JPH08209679A - 廃棄物処分場の内側斜面構造 - Google Patents
廃棄物処分場の内側斜面構造Info
- Publication number
- JPH08209679A JPH08209679A JP7037772A JP3777295A JPH08209679A JP H08209679 A JPH08209679 A JP H08209679A JP 7037772 A JP7037772 A JP 7037772A JP 3777295 A JP3777295 A JP 3777295A JP H08209679 A JPH08209679 A JP H08209679A
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- JP
- Japan
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- slope
- soil layer
- impermeable
- disposal site
- waste disposal
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】廃棄物処分場の封水層の損傷の発生及び収容能
力低下を阻止し、損傷貫通することのない不透水性粘土
層を急勾配に施工する構造を提供する。 【構成】不透水土層2、ジオテキスタイル3、水出防止
マット4、軽量法枠5で土層構造物2aを構成し、急勾
配の段階状に形成された地山1の形状に合致するように
順次積み重ねる。不透水土層2はベントナイト混合した
混合土であり、不透水性能を有する。ジオテキスタイル
3はネット又は格子形状のシート状物で、不透水土層2
の機能維持のため補強安定補助材として使用している。
軽量法枠5はエキスパンドメタルを利用した法面枠で、
不透水土層2が雨水等により浸食されるのを防止し、盛
り土法面の形成維持に用いられる。水出防止マット4は
不織布で、軽量法枠5と併用して不透水土層2が雨水等
により浸食されるのを防止し、盛り土法面の形成維持に
用いられる。
力低下を阻止し、損傷貫通することのない不透水性粘土
層を急勾配に施工する構造を提供する。 【構成】不透水土層2、ジオテキスタイル3、水出防止
マット4、軽量法枠5で土層構造物2aを構成し、急勾
配の段階状に形成された地山1の形状に合致するように
順次積み重ねる。不透水土層2はベントナイト混合した
混合土であり、不透水性能を有する。ジオテキスタイル
3はネット又は格子形状のシート状物で、不透水土層2
の機能維持のため補強安定補助材として使用している。
軽量法枠5はエキスパンドメタルを利用した法面枠で、
不透水土層2が雨水等により浸食されるのを防止し、盛
り土法面の形成維持に用いられる。水出防止マット4は
不織布で、軽量法枠5と併用して不透水土層2が雨水等
により浸食されるのを防止し、盛り土法面の形成維持に
用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物処分場の内側斜
面構造に係わり、特に産業廃棄物処分場の内側斜面に好
適な廃棄物処分場の内側斜面構造に関する。
面構造に係わり、特に産業廃棄物処分場の内側斜面に好
適な廃棄物処分場の内側斜面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10に従来の産業廃棄物処分
場の内側斜面を示す。図9の内側斜面はゴムシート張り
工法によるもので、掘削転圧により形成した地山1の法
面を不織布9により被覆し、更にその上に封水層として
ゴムシート8を設置し、これ等のゴムシート8及び不織
布9の上縁部をコンクリート10により地中に固定する
ものである。図10の内側斜面はゴムアスファルト吹き
付け工法によるもので、地山1の法面を不織布9aで覆
いその上に封水層としてゴムアスファルト8aを吹き付
け、図9と同様にゴムアスファルト8a及び不織布9a
を固定土10aにより地中に固定するものである。この
ように従来の産業廃棄物の処分場においては、処分場に
貯蔵される廃棄物11から滲出する廃液等が地中に拡散
するのをゴムシート8又はゴムアスファルト8aにより
防止している。
場の内側斜面を示す。図9の内側斜面はゴムシート張り
工法によるもので、掘削転圧により形成した地山1の法
