JPH09242046A - 軟弱土砂による海面埋立工法 - Google Patents
軟弱土砂による海面埋立工法Info
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- JPH09242046A JPH09242046A JP4866096A JP4866096A JPH09242046A JP H09242046 A JPH09242046 A JP H09242046A JP 4866096 A JP4866096 A JP 4866096A JP 4866096 A JP4866096 A JP 4866096A JP H09242046 A JPH09242046 A JP H09242046A
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主として建設残土等の軟弱土砂による海面埋
立の施工を容易にし、かつ、工費を削減する。 【解決手段】 海底面21上に構築した外周護岸20
a,20bにより囲まれた埋立域22内に埋立用軟弱土
砂を搬入し、形成される軟弱埋立地盤26の所定深さ毎
に水平方向にドレーン材を布設して軟弱埋立地盤26内
に複数段配置に水平ドレーン28を設置し、その水平ド
レーン28を通じて排水することにより地盤改良するに
際し、軟弱土砂の搬入の際に、水平ドレーン28の一端
側の外周護岸20aに沿い、かつ水平ドレーン28の一
端を埋め込んで上下に連続した排水砂層25を形成し、
排水砂層25に面した外周護岸20aの海面WLより高
い位置に、その護岸の内外に通じる通水路30を設ける
とともに、排水砂層25の底部にウェルポイント35を
設置し、通水路30を通して排水砂層25内の水を自然
排水させた後ウェルポイント35を通じて強制排水させ
る。
立の施工を容易にし、かつ、工費を削減する。 【解決手段】 海底面21上に構築した外周護岸20
a,20bにより囲まれた埋立域22内に埋立用軟弱土
砂を搬入し、形成される軟弱埋立地盤26の所定深さ毎
に水平方向にドレーン材を布設して軟弱埋立地盤26内
に複数段配置に水平ドレーン28を設置し、その水平ド
レーン28を通じて排水することにより地盤改良するに
際し、軟弱土砂の搬入の際に、水平ドレーン28の一端
側の外周護岸20aに沿い、かつ水平ドレーン28の一
端を埋め込んで上下に連続した排水砂層25を形成し、
排水砂層25に面した外周護岸20aの海面WLより高
い位置に、その護岸の内外に通じる通水路30を設ける
とともに、排水砂層25の底部にウェルポイント35を
設置し、通水路30を通して排水砂層25内の水を自然
排水させた後ウェルポイント35を通じて強制排水させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含水率の高い建設
残土等の軟弱土砂を用いて海面を埋め立て、形成される
軟弱地盤を早期に改良する軟弱土砂による海面埋立工法
に関する。
残土等の軟弱土砂を用いて海面を埋め立て、形成される
軟弱地盤を早期に改良する軟弱土砂による海面埋立工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、含水率の高い軟弱土砂を用いて
海面を埋め立て、形成される軟弱埋立地盤を改良し、用
地を早期に公園や宅地等に利用可能にする埋立工法とし
ては、従来、図5に示すように、海底面1上に埋立域を
囲む配置に外周護岸2を構築し、その内面に吸い出し防
止工3を施した後、外周護岸2の内側に水搬等によって
軟弱土砂を搬入し、形成された軟弱埋立地盤4中に縦方
向に多数のドレーン材を打ち込んで鉛直ドレーン5,5
……を形成し、その軟弱埋立地盤4上に上載土層6を設
置し、その荷重を利用して圧密排水を促進する方法があ
る。
海面を埋め立て、形成される軟弱埋立地盤を改良し、用
地を早期に公園や宅地等に利用可能にする埋立工法とし
ては、従来、図5に示すように、海底面1上に埋立域を
囲む配置に外周護岸2を構築し、その内面に吸い出し防
止工3を施した後、外周護岸2の内側に水搬等によって
軟弱土砂を搬入し、形成された軟弱埋立地盤4中に縦方
向に多数のドレーン材を打ち込んで鉛直ドレーン5,5
……を形成し、その軟弱埋立地盤4上に上載土層6を設
置し、その荷重を利用して圧密排水を促進する方法があ
る。
【0003】また、この他、図6に示すように、鉛直ド
レーン5,5……を設置した軟弱埋立地盤4上に上載土
層7を設置し、その中に吸水管8を埋め込むとともに、
