JPH09236406A - 位置検出デバイスおよび位置検出装置 - Google Patents

位置検出デバイスおよび位置検出装置

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JPH09236406A
JPH09236406A JP4572096A JP4572096A JPH09236406A JP H09236406 A JPH09236406 A JP H09236406A JP 4572096 A JP4572096 A JP 4572096A JP 4572096 A JP4572096 A JP 4572096A JP H09236406 A JPH09236406 A JP H09236406A
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detecting device
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light source
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JP4572096A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hotta
宏之 堀田
Keiji Fujimagari
啓志 藤曲
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の位置検出デバイスおよび位置検出装
置、位置変化検出装置を提供する。 【解決手段】 下部電極2、光電変換半導体層3、上部
透明電極4からなる光電変換素子が、薄膜遮光層6によ
り図示しない光源の位置に応じて光の一部が遮光される
位置に設置される位置検出デバイスである。基板1上に
は、下部電極2、長方形状の光電変換半導体層3、上部
透明電極4が積層され、さらに、上部透明電極4上を含
め、第1の透光層5が平坦に積層され、この第1の透光
層5上に長方形状の薄膜遮光層6が部分的に積層され、
残りの第1の透光層5の領域および薄膜遮光層6上に第
2の透光層7が平坦に積層され、最後にフィルタ層8が
積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出デバイス
およびその製造方法、位置検出装置、位置変化検出装置
に関するものである。例えば、機械部品や身体の部位の
運動解析、組立て工程などにおいて、一般に広く利用す
ることができ、特に、微小な対象物に対する3次元の絶
対位置,相対位置の検出に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の対象物の位置検出技術において
は、位置検出に対して過剰な性能とコストを必要とする
か、または、厳密な微調整を必要とする部品,装置類を
用いているのが現状である。例えば、従来、特開昭60
−60502号公報や特開昭63−238510号公報
に記載されているように、カメラを複数台用いるものが
ある。しかし、カメラは、本来、画像を全て入力するた
めの装置であるにもかかわらず、単に発光領域を検出す
るためだけに用いているため、余計なコストが必要であ
るばかりでなく、画像処理による発光領域の抽出という
複雑な画像処理過程まで必要となる。
【0003】特開平3−196326号公報に記載され
ているように、レンズと2分割ピンフォトダイオードを
用いるものもある。レンズについては、その構造上、焦
点を有するため、その焦点からはずれた距離にある発光
領域については、正確な3次元位置を検出することが困
難であり、収差の補正のための補正回路またはビットマ
ップ等が必要不可欠となる。もし、ズームレンズを用い
て正確な3次元位置を知ろうとすれば、位置検出時に焦
点合わせのための部品と焦点合わせの過程が必要とな
る。
【0004】特開平3−150623号公報等に記載さ
れているように、複数の2次元PSDとピンホールを用
いて3次元空間で位置検出または形状測定をするものが
ある。ピンホールは、直進性の良好な光学部品として位
置づけられるが、通過する光量の絶対量が小さくなるた
め、原理的に光量を十分にとれず光源の出力または光電
変換素子の出力での増幅に負担がかかる。
【0005】特開昭54−116258号公報に記載さ
れているように、複数の1次元CCDを互いに直交方向
に対向させるものがあるが、1次元CCDを配置する位
置が限られてしまうため、検出装置の小型化および低コ
スト化が困難である。
【0006】特開平6−42919号公報に記載されて
いるように、PSDと遮光手段を用るものがある。PS
Dは、発光領域検出に適するが、2〜4個の各端子から
誤差のない正確な電流値を得るためには、均一性の高い
薄膜を得る必要がある。そのため、製造工程での歩留り
が低くなり、コストアップに大きく影響を与えているの
で、簡易なデバイスでの代替が求められている。さら
に、正確な電流値を得るためには、照射される光量を大
きくとる必要があり、特に光量を多く取れないピンホー
ルと組み合せた場合は非常に不利な状況となる。
【0007】近年、微細加工技術が発展するにつれて、
微小な部品の可動技術や搬送技術の開発が盛んに進めら
れている。可動部分や搬送部分が微小になるほど、これ
らの3次元位置合わせの精度向上が重要かつ解決困難な
課題となってきている。特に、高精度で小型の3次元位
置検出センサの開発と、これを微小な部品に取り付ける
技術の開発が不十分であるため、従来においては、機械
精度のみによって位置合わせを行うか、微少な部品の有
無を知るだけのセンサを用いるか、または、顕微鏡を用
いて目視で位置を確認しているのが現状である。このた
め、正確な3次元位置をリアルタイムで測定し、可動部
にフィードバックすることもできる位置検出デバイスお
よび位置検出装置が望まれている。
【0008】例えば、シリコンウェハ上の特定の位置に
プローブを接触させる場合においては、予め接触させる
点の座標を入力しておくか、または、プローブから離れ
た場所にある位置合わせ用マークをカメラで撮影し画像
解析を行うなど、プローブや電極の実際の位置情報のフ
ィードバックなしで接触させているのが現状である。こ
のため、作製するデバイスが微細に加工されるほど、接
触させる電極面積も微小になるため、接触時の位置合わ
せが困難になり、平面上の位置合わせや接触の深さのず
れによる、見かけ上の歩留り低下に加えてデバイス自体
を傷つけてしまい歩留り低下が顕著になってくる。これ
を防ぐためには、現状では作業者が顕微鏡で確認し位置
合わせの誤差をオフセット量として入力するしかない。
【0009】また、3次元の微小な移動を行う場合に
は、マイクロメーターを3個組み合せる方法が一般的で
あるが、その移動量を他の手段で確認することは困難で
あり、また、バックラッシュも存在するため、真の移動
量を求めることができない。
【0010】更に、位置検出の応用技術としての、身体
の微小な部位の3次元の運動解析に関しても、従来で
は、小型の3次元位置検出装置が存在しなかったため、
対象物である人体の一部にLEDの付いた棒を装着し
て、微小な動きを拡大した上で、この光点の位置を2台
以上のCCDカメラを用いて撮像し解析するという手法
が取られており、非装着時の本来の運動を再現させるこ
とが困難であり、かつ、装置の大型化が避けられなかっ
た。
【0011】例えば、堀田著,「人間工学」,31
(2),pp.105に記載されているような、手など
の3次元運動や下顎運動の治療時の解析においては、人
体の各所に印をつけてカメラでこの運動を録画し、後で
解析する手法を用いたり、林,「映像情報」(M),1
994−11,pp.1317、および、特開昭54−
116258号公報などに記載されているような、歯に
フェイスボウと呼ばれる棒と数個のLEDを接着した上
で、6台のカメラでこの運動を検出するという大がかり
な装置を必要としている。
【0012】一方、3次元の位置検出技術として、商品
名「FASTRAK」(日商エレクトロニクス)、商品
名「3D MOUSE」(旭エレクトロニクス)などが
商品として発売されている。商品名「FASTRAK」
は、磁場を用いるものであり、測定範囲が3m程度と広
範囲であるが、測定範囲およびその2倍程度の距離内に
磁性体が存在する場合には、磁場が歪められ、補正不可
能な誤差が残るため、測定条件が限定される。商品名
「3D MOUSE」は、超音波を用いるものである
が、周辺の物体からの超音波の反射によるノイズが多く
発生し、やはり測定条件が限定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、小型の位置検出デバイスお
よびその製造方法、位置検出装置、位置変化検出装置を
提供することを目的とするものである。特に、高精度が
要求される微小な対象物に対する3次元の絶対位置,相
対位置等の検出に好適である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、位置検出デバイスにおいて、光源からの光を
遮光する少なくとも1つの薄膜遮光層と、少なくとも1
つの第1の光電変換素子を有し、第1の光電変換素子
は、前記薄膜遮光層により前記光源の位置に応じて前記
光の一部が遮光される位置に設置されることを特徴とす
るものである。
【0015】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の位置検出デバイスにおいて、少なくとも1つ
の透光層を有し、前記薄膜遮光層は、前記透光層に積層
されることを特徴とするものである。
【0016】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の位置検出デバイスにおいて、少なくとも1つ
の基板を有し、該基板上に第1の光電変換素子と第1の
透光層と前記薄膜遮光層が順に積層され、前記薄膜遮光
層は部分的に積層されることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明においては、請求項1に記
