JPH09231784A - 半導体集積回路装置およびその動作方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその動作方法

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JPH09231784A
JPH09231784A JP8039352A JP3935296A JPH09231784A JP H09231784 A JPH09231784 A JP H09231784A JP 8039352 A JP8039352 A JP 8039352A JP 3935296 A JP3935296 A JP 3935296A JP H09231784 A JPH09231784 A JP H09231784A
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JP
Japan
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gate electrode
write
integrated circuit
memory cell
semiconductor integrated
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JP8039352A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Shiba
和佳 志波
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリを有する半導体集積回路装
置においてデータの読み出しの低電圧動作を可能にす
る。 【解決手段】 二層ゲート電極構造のMIS・FETか
らなる複数の不揮発性メモリセルMCによって構成され
たフラッシュメモリを半導体基板上のメモリセル領域M
に備え、フローティングゲート電極の電荷を引き抜くこ
とによって書き込み動作をした後に、コントロールゲー
ト電極に所定の電圧を印加することによりフローティン
グゲート電極に所定量の電荷を注入する書き戻し動作を
行う際に、しきい電圧が所定レベル以上に設定された不
揮発性メモリセルMCのサブビット線BLs(ドレイン
領域)に書き込み防止電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその動作技術に関し、特に、フラッシュメモリ
(EEPROM;Electrically Erasable Programmable
Read Only Memory)を有する半導体集積回路装置および
その動作方法に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き込み・消去可能な不揮発性
メモリは、配線ボード上に組み込んだままでも情報の書
き換えが可能であり、使用し易いことからメモリを必要
とする種々の製品に幅広く使用されている。
【0003】特に、一括消去形のEEPROM、いわゆ
る、フラッシュメモリは、メモリセルのサイズを、DR
AM(Dynamic Random Access Memory)よりも小さくす
ることができ、メモリカードや磁気ディスクの代替用途
の期待も大きい。
【0004】フラッシュメモリにおけるメモリセルは、
周囲と電気的に絶縁された浮遊ゲート電極を有し、そこ
に電子を注入したり、そこから電子を放出させることに
よって“1(High)”または“0(Low)”レベ
ルのデータを記憶する構造になっている。
【0005】この電子の注入は、チャネル・ホットエレ
クトロン注入によって行う。この電子の注入を書き込み
とする場合と、反対に電子の注入を消去とする場合とが
ある。いずれの場合も、通常、書き込みはバイト単位で
行い、消去はチップ単位またはブロック単位で行う。
【0006】ところで、電子の注入を書き込み動作とす
る場合の消去特性は、メモリセルの加工精度のばらつき
等によってばらつきが生じ、分布をもっている。
【0007】この消去処理は、最も消去時間の遅いメモ
リセルのしきい電圧がある値以下になったときに完了す
る方式をとる。このため、消去特性のばらつきが大きい
と、比較的消去時間の速いメモリセルは、電子が過剰に
放出されてしまい、しきい電圧が低くなる結果、ディプ
レッションになってしまう場合がある。そして、しきい
電圧が負になると、非選択メモリセルにリーク電流が流
れるため、読み出し不良や書き込み不良が発生する。こ
のような問題は、電子の注入を消去動作とする場合の書
き込み動作でも生じる。
【0008】このような消去(または書き込み)ばらつ
きを低減するため、書き戻し方式がある。この書き戻し
