JPH09242265A - 屋根接合部の防水部材 - Google Patents

屋根接合部の防水部材

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JPH09242265A
JPH09242265A JP5111096A JP5111096A JPH09242265A JP H09242265 A JPH09242265 A JP H09242265A JP 5111096 A JP5111096 A JP 5111096A JP 5111096 A JP5111096 A JP 5111096A JP H09242265 A JPH09242265 A JP H09242265A
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tile
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flat
building frame
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JP5111096A
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Eiji Ishida
英治 石田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根と建物躯体との接合部において、瓦の設
置位置の変動を吸収することができ、施工が容易な屋根
接合部の防水部材を提供する。 【解決手段】 平瓦(60)を使用する屋根(例えば屋根パ
ネル71)の端部と建物躯体(例えば壁パネル72)との間
を覆う防水部材(10)であって、建物躯体に固定される固
定部(23)と、その固定部(23)から平瓦(60)側に向かって
延設されて弾性変形可能に形成されている変形部(24)と
を備え、その変形部(24)は、平瓦(60)との間の隙間に水
の浸入を抑えるためのシーリング材(40)を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平瓦を使用した
屋根の棟側及び壁側からの水の浸入を抑えることができ
る屋根接合部の防水部材に関するものである。
【0002】
【先行技術】図3は、従来の屋根接合部の防水部材であ
って、屋根と壁との間の接合部の防水部材の縦断面図を
示すものである。すなわち、図3は、棟と平行方向のい
わゆる桁方向に対して直角方向の縦断面における壁の納
まりを示すものである。屋根と壁とは、屋根パネル110
及び壁パネル120からなり、屋根パネル110と壁パネル12
0との接合部には、防水シート111が貼付されている。そ
して、屋根パネル110の上面には、瓦130が形成されてお
り、瓦130の壁パネル120に面する端部には、壁用の縦断
面形状が略L字状ののし瓦140が2個形成されている。
こののし瓦140は、2段からなり、瓦130の上面に載置さ
れる壁用下段のし瓦141と、その壁用下段のし瓦141の上
面に載置されるとともに他端が壁パネル120側に当接す
る壁用上段のし瓦142とから形成されている。そして、
これらののし瓦140の間には、複数の木質からなる調整
材143が挟み込まれている。そして、壁用上段のし瓦142
が壁パネル120に当接する部分には、その当接部を覆い
隠すような金物からなる雨押え水切り部材150が形成さ
れている。
【0003】図4は、従来の屋根接合部の防水部材であ
って、屋根の下り棟の接合部の防水部材の縦断面図を示
すものである。屋根の下り棟において、左右の屋根パネ
ル110の上端部が互いに当接する接合部の上面には、防
水シート111が貼付されている。そして、その防水シー
ト111の上面には瓦130が乗っている。なお、瓦130の下
り棟側の端部であって、防水シート111との間には割瓦1
31が形成されている。そして、左右の瓦130が面する接
合部の隙間を上から覆うようにしてのし瓦160が形成さ
れている。こののし瓦160は、左右の瓦130の端部間を跨
ぐようにして瓦130の上面に乗る縦断面形状が略コ字状
の棟用下段のし瓦161と、その棟用下段のし瓦161の上面
に乗る縦断面形状が略コ字状の棟用上段のし瓦162と、
その棟用上段のし瓦162の上面に乗る縦断面形状が半円
状の丸瓦163とから形成されている。そして、瓦130及び
これらののし瓦160との間には、荒木田土164が形成され
ている。そして、のし瓦162の回りに銅線165を回して、
この銅線165を建物躯体に打ち込んだ亜鉛メッキ釘166の
頭部に結び付けることにより、のし瓦162が棟から外れ
ないように形成されている。
【0004】上述したような和風建築における屋根の上
面に粘土やセメントからなる瓦130を使用する場合、そ
の瓦130と壁との間の接合部や、また棟における瓦130同
士の接合部においては、それらの接合部を上から覆い、
雨等が建物躯体の内部に入り込むことを抑えるものとし
