JPH09242011A - リサイクル可能な人工芝 - Google Patents

リサイクル可能な人工芝

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JPH09242011A
JPH09242011A JP5327696A JP5327696A JPH09242011A JP H09242011 A JPH09242011 A JP H09242011A JP 5327696 A JP5327696 A JP 5327696A JP 5327696 A JP5327696 A JP 5327696A JP H09242011 A JPH09242011 A JP H09242011A
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JP
Japan
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artificial grass
nylon
artificial
pile
present
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JP5327696A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tazawa
壽 田澤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、リサイクル容易な砂入りあるいは砂
無し用の人工芝を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のリサイクル可能な人工芝は、人工
芝を構成する全ての部材が、ナイロン6を素材とするも
のであることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リサイクルの容易
な人工芝に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人工芝はベランダや家の庭、公園
などからテニスコート、サッカー場、野球場、ホッケー
場、屋内や屋外の多目的グランド等各種のスポーツ施設
まで、大量に使用されてきている。ベランダや屋内グラ
ンドのように砂無しでカーペットのように使用される場
合やテニスコートや野球場、サッカー場のように砂入り
の状態で使用されたり、多様な使用状態がある。それら
が、比較的安価に敷設できる事やメンテナンスフリーで
維持費用が低いこと、さらには天然の美観に近いことが
あり、その使用量は年々増大の傾向にある。最近では製
造業者の努力で耐久性向上技術が進歩し、また品質改善
が進み、耐久性が大幅に向上し、かなりの長期に渡って
使用が可能になってきた。しかし、いずれにせよ、使用
により摩耗や光、水、温度の影響を受け、劣化が進むも
のであり、現在の人工芝では、その耐用年数は8〜10
年程度が一般的である。したがって、長期に使用が可能
とは言え、敷設して10年も経つと新品への張り替えが
必要となってくる。その時に問題になるのは使用済人工
芝の廃棄方法である。現状では産業廃棄物として埋没し
ているが、埋没場所に埋没させることも無制限には続け
られるものではなく、すでにこの廃棄方法が大きな社会
問題となってきている。かかる問題の対策として、リサ
イクルの方法として、摩耗した人工芝をそのまま川の堤
防や河川敷、山間の道路際の防草用として敷設すること
も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、古い人工芝は
外観の問題やまた敷設したい時に敷設したいだけ準備で
きるということもなく、敷設したい側から見れば単なる
廃棄場所の提供に過ぎない感がある。すなわち人工芝の
現物でのリサイクルはその廃棄量と再使用量のバラン
ス、その輸送や美観の問題があり、そのシステマティッ
クなリサイクルの実現は難しい状況である。
【0004】本発明は、かかる砂入りあるいは砂無しの
人工芝として、リサイクル容易な人工芝を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために次の手段を提案するものである。すなわ
ち、本発明のリサイクル可能な人工芝は、人工芝を構成
する全ての部材が、ナイロン6を素材とするものである
ことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、人工芝のリサイクル問
題について、鋭意検討したところ、人工芝の全ての部材
