JPH09230138A - 粘着型偏光板 - Google Patents
粘着型偏光板Info
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- JPH09230138A JPH09230138A JP8036369A JP3636996A JPH09230138A JP H09230138 A JPH09230138 A JP H09230138A JP 8036369 A JP8036369 A JP 8036369A JP 3636996 A JP3636996 A JP 3636996A JP H09230138 A JPH09230138 A JP H09230138A
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- sensitive adhesive
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- pressure
- polarizing plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温・高湿下に長時間置かれた場合であって
も、接着性及び光学特性の劣化が生じ難く、これらの耐
久性に優れている粘着型偏光板を提供する。 【解決手段】 セルロース系保護層を表面に有する偏光
フィルムに粘着剤層を積層してなる粘着型偏光板におい
て、粘着剤層として、少なくとも1種の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルモノマー70〜99.9重量%及
びベンゾトリアゾール基を有するモノマー0.1〜30
重量%を主成分として共重合されてなり、重量平均分子
量Mw80万〜150万、比Mw/Mnが1.5〜3.
5の範囲にあるアクリル系共重合体100重量部と、多
官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、多
官能アジリジン化合物及び多価金属系化合物から選択し
た少なくとも1種の架橋剤0.3〜5重量部とを含む架
橋体により構成されている粘着型偏光板。
も、接着性及び光学特性の劣化が生じ難く、これらの耐
久性に優れている粘着型偏光板を提供する。 【解決手段】 セルロース系保護層を表面に有する偏光
フィルムに粘着剤層を積層してなる粘着型偏光板におい
て、粘着剤層として、少なくとも1種の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルモノマー70〜99.9重量%及
びベンゾトリアゾール基を有するモノマー0.1〜30
重量%を主成分として共重合されてなり、重量平均分子
量Mw80万〜150万、比Mw/Mnが1.5〜3.
5の範囲にあるアクリル系共重合体100重量部と、多
官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、多
官能アジリジン化合物及び多価金属系化合物から選択し
た少なくとも1種の架橋剤0.3〜5重量部とを含む架
橋体により構成されている粘着型偏光板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光フィルムに粘
着剤層を積層してなる粘着型偏光板に関し、特に、高温
及び/または高湿下における光学的特性の劣化が生じ難
い、耐久性に優れた粘着型偏光板に関する。
着剤層を積層してなる粘着型偏光板に関し、特に、高温
及び/または高湿下における光学的特性の劣化が生じ難
い、耐久性に優れた粘着型偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、偏光フィルムに粘着剤層を積層し
てなる粘着型偏光板が、種々の液晶表示装置において用
いられている。また、自動車に搭載される表示装置や工
業用表示装置のように、上記液晶表示装置の用途も拡大
している。その結果、液晶表示装置では、高温下や高湿
下などの過酷な環境の下に置かれた場合であっても、表
示特性の劣化が生じ難いことが求められている。従っ
て、液晶表示装置に用いられる上記粘着型偏光板におい
ても、高温下や高湿下における耐久性の向上が強く求め
られている。
てなる粘着型偏光板が、種々の液晶表示装置において用
いられている。また、自動車に搭載される表示装置や工
業用表示装置のように、上記液晶表示装置の用途も拡大
している。その結果、液晶表示装置では、高温下や高湿
下などの過酷な環境の下に置かれた場合であっても、表
示特性の劣化が生じ難いことが求められている。従っ
て、液晶表示装置に用いられる上記粘着型偏光板におい
ても、高温下や高湿下における耐久性の向上が強く求め
られている。
【0003】上記のような要望を満たすものとして、特
公平2−17081号公報には、耐熱性及び耐湿熱性を
高めた感圧接着性偏光板が開示されている。ここでは、
ヨウ素または二色性染料を吸着させてなるポリビニルア
ルコールフィルムの両面に、トリアセチルセルロースフ
ィルムを保護層として貼り合わせてなる偏光板の片面ま
たは両面に、アクリル系粘着剤層が設けられており、該
アクリル系粘着剤層に、ジブチルアミンまたはジフェニ
ルグアニジンが含有されている。ジブチルアミンまたは
ジフェニルグアニジンは、高湿熱下で発生する酸性物質
を中和し、それによって高湿下や高温下における特性の
劣化を防止するとされている。
公平2−17081号公報には、耐熱性及び耐湿熱性を
高めた感圧接着性偏光板が開示されている。ここでは、
ヨウ素または二色性染料を吸着させてなるポリビニルア
ルコールフィルムの両面に、トリアセチルセルロースフ
ィルムを保護層として貼り合わせてなる偏光板の片面ま
たは両面に、アクリル系粘着剤層が設けられており、該
アクリル系粘着剤層に、ジブチルアミンまたはジフェニ
ルグアニジンが含有されている。ジブチルアミンまたは
ジフェニルグアニジンは、高湿熱下で発生する酸性物質
を中和し、それによって高湿下や高温下における特性の
劣化を防止するとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術では、ジブチルアミンやジフェニルグアニジンな
どの二級アミンが、粘着剤層の架橋阻害を引き起こし、
粘着剤層の架橋度が低下し、接着性や光学特性を低下さ
せるという問題があった。
行技術では、ジブチルアミンやジフェニルグアニジンな
どの二級アミンが、粘着剤層の架橋阻害を引き起こし、
粘着剤層の架橋度が低下し、接着性や光学特性を低下さ
せるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、高温下や高湿下に置かれ
た場合であっても、接着性及び光学特性の劣化が生じ難
く、これらの耐久性に優れている粘着型偏光板を提供す
ることにある。
た場合であっても、接着性及び光学特性の劣化が生じ難
