JPH09230612A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPH09230612A
JPH09230612A JP3699096A JP3699096A JPH09230612A JP H09230612 A JPH09230612 A JP H09230612A JP 3699096 A JP3699096 A JP 3699096A JP 3699096 A JP3699096 A JP 3699096A JP H09230612 A JPH09230612 A JP H09230612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
charge generating
formula
charge
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3699096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kurosu
久雄 黒須
Ikuko Yamada
郁子 山田
Masayuki Shiyoji
正幸 所司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3699096A priority Critical patent/JPH09230612A/ja
Publication of JPH09230612A publication Critical patent/JPH09230612A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電性および感度に優れかつ残留電位が低い
正帯電プロセスで使用する積層型電子写真感光体を得
る。 【解決手段】 導電性基板上に電荷発生層、電子輸送能
を有するアクセプタ性化合物を含有する電荷輸送層を順
次積層した正帯電プロセスで使用される電子写真感光体
において、前記電荷発生層に正孔輸送能を有するドナー
性化合物を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真プロセスを
用いた複写機、プリンター等に用いられる正帯電積層型
電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスは静電気力による潜像
の可視化を基本原理として用いたものであるため、その
プロセスに用いられる電子写真感光体には良好な帯電性
と光照射による迅速な表面電位の減衰が必要となる。こ
れらプロセス上必要な特性は、固有物性値である暗抵抗
の高さと電荷担体生成の良好な量子効率、高い電荷移動
度に還元される。
【0003】これらの物性値を満足するものとして、従
来、セレン、セレン−テルル合金、砒素セレン等の無機
化合物から構成された感光体が採用され、多くの複写機
で用いられてきた。しかしながら、これらの材料は、毒
性が強い、アモルファス状態で用いられるため取扱いが
厄介である、数10μmの膜厚に真空蒸着する必要があ
るためコストが高くなる等の欠点があり、感光体の必要
機能を十分満たしているとは言えないものであった。
【0004】このような欠点を改良するため、有機材料
を用いた電子写真感光体(OPC)の開発が積極的にな
され、実用に供されるようになってきた。実用化された
OPCのほとんどは導電性基板上に電荷発生機能を有す
る層(CGL)と電荷輸送機能を有する層(CTL)と
を積層した構成の機能分離型であり、機能を分離するこ
とにより材料の選択幅も拡がり、電子写真感度、繰返し
安定性、機械的強度等の特性も向上してきた。現在、実
用化されている積層型OPCは、CTLとして正孔移動
の性質を有するドナー性化合物を使用しているため、負
帯電プロセスで用いられる。
【0005】しかし、負帯電は正帯電と比較してコロナ
放電が不安定で、正帯電時の約10倍程度のオゾン、窒
素酸化物などを発生し、感光体表面に吸着などの物理的
劣化や化学的劣化を引き起こしやすく、さらに環境汚染
の面で問題となる。また、他の問題は、負帯電用感光体
の現像には正極性のトナーが必要となるが、正極性のト
ナーは強磁性体キャリア粒子に対する摩擦帯電系列から
見て製造が困難であり、2成分高抵抗磁気ブラシ現像方
式においては、負帯電トナー/現像剤の方が安定であ
り、選択と使用条件の自由度も大きく、この点でも正帯
電型感光体に適用範囲は広く有利である。
【0006】ところで、OPCの正帯電化には幾つかの
方法があり、代表的なものは、(1)導電性基板上に電
荷発生層(CGL)および電子輸送能を有する電荷輸送
層(CTL)を順次積層したもの(順層)、(2)導電
性基板上に正孔輸送能を有する電荷輸送層(CTL)お
よび電荷発生層(CGL)を順次積層したもの(逆
層)、(3)電荷発生物質を必要に応じて電荷輸送材料
とともに結着剤中に分散させたもの(単層)である。
【0007】これらは、それぞれ長所および短所がある
が、高感度化、高耐久性化には、(1)の順層型が有利
である。しかし、順層型には高い移動度を示す電子輸送
