JPH0923311A - イメージスキャナおよびそれに用いる固体撮像素子 - Google Patents

イメージスキャナおよびそれに用いる固体撮像素子

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JPH0923311A
JPH0923311A JP7169685A JP16968595A JPH0923311A JP H0923311 A JPH0923311 A JP H0923311A JP 7169685 A JP7169685 A JP 7169685A JP 16968595 A JP16968595 A JP 16968595A JP H0923311 A JPH0923311 A JP H0923311A
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JP
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dimensional image
dimensional
solid
light
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Pending
Application number
JP7169685A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Tamura
芳美 田村
祐一 ▲高▼山
Yuichi Takayama
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子及びイメージスキャナの機能性
を拡大する。イメージスキャナの構成を簡素化し、高操
作性を実現する。 【解決手段】 固体撮像素子としてのCCD19は、被
写体からの反射光線Aを受光し1次元画像信号を出力す
る1次元CCDと、光束Bを受光し2次元画像信号を出
力する2次元CCDとを1チップ上に備えている。1次
元画像読み取り時は、窓蓋11を閉じることにより、窓
蓋11と連動して結像用レンズ群18及び2次元用反射
ミラー12が、1次元画像取り込み用位置に移動又は回
動し、反射光線AがCCD19において1次元画像とし
て結像される。2次元画像読み取り時は、窓蓋11を開
くことにより、窓蓋11と連動して結像用レンズ群18
及び2次元用反射ミラー12が、2次元画像取り込み用
位置に移動又は回動し、光束BがCCD19において2
次元画像として結像される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
ー及びパーソナルコンピュータなどの情報処理装置にお
ける画像読み取り装置として利用可能なイメージスキャ
ナ及びイメージスキャナに搭載する固体撮像素子(CC
D; Charge Coupled Device )に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子(以下、CCDと略称す
る)には、フォトダイオードをライン状つまり1次元的
に配列し、光電変換によって発生した電荷をCCDシフ
トレジスタにより転送し出力する1次元用CCDと、フ
ォトダイオードを平面的に配列し、光電変換によって発
生した電荷を水平シフトレジスタおよび垂直シフトレジ
スタにより転送し2次元的な画像データを出力する2次
元用CCDとがある。
【0003】1次元用CCDは、例えば図10(a)に
示すような外観を呈し、受光部50と図示しない画像デ
ータ生成部とが1チップにまとめられている。受光部5
0には、複数の受光素子がライン状に配列されている。
また、2次元用CCDは、例えば図10(b)に示すよ
うな外観を呈し、受光部51と図示しない画像データ生
成部とが同様に1チップにまとめられている。受光部5
1には、複数の受光素子が2次元的に配列されている。
【0004】従来のイメージスキャナには、上記のよう
な1次元用CCDを搭載し、被写体の1次元画像を読み
取ると共に、被写体を走査することによって2次元画像
も読み取ることができるタイプ(以下、1次元画像読み
取り装置と称する)と、2次元用CCDを搭載し、ビデ
オカメラのように被写体の2次元画像を読み取ることが
できるタイプ(以下、2次元画像読み取り装置と称す
る)とが知られている。
【0005】図11に、従来の1次元画像読み取り装置
の断面図を示す。装置本体61内の一端側の下部には、
複数のLED(Light Emitting Diode) が1次元的に配
列された光源LED62が設けられている。光源LED
62は、1次元画像取り込み用窓63のカバーガラス6
4を介して原稿65を照射する。原稿65の1次元画像
情報を含む原稿65からの反射光線Cは、カバーガラス
64を透過し、1次元画像取り込み用窓63の上方に取
り付けられた1次元用反射ミラー66で装置本体61の
他端に向けて反射される。
【0006】その後、反射光線Cは、本体61内の中央
上部に設けられた1次元用反射ミラー67と、1次元用
反射ミラー66の下方近傍にて1次元用反射ミラー67
と対向配置されている1次元用反射ミラー68とで複数
回反射され、結像用レンズ群69を介して、本体61内
の他端側に設けられた1次元用CCD70に集光され
る。これにより、原稿65の1次元画像が1次元用CC
D70に結像される。続いて、1次元用CCD70はア
ナログの1次元画像信号を生成すると共に、基板71の
演算回路により1次元画像信号を2値の1次元画像デー
タに変換する。こうして、1次元画像データは、基板7
1から本体61外に引き出されたケーブル72を通し
て、情報処理装置へ転送される。
【0007】一方、従来の2次元画像読み取り装置で
は、図12(b)に示すように、被写体の画像情報を含
む光束Dは、装置本体73の前方中央部に設けられた結
像用レンズ群74で集光され、被写体の画像が2次元用
CCD75に結像される。2次元用CCD75はアナロ
グの2次元画像信号を生成すると共に、基板76の演算
回路により2次元画像信号を画像データに変換する。こ
うして、2次元画像データは、基板76から本体73外
に引き出されたケーブル77を通して、情報処理装置へ
転送される。
【0008】次に、1次元CCDを用いて2次元画像読
み取りを行うことができる構成は、例えば、特開平2−
