JPH0923029A - 高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法 - Google Patents
高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法Info
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- JPH0923029A JPH0923029A JP6295312A JP29531294A JPH0923029A JP H0923029 A JPH0923029 A JP H0923029A JP 6295312 A JP6295312 A JP 6295312A JP 29531294 A JP29531294 A JP 29531294A JP H0923029 A JPH0923029 A JP H0923029A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が容易であり、実用化時に大面積エッチ
ングが可能である利点がある、改善された高温超伝導ジ
ョセフソン素子の製造方法を提供することにある。 【構成】 化学的エッチング法を用いたステップ−エッ
ジ形高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法において、
エッチングさせない表面一部分にマスクを形成させてエ
ッチングすることによって、P/Rマスクが形成された
部分と形成されていない部分の境界面にステップを形成
させ、基板の表面を滑らかにするために、硫酸に対する
燐酸の体積比が10以上である溶液に、前記マスクが形
成された基板を浸漬させることによりなる。
ングが可能である利点がある、改善された高温超伝導ジ
ョセフソン素子の製造方法を提供することにある。 【構成】 化学的エッチング法を用いたステップ−エッ
ジ形高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法において、
エッチングさせない表面一部分にマスクを形成させてエ
ッチングすることによって、P/Rマスクが形成された
部分と形成されていない部分の境界面にステップを形成
させ、基板の表面を滑らかにするために、硫酸に対する
燐酸の体積比が10以上である溶液に、前記マスクが形
成された基板を浸漬させることによりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温超伝導ジョセフソン
素子(Josephson device)の製造方法
に関するもので、詳しくはステップ−エッジ形(ste
p−edge)ジョセフソン素子の製作において最も重
要な基板ステップの製作時、イオンミリング法(ion
milling)、スパッタリング法(sputte
ring)等を使用せず、燐酸と硫酸を用いた化学的エ
ッチング法を用いてステップを製作することにより、素
子製作が容易であり、大面積エッチングが可能な高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法に関するものである。
素子(Josephson device)の製造方法
に関するもので、詳しくはステップ−エッジ形(ste
p−edge)ジョセフソン素子の製作において最も重
要な基板ステップの製作時、イオンミリング法(ion
milling)、スパッタリング法(sputte
ring)等を使用せず、燐酸と硫酸を用いた化学的エ
ッチング法を用いてステップを製作することにより、素
子製作が容易であり、大面積エッチングが可能な高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高温超伝導体が発見されて以来、種々の
形態のジョセフソン素子の製作が遂行されている。しか
しながら、高温超伝導体は金属系超伝導体に比べて結晶
化温度が高く、結晶異方性があり、コヒーレンス長さ
(coherence length)が短くて良質の
接合素子を製造することがとても困難である。これによ
り、YBCO(YBaCuOy)薄膜の結晶粒界を用い
るブリッジ(Bridge)形ジョセフソン接合が研究
されているが、材料の特性上、接合位置、大きさ、特性
等の制御が大変難しい。
形態のジョセフソン素子の製作が遂行されている。しか
しながら、高温超伝導体は金属系超伝導体に比べて結晶
化温度が高く、結晶異方性があり、コヒーレンス長さ
(coherence length)が短くて良質の
接合素子を製造することがとても困難である。これによ
り、YBCO(YBaCuOy)薄膜の結晶粒界を用い
るブリッジ(Bridge)形ジョセフソン接合が研究
されているが、材料の特性上、接合位置、大きさ、特性
等の制御が大変難しい。
【0003】一方、最近では世界各地で弱結合(wea
k link)を人工的に製作することが試みられてお
り、このようなものとしては、基板に階段を作って結晶
粒界(grain boundary)が形成される位
