JPH09237162A - 走査型データ記憶システム、及びその針摩耗管理方法、媒体摩耗管理方法、並びに残存寿命表示装置 - Google Patents

走査型データ記憶システム、及びその針摩耗管理方法、媒体摩耗管理方法、並びに残存寿命表示装置

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JPH09237162A
JPH09237162A JP8061976A JP6197696A JPH09237162A JP H09237162 A JPH09237162 A JP H09237162A JP 8061976 A JP8061976 A JP 8061976A JP 6197696 A JP6197696 A JP 6197696A JP H09237162 A JPH09237162 A JP H09237162A
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Mitsuchika Saito
光親 斉藤
Naohiko Kamae
尚彦 釜江
Kiyoyuki Ihara
清幸 井原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針のアクセス動作回数の制限や記憶エリアの
被アクセス動作回数の制限に起因する装置寿命を効果的
に延ばすことができる走査型データ記憶システム、その
針摩耗管理方法、及びその媒体摩耗管理方法を提供す
る。 【解決手段】 記憶媒体表面に形成される記憶エリアに
対するデータの読出し/書込みのアクセス動作を、所定
の針群31ごとに行う走査型データ記憶システムであっ
て、前記各針群31ごとのアクセス動作回数をカウント
するカウンタ41;アクセス動作回数が多い針群が受け
持つ前記記憶エリアのデータと、アクセス動作回数が少
ない針群が受け持つ前記記憶エリアのデータとを交換す
るデータ交換手段43;前記記憶エリアの物理アドレス
と論理アドレスとを対応させるためのアドレス変換テー
ブルを記憶する手段であって、前記データの交換に際し
て、当該交換前の記憶エリアの物理アドレスが対応する
論理アドレスに、当該交換後の記憶エリアの物理アドレ
スを対応させて記憶する手段42;を含むことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ読出し/書
込み用の針とデータ記憶媒体とを用いた走査型データ記
憶システム、その針摩耗管理方法、その媒体摩耗管理方
法、及びその残存寿命表示装置に関する。特に、前記針
のアクセス動作回数及び/又は前記記憶媒体の被アクセ
ス動作回数に制限がある場合において、該データ記憶シ
ステムの寿命を実質的に延ばすことができる、前記シス
テム、方法及び装置に関する。
【0002】
【技術背景】現在、コンピュータの補助記憶装置とし
て、固定磁気ディスク装置(HDD)が広く用いられて
いる。これに代わる記憶装置として、HDDよりも占有
面積が圧倒的に小さく、かつアクセス速度が大幅に大き
く、しかも記憶密度も高い走査型データ記憶装置が種々
提案されている(例えば、斉藤等による「走査型メモリ
装置」、特願平6−270297号参照)。
【0003】走査型データ記憶装置は、多数のデータ読
出し/書込み用針(本明細書では、単に「針」と言う)
によりデータ記憶媒体(本明細書では、単に「記憶媒
体」と言う)に電気的な刺激を与えることで、データの
読出し/書込みを行う(本明細書では、針による読出し
/書込み動作を「アクセス動作」と言う)。この種のデ
ータ記憶装置の寿命は、針や記憶媒体の摩耗に大きく影
響される。
【0004】ある針に注目すると、該針による記憶媒体
へのアクセス動作回数には、針の摩耗に起因する限界が
ある。また、ある記憶媒体の記憶エリアに注目すると、
該記憶媒体が針によりアクセス動作される回数には、前
記記憶エリアの摩耗に起因する限界がある(本明細書で
は、記憶媒体が針によりアクセス動作されることを「被
アクセス動作」と言う)。
【0005】一般に、走査型データ記憶装置では、各針
についてアクセス動作回数の制限や各記憶エリアについ
て被アクセス動作回数の制限は同一であるが、アクセス
動作の頻度は全ての針について同一ではないし、また被
アクセス動作の頻度は全ての記憶エリアについて同一で
はない。例えば、データ記憶装置のある箇所に記憶され
たデータの中には、頻繁に読み出されるものもあるし稀
にしか読み出されないものもあり、また頻繁に書き変え
られるものあるし稀にしか書き変えられないものもあ
る。
【0006】このため、例えば、ある針は、アクセス動
作回数が多いために、他の針よりも早期にアクセス動作
の制限回数に達することがある。逆に、ある針は、アク
セス動作回数が少ないため、他の針のアクセス動作が制
限回数に達しても、自己のアクセス動作の制限回数まで
には十分に余裕がある場合も生じる。同様に、ある記憶
エリアは、被アクセス動作回数が多いために、他の記憶
エリアよりも早期に被アクセス動作の制限回数に達する
ことがある。逆に、ある記憶エリアは、被アクセス動作
回数が少ないため、他の記憶エリアの被アクセス動作が
制限回数に達しても、自己の被アクセス動作の制限回数
までには十分に余裕がある場合も生じる。
【0007】以上のように、従来の走査型データ記憶装
置は、アクセス動作が制限回数に達していない針、又は
被アクセス動作が制限回数に達していない記憶エリアが
多数あるにもかかわらず、極端に早期にその寿命を終え
る場合が生じる。即ち、従来の走査型データ記憶装置で
は、全ての針の寿命又は全ての記憶エリアの寿命を十分
に活用しないままに、その寿命を終えると言った不都合
がある。
【0008】なお、前述した斉藤等による「走査型メモ
リ装置」では、ある動作回数(制限回数)に達した針を
無効とみなし、該無効とされた針がアクセス動作する記
憶エリアのデータを、スペアの記憶エリアに交換する方
法も行われる。ところが、この方法では、スペアの記憶
エリアが早期に使い尽くされる場合が生じる。スペアの
記憶エリアが全て使い尽くされた後において、新たに何
れかの針がアクセス動作の制限回数に達したときは、デ
ータ記憶装置は寿命を終えることになってしまう。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、針のアクセス動作回数
の制限や記憶エリアの被アクセス動作回数の制限に起因
する装置寿命を効果的に延ばすことができる、走査型デ
ータ記憶システム、その針摩耗管理方法、及びその媒体
摩耗管理方法を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、特にユーザに、装置寿命の残存度合を知らせ
ることができる走査型データ記憶システムの残存寿命表
示装置を提供することにある。
【0010】
【発明の概要】本発明の走査型データ記憶システムは、
針のアクセス動作回数又は記憶媒体の被アクセス動作回
数に着目したもので、記憶媒体と複数の針とを備え、前
記記憶媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータ
の読出し/書込みのアクセス動作を、所定の針群ごとに
行う走査型データ記憶システムに応用される。本発明の
走査型データ記憶システムのうち、針のアクセス動作回
数に着目したものを第1システムと言い、記憶媒体の被
アクセス動作回数に着目したものを第2システムと言
う。
【0011】第1及び第2システムは、カウンタと、デ
ータ交換手段と、アドレス変換テーブルを記憶するため
の手段(以下、「テーブル記憶手段」と言う)とを含ん
で構成される。第1及び第2システムでは、これらのカ
ウンタや各手段を、前記針(又は前記記憶媒体)が形成