材料が必要であり、現状では感度が低く、かつ、残留電
位が大きく、実用性に乏しいという欠点を有している。
(例えば、特開昭60−69657号公報、特開昭61
−233750号公報、特開平5−25174号公報に
は種々の電子輸送材料が提案されてはいるが、そのまま
では実用的な特性は得られない。)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、帯電性および感度に優れ、しか
も残留電位が低く、かつ、オゾン発生量が少ない正帯電
プロセスで使用する積層型電子写真感光体を得ることを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、導電性基板上に電荷発生層、電子輸送能を有するア
クセプタ性化合物を含有する電荷輸送層を順次積層した
正帯電プロセスで使用される電子写真感光体において、
前記電荷発生層中に正孔輸送能を有するドナー性化合物
を含有させる電子写真感光体が提供される。
【0010】第二に、上記第一に記載した電子写真感光
体において、前記電荷発生層に使用される電荷発生物質
が一般式(I)で表されるビスアゾ色素である電子写真
感光体が提供される。
【0011】
【化1】
【0012】式中、A、Bは同一または異なるカプラー
残基を表す。
【0013】第三に、上記第一または第二に記載した電
子写真感光体において、前記ドナー性化合物の含有量が
電荷発生物質100重量部に対して0.1ないし200
重量部である電子写真感光体が提供される。
【0014】第四に、上記第一、第二または第三に記載
した電子写真感光体において、前記ドナー性化合物が下
記一般式(II)で表されるヒドラゾン化合物である電子
写真感光体が提供される。
【0015】
【化2】
【0016】式中、Ar1は無置換の、またはアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基
もしくはアミノ基で置換されたアリール基または複素環
基を表す。また、Ar2およびAr3はアルキル基、フェ
ニル基またはナフチル基を表す。
【0017】第五に、上記第一、第二、第三または第四
に記載した電子写真感光体において、前記電荷発生層に
使用される結着剤がポリカーボネートZである電子写真
感光体が提供される。
【0018】以下に本発明を詳細に説明する。本発明者
らはOPCの正帯電化について鋭意検討を重ね、高感
度、高耐久性に有利な構成と思われる順層の積層型感光
体に注目し、電荷発生層中に正孔輸送能のあるドナー性
化合物を含有させることにより、順層の正帯電OPCの
問題点である実用レベルの感度が得られていない、残留
電位が大きい等の欠点が解消されることを見出し本発明
に至った。
【0019】本発明は、さらに、該電荷発生層中に含有
する電荷発生物質(CGM)として一般式(I)で示さ
れるビスアゾ色素を用いることにより、また、該電荷発
生層中に含有させるドナー性化合物の量が電荷発生物質
100重量部に対して0.1ないし200重量部、好ま
しくは1ないし75重量部とすることにより、また、該
電荷発生層中に含有させるドナー性化合物が一般式(I
I)で示されるヒドラゾン化合物とすることにより、ま
た、該電荷発生層中に含有させる結着剤がポリカーボネ
ートZであることにより、いずれも残留電位を低くさ
せ、また、感度を向上させることを見い出したものであ
る。
【0020】本発明の電子写真感光体は、図1で示され
る構成から成り、導電性基板上に電荷発生層、電荷輸送
層を順次積層することにより作製することが出来る。電
荷発生層の成分としては電荷発生物質、ドナー性化合物
および結着剤であり、好ましい電荷発生物質として一般
式(I)のビスアゾ色素が、ドナー性化合物として一般
式(II)のヒドラゾン化合物が、結着剤としてポリカー
ボネートZを含有させる。電荷輸送層の成分としては、
電子輸送能のあるアクセプター性化合物および結着剤を
含ませる。
【0021】近年、正帯電OPCの開発を目指し種々の
電子輸送材料が提案されているが、順層型の積層感光体
にした場合、初期の光減衰は比較的速いが、残留電位が
非常に大きく、実用的ではない(例えば、Polyme
r preprints、Japan vol.37、
NO.3 1988 田中ら)。その理由の一つとし
て、発表されている電子輸送材料の電子移動度が電界強
度に大きく依存し、低電界での電子移動が困難であるた
めと言われている。これは電子輸送材料の分子構造に依
るものであり、材料の本質的な問題である。また電子輸
送材料の多くは結着剤との相溶性が正孔輸送材料に比較
して悪いものが多いことも原因として考えられる。(例
えば、Japan Hardcopy 92 論文集
1992小林ら)。さらに、ビスアゾ色素をCGMに用
いた場合のキャリア発生は、CGMとドナー性分子との
界面で電荷発生が起こることを報告している(M.Um
eda,et all,Jpn.J.Appl.phy
s.,29,2746(1990)、M.Umeda,
et all,J.Appl.Phys.,72,11
7(1992)、M.Umeda,et all,J.