表面を気密シート9で覆い、吸水管8内を減圧装置10
により減圧することにより大気圧載荷させ、これによっ
て鉛直ドレーンを通じた圧密排水を促進させる方法があ
る。
レーン5,5……を設置した軟弱埋立地盤4上に上載土
層7を設置し、その中に吸水管8を埋め込むとともに、
表面を気密シート9で覆い、吸水管8内を減圧装置10
により減圧することにより大気圧載荷させ、これによっ
て鉛直ドレーンを通じた圧密排水を促進させる方法があ
る。
【0004】更に、図7に示すように、軟弱埋立地盤4
内に水平方向にドレーン材を埋め込んだ水平ドレーン1
1,11……を多段配置に設置するとともに、軟弱埋立
地盤4の表面を気密シート12で覆い、各水平ドレーン
11,11……の端部を通水パイプ13を介して減圧装
置14に連通させ、水平ドレーン11,11……内を減
圧することにより、大気圧載荷させ、水平ドレーンを通
じた圧密排水を促進させる方法がある。
内に水平方向にドレーン材を埋め込んだ水平ドレーン1
1,11……を多段配置に設置するとともに、軟弱埋立
地盤4の表面を気密シート12で覆い、各水平ドレーン
11,11……の端部を通水パイプ13を介して減圧装
置14に連通させ、水平ドレーン11,11……内を減
圧することにより、大気圧載荷させ、水平ドレーンを通
じた圧密排水を促進させる方法がある。
【0005】これらの工法は、いずれも圧密排水を促進
し、軟弱埋立地盤の強度を増加させると同時に、残留沈
下を低減させて用地を完成させるものである。
し、軟弱埋立地盤の強度を増加させると同時に、残留沈
下を低減させて用地を完成させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した図
5、図6の鉛直ドレーンと上載土載荷もしくは大気圧載
荷による従来工法では軟弱土による一括埋立完了後にド
レーン材を埋立地盤中に打設するものであるが、その打
設作業を陸打、即ち、陸上を走行する機械を使用して打
設しようとする場合には機械の走行が可能な程度にま
で、表層処理等の仮設工事を必要とするという問題があ
る。
5、図6の鉛直ドレーンと上載土載荷もしくは大気圧載
荷による従来工法では軟弱土による一括埋立完了後にド
レーン材を埋立地盤中に打設するものであるが、その打
設作業を陸打、即ち、陸上を走行する機械を使用して打
設しようとする場合には機械の走行が可能な程度にま
で、表層処理等の仮設工事を必要とするという問題があ
る。
【0007】また、ドレーン材の打設作業を海打、即
ち、水上に浮べた作業船を使用して打設しようとする場
合には、地盤上に一定深さの水が必要となるため、埋立
天端高さが著しく低くなるという問題がある。
ち、水上に浮べた作業船を使用して打設しようとする場
合には、地盤上に一定深さの水が必要となるため、埋立
天端高さが著しく低くなるという問題がある。
【0008】更に、上載土載荷による場合には、載荷の
ために多量の土砂を必要とし、かつ、一気の載荷土搬入
は埋立地盤の破壊を招くため、段階的に少量づつ載荷さ
せる必要があり、時間がかかるという問題があった。
ために多量の土砂を必要とし、かつ、一気の載荷土搬入
は埋立地盤の破壊を招くため、段階的に少量づつ載荷さ
せる必要があり、時間がかかるという問題があった。
【0009】また、大気圧載荷による場合は多数の配管
を必要とし、気密性の確保にも多大の工費を要し、更に
大気圧の効果を確実にするためには減圧配管を直接ドレ
ーン材頭部に連結する等の手段も必要となる等の問題が
ある。
を必要とし、気密性の確保にも多大の工費を要し、更に
大気圧の効果を確実にするためには減圧配管を直接ドレ
ーン材頭部に連結する等の手段も必要となる等の問題が
ある。
【0010】一方、図7に示した水平ドレーンによる方
法では、埋立地盤が超軟弱である場合には地盤天端から
のドレーン材の水平布設が可能であるが、例えば建設残
土のように軟弱とはいえ、ある程度の強度をもつ埋立土
による地盤内へ、ドレーン材を水平に押し込むのは極め
て困難となるという問題があった。
法では、埋立地盤が超軟弱である場合には地盤天端から
のドレーン材の水平布設が可能であるが、例えば建設残
土のように軟弱とはいえ、ある程度の強度をもつ埋立土
による地盤内へ、ドレーン材を水平に押し込むのは極め
て困難となるという問題があった。
【0011】更に、施工断面として正方形、正三角形等
の配置を確保するための施工管理も容易ではなく、ま
た、大気圧の効果を確実にするための水平ドレーンの端
部処理には、多大の機材、労力、時間を要し、気密性確
