JPH09231079A - ファジィ推論システムおよびファジィルール構築システム - Google Patents

ファジィ推論システムおよびファジィルール構築システム

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JPH09231079A
JPH09231079A JP8041556A JP4155696A JPH09231079A JP H09231079 A JPH09231079 A JP H09231079A JP 8041556 A JP8041556 A JP 8041556A JP 4155696 A JP4155696 A JP 4155696A JP H09231079 A JPH09231079 A JP H09231079A
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JP
Japan
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class
input data
fuzzy
fuzzy rule
data
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JP8041556A
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Inventor
Shigeo Abe
重夫 阿部
Ratsuku Taauonmatsuto
ターウォンマット・ラック
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】教師データが十分でない場合でも汎化能力が高
いパターン認識を行うファジィ推論システムを実現す
る。 【解決手段】データ分割部104によって教師データ1
07を分割した各クラスタについて、ルール抽出部10
5はファジィルールを抽出する。ファジィ推論部102
の推論結果を用いながら、ルール調整部106はファジ
ィルールの調整を行い、しきい値最適化部110はしき
い値の最適化を行う。ファジィ推論部102は、最大の
メンバシップ関数値がしきい値を越える場合、入力デー
タは、どのクラスタに属さない(異常)と判定する。フ
ァジィルールでは、入力データの次元のうちの2つの次
元による2次元の入力データの存在空間上に、各クラス
タの入力データの存在空間として楕円領域を定義する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファジィ推論によ
りパターン認識を行うファジィ推論システムに関し、特
に、ファジィ推論システムの認識の性能を向上する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、手書き文字を入力して文字を認
識するあるいは機器の状態を入力して機器の異常を診断
するパターン認識システムには、多層構造のニューラル
ネットやファジィルールを用いて推論を行うファジィ推
論を用いることが適していると言われている。
【0003】たとえば、「ニューラルネットとファジィ
システムー理論と応用」(近代科学社、1995年発行)の
第47頁から56頁 において論じられているように、ニ
ューラルネットは、入力データと出力データを組とした
教師データを用いた学習によって構築できるため、問題
特有のアルゴリズムを開発する必要がないという利点を
持っている。
【0004】一方、小規模なものであれば、専門家の知
識が豊富な分野では、容易にファジィ推論を用いてパタ
ーン認識システムが構築できる。
【0005】しかし、一般的には、問題に適したファジ
ィルールを獲得するのは難しいとされている。
【0006】そこで、ニューラルネットと同様に教師デ
ータから、ファジィルールを生成する技術が、いくつか
提案されている。
【0007】たとえば、前掲した「ニューラルネットと
ファジィシステムー理論と応用」の第162頁から第173頁
には、教師データに応じて超直方体で各クラス(出力デ
ータ)に対応する入力データの存在領域を近似する技術
が示されている。この技術では、各クラスに属する入力
データの最小値と最大値より求めた超直方体を入力デー
タ空間内に定義し、超直方体同士に重なりがあれば、重
なった部分を禁止領域として定義し、さらに禁止領域内
の各クラスに属する教師データの最小値と最大値より求
めた超直方体を、各クラスに対応する入力データの存在
領域として禁止領域内に定義することによりファジィル
ールを抽出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、ニューラルネッ
トには、学習の時間が極めて遅く、また、構築されたニ
ューラルネットの内部がどのようになっているか分から
ないという問題がある。
【0009】また、前述した「ニューラルネットとファ
ジィシステムー理論と応用」記載の超直方体を用いてフ
ァジィルールを抽出する技術によれば、学習は極めて高
速であり、内部をファジィルールにより把握することが
できるが、この技術では、ファジィルールを抽出するた
めに用いた教師データのものと、パターン認識の対象と
する入力データとの特性が大きく異なるときは、認識の
性能がニューラルネットより劣るという問題があった。
すなわち汎化能力がニューラルネットより劣るという問
題があった。
【0010】また、これらのニューラルネットあるいは
ファジィ推論を正常/異常を判断する診断の問題に適用
することを考えた場合、正常状態の教師データは容易に
集めることができるが、異常状態の教師データの収集が
難しいため、診断性能の高いパターン認識システムを構
築することが困難であるという問題もある。
【0011】そこで、本発明は、汎化能力の高いファジ
ィ推論システムを提供することを目的とする。また、教
師データが得られにくい場合でも、より高い性能でパタ
ーン認識を行うことのできるファジィ推論システムを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために本
発明は、入力データとその入力データが属するクラスを
示す出力データとよりなる教師データに基づいてファジ
ィルールを生成するファジィルール構築システムであっ
て、記憶部と、当該記憶部にアクセスする処理部とを有
し、前記処理部は、各クラスに属する前記入力データの
平均値に応じた中心と、当該クラスに属する入力データ
の共分散行列で定義される形状を有する超楕円体領域
を、当該クラスに属する入力データの存在領域とするフ
ァジィルールを生成し、前記記憶部に記憶する手段と、
前記記憶部に記憶されたファジィルールに従って、前記
教師データの入力データに対する推論を実行するファジ
ィ推論手段と、前記ファジィ推論手段の推論結果が教師
データの出力データに一致する程度が、より高くなるよ
うに、各クラスに属する入力データの存在領域である超
楕円体領域の形状が変更されるように、前記ファジィ推
論手段の推論結果と前記記憶部に記憶されたファジィル
ールとに応じて前記記憶部に記憶されたファジィルール
を調整するファジィルール調整手段とを有すること特徴
とするファジィルール構築システムを提供する。
【0013】ここで、超楕円体とは、n次元のデータ空
間において任意の2次元を選択し、当該2次元空間上で
領域を表現した場合に領域の形状が楕円となるものを言
う。
【0014】このようなファジィルール構築システムに
よれば、ファジィルール調整手段による調整によって、
ファジィルール間の競合関係が調整され、教師データに
対する認識率の向上とともに汎化能力も向上することが
できる。
【0015】また、本発明は、前記目的達成のために、
クラスの代表点と、当該代表点からの距離の重みと、当
該重みによって重みを付けた入力データからクラスの代
表点までの距離である重付け距離と当該入力データがク
ラスに属する成立度との関係を定義する、各クラス毎に
与えられたファジィルールに基づいて推論を行うファジ
ィ推論システムであって、前記ファジィルールと各クラ
スに与えられたしきい値を記憶する記憶部と、当該記憶
部にアクセスする処理部とを有し、前記処理部は、前記
記憶部に記憶されたファジィルールに基づいて、各入力
データから、各クラスの代表点までの前記重付け距離を
求める手段と、前記記憶部に記憶されたファジィルール
に基づいて、各入力データの各クラスに属する成立度を
各クラスについて求めた重付け距離に基づいて求める手
段と、前記入力データから求められた成立度が最も高か
ったクラスの代表点までの重付け距離が、前記憶部に記
憶されている当該クラスに与えられた所定のしきい値よ
り小さい場合に、前記入力データが属するクラスとし
て、当該求められた成立度が最も高かったクラスを選択
し、前記入力データから求められた成立度が最も高かっ
たクラスの代表点までの重付け距離が当該クラスに与え
られた所定のしきい値より大きい場合には、前記入力デ
ータが属するクラスとして、当該求められた成立度が最
も高かったクラス以外のクラスを推論する推論手段とを
有することを特徴とするファジィ推論システムを提供す
る。
【0016】このようなファジィ推論システムによれ
ば、たとえば、異常を表すクラスの教師データが不十分
な場合に、異常を表す入力データを正常を表すものとし
て誤認識するような認識誤りを、正常のクラスにしきい
値を設けることにより排除し、認識率を向上することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。
【0018】図1に本実施形態に係るファジィルール構
築/ファジィ推論システムの構成を示す。
【0019】図中、101はファジィルール構築部、1
02はファジィルール推論部、103は記憶部、104
はデータ分割部、105はルール抽出部、106はルー
ル調整部、107は教師データファイル、108は分割