く、これらの耐久性に優れている粘着型偏光板を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために成されたものであり、セルロース系保護層
が表面に形成されている偏光フィルムと、偏光フィルム
に積層された粘着剤層とを備える粘着型偏光板であっ
て、前記粘着剤層が、一般式CH2 =CR1 COOR2
(式中、R1 は水素またはメチル基を、R2 は炭素数が
2〜12のアルキル基を示す。)で表される少なくとも
1種の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー7
0〜99.9重量%及びベンゾトリアゾール基と共重合
性不飽和二重結合とを有するモノマー0.1〜30重量
%を主成分として共重合されてなり、重量平均分子量M
w80万〜150万、重量平均分子量Mwと数平均分子
量Mnとの比Mw/Mnが1.5〜3.5の範囲にある
アクリル系共重合体100重量部と、多官能イソシアネ
ート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能アジリジン
化合物及び多価金属キレート化合物からなる群から選択
した少なくとも1種の架橋剤0.3〜5重量部とを含む
架橋体により構成されていることを特徴とする。
成するために成されたものであり、セルロース系保護層
が表面に形成されている偏光フィルムと、偏光フィルム
に積層された粘着剤層とを備える粘着型偏光板であっ
て、前記粘着剤層が、一般式CH2 =CR1 COOR2
(式中、R1 は水素またはメチル基を、R2 は炭素数が
2〜12のアルキル基を示す。)で表される少なくとも
1種の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー7
0〜99.9重量%及びベンゾトリアゾール基と共重合
性不飽和二重結合とを有するモノマー0.1〜30重量
%を主成分として共重合されてなり、重量平均分子量M
w80万〜150万、重量平均分子量Mwと数平均分子
量Mnとの比Mw/Mnが1.5〜3.5の範囲にある
アクリル系共重合体100重量部と、多官能イソシアネ
ート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能アジリジン
化合物及び多価金属キレート化合物からなる群から選択
した少なくとも1種の架橋剤0.3〜5重量部とを含む
架橋体により構成されていることを特徴とする。
【0007】本発明において、上記一般式で示される
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリ
ル酸エチルエステル、アクリル酸n−プロピルエステ
ル、アクリル酸イソプロピルエステル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチルエステル、アクリル酸sec−ブチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸n−オクチルエステル、ア
クリル酸イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシルエステル、アクリル酸イソノニルエス
テル、(メタ)アクリル酸ラウリルエステルなどを挙げ
ることができ、これらの(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルは、その2種以上を併用してもよい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリ
ル酸エチルエステル、アクリル酸n−プロピルエステ
ル、アクリル酸イソプロピルエステル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチルエステル、アクリル酸sec−ブチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸n−オクチルエステル、ア
クリル酸イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシルエステル、アクリル酸イソノニルエス
テル、(メタ)アクリル酸ラウリルエステルなどを挙げ
ることができ、これらの(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルは、その2種以上を併用してもよい。
【0008】上記アクリル系共重合体において、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルの含有量が少なすぎる
と、粘着剤層の凝集力が高くなりすぎ、貼付に際し空気
を巻き込み易くなり、他方、含有割合が高くなりすぎる
と、粘着剤層の凝集力が低くなりすぎ、粘着剤層の耐熱
性及び耐久性が劣化することになる。従って、上記(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル含有量は、アクリル系
共重合体中70〜99.9重量%、好ましくは、80〜
97重量%の範囲とされる。
タ)アクリル酸アルキルエステルの含有量が少なすぎる
と、粘着剤層の凝集力が高くなりすぎ、貼付に際し空気
を巻き込み易くなり、他方、含有割合が高くなりすぎる
と、粘着剤層の凝集力が低くなりすぎ、粘着剤層の耐熱
性及び耐久性が劣化することになる。従って、上記(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル含有量は、アクリル系
共重合体中70〜99.9重量%、好ましくは、80〜
97重量%の範囲とされる。
【0009】また、上記アクリル系共重合体に含有され
るベンゾトリアゾール基及び共重合性不飽和二重結合を
有するモノマーとしては、2−(2´−ヒドロキシ−5
´−メタクリロキシエチルフェニル)2H−ベンゾトリ
アゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−アクリロキ
シエチルフェニル)2H−ベンゾトリアゾールを挙げる
ことができる。このモノマーは、偏光フィルムにおける
セルロース系保護層の劣化を防止する作用を有すると共
に、フェノール性の水酸基が後述する架橋剤との反応に
おける架橋基点となり、アクリル系共重合体の凝集力を
高めて、耐燃性などの耐久性の向上に寄与する。アクリ
ル系共重合体中のこのベンゾトリアゾール骨格を有する
モノマーの含有量が少なすぎると、偏光フィルムにおけ
るセルロース系保護層の劣化を防止することが困難とな
り、多すぎると、粘着剤層の凝集力が高くなりすぎ、貼
付に際して空気を巻き込み易くなる。従って、上記ベン
ゾトリアゾール骨格を有するモノマーは、上記アクリル
系共重合体中0.1〜30重量%の範囲、好ましくは
0.2〜20重量%の範囲で用いられる。
るベンゾトリアゾール基及び共重合性不飽和二重結合を
有するモノマーとしては、2−(2´−ヒドロキシ−5
´−メタクリロキシエチルフェニル)2H−ベンゾトリ
アゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−アクリロキ
シエチルフェニル)2H−ベンゾトリアゾールを挙げる
ことができる。このモノマーは、偏光フィルムにおける
セルロース系保護層の劣化を防止する作用を有すると共
に、フェノール性の水酸基が後述する架橋剤との反応に
おける架橋基点となり、アクリル系共重合体の凝集力を
高めて、耐燃性などの耐久性の向上に寄与する。アクリ
ル系共重合体中のこのベンゾトリアゾール骨格を有する
モノマーの含有量が少なすぎると、偏光フィルムにおけ
るセルロース系保護層の劣化を防止することが困難とな
り、多すぎると、粘着剤層の凝集力が高くなりすぎ、貼
付に際して空気を巻き込み易くなる。従って、上記ベン
ゾトリアゾール骨格を有するモノマーは、上記アクリル
系共重合体中0.1〜30重量%の範囲、好ましくは
0.2〜20重量%の範囲で用いられる。
【0010】また、本発明においては、上記アクリル系
共重合体では、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル及びベンゾトリアゾール骨格を有する単量体以外に、
必要に応じて、さらに、(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸などのカル
ボキシル基含有ビニルモノマー、(メタ)アクリロニト
リル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、アクリロイルモルフォリン、(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエステ
ル、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどの高極
性基を有するビニルモノマー、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチルや(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシ
ブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルな
どの水酸基含有モノマーなど、上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステルと共重合可能な適宜のビニルモノマー
を加えてもよい。
共重合体では、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル及びベンゾトリアゾール骨格を有する単量体以外に、
必要に応じて、さらに、(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸などのカル
ボキシル基含有ビニルモノマー、(メタ)アクリロニト
リル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、アクリロイルモルフォリン、(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエステ
ル、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどの高極
性基を有するビニルモノマー、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチルや(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシ
ブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルな
どの水酸基含有モノマーなど、上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステルと共重合可能な適宜のビニルモノマー
を加えてもよい。
【0011】上記アクリル系共重合体中における上記
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能なビ
ニルモノマーを用いる場合の該ビニルモノマーの配合割
合は0.5〜30重量%の範囲が好ましい。0.5重量
%未満の場合には、粘着剤層の凝集力が低くなることが
あり、30重量%を超えると、凝集力が高くなりすぎ、
凹凸面への接着性が低下することがある。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能なビ
ニルモノマーを用いる場合の該ビニルモノマーの配合割
合は0.5〜30重量%の範囲が好ましい。0.5重量
%未満の場合には、粘着剤層の凝集力が低くなることが
あり、30重量%を超えると、凝集力が高くなりすぎ、
凹凸面への接着性が低下することがある。
【0012】上記アクリル系共重合体は、上記モノマー
組成に重合開始剤を添加し、かつ溶液重合、塊状重合、
懸濁重合、または光重合などの適宜の重合方法により得
ることができるが、重合熱を分散することができるこ
と、粘度を調整し得ること、粘着付与樹脂を均一に混合
し易いことなどの点において、溶液重合法が好ましく用
いられる。
組成に重合開始剤を添加し、かつ溶液重合、塊状重合、
懸濁重合、または光重合などの適宜の重合方法により得
ることができるが、重合熱を分散することができるこ
と、粘度を調整し得ること、粘着付与樹脂を均一に混合
し易いことなどの点において、溶液重合法が好ましく用
いられる。
【0013】上記溶液重合に際しての重合開始剤として
は、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベン
ゾイルなどを挙げることができる。上記アクリル系共重
合体の重量平均分子量Mwが小さすぎると、耐剥離性が
低下し、大きすぎると、粘度が高くなり、塗工工程にお
ける生産性が低下する。従って、アクリル系共重合体の
重量平均分子量Mwは、80万〜150万の範囲、好ま
しくは90万〜140万の範囲とされる。
は、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベン
ゾイルなどを挙げることができる。上記アクリル系共重
合体の重量平均分子量Mwが小さすぎると、耐剥離性が
低下し、大きすぎると、粘度が高くなり、塗工工程にお
ける生産性が低下する。従って、アクリル系共重合体の
重量平均分子量Mwは、80万〜150万の範囲、好ま
しくは90万〜140万の範囲とされる。
【0014】また、上記アクリル系共重合体の重量平均
分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが高す
ぎると耐剥離性が低下するため、比Mw/Mnは1.5
〜3.5、好ましくは1.5〜3.0の範囲とされる。
分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが高す
ぎると耐剥離性が低下するため、比Mw/Mnは1.5