保と雨水対策のためには、埋立地全面にシートを布設す
る必要があり、多大の工費を要する等の問題があった。
の配置を確保するための施工管理も容易ではなく、ま
た、大気圧の効果を確実にするための水平ドレーンの端
部処理には、多大の機材、労力、時間を要し、気密性確
保と雨水対策のためには、埋立地全面にシートを布設す
る必要があり、多大の工費を要する等の問題があった。
【0012】本発明は上述の如き従来の問題に鑑み、施
工が容易で工費が少く、かつ、より効果的な軟弱土砂に
よる海面埋立工法の提供を目的としてなされたものであ
る。
工が容易で工費が少く、かつ、より効果的な軟弱土砂に
よる海面埋立工法の提供を目的としてなされたものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
海底面上に構築した外周護岸により囲まれた埋立域内に
埋立用軟弱土砂を搬入し、形成される軟弱地盤の所定深
さ毎に水平方向にドレーン材を布設して軟弱埋立地盤内
に複数段配置に水平ドレーンを設置し、該水平ドレーン
を通じて排水することにより地盤改良する軟弱土砂によ
る海面埋立工法において、軟弱土砂の搬入の際に、前記
水平ドレーンの一端側の外周護岸に沿い、かつ該水平ド
レーンの一端を埋め込んで上下に連続した排水砂層を形
成するとともに、排水砂層の底部にウェルポイントを設
置し、該ウェルポイントを通じて減圧ポンプにより排水
砂層内の水を強制排水させることにある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
海底面上に構築した外周護岸により囲まれた埋立域内に
埋立用軟弱土砂を搬入し、形成される軟弱地盤の所定深
さ毎に水平方向にドレーン材を布設して軟弱埋立地盤内
に複数段配置に水平ドレーンを設置し、該水平ドレーン
を通じて排水することにより地盤改良する軟弱土砂によ
る海面埋立工法において、軟弱土砂の搬入の際に、前記
水平ドレーンの一端側の外周護岸に沿い、かつ該水平ド
レーンの一端を埋め込んで上下に連続した排水砂層を形
成するとともに、排水砂層の底部にウェルポイントを設
置し、該ウェルポイントを通じて減圧ポンプにより排水
砂層内の水を強制排水させることにある。
【0014】また排水砂層に面した外周護岸の海面より
高い位置に、該護岸の内外に通じる通水路を設け、該通
水路を通して前記排水砂層内の水を自然排水させた後ウ
ェルポイントを通じて強制排水させることが好ましく、
更に、外周護岸の内側に排水砂層及び埋立用軟弱土砂を
一定高さまで収容する毎に、その上面にドレーン材を布
設することにより水平ドレーンを軟弱埋立地盤中に複数
段配置に設置し、軟弱埋立地盤の最上部に載荷用の薄客
土層を設置することが好ましい。
高い位置に、該護岸の内外に通じる通水路を設け、該通
水路を通して前記排水砂層内の水を自然排水させた後ウ
ェルポイントを通じて強制排水させることが好ましく、
更に、外周護岸の内側に排水砂層及び埋立用軟弱土砂を
一定高さまで収容する毎に、その上面にドレーン材を布
設することにより水平ドレーンを軟弱埋立地盤中に複数
段配置に設置し、軟弱埋立地盤の最上部に載荷用の薄客
土層を設置することが好ましい。
【0015】更に、軟弱埋立地盤の最上部に最終客土の
一部となる薄客土層を設置し、外周護岸の通水路より排
水層内の水を自然排水させた後、ウェルポイントを通じ
て強制排水させることが好ましい。
一部となる薄客土層を設置し、外周護岸の通水路より排
水層内の水を自然排水させた後、ウェルポイントを通じ
て強制排水させることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態を図1〜
図4について説明する。
図4について説明する。
【0017】図1は本発明工法により造成された地盤改
良前の軟弱埋立地盤の一例を示している。図において、
20a,20bは共に外周護岸を示しており、20aは
その陸側に近い一辺を構築している陸側護岸であり、2
0bは陸側護岸を除く他の辺の一般護岸である。この両
護岸はいずれも海底面21上に構築され、図2に示すよ
うに、この護岸20a,20bによって周囲が囲まれた
長方形状の埋立域22を形成している。
良前の軟弱埋立地盤の一例を示している。図において、
20a,20bは共に外周護岸を示しており、20aは
その陸側に近い一辺を構築している陸側護岸であり、2
0bは陸側護岸を除く他の辺の一般護岸である。この両
護岸はいずれも海底面21上に構築され、図2に示すよ