されている半導体基板、又は該半導体基板を収納するパ
ッケージ内に設けた回路基板に形成することで、システ
ム構成要素の全てを1枚のカードに実装することもでき
る。また、カウンタ、データ交換手段、テーブル記憶手
段等のシステム構成要素の全部又は一部を、前記半導体
基板や前記回路基板(以下、これら基板を単に「基板部
材」と言う)以外、例えば走査型データ記憶システムが
使用されるコンピュータの本体に設けることもできる。
【0012】カウンタは、第1システムにおいては所定
針群ごとにアクセス動作回数、第2システムにおいては
所定記憶エリアごとの被アクセス動作回数(アクセス動
作が行われた回数)をカウントする。なお、第2システ
ムにおける所定記憶エリアは、必ずしも針群が受け持つ
範囲全体ではなく、いわゆるトラック(針群により連続
してアクセス動作される記憶エリア)とすることができ
る。通常、これらカウンタには、初期化時(例えば、製
造時)から現在に至るまでのカウント値が記録される。
【0013】第1システムでは、カウンタは例えば前記
基板部材等に設けた半導体回路により構成することがで
きる。第2システムでは、カウンタは前記半導体回路に
より構成できる他、基板部材等に設けたプロセッサと記
憶媒体に設けられた所定記憶エリア(被アクセス動作回
数を記憶するためのエリア)との組合せにより構成する
こともできる。この場合には、ある記憶エリアについて
の被アクセス動作回数は、前記プロセッサによりカウン
トされ、カウント値は被アクセスのたびに前記記憶エリ
アに記憶される。
【0014】第1,第2システムとも、電源オフの期間
においては、通常、カウント値は、記憶媒体に設けられ
た所定記憶エリアに記憶されるが、前記記憶媒体以外の
記憶手段(例えば、基板部材に形成したEEPROM等
の記憶手段)に記憶することもできる。
【0015】第1システムでは、データ交換手段は、
「アクセス動作回数が多い針群」が受け持つ記憶エリア
のデータと、「アクセス動作回数が少ない針群」が受け
持つ記憶エリアのデータとを相互に交換する。第2シス
テムでは、データ交換手段は、「被アクセス動作回数が
多い記憶エリア」のデータと、「被アクセス動作回数が
少ない記憶エリア」のデータとを相互に交換する。通
常、基板部材に形成したプロセッサや、走査型データ記
憶システムが使用されるコンピュータの本体のプロセッ
サがデータ交換手段として機能する。なお、上記データ
の交換は、データ記憶システムの稼働中の、例えばある
針群のアクセス動作や、所定記憶エリアの被アクセス動
作が、後述する第1の閾値に達したときに行ってもよい
し、これらアクセス動作や被アクセス動作とは無関係
に、稼働中の適時に行ってもよい。
【0016】第1システムでは、他の針群と比較して
「アクセス動作回数が多い針群」、及び他の針群と比較
して「アクセス動作回数が少ない針群」の特定は、アク
セス動作回数監視のための手段(通常、前記プロセッサ
が該手段として機能する)により行われる。第2システ
ムでは、他の記憶エリアと比較して、「被アクセス動作
回数が多い記憶エリア」、及び他の記憶エリアと比較し
て「被アクセス動作回数が少ない記憶エリア」の特定
は、被アクセス動作回数監視のための手段(通常、前記
プロセッサが該手段として機能する)により行われる。
【0017】第1,第2システムでは、「アクセス動作
回数が多い針群」や「アクセス動作回数が少ない針
群」、あるいは「被アクセス動作回数が多い記憶エリ
ア」や「被アクセス動作回数が少ない記憶エリア」の決
定方法は種々考えられる。「アクセス動作回数が多い針
群」や「被アクセス動作回数が多い記憶エリア」の決定
のために第1の閾値を、「アクセス動作回数が少ない針
群」や「被アクセス動作回数が少ない記憶エリア」の決
定のために第2の閾値(第1の閾値よりも小さい)を定
めることができる。
【0018】例えば、第1システムでは、データ記憶シ
ステムの電源オンの間(稼働中)に、ある針群のアクセ
ス動作回数が第1の閾値に達したときに、その針群を
「アクセス動作回数が多い針群」とすることができる。
ここで、上記第1の閾値は、例えば、アクセス動作の制
限回数の所定割合(例えば、80%)とすることができ
る。また、アクセス動作回数が第2の閾値以下の針群を
「アクセス動作回数が少ない針群」とすることができ
る。ここで、上記第2の閾値は、例えば、アクセス動作
の制限回数の所定割合(例えば、20%)とすることが
できる。上記第1及び/又は第2の閾値を複数設定する
ことで、あるいは上記第1及び/又は第2の閾値をデー
タの交換回数の増加につれて適宜変更することで、より
効率的に走査型データ記憶システムの寿命を延ばすこと
ができる。
【0019】第2システムにおける閾値の定め方は、上
記した第1システムにおける閾値の定め方をそのまま適
用することができる。また、第2システムにおいて、第
1及び第2の閾値を複数設定することで、又は第1及び
第2の閾値をデータの交換回数の増加につれて適宜変更
することで、より効率的に走査型データ記憶システムの
寿命を延ばすことができることも第1システムと同様で
ある。
【0020】データ交換前の記憶エリアの物理アドレス
が対応する論理アドレスに、当該交換後の物理アドレス
を対応させるように、アドレス変換のための手段(通
常、前記プロセッサが該手段として機能する)がアドレ
ス変換テーブルを書き換える。なお、アドレス変換テー
ブルは、テーブル記憶手段(通常、記憶媒体の所定エリ
ア、又は前記基板部材に形成されたEEPROM等の記
憶手段)に記憶されている。アドレス変換テーブルは、
非稼働中は、記憶媒体の所定記憶エリアに記憶すること
が好ましい。上記アドレス変換テーブルは、電源オン時
にSRAM等の記憶手段に、前記所定記憶エリアから読
み出される。上記のデータの交換があったときは、デー
タ記憶システムの稼働中に、アドレス変換テーブルの更
新を行い、電源オフ時のシーケンスにおいて、更新した
アドレス変換テーブルを前記所定のエリアに再び書き込
むことが、針や記録媒体の摩耗を低減する観点、又はデ
ータアクセスの速度向上の観点からも望ましい。
【0021】第1,第2システムは、全ての針群につい
ての総アクセス動作回数(各針群についてのクセス動作
回数の合計値)を記憶する総アクセス動作回数保持手段
や、全ての前記記憶エリアについての総被アクセス動作
回数(各記憶エリアについての被クセス動作回数の合計
値)を記憶する総被アクセス動作回数保持手段を含むこ
とができる。これらの手段は、前記基板部材に設けたE
EPROM等の記憶手段とすることができるし、前記記
憶媒体の所定記憶エリアとすることもできる。本発明の
データ記憶システムが固定磁気ディスクの代替として使
用される場合においては、例えば、第1システムでは、
総アクセス動作回数の記憶エリアを記憶媒体に設けてお
く。総アクセス動作回数保持手段は電源オン時のシーケ
ンスにおいて、該記憶エリアに記憶されている総アクセ
ス動作回数を読み出す。また、電源オフ時のシーケンス
においては、総アクセス動作回数保持手段のカウント値
(総アクセス動作回数)を、前記総アクセス動作回数記
憶エリアに記憶することができる。第2システムでも、
総被アクセス動作回数の記憶エリアを記憶媒体に設けて
おくことで、上記と同様に総被アクセス動作回数の読出
しや記憶を行うことができる。例えばコンピュータの中
央処理装置や、周辺装置等の他の装置は、この総アクセ
ス動作回数保持手段や総被アクセス動作回数保持手段を
参照することで、総アクセス動作回数や総被アクセス動
作回数を監視等することができる。これにより、例え
ば、前記中央処理装置は、データ記憶システム等の寿命
を、ディスプレイ等を介してユーザに知らせることがで
きる。
【0022】更に、第1,第2システムでは、前記アク