載の位置検出デバイスにおいて、少なくとも1つの第1
の透光層および少なくとも1つの第2の透光層を有し、
前記薄膜遮光層と第1の透光層と第1の光電変換素子が
第2の透光層に順に積層され、前記薄膜遮光層は部分的
に積層されることを特徴とするものである。
【0017】さらに、請求項5に記載の発明において
は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の位置検出
デバイスにおいて、特定波長領域を透過させる少なくと
も1つのフィルタ層を有することを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項6に記載の発明においては、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の位置検出デバイスに
おいて、少なくとも1つの第2の光電変換素子を有し、
第2の光電変換素子は、前記薄膜遮光層により前記光が
遮光されることのない位置に設置されることを特徴とす
るものである。
【0019】請求項9に記載の発明においては、位置検
出装置において、請求項1ないし6のいずれか1項に記
載の位置検出デバイスを少なくとも1つ有し、前記位置
検出デバイスの出力に基づいて前記光源の位置を演算す
る位置演算手段を有することを特徴とするものである。
さらに、請求項10に記載の発明においては、請求項9
に記載の位置検出装置において、前記位置演算手段は、
前記光源から出射して第1の光電変換素子で受光するま
での光路における媒体の屈折率に基づいて位置の補正を
することを特徴とするものである。
【0020】請求項11に記載の発明においては、位置
検出装置において、位置検出される対象物の少なくとも
一部に設けられた光源と請求項1ないし6のいずれか1
項に記載の位置検出デバイスを少なくとも1つ有するこ
とを特徴とするものである。さらに、請求項12に記載
の発明においては、請求項11に記載の位置検出装置に
おいて、発光体を有し、前記光源は前記発光体からの光
を反射する反射領域であることを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項13に記載の発明においては、請求
項11または12に記載の位置検出装置において、前記
対象物は感光体であり、電子写真記録機構における位置
検出装置であることを特徴とするものである。また、請
求項14に記載の発明においては、請求項11または1
2に記載の位置検出装置において、前記対象物はレンズ
またはレンズ支持体であり、レンズ移動機構における位
置検出装置であることを特徴とするものである。
【0022】請求項15に記載の発明においては、位置
変化検出装置において、請求項9ないし14のいずれか
1項に記載の位置検出装置と、該位置検出装置の出力に
基づいて前記対象物の速度,加速度,角速度等の位置変
化量を演算する位置変化演算手段を有することを特徴と
するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本出願人は、位置検出デバイスお
よび位置検出装置について、特願平07−288794
号を出願している。本発明においては、この出願に係る
発明を先行技術として、その位置検出の原理を用い、位
置検出デバイスを特に小型化に適した構造にしたもので
ある。
【0024】図1は、本発明の位置検出デバイスの第1
の実施の形態の構造図である。図中、1は基板、2は下
部電極、3は光電変換半導体層、4は上部透明電極、5
は第1の透光層、6は薄膜遮光層、7は第2の透光層、
8はフィルタ層である。この実施の形態は、下部電極
2、光電変換半導体層3、上部透明電極4からなる光電
変換素子が、基板1上であって、薄膜遮光層6により図
示しない光源の位置に応じて光の一部が遮光される位置
に設置される位置検出デバイスである。
【0025】基板1上には、下部電極2、長方形状の光
電変換半導体層3、上部透明電極4が積層され、さら
に、上部透明電極4上を含め、第1の透光層5が平坦に
積層され、この第1の透光層5上に長方形状の薄膜遮光
層6が部分的に積層され、残りの第1の透光層5の領域
および薄膜遮光層6上に第2の透光層7が平坦に積層さ
れ、最後にフィルタ層8が積層されている。下部電極2
は基板1上に伸びて配線ラインを兼ねる。上部透明電極
4への配線ラインも必要であるが、適宜設けることがで
きるので図示を省略した。薄膜遮光層6の右端を光電変
換半導体層3の中央部上に位置させると好適であり、左
端および図示できない紙面手前および紙面向こうの端部
は、光電変換半導体層3の対応する端部から十分離れた
位置にある。
【0026】製造方法については、図10を参照して後
述する。ここでは、各構成要素の一具体例をあげる。基
板1はガラスであり、光電変換半導体層3はシリコンフ
ォトダイオード、下部電極2はTa,Ti,Crなど、
上部透明電極4はITOである。薄膜遮光層6は、T
a,Ti,Crなどの金属薄膜層であるが、Alの薄膜
でもよい。第1,第2の透光層5は、いずれも光を透過
させる層間膜であり、ポリイミド等の有機膜またはSi
2 ,SiN等の無機膜である。フィルタ層8は、例え
ば、着色されたプラスチックフィルムであり、位置検出
用の光の波長領域を透過させ外乱光を遮断する。第2の
透光層7およびフィルタ層8は、保護膜としての機能を
有するが、必ずしも必要ではない。また、第1の透光層
5,第2の透光層7の少なくとも一方を着色してフィル
タ機能をもたせてもよい。
【0027】図2は、本発明の位置検出デバイスの第2
の実施の形態の構造図である。図中、図1と同様な部分
には同じ符号を用いて説明を省略する。この実施の形態
は、下部電極2、光電変換半導体層3、上部透明電極4
からなる光電変換素子が、第1の透光層5上であって、
薄膜遮光層6により図示しない光源の位置に応じて光の
一部が遮光される位置に設置される位置検出デバイスで
あるが、基板1はない。
【0028】第2の透光層7の下面に長方形状の薄膜遮
光層6が部分的に積層され、第2の透光層7の残りの領
域を含めて第1の透光層5が積層され、その下に、上部
透明電極4、長方形状の光電変換半導体層3、下部電極
2が積層される。第2の透光層7の上面にはフィルタ層
8が積層される。上部透明電極4は第1の透光層5の下
面を右に伸びて配線ラインを兼ねる。下部電極2への配
線ラインは図示を省略した。薄膜遮光層6の右端を光電
変換半導体層3の中央部上に位置させると好適であり、
右端および図示できない紙面手前および紙面向こうの端
部は、光電変換半導体層3の対応する端部から十分離れ
た位置にある。
【0029】図面では、薄膜遮光層6を右側に配置した
が、図1と同様に左側に配置させることもできる。製造
方法については、図11を参照して後述する。第1の実
施の形態と同様に、第2の透光層7を除いてもよいが、
この場合、薄膜遮光層6は第1の透光層5上に部分的に
積層される。フィルタ層8は必ずしも必要ではなく、第
1の透光層5,第2の透光層7の少なくとも一方を着色
しフィルタ層の機能をもたせてもよい。
【0030】上述した第1,第2の位置検出デバイスを
1個だけ用いても1次元の位置検出が可能であるが、3
個使用し、さらに第2の光電変換素子を設けて3次元の
位置検出デバイスとしたものについて位置検出原理を説
明する。
【0031】図3は、本発明の第1,第2の実施の形態
の位置検出デバイスの平面図である。図4,図5は、図
3に示した構成の動作原理の説明図である。図4(A)
は、図3のx−y平面の断面図、図4(B)は、図4
(A)における光源と各部の位置関係を示す説明図であ
る。図5(A)は、図3のx−z平面の断面図であり、
図5(B)は、図5(A)における光源と各部の位置関
係を示す説明図である。図中、11〜13は第1の光電
変換素子、14は第2の光電変換素子、15〜17は遮
光板、18は光源、19は原点である。
【0032】最初に、図1,図2に示した構成との対応
関係を説明する。図3に示す位置検出デバイスは、1つ
の第1の光電変換素子11〜13とこれに近接した1つ
の遮光板15〜17からなる1組を、図1,図2に示し
た位置検出デバイスで実現するものである。したがっ
て、図1,図2に示した下部電極2、光電変換半導体層
3、上部透明電極4からなる光電変換素子は、第1の光
電変換素子11〜13のそれぞれに用いられ、また、薄
膜遮光層6は遮光板15〜17のそれぞれに用いられ
る。図1,図2に示した第1の透光層5は、所定間隔を
保持する支持体となり、第2の透光層7は、支持体ある
いは保護層となり、フィルタ層8は外乱光を除去する
が、いずれも位置検出原理に直接的には関与しないた
め、図3ないし図5において図示を省略している。
【0033】あるいは、3個の第1の光電変換素子11
〜13および第2の光電変換素子14を一括して一枚の
基板1または第1の透明電極5上に積層してもよい。そ
の際、第1の透光層5,第2の透光層も一枚とし、遮光
板15〜17は、一括して図1に示した第1の透光層5
または図2に示した第2の透光層7上に積層する。フィ
ルタ層8についても1枚のフィルムを全体に積層するこ
とができる。第1,第2の実施の形態は積層構造が異な
るものの、動作原理は同じであるため、以後、両者を区
別せずに説明する。
【0034】図3ないし図5に示す位置検出デバイス
は、光源18からの光を遮光する遮光板15〜17によ
り光源18の位置に応じて光の一部が遮光される位置
に、第1の光電変換素子11〜13が設置される3次元
位置検出装置である。さらに、遮光板15〜17により
光源18からの光が遮光されることのない位置に、第2
の光電変換素子14が設置されるものである。
【0035】図3に示すように、説明を簡単にするた
め、3個の第1の光電変換素子11〜13と1個の第2
の光電変換素子14が、同一のy−z平面上に設置さ
れ、これらはy軸またはz軸方向に端を有する同一の矩
形であるとする。この平面からx方向に所定距離hだけ
