JPH09239502A - タンディッシュ羽口の補修方法 - Google Patents
タンディッシュ羽口の補修方法Info
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Abstract
シュに開口した羽口の損傷を、短時間で確実・容易・安
全に補修できるようにする。 【手段】熱可塑性の目地用形成体8の外周面に補修材5
を付着させてから、これを1000℃程度に予熱した浸
漬ノズル7に被せ、その状態で羽口3に挿入する。損傷
6への補修材5の充填・焼き付けと、羽口煉瓦2への浸
漬ノズル7の接合とが同時に行われる。或いは、外周面
に補修材5を付着した治具4を羽口3に挿入することに
よって損傷箇所6を修復してから、目地用形成体8付き
の浸漬ノズル7を挿入する。
Description
に用いる熱間回転タンディッシュにおける羽口の補修方
法に関するものである。
は、タンディッシュからモールドへ溶鋼を供給するため
のものであり、タンディッシュの底部に開口させた羽口
に装着される。タンディッシュの羽口と浸漬ノズルとの
間には、溶鋼が侵入して湯漏れ等の事故を起こさないよ
う目地材が充填されている。この目地材は、通常、水練
りしたモルタルによって構成されており、このモルタル
をコテで浸漬ノズルのうち羽口との接合面に塗り付け、
次いで、この浸漬ノズルを羽口に装着してからタンディ
ッシュ及び浸漬ノズルを所定温度まで予熱することによ
り、乾燥した目地を形成している。この目地によって、
タンディッシュと浸漬ノズルとが接合されると共に、両
者間の隙間がシールされる。
浸漬ノズル〜モールド間は、溶鋼が固化して鋼材となる
最終工程であるため、溶鋼の汚染防止が重要である。こ
のため、タンディッシュと浸漬ノズルとは一体として使
用され、通常、同一鋼種が続く5〜10チャージの鋳造
を行った後、鋼種の変更と共に廃棄されていた。しかし
ながら、鋼種変更のたびにタンディッシュ及び浸漬ノズ
ルを廃棄・交換することはコスト面で好ましくない。そ
こで、タンディッシュのライニング材を改良したり、タ
ンディッシュ内の残湯やスラグ除去方法を改善するな
ど、タンディッシュの寿命を向上することが図られてい
る。
上させ得るのに対して、浸漬ノズルの寿命には限界があ
り、5〜10チャージしか使用できない。従って、浸漬
ノズルのみを交換できるようにする必要がある。この交
換は、省エネルギ、操業ロス抑制等の点から熱間で行う
ことが必要である。このような熱間での浸漬ノズルの交
換を可能にするため、本発明者らは特開平5−1556
66号や特願平4−210284号において、次のよう
な目地用成形体を提案した。
シュにおける羽口の内周面と浸漬ノズルの外周面との間
にきっちり嵌まり込む薄肉状に形成されており、その組
成を、耐火材料と、熱可塑性合成樹脂やピッチのような
熱可塑性の結合材とで構成したもので、この目地用成形
体を浸漬ノズルに装着した状態で羽口に嵌め込んで、目
地用形成体を浸漬ノズルの保有熱によって軟化したのち
焼き付けることにより、羽口と浸漬ノズルとの間の隙間
を塞ぐと共に両者を接合することを特徴とするものであ
る。
用して浸漬ノズルを交換することにより、熱間回転タン
ディッシュの500チャージ以上の連続操業が可能とな
った。ところで、熱間回転タンディッシュにおいては、
寿命のきた浸漬ノズルを引き抜いたあと、タンディッシ
ュの底面に残存していた少量の地金やスラグが羽口内に
流れ落ちたり、目地用形成体が完全に剥離せずにその一
部が羽口の内周面に付着したまま残存したりする場合が
あり、このため、羽口内周面清掃機等を使用して羽口内
周面の地金や目地用形成体を剥がし取るようにしている
が、その際に、羽口耐火物も損傷を受ける。すなわち、
羽口の内周面が損傷を受ける。
ごとに徐々に拡大して行くため、これを放置すると、目
地用形成体を使用しても羽口と浸漬ノズルとの間の隙間
を塞ぎ切れず、羽口と浸漬ノズルとの間の隙間から湯漏
れ事故を起こす恐れが高くなる。このため、タンディッ
シュのチャージ数が200を越えたくらいから羽口耐火
物の修復を行う必要が生じるが、熱間回転タンディッシ
ュではタンディッシュを冷却して常温で補修することは
できないため、高温の羽口に直接に補修材を塗り付けね
ばならない。
下方からモルタルやパッチング材等をコテ塗り等の方法
で塗り付けたり、吹き付けによって補修したりすること
が考えられるが、羽口の温度は通常1000〜1400
℃の高温であるため、常温の補修材は羽口に付着しにく
いばかりか、安全上も問題がある。また、コテ塗り法に
しろ吹き付け法にしろ、均一な厚さに塗り付けて羽口を
元の寸法に戻すことが困難である点も問題であった。特
に、コテ塗り法ではこの困難が倍加する。補修面の精度
が悪いと、目地用形成体を装着した浸漬ノズルを羽口に
挿入するときに途中でつかえて挿入できなくなる等のト
ラブルを生じる。
成されたもので、熱間回転タンディッシュの羽口の補修
を容易・正確且つ安全に行える方法を提供することを目
的とするものである。
挿入するためにタンディッシュの底部に形成した羽口を
補修する方法として、外周面が使用前の羽口の内周面に
ほぼ合致するように形成された治具の外周面に練り土状
の補修材を付着させたのち、この治具を羽口内に挿入し
てから引き抜くことにより、羽口の損傷箇所に補修材を
付着させ、次いで、前記羽口に嵌合する形状の目地成形
体を装着した浸漬ノズルを羽口に挿入するようにした点
に特徴を有する。
する形状に形成した目地形成体の外周面に補修材を付着
