JPH09230538A - 写真フイルム用支持体の製造方法及び製造装置 - Google Patents
写真フイルム用支持体の製造方法及び製造装置Info
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- JPH09230538A JPH09230538A JP8320136A JP32013696A JPH09230538A JP H09230538 A JPH09230538 A JP H09230538A JP 8320136 A JP8320136 A JP 8320136A JP 32013696 A JP32013696 A JP 32013696A JP H09230538 A JPH09230538 A JP H09230538A
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- polyester
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエブ状のポリエステル支持体を連続的に搬
送し、ガラス転移温度(Tg)未満で熱処理して該ポリ
エステル支持体をロール状に巻き取るポリエステルフイ
ルムの連続熱処理に際し、巻癖及びきしみのない、良好
な平面性を有した、清浄な支持体を安定かつ効率良く供
すること。 【解決手段】 ウエブ状のPET支持体101を連続的
に搬送しつつ、PET支持体101のガラス転移温度未
満で熱処理するPET支持体の連続熱処理方法におい
て、搬送中のウエブ状のPET支持体101の少なくと
も片面に対して密着性付与のための真空グロー放電処
理、帯電防止効果とブロッキング防止効果とを得るため
導電層を形成する塗工処理を該順序で一貫連続して実行
し、かつ前記熱処理は該支持体をロール状に巻き取った
状態で施す。
送し、ガラス転移温度(Tg)未満で熱処理して該ポリ
エステル支持体をロール状に巻き取るポリエステルフイ
ルムの連続熱処理に際し、巻癖及びきしみのない、良好
な平面性を有した、清浄な支持体を安定かつ効率良く供
すること。 【解決手段】 ウエブ状のPET支持体101を連続的
に搬送しつつ、PET支持体101のガラス転移温度未
満で熱処理するPET支持体の連続熱処理方法におい
て、搬送中のウエブ状のPET支持体101の少なくと
も片面に対して密着性付与のための真空グロー放電処
理、帯電防止効果とブロッキング防止効果とを得るため
導電層を形成する塗工処理を該順序で一貫連続して実行
し、かつ前記熱処理は該支持体をロール状に巻き取った
状態で施す。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエブ状のポリエ
ステル系支持体を連続的に搬送しつつ、該ポリエステル
系支持体のガラス転移温度(Tg)未満で熱処理する写
真フイルム用支持体を製造する方法に関する。
ステル系支持体を連続的に搬送しつつ、該ポリエステル
系支持体のガラス転移温度(Tg)未満で熱処理する写
真フイルム用支持体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステル系支持体は力学
的特性に優れ、薄手化に適した支持体であることが知ら
れているが、写真用フイルムに供されるパトローネ等に
組み込まれた場合、その巻癖が回復しないという問題が
あった。そこで、本問題点に鑑み、米国特許41417
35号等に示されるように、該ポリエステル系支持体を
ロール形態でガラス転移温度(以下Tgと称する)以下
の温度で熱処理することが提案されている。また、ポリ
エステル支持体と写真感光層等の間の密着性付与、向上
等を目的に、該支持体表面に、特公昭60−16614
5号公報に記載されているような真空グロー放電処理あ
るいは紫外線照射処理等を施すことが知られている。
的特性に優れ、薄手化に適した支持体であることが知ら
れているが、写真用フイルムに供されるパトローネ等に
組み込まれた場合、その巻癖が回復しないという問題が
あった。そこで、本問題点に鑑み、米国特許41417
35号等に示されるように、該ポリエステル系支持体を
ロール形態でガラス転移温度(以下Tgと称する)以下
の温度で熱処理することが提案されている。また、ポリ
エステル支持体と写真感光層等の間の密着性付与、向上
等を目的に、該支持体表面に、特公昭60−16614
5号公報に記載されているような真空グロー放電処理あ
るいは紫外線照射処理等を施すことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
では巻癖を低減、解消することはできるが、熱処理中に
発生する支持体の不均一な熱変形により、特開平6−1
23937号公報に言及されている所謂きしみが発生
し、これにより平面性が劣化し、写真用支持体として使
用できないという問題があった。また、該支持体に上記
表面処理を施した後、熱処理を行うと、積層した支持体
同士が接着する所謂ブロッキングが発生するという問題
があった。また、近年の写真の更なる高画質化に対応し
て、製造工程のクリーン化、特に支持体表面の帯電によ
る塵埃の付着抑止は必須である。また、これらの真空処
理、熱処理等を工程毎に独立させて実施する、所謂バッ
チ処理は設備、設置コスト、半製品ロール等の運搬設備
コスト、処理時間等の点で製造適性は満足できるもので
はない。
では巻癖を低減、解消することはできるが、熱処理中に
発生する支持体の不均一な熱変形により、特開平6−1
23937号公報に言及されている所謂きしみが発生
し、これにより平面性が劣化し、写真用支持体として使
用できないという問題があった。また、該支持体に上記
表面処理を施した後、熱処理を行うと、積層した支持体
同士が接着する所謂ブロッキングが発生するという問題
があった。また、近年の写真の更なる高画質化に対応し
て、製造工程のクリーン化、特に支持体表面の帯電によ
る塵埃の付着抑止は必須である。また、これらの真空処
理、熱処理等を工程毎に独立させて実施する、所謂バッ
チ処理は設備、設置コスト、半製品ロール等の運搬設備
コスト、処理時間等の点で製造適性は満足できるもので
はない。
【0004】そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてな
されたもので、ウエブ状のポリエステル支持体を連続的
に搬送し、ガラス転移温度(Tg)未満で熱処理して該
ポリエステル支持体をロール状に巻き取るポリエステル
フイルムの連続熱処理に際し、巻癖及びきしみのない、
良好な平面性を有した、清浄な支持体を安定かつ効率良
く供するものである。
されたもので、ウエブ状のポリエステル支持体を連続的
に搬送し、ガラス転移温度(Tg)未満で熱処理して該
ポリエステル支持体をロール状に巻き取るポリエステル
フイルムの連続熱処理に際し、巻癖及びきしみのない、
良好な平面性を有した、清浄な支持体を安定かつ効率良
く供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、ウエブ状のポリエ
ステル系支持体を連続的に搬送しつつ、ポリエステル系
支持体のガラス転移温度(Tg)以下で熱処理してロー
ル状に巻き取るポリエステル系支持体の連続熱処理方法
において、搬送中のウエブ状のポリエステル系支持体を
連続的に大気中から真空中に導入し、該ポリエステル系
支持体の少なくとも片面に写真用支持体として必須であ
る密着性付与のための真空グロー放電処理を、その放電
状態を監視、制御しながら、かつ制御されたガスを導入
しながら施し、さらに、真空グロー放電処理と熱処理と
の間に、帯電防止効果とブロッキング防止効果とを得る
ために、反乳剤層面に導電性の無機粒子或いは有機粒
子、界面活性剤、硬膜剤、バインダ等からなる水系塗液
を溶存空気量、液温度を一定レベルに維持、管理しなが
ら塗布、乾燥することにより導電層を形成し、加えて塗
工処理と熱処理との間で、Tg付近〜200℃以下で該
ポリエステル系支持体を予備加熱処理し、ロール状に巻
き取った状態で巻き癖を取り除くためにガラス転移温度
(Tg)未満で熱処理し、かつこれら各処理を一貫連続
して実行する写真フイルム用支持体の製造方法及び製造
装置により達成できる。
ステル系支持体を連続的に搬送しつつ、ポリエステル系
支持体のガラス転移温度(Tg)以下で熱処理してロー
ル状に巻き取るポリエステル系支持体の連続熱処理方法
において、搬送中のウエブ状のポリエステル系支持体を
連続的に大気中から真空中に導入し、該ポリエステル系
支持体の少なくとも片面に写真用支持体として必須であ
る密着性付与のための真空グロー放電処理を、その放電
状態を監視、制御しながら、かつ制御されたガスを導入
しながら施し、さらに、真空グロー放電処理と熱処理と
の間に、帯電防止効果とブロッキング防止効果とを得る
ために、反乳剤層面に導電性の無機粒子或いは有機粒
子、界面活性剤、硬膜剤、バインダ等からなる水系塗液
を溶存空気量、液温度を一定レベルに維持、管理しなが
ら塗布、乾燥することにより導電層を形成し、加えて塗
工処理と熱処理との間で、Tg付近〜200℃以下で該
ポリエステル系支持体を予備加熱処理し、ロール状に巻
き取った状態で巻き癖を取り除くためにガラス転移温度
(Tg)未満で熱処理し、かつこれら各処理を一貫連続
して実行する写真フイルム用支持体の製造方法及び製造
装置により達成できる。
【0006】真空グロー放電処理は、減圧雰囲気中で特
開平7−3056号公報に示すように、水冷された円筒
電極間に支持体を搬送して処理する方法を用いる。電極
本体の材質、表面仕上げは、放電雰囲気、強度等により
適宜選択されるが、SUS、Al等を用い、バフ#25
0〜400程度に仕上げることが望ましい。対向する電
極間距離は、処理効果の点及び支持体への熱損傷の観点
から100〜400mm、望ましくは200〜300m
mが選択される。処理圧力は、処理効果の観点、放電安
定性の観点から6.6Pa〜2.7kPa、より好まし
くは13.3Pa〜270Paが選択される。処理電圧
は、処理効果、電源の安定性の観点から500〜500
0V、より好ましくは500〜3000Vである。処理
周波数は直流から数1000MHz、好ましくは1kH
z〜1MHzが好ましい。これら、放電電圧、電流、周
波数等はモニタ、制御されることが望ましい。また、高
周波領域では公知の如く、電源インピーダンスと放電部
のインピーダンスとを整合させることが発生電力を有効
に消費する上で必須であり、放電安定性、電源の異常な
昇温防止の観点から発生電力及び消費電力をモニタし、
消費電力/発生電力の比を0.9以上、好ましくは0.