を同一素材で構成することに着目して、その素材とし
て、ナイロン6という特定なポリマを使用したところ、
意外にも、耐摩耗性、耐フィブリル化性に優れる成形品
を与える上に、解重合反応性に優れている特徴を発揮
し、簡単容易にリサイクル可能な人工芝を提供すること
ができることを究明したものである。
【0007】本発明のリサイクル可能な人工芝は、構成
部材全てをナイロン6で統一したところに特徴を有する
ものである。すなわち、一般にパイル素材にはポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ナイロン6、66、塩化ビニリ
デン、ナイロン共重合物、ポリエステル等を利用できる
が、本発明のリサイクルを行う目的からパイル素材とし
てはナイロン6ポリマからなるパイルを用いるものであ
る。
【0008】本発明においては人工芝のパイルの形状に
ついては特に限定されるものでない。即ち、パイルはモ
ノフィラメントでも、フィルムをカットしたスリットヤ
ーンやスプリットヤーンでも良い。また太さについても
モノフィラメントであれば単糸デニールが50から10
00デニール、パイル糸としては1000から1000
0デニール、フィルムのものでは1000から1000
0デニールが通常使用されるが、いずれでも、本発明の
目的とするリサイクル性に特に影響を与えるものでな
い。
【0009】人工芝には幾つかの製造方法がある。本発
明の基本思想は人工芝の構成素材を全てナイロン6にす
ることにより、極めて容易にリサイクルするというもの
である。したがって、人工芝がタフティング方法で製造
される場合はその基布がナイロン6からなる紡績糸、あ
るいはフィラメントからなる平織物、あるいはナイロン
6からなる不織布でよい。また、ダブルラッセルやウイ
ルトン織物でパイル織物が製造される場合は地糸にナイ
ロン6からなるフィラメントを用いるものである。
【0010】これら人工芝はパイル抜け防止と形態安定
性を付与するため一般に接着剤でバッキングされる。本
発明ではバッキング材もナイロン6のポリマが用いられ
る。パイルに用いるポリマと同様のポリマを用い、メル
トラミネート方法により人工芝の裏側に溶融接着され
る。この溶融接着により、パイルの抜けを防止し、また
ナイロン6のフィルム状の裏打ちにより、形態が安定化
される。
【0011】メルトラミネート方法はナイロン6のチッ
プをエクストルーダーに供給し、250℃〜300℃の
温度で溶融されたポリマーを人工芝の幅分のスリットを
有する口金からシート状に吐出し、冷却固化以前にロー
ルから解じょされ、連続的に供給される人工芝の裏面に
接触積層され、形成されるものである。バッキングに使
用されるナイロン6のポリマーはファイバーに使用され
るような高重合度のものである必要は無く、低重合度
で、融点の低いポリマーが好適である。
【0012】上述したようにナイロン6の素材で形成さ
れた人工芝は、耐摩耗性、耐フィブリル化性に優れてい
るので耐久性に優れ、クッション性や美観にも優れるの
で、従来と同様にインテリア用途や、スポーツ用途に好
適に用いられる。
【0013】本発明では、上述の用途への展開を将来、
敷き換えの場合に老朽化した人工芝を回収し、リサイク
ルすることにより巨大な廃棄物を減少させ、しかも貴重
な資源を有効に活用することを本来の目的とするもので
ある。
【0014】そのために、使用済みや生産屑などで回収
された本発明のナイロン6製人工芝は、先ず、簡易な清
掃をされたり、大きな異物が取り除かれるか、または、
かかる政争や線状をすることなく、そのままクラッシャ
ーで粉砕される。粉砕されてチップ化あるいは粉末化さ
れた人工芝は、必要により、水洗される。水洗は人工芝
に付着あるいは混入した砂や土などの高比重の異物を分
離することを目的としている。水洗後、乾燥されて人工
芝はリサイクル原料と見なすことが出来る。該ナイロン
6屑のリサイクル原料は、先ずメルターへ投入される。
メルターでは5kg/cm2 の加圧を行い、300℃に加
熱する。溶融されたポリマーは解重合缶に投入される。
解重合缶へはバッチで、メルトポリマーを投入する。そ
の後、解重合缶に燐酸が投入される。次いで加熱蒸気の
吹き込みを開始する。メルトポリマと燐酸は、セミバッ
チで投入が継続される。ナイロン6ポリマは解重合反応
が極めて容易に進行する利点を有する。生成したラクタ
ムは濃縮塔から連続で抜いていく。解重合は連続で継続
されるが、解重合缶の残滓が規定量になった時点で運転
を停止して、釜残、及び残滓を抜き出す。
【0015】上述のように、人工芝がナイロン6で製造