211766号公報、特開平4−323956号公報及
び特開平4−235455号公報に開示されているよう
に、種々提案されている。
【0009】上記特開平2−211766号公報に開示
されている1次元CCDを用いたイメージスキャナ装置
の断面図を図13(a)に示す。この装置は、複数のL
EDを一列に配した光源81と垂直に交差する方向に、
本体82を原稿83上で走行させることによって、原稿
83の画像を読み取る接写型1次元画像読み取り装置で
ある。また、図13(b)に示すように、上記本体82
を固定台84にセットし、カメラ型1次元画像読み取り
装置としても作動させることができる。この場合、内蔵
するロータリーエンコーダ(図示しない)の回転と本体
82の回転とを連動させ、ロータリーエンコーダによっ
て本体82の回転角度を検出することにより、ライン状
のデータが画像入力角度の違いと伴に、平面的なデータ
として取り込まれるようになっている。
【0010】次に、上記特開平4−323956号公報
に開示されているイメージスキャナ装置の外観斜視図を
図14に示す。この装置は、1次元用CCDを用いたハ
ンド型イメージスキャナ装置であり、A方向に沿ってラ
イン状に設けられた撮影レンズ85をA方向と交差する
B方向にスイングして、被写体を走査することにより、
ラインセンサ(図示しない)により得られた1次元画像
情報から2次元画像情報を得る構造である。
【0011】一方、上記特開平4−235455号公報
に開示されているカメラ型イメージスキャナ装置は、図
15に示すように、装置本体86の内部に設けられた移
動可能なキャリッジ87上に、1次元用CCD88と2
次元用CCD89とを設けている。高解像度入力を行う
時には、キャリッジ87によって1次元用CCD88を
移動させることで1次元画像情報から2次元画像情報が
得られる。また、フォーカス合わせの時及び低解像度で
よいから画像をモニタにリアルタイムで表示する時、す
なわち、2次元画像情報を即座に視認したい時には、2
次元用CCD89を使用し、2次元画像情報を得る構造
となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
1次元用CCDを用いた1次元画像読み取り装置では、
以下のような問題点が生ずる。
【0013】上記特開平2−211766号公報のイメ
ージスキャナ装置は、接写型とカメラ型の両方の機能を
備えた1次元画像読み取り装置である。しかしながら、
2次元画像取り込み時には、被写体を走査しなければな
らず、またその走査に時間がかかるため、この種の装置
は、被写体の2次元画像をすぐに得ることができない、
すなわち2次元画像読み取りのリアルタイム性に欠ける
という問題点を抱えている。また、カメラ型の機能を用
いる場合、本体82を専用の固定台84に固定し、かつ
本体82を回転させなければならないなど、簡単で効率
的に2次元画像を得るには難しい面がある。
【0014】上記特開平4−323956号公報のイメ
ージスキャナ装置においては、1次元用CCDを用いた
ものであり、上記特開平2−211766号公報のイメ
ージスキャナ装置と同様で、2次元画像取り込み時にリ
アルタイムに2次元画像を確認することができない。ま
た、イメージスキャナ装置を手持ちし、空中でスイング
させるので、走査の速度を制御することが難しい。この
ため、要望する画像を得るには、幾度となく画像取り込
みを行わなくてはならず、ハンド型画像読み取り装置と
しての操作性が悪いという問題が生ずる。
【0015】上記特開平4−235455号公報のカメ
ラ型イメージスキャナ装置においては、装置本体86を
固定する専用台が必要であり、また、1次元用CCD8
8と2次元用CCD89とを使い分けるための移動機構
として、キャリッジ87を必要としているので、簡単な
構成で効率的に2次元画像を得ることが困難であるとい
う問題点が有る。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、解像度に優れた1次元画像の読み取り
と、リアルタイム性に優れた2次元画像の読み取りとを
簡単な構成で切り換えることができ、画像読み取りを効
率良く行うことのできる高操作性のイメージスキャナと
それに用いる固体撮像素子とを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るイ
メージスキャナは、上記の課題を解決するために、被写
体の画像が結像される受光面を備え、その受光面に結像
された画像に対応する画像信号を生成して出力する固体
撮像素子(例えば、CCDおよび基板演算部)と、被写
体の1次元画像を表す1次元画像光を第1の光路で上記
固体撮像素子に結像させると共に、被写体の2次元画像
を表す2次元画像光を第2の光路で上記固体撮像素子に
結像させる光学手段(例えば、反射ミラーおよび結像用
レンズ群)と、上記光学手段の固体撮像素子に対する結
像距離を変更する調整手段(例えば、レンズ位置調整レ
バー)と、上記第1の光路または第2の光路の選択と、
調整手段による結像距離の変更と、固体撮像素子におけ
る画像信号の生成とを、1次元画像の読み取りまたは2
次元画像の読み取りに応じて切り換える切り換え手段
(例えば、窓蓋、ミラー押し部材および切り換えスイッ
チ)とを備えていることを特徴としている。
【0018】上記の構成により、固体撮像素子は、1次
元画像光および2次元画像光のどちらでも受光できる受
光面を備え、被写体の1次元画像に対応する画像信号お
よび2次元画像に対応する画像信号をそれぞれ生成して
出力することができる。切り換え手段は、例えば1次元
画像の読み取り時には、第1の光路を選択する動作と、
調整手段を介して光学手段の結像距離を1次元画像の読
み取りに合うように変更させる動作と、1次元画像に対
応する画像信号を固体撮像素子に生成させ出力させる動
作とを司る。
【0019】さらに、切り換え手段は、例えば2次元画
像の読み取り時には、第2の光路を選択する動作と、調
整手段を介して光学手段の結像距離を2次元画像の読み
取りに合うように変更させる動作と、2次元画像に対応
する画像信号を固体撮像素子に生成させ出力させる動作
とを司る。
【0020】固体撮像素子における画像信号の生成を、
1次元画像の読み取りまたは2次元画像の読み取りに応
じて切り換えるとは、例えば、1次元画像光から1次元