うに、この護岸20a,20bによって周囲が囲まれた
長方形状の埋立域22を形成している。
【0018】陸側護岸20aは止水性をもたせた鋼矢板
二重壁か鋼矢板セルにより築造され、中詰に砂質土であ
る1種、2種の建設残土を使用している。また、他の一
般護岸20bは石材の積み上げによって構築し、内側法
面に吸出防止工23を施して埋立土砂の漏出を防いでい
る。埋立域22内には、陸側護岸20aに接して縦方向
に連続した排水砂層25が、その陸側護岸20aの全長
にわたって設置されており、これに連続して他の全域に
軟弱埋立土が収容されて軟弱埋立地盤26となってお
り、その天端に薄い客土層27が敷設されている。
二重壁か鋼矢板セルにより築造され、中詰に砂質土であ
る1種、2種の建設残土を使用している。また、他の一
般護岸20bは石材の積み上げによって構築し、内側法
面に吸出防止工23を施して埋立土砂の漏出を防いでい
る。埋立域22内には、陸側護岸20aに接して縦方向
に連続した排水砂層25が、その陸側護岸20aの全長
にわたって設置されており、これに連続して他の全域に
軟弱埋立土が収容されて軟弱埋立地盤26となってお
り、その天端に薄い客土層27が敷設されている。
【0019】埋立地盤26内には複数段配置に水平ドレ
ーン28,28……が埋設されており、この各水平ドレ
ーン28は透水性の中空帯状をしたドレーン材を水平方
向に設置し、その一端が開放された状態のまま排砂層2
5内に埋め込まれている。この各ドレーン材の他端は陸
側護岸20aの対岸の一般護岸20bの内側面から一定
長さLだけ離した位置に埋設されている。
ーン28,28……が埋設されており、この各水平ドレ
ーン28は透水性の中空帯状をしたドレーン材を水平方
向に設置し、その一端が開放された状態のまま排砂層2
5内に埋め込まれている。この各ドレーン材の他端は陸
側護岸20aの対岸の一般護岸20bの内側面から一定
長さLだけ離した位置に埋設されている。
【0020】陸側護岸20aには、海水面WLより稍高
い位置に内外に通じる通水路30が設けられ、この通水
路30には海水の埋立域側への流入を防止する逆止弁3
1が設けられている。
い位置に内外に通じる通水路30が設けられ、この通水
路30には海水の埋立域側への流入を防止する逆止弁3
1が設けられている。
【0021】排水砂層22内には、その底部にウェルポ
イント35が設置されており、このウェルポイント35
に連通する吸水管36を陸側護岸20a上に延長させ、
その端部を減圧装置37に連結している。
イント35が設置されており、このウェルポイント35
に連通する吸水管36を陸側護岸20a上に延長させ、
その端部を減圧装置37に連結している。
【0022】ウェルポイント35は、図3に示すよう
に、周囲に通水孔40,40……が多数開口された鋼管
からなる本体部41を有し、その本体部41の通水孔4
0,40……の外側をストレーナ濾過網42を覆うとと
もに、先端開口43内に内圧の上昇によって開放される
逆止弁44が設けられたものを使用している。
に、周囲に通水孔40,40……が多数開口された鋼管
からなる本体部41を有し、その本体部41の通水孔4
0,40……の外側をストレーナ濾過網42を覆うとと
もに、先端開口43内に内圧の上昇によって開放される
逆止弁44が設けられたものを使用している。
【0023】そして、本体部41の上端に吸水管36を
連結し、打ち込み時には、吸水管36を通して圧力水を
送り込み、先端開口43及び通水孔40,40……より
水を噴射させながら打ち込む。
連結し、打ち込み時には、吸水管36を通して圧力水を
送り込み、先端開口43及び通水孔40,40……より
水を噴射させながら打ち込む。
【0024】また打ち込み後の排水時には内部が減圧さ
れるため先端開口43は閉じられ、周囲の通水孔40,
40……からストレーナ濾過網42を通して水が吸い上
げられるようになっている。
れるため先端開口43は閉じられ、周囲の通水孔40,
40……からストレーナ濾過網42を通して水が吸い上
げられるようになっている。
【0025】次に上述した埋立地盤の形成及び地盤改良
について説明すると、陸側護岸20a及び一般護岸20
bによって構成された外周護岸に囲まれた埋立域22内
に、図4に示すように、最下層用の埋立土26a及び排
水砂層用砂25aを搬入する。この搬入に際しては、図
4(イ)に示すように、先ず、排水砂層用砂25aを所
定の高さまで積み上げた後、図4(ロ)に示すように、
これと同高さまで埋立土26aを積み上げる。