95以上になるよう諸元を制御することが必須である。
また、電源を適切に空調管理された雰囲気に設置し、積
極的に電源の昇温を抑えることも有効である。また、真
空グロー放電処理は、特公昭60−16614号公報に
示すように、ポリエステル系支持体を真空グロー放電処
理直前に予め加熱しておくことが望ましいが、その実施
例としては支持体を安定して搬送するという観点から、
少なくとも2つ以上の加熱ロールを用いた逐次加熱若し
くは赤外線ヒータ等が適宜選択される。ロール加熱手段
は、誘導加熱方式、蒸気等の熱媒を用いたジャケット方
式等の公知方式を適宜選択する。予熱温度は処理効果の
観点からは80〜180℃、望ましくは100〜Tgが
好ましい。また予熱する場合、ポリエステル系支持体の
巾方向の温度を±1℃以下より望ましくは±0.5℃以
下に維持、管理することが望ましい。また、真空グロー
放電は、特公平3−39106号公報に示すように、グ
ロー放電処理直後にポリエステル系支持体を直ちに冷却
することが必須であるが、その実施例としては、少なく
とも2つ以上の水冷ジャケット方式の冷却ロールを用い
逐次冷却すること等が適宜選択される。冷却温度は処理
効果及び支持体の特性上20℃〜50℃、好ましくは3
0〜40℃が良い。加熱ロール、冷却ロール等はその効
果が損なわれない様、真空処理装置内かつグロー放電処
理部直前/直後に設置することが望ましい。また、ポリ
エステル系支持体の表面温度を放射温度計、接触式熱電
対等の公知手段で測定し、加熱、冷却手段を制御するこ
とが望ましい。
開平7−3056号公報に示すように、水冷された円筒
電極間に支持体を搬送して処理する方法を用いる。電極
本体の材質、表面仕上げは、放電雰囲気、強度等により
適宜選択されるが、SUS、Al等を用い、バフ#25
0〜400程度に仕上げることが望ましい。対向する電
極間距離は、処理効果の点及び支持体への熱損傷の観点
から100〜400mm、望ましくは200〜300m
mが選択される。処理圧力は、処理効果の観点、放電安
定性の観点から6.6Pa〜2.7kPa、より好まし
くは13.3Pa〜270Paが選択される。処理電圧
は、処理効果、電源の安定性の観点から500〜500
0V、より好ましくは500〜3000Vである。処理
周波数は直流から数1000MHz、好ましくは1kH
z〜1MHzが好ましい。これら、放電電圧、電流、周
波数等はモニタ、制御されることが望ましい。また、高
周波領域では公知の如く、電源インピーダンスと放電部
のインピーダンスとを整合させることが発生電力を有効
に消費する上で必須であり、放電安定性、電源の異常な
昇温防止の観点から発生電力及び消費電力をモニタし、
消費電力/発生電力の比を0.9以上、好ましくは0.
95以上になるよう諸元を制御することが必須である。
また、電源を適切に空調管理された雰囲気に設置し、積
極的に電源の昇温を抑えることも有効である。また、真
空グロー放電処理は、特公昭60−16614号公報に
示すように、ポリエステル系支持体を真空グロー放電処
理直前に予め加熱しておくことが望ましいが、その実施
例としては支持体を安定して搬送するという観点から、
少なくとも2つ以上の加熱ロールを用いた逐次加熱若し
くは赤外線ヒータ等が適宜選択される。ロール加熱手段
は、誘導加熱方式、蒸気等の熱媒を用いたジャケット方
式等の公知方式を適宜選択する。予熱温度は処理効果の
観点からは80〜180℃、望ましくは100〜Tgが
好ましい。また予熱する場合、ポリエステル系支持体の
巾方向の温度を±1℃以下より望ましくは±0.5℃以
下に維持、管理することが望ましい。また、真空グロー
放電は、特公平3−39106号公報に示すように、グ
ロー放電処理直後にポリエステル系支持体を直ちに冷却
することが必須であるが、その実施例としては、少なく
とも2つ以上の水冷ジャケット方式の冷却ロールを用い
逐次冷却すること等が適宜選択される。冷却温度は処理
効果及び支持体の特性上20℃〜50℃、好ましくは3
0〜40℃が良い。加熱ロール、冷却ロール等はその効
果が損なわれない様、真空処理装置内かつグロー放電処
理部直前/直後に設置することが望ましい。また、ポリ
エステル系支持体の表面温度を放射温度計、接触式熱電
対等の公知手段で測定し、加熱、冷却手段を制御するこ
とが望ましい。
【0007】真空グロー放電処理は、ポリエステル系支
持体を連続的に大気空間中から減圧空間に導くことが連
続適性付与上必須である。ポリエステル系支持体を連続
的に大気空間から減圧空間へ導く手段としては、特公昭
61−36862号公報に示されるように、対向する一
対のロールでポリエステル系支持体をニップし、複数の
減圧室を通過させる手段、また特公平1−52473号
公報に示されるように、ロールと対向するフレーム間に
狭い間隙を設けポリエステル系支持体を搬送し、徐々に
減圧雰囲気に搬送する手段、さらに特開平1−2727
67号公報に示されるように、非接触式の対向するロー
ル群でポリエステル系支持体を搬送しつつ、複数の減圧
室を通過させる手段があり、支持体種類、設置条件等に
より適宜選択される。上記各手段を用いることにより、
真空処理を連続一貫処理の一部として組み込むことが可
能である。
持体を連続的に大気空間中から減圧空間に導くことが連
続適性付与上必須である。ポリエステル系支持体を連続
的に大気空間から減圧空間へ導く手段としては、特公昭
61−36862号公報に示されるように、対向する一
対のロールでポリエステル系支持体をニップし、複数の
減圧室を通過させる手段、また特公平1−52473号
公報に示されるように、ロールと対向するフレーム間に
狭い間隙を設けポリエステル系支持体を搬送し、徐々に
減圧雰囲気に搬送する手段、さらに特開平1−2727
67号公報に示されるように、非接触式の対向するロー
ル群でポリエステル系支持体を搬送しつつ、複数の減圧
室を通過させる手段があり、支持体種類、設置条件等に
より適宜選択される。上記各手段を用いることにより、
真空処理を連続一貫処理の一部として組み込むことが可
能である。
【0008】また、処理圧力雰囲気中のガス組成を制御
するため、外部より任意の種類の単体或いは混合状態の
ガスを、処理圧力を一定に維持したまま任意量導入し、
処理圧力雰囲気を変化させることが必須である。この場
合のガス種としては、大気、酸素、窒素、二酸化炭素、
水、アンモニア、アルゴンまたこれらの混合物が用いら
れる。ガス導入方法としては、質量流量制御装置および
該装置に連動する自動バルブ等を用いることが望まし
い。かかる質量流量設定導入装置により処理圧力を一定
にしつつ、単体或いは混合状態のガスを導入することが
可能となる。上記のガス導入時に処理圧力を維持、制御
するためには、排気装置と処理室間に設定圧力と実際の
圧力とを比較、修正する、圧力検出装置、自動バルブ等
からなる装置を設けることが必須である。ガスは大気空
間より質量流量導入装置により、適量が導入される。ま
た、導入量のモニタ、制御は、質量分析装置、色彩色差
計等により行うことができる。導入ガス量は、ガス種、
処理圧力条件、処理強度、ポリエステル系支持体種類等
と所望の密着力との関係に依るが、処理効果、排気手段
の効率、負荷の観点では質量流量に換算して、10〜3
00Pa・m3 /sec、好ましくは20〜200Pa
・m3 /secが望ましい。
するため、外部より任意の種類の単体或いは混合状態の
ガスを、処理圧力を一定に維持したまま任意量導入し、
処理圧力雰囲気を変化させることが必須である。この場
合のガス種としては、大気、酸素、窒素、二酸化炭素、
水、アンモニア、アルゴンまたこれらの混合物が用いら
れる。ガス導入方法としては、質量流量制御装置および
該装置に連動する自動バルブ等を用いることが望まし
い。かかる質量流量設定導入装置により処理圧力を一定
にしつつ、単体或いは混合状態のガスを導入することが
可能となる。上記のガス導入時に処理圧力を維持、制御
するためには、排気装置と処理室間に設定圧力と実際の
圧力とを比較、修正する、圧力検出装置、自動バルブ等