データファイル、109はファジィルールファイル、1
10はしきい値最適化部、111は入力データファイ
ル、112は出力データファイルである。
【0020】ファジィルール構築部101はファジィル
ールの構築や調整を行い、ファジィルール推論部102
はファジィルールに従った推論を行う。
【0021】すなわち、教師データファイル107に
は、パターン認識を行う対象から収集した入力データと
出力データの組からなる教師データが記憶されている。
データ分割部104は教師データファイル107のデー
タをクラスタに分割して分割データファイル108に分
割結果を格納する。ルール抽出部105は教師データフ
ァイル107と分割データファイル108とを用いて分
割されたクラスタ毎にファジィルールを抽出し、ファジ
ィルールファイル109に格納する。ルール調整部10
6は教師データファイル107、分割データファイル1
08、およびファジィルール109を用いて、ファジィ
ルールを調整し、さらにしきい値最適化部110でしき
い値を最適化してその結果をファジィルールファイル1
09に格納する。クラスタ、しきい値については後に詳
述する。なお、後述するしきい値をファジィルール中で
用いないときは、しきい値最適化部110を用いなくて
よい。
【0022】このようにしてファジィルールファイル1
09に格納されたファジィルールはファジィルール推論
部102により入力に対する未知の出力を推論するのに
用いられる。推論の対象となる入力データは入力データ
ファイル111に、推論結果は出力データファイル11
2に格納される。
【0023】なお、ここでは、ファジィルール構築部1
01とファジィルール推論部102とを両者で共用され
る記憶部103を介して接続した場合について説明した
が、両者を切り放し、ファジィルール構築部101で得
られたファジィルールをオフラインで、ファジィルール
推論部102に設定するようにしてもよい。また、ファ
ジィルール推論部102の推定結果(入力データと、こ
れに対して推論した出力データの組)を教師データに加
えて、逐次、ファイジィルール109を修正、あるいは
追加するようにしてもよい。
【0024】ところで、図1に示したファジィルール構
築/ファジィ推論システムは、実際には、たとえば図2
に示すような構成を備えた計算機上に具現化することが
できる。
【0025】図2において、10は中央処理装置(CP
U)、20はメモリ、30はキーボード、40はCRT
ターミナル、50は画像入力部である。ファジィルール
構築部101、ファジィルール推論部102は、メモリ
20に格納されたプログラムを中央処理装置10が実行
することにより計算機上に実現されるプロセスとして実
現される。なお、これらの各プログラムは、CRTター
ミナル40からのユーザーの指示により起動される。
【0026】記憶部103は、メモリ20を用いて実現
される。また、画像入力部50は、ファジィ推論部10
2の行うパターン認識の対象が画像である場合に、パタ
ーン認識の対象画像を取り込むために用いられる取り込
まれた画像のデータは、前述した入力データファイル1
11に格納される。
【0027】なお、ファジィルール構築/ファジィ推論
システムは、計算機以外の構成要素を持つ特定のシステ
ム中に組み込んだ形態で実現することもできる。
【0028】以下、本実施形態に係るファジィルール構
築/ファジィ推論システムの詳細について説明する。
【0029】まず、ファジィルール構築/ファジィ推論
システムの行う処理の概要について説明する。
【0030】いま、m次元の入力ベクトルxをn個のク
ラスに分離することを考える。診断問題のときはクラス
nを状態が異常なクラスとする。このときにクラスi
(i=1,...、n)がいくつかのクラスタijに分
割されているとする。ここでクラスタijはクラスiの
j番目のクラスタであることを意味するとする。
【0031】このときの教師データファイル107の構
成を図3に示す。
【0032】図において107−1、107−
2,...、107−mはm個の要素データからなるM
個のm次元入力データを表している。107−1、10
7−2,...、107−mの横一行が一つの入力デー
タを表している。107−oはM個の出力データを表し
ており、1からMまでの間のi番目の出力データは、i
番目の入力データのクラスを表している。
【0033】このときクラスの数をn個とするとM個の
出力データ107−oの各々には1からnまでの数字の
どれかが記述されている。なお、M個の出力データ10
7−oの各々をn次元の出力データとして、クラスxを
表す出力データは、出力データのx番目のデータを1と
して残りを0とすることとしてもよい。
【0034】このような教師データファイル107に基
づいて、データ分割部104は教師データファイル10
7中の入力データをクラスタに分類し、分類結果を、図
4に示す分割データファイル108として生成する。
【0035】図示するように、分割データファイル10
8は入出力データ107と同じM個の分割データからな
り、p番目の分割データがp番目の入力データのクラス
内クラスタ番号jを保持している。ここで、各入力デー
タには、クラスを表すi、クラス内クラスタ番号を表す
jを用いて表現されるクラスタ番号ijが与えられる。
p番目の入力データのクラスタ番号ijのiおよびj
は、p番目のp番目の出力データ1とp番目の分割デー
タとより求めることができる。
【0036】このようにして、分割データファイル10
8が生成されたならば、次に、ルール抽出部105は、
教師データファイル107、分割データファイル108
より、ファジィルールを、ファジィルールファイル10
9として生成する。
【0037】すなわち、各々のクラスタijに対して次
のルールRijを定義する。
【0038】
【数1】
【0039】ただし、cijはクラスタijの中心であ
る。ここで、入力xがどのクラスタに属するかを判断す
るためのメンバーシップ関数mij(x)は次式で与え
る。
【0040】
【数2】
【0041】
【数3】
【0042】
【数4】
【0043】ただしdij(x)はxとcijとの重みつき
距離、hij(x)はαijによって調整された距離、αij
(>0)はクラスタijの調整パラメータ、Qijはクラ
スタijのm×m次元の共分散行列である。初めてファ
ジィルールを生成する際には、αijには予め定めた適当
な正の初期値を用いる。ただし、後述するルール調整部
106によるαijの調整処理により、αijに初期値を与
える場合には、ここでαijに初期値を与えなくてもよ
い。
【0044】ここで、中心cijはクラスタijに属する
データの平均値を求めることにより計算する。すなわち
【0045】
【数5】
【0046】ただし、Nijはクラスタijに含まれるデ
ータの数である。
【0047】共分散行列Qijはクラスタijに属するデ
ータにより、次式で推定する。
【0048】
【数6】
【0049】また、共分散行列Qijが特異のときはQij
の全ての非対角要素を0にしてQijが正則になるように
する。このようにして与えられたメンバシップ関数は、
各クラスタに、当該クラスタにある成立度以上で属する
入力デ−タの領域として、m次元のデ−タ空間における
超楕円体の領域を与える。ここでm次元のデ−タ空間に
おける超楕円体の領域とは、m次元のうちから任意に選
択した2次元の空間における領域が楕円となる領域を指
している。
【0050】ここで、Qijを正則と仮定するとQijは正
定行列になる。これより重みつき距離の自乗平均は入力
次元mとなることが容易に分かる。すなわち
【0051】
【数7】
【0052】つぎに、診断問題のときはは正常データの
クラスに対して、また通常のパターン認識のときは全て
のクラスに対してしきい値th(>0)を導入する。初
めてファジィルールを生成する際には、thには予め定
めた適当な初期値を用いる。
【0053】このしきい値は、後に、ファジィ推論部1
02における推論、判定において、もし入力xに対する
クラスタijのメンバーシップ関数mij(x)(1≦i
≦n−1)が最大で、
【0054】
【数8】
【0055】を満たすとき、xは正常クラスiに属する
と判定するために導入する。なお、この際、ファジィ推
論部102は、入力xに対するクラスタijのメンバー
シップ関数mij(x)(1≦i≦n−1)が最大である
が(数8)を満たさないときは、異常クラスnに属する
と判定する。また、もしmnj(x)が最大のときは重み
つき距離dij(x)の値に関わりなくxは異常クラスn
に属すると判定される。なお、(数8)では(数7)の
性質を用いるために、(数8)において調整された距離
でなく重みつき距離を用いている。これにより、クラス
タの如何に関わらず、共通のしきい値を用いることがで
きる。また、診断問題でないときは、しきい値を設けな
くてもよいが、しきい値を設けるときは、クラスタij
に対応する重み付き距離が最小で、しきい値を越えると
きは、どのクラスにも属さないと判定する。これによ
り、教師データのものと極端に異なる入力データに関し
ては、判定を保留することになり判定の信頼度をあげる
ことができる。なお、しきい値はクラス毎に選択的に設
けてもよい。
【0056】しきい値を導入することにより、診断問題
のときに異常データに対するファジィルールがなくても
異常データの判定が可能になる。
【0057】このようにして、ファジィルールファイル
109の構成を図5に示す。
【0058】ファジィルールファイル109は、クラス
タ毎に生成されるファジィルールRijのファイルと、し
きい値ファイルより構成される。
【0059】図5a)は、クラスタ毎に生成されるファ
ジィルールRijのファイル構成を示す。109−1はm
個の中心の座標cij,1,....、cij,mで、109−
2は共分散行列Qijの逆行列で109−3は調整パラメ
ータαijを示す。109−2の各々の要素は行(あるい