置を制御するステップ−エッジ法、結晶方向が多少異な
るようにするバイ−クリスタル法(bi−crysta
l)、バッファ層(buffer layer)を用い
て結晶方向を約45°程度回転させるバイ−エピタキシ
アル法(bi−epitaxial)等が挙げられる。
k link)を人工的に製作することが試みられてお
り、このようなものとしては、基板に階段を作って結晶
粒界(grain boundary)が形成される位
置を制御するステップ−エッジ法、結晶方向が多少異な
るようにするバイ−クリスタル法(bi−crysta
l)、バッファ層(buffer layer)を用い
て結晶方向を約45°程度回転させるバイ−エピタキシ
アル法(bi−epitaxial)等が挙げられる。
【0004】上述した形態の接合のうち、ステップ−エ
ッジ接合は他の形態の接合とは異なり、製作が比較的容
易であると知られており、現在これに関する研究が活発
に進行されている。即ち、このような形態の接合は、図
1に示すように、通常基板(11)にマスク(13)で
傾斜角度45°以上の鋭利なステップを形成させた後、
前記ステップ上にYBCO薄膜(14)をエピタキシア
ルに被せると、ステップ−エッジ部分にそれぞれ結晶粒
界が生成されることにより製造されるものである。
ッジ接合は他の形態の接合とは異なり、製作が比較的容
易であると知られており、現在これに関する研究が活発
に進行されている。即ち、このような形態の接合は、図
1に示すように、通常基板(11)にマスク(13)で
傾斜角度45°以上の鋭利なステップを形成させた後、
前記ステップ上にYBCO薄膜(14)をエピタキシア
ルに被せると、ステップ−エッジ部分にそれぞれ結晶粒
界が生成されることにより製造されるものである。
【0005】しかしながら、このような場合、現在大多
数の研究者がステップ−エッジ接合の基板製作にイオン
ミリング法、スパッタリング法などを主に使用している
ため、装備自体が高価であり、大量生産と再現性に問題
があるので実用化の障害要因と指摘されている問題点が
ある。
数の研究者がステップ−エッジ接合の基板製作にイオン
ミリング法、スパッタリング法などを主に使用している
ため、装備自体が高価であり、大量生産と再現性に問題
があるので実用化の障害要因と指摘されている問題点が
ある。
【0006】このような問題点を克服するために、米合
衆国特許第5,196,395号には酸化物基板上に化
学的エッチング法でV字形ステップを製作して高温超伝
導素子を製作したという内容が開示されている。即ち、
前記特許では、化学的エッチング法で製作したV字形ス
テップ上に高温超伝導薄膜を被せると、ステップ部分に
それぞれ結晶粒界が生成され、これをジョセフソン接合
に用いたものである。又、ジョセフソン接合の製造方法
では、金属膜をマスクとし、酸を使用してV字形ステッ
プを製作し、V字形ステップ上に高温超伝導体(Ti
系)を被せた後、通常のパターン技術で素子を製作し
た。
衆国特許第5,196,395号には酸化物基板上に化
学的エッチング法でV字形ステップを製作して高温超伝
導素子を製作したという内容が開示されている。即ち、
前記特許では、化学的エッチング法で製作したV字形ス
テップ上に高温超伝導薄膜を被せると、ステップ部分に
それぞれ結晶粒界が生成され、これをジョセフソン接合
に用いたものである。又、ジョセフソン接合の製造方法
では、金属膜をマスクとし、酸を使用してV字形ステッ
プを製作し、V字形ステップ上に高温超伝導体(Ti
系)を被せた後、通常のパターン技術で素子を製作し
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
許で主張する混合酸(燐酸+硫酸)の比率が4:1であ
る場合は、図3Aに示すように、エッチング後の基板の
表面状態が大変不良であるため、ジョセフソン現象を起
こす弱結合が基板全体に発生する可能性が多い。一般に
表面状態が悪い基板は接合製作に不適合であり、これは
接合の位置又は特性が不可能であることを意味する。弱
結合が意図しなかったところに形成される場合、リソグ
ラフィーの意味がないから、これは大変重要な問題とな
る。結論的に、このような基板では弱結合を用いたSQ
UID素子を具現することが根本的に不可能である。
許で主張する混合酸(燐酸+硫酸)の比率が4:1であ
る場合は、図3Aに示すように、エッチング後の基板の
表面状態が大変不良であるため、ジョセフソン現象を起
こす弱結合が基板全体に発生する可能性が多い。一般に
表面状態が悪い基板は接合製作に不適合であり、これは
接合の位置又は特性が不可能であることを意味する。弱
結合が意図しなかったところに形成される場合、リソグ
ラフィーの意味がないから、これは大変重要な問題とな
る。結論的に、このような基板では弱結合を用いたSQ
UID素子を具現することが根本的に不可能である。
【0008】
【発明の目的】従って、本発明の目的は前記問題点を解
決するだけでなく製作が容易であり、実用化時に大面積
