JPH0923162A - 符号復号装置 - Google Patents
符号復号装置Info
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- JPH0923162A JPH0923162A JP7171847A JP17184795A JPH0923162A JP H0923162 A JPH0923162 A JP H0923162A JP 7171847 A JP7171847 A JP 7171847A JP 17184795 A JP17184795 A JP 17184795A JP H0923162 A JPH0923162 A JP H0923162A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に比べ低ビットレートでも広帯域、低歪
率、高ダイナミックレンジの全てに優れる符号復号装置
を提供する。 【構成】 符号時は小レベルを高分解能にした非一様量
子化器120と逆特性を有する逆量子化器130で再量
子化した量子化誤差をシェーピングフィルタ(帰還回路
150)を通じて入力信号に加算して非一様量子化器1
20から出力を取り出し、復号時は入力信号を逆量子化
器130を通じて出力を得るようにし、符号復号で逆量
子化器を共用した。非一様量子化の高分解能とノイズシ
ェイピングのSN改善の相乗作用により、広帯域、低歪
率、高ダイナミックレンジが達成される。
率、高ダイナミックレンジの全てに優れる符号復号装置
を提供する。 【構成】 符号時は小レベルを高分解能にした非一様量
子化器120と逆特性を有する逆量子化器130で再量
子化した量子化誤差をシェーピングフィルタ(帰還回路
150)を通じて入力信号に加算して非一様量子化器1
20から出力を取り出し、復号時は入力信号を逆量子化
器130を通じて出力を得るようにし、符号復号で逆量
子化器を共用した。非一様量子化の高分解能とノイズシ
ェイピングのSN改善の相乗作用により、広帯域、低歪
率、高ダイナミックレンジが達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル信号を高品質で
伝送するための符号復号装置に関するものである。
伝送するための符号復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクやDAT等デジタル
信号による音楽の記録再生が広く行なわれている。例え
ばコンパクトディスクはサンプリング周波数44.1kH
z、16ビットの直線符号で記録している。この方式で
は22.05kHzを超える音の再生もできないし、98d
Bを超えるダイナミックレンジを得ることも原理的に不
可能である。生演奏の楽器から発生する音響信号には2
2.05kHzを超える成分を含んでいるにも関わらず、可
聴帯域外であることを理由にこの成分を再生する必要が
ないとされていた。ところが近年、超高音が人間の脳波
であるα波を活性化する可能性についての研究がなされ
ており、超高音が脳波に何らかの作用があると考えられ
始めてきた。人間に聴こえるかどうかは個体差もあって
一概には言えないが何らかの身体的生理的な影響や効果
があること、および将来の文化遺産としてより高音質な
ものを残すために再生信号における超高域成分が重要で
あることが指摘されている。また、実際の音のダイナミ
ックレンジは100dBを超え130dBに到るものが
存在することに対して、これを直線符号の16ビットで
表現した場合のクリップ歪が生じやすいこと、および特
に信号の小さい領域で量子化誤差による歪みが音の濁り
となることなどからダイナミックレンジが不足している
ことが指摘されている。
信号による音楽の記録再生が広く行なわれている。例え
ばコンパクトディスクはサンプリング周波数44.1kH
z、16ビットの直線符号で記録している。この方式で
は22.05kHzを超える音の再生もできないし、98d
Bを超えるダイナミックレンジを得ることも原理的に不
可能である。生演奏の楽器から発生する音響信号には2
2.05kHzを超える成分を含んでいるにも関わらず、可
聴帯域外であることを理由にこの成分を再生する必要が
ないとされていた。ところが近年、超高音が人間の脳波
であるα波を活性化する可能性についての研究がなされ
ており、超高音が脳波に何らかの作用があると考えられ
始めてきた。人間に聴こえるかどうかは個体差もあって
一概には言えないが何らかの身体的生理的な影響や効果
があること、および将来の文化遺産としてより高音質な
ものを残すために再生信号における超高域成分が重要で
あることが指摘されている。また、実際の音のダイナミ
ックレンジは100dBを超え130dBに到るものが
存在することに対して、これを直線符号の16ビットで
表現した場合のクリップ歪が生じやすいこと、および特
に信号の小さい領域で量子化誤差による歪みが音の濁り
となることなどからダイナミックレンジが不足している
ことが指摘されている。
【0003】そこで、誠文堂新光社発行、無線と実験誌
1995年2月号第100〜101頁に示されるよう
に、16ビットデータのLSBを用い、このビットに2
2.05kHz以上の音楽信号情報をADPCMを用いて記
録するという方法(方式1とする)や、アイエー出版社
発行、ラジオ技術誌1991年4月号第147〜150
頁に示されるように、ノイズシェーピングを用いて量子
化雑音を15kHz〜22.05kHzに追いやり、聴感上の
ダイナミックレンジを改善する方法(方式2とする)が
提案されている。
1995年2月号第100〜101頁に示されるよう
に、16ビットデータのLSBを用い、このビットに2
2.05kHz以上の音楽信号情報をADPCMを用いて記
録するという方法(方式1とする)や、アイエー出版社
発行、ラジオ技術誌1991年4月号第147〜150
頁に示されるように、ノイズシェーピングを用いて量子
化雑音を15kHz〜22.05kHzに追いやり、聴感上の
ダイナミックレンジを改善する方法(方式2とする)が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、方式1においては再生帯域は広くなる反
面、可聴帯域でのダイナミックレンジが6dB低下する
問題があり、また、方式2においては可聴帯域内の15
kHz〜20kHzでダイナミックレンジが著しく低下すると
いう問題点があった。
うな構成では、方式1においては再生帯域は広くなる反
面、可聴帯域でのダイナミックレンジが6dB低下する
問題があり、また、方式2においては可聴帯域内の15
kHz〜20kHzでダイナミックレンジが著しく低下すると
いう問題点があった。
【0005】本発明は上記の問題を解決するもので、広
帯域でしかも高ダイナミックレンジを有する符号復号装
置を提供することを目的とする。
帯域でしかも高ダイナミックレンジを有する符号復号装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、非一様量子
化特性を有する入力符号を非一様に量子化する非一様量
子化と、前記非一様量子化とは逆変換を行う逆量子化
と、前記非一様量子化と前記逆量子化の両方の変換を行
うプロセスの前後の差を所定の伝達関数H1(z)をかけて
入力信号と加算し、前記加算結果を前記非一様量子化プ
ロセスに帰還する系により符号結果を得る符号方法を使
用する。この目的を達成するために本発明による符号復
号装置は、符号時は、非一様量子化特性を有する非一様
量子化器とこれの逆特性を有する逆量子化器で構成した
再量子化器に入力する信号と出力信号との誤差信号また
は量子化雑音を所定の伝達特性を有する帰還回路を介し
て入力信号に合成するようにし、復号時は、符号化され
た信号を前記逆量子化器へ入力して逆量子化した信号を
再生するようにした。
化特性を有する入力符号を非一様に量子化する非一様量
子化と、前記非一様量子化とは逆変換を行う逆量子化
と、前記非一様量子化と前記逆量子化の両方の変換を行
うプロセスの前後の差を所定の伝達関数H1(z)をかけて
入力信号と加算し、前記加算結果を前記非一様量子化プ
ロセスに帰還する系により符号結果を得る符号方法を使
用する。この目的を達成するために本発明による符号復
号装置は、符号時は、非一様量子化特性を有する非一様
量子化器とこれの逆特性を有する逆量子化器で構成した
再量子化器に入力する信号と出力信号との誤差信号また
は量子化雑音を所定の伝達特性を有する帰還回路を介し
て入力信号に合成するようにし、復号時は、符号化され
た信号を前記逆量子化器へ入力して逆量子化した信号を
再生するようにした。
【0007】また、符号時にも前記逆量子化器の出力を
取り出し符号復号出力を得るようにした。また、復号時
に、ΔΣ変調のループをオープンにするゲートを設けそ
の点の固定値を設定するようにした。
取り出し符号復号出力を得るようにした。また、復号時
に、ΔΣ変調のループをオープンにするゲートを設けそ
の点の固定値を設定するようにした。
【0008】
【作用】上記のようにしたため、逆量子化信号は非一様
量子化による非直線変換と逆量子化による逆変換によ
り、信号強度によって丸め誤差すなわち量子化誤差の大
きさを符号の大きさによって変化させる作用がある。例
えば入力符号の小さい場合には24ビットで細かく量子
化し、入力符号の大きさの増加にともなって徐々に粗く
23ビット,22ビットとし、入力符号が最大の場合は
最も粗く15ビットで量子化するようにできる。すなわ
ち146dBのダイナミックレンジの内、符号化の持つ
瞬時S/N比は入力符号の大きさによって92dBから
