JPH09234672A - パウダービーム加工機におけるパウダーシール装置 - Google Patents

パウダービーム加工機におけるパウダーシール装置

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JPH09234672A
JPH09234672A JP8067427A JP6742796A JPH09234672A JP H09234672 A JPH09234672 A JP H09234672A JP 8067427 A JP8067427 A JP 8067427A JP 6742796 A JP6742796 A JP 6742796A JP H09234672 A JPH09234672 A JP H09234672A
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powder
thin film
tubular member
opening
film tubular
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JP8067427A
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Minehisa Imazato
峰久 今里
Masahiro Otsuka
正弘 大塚
Kazuhiko Otsuka
和彦 大塚
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Original Assignee
Sony Corp
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    • B24C3/00—Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/32—Abrasive blasting machines or devices; Plants designed for abrasive blasting of particular work, e.g. the internal surfaces of cylinder blocks
    • B24C3/322—Abrasive blasting machines or devices; Plants designed for abrasive blasting of particular work, e.g. the internal surfaces of cylinder blocks for electrical components
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24—GRINDING; POLISHING
    • B24C—ABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C9/00—Appurtenances of abrasive blasting machines or devices, e.g. working chambers, arrangements for handling used abrasive material
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00—Sealings
    • F16J15/002—Sealings comprising at least two sealings in succession
    • F16J15/004—Sealings comprising at least two sealings in succession forming of recuperation chamber for the leaking fluid

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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡易構成によりシール性を向上できる構
造にしたパウダービーム加工機におけるパウダーシール
装置を提供する。 【解決手段】 パウダービームを噴射して加工する加工
室12を備え、加工室12の周面に形成した開口部を貫
通して延ばされている操作軸30と開口部32との間を
薄膜筒部材を用いてシールするパウダービーム加工機に
おけるパウダーシール装置において、開口部32に対し
加工室12内へ通じる小室37を有する略円筒状の取付
ブラケット34を装着し、薄膜筒部材36を可撓性薄膜
材で略円錐状に形成して、取付ブラケット34の一端開
口側にその一端側を装着し、かつその他端側を操作軸3
0の外周側に装着することにより、加工室12側を負圧