て、瓦130と同様の材質からなるのし瓦140,160が使用さ
れていた。そして、こののし瓦140,160は、瓦特有の
「あばれ」という、いわゆる設置位置のずれが発生して
も、それらのずれを吸収することができるように2段と
して上から押さえ込むような構造となっていた。
【0005】なお、ここで、瓦130特有の「あばれ」と
は、瓦130の固定位置が大きく変動することを意味する
ものである。この瓦130の固定位置の変動は、瓦130が、
その上端の数カ所において釘止めされているのみで、そ
の他には瓦自体の自重により、互いに重なり合っている
だけで、四隅を完全に固定されているものではないため
に発生するものである。
【0006】また、特に図示しないが、屋根の上面に瓦
130を使用せずに鉄板等の薄板金属材料からなるものが
洋風建築として使用されている。これらの鉄板瓦と建物
躯体の壁との間の接合部や、棟における左右の鉄板瓦同
士の間の接合部においては、のし瓦等のものは使用せず
に薄板金属材料を加工する、いわゆる板金作業によって
防水部材を形成し、その防水部材を鉄板瓦と建物躯体と
の間に釘等により強固に固定して、それらの接合部を覆
っていた。そして、この鉄板瓦においては、四方を釘等
により強固に固定するため、上述した粘土等による瓦の
設置位置のずれである「あばれ」が発生することはな
く、それに合わせて壁との取り合いや、棟等の接合部の
固定も釘等により固定されていた。
【0007】なお、従来は伝統的和風建築用の瓦として
S字瓦が多用されていたが、近年、粘土やセメント等の
材料を使用して、洋風建築に使用できる表面形状が平板
状の平瓦が使用されるようになってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、屋根表面には
粘土材等からなる平瓦を使用して、それらと壁との接合
部や、棟の左右の平瓦同士の接合部においては、施工の
容易さや材料費の低減のため、のし瓦を使用せずに薄板
金属からなるものを使用したいという希望があった。こ
のような場合に、鉄板瓦において形成されるような接合
部の防水構造を使用すると、瓦特有の設置位置のずれや
変動、いわゆる瓦の「あばれ」を吸収することができ
ず、建物躯体に雨水が入り込む原因となるため、それを
防止するための種々の対策を施す必要があり、施工に手
間がかかるという問題点があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、屋根と建物躯体との接合
部において、瓦の設置位置の変動を吸収することがで
き、施工が容易な屋根接合部の防水部材を提供しようと
するものである。これに加え、請求項2記載の発明は、
屋根と建物躯体である壁との接合部において、防水性を
更に高めた屋根接合部の防水部材を提供しようとするも
のである。 請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加えて、屋根の棟において防水性を更に高め
た屋根接合部の防水部材を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
平瓦(60)を使用する屋根(例えば屋根パネル71)端部と
建物躯体(例えば壁パネル72)との間を覆う防水部材(1
0)であって、建物躯体に固定される固定部(23)と、その
固定部(23)から平瓦(60)側に向かって延設されて弾性変
形可能に形成されている変形部(24)とを備え、その変形
部(24)は、平瓦(60)との間の隙間に水の浸入を抑えるた
めのシーリング材(40)を備えたことを特徴とする。
【0011】なお、ここで、変形部(24)が「弾性変形可
能に形成されている」とは、変形部(24)が金属等の弾性
材料から形成されることにより、変形部(24)の自由端側
に外力が加わっても変形部(24)全体が曲げ変形するよう
に形成されていることをいう。例えば、平瓦(60)の設置
位置が上方向にずれて、変形部(24)の端部に上方向の外
力が加わっても、変形部(24)が弓状に弾性変形できるよ
うに形成されていることをいうものである。
【0012】本発明において、防水部材(10)が建物躯体
(72)と屋根(71)との間を覆っているため、建物躯体(72)
と屋根(71)との間から雨水が入り込むことを抑えること
ができる。また、防水部材(10)の変形部(24)には、平瓦
(60)との間にシーリング材(40)が形成されているため、
防水部材(10)の変形部(24)と平瓦(60)との間から雨水が
建物躯体(72)の内部に入り込むことを抑えることができ
る。
【0013】また、防水部材(10)の変形部(24)は、弾性
変形可能に形成されているため、平瓦(60)の設置位置
が、いわゆる平瓦(60)の「あばれ」により上下方向に少
々ずれても、そのずれに応じて変形することができて、
防水部材(10)と平瓦(60)との間に隙間を発生することが
ない。これにより、防水部材(10)と平瓦(60)との間にお
いて雨水が浸入する隙間の発生を抑えて、建物躯体(72)
と屋根(71)との接合部の防水性を確実なものにすること
