JPH09242820A - 免震支持構造 - Google Patents
免震支持構造Info
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- JPH09242820A JPH09242820A JP7823296A JP7823296A JPH09242820A JP H09242820 A JPH09242820 A JP H09242820A JP 7823296 A JP7823296 A JP 7823296A JP 7823296 A JP7823296 A JP 7823296A JP H09242820 A JPH09242820 A JP H09242820A
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- JP
- Japan
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- seismic isolation
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 棚の中に載置された物品や一般住宅を、高さ
を大きくすることなく、これら物品や一般住宅等をより
安価に簡易に免震支持する構造を提供すること。 【解決手段】 棚6の内部には上下に間隔をおいて複数
の支持板8が取り付けられ、支持板8の上面8Aは水平
面上に位置する平坦面で形成されている。そして各支持
板8の上面8Aの上に、球状の鋼球10と、グリース1
2と、引張ばね14を介して棚板16が配設されてい
る。棚板16は、支持板8の輪郭内にその中心Oを支持
板8の中心に一致して配置されている。棚板16の下面
の外縁寄りに臨む箇所には、棚板16の外縁の延在方向
に間隔をおいて複数の受け皿18が取着されている。受
け皿18の凹部1802にグリース12が塗られた前記
鋼球10が装入され、これにより棚板16は支持板8上
で水平方向の何れの方向にも移動可能に支持されてい
る。
を大きくすることなく、これら物品や一般住宅等をより
安価に簡易に免震支持する構造を提供すること。 【解決手段】 棚6の内部には上下に間隔をおいて複数
の支持板8が取り付けられ、支持板8の上面8Aは水平
面上に位置する平坦面で形成されている。そして各支持
板8の上面8Aの上に、球状の鋼球10と、グリース1
2と、引張ばね14を介して棚板16が配設されてい
る。棚板16は、支持板8の輪郭内にその中心Oを支持
板8の中心に一致して配置されている。棚板16の下面
の外縁寄りに臨む箇所には、棚板16の外縁の延在方向
に間隔をおいて複数の受け皿18が取着されている。受
け皿18の凹部1802にグリース12が塗られた前記
鋼球10が装入され、これにより棚板16は支持板8上
で水平方向の何れの方向にも移動可能に支持されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は支持体上で構造体を
免震支持する構造に関する。
免震支持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】美術館の棚には貴重な美術品や工芸品等
が載置され、また、病院の棚には大切な医療機器や薬品
類が載置され、同様に、住居の棚にも貴重な物品が載置
される。そして、地震発生時に棚の中の物品が転倒した
り棚から物品が落下したりするのを防止するために、従
来は棚を建物に強固に固定すると共に必要に応じて適宜
な止着具を用いて物品を棚板に止着するということが行
われていた。
が載置され、また、病院の棚には大切な医療機器や薬品
類が載置され、同様に、住居の棚にも貴重な物品が載置
される。そして、地震発生時に棚の中の物品が転倒した
り棚から物品が落下したりするのを防止するために、従
来は棚を建物に強固に固定すると共に必要に応じて適宜
な止着具を用いて物品を棚板に止着するということが行
われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では物品の出し入れが面倒であり、物品を単に棚
板上に載置しただけでも地震発生時の物品の転倒及び落
下を防止することのできる免震支持構造が望まれるが、
棚に適用できるような構造簡易で低コストの免震支持構
造はこれまで提供されていない。また、一般住宅には複
数の免震ゴムにより免震支持する構造が提供されている
が、この方法では多層に積層された免震ゴムの上に一般