セス動作が制限回数に達したときは当該針群が受け持つ
記憶エリアを、あるいは前記被アクセス動作が制限回数
に達したときは当該記録エリアを、スペアの記憶エリア
と置き換えることもできる。これにより、例えば、ある
針群や記憶エリアが何らかの事情により極めて早期に使
用不能になったとしても、該針群や記憶エリアを使用し
ないようにできるので、データ記憶システム自体の寿命
が短くなることはない。なお、データの交換には、前述
のデータ交換手段を用いることができる。
【0023】以上述べたように、第1,第2システムで
は、各針群のアクセス動作回数、あるいは所定記憶エリ
アの被アクセス動作回数を均一化することにより、デー
タ記憶システム自体の寿命を大幅に延ばすことができる
のである。
【0024】本発明の走査型データ記憶システムの針摩
耗管理方法及び媒体摩耗管理方法は、典型的には第1シ
ステム及び第2システムを用いて実行される。以下、針
摩耗管理方法を第1方法と言い、媒体摩耗管理方法を第
2方法と言う。
【0025】第1方法は、前記各針群ごとのアクセス動
作回数をカウントするステップと;他の針群と比較して
アクセス動作回数が多い針群、及び他の針群と比較して
アクセス動作回数が少ない針群を特定するステップと;
前記アクセス動作回数が多い針群が受け持つ前記記憶エ
リアのデータと、アクセス動作回数が少ない針群が受け
持つ前記記憶エリアのデータとを相互に交換するステッ
プと;を含むことを特徴とする。
【0026】また、第2方法は、前記各針群によりアク
セス動作される所定記憶エリアごとの被アクセス動作回
数をカウントするステップと;他の記憶エリアと比較し
て、被アクセス動作回数が多い記憶エリア、及び他の記
憶エリアと比較して被アクセス動作回数が少ない記憶エ
リアを特定するステップと;前記被アクセス動作回数が
多い前記記憶エリアのデータと、前記被アクセス動作回
数が少ない前記記憶エリアのデータとを相互に交換する
ステップと;当該交換前の記憶エリアの物理アドレスが
対応する論理アドレスに、当該交換後の記憶エリアの物
理アドレスを対応させるステップと;を含むことを特徴
とする。
【0027】本発明の走査型データ記憶システムの残存
寿命表示装置は、走査型データ記憶装置の寿命の残存度
合いをユーザに知らせるために用いられるもので、典型
的には、上記アクセス動作を各針群ごとに行う第1シス
テムや第2システムのようなシステムに応用される。
【0028】本発明の残存寿命表示装置では、走査型デ
ータ記憶システムに警告表示手段を含む。この警告表示
手段は、前記総アクセス動作回数、又は、前記総被アク
セス動作回数が、所定回数(例えば、総アクセス動作回
数の所定割合として定められる閾値)に達したときに
は、装置のユーザに警告を発する。例えば、データ記憶
システムがPCMCIAカードのようなメモリカードと
して使用される場合、ユーザはメモリカードの寿命を知
りたいであろう。このような場合、総アクセス動作回数
をユーザに知らせる手段として、該カードにユーザが目
視できる寿命表示手段を設けることができる。総アクセ
ス動作回数は減ることがないから、該寿命表示手段とし
て例えば、マークを順次書き加えていく方法が好適であ
る。このようなマークの書き込み機構の駆動のために、
通常、メモリカードが使用されている本体(コンピュー
タ)側の電源が用いられる。もっとも、メモリカードに
電池が具備される場合には、寿命表示手段を液晶表示器
とすることもできる。
【0029】第1システム、第2システム及び残存寿命
表示装置は、相互に組み合わせて使用することができ
る。第1、第2システムに用いるデータ交換手段、アド
レス変換のための手段等は両発明において共有すること
が可能であるので、両システムを併用することで、資源
の節約、装置の小型化を図ることができるのみならず、
針群と記憶媒体の双方の摩耗に起因するデータ記憶シス
テムの寿命を大幅に延ばすことが可能となる。また、残
存寿命表示装置は、第1システムにおける針群の総アク
セス動作回数のカウント値及び第2システムにおける所
定記憶エリアの総被アクセス動作回数のカウント値を使
用して、装置寿命を表示することができる。この場合に
も資源の節約、装置の小型化を図ることができるので、
第1及び第2システムとの併用は有意義である。
【0030】一般に、放置しておけばある時間経過後に
データが失われるメモリの場合、データの再書込みをし
なければならない。本発明において用いられる記憶媒体
には、一般には数日程度しか情報を保持できないものも
ある。このために定期的に全データをリフレッシュしな
ければならない。記憶媒体をメモリカードとして用いる
場合には、該メモリカードが周辺装置から電源の供給が
受けられないことを考慮して、データ記憶システムに小
型電池と時計を内蔵しておき、定期的に全データをリフ
レッシュすることが好ましい。
【0031】
【実施例】図1〜図6を参照して第1システム及び第1
方法の実施例(以下、「第1実施例」と言う)を説明す
る。第1実施例では、記憶媒体の摩耗は考慮せず、針の
摩耗のみを考慮して、データ記憶システムの寿命を延ば
す。
【0032】第1実施例では、図1(A)に示すよう
に、データ記憶システム100は、2つの基板200,
300が対向配置されて構成され、基板200の基板3
00との対向面側には記憶媒体2が、基板300の基板
200との対向面側には多数の針(これらの針をまとま
めて符号3で示す)が形成されている。図1(B)に示
すようにこれらの針は、アレイ状に形成されている。ま
た、基板300には、半導体回路(図1では図示せず)
が形成されている。
【0033】データ記憶システム100では、適宜に選
ばれた針の群が記憶媒体2にアクセス動作する。ここで
のアクセス動作とは、針先端の記憶媒体2の表面に対す
る接触、相対的な移動、及び乖離の一連の動作である。
第1実施例では、同一行を構成する各針は同時に記憶媒
体2にアクセス動作するようにしてある(以下、「針
群」は同一行を構成する各針の集まりを意味し、図1
(B)において符号31で示す)。なお、データ記憶シ
ステム100のデータ読出しにおいては、記録媒体2の
種類によってはいわゆる破壊読出しが行われる。その場
合、読み出したデータは、適宜の手段を用いて再書込み
される。
【0034】第1実施例では、メモリ媒体2を、各針群
31がそれぞれ受け持つ記憶エリア(以下、「フィール
ド」と言う)に分割し、このフィールドを後述するよう
にデータ交換の単位としている。また、第1実施例で
は、論理アドレスは、論理フィールドアドレスと論理ト
ラックアドレスとを含むものとする。後述するアドレス
変換テーブルは、データ記憶システム100が使用され
ているシステムにおけるアドレス(論理アドレス)と、
当該記憶媒体200上の物理アドレスとを対応させる。
【0035】図2は、針群31と、半導体回路4と、各
フィールド21との関係を模式的に示す図である。トラ
ック及びフィールドは外観上認識される記憶エリアの配
置とは異なっている。トラックは、一回のアクセス動作
(上述した、針先端の記憶媒体2の表面に対する接触、
相対的な移動、及び乖離の一連の動作)で読出し/書込
みが行われるデータビットの集合である。フィールド2
1は、トラックの集合である。
【0036】図2に示すように、半導体回路4には、
(1)各針群31ごとのアクセス動作回数をカウントす
るカウンタ41、(2)アドレス変換テーブル用のメモ
リ42、(3)(i)他の針群と比較してアクセス動作
回数が多い針群、及び他の針群と比較してアクセス動作
回数が少ない針群の特定、(ii)アクセス動作回数が
多い針群がアクセス動作するフィールドのデータと、ア
クセス動作回数が少ない針群がアクセス動作するフィー
ルドのデータとの交換、(iii)データ交換前のフィ