は列)ベクトルを示し、例えば第1番目の要素は逆行列
の第1番目の行(あるいは列)ベクトルである。
【0060】図5b)は、しきい値ファイルの構成を示
す。109−4は、各クラスについて定義されたしきい
値th,iである。ただし、全てのクラスに対して共通の
しきい値を用いるときには、一つのしきいしきい値th
のみがしきい値ファイルに格納される。
【0061】さて、このようにしてファジィルールファ
イル109が生成されると、ファジィ推論部102にお
いて、このファジィルールを用いた推論が可能となる。
【0062】ファジィ推論部102の構成を図6に示
す。
【0063】図中の演算エレメント204、205、2
06は(数1)で示されるファジィルールR11、Rij
n1に対応して設けられる。201、202、203は
各々入力データファイルの入力データx1、x2、xm
らファジィルールR11に対応するエレメントへの入力で
ある。
【0064】ファジィルールRijに対応する演算エレメ
ント205に対しては図5a)のデータが与えられる、
演算エレメント205は、入力xと、このデータを用い
て、(数2)−(数4)を計算して入力xに対するメン
バーシップ関数の値を計算する。
【0065】判定部には図5b)のしきい値データファ
イルのデータが与えられる。各演算エレメントの計算結
果は、判定部207に送られ、判定部207において、
前述したように、メンバーシップ関数mij(x)が最大
で、重み付き距離dij(x)がしきい値内の計算結果を
出力した演算エレメントに対応するファジィルールに対
応するクラスタに属するクラスに入力xは属すると判定
される。もし、メンバーシップ関数mij(x)の最大の
ものの重み付き距離dij(x)がしきい値を越えるを満
たさないときは、異常クラスnに属すると判定する。ま
た、もしmnj(x)が最大のときは重みつき距離d
ij(x)の値に関わりなくは異常クラスnに属すると判
定する。
【0066】ところで、(数2)における指数関数は
(数2)の出力の範囲を[0、1]にするためである。
したがって、演算エレメントで求めたhij(x)の最小
のものを求めることによりメンバーシップ関数m
ij(x)が最大のものを判定するようにしてもよい。
【0067】さて、このようにしてファジィルールの生
成と、これを用いたファジィ推論は実現することができ
るが、より汎化能力を高めるために、本実施形態では、
異常クラスに対するファジィルールを生成する。さら
に、適宜αij、しきい値thを調整する。
【0068】すなわち、たとえば、しきい値最適化部1
10は、教師データとすることのできる異常データが得
られたならば、これに応じてしきい値の最適化を行う。
【0069】また、ルール調整部106は、αijを増加
あるいは減少して教師データの認識率を高める。
【0070】また、ルール調整部106は、教師データ
とすることのできる異常データが得られたならば、これ
に応じてαijを調整する。
【0071】ここで、汎化能力を高めるためには、異常
クラスに対するファジィルールを生成する必要があるこ
とを説明しておく。
【0072】いま、すなわち、図7(a)に示したよう
に、入力デ−タの次元数が2次元の場合を考える。図中
の251は異常データ、252、253、254は正常
データである。しきい値がaのときは異常データ251
は異常と判定されるが、正常データ252、253、2
54が異常と誤認識されてしまう。もししきい値をbま
で増やすと、正常データ252、253、254は正し
く認識されるが、異常データ251は正常と誤認識して
しまう。したがって、この場合はしきい値を調整しても
正常のデータと異常のデータを正しく分類することがで
きない。これは、しきい値を導入することによって設定
される正常と異常の境界が超楕円体であり、本来の異常
データの領域から離れていても、しきい値外の正常デー
タを異常と判定してしまうことによる。
【0073】この問題は、図5(b)に示すように異常
データが属する異常クラス、クラスタのファジィルール
を定義して、正常と異常のデータが正しく分離するよう
に調整用パラメータαijを調整すれば解決できる。な
お、このようにする場合、汎化能力をあげるために、大
きなしきい値を導入してもよい。
【0074】以上、本実施形態に係るファジィルール構
築/ファジィ推論システムの行う処理の概要について説
明した。
【0075】以下、各部の行う処理の詳細について説明
する。
【0076】(i)まず、データ分割部104の行う入
力データのクラスタへの分割処理と、ルール抽出部10
5の行うファジィルールの生成処理の詳細について説明
する。
【0077】さて、図7の演算エレメントの段の出力側
に線形結合の段を設けたネットをラディアル基底関数ネ
ットとよぶが、ラディアル基底関数ネットと多層ニュー
ラルネットを比べると多層ニューラルネットの方が学習
は遅いが汎化能力が高いと言われている。これは多層ネ
ットではシグモイド関数と言われる指数関数を用いてお
り、これは入力空間の全域にわたり出力が変化する大域
的な関数であるのに対して、ラディアル基底関数ネット
ではガウス関数を用いており、これはローカルな関数の
ためである。
【0078】したがって、多層ニューラルネットと同等
の汎化能力を得るためには、ガウス関数がカバーする入
力領域ができるだけ大きい必要がある。このため、同一
クラスに属する教師データをクラスタに分割する場合、
各クラスタの教師データが極端に少なくならないように
する必要がある。
【0079】クラスタリングする方法はいくつか提案さ
れているが、多くは繰り返し法を用いており、また多く
の方法ではクラスタに属する教師データの数を調整する
方法を備えていない。このためこれらの方法でクラスタ
リングをするとあるクラスタの教師データ数が極端に少
なく、あるクラスタの教師データが極端に多くなる可能
性がある。
【0080】そして、もし(数2)のパラメータを少な
いデータを用いて決めたときは、高い汎化能力をあまり
期待できない。このため、本実施形態では、各々のクラ
スタに含まれる教師データの数が極端に少なくならない
ようにする以下のクラスタリング法を用いる。ただし、
これ以外の方法によりクラスタリングすることも可能で
ある。
【0081】いま、すでに教師データを用いてクラスタ
リングを行っているとする。次に、まだクラスタリング
されていない教師データをとり、この教師データが、あ
るクラスタの中心からの距離が与えられた半径内であれ
ば、データ分割部104は、その教師データは、そのク
ラスタに属するとし、ルール抽出部105はそのクラス
タのファジィルールを更新する。一方、そのようなクラ
スタがないときは、データ分割部104は、この教師デ
ータを属させる新しいクラスタを生成し、ルール抽出部
105は、このクラスタのファジィルールを生成する。
【0082】より詳細には、クラスiに対してファジィ
ルールRij(j=1,...、ni)が定義されている
とし、新しい教師データxがクラスiに属するものであ
るとする。ここで
【0083】
【数9】
【0084】がクラスタk(k∈{1,...、
i})に対して満たされるときは、この教師データx
をクラスタkに分類すると共に、クラスタkに含まれる
教師データとxを用いて(数5)、(数6)よりcij
ijを計算し直す。ここでσMはクラスタの最大半径
で、||.||はユークリッド距離である。ここで重み付き
距離を用いない理由は、クラスタに含まれるデータ数が
少ないときは共分散行列が正確に求まらないからであ
る。
【0085】一方、もし(数9)を満たすkが存在しな
い場合には、(数10)の中心を持つクラスタと、この
クラスタについての(数11)の分散をもつファジィル
ールRi、ni+1を生成する。
【0086】
【数10】
【0087】
【数11】
【0088】ここでεは小さな正の数である。(数1
1)は共分散行列の荒い近似であとなっており、この影
響は次に説明するファジィルール調整部106による調
整によって軽減される。
【0089】以上の処理によって、たとえば、図8の、
まだクラスタリングされていない教師データ210、2
11は、次のようにクラスタリングされる。すなわち、
クラスタijが教師データ210に最も近く、教師データ
210は(数9)を満たすためクラスタijに含めら
れ、このクラスタijのファジィルールが更新される。
一方、やはりクラスタijが教師データ210に最も近
いのであるが、教師データ211は(数9)を満たさな
いので、教師データ211は新しいクラスタに含めら
れ、このクラスタに対するファジィルールが生成され
る。
【0090】(ii)次に、ルール調整部106が行うフ
ァジィルールの調整処理の詳細について説明する。
【0091】前述したように、この処理では、Rijの調
整を行う。
【0092】さて、ルール抽出部105で抽出したファ
ジィルールはクラス間の重なりを考えないで定義したた
めに、教師データに対して認識率が最大になるようにフ
ァジィルールを調整する必要がある。しかしながら、各
クラスタの中心Cijと半径Qijを調整するとすると、最
急降下法によらざるを得ず、処理に多くの時間を要す
る。
【0093】そこで、本実施形態では、ファジィルール
ijの1つのパラメータαijを調整することにより教師
データに対して認識率が最大になるようにファジィルー
ルを調整する。
【0094】まず、αijの調整の基本的な考え方につい
て説明する。
【0095】αijを増やすと(数2)で与えられるメン
バーシップ関数の成立度は増加し、減少すると成立度は
低下する。
【0096】いま、図9に示す2つのクラスで1つのク
ラスに1つのルールが定義されたときを考る。図中、2
61はクラス1のデータ、262はクラス2のデータ、
263はクラス1のメンバーシップ関数、264と26
5は変更されたクラス1のメンバーシップ関数である。
クラス1に属するデータ261はクラス2に誤認識され