方式は、消去処理を施した後に、メモリセルの制御ゲー
ト電極に正の電圧を印加し、電子を浮遊ゲート電極に注
入する方式である。
【0009】この場合、メモリセルのしきい電圧が負に
なると、浮遊ゲート電極に蓄積されている電荷は正とな
り、制御ゲート電極に正電圧を印加することで、浮遊ゲ
ート電極と半導体基板との間の電位差が、しきい電圧が
高いメモリセルよりも大きくなる。すると、書き戻し時
間とともに、メモリセルのしきい電圧が正の所定値に収
束するようになる。
【0010】なお、このようなフラッシュメモリの消去
後におけるしきい電圧のばらつきを抑える技術について
は、例えば社団法人 電子情報通信学会、信学技報 S
MD93−29, ICD93−29(1993年5月)
P35〜P41、「2段階消去によるフラッシュメモ
リ消去しきい値制御」と題する論文に記載があり、通常
の消去処理を行った(1段階)後、制御ゲート電極に正
の高電圧を短時間印加し、少量の電子を半導体基板から
浮遊ゲート電極へ注入し、メモリセルのデータを若干書
き戻す(2段階)ことにより、消去ばらつき分布範囲を
狭くする技術について説明されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したフラ
ッシュメモリの書き戻し処理においては、以下の問題が
あることを本発明者は見出した。
【0012】すなわち、書き戻し処理を必要としない、
しきい電圧の高いメモリセルの制御ゲート電極に対して
も正電圧を印加してしまうので、そのメモリセルのしき
い電圧がさらに高くなり、読み出し電流が小さくなる結
果、低電圧での読み出し動作が困難となる問題が生じ
る。
【0013】また、一般に、このような問題を回避する
ために消去処理または書き込み処理を深いレベルまで行
うようにしているが、そのようにすると消去時間または
書き込み時間が増大してしまう問題が生じる。
【0014】本発明の目的は、フラッシュメモリを有す
る半導体集積回路装置においてデータの読み出しの低電
圧動作を可能にすることのできる技術を提供することに
ある。
【0015】また、本発明の目的は、フラッシュメモリ
を有する半導体集積回路装置の消去または書き込み動作
の動作速度を向上させることのできる技術を提供するこ
とにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0018】本発明の半導体集積回路装置は、浮遊ゲー
ト電極上に絶縁膜を介して制御ゲート電極を積層した二
層ゲート電極構造のMIS・FETからなる複数の不揮
発性メモリによって構成されたフラッシュメモリを半導
体基板上のメモリセル領域に備え、前記浮遊ゲート電極
の電荷を引き抜くことによって書き込み動作または消去
動作をした後に、前記制御ゲート電極に所定の電圧を印
加することにより浮遊ゲート電極に所定量の電荷を注入
する書き戻し動作を行う半導体集積回路装置であって、
前記書き戻し動作の際に、しきい電圧が所定レベル以上
に設定された不揮発性メモリセルのドレイン領域に書き
込み防止電圧を印加する構造としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0020】図1は本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の回路構成を示すブロック図、図2は図1
の半導体集積回路装置の要部回路図、図3および図4は
図1の半導体集積回路装置の要部断面図、図5は図1の
半導体集積回路装置の消去動作時における要部回路図、
図6は図1の半導体集積回路装置において消去動作時に
おけるメモリセルの状態を模式的に示す説明図、図7は
図1の半導体集積回路装置の書き込み動作時における要
部回路図、図8は図1の半導体集積回路装置において書
き込み動作時におけるメモリセルの状態を模式的に示す
説明図、図9は図1の半導体集積回路装置の書き戻し動
作時における要部回路図、図10(a)は図1の半導体
集積回路装置において書き戻しを必要とするメモリセル
の状態を模式的に示す説明図、図10(b)は図1の半
導体集積回路装置において書き戻しを必要としないメモ
リセルの状態を模式的に示す説明図、図11(a)は図
1の半導体集積回路装置の書き戻し特性を示すグラフ
図、図11(b)は書き戻しを必要としないメモリセル
のドレイン領域に書き戻し防止電圧を印加しない場合の
書き戻し特性を示すグラフ図、図12は図1の半導体集
積回路装置の適用例の説明図である。
【0021】図1に示す本実施の形態の半導体集積回路
装置は、例えばフラッシュメモリ1である。なお、図1
において、Vccは電源電位、Vssは接地電位を示してい
る。
【0022】フラッシュメモリ1のメモリセル領域Mに
は、後述する複数の不揮発性メモリセル(以下、単にメ