面を不織布9により被覆し、更にその上に封水層として
ゴムシート8を設置し、これ等のゴムシート8及び不織
布9の上縁部をコンクリート10により地中に固定する
ものである。図10の内側斜面はゴムアスファルト吹き
付け工法によるもので、地山1の法面を不織布9aで覆
いその上に封水層としてゴムアスファルト8aを吹き付
け、図9と同様にゴムアスファルト8a及び不織布9a
を固定土10aにより地中に固定するものである。この
ように従来の産業廃棄物の処分場においては、処分場に
貯蔵される廃棄物11から滲出する廃液等が地中に拡散
するのをゴムシート8又はゴムアスファルト8aにより
防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の廃
棄物の処分場は、施工時及び完成後の使用中に封水層と
してのゴムシート8又はゴムアスファルト8aに孔が開
き易く、しかもその補修が事実上困難であり、社会的紛
争の元となり易い、という問題点がある。すなわち、図
9に示すようなゴムシート張り構造においては、作業性
の観点などからゴムシート8として厚さ1.5ミリメー
トルのJIS6008Aに合致する物が通常使用されて
いる。このJIS規格はゴムシートとしての強度自体を
規定しているが、実際に廃棄物処分場の封水層として用
いた場合には次のような問題点が生ずる。すなわち、完
成後の処分場に廃棄物を埋立てる際、廃棄物の中にはゴ
ムシート8を容易に穿孔してしまうような形状及び硬度
を備えた物もあり、これ等が投げ込まれたり、埋立圧力
によってゴムシート8に圧入されたりしてゴムシート8
に穿孔乃至は切り裂けが生ずる。また、廃棄物埋め立て
作業中の転圧作業重機自身によるゴムシート8の損傷も
事実上は避けられない。更に、烏又は鳶などの鳥禽類の
啄みによるピンホール発生も避けられない。ゴムシート
8のこれらの損傷は廃棄物から滲出する有害液の地中へ
の浸透を生じ、環境汚染を生ずる。そのため、これらの
損傷を常時検出して補修する必要がある。しかしなが
ら、これらの損傷は埋め立てられた廃棄物の下に被蔽さ
れるため検出も補修も事実上不可能に近い。また、鳥禽
類の啄みによるピンホール発生に至っては毎日のように
不規則に生ずるもので到底検査補修は追いつかない。一
方、図10に示すようなゴムアスファルト吹き付け構造
においては、吹き付け法によるため施工は容易である
が、ゴムアスファルト8aは機械的強度がゴムシートよ
り低いため更に損傷し易いばかりでなく、雑草がゴムア
スファルト8a及び不織布9aを貫通する場合もある。
棄物の処分場は、施工時及び完成後の使用中に封水層と
してのゴムシート8又はゴムアスファルト8aに孔が開
き易く、しかもその補修が事実上困難であり、社会的紛
争の元となり易い、という問題点がある。すなわち、図
9に示すようなゴムシート張り構造においては、作業性
の観点などからゴムシート8として厚さ1.5ミリメー
トルのJIS6008Aに合致する物が通常使用されて
いる。このJIS規格はゴムシートとしての強度自体を
規定しているが、実際に廃棄物処分場の封水層として用
いた場合には次のような問題点が生ずる。すなわち、完
成後の処分場に廃棄物を埋立てる際、廃棄物の中にはゴ
ムシート8を容易に穿孔してしまうような形状及び硬度
を備えた物もあり、これ等が投げ込まれたり、埋立圧力
によってゴムシート8に圧入されたりしてゴムシート8
に穿孔乃至は切り裂けが生ずる。また、廃棄物埋め立て
作業中の転圧作業重機自身によるゴムシート8の損傷も
事実上は避けられない。更に、烏又は鳶などの鳥禽類の
啄みによるピンホール発生も避けられない。ゴムシート
8のこれらの損傷は廃棄物から滲出する有害液の地中へ
の浸透を生じ、環境汚染を生ずる。そのため、これらの
損傷を常時検出して補修する必要がある。しかしなが
ら、これらの損傷は埋め立てられた廃棄物の下に被蔽さ
れるため検出も補修も事実上不可能に近い。また、鳥禽
類の啄みによるピンホール発生に至っては毎日のように
不規則に生ずるもので到底検査補修は追いつかない。一
方、図10に示すようなゴムアスファルト吹き付け構造
においては、吹き付け法によるため施工は容易である
が、ゴムアスファルト8aは機械的強度がゴムシートよ
り低いため更に損傷し易いばかりでなく、雑草がゴムア
スファルト8a及び不織布9aを貫通する場合もある。
【0004】また、処分場の廃棄物収容能力を与えられ