146dBまで変化させられる。この量子化誤差を帰還
して入力符号と加算することでスペクトル変換を行う作
用が生じ、粗い量子化の入力符号の領域であっても、低
周波数帯域内のダイナミックレンジを拡大できる。
量子化による非直線変換と逆量子化による逆変換によ
り、信号強度によって丸め誤差すなわち量子化誤差の大
きさを符号の大きさによって変化させる作用がある。例
えば入力符号の小さい場合には24ビットで細かく量子
化し、入力符号の大きさの増加にともなって徐々に粗く
23ビット,22ビットとし、入力符号が最大の場合は
最も粗く15ビットで量子化するようにできる。すなわ
ち146dBのダイナミックレンジの内、符号化の持つ
瞬時S/N比は入力符号の大きさによって92dBから
146dBまで変化させられる。この量子化誤差を帰還
して入力符号と加算することでスペクトル変換を行う作
用が生じ、粗い量子化の入力符号の領域であっても、低
周波数帯域内のダイナミックレンジを拡大できる。
【0009】また、再量子化信号は非一様量子化器によ
る非直線変換と逆量子化器による逆変換により、信号の
大きさを変えずに、信号強度によって丸め誤差すなわち
量子化雑音の大きさを信号強度によって変化させる作用
がある。例えば入力信号の小さい場合には24ビットで
細かく量子化し、入力信号強度の増加にともなって徐々
に粗く23ビット,22ビットとし、入力信号強度が最
大の場合は最も粗く15ビットで量子化するようにでき
る。すなわち146dBのダイナミックレンジの内、瞬
時S/N比は入力信号強度によって92dBから146
dBまで変化させられる。この量子化雑音を帰還回路を
介して入力信号に合成することでスペクトル変換を行う
作用が生じ、粗い量子化の入力信号強度の領域であって
も、可聴帯域内のダイナミックレンジを拡大できる。
る非直線変換と逆量子化器による逆変換により、信号の
大きさを変えずに、信号強度によって丸め誤差すなわち
量子化雑音の大きさを信号強度によって変化させる作用
がある。例えば入力信号の小さい場合には24ビットで
細かく量子化し、入力信号強度の増加にともなって徐々
に粗く23ビット,22ビットとし、入力信号強度が最
大の場合は最も粗く15ビットで量子化するようにでき
る。すなわち146dBのダイナミックレンジの内、瞬
時S/N比は入力信号強度によって92dBから146
dBまで変化させられる。この量子化雑音を帰還回路を
介して入力信号に合成することでスペクトル変換を行う
作用が生じ、粗い量子化の入力信号強度の領域であって
も、可聴帯域内のダイナミックレンジを拡大できる。
【0010】また、上記した符号を信号として受信して
逆量子化することにより、信号の小さい場合には24ビ
ットで細かく量子化し、入力信号強度の増加にともなっ
て徐々に粗く23ビット,22ビットとし、入力信号強
度が最大の場合は最も粗く15ビットで量子化した信
号、すなわち146dBのダイナミックレンジの内、瞬
時S/N比は入力信号強度によって92dBから146
dBまで変化させた信号の量子化雑音を帰還回路を介し
て入力信号に合成することでスペクトル変換を行った信
号を復号化する作用が生じ、粗い量子化の入力信号強度
の領域であっても、可聴帯域内のダイナミックレンジを
拡大できるものである。
逆量子化することにより、信号の小さい場合には24ビ
ットで細かく量子化し、入力信号強度の増加にともなっ
て徐々に粗く23ビット,22ビットとし、入力信号強
度が最大の場合は最も粗く15ビットで量子化した信
号、すなわち146dBのダイナミックレンジの内、瞬
時S/N比は入力信号強度によって92dBから146
dBまで変化させた信号の量子化雑音を帰還回路を介し
て入力信号に合成することでスペクトル変換を行った信
号を復号化する作用が生じ、粗い量子化の入力信号強度
の領域であっても、可聴帯域内のダイナミックレンジを
拡大できるものである。
【0011】また、符号時にも符号復号出力が得られ、
符号モニタ信号として活用できる。また、復号時に、Δ
Σ変調のループをオープンにすることで、符号動作に戻
る場合の初期動作を短時間で安定にすることができる。
符号モニタ信号として活用できる。また、復号時に、Δ
Σ変調のループをオープンにすることで、符号動作に戻
る場合の初期動作を短時間で安定にすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明を行う。図1は本発明の第1の実施例に
おける符号復号装置を示すブロック図である。図中、1
10は加算器、120は非一様量子化器、130は逆量
子化器、140は減算器、150は帰還回路、160は
切替器160、220はデジタルフィルタ、230はD
Aコンバータ、240はローパスフィルタである。な
お、信号線の傍に引き出し線を付けずに記入の数字はビ
ット数を表す。まず初めに符号時の説明をする。符号時
にはモード制御信号204により切替器160を制御し
て、非一様量子化器120の出力信号を逆量子化器13
0へ供給するよう信号経路を切り替える。
照しながら説明を行う。図1は本発明の第1の実施例に
おける符号復号装置を示すブロック図である。図中、1
10は加算器、120は非一様量子化器、130は逆量
子化器、140は減算器、150は帰還回路、160は
切替器160、220はデジタルフィルタ、230はD
Aコンバータ、240はローパスフィルタである。な
お、信号線の傍に引き出し線を付けずに記入の数字はビ
ット数を表す。まず初めに符号時の説明をする。符号時
にはモード制御信号204により切替器160を制御し
て、非一様量子化器120の出力信号を逆量子化器13
0へ供給するよう信号経路を切り替える。
【0013】入力端子101より入力する入力信号X
(ここではサンプリング周波数を192kHz 、語長を
24ビットとしている)を加算器110を通じて非一様
量子化器120に供給する。加算器110のもう一方の
加算入力信号は帰還回路150から供給される量子化雑
音Qである。非一様量子化器120は入力される24ビ
ットの信号を16ビットの信号に圧縮する。圧縮の方法
については後述する。この圧縮した16ビットの信号は
出力端子102から出力信号W1として出力して記録装
置へ伝送するとともに、切替器160を介して逆量子化
器130に入力する。逆量子化器130は非一様量子化
器120の圧縮特性とは逆特性となるようにして逆量子
化し24ビットの信号に伸長する。非一様量子化器12
0と逆量子化器130により再量子化した再量子化信号
Y1は減算器140に入力する。減算器140は再量子
化の入力信号と再量子化の出力信号との差信号すなわち
量子化雑音Qを出力する。この量子化雑音Qは伝達特性
H1(z)を有する帰還回路150で周波数およびまたは位
相特性の変換を行い加算器110へ帰還する。再量子化
信号Y1について式で表すと、 Y1=X+(1−H1(z))*Q となり、再量子化信号Y1は入力信号Xの成分と量子化
雑音Qの伝達特性H1(z)で帰還した成分の和となる。し
たがって伝達特性H1(z)によって量子化雑音Qのスペク
トル変換を行うことができる。これらのループによりΔ
Σ変調を行い所定のスペクトル変換を施し、非一様量子
化器120で圧縮した16ビットの信号を出力端子10
2から出力信号W1として出力する。
(ここではサンプリング周波数を192kHz 、語長を
24ビットとしている)を加算器110を通じて非一様
量子化器120に供給する。加算器110のもう一方の
加算入力信号は帰還回路150から供給される量子化雑
音Qである。非一様量子化器120は入力される24ビ
ットの信号を16ビットの信号に圧縮する。圧縮の方法
については後述する。この圧縮した16ビットの信号は
出力端子102から出力信号W1として出力して記録装
置へ伝送するとともに、切替器160を介して逆量子化
器130に入力する。逆量子化器130は非一様量子化
器120の圧縮特性とは逆特性となるようにして逆量子
化し24ビットの信号に伸長する。非一様量子化器12
0と逆量子化器130により再量子化した再量子化信号
Y1は減算器140に入力する。減算器140は再量子
化の入力信号と再量子化の出力信号との差信号すなわち
量子化雑音Qを出力する。この量子化雑音Qは伝達特性
H1(z)を有する帰還回路150で周波数およびまたは位
相特性の変換を行い加算器110へ帰還する。再量子化
信号Y1について式で表すと、 Y1=X+(1−H1(z))*Q となり、再量子化信号Y1は入力信号Xの成分と量子化
雑音Qの伝達特性H1(z)で帰還した成分の和となる。し
たがって伝達特性H1(z)によって量子化雑音Qのスペク
トル変換を行うことができる。これらのループによりΔ
Σ変調を行い所定のスペクトル変換を施し、非一様量子
化器120で圧縮した16ビットの信号を出力端子10
2から出力信号W1として出力する。
【0014】出力信号W1は伝送装置、ここでは高密度
光ディスクの書き込み装置(図示せず)へ出力し、記録
フォーマットを形成して高密度光ディスクの媒体(図示
せず)に記録する。この媒体を再生手段(図示せず)で
再生し復号信号を取り出す。ここで、再量子化信号Y1
を出力信号W1を使って表すと、 Y1=W1*P-1 信号W1を逆量子化器130で逆量子化すると再量子化
信号Y1が得られので、これと同等の入力信号W2を逆
量子化器130で逆量子化することで逆量子化信号Y2
を取り出し再生信号とすることができる。
光ディスクの書き込み装置(図示せず)へ出力し、記録
フォーマットを形成して高密度光ディスクの媒体(図示
せず)に記録する。この媒体を再生手段(図示せず)で
