JPH09241637A - 活性酸素ラジカル除去用組成物およびその方法 - Google Patents

活性酸素ラジカル除去用組成物およびその方法

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JPH09241637A
JPH09241637A JP8057678A JP5767896A JPH09241637A JP H09241637 A JPH09241637 A JP H09241637A JP 8057678 A JP8057678 A JP 8057678A JP 5767896 A JP5767896 A JP 5767896A JP H09241637 A JPH09241637 A JP H09241637A
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Japan
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active oxygen
radical scavenger
oxygen radical
amino acids
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JP8057678A
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Kazuyoshi Okubo
一良 大久保
Yumiko Yoshiki
由美子 吉城
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性酸素ラジカルに対する高感度かつ効率的
な除去促進方法およびその組成物を提供すること。 【解決手段】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を含
有することを特徴とする、活性酸素ラジカル除去用組成
物を活性酸素ラジカルの除去に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活性酸素ラジカル
(active oxygen radical)に対
する高感度かつ効率的な除去促進方法、その組成物およ
び当該組成物の用途に関する。
【0002】
【従来の技術】活性酸素ラジカルは、単に活性酸素ある
いはフリーラジカルとも称され、不安定な不対電子を持
つ反応性に富んだ原子や分子であり、更に1電子を取り
込むかあるいは逆に与えることにより安定性を保とうと
する。一般には、スーパーオキサイド(・O2 -)、ヒド
ロキシラジカル(HO・)、過酸化水素(H2O2)、一
重項酸素(1O2)の4種をさして活性酸素と呼んでい
る。その他に、ヒドロペルオキシラジカル(HOO
・)、ペルオキシラジカル(LOO・),アルコキシラ
ジカル(LO・)なども広い意味で活性酸素と考えら
れ、これらは活性酸素種やラジカル種と呼ばれている。
【0003】活性酸素ラジカルからは、新たな活性酸素
ラジカルが二次、三次的に産生されて加速度的に増加
し、細胞やDNAの損傷、脂質の過酸化等を引き起こし
て多くの疾患に関与することが近年明らかになってき
た。なかでもヒドロキシラジカル(HO・)は最も反応
性が高く、細胞損傷など障害作用の大きな活性酸素ラジ
カルであることが明らかにされている(二木悦雄(19
88)Mebio.,5,22−26)。紫外線(U
V)による皮膚等での炎症発生においても、ヒドロキシ
ラジカル(HO・)産生とその関与が確認されている。
ウィルスの感染もまた、感染者の過剰な免疫応答の結果
として、活性酸素ラジカルが生体バランス維持の必要量
以上に生成され、有害な作用を与える(T.Odaら
(1989)Science,244,974−97
6)。
【0004】かような生体での活性酸素ラジカルによる
障害に対し、スーパーオキサイド・デスムターゼ(SO
D)やカタラーゼなどの酵素にて、またアスコルビン酸
やグルタチオンなどの抗酸化作用成分を用いる除去方法
については、薬理学的観点から幅広く研究課題とされ、
数多くの報告がなされている。
【0005】また、活性酸素ラジカルは、生体へ悪影響
を及ぼすばかりでなく、食品その他における品質劣化の
引き金となったり加速したりすることは、著名な事実と
して知られているところである。
【0006】最近、活性酸素ラジカルを除去するいわゆ
る活性酸素ラジカルスカベンジャー成分に関し、各種の
フラボノイド類およびそれらの関連成分(カテキン、ケ
ルセチン、ケンフェロール、ミリセチン、ルチン、アン
トシアニン、ポリフェノール、他)やサポニン類など、
食素材に由来し、これまであまり顧みられていなかった
天然成分についての研究に多くの注目と期待が集められ
ている。
【0007】例えば、緑茶中の天然成分であり、化学構
造にガロイル(galloyl)残基を有するフラバン
−3−オール型のカテキン類では、活性酸素ラジカルに
よるDNAの破壊(T.Nakayamaら(199
3)Biosci.Biotech.Bioche
m.,57,174−176)、脂質の過酸化(T.A
rigaら(1990)Agric.Biol.Che
m.,54,2499−2504)、酸化的細胞損傷
(T.Nakayamaら(1993)Bioche
m.Pharmacol.,45,265−267)に
対し、各々いずれも阻止効果を示し、従ってラジカルス
カベンジャー作用を有することが報告されている。
【0008】しかし、これらカテキン類のラジカルスカ
ベンジャー作用について、効果の大きな食い違いや矛盾
した否定的評価も一方では報告されている(例えば、
F.H.Stich(1991)Mutat.Re
s.,259,307−324)。すなわち、in v
itro実験によると、ラジカルスカベンジャー作用を
有する一方で、処理し切れなくなったかあるいは取り込
み過ぎた活性酸素ラジカルが逆に放出されるかの如く、
ある時点でかえって障害の促進(アクセレーター)にま
わることが観察されているためである。
【0009】カテキン類が緑茶の主要成分として、古来
より日本や中国など広い地域で多くの人々に愛飲され続
けており、これまで善玉としての有用性をもって幅広く
利用されてきたものが、in vitro実験とはいえ
ども悪玉としての側面が示されたことから、本発明者ら
は、その「両刃の剣」としての作用メカニズムの解明お
よび当問題の解決に鋭意取り組んできた。なお、ビタミ
ンCとE、β−カロチンとリコピンのように、複数の抗
酸化作用成分を組み合わせることで個々の作用が相加的
または相乗的に高まることは経験的に言われているが、
これらの成分においても、カテキン類の場合と類似した
「両刃の剣」としての側面が知られるようになり、作用
メカニズムの解明は未だなされていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは一方で、
活性酸素ラジカルの消失反応を簡便かつ精度高く分析で
きる方法の開発に取り組んできた。その方法は、活性酸
素ラジカルの消失時に微弱発光するかのように観察され
るフォトン放出の高感度測定に基づいたものであるが、
最近におけるESR−トラッピング法や酵素法に優ると
も劣らぬ高精度を有していながら、これらより極めて簡
便で、しかも抗酸化作用など紛らわしい類似反応や共存