状態にしたときに、薄膜筒部材36の中間部分が小室3
7の内側に吸引されて膨らまされた状態に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速気流にパウダ
ー(微粒子)をのせた固気二相流を被加工物(ワーク)
に衝突させて、被加工物をパウダービーム加工するパウ
ダービーム加工機におけるパウダーシール装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高速気流にパウダーをのせた固気二相流
をパレット上の被加工物に噴射させて加工を行うパウダ
ービーム加工機は従来より数多く知られている。これ
は、加工室内に、加工テーブルと、この加工テーブル上
に被加工物を載せるパレットと、パレット上に載せられ
た被加工物に対して固気二相流を噴射する加工ノズルと
が設けられ、加工テーブルと加工ノズルとの相対移動に
よりパレット上の被加工物表面の任意の位置に向けて加
工ノズルから固気二相流を噴射し、被加工物の加工を行
う。また、加工テーブルと加工ノズルの移動を行う場合
には、加工室を貫通して設けられた操作軸を介して、加
工室の外部より操作される。この場合、操作軸が貫通し
ている部分よりパウダーが外部に漏れないようにパウダ
ーシール手段が設けられる。
【0003】図4は、従来のパウダービーム加工機にお
けるパウダーシール装置の一例を示す模式図である。図
4において、符号101は加工室の外壁面、符号102
は外壁面101の開口部を画成している矩形状をした筒
体であり、この筒体102を通して操作軸103が加工
室の内外に通じた状態になっている。符号104は可撓
性薄膜材で形成した薄膜筒部材で、この薄膜筒部材10
4の一端は矩形をなし、筒体102の開口部における外
周に気密性を保って固定されて、他端は前記操作軸10
3側に気密を持たせて取り付けられている。そして、こ
の薄膜筒部材104で操作軸103が筒体102の開口
部分におけるシールを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、パウダービーム加工機では、加工室内に発生する負
圧により薄膜筒部材104が加工室側に引き込まれる
が、筒体102の開口部が矩形状をしているため、その
角により薄膜筒部材104にしわが寄り、その部分が破
れ易くなる。また、開口部を通って薄膜筒部材104の
内部に入ったパウダーを排出する手段が設けられていな
いため、一度、薄膜筒部材104の内部にパウダーが入
ると、このパウダーの重量による負荷が薄膜筒部材10
4にかかる。このため、この薄膜筒部材104が破けた
り、取付部分が外れたりする不具合があった。さらに、
この種のパウダービーム加工機では、薄膜筒部材104
の近傍にパウダー検出センサーを設け、例えば薄膜筒部
材104が破れたときにパウダーの漏れをパウダー検出
センサーにより検出するようにしている。しかしなが
ら、パウダー検出センサーは大気中に配設されており、
また大気中に漏れたパウダーは空中に舞ってしまうの
で、なかなか検出できず、検出精度が悪いと言う問題点
があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的はシール性を向上させることができる構造
にしたパウダービーム加工機におけるパウダーシール装
置を提供することにある。さらに、他の目的は、以下に
説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、ワークにパウダービームを噴射して加工する
加工室を備え、前記加工室の周面に形成した開口部を貫
通して延ばされている操作軸と前記開口部との間を薄膜
筒部材を用いてシールするパウダービーム加工機におけ
るパウダーシール装置において、前記開口部に対し前記
加工室内へ通じる小室を有する略円筒状の取付ブラケッ
トを装着するとともに、前記薄膜筒部材を可撓性薄膜材
で略円錐状に形成して、前記取付ブラケットの一端開口
側にその一端側を装着し、かつその他端側を前記操作軸
の外周側に装着することにより、前記加工室側を負圧状
態にしたときに、前記薄膜筒部材の中間部分が前記小室
の内側に吸引されて膨らまされた状態に保持される構成
とした。
【0007】以上の構成によれば、薄膜筒部材を円錐状
に形成しているので、負圧によって薄膜筒部材の中間部
分が加工室側に引き込まれると、薄膜筒部材が小室内側
にしわを作らずに膨らまされた状態にして保持される。
これにより、薄膜筒部材の破損を構造的に無くし、寿命
を延ばすことが可能となる。
【0008】また、薄膜筒部材を、間に隙間を設けて二
重に配置された外側薄膜筒部材と内側薄膜筒部材とで形
成し、内側薄膜筒部材が前記小室内側に吸引されて膨ら
んだ状態に保持されるように構成にすると、内側薄膜筒
部材だけが負圧により小室内側に吸引されて膨らまさ