再生し復号信号を取り出す。ここで、再量子化信号Y1
を出力信号W1を使って表すと、 Y1=W1*P-1 信号W1を逆量子化器130で逆量子化すると再量子化
信号Y1が得られので、これと同等の入力信号W2を逆
量子化器130で逆量子化することで逆量子化信号Y2
を取り出し再生信号とすることができる。
【0015】これに基づいて復号時の動作を説明する。
復号時にはモード制御信号204により切替器160を
制御して、入力端子201から入力される復号入力信号
W2を逆量子化器130へ供給するよう信号経路を切り
替える。入力信号W2は入力端子201から入力し逆量
子化器210へ供給する。16ビットの入力信号W2は
逆量子化器210で非一様量子化器120の圧縮特性と
は逆特性となるように逆量子化して24ビットの逆量子
化信号Y2に伸長する。この24ビットの逆量子化信号
Y2は符号時における再量子化信号Y1に相当する。す
なわちΔΣ変調によってスペクトルを変換した量子化雑
音Qを含む信号となる。192kHz、24ビットの逆量
子化信号Y2はデジタルフィルタ220において2倍オ
ーバーサンプリング処理を行い、384kHz、24ビッ
トの信号に変換してDAコンバータ230に入力する。
DAコンバータ230がこの信号をアナログ信号に変換
し、次いでローパスフィルタ240によって折り返し歪
を除去して出力端子203からアナログ信号出力Aとし
て出力する。デジタルフィルタ220とローパスフィル
タ240とを合わせた総合特性でナイキスト周波数であ
る96kHz以上の成分を落とすものであれば良く、ま
た、デジタルフィルタ220を用いず、逆量子化信号Y
2をDAコンバータ230において直接D/A変換する
事も可能である。この場合にローパスフィルタ240は
96kHz以上の成分を急峻に遮断するものであることが
好ましい。
復号時にはモード制御信号204により切替器160を
制御して、入力端子201から入力される復号入力信号
W2を逆量子化器130へ供給するよう信号経路を切り
替える。入力信号W2は入力端子201から入力し逆量
子化器210へ供給する。16ビットの入力信号W2は
逆量子化器210で非一様量子化器120の圧縮特性と
は逆特性となるように逆量子化して24ビットの逆量子
化信号Y2に伸長する。この24ビットの逆量子化信号
Y2は符号時における再量子化信号Y1に相当する。す
なわちΔΣ変調によってスペクトルを変換した量子化雑
音Qを含む信号となる。192kHz、24ビットの逆量
子化信号Y2はデジタルフィルタ220において2倍オ
ーバーサンプリング処理を行い、384kHz、24ビッ
トの信号に変換してDAコンバータ230に入力する。
DAコンバータ230がこの信号をアナログ信号に変換
し、次いでローパスフィルタ240によって折り返し歪
を除去して出力端子203からアナログ信号出力Aとし
て出力する。デジタルフィルタ220とローパスフィル
タ240とを合わせた総合特性でナイキスト周波数であ
る96kHz以上の成分を落とすものであれば良く、ま
た、デジタルフィルタ220を用いず、逆量子化信号Y
2をDAコンバータ230において直接D/A変換する
事も可能である。この場合にローパスフィルタ240は
96kHz以上の成分を急峻に遮断するものであることが
好ましい。
【0016】以上のように全体を構成した実施例におい
て、量子化雑音の諸特性について詳しく説明する。量子
化雑音の原因は量子化刻みの粗さによって生じる誤差信
号であるので、まず、量子化刻みの粗さの入力信号強度
による制御と量子化雑音の関係、次に、ΔΣ変調による
量子化雑音の周波数スペクトル制御について述べる。従
来のΔΣ変調は固定語長の一様量子化器を用いるので信
号強度にかかわらず略一定の丸め誤差となり、16ビッ
ト信号であれば98dBのダイナミックレンジとなる。
これに対し実施例では信号強度によって丸め誤差すなわ
ち量子化雑音の大きさを変える方式を用いる。再量子化
信号Y1は非一様量子化器120による非直線変換と逆
量子化器130による逆変換により信号の大きさを不変
としたまま、信号強度によって丸め誤差の大きさを変
え、これに応じて量子化雑音の大きさを変えている。入
力信号の小さい場合には24ビットで細かく量子化し、
入力信号強度の増加にともなって徐々に粗く23ビッ
ト,22ビットとし、入力信号強度が最大の場合は最も
粗く15ビットで量子化するようにした。このため量子
化雑音は入力信号強度が小の時最小となり24ビット精
度すなわち146dBの瞬時S/N比とダイナミックレ
ンジが得られる。入力信号強度が大きい時には15ビッ
ト精度すなわち92dBの瞬時S/N比となる。146
dBのダイナミックレンジの内、瞬時S/N比は入力信
号強度によって92dBから146dBまで変化するこ
とになる。
て、量子化雑音の諸特性について詳しく説明する。量子
化雑音の原因は量子化刻みの粗さによって生じる誤差信
号であるので、まず、量子化刻みの粗さの入力信号強度
による制御と量子化雑音の関係、次に、ΔΣ変調による
量子化雑音の周波数スペクトル制御について述べる。従
来のΔΣ変調は固定語長の一様量子化器を用いるので信
号強度にかかわらず略一定の丸め誤差となり、16ビッ
ト信号であれば98dBのダイナミックレンジとなる。
これに対し実施例では信号強度によって丸め誤差すなわ
ち量子化雑音の大きさを変える方式を用いる。再量子化
信号Y1は非一様量子化器120による非直線変換と逆
量子化器130による逆変換により信号の大きさを不変
としたまま、信号強度によって丸め誤差の大きさを変
え、これに応じて量子化雑音の大きさを変えている。入
力信号の小さい場合には24ビットで細かく量子化し、
入力信号強度の増加にともなって徐々に粗く23ビッ
ト,22ビットとし、入力信号強度が最大の場合は最も
粗く15ビットで量子化するようにした。このため量子
化雑音は入力信号強度が小の時最小となり24ビット精
度すなわち146dBの瞬時S/N比とダイナミックレ
ンジが得られる。入力信号強度が大きい時には15ビッ
ト精度すなわち92dBの瞬時S/N比となる。146
dBのダイナミックレンジの内、瞬時S/N比は入力信
号強度によって92dBから146dBまで変化するこ
とになる。
【0017】図3は実施例における非一様量子化器12
0と逆量子化器130を組み合わせた場合の瞬時S/N
比対入力信号強度の特性を示す図である。図中の縦軸は
瞬時S/N比であり、瞬時S/N比は0Hzからナイキ
スト周波数である96kHzまでの信号帯域での信号対
雑音歪み率である。図3から判るとおり従来の直線符号
(16ビット)に比べて、入力レベルのほぼ全域に渡り
瞬時S/N比を大幅に改善することができる。具体的な
非一様量子化器120の圧縮方法としてはランレングス
1/n圧縮フローティング符号を使用した。ランレング
ス1/n圧縮フローティング符号方法を説明する。
0と逆量子化器130を組み合わせた場合の瞬時S/N
比対入力信号強度の特性を示す図である。図中の縦軸は
瞬時S/N比であり、瞬時S/N比は0Hzからナイキ
スト周波数である96kHzまでの信号帯域での信号対
雑音歪み率である。図3から判るとおり従来の直線符号
(16ビット)に比べて、入力レベルのほぼ全域に渡り
瞬時S/N比を大幅に改善することができる。具体的な
非一様量子化器120の圧縮方法としてはランレングス
1/n圧縮フローティング符号を使用した。ランレング
ス1/n圧縮フローティング符号方法を説明する。
【0018】元データとなる直線符号の上位で所定論理
のビットが連続する連続データQ0と、前記連続データ
Q0の連続性をブレークする反転ビットT0と、前記反
転ビットT0以降の下位データD0とで構成されるLビ
ットの直線符号を入力し、前記連続データQ0のランレ
ングスを圧縮して得られる圧縮連続データQ1と、前記
圧縮連続データQ1の連続性をブレークする反転ビット
T1と、前記ランレングスを圧縮する時に生じる剰余F
1を表す圧縮剰余データC1と、前記下位データD0を
丸めて得る仮数データD1とで構成するMビットの圧縮
データに変換して出力する。ただし、前記連続データQ
0のランレングスをL0、前記圧縮連続データQ1のラ
ンレングスをL1、nを2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。
のビットが連続する連続データQ0と、前記連続データ
Q0の連続性をブレークする反転ビットT0と、前記反
転ビットT0以降の下位データD0とで構成されるLビ
ットの直線符号を入力し、前記連続データQ0のランレ
ングスを圧縮して得られる圧縮連続データQ1と、前記
圧縮連続データQ1の連続性をブレークする反転ビット
T1と、前記ランレングスを圧縮する時に生じる剰余F
1を表す圧縮剰余データC1と、前記下位データD0を
丸めて得る仮数データD1とで構成するMビットの圧縮
データに変換して出力する。ただし、前記連続データQ
0のランレングスをL0、前記圧縮連続データQ1のラ
ンレングスをL1、nを2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。
【0019】また、逆量子化器130の逆量子化はラン
レングス1/n圧縮フローティング符号の逆変換を行う
ため、次の方法を使用した。上位で所定論理のビットが
連続する圧縮連続データQ1、前記圧縮連続データQ1
の連続性をブレークする反転ビットT1、ランレングス
を圧縮する時に生じる剰余F1を表す圧縮剰余データC
1および仮数データD1によって構成する圧縮データを
もとに、前記Q1のランレングスをn倍に伸長し、前記
C1の値に応じた長さの連続データを付加し、Q0の連