離間した平面上に、第1の光電変換素子11〜13のそ
れぞれに対応して遮光板15〜17が設置され、これら
はy軸またはz軸方向に端を有する同一の矩形であると
する。
【0036】第1の光電変換素子11および遮光板15
の組は、第1の光電変換素子12および遮光板16の組
とy軸方向に対向し、これに直交して、z軸方向に第2
の光電変換素子14と、第1の光電変換素子13および
遮光板17の組とが対向して設置されている。第2の光
電変換素子14は、第1の光電変換素子11〜13と同
一の矩形とする。
【0037】図4(A),図5(A)に示すように、光
源18からの無指向性の光は、遮光板15〜17を介し
て第1の光電変換素子11〜13で受光され、遮光板1
5〜17を介さずに第2の光電変換素子14の全面で受
光される。このとき、第1の光電変換素子11〜13に
おいては、光の入射方向、言い換えれば、第1の光電変
換素子11〜13の各位置から光源18を見たときの立
体角に依存して、遮光板15〜17の影になる遮光領域
が変化することにより、受光領域の面積が変化する。図
中、第1の光電変換素子11〜13の遮光領域は、黒く
塗りつぶされている。
【0038】第1の光電変換素子11〜13は、この受
光面積に応じた総光量を電流または電圧に変換して出力
する。第1の光電変換素子11〜13の光電流を電流電
圧変換部を通して電圧に変換してもよい。各第1の光電
変換素子11〜13から得られる電流値または電圧値を
演算することによって、光源18の1次元位置や2次元
位置、または3次元位置を検出することができる。第1
の光電変換素子の個数は、光源18の1次元上の位置を
検出する場合には1個、2次元上の位置を検出する場合
には2個、3次元上の位置を検出する場合には3個でよ
い。
【0039】本発明は、後述する他の実施の形態を含
め、レンズを用いないため、焦点距離や収差を考慮した
設計を必要とせず、組立て時の調整の困難さもない。ま
た、ピンホールやスリットとは異なり、単に第1の光電
変換素子11〜13の一端からの遮光という方法をとっ
ているため、受光面積を大きくとることができる。その
結果、光量も大きく、遠方を含む広範囲での位置検出を
行うことが可能となる。
【0040】なお、図4(A),図4(B)は、x−y
平面の断面図であるから、z=0である一断面を表わす
にすぎないが、x−y平面に平行な他の断面において
も、第1の光電変換素子11,12と、遮光板15,1
6や光源18との断面上の位置および角度関係は同様で
ある。光源18の位置の座標は、図3においては(x,
y,z)で表わされているが、このような断面上では、
光源18の位置のz座標に無関係に位置および角度関係
が決まるため、図4(A),(B)においては、光源1
8の位置の座標を(x,y)として示している。
【0041】同様に、図5(A),図5(B)は、y=
0であるx−z平面の断面図であるが、x−z平面に平
行な他の断面においても、第1の光電変換素子13と、
遮光板17や光源18との断面上の位置および角度関係
は同様である。光源18の位置の座標も、このような断
面上では、y座標に無関係に位置および角度関係が決ま
るため、図5(A),(B)においては、光源18の位
置の座標を(x,z)として示している。
【0042】しかし、第1の光電変換素子11〜13の
受光面においては、受光領域においても、光源18から
の距離および光の入射する方向、光源18の照射光の強
度等に依存して単位面積当たりの光量が変化するため、
この変化も第1の光電変換素子11〜13の出力に表わ
れる。その結果、光の入射する方向と受光面積との関係
に基づいて光源18の位置を検出する際には、誤差が生
じる。このため、光源18からの光を全面で受光する第
2の光電変換素子14が設置され、この出力を用いて、
光源18からの距離および光の入射する方向、光源18
の照射光の強度等に依存する単位面積当たりの光量の変
化等を補償することができる。
【0043】なお、第1,第2の光電変換素子11〜1
4の位置が若干異なるため、各受光面における、上述し
た光源18からの距離等の相違に依存して、単位面積当
たりの光量が異なるが、これはわずかである。なお、こ
の実施の形態は、各受光面における光の入射する方向の
相違に依存して受光領域と遮光領域の面積比が変化する
ことを利用して位置を検出するものである。しかし、こ
の面積比は、距離hの存在により、各受光面における光
の入射する方向の相違に依存して大きく変化するため、
光の入射する方向の相違による単位面積当たりの光量の
変化の影響は相対的に小さくなる。
【0044】図3に示すように、第1の光電変換素子1
1〜13の原点19側の端は、本来、原点19に一致さ
せた方が演算が簡単になるが、第1の光電変換素子11
〜13は、それぞれある面積を有しているため、原点1
9から距離a1 ,a2 ,a3だけ離れて設置されるもの
とする。また、第1の光電変換素子11〜13の原点1
9側の端とこれに対向する端との間の距離をLとする。
第2の光電変換素子14も、同一の矩形としているが、
後述するように必ずしもこの必要はない。原点19から
原点19側の端までの距離についても厳密な制約はな
く、第1の光電変換素子11〜13と同一の平面上にあ
る必要もなく、これらの近傍に設置されていればよい。
【0045】図4(A),図5(A)に示すように、遮
光板15〜17は、各第1の光電変換素子11〜13か
らx軸方向に一定の距離hとなる平面上に設置され、図
3に示したように、y軸またはz軸方向に端を有する同
一の矩形であり、遮光板15,16の原点19側の端
は、原点19からy軸方向に距離A1 ,A2 、x軸方向
にhだけ離れて設置され、遮光板17の原点19側の端
は原点からz軸方向に距離A3 、x軸方向にhだけ離れ
て設置される。なお、遮光板15〜17は十分薄くされ
るか、少なくともこれらの原点19側の端が鋭いエッジ
状にされることが望ましい。図1,図2に示した薄膜遮
光板6を用いるため、遮光板15〜17を十分薄くする
ことができる。
【0046】また、第1の光電変換素子11において、
受光領域と遮光領域の境界線は、原点よりd1 の距離に
あるとする。同様に、第1の光電変換素子12における
境界線は、d2 の距離、第1の光電変換素子13におけ
る境界線は、d3 の距離にあるとする。したがって、光
がy−z平面に垂直に入射するような、例えば、光源1
8が、原点19を通りy−z平面に垂直な軸上の十分遠
方にある場合には、光電変換素子11〜13の受光面上
が、それぞれ、原点19からd1 =A1 ,d2=A2
3 =A3 の位置を境界線として、受光領域と遮光領域
に分けられることになる。
【0047】次に、図4(B),図5(B)を用い、各
部の位置と光源18の位置との関係を数式を用いて説明
する。光源18から第1の光電変換素子11〜13への
光路を基に三角形の相似を利用して、境界線の原点から
の距離d1 〜d3 を求める。まず、図4(B)におい
て、次式が成り立つ。
【0048】(d1 −y)/x=(d1 −A1 )/h (d2 +y)/x=(d2 −A2 )/h これより、 x=−h・y/(d1 −A1 )+h・d1 /(d1 −A1 ) …(1) y=(d2 −A2 )・x/h−d2 …(2) (2)式を(1)式に代入すると、 x=h・(d1 +d2 )/(d1 +d2 −A1 −A2 ) …(3) (3)式を(2)式に代入すると、 y=(A1 ・d2 −A2 ・d1 ) /(d1 +d2 −A1 −A2 ) …(4) が得られる。このように、x,yの座標が求まること
で、まず、x−y平面上の2次元での位置検出が可能と
なる。
【0049】図5(B)においては、同様に、次式が成
り立つ。 (d3 +z)/x=(d3 −A3 )/h これより、 z=(d3 −A3 )・x/h−d3 …(5) (5)式を(3)式に代入すると、 z=((A1 +A2 )・d3 −A3 ・(d1 +d2 )) /(d1 +d2 −A1 −A2 ) …(6) が得られる。
【0050】また、各第1の光電変換素子11〜13の
出力をV1 〜V3 とし、第2の光電変換素子14の出力
をV0 とする。第1,第2の光電変換素子11〜14の
出力は、それぞれの受光領域の面積に比例するから、次
式が成り立つ。 (d1 −a1 )/L=V1 /V0 (d2 −a2 )/L=V2 /V0 (d3 −a3 )/L=V3 /V0 これより、 d1 =V1 ・(L/V0 )+a1 …(7) d2 =V2 ・(L/V0 )+a2 …(8) d3 =V3 ・(L/V0 )+a3 …(9) となる。
【0051】(7)〜(9)式を(3)〜(6)式に代
入すると、 x=h・(V1 +V2 +(a1 +a2 )・V0 /L) /(V1 +V2 +(a1 +a2 −A1 −A2 )・V0 /L) …(10 ) y=(A1 ・V2 −A2 ・V1 +(a2 ・A1 −a1 ・A2 )・V0 /L) /(V1 +V2 +(a1 +a2 −A1 −A2 )・V0 /L) …(11 ) z=((A1 +A2 )・V3 −A3 ・(V1 +V2 ) +(a3 ・(A1 +A2 )−(a1 +a2 )・A3 )・V0 /L) /(V1 +V2 +(a1 +a2 −A1 −A2 )・V0 /L) …(12 ) によって、x,y,zの座標が求まる。
【0052】実際に、第1,第2の光電変換素子11〜
14の出力V1 〜V4 を用いてx,y,z座標を求める
ための演算回路を実現する場合には、演算上の誤差を小
さくするために、第1の光電変換素子11〜13の原点
側の端部は、いずれもx−z平面内の原点から一定の距
離aの位置に配置し、遮光板15〜17の原点側の端
部、すなわち、第1の光電変換素子11〜13上に境界
線を投影する部分は、原点から平面内をy軸またはz軸
方向に一定の距離Aにある点から、さらにこの面に垂直
なx軸方向にhの位置に配置されるようにする。
【0053】すなわち、 A1 =A2 =A3 =A a1 =a2 =a3 =a として、(10)〜(12)式を以下のように簡略化す