た地積の下で極大にしようとすれば内側斜面の勾配を可
能な限り大きく取る必要がある。しかるに、シート状の
ゴム材は土との接着性に乏しいため、法面の勾配を緩く
し、かつ複雑な法面形状を避ける必要がある。そのた
め、廃棄物の収容能力が制限される、という問題点もあ
る。
た地積の下で極大にしようとすれば内側斜面の勾配を可
能な限り大きく取る必要がある。しかるに、シート状の
ゴム材は土との接着性に乏しいため、法面の勾配を緩く
し、かつ複雑な法面形状を避ける必要がある。そのた
め、廃棄物の収容能力が制限される、という問題点もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため廃棄物処分場の内側斜面構造を、斜面部に
土層構造物を密着して積み重ねてなる廃棄物処分場の内
側斜面構造であって、前記土層構造物がベントナイトを
約10重量%混合した不透水土層の下面にジオテキスタ
イルを設置するとともに、前記不透水土層の法面を軽量
法枠とその軽量法枠の内側に設置した水出防止マットと
により覆ってなるものとして構成した。更に具体的に、
前記斜面部を地山の法面に不織布を設置したもの又は地
山の法面のままとすることを特徴とするものである。
解決するため廃棄物処分場の内側斜面構造を、斜面部に
土層構造物を密着して積み重ねてなる廃棄物処分場の内
側斜面構造であって、前記土層構造物がベントナイトを
約10重量%混合した不透水土層の下面にジオテキスタ
イルを設置するとともに、前記不透水土層の法面を軽量
法枠とその軽量法枠の内側に設置した水出防止マットと
により覆ってなるものとして構成した。更に具体的に、
前記斜面部を地山の法面に不織布を設置したもの又は地
山の法面のままとすることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】不透水土層はベントナイトを約10重量%混入
した混合土であり、透水係数が1×10−7 cm/sec 以
下の不透水性を有する。ジオテキスタイルはネット又は
格子形状のシート状物で、不透水土層の機能維持のため
補強安定補助材として作用する。軽量法枠はエキスパン
ドメタルを利用した法面枠で、不透水土層が雨水等によ
り浸食されるのを防止するとともに、土層構造物の形成
及び維持に寄与し、急勾配の法面施工を可能とする。水
出防止マットは不織布で、軽量法枠と併用して不透水土
層が雨水等により浸食されるのを防止するとともに、土
層構造物の形成及び維持に寄与し、急勾配の法面施工を
可能とする。地山の法面に設置する不織布は、地山から
の湧水処理機能を有する。上記の不透水土層、ジオテキ
スタイル、軽量法枠、水出防止マット、地山の法面に設
置する不織布の各作用は相互に作用し合って相乗効果を
奏し、不透水性を有する急勾配の法面の形成及び維持を
可能ならしめる。
した混合土であり、透水係数が1×10−7 cm/sec 以
下の不透水性を有する。ジオテキスタイルはネット又は
格子形状のシート状物で、不透水土層の機能維持のため
補強安定補助材として作用する。軽量法枠はエキスパン
ドメタルを利用した法面枠で、不透水土層が雨水等によ
り浸食されるのを防止するとともに、土層構造物の形成
及び維持に寄与し、急勾配の法面施工を可能とする。水
出防止マットは不織布で、軽量法枠と併用して不透水土
層が雨水等により浸食されるのを防止するとともに、土
層構造物の形成及び維持に寄与し、急勾配の法面施工を
可能とする。地山の法面に設置する不織布は、地山から
の湧水処理機能を有する。上記の不透水土層、ジオテキ
スタイル、軽量法枠、水出防止マット、地山の法面に設
置する不織布の各作用は相互に作用し合って相乗効果を
奏し、不透水性を有する急勾配の法面の形成及び維持を
可能ならしめる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の廃棄物処分場の内壁部の垂直断
面構造を示す。図中、1は地山、2は不透水土層、3は
ジオテキスタイル、4は水出防止マット、5は軽量法
枠、6は不織布、7は斜めタイロッドを示す。地山1
は、直高5.0メートル、勾配1:0.5で段階形状に
掘削転圧したもので、円弧滑りの起きない地質として比
重(γt)=1.8t/m3 、内部摩擦角(φ)=35
°、標準貫入試験値(N値)≧10を採用している。不
透水土層2は、ベントナイトを重量比で約10%混合し