画像に対応する画像信号を生成する回路や、2次元画像
光から2次元画像に対応する画像信号を生成する回路
や、それらの回路を駆動する駆動信号を電気的に切り換
えることを意味している。
【0021】これにより、1次元用の固体撮像素子と2
次元用の固体撮像素子とを別々に設ける必要が無い。ま
た、読み取りに応じて別々に設けた固体撮像素子を入れ
換えるための機構や、2次元画像の読み取り時に、イメ
ージスキャナの本体を固定するための特殊な台等も省略
することができる。したがって、操作者が単に切り換え
手段を操作するだけで、1次元画像の読み取りと2次元
画像の読み取りとを容易に切り換えることができ、操作
性の向上と構成の簡素化とを図ったイメージスキャナを
提供することができる。
【0022】請求項2の発明に係るイメージスキャナ
は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の構
成に加えて、上記イメージスキャナの本体に、上記1次
元画像光を取り込む第1の窓(例えば、1次元画像取り
込み用窓)と、上記2次元画像光を取り込む第2の窓
(例えば、2次元画像取り込み用窓)とを設け、上記切
り換え手段は、第1の窓および第2の窓のいずれか一方
に、光の進入を遮るシャッタ部材(例えば、窓蓋)を具
備し、シャッタ部材の開閉動作と上記調整手段の変更動
作および上記切り換え手段の切り換え動作とを連動させ
ることにより、イメージスキャナにおける1次元画像の
読み取りと2次元画像の読み取りとを切り換えることを
特徴としている。
【0023】上記の構成により、例えば第1の窓にシャ
ッタ部材を設けたとすれば、シャッタ部材を閉めると第
1の窓から1次元画像光を取り込むことができなくなる
代わりに、第2の窓から2次元画像光を取り込むことが
可能になる。このとき、切り換え手段の動作によって、
第2の光路が選択され、2次元画像光が固体撮像素子に
結像されるように光学手段の結像距離が調整手段を介し
て変更され、2次元画像に対応する画像信号が生成され
るように、固体撮像素子による画像信号の生成が切り換
えられる。
【0024】逆に、シャッタ部材を開けると、第1の窓
も第2の窓も開状態となるが、第1の窓におけるシャッ
タ部材が開いたことによって、切り換え手段の動作によ
り、第1の光路が選択され、1次元画像光が固体撮像素
子に結像されるように光学手段の結像距離が調整手段を
介して変更され、1次元画像に対応する画像信号が生成
されるように、固体撮像素子による画像信号の生成が切
り換えられるので、第2の窓が開状態となっていても、
1次元画像の読み取りに何ら支障は無い。
【0025】このように、操作者が、第1の窓および第
2の窓のいずれか一方で、単にシャッタ部材を開閉する
だけで、1次元画像の読み取りと2次元画像の読み取り
とを容易に切り換えることができ、操作性の向上と構成
の簡素化とを図ったイメージスキャナの具体例を提供す
ることができる。
【0026】請求項3の発明に係るイメージスキャナ
は、上記の課題を解決するために、請求項2に記載の構
成に加えて、上記光学手段は、1次元画像光および2次
元画像光をそれぞれ上記固体撮像素子に結像させるレン
ズ手段(例えば、結像用レンズ群)を有し、上記シャッ
タ部材を上記第2の窓に設け、第2の窓から取り込まれ
る2次元画像光を上記固体撮像素子に向けて反射する鏡
を上記第2の光路に配設し、シャッタ部材を開けると、
上記第1の光路を遮る位置に上記鏡を配し、かつ2次元
画像光を固体撮像素子に結像させる位置にレンズ手段を
配すると共に、固体撮像素子において2次元画像に対応
する画像信号が生成される一方、シャッタ部材を閉める
と、第1の光路の外へ退避する位置に鏡を配し、かつ1
次元画像光を固体撮像素子に結像させる位置にレンズ手
段を配すると共に、固体撮像素子において1次元画像に
対応する画像信号が生成されるように、シャッタ部材の
開閉動作と鏡の移動(例えば、回動)、レンズ手段の移
動(例えば、固体撮像素子に対する接近または離間)お
よび固体撮像素子における画像信号の生成の切り換えと
を連動させたことを特徴としている。
【0027】上記の構成により、請求項2に記載のシャ
ッタ部材は、さらに、光学手段が具備するレンズ手段お
よび第2の光路に配された鏡と機構的に連接されると共
に、固体撮像素子における画像信号の生成を機構的に切
り換えるように構成されている。これにより、第1の光
路および第2の光路は、鏡が第1の光路を遮るか否かに
よって選択される。また、光学手段の結像距離は、シャ
ッタ部材の開閉移動に伴って、レンズ手段が固体撮像素
子に対する位置を変えるように動かされることによって
変更される。さらに、固体撮像素子による画像信号の生
成は、シャッタ部材の開閉移動によってON/OFFさ
れるようなスイッチング部材を用いれば容易に切り換え
られる。
【0028】このように、操作者が、単にシャッタ部材
を開閉するだけで、1次元画像の読み取りと2次元画像
の読み取りとを容易に切り換えることができる切り換え
手段の構成を一層簡略にすることができる。
【0029】請求項4の発明に係る固体撮像素子は、上
記の課題を解決するために、1次元画像光を受光し、1
次元画像に対応する画像信号を生成して出力する1次元
固体撮像素子と、2次元画像光を受光し、2次元画像に
対応する画像信号を生成して出力する2次元固体撮像素
子とを1チップ上に配し、請求項1に記載の固体撮像素
子として用いることを特徴としている。
【0030】上記の構成により、請求項1に記載の固体
撮像素子は、1次元固体撮像素子と2次元固体撮像素子
とを1チップ上に配し、1次元固体撮像素子には1次元
画像が結像され、2次元固体撮像素子には2次元画像が
結像されるように構成されている。これにより、1次元
画像の読み取りまたは2次元画像の読み取りに応じて固
体撮像素子を移動させる機構を省略することができ、構
成の簡素化を図ったイメージスキャナを実現することが
できる。
【0031】また、モノクロ画像信号を生成する2次元
固体撮像素子やカラー画像信号を生成する2次元固体撮
像素子等の各種固体撮像素子を1チップ上に複数配置す
ることにより、固体撮像素子およびイメージスキャナの
機能性を拡大することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図5、並びに図7、図8に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。