他成分の影響を受け難い測定法である(Y.Yoshi
kiら(1995)Phytochemistry,3
9,225−229)。
【0011】本測定法により、活性酸素ラジカルの代表
例として過酸化水素(H2O2)あるいはFenton反
応で生成するヒドロキシラジカル(HO・)に、活性酸
素ラジカルを除去するとみなされている成分の代表例と
して各種フラボノイド類やそれらの関連成分を水相系に
て作用させ、フォトン放出の強度を調べた。フラボノイ
ド類はC6−C3−C6を基本骨格とするフェノール系
化合物の総称で4,000種をこえるといわれるが、カ
テキン、ケルセチン、ケンフェロール、ミリセチン、ル
チン、アントシアニンなど、その化学構造のC−3、−
5、−7、またB−環と称されるベンゼン環のC−
3’、−4’、−5’位に水酸基を有し、あるいは更に
糖など結合しているものほど、活性酸素ラジカルへ作用
させたときのフォトンが放出され易く、従って活性酸素
ラジカルに対する除去作用が高い傾向を、本発明者らは
捉えて既に発表した(Y.Yoshikiら(199
5)Phytochemistry,39,225−2
29)。
【0012】本発明者らはこれらの研究を発展させ、活
性酸素ラジカルを除去するとみなされている上記化合物
(活性酸素ラジカルスカベンジャー)と単独では活性酸
素ラジカルに対する除去作用を認め難かったアルデヒド
やアミノ酸、ウロン酸(酸性糖類)などの物質とを共存
させたところ、フォトン放出が顕著に増加することを観
察した。そして、これら顕著な増加は、活性酸素ラジカ
ルの除去が大きく促進されたためであることを確かめ
た。
【0013】本発明者らは更に多くの検証を重ねたとこ
ろ、活性酸素ラジカルスカベンジャーは、活性酸素ラジ
カルを自己消化できるラジカルスカベンジャー作用を少
なからず持ってはいるが、アルデヒドやアミノ酸、ウロ
ン酸などの特定成分が共存していれば、自ら引き寄せた
活性酸素ラジカルをこのような特定成分へ積極的に受け
渡す、いわゆる触媒種のような存在になっていると推察
された。また、上記特定成分の方は、単独では自ら活性
酸素ラジカルを処理する直接作業能力には乏しいもの
の、活性酸素ラジカルを活性酸素ラジカルスカベンジャ
ーから触媒的に引き渡されれば容易に受け取って処理す
ることができる受容種のような存在になっていると推察
された。
【0014】これらの推察に従って、活性酸素ラジカ
ル、触媒種としての活性酸素ラジカルスカベンジャーお
よび受容種としての特定成分について、更に多くの種類
と組合せ、および濃度、pH等を種々検討し、各々にお
けるフォトン放出の測定結果に基づいて、活性酸素ラジ
カルに対する除去効果の評価および作用メカニズムの解
析を行った。
【0015】その結果、活性酸素ラジカルの消失反応に
おいて、活性酸素ラジカルスカベンジャーと、活性酸素
ラジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジ
カルを処理する役割の特定成分との組合せが存在するこ
とを解明した。
【0016】更に、フォトンとの間において次の関係式
で示される新規の法則を発見した。 式 [P]=k[X][Y]f(Z) ここに、[X]は活性酸素ラジカルの濃度、[Y]は活
性酸素ラジカルスカベンジャーの濃度、f[Z]は活性
酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素
ラジカルを処理する役割の特定成分の濃度、[P]は活
性酸素ラジカルの消失反応時に微弱発光するかのように
観察されるフォトン放出の強度、およびkはフォトン定
数(主として活性酸素ラジカルスカベンジャーと活性酸
素ラジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラ
ジカルを処理する役割の特定成分の組合せによる活性酸
素ラジカル処理能力を反映している)を示す。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記法則の相関関係を満
足させる活性酸素ラジカルスカベンジャーと活性酸素ラ
ジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカ
ルを処理する役割の特定成分との組合せを利用すること
により、活性酸素ラジカルに対する除去機能が著しく高
められ、また活性酸素ラジカルスカベンジャーが単独で
ある場合に起き易いラジカルスカベンジャー作用の「両
刃の剣」としてのマイナス面を回避あるいは著しく軽減
させることが可能であることを見いだし本発明を完成し
た。
【0018】本発明は活性酸素ラジカル処理能力に優れ
た組成物、およびこの組成物を用いて活性酸素ラジカル
を除去する方法を提供することを目的とする。
【0019】すなわち、本発明は、活性酸素ラジカルス
カベンジャーと、ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖
類およびアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または
2種以上の物質を含有することを特徴とする組成物を提
供する。
【0020】また、本発明は、活性酸素ラジカルスカベ
ンジャーと、ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類お
よびアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または2種
以上の物質を含有することを特徴とする活性酸素ラジカ
ル除去用組成物を提供する。
【0021】更に本発明は、活性酸素ラジカルスカベン
ジャーと、ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およ
びアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または2種以
上の物質とを用いることを特徴とする、活性酸素ラジカ
ル除去方法を提供する。
【0022】更に本発明は、活性酸素ラジカルスカベン
ジャーと、ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およ
びアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または2種以
上の物質を含有することを特徴とする酸化防止剤、老化
防止剤、品質劣化防止剤、腐敗防止剤、汚濁防止剤、消
臭剤および鮮度保持剤を提供する。
【0023】更にまた、本発明は、活性酸素ラジカルス
カベンジャーと、ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖
類およびアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または
2種以上の物質を含有する組成物を用いることを特徴と
する酸化防止方法、老化防止方法、品質劣化防止方法、
腐敗防止方法、汚濁防止方法、消臭方法および鮮度保持
方法を提供する。
【0024】酸化、老化、品質劣化、腐敗、汚濁、消臭
および鮮度低下において、活性酸素ラジカルの関与が、
これら発現および悪性化機構の重大要因の一つとして指
摘されており、その結果、健康障害、疾病発症、生理機