れ、外側薄膜筒部材はそのままの状態で保持される。こ
れにより、外観上の見栄えが良くなり、強度性も増し、
信頼性が向上する。
【0009】さらに、内側薄膜筒部材が破損して前記パ
ウダーが外側薄膜筒部材と内側薄膜筒部材との間の隙間
内に侵入したとき、これを検出するためのセンサーを隙
間内に設けた構成にすると、空気中に拡散する前に隙間
内で漏れたパウダーを検出することができるので、僅か
なパウダーであっても確実に検出することができ、検出
精度の向上が図れる。また、内側薄膜筒部材が破損して
パウダーが外側に漏れても隙間内だけで、外側薄膜筒部
材の外側までは漏れないので、施設内を汚染するのを防
止することが可能となる。
【0010】加えて、小室内側に流出されたパウダーを
順次排出することができる手段を設けた場合では、小室
内側に排出されたパウダーは排出されて貯まることがな
いので、パウダーが蓄積されて内側薄膜筒部材に負担を
かけて破損させたり、取付部分が外れたりするのを防止
することができ、信頼性が向上する。さらに、開口部の
形状を操作軸の動作範囲に合わせて最小限に形成した場
合では、加工室側から小室内側にパウダーが流出する量
を抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は本発明の一形態例として示
すパウダービーム加工機の系統図であり、以下の説明で
は図3を参照しつつ全体構成および作動を述べ、その
後、要部構造を説明する。図3のパウダービーム加工機
は、パウダーを高速で被加工物(ワーク)に噴射して、
その衝突エネルギーを利用して例えばフェライト、ガラ
ス、セラミックス等の硬脆材料のエッチングを、高速か
つ精密に行うものを一例としている。そして、図3にお
いて、符号1は排風機1で、この排風機1は、固気二相
流のパウダーとエアーを分離するための分離手段であ
る。この排風機1は、フィルタ2により小室1aと小室
1bに分離されている。このうち、小室1aの底部は、
接続部1cに接続されていて、その接続部1cにバタフ
ライ弁3が配設され、このバタフライ弁3を操作するこ
とにより接続部1cを開閉することができる構造になっ
ている。
【0012】また、小室1aはパウダービーム加工室1
2側に経路16で接続されている。さらに、加工室12
からは排風機1へパウダーとエアーの混合した固気二相
流が供給される。フィルタ2では、固気二相流のうちの
パウダーが止まるので、そのパウダーは接続部1cを介
してリザーブタンク5側に送られるようになっている。
エアーは、フィルタ2を通って小室1b、経路14を経
て加工室12側に送られるとともに、その一部は外部へ
排出される。加えて、経路14内で、加工室12の直前
には、加工室12内が正圧状態になった場合に、これを
検出して信号を発する検出器20が取り付けられてい
る。
【0013】検出器20は、加工室12に通じる筒部2
1と、この筒部21の中間より分岐されて設けられた可
撓性を有したジャバラ部22と、このジャバラ部22の
外側に隣接して設けられているマイクロスイッチ24と
で構成されている。そして、加工室12内が負圧にある
ときには、ジャバラ部22が縮んだ状態にあって、マイ
クロスイッチ24はオフ(またはオン)になっている
が、加工室12内が正圧になるとジャバラ部22が膨ら
んでマイクロスイッチ24がオン(またはオフ)とな
る。したがって、この検出器20からの信号を知ること
によって、排風機1の故障等により加工室12内が正圧
になると、これを速やかに検出することができる。
【0014】リザーブタンク5は、排風機1で分離され
たパウダーを一時的に貯蔵する貯蔵手段である。このリ
ザーブタンク5の内部にはスクリュー6が配設されてい
る。排風機1の小室1bは、気体導入手段としての経路
15を介してリザーブタンク5に接続されている。この
経路15には開閉弁であるバタフライ弁4が配設されて
いる。このバタフライ弁4を操作することにより、経路
15が開閉でき、また経路15を開けることにより、高
圧のエアーは排風機1の小室1bからリザーブタンク5
内に供給される。そして、スクリュー6は、スクリュー
6aにより回転することで、リザーブタンク5内に溜ま
ったパウダーをアイソレータ9を介して混合タンク8側
に送る。混合タンク8は、リザーブタンク5から送られ
て来るパウダーを高圧エアーと混合するための混合手段
である。混合タンク8内にあるパウダーは、電子天秤1
1によりその重さを精密に計測できるようになってい
る。すなわち、電子天秤11は、混合タンク8内に貯蔵
されるパウダーの重量を測定でき、例えば電子天秤11
の測定値が2kg・重になれば、約30〜60分のパウ
ダービーム加工が行える程度のパウダーの量である。
【0015】アイソレータ9は、混合タンク8内のパウ
ダーPの重量を測定するために、リザーブタンク5と混
合タンク8とを機械的に分離し(フローティングL)、