〜3.5、好ましくは1.5〜3.0の範囲とされる。
【0015】本発明においては、上記粘着剤層を構成す
る粘着剤組成物には、保持力や耐熱接着力を高めるため
に、上記多官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ
化合物、多官能アジリジン化合物、多価金属キレート化
合物からなる群から選択した少なくとも1種の架橋剤が
用いられる。
る粘着剤組成物には、保持力や耐熱接着力を高めるため
に、上記多官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ
化合物、多官能アジリジン化合物、多価金属キレート化
合物からなる群から選択した少なくとも1種の架橋剤が
用いられる。
【0016】上記多官能イソシアネート化合物として
は、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、キ
シリレンジイソシアネート(XDI)、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(MDI)などの芳香族ジイソシア
ネート化合物;ヘキサメチレンジイソシアネート(HM
DI)、イソホロンジイソシアネート(IDI)などの
脂肪族もしくは脂環式ジイソシアネート化合物;トリメ
チロールプロパンのトリレンジイソシアネート3量体付
加物、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレ
ンビス(4−フェニルメタン)トリイソシアネートなど
のトリイソシアネート化合物を挙げることができる。
は、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、キ
シリレンジイソシアネート(XDI)、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(MDI)などの芳香族ジイソシア
ネート化合物;ヘキサメチレンジイソシアネート(HM
DI)、イソホロンジイソシアネート(IDI)などの
脂肪族もしくは脂環式ジイソシアネート化合物;トリメ
チロールプロパンのトリレンジイソシアネート3量体付
加物、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレ
ンビス(4−フェニルメタン)トリイソシアネートなど
のトリイソシアネート化合物を挙げることができる。
【0017】上記多官能イソシアネート化合物の添加量
としては、上記アクリル系共重合体100重量部に対
し、0.3〜5.0重量部の範囲が好ましい。0.3重
量部未満の場合には、多官能イソシアネート化合物配合
による効果、すなわち粘着剤層の凝集力を高める効果が
十分得られないことがあり、5.0重量部を超えて配合
した場合には、粘着剤の架橋度が高くなりすぎ、十分な
粘着力が得られないことがある。より好ましくは、同様
の理由により、多官能イソシアネート化合物の配合割合
は0.5〜3重量部とされる。
としては、上記アクリル系共重合体100重量部に対
し、0.3〜5.0重量部の範囲が好ましい。0.3重
量部未満の場合には、多官能イソシアネート化合物配合
による効果、すなわち粘着剤層の凝集力を高める効果が
十分得られないことがあり、5.0重量部を超えて配合
した場合には、粘着剤の架橋度が高くなりすぎ、十分な
粘着力が得られないことがある。より好ましくは、同様
の理由により、多官能イソシアネート化合物の配合割合
は0.5〜3重量部とされる。
【0018】上記多官能エポキシ化合物としては、ビス
フェノールA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジ
ルアニリン、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、N,N,N´,N´−テトラグリシジル−m−
キシレンジアミンなどを挙げることができる。
フェノールA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジ
ルアニリン、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、N,N,N´,N´−テトラグリシジル−m−
キシレンジアミンなどを挙げることができる。
【0019】また、上記多価金属キレート化合物として
は、アルミニウム、鉄、錫、亜鉛、チタンなどの多価金
属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル配位化合物
などを挙げることができる。
は、アルミニウム、鉄、錫、亜鉛、チタンなどの多価金
属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル配位化合物
などを挙げることができる。
【0020】上記多官能アジリジン化合物としては、
N,N´−ヘキサメチレン1,6−ビス(1−アジリジ
ンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ
−β−アジリジニルプロピオネートなどを挙げることが
できる。
N,N´−ヘキサメチレン1,6−ビス(1−アジリジ
ンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ
−β−アジリジニルプロピオネートなどを挙げることが
できる。
【0021】上記多官能エポキシ化合物、多価金属キレ
ート化合物及び多官能アジリジン化合物は、アクリル系
共重合体100重量部に対し、0.01〜1重量部の範
囲で、好ましくは0.05〜0.5重量部の範囲で用い
られる。この配合割合が0.01重量部未満の場合に
は、粘着剤において必要な凝集力が得られず、保持力が
低下することがあり、1重量部を超えると、凝集力が高
くなりすぎ、剥離力が低下することがあるからである。
ート化合物及び多官能アジリジン化合物は、アクリル系
共重合体100重量部に対し、0.01〜1重量部の範
囲で、好ましくは0.05〜0.5重量部の範囲で用い
られる。この配合割合が0.01重量部未満の場合に
は、粘着剤において必要な凝集力が得られず、保持力が
低下することがあり、1重量部を超えると、凝集力が高
くなりすぎ、剥離力が低下することがあるからである。
【0022】本発明においては、粘着剤層の剥離強度を
高めるために、適宜の粘着付与剤、例えばロジン系化合
物や石油樹脂系粘着付与剤などを本発明の目的を阻害し
ない範囲で混合してもよい。
高めるために、適宜の粘着付与剤、例えばロジン系化合
物や石油樹脂系粘着付与剤などを本発明の目的を阻害し
ない範囲で混合してもよい。
【0023】上記ロジン系化合物としては、ロジンモノ
マー、重合ロジン、不均化ロジン、水添ロジン及びこれ
らの混合物、ロジン系化合物と多価アルコールとのエス
テル化物などを挙げることができる。この場合、上記多
価アルコールとしては、ジエチレングリコール、グリセ
リン、ペンタエリスリトールなどを挙げることができ、