続性をブレークする反転ビットT0を付加し、引き続き
前記仮数データD1を付加して、連続データQ0,反転
ビットT0および仮数データD0を読み出して伸長デー
タを出力する。
レングス1/n圧縮フローティング符号の逆変換を行う
ため、次の方法を使用した。上位で所定論理のビットが
連続する圧縮連続データQ1、前記圧縮連続データQ1
の連続性をブレークする反転ビットT1、ランレングス
を圧縮する時に生じる剰余F1を表す圧縮剰余データC
1および仮数データD1によって構成する圧縮データを
もとに、前記Q1のランレングスをn倍に伸長し、前記
C1の値に応じた長さの連続データを付加し、Q0の連
続性をブレークする反転ビットT0を付加し、引き続き
前記仮数データD1を付加して、連続データQ0,反転
ビットT0および仮数データD0を読み出して伸長デー
タを出力する。
【0020】ただし、前記連続データQ0のランレング
スをL0、前記圧縮連続データQ1のランレングスをL
1、圧縮剰余データC1から求める剰余をF1、nを2
以上の整数とするとき、 L0=L1*n+F1 D0=D1 とする。
スをL0、前記圧縮連続データQ1のランレングスをL
1、圧縮剰余データC1から求める剰余をF1、nを2
以上の整数とするとき、 L0=L1*n+F1 D0=D1 とする。
【0021】以上のランレングス1/n圧縮フローティ
ング符号の圧縮方法および圧縮装置および復号装置につ
いては、特開平4−286421号公報,特開平5−1
83445号公報および特開平5−284039号公報
にそれぞれ具体的に記述されている。ここでは圧縮方法
の概要および特性を説明する。図4(a)は本発明の第
1の実施例に使用したランレングス1/2圧縮フローテ
ィング符号の構成を示す概念図であり、図4(b)は直
線符号(24ビット)をランレングス1/2圧縮フロー
ティング符号(16ビット)に圧縮する符号変換を説明
するための図である。以下、図に従って、まず圧縮(非
一様量子化)の手順について説明する。
ング符号の圧縮方法および圧縮装置および復号装置につ
いては、特開平4−286421号公報,特開平5−1
83445号公報および特開平5−284039号公報
にそれぞれ具体的に記述されている。ここでは圧縮方法
の概要および特性を説明する。図4(a)は本発明の第
1の実施例に使用したランレングス1/2圧縮フローテ
ィング符号の構成を示す概念図であり、図4(b)は直
線符号(24ビット)をランレングス1/2圧縮フロー
ティング符号(16ビット)に圧縮する符号変換を説明
するための図である。以下、図に従って、まず圧縮(非
一様量子化)の手順について説明する。
【0022】圧縮連続データQ1は連続データQ0のラ
ンレングスL0を2で除算して整数化したランレングス
L1の長さを有する連続データである。すなわち、 L1=int(L0/2) である。また、整数除算の剰余項を圧縮剰余F1とする
と、 F1=L0 mod 2 である。
ンレングスL0を2で除算して整数化したランレングス
L1の長さを有する連続データである。すなわち、 L1=int(L0/2) である。また、整数除算の剰余項を圧縮剰余F1とする
と、 F1=L0 mod 2 である。
【0023】反転ビットT1は圧縮連続データQ1のラ
ンをブレークする反転ビットである。圧縮剰余データC
1は圧縮剰余F1を補数表現したものである。また、仮
数データD1はデータD0の上位の部分データである。
ランレングス1/2圧縮フローティング符号は、極性ビ
ットP,圧縮連続データQ1,反転ビットT1,圧縮剰
余データC1,仮数データD1の順に配置する。
ンをブレークする反転ビットである。圧縮剰余データC
1は圧縮剰余F1を補数表現したものである。また、仮
数データD1はデータD0の上位の部分データである。
ランレングス1/2圧縮フローティング符号は、極性ビ
ットP,圧縮連続データQ1,反転ビットT1,圧縮剰
余データC1,仮数データD1の順に配置する。
【0024】以下、図4(b)に基づいてランレングス
L0が「0」ないし「24」の場合について説明する。
L0=0の時、L1,F1は、 L1=int(0/2)=0 F1=0 mod 2 =0 である。
L0が「0」ないし「24」の場合について説明する。
L0=0の時、L1,F1は、 L1=int(0/2)=0 F1=0 mod 2 =0 である。
【0025】ランレングスL1が「0」であるので圧縮
連続データQ1は無い。圧縮剰余データC1は「1」で
ある。データD0は24ビットで、その内の上位13ビ
ット「ABCDEFGHIJKLM」が仮数データD1
である。ランレングス1/2圧縮フローティング符号は
極性ビットP,反転ビットT1,圧縮剰余データC1お
よび仮数データD1をこの順に配置して、「P11AB
CDEFGHIJKLM」である。
連続データQ1は無い。圧縮剰余データC1は「1」で
ある。データD0は24ビットで、その内の上位13ビ
ット「ABCDEFGHIJKLM」が仮数データD1
である。ランレングス1/2圧縮フローティング符号は
極性ビットP,反転ビットT1,圧縮剰余データC1お
よび仮数データD1をこの順に配置して、「P11AB
CDEFGHIJKLM」である。
【0026】同様にして以下を求める。L0=1の時、 L1=int(1/2)=0 F1=1 mod 2 =1 より、圧縮連続データQ1は無く、圧縮剰余データC1
は「0」である。データD0の上位13ビット「ABC
DEFGHIJKLM」が仮数データD1である。ラン
レングス1/2圧縮フローティング符号は「P10AB
CDEFGHIJKLM」である。
は「0」である。データD0の上位13ビット「ABC
DEFGHIJKLM」が仮数データD1である。ラン
レングス1/2圧縮フローティング符号は「P10AB
CDEFGHIJKLM」である。
【0027】L0=2の時、 L1=int(2/2)=1 F1=2 mod 2 =0 より、連続データQ1は「0」であり、圧縮剰余データ
C1は「1」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P011
ABCDEFGHIJKL」である。
C1は「1」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P011
ABCDEFGHIJKL」である。
【0028】L0=3の時、 L1=int(3/2)=1 F1=3 mod 2 =1 より、連続データQ1は「0」であり、圧縮剰余データ
C1は「0」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P010
ABCDEFGHIJKL」である。
C1は「0」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P010
ABCDEFGHIJKL」である。
【0029】また、L0=17の時、 L1=int(17/2)=8 F1=17 mod 2 =1 より、連続データQ1は「00000000」であり、
圧縮剰余データC1は「0」である。データD0の上位
5ビット「ABCDE」が仮数データD1である。
圧縮剰余データC1は「0」である。データD0の上位
5ビット「ABCDE」が仮数データD1である。
【0030】従って、ランレングス1/2圧縮フローテ
ィング符号は「P0000000010ABCDE」で
ある。また、L0=18〜24の時は圧縮剰余データC
1を省略して、 L1=int(18/2)=9 より、連続データQ1は「00000000」とし、デ
ータD0の上位5ビット「ABCDE」を仮数データD
1にする。
ィング符号は「P0000000010ABCDE」で
ある。また、L0=18〜24の時は圧縮剰余データC
1を省略して、 L1=int(18/2)=9 より、連続データQ1は「00000000」とし、デ
ータD0の上位5ビット「ABCDE」を仮数データD
1にする。
【0031】従って、ランレングス1/2圧縮フローテ
ィング符号は「P0000000001ABCDE」と
する。このようにして、直線符号(24ビット)をラン
レングス1/2圧縮フローティング符号(16ビット)
に圧縮する。次に、伸長(逆量子化)の手順について説
明する。
ィング符号は「P0000000001ABCDE」と
する。このようにして、直線符号(24ビット)をラン
レングス1/2圧縮フローティング符号(16ビット)
に圧縮する。次に、伸長(逆量子化)の手順について説
明する。
【0032】伸長の手順は、圧縮データから極性ビット
Pを除き、圧縮連続データQ1と反転ビットT1からラ
ンレングスL1を得る。また、反転ビットT1の直後に
ある圧縮剰余データC1(1ビット)と仮数データD1
を得る。圧縮剰余データC1を反転した圧縮剰余F1を
得る。これらより、元データの連続データQ0のランレ
ングスL0は、 L0=2*L1+F1 から求める。
Pを除き、圧縮連続データQ1と反転ビットT1からラ
ンレングスL1を得る。また、反転ビットT1の直後に
ある圧縮剰余データC1(1ビット)と仮数データD1
を得る。圧縮剰余データC1を反転した圧縮剰余F1を
得る。これらより、元データの連続データQ0のランレ
ングスL0は、 L0=2*L1+F1 から求める。
【0033】連続データQ0はランレングスL0の長さ
の「0」を連ねて復元する。連続データQ0の後に反転
ビットT0を付け、その後に仮数データD1を付加す
る。極性ビットPを先頭に付けて元データとするが、こ
の符号長がW0に満たない時は仮数データD1の下位に
固定値を充てて符号長をW0にする。この手順に従っ