ールドの物理アドレスが対応する論理アドレスに、当該
交換後のフィールドの物理アドレスを対応させるための
前記アドレス変換テーブルの書き換え、等を行うプロセ
ッサ43、(4)総アクセス動作回数を記憶する総アク
セス動作回数保持手段(ここでは、総アクセス動作回数
カウンタ44)、が形成されている。なお、第1実施例
では、カウンタ44は、全ての針群31についての総ア
クセス動作回数を、いつでも容易に知ることができるよ
うにするために設けているが、省略することもできる。
【0037】半導体回路4に、上記各手段を形成するこ
とで、各針群31のアクセス動作回数の監視に要する時
間、総アクセス動作回数の監視に要する時間を大幅に短
縮する。従って、第1実施例では、針の摩耗による装置
100の寿命だけを問題とするので、アクセス動作回数
監視のために、プロセッサ43は、記録媒体2の摩耗は
考慮することなく、針群31ごとのアクセス動作回数を
監視すればよい。また、通常、針群31の数は多くても
数百程度であり、この程度の数のカウンタ41を半導体
回路4に形成することは容易である。上述したように、
プロセッサ43は、各カウンタ41の値を参照してアク
セス動作回数が少ない針群31を特定することができ
る。
【0038】物理アドレスが最も小さいフィールド21
(図2では、最上行のフィールド)には、フィールドア
ドレス変換テーブル用の記憶エリア211、アクセス動
作回数記憶エリア212、総アクセス動作回数記憶エリ
ア213が設けられている。また、各フィールドにはト
ラックアドレス変換テーブル用の記憶エリア214が設
けられている。記憶エリア211と、記憶エリア214
とが、本発明におけるアドレス変換テーブルを構成して
いる。
【0039】ここでは、記憶エリア211がトラック2
21に、記憶エリア212がトラック222に、記憶エ
リア213がトラック223に、記憶エリア214がト
ラック224にそれぞれ設けられている。なお、第1実
施例では、針群単位のアクセス動作回数を最上行のフィ
ールドに一括して記憶しているが、針群単位のアクセス
動作回数は、該針群31が対応するフィールドの所定ト
ラックに記憶することもできる。
【0040】第1実施例では、後述する不良トラックと
良トラックとの置き換えを行う場合には、論理トラック
アドレスと、物理トラックアドレスとが異なることにな
る。即ち、この場合には、間接アドレッシングを行うこ
とになる。全てのトラックアドレスについて間接アドレ
ッシングを行う場合には、トラックの置き換えが各フィ
ールド内で行われるように設計しても、メモリ42のメ
モリ容量は、フィールド数を100、1つのフィールド
に含まれるトラック数を1000とすると、約1メガビ
ットに達する。第1実施例では、不良トラック以外のト
ラックについては、トラックの置き換えを行わず、不良
トラックの物理トラックアドレスについてのみ、間接ア
ドレッシングを行っている。この場合には、上記メモリ
容量を大幅に小さくできる。なお、後述する第2実施例
では、不良トラック以外のトラックについても、被アク
セス動作回数に応じた置き換えが行われる。
【0041】また、針群単位のアクセス動作回数は、カ
ウント回数を30ビット(230回)とし、針群31の
数を100とすると、3Kビットである。この程度のビ
ット数のメモリを半導体回路として準備することは容易
なので、第1実施例では、アクセス動作回数記憶エリア
212に記憶された針群単位のアクセス動作回数を、カ
ウンタ41に呼び出すようにしている。
【0042】まず、第1実施例における初期化について
説明する。最初に各フィールドの全てのトラックについ
て、良/不良のテストを行い、各フィールドについて不
良トラック数を数え、不良トラック数が所定数(例えば
30)を越えるフィールドは不良とみなし、この不良フ
ィールドが良スペアフィールドに置き換えられるように
フィールドアドレス変換テーブルを作成する。このフィ
ールドアドレス変換テーブルは、最も物理アドレスが小
さい良フィールド(図2では最上行のフィールド)の記
憶エリア211に書き込まれる。
【0043】記憶エリア211自体が不良である場合に
は、該フィールド自体を不良フィールドとみなす。フィ
ールドの良/不良は、例えばそのフィールドの先頭の特
定の領域にフラグエリアを設けておき、そこに書き込ん
でおく。 以上でフィールドの置き換えに関する処理が
終了する。
【0044】良フィールドの中の不良トラックについて
は、該不良トラックが同一フィールド内の良スペアトラ
ックに置き換えられるようにトラックアドレス変換テー
ブルを作成する。また、記憶エリア214自体が不良で
ある場合にも、フィールドについての上述した置き換え
処理と同様の処理を行う。
【0045】また、記憶エリア212と、記憶エリア2
13とに記憶される、針群のアクセス動作回数と総アク
セス動作回数は、初期化後はゼロとする。
【0046】以下、図3〜図6を参照して、図1及び図
2に示した走査型データ記憶装置の動作を説明する。電
源オン時においては、以下のステップS11〜S14
(図3参照)が実行される。 〔ステップS11〕 電源がオンされると、針群31
は、最も物理アドレスが小さい有効フィールドをサーチ
する。第1実施例では、上述した最上行のフィールド2
1が最初の有効フィールドであるとしており、針群31
はこのフィールド21にアクセス動作を行う。 〔ステップS12〕 記憶エリア213に記憶されてい
る総アクセス動作回数をカウンタ44に読み出す。 〔ステップS13〕 記憶エリア211に記憶されてい
るフィールドアドレス変換テーブル、及び各記憶エリア
214に記憶されているトラックアドレス変換テーブル
をメモリ42に読み出す。 〔ステップS14〕 記憶エリア212に記憶されてい
る針群のアクセス動作回数をカウンタ41に読み出す。
これにより、電源オン時のシーケンスが終了する。各ス
テップの実行順は図3に示した順序には必ずしも限定さ
れない。なお、針群単位のメモリ42の容量は、針群3
1の数を100とすると、1キロビット以下である(な
お、ここではトラックアドレス変換テーブルの大きさは
小さいので考慮していない)。
【0047】針群31による、通常のアクセス動作時に
おいては、データ記憶システム100にはバス400か
ら論理アドレス(前述したように、論理フィールドアド
レスと論理トラックアドレスを含む)が読み込まれ、以
下のステップS21〜S26(図4参照)が実行され
る。
【0048】〔ステップS21〕 メモリ42に格納さ
れているアドレス変換テーブルを参照して、論理フィー
ルドアドレスから物理フィールドアドレスを求める。以
下のステップでは、図2におけるフィールド21aに対
するアクセス動作に注目する。 〔ステップS22〕 ステップS21で求めた物理フィ
ールドアドレスと、物理トラックアドレス(上述したよ
うに、不良トラックが良スペアトラックに置き換えられ
た場合を除き、論理トラックアドレスと同一である)と
に基づき、当該物理アドレスに対して所定のデータの読
出し/書込みを行う。 〔ステップS23〕 アクセス動作に係る針群31に対
応するカウンタ41のカウントを1増加する。これとと
もに、カウンタ44のカウントを1増加する。 〔ステップS24〕 プロセッサ43は、当該カウント
が所定値(第1の閾値)に達したか否かを判断する。当
該カウントが上記所定値に達しないときは、処理を終え
る。 〔ステップS25〕 上記カウントが上記所定値に達し
たときには、プロセッサ43は、適宜の方法により、当
該針群31が対応するフィールド(図2では、フィール
ド21aとする)のデータと、上記アクセス動作回数が
少ない針群31が対応するフィールド(図2では、フィ