ることが望ましい。 x=h・(V1 +V2 +2a・V0 /L) /(V1 +V2 −(2A−2a)・V0 /L) …(13) y=A・(V2 −V1 ) /(V1 +V2 −(2A−2a)・V0 /L) …(14) z=A・(2V3 −(V1 +V2 )) /(V1 +V2 −(2A−2a)・V0 /L) …(15) と表すことができる。このように、各素子の配置を工夫
することによって、簡単な回路を用いて光源の3次元位
置の検出ができる。
【0054】また、第1,第2の光電変換素子11〜1
4の出力は、演算上の誤差を小さくするために、オペア
ンプで、増幅やオフセット除去を行うことが望ましい。
演算は、電流または電圧をA/D変換によりディジタル
量に変換してからディジタル演算を行なうか、または、
オペアンプ等を用いて電流または電圧のままアナログ演
算を行なってもよい。
【0055】上述した説明では、演算を簡単にするた
め、第1,第2の光電変換素子11〜14が、同一平面
上に規則的に設置され、この平面から所定距離だけ離間
した平面上に遮光板15〜17が規則的に配置されたも
のについて説明したが、第1,第2の光電変換素子11
〜14は、必ずしも、同一平面上に規則的に配置される
必要はなく、遮光板15〜17についても同様である。
ただし、遮光板15〜17と第1の光電変換素子11〜
13とは、光源18からの光の入射方向に応じ、光の一
部が遮光される位置、例えば、第1の光電変換素子上の
受光領域と遮光領域の面積が変化するような位置に設置
し、上述した式も配置に応じて変える必要がある。
【0056】第1の光電変換素子11〜13は、必ずし
も同一の矩形である必要がない。遮光板15〜17につ
いても同様である。それぞれの形状および大きさが互い
に異なっていても、光源18の位置からの光の入射方向
に応じて、受光領域と遮光領域の境界線が規則的に移動
するから、演算により光源18の位置座標を求めること
ができる。光源18からの光の入射方向に応じ受光面上
を受光領域と遮光領域との境界線が移動する際に、光の
入射方向に依存せずに、この境界線の形状が常に一定、
例えば、一定長の直線になるように、遮光板15〜17
および第1の光電変換素子11〜13の形状および設置
位置が定められていれば、上述した式を、そのままま
か、わずかに修正するだけで光源18の位置座標を求め
ることができる。
【0057】また、第2の光電変換素子14は、受光領
域において光の入射方向に依存して単位面積当たりの光
量が変化することを補償するものであるから、どのよう
な形状でもよい。上述した(13)〜(15)式などに
おいては、第2の光電変換素子14の受光面の面積に応
じて、係数(V0 /L)の値を変えるだけでよい。
【0058】上述した説明では、第2の光電変換素子1
4を用いた場合を説明した。高精度で位置検出する場合
には、第2の光電変換素子14が必要である。しかし、
第2の光電変換素子14を用いなくても実用上差し支え
ない場合もある。単位面積当たりの光量があらかじめわ
かっている場合、例えば、光源18の検出すべき位置が
狭い範囲に限られていたり、あるいは、光源18の基準
位置からのわずかな相対位置変化を検出する場合などで
ある。逆に、光源18の検出すべき位置が十分離れた数
カ所に限られており、位置検出精度が低くてもよい場合
には、第1の光電変換素子11〜13の出力変化が大き
く、単位面積当たりの光量の変化が誤差にしかならな
い。
【0059】また、第1の光電変換素子11と遮光板1
5の組と、第1の光電変換素子12と遮光板16の組
は、線対称に配置されている。この場合、光源18が遠
方にあり、x座標値が大きいときには、第1の光電変換
素子11からみた光の入射角と第1の光電変換素子12
から見た光の入射角が等しくなるため、第1の光電変換
素子11上の受光部分の面積と第2の光電変換素子12
の受光部分の面積の和が、入射方向にかかわらずほぼ一
定になり、第2の光電変換素子14の受光部分の面積に
等しくなる。したがって、このようなときには、第2の
光電変換素子14の出力V0 に代えて、第1の光電変換
素子11の出力V1 と第2の光電変換素子12の出力V
2 の和を用いることもできる。現実には光源18が十分
遠方にはないため、誤差が生じるが、位置検出精度が低
くてもよい用途には、この方法を用いることもできる。
【0060】光源には、赤外発光ダイオードを用いると
好適である。赤外光はオフィスなど一般的な作業環境に
おいて比較的少ない波長の光である。赤外光以外の外乱
光については、光電変換素子の前に赤外透過フィルタを
設けることで、効率よく除去することが可能である。光
源をパルス点灯し、光パルスを所定周期で発生させるよ
うに光強度変調すると、光電変換素子の出力からオフセ
ット成分として現われるような外乱光の除去ができる。
光源におけるパルスに同期して光電変換素子の出力を取
り込むと、外乱光の除去に一層好適である。光源からの
光は、無指向性のものが望ましいが、指向性があって
も、指向特性が第1,第2の光電変換素子11〜14の
位置の差によってあまり変化しなければ、わずかな誤差
しか生じない。
【0061】第1の光電変換素子11〜13としては、
例えば、フォトダイオードを用いるが、この出力は、電
流読み出し、容量結合読み出しなどによって、少なくと
も103 以上の分解能力を得ることが可能である。特
に、フォトダイオードの形状が、約30μm角×1μm
厚、という微小な形状であっても103 程度の分解能を
有し、1mm角の光電変換素子においては約106 、更
に10mm角では約108 と、その面積によって任意の
分解能を有することが可能であるため、高精度の3次元
位置検出が実現できる。
【0062】図3ないし図5を参照して、位置検出デバ
イスの基本構成を説明したが、以下、この構成を多少変
形させた種々の構成について説明する。
【0063】図6は、図3ないし図5に示した実施の形
態の第1の変形例を説明する平面図である。図中、図3
と同様な部分には同じ符号を用いて説明を省略する。2
1は遮光板である。この変形例は、図3に示したる遮光
板15〜17を原点19側に移動させ、さらにこれらを
1枚の遮光板21に置き換えた位置検出デバイスであ
る。
【0064】この場合は、受光領域と遮光領域が図3な
いし図5の場合と逆になるだけであるから、同様の演算
によって、光源18の3次元位置の座標を得ることがで
きる。なお、図3においても、遮光板15〜17をつな
いで1枚の遮光板にしたものに置き換えることもでき
る。例えば、矩形状の中心穴が開けられた額縁状の遮光
板に置き換え、この中心穴の下であって、光源18から
の光がこの遮光板に遮られない位置に第2の光電変換素
子14を設置する。
【0065】また、図6において、図示の遮光板21お
よび第2の光電変換素子14を用いないで、図示の遮光
板21の位置に、これと同形状とした第2の光電変換素
子14を積層して設置することにより、遮光板21と第
2の光電変換素子14とを兼用することができる。ある
いは、図示の遮光板21の上に、これ以下の大きさの第
2の光電変換素子14を積層して設置してもよい。この
場合、さらに小型化が可能となる。なお、このような手
法は、図3においても可能であり、3個の遮光板15〜
17の中の適当な遮光板を選んで、これを第2の光電変
換素子14に置き換えて積層するか、この上に第2の光
電変換素子14を積層すればよい。また、遮光された第
1の光電変換素子が2個の場合は光源の2次元位置を検
出することができる。
【0066】図7は、図3ないし図5に示した実施の形
態の第2の変形例を説明する平面図である。図中、図3
と同様な部分には同じ符号を用いて説明を省略する。こ
の変形例は、図3に示した第1の光電変換素子11〜1
3とこれに対応する遮光板15〜17の各1個を1組と
し、この複数組が互いに離されて設置され、さらに、各
組に近接して、1個の第2の光電変換素子14が個別に
設置され、合計3個の第2の光電変換素子14を用いる
位置検出デバイスである。
【0067】第1の光電変換素子11〜13を互いに離
して設置することにより、各光電変換素子11〜13に
おいて、光源18からの光の入射方向が比較的大きく異
なることになるため、位置検出の精度が向上する。しか
し、仮に第2の光電変換素子14を1個のままにしてお
くと、第1の光電変換素子11〜13と第2の光電変換
素子14との間でも、光源18からの距離および光の入
射方向、光源18の照射光の強度分布等が大きく異なる
ことになる。
【0068】図3ないし図5を参照して説明した実施の
形態においては、第2の光電変換素子14の出力を用い
て、上述した光源18からの距離等に依存する単位面積
当たりの光量の変化を補償していた。すなわち、第1の
光電変換素子11〜13と第2の光電変換素子14の出
力の比がそれぞれの照射面積または長さの比に相当する
ことを利用して光源の位置を検出していた。したがっ
て、両者が離れていると、光源18からの距離等の相違
によって位置検出の精度が劣化する可能性がある。
【0069】そのため、この変形例では、第1の光電変
換素子11〜13のそれぞれに、個別に第2の光電変換
素子14を隣接させ、第1の光電変換素子11〜13の
出力と、それぞれに近接した第2の光電変換素子14の
出力とを組み合わせて演算することにより、第1の光電
変換素子11〜13の出力を正確に照射面積または長さ
に関連づけることを可能とした。この場合、上述した
(7)〜(9)式までに用いたV0 は、第1の光電変換
素子11〜13に共通の値ではなく、各々の場所にある
個別の第2の光電変換素子14の出力を表わすことにな
る。したがって、この式以降の演算式は修正されること
になる。
【0070】なお、この変形例においても、第2の光電
変換素子14を遮光板15〜17と兼用させたり、遮光
板15〜17の上に積層することにより更に小型化が可
能となる。第1の光電変換素子,遮光板,全面で受光す
る第2の光電変換素子からなる組が2組の場合は光源の
2次元位置を検出することができる。
【0071】図8は、図3ないし図5に示した実施の形