て、復号化の処理を行う。
の「0」を連ねて復元する。連続データQ0の後に反転
ビットT0を付け、その後に仮数データD1を付加す
る。極性ビットPを先頭に付けて元データとするが、こ
の符号長がW0に満たない時は仮数データD1の下位に
固定値を充てて符号長をW0にする。この手順に従っ
て、復号化の処理を行う。
【0034】例えば、L1=0かつF1=0の時、 L0=2*0+0=0 であるから、連続データQ0は無く、仮数データD1は
13ビットで「ABCDEFGHIJKLM」である。
このとき、元データは、極性ビットP,反転ビットT0
および仮数データD1をならべて、「P1ABCDEF
GHIJKLM*********」となる。なお、伸
長時のオフセット歪みを最小にするため「***・・
・」は固定値「011・・・」または「100・・・」
を充てる。
13ビットで「ABCDEFGHIJKLM」である。
このとき、元データは、極性ビットP,反転ビットT0
および仮数データD1をならべて、「P1ABCDEF
GHIJKLM*********」となる。なお、伸
長時のオフセット歪みを最小にするため「***・・
・」は固定値「011・・・」または「100・・・」
を充てる。
【0035】このようにして、ランレングス1/2圧縮
フローティング符号(16ビット)から直線符号(24
ビット)を伸長復号化して逆量子化を行う。以上と同様
にして、全ての場合についてまとめた結果を(表1)に
示す。
フローティング符号(16ビット)から直線符号(24
ビット)を伸長復号化して逆量子化を行う。以上と同様
にして、全ての場合についてまとめた結果を(表1)に
示す。
【0036】
【表1】
【0037】(表1)において、直線符号(24ビッ
ト)は折り返し2進符号であり、フローティング符号は
折り返し型のランレングス1/2圧縮フローティング符
号である。ランレングスL0、ランレングスL1および
分解能の欄は10進数の表記である。圧縮符号(非一様
量子化信号)を復号(逆量子化)して伸長した復元符号
(逆量子化信号)の表現精度すなわち分解能は直線符号
の丸めで決定され、ランレングスL0によって変化す
る。(表1)より、明らかなように最高24ビットない
し15ビットの精度が得られる。
ト)は折り返し2進符号であり、フローティング符号は
折り返し型のランレングス1/2圧縮フローティング符
号である。ランレングスL0、ランレングスL1および
分解能の欄は10進数の表記である。圧縮符号(非一様
量子化信号)を復号(逆量子化)して伸長した復元符号
(逆量子化信号)の表現精度すなわち分解能は直線符号
の丸めで決定され、ランレングスL0によって変化す
る。(表1)より、明らかなように最高24ビットない
し15ビットの精度が得られる。
【0038】また、DSPによる数式変換やテーブル変
換に適するようにまとめた結果を(表2)および(表
3)に示す。
換に適するようにまとめた結果を(表2)および(表
3)に示す。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】(表2)は非一様量子化の変換表であっ
て、Xは非一様量子化の入力符号、Wは非一様量子化の
出力符号である。Wの符号長が16を超える場合は16
に丸める。Xの符号長が不足する場合は下位に”0”を
挿入する。(表3)は逆量子化すなわち再量子化の変換
表であって、Wは圧縮符号、Y1は再量子化の出力符号
すなわち再量子化信号Y1である。Y1の符号長が24
を超える場合は24に丸め、Y1の符号長が不足する場
合は下位に”0,1,1,1,・・・”または”1,
0,0,0,・・・”を挿入する。
て、Xは非一様量子化の入力符号、Wは非一様量子化の
出力符号である。Wの符号長が16を超える場合は16
に丸める。Xの符号長が不足する場合は下位に”0”を
挿入する。(表3)は逆量子化すなわち再量子化の変換
表であって、Wは圧縮符号、Y1は再量子化の出力符号
すなわち再量子化信号Y1である。Y1の符号長が24
を超える場合は24に丸め、Y1の符号長が不足する場
合は下位に”0,1,1,1,・・・”または”1,
0,0,0,・・・”を挿入する。
【0042】ここで、直線符号を入力として、ランレン
グス1/2圧縮フローティング符号を用いて圧縮符号化
(非一様量子化)し、この符号を復号して伸長(逆量子
化)した再量子化信号を出力する場合の瞬時S/N比に
ついて説明する。ただし、以降の説明では簡単のため瞬
時S/N比は矩形波のS/N比向上分(約2dB)を省
略する。入力レベルは符号で表現できる最大の正弦波の
振幅を基準(0dB)にする。直線符号の「P1111
・・・」がこれに相当する。
グス1/2圧縮フローティング符号を用いて圧縮符号化
(非一様量子化)し、この符号を復号して伸長(逆量子
化)した再量子化信号を出力する場合の瞬時S/N比に
ついて説明する。ただし、以降の説明では簡単のため瞬
時S/N比は矩形波のS/N比向上分(約2dB)を省
略する。入力レベルは符号で表現できる最大の正弦波の
振幅を基準(0dB)にする。直線符号の「P1111
・・・」がこれに相当する。
【0043】入力レベル0dBないし−6dBの範囲
は、直線符号で「P1ABC・・・」であり、(表1)
より分解能は15ビットである。15ビットデータの量
子化ノイズは1ビット当り−6dBとして−90dBに
なる。従って、入力レベル0dBないし−6dBの領域
で瞬時S/N比は90dBないし84dBとなる。入力
レベル−6dBないし−18dBの範囲では直線符号で
「P01ABC・・・」または「P001ABC・・
・」となり、(表1)より分解能は16ビットである。
16ビットデータの量子化ノイズは−96dBであるの
で、瞬時S/N比は90dBないし78dBとなる。
は、直線符号で「P1ABC・・・」であり、(表1)
より分解能は15ビットである。15ビットデータの量
子化ノイズは1ビット当り−6dBとして−90dBに
なる。従って、入力レベル0dBないし−6dBの領域
で瞬時S/N比は90dBないし84dBとなる。入力
レベル−6dBないし−18dBの範囲では直線符号で
「P01ABC・・・」または「P001ABC・・
・」となり、(表1)より分解能は16ビットである。
16ビットデータの量子化ノイズは−96dBであるの
で、瞬時S/N比は90dBないし78dBとなる。
【0044】入力レベル−18dBないし−30dBの
範囲では直線符号で「P0001ABC・・・」または
「P00001ABC・・・」となり、(表1)より分
解能は17ビットである。17ビットデータの量子化ノ
イズは−102dBであるので、瞬時S/N比は84d
Bないし72dBとなる。以下同様に、−144dBま
での入力レベル領域で瞬時S/N比を求める。
範囲では直線符号で「P0001ABC・・・」または
「P00001ABC・・・」となり、(表1)より分
解能は17ビットである。17ビットデータの量子化ノ
イズは−102dBであるので、瞬時S/N比は84d
Bないし72dBとなる。以下同様に、−144dBま
での入力レベル領域で瞬時S/N比を求める。
【0045】前記でも引用した図3はランレングス1/
2圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号(非一様量
子化信号)を復号して伸長(逆量子化)した再量子化信
号の瞬時S/N比を表す特性図である。同図の横軸に入
力レベル、縦軸に瞬時S/N比を示す。瞬時S/N比の
改善は入力レベル−18dBから−144dBの広範囲
にわたり作用することがわかる。入力レベル0dBから
−6dBの範囲で瞬時S/N比が劣化するが、高々6d
Bの劣化であり、なお90dBないし84dBの瞬時S
/N比を有する。
2圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号(非一様量
子化信号)を復号して伸長(逆量子化)した再量子化信
号の瞬時S/N比を表す特性図である。同図の横軸に入
力レベル、縦軸に瞬時S/N比を示す。瞬時S/N比の
改善は入力レベル−18dBから−144dBの広範囲
にわたり作用することがわかる。入力レベル0dBから
−6dBの範囲で瞬時S/N比が劣化するが、高々6d
Bの劣化であり、なお90dBないし84dBの瞬時S
/N比を有する。
【0046】なお、以上説明した実施例では、ランレン
グス1/n圧縮フローティング符号を用い直線符号は折
り返し2進符号としたが、2’Sコンプリメンタリ符号
やオフセットバイナリ符号など他の直線符号であって
も、相互に変換するかまたは所定の論理値を変更するだ
けで、全く同様に適用できる。また、nは「2」の場合
だけについて説明したが、nは「2以上」の整数であれ
ば何でもよい。この場合、nの値に応じて圧縮剰余の場
合の数が変わるので、圧縮剰余データの語長を変えれば
よいことは言うまでもない。また装置は回路で構成する
以外に、テーブル変換やデータ変換を行うDSP(デジ
タルシグナルプロセッサー)のハードウェアおよびソフ
トウェアで構成してもよい。
グス1/n圧縮フローティング符号を用い直線符号は折
り返し2進符号としたが、2’Sコンプリメンタリ符号
やオフセットバイナリ符号など他の直線符号であって
も、相互に変換するかまたは所定の論理値を変更するだ
けで、全く同様に適用できる。また、nは「2」の場合
だけについて説明したが、nは「2以上」の整数であれ
ば何でもよい。この場合、nの値に応じて圧縮剰余の場
合の数が変わるので、圧縮剰余データの語長を変えれば
よいことは言うまでもない。また装置は回路で構成する