ールド21bとする)のデータとを相互に交換する。 〔ステップS26〕 メモリ42内のアドレス変換テー
ブルのフィールドアドレスを更新する。
【0049】上記ステップS21〜S26に示したよう
に、ある針群31について第1の閾値より多い回数のア
クセス動作があると、該針群31に対応するフィールド
21は、アクセス動作回数が第2の閾値以下の針群31
に対応するフィールド21に置き換えられる。例えば、
ある針群31についてのカウンタ41のカウント値が、
予め定められたアクセス動作の制限回数の所定割合(例
えば80%)として定められる回数(第1の閾値)に達
したとき、プロセッサ43は、このフィールドを、アク
セス動作回数が上記制限回数の所定割合(例えば20
%)以下の針群が対応する他のフィールドに置き換え
る。また、上記第1の閾値を複数設定する(例えば、閾
値を3つとし、上記制限回数の70%の閾値をHA、8
0%の閾値をHB、90%の閾値をHCとする)ことが
でき、上記第2の閾値を複数設定しておく(例えば、上
記制限回数の40%の閾値をLA、55%の閾値をL
B、70%の閾値をLCとする)こともできる。例え
ば、ある針群31のアクセス動作回数が、第1の閾値H
A,HB,HCに達するたびに、該針群が対応するフー
ルドと、第2の閾値LAよりアクセス動作回数が少ない
他の針群が対応するフィールドとの置き換えが行われ
る。ここで、フィールドの置き換えが繰り返し行われる
ことにより、アクセス動作回数が第2の閾値LA以下の
針群がなくなった場合、又はアクセス動作回数が第2の
閾値LA以下の針群が少なくなった場合は、第2の閾値
LBよりアクセス動作回数が少ない他の針群が対応する
フィールドとの置き換えが行われる。
【0050】アクセス動作回数が第2の閾値LB以下の
針群がなくなった場合や、アクセス動作回数が第2の閾
値LB以下の針群が少なくなった場合にも、第2の閾値
LCよりアクセス動作回数が少ない他の針群が対応する
フィールドとの置き換えが行われる。第2の閾値以下の
針群の特定は、プロセッサ43が各カウンタ41を検索
することにより行うことができる。さらに、第1の閾値
及び/又は第2の閾値を、総アクセス動作回数が増加す
るに従って、適宜変更(値を増大する)することができ
る。例えば、総アクセス動作回数が所定数に達したとき
に、第1の閾値及び第2の閾値を増大させることもでき
る。上記の場合には、第2の閾値により「アクセス動作
回数が少ない針群」を決定したが、第2の閾値を定めな
いようにもできる。例えば、最もアクセス動作回数が少
ない針群を、カウンタ41を検索することにより特定
し、この針群を「アクセス動作回数が少ない針群」とす
ることもできる。
【0051】図5(A)及び(B)は、システムの稼働
時間と、各針群31a,31b,31cのアクセス動作
回数との関係を、既存の走査型データ記憶システム及び
第1システムについて示すグラフである。ここで、第1
実施例をより分かり易く説明するため、便宜上、針群は
31a,31b,31cが3つのみであるものとする。
また、各針群により読出し/書込みされるデータをそれ
ぞれA,B,Cとし、これらデータは、A,B,Cの順
で読出し/書込みの頻度が高いものとする。更に、第1
の閾値は1つのみとし、アクセス動作回数の多い針群が
対応するフィールドのデータは、最もアクセス動作回数
が少ない針群が対応するフィールドのデータと交換され
るものとする。既存の走査型データ記憶システムでは、
図5(A)に示すように、データAについての読出し/
書込みは、常に針群31aが行っているので、システム
の寿命(針群31aについてのアクセス動作が制限回数
に達するまでの時間)が短い。これに対し、第1システ
ムでは、図5(B)に示すように、データAについての
読出し/書込みは、当初は針群31aにより行われてい
るが、針群31aが第1の閾値に達すると、この針群3
1aが対応するフィールドのデータAと針群31cが対
応するフィールドのデータBとの交換が行われる。これ
により、針群31aが第1の閾値に達した後には、デー
タAについての読出し/書込みは、針群31cにより行
われる。同様にして、針群31cが第1の閾値に達した
後には、データAについての読出し/書込みは、針群3
1bにより行われる。この結果、システムの寿命を、既
存システムに比べて格段に延ばすことができる。
【0052】第1実施例では、針群31のアクセス動作
回数が制限回数に達した場合には、当該針群31は無効
針群とされる。プロセッサ43は、該無効針群に対応す
るフィールドのデータをスペアのフィールド21c(図
2では、便宜上1つのスペアフィールドしか図示してい
ないが、通常は複数設けられる)に交換するとともに、
メモリ42のフィールドアドレスを更新する。なお、該
無効針群に対応するフィールドは、データの保存のため
には通常使用しない。
【0053】カウンタ44には、総アクセス動作回数
(全ての針群31のアクセス動作回数の合計値)が記憶
される。プロセッサ43は、適時に上記総アクセス動作
回数を他の装置に知らせることができる。第1システム
及び第1方法では、ある針群31のみのアクセス動作回
数が極端に多くなると言った不都合は生じない。換言す
るなら、全ての針群31のアクセス動作回数は平均化さ
れる。従って、上記総アクセス動作回数が、データ記憶
システム100の寿命の残存度合いとなる。コンピュー
タシステムは、カウンタ44に記憶された総アクセス動
作回数を取得し、データ記憶システム100等の寿命の
残存度合いをディスプレイ等を介してユーザに知らせる
ことができる。特に、データ記憶システム100の寿命
が間もなく終了するときは、その旨をディスプレイに警
告表示することもできるし、スピーカからビープ音等の
警告音を発生させて、ユーザに伝えることもできる。な
お、上記寿命の残存度合いとともに、又は該残存度合い
に代えて、全針群数に対する有効針群数(全針群数から
無効針群数を差し引いた数)を表示することもできる。
【0054】電源オフ時においては、以下のステップS
31〜S33(図6参照)が実行される。 〔ステップS31〕 カウンタ44の値(総アクセス動
作回数)を記憶エリア213に書き込む。 〔ステップS32〕 メモリ42の内容を記憶エリア2
11、及び記憶エリア214に書き込む。 〔ステップS33〕 各カウンタ41の内容(各針群3
1のアクセス動作回数)を記憶エリア212に書き込
む。これにより、電源オフ時のシーケンスが終了する。
なお、各ステップの実行順は図6に示した順序には必ず
しも限定されない。
【0055】図7〜図10を参照して第2システム及び
第2方法の実施例(以下、「第2実施例」と言う)を説
明する。第2システム及び第2方法では、針の摩耗は考
慮せず、記憶媒体の摩耗のみを考慮して、データ記憶シ
ステムの寿命を延ばす。
【0056】図示はしないが、2つの基板200,30
0が対向配置されてデータ記憶システム100が構成さ
れること、アレイ状に形成された針の同一行を構成する
各針群31が同時に記憶媒体2にアクセス動作すること
は第1実施例と同様である。また、トラック及びフィー
ルドの定義も第1実施例と同一である。
【0057】図7は、針群31及び半導体回路6と、各
フィールド71及び各トラックとの関係を模式的に示す
図である。図7に示すように、半導体回路6には、
(1)各トラックごとのアクセス動作回数をカウントす
るカウンタ61、(2)アドレス変換テーブル用のメモ
リ62、(3)(i)他のトラックと比較して被アクセ
ス動作回数が多いトラック、及び他のトラックと比較し
て被アクセス動作回数が少ないトラックの特定、(i
i)被アクセス動作回数が多いトラックのデータと、被
アクセス動作回数が少ないトラックのデータとの交換、
(iii)データ交換前のトラックの物理アドレスが対