住宅が載せられることから住宅の高さが大きくなり、ま
た、免震ゴムは高価であることから、高さを大きくする
ことなく、しかもより安価により簡易に免震支持する構
造が望まれていた。本発明は前記事情に鑑み案出された
ものであって、本発明の目的は、棚の中に載置された物
品や一般住宅を、高さを大きくすることなく、これら物
品や一般住宅等をより安価に簡易に免震支持する構造を
提供することにある。
な方法では物品の出し入れが面倒であり、物品を単に棚
板上に載置しただけでも地震発生時の物品の転倒及び落
下を防止することのできる免震支持構造が望まれるが、
棚に適用できるような構造簡易で低コストの免震支持構
造はこれまで提供されていない。また、一般住宅には複
数の免震ゴムにより免震支持する構造が提供されている
が、この方法では多層に積層された免震ゴムの上に一般
住宅が載せられることから住宅の高さが大きくなり、ま
た、免震ゴムは高価であることから、高さを大きくする
ことなく、しかもより安価により簡易に免震支持する構
造が望まれていた。本発明は前記事情に鑑み案出された
ものであって、本発明の目的は、棚の中に載置された物
品や一般住宅を、高さを大きくすることなく、これら物
品や一般住宅等をより安価に簡易に免震支持する構造を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、支持体上で構造体を免震支持する構造で
あって、支持体と構造体との間に配設され支持体上で構
造体を水平方向に二次元的に変位可能に支持する複数の
ベアリングと、各々一端が支持体に連結され他端が構造
体に連結され、ほぼ水平方向に延在して配設された少な
くとも3本の引張ばねであって、支持体に水平方向の外
力が作用した時に引き伸ばされることで支持体から構造
体へ作用する力を緩衝して構造体に生じる加速度を抑制
すると共に、支持体に作用する水平方向の外力が消滅し
たならば支持体に対する構造体の位置を当初の位置に復
帰させる引張ばねとを備えることを特徴とする。
め、本発明は、支持体上で構造体を免震支持する構造で
あって、支持体と構造体との間に配設され支持体上で構
造体を水平方向に二次元的に変位可能に支持する複数の
ベアリングと、各々一端が支持体に連結され他端が構造
体に連結され、ほぼ水平方向に延在して配設された少な
くとも3本の引張ばねであって、支持体に水平方向の外
力が作用した時に引き伸ばされることで支持体から構造
体へ作用する力を緩衝して構造体に生じる加速度を抑制
すると共に、支持体に作用する水平方向の外力が消滅し
たならば支持体に対する構造体の位置を当初の位置に復
帰させる引張ばねとを備えることを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記ベアリングがグリー
ス潤滑されていることを特徴とする。また、本発明は、
前記ベアリングが、前記支持体と前記構造体の一方に設
けられた受け皿に収容され、他方に形成された転動面上
を転動するグリース潤滑された鋼球から構成されている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記ベアリング
が、前記支持体と前記構造体の一方に設けられ、他方に
形成された摺動面上を摺動するグリース潤滑された平坦
面を有する摺動部材で構成されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記支持体が棚の一部を構成する
支持板であり、前記構造体が前記支持板上に配設される
棚板であることを特徴とする。
ス潤滑されていることを特徴とする。また、本発明は、
前記ベアリングが、前記支持体と前記構造体の一方に設
けられた受け皿に収容され、他方に形成された転動面上
を転動するグリース潤滑された鋼球から構成されている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記ベアリング
が、前記支持体と前記構造体の一方に設けられ、他方に
形成された摺動面上を摺動するグリース潤滑された平坦
面を有する摺動部材で構成されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記支持体が棚の一部を構成する
支持板であり、前記構造体が前記支持板上に配設される
棚板であることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記支持体が地盤に設け
られた基礎であり、前記構造体が建物であることを特徴