エッチングが可能である利点がある、改善された高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法を提供することにあ
る。
決するだけでなく製作が容易であり、実用化時に大面積
エッチングが可能である利点がある、改善された高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法は、
化学的エッチング法を用いたステップ−エッジ形高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法において、エッチング
させない表面一部分にマスクを形成させてエッチングす
ることによって、マスクが形成された部分と形成されて
いない部分の境界面にステップを形成させ、基板の表面
を滑らかにするために、硫酸に対する燐酸の体積比が1
0以上である溶液に、前記マスクが形成された基板を浸
漬させることによりなる。
の本発明の高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法は、
化学的エッチング法を用いたステップ−エッジ形高温超
伝導ジョセフソン素子の製造方法において、エッチング
させない表面一部分にマスクを形成させてエッチングす
ることによって、マスクが形成された部分と形成されて
いない部分の境界面にステップを形成させ、基板の表面
を滑らかにするために、硫酸に対する燐酸の体積比が1
0以上である溶液に、前記マスクが形成された基板を浸
漬させることによりなる。
【0010】本発明の高温超伝導ジョセフソン素子の他
の製造方法は、化学的エッチング法を用いたステップ−
エッジ形高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法におい
て、ステップの傾斜角を大きくするためにP/Rマスク
の厚さを0.4μm以下に薄く形成させることによりな
る。
の製造方法は、化学的エッチング法を用いたステップ−
エッジ形高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法におい
て、ステップの傾斜角を大きくするためにP/Rマスク
の厚さを0.4μm以下に薄く形成させることによりな
る。
【0011】結論的に、本発明は意図する正確な地点に
大きいエッチング角を有するステップを化学的エッチン
グ法で具現する技術を提供するものである。
大きいエッチング角を有するステップを化学的エッチン
グ法で具現する技術を提供するものである。
【0012】以下、本発明の構成を添付図面に基づいて
より詳細に説明する。
より詳細に説明する。
【0013】ステップ−エッジ形素子は、前述したよう
に、通常基板に傾斜角度45°以上の鋭利なステップを
形成させた後、前記ステップ上にYBCO薄膜をエピタ
キシアルに被せて、ステップ−エッジ部分にそれぞれ結
晶粒界を生成させることにより製造されたが、この場
合、ステップ−エッジ接合の基板製作時に要求される費
用、大量生産及び再現性に問題があるため、実用化の障
害要因と指摘されている。
に、通常基板に傾斜角度45°以上の鋭利なステップを
形成させた後、前記ステップ上にYBCO薄膜をエピタ
キシアルに被せて、ステップ−エッジ部分にそれぞれ結
晶粒界を生成させることにより製造されたが、この場
合、ステップ−エッジ接合の基板製作時に要求される費
用、大量生産及び再現性に問題があるため、実用化の障
害要因と指摘されている。
【0014】本発明者はこのような問題点を改善するた
めに、ステップ−エッジ形接合素子において最も重要な
基板のステップ製作時に、イオンミリング法、スパッタ
リング法等を使用せず、燐酸と硫酸を用いた化学的エッ
チング法を用いてステップを製作し、ステップ−エッジ
形素子を製作することとなった。
めに、ステップ−エッジ形接合素子において最も重要な
基板のステップ製作時に、イオンミリング法、スパッタ
リング法等を使用せず、燐酸と硫酸を用いた化学的エッ
チング法を用いてステップを製作し、ステップ−エッジ
形素子を製作することとなった。
【0015】又、本発明者は化学的エッチングによるM
gO基板のステップ製作工程に要求される傾斜等の接合
製作に関する基本的研究とステップ−エッジを用いた素
子の特性研究を行った。従って、本発明は特にステップ
−エッジ形ジョセフソン接合素子で、微小磁界検出素子
である直流超伝導量子干渉素子(DC−SQUID)と
マイクロ波及びミリメートル波検出器等、ジョセフソン
接合効果を用いた全ての素子に応用可能なものである。
gO基板のステップ製作工程に要求される傾斜等の接合
製作に関する基本的研究とステップ−エッジを用いた素
子の特性研究を行った。従って、本発明は特にステップ
−エッジ形ジョセフソン接合素子で、微小磁界検出素子
である直流超伝導量子干渉素子(DC−SQUID)と
マイクロ波及びミリメートル波検出器等、ジョセフソン
接合効果を用いた全ての素子に応用可能なものである。
【0016】図2は本発明の高温超伝導ジョセフソン素