からなる装置を設けることが必須である。ガスは大気空
間より質量流量導入装置により、適量が導入される。ま
た、導入量のモニタ、制御は、質量分析装置、色彩色差
計等により行うことができる。導入ガス量は、ガス種、
処理圧力条件、処理強度、ポリエステル系支持体種類等
と所望の密着力との関係に依るが、処理効果、排気手段
の効率、負荷の観点では質量流量に換算して、10〜3
00Pa・m3 /sec、好ましくは20〜200Pa
・m3 /secが望ましい。
【0009】真空表面処理と熱処理との間で、反乳剤面
に導電性の無機粒子或いは有機粒子、界面活性剤、硬膜
剤、バインダ等からなる水系塗液を塗布、乾燥して導電
層を形成することが必須である。上記の導電性無機微粒
子としては、特開平6−123937号公報に示される
ように、ZnO,TiO2 ,SnO2 ,Al2 O3 ,I
n2 O2 ,SiO2 ,MgO,BaO,MoO3 ,V2
O5 等の中から選ばれた少なくとも1種の結晶性の金属
酸化物或いはこれらの複合酸化物の微粒子である。これ
らの中で特に好ましいのは、SnO2 を主成分とし酸化
アンチモン約5〜20%含有させおよび/または他成分
(酸化珪素、ホウ酸、リン等)を含有させた導電性材料
である。上記の導電性有機微粒子として、イオン性の導
電性ポリマ、又はラテックスを用いる。また、界面活性
剤、硬膜剤は公知のものを適宜用いればよく、バインダ
は水溶性ポリマ、セルロースエステル、ラテックスポリ
マ等の親水性ポリマを用いることができる。このような
導電層を、塗布乾燥後の抵抗が10exp3〜exp1
2Ω、好ましくは10exp4〜10exp11Ωにな
るように塗工処理することが望ましい。また、これらの
塗工はディップコート、ワイヤバーコート、カーテンコ
ート等の公知の手段で行われ、塗工量は塗膜の安定性、
導電効果の観点からは0.1〜20cc/m2 、好まし
くは0.5〜10cc/m2 が選ばれる。また、液中の
溶存空気が、塗工処理中に析出し塗布層に故障を発生さ
せることを防ぐため、液体の蒸気圧〜6.7kPa、好
ましくは蒸気圧〜2.7kPaの減圧雰囲気下で液中の
溶存空気量を飽和空気量の70%以下好ましくは50%
以下にすることが必須である。また、液を20〜40℃
好ましくは25〜35℃に保温することが望ましい。実
施例としては、塗工処理を含む送液系を循環系とし、塗
工処理に至る直前の液を減圧可能なタンク内に貯蔵し、
所定の溶存空気量になった液を送り出す手段等が適宜選
択できる。塗工処理後の乾燥は、アーチドライヤ式、エ
アーフローティング式等公知の乾燥方式を適宜用いれば
よい。導電層を形成することにより、帯電により塵埃が
支持体へ付着することが抑止でき、また該支持体に上記
表面処理した後、熱処理することにより、積層した支持
体同士が接着する現象、所謂ブロッキングを抑止でき
る。さらに、本導電層によりきしみ値を特開平6−12
3937号公報に記載されているような条件により測定
したところ、100〜250gの範囲となり良好な平面
性の維持が可能となる。
に導電性の無機粒子或いは有機粒子、界面活性剤、硬膜
剤、バインダ等からなる水系塗液を塗布、乾燥して導電
層を形成することが必須である。上記の導電性無機微粒
子としては、特開平6−123937号公報に示される
ように、ZnO,TiO2 ,SnO2 ,Al2 O3 ,I
n2 O2 ,SiO2 ,MgO,BaO,MoO3 ,V2
O5 等の中から選ばれた少なくとも1種の結晶性の金属
酸化物或いはこれらの複合酸化物の微粒子である。これ
らの中で特に好ましいのは、SnO2 を主成分とし酸化
アンチモン約5〜20%含有させおよび/または他成分
(酸化珪素、ホウ酸、リン等)を含有させた導電性材料
である。上記の導電性有機微粒子として、イオン性の導
電性ポリマ、又はラテックスを用いる。また、界面活性
剤、硬膜剤は公知のものを適宜用いればよく、バインダ
は水溶性ポリマ、セルロースエステル、ラテックスポリ
マ等の親水性ポリマを用いることができる。このような
導電層を、塗布乾燥後の抵抗が10exp3〜exp1
2Ω、好ましくは10exp4〜10exp11Ωにな
るように塗工処理することが望ましい。また、これらの
塗工はディップコート、ワイヤバーコート、カーテンコ
ート等の公知の手段で行われ、塗工量は塗膜の安定性、
導電効果の観点からは0.1〜20cc/m2 、好まし
くは0.5〜10cc/m2 が選ばれる。また、液中の
溶存空気が、塗工処理中に析出し塗布層に故障を発生さ
せることを防ぐため、液体の蒸気圧〜6.7kPa、好
ましくは蒸気圧〜2.7kPaの減圧雰囲気下で液中の
溶存空気量を飽和空気量の70%以下好ましくは50%
以下にすることが必須である。また、液を20〜40℃
好ましくは25〜35℃に保温することが望ましい。実
施例としては、塗工処理を含む送液系を循環系とし、塗
工処理に至る直前の液を減圧可能なタンク内に貯蔵し、
所定の溶存空気量になった液を送り出す手段等が適宜選
択できる。塗工処理後の乾燥は、アーチドライヤ式、エ
アーフローティング式等公知の乾燥方式を適宜用いれば
よい。導電層を形成することにより、帯電により塵埃が
支持体へ付着することが抑止でき、また該支持体に上記
表面処理した後、熱処理することにより、積層した支持
体同士が接着する現象、所謂ブロッキングを抑止でき
る。さらに、本導電層によりきしみ値を特開平6−12
3937号公報に記載されているような条件により測定
したところ、100〜250gの範囲となり良好な平面
性の維持が可能となる。
【0010】きしみ値の測定方法は、以下のようにして
行う。 1)支持体サンプルうぃ、180mm(支持体幅方向)
×50mm(支持体長手方向)に切り出し、これを平滑
な板の上にハロゲン化銀塗工予定層と逆の面(以下BC
面と称する)を上にて張り付ける(サンプルA)。これ
を、水平になるように引張試験機の移動ステージに取り
付ける。 2)支持体サンプルを80mm(支持体幅方向)×18
mm(支持体長手方向)に切り出し、これと同じ大きさ
で質量500gの平滑な板に、ハロゲン化銀流剤塗工予
定面が上になるように張り付ける(サンプルB)。さら
に、この18mmの辺の中央に糸をつける。 3)サンプルBをサンプルAの上に乗せた後、サンプル
Bの糸を引張試験機の移動ステージの滑車を介してロー
ドセルに固定する。 4)移動ステージを200mm/分の速度で下げる。こ
のときの、ロードセルの検出した最大荷重のきしみ値と
呼ぶ。
行う。 1)支持体サンプルうぃ、180mm(支持体幅方向)
×50mm(支持体長手方向)に切り出し、これを平滑
な板の上にハロゲン化銀塗工予定層と逆の面(以下BC
面と称する)を上にて張り付ける(サンプルA)。これ
を、水平になるように引張試験機の移動ステージに取り
付ける。 2)支持体サンプルを80mm(支持体幅方向)×18
mm(支持体長手方向)に切り出し、これと同じ大きさ
で質量500gの平滑な板に、ハロゲン化銀流剤塗工予
定面が上になるように張り付ける(サンプルB)。さら
に、この18mmの辺の中央に糸をつける。 3)サンプルBをサンプルAの上に乗せた後、サンプル
Bの糸を引張試験機の移動ステージの滑車を介してロー
ドセルに固定する。 4)移動ステージを200mm/分の速度で下げる。こ
のときの、ロードセルの検出した最大荷重のきしみ値と
呼ぶ。
【0011】塗工処理と熱処理との間で、Tg付近以上
200℃以下でポリエステル系支持体を予備加熱処理す
ることが、ポリエステル系支持体製膜時に発生する内部
応力、厚み不均一等を解消する為に必要である。この予
備加熱処理により、支持体の平面性が改善されると同時
に、次工程の熱処理時の巻ずれ、陥没、たるみ等の解消
に寄与することができる。予備加熱処理時間は支持体種
類、加熱温度等により異なるが、過度な熱損傷を防ぎ、
所望の平面性改善効果を得る上では10〜100se
c、好ましくは20〜60secである。予備加熱手段
としては、加熱ローラ、赤外線ヒータ、空調風等が適宜
選択できる。該予備加熱処理では、ポリエステル系支持