Imaging Sci.Technol.,38
(3),281(1994))。
【0022】本発明者らはCGL中へドナー性化合物を
添加することで、伝導キャリアの発生効率を高める工夫
を施すことにより、従来、順層型の正帯電感光体で問題
となっていた感度が低い、残留電位が高い等の欠点を解
消できることを見出し、本発明に至った。すなわち、本
発明は順層構造において、CGL中にドナー性化合物を
含有させることにより、電荷発生効率を向上させ、実効
的な自由電子数を増加させ、前述した問題点を解消でき
ることを見出したことによる。電荷の伝導度σは式
(1)で表される。
【0023】
【数1】σ=neμ ……(1)
【0024】(n;伝導キャリア数 e;電荷素量
μ;移動度)
【0025】このうち、移動度μは電子輸送材料の分子
構造、CTL中での分散状態などに大きく依存する。電
子輸送材料の分子構造については、分子設計、合成技術
が伴う問題であるが、CTL中に電子輸送材料を分子状
に分散させることは結着剤を適切に選択することにより
出来、電子移動度を向上させることが出来る。また、伝
導キャリア数nは基本的には電荷発生物質の吸光係数、
凝集状態、トラップなどに依存するが、電荷発生物質近
傍にドナー性化合物を存在させることにより、n数を増
加させることが出来る。さらに、CGL中の結着剤にポ
リカーボネートZを用いることでCGL中での電荷移動
能を向上させることができるものと思われる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に使用される電荷発生物質
としては、ビスアゾ色素、トリスアゾ色素、フタロシア
ニン色素、キナクリドン色素、ペリレン色素、多環キノ
ン色素、インジゴ色素、シアニン色素、ピリリウム色
素、ビスベンズイミダゾール色素、インダンスロン色
素、トリアリールメタン色素、チアジン色素、オキソジ
ン色素、スクアリリウム色素、アントラキノン色素、キ
サンテン色素等の有機化合物、無定形セレン、三方晶セ
レン、セレン−砒素合金、セレン−テルル合金、硫化カ
ドミウム、硫セレン化カドミウム、アモルファスシリコ
ン等の無機化合物が挙げられるが、特にビスアゾ色素が
好ましい。本発明で用いる一般式(I)で示されるビス
アゾ色素の具体例を表1乃至表3に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】また、本発明で使用される正孔輸送能を有
するドナー性化合物としては、トリアリールアミン化合
物、トリアリールメタン化合物およびヒドラゾン化合物
等が挙げられるが、特にヒドラゾン化合物が好ましい。
ヒドラゾン化合物の具体例を表4乃至表7に示す。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】
【表7】
【0035】次に本発明で使用される電子輸送材料とし
ては、キノン系化合物、キノン系化合物のビニリデンジ
ニトリル化合物、フルオレノン系化合物、フルオレノン
系化合物のビニリデンジニトリル系化合物、ニトリル基
を有するπ電子系化合物、カルボン酸エステル基を有す
るπ電子系化合物、シアノ基を有するπ電子系化合物等
が挙げられる。
【0036】本発明で使用される結着剤としては、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、ビスフェノールA型ポリカーボネート、
ポリカーボネートZ、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリビニルブチラ−ル樹脂、フッ化ビニリデン樹
脂、シリコーン樹脂、繊維素系樹脂、フェノ−ル樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂等の付加
重合型樹脂、重付加型樹脂、重縮合型樹脂並びにこれら
の繰返し単位のうち2つ以上を含む共重合体樹脂等が挙
げられる。
【0037】本発明で使用される導電性基板としては、
アルミニウム、ニッケル、銅、ステンレス等の金属板、
金属ドラムまたは金属箔、アルミニウム、酸化錫、ヨウ
化銅等の薄膜を塗布したプラスチックフィルムあるいは
ガラス等が挙げられる。
【0038】本発明において電荷発生層の構成は電荷発
生物質100重量部に対して結着剤は10〜400重量
部、好ましくは25〜100重量部であり、ドナ−性化
合物は0.1〜200重量部、好ましくは、1〜75重
量部である。また、電荷発生層の膜厚は0.05〜10
μm、好ましくは0.1〜2μmである。
【0039】さらに電荷輸送層の構成は結着剤100重
量部に対してアクセプター性化合物(電荷輸送材料)は
25〜400重量部、好ましくは50〜200重量部で
ある。また、電荷輸送層の膜厚は5〜60μm、好まし
くは10〜30μmである。
【0040】また、本発明の電子写真感光体では、帯電
性、接着性等を改良する目的で、導電性基板とCGLと
の間に下引層を設けることが出来る。これらの材料とし
ては前記結着剤の他に、ポリアミド樹脂、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、カゼイン、ポリイミ
ド等を用いることが出来る。さらにCTLの表面性、塗
膜性等を向上させる目的でフェニルメチルシロキサン、
ジメチルシロキサン等のシリコーンオイルをCTL中に
含有させることが出来る。
【0041】本発明の電子写真感光体は、それぞれ所定
の材料を有機溶媒中に溶解またはボールミル、超音波、
ホモミキサー等で分散した塗布液を、デイッピングコー
タ−、ブレードコータ−、スプレーコ−夕ー、キスコー