態において、第1の光電変換素子と遮光板の距離を変化
させた場合の説明図であり、図8(A)は距離を長くし
た場合、図8(B)は距離を短くした場合の部分断面図
である。図中、図3と同様な部分には同じ符号を用いて
説明を省略する。いずれの場合も、光源18からの光が
遮光板15を介して第1の光電変換素子11の全受光面
に照射されているときを図示している。
【0072】このとき、光源18は位置検出の限界位置
にあり、光源18をこれ以上x軸方向に接近させると、
第1の光電変換素子11の遮光板15側の端から光がも
れてしまい、位置検出が不可能となる。ただし、第1の
光電変換素子11と遮光板15の距離hを大きくした方
が検出感度が高い。したがって、図8(A)のように、
第1の光電変換素子11と遮光板15の距離h1 を長く
した場合は、x1 以上の遠距離を検出するのに適し、図
8(B)のように距離h2 を短くした場合は、x2 以上
の近距離を検出するのに適している。
【0073】したがって、第1の光電変換素子11と遮
光板15の距離をh1 とした組とh1 より短いh2 とし
た組を同じ配列で近接設置して、各組の出力を手動また
は自動で切り換える位置検出装置とすることにより、遠
近両方の位置検出に対応できるようになる。あるいは、
第1の光電変換素子11および遮光板15の組が1組で
あっても、モータやプランジャ等により遮光板15を動
かし、距離hの値を可変にしてもよい。他の第1の光電
変換素子と遮光板の組についても同様にして遠近両方の
位置検出に対応させることができる。光源18の検出す
べき位置があらかじめ限られている場合には、第1の光
電変換素子11〜13のそれぞれから光源18までの距
離の長さの程度に応じて、それぞれに対応する遮光板1
5〜17の長さhを個別に設定してもよい。
【0074】図9は、図3ないし図5に示した実施の形
態の第3の変形例を説明する平面図である。図中、図3
と同様な部分には同じ符号を用いて説明を省略する。こ
の変形例は、位置検出デバイスの作製プロセスに改良を
加え、3個の第1の光電変換素子11〜13を1枚の基
板上に近接させて配置し、図3〜図5に示したa1 ,a
2 ,a3 の値を近似的に0に設定することを可能にし、
式(7)〜(15)で示した演算式を簡略化したもので
ある。
【0075】薄膜プロセスにおいて単一基板上に図示の
ようなパターニングを行えば、a1,a2 ,a3 は共に
数μm程度に抑えられ、実質的に0に近似できるので式
が簡略化される。a1 ,a2 ,a3 を約5μm、光電変
換素子の大きさを約5mm角とした場合には、1/10
00の誤差が残るのみとなる。あるいは、イメージセン
サの技術分野において知られているように、1個の光電
変換半導体層に、電極だけを個別に形成することにより
複数個の光電変換素子を実現することも可能である。
【0076】a1 ,a2 ,a3 を0とした場合に、式
(13),(14),(15)はそれぞれ次のように簡
略化される。 x=h・(V1 +V2 ) /(V1 +V2 −2A・V0 /L) …(16) y=A・(V2 −V1 ) /(V1 +V2 −2A・V0 /L) …(17) z=A・(2V3 −(V1 +V2 )) /(V1 +V2 −2A・V0 /L) …(18)
【0077】図10は、図1に示した第1の実施の形態
の位置検出デバイスの製造方法の一例を示す説明図であ
り、図10(A)ないし図10(D)は製造工程の各段
階を示す説明図である。図中、図1と同様な部分には同
じ符号を用いて説明を省略する。まず、図10(A)に
示すように、ガラス等の基板1上に第1の光電変換素子
としての長方形のフォトダイオードを作製する。下部電
極2には、Ta,Ti,Crなどを用い、光電変換半導
体層3にはSiなど、上部透明電極4には、光を透過す
るITOなどを用いる。
【0078】次に、図10(B)に示すように、光を透
過させる層間膜としての第1の透光層5を、例えば、ポ
リイミド等の有機膜、または、SiO2 ,SiN等の無
機膜で作製する。有機膜は、例えば、液状の合成樹脂で
基板1およびフォトダイオードを覆って固化させること
により形成される。そして、図10(C)に示すよう
に、第1の透光層5の上に、薄膜遮光層6として、例え
ばTa,Ti,Crなどの金属層を、第1の光電変換素
子の半分程度を覆う位置に作製する。第1の透光層5や
薄膜遮光層6は、他の基板上で作製し、その後、基板1
に貼り合わせることも可能である。
【0079】また、赤外光を選択的に透過させて光電変
換素子に当てる場合は、図10(D)に示すように、第
1の透光層5や薄膜遮光層6の層の上に、さらに、光を
透過させる層間膜として、第1の透光層5と同様の透光
膜である第2の透光層7を作製し、その上にフィルタ層
8を作製する。第2の透光層7は省略可能である。第2
の透光層7,フィルタ層8も、他の基板上で作製した
後、貼り合わせることも可能である。
【0080】図11は、図2に示した第2の実施の形態
の位置検出デバイスの製造方法の一例を示す説明図であ
り、図11(A)ないし図11(D)は製造工程の各段
階を示す説明図である。図中、図1と同様な部分には同
じ符号を用いて説明を省略する。図2に示した位置検出
デバイスの製造方法を説明する図である。この製造方法
は、図10とは逆のプロセスで作製した例である。
【0081】まず、図11(A)に示すように、基板1
上に、フィルタ層8と第2の透光層7を作製する。次
に、図11(B)に示すように、薄膜遮光層6を第2の
透光層7の上に作製する。そして、図11(C)に示す
ように、薄膜遮光層6と第2の透光層7の上に、さら
に、光を透過させる層間膜として、第2の透光層7と同
様の透光膜である第1の透光層5を作製し、図11
(D)に示すように、上部透明電極4,光電変換半導体
層3、下部電極2を作製している。この第2の実施の形
態の位置検出デバイスの製造方法においても、各々の層
を別の基板で作製して、その後、貼り合わせることも可
能である。
【0082】図10および図11において、特に、複数
の第1の光電変換素子11〜13、加えて第2の光電変
換素子14を、同一の基板1または同一の第1の透光層
5上に設置する構造をとると、演算式が簡単になるだけ
でなく、これら単一の平面板上にパターニングするなど
して小型化された位置検出デバイスを作製することがで
きる。また、図9を参照して説明したように、位置検出
精度の高い構造のものを作製することができる。薄膜遮
光層6、フィルタ層8なども全て薄膜プロセスで一括し
て作製することができる。図14を参照して後述するよ
うに、反射領域を実質的な光源として用いる場合には、
発光源として用いる赤外発光ダイオードも含めて、単一
の平面板上に作製することも可能である。このように、
本発明の位置検出デバイスは、工程の簡略化および低コ
スト化にも有効である。
【0083】図12,図13は、本発明の位置検出デバ
イスの測定値の補正に関する説明図である。図3に示し
た第1の光電変換素子11と遮光板15の組について説
明するが、他の第1の光電変換素子12,13と遮光板
16,17の組についても同様である。31は透光層で
あり、図1,図2に示した第1の透光層5に対応する。
図3ないし図5を参照して説明した本発明の実施の形態
では、図1,図2を参照して説明したように、ポリイミ
ド等の透光層を通過した光が、第1の光電変換素子に入
射して出力を得ているので、これらの屈折率の大きい透
光層による影響による測定値の補正が必要となる。ある
いは、位置検出デバイスがガラス製の測定窓を通して光
を受ける場合にも補正が必要となる。
【0084】透光層31の屈折率をnとし、これより上
の空間の屈折率を1とする。第1の光電変換素子11が
全面照射されるときの照射長さは、図3ないし図5と同
様のLとし、第1の光電変換素子11上の実際の照射長
さをd0 、透光層31がなく全ての空間で屈折率が1と
仮定したときの第1の光電変換素子11上の照射長さを
dとする。このdは、式(7)〜(9)の直前の3つの
式における(d1 −a1 ),(d2 −a2 ),(d3
3 )に相当する。簡単化のため、第1の光電変換素子
11の中央を通る垂線が遮光板15の右端面に接する場
合を考える。
【0085】図12に示すように、垂線よりも遮光板1
5側に光源18がある場合、つまり、第1の光電変換素
子11の出力が、全面照射されたときの出力の1/2よ
りも小さいときは、 d+n・(L/2−d0 )=L/2 …(19) これより求めるdは、 d=L/2−n・(L/2−d0 ) …(20) となる。
【0086】図13に示すように、上述した垂線よりも
遮光板15側と反対側に光源18がある場合、つまり、
第1の光電変換素子11の出力が、全面照射されたとき
の出力の1/2よりも大きいときは、 d−n・(d0 −L/2)=L/2 …(21) これより求めるdは、 d=L/2+n・(d0 −L/2) …(22) となる。
【0087】なお、第1の光電変換素子11の出力が全
面照射されたときの出力の1/2とは、第1の光電変換
素子11と同じ面積であって常に全面照射を受けている
図3に示した第2の光電変換素子14の出力の1/2に
等しい。式(20)と式(22)は整理すると同一の式
であり、光源18が上述した垂線のどちら側にあっても
同一の式を用いることになる。したがって、式(20)
または式(22)を用いて、第1の光電変換素子11の
光量から演算して得られたd0 の値を補正してdの値を
得ることができ、このdの値をさらに演算して光源18
の位置座標を得ることができる。
【0088】上述した実際の照射長さd0 と、全ての空
間で屈折率が1としたときのの照射長さdとの相関関係
は、光源18からの光の方向によって決まるため、d0
の値を入力してdの値を出力するような換算テーブルを
記憶しておき、この換算テーブルを用いて補正すること
もできる。上述した説明では、図1,図2に示した第2
の透光層7の屈折率の影響や上述したガラス製の測定窓
については補正していないが、第2の透光層7は十分薄
くすることができ、取り除くことも可能なものであるた