について説明すると、陸側護岸20a及び一般護岸20
bによって構成された外周護岸に囲まれた埋立域22内
に、図4に示すように、最下層用の埋立土26a及び排
水砂層用砂25aを搬入する。この搬入に際しては、図
4(イ)に示すように、先ず、排水砂層用砂25aを所
定の高さまで積み上げた後、図4(ロ)に示すように、
これと同高さまで埋立土26aを積み上げる。
【0026】次いで、図4(ハ)に示すように、その上
面に第一段目の水平ドレーン28用のドレーン材を布設
する。その布設に際しては一端の開放側端部28aを排
水砂層用砂25aの上面に一定長さ(約2メートル)載
せ、他端の閉鎖側端部28bを一般護岸20bから一定
長さL(数メートル)だけ離して布設する。
面に第一段目の水平ドレーン28用のドレーン材を布設
する。その布設に際しては一端の開放側端部28aを排
水砂層用砂25aの上面に一定長さ(約2メートル)載
せ、他端の閉鎖側端部28bを一般護岸20bから一定
長さL(数メートル)だけ離して布設する。
【0027】同様にして二段目、三段目と順次排水砂層
用砂25b,25c……、埋立土26b,26c……、
水平ドレーン28,28……を設置して、天端まで施工
し、最上層に厚さ1m程度の客土層27を設置する。
用砂25b,25c……、埋立土26b,26c……、
水平ドレーン28,28……を設置して、天端まで施工
し、最上層に厚さ1m程度の客土層27を設置する。
【0028】このようにして埋立地盤26を造成した
後、排水砂層25内に上面よりウェルポイント35を吸
水管36と共に打ち込み、この吸水管36の上端側を減
圧装置37に連結する。
後、排水砂層25内に上面よりウェルポイント35を吸
水管36と共に打ち込み、この吸水管36の上端側を減
圧装置37に連結する。
【0029】このようにして軟弱土砂による全体の埋立
が完了した直後は埋立地盤26内の水位はかなり高い所
にあるため、通水路30を通して排水砂層25内の水を
自然排水させる。これが予備載荷となる。尚、ウェルポ
イント35のみによる水位低下には限界(6m位)があ
るため、この段階ではウェルポイント35を使用した際
の水位低下をなるべく大きくするために減圧装置の運転
は行わない。尚、薄層の客土層27は埋立地盤26の表
層を保護し、クラックの発生と雨水侵入を防ぐととも
に、雨水に対する表層排水層として機能する。またこの
客土は最終客土の一部となり将来の用地利用に資する。
尚、図1中38は表層排水孔である。
が完了した直後は埋立地盤26内の水位はかなり高い所
にあるため、通水路30を通して排水砂層25内の水を
自然排水させる。これが予備載荷となる。尚、ウェルポ
イント35のみによる水位低下には限界(6m位)があ
るため、この段階ではウェルポイント35を使用した際
の水位低下をなるべく大きくするために減圧装置の運転
は行わない。尚、薄層の客土層27は埋立地盤26の表
層を保護し、クラックの発生と雨水侵入を防ぐととも
に、雨水に対する表層排水層として機能する。またこの
客土は最終客土の一部となり将来の用地利用に資する。
尚、図1中38は表層排水孔である。
【0030】このようにして予備載荷の効果による圧密
度が80%程度にまで達した段階でウェルポイント35
から強制排水させ水位を低下させる。この結果、各水平
ドレーン28には、排水砂層側端部と埋立地盤26内側
とに埋立土中の過剰間隙水圧に加え水位低下量に対応し
た水頭差を生じ、水平ドレーン28中に排水砂層25へ
向かう流れが生じ、埋立地盤26からの排水が、水頭差
がなくなるまで持続する。尚、埋立土砂の圧密係数を把
握した上で水平ドレーン28の上下間隔を適切に設計す
ることにより、水位低下完了時から数十日で80%圧密
が完了するように計画することができる。
度が80%程度にまで達した段階でウェルポイント35
から強制排水させ水位を低下させる。この結果、各水平
ドレーン28には、排水砂層側端部と埋立地盤26内側
とに埋立土中の過剰間隙水圧に加え水位低下量に対応し
た水頭差を生じ、水平ドレーン28中に排水砂層25へ
向かう流れが生じ、埋立地盤26からの排水が、水頭差
がなくなるまで持続する。尚、埋立土砂の圧密係数を把
握した上で水平ドレーン28の上下間隔を適切に設計す
ることにより、水位低下完了時から数十日で80%圧密
が完了するように計画することができる。
【0031】そして、このような載荷排水による圧密度
が80%程度に達した後、その時の沈下量(数メート
ル)に見合う最終客土を、例えば、1種、2種の建設残