モリセルという)が規則的に配置され、例えばNOR形
のフラッシュメモリが構成されている。
【0023】このメモリセルは、High(以下、単に
“H”と略す)信号レベルまたはLow(以下、単に
“L”と略す)信号レベルの2値データのうち、いずれ
か一方を記憶するメモリの最小単位である。
【0024】ロウアドレスバッファ回路XADBは、ロ
ウアドレス信号AXを所定のタイミングで取り込み保持
するとともに、そのロウアドレス信号AXを基にして内
部ロウアドレス信号を形成し、それをロウアドレスデコ
ーダ回路XDCRに供給する回路である。
【0025】ロウアドレスデコーダ回路XDCRは、ロ
ウアドレスバッファ回路XADBからの内部ロウアドレ
ス信号を受けて所定の選択ゲートとワード線を選択する
回路である。なお、Vrw, Vww, Vwv, Vew, Vevは、
内蔵電源回路VSから供給された内蔵電圧である。
【0026】カラムアドレスバッファ回路YADBは、
カラムアドレス信号AYを所定のタイミングで取り込み
保持するとともに、そのカラムアドレス信号AYを基に
して内部カラムアドレス信号を形成し、それをカラムア
ドレスデコーダ回路YDCRに供給する回路である。
【0027】また、カラムアドレスデコーダ回路YDC
Rは、カラムアドレスバッファ回路YADBからの内部
カラムアドレス信号を受けてカラムゲートアレイ回路Y
Gを介して最終的に所定のメインビット線を選択する回
路である。
【0028】データラッチ回路DRは、書き込みデータ
または読み出しデータを一時的に保持する回路である。
また、センスアンプ回路SAは、メインビット線に伝送
された微小電圧(または電流)を検知して増幅する回路
であり、カラムゲートアレイ回路YGを介してデータ出
力バッファ回路DOBおよびデータ入力バッファ回路DIB
と電気的に接続されている。なお、Vrd, Vwdは、内蔵
電源回路VSから供給された内蔵電圧である。
【0029】データ出力バッファ回路DOBは、メモリセ
ルから読み出された信号を途中の配線経路で減衰させず
に外部装置に伝送できるように増幅するための回路であ
り、マルチプレクサ回路MPを介して外部入出力端子I
/Oと電気的に接続されている。
【0030】また、データ入力バッファ回路DIBは、外
部から伝送された書き込みデータの入力信号を内部回路
に合った電位に設定するための回路であり、マルチプレ
クサ回路MPを介して外部入出力端子I/Oと電気的に
接続されている。
【0031】モードコントロール回路MCCは、コント
ロール信号バッファ回路CSBから供給されるコントロ
ール信号に基づいて、書き込み、消去および読み出し等
のモードの動作を制御する回路であり、ロウアドレスバ
ッファ回路XADB、カラムアドレスバッファ回路YA
DB、データ入力バッファ回路DIB、データ出力バッフ
ァ回路DOB、ソース・ウエル電位切り換え回路SVCお
よび外部端子R/B等と電気的に接続されている。
【0032】なお、Vecは、内蔵電源回路VSから供給
された内蔵電圧を示している。また、/CE, /OE,
/WE, SCは、チップイネーブル信号、アウトプット
イネーブル信号、ライトイネーブル信号等のようなコン
トロール用の信号を伝送するためのコントロール信号端
子を示している。この“/ ”はアクティブロウ(Acti
ve Low)信号を意味する。
【0033】次に、このフラッシュメモリ1のメモリセ
ル領域Mの要部回路図を図2に示す。
【0034】メモリセル領域Mには、複数のメモリブロ
ックMBが配置されている。各メモリブロックMBは、
複数のメモリセルMCが直列に接続されて構成されてい
る。
【0035】メモリセルMCは、上記したようにデータ
を記憶するための素子である。各メモリブロックMB内
の各メモリセルMCのドレイン領域は、共通の半導体領
域で構成されたサブビット線BLsと一体的に形成さ
れ、メモリブロックMBを選択する選択MOS・FET
QS を介してメインビット線BLと電気的に接続されて
いる。
【0036】また、各メモリブロックMB内の各メモリ
セルMCのソース領域は、共通の半導体領域で構成され
たソース線SSと一体的に形成され、メモリブロックを
選択する選択MOS・FET(図示せず)を介してメイ
ンソース線と電気的に接続されている。
【0037】次に、メモリセルMCを図3および図4に
よって説明する。なお、図3は半導体基板2をワード線
WLの延在方向に平行に切断した図であり、図4は半導
体基板2をメインビット線BLの延在方向に平行に切断
した図である。
【0038】半導体基板2は、例えばp- 形のシリコン
(Si)単結晶からなる。半導体基板2上部の素子分離
領域には、フィールド絶縁膜3が形成されている。この