た混合土であり、この混合土は透水係数が図3に示す如
く1×10−7 cm/sec 以下の不透水性能を有する。ベ
ントナイトは、数百年〜約2億年前の火山噴火物を起源
とする堆積物が地球化学的変質作用を受けて生成した天
然の生成態粘土で、粘土鉱物モンモリロナイトを主成分
とする。モンモリロナイトは、珪酸塩鉱物で、Si,
O,Al,OH等の原子及びイオンが主要構成要素であ
り、これにNa,K,Ca,Mg,水分子が加わって骨
格を形成し、卓越した封水性能を有する。
する。図1は本実施例の廃棄物処分場の内壁部の垂直断
面構造を示す。図中、1は地山、2は不透水土層、3は
ジオテキスタイル、4は水出防止マット、5は軽量法
枠、6は不織布、7は斜めタイロッドを示す。地山1
は、直高5.0メートル、勾配1:0.5で段階形状に
掘削転圧したもので、円弧滑りの起きない地質として比
重(γt)=1.8t/m3 、内部摩擦角(φ)=35
°、標準貫入試験値(N値)≧10を採用している。不
透水土層2は、ベントナイトを重量比で約10%混合し
た混合土であり、この混合土は透水係数が図3に示す如
く1×10−7 cm/sec 以下の不透水性能を有する。ベ
ントナイトは、数百年〜約2億年前の火山噴火物を起源
とする堆積物が地球化学的変質作用を受けて生成した天
然の生成態粘土で、粘土鉱物モンモリロナイトを主成分
とする。モンモリロナイトは、珪酸塩鉱物で、Si,
O,Al,OH等の原子及びイオンが主要構成要素であ
り、これにNa,K,Ca,Mg,水分子が加わって骨
格を形成し、卓越した封水性能を有する。
【0008】ジオテキスタイル3は、特公平1−320
60号公報に示される如く、ポリエチレンを熱延伸して
ポリマー分子を一定方向に揃えたネット又は格子形状の
シート状製品で、軽く、耐薬品性にも優れ、また、軟鋼
なみの強度レベルを有し、土中においてその網目構造内
に土粒子が拘束されるインターロック効果と網目構造が
土中から引き抜ける際の抵抗力によって盛り土を補強安
定させる効果を奏する。その構造の模式平面図を図4乃
至図6に示す。黒色に塗りつぶした部分がポリマ−分子
の熱延伸シ−ト部分である。本実施例においてはこれら
のジオテキスタイルは不透水土層2の機能維持のため補
強安定補助材として使用している。ジオテキスタイルを
用いた盛り土層の安定計算においては通常土自身の粘着
力(C)=0t/m2 と仮定するところ、本実施例のジ
オテキスタイル適用土は粘土質であるため粘着力Cはか
なりの高い値を有する。そのため、ジオテキスタイル3
は、不透水土層2の粘着力との相乗作用により不透水土
層2の機能の安定維持に大いに寄与する。
60号公報に示される如く、ポリエチレンを熱延伸して
ポリマー分子を一定方向に揃えたネット又は格子形状の
シート状製品で、軽く、耐薬品性にも優れ、また、軟鋼
なみの強度レベルを有し、土中においてその網目構造内
に土粒子が拘束されるインターロック効果と網目構造が
土中から引き抜ける際の抵抗力によって盛り土を補強安
定させる効果を奏する。その構造の模式平面図を図4乃
至図6に示す。黒色に塗りつぶした部分がポリマ−分子
の熱延伸シ−ト部分である。本実施例においてはこれら
のジオテキスタイルは不透水土層2の機能維持のため補
強安定補助材として使用している。ジオテキスタイルを
用いた盛り土層の安定計算においては通常土自身の粘着
力(C)=0t/m2 と仮定するところ、本実施例のジ
オテキスタイル適用土は粘土質であるため粘着力Cはか
なりの高い値を有する。そのため、ジオテキスタイル3
は、不透水土層2の粘着力との相乗作用により不透水土
層2の機能の安定維持に大いに寄与する。
【0009】水出防止マット4は、繊維を接着剤、熱加
圧、機械的結合等の方法によりシート状に成形した不織
布で、軽量法枠5と併用して不透水土層2が雨水等によ
り浸食されるのを防止し、盛り土法面の形成維持に用い
られる。軽量法枠5は、エキスパンドメタルを利用した
法面枠で、特公昭63ー11488号公報に示されるよ
うに土留擁壁の構築に用いられている。しかし、本発明
では軽量法枠5を土層構造物2aの不透水土層2の表面
安定のために用いている。図7に軽量法枠5の構造の斜
視図を示す。不織布6(図1)は、厚さ10ミリメート
ルのものを用い、地山1からの湧水処理機能を有する。
圧、機械的結合等の方法によりシート状に成形した不織
