が、実際には変調周波数に依存して1次変調信
号光への変換効率が多少変化するため、この駆動電圧を
約±10%の幅を持たせて設定する必要がある。これに
より、設定する周波数に依存することなく試験信号光と
して用いる1次変調信号光の強度を一定にすると共に、
ほぼ最大に近い値にすることができる。
フトとほぼ同程度の周波数だけ、前記外部光位相変調器
32で光周波数をシフトさせた試験信号光を、音響光学ス
イッチ6に入射する。音響光学的スイッチ6はタイミン
グ発生器13の同期信号に同期してパルス駆動され、1μ
sのパルス幅の試験信号光パルスを発生させると共に、
試験信号光パルスの光周波数を更に120MHzシフト
する。音響光学スイッチ6の0次変調信号光の出力ポー
トから出力される試験信号光は、周波数モニターとして
用いられる掃引型ファブリーペローエタロン干渉計34に
入射される。
計34では、外部光位相変調器32で変調されて発生したn
次変調光の周波数及び強度を測定している。この測定値
の中の1次変調信号光及び0次変調信号光の周波数及び
強度の測定値に基づいて、制御回路35で、偏波制御器駆
動回路31及び外部光位相変調器駆動回路33を制御する。
制御回路35により前記外部光位相変調器32の駆動電圧が
式(1)で表される条件で設定された場合、1次変調信
号光の強度が最大になる。
ルスは偏波制御器7で偏波面を制御された後、光増幅器
14で増幅され、光合分岐器3(d)を経て被試験光ファイバ
8に入射される。前記の従来例と同様に、被試験光ファ
イバ8の後方散乱光をコヒーレント受信器9で受信す
る。
光スイッチによる周波数シフトをf2 とすると、試験信
号光パルスの光周波数はローカル信号光の光周波数に対
してn・f1 +f2 だけシフトしていることになる。但
し、nは整数である。ブリルアン周波数シフトをfb と
すると、ブリルアン散乱光の光周波数のローカル信号光
に対する周波数シフトはn・f1 +f2 −fb になる。
また、レーリー散乱光の光周波数のローカル信号光に対
する周波数シフトはn・f1 +f2 になる。
乱光及びレーリー散乱光は、コヒーレント受信器9でロ
ーカル信号光とミキシングされ、n・f1 +f2 −fb
及びn・f1 +f2 の周波数のビート信号光になり光電
気変換される。このビート信号光を受信するためには、
このビート信号光の周波数がコヒーレント受信器9の持
っている周波数帯域内に入っている必要がある。
ブリルアン散乱光のビート信号光の周波数の条件は、 n・f1 +f2 −fb ≦B (2) となる。また、受信できるレーリー散乱光のビート信号
光の周波数の条件は、 n・f1 +f2 ≦B (3) となる。ここで用いたコヒーレント受信器9の周波数帯
域Bは200MHzであり、音響光学スイッチによる周
波数シフトf2 は120MHzである。
波数シフトfb 付近である数十GHzの周波数にする
と、条件式(2)を満たすのはn=1の場合のみであ
る。また、条件式(3)を満たすのはn=0の場合のみ
である。従って、受信できる後方散乱光はf1 +f2 −
fb の光周波数シフトを持つブリルアン散乱光と、f2
の光周波数シフトを持つレーリー散乱光だけである。そ
の他の光周波数シフトを持つ後方散乱光はコヒーレント
受信器の周波数帯域の外になるため殆ど受信されない。
るブリルアン散乱光をホモダイン検波して前記従来例に
示した信号処理を行うと、被試験光ファイバの歪分布、
温度分布等の測定が可能になる。また、レーリー散乱光
をヘテロダイン検波して同様に信号処理すると、被試験
光ファイバの損失分布、接続損失等の測定が可能にな
る。この時、コヒーレント受信器9で受信するローカル
信号光とブリルアン散乱光とのビート信号及びローカル
信号光とレーリー散乱光とのビート信号はf2 =120
MHzだけ離れているため、電気的なフィルタで容易に
分離できる。
能は1Hzであるので、外部光位相変換器32で与える光
周波数シフトの分解能も1Hzで設定可能である。しか
し、ここで用いている光源1の線幅が10kHz程度で
あるので、試験信号光に設定できる光周波数シフトの周
波数分解能は光源1の線幅程度になる。また、設定でき
る周波数帯域は、外部光位相変換器32の変調帯域である
5乃至14GHzになる。
ン周波数シフトが異なる2つの光ファイバをそれぞれボ
ビンに巻いて双方を融着接続したものを被試験光ファイ
バ8とし、上記の実施例の構成を用いて測定した結果に
ついて説明する。光周波数シフトを、被試験光ファイバ
のブリルアン周波数シフトの中心周波数付近の10.4
乃至10.6GHzの間を0.1MHz刻みで設定して
測定した周波数毎の信号波形を図6に示す。この結果
は、図3に示した従来例の測定例と同様に、10kmの
位置を境にブリルアン周波数が10.4999GHzか