フィールド絶縁膜3は、例えば二酸化シリコン(SiO
2)からなり、これに囲まれた素子形成領域にメモリセル
MCが形成されている。
【0039】メモリセルMCを構成するソース領域4s
およびドレイン領域4dは、半導体基板2の上部に、例
えばn形不純物のリンまたはヒ素(As)が導入されて
構成されている。
【0040】メモリセルMCを構成するフローティング
ゲート電極(浮遊ゲート電極)4fは、情報の記憶に寄
与する電荷を蓄積するための電極であり、例えば低抵抗
ポリシリコンからなる。なお、フローティングゲート電
極4fは、ゲート絶縁膜4i1 上に形成されている。こ
のゲート絶縁膜4i1 は、例えばSiO2 からなる。
【0041】また、メモリセルMCを構成するコントロ
ールゲート電極(制御ゲート電極)4cは、フローティ
ングゲート電極4fに電荷を注入したり、フローティン
グゲート電極4fの電荷を半導体基板側に放出したりす
る際に、その電荷の移動を制御するための電極であり、
例えば低抵抗ポリシリコンからなる。
【0042】なお、このコントロールゲート電極4c
は、フローティングゲート電極4f上に、例えばSiO
2 からなる絶縁膜4i2 を介して形成されている。
【0043】また、コントロールゲート電極4cの上部
には、例えばSiO2 からなるキャップ絶縁膜5が形成
され、フローティングゲート電極4fおよびコントロー
ルゲート電極4cの側面には、例えばSiO2 からなる
サイドウォール6が形成されている。
【0044】このような半導体基板2上には層間絶縁膜
7aが堆積されている。この層間絶縁膜7aは、例えば
SiO2 からなり、その上面には、サブビット線BLs
が形成されている。このサブビット線BLsは、例えば
低抵抗ポリシリコンからなり、層間絶縁膜7aに穿孔さ
れた接続孔8を通じてドレイン領域4dと電気的に接続
されている。
【0045】層間絶縁膜7a上には、層間絶縁膜7bが
堆積されている。層間絶縁膜7bは、例えばSiO2
らなり、これによってサブビット線BLsが被覆されて
いる。層間絶縁膜7b上には、メインビット線BLが形
成されている。このメインビット線BLは、例えばアル
ミニウム(Al)−Si−銅(Cu)合金からなる。層
間絶縁膜7b上には、層間絶縁膜7cが堆積されてい
る。層間絶縁膜7cは例えばSiO2 からなり、これに
よってメインビット線BLが被覆され、層間絶縁膜7c
上にはワード線WLが形成されている。
【0046】ワード線WLは、例えばAl−Si−Cu
合金からなり、層間絶縁膜7a,7b,7cに穿孔され
た接続孔を通じてコントロールゲート電極4cと電気的
に接続されている。なお、このワード線WLは、層間絶
縁膜7c上に堆積された、例えばSiO2 からなる表面
保護膜9によって被覆されている。
【0047】次に、本実施の形態のフラッシュメモリ1
における消去、書き込みおよび書き戻し動作を図5〜図
10によって説明する。なお、図6、図8および図10
は各動作におけるメモリセルを模式的に示す図であり、
図面を見易くするためにハッチングを付していない。
【0048】まず、フラッシュメモリ1の消去動作を図
5および図6によって説明する。
【0049】消去は、電子eをフローティングゲート電
極4f中に注入することで行う。消去は、ブロック単位
でも良いし、チップ単位でも良い。この動作では、例え
ば次のように各部の電圧を設定する。
【0050】すなわち、ワード線WLに、例えば15〜
20V程度の電圧Vgを印加する。また、選択MOS・
FETQsをオンしてサブビット線BLs(ドレイン領
域4d)を接地電位VSS(すなわち、0V)に設定す
る。さらに、ソース線SSを接地電位VSS(すなわち、
0V)に設定する。
【0051】続いて、フラッシュメモリ1の書き込み動
作を図7および図8によって説明する。
【0052】書き込み動作は、電子eをフローティング
ゲート電極4fから半導体基板2側に引き抜くことで行
う。この動作では、例えば次のように各部の電圧を設定
する。なお、ここでは、例えばメモリセルMC0,MC2
にデータを書き込む場合について説明する。
【0053】すなわち、選択対象のメモリセルMC0,M
C2 の接続されたワード線WLに例えば−8〜−12V
程度の電圧Vgを印加する。選択MOS・FETQsを
オンしてサブビット線BLsに、例えば5〜10V程度
の電圧Vdを印加する。また、ソース線SSを開放状態
にする。
【0054】次に、フラッシュメモリ1の書き戻し動作
を図9および図10によって説明する。ここでは、例え
ばメモリセルMC0 を書き戻し対象のセルとする。な
お、図10(a)は書き戻し対象のメモリセルMC0 を
示し、図10(b)は書き戻し対象でないメモリセルM
C2 を示している。