以外に、テーブル変換やデータ変換を行うDSP(デジ
タルシグナルプロセッサー)のハードウェアおよびソフ
トウェアで構成してもよい。
【0047】このように、元データのランレングスが小
さい時は指数部すなわちレンジを少ないビット数で表
し、ランレングスが大きくなるとビット数を割り当てて
指数部すなわちレンジを多くのビット数で表す。符号全
体の語長を固定長とするので、仮数部のビット数はラン
レングスに応じて変化する。これらの作用により、出力
部から出力する圧縮符号の有するレンジの表現空間が拡
張され、同時に表現精度を改善できる。
さい時は指数部すなわちレンジを少ないビット数で表
し、ランレングスが大きくなるとビット数を割り当てて
指数部すなわちレンジを多くのビット数で表す。符号全
体の語長を固定長とするので、仮数部のビット数はラン
レングスに応じて変化する。これらの作用により、出力
部から出力する圧縮符号の有するレンジの表現空間が拡
張され、同時に表現精度を改善できる。
【0048】瞬時S/N比の人間の聴覚限界は90dB
以下であるのでこれでもほぼ十分ではあるが、後世に遺
す文化遺産として究極のオーディオを標榜し一点の曇り
もない完璧な信号記録伝送の実現や、あるいはスタジオ
レコーディングの場合のヘッドルームの確保と編集段階
でミキシングや音響効果処理に必要なマージンが必要な
ことなどを考え合わせると、可聴帯域ないでの瞬時S/
N比として120dB程度以上を確保することがが望ま
しい。
以下であるのでこれでもほぼ十分ではあるが、後世に遺
す文化遺産として究極のオーディオを標榜し一点の曇り
もない完璧な信号記録伝送の実現や、あるいはスタジオ
レコーディングの場合のヘッドルームの確保と編集段階
でミキシングや音響効果処理に必要なマージンが必要な
ことなどを考え合わせると、可聴帯域ないでの瞬時S/
N比として120dB程度以上を確保することがが望ま
しい。
【0049】そこで、次に量子化雑音の周波数スペクト
ルについて説明する。前記した通り、符号復号装置出力
の24ビットの逆量子化信号Y2は再量子化信号Y1に
相当する。すなわちΔΣ変調によりスペクトル変換を施
された量子化雑音Qを有する信号となる。本発明の第1
の実施例では、帰還回路150の伝達特性H1(z)として
5次のものを用いたので、帰還無し(0次)の場合に比
べ20kHzまでの可聴帯域における瞬時S/N比及び
ダイナミックレンジは約28dBの改善を図ることがで
きた。10kHzまでの可聴帯域帯域では58dBの改善
ができる。(表4)にサンプリング周波数192kHzに
おいてビット数と伝達特性H1(z)の次数と瞬時S/N比
の関係を示す。
ルについて説明する。前記した通り、符号復号装置出力
の24ビットの逆量子化信号Y2は再量子化信号Y1に
相当する。すなわちΔΣ変調によりスペクトル変換を施
された量子化雑音Qを有する信号となる。本発明の第1
の実施例では、帰還回路150の伝達特性H1(z)として
5次のものを用いたので、帰還無し(0次)の場合に比
べ20kHzまでの可聴帯域における瞬時S/N比及び
ダイナミックレンジは約28dBの改善を図ることがで
きた。10kHzまでの可聴帯域帯域では58dBの改善
ができる。(表4)にサンプリング周波数192kHzに
おいてビット数と伝達特性H1(z)の次数と瞬時S/N比
の関係を示す。
【0050】
【表4】
【0051】また、図5は(表4)の特性を図示したも
のである。なお、(表4)および図5においての数値は
ウェイティングなし聴覚補正なしの瞬時S/N比特性で
ある。実施例では5次の伝達特性H1(z)を用いたが、伝
達特性H1(z)は更に高次のもの、或いは分数多項式とな
るようなものを用いても良い結果が得られる。このよう
にΔΣ変調によって量子化雑音の周波数スペクトルを置
換することができ、可聴帯域の瞬時S/N比とダイナミ
ックレンジの改善ができる。この瞬時S/N比およびダ
イナミックレンジの改善は量子化雑音の大きな領域すな
わち入力信号強度が大きい時に最大の効果を発揮する。
つまり、非一様量子化によるダイナミックレンジの拡大
作用とΔΣ変調による量子化雑音スペクトルの置換作用
の相乗かつ補完的な交互作用により最大の効果を奏する
ものである。このようにΔΣ変調によって量子化雑音の
周波数スペクトルを置換することができ、低ビットレー
トで効率的にダイナミックレンジと周波数帯域の両方を
拡大できる。
のである。なお、(表4)および図5においての数値は
ウェイティングなし聴覚補正なしの瞬時S/N比特性で
ある。実施例では5次の伝達特性H1(z)を用いたが、伝
達特性H1(z)は更に高次のもの、或いは分数多項式とな
るようなものを用いても良い結果が得られる。このよう
にΔΣ変調によって量子化雑音の周波数スペクトルを置
換することができ、可聴帯域の瞬時S/N比とダイナミ
ックレンジの改善ができる。この瞬時S/N比およびダ
イナミックレンジの改善は量子化雑音の大きな領域すな
わち入力信号強度が大きい時に最大の効果を発揮する。
つまり、非一様量子化によるダイナミックレンジの拡大
作用とΔΣ変調による量子化雑音スペクトルの置換作用
の相乗かつ補完的な交互作用により最大の効果を奏する
ものである。このようにΔΣ変調によって量子化雑音の
周波数スペクトルを置換することができ、低ビットレー
トで効率的にダイナミックレンジと周波数帯域の両方を
拡大できる。
【0052】また、超高域成分のみの場合やそれを多く
含む音源の場合には一般にそのレベルは小さいので14
4dB、24ビット精度で伝送でき、瞬時S/N比が十
分確保され超高域のノイズフロアを低く抑えられる。さ
らに、信号レベルがある程度大きい時には量子化雑音が
少し増加するが、このスペクトルは高域に置換され超高
域ノイズフロアの上昇となるので、人間の脳波(α波)
の活性化およびリラックスを促進する効果が得られる可
能性がある。
含む音源の場合には一般にそのレベルは小さいので14
4dB、24ビット精度で伝送でき、瞬時S/N比が十
分確保され超高域のノイズフロアを低く抑えられる。さ
らに、信号レベルがある程度大きい時には量子化雑音が
少し増加するが、このスペクトルは高域に置換され超高
域ノイズフロアの上昇となるので、人間の脳波(α波)
の活性化およびリラックスを促進する効果が得られる可
能性がある。
【0053】また、符号時に、再量子化器に入力する信
号と前記再量子化器の出力信号との量子化誤差信号また
は量子化雑音を所定の伝達特性H1(z)を有する帰還回路
を介して入力信号に合成し符号出力を得ると同時に、逆
量子化器の出力信号を符号復号出力として取り出すよう
にすればこの出力を符号モニタ信号として有効に活用で
きる。この信号をデジタルフィルタ220、DAコンバ
ータ230およびローパスフィルタ240を介してアナ
ログ信号Aに変換して出力を得るようにしても良い。
号と前記再量子化器の出力信号との量子化誤差信号また
は量子化雑音を所定の伝達特性H1(z)を有する帰還回路
を介して入力信号に合成し符号出力を得ると同時に、逆
量子化器の出力信号を符号復号出力として取り出すよう
にすればこの出力を符号モニタ信号として有効に活用で
きる。この信号をデジタルフィルタ220、DAコンバ
ータ230およびローパスフィルタ240を介してアナ
ログ信号Aに変換して出力を得るようにしても良い。
【0054】また、復号時に、ΔΣ変調のループをオー
プンにすることで、符号動作に戻る場合の初期動作を短
時間で安定にすることができる。図2はそのためにゲー
トを設けた本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。図中170はゲートであり入力端子204から入力
されるモード制御信号によって復号時にはΔΣ変調のル
ープをオープンにし固定値”0”を与える。減算器14
0に入力される再量子化信号Y1が”0”となり減算器
140の出力は加算器110と同じになる。再量子化信
号Y1が”0”すなわちセンター値であるので、再び符
号モードになった場合に系が早く安定になる確率が最も
高い。本発明の第2の実施例では減算器140の前にゲ
ート170を設けたが、ループをオープンにするポイン
トであればどこでもよく、また、1以上の複数箇所であ
っても初期値設定によるセトリング時間の短縮効果があ
る。
プンにすることで、符号動作に戻る場合の初期動作を短
時間で安定にすることができる。図2はそのためにゲー
トを設けた本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。図中170はゲートであり入力端子204から入力
されるモード制御信号によって復号時にはΔΣ変調のル
ープをオープンにし固定値”0”を与える。減算器14
0に入力される再量子化信号Y1が”0”となり減算器
140の出力は加算器110と同じになる。再量子化信
号Y1が”0”すなわちセンター値であるので、再び符
号モードになった場合に系が早く安定になる確率が最も
高い。本発明の第2の実施例では減算器140の前にゲ
ート170を設けたが、ループをオープンにするポイン
トであればどこでもよく、また、1以上の複数箇所であ
っても初期値設定によるセトリング時間の短縮効果があ
る。
【0055】また、図1に示す符号復号装置でエンファ
シスをかけ、高域を強調して符号化しても良い。この場
合は、例えば、音響入力をエンファシス回路(図示せ
ず)を介して加算器110へ入力し、変換された音響信
号とともにエンファシスのオン/オフを示すエンファシ
ス識別信号をサブコードとして符号復号装置100から
出力する。復号時においては、エンファシス回路と逆の
周波数特性を有するディエンファシス特性を逆量子化器