子の製造工程を示す図面で、符号(11)はMgO基
板、(12)はHMDS(Hexamethyldis
ilazane)、(13)はP/R、(14)はYB
CO薄膜を示す。
子の製造工程を示す図面で、符号(11)はMgO基
板、(12)はHMDS(Hexamethyldis
ilazane)、(13)はP/R、(14)はYB
CO薄膜を示す。
【0017】前記図面を参照して本発明の高温超伝導ジ
ョセフソン素子の製造工程を説明すると、YBCO系高
温超伝導薄膜を用いてステップ−エッジ形ジョセフソン
素子を製作するためには、先ずMgO基板(11)をエ
ッチングしてステップを製作する。ここで、基板(1
1)は高周波素子に適するMgO単結晶基板が通常使用
される。前記基板(11)上にHMDS(12)をスピ
ンコーター(spincoater)でコーティングさ
せた後、標準フォトリソグラフィ(standard
photolithography)方法でP/Rマス
ク(13)を製作し、その上にUVを照射して前記P/
Rマスク(13)を現像させる。この際に、基板上にH
MDSをコーティングさせる理由は、基板とP/Rマス
クとの密着性を向上させるためである。
ョセフソン素子の製造工程を説明すると、YBCO系高
温超伝導薄膜を用いてステップ−エッジ形ジョセフソン
素子を製作するためには、先ずMgO基板(11)をエ
ッチングしてステップを製作する。ここで、基板(1
1)は高周波素子に適するMgO単結晶基板が通常使用
される。前記基板(11)上にHMDS(12)をスピ
ンコーター(spincoater)でコーティングさ
せた後、標準フォトリソグラフィ(standard
photolithography)方法でP/Rマス
ク(13)を製作し、その上にUVを照射して前記P/
Rマスク(13)を現像させる。この際に、基板上にH
MDSをコーティングさせる理由は、基板とP/Rマス
クとの密着性を向上させるためである。
【0018】その次に、前記MgO基板(11)を酸
(燐酸+硫酸)混合溶液に入れてMgO基板の半分をエ
ッチングし、最終的に残っているP/Rをアセトンで除
去する。この際にエッチング剤として使用される酸混合
溶液は硫酸に対する燐酸の体積比が10以上である溶液
が使用され、好ましくは硫酸に対する燐酸の体積比が1
0〜30であり、より好ましくは硫酸に対する燐酸の体
積比が10〜20である。
(燐酸+硫酸)混合溶液に入れてMgO基板の半分をエ
ッチングし、最終的に残っているP/Rをアセトンで除
去する。この際にエッチング剤として使用される酸混合
溶液は硫酸に対する燐酸の体積比が10以上である溶液
が使用され、好ましくは硫酸に対する燐酸の体積比が1
0〜30であり、より好ましくは硫酸に対する燐酸の体
積比が10〜20である。
【0019】一方、弱結合を形成するためには、できる
限りステップの角が大きくなければならない。一般的化
学エッチング法ではステップの傾斜が緩やかであるため
再現性を有する超伝導ジョセフソン素子の具現が難し
い。
限りステップの角が大きくなければならない。一般的化
学エッチング法ではステップの傾斜が緩やかであるため
再現性を有する超伝導ジョセフソン素子の具現が難し
い。
【0020】本発明では、エッチングマスクの厚さを薄
くすることによりこのような問題点を解決した。多くの
実験を遂行した結果、P/Rエッチングマスクの厚さが
0.4μm以下である場合、30°以上のエッチング角
が再現可能に形成されることを見つけた。そして、その
厚さが0.28μmである場合は、弱結合を形成するの
に充分な45°以上の角が形成可能であるという事実を
確認した。
くすることによりこのような問題点を解決した。多くの
実験を遂行した結果、P/Rエッチングマスクの厚さが
0.4μm以下である場合、30°以上のエッチング角
が再現可能に形成されることを見つけた。そして、その
厚さが0.28μmである場合は、弱結合を形成するの
に充分な45°以上の角が形成可能であるという事実を
確認した。
【0021】しかし、P/Rマスクの厚さが0.25μ
m未満である場合は、マスクの厚さがあまり薄くてエッ
チング膜としての役割を喪失する危険があった。従っ
て、好ましいマスクの厚さは0.25〜0.4μmであ
り、より好ましくは0.25〜0.30μmである。
m未満である場合は、マスクの厚さがあまり薄くてエッ
チング膜としての役割を喪失する危険があった。従っ
て、好ましいマスクの厚さは0.25〜0.4μmであ
り、より好ましくは0.25〜0.30μmである。
【0022】結論的に、マスクの厚さでエッチング角を
調整することはマスクの種類が何であるかにかかわらず
本発明に関連がある。
調整することはマスクの種類が何であるかにかかわらず
本発明に関連がある。
【0023】前記化学的エッチング法でステップを製作
したMgO基板をスパッタリングする前、900〜11
00℃で2時間の間酸素雰囲気で熱処理する。MgO基
板上に脱軸RFマグネトロンスパッタリング法(off