ができる。
【0014】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、防水部材(10)は、平瓦(60)を使用
する屋根(71)と建物躯体の壁(72)との間の接合部を覆う
位置に形成され、変形部(24)は、その下端に位置して平
瓦(60)側に折り返された下端折り返し部(31)を備え、固
定部(23)は、その上端に位置して反壁側に折り返された
上端折り返し部(32)を備えたことを特徴とする。
【0015】本発明によれば、防水部材(10)が屋根(71)
と壁(72)との間の接合部に形成されているため、屋根(7
1)と壁(72)との間の接合部から雨水等が浸入することを
抑えることができる。また、変形部(24)の端部に下端折
り返し部(31)を有しているため、防水部材(10)の上面を
流れ落ちる雨水の水切りを下端折り返し部(31)において
促進させることができる。これにより、防水部材(10)の
上面を流れ落ちる雨水が防水部材(10)の裏面側に回り込
むことを抑えることができ、防水部材(10)の防水性を担
保することができる。
【0016】また、固定部(23)の上端に上端折り返し部
(32)を有しているため、防水部材(10)の上面を雨水が上
方に向かって伝わっても、上端折り返し部(32)において
伝わった雨水の水切りが促進される。これにより、防水
部材(10)の上面の水が固定部(23)の上端から防水部材(1
0)の裏面側に回り込むことを抑えることができ、防水部
材(10)の防水性を担保することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、防水部材(10)は、
平瓦(60)を使用する屋根の棟を覆う位置に形成され、固
定部(23)は、防水部材(10)の中央に位置して建物躯体の
棟に固定され、変形部(24)は、固定部(23)から防水部材
(10)の両端の平瓦(60)側に向かってそれぞれ延設され、
各変形部(24)の軒側端部には、平瓦(60)側に折り返され
た側端折り返し部(21)を備えたことを特徴とする。
【0018】本発明において、防水部材(10)が屋根(72)
の棟に形成されているため、屋根(72)の棟(72)から雨水
等が浸入することを抑えることができる。また、各変形
部(24)の端部に側端折り返し部(21)を有しているため、
防水部材(10)の上面を流れ落ちる雨水の水切りを側端折
り返し部(21)において促進させることができる。これに
より、防水部材(10)の上面を流れ落ちる雨水が防水部材
(10)の裏面側に回り込むことを抑えることができ、防水
部材(10)の防水性を担保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態を示すものであり、図1は屋根と壁との
間の接合部を覆う屋根接合部の防水部材の縦断面図を示
すものである。まず、本実施の形態の構成について説明
する。
【0020】本実施の形態に係る防水部材10は、平瓦60
を使用する屋根端部と建物躯体との間を覆うものであ
る。ここで、屋根を形成する屋根パネル71が、建物躯体
の壁を形成する壁パネル72に接合されており、その接合
部の表面には複数枚の防水シート53が貼付されている。
そして、平瓦60を止めるために横方向に長手方向を有す
る木質からなる瓦桟51が前記防水シート53の上面に沿っ
て軒側に向かって所定の間隔で固定されている。そし
て、平瓦60は、その上端下部をその瓦桟51に引っかける
ようにして屋根パネル71の上面に棟側に向かって積み重
ねるように並べて有るものである。なお、平瓦60は、伝
統的和風建築用として使用されてきたS字状瓦に代わっ
て、表面がフラットな平板状の瓦を言うものであって、
従来のS字状瓦と同様に粘土やセメントを焼き固めるこ
とにより形成されるものである。
【0021】そして、壁パネル72は、その室外側の表面
に沿って、横方向に長手方向を有する木質からなる胴縁
61が固定されている。胴縁61の室外側の表面には、建物
躯体の仕上げ表面となる外壁仕上材62が固定されてい
る。防水部材10を具体的に説明すると、この防水部材10
は金物からなり、平瓦60が上面に乗った屋根パネル71と
建物躯体の壁パネル72との間の接合部を覆う位置に縦断
面形状が略く字状に形成されているもので、屋根の棟に
平行ないわゆる桁方向に長手方向を有しているものであ
る。そして、防水部材10は、建物躯体である壁パネル72
に沿って固定される固定部23と、その固定部23から平瓦
60側に向かって延設されて弾性変形可能に形成されてい
る変形部24とを備えている。前記固定部23は、その上端
に位置して反壁側に折り返された上端折り返し部32が形
成されている。この固定部23は、図示していないが、釘
等により、建物躯体である壁パネル72に固定されてい
る。また、前記変形部24は、その下端に位置して平瓦60
側に向かって折り返された下端折り返し部31と、変形部
24の自由端側に位置して平瓦60との間の隙間に水の浸入