応する論理アドレスに、当該交換後のトラックへの物理
アドレスを対応させるための前記アドレス変換テーブル
の書き換え、等を行うプロセッサ63、(4)総被アク
セス動作回数(各トラックについての被クセス動作回数
の合計値)を記憶する総被アクセス動作回数保持手段
(総被アクセス動作回数カウンタ64)、が形成されて
いる。なお、第2実施例においても、第1実施例の場合
と同様にカウンタ64を設けているが、これを省略する
こともできる。
【0058】第2実施例では、記憶媒体の摩耗による装
置100の寿命だけを問題とするので、プロセッサ63
はトラックごとの被アクセス動作回数を監視すればよ
い。第2実施例では、各フィールド内の各トラックにつ
いての被アクセス動作回数は、電源オフ時には当該フィ
ールド内の所定トラック822に設けられた被アクセス
動作回数記憶エリア812記録し、電源オン時には該動
作回数を半導体回路6に設けたカウンタ61に読み出し
ている。
【0059】物理アドレスが最も小さいフィールド71
(図7では、最上行のフィールド)には、フィールドア
ドレス変換テーブル用の記憶エリア811、及び被アク
セス動作回数の総被アクセス動作回数記憶エリア813
が設けられている。ここでは、記憶エリア811がトラ
ック821に、記憶エリア813がトラック823に設
けられている。また、各フィールドの所定トラック82
4にはトラックアドレス変換テーブル用の記憶エリア8
14が設けられている。第1実施例と同様、記憶エリア
811と、記憶エリア814とが、本発明におけるアド
レス変換テーブルを構成している。
【0060】第2実施例においては、フィールドアドレ
ス変換テーブル及びトラックアドレス変換テーブルをメ
モリ62に記憶し、アクセスの際に該メモリ内のアドレ
ス変換テーブルを参照している。
【0061】第2実施例では、各トラックの被アクセス
動作回数と総被アクセス動作回数が、初期化後はゼロと
される他は、第1実施例と概ね同様であるので、初期化
についての説明は省略する。
【0062】以下、図7に示した走査型データ記憶装置
の動作を説明する。第2実施例では、電源オン時におい
ては、第1実施例におけるステップS11〜S14と同
様のステップが実行される。この場合、第2実施例にお
けるフィールド71が第1実施例におけるフィールド2
1に、同様に記憶エリア811が記憶エリア211に、
記憶エリア812が記憶エリア212に、記憶エリア8
13が記憶エリア213に、記憶エリア814が記憶エ
リア214に、カウンタ61がカウンタ41に、メモリ
62がメモリ42に、カウンタ64がカウンタ44に、
それぞれ対応する。参考のために、第1実施例における
図3に対応するフローチャートを図8(ステップS41
〜S43)に示しておく。
【0063】通常の被アクセス動作時においては、デー
タ記憶システム100はバス400から論理アドレス
(前述したように、論理フィールドアドレスと論理トラ
ックアドレスとを含む)を読み込み、以下のステップS
51〜S56(図9参照)が実行される。 〔ステップS51〕 メモリ62に格納されているアド
レス変換テーブルを参照して、論理フィールドアドレス
及び論理トラックアドレスから物理フィールドアドレス
及び物理トラックアドレスを求める。ここでは、図7に
おけるフィールド71aのトラック82aに対する被ア
クセス動作に注目する。 〔ステップS52〕 上記物理フィールドアドレス及び
物理トラックアドレスとに基づき、所定のデータの読出
し/書込みを行う。 〔ステップS53〕 アクセスされたトラック82aに
対応するカウンタ61の値を1増加させる。これととも
に、カウンタ64の値を1増加させる。 〔ステップS54〕 プロセッサ63は、当該カウント
が所定値(第2の閾値)に達したか否かを判断する。当
該カウントが上記所定値に達しないときは、処理を終え
る。 〔ステップS55〕上記カウントが上記所定値に達した
ときには、プロセッサ63は、適宜の方法により、当該
トラック82aのデータと、被アクセス動作回数が少な
いトラック82bのデータとを相互に交換する。 〔ステップS56〕 メモリ62内のアドレス変換テー
ブルのトラックアドレスを更新する。
【0064】上記ステップS51〜S56に示したよう
に、あるトラックについて被アクセス動作回数が第1の
閾値に達すると、該トラックは、被アクセス動作回数が
第2の閾値以下のトラックに置き換えられる。第1の閾
値、第2の閾値の定め方は、第1実施例におけるアクセ
ス動作回数についての第1の閾値、第2の閾値と同様に
定めることができるので、説明は省略する。なお、第2
の閾値を定めずに、例えば最も被アクセス動作回数が少
ないトラックを、カウンタ61を検索することにより特
定し、このトラックを「被アクセス動作回数が少ないト
ラック」とすることもできる。
【0065】このような、データの置き換えを制御する
アルゴリズムは、記憶媒体の耐磨耗性や使用可能な半導
体メモリの容量に応じて種々のものが考えられる。アド
レス変換テーブルメモリの容量も、トラックの入れ換え
の単位を数トラックごとにする、又は置換相手のトラッ
クを物理的に近いトラックにする等の方法により、大幅
に削減することができる。
【0066】第2実施例では、例えばフィールド71a
の、あるトラックの被アクセス動作が制限回数に達した
場合には、当該トラックを無効トラックとし、そのトラ
ックのデータをスペアのトラック82c(図7では、便
宜上1つのスペアフィールドしか図示していないが、通
常は複数設けられる)に交換するとともに、メモリ62
のトラックアドレスを更新する。なお、無効トラック
は、データの保存のためには通常使用しない。また、更
にスペアのトラックが無くなったフィールドについて、
被アクセス動作が制限回数に達したトラックが発生した
場合には、当該フィールドを無効フィールドとし、該フ
ィールドのデータをスペアフィールド71cに交換する
とともに、メモリ62のフィールドアドレスを更新す
る。
【0067】カウンタ64には、総被アクセス動作回数
(全てのトラックの被アクセス動作回数の合計値)が記
憶される。コンピュータシステム等の他の装置は、カウ
ンタ64のカウント値を適時取得することができる。第
2実施例では、ある所定記憶エリア(ここではトラッ
ク)の被アクセス動作回数が極端に多くなると言った不
都合は生じない。換言するなら、全ての所定記憶エリア
(トラック)の被アクセス動作回数は平均化される。し
たがって、上記総被アクセス動作回数が、データ記憶シ
ステム100の寿命の残存度合いの目安となる。第1実
施例と同様、コンピュータシステムは、カウンタ64の
値(上記総被アクセス動作回数)を取得し、データ記憶
システム100の寿命の残存度合いをディスプレイ等を
介してユーザに知らせることができる。
【0068】第2実施例では、電源オフ時においては、
第1実施例と同様のステップが実行される。参考のため
に、第1実施例における図6に対応するフローチャート
を図10(ステップS61〜S63)に示しておく。
【0069】なお、上記第2実施例では、トラックアド
レス変換テーブルをメモリ62に読み出し、アドレス変
換の際には該メモリ62を参照し、また各トラックの被
アクセス動作回数をカウンタ61にそれぞれ読み出し、
トラックへのアクセスがあるたびに該カウンタ61の値
を1増加させるようにしている。第2システム及び第2
方法は、これに限定されるものではなく、トラックアド
レス変換テーブルをメモリ63に読み出すことなく、ト
ラックアドレス変換テーブルが書き込まれている記憶エ
リア811に直接アクセスすることにより、トラックア
ドレス変換テーブルを参照するようにもでき、またカウ
ンタ61を設けずに、トラックへのアクセスがあるたび
に、記憶エリア812に値を1増加させることもでき