体を移送するための複数のアイドルローラが適性位置に
設置される。
200℃以下でポリエステル系支持体を予備加熱処理す
ることが、ポリエステル系支持体製膜時に発生する内部
応力、厚み不均一等を解消する為に必要である。この予
備加熱処理により、支持体の平面性が改善されると同時
に、次工程の熱処理時の巻ずれ、陥没、たるみ等の解消
に寄与することができる。予備加熱処理時間は支持体種
類、加熱温度等により異なるが、過度な熱損傷を防ぎ、
所望の平面性改善効果を得る上では10〜100se
c、好ましくは20〜60secである。予備加熱手段
としては、加熱ローラ、赤外線ヒータ、空調風等が適宜
選択できる。該予備加熱処理では、ポリエステル系支持
体を移送するための複数のアイドルローラが適性位置に
設置される。
【0012】上述の真空表面処理、塗工処理、予備加熱
処理、熱処理等を連続一貫して行うために、ロール状に
巻回されたウエブ状のポリエステル系支持体を、その先
端から順次送出し、ロール状に巻回されたポリエステル
系支持体が送出し終わる直前または送出終了と同時に、
送出中のウエブ後端と、巻回された状態で静止待機して
いる新たなポリエステル系支持体のウエブ先端とを接合
して搬送を続行する所謂ターレット方式の送出装置及び
接合装置が設けられる。接合方式は支持体同士を突き合
わせて、接着テープ等を用いて接合することが好まし
く、その精度は公開技報6−13721号に記載される
ように、支持体同士の屈曲が5mm/m以内、段違いが
5mm以内であることが望ましい。また、より安定に接
合するためにアキュームレータを設置してもよい。
処理、熱処理等を連続一貫して行うために、ロール状に
巻回されたウエブ状のポリエステル系支持体を、その先
端から順次送出し、ロール状に巻回されたポリエステル
系支持体が送出し終わる直前または送出終了と同時に、
送出中のウエブ後端と、巻回された状態で静止待機して
いる新たなポリエステル系支持体のウエブ先端とを接合
して搬送を続行する所謂ターレット方式の送出装置及び
接合装置が設けられる。接合方式は支持体同士を突き合
わせて、接着テープ等を用いて接合することが好まし
く、その精度は公開技報6−13721号に記載される
ように、支持体同士の屈曲が5mm/m以内、段違いが
5mm以内であることが望ましい。また、より安定に接
合するためにアキュームレータを設置してもよい。
【0013】支持体をロール状に巻き取った後の熱処理
は処理温度50℃以上Tg未満、より好ましくは(Tg
−20℃)以上Tg未満、さらに好ましくは(Tg−1
5℃)以上Tg未満が良い。熱処理時間は0.1時間以
上1500時間、より好ましくは2時間以上1000時
間以下、さらに好ましくは5時間以上400時間以下で
あることが好ましい。支持体をロール状に巻き取る際、
巻き付け時温度はTgより高温で良い。ポリエステル系
支持体を連続して巻取りながら高温処理する場合、この
巻取りを行う所謂巻取装置はターレット方式であり、ポ
リエステル系支持体が所定の長さで、巻取られたと同時
に、搬送中のウエブを巾方向に、トラバースカッタ等で
切断し、該ウエブ先端を回転待機中の巻芯に巻付けて巻
取る巻替え工程を有する場合がある。また、より安定に
巻取り、巻付けるために、アキュームレータを設置して
もよい。また熱処理時の巻取り条件として巻径に応じて
テンションが漸減する所謂テーパテンションおよび/ま
たは順次巻取られる支持体表面に弾性ロールを適当圧で
接圧させ、或いは適切な条件に加圧、加熱した空気を吹
き付ける手段を必要に応じて組み合わせ用いてもよい。
上記巻芯の直径は100mm以上400mm以下が好ま
しく、材質は耐熱性に優れたものであれば特に限定しな
いが、FRP,FWP,SUS,繊維含侵樹脂等が適宜
用いられる。また、巻芯は支持体への熱伝搬を改善する
ため、特願平5−350670号明細書に示すように、
中空構造とし巻芯内部に加熱手段を設けてもよい。ま
た、熱処理は特願平5−350677号明細書に示すよ
うに、熱処理温度条件下の巻取装置で支持体を巻取り、
次に処理温度と同じ条件の恒温室に移送してもよい。
は処理温度50℃以上Tg未満、より好ましくは(Tg
−20℃)以上Tg未満、さらに好ましくは(Tg−1
5℃)以上Tg未満が良い。熱処理時間は0.1時間以
上1500時間、より好ましくは2時間以上1000時
間以下、さらに好ましくは5時間以上400時間以下で
あることが好ましい。支持体をロール状に巻き取る際、
巻き付け時温度はTgより高温で良い。ポリエステル系
支持体を連続して巻取りながら高温処理する場合、この
巻取りを行う所謂巻取装置はターレット方式であり、ポ
リエステル系支持体が所定の長さで、巻取られたと同時
に、搬送中のウエブを巾方向に、トラバースカッタ等で
切断し、該ウエブ先端を回転待機中の巻芯に巻付けて巻
取る巻替え工程を有する場合がある。また、より安定に
巻取り、巻付けるために、アキュームレータを設置して
もよい。また熱処理時の巻取り条件として巻径に応じて
テンションが漸減する所謂テーパテンションおよび/ま
たは順次巻取られる支持体表面に弾性ロールを適当圧で
接圧させ、或いは適切な条件に加圧、加熱した空気を吹
き付ける手段を必要に応じて組み合わせ用いてもよい。
上記巻芯の直径は100mm以上400mm以下が好ま
しく、材質は耐熱性に優れたものであれば特に限定しな
いが、FRP,FWP,SUS,繊維含侵樹脂等が適宜
用いられる。また、巻芯は支持体への熱伝搬を改善する
ため、特願平5−350670号明細書に示すように、
中空構造とし巻芯内部に加熱手段を設けてもよい。ま
た、熱処理は特願平5−350677号明細書に示すよ
うに、熱処理温度条件下の巻取装置で支持体を巻取り、
次に処理温度と同じ条件の恒温室に移送してもよい。
【0014】巻取り時の巻姿を良好に保つため、熱処理
する前に、ウエブ状のポリエステル系支持体の両端に高
さ1〜50μm、より好ましくは3〜25μmのローレ
ットを付与するローレット加工を施すことが好ましい。
ローレットの巾は2〜50mm、より好ましくは7〜2
0mmである。このようなローレットは片面でも両面で
もよく、Tg以上の温度で、ローレット形状を有する一
対のロールを用いて形成する。
する前に、ウエブ状のポリエステル系支持体の両端に高
さ1〜50μm、より好ましくは3〜25μmのローレ
ットを付与するローレット加工を施すことが好ましい。
ローレットの巾は2〜50mm、より好ましくは7〜2
0mmである。このようなローレットは片面でも両面で
もよく、Tg以上の温度で、ローレット形状を有する一
対のロールを用いて形成する。
【0015】本発明による連続一貫処理工程の処理スピ
ード、テンションはポリエステル系支持体の厚、巾、処
理内容等により異なるが、各々10〜200m/mi
n、10〜490N/巾、より好ましくは20〜100
m/min、50〜400N/巾が好ましい。また、搬
送処理中の支持体表面に付着した塵埃、印加した電荷を
除去するため、適切な位置に除塵装置、除電装置を設け
ることは清浄な支持体を得るために必須である。除塵装
置としては、公知の超音波方式、圧縮空気を吹き付け、
再びサクションする方式等が適宜用いられる。また、本
発明による連続一貫処理工程においては支持体の蛇行を
修正する公知の蛇行修正装置、処理工程毎のテンショ
ン、速度を制御する、サクション方式、ゴムライニング
方式等の公知のフィードローラ、ダンサローラが適宜設
置されることは云うまでもない。
ード、テンションはポリエステル系支持体の厚、巾、処
理内容等により異なるが、各々10〜200m/mi
n、10〜490N/巾、より好ましくは20〜100
m/min、50〜400N/巾が好ましい。また、搬
送処理中の支持体表面に付着した塵埃、印加した電荷を
除去するため、適切な位置に除塵装置、除電装置を設け
ることは清浄な支持体を得るために必須である。除塵装
置としては、公知の超音波方式、圧縮空気を吹き付け、
再びサクションする方式等が適宜用いられる。また、本
発明による連続一貫処理工程においては支持体の蛇行を