ら10.5504GHzに50.5MHzシフトしてい
ることが分かる。これは、歪に換算すると約0.102
%に相当し、温度変化では約50.5℃に相当する。
光を信号処理することにより、被試験光ファイバの損失
分布、接続損失等の測定ができた。更に、偏波制御器30
で試験信号光の偏波面を外部光位相変換器32のTMモー
ドと直交するように制御すると、外部光位相変換器では
殆ど位相変調されないため、レーリー散乱光のみがコヒ
ーレント受信器で受信される。このときのダイナミック
レンジは1μsパルス幅、加算回数218回で約39dB
であった。
フターにより、試験信号光パルスの周波数分解能を光源
の線幅程度にすることができ、測定精度が向上したこと
が確認された。また、ブリルアン散乱光とレーリー散乱
光とを分離してそれぞれを受信することができることが
確認された。これにより、本発明によれば、安価で、信
頼性の高い、被試験光ファイバの損失分布、接続損失、
歪分布、温度分布等の測定が可能な光パルス試験器を提
供できることが分かる。
図7は本発明の第2の実施例の構成を示す図であり、第
1の実施例における音響光学スイッチ6の代わりに導波
路型光スイッチ36を用いた例である。この導波路型スイ
ッチ36は電気光学効果を用いた光強度変調器であり、立
上がり時間及び立下がり時間が1ns以下であり、10
0ns以下のパルス幅の試験信号光パルスを発生させる
場合に有効である(文献「結晶光学」応用物理学会光学
懇話会編、森北出版、1975参照)。
ために導波路型スイッチ36の前に光合分岐器3(e)を入
れ、試験信号光の一部(1/10のパワー)を分岐す
る。光合分岐器3(e)のモニターポートからの試験信号光
を掃引型ファブリーペローエタロン干渉計34に入射し、
外部光位相変調器32で変調された1次変調信号光及び0
次変調信号光の強度を測定し、この測定値に基づいて、
制御回路35で、偏波制御器駆動回路31及び外部光位相変
調器駆動回路33を制御する。
回路35では、1次変調信号光及び0次変調信号光のアイ
ソレーションが最大になるように、偏波制御器駆動回路
31及び外部光位相変調器駆動回路33を制御する。実際に
は、上述の理由により、前記と同様にこの駆動電圧を約
±10%の幅を持たせて設定する必要がある。
スの光周波数はローカル信号光の光周波数に対してn・
f1 だけシフトしていることになる。ここでnは整数で
ある。ブリルアン周波数シフトをfb とすると、ブリル
アン散乱光の光周波数のローカル信号光に対する周波数
シフトは、n・f1 −fb になる。また、レーリー散乱
光の光周波数のローカル信号光に対する周波数シフトは
n・f1 になる。
乱光及びレーリー散乱光は、コヒーレント受信器9でロ
ーカル信号光とミキシングされ、n・f1 −fb 及びn
・f1 の周波数のビート信号光になり、光電気変換され
る。受信できるビート信号光の周波数は、コヒーレント
受信器9が感度を持っている周波数帯域内に入っている
必要がある。
ブリルアン散乱光のビート信号光の周波数の条件は、 n・f1 −fb ≦B (5) となる。また、受信できるレーリー散乱光のビート信号
光の周波数の条件は、 n・f1 ≦B (6) となる。
器9の周波数帯域Bは200MHzであり、主制御部12
で設定するf1 をブリルアン周波数シフトfb 付近であ
る数十GHzの周波数にすると、条件式(5)を満たす
のはn=1の場合のみである。また、条件式(6)を満
たすのはn=0の場合であるが、外部光位相変調器32
で、式(4)で示される条件によって試験信号光が位相
変調されるため、n=0となる0次変調信号光はほぼ0
になり、この周波数シフトを持つレーリー散乱光は殆ど
発生しない。
るのはf1 −fb の光周波数シフトを持つブリルアン散
乱光のみになり、それ以外の後方散乱光はコヒーレント
受信器に殆ど受信されない。そこで、この受信されたブ
リルアン散乱光を第1の実施例と同様に信号処理を行う
と、被試験光ファイバの歪分布、温度分布等の測定が可
能になる。
を外部光位相変換器32のTMモードと直交するように制
御すると、外部光位相変調器では殆ど位相変調されない
ため、ローカル信号光と同じ光周波数を持つ試験信号光
パルスが被試験光ファイバに入射され、レーリー散乱光
がコヒーレント受信器9でホモダイン検波される。第1
の実施例と同様に信号処理を行うと、被試験光ファイバ
の損失分布、接続損失等の測定が可能になる。
験光ファイバを測定した結果、第1の実施例と同様の結
果が得られた。パルス幅を10nsとして、距離分解能
を1mとしているためダイナミックレンジは約20dB
小さくなった。この実施例により、本発明によれば、安
価で、信頼性の高い、被試験光ファイバの損失分布、接
続損失、歪分布、温度分布等の測定が可能な光パルス試