−axis magnetron sputterin
g)を用いてイン−シチュ(in−situ)状態にY
BCO薄膜(14)を蒸着させる。
したMgO基板をスパッタリングする前、900〜11
00℃で2時間の間酸素雰囲気で熱処理する。MgO基
板上に脱軸RFマグネトロンスパッタリング法(off
−axis magnetron sputterin
g)を用いてイン−シチュ(in−situ)状態にY
BCO薄膜(14)を蒸着させる。
【0024】前記ステップが形成されたMgO基板(1
1)上に超伝導薄膜(YBCO系)(14)を2500
〜3000Å程度に蒸着させた後、フォトリソグラフィ
−工程で所望パターンを形成させ、燐酸水溶液でパター
ニングさせる。この際に、アンダカッティング(und
ercutting)効果によるマイクロブリッジ(m
icrobridge)等の微細部分が破壊されないよ
うに注意しなければならない。
1)上に超伝導薄膜(YBCO系)(14)を2500
〜3000Å程度に蒸着させた後、フォトリソグラフィ
−工程で所望パターンを形成させ、燐酸水溶液でパター
ニングさせる。この際に、アンダカッティング(und
ercutting)効果によるマイクロブリッジ(m
icrobridge)等の微細部分が破壊されないよ
うに注意しなければならない。
【0025】前述した内容に鑑みる時、高温超伝導ジョ
セフソン素子の好ましい製造方法は、化学的エッチング
法を用いたステップ−エッジ形高温超伝導ジョセフソン
素子の製造方法において、ステップの傾斜角を大きくし
得るように、ステップの形成されるべきである部分を除
いた残りの基板部分に厚さが約0.4μm以下であるP
/Rマスクを形成させ、基板の表面を滑らかにするため
に、硫酸に対する燐酸の体積比が10以上である溶液に
前記マスクが形成された基板を浸漬させることに特徴が
ある。
セフソン素子の好ましい製造方法は、化学的エッチング
法を用いたステップ−エッジ形高温超伝導ジョセフソン
素子の製造方法において、ステップの傾斜角を大きくし
得るように、ステップの形成されるべきである部分を除
いた残りの基板部分に厚さが約0.4μm以下であるP
/Rマスクを形成させ、基板の表面を滑らかにするため
に、硫酸に対する燐酸の体積比が10以上である溶液に
前記マスクが形成された基板を浸漬させることに特徴が
ある。
【0026】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、これが本発明の範囲を限定するものではな
い。
説明するが、これが本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0027】実施例1 MgO単結晶(100)基板の所定部をエッチングして
ステップを製作した。
ステップを製作した。
【0028】前記基板上にHMDSをスピンコーターで
コーティングさせた後、標準フォトリソグラフィー工程
によりP/Rマスクを約0.28μmの厚さに製作し、
その上にUVを照射させて前記P/Rマスクを現像し
た。一方、酸を用いてMgO基板をエッチングする場合
は、ステップの傾斜が緩やかでジョセフソン接合しにく
いため、P/Rの露光条件と現像条件そして厚さを変化
させた。前記P/R(shipery AZ−1350
J)の露光及び現像条件を下記表1に記載した。
コーティングさせた後、標準フォトリソグラフィー工程
によりP/Rマスクを約0.28μmの厚さに製作し、
その上にUVを照射させて前記P/Rマスクを現像し
た。一方、酸を用いてMgO基板をエッチングする場合
は、ステップの傾斜が緩やかでジョセフソン接合しにく
いため、P/Rの露光条件と現像条件そして厚さを変化
させた。前記P/R(shipery AZ−1350
J)の露光及び現像条件を下記表1に記載した。
【0029】
【表1】
【0030】その後、前記MgO基板を20mlの燐酸
と1mlの硫酸でなる溶液に入れてMgO基板の半分を
エッチングさせた後、最終的に残っているP/Rをアセ
トンで除去した。
と1mlの硫酸でなる溶液に入れてMgO基板の半分を
エッチングさせた後、最終的に残っているP/Rをアセ
トンで除去した。
【0031】化学的エッチング法でステップを製作した
MgO基板をスパッタリングする前、約1000℃で2
時間の間酸素雰囲気で熱処理した。その後、前記MgO
基板上に脱軸RFマグネトロンスパッタリング法を用い
てイン−シチュ状態に2500Å程度のYBCO薄膜を
蒸着させた後、フォトリソグラフィー工程で所望パター
ンを形成させ、6%の燐酸水溶液をパターニングさせ
た。前記YBCO薄膜の製造条件は下記表2の通りであ
る。
MgO基板をスパッタリングする前、約1000℃で2
時間の間酸素雰囲気で熱処理した。その後、前記MgO
基板上に脱軸RFマグネトロンスパッタリング法を用い
てイン−シチュ状態に2500Å程度のYBCO薄膜を
蒸着させた後、フォトリソグラフィー工程で所望パター
ンを形成させ、6%の燐酸水溶液をパターニングさせ
た。前記YBCO薄膜の製造条件は下記表2の通りであ