能低下、美容外観の退化、商品価値低下、生産性低下、
生活環境や自然環境の汚染など、深刻なダメージをもた
らすきっかけを与えている。このことはまた、疾病が起
き易く治り難いといった不安と医療コスト増大、生産や
流通等におけるロスと割高なコストといった産業上の損
失をもたらす一因ともなる。活性酸素ラジカルがむしろ
関与した方が望ましいとする例は、殺菌、消毒、漂白と
いった場合においてであって、極めて限られており、殆
どの場合は有害な結果を生じさせる。本発明は、これら
活性酸素ラジカルに起因した問題発生に、最も効率的か
つ低コストで応用範囲が広い解決の手段を提供するもの
である。
【0025】生体においては、活性酸素ラジカルに急激
または多量に曝される例は、手術時の急な血液再循環、
全身的な大火傷、潜水時急浮上の肺気腫など限られた場
合においてであり、殆どの場合は僅かな量が火ダネとな
ってやがて増加し害をもたらすようになる。
【0026】生体の新陳代謝過程や老廃物の蓄積、直射
日光および紫外線や放射線に曝された時、発癌性および
変異原性物質や重金属と接した時、火傷やウイルス感染
を受けた時、切傷や細胞破壊を被った時など、正常状態
もしくは不活性状態の酸素や酸素分子含有化合物等が活
性化され、更にはラジカル化される機会は多種多様に存
在している。また活性酸素ラジカルを帯びた飲食物や飼
料、タバコのけむり、煤煙排気ガス、塩素系有機溶剤な
どに曝された場合も、これらからの直接的ラジカル作用
を受けるだけでなく、生体側においても活性酸素ラジカ
ルの生成が惹起あるいは誘導されてくる。当初において
活性酸素ラジカルの生成量は極めて僅かで部分的ではあ
っても、その生成が正常域をこえて持続しまたは生成後
除去しきれず残存した状態が継続するにつれて、次第に
そして加速度的に増加して行き、上記例の様な悪影響を
発現し始める。
【0027】従って、活性酸素ラジカルは、その生成と
影響力が連鎖的に増大して行くという点で、酸化還元反
応など通常の化学反応(非ラジカル反応)や酵素反応と
はダメージの与え方を異にする。つまり、知らず知らず
のうちに生理機能低下や退化等が潜行して行き、やがて
ある時突然現れるかの如く急速的にしかも大きなダメー
ジを伴って発現してくる経過を、多くの場合たどる。
【0028】ヒトの疾病を例にとるならば、糖尿病(特
にインシュリン非依存型)、肝硬変(特に脂肪肝型)、
狭心症など循環器疾患(特に動脈硬化型)、痴呆症(特
に脳梗塞型)、悪性腫瘍(主に化学発癌)などでは、活
性酸素ラジカルによる慢性的な酸化ストレス負荷が発症
機構に関与している主要な要因といわれ、多くの慢性疾
患で認められている。また加齢(高齢化)や体力消耗に
よる生理機能低下、激しい動作の連続による新陳代謝や
呼吸の異常亢進、栄養バランスや摂取量の過不足、睡眠
や運動の不足においては、老化および退化あるいは疲労
といった現象となって現れる。これらにおいては、代謝
老廃物が蓄積され易くなったり、細胞組織や皮膚等の再
生不良および機能低下と共に、活性酸素ラジカルの生成
あるいは残存蓄積が増加して認められており、症状促進
や回復遅延の一大要因をなしている。
【0029】ヒト以外の動物および植物を例にとるなら
ば、活性酸素ラジカルの生成過剰や残存蓄積あるいは暴
露が、ヒトでの例と同様に種々の健康障害あるいは生育
障害をもたらすばかりでなく、それらの結果として、家
畜飼育、ペット繁殖、水産養殖や植物栽培の産業におい
ては、搾乳量低下、肉質および肥育率低下、産卵率低
下、脱毛など毛並み不良、繁殖育成効率低下、病害虫被
害の受難度増大、鑑賞価値低下、栽培収穫量や養殖水揚
げ量およびこれらの質の低下など、生産性低下や商品価
値低下を招くことにもつながる。
【0030】飲食物や飼料それ自体を例にとるならば、
紫外線等への暴露による活性酸素ラジカル生成、活性酸
素ラジカルを帯びた原料等の混入、活性酸素ラジカル原
料であり製造過程での殺菌消毒および漂白に使用される
過酸化水素の残留によって、ビタミンなど栄養成分や食
効成分の分解、油脂含有および使用のものでは油脂分解
やエマルジョン崩壊、色素含有および使用のものでは退
色や変色、生鮮ものでは傷口等からの変敗、またこれら
に伴って不快臭や食味食感減退が加速度的に促進され、
著しい品質劣化がもたらされることになる。
【0031】環境を例にとるならば、活性酸素ラジカル
を帯びたあるいは帯び易い浮遊物の存在は、生活空間や
作業空間に不快臭あるいはアレルギーや炎症が生じ易い
環境をもたらし、また水質変化が促進される。
【0032】これらの例の様なダメージは、活性酸素ラ
ジカルの関与が無くても起こり易いものが多いが、しか
しながら活性酸素ラジカルが関与した場合には殆どにお
いて大きく促進され、経時変化において加速度的に増大
する点で、関与が無い場合とは異なる。
【0033】活性酸素ラジカルがダメージ増加に関与し
ている場合には、従来タイプの酸化防止剤、老化防止
剤、品質劣化防止剤、腐敗防止剤、汚濁防止剤、消臭剤
および鮮度保持剤では満足に防止あるいは抑制すること
は困難になり、本発明による活性酸素ラジカル除去方法
およびその機能を持たせた組成物が必要となる。
【0034】本発明による組成物および活性酸素ラジカ
ル除去方法は、従来の活性酸素ラジカルスカベンジャー
使用と比べ極めて少ない使用量にて大きな効果を発揮す
ることから、高い安全性と除去効率を有し、従来品では
解決困難であった使用量が多いことに基づく溶解性不良
や不溶化、香味や色調の低下、物性の破壊、高コスト
化、二次感染の心配など、使いにくくて用途が限定され
るといった多くの課題が解消可能である。
【0035】本発明による活性酸素ラジカル除去方法
は、以下の実施例において示すように、pHによる影響
が少ないため、酵素や抗酸化剤等のような場合とは異な
って、酸性からアルカリ性に至るまで幅広く応用でき、
しかも室温で高い効果を発揮することにより、食品分野
や医薬品分野を初めとする広範囲の分野において産業上
極めて有用である。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明において実施の対象となる
活性酸素ラジカルは、その消失の反応がフォトンとして
計測され前記関係式に従うものであれば全て対象とな
る。すなわち、スーパーオキサイド(・O2 -)、ヒドロ
キシラジカル(HO・)、過酸化水素(H2O2)、一重
項酸素(1O2)に限定されず、ヒドロペルオキシラジカ
ル(HOO・)、ペルオキシラジカル(LOO・),ア
ルコキシラジカル(LO・)などを含めた広い意味での
活性酸素ラジカル全てが本発明の対象となる。
【0037】本発明において用いられる活性酸素ラジカ
ルスカベンジャーの例として、カテキン類、タンニン・
ポリフェノール類、アントシアニン類、フラボノイド
類、サポニン類、およびこれらの各関連成分が挙げられ
る。これらの成分は植物に分布し、漢方生薬や民間薬、
西洋ハーブ、植物性食品(豆類・穀類・野菜・果実な
ど)、動物用エサ(牧草・糠など)に少なからず含まれ
ている。また、弱いながらもこれらの成分の多くが単独
でラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸化作用を示
すことが確認されている。以下に各成分について説明す
る。
【0038】(1)カテキン類およびそれらの関連成