とする。また、本発明は、前記支持体上の所定の点を中
心として放射状に前記引張ばねが配設されることを特徴
とする。また、本発明は、放射状に配設した前記引張ば
ねの角度間隔は等間隔であることを特徴とする。また、
本発明は、前記所定の点の位置が、前記構造体の重心の
ほぼ真下にくるように定めてあることを特徴とする。
られた基礎であり、前記構造体が建物であることを特徴
とする。また、本発明は、前記支持体上の所定の点を中
心として放射状に前記引張ばねが配設されることを特徴
とする。また、本発明は、放射状に配設した前記引張ば
ねの角度間隔は等間隔であることを特徴とする。また、
本発明は、前記所定の点の位置が、前記構造体の重心の
ほぼ真下にくるように定めてあることを特徴とする。
【0007】本発明では、地震発生時、構造体がベアリ
ングにより水平方向に変位し、引張ばねにより外力が緩
衝され、外力が消滅したならば、引張ばねにより構造体
が当初の位置に戻る。この場合、ベアリングをグリース
潤滑しておくと、グリースにより減衰機能が奏される。
ングにより水平方向に変位し、引張ばねにより外力が緩
衝され、外力が消滅したならば、引張ばねにより構造体
が当初の位置に戻る。この場合、ベアリングをグリース
潤滑しておくと、グリースにより減衰機能が奏される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に従って説明する。まず、棚に適用した第1実施例から
説明する。図1は棚の断面側面図、図2は同断面平面
図、図3は同断面正面図、図4は鋼球部分の拡大断面図
を示す。2は床、4は壁で、6は棚で、棚6は上下に縦
長で前方に開放状の棚本体602を備え、棚本体602
の背面をなす背面板604は壁4に臨んでいる。棚本体
602の背面板604と左右の側板606との間には、
上下に間隔をおいて複数の支持板8が取り付けられ、支
持板8の上面8Aは水平面上に位置する平坦面で形成さ
れている。そして各支持板8の上面8Aの上に、球状の
鋼球10と、グリース12と、引張ばね14を介して棚
板16が配設されている。なお、この実施例では支持板
8が支持体に、棚板16が構造体に相当し、鋼球10が
ベアリングに相当し、支持板8の上面8Aが転動面に相
当している。
に従って説明する。まず、棚に適用した第1実施例から
説明する。図1は棚の断面側面図、図2は同断面平面
図、図3は同断面正面図、図4は鋼球部分の拡大断面図
を示す。2は床、4は壁で、6は棚で、棚6は上下に縦
長で前方に開放状の棚本体602を備え、棚本体602
の背面をなす背面板604は壁4に臨んでいる。棚本体
602の背面板604と左右の側板606との間には、
上下に間隔をおいて複数の支持板8が取り付けられ、支
持板8の上面8Aは水平面上に位置する平坦面で形成さ
れている。そして各支持板8の上面8Aの上に、球状の
鋼球10と、グリース12と、引張ばね14を介して棚
板16が配設されている。なお、この実施例では支持板
8が支持体に、棚板16が構造体に相当し、鋼球10が
ベアリングに相当し、支持板8の上面8Aが転動面に相
当している。
【0009】前記棚板16は、図2に示すように、幅と
長さが支持板8よりも小さい寸法で形成され、棚板16
は、支持板8の外縁から間隔をおいて支持板8の輪郭内
にその中心Oを支持板8の中心に一致して配置されてい
る。前記棚板16の下面の外縁寄りに臨む箇所には、棚
板16の外縁の延在方向に間隔をおいて図4に示す複数
の受け皿18が取着されている。前記受け皿18は下方
に開放された球面状の凹部1802を備え、各凹部18
02にグリース12が塗られた前記鋼球10が装入さ
れ、これにより棚板16は支持板8上で水平方向の何れ
の方向にも移動可能に支持されている。
長さが支持板8よりも小さい寸法で形成され、棚板16
は、支持板8の外縁から間隔をおいて支持板8の輪郭内
にその中心Oを支持板8の中心に一致して配置されてい
る。前記棚板16の下面の外縁寄りに臨む箇所には、棚
板16の外縁の延在方向に間隔をおいて図4に示す複数
の受け皿18が取着されている。前記受け皿18は下方
に開放された球面状の凹部1802を備え、各凹部18
02にグリース12が塗られた前記鋼球10が装入さ
れ、これにより棚板16は支持板8上で水平方向の何れ
の方向にも移動可能に支持されている。
【0010】前記4本の引張ばね14はばね定数が等し
く、各引張ばね14は、支持板8と棚板16との間で、
棚板16の重心(中心O)のほぼ真下に位置する所定の