かつアイソレータ9の通路8bはパウダーをリザーブタ
ンク5から混合タンク8側に確実に送ることができる。
【0016】混合タンク8は、その上部の開口部分に、
開閉弁としての三角弁17を備えている。この混合タン
ク8内のパウダーPは、所定の圧力の高圧エアーを下部
から供給することにより、上部の経路8c側に吹き上げ
るような構造になっている。この所定の圧力の高圧エア
ーを供給する手段について説明する。供給エアー8d
は、ドライエアーユニット8e、流量センサー8f、分
岐部8g、レギュレータ8hを介して、混合タンク8の
下部8iに供給できるようになっている。ドライエアー
ユニット8eは、供給エアー8dを乾燥させるためのユ
ニットであり、流用センサー8fはその乾燥したエアー
の流量を計測する。分岐部8gは、乾燥した高圧のエア
ーを、レギュレータ8hと流量制御部8jに分けて送る
ようになっている。流量制御部8jに送られた乾燥した
高圧のエアーは、エゼクター8kに送られる。このエゼ
クター8kは、乾燥した高圧エアーと、混合タンク8側
から吹き上げて経路8cを介して送られて来るパウダー
を混合して加速して噴射ノズル12aに送るための手段
である。つまり、エゼクター8kから加速されて来る固
気二相流は、経路8mを介して、加工室12内の噴射ノ
ズル12aに送られるようになっている。なお、この混
合タンク8の下部8iに供給される高圧エアーの圧力
は、例えば0.5〜3.5kg/平方センチメートルで
ある。また、三角弁17は、パウダーをリザーブタンク
5から混合タンク8側に供給する場合のみ開けるように
なっている。
【0017】次に、上述したパウダービーム加工機の動
作を説明する。なお、ここで用いるパウダーの平均粒径
は、例えば約3〜11.5μmである。まず、ワーク1
3は、例えばレジストパターンを有する基板であり、加
工室12内の上部で図示せぬ加工テーブルにセットされ
る。一方、混合タンク8のパウダーPはエゼクター8
k、経路8mを介して噴射ノズル12aに対して送られ
る。この噴射ノズル12aは、加工室12の周面に形成
されている開口部を通って、この加工室12の内外に延
ばされている操作軸30の先端に取り付けられており、
この操作軸30の操作で噴射ノズル12aが移動される
と、この移動でパウダーPを含むエアーを基板の所望す
る位置に当てることができ、これにより基板であるワー
ク13の表面がレジストパターンの形状に基づいてパウ
ダービームエッチングされる。
【0018】また、基板であるワーク13に対して照射
されたパウダーは、加工室12の底部に落下し、経路1
6を経て排風機1側に送られる。フィルタ2は、このパ
ウダーと高圧エアーを分離して、パウダーPを小室1a
側にとどめる。また高圧エアーは、経路14を経て加工
室12に送られる。小室1aで確保されたパウダーは、
バタフライ弁3を開け、かつバタフライ弁4を閉めた状
態で、接続部1cを介してリザーブタンク5側に送る。
この状態では、スクリュー6は停止しており、三角弁1
7も閉じている。
【0019】このように、パウダーPが排風機1からリ
ザーブタンク5側へ送られる際に、経路15のバタフラ
イ弁4を閉じておくのは、次のような理由からである。
経路15のバタフライ弁4をもし開けておくと、小室1
bへのエアーがリザーブタンク5と加工室12の両方か
ら流れてしまうので、加工室12側からの高圧エアーの
吸引量が減少してしまう。このことから、パウダーが排
風機1からリザーブタンク5側へ送られる場合には、バ
タフライ弁4を閉じておくことにより、パウダーの回収
量の減少を防ぐ。
【0020】リザーブタンク5にパウダーPが溜まる
と、リザーブタンク5から混合タンク8へパウダーPを
送る準備をする。この準備段階では、バタフライ弁3は
閉じており、バタフライ弁4は開ける。そして、スクリ
ュー6は停止していて、三角弁17が開く。また、リザ
ーブタンク5のスクリュー6を回転することにより、リ
ザーブタンク5内のパウダーPが混合タンク8側に、ア
イソレータ9の経路8bを介して送られる。この際に
は、バタフライ弁3は閉じており、バタフライ弁4は開
いている。
【0021】このように、バタフライ弁4が経路15を
開けていることにより、次のような現象を防ぐことがで
きる。すなわち、もし経路15のバタフライ弁4が閉じ
ていると、接続部1cのバタフライ弁3の僅かな隙間か
ら、リザーブタンク5内のパウダーPが排風機1側に逆
流する現象が起こる。しかも、混合タンク8の三角弁1
7の上にあるアイソレータ9からパウダーPが逆流して
外部に出てしまったり、混合タンク8内のパウダーPが
リザーブタンク5側に戻ることがある。そこで、経路1
5のバタフライ弁4を開けることにより、排風機1の小
室1bからの高圧エアーをリザーブタンク5側に積極的
に導入し、バタフライ弁3の隙間からパウダーが逆流し