土等の軟弱でない通常土砂によって行う。これによって
さらなる載荷としての働きをなさせると同時に、埋立地
の公園、宅地等への供用の表層地盤とする。
が80%程度に達した後、その時の沈下量(数メート
ル)に見合う最終客土を、例えば、1種、2種の建設残
土等の軟弱でない通常土砂によって行う。これによって
さらなる載荷としての働きをなさせると同時に、埋立地
の公園、宅地等への供用の表層地盤とする。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明の軟弱土砂による
海面埋立工法においては、護岸の通水路による予備排水
とウェルポイントからの排水により、多段砂マウンド中
に充分で確実な水位低下を実現できるので、水平ドレー
ンの排水砂層側端部と埋立地盤中部分との間に確実に水
頭差が生じ、水平ドレーンを介し、埋立土層からの排水
が進行する。
海面埋立工法においては、護岸の通水路による予備排水
とウェルポイントからの排水により、多段砂マウンド中
に充分で確実な水位低下を実現できるので、水平ドレー
ンの排水砂層側端部と埋立地盤中部分との間に確実に水
頭差が生じ、水平ドレーンを介し、埋立土層からの排水
が進行する。
【0033】近年の材料技術によれば、ドレーン材の透
水係数は充分に大きい(例、k=1.0cm/sec)ので、水位低
下による水平ドレーンを介しての圧密排水は充分に遠端
まで期待でき、止水性護岸、多段砂マウンド等の一連の
工事は陸側護岸にのみ実施すればよく、全体工事の経済
性確保に大きく寄与する。
水係数は充分に大きい(例、k=1.0cm/sec)ので、水位低
下による水平ドレーンを介しての圧密排水は充分に遠端
まで期待でき、止水性護岸、多段砂マウンド等の一連の
工事は陸側護岸にのみ実施すればよく、全体工事の経済
性確保に大きく寄与する。
【0034】また、水平ドレーンの布設を層状埋立の過
程で行うことにより施工が容易でほとんど余分な時間を
要せず、かつ、水平ドレーンの配置は層状配置なので施
工管理が容易である。
程で行うことにより施工が容易でほとんど余分な時間を
要せず、かつ、水平ドレーンの配置は層状配置なので施
工管理が容易である。
【0035】圧密排水のための載荷は排水砂層中のウェ
ルポイントによる水位低下で与えられるので、多量の載
荷盛土の必要がなく、大気圧載荷に比しても、気密シー
トやドレーンの端部処理等の余分な関連工事の必要がな
い。
ルポイントによる水位低下で与えられるので、多量の載
荷盛土の必要がなく、大気圧載荷に比しても、気密シー
トやドレーンの端部処理等の余分な関連工事の必要がな
い。
【0036】更に、排水砂層に面した外周護岸に通水路
を設けることによりウェルポイントの効果を助け、また
雨水排水が容易になる。
を設けることによりウェルポイントの効果を助け、また
雨水排水が容易になる。
【図1】本発明を実施した埋立地盤を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】本発明工法において構築する外周護岸の一例の
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明工法において使用するウェルポイントの
一例の断面図である。
一例の断面図である。
【図4】(イ)〜(ハ)は、本発明工法の実施に際する
埋立土ドレーン材等の搬入、設置工程を示す断面図であ
る。
埋立土ドレーン材等の搬入、設置工程を示す断面図であ
る。
【図5】鉛直ドレーン及び盛土載荷による従来工法を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図6】鉛直ドレーン及び大気圧載荷による従来工法を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図7】水平ドレーン及び大気圧載荷による従来工法を
示す縦面図である。
示す縦面図である。
