JPH0924215A - 液処理エレメント及びその取付方法 - Google Patents

液処理エレメント及びその取付方法

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JPH0924215A
JPH0924215A JP7197995A JP19799595A JPH0924215A JP H0924215 A JPH0924215 A JP H0924215A JP 7197995 A JP7197995 A JP 7197995A JP 19799595 A JP19799595 A JP 19799595A JP H0924215 A JPH0924215 A JP H0924215A
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Kenichi Ichikawa
健一 市川
Masayuki Ajiro
雅之 網代
Soichiro Takagi
聰一郎 高木
Keiichi Yajima
敬一 矢島
Yoji Omori
洋士 大森
Masahiro Hagiwara
正弘 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレメントを支持部に取付ける際、エレメン
トと穴のセンターに確実且つ容易に合わせることができ
るような液処理エレメント及びその取付方法を提供す
る。 【解決手段】 軸体1に取り付けられたエレメント本体
2と、この軸体1のエレメント本体2から突出する先端
に取り付けられる固定部材3と、隔壁14に形成された
開口部21に軸体1を挿入した状態でエレメント本体2
と固定部材3の間に隔壁14を挟着せしめる挟着機構
9,10とを備え、固定部材3には、開口部21に対す
る位置決め構造23が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、汽力発電プラ
ントの冷却水中の不純物を除去し、冷却水を浄化する目
的で設置されている復水脱塩器において、内包するイオ
ン交換樹脂と水とを分離し、水のみを浄化処理するため
に容器内の支持部(通称上底板)に取付けられている液
処理エレメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子力発電所の一次冷却水の浄
化には、通常、混床式脱塩塔が使用されている。これ
は、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を混合した状
態で使用し、冷却水中のイオン性不純物や固形の不純物
を除去し、原子炉に流入する冷却水を清浄化するための
ものである。
【0003】これらのイオン交換樹脂は、通常、容器の
中に充填した状態で供用される。樹脂の大きさは、0.
5mm〜1mm程度であるので、供用時、樹脂が下流側に流
出しないように、流出防止機構としてスクリーンエレメ
ントが使われる。このエレメントとしてはいろいろな構
造のものが考えられるが、通過面積の確保や強度上の観
点から円筒形の形状のものが一般的に使用され、個数は
脱塩塔一塔当たり200個〜300個程度である。
【0004】これらのエレメントは、目詰りした場合の
清掃、健全性の定期的確認及び損傷時の交換などが容易
に出来ることが必要であり、従来は、図3に示すよう
に、容器の隔壁30に取付穴31を形成した支持部へ脱
着可能に固定されている。つまり、エレメント本体32
を挿通する軸体33の端部に固定板34が設けられ、軸
体33の他端にはねじ部35が形成されてナット36が
螺合されている。そして、このナット36を締め込むこ
とにより、エレメント本体32と固定板34の間に隔壁
30を挟着して固定している。容器は、強度上の観点や
経済性から球面状に形成され、更に表面はゴムライニン
グ37で覆われているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記エレメントを支持
部に取付ける際には、軸体33の中心を穴のセンターに
セットすることが、スクリーンエレメントを正常に機能
されるために必須である。しかしながら、もともとエレ
メントは脱着可能な構造となっており、各部に隙間をも
っていること、及び支持部が平面でなく球面なので、軸
の方向が重力の方向と必ずしも一致しないことなどか
ら、中心軸が偏心することがある。
【0006】このように、軸が中心に位置しない状態で
エレメントがセットされると、軸が中心に戻ったとき、
ナット36の締付力が弱まり、エレメント本体32と隔
壁30の間に介在するガスケット38に十分な締付力を
与えることができなくなる。又、軸が偏心したままであ
ると、ナット36の締付力がガスケット38及びゴムラ
イニング37面に均一に作用せず、片当たりとなりライ
ニング面に悪影響を与え、健全なシール性の維持が難し
くなり、イオン交換樹脂が漏れ出す可能性があった。
【0007】このような課題を解決するために、図4に
示すように、支持部の上部及び下部にそれぞれ人員を配
置し、支持部の下部の人員が軸の位置を調整し、支持部
上部の人員がナットを締め付けるという方法がある。し
かし、これでは支持部の下部に人員を配置しなければな
らず、作業スペースも狭く効率的ではなかった。
【0008】上記背景より、本発明は、エレメントを支
持部に取付ける際、エレメントと穴のセンターに確実且
つ容易に合わせることができるような液処理エレメント
及びその取付方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、軸体に取り付けられたエレ
メント本体と、この軸体のエレメント本体から突出する
先端に取り付けられる固定部材と、隔壁に形成された開
口部に上記軸体を挿入した状態でエレメント本体と固定