め、このような場合には補正しないままでも影響が小さ
い。上述した変換テーブルを用いる方法では、第2の透
光層7の屈折率の影響に対しても補正が可能である。
【0089】なお、透光層の厚みが小さい場合、あるい
は屈折率が1に近い場合など、光路に影響が少ない場合
には、要求される位置検出精度によっては、上述した測
定値の補正が実用上不要となる場合もある。
【0090】次に、図14ないし図20を参照して、本
発明の位置検出デバイスを用いた位置検出装置の具体的
な実施の形態を説明する。
【0091】図14は、本発明の位置検出装置の第1の
実施の形態の説明図であり、図14(A)は、衝撃セン
サ,加速度センサへの応用例を説明する図であり、図1
4(B)は、衝撃センサ,加速度センサの従来例を説明
する図である。図中、41は位置検出デバイス、42は
光源、43は棒状体、44は衝撃センサまたは加速度セ
ンサ、45は圧電素子である。この実施の形態は、衝撃
センサまたは加速度センサに代表される片持ちばりを用
いたセンサを、本発明の位置検出装置によってさらに高
精度化した例である。衝撃センサは、物品に取り付けら
れ物品の輸送時に衝撃が加わったかどうかを輸送後に検
出するためのバッチとして用いられる。
【0092】図14(B)に示すように、従来の衝撃セ
ンサまたは加速度センサは、圧電素子45などの積層構
造からなる片持ちばりを用いているために、その検出特
性が片持ちばりの材料や張り合わせの特性に大きく依存
しており、検出特性に極力影響を与えない材料を選択す
るか、または出力の補正が不可欠であった。さらに、圧
電素子45の積層構造からなる場合には、1次元方向の
衝撃または加速度しか得られなかった。
【0093】しかし、図14(A)に示すように、圧電
素子等を用いることなく自由な材質の支持棒43によっ
て光源42を支持し、その位置を位置検出デバイス41
によって検出する。位置検出デバイス41と光源42を
先端の小部分に有した支持棒43とをケースに収納する
ことにより衝撃センサまたは加速度センサ44となる。
光源42の位置の時間的変化は、CPU等による演算に
よって算出されるが、ケース内にこのような演算手段を
内蔵するか、あるいは、外部のパーソナルコンピュータ
や専用の情報処理装置において演算することができる。
支持棒43の材質に制限は少なく、また1次元のみなら
ず2次元方向の衝撃および加速度を検出することが可能
である。
【0094】位置検出デバイス41を小さく形成できる
ため、位置検出デバイス41と光源42の配置を逆にし
て、位置検出デバイス41を可動側に取り付けることも
できる。このような構成は、後述するいずれの実施の形
態においても同様に可能である。 なお、光源42とし
ては、自ら発光する発光源に限られず、図示しない他の
発光源の光を反射する反射板であってもよい。あるい
は、支持棒43の先端自体が光を反射する表面を有して
いてもよい。これらの反射領域が実質的な光源になる。
特に、位置検出を行う対象物に光源42や位置検出デバ
イス41を取り付けることが困難な場合、対象物に反射
領域を設けることによって、反射領域の3次元位置検出
を行うことが可能となる。反射領域以外の部分は測定用
の光をなるべく反射しないようにすることが望ましい。
【0095】その際、発光源と位置検出デバイス41を
1つのパッケージに収容し、さらに、プリント基板等へ
実装するために従来のICと同様の外部接続ピンを設け
てもよい。同一の基板上に第1,第2の光電変換素子と
ともに発光ダイオード等の光源を作製して一体化すれば
さらに小型化が可能になる。
【0096】また、図14(B)の圧電素子45の先端
に光源42を設け、光源42および位置検出デバイス4
1とともに圧電素子45も用いて衝撃センサまたは加速
度センサ44としてもよい。この場合、異なる2つの方
法で衝撃や加速度を検出することができ、両者を補完的
に用いたり、一方で他方の校正をすることができる。
【0097】図15は、本発明の位置検出装置の第2の
実施の形態の説明図であり、図15(A)は光源を感光
ドラムの外周面に設けたもの、図15(B)は光源を感
光ドラムの側面に設けたもの、図15(C)は光源を感
光ドラムの回転軸に設けたものの説明図である。図中、
図14と同様な部分には同じ符号を用いて説明を省略す
る。51は感光ドラム、52は回転軸である。この実施
の形態は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写
真記録機構への応用例であって、感光ドラムの動作測定
などに用いるものである。
【0098】図15(A)においては、感光ドラム51
の感光面上の一小部分に光源42を設け、感光ドラム5
1とは非接触でこれに近接した位置に位置検出デバイス
41を設置し、感光ドラム51が回転して光源42が位
置検出デバイス41に近づいた時に光源42からの光に
よって、光源42の位置を検出し、その値から感光ドラ
ム51の角速度,偏心,軸方向のずれ等の3次元の位置
変化情報を演算して測定することができる。
【0099】光源42の位置は、図15(B)に示され
るように感光ドラム51の側面の一部分、または、図1
5(C)に示されるように感光ドラム51の回転軸52
の外周面の一部分に設置することもできる。光源42を
1箇所に設置した場合には、その1箇所での角速度、偏
心、軸方向のずれなどの測定を行うことができるが、光
源42を多数箇所に設置した場合は、感光ドラム51の
全体での回転方向の速度、偏心、軸方向のずれを常時測
定することで、より詳細な測定が可能となる。なお、複
数の光源42を区別する必要があるときは、各光源42
のパルス周波数を異ならせ、位置検出デバイス側で、パ
ルス周波数を弁別すればよい。
【0100】図14を参照した位置検出装置の第1の実
施の形態において説明したように、光源42を他の発光
源の光を反射する反射領域とする場合には、反射板を用
いなくても、反射領域の感光ドラム51または回転軸5
2自体が光を反射する表面を有していてもよい。反射板
を蛍光体に置き換えることもできる。感光ドラム51の
全面露光の過程において、蛍光体が露光光源の照射を受
けて発する蛍光を反射光とする。
【0101】図16は、本発明の位置検出装置の第3の
実施の形態の説明図である。図中、図14と同様な部分
には同じ符号を用いて説明を省略する。61は対象物で
ある基板、62はPAD、63は検査用プローブであ
る。この実施の形態は、検査用プローブ63への応用例
であって、対象物である基板61と検査用プローブ63
の相対位置関係を検出して位置合わせするものである。
半導体のチップまたはウエハを対象物である基板61と
することができる。
【0102】対象物である基板61上には所定の位置に
ワイヤボンディング用等のための金属のPAD62と光
源42が設けられている。光源42は、位置検出時に載
置してもよいが、対象物である基板61上にあらかじめ
取り付けられていてもよい。対象物である基板61上の
光源42への電源供給は、可撓性を有するリード線で供
給してもよいが、電磁波、電磁誘導などにより非接触で
エネルギーを供給できる手段を用いて対象物である基板
61側に供給してもよい。あるいは、小型の電池を対象
物である基板61上に搭載してもよい。
【0103】この光源42の位置を検査用プローブ63
の先端または近傍に設けた位置検出デバイス41によっ
て検出し、PAD62と検査用プローブ63との相対的
な位置、すなわち、水平面上の位置および垂直高さを測
定する。同時に、測定値をフィードバックさせながら相
対位置を図示しない駆動装置によって変え、正確にプロ
ービングを行うことができ、検査用プローブ63の先端
がPAD62を切断してしまうようなことがない。
【0104】図17は、本発明の位置検出装置の第4の
実施の形態の説明図である。図中、図14,図16と同
様な部分には同じ符号を用いて説明を省略する。64は
ワイヤボンディング用プローブ、65はワイヤである。
この実施の形態は、ワイヤボンディング用プローブ64
への応用例であって、対象物である基板61とワイヤボ
ンディング用プローブ64の相対位置関係を検出し、ワ
イヤボンディング時の位置合わせを行うものである。
【0105】ワイヤ65が引き出されるワイヤボンディ
ング用プローブ64の先端または近傍に位置検出デバイ
ス41が設けられ、対象物である基板61上には所定の
位置にPAD62と光源42が設けられている。位置検
出デバイス41によって、PAD62とワイヤボンディ
ング用プローブ64との相対位置を測定し、測定値をフ
ィードバックさせながら相対位置を図示しない駆動装置
によって変え、正確にワイヤボンディングを行うことが
できる。
【0106】図16または図17においても、光源42
を複数箇所に設けることもできる。この場合、対象物で
ある基板61のねじれを検出することができる。光源4
2を反射領域とする場合には、対象物である基板61上
に比較的光を反射させやすいPAD62などの部分を反
射領域とすることも可能である。
【0107】なお、類似の応用例として、検査用プロー
ブ63を一般的な製造ラインにおいても使用される作業
用ロボットの可動アームに置き換えると、可動アームの
位置検出および位置制御に用いることができる。
【0108】図18は、本発明の位置検出装置の第5の
実施の形態の説明図である。図中、図14と同様な部分
には同じ符号を用いて説明を省略する。72,74はレ
ンズ、71,73はレンズ支持体である。この実施の形
態は、複写機、ファックシミリ、プリンタ、カメラ、望
遠鏡、光ディスクドライブ等における、レンズ機構への
応用例であって、レンズ72,74またはレンズ支持体
71,73の動作測定等に用いるものである。
【0109】2枚のレンズ72,74が、それぞれ、レ
ンズ支持体71,73に取り付けられ、水平方向に所定
間隔で置かれ、それぞれ、レンズ移動機構により水平移
動し両者の相対位置が変化する。レンズ支持体71,7
3の一小部分に、光源42を設置し、これらと近接した
位置に、それぞれ、位置検出デバイス41を設置する。