【0033】本発明の実施の一形態としてのイメージス
キャナの構成を説明するにあたって、図4に示すよう
に、イメージスキャナ本体1(以下、本体1と略称す
る)に関する方向を次のように定義しておく。すなわ
ち、本体1の前部から後部に向かう方向をE方向、その
逆方向をF方向、E方向に向かって右手をG方向、左手
をH方向とする。
【0034】同図に示すように、上記本体1は、G−H
方向に長い形状を有する1次元画像取り込み部1bと、
1次元画像取り込み部1bの後部中央からE方向に張り
出した2次元画像取り込み部1cとから成っている。ま
た、本体1で生成された画像データを情報処理装置に転
送する接続ケーブル21が、1次元画像取り込み部1b
の後面から引き出されている。
【0035】図5に示すように、1次元画像取り込み部
1bの底面には、1次元画像取り込み用窓3(第1の
窓)がG−H方向に延設され、カバーガラス4で覆われ
ている。また、1次元画像取り込み用窓3に対してE側
であって、1次元画像取り込み部1bの裏面後部中央か
ら2次元画像取り込み部1cの裏面中央付近にかけて、
2次元画像取り込み用窓9(第2の窓)が形成されてい
る。2次元画像取り込み用窓9は、カバーガラス10で
覆われると共に、窓蓋11が開閉移動可能に設けられて
いる。なお、窓蓋11は、特許請求の範囲に記載の切り
換え手段を構成すると共に、シャッタ部材に相当してい
る。
【0036】さらに、1次元画像取り込み用窓3に対し
てE側であって、2次元画像取り込み用窓9のF側端辺
近傍には、このF側端辺を挟むように、2つのローラ2
2a、22bが、各円筒面を突出させた状態で配設され
ている。ローラ22a、22bは、1次元画像取り込み
用窓3を介して原稿のような被写体を光走査する場合
に、原稿面に接触し、本体1の移動に伴って転動する。
このとき、ローラ22aの回転量に基づいて、本体1の
移動距離が算出される構成となっている。
【0037】次に、図1(a)を参照して、イメージス
キャナの内部構成を詳細に説明する。まず、本体1内に
おける1次元画像取り込み用窓3の直近上方には、光源
LEDアレイ2が固設されている。光源LEDアレイ2
は、G−H方向に1次元的に配列された複数のLEDを
備え、カバーガラス4を介して原稿5にライン状の光を
照射する。また、1次元画像取り込み用窓3の上方で、
本体1の天壁近くには、1次元用反射ミラー6が、1次
元用反射ミラー6からE方向に離間した位置には1次元
用反射ミラー7が、1次元用反射ミラー6のやや下方で
1次元用反射ミラー7と対向する位置には1次元用反射
ミラー8が、それぞれG−H方向に延設されている。
【0038】次に、前記した2次元画像取り込み用窓9
の上方には、E方向端部が軸支されF方向端部が回動端
となる2次元用反射ミラー12が配設され、その反射面
は2次元画像取り込み用窓9に向けられている。さら
に、2次元用反射ミラー12は、E−F方向に平行な水
平姿勢と、反射面がE−F方向に対して45°傾いた傾
斜姿勢との2姿勢を取ることができるように回動する。
【0039】また、本体1内の後壁近傍には、CCD1
9と基板演算部20とが一体的に固設されている。CC
D19は、画像が結像される受光面を備え、結像された
画像に対応するアナログの画像信号を出力する。また、
基板演算部20は、CCD19に供給するクロック信号
の生成を司ると共に、CCD19が出力するアナログの
画像信号をディジタルの画像データに変換し、上記接続
ケーブル21を介してホスト機器である情報処理装置に
転送する。なお、CCD19および基板演算部20は、
特許請求の範囲に記載の固体撮像素子に相当している。
【0040】また、CCD19と2次元用反射ミラー1
2との間には、CCD19の受光面に被写体の1次元画
像または2次元画像を結像させる結像用レンズ群18
が、E−F方向にスライド可能に設けられている。結像
用レンズ群18をE−F方向にスライドさせることによ
り、CCD19の受光面に対する結像距離を変えること
ができる。
【0041】次に、窓蓋11の開閉と2次元用反射ミラ
ー12の姿勢変更とを連動させる構成について説明す
る。図2(a)(b)に示すように、窓蓋11のF側端
部には、窓蓋11によって2次元画像取り込み用窓9を
閉じた状態では、2次元用反射ミラー12の反射面端部
に当接し、2次元用反射ミラー12を上記水平姿勢に保
持し、窓蓋11を開いた状態では、2次元用反射ミラー
12から窓蓋11と一体に離間するミラー押し部材11
aが立設されている。また、2次元用反射ミラー12の
裏面と本体1の天壁との間には、コイルバネ13が取り
付けられ、その脚部が開脚しようとするために、2次元
用反射ミラー12に傾斜姿勢を取らせるような付勢力を
常時与えている。さらに、ミラー押し部材11aのF側
上隅部は、角を取った曲面となっている。
【0042】ところで、ミラー押し部材11aのF側下
隅部はF方向に突出し、SW押し部11bとなってい
る。窓蓋11が、2次元画像取り込み用窓9を完全に閉
じる位置に移動したとき、SW押し部11bによって操
作される位置に切り換えスイッチ16が配されている。
切り換えスイッチ16は、SW押し部11bに当接し、
SW押し部11bの移動に伴って進退するアクチエータ
16aを備えている。したがって、切り換えスイッチ1
6は、窓蓋11を閉じてアクチエータ16aがSW押し
部11bによって押圧された第1状態と、窓蓋11を開
いてアクチエータ16aからSW押し部11bが離れた
第2状態との2つの状態を取ることができる。
【0043】この2つの状態に対応して、CCD19お
よび基板演算部20において、被写体の1次元画像に対
応する1次元画像データの生成と、被写体の2次元画像
に対応する2次元画像データの生成とが切り換わると共
に、上記光源LEDアレイ2の点灯がON/OFFされ
るようになっている。つまり、切り換えスイッチ16の
第1状態と第2状態との切り換えによって、1次元画像
読み取りおよび2次元画像読み取りにおける電気的な制
御部分の切り替えを行うことができる。
【0044】次に、窓蓋11の開閉と結像用レンズ群1
8の移動とを連動させる構成について説明する。図3
(a)(b)に示すように、窓蓋11のF側端部寄りに