たり、混合タンク8のアイソレータ9からパウダーが逆
流してしまう等の問題を解消している。
【0022】パウダーと高圧エアーを混合した固気二相
流は排風機1のフィルタ2を介して、パウダーとエアー
を分離し、分離したパウダーPはリザーブタンク5を介
して混合タンク8に確実に回収することができる。そし
て、混合タンク8に回収した微粒子Pは再び加工室12
の噴射ノズル12aを用いてワーク13に対して吹き付
けることができる。
【0023】図1及び図2は噴射ノズル12aを操作す
る操作軸30が配設されている部分におけるパウダーシ
ール装置の細部構造を示すもので、図1はその要部拡大
断面図で、図2はその要部概略斜視図である。図1及び
図2において、加工室12の外壁面31には、操作軸3
0が通された開口部32を画成している筒体33が一体
に形成されている。この筒体33は、操作軸30のX−
Y方向の動作に対応した最小限の大きさに設定し、この
開口部32を通って加工室12外に漏れ出すパウダーを
最小限に抑えることができる構造になっている。
【0024】ここで、図2の符号34は略短円筒状の取
付ブラケットである。この取付ブラケット34は、内部
に小室37を有した状態で形成されている。そして、そ
の一端は筒体33の開口部32に気密性を持たせて取り
付けられ、他端にはフランジ部材35を介して薄膜筒部
材36が気密性を持たせて取り付けられている。なお、
符号38は取付ブラケット34とフランジ部材35との
間に介在されたシール用のOリングである。また、取付
ブラケット34の下面側の中央部分には、小室37内側
に流出して沈降ないしは沈殿されたパウダーを排出する
ための排出口39が形成され、この排出口39の先端に
排気用のホース40が取り付けられている。なお、この
ホース40は不図示の開閉弁を有し、その開閉弁を介し
て小室37内に連通する。
【0025】符号41は操作軸30をスライド自在に保
持している筒状をしている軸受部材、符号42は軸受部
材41の外周に取り付けられている筒状のリテーナであ
る。このリテーナ42は、軸受部材41の端部に螺合さ
れるナット43により着脱自在に取り付けられている。
そして、操作軸30は、軸受部材41の中心を貫通して
スライド自在に取り付けられ、加工室12の外側に位置
している他端側には、この操作軸30を噴射ノズル12
a(図3参照)と共に移動させるための駆動機構44が
取り付けられている。
【0026】薄膜筒部材36は、それぞれ可撓性薄膜材
で略円錐形をした筒状に作られている内側薄膜筒部材3
6Aと外側薄膜筒部材36Bとで構成されている。この
うち、内側薄膜筒部材36Aの一端はフランジ部材35
の外周に気密性を持たせて取り付けられ、他端はリテー
ナ42の一端外周に気密性を持たせて取り付けられてい
る。また、内側薄膜筒部材36Aの中間部分には弛みが
持たされている。したがって、加工室12側は排風機1
の作用により通常、負圧の状態に置かれているが、この
負圧により、内側薄膜筒部材36Aの中間部分が図1の
如く小室37の内部に吸引されて膨らまされた状態にな
っている。これに対して、外側薄膜筒部材36Bの一端
はフランジ部材35の外周に取り付けられているととも
に、他端はリテーナ42の他端外周に取り付けられ、内
側薄膜筒部材36Aと外側薄膜筒部材36Bとの間にあ
る程度の気密性を有した隙間(空間)45が形成された
状態になっている。そして、この隙間45内で、そのリ
テーナ42の外周にはパウダーを検出するためのセンサ
ー46が配設されている。このセンサー46は粉検出用
のフォトセンサーであるが、他のランサー構造であって
もよい。なお、符号47は軸受部材41とリテーナ42
との間に介装されたシート用のOリングである。
【0027】したがって、この形態例におけるパウダー
シール装置ないしは構造では、薄膜筒部材36を略円錐
状に形成しているので、負圧によって内側薄膜筒部材3
6Aが小室37内にあって加工室12側に引き込まれる
と、内側薄膜筒部材36Aが小室37の内部にしわを作
らずに膨らませた状態(引き延ばされた状態)にして保
持される。これによって、内側薄膜筒部材36Aの破損
が構造的に生じ難くなって破損の虞を無くし、寿命を延
ばすことができる。なお、外側薄膜筒部材36Bは、加
工室12内が負圧化されても、引き込まれない。
【0028】また、薄膜筒部材36を、間に隙間45を
設けて二重に配置された内側薄膜筒部材36Aと外側薄
膜筒部材36Bとで形成し、内側薄膜筒部材36Aだけ
が負圧により小室37の内部に吸引されて膨らまされ、
外側薄膜筒部材36Bはそのままの状態で保持されるの
で、外観上の見栄えが良くなるとともに、強度性も増
し、信頼性が向上する。
【0029】さらに、内側薄膜筒部材36Aが破損して
パウダーが外側薄膜筒部材36Bと内側薄膜筒部材36
Aとの間の隙間45内に侵入したとき、これを検出する