布で、軽量法枠5と併用して不透水土層2が雨水等によ
り浸食されるのを防止し、盛り土法面の形成維持に用い
られる。軽量法枠5は、エキスパンドメタルを利用した
法面枠で、特公昭63ー11488号公報に示されるよ
うに土留擁壁の構築に用いられている。しかし、本発明
では軽量法枠5を土層構造物2aの不透水土層2の表面
安定のために用いている。図7に軽量法枠5の構造の斜
視図を示す。不織布6(図1)は、厚さ10ミリメート
ルのものを用い、地山1からの湧水処理機能を有する。
【0010】処分場の内法面構成は図1に示す如く、上
記に説明した不透水土層2、ジオテキスタイル3、水出
防止マット4、軽量法枠5が1個の土層構造物2aを構
成し、急勾配の段階状に形成された地山1の形状に合致
するよう数個ずつ順次積層される。図2は1個の土層構
造物2aの拡大断面図である。本実施例では、水平方向
の厚さ1.5メートルの土層構造物2aを4個ずつ3段
階に、勾配1:0.5で積み重ねて処分場を構成してい
るが、本発明は、この数値に限らない。図8に1段階に
おける4個の土層構造物2aが積層された状態の垂直断
面を示す。図1に示すように各段階の最上層とその上の
段階の最下層は互いに隣接し一体となって不透水層を形
成する。なお、本発明の内側斜面構造は、公園,釣り
堀,ゴルフ場等の溜め池その他に適用してもよい。ま
た、前記の実施例では図1及び図8に示すように地山1
の法面に不織布6を設置して不織布6に地山1からの湧
水処理機能をもたせているが、地山の状況その他によっ
ては不織布6は用いなくてもよい。
記に説明した不透水土層2、ジオテキスタイル3、水出
防止マット4、軽量法枠5が1個の土層構造物2aを構
成し、急勾配の段階状に形成された地山1の形状に合致
するよう数個ずつ順次積層される。図2は1個の土層構
造物2aの拡大断面図である。本実施例では、水平方向
の厚さ1.5メートルの土層構造物2aを4個ずつ3段
階に、勾配1:0.5で積み重ねて処分場を構成してい
るが、本発明は、この数値に限らない。図8に1段階に
おける4個の土層構造物2aが積層された状態の垂直断
面を示す。図1に示すように各段階の最上層とその上の
段階の最下層は互いに隣接し一体となって不透水層を形
成する。なお、本発明の内側斜面構造は、公園,釣り
堀,ゴルフ場等の溜め池その他に適用してもよい。ま
た、前記の実施例では図1及び図8に示すように地山1
の法面に不織布6を設置して不織布6に地山1からの湧
水処理機能をもたせているが、地山の状況その他によっ
ては不織布6は用いなくてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているた
め、次のような顕著な諸効果を奏する。 1)固形廃棄物等により貫通損傷されることがなく、事
実上半永久的な寿命を有し、ほぼ完全な不透水性を有す
る廃棄物処分場を構築することが出来る。そのため、廃
棄物処分場周辺の環境汚染をほぼ完全に防止し、周辺住
民に絶大な安心感を付与することが出来る。これによ
り、廃棄物処分場の建設等に関し地元住民との無用の紛
争を避けることが出来る。 2)急勾配の法面施工が可能であり、廃棄物処分場の容
量を著しく増大させることが出来、環境問題解決に著し
く寄与することが出来る。 3)不透水土層としてベントナイトを約10重量%混入
した混合土を用いることにより、透水係数が1×10−
7 cm/sec 以下の不透水性を有する廃棄物処分場を提供
することが出来る。 4)不透水土層の下面にジオテキスタイルを設置するこ
とにより、不透水土層の機能を補強し安定させることが
出来る。 5)軽量法枠と水出防止マットとを用いることにより、
不透水土層の雨水等による浸食が防止されるとともに、
急勾配の法面施工が可能である。 6)地山の法面に不織布を設置すれば、地山からの湧水
は有効に処理される。
め、次のような顕著な諸効果を奏する。 1)固形廃棄物等により貫通損傷されることがなく、事
実上半永久的な寿命を有し、ほぼ完全な不透水性を有す
る廃棄物処分場を構築することが出来る。そのため、廃
棄物処分場周辺の環境汚染をほぼ完全に防止し、周辺住
民に絶大な安心感を付与することが出来る。これによ
り、廃棄物処分場の建設等に関し地元住民との無用の紛
争を避けることが出来る。 2)急勾配の法面施工が可能であり、廃棄物処分場の容
量を著しく増大させることが出来、環境問題解決に著し