分:カテキン類は、C6−C3−C6にフェノール性水酸
基を複数持つフラバン−3−オール骨格の物質群であ
る。かつて茶タンニンと呼ばれて他のポリフェノール化
合物と同類にされていたものが独立した一群に分類され
たものであり、広義には、大分類でのフラボノイド化合
物中におけるフラバノール(Flavanol)類に該
当する。
【0039】ツバキ科植物の中でも茶の葉に多種多様に
含まれており(緑茶では10〜15%含)、特に茶カテ
キン類といわれて他由来と区別されることがある。リン
ゴ、うめ、ぶどう、オリーブなど一部の果実(渋味強い
未熟果に多い)、カカオ、ホップなどに、また生薬では
アセンヤク(阿仙薬)、ダイオウ(大黄)、ケイヒ(桂
皮)などに、比較的多く含まれている。
【0040】カテキン類における代表的な成分は、カテ
キン、カテキンガレート、エピカテキン、エピカテキン
ガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレー
ト、ガロカテキン、ガロカテキンガレートの8種類であ
るが、いずれにおいてもラジカルスカベンジャー作用あ
るいは抗酸化作用を示すことが確認されている。
【0041】カテキン類の加水分解でB環部分が遊離し
た没食子酸(gallic acid)などガレート類
においても、ラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸
化作用が認められている。
【0042】カテキン類およびそれらの関連成分のいず
れもが、本発明の活性酸素ラジカルスカベンジャーに包
含される。
【0043】(2)タンニン・ポリフェノール類および
それらの関連成分:タンニン類は、没食子酸またはその
誘導体にフェノール化合物が種々結合したもので、ポリ
フェノール化合物における主要物質群であり、加水分解
性タンニン(hydrolysable tanni
n)と縮合型タンニン(condensed tann
in)とに大別される。
【0044】加水分解性タンニンは、加水分解により没
食子酸やこの2分子重合のエラグ酸を生成するもので、
カシ・ヌルデの虫こぶより得られる没食子や五倍子のタ
ンニン(糖1分子に没食子酸やエラグ酸が最大5箇所結
合;50〜70%含)、柿渋タンニン(没食子酸とフロ
ログルシンが結合したシブオール;柿渋中1〜2%含)
などがその代表例であり、ラジカルスカベンジャー作用
あるいは抗酸化作用が主要成分で確認されている。
【0045】縮合型タンニンは、フラバン−3−オール
骨格を持ったカテキン類が縮重合(多くはおよそ数分子
〜数十分子)したもので、食品では茶葉やりんご(特に
未熟果)などに、また生薬ではゲンノショウコ、ウワウ
ルシ(クマコケモモ)、ケイヒ、チョウジなどに多く含
まれ、ラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸化作用
が主要成分で確認されている。
【0046】タンニン・ポリフェノール類およびそれら
の関連成分のいずれもが、本発明の活性酸素ラジカルス
カベンジャーに包含される。
【0047】(3)アントシアニン類およびそれらの関
連成分:アントシアニン類は、C6−C3−C6骨格から
なるアントシアニジン(フラビリウム化合物)をアグリ
コン(非糖質成分)とし、これに種々の糖類(主に、グ
ルコース、ガラクトース、アラビノース)が結合した配
糖体で、主として花・果実・葉に多在し、pH等により
赤〜紫〜青〜黒紫色を呈する水溶性植物色素である。広
義には、フラボノイド化合物中の一群に分類される。
【0048】アグリコンの種類により、シアニジン配糖
体(シアニン、シソニン、クリサンテミン他)、デルフ
ィニジン配糖体(ナスニン、ヒアシン、ベリラミン
他)、ベラルゴニジン配糖体(ベラルゴニン、フラガリ
ン他)、マルビジン配糖体(オエニン、ネグレチン他)
の4系統が主要なアントシアニン類である。
【0049】ラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸
化作用が各々の主要成分で確認されている。
【0050】アントシアニン類およびそれらの関連成分
のいずれもが、本発明の活性酸素ラジカルスカベンジャ
ーに包含される。
【0051】(4)フラボノイド類およびそれらの関連
成分:フラボノイド類は、C6−C3−C6骨格からなる
フラボン構造の化合物(クロモン誘導体)で、遊離体や
配糖体として各種植物のほぼ全組織に存在し、pH等に
より無色〜淡黄色を呈する水溶性植物色素である。広義
にはフラボノイド化合物中の一群に分類される。
【0052】フラボン系(ルテオリン、アビゲニン
他)、イソフラボン系(ゲニスチン、ダイゼイン他)、
フラバノン系(ヘスペリジン、ナリンゲニン、シトロネ
チン他)、フラボノール系(ルチン、ケルセチン、ミリ
セチン、ケンフェロール他)、フラバナール系(ジヒド
ロケルセチン他)の5系統が主要なフラボノイド類であ
る。
【0053】ラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸
化作用が各々の主要成分で確認されている。
【0054】フラボノイド類およびそれらの関連成分の
いずれもが、本発明の活性酸素ラジカルスカベンジャー
に包含される。
【0055】(5)サポニン類およびそれらの関連成
分:サポニン類は、多くの場合、トリテルペノイド系お
よびステロイド系のアグリコン(サポゲニン)からなる
配糖体をいい、他の配糖体と区別して分類に用いられ
る。
【0056】トリテルペノイド系サポニンは、植物に広
く分布し、溶血毒作用の微弱なものが多く、大部分のサ
ポニンがこの系に属する。食品ではダイズ、アズキ、イ
ンゲン、ホウレンソウ、サトウダイコンなど、また生薬
ではキキョウ(根)、カンゾウ(根茎)、セネガ(ヒメ
ハギ類;根)、キラヤ(樹皮)などに含まれるものがよ
く知られている。
【0057】ステロイド系サポニンは、ユリ科(240
属4,000種)、ヤマノイモ科(10属650種)、
ゴマノハグサ科ジギタリス属(40種)の植物に多くが
偏在し、溶血毒作用や強心作用など劇的薬理作用の強い
ものが多い。これらの植物のうち、食品ではナガイモ、
食用ユリ(オニユリ鱗茎)、ニラ、ネギ、ラッキョウ、
ニンニクなど、その含量が極めて微量でありアルカロイ
ドなど他に問題のないものが食用とされる。生薬では劇
的薬理作用の活用例が多く、ジギタリス(葉)、オニド
コロ(根茎)、サルサ(根)、チモ(ハナスゲの根)な
どに含まれるものがよく知られている。
【0058】ラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸
化作用が各々の主要成分で確認されている。
【0059】サポニン類およびそれらの関連成分のいず
れもが、本発明の活性酸素ラジカルスカベンジャーに包
含される。
【0060】本発明において用いられる、活性酸素ラジ
カルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカル
を処理する役割の特定成分の例として、ウロン酸類、ウ
ロナイド類、ムコ多糖類、アミノ酸・ペプチド類、およ
びこれらの各関連成分が挙げられる。これらの成分は動
物、植物、微生物に広く存在する。これらの成分は、単
独でのラジカルスカベンジャー作用あるいは抗酸化作用
は殆ど無〜微弱であったにもかかわず、上記の活性酸素