修正する公知の蛇行修正装置、処理工程毎のテンショ
ン、速度を制御する、サクション方式、ゴムライニング
方式等の公知のフィードローラ、ダンサローラが適宜設
置されることは云うまでもない。
【0016】本発明に供されるポリエステル系支持体
は、特にTgが90℃以上120℃以下、より好ましく
は95℃以上190℃以下である。このような条件に最
も適合するのは、ポリエチレンナフタレート(PEN)
であるが、本発明に供されるポリエステル系支持体はこ
れに限定されない。これらポリエステルは公知の方法で
重合したポリマをペレット化した後、十分乾燥し、ダイ
で溶融押出し、未延伸フイルムを製膜する。その後、公
知の二軸延伸方法等で所定の二軸配向フイルムとする。
本発明に供するポリエステル系支持体は、厚みが85〜
120μm、巾が1000〜2000mm、好ましくは
各々50〜110μm、巾が1000〜1500mmで
ある。
は、特にTgが90℃以上120℃以下、より好ましく
は95℃以上190℃以下である。このような条件に最
も適合するのは、ポリエチレンナフタレート(PEN)
であるが、本発明に供されるポリエステル系支持体はこ
れに限定されない。これらポリエステルは公知の方法で
重合したポリマをペレット化した後、十分乾燥し、ダイ
で溶融押出し、未延伸フイルムを製膜する。その後、公
知の二軸延伸方法等で所定の二軸配向フイルムとする。
本発明に供するポリエステル系支持体は、厚みが85〜
120μm、巾が1000〜2000mm、好ましくは
各々50〜110μm、巾が1000〜1500mmで
ある。
【0017】本発明による写真フイルム支持体には、特
開平6−59357号公報に記載されているように各種
情報記録、再生用の磁気記録層を設けても良く、該記録
層は反乳剤面に設けることがより好ましく、公知の方法
で調製され、塗布によって設けることができる。磁気記
録層には、適当な有機溶剤中に、超音波分散、ホモミキ
サ、高圧ホモジナイザ等で適切に分散した滑り剤を添加
してもよい。また、磁気記録層の上に、有機溶剤等から
なる磁気記録層等を保護する層を設け、更に本保護層に
上記の如く適切に分散した滑り剤を添加してもよい。
開平6−59357号公報に記載されているように各種
情報記録、再生用の磁気記録層を設けても良く、該記録
層は反乳剤面に設けることがより好ましく、公知の方法
で調製され、塗布によって設けることができる。磁気記
録層には、適当な有機溶剤中に、超音波分散、ホモミキ
サ、高圧ホモジナイザ等で適切に分散した滑り剤を添加
してもよい。また、磁気記録層の上に、有機溶剤等から
なる磁気記録層等を保護する層を設け、更に本保護層に
上記の如く適切に分散した滑り剤を添加してもよい。
【0018】以下、本発明による写真フイルム支持体を
用いた写真フイルムについて述べる。ポリエステル系支
持体表面に、ゼラチン等からなる下塗り層を公知の方法
で設け、その上層にハロゲン化銀乳剤層を設ける。ハロ
ゲン化銀乳剤層としては、カラー/黒白何れでもよく、
これら乳剤の調製、塗布は公知の方法でなされる。この
ようにして得られた写真用フイルムはカートリッジ内の
スプールに巻付けて用いられる。
用いた写真フイルムについて述べる。ポリエステル系支
持体表面に、ゼラチン等からなる下塗り層を公知の方法
で設け、その上層にハロゲン化銀乳剤層を設ける。ハロ
ゲン化銀乳剤層としては、カラー/黒白何れでもよく、
これら乳剤の調製、塗布は公知の方法でなされる。この
ようにして得られた写真用フイルムはカートリッジ内の
スプールに巻付けて用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は本発明に係わる処
理工程を示している。すなわち、所定の長さに巻回され
たPEN支持体101は、二軸ターレット式の送出装置
103の一方軸に装着され、連続的に送出される。一方
軸に装着されたPEN支持体101の送出が完了する
と、接合装置105は、一方軸に装着されたPEN支持
体101のウエブ後端と、他方軸に巻回された状態で装
着され、静止待機している新たなPEN支持体のウエブ
先端とを接合テープにより突き合わせ接合し、これによ
り送出が続行される。PEN支持体101は、除塵、除
電装置107、図示しない蛇行修正装置及びフィードロ
ーラ109を経て、PEN支持体101を大気空間と減
圧空間との間で連続的に導出導入する導出導入部111
へ搬送される。導出導入部111は、縦列構成された複
数のフィードローラ111a及び複数のアイドルローラ
111bから成り、圧力計113をモニタしてバルブ1
15を制御する圧力検出、制御装置117及び排気手段
119により徐々に減圧される。真空表面処理されるべ
く減圧雰囲気中に導入されたPEN支持体101は、加
熱手段である加熱ローラ121で加熱された後、円筒水
冷電極123により処理される。円筒水冷電極123
は、特開平7−3056号公報に示された構造を有する
ものであり、複数の対向電極によりグロー放電を発生
し、PEN支持体101を低温プラズマ雰囲気中で処理
する。その後、冷却手段である冷却ロール125に搬送
されて所定温度まで冷却され、再び導入導出部111に
搬送され徐々に加圧されて大気圧空間に導出される。
を参照して説明する。図1及び図2は本発明に係わる処
理工程を示している。すなわち、所定の長さに巻回され
たPEN支持体101は、二軸ターレット式の送出装置
103の一方軸に装着され、連続的に送出される。一方
軸に装着されたPEN支持体101の送出が完了する
と、接合装置105は、一方軸に装着されたPEN支持
体101のウエブ後端と、他方軸に巻回された状態で装
着され、静止待機している新たなPEN支持体のウエブ
先端とを接合テープにより突き合わせ接合し、これによ
り送出が続行される。PEN支持体101は、除塵、除
電装置107、図示しない蛇行修正装置及びフィードロ
ーラ109を経て、PEN支持体101を大気空間と減
圧空間との間で連続的に導出導入する導出導入部111
へ搬送される。導出導入部111は、縦列構成された複
数のフィードローラ111a及び複数のアイドルローラ
111bから成り、圧力計113をモニタしてバルブ1
15を制御する圧力検出、制御装置117及び排気手段
119により徐々に減圧される。真空表面処理されるべ
く減圧雰囲気中に導入されたPEN支持体101は、加
熱手段である加熱ローラ121で加熱された後、円筒水
冷電極123により処理される。円筒水冷電極123
は、特開平7−3056号公報に示された構造を有する
ものであり、複数の対向電極によりグロー放電を発生
し、PEN支持体101を低温プラズマ雰囲気中で処理
する。その後、冷却手段である冷却ロール125に搬送
されて所定温度まで冷却され、再び導入導出部111に
搬送され徐々に加圧されて大気圧空間に導出される。
【0020】なお、加熱ローラ121による加熱及び冷
却ローラ125による冷却を制御するために、加熱冷却
後の温度を熱電対127で検知し、この検知結果に基づ
いて加熱ローラ121及び冷却ローラ125の温度を帰
還制御する加熱ローラ制御手段129及び冷却ローラ制
御手段131が設けられている。また、真空表面処理の
ケーシングには、隔室に導入されるガスの質量及び流量
を制御するための質量流量設定導入装置135が設けら
れている。隔室内のガスは、質量分析計136により
は、その質量が分析測定され、質量流量設定導入装置1
35は、分析測定結果に基づいて、隔室内に導入するガ
スの流量を設定する。
却ローラ125による冷却を制御するために、加熱冷却
後の温度を熱電対127で検知し、この検知結果に基づ
いて加熱ローラ121及び冷却ローラ125の温度を帰
還制御する加熱ローラ制御手段129及び冷却ローラ制
御手段131が設けられている。また、真空表面処理の
ケーシングには、隔室に導入されるガスの質量及び流量
を制御するための質量流量設定導入装置135が設けら
れている。隔室内のガスは、質量分析計136により
は、その質量が分析測定され、質量流量設定導入装置1
35は、分析測定結果に基づいて、隔室内に導入するガ