部材の間に隔壁を挟着せしめる挟着機構とを備え、上記
固定部材には、上記開口部に対する位置決め構造が形成
されていることを特徴とする液処理エレメントである。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記位置決め構
造が、上記固定部材の上記隔壁への対向面に形成された
上記開口部の縁に嵌合する形状の凸部であることを特徴
とする請求項1に記載の液処理エレメントである。請求
項3に記載の発明は、上記固定部材が、上記軸体の先端
において、軸体の軸を含む面内に回転自在に軸支されて
いることを特徴とする請求項1又は2に記載の液処理エ
レメントである。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記エレメント
本体が、その構成部品が順次上記軸体に装着されて構成
されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の液処理エレメントである。請求項5に記載の
発明は、上記挟着機構が、上記軸体に螺合されたねじ部
材であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載の液処理エレメントである。
【0012】請求項6に記載の発明は、軸体に取り付け
られたエレメント本体と、この軸体のエレメント本体か
ら突出する先端に取り付けられる固定部材を有する液処
理エレメントを、隔壁に形成された開口部に上記軸体を
挿入した状態でエレメント本体と固定部材の間に隔壁を
挟着して取り付ける方法であって、上記固定部材に上記
開口部に対する位置決め構造を形成し、この位置決め構
造を利用して軸体の芯出しをすることを特徴とする液処
理エレメントの取付方法である。
【0013】
【作用】請求項1又は6に記載の発明においては、エレ
メント本体から突出する軸体を隔壁に形成された開口部
に上記軸体を挿入し、位置決め構造により固定部材を開
口部に対して位置決めして軸体を開口部に対して芯出し
する。そして、挟着機構を用いてエレメント本体と固定
部材の間に隔壁を挟着することにより、液処理エレメン
トが開口部に芯出しした状態で固定され、使用や経時変
化によるずれや、取付部からの液の漏洩が防止される。
【0014】請求項2に記載の発明においては、固定部
材に形成された凸部が開口部の縁に嵌合することにより
位置決めがなされ、簡単な構造と簡単な作業で位置決め
が行える。請求項3に記載の発明においては、上記固定
部材を軸体の軸を含む面内に回転させて、固定部材が軸
体と同じ向きになるようにすると、開口部に固定部材を
軸体とともに挿通させることができ、作業が容易にな
る。
【0015】請求項4に記載の発明においては、エレメ
ントを隔壁に固定する際に、まず軸体を固定し、これに
エレメント本体の構成部品を順次上記軸体に装着するこ
とによりエレメントを組み立てることができ、取り付け
や取り外し作業が容易となる。請求項5に記載の発明に
おいては、軸体に螺合されたねじ部材を締め込むことに
よりエレメントが強固にかつ容易に固定できる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例のスクリーンエ
レメント(液処理エレメント)を示すもので、軸体1に
取り付けられたエレメント本体2と、この軸体1のエレ
メント本体2から突出する一端に取り付けられる固定板
(固定部材)3とを有して構成されている。エレメント
本体2は、上下に対向する天板4と底板5との間に周方
向等間隔に断面が三角形のウエッジワイヤ6が架設さ
れ、これにさらにより細いウエッジワイヤ7が巻き付け
られて筒状のスクリーンフィルタ8が構成されている。
巻き付けられたウエッジワイヤ7の間隔を調整すること
で濾過する粒子径を調整することができるようになって
いる。
【0017】エレメント本体2の天板4、底板5には中
央に孔が設けられ、これに、上端にねじ部9が形成さ
れ、下端に固定板3が取り付けられた軸体1が挿通させ
られている。ねじ部9にはナット10,11が螺合さ
れ、ワッシャ12とキャップ13を介してエレメント本
体2を下端に向けて押し付けている。容器の隔壁14に
はゴムライニング15が貼付され、これとエレメント本
体2の間にはガスケット16とスリーブ17が挟着され
ている。
【0018】軸体1の先端には、図2に示すように中央
にスリット18が形成され、この枝部19の間にピン2
0が架設され、これに固定板3が軸支されている。この
固定板3は、長さが隔壁14に形成された開口部21の
穴径Rより大きく、両端部より内側のところにそれぞれ
くびれ22が形成され、それによって、中央に長さがR
よりやや小さく、幅が端部の幅より大きい凸部23が形
成されている。軸体1のスリット18は、固定板3が軸
体1と干渉することなく回転することができるような深
さに設定されている。
【0019】このように構成されたスクリーンエレメン
トの取付方法について説明する。図2に示す軸体1の固
定板3を、長手方向が軸と一致するまで回転させ、その
状態で下降させて開口部21に挿通させる。そして、軸
体1の下端を振って固定板3を再び水平にし、開口部2
1との芯を合わせながら引き上げると、固定板3の凸部
23が開口部21の縁に嵌合する。その状態で、スリッ
トに棒を通すなどの方法で仮止めを行なう。そして、上
からガスケット16、スリーブ17、スクリーンフィル
タ8、キャップ13、ワッシャ12を順次取り付け、さ
らにねじ部9にナット10を螺合させる。さらに、仮止
めを取り除いた後、さらにナット10,11を締め込む
ことにより、図1に示すようにスクリーンエレメントが
固定された状態で組み立てられる。
【0020】このように、このスクリーンエレメントに