ている。もしメンバーシップ関数263を264と26
5の間に入るようにα11を増加するとデータ262を誤
認識することなくデータ261を正しく認識することが
できる。これはα21を減少することによっても実現でき
る。
【0097】次に、より複雑な図10の場合を考える。
【0098】図中、271、275はクラス2に属する
データで、272、273、274はクラス1に属する
データである。また276はクラス2のメンバーシップ
関数、277および278は変更されたクラス2のメン
バーシップ関数である。データ271はクラス2に正し
く分類されているが、データ272、273、274は
クラス2に間違って分類されている。もしα11を増加あ
るいはα21を減少するとデータ271が最初に誤認識す
るが、データ271の誤認識を許すとすると、データ2
72、273、274を正しく認識するようにできる。
すなわち、クラス2のメンバーシップ関数276を27
7および278の間にはいるようにα21を減少すると、
データ271が誤認識するがデータ272、273、2
74は正しく認識される。これにより認識率がデータ2
個だけ改善されることになる。
【0099】そこで、本実施形態では、このように、各
々のファジィルールRijに対して認識率が改善されると
きは正しく認識されるデータが誤認識されることを許し
てαijを、誤認識率が改善されなくなるまで、順次修正
していく手法によって、αijを調整する。
【0100】なお、このように誤認識を許して認識率の
改善を図る方法は極小解に陥るのを防いでいるとも言え
る。もちろん調整の過程は非線形であり、この方法で必
ず最適解が求まるとの保証はない。
【0101】以下、実際の調整の手順について説明する
前に、ここで、誤認識するようになるデータの数とαij
の値との変化の関係と、正しく認識するようになるデー
タの数とαijの値との変化の関係について示しておく。
【0102】I) 誤認識するようになるデータの数と
αijの値との変化の関係 いま、正しく認識されていたf−1個のデータの誤認識
を許すときのαijの上限Uij(f)および下限L
ij(f)を求める。入力教師データをファジィルール
{Rij}を用いて正しく分類されたデータの集合Xと誤
認識したデータの集合Yに分割する。ついでクラスiに
属するx(∈X)で次式を満たすものを求める。
【0103】
【数12】
【0104】もし(数12)が成立しないときはαij
変化させてもxは正しく認識されたままである。もしx
がさらに
【0105】
【数13】
【0106】を満足するとするとxを正しく認識させる
ための次式の下限Lij(x)が存在することになる。
【0107】
【数14】
【0108】これを図11を用いて補足する。図中の2
80、281、283は各々クラスタij、ik、of
のメンバーシップ関数で、282はメンバーシップ関数
280の変更されたメンバーシップ関数である。入力x
をクラスiに属するとすると、メンバーシップ関数28
0を280と282の間にはいるようにαijを減少して
も入力xは正しく認識される。これに対してαijをさら
に減少させてメンバーシップ関数282よりメンバーシ
ップ関数の傾きが大きくなると入力xは誤認識する。
【0109】もし、(数13)が満たされないとき、す
なわち
【0110】
【数15】
【0111】のときはαijを減少してもxに誤認識は生
じない。これを図12を用いて説明する。図中の29
0、291、292は各々クラスタij、ik、ofの
メンバーシップ関数で、293はメンバーシップ関数2
90の変更されたメンバーシップ関数である。入力xを
クラスiに属するとすると、入力xにおけるメンバーシ
ップ関数291の成立度の方がメンバーシップ関数29
2よりも大きいため、αijを正の範囲でいくら小さくし
ても入力xは誤認識しない。
【0112】これより正しく認識されたデータを誤認識
しない下限Lij(1)は
【0113】
【数16】
【0114】で与えられる。
【0115】ここで議論を簡単にするために異なるxに
対してLij(x)は異なるとする。このとき(数16)
は1つのxで満足される。同様に正しく認識されたデー
タが1個誤認識することを許す下限Lij(2)はL
ij(x)の中の第2の最小値として次式で与えられる。
【0116】
【数17】
【0117】一般に下限は次式で与えられる。
【0118】
【数18】
【0119】同様に上限Uij(f)を求めることができ
る。クラスo(≠i)に属するx(∈X)を選ぶ。クラ
スタopが最小の調整された距離hop(x)を持つとす
る。すなわち
【0120】
【数19】
【0121】ここで、調整された距離hij(x)はhop
(x)より大きいから、xが正しく認識される範囲での
αijの上限Uij(x)は次式で与えられる。
【0122】
【数20】
【0123】図13を用いてこれを説明する。図中、3
01、302はクラスタof、ijのメンバーシップ関
数でメンバーシップ関数300はクラスoに属する入力
xが正しく認識される限界のメンバーシップ関数であ
る。αijを変えても対応するメンバーシップ関数が30
0と302の間にあるかぎりは入力xはクラスoに正し
く認識される。
【0124】これより正しく認識されたデータを誤認識
しないαijの上限Uij(1)は次式で与えられる。
【0125】
【数21】
【0126】ここでUij(x)は異なるxに対して異な
ると仮定する。これより(数21)は一つの xでのみ
成立する。同様に正しく認識されていた1つのデータの
誤認識を許すαijの上限Uij(2)はUij(x)の中の
第2の最小値で次式で与えられる。
【0127】
【数22】
【0128】一般に、
【0129】
【数23】
【0130】となる。これよりαijは次のように制約さ
れる。
【0131】
【数24】
【0132】(a,b)を開区間を示すとする。もしα
ijを(Lij(1),Uij(1))の範囲の中で変化させ
ると、正しく認識されたデータx(∈X)は正しく認識
されたままである。また[a,b]を閉区間として[U
ij(f−1),Uij(f))あるいは(Lij(f),L
ij(f−1)]の区間で変化させると,f−1個の正し
く認識されたデータx(∈X)に誤認識を生じる。
【0133】II)正しく認識されるようになるデータ
数とαijの値の変化との関係 クラスiに間違ったデータx(∈Y)あるいはクラスi
に属しクラスo( ≠i)に間違ったデータx(∈Y)
について、αijを変えることにより正しく認識されるよ
うになるか調べる。まずクラスiに属し、クラスo(≠
i)に間違ったデータx(∈Y)について考える。この
データは次式が成立すると
【0134】
【数25】
【0135】hik(x)(k≠i)の値にかかわらず正
しく認識される。ここでVij(x)はαijのデータxを
正しく認識するための下限である。
【0136】図14を用いてこれを説明する。図中、3
10、311は各々クラスタij、ofのメンバーシッ
プ関数であり、312、313はクラスiに属する入力
xを正しく認識させるメンバーシップ関数の範囲を示し
ている。図示するように、αijを増やしてメンバーシッ
プ関数310が312と313との間に入るようになれ
ば入力xは正しくクラスiに認識されるようになる。
【0137】Inc(f)を、αijを区間(αij,Uij
(f))の間の値に設定したときに正しく認識されるよ
うになる誤認識のデータの数とする。もしVij(x)が
区間(αij,Uij(f))に含まれているときにInc
(f)を1つカウントアップする。さらに
【0138】
【数26】
【0139】と定義する。αijをmax(βij(f),
ij(f−1))より大きく設定すると、f−1個のデ
ータが誤認識するが、誤認識していたInc(f)個の
データが正しく認識されるようになる。
【0140】同様にクラスoに属するデータxがクラス
iに誤認識されたとする。αijを減少することによりx
が正しく認識されるか調べる。そのためにはクラスoの
最小の調整された距離がn個のクラスの間で第2の最小
値である必要がある。すなわち次式のqはoである必要
がある。
【0141】
【数27】
【0142】つぎに、hij(x)はクラスiで最小で、
クラスiの第2の最小値はクラスoの調整された距離の
最小値より大きい必要がある。すなわち
【0143】
【数28】
【0144】このときデータは次式が成立すれば正しく
認識される。
【0145】
【数29】
【0146】ここで、Kij(x)はαijのデータxを正
しく認識するための上限である。
【0147】これを図15で説明する。図中、320、
321、322はクラスタij、of、ikのメンバー
シップ関数で、323および324は入力xをクラスo
に正しく認識させるためのメンバーシップ関数320の
変更すべき範囲を示す。メンバーシップ関数320が3
23と324の範囲にはいるようにαijを調整すること
により入力xはクラスoに正しく認識されるようにな
る。
【0148】Dec(f)を、αijを区間(L
ij(f),αij)に設定したときに誤認識のデータが正
しく認識されるようになる数とする。このときK
ij(x)が区間(Lij(f),αij)に含まれるときに
Dec(f)を1つカウントアップする。ここで
【0149】
【数30】
【0150】と定義する。もし、αijをmin(γ
ij(f),Lij(f−1))より小さく設定するとf−
1個の正しく認識されていたデータに誤認識が起こるが
Dec(f)個のデータが正しく認識されることにな
る。
【0151】さて、以上のI)、II)の関係に基づい
て、本実施形態では、次のようにαijを調整する。
【0152】すなわち、Inc(f)(f=
1,...,fM)に対して次式を満たすfを求める。
ただしfMは正の整数である。
【0153】
【数31】
【0154】同様にDec(f)(f=1,...