は、開動作当接部14が立設され、窓蓋11のE側端部
には、閉動作当接部15が立設されている。一方、結像
用レンズ群18の枠部底面には、レンズ位置調整レバー
17(調整手段)が取り付けられ、そのF側端部は、開
動作当接部14と閉動作当接部15との間で下向きに曲
折された鉤形状になっている。これにより、窓蓋11を
F方向にスライドさせると、図3(a)に示すように、
レンズ位置調整レバー17は、閉動作当接部15のF側
端面と係合する一方、窓蓋11をE方向にスライドさせ
ると、図3(b)に示すように、レンズ位置調整レバー
17は、開動作当接部14のE側端面と係合する。
【0045】なお、図3(a)に示すように、窓蓋11
の移動距離をL1 、レンズ位置調整レバー17と閉動作
当接部15のF側端面とが係合した状態で、レンズ位置
調整レバー17のF側端面から開動作当接部14のE側
端面までの距離をL2 とすると、結像用レンズ群18の
移動距離はL1 −L2 に相当する。
【0046】このように、窓蓋11、ミラー押し部材1
1a、2次元用反射ミラー12および切り換えスイッチ
16が、特許請求の範囲に記載の切り換え手段を構成し
ている。
【0047】構成の説明の最後として、本発明に係るC
CD19の具体例を挙げる。図7に示すCCD19は、
受光面中央にてチップの長辺と平行な方向にライン状に
延設された1次元用受光部28と、受光面中央にて平面
状に設けた2次元用受光部29とを一部複合させた状態
で、1つのチップ内に備えている。
【0048】1次元用受光部28と2次元用受光部29
とは、独立して駆動されるが、1次元用受光部28と2
次元用受光部29とが重なった部分の受光素子は、兼用
されている。また、結像用レンズ群18のピント調整
は、1次元用CCD28の全域の解像度を確保するもの
とする。この場合、2次元用CCD29は十分な解像度
を得ることができる。
【0049】このように、画像が結像される受光面中央
の解像度が高い部位で、1次元用受光部28と2次元用
受光部29とが一部を共通化していることにより、素子
ゲート数を削減できる効果と、解像度の高い部分を有効
に利用する効果とを得ることができる。
【0050】この他に、図8(a)に示すように、1次
元用受光部28と2次元用受光部29とを1つのチップ
内で独立させて設けてもよい。また、図8(b)に示す
ように、1次元用受光部28を挟んで、2次元用受光部
29および2次元用受光部30を設け、2次元用受光部
29、30の一方をモノクロCCDとし、他方をカラー
CCDとして、白黒/カラーの切り替えが可能なCCD
チップとすることもできる。このように、1つのチップ
に機能の異なる複数のCCDを搭載することによって、
CCDおよびイメージスキャナの機能性を拡大すること
ができる。
【0051】上記の構成において、まず、窓蓋11の閉
状態では、図2(a)に示すように、SW押し部11b
が切り換えスイッチ16のアクチエータ16aを押すこ
とになるため、切り換えスイッチ16は第1状態を取
る。これにより、CCD19および基板演算部20は、
1次元画像データの生成が可能な状態となり、光源LE
Dアレイ2が点灯する。
【0052】光源LEDアレイ2が出射した光は、1次
元画像取り込み用窓3のカバーガラス4を透過し、原稿
5をライン状に照射する。原稿5からの反射光線A(一
次元画像光)は、1次元画像反射ミラー6に入射角45
°で入射し、反射角45°でE方向の1次元画像反射ミ
ラー7へ反射される。1次元画像反射ミラー7と1次元
画像反射ミラー8との間で複数回の反射が繰り返された
後、反射光線Aは1次元画像反射ミラー8からE方向へ
反射される。このとき、2次元用反射ミラー12は、ミ
ラー押し部材11aによって押し上げられ水平姿勢を保
持しているので、反射光線Aの光路を妨げることはな
い。よって、1次元画像反射ミラー8からE方向へ反射
された反射光線Aは結像用レンズ群18によって集光さ
れ、CCD19において1次元画像として結像する。
【0053】CCD19が出力するアナログ画像信号
は、基板演算部20によって画像データに変換され、ケ
ーブル21を通して接続された情報処理装置に転送され
る。
【0054】なお、原稿5からの反射光線Aが、1次元
画像取り込み用窓3から本体1内に取り込まれた後、各
1次元画像反射ミラー6、7、8および結像用レンズ群
18を介してCCD19に結像されるまでの光路が、特
許請求の範囲に記載の第1の光路に相当する。
【0055】次に、窓蓋11を開けるにつれて、すなわ
ち2次元画像取り込み用窓9を閉じていた窓蓋11をE
方向にスライドさせるにつれて、ミラー押し部材11a
も窓蓋11と一体的にE方向に移動する。これにより、
ミラー押し部材11aのSW押し部11bが、切り換え
スイッチ16のアクチエータ16aから離れるため、切
り換えスイッチ16は第1状態から第2状態に移行す
る。この結果、光源LEDアレイ2は消灯し、CCD1
9および基板演算部20は、2次元画像データの生成が
可能な状態となる。
【0056】窓蓋11をE方向にさらにスライドさせる
と、コイルバネ13によって付勢された2次元用反射ミ
ラー12は、その反射面端部をミラー押し部材11aの
上記曲面に摺接させながら、徐々に傾斜姿勢へ近づくよ
うに下降する。そして、図3(a)に示すように、窓蓋
11が閉じた位置から距離L2 だけE方向に移動した時
点で、開動作当接部14のE側端面がレンズ位置調整レ
バー17のF側端面に当接する。したがって、以降は、
窓蓋11のE方向へのスライドによってレンズ位置調整
レバー17のF側端面が、開動作当接部14のE側端面
によって押されるため、結像用レンズ群18が窓蓋11
の移動と連動してE方向へ移動する。
【0057】結局、図3(b)に示すように、2次元画
像取り込み用窓9が完全に開いた状態では、窓蓋11
は、閉じた位置から距離L1 だけE方向に移動してお
り、結像用レンズ群18は、距離L1 −L2 だけE方向
に移動している。こうして、結像用レンズ群18のCC
D19に対する結像距離が、2次元画像読み込み用に変
更される。
【0058】また、この時点で、2次元用反射ミラー1
2は最下方に下降しているので、上記第1の光路は、2
次元用反射ミラー12の裏面によって遮断される。この
状態では、1次元画像取り込み用窓3からの入射光は、