る。
【0032】
【表2】
【0033】以上の製造工程により、現在までブリッジ
の幅が約5μm程度であるものまで得ることができた。
の幅が約5μm程度であるものまで得ることができた。
【0034】図3〜図5に基づいて本発明のステップ−
エッジ形ジョセフソン接合素子の特性を調べると次のよ
うである。
エッジ形ジョセフソン接合素子の特性を調べると次のよ
うである。
【0035】図3A〜図3Cは、P/Rマスクの厚さが
0.28μmである時、燐酸対硫酸の体積比がそれぞれ
4:1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッ
チングに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕
微鏡写真である。前記図面によると、燐酸対硫酸の体積
比が4:1である溶液に比べて10:1及び20:1で
ある溶液を用いた化学的エッチング時のステップ−エッ
ジ構造の表面がずっと滑らかに出ることが分かる。
0.28μmである時、燐酸対硫酸の体積比がそれぞれ
4:1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッ
チングに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕
微鏡写真である。前記図面によると、燐酸対硫酸の体積
比が4:1である溶液に比べて10:1及び20:1で
ある溶液を用いた化学的エッチング時のステップ−エッ
ジ構造の表面がずっと滑らかに出ることが分かる。
【0036】図4A〜図4Cは、燐酸対硫酸の体積比が
20:1である溶液を用いた化学的エッチング時、それ
ぞれ1.8μm、1μm及び0.28μmのP/Rマス
ク厚さによるステップ−エッジ形構造を示すものであ
る。即ち、P/Rの厚さが1.8μm、1.0μmであ
る場合より0.28μmである場合のステップ−エッジ
の傾斜がより急激になることが分かる。
20:1である溶液を用いた化学的エッチング時、それ
ぞれ1.8μm、1μm及び0.28μmのP/Rマス
ク厚さによるステップ−エッジ形構造を示すものであ
る。即ち、P/Rの厚さが1.8μm、1.0μmであ
る場合より0.28μmである場合のステップ−エッジ
の傾斜がより急激になることが分かる。
【0037】図5は本発明のステップ−エッジ形ジョセ
フソン素子のT=12.5Kでの電流−電圧特性を示す
グラフで、前記グラフのIc及びJcを見ると、弱結合
がなされていることが分かる。
フソン素子のT=12.5Kでの電流−電圧特性を示す
グラフで、前記グラフのIc及びJcを見ると、弱結合
がなされていることが分かる。
【0038】
【発明の効果】従って、本発明のイオンミリング法、ス
パッタリング法等の方法の代わりに酸を用いた化学的エ
ッチング法を使用し、P/Rマスクの厚さを0.4μm
以下に薄くして素子を製作するため、素子製作が容易で
あり、集積回路等に適用する時の大面積エッチングが可
能である利点がある。
パッタリング法等の方法の代わりに酸を用いた化学的エ
ッチング法を使用し、P/Rマスクの厚さを0.4μm
以下に薄くして素子を製作するため、素子製作が容易で
あり、集積回路等に適用する時の大面積エッチングが可
能である利点がある。
【図1】従来の高温超伝導ジョセフソン素子の製造工程
を概略的に示す図面である。
を概略的に示す図面である。
【図2】本発明の高温超伝導ジョセフソン素子の製造工
程を示す図面である。
程を示す図面である。
【図3】A〜Cは燐酸対硫酸の体積比がそれぞれ4:
1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッチン
グに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕微鏡
写真の模写図である。
1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッチン
グに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕微鏡
写真の模写図である。
【図4】A〜CはP/Rマスクの厚さがそれぞれ1.8
μm、1.0μm及び0.28μmである場合のステッ
プ−エッジ構造の光学顕微鏡写真の模写図である。
μm、1.0μm及び0.28μmである場合のステッ
プ−エッジ構造の光学顕微鏡写真の模写図である。
【図5】本発明のステップ−エッジ形ジョセフソン素子
の電流−電圧特性を示すグラフである。
の電流−電圧特性を示すグラフである。
11 MgO基板 12 HMDS 13 P/R(photoresist) 14 YBCO薄膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】A〜Cは燐酸対硫酸の体積比がそれぞれ4:
1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッチン
グに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕微鏡
写真である。
1、10:1及び20:1である溶液を化学的エッチン
グに使用した場合のステップ−エッジ構造の光学顕微鏡
写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】A〜CはP/Rマスクの厚さがそれぞれ1.8
μm、1.0μm及び0.28μmである場合のステッ
プ−エッジ構造の光学顕微鏡写真である。
μm、1.0μm及び0.28μmである場合のステッ
プ−エッジ構造の光学顕微鏡写真である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (7)
- 【請求項1】 化学的エッチング法を用いたステップ−
エッジ形高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法におい
て、エッチングさせない表面一部分にマスクを形成させ
てエッチングすることによって、マスクが形成された部
分と形成されていない部分の境界面にステップを形成さ
せ、基板の表面を滑らかにするために、硫酸に対する燐
酸の体積比が10以上である溶液に、前記マスクが形成
された基板を浸漬させることを特徴とする高温超伝導ジ
ョセフソン素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記硫酸に対する燐酸の体積比が10〜
30であることを特徴とする請求項1記載の高温超伝導
ジョセフソン素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記硫酸に対する燐酸の体積比が10〜
20であることを特徴とする請求項2記載の高温超伝導
ジョセフソン素子の製造方法。 - 【請求項4】 前記マスクがP/Rでなることを特徴と
する請求項1記載の高温超伝導ジョセフソン素子の製造
方法。 - 【請求項5】 化学的エッチング法を用いた高温超伝導
ジョセフソン素子の製造方法において、ステップの傾斜
角を大きくするために、P/Rマスクの厚さを0.4μ
m以下に薄く形成させることを特徴とする高温超伝導ジ
ョセフソン素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記P/Rマスクの厚さが0.25〜
0.30μmであることを特徴とする請求項5記載の高
温超伝導ジョセフソン素子の製造方法。 - 【請求項7】 化学的エッチング法を用いた高温超伝導
ジョセフソン素子の製造方法において、ステップの傾斜
角を大きくするために、ステップが形成されるべきであ
る部分を除いた残りの基板部分に厚さ約0.4μm以下
のP/Rマスクを形成させ、基板の表面を滑らかにする
ために、硫酸に対する燐酸の体積比が10以上である溶
液に、前記マスクが形成された基板を浸漬させることを
特徴とする高温超伝導ジョセフソン素子の製造方法。
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|---|---|---|---|
| KR1019930025721A KR100264006B1 (ko) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 고온초전도 조셉슨소자의 제조방법 |
| KR199325721 | 1993-11-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923029A true JPH0923029A (ja) | 1997-01-21 |
| JP2994560B2 JP2994560B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
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|---|---|
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| JP (1) | JP2994560B2 (ja) |
| KR (1) | KR100264006B1 (ja) |
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| JP2002512732A (ja) * | 1997-02-03 | 2002-04-23 | ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク | 選択エッチング技術を用いた超伝導装置の形成 |
| DE19808778C2 (de) * | 1998-03-03 | 1999-12-09 | Forschungszentrum Juelich Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines ABO¶3¶-Substrates mit einer Stufe |