210,デジタルフィルタ220,DAコンバータ23
0,ローパスフィルタ240のいずれかに畳み込み、あ
るいはディエンファシス回路(図示せず)を間に挿入
し、サブコードとして取り出されたエンファシス識別信
号(図示せず)に基づいてオン/オフさせる。これによ
り、例えば、ΔΣ変調によって超高域における量子化雑
音がやや増加するのを抑えることができ、この特性カー
ブによって再生時の最大出力レベルを一定値以下に抑え
ることができる。特に、超高域スピーカは一般に耐入力
電力が低いので、このような最大出力レベルの保護特性
が有効である。
シスをかけ、高域を強調して符号化しても良い。この場
合は、例えば、音響入力をエンファシス回路(図示せ
ず)を介して加算器110へ入力し、変換された音響信
号とともにエンファシスのオン/オフを示すエンファシ
ス識別信号をサブコードとして符号復号装置100から
出力する。復号時においては、エンファシス回路と逆の
周波数特性を有するディエンファシス特性を逆量子化器
210,デジタルフィルタ220,DAコンバータ23
0,ローパスフィルタ240のいずれかに畳み込み、あ
るいはディエンファシス回路(図示せず)を間に挿入
し、サブコードとして取り出されたエンファシス識別信
号(図示せず)に基づいてオン/オフさせる。これによ
り、例えば、ΔΣ変調によって超高域における量子化雑
音がやや増加するのを抑えることができ、この特性カー
ブによって再生時の最大出力レベルを一定値以下に抑え
ることができる。特に、超高域スピーカは一般に耐入力
電力が低いので、このような最大出力レベルの保護特性
が有効である。
【0056】なお、帰還回路150の伝達関数H1(z)
としては実施例に示したものでなくとも良いことは言う
までもなく、更に高次のもの、或いは分数多項式となる
ようなものを用いても良い。サンプリング周波数192
kHzもこれに限定したものではなく、従来のサンプリン
グ周波数48kHzより高ければ同様に効果の得られるも
のである。また、ランレングス1/n圧縮フローティン
グ符号以外にダイナミックレンジを拡大する非一様量子
化であればよく、例えばμ則A則を用いた圧縮符号であ
っても同様の効果が得られるものである。また、符号復
号装置の入力、出力ビット数は24、16としたがこれ
に限定するものではない。
としては実施例に示したものでなくとも良いことは言う
までもなく、更に高次のもの、或いは分数多項式となる
ようなものを用いても良い。サンプリング周波数192
kHzもこれに限定したものではなく、従来のサンプリン
グ周波数48kHzより高ければ同様に効果の得られるも
のである。また、ランレングス1/n圧縮フローティン
グ符号以外にダイナミックレンジを拡大する非一様量子
化であればよく、例えばμ則A則を用いた圧縮符号であ
っても同様の効果が得られるものである。また、符号復
号装置の入力、出力ビット数は24、16としたがこれ
に限定するものではない。
【0057】ディエンファシスに関しては、識別信号を
伝送してオン/オフを切り換えるようにしても良いが、
20kHzを超える帯域の信号レベルはそれほど大きくな
いため、オンのモードのみとしても良い。また、入力信
号Xはアナログ信号でもよく、この場合には加算器11
0,減算器140,帰還回路150アナログに代えるこ
とで同様の作用効果を奏する。
伝送してオン/オフを切り換えるようにしても良いが、
20kHzを超える帯域の信号レベルはそれほど大きくな
いため、オンのモードのみとしても良い。また、入力信
号Xはアナログ信号でもよく、この場合には加算器11
0,減算器140,帰還回路150アナログに代えるこ
とで同様の作用効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】以上のべたように本発明は、非一様量子
化特性を有する非一様量子化器とこれの逆特性を有する
逆量子化器で構成した再量子化器に入力する信号と出力
信号との量子化誤差信号または量子化雑音を所定の伝達
特性を有する帰還回路を介して入力信号に合成するよう
にした。また、前記符号化された信号を前記逆量子化器
で逆量子化した信号を再生するように構成したため、再
量子化信号は非一様量子化器による非直線変換と逆量子
化器による逆変換により、信号強度によって丸め誤差す
なわち量子化雑音の大きさが変化する作用がある。例え
ば入力信号の小さい場合には24ビットで細かく量子化
し、入力信号強度の増加にともなって徐々に粗く23ビ
ット,22ビットとし、入力信号強度が最大の場合は最
も粗く15ビットで量子化するようにできる。すなわち
146dBのダイナミックレンジの内、瞬時S/N比を
入力信号強度によって92dBから146dBまで変化
させられる。この量子化雑音を帰還回路を介して入力信
号に合成することでスペクトル変換を行う作用が生じ、
粗い量子化の入力信号強度の領域であっても、可聴帯域
のダイナミックレンジを拡大できる効果を奏するもので
ある。以上の効果の他に、以下のような具体的な作用効
果がある。
化特性を有する非一様量子化器とこれの逆特性を有する
逆量子化器で構成した再量子化器に入力する信号と出力
信号との量子化誤差信号または量子化雑音を所定の伝達
特性を有する帰還回路を介して入力信号に合成するよう
にした。また、前記符号化された信号を前記逆量子化器
で逆量子化した信号を再生するように構成したため、再
量子化信号は非一様量子化器による非直線変換と逆量子
化器による逆変換により、信号強度によって丸め誤差す
なわち量子化雑音の大きさが変化する作用がある。例え
ば入力信号の小さい場合には24ビットで細かく量子化
し、入力信号強度の増加にともなって徐々に粗く23ビ
ット,22ビットとし、入力信号強度が最大の場合は最
も粗く15ビットで量子化するようにできる。すなわち
146dBのダイナミックレンジの内、瞬時S/N比を
入力信号強度によって92dBから146dBまで変化
させられる。この量子化雑音を帰還回路を介して入力信
号に合成することでスペクトル変換を行う作用が生じ、
粗い量子化の入力信号強度の領域であっても、可聴帯域
のダイナミックレンジを拡大できる効果を奏するもので
ある。以上の効果の他に、以下のような具体的な作用効
果がある。
【0059】(イ)チャンネルあたり16ビット192
kHzの低ビットレートで、146dB以上の高ダイナミ
ックレンジとナイキスト周波数96kHzの広帯域の両特
性を同時に実現できる。微小レベルでの歪み率悪化を原
因とする音の濁りが無くなり、20kHzから96kHz
までの超高域信号の原音再生ができるようになり、従来
の44.1kHz16ビットの限られた再生空間から脱
却し、限りなく透明で高域まで再生する自然な記録再生
とこの信号を記録する媒体および再生音場を実現でき
る。
kHzの低ビットレートで、146dB以上の高ダイナミ
ックレンジとナイキスト周波数96kHzの広帯域の両特
性を同時に実現できる。微小レベルでの歪み率悪化を原
因とする音の濁りが無くなり、20kHzから96kHz
までの超高域信号の原音再生ができるようになり、従来
の44.1kHz16ビットの限られた再生空間から脱
却し、限りなく透明で高域まで再生する自然な記録再生
とこの信号を記録する媒体および再生音場を実現でき
る。
【0060】(ロ)チャンネルあたり16ビット192
kHzの低ビットレートで、20kHzまでの可聴帯域内
の信号対雑音歪み率を123dB〜177dBまでに改
善できる。 (ハ)音楽信号の中の超音波帯域のエネルギーは小さい
ので、信号が超高域のみまたは超高域成分が主の場合に
は24ビット精度かつ瞬時S/N比144dBでロスレ
ス符号化できる。このことにより、ΔΣ変調をかけた時
でも、超高域のノイズフロアの上昇を抑えられる。
kHzの低ビットレートで、20kHzまでの可聴帯域内
の信号対雑音歪み率を123dB〜177dBまでに改
善できる。 (ハ)音楽信号の中の超音波帯域のエネルギーは小さい
ので、信号が超高域のみまたは超高域成分が主の場合に
は24ビット精度かつ瞬時S/N比144dBでロスレ
ス符号化できる。このことにより、ΔΣ変調をかけた時
でも、超高域のノイズフロアの上昇を抑えられる。
【0061】(ニ)可聴帯域レベルが十分に大きい時に
は、超高域ノイズフロアがそのレベルに応じて増加する
ので、α波を活性化する可能性のある超高域雑音成分が
自動的に生成される。 (ホ)一般に超高域の最大耐入力は中低域に比べて10
〜20dB低いため超高域の最大出力は10〜20dB
低いことが好ましいが、エンファシス/ディエンファシ
ス特性により超高域のノイズフロアの上昇を抑えるとと
もに超高域の最大出力を10〜20dB低く抑えること
ができるので、例えばスーパーツィータに不用意に高周
波の強電力雑音を出力して焼損することを防止できる。
しかもこの特性は自然に近いものであり、自然なスペク
トル分布の音を再現できる。
は、超高域ノイズフロアがそのレベルに応じて増加する
ので、α波を活性化する可能性のある超高域雑音成分が
自動的に生成される。 (ホ)一般に超高域の最大耐入力は中低域に比べて10
〜20dB低いため超高域の最大出力は10〜20dB
低いことが好ましいが、エンファシス/ディエンファシ
ス特性により超高域のノイズフロアの上昇を抑えるとと
もに超高域の最大出力を10〜20dB低く抑えること
ができるので、例えばスーパーツィータに不用意に高周
波の強電力雑音を出力して焼損することを防止できる。
しかもこの特性は自然に近いものであり、自然なスペク
トル分布の音を再現できる。
【0062】(へ)符号時にも符号復号出力が得られ、