おいては、固定板3の凸部23を開口部21に嵌入させ
ることにより、軸体1の開口部21に対する芯出しが容
易に行え、また、一度固定された後は、芯がずれること
もない。また、固定板3がピン20により軸支されて軸
体1の軸を含む面内で回転可能になっているので、隔壁
14の一方の側から軸体1を通して1人で作業ができ
る。従って、図4に示すような煩雑な作業を行なう必要
がない。
【0021】なお、上記の作業工程において、ガスケッ
ト16やエレメント本体2の構成部品を軸体1を挿入し
た後に組み付けたが、可能な限りで、先に開口部21の
周囲にこれらを積み上げ、後から軸体1を装着するよう
にしてもよい。また、仮止めの方法も、取付方法に応じ
た適宜の手段を採用することができる。さらに、固定板
3の凸部23の形状も、開口部21の形状に合わせて円
弧面状に形成する、あるいは、凸部23の先が狭くなる
ようなテーパを形成するなど、適宜のものが採用されて
よい。
【0022】
【発明の効果】請求項1又は6に記載の発明によれば、
挟着機構を用いてエレメント本体と固定部材の間に隔壁
を挟着することにより、簡単な作業で液処理エレメント
が開口部に芯出しした状態で固定され、使用や経時変化
によるずれや、取付部からの液の漏洩が防止される。従
って、エレメントの取付作業の作業性が向上し、しか
も、固定部材に位置決め構造を付与するだけで、隔壁の
開口部の形状を特別のものとする必要がないので、製作
が容易でかつ経済的である。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、固定部材
に形成された凸部が開口部の縁に嵌合することにより位
置決めがなされ、簡単な構造と簡単な作業で位置決めが
行える。請求項3に記載の発明によれば、上記固定部材
が軸体の軸を含む面内に回転自在なので、開口部に固定
部材を軸体とともに挿通させることができ、作業が容易
になる。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、エレメン
トを隔壁に固定する際に、エレメントを組み立てなが
ら、取り付けが行えるので作業が簡単となる。請求項5
に記載の発明によれば、ねじという簡単な構造で強固に
かつ容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の液処理エレメントを示す
部分断面図である。
【図2】この発明の一実施例の液処理エレメントの要部
を示す斜視図である。
【図3】従来の液処理エレメントを示す部分断面図であ
る。
【図4】従来の液処理エレメントの取付方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 軸体 2 エレメント本体 3 固定部材 9 ねじ部 10 ナット 14 隔壁 21 開口部 23 凸部(位置決め構造)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 敬一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大森 洋士 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 萩原 正弘 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体に取り付けられたエレメント本体
    と、この軸体のエレメント本体から突出する先端に取り
    付けられる固定部材と、 隔壁に形成された開口部に上記軸体を挿入した状態でエ
    レメント本体と固定部材の間に隔壁を挟着せしめる挟着
    機構とを備え、 上記固定部材には、上記開口部に対する位置決め構造が
    形成されていることを特徴とする液処理エレメント。
  2. 【請求項2】 上記位置決め構造は、上記固定部材の上
    記隔壁への対向面に形成された上記開口部の縁に嵌合す
    る形状の凸部であることを特徴とする請求項1に記載の
    液処理エレメント。
  3. 【請求項3】 上記固定部材は、上記軸体の先端におい
    て、軸体の軸を含む面内に回転自在に軸支されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の液処理エレメン
    ト。
  4. 【請求項4】 上記エレメント本体は、その構成部品が
    順次上記軸体に装着されて構成されていることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の液処理エレメ
    ント。
  5. 【請求項5】 上記挟着機構は、上記軸体に螺合された
    ねじ部材であることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の液処理エレメント。
  6. 【請求項6】 軸体に取り付けられたエレメント本体
    と、この軸体のエレメント本体から突出する先端に取り
    付けられる固定部材を有する液処理エレメントを、隔壁
    に形成された開口部に上記軸体を挿入した状態でエレメ
    ント本体と固定部材の間に隔壁を挟着して取り付ける方
    法であって、 上記固定部材に上記開口部に対する位置決め構造を形成
    し、この位置決め構造を利用して軸体の芯出しをするこ
    とを特徴とする液処理エレメントの取付方法。
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WO2012157448A1 (ja) 2011-05-17 2012-11-22 オルガノ株式会社 イオン交換装置
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