験器を提供できることが分かる。
この例では、図5又は図7の構成において、光源1、光
合分岐器3(a)、偏波制御器30、外部光位相変調器32、音
響光学スイッチ6又は導波路型スイッチ36と光合分岐器
3(e)、偏波制御器7、光増幅器14、光合分岐器3(d)及び
コヒーレント受信器9を、通常の光ファイバに代えて偏
波保持光ファイバを用いて相互に結ぶ。このようにすれ
ば、予め外部光位相変調器32に入射する試験信号光の偏
波面を調整し、外部光位相変調器駆動回路33を設定する
と、以後、掃引型ファブリーペローエタロン干渉計34と
制御回路35で、偏波制御器駆動回路31及び外部光位相変
調器駆動回路33を制御する必要がなくなる。
を行った結果、これらの実施例と同様の測定結果が得ら
れた。この実施例により、本発明によれば、安価で、信
頼性の高い、被試験光ファイバの損失分布、接続損失、
歪分布、温度分布等の測定が可能な光パルス試験器を提
供できることが分かる。
形、後方散乱光スペクトル波形及びブリルアン周波数シ
フト分布波形の一般形を示す図である。
般形を示す図である。
を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 1つの狭線幅光源から出力光を分岐して
試験信号光及びローカル信号光を発生させる信号光発生
手段、偏波制御器と外部位相変調器と変調信号光の周波
数モニターと該変調信号光のモニターからの信号に基づ
いて偏波制御器及び外部位相変調器の駆動回路を制御す
る制御器とを具え前記試験信号光とローカル信号光との
光周波数差を制御する光周波数制御手段、前記試験信号
光をパルス化して試験信号光パルスを生成すると共に前
記試験信号光パルスを被試験光ファイバに送出する光パ
ルス生成手段、被試験光ファイバからの反射光及び後方
散乱光と前記ローカル信号光とを光学的に合波して得ら
れるビート信号光を受光して電気信号に変換する光電気
変換手段、該電気信号の加算処理等を行う電気信号処理
手段、及び、前記試験信号光とローカル信号光との周波
数差を制御して得られる複数の前記反射光及び後方散乱
光の波形から被試験光ファイバの任意の位置の前記複数
の周波数差に対するスペクトル波形を表示する表示手段
を具備することを特徴とする光パルス試験器。 - 【請求項2】 更に、前記電気信号処理手段の処理結果
に基づいて前記反射光及び後方散乱光の波形を表示する
表示手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の
光パルス試験器。 - 【請求項3】 前記光周波数制御手段の外部位相変調器
が試験信号光の位相を半波長変化させる時の外部位相変
調器の駆動電圧をVp とし且つπを円周率としたとき、
外部位相変調器に対する駆動電圧が 2.40483Vp /π±10% 又は 1.84118Vp /π±10% であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光パル
ス試験器。 - 【請求項4】 前記信号光発生手段、光周波数制御手段
の偏波制御器、外部位相変調器、光パルス生成手段、及
び、光電気変換手段を相互に偏波保持光ファイバを用い
て結ぶことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
に記載の光パルス試験器。 - 【請求項5】 更に、試験信号光を増幅するための光増
幅手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれか1項に記載の光パルス試験器。
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|---|---|---|---|
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ID=12601162
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|---|---|---|---|
| JP04117796A Expired - Fee Related JP3306819B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 光パルス試験器 |
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- 1996-02-28 JP JP04117796A patent/JP3306819B2/ja not_active Expired - Fee Related
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