M)に対して次式を満たすfを求める。
【0155】
【数32】
【0156】(数31)あるいは(数32)を満たす複
数のfがあるときは最小のfをとる。最初に(数31)
が(数32)より大きいか等しい場合を考える。もしα
ijを区間(αij,Uij(f))においてβij(f)より
大きくすると、正しく認識されるデータの増加数はIn
c(f)−f+1個となる。そこで、αijを区間[βij
(f),Uij(f))で次のように設定する。
【0157】
【数33】
【0158】ここで、dは0≦δ<1を満たす。
【0159】同様に(数31)が(数32)より小さい
ときは、αijを(Lij(f),γij(f)]の範囲でγ
ij(f)より小さく次のようにする修正する。
【0160】
【数34】
【0161】以上説明してきたαijの調整手順を図16
にまとめて示す。
【0162】すなわち、この処理では、ステップ400
でパラメータfMに適当な正の整数を設定する。このと
きfM−1はαijを調整するときに許容する最大の誤認
識の数である。また(数33)および(数34)のδに
[0,1)の区間の値を設定し、αijに同一の正の初期
値を設定し、教師データをファジィ推論部に与えて、そ
の結果を得る。
【0163】ステップ410では、αij(i=
1,...,n,j=1,...)に対して、L
ij(f)、Uij(f)、Inc(f)、Dec(f)、
βij(f)およびγij(f)を(f=1,...,
M)において計算する。
【0164】そして、(数31)あるいは(数32)を
最大にするfを求め、(数33)あるいは(数34)に
よりαijを変更する。
【0165】そして、ステップ420では、再度教師デ
ータをファジィ推論部102に与えて得られた認識率が
改善されないときは処理を終了し、そうでないときは、
ステップ410に戻り、今回のファジィ推論部102の
判定結果に基づいて、同様の処理を行う。なお、αij
調整は、まず、新たに生成されたクラスタについて行っ
た後に、順次、残りのクラスタのαijの調整を行うよう
にする。
【0166】(iii)次に、しきい値最適化部110の
行うしきい値の最適化処理の詳細について説明する。
【0167】しきい値最適化部110は、充分な数の異
常状態のデータが得られたら、これを教師データとし
て、認識率が最大になるようにしきい値thを定める。
【0168】いま、N(a)をしきい値aで正しく認識
された数とする。このときN(a)は
【0169】
【数35】
【0170】で与えられる。ただし、Nnn(a)はしき
い値aで正常データ(正常のクラスに属する入力デー
タ)が正しく正常状態と認識された数で、Naa(a)は
しきい値aで異常データ(異常のクラスに属する入力デ
ータ)が正しく認識された数である。先に図7(a)に
示したように、しきい値を導入することにより、正常状
態と判定される入力データの領域が制限される。従っ
て、正のaに対して次の関係が成り立つ。
【0171】
【数36】
【0172】従って、N(a)−N(∞)を最大にする
最適値aが存在する。ここで、
【0173】
【数37】
【0174】が成立する。ただし、ΔNaa(a)(≧
0)はしきい値aを導入することにより正しく認識され
る異常データの増加数で、ΔNnn(a)(≦0)はしき
い値aを導入することにより正しく認識される正常デー
タの減少数である。
【0175】(数37)を最大するaを簡単に求めるた
め、適当な区間[th、min ,th、ma x]を設定する。こ
こでth、min>1である。つぎにこの区間内で、th、min
+kΔ≦th、max、k=0、1、...と変化させなが
ら、教師データの入力データをファジィ推論部102に
与え、推論結果と教師データの出力データの照合結果か
ら、(数37)を求め、(数37)を最大にするt
h、min+kΔを求める。ここで、Δはthに比べ小さい正
の数である。
【0176】そして、求めたth、min+kΔを最適化さ
れたthとする。
【0177】なお、全てのクラスにしきい値を設けると
きは、クラスタに含まれる入力データの重み付き距離の
うちの最大の重み付き距離より大きい値にしきい値を設
定すればよい。これにより、極端に教師データのもとか
ら外れた入力データを判定不能とすることができ、判定
の信頼度をあげることができる。
【0178】以上、ファジィルール構築部101の各部
の行う処理の詳細について説明した。
【0179】ところで、ここまでに説明してきたように
ファジィルールRijのパラメータは中心cij、共分散行
列Qij、および調整パラメータaijである。前述したよ
うに、最初の2つのパラメータは教師データを用いてル
ール抽出部105で求めるが、ルールに対応する教師デ
ータが充分にないときは、関連したデータが得られる毎
にcij、Qijを修正する必要がある。一方、充分な数の
データによりファジィルールが生成された後は、教師デ
ータの認識率が最大になるように、調整パラメータαij
の調整のみをルール調整部106によって行えばよい。
【0180】そこで、本実施形態に係るファジィ推論/
ファジィルール構築システムでは、ファジィ推論部10
2で入力データの判定を行わせながらファジィルール構
築部101を用いてファジィルールの修正、調整を行う
オンライン学習を実現する。
【0181】いま、診断問題に対するファジィ推論部1
02を構築する場合を考える。このような場合、構築の
最初の段階では、正常データの教師データは充分にある
が、異常データの教師データは充分にない場合が多い。
【0182】そこで、実施形態に係るファジィ推論/フ
ァジィルール構築システムでは、正常クラスのクラスタ
のファジィルールのcij、Qijは最初に一度計算し、そ
の後は固定する。これに対して、異常クラスのクラスタ
のファジィルールに関しては、充分な数の異常クラスの
教師データが得られるまでは、異常データが得られる毎
に、これを教師データとしてcij、Qijを再計算する
か、新しいファジィルールを生成する。また、調整パラ
メータαijの調整は教師データとして用いることのでき
るデータが得られる毎に適宜行う。
【0183】すなわち、異常のクラス、クラスタのファ
ジィルールの生成、修正、調整パラメータαijの調整に
は、教師データできる異常データの数が不充分な場合の
学習段階と、教師データとできる異常データが十分に得
られた調整段階に分かれる。
【0184】学習段階では、異常データに対するルール
がないか、あってもその信頼度が低い。従って、小さな
しきい値を設定して、異常データの誤認識を防ぐ。ただ
し、正常データの認識率が低下しないようにするために
は、しきい値は1以上である必要がある。この段階で
は、ファジィ推論部102で入力データを判定し、判定
結果の成否をオペレータが判断し、キーボードなどより
ファジィ推論/ファジィルール構築システムに入力す
る。
【0185】この判定結果の入力に応じてファジィルー
ル構築部は、次の処理を行う。
【0186】すなわち、 イ)ファジィ推論部の判定が正常で、オペレータの判断
も正常の場合は、処理を行わない。
【0187】ロ)ファジィ推論部の判定が正常でオペレ
ータの判断が異常の場合は、この異常データを教師デー
タとして異常クラスのクラスタのファジィルールの生成
または修正と全てのクラスタのαijの調整を行う。
【0188】ハ)ファジィ推論部の判定が異常でオペレ
ータの判断が正常の場合は、正常データに基づいて異常
クラスのクラスタのファジィルールの生成または修正は
行えないので、この正常データを用いて全てのクラスタ
のαijの調整を行う。
【0189】ニ)ファジィ推論部の判定が異常でオペレ
ータの判断も異常の場合には、この異常データを教師デ
ータとして異常クラスのクラスタのファジィルールの生
成または修正と全てのクラスタのαijの調整を行う。
【0190】次に調整段階段解では、充分な数の異常デ
ータが教師データとして既に与えられているので異常ク
ラスのクラスタに対するルールの修正は不要である。し
たがって、このときはファジィ推論部とオペレータとの
判断に違いがあるときはαijを修正する。また、しきい
値を最適化する。
【0191】なお上記のオンライン学習は、診断問題だ
けでなく通常のパターン認識のときにも適用できる。そ
のときは、教師データが不充分なクラスのデータを上記
の異常データと同様考えて同様の処理を行えばよい。
【0192】以上説明した本実施形態の特徴と、その特
徴による効果を、ここにまとめて示す。
【0193】(イ)各クラスの入力データをクラスタに
分割する 各クラスの入力データをクラスタに分割することによ
り、各クラスの領域の近似を教師データのものにより近
づけることができる。
【0194】(ロ)分割されたクラスタにより領域を近
似してファジィルールを抽出する 分割されたクラスタを用いて領域を近似し、これをファ
ジィルールとすることによりルール抽出を容易に行うこ
とができる。またしきい値を用いることにより、データ
が不十分な場合でも認識率を向上できる。
【0195】(ハ)教師データを用いて近似領域を調整
することによりファジィルールをチューニングする 教師データに対するパターン認識結果が向上するよう
に、近似された領域を調整することにより、ファジィル
ール間の競合関係が調整され、教師データに対する認識
率の向上とともに汎化能力も向上することができる。
【0196】(ニ)しきい値を最適化する 入出力データを用いてしきい値を最適化することによ
り、(ハ)に加えてさらに汎化能力を向上できる。ま
た、認識の信頼性をあげることができる。
【0197】
【実施例1】以上に説明したファジィ推論/ファジィル
ール構築システムを組み込んだ、車番認識システムの構
成を図17に示す。
【0198】図中、801はプレート切り出し部、80
2は文字切り出し部、803は特徴抽出部、1000が
前述した実施形態に係るファジィ推論/ファジィルール
構築システムである。なお、これら各部の詳細について
は以下の文献記載のものなどを用いることができる。