を抑えるためのシーリング材40とを備えている。
【0022】なお、変形部24は、金属からなる弾性材料
から形成されており、変形部24の自由端側に外力が加わ
っても変形部24全体が弓状に曲げ変形するように形成さ
れているものである。次に、本実施の形態の作用及び効
果について説明する。本実施の形態において、防水部材
10が建物躯体の壁パネル72と屋根パネル71との間を覆っ
ているため、壁パネル72と屋根パネル71との間から雨水
が入り込むことを抑えることができる。また、防水部材
10の変形部24には、平瓦60との間にシーリング材40が形
成されているため、防水部材10の変形部24の自由端と平
瓦60との間から雨水が上方に向かって逆流して建物躯体
の内部に入り込むことを抑えることができる。
【0023】また、防水部材10の変形部24は、弾性変形
可能に形成されているため、平瓦60の位置が上下方向に
少々ずれても、そのずれに応じて変形することができ
て、防水部材10と平瓦60との間に隙間を発生することが
ない。これにより、防水部材10と平瓦60との間において
雨水が浸入する隙間の発生を抑えて、建物躯体72と屋根
71との接合部の防水性を確実なものにすることができ
る。すなわち、瓦特有の設置位置がずれるという瓦の
「あばれ」が発生しても、防水性を損なうことがない。
【0024】また、変形部24の端部に下端折り返し部31
を有しているため、防水部材10の上面を流れ落ちる雨水
の水切りを下端折り返し部31において促進させることが
できる。これにより、防水部材10の上面を流れ落ちる雨
水が防水部材10の裏面側に回り込むことを抑えることが
でき、防水部材10の防水性を担保することができる。ま
た、固定部23の上端に上端折り返し部32を有しているた
め、防水部材10の上面を雨水が風に吹かれて上方に向か
って伝わっても、上端折り返し部32において伝わった雨
水の水切りが促進される。これにより、防水部材10の上
面の水が固定部23の上端から防水部材10の裏面側に回り
込むことを抑えることができ、防水部材10の防水性を担
保することができる。
【0025】また、変形部24が弾性変形可能に形成され
ているため、防水部材10を取り付ける際に変形部24を変
形させて防水部材10の先端が平瓦60の表面に向かって押
圧するように設定することができる。これにより、平瓦
60の厚みが変形部24の場所により異なっていても、変形
部24の自由端の先端を平瓦60に向かって押圧させた状態
とすることができ、防水部材10の平瓦60の表面への密着
性を良好なものにすることができ、更に良好な防水性を
得ることができる。
【0026】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の第2の実施の形態であって、屋根
の下り棟を覆う防水部材の縦断面図を示すものである。
すなわち、二枚の屋根パネル71が中央において接合さ
れ、手前側に向かって棟が下り傾斜している下り棟、い
わゆる隅棟の断面が示されているものである。なお、二
枚の屋根パネル71の中央には、それらが所定の角度によ
り接合されているため、屋根パネル71間に発生する三角
形状の隙間を埋めるための木質からなる三角調整材73が
はめ込まれて固定されている。
【0027】本実施の形態に係る防水部材10は、平瓦60
が載置された屋根パネル71の棟の上を覆う位置に形成さ
れ、縦断面形状が略へ字状であって、二等片三角形状に
形成されている。そして、防水部材10は、その中央部に
位置して建物躯体に固定される固定部23と、その固定部
23から左右の各平瓦60側に向かって延設されている変形
部24とを備えている。そして、第1の実施の形態と同様
に、各変形部24は、平瓦60との間に水の浸入を抑えるた
めのシーリング材40が形成されている。前記固定部23
は、防水部材10の中央において上方から下方に向かって
防水部材10を貫通するとともに下端が建物躯体の三角調
整材73に固定される長尺状の固定釘22を備えている。な
お、固定部23は、この長尺状の固定釘22に限定されるも
のではなく、三角調整材73に固定された短尺状のねじの
頭部に連結した銅線等の金属線を用いて防水部材10の中
央の固定部23と建築躯体とを連結するような構造のもの
でも良い。
【0028】前記各変形部24の軒側端部には、平瓦60側
に折り返された側端折り返し部21をそれぞれ備えてい
る。その他の構成は、第1の実施の形態と略同様であっ
て、同様の部材には、同一の部品番号を付与して説明を
省略する。本実施の形態の作用及び効果も第1の実施の
形態と略同様であって、防水部材10が屋根72の棟に形成
されているため、屋根72の棟72から雨水等が浸入するこ
とを抑えることができる。そして、各変形部24の端部に
側端折り返し部21を有しているため、防水部材10の上面
を流れ落ちる雨水の水切りを側端折り返し部21において
促進させることができる。これにより、防水部材10の上
面を流れ落ちる雨水が防水部材10の裏面側に回り込むこ