20a 陸側護岸 20b 一般護岸 21 海底面 22 埋立域 23 吸出防止工 25 排水砂層 25a,25b 砂 26 埋立地盤 26a,26b 埋立土 27 客土層 28 水平ドレーン 30 通水路 31 逆止弁 35 ウェルポイント 36 吸水管 37 減圧装置 38 表層排水孔 40 通水孔 41 本体部 42 ストレーナ濾過網 43 先端開口 44 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000166627 五洋建設株式会社 東京都文京区後楽2丁目2番8号 (71)出願人 000183325 住友建設株式会社 東京都新宿区荒木町13番地の4 (71)出願人 000148346 株式会社銭高組 大阪府大阪市西区西本町2丁目2番11号 (71)出願人 000150110 株式会社竹中土木 東京都中央区銀座8丁目21番1号 (71)出願人 000140982 株式会社間組 東京都港区北青山2丁目5番8号 (71)出願人 000236610 不動建設株式会社 大阪府大阪市中央区平野町四丁目2番16号 (72)発明者 三木 博史 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土木 研究所内 (72)発明者 三原 慎弘 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土木 研究所内 (72)発明者 杉山 雅彦 東京都文京区音羽二丁目10番2号 財団法 人先端建設技術センター内 (72)発明者 佐々木 徹 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 井上 一正 東京都新宿区西新宿3丁目7番1号 五洋 建設株式会社内 (72)発明者 土居 洋一 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 野永 健二 東京都千代田区一番町31番地 株式会社錢 高組内 (72)発明者 奥村 良介 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 馬渡 祐二 東京都港区北青山2丁目5番8号 株式会 社間組内 (72)発明者 山本 実 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動建 設株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 海底面上に構築した外周護岸により囲ま
れた埋立域内に埋立用軟弱土砂を搬入し、形成される軟
弱埋立地盤の所定深さ毎に水平方向にドレーン材を布設
して軟弱埋立地盤内に複数段配置に水平ドレーンを設置
し、該水平ドレーンを通じて排水することにより地盤改
良する軟弱土砂による海面埋立工法において、 軟弱土砂の搬入の際に、前記水平ドレーンの一端側の外
周護岸に沿い、かつ該水平ドレーンの一端を埋め込んで
上下に連続した排水砂層を形成するとともに、排水砂層
の底部にウェルポイントを設置し、該ウェルポイントを
通じて減圧ポンプにより排水砂層内の水を強制排水させ
ることを特徴としてなる軟弱土砂による海面埋立工法。 - 【請求項2】 排水砂層に面した外周護岸の海面より高
い位置に、該護岸の内外に通じる通水路を設け、該通水
路を通して前記排水砂層内の水を自然排水させた後ウェ
ルポイントを通じて強制排水させる請求項1に記載の軟
弱土砂による海面埋立工法。 - 【請求項3】 外周護岸の内側に排水砂層及び埋立用軟
弱土砂を一定高さまで収容する毎に、その上面にドレー
ン材を布設することにより水平ドレーンを軟弱埋立地盤
中に複数段配置に設置する請求項1もしくは2に記載の
軟弱土砂による海面埋立工法。 - 【請求項4】 軟弱埋立地盤の最上部に載荷用の薄客土
層を設置する請求項1もしくは2に記載の軟弱土砂によ
る海面埋立工法。 - 【請求項5】 軟弱埋立地盤の最上部に最終客土の一部
となる薄客土層を設置し、外周護岸の通水路より排水層
内の水を自然排水させた後、ウェルポイントを通じて強
制排水させる請求項2もしくは4に記載の軟弱土砂によ
る海面埋立工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4866096A JPH09242046A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 軟弱土砂による海面埋立工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4866096A JPH09242046A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 軟弱土砂による海面埋立工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242046A true