【0199】すなわち、車両を検知して、プレートを切
り出すプレート切り出し部は特開昭60−241387
号(画像処理装置)、特開昭61−141087号(画
像処理方法および装置)、特開昭63−36383号
(画像処理装置)に記載のものを、、文字切り出し部に
関しては特開昭63−153682号(濃淡画像の処理
方法および装置)、特徴抽出に関しては特開昭62−2
93492号(文字特徴抽出方法)に記載のものを用い
ることができる。
【0200】さて、本画像認識装置には、走行している
車の画像が、工業用テレビで画像認識装置に取り込まれ
る。画像認識装置では、ナンバープレートの切り出しを
行ない、その中から文字を1つづつ切り出し、文字の特
徴量を抽出する。数字の認識のときは、特徴量として例
えば、穴の数、曲がり具合等を用いる。特徴量は入力デ
ータとして、ファジィルール推論部102に入力され
る。ファジィルール推論部102では、0から9までの
数字のクラスのクラスタに対する成立度を(数2)−
(数4)を用いて計算し、成立度のもっとも高いクラス
タに対応する数字であると判定して、その識別結果を出
力する。
【0201】しきい値を用いるときは重み付き距離がし
きい値内のとき、そのクラスタのクラスに属するとし
て、そうでないときは判定できないとする。
【0202】なおファジィルールの抽出および調整は、
あらかじめファジィルール構築部101で行なってお
く。すなわち、データー分割部104で教師データをク
ラスタに分割し、ルール抽出部105で(数1)のファ
ジィルールを抽出し、ルール調整部106で図16の手
順でファジィルールの調整を行い、しきい値最適化部1
10でしきい値の最適化を行う。もちろん、前述したよ
うに、画像認識装置の設置後に、オンライン学習により
ファジィルールをルール調整部106、しきい値最適化
部110で調整することも可能である。
【0203】本画像認識装置の評価を行なうため0から
9までの数字に対する教師データを810個、テストデ
ータを820個用意し、上述のようにファジィルールを
決めた。このとき各数字の教師データは81個である。
M=10とし、各クラスのデータをクラスタリングし
なかったときにテストデータの認識率は99.63%で
ファジィルールの調整まで60MIPSの計算機でCP
U時間は4秒であった。
【0204】これをニューラルネットと比較すると、ニ
ューラルネットで初期値を変えて、100回学習させた
ときの最大の認識率が99.76%で、最小は98.9
0%、平均は99.41%であったまた学習時間は同一
の計算機で1回あたり78.9秒であった。
【0205】したがって本画像認識装置で、ニューラル
ネットの最大性能付近の性能を20分の1の計算時間で
実現できたことになる。
【0206】なお数字ばかりでなく、漢字、平仮名も同
様に認識できる。このとき、特徴量でなく切り出した文
字画像を例えば8×7等に分割して入力データとしても
よい。
【0207】
【実施例2】以上に説明したファジィ推論/ファジィル
ール構築システムを血球の分類に適用した組み込んだシ
ステムの構成を図18に示す。
【0208】この場合、本ファジィ推論/ファジィルー
ル構築システムのファジィ推論部によって、白血球は成
長の段階にしたがい分類され、各々5ー7種類の成熟
球、未成熟球に分類され、合計で12種類程度の血球の
種類に分類される。このような白血球の分類は、成長段
階により種類が決められているため、隣接した種類の境
界があいまいで非常に分類が難しい問題として知られて
いる。
【0209】さて、図18において901は血球切り出
し部、902は特徴抽出部、1000が前述した実施形
態に係るファジィ推論/ファジィルール構築システムで
ある。
【0210】このようなシステムにおいて、光学的にス
クリーニングされた血球データは血球分類装置に取り込
まれる。血球切り出し部901では、血球の切り出しを
行ない、特徴抽出部902では、細胞核の周囲長、面積
等の血球の特徴量を抽出する。
【0211】特徴量は、入力データとしてファジィルー
ル推論部102に入力され、12種類程度の種類の成立
度が(数2)−(数4)を用いて計算され、成立度のも
っとも高いものに対応する分類に属すると判定されてそ
の識別結果が出力される。ここで、前述したように、し
きい値を設けるときは重み付き距離がしきい値内のとき
そのクラスに属すると判定される。
【0212】なおファジィルールの抽出および調整は、
あらかじめファジィルール構築部101で行なってお
く。すなわち、データー分割部104で教師データをク
ラスタに分割し、ルール抽出部105で(数1)のファ
ジィルールを抽出し、ルール調整部106で図16の手
順でファジィルールの調整を行い、しきい値最適化部1
10でしきい値の最適化を行う。もちろん、前述したよ
うに、画像認識装置の設置後に、オンライン学習により
ファジィルールをルール調整部106、しきい値最適化
部110で調整することも可能である。
【0213】本システムの評価を行なうため教師データ
を3097個、テストデータを3100個用意し、上述
のようにファジィルールを決めた。fM=10とし、各
クラスのデータをクラスタリングしなかったときにテス
トデータの認識率は91.65%でファジィルールの調
整まで60MIPSの計算機でCPU時間は29秒であ
った。
【0214】これをニューラルネットと比較すると、ニ
ューラルネットで初期値を変えて、25回学習させたと
きの最大の認識率が90.46%で、平均は87.44
%であった。また学習時間は同一の計算機で1回あたり
133分であった。したがって本発明の方式で、ニュー
ラルネットの最大性能を凌ぐ性能を400分の1の計算
時間で実現できたことになる。また、異常データに相当
する7クラスを1つの異常データのクラスにして、残り
の5つの正常データはそのままで正常データのみでファ
ジィルールを生成して、正常データのしきい値を2.0
に設定して診断を行ったところテストデータで90.5
8%の認識率を得、正常データのみでも高い認識率を実
現できることが確認された。
【0215】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、汎化能
力の高いファジィ推論システムを提供することができ
る。また、教師データが得られにくい場合でも、より高
い性能でパターン認識を行うことのできるファジィ推論
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファジィ推論/ファジィルール構築システムの
構成を示す図である。
【図2】ファジィ推論/ファジィルール構築システムの
ハードウェア構成を示す図である。
【図3】教師データファイルの構成を示した図である。
【図4】分割データファイルの構成を示した図である。
【図5】ファジィルールファイルの構成を示す図であ
る。
【図6】ファジィ推論部の構成を示す図である。
【図7】各クラスタの領域としきい値の関係を示した図
である。
【図8】データの分割のようすを示した図である。
【図9】ファジィルールの調整のようすを示した図であ
る。
【図10】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図11】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図12】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図13】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図14】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図15】ファジィルールの調整のようすを示した図で
ある。
【図16】ファジィルールの調整処理の手順を示した図
である。
【図17】車番認識システムの構成を示す図である。
【図18】血球分類を行うシステムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
101はファジィルール構築部、102はファジィルー
ル推論部、103は、記憶部、104はデータ分割部、
105はルール抽出部、106はルール調整部、110
はしきい値最適化部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データとその入力データが属するクラ
    スを示す出力データとよりなる教師データに基づいてフ
    ァジィルールを生成するファジィルール構築システムで
    あって、 記憶部と、当該記憶部にアクセスする処理部とを有し、 前記処理部は、 各クラスに属する前記入力データの平均値に応じた中心
    と、当該クラスに属する入力データの共分散行列で定義
    される形状を有する超楕円体領域を、当該クラスに属す
    る入力データの存在領域とするファジィルールを生成
    し、前記記憶部に記憶する手段と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに従って、前記
    教師データの入力データに対する推論を実行するファジ
    ィ推論手段と、 前記ファジィ推論手段の推論結果が教師データの出力デ
    ータに一致する程度が、より高くなるように、各クラス
    に属する入力データの存在領域である超楕円体領域の形
    状が変更されるように、前記ファジィ推論手段の推論結
    果と前記記憶部に記憶されたファジィルールとに応じて
    前記記憶部に記憶されたファジィルールを調整するファ
    ジィルール調整手段とを有すること特徴とするファジィ
    ルール構築システム。
  2. 【請求項2】入力データとその入力データが属するクラ
    スを示す出力データとよりなる教師データに基づいてフ
    ァジィルールを生成するファジィルール構築システムで