されている場合、分離する非効率さあるいは技術的に困
難がなくスムーズに効率的に原料まで回収することがで
きる。ε−カプロラクタムに変換された後、再び該ε−
カプロラクタムは通常のナイロン6の重合工程に供給さ
れリサイクルされるものである。
【0016】本発明のリサイクル可能な人工芝は、ナイ
ロン6のパイル、基布、バッキング材で構成されている
ため、従来、極めて困難であった複合素材の分離の必要
が無く、単純に粉砕し、必要により洗浄することによ
り、容易にリサイクル原料とすることができる。該原料
はナイロン6の粗原料であるε−カプロラクタムに解重
合され、純度の高いε−カプロラクタムを提供すること
ができる。
【0017】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。
【0018】実施例1、2、比較例1、2 パイル糸ナイロン6のモノフィラメントの微捲縮糸で単
糸の繊度が500デニールの糸を用いた。基布は、ナイ
ロン6の30番手のスパン糸で目付150g/m2 の平
織物を用いた。タフティング機により、このナイロン6
の基布にナイロン6のパイル糸を、砂入り人工芝の場合
は、パイル長さ26mm、砂無し人工芝はパイル長さ1
3mmとし、パイル目付はいずれも1kg/m2 として
人工芝を作製した。人工芝の幅は2m、長さは100m
で1本のロールとした。
【0019】この人工芝をメルトラミネーターの人工芝
供給用クリールに設置し、ラミネーターの吐出口に対向
する部分に供給した。メルトラミネーターにはナイロン
6のポリマチップを供給し、280℃に加熱してメルト
し、2mの吐出口からシート状に吐出した。吐出された
シートは冷却固化される前に人工芝の裏面に積層接着さ
れた。シートの目付は800g/m2 とした。透水化の
ためシートには部分的に透水孔となるように該シートの
積層時に吐出量を制御した。すなわち、人工芝の裏面の
パイル植毛畝部は該シートを融着させ、それ以外の部分
は該シート(ポリマ)が存在しないものであった。
【0020】比較例として、該人工芝のバッキング材と
して通常の炭酸カルシウムを100部投入したSBRを
800g/m2 で塗布した。
【0021】これら人工芝を砂入り人工芝(実施例1、
比較例1)はテニスコートに、砂無し人工芝(実施例
2、比較例2)は家庭のベランダに敷設した。半年後に
これら人工芝を剥ぎ取り、リサイクルの実行を試みた。
【0022】実施例1の人工芝については、砂入り人工
芝は砂の除去を行い、砂無し人工芝(実施例2)は若干
の清掃をした後、クラッシャーに供給し、粉砕した。次
いで、水洗し、付着物の除去を行い、乾燥後にリサイク
ル原料として上述した解重合プロセスに投入した。その
結果、いずれも98%以上の純度のε−カプロラクタム
が得られた。
【0023】次に、比較例1、2の人工芝については、
バッキング材であるSBRの除去を試みたが、分離が困
難で、除去不充分な状態であったが、クラッシャーで粉
砕し、解重合プロセスへ投入したが、回収率が50%に
も満たない上、反応釜が著しく汚染されて、完全に洗浄
しなければ使用できない状態であった。
【0024】
【発明の効果】本発明のリサイクル可能な人工芝によれ
ば、全構成部材がナイロン6で構成されているので、構
成部分の分離の必要がなく容易にリサイクル原料として
解重合プロセスに投入出来、しかも純度の高いナイロン
6の粗原料のε−カプロラクタムに変換、リサイクルで
きる効果を発揮する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工芝を構成する全ての部材が、ナイロン
    6を素材とするものであることを特徴とするリサイクル
    可能な人工芝。
  2. 【請求項2】該部材が、パイル、基布、あるいは地糸お
    よびバッキング材である請求項1記載のリサイクル可能
    な人工芝。
  3. 【請求項3】該バッキング材が、ナイロン6フィルムで
    ある請求項1記載のリサイクル可能な人工芝。
  4. 【請求項4】該バッキング材が、基布裏面に融着または
    圧着により固定されている請求項2記載のリサイクル可
    能な人工芝。
  5. 【請求項5】該融着または圧着が、部分的である請求項
    4記載のリサイクル可能な人工芝。
JP5327696A 1996-03-11 1996-03-11 リサイクル可能な人工芝 Pending JPH09242011A (ja)

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