符号モニタ信号として活用できる。 (ト)復号時に、ΔΣ変調のループをオープンにするこ
とで、符号動作に戻る場合の初期動作を短時間で安定に
することができる。
符号モニタ信号として活用できる。 (ト)復号時に、ΔΣ変調のループをオープンにするこ
とで、符号動作に戻る場合の初期動作を短時間で安定に
することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における符号復号装置を
表すブロック図
表すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における符号復号装置を
表すブロック図
表すブロック図
【図3】非一様量子化器および逆量子化器の瞬時S/N
比特性を示す特性図
比特性を示す特性図
【図4】(a)はランレングス1/2圧縮フローティン
グ符号の構成を示す概念図 (b)は直線符号(24ビット)をランレングス1/2
圧縮フローティング符号(16ビット)に圧縮する符号
変換を説明するための説明図
グ符号の構成を示す概念図 (b)は直線符号(24ビット)をランレングス1/2
圧縮フローティング符号(16ビット)に圧縮する符号
変換を説明するための説明図
【図5】同実施例における符号復号装置のビット数と伝
達特性H1(z)の次数と瞬時S/N比の関係を示す特性図
達特性H1(z)の次数と瞬時S/N比の関係を示す特性図
100 符号復号装置 110 加算器 120 非一様量子化器 130 逆量子化器 140 減算器 150 帰還回路 160 切替器 170 ゲート 220 デジタルフィルタ 230 DAコンバータ 240 ローパスフィルタ
Claims (10)
- 【請求項1】 符号時は、非一様量子化特性を有する非
一様量子化器と切替器を介し前記非一様量子化特性の逆
特性を有する逆量子化器を接続して再量子化器を構成
し、前記再量子化器に入力する信号と前記再量子化器の
出力信号との量子化誤差信号または量子化雑音を所定の
伝達特性H1(z)を有する帰還回路を介して入力信号に合
成し符号出力を得るとともに、復号時は、前記切替器に
より接続を変更して、復号入力信号を前記逆量子化器に
供給するよう切り替え、前記逆量子化器の出力信号を復
号出力として取り出すよう構成した符号復号装置。 - 【請求項2】 入力信号は略一様に量子化した直線符号
の信号である請求項1記載の符号復号装置。 - 【請求項3】 入力信号はアナログ信号である請求項1
記載の符号復号装置。 - 【請求項4】 所定の伝達特性H1(z)は量子化雑音を可
聴帯域外または可聴帯域内であっても聴覚特性の感度の
低い周波数帯へより多く置換するΔΣ変調を行なうよう
にした請求項1ないし3のいずれかひとつに記載の符号
復号装置。 - 【請求項5】 非一様量子化または非一様量子化器は入
力信号の小さい場合には細かく量子化し、入力信号の大
きい場合には粗く量子化することを特徴とする請求項1
ないし4のいずれかひとつに記載の符号復号装置。 - 【請求項6】 非一様量子化または非一様量子化器はL
ビットの直線符号を入力してランレングスを1/nに圧
縮したMビットのデータを出力することを特徴とする請
求項5記載の符号復号装置。(L,Mおよびnは2以上
の正整数) - 【請求項7】 非一様量子化または非一様量子化器は、
元データとなる直線符号すなわち、上位で所定論理のビ
ットが連続する連続データQ0と、前記連続データQ0
の連続性をブレークする反転ビットT0と、前記反転ビ
ットT0以降の下位データD0とで構成されるLビット
の直線符号を入力し、前記連続データQ0のランレング
スを圧縮して得られる圧縮連続データQ1と、前記圧縮
連続データQ1の連続性をブレークする反転ビットT1
と、前記ランレングスを圧縮する時に生じる剰余F1を
表す圧縮剰余データC1と、前記下位データD0を丸め
て得るようにした仮数データD1とで構成するMビット
の圧縮データに変換して出力する請求項5記載の符号復
号装置。ただし、前記連続データQ0のランレングスを
L0、前記圧縮連続データQ1のランレングスをL1、
nを2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。 - 【請求項8】 逆量子化または逆量子化器は、圧縮デー
タすなわち、上位で所定論理のビットが連続する圧縮連
続データQ1、前記圧縮連続データQ1の連続性をブレ
ークする反転ビットT1、ランレングスを圧縮する時に
生じる剰余F1を表す圧縮剰余データC1および仮数デ
ータD1によって構成する圧縮データを入力し、前記圧
縮剰余データC1を格納するC1メモリと、前記Q1の
ランレングスをn倍に伸長し、前記C1メモリの値に応
じた長さの連続データを付加し、Q0の連続性をブレー
クする反転ビットT0を付加し、引き続き前記仮数デー
タD1を付加する伸長手段と、前記伸長手段から連続デ
ータQ0,反転ビットT0および仮数データD0を読み
出して伸長データを出力する請求項5記載の符号復号装
置。 ただし、前記連続データQ0のランレングスをL
0、前記圧縮連続データQ1のランレングスをL1、圧
縮剰余データC1から求める剰余をF1、nを2以上の
整数とするとき、 L0=L1*n+F1 D0=D1 とする。 - 【請求項9】 符号時に、非一様量子化特性を有する非
一様量子化器と切替器を介し前記非一様量子化特性の逆
特性を有する逆量子化器を接続して再量子化器を構成
し、前記再量子化器に入力する信号と前記再量子化器の
出力信号との量子化誤差信号または量子化雑音を所定の
伝達特性H1(z)を有する帰還回路を介して入力信号に合
成し符号出力を得ると同時に、前記逆量子化器の出力信
号を符号復号出力として取り出すよう構成した請求項1
ないし8のいずれかひとつに記載の符号復号装置。 - 【請求項10】 復号時に、量子化誤差を入力に帰還す
るΔΣ変調ループをオープンにして固定値を与えるゲー
トを帰還回路または前記ΔΣ変調ループ上の1または複
数箇所に挿入した請求項1ないし8のいずれかひとつに
記載の符号復号装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17184795A JP3282450B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 符号復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17184795A JP3282450B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 符号復号装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923162A true JPH0923162A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3282450B2 JP3282450B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15930881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17184795A Expired - Fee Related JP3282450B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 符号復号装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3282450B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005011127A1 (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | オーディオ信号帯域拡張装置及び方法 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17184795A patent/JP3282450B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005011127A1 (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | オーディオ信号帯域拡張装置及び方法 |
| EP1653627A4 (en) * | 2003-07-29 | 2006-10-04 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Audio signal band expansion device and method |
| US7356150B2 (en) | 2003-07-29 | 2008-04-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for extending band of audio signal using noise signal generator |
| JP2010020356A (ja) * | 2003-07-29 | 2010-01-28 | Panasonic Corp | オーディオ信号帯域拡張装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3282450B2 (ja) | 2002-05-13 |
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