    あって、 記憶部と、当該記憶部にアクセスする処理部とを有し、 前記処理部は、 前記各入力データを、各入力データの値に応じて、当該
    入力データが属するクラスに属する複数のクラスタのい
    ずれかに属する入力データとして分類するクラスタ分類
    手段と、 各クラスタに属する前記入力データの平均値に応じた中
    心と、当該クラスに属する入力データの共分散行列で定
    義される形状を有する超楕円体領域を、各クラスタおよ
    び当該クラスタが属するクラスに属する入力データの存
    在領域とするファジィルールを生成し、前記記憶部に記
    憶する手段と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに従って、前記
    教師データの入力データに対する推論を実行するファジ
    ィ推論手段と、 前記ファジィ推論手段の推論結果が教師データの出力デ
    ータに一致する程度が、より高くなるように、各クラス
    タに属する入力データの存在領域である超楕円体領域の
    形状が変更されるように、前記ファジィ推論手段の推論
    結果と前記記憶部に記憶されたファジィルールとに応じ
    て前記記憶部に記憶されたファジィルールを調整するフ
    ァジィルール調整手段とを有すること特徴とするファジ
    ィルール構築システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のファジィルール構築システ
    ムであって、 前記クラスタ分離手段は、 各入力データについて、順次、各クラスタに属する入力
    データの平均値と当該入力データとの距離の差の最小値
    が所定以内のクラスタが存在する場合には、当該クラス
    タに当該入力データが属すると分類し、各クラスタに属
    する入力データの平均値と当該入力データとの距離の差
    の最小値が所定以内のクラスタが存在しない場合には、
    当該入力データのみが属する新たなクラスタを生成し、
    当該クラスタに当該入力データが属すると分類すること
    を特徴とするファジィルール構築システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のファジィルー
    ル構築システムであって、 前記ファジィルール調整手段は、 前記教師データの出力データに一致したファジィ推論手
    段の推論結果のうちの、所定数以下の推論結果のみが一
    致しなくなることを保証できる、前記超楕円体領域の形
    状の変更の変更量の上限および下限を求める手段と、 前記上限と下限との間において、前記超楕円体領域の形
    状の変更量を、当該変更量の変更によって前記教師デー
    タの出力データに一致しなかったファジィ推論手段の推
    論結果が前記教師データの出力データに一致するように
    なる数と、前記所定数との差分が最も多くなるように求
    め、当該求めた変更量の変更が前記超楕円体領域の形状
    に施されるように、前記ファジィルールの調整を行う特
    徴とするファジィルール構築システム。
  5. 【請求項5】入力データとその入力データが属するクラ
    スを示す出力データとよりなる教師データに基づいてフ
    ァジィルールを生成し、当該ファジィルールに従って認
    識対象から得られた入力データが属するクラスを推論す
    るファジィルール構築システムであって、 記憶部と、当該記憶部にアクセスする処理部とを有し、 前記処理部は、 各クラスに属する前記教師データの入力データの平均値
    に応じた中心と、当該クラスに属する教師データの入力
    データの共分散行列で定義される形状を有する超楕円体
    領域を、当該クラスに属する認識対象から得られる入力
    データの存在領域とするファジィルールを生成し、前記
    記憶部に記憶するファジィルール生成手段と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに従って、推論
    対象より得られた入力データに対する推論を実行するフ
    ァジィ推論手段と、 前記ファジィ推論手段の推論対象より得た入力データに
    対する推論結果が正しいか否かを表すオペレータの入力
    を受け付ける手段と、 オペレータの入力に応答して、前記推論対象より得た入
    力データと前記前記オペレータの入力によって定まる当
    該入力データの属するクラスを表す出力データの組を前
    記教師データに含めたデータを新たな教師データとし
    て、前記ファジィルール生成手段に新たなファジィルー
    ルを生成させ、前記記憶部に記憶させる手段と、 オペレータの入力に応答して、前記新たな教師データの
    入力データに対する推論結果が新たな教師データの出力
    データに一致する程度が、より高くなるように、各クラ
    スに属する入力データの存在領域である超楕円体領域の
    形状が変更されるように、前記記憶部に記憶されたファ
    ジィルールに応じて前記記憶部に記憶された前記ファジ
    ィルールを調整するファジィルール調整手段とを有する
    こと特徴とするファジィ推論システム。
  6. 【請求項6】クラスの代表点と、当該代表点からの距離
    の重みと、当該重みによって重みを付けた入力データか
    らクラスの代表点までの距離である重付け距離と当該入
    力データがクラスに属する成立度との関係を定義する、
    各クラス毎に与えられたファジィルールに基づいて推論
    を行うファジィ推論システムであって、 前記ファジィルールと各クラスに与えられたしきい値を
    記憶する記憶部と、当該記憶部にアクセスする処理部と
    を有し、 前記処理部は、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに基づいて、各
    入力データから、各クラスの代表点までの前記重付け距
    離を求める手段と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに基づいて、各
    入力データの各クラスに属する成立度を各クラスについ
    て求めた重付け距離に基づいて求める手段と、 前記入力データから求められた成立度が最も高かったク
    ラスの代表点までの重付け距離が、前記憶部に記憶され
    ている当該クラスに与えられた所定のしきい値より小さ
    い場合に、前記入力データが属するクラスとして、当該
    求められた成立度が最も高かったクラスを選択し、前記
    入力データから求められた成立度が最も高かったクラス
    の代表点までの重付け距離が当該クラスに与えられた所
    定のしきい値より大きい場合には、前記入力データが属
    するクラスとして、当該求められた成立度が最も高かっ
    たクラス以外のクラスを推論する推論手段とを有するこ
    とを特徴とするファジィ推論システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載のファジィ推論システムであ
    って、 前記推論手段は、前記入力データから求められた成立度
    が最も高かったクラスの代表点までの距離もしくは所定
    の重付け距離が当該クラスに与えられた所定のしきい値
    より大きい場合には、前記入力データが属するクラスと
    して、あらかじめ用意したメンバシップ関数が与えられ
    ていないクラスを推論することを特徴とするファジィ推
    論システム。
  8. 【請求項8】請求項6記載のファジィ推論システムであ
    って、 前記クラスのうちの一部のクラスには前記しきい値が与
    えられておらず、 推論手段は、前記入力データから求められた成立度が最
    も高かったクラスの代表点までの距離もしくは所定の重
    付け距離が当該クラスに与えられた所定のしきい値より
    大きい場合には、前記入力データが属するクラスとし
    て、前記しきい値が与えられていないクラスのうち前記
    入力データから求められた成立度が最も高かったクラス
    を推論することを特徴とするファジィ推論システム。
  9. 【請求項9】請求項6、7または8記載のファジィ推論
    システムであって、 前記処理部は、 入力データとその入力データが属するクラスを示す出力
    データとよりなる教師データを入力する手段と、 前記推論手段に、教師データの入力データに対する推論
    を行わせ、前記推論手段の前記教師データの入力データ
    に対する推論結果が教師データの出力データに一致する
    程度が、より高くなるように、前記記憶部に記憶されて
    いる各クラスのしきい値を調整するしきい値調整手段と
    を有すること特徴とするファジィ推論システム。
  10. 【請求項10】請求項7記載のファジィ推論システムで
    あって、 前記処理部は、 前記推論手段の入力データに対する推論結果が正しいか
    否かを表すオペレータの入力を受け付ける手段と、 オペレータの入力に応答して、入力データと前記前記オ
    ペレータの入力によって定まる当該入力データの属する
    クラスを表す出力データの組を前記教師データに含めた
    データを新たな教師データとして、前記しきい値調整手
    段に、前記記憶部に記憶されている各クラスのしきい値
    を調整を行わせる手段を有することを特徴とするファジ
    ィ推論システム。
  11. 【請求項11】車両のナンバープレートを撮影した画像
    に基づいてナンバープレートに表示された記号を推論す
    るためのファジィルールを生成するファジィルール生成
    システムであって、 入力データと、その入力データが属する、各々記号に対
    応して設けられたクラスを示す出力データとよりなる教