とを抑えることができ、防水部材10の防水性を担保する
ことができる。
【0029】なお、本実施の形態に係る防水部材は、第
1の実施の形態で記述したように屋根の壁との桁方向の
納まり、第2の実施の形態で記述したように屋根の棟に
おける納まりに使用してあるが、使用箇所は特にこれに
限定されるものではなく、屋根の端部において、屋根と
建物躯体との防水が必要な箇所であれば使用することが
できるものである。例えば、屋根と壁の桁方向に対して
直角方向、いわゆる流れ方向における屋根と壁との納ま
りにおいても使用することができるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、屋根と建物躯体との接合部におい
て、瓦の設置位置の変動を吸収することができ、施工が
容易な屋根接合部の防水部材を提供することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果を奏するとともに、屋根と建物
躯体である壁との接合部において、防水性を更に高めた
屋根接合部の防水部材を提供することができる。請求項
3記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の
効果を奏するとともに、屋根の棟において防水性を更に
高めた屋根接合部の防水部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であって、屋根と壁
との間の接合部を覆う屋根接合部の防水部材を示す縦断
面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態であって、屋根の下
り棟を覆う防水部材を示す縦断面図である。
【図3】従来の屋根接合部の防水部材であって、屋根と
壁との間の接合部の防水部材を示す縦断面図である。
【図4】従来の屋根接合部の防水部材であって、屋根の
下り棟の接合部の防水部材を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 防水部材 20 棟用防水部材 21 側端折り返し部 22 固定釘 23 固定部 24 変形部 30 壁用防水部材 31 下端折り返し
部 32 上端折り返し部 40 シーリング材 51 瓦桟 53 防水シート 60 平瓦 61 胴縁 62 外壁仕上材 71 屋根パネル 72 壁パネル 73 三角調整材 110 屋根パネル 111 防水シート 120 壁パネル 130 瓦 131 割瓦 140 のし瓦 141 壁用下段のし瓦 142 壁用上段のし
瓦 143 調整材 150 雨押え水切り
部材 160 のし瓦 161 棟用下段のし
瓦 162 棟用上段のし瓦 163 丸瓦 164 荒木田土 165 銅線 166 亜鉛メッキ釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平瓦を使用する屋根端部と建物躯体との
    間を覆う防水部材であって、 建物躯体に固定される固定部と、その固定部から平瓦側
    に向かって延設されて弾性変形可能に形成されている変
    形部とを備え、 その変形部は、平瓦との間の隙間に水の浸入を抑えるた
    めのシーリング材を備えたことを特徴とする屋根接合部
    の防水部材。
  2. 【請求項2】 防水部材は、平瓦を使用する屋根と建物
    躯体の壁との間の接合部を覆う位置に形成され、 変形部は、その下端に位置して平瓦側に折り返された下
    端折り返し部を備え、 固定部は、その上端に位置して反壁側に折り返された上
    端折り返し部を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    屋根接合部の防水部材。
  3. 【請求項3】 防水部材は、平瓦を使用する屋根の棟を
    覆う位置に形成され、 固定部は、防水部材の中央に位置して建物躯体の棟に固
    定され、 変形部は、固定部から防水部材の両端の平瓦側に向かっ
    てそれぞれ延設され、 各変形部の軒側端部には、平瓦側に折り返された側端折
    り返し部を備えたことを特徴とする請求項1記載の屋根
    接合部の防水部材。
JP5111096A 1996-03-08 1996-03-08 屋根接合部の防水部材 Pending JPH09242265A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115241747A (zh) * 2022-05-08 2022-10-25 许继电气股份有限公司 一种高防水、防凝露预制舱顶盖

Cited By (1)

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CN115241747A (zh) * 2022-05-08 2022-10-25 许继电气股份有限公司 一种高防水、防凝露预制舱顶盖

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