なお、光源42をレンズ72,74の端部に設けること
もできる。この場合には、光源42を反射領域とすると
好適である。
【0110】レンズ72,74およびレンズ支持体7
1,73が移動した時に、各光源42からの反射光によ
り、レンズ支持体71,73の位置を検出し、その値か
らレンズ72,74またはレンズ支持体71,73の位
置を測定する。さらに、位置の時間変化を演算すること
により、速度、加速度等の位置変化に関する3次元の情
報を測定することもできる。これらによって、レンズ7
2,74の位置を定量的に解析することができるので、
位置ずれなどのトラブルを未然に発見することができ、
このずれ量をフィードバックすることにより位置ずれを
なくすこともできる。
【0111】また、ズームレンズ機構においてレンズ位
置の検出をすることができる。レンズ72,74を垂直
面内において移動させるレンズ移動機構においては、レ
ンズ72,74の各中心軸のずれを検出して中心軸を合
わせることもできる。なお、レンズ移動機構は、一方側
のみに取り付けられてもよく、この場合は、本発明を用
いてレンズ72,74間またはレンズ支持体71,73
間の相対距離を検出することができる。
【0112】図19は、本発明の位置検出装置の第6の
実施の形態の説明図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を用いて説明を省略する。81はリング状パ
イプ、82は支柱、83は回転角等の検出センサであ
る。この実施の形態は、小さな回転物体への応用例であ
って、回転物体の位置、オイラー角などの回転角、角速
度、角加速度等を測定するものである。
【0113】透明な中空のリング状パイプ81に液体ま
たは気体を封入し、この中に光源42として発光源を有
するウエイトまたは浮きを入れ、この回転運動を支柱8
2に取り付けられた位置検出デバイス41によって検出
する。光源42となるウエイトまたは浮きを除く部分が
回転するときに、ウエイトまたは浮きが静止しているよ
うにすれば、これらの部材を収納すると回転角等の検出
センサ83となり、このセンサが取り付けられた物体の
回転角等を検出することができる。
【0114】光源42を反射領域とした場合には、発光
源を回転角等の検出センサ83外に設け、この中へ光を
照射するようにしてもよい。また、ウエイトまたは浮き
自体を光反射性の物体とすればよい。
【0115】従来は磁気センサによりオイラー角などの
測定を行っていたため、測定範囲に存在する磁性体によ
り磁場が歪められて補正不可能な誤差が残ることが常識
であったが、光による測定のため、このような誤差は存
在せず、しかも簡易に測定することが可能となる。ただ
し、リング状パイプ81に封入した液体または気体の特
性に依存して、光源42である物体の運動に慣性力が含
まれてしまうため、例えば、半径の異なるリング状パイ
プ81をいくつか用意し、それぞれに入れられた光源4
2となる物体の抵抗を変え、複数の光源42の位置を順
次検出することにより、慣性による移動量を補正するこ
とも可能である。
【0116】図20は、本発明の位置検出装置の第7の
実施の形態の説明図である。図中、図14と同様な部分
には同じ符号を用いて説明を省略する。91は紙であ
る。この実施の形態は、複写機、ファクシミリ、プリン
タ等における、紙送り機構への応用例であって、紙また
は紙送り機構の位置検出や動作測定を行なうものであ
る。
【0117】紙91の紙面の縁または角といった端部近
傍を反射領域と見なして、紙面の端部に近接した位置に
光源42と位置検出デバイス41を設置し、紙91が移
動して紙面の端部が位置検出デバイス41に近づいた時
に紙91からの反射光によって、紙面の端部の位置を検
出し、その値から紙91の位置、速度、加速度等に関す
る3次元の情報を測定する。この例では、光源42から
の光がスポット状であり、この光を反射する反射領域の
面積が紙91の移動ととも変化するがこれは誤差として
扱うことができる。
【0118】紙91が紙送り機構によって供給されるも
のであれば、紙91の位置情報などから、紙送り機構の
動作測定を行なうことができる。また、紙送り機構自体
に反射領域を設ければ、図16における対象物である基
板61と同様に紙送り機構の位置検出を行なうこともで
きる。
【0119】これらによって、単に紙送り不能のトラブ
ルの検出にとどまらず、紙91のずれの方向やその大き
さ、および紙の浮きの量についても知ることができるの
で、トラブル対策のための情報を提供し、かつ、トラブ
ル発生前に発生の危険性を知ることも可能となる。もち
ろん、紙送り機構の制御の際の紙91または紙送り機構
の位置検出などに用いることもできる。
【0120】最後に、位置検出精度の向上対策について
説明する。広範囲で高精度の3次元位置検出を行うため
には、本発明の位置検出デバイス41のユニットを複数
個設けることが望ましい。そして、最も光源42との距
離が近く、高精度で位置検出を行えるユニットを選ぶ。
そのために、例えば、各ユニットの全面照射を受ける図
3等に示した第2の光電変換素子14の出力の中から、
出力が最大となるユニットを選び、そのユニットを用い
て3次元位置を検出することができる。選ぶユニットは
1つに限らず、例えば、出力の大きい方から2〜3を選
んで、そこから得られた3次元位置の平均値を求めるよ
うにしてもよい。
【0121】また、図3等に示した第1,第2の光電変
換素子11〜14のそれぞれの端部近傍の受光面におい
ては、素子の中央部等の他の部分に比べ、光電変換出力
のリニアリティが劣るなど精度劣化要因を有する場合が
ある。このような場合には、端部から精度劣化要因を有
する部分までの受光面に接して遮光板を設けるか、精度
劣化要因を有する受光面に遮光塗料を塗布するなどし
て、精度劣化要因となる部分を用いずに位置検出を行う
ことが可能となる。
【0122】本発明の位置検出装置は、光源または実質
的な光源となる反射領域を対象物に設けることにより、
一般的な1次元ないし3次元位置検出装置、さらには、
位置変化検出装置となる。図示を省略するが、通常用い
られるボールペンまたはこれと同様な形状のペンや、指
示棒に光源を設けてもよい。例えば、ペン筺体や指示棒
の先端部またはこの近傍に光源を設ける。
【0123】特に、小型化に適し、微小な3次元位置お
よび移動量の検出が可能となる。そのため、微細加工を
行った部品同士や、部品とプローブとの高精度の位置合
わせを、リアルタイムでフィードバックをしながら実行
すること、および、物体の運動解析において、その本来
の運動を妨げることなく、より正確な位置および運動の
速度や方向を検出することが可能となる。また、人体や
生物一般に装着して使用する、3次元位置検出装置にお
いても、本来の自然な動きを妨げることなく、その正確
な位置を高精度で検出することができ、バーチャル・リ
アリティ関連技術への応用も可能となる。
【0124】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、光源か
らの光を遮光する少なくとも1つの薄膜遮光層と、少な
くとも1つの第1の光電変換素子を有し、第1の光電変
換素子は、薄膜遮光層により光源の位置に応じて前記光
の一部が遮光される位置に設置されることから、厳密な
微調整が不要で、簡易なデバイスを使用して位置検出を
行なうことができるという効果がある。特に、薄膜遮光
層を用いるため、位置検出デバイスを小型化できるとと
もに、遮光板の端部の位置が正確であるため位置検出誤
差が生じにくいという効果がある。
【0125】請求項2に記載の発明によれば、少なくと
も1つの透光層を有し、薄膜遮光層が、透光層に積層さ
れることから、薄膜遮光層の支持が容易になるという効
果がある。
【0126】請求項3に記載の発明によれば、少なくと
も1つの基板を有し、この基板上に第1の光電変換素子
と第1の透光層と薄膜遮光層が順に積層され、薄膜遮光
層が部分的に積層されることから、薄膜遮光層の支持が
容易になるとともに、第1の光電変換素子と薄膜遮光層
との間隔を一定に保つことができ位置検出誤差が生じに
くいという効果がある。
【0127】また、請求項4に記載の発明によれば、少
なくとも1つの第1の透光層および少なくとも1つの第
2の透光層を有し、薄膜遮光層と第1の透光層と第1の
光電変換素子が第2の透光層に順に積層され、薄膜遮光
層が部分的に積層されることから、請求項3に記載の発
明と同様な効果を奏するとともに、基板を必要としない
という効果もある。
【0128】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
特定波長領域を透過させる少なくとも1つのフィルタ層
を有することから、外乱光の影響を除去することができ
るという効果がある。
【0129】請求項6に記載の発明によれば、少なくと
も1つの第2の光電変換素子を有し、第2の光電変換素
子は、前記薄膜遮光層により前記光が遮光されることの
ない位置に設置されることから、光源からの距離および
光の方向、光源の照射光の強度等に依存する単位面積当
たりの光量の変化などを補償することができるという効
果がある。
【0130】請求項7に記載の発明によれば、第1の光
電変換素子が、一つの平板面上であって、薄膜遮光層に
より光源の位置に応じて光の一部が遮光される位置に作
製されることから、位置検出デバイスを小型化すること
ができるだけでなく、製造工程の簡略化および低コスト
化にも有効であるという効果がある。
【0131】また、請求項8に記載の発明によれば、第
1の光電変換素子が、一つの平板面上であって、薄膜遮
光層により光源の位置に応じて光の一部が遮光される位
置に、第2の光電変換素子が、この平板面上であって、
薄膜遮光層により光が遮光されることのない位置に作製
されることから、請求項7に記載の発明と同様の効果が
ある。
【0132】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
ないし6のいずれか1項に記載の位置検出デバイスを少