    師データを入力する手段と、 各クラスに属する前記入力データの平均値に応じた中心
    と、当該クラスに属する入力データの共分散行列で定義
    される形状を有する超楕円体領域を、当該クラスに属す
    る入力データの存在領域とするファジィルールを生成
    し、前記記憶部に記憶する手段と、 生成されたファジィルールに従って、前記教師データの
    入力データに対する推論を実行するファジィ推論手段
    と、 前記ファジィ推論手段の推論結果が教師データの出力デ
    ータに一致する程度が、より高くなるように、各クラス
    に属する入力データの存在領域である超楕円体領域の形
    状を、前記ファジィ推論手段の推論結果と前記ファジィ
    ルールとに応じて変更することにより前記ファジィルー
    ルを調整するファジィルール調整手段とを有すること特
    徴とするファジィルール構築システム。
  12. 【請求項12】車両のナンバープレートを撮影した画像
    に基づいてナンバープレートに表示された記号を推論す
    る車番認識システムであって、 各々記号に対応して設けられたクラスの代表点と、当該
    代表点からの距離の重みと、当該重みによって重みを付
    けた入力データからクラスの代表点までの距離である重
    付け距離と当該入力データがクラスに属する成立度との
    関係を定義する、各クラス毎に与えられたファジィルー
    ルを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたファジィルールに基づいて、
    各入力データから、各クラスの代表点までの前記重付け
    距離を求める手段と、 前記記憶手段に記憶されたファジィルールに基づいて、
    各入力データの各クラスに属する成立度を各クラスにつ
    いて求めた重付け距離に基づいて求める手段と、 前記入力データから求められた成立度が最も高かったク
    ラスの代表点までの重付け距離が当該クラスに与えられ
    た所定のしきい値より小さい場合に、前記入力データが
    属するクラスとして、当該求められた成立度が最も高か
    ったクラスを選択し、前記入力データから求められた成
    立度が最も高かったクラスの代表点までの重付け距離が
    当該クラスに与えられた所定のしきい値より大きい場合
    には、前記入力データが属するクラスとして、当該求め
    られた成立度が最も高かったクラス以外のクラスを推論
    し、推論したクラスに対応する記号を出力する推論手段
    とを有することを特徴とするファジィ推論システム。
  13. 【請求項13】血球を撮影した画像に基づいて血球の属
    する分類を推論するためのファジィルールを生成するフ
    ァジィルール生成システムであって、 入力データと、その入力データが属する、各々分類に対
    応して設けられたクラスを示す出力データとよりなる教
    師データを入力する手段と、 各クラスに属する前記入力データの平均値に応じた中心
    と、当該クラスに属する入力データの共分散行列で定義
    される形状を有する超楕円体領域を、当該クラスに属す
    る入力データの存在領域とするファジィルールを生成す
    る手段と、 生成されたファジィルールに従って、前記教師データの
    入力データに対する推論を実行するファジィ推論手段
    と、 前記ファジィ推論手段の推論結果が教師データの出力デ
    ータに一致する程度が、より高くなるように、各クラス
    に属する入力データの存在領域である超楕円体領域の形
    状を、前記ファジィ推論手段の推論結果と前記ファジィ
    ルールとに応じて変更することにより前記ファジィルー
    ルを調整するファジィルール調整手段とを有すること特
    徴とするファジィルール構築システム。
  14. 【請求項14】血球を撮影した画像に基づいて血球の属
    する分類を推論する車番認識システムであって、 各々分類に対応して設けられたクラスの代表点と、当該
    代表点からの距離の重みと、当該重みによって重みを付
    けた入力データからクラスの代表点までの距離である重
    付け距離と当該入力データがクラスに属する成立度との
    関係を定義する、各クラス毎に与えられたファジィルー
    ルを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたファジィルールに基づいて、
    各入力データから、各クラスの代表点までの前記重付け
    距離を求める手段と、 前記記憶手段に記憶されたファジィルールに基づいて、
    各入力データの各クラスに属する成立度を各クラスにつ
    いて求めた重付け距離に基づいて求める手段と、 前記入力データから求められた成立度が最も高かったク
    ラスの代表点までの重付け距離が当該クラスに与えられ
    た所定のしきい値より小さい場合に、前記入力データが
    属するクラスとして、当該求められた成立度が最も高か
    ったクラスを選択し、前記入力データから求められた成
    立度が最も高かったクラスの代表点までの重付け距離が
    当該クラスに与えられた所定のしきい値より大きい場合
    には、前記入力データが属するクラスとして、当該求め
    られた成立度が最も高かったクラス以外のクラスを推論
    し、推論したクラスに対応する分類を出力する推論手段
    とを有することを特徴とするファジィ推論システム。
  15. 【請求項15】記憶部と当該記憶部にアクセスする処理
    部を備えたデータ処理装置の処理部を制御する制御情報
    を記述した情報記憶媒体であって、 前記制御情報は、 入力データとその入力データが属するクラスを示す出力
    データとよりなる教師データの各クラスに属する前記入
    力データの平均値に応じた中心と、当該クラスに属する
    入力データの共分散行列で定義される形状を有する超楕
    円体領域を、当該クラスに属する入力データの存在領域
    とするファジィルールを生成し、前記記憶部に記憶する
    前記処理部の動作と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに従って、前記
    教師データの入力データに対する推論を実行する前記処
    理部の動作と、 前記ファジィ推論手段の推論結果が教師データの出力デ
    ータに一致する程度が、より高くなるように、各クラス
    に属する入力データの存在領域である超楕円体領域の形
    状が変更されるように、前記ファジィ推論手段の推論結
    果と前記記憶部に記憶されたファジィルールとに応じて
    前記記憶部に記憶されたファジィルールを調整する前記
    処理部の動作とを制御することを特徴とする情報記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】記憶部と当該記憶部にアクセスする処理
    部を備えたデータ処理装置の処理部を制御する制御情報
    を記述した情報記憶媒体であって、 前記制御情報は、 クラスの代表点と、当該代表点からの距離の重みと、当
    該重みによって重みを付けた入力データからクラスの代
    表点までの距離である重付け距離と当該入力データがク
    ラスに属する成立度との関係を定義する、各クラス毎に
    与えられたファジィルールとファジィルールと各クラス
    に与えられたしきい値を記憶する前記記憶部に記憶され
    たファジィルールに基づいて、各入力データから、各ク
    ラスの代表点までの前記重付け距離を求める前記処理部
    の動作と、 前記記憶部に記憶されたファジィルールに基づいて、各
    入力データの各クラスに属する成立度を各クラスについ
    て求めた重付け距離に基づいて求める前記処理部の動作
    と、 前記入力データから求められた成立度が最も高かったク
    ラスの代表点までの重付け距離が、前記憶部に記憶され
    ている当該クラスに与えられた所定のしきい値より小さ
    い場合に、前記入力データが属するクラスとして、当該
    求められた成立度が最も高かったクラスを選択し、前記
    入力データから求められた成立度が最も高かったクラス
    の代表点までの重付け距離が当該クラスに与えられた所
    定のしきい値より大きい場合には、前記入力データが属
    するクラスとして、当該求められた成立度が最も高かっ
    たクラス以外のクラスを推論する前記処理部の動作とを
    制御することを特徴とする情報記憶媒体。
JP8041556A 1996-02-28 1996-02-28 ファジィ推論システムおよびファジィルール構築システム Pending JPH09231079A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289450A (ja) * 1997-10-13 1999-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ファジィ推論方法及びその装置、画像作成方法及びその装置
JP2017111806A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 畳み込みニューラルネットワークによるナンバープレート認識のための粗から細へのカスケードによる適応
KR20190023749A (ko) * 2017-08-30 2019-03-08 (주)휴머노이드시스템 사용자 감성 인식 장치 및 방법
JP2020160852A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社toor 状態判定装置及び状態判定方法

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