る。この場合には、記憶エリア811及び/又は記憶エ
リア812を、それぞれのトラックの先頭にそれぞれ分
散して設けることが好ましい。トラックアドレス変換テ
ーブルを記憶エリア811のみに設けることで、あるい
はカウンタ61を設けないことで、第2実施例と比べて
半導体回路の規模を小さくすることができる。なお、被
アクセス動作回数が前記第2の閾値より少ないトラック
を特定する場合において、カウンタ61が設けられてい
ないときは、プロセッサ63は記憶エリア812を検索
することで、該トラックの特定を行うことができる。
【0070】さらに、上記第2実施例では、トラックの
置き換えは該トラックが属するフィールド内において行
っているが、第2システム及び第2方法はこれに限定さ
れるものではなく、異なるフィールド間でトラックの置
き換えを行うこともできる。
【0071】図11〜図13を参照して本発明の残存寿
命表示装置の実施例を説明する。残存寿命表示装置は、
データ記憶システムの寿命の残存度合いをユーザに知ら
せるために用いられる。図11は、残存寿命表示装置を
具備するデータ記憶システム100及びこのデータ記憶
システムがセットされる装置500の外観の一例を示し
ている。本実施例では、上述した第1実施例又は第2実
施例で説明したデータ記憶システム100をPCMCI
Aカード100′に応用している。PCMCIAカード
100′の表面には、警告表示手段(ここでは、寿命表
示部9)が形成されている。寿命表示部9には、図12
に示すように薄膜ヒータ91と感熱フィルム92とが内
蔵されている。例えば、図2に示したプロセッサ43
は、カウンタ44のカウント値(総アクセス動作回数)
が設定された閾値(1つの閾値であることもあるし、複
数の閾値であることもある)に達するたびに、装置50
0から印刷配線93を介して薄膜ヒータ91を加熱し感
熱フィルム92を発色させ、データ記憶システムの寿命
表示部9に寿命の残存度合いを透明窓94を介して表示
することができる。また、図7に示したプロセッサ63
も、カウンタ64のカウント値が設定された閾値に達す
るたびに、上記と同様にしてデータ記憶システムの寿命
表示部9に残り寿命を表示することができる。なお、寿
命表示部を上述のように構成せず、装置500から、直
接、PCMCIAカード100′の表面に寿命の残存度
合いを表示するようにもできる。
【0072】例えば図13に示すように、総アクセス動
作回数の制限回数を100%として、総アクセス動作回
数が制限回数の所定割合(例えば、10,20,・・・
100%)に達するたび、感熱フィルム92が発色する
ようにして、寿命の残存度合いを表示することができ
る。
【0073】以上、本発明の実施例を詳細に説明した
が、第1方法及び第2方法には、以下に述べるように種
々の実施態様が包含される。即ち、請求項1に記載の第
1方法は、〔1〕〜〔3〕のような好適な実施態様を有
する。
【0074】〔1〕請求項1に記載の走査型データ記憶
システムの針摩耗管理方法において、更に、全ての前記
針群についての総アクセス動作回数を所定の記憶手段に
記憶するステップ;を含むことを特徴とする。
【0075】〔2〕請求項1又は〔1〕に記載の走査型
データ記憶システムの針摩耗管理方法において、更に、
前記針群のアクセス動作が、制限回数に達したときは、
当該針群が受け持つ前記記憶エリアのデータを、スペア
の記憶エリアに交換するステップ;を含むことを特徴と
する。
【0076】〔3〕請求項1,〔1〕又は〔2〕に記載
の走査型データ記憶システムの針摩耗管理方法におい
て、前記記憶媒体の所定記憶エリアに、初期化時から現
在に至るまでの各針群ごとのアクセス動作回数を記憶
し、又は該アクセス動作回数及び総アクセス動作回数を
記憶するステップと;前記記憶媒体の他の所定記憶エリ
アに、前記論理アドレスと記憶媒体の物理アドレスとを
対応させるためのアドレス変換テーブルを記憶するステ
ップと;を含むことを特徴とする走査型データ記憶シス
テムの針摩耗管理方法。
【0077】また、請求項5に記載の第2方法は、
〔4〕〜〔6〕のような好適な実施態様を有する。
【0078】〔4〕請求項5に記載の走査型データ記憶
システムの媒体摩耗管理方法において、更に、全ての記
憶エリアについての総被アクセス動作回数を記憶するス
テップ;を含むことを特徴とする走査型データ記憶シス
テムの媒体摩耗管理方法。
【0079】〔5〕請求項5又は〔4〕に記載の走査型
データ記憶システムの媒体摩耗管理方法において、更
に、前記所定の記憶エリアの被アクセス動作が、制限回
数に達したときは、当該記憶エリアのデータを、スペア
の記憶エリアに交換するステップ;を含むことを特徴と
する走査型データ記憶システムの媒体摩耗管理方法。
【0080】〔6〕請求項5,〔4〕又は〔5〕に記載
の走査型データ記憶システムの媒体摩耗管理方法におい
て、前記記憶媒体の所定記憶エリアに、初期化時から現
在に至るまでの前記各記憶エリアごとの被アクセス動作
回数を記憶し、又は該被アクセス動作回数及び総被アク
セス動作回数を記憶するステップと;前記記憶媒体の他
の所定記憶エリアに、前記論理アドレスと記憶媒体の物
理アドレスとを対応させるためのアドレス変換テーブル
を記憶するステップと;を含むことを特徴とする走査型
データ記憶システムの媒体摩耗管理方法。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、針
のアクセス動作回数の制限や記憶エリアの被アクセス動
作回数の制限による装置寿命を、効果的に延ばすことが
できる。また、特にユーザに、装置寿命の残存度合を知
らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記憶システムを示す図であり、
(A)は一部切り欠き概略図、(B)は針群が形成され
た基板を示す図である。
【図2】第1システム及び第1方法における針群及び半
導体回路と、各フィールドとの関係を模式的に示す図で
ある。
【図3】第1システム及び第1方法における電源オン時
の処理を示すフローチャートである。
【図4】第1システム及び第1方法における稼働中の処
理を示すフローチャートである。
【図5】(A)は、第1システムの稼働時間と、各針群
のアクセス動作回数との関係を、既存の走査型データ記
憶システムについて示すグラフ、(B)は同じく第1シ
ステムについて示すグラフである。
【図6】第1システム及び第1方法における電源オフ時
の処理を示すフローチャートである。
【図7】第2システム及び第2方法における針群及び半
導体回路と、各フィールド及びトラックとの関係を模式
的に示す図である。
【図8】第2システム及び第2方法における電源オン時
の処理を示すフローチャートである。
【図9】第2システム及び第2方法における稼働中の処
理を示すフローチャートである。
【図10】第2システム及び第2方法における電源オフ
時の処理を示すフローチャートである。
【図11】残存寿命表示装置のデータ記憶システムを示
す図である。
【図12】残存寿命表示装置における装置寿命表示の具
体的機構を示す図である。
【図13】残存寿命表示装置における装置寿命表示の具
体的な実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 記憶媒体 21,21a〜21c,71,71a,71c フィー
ルド 221〜224,821〜824,82a〜82c ト