なくとも1つ有し、前記位置検出デバイスの出力に基づ
いて前記光源の位置を演算する位置演算手段を有するこ
とから、容易に位置を検出することができるという効果
がある。さらに、請求項10に記載の発明によれば、位
置演算手段が、光源から出射して第1の光電変換素子で
受光するまでの光路における媒体の屈折率に基づいて位
置の補正をすることから、位置検出精度を向上させるこ
とができるという効果がある。
【0133】請求項11に記載の発明によれば、位置検
出される対象物の少なくとも一部に設けられた光源と請
求項1ないし6のいずれか1項に記載の位置検出デバイ
スを少なくとも1つ有することから、光源の波長やパル
ス周期等の特性に合わせて位置検出デバイスの特性を決
めることができるという効果がある。また、請求項12
に記載の発明によれば、発光体を有し、光源が前記発光
体からの光を反射する反射領域であることから、発光体
を取り付けにくい対象物についても位置検出をすること
ができるという効果がある。
【0134】請求項13に記載の発明によれば、対象物
が感光体であり、電子写真記録機構における位置検出装
置であることから、感光体の回転位置を容易に検出でき
るという効果がある。請求項14に記載の発明によれ
ば、対象物がレンズまたはレンズ支持体であり、レンズ
移動機構における位置検出装置であることから、レンズ
またはレンズ支持体の位置を容易に検出できるという効
果がある。
【0135】請求項15に記載の発明によれば、請求項
9ないし14のいずれか1項に記載の位置検出装置と、
該位置検出装置の出力に基づいて前記対象物の速度,加
速度,角速度等の位置変化量を演算する位置変化演算手
段を有することから、対象物の位置変化量を容易に検出
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置検出デバイスの第1の実施の形
態の構造図である。
【図2】 本発明の位置検出デバイスの第2の実施の形
態の構造図である。
【図3】 本発明の第1,第2の実施の形態の位置検出
デバイスの平面図である。
【図4】 図3に示した構成の動作原理の説明図であ
り、図4(A)は、図3のx−y平面の断面図、図4
(B)は、図4(A)における光源と各部の位置関係を
示す説明図である。
【図5】 図3に示した構成の動作原理の説明図であ
り、図5(A)は図3のx−z平面の断面図であり、図
5(B)は図5(A)における光源と各部の位置関係を
示す説明図である。
【図6】 図3ないし図5に示した実施の形態の第1の
変形例を説明する平面図である。
【図7】 図3ないし図5に示した実施の形態の第2の
変形例を説明する平面図である。
【図8】 図3ないし図5に示した実施の形態におい
て、第1の光電変換素子と遮光板の距離を変化させた場
合の説明図であり、図8(A)は距離を長くした場合、
図8(B)は距離を短くした場合の部分断面図である。
【図9】 図3ないし図5に示した実施の形態の第3の
変形例を説明する平面図である。
【図10】 図1に示した第1の実施の形態の位置検出
デバイスの製造方法の一例を示す説明図であり、図10
(A)ないし図10(D)は製造工程の各段階を示す説
明図である。
【図11】 図2に示した第2の実施の形態の位置検出
デバイスの製造方法の一例の説明図であり、図11
(A)ないし図11(D)は製造工程の各段階を示す説
明図である。
【図12】 本発明の位置検出デバイスの測定値の補正
に関する説明図である。
【図13】 本発明の位置検出デバイスの測定値の補正
に関する説明図である。
【図14】 本発明の位置検出装置の第1の実施の形態
の説明図である。
【図15】 本発明の位置検出装置の第2の実施の形態
の説明図である。
【図16】 本発明の位置検出装置の第3の実施の形態
の説明図である。
【図17】 本発明の位置検出装置の第4の実施の形態
の説明図である。
【図18】 本発明の位置検出装置の第5の実施の形態
の説明図である。
【図19】 本発明の位置検出装置の第6の実施の形態
の説明図である。
【図20】 本発明の位置検出装置の第7の実施の形態
の説明図である。
【符号の説明】 1…基板、2…下部電極、3…光電変換半導体層、4…
上部透明電極、5…第1の透光層、6…薄膜遮光層、7
…第2の透光層、8…フィルタ層、11〜13…第1の
光電変換素子、14…第2の光電変換素子、15〜1
7,21…遮光板、18,42…光源、31…透光層、
41…位置検出デバイス、44…衝撃センサまたは加速
度センサ、51…感光ドラム、61…対象物である基
板、62…PAD、63…検査用プローブ、64…ワイ
ヤボンディング用プローブ、71,73…レンズ支持
体、81…リング状パイプ、83…回転角等の検出セン
サ、91…紙。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を遮光する少なくとも1つ
    の薄膜遮光層と、少なくとも1つの第1の光電変換素子
    を有し、第1の光電変換素子は、前記薄膜遮光層により
    前記光源の位置に応じて前記光の一部が遮光される位置
    に設置されることを特徴とする位置検出デバイス。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの透光層を有し、前記薄
    膜遮光層は、前記透光層に積層されることを特徴とする
    請求項1に記載の位置検出デバイス。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの基板を有し、該基板上
    に第1の光電変換素子と第1の透光層と前記薄膜遮光層
    が順に積層され、前記薄膜遮光層は部分的に積層される
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出デバイス。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの第1の透光層および少
    なくとも1つの第2の透光層を有し、前記薄膜遮光層と
    第1の透光層と第1の光電変換素子が第2の透光層に順
    に積層され、前記薄膜遮光層は部分的に積層されること
    を特徴とする請求項1に記載の位置検出デバイス。
  5. 【請求項5】 特定波長領域を透過させる少なくとも1
    つのフィルタ層を有することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1項に記載の位置検出デバイス。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの第2の光電変換素子を
    有し、第2の光電変換素子は、前記薄膜遮光層により前
    記光が遮光されることのない位置に設置されることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の位置
    検出デバイス。
  7. 【請求項7】 光源からの光を遮光する少なくとも1つ
    の薄膜遮光層と複数の第1の光電変換素子を有する位置
    検出デバイスの製造方法において、第1の光電変換素子
    は、一つの平板面上であって、前記薄膜遮光層により前
    記光源の位置に応じて前記光の一部が遮光される位置に
    作製されることを特徴とする位置検出デバイスの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 光源からの光を遮光する少なくとも1つ
    の薄膜遮光層と複数の第1の光電変換素子と少なくとも
    1つの第2の光電変換素子を有する位置検出デバイスの
    製造方法において、第1の光電変換素子は、一つの平板
    面上であって、前記薄膜遮光層により前記光源の位置に
    応じて前記光の一部が遮光される位置に、第2の光電変
    換素子は、前記平板面上であって、前記薄膜遮光層によ
    り前記光が遮光されることのない位置に作製されること
    を特徴とする位置検出デバイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の位置検出デバイスを少なくとも1つ有し、前記位置検
    出デバイスの出力に基づいて前記光源の位置を演算する
    位置演算手段を有することを特徴とする位置検出装置。
  10. 【請求項10】 前記位置演算手段は、前記光源から出
    射して第1の光電変換素子で受光するまでの光路におけ
    る媒体の屈折率に基づいて位置の補正をすることを特徴
    とする請求項9に記載の位置検出装置。
  11. 【請求項11】 位置検出される対象物の少なくとも一
    部に設けられた光源と請求項1ないし6のいずれか1項
    に記載の位置検出デバイスを少なくとも1つ有すること
    を特徴とする位置検出装置。
  12. 【請求項12】 発光体を有し、前記光源は前記発光体
    からの光を反射する反射領域であることを特徴とする請
    求項11に記載の位置検出装置。
  13. 【請求項13】 前記対象物は感光体であり、電子写真
    記録機構における位置検出装置であることを特徴とする
    請求項11または12に記載の位置検出装置。
  14. 【請求項14】 前記対象物はレンズまたはレンズ支持
    体であり、レンズ移動機構における位置検出装置である
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の位置検
    出装置。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし14のいずれか1項に
    記載の位置検出装置と、該位置検出装置の出力に基づい
    て前記対象物の速度,加速度,角速度等の位置変化量を
    演算する位置変化演算手段を有することを特徴とする位
    置変化検出装置。
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