スの流量を設定する。
【0021】PEN支持体101は、その後、適宜、図
示せぬ除塵装置、除電装置、蛇行修正装置及びフィード
ローラ133等を経て、反乳剤面に導電性の無機粒子或
いは有機粒子、界面活性剤、硬膜剤、バインダ等からな
り、一定条件の溶存空気量、一定条件の液温度を保持し
た水系塗液の塗布処理に移行する。塗布処理は、バーコ
ータ137により実行される。塗布処理後、PEN支持
体101は、断熱ケーシング139内に搬送されて乾燥
処理される。PEN支持体101は、その後、温度Tg
付近から200℃以下で図示せぬ加熱手段により予備加
熱処理される。なお、予備加熱処理に先立ち、PEN支
持体101は、ローレット加工手段141により、その
両端に対して所定高さのローレットが付与される。予備
加熱処理終了後、PEN支持体101は、図示せぬ加熱
手段により、温度50℃以上Tg未満で熱処理される。
熱処理中、PEN支持体101は、巻取り装置143に
よりロール状に連続して巻取られる。この巻取りは、ウ
エブ状のPEN支持体を巾方向にトラバースカッタ等で
切断し、ウエブ先端を回転待機中の巻芯に巻付ける巻付
装置145及び巻芯に巻付けられたPEN支持体を巻取
る二軸ターレット装置147により達成される。なお、
乾燥処理、予備加熱処理及び熱処理する各隔室内を温調
するために、断熱ケーシング139に沿って温調風発
生、送排気手段149が設けられる。また、各隔室間に
は気体の移動を遮断するための隔壁が設けられており、
PEN支持体101は、この隔壁の一部に設けられた搬
送口を介して搬送される。
示せぬ除塵装置、除電装置、蛇行修正装置及びフィード
ローラ133等を経て、反乳剤面に導電性の無機粒子或
いは有機粒子、界面活性剤、硬膜剤、バインダ等からな
り、一定条件の溶存空気量、一定条件の液温度を保持し
た水系塗液の塗布処理に移行する。塗布処理は、バーコ
ータ137により実行される。塗布処理後、PEN支持
体101は、断熱ケーシング139内に搬送されて乾燥
処理される。PEN支持体101は、その後、温度Tg
付近から200℃以下で図示せぬ加熱手段により予備加
熱処理される。なお、予備加熱処理に先立ち、PEN支
持体101は、ローレット加工手段141により、その
両端に対して所定高さのローレットが付与される。予備
加熱処理終了後、PEN支持体101は、図示せぬ加熱
手段により、温度50℃以上Tg未満で熱処理される。
熱処理中、PEN支持体101は、巻取り装置143に
よりロール状に連続して巻取られる。この巻取りは、ウ
エブ状のPEN支持体を巾方向にトラバースカッタ等で
切断し、ウエブ先端を回転待機中の巻芯に巻付ける巻付
装置145及び巻芯に巻付けられたPEN支持体を巻取
る二軸ターレット装置147により達成される。なお、
乾燥処理、予備加熱処理及び熱処理する各隔室内を温調
するために、断熱ケーシング139に沿って温調風発
生、送排気手段149が設けられる。また、各隔室間に
は気体の移動を遮断するための隔壁が設けられており、
PEN支持体101は、この隔壁の一部に設けられた搬
送口を介して搬送される。
【0022】
(1)表面処理 φ30、面長1500、材質SUSを有する特開平7−
3056号公報に示された構成の複数の対向する円筒水
冷電極を、支持体搬送方向に、かつ支持体に150mm
の距離で正対させて4対絶縁部に固定した。ポリエステ
ル系支持体として、厚さ90μm、巾1400mmのポ
リエチレンナフタレート(PEN)を用いた。ポリエス
テル系支持体を、巾方向で120℃(分布±1℃)まで
誘導加熱ロールで加熱した。そして、ポリエステル系支
持体を、直ちに処理圧力20Pa、酸素ガス150Pa
・m3 /sec導入の雰囲気中で、処理速度20m/m
in、放電周波数20KHzで放電処理した。
3056号公報に示された構成の複数の対向する円筒水
冷電極を、支持体搬送方向に、かつ支持体に150mm
の距離で正対させて4対絶縁部に固定した。ポリエステ
ル系支持体として、厚さ90μm、巾1400mmのポ
リエチレンナフタレート(PEN)を用いた。ポリエス
テル系支持体を、巾方向で120℃(分布±1℃)まで
誘導加熱ロールで加熱した。そして、ポリエステル系支
持体を、直ちに処理圧力20Pa、酸素ガス150Pa
・m3 /sec導入の雰囲気中で、処理速度20m/m
in、放電周波数20KHzで放電処理した。
【0023】放電処理強度は放電処理電圧1000V若
しくは3000Vとした。放電処理電圧、電流、電力は
公知の方法でモニタ制御した。放電処理後、直ちに40
℃までポリエステル系支持体を、水冷ローラで冷却処理
した。なお、処理中ポリエステル系支持体の表面温度を
熱電対を用いた放射温度計で測定し、加熱手段及び冷却
手段を制御した。さらに、処理雰囲気の圧力をバラトロ
ン型真空圧力計で測定し、排気手段の能力を制御した。
加えて、酸素ガスを質量流量設定導入手段により所定の
流量を設定して導入した。導入された酸素ガスは質量分
析計によりモニタされ、この結果に基づいて酸素ガスの
流量を設定した。
しくは3000Vとした。放電処理電圧、電流、電力は
公知の方法でモニタ制御した。放電処理後、直ちに40
℃までポリエステル系支持体を、水冷ローラで冷却処理
した。なお、処理中ポリエステル系支持体の表面温度を
熱電対を用いた放射温度計で測定し、加熱手段及び冷却
手段を制御した。さらに、処理雰囲気の圧力をバラトロ
ン型真空圧力計で測定し、排気手段の能力を制御した。
加えて、酸素ガスを質量流量設定導入手段により所定の
流量を設定して導入した。導入された酸素ガスは質量分
析計によりモニタされ、この結果に基づいて酸素ガスの
流量を設定した。
【0024】(2)塗工処理 真空グロー放電処理と熱処理との間で、反乳剤面に導電
性の無機粒子或いは有機粒子、界面活性剤、硬膜剤、バ
インダ等からなる塗布液をバーコータで塗工し、アーチ
式ドライヤで乾燥させた。塗布液は、導電性微粒子に、
SnO2 を主成分としたものを用い、公知の界面活性
剤、硬膜剤をゼラチン水溶液中に調合した。塗布液は、
3KPaまで減圧した減圧タンク中で、溶存酸素量を飽
和溶存酸素量に比べて50%に減らし、30℃に保温し
たものを直ちに用いた。塗布液は循環方式で送液して、
連続して減圧タンク内に戻した。塗布量は7cc/m
2 、塗布速度は20m/min、乾燥温度は120℃と
した。
性の無機粒子或いは有機粒子、界面活性剤、硬膜剤、バ
インダ等からなる塗布液をバーコータで塗工し、アーチ
式ドライヤで乾燥させた。塗布液は、導電性微粒子に、
SnO2 を主成分としたものを用い、公知の界面活性
剤、硬膜剤をゼラチン水溶液中に調合した。塗布液は、
3KPaまで減圧した減圧タンク中で、溶存酸素量を飽
和溶存酸素量に比べて50%に減らし、30℃に保温し
たものを直ちに用いた。塗布液は循環方式で送液して、
連続して減圧タンク内に戻した。塗布量は7cc/m
2 、塗布速度は20m/min、乾燥温度は120℃と
した。
【0025】(3)ローレット付与 ポリエステル系支持体の両端に、巾10mm、高さ10
μmのローレットを全長に亘り付与した。このときの押
し型(一対の凹凸を持ったロール)の温度を150℃と
し、押しつけ圧を2kgfとした。
μmのローレットを全長に亘り付与した。このときの押
し型(一対の凹凸を持ったロール)の温度を150℃と
し、押しつけ圧を2kgfとした。
【0026】(4)予備加熱処理 温風により140℃に設定したケーシング内を搬送速度
20m/minで、ポリエステル系支持体をアイドルロ
ーラで回転支持させながら20sec間通過させた。
20m/minで、ポリエステル系支持体をアイドルロ
ーラで回転支持させながら20sec間通過させた。
【0027】(5)熱処理 ポリエステル系支持体を、(Tg−20℃)の雰囲気下
で、直径300mmの耐熱性を有する巻芯にロール状に
連続して、巻取り長さを2000mで巻取った。巻取り
装置はターレット方式であり、ポリエステル系支持体が
所定の長さで巻取られたと同時に、搬送中のウエブを巾
方向に、トラバースカッタ等で切断し、ウエブ先端を回