好ましくはグリセリン、ペンタエリスリトールが用いら
れる。
マー、重合ロジン、不均化ロジン、水添ロジン及びこれ
らの混合物、ロジン系化合物と多価アルコールとのエス
テル化物などを挙げることができる。この場合、上記多
価アルコールとしては、ジエチレングリコール、グリセ
リン、ペンタエリスリトールなどを挙げることができ、
好ましくはグリセリン、ペンタエリスリトールが用いら
れる。
【0024】上記石油樹脂系粘着付与剤としては、C5
(脂肪族)系及びC9(芳香族)系石油樹脂を挙げるこ
とができ、また、テルペン樹脂、キシレン樹脂、スチレ
ン樹脂並びにこれらの変成フェノール化合物等を挙げる
ことができる。
(脂肪族)系及びC9(芳香族)系石油樹脂を挙げるこ
とができ、また、テルペン樹脂、キシレン樹脂、スチレ
ン樹脂並びにこれらの変成フェノール化合物等を挙げる
ことができる。
【0025】本発明の粘着型偏光板において、上記偏光
フィルムの基材としては、例えば、ポリビニルアルコー
ルに沃素や二色性染料を含浸させて延伸したものなどの
偏光素子として機能し得る適宜の合成樹脂フィルムを用
いることができる。また、上記合成樹脂フィルムの表面
は、セルロース系保護層で被覆されているが、この場
合、セルロース保護層を構成する材料としては、例え
ば、トリアセチルセルロース、ケン化アセチルセルロー
ス、ジアセチルセルロースなどからなるフィルムを用い
ることができ、これらのセルロース系保護層を構成する
フィルムを上記基材に貼り合わせることにより、あるい
は上記基材としての合成樹脂フィルム表面にセルロース
系材料を塗工・乾燥することにより偏光フィルムが構成
されている。
フィルムの基材としては、例えば、ポリビニルアルコー
ルに沃素や二色性染料を含浸させて延伸したものなどの
偏光素子として機能し得る適宜の合成樹脂フィルムを用
いることができる。また、上記合成樹脂フィルムの表面
は、セルロース系保護層で被覆されているが、この場
合、セルロース保護層を構成する材料としては、例え
ば、トリアセチルセルロース、ケン化アセチルセルロー
ス、ジアセチルセルロースなどからなるフィルムを用い
ることができ、これらのセルロース系保護層を構成する
フィルムを上記基材に貼り合わせることにより、あるい
は上記基材としての合成樹脂フィルム表面にセルロース
系材料を塗工・乾燥することにより偏光フィルムが構成
されている。
【0026】また、上記粘着剤層は、セルロース系保護
層が形成されている面に、上記粘着剤を塗工することに
より形成されるが、セルロース系保護層は偏光フィルム
の片面側にのみ形成されていてもよく、その場合には、
片面に設けられたセルロース系保護層上に上記粘着剤が
塗工される。
層が形成されている面に、上記粘着剤を塗工することに
より形成されるが、セルロース系保護層は偏光フィルム
の片面側にのみ形成されていてもよく、その場合には、
片面に設けられたセルロース系保護層上に上記粘着剤が
塗工される。
【0027】粘着剤の偏光フィルムへの塗工方法として
は、上記粘着剤溶液を得た後、該粘着剤溶液を離型処理
されたフィルム上に塗工し乾燥した後、偏光フィルムに
転写することにより、あるいはセルロース系保護層が設
けられている偏光フィルム面に直接粘着剤溶液を塗工し
乾燥させることにより形成し得る。
は、上記粘着剤溶液を得た後、該粘着剤溶液を離型処理
されたフィルム上に塗工し乾燥した後、偏光フィルムに
転写することにより、あるいはセルロース系保護層が設
けられている偏光フィルム面に直接粘着剤溶液を塗工し
乾燥させることにより形成し得る。
【0028】また、上記偏光フィルム及び粘着剤層を有
する本発明の粘着型偏光板の厚みは、通常、10〜40
μm程度とされ、比較的薄いため、液晶表示装置などに
組み込むに際しては、透光性の支持体に支持された状態
で用いられる。このような透光性の支持体としては、ガ
ラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサル
ホンなどの適宜の透光性材料からなるものを用いること
ができる。
する本発明の粘着型偏光板の厚みは、通常、10〜40
μm程度とされ、比較的薄いため、液晶表示装置などに
組み込むに際しては、透光性の支持体に支持された状態
で用いられる。このような透光性の支持体としては、ガ
ラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサル
ホンなどの適宜の透光性材料からなるものを用いること
ができる。
【0029】また、本発明に係る粘着型偏光板は、液晶
表示装置のセル面に用いられるものに限定されず、偏光
素子が必要な他の光学部品にも広く用いることができ
る。例えば、ポリカーボネート系またはポリサルホン系
樹脂を主原料とし、Tダイ押出し法または溶剤キャスト
法により成形・延伸することにより得られた一軸延伸フ
ィルムからなる位相差板に、本発明に係る粘着型偏光板
を貼付してもよく、あるいは上記位相差板と偏光板とを
積層して楕円偏光板を構成してもよい。
表示装置のセル面に用いられるものに限定されず、偏光
素子が必要な他の光学部品にも広く用いることができ
る。例えば、ポリカーボネート系またはポリサルホン系
樹脂を主原料とし、Tダイ押出し法または溶剤キャスト
法により成形・延伸することにより得られた一軸延伸フ
ィルムからなる位相差板に、本発明に係る粘着型偏光板
を貼付してもよく、あるいは上記位相差板と偏光板とを
積層して楕円偏光板を構成してもよい。
【0030】作用 本発明では、偏光板を液晶表示装置のセル面などに固定
するための粘着剤層が上記アクリル系共重合体を架橋し
てなる組成物を主成分とし、該アクリル系共重合体がベ
ンゾトリアゾール基を有するモノマーを含むため、ベン
ゾトリアゾール基により紫外線が吸収され、偏光板の光
学的特性の劣化が生じ難い。また、上記特定の組成、重
量平均分子量及び分子量分布を有するアクリル系共重合
体を架橋してなるため、高温下や高湿下に長時間放置さ
れた場合であっても、発泡現象や剥離現象が生じ難い。
するための粘着剤層が上記アクリル系共重合体を架橋し
てなる組成物を主成分とし、該アクリル系共重合体がベ
ンゾトリアゾール基を有するモノマーを含むため、ベン
ゾトリアゾール基により紫外線が吸収され、偏光板の光
学的特性の劣化が生じ難い。また、上記特定の組成、重
量平均分子量及び分子量分布を有するアクリル系共重合
体を架橋してなるため、高温下や高湿下に長時間放置さ
れた場合であっても、発泡現象や剥離現象が生じ難い。
【0031】加えて、上記アクリル系共重合体における
架橋を阻害する物質を添加していないため、耐久接着性
が効果的に高められる。
架橋を阻害する物質を添加していないため、耐久接着性
が効果的に高められる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例及び比較例
を挙げることにより、本発明を明らかにする。なお、以
下において「部」とあるのは、「重量部」を意味する。