ラック 3,31 針群 4,6 半導体回路 41,44,64 カウンタ 42,62 メモリ 43,63 プロセッサ 211〜214,811〜814 記憶エリア 9 寿命表示部 91 薄膜ヒータ 92 感熱フィルム 93 印刷配線 94 透明窓 100 データ記憶システム 100′ PCMCIAカード 200,300 基板 400 バス 500 データ記憶システムがセットされる装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 23/00 G06K 19/00 Z (72)発明者 井原 清幸 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番2号 ヒューレット・パッカードラボラトリー ズジャパンインク内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体と複数の針とを備え、前記記憶
    媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータの読出
    し/書込みのアクセス動作を、所定の針群ごとに行う走
    査型データ記憶システムであって、 前記各針群ごとのアクセス動作回数をカウントするカウ
    ンタと;アクセス動作回数が多い針群が受け持つ前記記
    憶エリアのデータと、アクセス動作回数が少ない針群が
    受け持つ前記記憶エリアのデータとを相互に交換するデ
    ータ交換手段と;前記記憶エリアの物理アドレスと論理
    アドレスとを対応させるためのアドレス変換テーブルを
    記憶する手段であって、前記データの交換に際して、当
    該交換前の記憶エリアの物理アドレスが対応する論理ア
    ドレスに、当該交換後の記憶エリアの物理アドレスを対
    応させて記憶する手段と;を含むことを特徴とする走査
    型データ記憶システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の走査型データ記憶シス
    テムにおいて、更に、 全ての前記針群についての総アクセス動作回数を記憶す
    る総アクセス動作回数保持手段;を含むことを特徴とす
    る走査型データ記憶システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の走査型データ記
    憶システムにおいて、 前記記憶媒体に、 初期化時から現在に至るまでの前記各記憶エリアごとの
    被アクセス動作回数を記憶するエリア、又は、 初期化時から現在に至るまでの前記各記憶エリアごとの
    被アクセス動作回数を記憶するエリア及び全ての前記記
    憶エリアについての総被アクセス動作回数を記憶するエ
    リアと;前記アドレス変換テーブルを記憶するエリア
    と;が設けられたことを特徴とする走査型データ記憶シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 記憶媒体と複数の針とを備え、前記記憶
    媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータの読出
    し/書込みのアクセス動作を、各針群ごとに行う走査型
    データ記憶システムであって、 前記各針群によりアクセス動作される所定記憶エリアご
    との被アクセス動作回数をカウントするカウンタと;被
    アクセス動作回数が多い前記記憶エリアのデータと、被
    アクセス動作回数が少ない前記記憶エリアのデータとを
    相互に交換するデータ交換手段と;前記記憶エリアの物
    理アドレスと論理アドレスとを対応させるためのアドレ
    ス変換テーブルを記憶する手段であって、前記データの
    交換に際して、当該交換前の記憶エリアの物理アドレス
    が対応する論理アドレスに、当該交換後の記憶エリアの
    物理アドレスを対応させて記憶する手段と;を含むこと
    を特徴とする走査型データ記憶システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の走査型データ記憶シス
    テムにおいて、更に、 全ての前記記憶エリアについての総被アクセス動作回数
    を記憶する総被アクセス動作回数保持手段;を含むこと
    を特徴とする走査型データ記憶システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の走査型データ記
    憶システムにおいて、 前記記憶媒体に、 初期化時から現在に至るまでの前記各記憶エリアごとの
    被アクセス動作回数を記憶するエリア、又は、 初期化時から現在に至るまでの前記各記憶エリアごとの
    被アクセス動作回数を記憶するエリア及び全ての前記記
    憶エリアについての総被アクセス動作回数を記憶するエ
    リアと;前記アドレス変換テーブルを記憶するエリア
    と;が設けられたことを特徴とする走査型データ記憶シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 記憶媒体と複数の針とを備え、前記記憶
    媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータの読出
    し/書込みのアクセス動作を、各針群ごとに行う走査型
    データ記憶システムの針摩耗管理方法であって、 前記各針群ごとのアクセス動作回数をカウントするステ
    ップと;他の針群と比較してアクセス動作回数が多い針
    群、及び他の針群と比較してアクセス動作回数が少ない
    針群を特定するステップと;前記アクセス動作回数が多
    い針群が受け持つ前記記憶エリアのデータと、アクセス
    動作回数が少ない針群が受け持つ前記記憶エリアのデー
    タとを相互に交換するステップと;当該交換前の記憶エ
    リアの物理アドレスが対応する論理アドレスに、当該交
    換後の記憶エリアの物理アドレスを対応させるステップ
    と;を含むことを特徴とする走査型データ記憶システム
    の針摩耗管理方法。
  8. 【請求項8】 記憶媒体と複数の針とを備え、前記記憶
    媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータの読出
    し/書込みのアクセス動作を、所定の針群ごとに行う走
    査型データ記憶システムの媒体摩耗管理方法であって、 前記各針群によりアクセス動作される所定記憶エリアご
    との被アクセス動作回数をカウントするステップと;他
    の記憶エリアと比較して、被アクセス動作回数が多い記
    憶エリア、及び他の記憶エリアと比較して被アクセス動
    作回数が少ない記憶エリアを特定するステップと;前記
    被アクセス動作回数が多い前記記憶エリアのデータと、
    前記被アクセス動作回数が少ない前記記憶エリアのデー
    タとを相互に交換するステップと;当該交換前の記憶エ
    リアの物理アドレスが対応する論理アドレスに、当該交
    換後の記憶エリアの物理アドレスを対応させるステップ
    と;を含むことを特徴とする走査型データ記憶システム
    の媒体摩耗管理方法。
  9. 【請求項9】 記憶媒体と複数の針とを備え、前記記憶
    媒体表面に形成される記憶エリアに対するデータの読出
    し/書込みのアクセス動作を、所定の針群ごとに行う走
    査型データ記憶システムの残存寿命表示装置であって、 前記各針群全てについての総アクセス動作回数、又は/
    及び、前記記憶エリア全てについての総被アクセス動作
    回数が、所定回数に達したときには、ユーザに警告を発
    する警告表示手段;を含むことを特徴とする走査型デー
    タ記憶システムの残存寿命表示装置。
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