し、これを浸漬ノズルに装着して前記羽口に挿入する方
法も含む。
の羽口の内周面にほぼ合致する形状に形成された治具を
使用し、この治具の外周面に練り土状の補修材を付着さ
せて、羽口に挿入してから引き抜くことによって補修す
る。補修材の付着量は羽口の内周面の損傷程度によって
異なるが、概ね、損傷範囲と同様の幅及び長さにすると
共に、損傷範囲の深さの1.5倍程度の厚みにするのが
適当である。
タブル耐火物、プラスチック耐火物、吹付耐火物、パッ
チング材、コーティング材等のいわゆる不定形耐火物で
あればよく、特に材質を限定するものではない。従っ
て、耐火材料の骨材としては、アルミナ、マグネシア、
シリカ、ジルコニア、ジルコン、チタニア、ボーキサイ
ト、ばん頁岩、ロウ石等の種々のものを使用できる。リ
ン状黒鉛、土状黒鉛、コークス等の炭素系材料を併用し
ても良い。2種以上の耐火材料を混合して使用すること
もできる。
耐火物及び羽口耐火物の組成と同等のものが好ましい。
骨材の粒度としては、充填時に狭い目地間に入り込むた
めには細かい方が好ましく、1mm以下程度の微粒子を
主体とするのが適当である。また、結合材としては水ガ
ラス(珪酸ソーダ)、燐酸ソーダ、燐酸アルミナ等の無
機バインダーや、フェノールレジン等の有機バイダンー
等が骨材と組み合わせて使われる。
り合わせることによって練り土状の補修材を作り、これ
を治具の外周面に所要量を付着させしたのち、治具を羽
口に挿入する。すると、羽口の損傷面に補修材が充填さ
れると共に、羽口は通常1000〜1400℃であるた
め、補修材は羽口に焼き付けられる。治具を羽口から抜
き取ると、羽口の損傷箇所は補修材で埋められると共
に、羽口は使用前と同等の内周面形状に修復されてい
る。そして、予熱した浸漬ノズルに目地用形成体を装着
して、これを羽口に挿入すると、目地用形成体が軟化し
てから焼き付けられるため、羽口と浸漬ノズルとの間の
隙間は確実に塞がれる。
で、湯漏れ事故を生じることなく繰り返し浸漬ノズルを
交換して操業を続行することができる。浸漬ノズルは羽
口に装着してから予熱してもよい。請求項2の方法は治
具を使用せず、外周面に補修材を付着した目地用形成体
を浸漬ノズルに被せて、これを羽口に挿入するだけのシ
ンプルなものである。浸漬ノズルは目地用形成体を軟化
させ得る程度に予熱しておく。
10284号でもって提案した目地用形成体を使用した
場合は、浸漬ノズルの保有熱で軟化し可塑性を示す特性
があるため、羽口と浸漬ノズルとの間の正規の目地の隙
間に充填される。それと同時に、羽口の損傷部分は補修
材で埋められて、補修材が羽口に焼き付けられるるため
補修も同時に完了する。
形態で説明したのと同様である。
しつつ説明する。 〔実施例1〕図1及び図2は本実施例を示す図であり、
符号1はタンディッシュを、符号2はタンディッシュ1
における羽口耐火物の一例としての羽口煉瓦を、符号3
は羽口を示す。羽口3は下広がりのテーパ状に形成され
ている。
4の外周面は、製造して使用する前の羽口煉瓦2の羽口
3にほぼぴったり嵌まる形状に形成されている。符号5
は補修材を示す。熱間回転のタンディッシュ1を230
回連続使用して浸漬ノズルを取り外してから地金等を除
去したところ、図1のように、羽口3の内周面に幅10
0mm、最大深さ10mm程度の損傷6が帯状に形成さ
れていた。
下のアルミナ粉を使用し、骨材100%にバイダーとし
て珪酸ソーダ8%及び水20%を添加し、これらを万能
ミキサーで攪拌することによって製造した。この補修材
5を、図1のように治具4の外周面に、幅100mm、
厚さ15mmで全周にわたって付着させたのち、図1に
矢印で示すように、治具4を、1000℃程度の羽口3
にきっちり挿入してから引き抜いた。
されると共に焼き付けられて、羽口4の内周面は損傷前
と同様の内周面形状になった。次に、図2に示すよう
に、予熱した浸漬ノズル7に、目地用形成体8を装着
し、これを羽口3に挿入した。すると、図3に示すよう
に、目地用形成体7が浸漬ノズル7の熱と羽口煉瓦2の
熱とによって軟化したのち焼き付けられることにより、
羽口3と浸漬ノズル7との間の隙間がきっちり塞がれと
共に、羽口煉瓦2に対して浸漬ノズル7が接合される。
6が羽口内周面清掃時に剥落するごとに繰り返して浸漬
ノズル7を交換することにより、湯漏れ等の事故もなく
500回のタンディッシュ1の耐用を得た。 〔実施例2〕熱間回転のタンディッシュ1を235回連
続使用してから浸漬ノズルを抜いて羽口3から地金等を
除去したところ、図4に示すように、羽口3の内周面に
100mm幅で最大深さ10mm程度の損傷6が全周に
わたって形成されていた。
0.5mm以下のマグネシア粉50%とアルミナ粉50
%を使用し、これにバインダーとして液状フェノールレ
ジンを25%添加して、これらを万能ミキサーで攪拌す
ることによって精製した。この補修材5を、図4に示す
ように、目地用形成体8の外周に100mm幅×15m
m厚みに付着させたのち、これを1000℃に予熱した
浸漬ノズル7に被せ、その状態で1000℃の羽口3に
挿入して嵌め込んだ。すると、補修材5が損傷6に充填
されると共に羽口3に対して焼き付けられることによっ
て、損傷6が修復される。これと同時に、目地用形成体
8が軟化したのち焼き付けられることによって、羽口4
と浸漬ノズル7との間の隙間がシールされと共に浸漬ノ
ズル7が羽口煉瓦2に対して接合されて、図3と同様の
状態になった。
が羽口内周面清掃時に剥落するごとに繰り返して浸漬ノ