【0055】書き戻し動作は、書き込み特性のばらつき
を低減するための処理であり、所定量の電子を再びフロ
ーティングゲート電極4fに注入することで行う。
【0056】この際、本実施の形態では、書き戻し対象
でないメモリセルMC2 のサブビット線BLsに書き戻
し阻止用のバイアス電圧を印加する。この動作では、例
えば次のように各部の電圧を設定する。
【0057】すなわち、選択対象のメモリセルMC0 が
接続されたワード線WL0 に、例えば10V程度の電圧
Vgを印加する。また、非選択のメモリセルMC1,MC
3 が接続されたワード線WL1 を接地電位VSSに設定す
る。また、選択対象のメモリセルMC0 が接続されたビ
ット線BLを接地電位VSSに設定する。また、書き戻し
対象でないメモリセルMC2 が接続されたビット線BL
1 に、例えば3〜6V程度のバイアス電圧Vdbを印加
する。さらに、ソース線SSを開放状態にする。
【0058】ここで、このような書き戻し動作を行った
場合の書き戻し特性の状態を図11に示す。図11
(a),(b)の縦軸はしきい電圧、横軸は時間を示して
いる。また、図11(a)は本実施の形態の書き戻し特
性を示し、図11(b)は書き戻しを必要としない書き
戻し防止のメモリセルのドレイン領域にバイアス電圧を
印加しない場合の書き戻し特性を示している。
【0059】本実施の形態の場合、図11(a)に示す
ように、書き戻し防止のメモリセルのしきい電圧が、特
性線Aで示すように、ほぼ水平に伸びて時間が経過して
もあまり増大していないことが判る。なお、特性線B
は、選択対象のメモリセルにおけるしきい値電圧の特性
を示している。
【0060】これに対して、非選択メモリセルにバイア
ス電圧を印加しない技術の場合、図11(b)に示すよ
うに、書き戻し防止のメモリセルのしきい値電圧が、特
性線A0 で示すように、時間とともに上昇していること
が判る。なお、特性線B0 は、選択対象のメモリセルに
おけるしきい値電圧の特性を示している。
【0061】すなわち、本実施の形態では、書き戻し動
作に際して、書き戻し防止のメモリセルのドレイン領域
にバイアス電圧を印加することにより、そのメモリセル
MC0 のフローティングゲート電極4fと半導体基板2
との間の電位差を小さくすることができ、そのフローテ
ィングゲート電極4fに半導体基板2側からの電子が注
入されるのを防止することができるので、そのメモリセ
ルMC0 のしきい電圧が高くなるのを抑えることが可能
となっている。
【0062】図12はこのようなフラッシュメモリ1が
形成されたワンチップマイコン10の構成を示す図であ
る。ワンチップマイコン10は、1つの半導体チップ内
に、演算処理を行うCPU(Central Processor Unit)
を中心として、プログラムを記憶する比較的大容量のフ
ラッシュメモリ1と、プログラムの実行の途中で他のプ
ログラムを実行する割込みコントローラINTC(Inte
rrupt Controller)と、外部の周辺機器との接続を行
い、データの読み込みおよび演算結果等の外部への伝達
等を行う入出力ポートI/OPと、各動作の同期を取る
ためのタイミング信号を発生する、あるいは時間経過を
測定するためのタイマTと、アナログ信号とデジタル信
号との変換を行うアナログ・デジタル変換器A/D等の
ような各種の周辺器等を有している。
【0063】本実施の形態であるフラッシュメモリ1を
ワンチップマイコン10内に形成することにより、基板
実装状態でもROMに収容したデータ、プログラムの書
き換えが簡単に行える。このため、本格的な量産に移行
するまでの評価、試作用や量産立ち上げ用として有効で
あり、また、使用変更が頻繁に行われる製品や少量他品
種生産の製品用として有効である。
【0064】また、機器の組立後であっても、機器毎の
チューニング、仕様変更、ソフトウエアのバージョンア
ップやメンテナンスを行うことが可能である。
【0065】このように、本実施の形態では、以下の効
果を得ることが可能となる。
【0066】(1). フラッシュメモリ1の書き込み動作
後における書き戻し動作に際して、書き戻し防止のメモ
リセルのドレイン領域にバイアス電圧を印加することに
より、そのメモリセルMC2 のフローティングゲート電
極4fと半導体基板2との間の電位差を小さくすること
ができ、そのフローティングゲート電極4fに半導体基
板2側からの電子が注入されるのを防止することができ
るので、そのメモリセルMC2 のしきい電圧が高くなる
のを抑えることが可能となる。
【0067】(2).上記(1) により、メモリセルMC2 で
の読み出し電流を確保でき、低電圧での読み出し動作が
可能となる。したがって、フラッシュメモリ1の動作信
頼性を向上させることが可能となる。