CCD19に全く受光されないようになっている。その
代わり、2次元画像取り込み用窓9からカバーガラス1
0を透過して本体1内に取り込まれた光束Bが、2次元
用反射ミラー12によって結像用レンズ群18に向けて
反射される。光束Bは、さらに結像用レンズ群18で集
光され、CCD19の受光面に2次元画像として結像さ
れる。
【0059】なお、光束Bは、被写体の2次元画像を示
す2次元画像光であり、2次元画像取り込み用窓9から
本体1内に取り込まれた後、2次元用反射ミラー12お
よび結像用レンズ群18を介してCCD19に結像され
るまでの光路が、特許請求の範囲に記載の第2の光路に
相当する。また、光束Bは、2次元用反射ミラー12の
反射面の法線に対し45°で入射し、同法線に対し45
°で反射される。
【0060】次に、窓蓋11を閉じる場合、窓蓋11を
F方向にスライドさせると、まず、2次元用反射ミラー
12の反射面端部がミラー押し部材11aの上記曲面に
当接する。窓蓋11をF方向にさらにスライドさせるに
つれて、2次元用反射ミラー12はミラー押し部材11
aの上記曲面に乗り上げながら、徐々に水平姿勢へと持
ち上げられる。
【0061】窓蓋11がF方向に距離L2 だけ移動した
時点で、閉動作当接部15のF側端面がレンズ位置調整
レバー17のE側端面に当接し、窓蓋11とレンズ位置
調整レバー17とが係合する。この状態で、窓蓋11が
F方向に距離L1 移動すると、レンズ位置調整レバー1
7が閉動作当接部15によってF方向に押されることに
より、結像用レンズ群18は距離L1 −L2 だけF方向
に移動する。こうして、結像用レンズ群18のCCD1
9に対する結像距離が、1次元画像読み込み用に変更さ
れる。
【0062】また、この時点で、2次元画像取り込み用
窓9は、窓蓋11によって完全に閉じられ、2次元用反
射ミラー12は、ミラー押し部材11aの上面に乗り上
げて水平姿勢に復帰すると共に、ミラー押し部材11a
のSW押し部11bが、切り換えスイッチ16のアクチ
エータ16aを再び押圧する。これによって、1次元画
像読み取りが可能となるのは、すでに説明したとおりで
ある。
【0063】このように、窓蓋11の開閉移動と、2次
元用反射ミラー12の回動、結像用レンズ群18の結像
距離の変更、およびCCD19、基板演算部20におけ
る1次元画像データ生成と2次元画像データ生成との切
り換えとを連動させているので、窓蓋11を一度操作す
るだけで、1次元画像読み取りと2次元画像の読み取り
とを自動的に切り換えることができる。この結果、簡単
な機構で操作性に優れた多機能のイメージスキャナを実
現することができる。
【0064】〔実施の形態2〕次に、本発明の他の実施
の形態について、図6および図9に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
【0065】図9に、図7に示すCCD19の内部基本
構成を概略的に示す。CCD19は、1次元センサとし
て2048画素分のフォトダイオード31をライン状に
備えると共に、2次元センサとして512×512画素
分のフォトダイオード31をマトリクス状に備えてい
る。この結果、CCD19には、約27万個のフォトダ
イオード31が配列されている。
【0066】また、1次元センサとして配列された20
48個のフォトダイオード31には、フォトダイオード
31で生成された電荷を受け取る2048画素分の水平
CCDアナログシフトレジスタ37が対をなして設けら
れている。水平CCDアナログシフトレジスタ37は、
各フォトダイオード31から受け取った電荷を、一端側
の出力部38に向けて、ある画素点39から隣接の画素
点39へ1画素ずつ順送りに転送する。出力部38は、
隣接の画素から転送された電荷を1次元モード用出力ア
ンプ34を介して1次元アナログ画像信号として出力す
る。
【0067】一方、2次元センサとして配列された各1
列あたり512個のフォトダイオード31には、512
画素分の水平CCDアナログシフトレジスタ32がそれ
ぞれ対をなし、合計512段の水平CCDアナログシフ
トレジスタ32が設けられている。さらに、512段の
各水平CCDアナログシフトレジスタ32の出力部36
側には、各出力部36から電荷を受け取る垂直CCDア
ナログシフトレジスタ33が一本設けられている。垂直
CCDアナログシフトレジスタ33は、512段の各出
力部36から受け取った電荷を1画素ずつ順送りに転送
し、2次元モード用出力アンプ35を介して2次元アナ
ログ画像信号として出力する。
【0068】また、CCD19には、水平CCDアナロ
グシフトレジスタ32または水平CCDアナログシフト
レジスタ37が各フォトダイオード31にチャージされ
た電荷を受け取るためのタイミングを与えるクロックV
1と、水平CCDアナログシフトレジスタ32または水
平CCDアナログシフトレジスタ37が、フォトダイオ
ード31から受け取った電荷を隣接した画素へ順送りに
転送するためのタイミングを与えるクロックV3と、垂
直CCDアナログシフトレジスタ33が各出力部36か
ら受け取った電荷を2次元モード用出力アンプ35に向
けて隣接した画素へ順送りに転送するためのタイミング
を与えるクロックV5とが供給される。
【0069】ただし、クロックV1は画像スキャン周波
数を有し、クロックV3はその512倍以上の周波数、
そしてクロックV5はさらにその512倍以上の周波数
を有している。また、切り換えスイッチ16の働きによ
り、1次元画像読み取り時には、クロックV1およびV
3がCCD19に供給され、2次元画像読み取り時に
は、クロックV1、V3およびV5がCCD19に供給
される。
【0070】水平CCDアナログシフトレジスタ37
は、2次元画像読み取り時には、水平CCDアナログシ
フトレジスタ32と同様の働きをする。すなわち、2次
元画像読み取り時には、フォトダイオード31から受け
取った電荷を垂直CCDアナログシフトレジスタ33に
渡すように、1画素ずつ順送りに転送する。このよう
に、本発明に係るCCD19では、1次元の画像読み取
り受光素子群と、2次元の画像読み取り受光素子群との
1部を共通化し、素子ゲート数を削減している。
【0071】次に、図6に、CCD19を駆動するため
のシステム構成を概略的に示す。タイミングIC23
は、システムクロック発振機24と同期信号発振IC2