転待機中の巻芯に巻き付けたのち、巻芯に巻き付けられ
たポリエステル系支持体を巻取る巻き替え動作を順次繰
り返し、その後、巻取られたロールを処理温度と同じ条
件の恒温室に直ちに移送した。熱処理時間は50時間と
し、その後、室温まで徐々に冷却した。巻取り条件とし
ては巻始めのテンションを400Nとし、巻径に応じて
テンションを漸減させた。
で、直径300mmの耐熱性を有する巻芯にロール状に
連続して、巻取り長さを2000mで巻取った。巻取り
装置はターレット方式であり、ポリエステル系支持体が
所定の長さで巻取られたと同時に、搬送中のウエブを巾
方向に、トラバースカッタ等で切断し、ウエブ先端を回
転待機中の巻芯に巻き付けたのち、巻芯に巻き付けられ
たポリエステル系支持体を巻取る巻き替え動作を順次繰
り返し、その後、巻取られたロールを処理温度と同じ条
件の恒温室に直ちに移送した。熱処理時間は50時間と
し、その後、室温まで徐々に冷却した。巻取り条件とし
ては巻始めのテンションを400Nとし、巻径に応じて
テンションを漸減させた。
【0028】(6)評価方法 (6−1)ブロッキング 熱処理後のロールを送出しながらポリエステル系支持体
表面のブロッキング状態を目視評価した。
表面のブロッキング状態を目視評価した。
【0029】(6−2)密着 ポリエステル系支持体表面に、下塗り層塗布、感光層を
同時多層塗布したあと、感光層表面に縦横6mm間隔で
6本の切れ目を設け、粘着テープ(日東電工(株)製、
ニットテープ)を貼付け、180度方向に引き剥がして
密着性を評価した。
同時多層塗布したあと、感光層表面に縦横6mm間隔で
6本の切れ目を設け、粘着テープ(日東電工(株)製、
ニットテープ)を貼付け、180度方向に引き剥がして
密着性を評価した。
【0030】(7)結果 本発明による連続一貫製造方法により製造した写真フイ
ルム用支持体に感光層を形成したときの写真フイルムの
評価結果を表1に示す。
ルム用支持体に感光層を形成したときの写真フイルムの
評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1におけるブロッキング評価項目とし
て、ブロッキングが発生しないものを○、ブロッキング
が生じたが切断には至らないものを△、ブロッキングが
生じ切断が発生したものを×とした。なお、○が実用に
供することができるレベルである。また、密着評価項目
として、剥離面積が1%未満を◎、3%未満を○、剥離
面積が5%未満を△、剥離面積が5%以上を×とした。
なお、◎〜○が実用に供することのできるレベルであ
る。表1において、水準1及び2は本発明による処理に
より製造されたものである。水準3は、各処理を各々別
工程とした従来のバッチ処理により製造されたものであ
る。水準3においては、良好な結果を得ることはできる
が、工程が複数となったため、各工程毎に送出工程、巻
取り工程が必要となり、真空表面処理においては、水準
毎に真空排気/大気解放が必要、また各処理工程間での
半製品ロールの運搬等の設備が必要であり総合的な所要
時間、設備設置コスト、設置スペース、所要時間、必要
な作業者数も含めたコスト等において著しく不利であっ
た。水準4、5は従来技術のバッチ処理に、さらに真空
グロー放電処理を加え、その後熱処理したものである。
本発明による製造方法においては、ブロッキング、密着
の何れも良好な結果を得ることができた。
て、ブロッキングが発生しないものを○、ブロッキング
が生じたが切断には至らないものを△、ブロッキングが
生じ切断が発生したものを×とした。なお、○が実用に
供することができるレベルである。また、密着評価項目
として、剥離面積が1%未満を◎、3%未満を○、剥離
面積が5%未満を△、剥離面積が5%以上を×とした。
なお、◎〜○が実用に供することのできるレベルであ
る。表1において、水準1及び2は本発明による処理に
より製造されたものである。水準3は、各処理を各々別
工程とした従来のバッチ処理により製造されたものであ
る。水準3においては、良好な結果を得ることはできる
が、工程が複数となったため、各工程毎に送出工程、巻
取り工程が必要となり、真空表面処理においては、水準
毎に真空排気/大気解放が必要、また各処理工程間での
半製品ロールの運搬等の設備が必要であり総合的な所要
時間、設備設置コスト、設置スペース、所要時間、必要
な作業者数も含めたコスト等において著しく不利であっ
た。水準4、5は従来技術のバッチ処理に、さらに真空
グロー放電処理を加え、その後熱処理したものである。
本発明による製造方法においては、ブロッキング、密着
の何れも良好な結果を得ることができた。
【0033】本実施例では、処理速度を20m/min
とし、巻取り長さを2000mとし、導入ガス種につい
ては酸素を用いた場合について言及し、さらに支持体の
グロー放電処理前の加熱温度を120℃、冷却温度を4
0℃とした場合について言及した。加えて、塗工処理に
おいて、溶存酸素量を飽和溶存酸素量に比べて50%に
減らし、かつ30℃に保温した塗液を、バーコータで塗
布量7cc/m2 、塗布速度20m/minで塗布した
場合について詳細に言及した。しかし、本発明はこれら
に限定されるものではなく、さらに、処理速度を20〜
200m/min、巻取り長さを500〜6000m、
ガス種を空気、アンモニア等とし、支持体の加熱温度を
80〜180℃、冷却温度を20〜50℃とし、さらに
溶存酸素量を飽和溶存酸素量に比べて10〜70%に減
らし、液温度を20〜40℃、塗布量を0.1〜20c
c/minとした場合でも、良好な結果を得ることがで
きた。
とし、巻取り長さを2000mとし、導入ガス種につい
ては酸素を用いた場合について言及し、さらに支持体の
グロー放電処理前の加熱温度を120℃、冷却温度を4
0℃とした場合について言及した。加えて、塗工処理に
おいて、溶存酸素量を飽和溶存酸素量に比べて50%に
減らし、かつ30℃に保温した塗液を、バーコータで塗
布量7cc/m2 、塗布速度20m/minで塗布した
場合について詳細に言及した。しかし、本発明はこれら
に限定されるものではなく、さらに、処理速度を20〜
200m/min、巻取り長さを500〜6000m、
ガス種を空気、アンモニア等とし、支持体の加熱温度を
80〜180℃、冷却温度を20〜50℃とし、さらに
溶存酸素量を飽和溶存酸素量に比べて10〜70%に減
らし、液温度を20〜40℃、塗布量を0.1〜20c
c/minとした場合でも、良好な結果を得ることがで
きた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による写真
フイルム用支持体の製造方法によれば、写真用支持体と
して必須である密着性付与のための真空表面処理、帯電
防止効果とブロッキング防止効果とを有する導電層塗工
処理を行いつつ、さらに熱処理までを一貫連続して行う
ことにより、巻癖がなく、きしみの発生しない良好な平
面性を有する、清浄な支持体を安定にかつ効率良く供す
ることができる。
フイルム用支持体の製造方法によれば、写真用支持体と
して必須である密着性付与のための真空表面処理、帯電
防止効果とブロッキング防止効果とを有する導電層塗工
処理を行いつつ、さらに熱処理までを一貫連続して行う
ことにより、巻癖がなく、きしみの発生しない良好な平
面性を有する、清浄な支持体を安定にかつ効率良く供す
ることができる。
【0035】
【図1】本発明の製造方法に係わる各処理を示す工程
図。
図。
【図2】本発明の製造方法に係わる各処理を示す工程
図。
図。
101 PEN支持体 103 送出装置 105 結合装置 107 除塵、除電装置 109、133 フィードローラ 111 導入導出装置 113 圧力計 115 バルブ 117 圧力検出、制御装置 119 排気手段 121 加熱ローラ 123 円筒水冷電極 125 水冷ローラ 127 熱電対 129 加熱ローラ制御手段 131 冷却ローラ制御手段 135 質量流量設定導入装置 136 質量分析計 137 バーコータ 139 断熱ケーシング 141 ローレット加工手段 143 巻取り装置 145 巻付け装置 147 二軸ターレット装置 149 温調風発生、送排気手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 7/04 CFD C08J 7/04 CFDG G03C 1/81 G03C 1/81