を挙げることにより、本発明を明らかにする。なお、以
下において「部」とあるのは、「重量部」を意味する。
【0033】アクリル系共重合体を含む粘着剤溶液の調
製 反応器に、表1に示す共重合体1の配合に従って、アク
リル酸ブチル(BA)93部、アクリル酸(AAc)6
部、2−(2´ヒドロキシ−5´−メタクリロキシエチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(MHB)
(大塚化学社製、商品名:RUVA−93)1部、酢酸
エチル100部及びドデシルメルカプタン(DDM)
0.002部を投入し、30分間窒素ガスバブリングを
行い、溶存酸素を実質的に除去した。次に、窒素雰囲気
下で60℃に加温し、重合開始剤としてアゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)0.03部を投入し、7時間
反応した。反応終了後、トルエンで希釈し、固形分が2
0重量%である粘着剤溶液を得た。
製 反応器に、表1に示す共重合体1の配合に従って、アク
リル酸ブチル(BA)93部、アクリル酸(AAc)6
部、2−(2´ヒドロキシ−5´−メタクリロキシエチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(MHB)
(大塚化学社製、商品名:RUVA−93)1部、酢酸
エチル100部及びドデシルメルカプタン(DDM)
0.002部を投入し、30分間窒素ガスバブリングを
行い、溶存酸素を実質的に除去した。次に、窒素雰囲気
下で60℃に加温し、重合開始剤としてアゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)0.03部を投入し、7時間
反応した。反応終了後、トルエンで希釈し、固形分が2
0重量%である粘着剤溶液を得た。
【0034】上記粘着剤溶液について、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)法により分子量を
測定したところ、重量平均分子量は124万であり、比
Mw/Mnは2.1であった。
ーミエーションクロマトグラフィー)法により分子量を
測定したところ、重量平均分子量は124万であり、比
Mw/Mnは2.1であった。
【0035】上記のようにして、下記の表1に共重合体
1として示す粘着剤溶液を得た。また、配合すべき成分
を下記の表1の通りとしたことを除いては、上記共重合
体1を含む粘着剤溶液と同様にして、下記の表1に示す
共重合体2〜6をそれぞれ含む粘着剤溶液を調製した。
1として示す粘着剤溶液を得た。また、配合すべき成分
を下記の表1の通りとしたことを除いては、上記共重合
体1を含む粘着剤溶液と同様にして、下記の表1に示す
共重合体2〜6をそれぞれ含む粘着剤溶液を調製した。
【0036】もっとも、共重合体6の合成に際しては、
窒素ガスバブリングの時間を10分とし、溶存酸素を完
全に除去せずに重合を行った。これらの共重合体2〜6
を含む各粘着剤溶液についても、共重合体1を含む粘着
剤溶液と同様に、GPC法により分子量を測定した。測
定された重量平均分子量Mw及び比Mw/Mnを表1に
併せて示す。
窒素ガスバブリングの時間を10分とし、溶存酸素を完
全に除去せずに重合を行った。これらの共重合体2〜6
を含む各粘着剤溶液についても、共重合体1を含む粘着
剤溶液と同様に、GPC法により分子量を測定した。測
定された重量平均分子量Mw及び比Mw/Mnを表1に
併せて示す。
【0037】
【表1】
【0038】なお、表1中の記号の意味は以下の通り。 BA…アクリル酸ブチル EA…アクリル酸エチル VP…N−ビニルピロリドン MHB…2−(2´−ヒドロキシ−5´−メタクリロキ
シエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、大塚
化学社製、商品名:RUVA−93 DDM…ドデシルメルカプタン KBM−802…信越化学社製、γ−メルカプトプロピ
ルジメトキシシラン 上記のようにして得た共重合体1〜6を含む各粘着剤溶
液を用い、表2に示す実施例1〜4及び比較例1〜5の
粘着型偏光板を以下の要領で作製した。
シエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、大塚
化学社製、商品名:RUVA−93 DDM…ドデシルメルカプタン KBM−802…信越化学社製、γ−メルカプトプロピ
ルジメトキシシラン 上記のようにして得た共重合体1〜6を含む各粘着剤溶
液を用い、表2に示す実施例1〜4及び比較例1〜5の
粘着型偏光板を以下の要領で作製した。
【0039】実施例1 共重合体1を含む粘着剤溶液の固形分100部に対し、
架橋剤として多官能イソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン社製、商品名:コロネートL)3.0部を加えた
ものを、表面が離型処理された38μmの厚みのポリエ
チレンテレフタレートフィルムの片面に乾燥後の粘着剤
層の厚みが25μmとなるように塗工した。しかる後、
100℃のオーブン中にて5分間乾燥し、次に、50μ
mの厚みの三酢酸セルロース保護層を両面に有する染料
を含浸させたポリビニルアルコールよりなる偏光フィル
ム(サンリッツ社製、商品名:HC2−6118)の片
面に上記のようにして乾燥された粘着剤層を転写し、粘
着型偏光板を作製した。
架橋剤として多官能イソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン社製、商品名:コロネートL)3.0部を加えた
ものを、表面が離型処理された38μmの厚みのポリエ
チレンテレフタレートフィルムの片面に乾燥後の粘着剤
層の厚みが25μmとなるように塗工した。しかる後、
100℃のオーブン中にて5分間乾燥し、次に、50μ
mの厚みの三酢酸セルロース保護層を両面に有する染料
を含浸させたポリビニルアルコールよりなる偏光フィル
ム(サンリッツ社製、商品名:HC2−6118)の片
面に上記のようにして乾燥された粘着剤層を転写し、粘
着型偏光板を作製した。
【0040】実施例2〜4及び比較例1〜5 表2に示すように、共重合体1〜4を含む粘着剤溶液を
用い、かつ表2に示す架橋剤を表2に示す量加えたこと
を除いては、実施例1と同様にして、粘着型偏光板を作
製した。なお、比較例5では、架橋剤に加えて、ジブチ
ルアミン1.0部も加えた。
用い、かつ表2に示す架橋剤を表2に示す量加えたこと
を除いては、実施例1と同様にして、粘着型偏光板を作
製した。なお、比較例5では、架橋剤に加えて、ジブチ
ルアミン1.0部も加えた。
【0041】評価 上記のようにして得た実施例1〜4及び比較例1〜5の
各粘着型偏光板につき、耐熱耐久性(高温下における耐
発泡性及び耐剥離性)、耐湿耐久性(高湿下における耐
発泡性及び耐剥離性)並びに高湿下における光学特性の
劣化(セルロース保護層の変色及び崩壊性)を以下の要
領で評価した。