タ−、グラビアコータ−、スピンコーター等で導電性基
板状に塗布し、乾燥することにより作製される。
【0042】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、これ
により本発明の態様が限定されるものではない。
【0043】〔実施例1〕ビスアゾ色素(C−7)0.
4gをポリカーボネートZ(帝人化成社製)の5重量%
テトラヒドロフラン溶液3.2g、テトラヒドロフラン
10.48gと2−エトキシエタノール13.92gを
ボールミリングした後、ヒドラゾン化合物(D−8)
0.06gを加え撹拌し、さらにテトラヒドロフランを
加え2重量%の塗布液を調製し、アルミニウムを100
0Åの厚さに蒸着した75μm厚のポリエステルフィル
ム上にドクターブレ−ドにて塗布し、乾燥後の膜厚が
0.5μmの電荷発生層を設けた。
【0044】次に下記構造式の電子輸送材料(E−1)
6g、ポリカーボネートZ(帝人化成社製)9g、シリ
コーンオイル(信越化学社製KF50)0.009gを
テトラヒドロフラン85gに溶解し、塗布液を調製し、
CGL上に塗布し、乾燥後の膜厚が20μmのCTLを
積層し、電子写真感光体を作製した。
【0045】
【化3】
【0046】〔実施例2〕ヒドラゾン化合物(D−8)
の量を0.006gに代えた以外は実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作製した。
【0047】〔実施例3〕ヒドラゾン化合物(D−8)
の量を0.03gに代えた以外は実施例1と同様にして
電子写真感光体を作製した。
【0048】〔実施例4〕ヒドラゾン化合物(D−8)
の量を0.3gに代えた以外は実施例1と同様にして電
子写真感光体を作製した。
【0049】〔比較例1〕電荷発生層中に本発明のヒド
ラゾン化合物を加えなかった以外は実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作製した。
【0050】〔参考例1〕ビスアゾ色素(C−7)の代
わりに、下記構造式のビスアゾ色素を用いた以外は実施
例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0051】
【化4】
【0052】〔参考例2〕ヒドラゾン化合物(D−8)
の量を1.0gに代えた以外は実施例1と同様にして電
子写真感光体を作製した。
【0053】〔参考例3〕ホール輸送材料をD−8から
下記構造式のホール輸送材料に代えた以外は実施例1と
同様にして電子写真感光体を作製した。
【0054】
【化5】
【0055】〔参考例4〕電荷発生層の結着剤をポリカ
ーボネートZからポリエステル樹脂(東洋紡社製バイロ
ン200)に代えた以外は実施例1と同様にして電子写
真感光体を作製した。
【0056】〈評価方法〉実施例および比較例で得られ
た電子写真感光体を川口電機社製の静電複写紙試験装置
(SP−428)を用い、+6KVでコロナ放電を20
秒間行なって帯電せしめた後の表面電位VS(V)、次
いで20秒間暗減衰させ、その時の表面電位V0(V)
およびその時点から感光体表面の照度が20ルックスに
なるようにタングステン光を30秒間照射し、V0が1
/2になるのに要する露光量E1/2(ルックス・
秒)、光照射30秒後の表面電位V30(V)を測定し
た。結果を表8に示す。
【0057】
【表8】
【0058】表8から実施例のものが比較例1と比較し
ても明らかなように電荷発生層中にドナー性化合物を含
有させることで、残留電位が低く、感度向上の効果があ
ることが分かる。
【0059】また、実施例のものが比較例3と比較して
も明らかなように、電荷発生層中に含有させるドナー性
化合物の量が電荷発生層中の電荷発生物質100重量部
に対し70重量部より多くなった場合、帯電性が悪くな
ることが分かる。
【0060】さらに、実施例のものが比較例2と比較し
ても明らかなように電荷発生層中に含有する電荷発生物
質として、一般式(I)で表わせるビスアゾ色素を用い
ることで、他のビスアゾ色素に比べ電荷発生層中に含有
するドナー性化合物の効果が大きく、残留電位が低く、
感度向上の効果があることが分かる。
【0061】また、実施例のものが比較例4と比較して
も明らかなように、電荷発生層中へ含有させるドナー性
化合物としては、ヒドラゾン系化合物が好ましいことが
分かる。
【0062】さらに実施例のものが比較例5と比較して
も明らかなように電荷発生層の結着剤としてポリカーボ
ネートZを使用することで、残留電位が低く、感度向上
の効果があることが分かる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、上記第一に記載した電子
写真感光体によれば、帯電性に優れ、高感度で残留電位
の低い、優れた静電特性が得られる。さらに、上記第二
ないし第六に記載した電子写真感光体によれば、いずれ
も残留電位が低く、しかも、感度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体の構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 電荷輸送層 2 電荷発生層 3 導電性基板
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板上に電荷発生層、電子輸送能
    を有するアクセプタ性化合物を含有する電荷輸送層を順
    次積層した正帯電プロセスで使用される電子写真感光体
    において、前記電荷発生層に正孔輸送能を有するドナー
    性化合物を含有させることを特徴とする電子写真感光