Claims (20)
- 【請求項1】 連続的に搬送されるウエブ状のポリエス
ル系支持体を所定温度で熱処理する写真フイルム用支持
体の製造方法において、前記ポリエステル系支持体の少
なくとも片面に対し、真空表面処理、塗工処理及び前記
熱処理を該順序で連続して実行し、かつ前記熱処理は該
支持体をロール状に巻き取った状態で施されることを特
徴とする写真フイルム用支持体の製造方法。 - 【請求項2】 前記真空表面処理が、真空グロー放電処
理であることを特徴とする請求項1記載の写真フイルム
用支持体の製造方法。 - 【請求項3】 前記塗工処理が、反乳剤塗布面に、導電
性の無機粒子或いは有機粒子、界面活性剤、硬膜剤、バ
インダ等からなる水系塗液を塗布、乾燥して導電層を形
成することを特徴とする請求項1記載の写真フイルム用
支持体の製造方法。 - 【請求項4】 前記熱処理が、処理温度50℃以上前記
ポリエスル系支持体のガラス転移温度Tg未満、熱処理
時間0.1時間以上1500時間以下であることを特徴
とする請求項1記載の写真フイルム用支持体の製造方
法。 - 【請求項5】 前記真空グロー放電処理が、該ポリエス
テル系支持体を連続的に大気中から真空中に導入し、導
入された支持体に対して真空グロー放電処理することを
特徴とする請求項2記載の写真フイルム用支持体の製造
方法。 - 【請求項6】 前記真空グロー放電処理において、放電
用電源の発生電力及び放電部の消費電力をモニタし、発
生電力に対する消費電力の比を、0.9以上に維持する
ことを特徴とする請求項2若しくは5記載の写真フイル
ム用支持体の製造方法。 - 【請求項7】 前記真空グロー放電処理において、外部
より任意の種類の担体或いは混合状態のガスを、処理圧
力を一定に維持したまま10〜300Pa・m3 /se
c導入して処理圧力雰囲気を変化させることを特徴とす
る請求項2、5若しくは6記載の写真フイルム用支持体
の製造方法。 - 【請求項8】 前記真空グロー放電処理において、前記
真空グロー放電処理の直前で該ポリエステル系支持体を
加熱し、前記真空グロー放電処理の直後に該ポリエステ
ル系支持体を冷却することを特徴とする請求項2若しく
は5乃至7の何れか1項に記載の写真フイルム用支持体
の製造方法。 - 【請求項9】 前記塗工処理において、所定減圧雰囲気
下で溶存空気量を飽和空気量の70%以下、かつ液温度
を20〜40℃に維持された水系塗液を用いることを特
徴とする請求項3記載の写真フイルム用支持体の製造方
法。 - 【請求項10】 前記導電層の抵抗が10exp3〜1
0exp12Ωであることを特徴とする請求項3記載の
写真フイルム用支持体の製造方法。 - 【請求項11】 前記導電層に用いる微粒子がZn,T
i,Sn,Ar,In,Si,Mg,Ba,Mo,W,
Vを主成分とし、その体積抵抗率が0Ω/cm以上10
exp7Ω/cm以下であることを特徴とする請求項3
若しくは10記載の写真フイルム用支持体の製造方法。 - 【請求項12】 前記塗工処理と該熱処理との間で、T
g付近〜200℃以下でポリエステル系支持体を予備加
熱処理することを特徴とする請求項1記載の写真フイル
ム用支持体の製造方法。 - 【請求項13】 前記ポリエステル系支持体の搬送経路
に、該ポリエステル系支持体の表面に付着した塵埃を除
去する塵埃除去装置を少なくとも1つ設けたことを特徴
とする請求項1若しくは12記載の写真フイルム用支持
体の製造方法。 - 【請求項14】 前記ポリエステル系支持体の搬送経路
に、該ポリエステル系支持体の表面に帯電する電荷を除
去する除電装置を少なくとも1つ設けたことを特徴とす
る請求項1、12若しくは13記載の写真フイルム用支
持体の製造方法。 - 【請求項15】 該予備加熱処理の前に、該ポリエステ
ル系支持体の両端に高さ1〜50μmのローレットを付
与するローレット加工することを特徴とする請求項12
記載の写真フイルム用支持体の製造方法。 - 【請求項16】 前記ポリエステル系支持体の厚みが8
5〜120μm、巾が1000〜1500mmであるこ
とを特徴とする請求項1記載の写真フイルム用支持体の
製造方法。 - 【請求項17】 前記ポリエステル系支持体のTgが9
0〜200℃であることを特徴とする請求項1記載の写
真フイルム用支持体の製造方法。 - 【請求項18】 ウエブ状のポリエステル系支持体を連
続的に搬送する手段と、前記支持体の少なくとも片面
に、真空表面処理、塗工処理を施す手段と、処理後の支
持体をロール状に巻き取った状態で熱処理を施す手段と
を備えた写真フイルム用支持体の製造装置において、前
記真空表面処理手段には質量流量設定導入装置を付加し
たことを特徴とする写真フイルム用支持体の製造装置。 - 【請求項19】 ウエブ状のポリエステル系支持体を連
続的に搬送する手段と、前記支持体の少なくとも片面
に、真空表面処理、塗工処理を施す手段と、処理後の支
持体をロール状に巻き取った状態で熱処理を施す手段と
を備えた写真フイルム用支持体の製造装置において、前
記塗工処理と前記熱処理手段との間に予備加熱処理手段
を設けたことを特徴とする写真フイルム用支持体の製造
装置。 - 【請求項20】 該予備加熱処理手段は加熱ローラ及び
/又は赤外線ヒータで構成したことを特徴とする請求項
19記載の写真フイルム用支持体の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8320136A JPH09230538A (ja) | 1995-12-20 | 1996-11-29 | 写真フイルム用支持体の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-331856 | 1995-12-20 | ||
| JP33185695 | 1995-12-20 | ||
| JP8320136A JPH09230538A (ja) | 1995-12-20 | 1996-11-29 | 写真フイルム用支持体の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09230538A true JPH09230538A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=26569963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8320136A Pending JPH09230538A (ja) | 1995-12-20 | 1996-11-29 | 写真フイルム用支持体の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09230538A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126163A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Toyobo Co Ltd | 成型用ハードコートフィルム |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8320136A patent/JPH09230538A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126163A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Toyobo Co Ltd | 成型用ハードコートフィルム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040317 |