各粘着型偏光板につき、耐熱耐久性(高温下における耐
発泡性及び耐剥離性)、耐湿耐久性(高湿下における耐
発泡性及び耐剥離性)並びに高湿下における光学特性の
劣化(セルロース保護層の変色及び崩壊性)を以下の要
領で評価した。
【0042】耐熱耐久性…粘着型偏光板試料を75×1
50mmの大きさに切断し、しかる後、100×200
mmのガラス板に気泡を巻き込まないようにしてラミネ
ーターを用いて貼り合わせ、試験片を得た。上記試験片
を、ガラススタンドに立て、90℃の温度で500時間
放置した後、発泡及び剥離による外観の変化を顕微鏡モ
ニターで観察し、耐熱耐久性を評価した。なお、上記発
泡による外観の変化及び剥離による外観の変化は、下記
の表3及び表4に示す評価数値1〜3に従って評価し、
表2に結果を示した。
50mmの大きさに切断し、しかる後、100×200
mmのガラス板に気泡を巻き込まないようにしてラミネ
ーターを用いて貼り合わせ、試験片を得た。上記試験片
を、ガラススタンドに立て、90℃の温度で500時間
放置した後、発泡及び剥離による外観の変化を顕微鏡モ
ニターで観察し、耐熱耐久性を評価した。なお、上記発
泡による外観の変化及び剥離による外観の変化は、下記
の表3及び表4に示す評価数値1〜3に従って評価し、
表2に結果を示した。
【0043】耐湿耐久性…耐熱耐久性評価の場合と同様
の試験片を用い、60℃及び相対湿度95%の恒温恒湿
槽に試験片を放置し、500時間後に、発泡及び剥離に
よる外観変化を同様にして観察し、耐湿耐久性を評価し
た。この場合においても、発泡による外観の変化及び剥
離による外観の変化は、下記の表3及び表4に示す評価
数値記号に従って評価し、結果を表2に示した。
の試験片を用い、60℃及び相対湿度95%の恒温恒湿
槽に試験片を放置し、500時間後に、発泡及び剥離に
よる外観変化を同様にして観察し、耐湿耐久性を評価し
た。この場合においても、発泡による外観の変化及び剥
離による外観の変化は、下記の表3及び表4に示す評価
数値記号に従って評価し、結果を表2に示した。
【0044】高湿下における光学特性の変化 耐湿耐久性評価における偏光板の変色や崩壊などの光学
特性変化を、上記条件、すなわち60℃及び相対湿度9
5%の恒温恒湿槽に試験片を1000時間まで放置し、
観察した。偏光板の光学特性変化は、セルロース系保護
層の崩壊に先立ち観察される偏光板全体の変色が起こっ
た時点を耐久限界時間として評価し、上記の表2に示し
た。
特性変化を、上記条件、すなわち60℃及び相対湿度9
5%の恒温恒湿槽に試験片を1000時間まで放置し、
観察した。偏光板の光学特性変化は、セルロース系保護
層の崩壊に先立ち観察される偏光板全体の変色が起こっ
た時点を耐久限界時間として評価し、上記の表2に示し
た。
【0045】
【表2】
【0046】なお、表2中の記号の意味は以下の通り。 T−X…三菱ガス化学社製、N,N,N´,N´−テト
ラグリシジル−m−キシレンジアミン
ラグリシジル−m−キシレンジアミン
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】比較例1では、粘着剤層を構成するための
アクリル系共重合体4がベンゾトリアゾール基を有する
モノマーを含んでいないためか、耐熱耐久性評価及び耐
湿耐久性評価においては優れていたものの、トリアセチ
ルセルロース保護層の崩壊が防止できず、光学特性変化
の評価において、耐久限界時間は500時間と短かっ
た。
アクリル系共重合体4がベンゾトリアゾール基を有する
モノマーを含んでいないためか、耐熱耐久性評価及び耐
湿耐久性評価においては優れていたものの、トリアセチ
ルセルロース保護層の崩壊が防止できず、光学特性変化
の評価において、耐久限界時間は500時間と短かっ
た。
【0050】比較例2では、粘着剤層を構成するアクリ
ル系共重合体5において、ベンゾトリアゾール基を有す
るモノマーの配合割合が35部と高すぎたためか、光学
特性変化評価における耐久限界時間は1000時間以上
と長く、従って、トリアセチルセルロース系保護層の崩
壊を防止することは可能であったが、耐熱耐久性及び耐
湿耐久性評価の何れにおいても端部に大きな剥離が生
じ、粘着物性が低下していた。
ル系共重合体5において、ベンゾトリアゾール基を有す
るモノマーの配合割合が35部と高すぎたためか、光学
特性変化評価における耐久限界時間は1000時間以上
と長く、従って、トリアセチルセルロース系保護層の崩
壊を防止することは可能であったが、耐熱耐久性及び耐
湿耐久性評価の何れにおいても端部に大きな剥離が生
じ、粘着物性が低下していた。
【0051】比較例3では、粘着剤層を構成するアクリ
ル系共重合体6の分子量分布Mw/Mnが4.0と大き
すぎたためか、耐湿耐久性及び耐湿耐久性の何れにおい
ても、発泡及び剥離を効果的に抑制することができず、
粘着物性のバランスをとることができなかった。
ル系共重合体6の分子量分布Mw/Mnが4.0と大き
すぎたためか、耐湿耐久性及び耐湿耐久性の何れにおい
ても、発泡及び剥離を効果的に抑制することができず、
粘着物性のバランスをとることができなかった。
【0052】比較例4では、アクリル系共重合体1を用
いたものの、架橋剤としてのコロネートLの配合割合が
0.2部と少なすぎたためか、架橋が十分に進行してお
らず(ゲル分率=0重量%)、耐熱耐久性及び耐湿耐久
性評価においてかなりの発泡が見られ、かつ端部におけ
る剥離も認められた。
いたものの、架橋剤としてのコロネートLの配合割合が
0.2部と少なすぎたためか、架橋が十分に進行してお
らず(ゲル分率=0重量%)、耐熱耐久性及び耐湿耐久
性評価においてかなりの発泡が見られ、かつ端部におけ
る剥離も認められた。
【0053】比較例5では、粘着剤層中にジブチルアミ
ンを1.0部配合したが、ゲル分率が63.6重量%と
低く架橋阻害が起こったためか、耐熱耐久性評価及び耐
湿耐久性評価において発泡が見られ、光学特性変化の評
価においても耐久限界時間は800時間と短く、トリア
セチルセルロース系保護層の崩壊を防止することができ
なかった。また、ジブチルアミンは、アクリル系共重合
体において共重合されているものではなく、単にアクリ
ル系共重合体と混合されているものであるため、ジブチ
ルアミンのブリードアウトなどにより効果が持続しにく
かったものと思われる。
ンを1.0部配合したが、ゲル分率が63.6重量%と
低く架橋阻害が起こったためか、耐熱耐久性評価及び耐
湿耐久性評価において発泡が見られ、光学特性変化の評
価においても耐久限界時間は800時間と短く、トリア
セチルセルロース系保護層の崩壊を防止することができ
なかった。また、ジブチルアミンは、アクリル系共重合
体において共重合されているものではなく、単にアクリ
ル系共重合体と混合されているものであるため、ジブチ
ルアミンのブリードアウトなどにより効果が持続しにく
かったものと思われる。
【0054】これに対して、実施例1〜4では、本発明
の範囲に入るアクリル系共重合体1〜3を用い、かつ本