【0068】(3).上記(1) により、書き戻し防止のメモ
リセルのしきい電圧が高くなるのを抑えることができ、
低電圧での読み出し動作が可能となるので、深いレベル
まで書き込み処理を行う必要がなくなり、その処理時間
を短くすることが可能となる。したがって、フラッシュ
メモリ1の書き込み速度を向上させることが可能とな
る。
【0069】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0070】例えば前記実施の形態においては、フロー
ティングゲート電極から電子を引き抜く場合を書き込み
とするフラッシュメモリに本発明を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、例えば
フローティングゲート電極に電子を注入する場合を書き
込みとするフラッシュメモリにおいて、消去動作、すな
わち、フローティングゲート電極の電子を半導体基板側
に引き抜いた後の書き戻し動作、すなわち、所定量の電
子を所定のメモリセルのフローティングゲート電極に注
入する動作にも適用することができる。この場合も前記
実施の形態と同じ効果を得ることが可能となる。
【0071】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリ単体またはワンチップマイコンに適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、例えばIC(Integrated Circuit)カード等のような
他の半導体集積回路装置等に適用できる。本発明は、少
なくとも書き戻し動作を必要とするフラッシュメモリを
有する半導体集積回路装置に適用できる。
【0072】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0073】(1).前記した本発明の半導体集積回路装置
によれば、書き戻し処理に際して、しきい電圧が既に所
定値以上に設定されていて書き戻し処理を必要としない
不揮発性メモリセルのドレイン領域に書き戻し防止電圧
を印加することにより、その不揮発性メモリセルの浮遊
ゲート電極と半導体基板との間の電位差を小さくするこ
とができ、その浮遊ゲート電極に半導体基板側からの電
荷が注入されるのを防止することができるので、その不
揮発性メモリセルのしきい電圧が高くなるのを抑えるこ
とが可能となる。このため、その不揮発性メモリセルで
の読み出し電流を確保でき、低電圧での読み出し動作が
可能となる。したがって、フラッシュメモリを有する半
導体集積回路装置の動作信頼性を向上させることが可能
となる。
【0074】(2).前記した本発明の半導体集積回路装置
によれば、書き戻し処理に際して、しきい電圧が既に所
定値以上に設定されていて書き戻し処理を必要としない
不揮発性メモリセルのドレイン領域に書き戻し防止電圧
を印加することにより、その不揮発性メモリセルのしき
い電圧が高くなるのを抑えることができ、低電圧での読
み出し動作が可能となるので、深いレベルまで消去処理
または書き込み処理を行う必要がなくなり、その処理時
間を短くすることが可能となる。したがって、フラッシ
ュメモリを有する半導体集積回路装置の消去または書き
込み速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態である半導体集積
回路装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の要部回路図であ
る。
【図3】図1の半導体集積回路装置の要部断面図であ
る。
【図4】図1の半導体集積回路装置の要部断面図であ
る。
【図5】図1の半導体集積回路装置の消去動作時におけ
る要部回路図である。
【図6】図1の半導体集積回路装置において消去動作時
におけるメモリセルの状態を模式的に示す説明図であ
る。
【図7】図1の半導体集積回路装置の書き込み動作時に
おける要部回路図である。
【図8】図1の半導体集積回路装置において書き込み動
作時におけるメモリセルの状態を模式的に示す説明図で
ある。
【図9】図1の半導体集積回路装置の書き戻し動作時に
おける要部回路図である。
【図10】(a)は図1の半導体集積回路装置において
書き戻しを必要とするメモリセルの状態を模式的に示す
説明図であり、(b)は図1の半導体集積回路装置にお
いて書き戻しを必要としないメモリセルの状態を模式的
に示す説明図である。
【図11】(a)は図1の半導体集積回路装置の書き戻
し特性を示すグラフ図であり、(b)は書き戻しを必要
としないメモリセルのドレイン領域に書き戻し防止電圧
を印加しない場合の書き戻し特性を示すグラフ図であ
る。
【図12】図1の半導体集積回路装置の適用例の説明図