く寄与することが出来る。 3)不透水土層としてベントナイトを約10重量%混入
した混合土を用いることにより、透水係数が1×10−
7 cm/sec 以下の不透水性を有する廃棄物処分場を提供
することが出来る。 4)不透水土層の下面にジオテキスタイルを設置するこ
とにより、不透水土層の機能を補強し安定させることが
出来る。 5)軽量法枠と水出防止マットとを用いることにより、
不透水土層の雨水等による浸食が防止されるとともに、
急勾配の法面施工が可能である。 6)地山の法面に不織布を設置すれば、地山からの湧水
は有効に処理される。
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す垂直断面
図。
図。
【図2】1個の土層構造物の拡大断面図。
【図3】ベントナイト混合比と透水係数の関係を示す線
図。
図。
【図4】ジオテキスタイルの模式構造図。
【図5】ジオテキスタイルの模式構造図。
【図6】ジオテキスタイルの模式構造図。
【図7】軽量法枠の斜視図。
【図8】土層構造物の積層部分断面図。
【図9】ゴムシート張り構成による従来の防水構造。
【図10】ゴムアスファルト吹き付け構成による従来の
防水構造。
防水構造。
【符号の説明】 1 地山 2 不透水土層 2a 土層構造物 3 ジオテキスタイル 4 水出防止マット 5 軽量法枠 6 不織布 7 斜めタイロッド
Claims (3)
- 【請求項1】 斜面部に土層構造物を密着して積み重ね
てなる廃棄物処分場の内側斜面構造であって、前記土層
構造物がベントナイトを約10重量%混合した不透水土
層の下面にジオテキスタイルを設置するとともに、前記
不透水土層の法面を軽量法枠とその軽量法枠の内側に設
置した水出防止マットとにより覆ってなることを特徴と
する廃棄物処分場の内側斜面構造。 - 【請求項2】 請求項1の斜面部を、地山の法面に不織
布を設置したものとすることを特徴とする請求項1の廃
棄物処分場の内側斜面構造 - 【請求項3】 請求項1の斜面部を、地山の法面のまま
とした請求項1の廃棄物処分場の内側斜面構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7037772A JP3030604B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 廃棄物処分場の内側斜面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7037772A JP3030604B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 廃棄物処分場の内側斜面構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209679A true JPH08209679A (ja) | 1996-08-13 |
| JP3030604B2 JP3030604B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=12506772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7037772A Expired - Fee Related JP3030604B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 廃棄物処分場の内側斜面構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3030604B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030014053A (ko) * | 2001-08-10 | 2003-02-15 | 주식회사 에코필 | 폐기물 매립장 외곽사면부의 마감공법 |
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1995
- 1995-02-03 JP JP7037772A patent/JP3030604B2/ja not_active Expired - Fee Related
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