ためのセンサー46を隙間45内に設けているので、パ
ウダーが不用意に拡散する前に隙間45内に漏れたパウ
ダーをフォトセンサーの受光部で確実に検出することが
できる。これにより僅かなパウダーであっても検出する
ことができ、検出精度の向上が図れる。また、内側薄膜
筒部材36Aが破損してパウダーが外側に漏れても隙間
45内だけであり、外側薄膜筒部材36Bの外側までは
漏れないので施設内を汚染するのを防止することができ
る。
【0030】加えて、小室37の内部に流出されたパウ
ダーを排出することができる排出口39を設けているの
で、小室37側に排出されたパウダーは排出口39を通
って順次排出されて貯まることがない。このため、パウ
ダーが蓄積されて内側薄膜筒部材36Aに負担をかけて
破損させたり、取付部分が外れたりするのを防止するこ
とができ、信頼性が向上する。さらに、開口部32の形
状を操作軸30の動作範囲に合わせて最小限に形成して
いるので、加工室12側から小室37側にパウダーが流
出する量を抑えることができる。
【0031】なお、気体としては、エアーに限ることな
く、他の種類の気体を適用しても差し支えないものであ
る。また、上記実施例では、検出器20を経路14内に
設けた構造を開示したが、これに限ることなく例えば取
付ブラケット34の部分に設けたりしても差し支えな
い。この場合、前記検出器の例としては、取付ブラケッ
トの外周部分(例えば、上部側)に開口部を形成すると
ともに、前記開口部に対し薄いラバーを密封状態に貼着
しておく。また、前記ラバーの膨らみをマイクロリミッ
トスイッチ(例えば、金属箔を過電流センサーにより検
出する)にて、加工室12内が正圧になったことを検出
するよう構成することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
構成簡易にパウダーのシール性を向上させることができ
るとともに、シール部材の寿命等も向上させることがで
きる。また、仮に、パウダーが漏れても、それが直ぐに
検出されて外部まで漏れ出すことがないので、信頼性の
高いシール構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として示すパウダーシール
装置の要部拡大図である。
【図2】前記パウダーシール装置の要部概略斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態例として示すパウダービー
ム加工機の系統図である。
【図4】従来におけるパウダーシール装置の一例を示す
要部概略斜視図である。
【符号の説明】
12 加工室 30 操作軸 31 外壁面 32 開口部 33 筒体 34 取付ブラケット 36 薄膜筒部材 36A 内側薄膜筒部材 36B 外側薄膜筒部材 37 小室 45 隙間 46 センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにパウダービームを噴射して加工
    する加工室を備え、前記加工室の周面に形成した開口部
    を貫通して延ばされている操作軸と前記開口部との間を
    薄膜筒部材を用いてシールするパウダービーム加工機に
    おけるパウダーシール装置において、 前記開口部に対し前記加工室内へ通じる小室を有する略
    円筒状の取付ブラケットを装着するとともに、前記薄膜
    筒部材を可撓性薄膜材で略円錐状に形成して、前記取付
    ブラケットの一端開口側にその一端側を装着し、かつそ
    の他端側を前記操作軸の外周側に装着することにより、 前記加工室側を負圧状態にしたときに、前記薄膜筒部材
    の中間部分が前記小室の内側に吸引されて膨らまされた
    状態に保持されることを特徴とするパウダービーム加工
    機におけるパウダーシール装置。
  2. 【請求項2】 前記薄膜筒部材を、間に隙間を設けて二
    重に配置した外側薄膜筒部材と内側薄膜筒部材とで形成
    してなる請求項1に記載のパウダービーム加工機におけ
    るパウダーシール装置。
  3. 【請求項3】 前記内側薄膜筒部材が、破損して前記パ
    ウダービームが前記外側薄膜筒部材と前記内側薄膜筒部
    材との間の隙間内に侵入したとき、これを検出するため
    のセンサーを前記隙間内に設けた請求項2に記載のパウ
    ダービーム加工機におけるパウダーシール装置。
  4. 【請求項4】 前記小室内側に流出された前記パウダー
    を排出するための手段を設けた請求項1に記載のパウダ
    ービーム加工機におけるパウダーシール装置。
  5. 【請求項5】 前記開口部の大きさを、前記操作軸の動
    作範囲に対応した最小限に形成した請求項1に記載のパ
    ウダーシール装置。
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