    体。
  2. 【請求項2】 前記電荷発生層に使用される電荷発生物
    質が一般式(I)で表されるビスアゾ色素であることを
    特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。 【化1】式中、A、Bは同一または異なるカプラー残基
    を表す。
  3. 【請求項3】 前記ドナー性化合物の含有量が電荷発生
    物質100重量部に対して0.1ないし200重量部で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の電子写真
    感光体。
  4. 【請求項4】 前記ドナー性化合物が下記一般式(II)
    で表されるヒドラゾン化合物であることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の電子写真感光体。 【化2】式中、Ar1は無置換の、またはアルキル基、
    アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もし
    くはアミノ基で置換されたアリール基または複素環基を
    表す。また、Ar2およびAr3はアルキル基、フェニル
    基またはナフチル基を表す。
  5. 【請求項5】 前記電荷発生層に使用される結着剤がポ
    リカーボネートZであることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の電子写真感光体。
JP3699096A 1996-02-23 1996-02-23 電子写真感光体 Pending JPH09230612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3699096A JPH09230612A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3699096A JPH09230612A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09230612A true JPH09230612A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12485192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3699096A Pending JPH09230612A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09230612A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222953A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及び電子写真装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222953A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及び電子写真装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06123981A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH07199487A (ja) 電子写真用感光体
JPH07160017A (ja) 電子写真感光体
JPH075709A (ja) 単層型電子写真用感光体
JP3500481B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH09230612A (ja) 電子写真感光体
JPH1048854A (ja) 電子写真感光体
JPH07219251A (ja) 電子写真用感光体
JPH06258852A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH09265198A (ja) 電子写真感光体
JPH08328274A (ja) 正帯電積層型電子写真感光体
JPH06123984A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH08262759A (ja) 電子写真感光体
JPH0659467A (ja) 単層型正帯電用電子写真感光体
JPH08262762A (ja) 電子写真感光体
JP3345689B2 (ja) 単層型電子写真感光体
JP3300828B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH07175235A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH07175231A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH08234467A (ja) 電子写真感光体
JPH06289637A (ja) 単層型電子写真感光体
JPH06337528A (ja) 単層型電子写真感光体
JPH0850362A (ja) 電子写真用感光体
JPH07333871A (ja) 単層型電子写真用感光体
JPH06289638A (ja) 単層型電子写真感光体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323