JPH09242046A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12809512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4866096A Pending JPH09242046A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 軟弱土砂による海面埋立工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242046A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100427589B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2004-04-29 | 김동민 | 부직포를 이용한 진공탈수에 의한 점성토준설매립지반의표층처리시공법 및 표층처리구조 |
| KR100826678B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2008-05-02 | 에코랜드 주식회사 | 고함수율의 액상폐기물, 폐석회, 폐석고, 슬러지, 침전물, 퇴적물, 준설토의 배수 및 탈수 방법 |
| JP2009002020A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Toyohashi Univ Of Technology | 海底地盤の波浪に対する安定性を測定する方法 |
| KR100922204B1 (ko) * | 2008-09-04 | 2009-10-20 | 박성언 | 연약지반 개량구조 및 이의 조성방법 |
| CN103590370A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-02-19 | 罗朝钦 | 一种围海、排水、造地建筑方法 |
| CN110080169A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-08-02 | 温州大学 | 一种基于地下室利用的围海造地的施工方法 |
| JP2021080658A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 株式会社大林組 | 土壌排水装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP4866096A patent/JPH09242046A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100427589B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2004-04-29 | 김동민 | 부직포를 이용한 진공탈수에 의한 점성토준설매립지반의표층처리시공법 및 표층처리구조 |
| KR100826678B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2008-05-02 | 에코랜드 주식회사 | 고함수율의 액상폐기물, 폐석회, 폐석고, 슬러지, 침전물, 퇴적물, 준설토의 배수 및 탈수 방법 |
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| CN103590370A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-02-19 | 罗朝钦 | 一种围海、排水、造地建筑方法 |
| CN110080169A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-08-02 | 温州大学 | 一种基于地下室利用的围海造地的施工方法 |
| CN110080169B (zh) * | 2019-04-03 | 2020-11-24 | 温州大学 | 一种基于地下室利用的围海造地的施工方法 |
| JP2021080658A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 株式会社大林組 | 土壌排水装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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