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| CN102738381A (zh) * | 2012-07-11 | 2012-10-17 | 南京大学 | 一种高温超导Josephson双晶结的制备方法 |
| KR102611656B1 (ko) * | 2016-08-30 | 2023-12-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0323684A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-01-31 | Shimadzu Corp | ジョセフソン接合素子 |
| JPH0685337A (ja) * | 1992-09-02 | 1994-03-25 | Fuji Electric Co Ltd | 段差型ジョセフソン素子の製造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6015055B2 (ja) * | 1976-09-06 | 1985-04-17 | 富士写真フイルム株式会社 | マスク画像の形成方法 |
| US4106975A (en) * | 1977-06-30 | 1978-08-15 | International Business Machines Corporation | Process for etching holes |
| US5196395A (en) * | 1991-03-04 | 1993-03-23 | Superconductor Technologies, Inc. | Method for producing crystallographic boundary junctions in oxide superconducting thin films |
| JPH05251771A (ja) * | 1991-12-02 | 1993-09-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 人工粒界型ジョセフソン接合素子およびその作製方法 |
| DE69403104T2 (de) * | 1993-02-15 | 1997-10-30 | Sumitomo Electric Industries | Verfahren zum Erzeugen einer strukturierten oxydsupraleitenden Dünnschicht |
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1993
- 1993-11-29 KR KR1019930025721A patent/KR100264006B1/ko not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-11-28 US US08/345,179 patent/US5599465A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-29 EP EP94308812A patent/EP0655789B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-29 DE DE69408285T patent/DE69408285T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-29 JP JP6295312A patent/JP2994560B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0323684A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-01-31 | Shimadzu Corp | ジョセフソン接合素子 |
| JPH0685337A (ja) * | 1992-09-02 | 1994-03-25 | Fuji Electric Co Ltd | 段差型ジョセフソン素子の製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| KR950015841A (ko) | 1995-06-17 |
| DE69408285T2 (de) | 1998-07-09 |
| EP0655789B1 (en) | 1998-01-28 |
| US5599465A (en) | 1997-02-04 |
| EP0655789A1 (en) | 1995-05-31 |
| KR100264006B1 (ko) | 2000-08-16 |
| DE69408285D1 (de) | 1998-03-05 |
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