5の信号から、上記クロックV1、V3およびV5等の
必要とされる信号を生成し、CCD19を駆動する。タ
イミングIC23の動作は、切り換えスイッチ16が第
1状態か第2状態かによって、1次元画像読み取りモー
ドあるいは2次元画像読み取りモードに切り換わる。す
なわち、1次元画像読み取り時と、2次元画像読み取り
時とで、アナログシフトレジスタの電荷移動経路を変化
させることにより、どちらの読み取りモードにおいても
効率的に画像信号を出力することが可能である。
【0072】CCD19が出力するアナログ画像信号
は、ある時点でのサンプル値をディジタル変換に必要な
時間だけ保持するS/H回路(sample and hold circui
t) 、A/D変換器(analog-to-digital converter) 等
を備えるアナログ回路27に入力される。アナログ回路
27でディジタル変換された画像データが生成され、外
部のホスト処理系に渡される動作は従来と同様に行われ
る。
【0073】なお、本実施の形態において、上記に記載
のタイミングIC23、システムクロック発振機24、
同期信号発振IC25、及びアナログ回路27は、図1
に示す基板演算部20に搭載されているが、必ずしもこ
れに限定するものではなく、例えばスキャナユニットの
構成によっては、これらがホスト側に搭載される場合も
ある。
【0074】
【発明の効果】請求項1の発明に係るイメージスキャナ
は、以上のように、被写体の画像が結像される受光面を
備え、その受光面に結像された画像に対応する画像信号
を生成して出力する固体撮像素子と、被写体の1次元画
像を表す1次元画像光を第1の光路で上記固体撮像素子
に結像させると共に、被写体の2次元画像を表す2次元
画像光を第2の光路で上記固体撮像素子に結像させる光
学手段と、上記光学手段の固体撮像素子に対する結像距
離を変更する調整手段と、上記第1の光路または第2の
光路の選択と、調整手段による結像距離の変更と、固体
撮像素子における画像信号の生成とを、1次元画像の読
み取りまたは2次元画像の読み取りに応じて切り換える
切り換え手段とを備えている構成である。
【0075】それゆえ、操作者が単に切り換え手段を操
作するだけで、1次元画像の読み取りと2次元画像の読
み取りとを容易に切り換えることができ、操作性の向上
と構成の簡素化とを図ったイメージスキャナを提供する
ことができるという効果を奏する。
【0076】請求項2の発明に係るイメージスキャナ
は、以上のように、請求項1に記載の構成に加えて、上
記イメージスキャナの本体に、上記1次元画像光を取り
込む第1の窓と、上記2次元画像光を取り込む第2の窓
とを設け、上記切り換え手段は、第1の窓および第2の
窓のいずれか一方に、光の進入を遮るシャッタ部材を具
備し、シャッタ部材の開閉動作と上記調整手段の変更動
作および上記切り換え手段の切り換え動作とを連動させ
ることにより、イメージスキャナにおける1次元画像の
読み取りと2次元画像の読み取りとを切り換える構成で
ある。
【0077】それゆえ、操作者が、第1の窓および第2
の窓のいずれか一方で、単にシャッタ部材を開閉するだ
けで、1次元画像の読み取りと2次元画像の読み取りと
を容易に切り換えることができ、操作性の向上と構成の
簡素化とを図ったイメージスキャナの具体例を提供する
ことができるという効果を奏する。
【0078】請求項3の発明に係るイメージスキャナ
は、以上のように、請求項2に記載の構成に加えて、上
記光学手段は、1次元画像光および2次元画像光をそれ
ぞれ上記固体撮像素子に結像させるレンズ手段を有し、
上記シャッタ部材を上記第2の窓に設け、第2の窓から
取り込まれる2次元画像光を上記固体撮像素子に向けて
反射する鏡を上記第2の光路に配設し、シャッタ部材を
開けると、上記第1の光路を遮る位置に上記鏡を配し、
かつ2次元画像光を固体撮像素子に結像させる位置にレ
ンズ手段を配すると共に、固体撮像素子において2次元
画像に対応する画像信号が生成される一方、シャッタ部
材を閉めると、第1の光路の外へ退避する位置に鏡を配
し、かつ1次元画像光を固体撮像素子に結像させる位置
にレンズ手段を配すると共に、固体撮像素子において1
次元画像に対応する画像信号が生成されるように、シャ
ッタ部材の開閉動作と鏡の移動、レンズ手段の移動およ
び固体撮像素子における画像信号の生成の切り換えとを
連動させた構成である。
【0079】それゆえ、切り換え手段が具備するシャッ
タ部材を、レンズ手段および鏡と機構的に連接すると共
に、固体撮像素子における画像信号の生成を機構的に切
り換えるように構成したので、操作者が、単にシャッタ
部材を開閉するだけで、1次元画像の読み取りと2次元
画像の読み取りとを容易に切り換えることができる切り
換え手段の構成を一層簡略にすることができるという効
果を奏する。
【0080】請求項4の発明に係るイメージスキャナ
は、以上のように、1次元画像光を受光し、1次元画像
に対応する画像信号を生成して出力する1次元固体撮像
素子と、2次元画像光を受光し、2次元画像に対応する
画像信号を生成して出力する2次元固体撮像素子とを1
チップ上に配し、請求項1に記載の固体撮像素子として
用いる構成である。
【0081】それゆえ、1次元画像の読み取りまたは2
次元画像の読み取りに応じて固体撮像素子を移動させる
機構を省略することができ、構成の簡素化を図ったイメ
ージスキャナを実現することができる。また、モノクロ
画像信号を生成する2次元固体撮像素子やカラー画像信
号を生成する2次元固体撮像素子等の各種固体撮像素子
を1チップ上に複数配置することにより、固体撮像素子
およびイメージスキャナの機能性を拡大することができ
るという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージスキャナの構成を図4の
X−X線矢視断面で概略的に示し、(a)は1次元画像
読み取り時を示す説明図、(b)は2次元画像読み取り
時を示す説明図である。
【図2】主として、窓蓋の開閉と2次元用反射ミラーの
回動およびスイッチの切り換えとを連動させる機構を示
し、(a)は1次元画像読み取り時を示す説明図、
(b)は2次元画像読み取り時を示す説明図である。
【図3】主として、窓蓋の開閉と結像用レンズ群の結像
距離変更とを連動させる機構を示し、(a)は1次元画