ラジカルスカベンジャーと組合せることによって、ラジ
カルスカベンジャー作用の大きな増加または促進を示し
た。以下にこれらの成分について説明する。
【0061】(1)ウロン酸類(uronic aci
ds)およびそれらの関連成分:ウロン酸は、還元性カ
ルボニル基とカルボキシル基を持つ糖の誘導体の総称で
ある。D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、D−マ
ンヌロン酸、L−イズロン酸などが天然に存在する代表
的なものである。
【0062】更に、これらの塩類(−Na、−K、−C
a、−Mg塩など;例えば、D−グルクロン酸ナトリウ
ム),アミド態(−NH2;例えば、D−グルクロン酸
アミド)、ラクトン体(1,4−モノ・ラクトン、6,
3−モノ・ラクトン、1,4−6,3−ジラクトンな
ど;例えば、D−グルクロノラクトン)、糖酸類(例え
ば、D−グルコ糖酸、D−グルコ糖酸ラクトン、L−グ
ロン酸、L−グロノ−γ−ラクトン)、オリゴおよびポ
リウロン酸(酸性オリゴ糖、酸性多糖;例えば、ペクチ
ン酸の骨格成分であるポリ−D−ガラクツロン酸、昆布
など褐藻類の主成分でL−グルクロン酸とD−マンヌロ
ン酸からなるアルギン酸)などがある。
【0063】ウロン酸類およびそれらの関連成分のいず
れもが、活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡さ
れた活性酸素ラジカルを処理する役割を有する本発明の
特定成分に包含される。
【0064】(2)ウロナイド類(uronides)
およびそれらの関連成分:ウロナイドは、ウロン酸とア
グリコン(非糖質成分)あるいは他の糖類が結合したも
のである。それらの生合成はUDP−D−グルクロン酸
が前駆体となり、酵素的触媒反応によって、D−グルク
ロン酸残基はアグリコンなどとウロナイド結合したり、
またD−マンヌロン酸など他のウロン酸へ異性化が行わ
れている。
【0065】多環式化合物をアグリコンとするグルクロ
ン酸配糖体(例えば、フラボノイド系やトリテルペノイ
ド系グルクロナイド)、D−グルクロン酸およびその重
合体とヘミセルロースなど他の糖鎖とが結合した植物ガ
ムあるいは粘質物(例えば、アラビアガムなどのポリウ
ロナイド多糖)は、野菜、種実、生薬など植物界に広く
分布する代表的なウロナイドである。
【0066】ウロナイド類およびそれらの関連成分のい
ずれもが、活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡
された活性酸素ラジカルを処理する役割を有する本発明
の特定成分に包含される。
【0067】(3)ムコ多糖類(mucopolysa
ccharides)およびそれらの関連成分:ムコ多
糖は、骨、軟骨、皮膚、細胞膜、血管、臓器、コラーゲ
ンなど結合組織を主体として動物界に広く存在し、ヘキ
ソサミン(N−アセチル−D−グルコサミンまたはN−
アセチル−D−ガラクトサミン)と、一部例外を除く殆
どがウロン酸(D−グルクロン酸またはL−イズロン
酸)とからなる二糖繰り返し構造を主体とした多糖であ
る。大部分は、ヘキソサミンに結合の硫酸基やウロン酸
のカルボキシル基によって酸性を呈し、酸性ムコ多糖と
も呼ばれる。
【0068】ウロン酸を構成糖とする最も典型的なムコ
多糖には、ヒアルロン酸(D−グルクロン酸+N−アセ
チル−D−グルコサミン)、コンドロイチン硫酸(D−
グルクロン酸+N−アセチル−D−ガラクトサミン)、
デルマタン硫酸(L−イズロン酸+N−アセチル−D−
ガラクトサミン)、ヘバラン硫酸(D−グルクロン酸+
N−アセチル−D−グルコサミンが主体)、ヘパリン
(D−グルクロン酸+N−アセチル−D−グルコサミン
とL−イズロン酸+N−アセチル−D−グルコサミンの
繰り返し構造)の5種類があり、これらでムコ多糖の大
部分を占めている。
【0069】動物生体中におけるムコ多糖は、殆どが蛋
白質および一部はペプチド結合として存在し(プロテオ
グリカンおよびペプチドグリカン)、また酵素分解され
てムコオリゴ糖などになったりもする。
【0070】ウロン酸を構成糖とするムコ多糖類および
それらの関連成分のいずれもが、活性酸素ラジカルスカ
ベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを処理す
る役割を有する本発明の特定成分に包含される。
【0071】(4)アミノ酸・ペプチド類およびそれら
の関連成分:アミノ酸には、蛋白質・ペプチドの形成に
あずかる構成アミノ酸23種、およびそれらを形成せず
に遊離状態または特定化合物の構成成分としてだけ存在
する特殊アミノ酸20数種、合わせて約50種ほどが知
られている。本発明において、グリシンやアラニンなど
各種構成アミノ酸、またオルニチン、シトルリン、γ−
アミノ酪酸を代表例とした特殊アミノ酸について、各々
を活性酸素ラジカルスカベンジャーの成分と組合せる
と、いずれの場合にも強いラジカルスカベンジャー作用
を発揮し、活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡
された活性酸素ラジカルを処理する役割を有する特定成
分としての高い機能がこれらアミノ酸において確認され
た。β−アラニンやベタインなど他の特殊アミノ酸につ
いても同様に、活性酸素ラジカルスカベンジャーから受
け渡された活性酸素ラジカルを処理する役割を有する特
定成分としての高い機能が確認された。
【0072】活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け
渡された活性酸素ラジカルを処理する役割を有する特定
成分としてのラジカルスカベンジャー作用発揮におい
て、構成アミノ酸と特殊アミノ酸、各々における個々の
アミノ酸、また酸性・中性・アルカリ性の各環境pH間
で、明らかな優劣の差異が見られなかったことから、ア
ミノ酸としての共通基本構造であるカルボキシル基ある
いはアミノ基や両性電解質の性質が大きく関与し、個々
によって異なる側鎖の性質はあまり寄与しないと見られ
た。
【0073】この共通基本構造に由来する性質は、2〜
数個位のアミノ酸からなるオリゴペプチドであれば十分
に期待可能と見られる。また構成アミノ酸の種類と立体
的構造によっては、それ以上のアミノ酸が連なったペプ
チドにおいても可能性を有すると見られる。
【0074】アミノ酸・ペプチド類およびそれらの関連
成分のいずれもが、活性酸素ラジカルスカベンジャーか
ら受け渡された活性酸素ラジカルを処理する役割を有す
る本発明の特定成分に包含される。
【0075】上記の活性酸素ラジカルスカベンジャーお
よび活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡された
活性酸素ラジカルを処理する役割を有する特定成分の組
合せにより、ラジカルスカベンジャー作用は著しく増加
(または促進)され、活性酸素ラジカルスカベンジャー
のみの場合と比べても、1,000倍以上(フォトン定
数k値で比較/log k値で換算すると3以上の差)
もの効果を発揮させることが、本発明において可能であ
った(測定はフォトン解析法による)。
【0076】本発明による方法の実施に当たっては、あ
らかじめ活性酸素ラジカルスカベンジャーと活性酸素ラ
ジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカ
ルを処理する役割の特定成分であるウロン酸類、ウロナ
イド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・ペプチド類から選
ばれる1種または2種以上の物質とを組合せておくいわ
ゆる組成物として利用に供することの他に、活性酸素ラ
ジカルスカベンジャーあるいはウロン酸類、ウロナイド
類、ムコ多糖類およびアミノ酸・ペプチド類から選ばれ
る1種または2種以上の物質のいずれか一方または双方
を補充して前記の関係式[P]=k[X][Y]f
(Z)を満足させるものとした、いわゆる補完方式によ
っても遂行可能である。
【0077】本発明で用いられる活性酸素ラジカルスカ
ベンジャーとウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類お
よびアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または2種
以上の物質、およびこれらの組み合わせについては、処
理を必要とする活性酸素ラジカルの種類、およびその消
失反応がフォトンとして計測され前記関係式に従うもの
の中から、産業利用分野に応じて選ばれるものであり、
特に限定されない。またフォトン定数kは、ラジカルス
カベンジャー作用促進効果の大小を反映するものである
が、活用目的や対象など個々のケースによって求められ
る基準が異なること等から、全て一律に下限値や上限値
を設定することは適切でない。
【0078】なお、抗酸化剤として一般に知られている
ビタミンCやビタミンEは、活性酸素ラジカルスカベン
ジャーとして用いても、あるいは活性酸素ラジカルスカ
ベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを処理す
る役割の特定成分として用いても、フォトンの放出は認
められず、従って少なくとも前記の関係式を満たすフォ
トン−タイプの活性酸素ラジカルスカベンジャーではな
かった。
【0079】
【発明の効果】本発明における活性酸素ラジカルスカベ
ンジャーとウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およ
びアミノ酸・ペプチド類から選ばれる1種または2種以
上の物質との組合せ方法および組成物は、活性酸素ラジ
カルに対して、酸性からアルカリ性に至るまで広いpH
範囲において、しかも室温にて、優れた除去機能を発揮
する。
【0080】それ故、本発明の組成物および活性酸素ラ
ジカル除去方法は、ヒト、ヒト以外の動物、植物、発酵
微生物、培養細胞などの生命体での生理機能活動におい
て活性酸素ラジカルの関与により誘起され易い酸化的ス
トレスや老化など各種障害の予防あるいは改善に、また
飼育、養殖、栽培、発酵、培養、加工、保存などにおい
て生産物やそれらの生産過程における変質、分解、腐
敗、汚濁、異臭化、鮮度低下、効力減退、能率低下など
の品質劣化や活性低下の防止が求められている分野にお
いて、特に利用が期待される。
【0081】従って、食品、飼料、医薬医療用品、医薬
部外品、香粧品、洗浄剤、消臭剤、衛生用品、衣料用
品、鮮度保持用資材や包装容器、動物飼育、水産養殖、
植物栽培、発酵や培養などの各産業分野において最も有
用性が見込まれる。
【0082】更に、本発明の有用性が発揮されやすくま
た活用しやすいよう利用者へ提供できる具体的な形態に
ついて、幾つかの例をこれら産業における商品群の中か
ら示すならば、以下の様である。
【0083】たとえば、食品分野であれば、高度の活性
酸素ラジカル除去機能を備えた食品添加物として加工食
品の品質や日持ち向上および生鮮食品における鮮度保持
に、また本発明の組成物を有効成分とする特定保健用食
品や健康食品を提供することで健康維持および疾病予防
に、各々活用できる。飼料分野では、飼料用添加物やペ
ットフードとして健康管理および飼料効率や生産性向上
に利用できる。
【0084】薬事法第二条各項で規定するところの医薬
品、医薬部外品、化粧品および医療用具の分野において
は、医薬品添加物や化粧品添加物などとして製剤の品質
向上へ役立てることができるばかりでなく、疾病の治療
と予防、体調体質の改善、美容の維持向上、衛生状態や
快適環境確保のための有効成分とすることができる。こ
のうち医薬品においては、活性酸素ラジカルの関与によ
り発症あるいは回復遅延や症状悪化がもたらされる疾病
の医療用治療薬、また一般用では滋養強壮保健薬、胃腸
薬、感冒薬、口腔鼻炎用薬および外皮用薬の分野で、特
に有用性が期待される。医薬部外品については、薬用歯
磨き剤、口中清涼剤、薬用化粧品、毛髪用剤、浴用剤、
腋臭防止剤および生理処理用品の分野で、また化粧品で
は、頭髪用化粧品類、洗髪用化粧品類、化粧水類、クリ
ーム乳液類、パック類、ファンデーション類、口紅類、
洗顔料類、石けん類、歯磨き類の分野において、有用性
が高い。
【0085】以上の様な例以外にも、本発明の組成物お
よび活性酸素ラジカル除去方法を具体的形態にて提供す
ることが種々可能であり、本発明の実施形態および有用
性が上記例に限定されるものではない。
【0086】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。
【0087】なお、各実施例のいずれにおいても、以下
に記載する測定条件および解析方法に従った。
【0088】1.濃度: (1)活性酸素ラジカル(ここではH2O2)・・・測定
時の終濃度は0.01〜20mM (2)活性酸素ラジカルスカベンジャー(ここでは
(−)−エピガロカテキン)・・・測定時の終濃度は
0.01〜20mM (3)活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡され
た活性酸素ラジカルを処理する役割の特定成分(ここで
はアミノ酸類、糖類)・・・測定時の終濃度は0.01
〜20mM これら3者を各種濃度にて種々組合せ、測定に供した。
【0089】2.pH: (1)酸性は、pH2.6の50mMクエン酸−HCl
緩衝液(50%メタノール含有) (2)中性は、pH7.0の25mMリン酸緩衝液(5
0%メタノール含有) (3)アルカリ性は、pH9.0の25mM Na2B4
O7−HCl緩衝液(50%メタノール含有) いずれも、(−)−エピガロカテキン(以下、「EG
C」と略す)の完全な溶解を保つためにメタノールを5
0%含有させ(用いた活性酸素ラジカルや活性酸素ラジ
カルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカル
を処理する役割の特定成分はメタノールなしでも完全に
溶解)、また溶解液を精密濾過(ポアサイズ0.22ミ
クロン)して測定の妨げとなる混入浮遊物を除去し高度
の澄明性を確保した。
【0090】3.温度:いずれの場合も、室温(23℃
で一定の場所)にて測定した。
【0091】4.フォトン強度Pの測定方法:反応混合
液から微弱発光するかのように放出されるフォトンを、
フィルター付フォトン計測スペクトロフォトメーター
(東北電子工業(株) CLD−110型)を用いて測
定した。この装置に、マイクロポンプ(Waters社
510型)とマイクロインジェクター(Waters