発明の範囲に入る量の架橋剤を添加しているため、十分
に架橋が進行しており(ゲル分率69.5重量%以
上)、耐熱耐久性及び耐湿耐久性評価において発泡や剥
離が認められず、光学特性変化の評価においても耐久限
界時間が1000時間以上であり、優れた結果を示し
た。
の範囲に入るアクリル系共重合体1〜3を用い、かつ本
発明の範囲に入る量の架橋剤を添加しているため、十分
に架橋が進行しており(ゲル分率69.5重量%以
上)、耐熱耐久性及び耐湿耐久性評価において発泡や剥
離が認められず、光学特性変化の評価においても耐久限
界時間が1000時間以上であり、優れた結果を示し
た。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、セルロース系保護層が
表面に形成されている偏光フィルムに粘着剤層を積層し
てなる粘着型偏光板において、粘着剤層がベンゾトリア
ゾール基を有するモノマーを特定の割合で含み、かつ上
記特定の重量平均分子量及び分子量分布を有するアクリ
ル系共重合体100重量部に対し、上記架橋剤を一定の
割合で含む架橋体により構成されているため、高温下や
高湿下に長時間放置された場合であっても、発泡現象や
剥離現象が生じ難い粘着型偏光板を提供することができ
る。
表面に形成されている偏光フィルムに粘着剤層を積層し
てなる粘着型偏光板において、粘着剤層がベンゾトリア
ゾール基を有するモノマーを特定の割合で含み、かつ上
記特定の重量平均分子量及び分子量分布を有するアクリ
ル系共重合体100重量部に対し、上記架橋剤を一定の
割合で含む架橋体により構成されているため、高温下や
高湿下に長時間放置された場合であっても、発泡現象や
剥離現象が生じ難い粘着型偏光板を提供することができ
る。
【0056】しかも、上記トリアゾール基を有するモノ
マーを含むアクリル系共重合体を用いているため、ベン
ゾトリアゾール基により紫外線が吸収されるためか、長
時間にわたり高温高湿下に放置された場合であっても、
偏光フィルム表面のセルロース系保護層の崩壊も生じ難
い。よって、偏光フィルムの光学的特性の劣化も生じ難
い。
マーを含むアクリル系共重合体を用いているため、ベン
ゾトリアゾール基により紫外線が吸収されるためか、長
時間にわたり高温高湿下に放置された場合であっても、
偏光フィルム表面のセルロース系保護層の崩壊も生じ難
い。よって、偏光フィルムの光学的特性の劣化も生じ難
い。
【0057】さらに、上記ベンゾトリアゾール基を有す
るモノマーは、アクリル系共重合体において(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合されているため、ア
クリル系共重合体における架橋を阻害することもなく、
かつ長時間粘着型偏光板を高温高湿下に放置した場合で
あっても、ブリードアウトし難いので粘着型偏光板の経
時による光学特性の劣化を生じさせ難い。
るモノマーは、アクリル系共重合体において(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合されているため、ア
クリル系共重合体における架橋を阻害することもなく、
かつ長時間粘着型偏光板を高温高湿下に放置した場合で
あっても、ブリードアウトし難いので粘着型偏光板の経
時による光学特性の劣化を生じさせ難い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 // C08F 220/34 MMQ C08F 220/34 MMQ C09J 133/14 C09J 133/14 163/00 JFP 163/00 JFP 175/04 JFC 175/04 JFC
Claims (1)
- 【請求項1】 セルロース系保護層が表面に形成されて
いる偏光フィルムと、偏光フィルムに積層された粘着剤
層とを備える粘着型偏光板であって、 前記粘着剤層が、 一般式CH2 =CR1 COOR2 (式中、R1 は水素ま
たはメチル基を、R2は炭素数が2〜12のアルキル基
を示す。)で表される少なくとも1種の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルモノマー70〜99.9重量%及
びベンゾトリアゾール基と共重合性不飽和二重結合とを
有するモノマー0.1〜30重量%を主成分として共重
合されてなり、 重量平均分子量Mw80万〜150万、重量平均分子量
Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが1.5〜
3.5の範囲にあるアクリル系共重合体100重量部
と、 多官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、
多官能アジリジン化合物及び多価金属キレート化合物か
らなる群から選択した少なくとも1種の架橋剤0.3〜
5重量部とを含む架橋体であることを特徴とする粘着型
偏光板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8036369A JPH09230138A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 粘着型偏光板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8036369A JPH09230138A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 粘着型偏光板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09230138A true JPH09230138A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12467930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8036369A Pending JPH09230138A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 粘着型偏光板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09230138A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002121502A (ja) * | 2000-10-16 | 2002-04-26 | Panac Co Ltd | 液晶表示素子製造工程用シート状粘着剤積層体 |
| JP2002146301A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-22 | Nitto Denko Hoso System Kk | 粘着シート |
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