である。
【符号の説明】
1 フラッシュメモリ(半導体集積回路装置) 2 半導体基板 3 フィールド絶縁膜 4s ソース領域 4d ドレイン領域 4i1 ゲート絶縁膜 4i2 絶縁膜 4f フローティングゲート電極(浮遊ゲート電極) 4c コントロールゲート電極(制御ゲート電極) 5 キャップ絶縁膜 6 サイドウォール 7a, 7b,7c 層間絶縁膜 8 接続孔 9 表面保護膜 10 ワンチップマイコン(半導体集積回路装置) e 電子 M メモリセル領域 MB メモリブロック MC メモリセル(不揮発性メモリセル) WL ワード線 BL, BL0,BL1 メインビット線 BLs サブビット線 SS ソース線 QS 選択MOS・FET XADB ロウアドレスバッファ回路 AX ロウアドレス信号 XDCR ロウアドレスデコーダ回路 Vrw, Vww, Vwv, Vew, Vev, Vrd, Vwd, Vev 内
蔵電圧 VS 内蔵電源回路 YADB カラムアドレスバッファ回路 AY カラムアドレス信号 YDCR カラムアドレスデコーダ回路 YG カラムゲートアレイ回路 DR データラッチ回路 SA センスアンプ回路 DOB データ出力バッファ回路 DIB データ入力バッファ回路 MP マルチプレクサ回路 I/O 外部入出力端子 MCC モードコントロール回路 CSB コントロール信号バッファ回路 SVC ソース・ウエル電位切り換え回路 R/B 外部端子 /CE, /OE, /WE, SC コントロール信号端子 Vpg, Vps, Vpd 電圧 Vs ソース電圧 INTC 割込みコントローラ I/OP 入出力ポート T タイマ A/D アナログ・デジタル変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲート電極上に絶縁膜を介して制御
    ゲート電極を積層した二層ゲート電極構造のMIS・F
    ETからなる複数の不揮発性メモリセルによって構成さ
    れたフラッシュメモリを半導体基板上のメモリセル領域
    に備え、前記浮遊ゲート電極の電荷を引き抜くことによ
    って書き込み動作または消去動作をした後に、前記制御
    ゲート電極に所定の電圧を印加することにより浮遊ゲー
    ト電極に所定量の電荷を注入する書き戻し動作を行う半
    導体集積回路装置であって、前記書き戻し動作の際に、
    しきい電圧が所定レベル以上に設定された不揮発性メモ
    リセルのドレイン領域に書き戻し防止電圧を印加する構
    造としたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記フラッシュメモリをNOR形構成としたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、前記メモリセル領域には、複数のメモリ
    ブロックが配置され、各メモリブロックには、前記不揮
    発性メモリセルが複数個直列に接続されて配置され、そ
    の各々の不揮発性メモリセルのドレイン領域が共通の半
    導体領域で形成されたサブビット線によって接続され、
    その各々の不揮発性メモリセルのソース領域が共通の半
    導体領域で形成されたサブソース線で接続されているこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載され
    た半導体集積回路装置において、前記フラッシュメモリ
    が形成されたメモリセル領域と、マイクロプロセッサの
    形成された論理回路領域とを同一半導体基板上に設けた
    ワンチップマイコンであることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 浮遊ゲート電極上に絶縁膜を介して制御
    ゲート電極を積層した二層ゲート電極構造のMIS・F
    ETからなる複数の不揮発性メモリセルによって構成さ
    れたフラッシュメモリを半導体基板上のメモリセル領域
    に備える半導体集積回路装置の動作方法であって、前記
    浮遊ゲート電極の電荷を引き抜くことによって書き込み
    動作または消去動作をした後に、前記制御ゲート電極に
    所定の電圧を印加することにより浮遊ゲート電極に所定
    量の電荷を注入する書き戻し動作を行う際に、しきい電
    圧が所定レベル以上に設定された不揮発性メモリセルの
    ドレイン領域に書き戻し防止電圧を印加する工程を有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の動作方法。
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