ズル7を交換することにより、湯漏れ等の事故もなく5
00チャージのタンディッシュ1の耐用を得た。この実
施例2の場合、補修に要する時間は浸漬ノズル7の交換
時間内に含まれるため、実質的には時間増とはならな
い。
求項2の何れにおいても、作業員がコテで直接に塗る従
来法に比べて、使用前の羽口と同様の状態に精密な形状
・寸法に補修することを、短時間で容易且つ確実にでき
る。また、作業員は高温の羽口に接近して作業する必要
がないから、作業の安全性も格段に向上できる。
嵌め換えるのと当時に羽口の損傷箇所が補修されるか
ら、作業能率をより向上できる利点がある。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】浸漬ノズルを挿入するためにタンディッシ
ュの底部に開口させた羽口を補修する方法であって、 外周面が使用前の羽口の内周面にほぼ合致するように形
成された治具の外周面に練り土状の補修材を付着させた
のち、この治具を羽口内に挿入してから引き抜くことに
より、羽口の損傷箇所に補修材を付着させ、次いで、前
記羽口に嵌合する形状の目地成形体を装着した浸漬ノズ
ルを羽口に挿入することを特徴とするタンディッシュ羽
口の補修方法。 - 【請求項2】浸漬ノズルを挿入するためにタンディッシ
ュの底部に開口した羽口を補修する方法であって、 内周面を浸漬ノズルが嵌合する形状に形成した熱可塑性
目地形成体の外周面に補修材を付着し、これを浸漬ノズ
ルに装着して前記羽口に挿入することを特徴とするタン
ディッシュ羽口の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05279896A JP3506833B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | タンディッシュ羽口の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05279896A JP3506833B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | タンディッシュ羽口の補修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09239502A true JPH09239502A (ja) | 1997-09-16 |
| JP3506833B2 JP3506833B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=12924867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05279896A Expired - Fee Related JP3506833B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | タンディッシュ羽口の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3506833B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008000809A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Nisshin Steel Co Ltd | ストッパー制御型浸漬ノズル |
| KR100865304B1 (ko) * | 2002-07-29 | 2008-10-27 | 주식회사 포스코 | 스타팅 튜브의 내부 이물질 유입방지를 위한 스타팅 튜브캡 |
| JP2015139806A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | 連続鋳造装置の上ノズルおよびそれを用いた入り込み抑制方法。 |
| JP2019171401A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 黒崎播磨株式会社 | 内装体及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP05279896A patent/JP3506833B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR100865304B1 (ko) * | 2002-07-29 | 2008-10-27 | 주식회사 포스코 | 스타팅 튜브의 내부 이물질 유입방지를 위한 스타팅 튜브캡 |
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| JP2015139806A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | 連続鋳造装置の上ノズルおよびそれを用いた入り込み抑制方法。 |
| JP2019171401A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 黒崎播磨株式会社 | 内装体及びその製造方法 |
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|---|---|
| JP3506833B2 (ja) | 2004-03-15 |
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