像読み取り時を示す説明図、(b)は2次元画像読み取
り時を示す説明図である。
【図4】図1のイメージスキャナの外観を示す斜視図で
ある。
【図5】図1のイメージスキャナの底面側の外観を示す
斜視図である。
【図6】図1のイメージスキャナが搭載するCCDと基
板回路部における信号伝送経路を概略的に示すブロック
図である。
【図7】図1のイメージスキャナが搭載する一例として
のCCDの外観を示す斜視図である。
【図8】(a)(b)は、図1のイメージスキャナが搭
載する他の例としてのCCDの外観を示す斜視図であ
る。
【図9】図7に示すCCDにおけるフォトダイオードお
よびCCDアナログシフトレジスタの構成を概略的に示
す説明図である。
【図10】(a)は従来の1次元CCDの外観を示す斜
視図、(b)は従来の2次元CCDの外観を示す斜視図
である。
【図11】従来の1次元画像読み取り装置の構成を概略
的に示す説明図である。
【図12】(a)は従来の2次元画像読み取り装置の外
観を示す斜視図、(b)は(a)の2次元画像読み取り
装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図13】(a)は従来の他の1次元画像読み取り装置
の構成を概略的に示す説明図、(b)は(a)の1次元
画像読み取り装置で外景を読み取るための構成を示す斜
視図である。
【図14】従来の更に他の1次元画像読み取り装置の外
観を概略的に示す説明図である。
【図15】1次元CCDおよび2次元CCDの双方を搭
載した従来の画像読み取り装置の構成を概略的に示す説
明図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ本体 3 1次元画像取り込み用窓(第1の窓) 6 1次元用反射ミラー(光学手段) 7 1次元用反射ミラー(光学手段) 8 1次元用反射ミラー(光学手段) 9 2次元画像取り込み用窓(第2の窓) 11 窓蓋(切り換え手段、シャッタ部材) 11a ミラー押し部材(切り換え手段) 12 2次元用反射ミラー(光学手段、切り換え手
段) 16 切り換えスイッチ(切り換え手段) 17 レンズ位置調整レバー(調整手段) 18 結像用レンズ群(光学手段、レンズ手段) 19 CCD(固体撮像素子) 20 基板演算部(固体撮像素子) 31 フォトダイオード 32 水平CCDアナログシフトレジスタ 33 垂直CCDアナログシフトレジスタ 37 水平CCDアナログシフトレジスタ A 反射光線(1次元画像光) B 光束(2次元画像光)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の画像が結像される受光面を備え、
    その受光面に結像された画像に対応する画像信号を生成
    して出力する固体撮像素子と、 被写体の1次元画像を表す1次元画像光を第1の光路で
    上記固体撮像素子に結像させると共に、被写体の2次元
    画像を表す2次元画像光を第2の光路で上記固体撮像素
    子に結像させる光学手段と、 上記光学手段の固体撮像素子に対する結像距離を変更す
    る調整手段と、 上記第1の光路または第2の光路の選択と、調整手段に
    よる結像距離の変更と、固体撮像素子における画像信号
    の生成とを、1次元画像の読み取りまたは2次元画像の
    読み取りに応じて切り換える切り換え手段とを備えてい
    ることを特徴とするイメージスキャナ。
  2. 【請求項2】上記イメージスキャナの本体に、上記1次
    元画像光を取り込む第1の窓と、上記2次元画像光を取
    り込む第2の窓とを設け、上記切り換え手段は、第1の
    窓および第2の窓のいずれか一方に、光の進入を遮るシ
    ャッタ部材を具備し、シャッタ部材の開閉動作と上記調
    整手段の変更動作および上記切り換え手段の切り換え動
    作とを連動させることにより、イメージスキャナにおけ
    る1次元画像の読み取りと2次元画像の読み取りとを切
    り換えることを特徴とする請求項1に記載のイメージス
    キャナ。
  3. 【請求項3】上記光学手段は、1次元画像光および2次
    元画像光をそれぞれ上記固体撮像素子に結像させるレン
    ズ手段を有し、上記シャッタ部材を上記第2の窓に設
    け、第2の窓から取り込まれる2次元画像光を上記固体
    撮像素子に向けて反射する鏡を上記第2の光路に配設
    し、シャッタ部材を開けると、上記第1の光路を遮る位
    置に上記鏡を配し、かつ2次元画像光を固体撮像素子に
    結像させる位置にレンズ手段を配すると共に、固体撮像
    素子において2次元画像に対応する画像信号が生成され
    る一方、シャッタ部材を閉めると、第1の光路の外へ退
    避する位置に鏡を配し、かつ1次元画像光を固体撮像素
    子に結像させる位置にレンズ手段を配すると共に、固体
    撮像素子において1次元画像に対応する画像信号が生成
    されるように、シャッタ部材の開閉動作と鏡の移動、レ
    ンズ手段の移動および固体撮像素子における画像信号の
    生成の切り換えとを連動させたことを特徴とする請求項
    2に記載のイメージスキャナ。
  4. 【請求項4】1次元画像光を受光し、1次元画像に対応
    する画像信号を生成して出力する1次元固体撮像素子
    と、2次元画像光を受光し、2次元画像に対応する画像
    信号を生成して出力する2次元固体撮像素子とを1チッ
    プ上に配し、請求項1に記載の固体撮像素子として用い
    ることを特徴とする固体撮像素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009164764A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nisca Corp 原稿読取装置

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JP2009164764A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nisca Corp 原稿読取装置

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