社 U6K型)を接続して、フローセル中で活性酸素ラ
ジカル、活性酸素ラジカルスカベンジャー、活性酸素ラ
ジカルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカ
ルを処理する役割の特定成分(ウロン酸類、ウロナイド
類、ムコ多糖類およびアミノ酸・ペプチド類から選ばれ
る1種または2種以上の物質)を混合せしめ、直ちに液
流を停止させて混合直後よりのフォトン放出を経時的に
測定できるようにした。格子散乱光は、同測定システム
におけるイメージセンサー付光電管で検出した。フォト
ン放出は、それが波長300〜650nmの広い範囲で
観察されることより、これら波長全域から検知されるカ
ウント数を自動積算し、放出最大ピーク値をフォトン強
度Pとした。
【0092】
【実施例1】活性酸素ラジカルとしてH2O2、活性酸素
ラジカルスカベンジャーとしてEGC、活性酸素ラジカ
ルスカベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを
処理する役割の特定成分としてアミノ酸類の3者からな
る組合せ各々において、酸性、中性、アルカリ性の各p
Hでのフォトン定数kを前記に従って測定した。
【0093】アミノ酸類(共にL−型)は、グリシン、
アラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、ホモセリ
ン、スレオニン、メチオニン、システイン、フェニルア
ラニン、プロリン、ヒスチジン塩酸塩、アルギニン塩酸
塩、オルニチン塩酸塩、シトルリン、γ−アミノ酪酸の
16種類を用いた。
【0094】16種類のアミノ酸類は、これら成分の
み、およびH2O2不在下でのEGCとの組合せでは、い
ずれもフォトン放出が観察されなかった。また、EGC
不在下でのH2O2との組合せにおいても、フォトン放出
は微弱でしかなかった。しかしながら、3者を組合せる
とフォトンが強く発現し、活性酸素ラジカルスカベンジ
ャー作用の大きな促進が認められた。
【0095】表1に、pH2.6、7.0、9.0各々
におけるフォトン定数kを示した。16種類のアミノ酸
類いずれでも、各pHで3付近(但しlog k値)の
高い値を示した。このことから、活性酸素ラジカル、活
性酸素ラジカルスカベンジャー、活性酸素ラジカルスカ
ベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを処理す
る役割の特定成分の3者から構成される反応混合液系に
おいて、16種類のアミノ酸類は、活性酸素ラジカルス
カベンジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを処理
する役割の特定成分として作用していると認められた。
【0096】
【表1】
【0097】
【実施例2】H2O2(活性酸素ラジカル)、EGC(活
性酸素ラジカルスカベンジャー)、中性および酸性糖類
(活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡された活
性酸素ラジカルを処理する役割の特定成分)の3者から
なる組合せ各々において、酸性、中性、アルカリ性各p
Hでのフォトン定数kを、実施例1と同様にして測定し
た。
【0098】糖類(共にD−型)は、グルコース、シュ
ークロース、グルクロン酸、グルクロン酸ナトリウム、
グルクロン酸アミド、グルクロノラクトンの6種類を用
いた。
【0099】中性糖であるグルコースおよびシュークロ
ースでは、これら成分のみ、EGC不在下でのH2O2と
の組合せ、H2O2不在下でのEGCとの組合せ、また3
者の組合せのいずれにおいても、フォトン放出は観察さ
れず、活性酸素ラジカルスカベンジャー作用は認められ
なかった。
【0100】酸性糖(ウロン酸ともいう)およびその関
連成分であるグルクロン酸、グルクロン酸ナトリウム、
グルクロン酸アミド、グルクロノラクトンでは、これら
成分のみ、H2O2不在下でのEGCとの組合せでは、フ
ォトン放出が観察されなかった。また、EGC不在下で
のH2O2との組合せにおいても、フォトン放出は微弱で
しかなかった。しかしながら、3者を組合せるとフォト
ンが強く発現し、活性酸素ラジカルスカベンジャー作用
の大きな促進が認められた。
【0101】表2に、pH2.6、7.0、9.0各々
におけるフォトン定数kを示した。4種類の酸性糖およ
びその関連成分いずれでも、各pHで3付近(但しlo
gk値)の高い値を示した。
【0102】このことから、活性酸素ラジカル、活性酸
素ラジカルスカベンジャー、活性酸素ラジカルスカベン
ジャーから受け渡された活性酸素ラジカルを処理する役
割の特定成分の3者から構成される反応混合液系におい
て、用いた4種類の酸性糖およびその関連成分はいずれ
も、活性酸素ラジカルスカベンジャーから受け渡された
活性酸素ラジカルを処理する役割の特定成分として作用
していると認められた。
【0103】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 A61K 45/06 45/06 B01J 20/22 Z B01J 20/22 C09K 3/00 S C09K 3/00 A61K 37/02

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
    ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
    ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を含
    有することを特徴とする、組成物。
  2. 【請求項2】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカテ
    キン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニン
    類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1種
    または2種以上の物質である、請求項1に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
    ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
    ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を含
    有することを特徴とする、活性酸素ラジカル除去用組成
    物。
  4. 【請求項4】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカテ
    キン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニン
    類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1種
    または2種以上の物質である、請求項3に記載の活性酸
    素ラジカル除去用組成物。
  5. 【請求項5】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
    ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
    ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質とを
    用いることを特徴とする、活性酸素ラジカル除去方法。
  6. 【請求項6】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカテ
    キン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニン
    類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1種
    または2種以上の物質である、請求項5に記載の活性酸
    素ラジカル除去方法。
  7. 【請求項7】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
    ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
    ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を含
    有することを特徴とする、酸化防止剤。
  8. 【請求項8】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカテ
    キン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニン
    類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1種
    または2種以上の物質である、請求項7に記載の酸化防
    止剤。
  9. 【請求項9】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、ウ
    ロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸・
    ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を含
    有する組成物を用いることを特徴とする、酸化防止方
    法。
  10. 【請求項10】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項9に記載の酸化
    防止方法。
  11. 【請求項11】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、老化防止剤。
  12. 【請求項12】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項11に記載の老
    化防止剤。
  13. 【請求項13】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、老化防止方
    法。
  14. 【請求項14】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項13に記載の老
    化防止方法。
  15. 【請求項15】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、品質劣化防止剤。
  16. 【請求項16】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項15に記載の品
    質劣化防止剤。
  17. 【請求項17】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、品質劣化防
    止方法。
  18. 【請求項18】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項17に記載の品
    質劣化防止方法。
  19. 【請求項19】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、腐敗防止剤。
  20. 【請求項20】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項19に記載の腐
    敗防止剤。
  21. 【請求項21】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、腐敗防止方
    法。
  22. 【請求項22】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項21に記載の腐
    敗防止方法。
  23. 【請求項23】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、汚濁防止剤。
  24. 【請求項24】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項23に記載の汚
    濁防止剤。
  25. 【請求項25】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、汚濁防止方
    法。
  26. 【請求項26】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項25に記載の汚
    濁防止方法。
  27. 【請求項27】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、消臭剤。
  28. 【請求項28】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項27に記載の消
    臭剤。
  29. 【請求項29】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、消臭方法。
  30. 【請求項30】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項29に記載の消
    臭方法。
  31. 【請求項31】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有することを特徴とする、鮮度保持剤。
  32. 【請求項32】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項31に記載の鮮
    度保持剤。
  33. 【請求項33】 活性酸素ラジカルスカベンジャーと、
    ウロン酸類、ウロナイド類、ムコ多糖類およびアミノ酸
    ・ペプチド類から選ばれる1種または2種以上の物質を
    含有する組成物を用いることを特徴とする、鮮度保持方
    法。
  34. 【請求項34】 活性酸素ラジカルスカベンジャーがカ
    テキン類、タンニン・ポリフェノール類、アントシアニ
    ン類、フラボノイド類およびサポニン類から選ばれる1
    種または2種以上の物質である、請求項33に記載の鮮
    度保持方法。
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