点を中心として90度の間隔をおいて放射状にかつほぼ
水平方向に延在して配設され、実施例では2本の引張ば
ね14が棚板16の長手方向に平行して、残りの2本の
引張ばね14が棚板16の幅方向に平行して配設されて
いる。各引張ばね14の中心寄り端部1402はフック
20を介して支持板8に連結され、中心Oから離れた端
部1404はフック20を介して棚板16に連結され、
実施例では、中心寄り端部1402が中心Oから離れた
端部1404よりも僅かに低くなるように水平方向に対
して若干傾斜して配設されている。これら引張ばね14
の力のつり合いにより棚板16は、その中心Oが支持板
8の中心上に位置するように配置されることになる。
く、各引張ばね14は、支持板8と棚板16との間で、
棚板16の重心(中心O)のほぼ真下に位置する所定の
点を中心として90度の間隔をおいて放射状にかつほぼ
水平方向に延在して配設され、実施例では2本の引張ば
ね14が棚板16の長手方向に平行して、残りの2本の
引張ばね14が棚板16の幅方向に平行して配設されて
いる。各引張ばね14の中心寄り端部1402はフック
20を介して支持板8に連結され、中心Oから離れた端
部1404はフック20を介して棚板16に連結され、
実施例では、中心寄り端部1402が中心Oから離れた
端部1404よりも僅かに低くなるように水平方向に対
して若干傾斜して配設されている。これら引張ばね14
の力のつり合いにより棚板16は、その中心Oが支持板
8の中心上に位置するように配置されることになる。
【0011】本実施例では、地震発生時、例えば、図2
に示すように、棚6に対して外力Fが作用したとする
と、棚板16は支持板8上において水平方向に変位可能
に支持されているので、棚板16は支持板8に対して相
対的に移動する。従って、2本の引張ばね14Aがたる
むと共に残りの2本の引張ばね14Bが伸び、これによ
り外力が緩衝され棚板16に生じる加速度が抑制され
る。そして、地震がおさまり、支持板8へ作用する外力
が消滅したならば、引張ばね14により棚板16は支持
板8上の当初の位置に戻るように支持板8上において往
復移動し、この際、グリース12の粘性により減衰機能
が発揮され、支持板8上での棚板16の移動は比較的速
やかにおさまり、棚板16は当初の位置に戻り静止す
る。従って、鋼球10と引張ばね14を用いた安価で簡
易な免震支持構造により、外力が棚板16に載置された
物品に直接伝達されることを防止でき、地震による物品
の転倒や破損を防止できる。また、実施例では、棚板1
6の重心のほぼ真下に位置する所定の点を中心として、
各引張ばね14が等しい角度間隔をおいて放射状に延在
して配設されているので、棚6に外力が作用した時に棚
板16に回転モーメントが掛りにくく、当初の位置に棚
板16が復帰する上でより有利である。
に示すように、棚6に対して外力Fが作用したとする
と、棚板16は支持板8上において水平方向に変位可能
に支持されているので、棚板16は支持板8に対して相
対的に移動する。従って、2本の引張ばね14Aがたる
むと共に残りの2本の引張ばね14Bが伸び、これによ
り外力が緩衝され棚板16に生じる加速度が抑制され
る。そして、地震がおさまり、支持板8へ作用する外力
が消滅したならば、引張ばね14により棚板16は支持
板8上の当初の位置に戻るように支持板8上において往
復移動し、この際、グリース12の粘性により減衰機能
が発揮され、支持板8上での棚板16の移動は比較的速
やかにおさまり、棚板16は当初の位置に戻り静止す
る。従って、鋼球10と引張ばね14を用いた安価で簡
易な免震支持構造により、外力が棚板16に載置された
物品に直接伝達されることを防止でき、地震による物品
の転倒や破損を防止できる。また、実施例では、棚板1
6の重心のほぼ真下に位置する所定の点を中心として、
各引張ばね14が等しい角度間隔をおいて放射状に延在
して配設されているので、棚6に外力が作用した時に棚
板16に回転モーメントが掛りにくく、当初の位置に棚
板16が復帰する上でより有利である。
【0012】尚、引張ばね14の配置構造は実施例の構
造に限定されず、例えば、図5に示すように120度の
間隔をおいて3本配設してもよいし、あるいは、図6に
示すように45度の間隔をおいて8本配設してもよく、
あるいは、図7に示すように、棚板16の長手方向に延
在させて配設する引張ばね14をそれぞれ中心Oから等
距離離すようにしてもよく、あるいは、図8に示すよう
に、棚板16の幅方向と長手方向にそれぞれ延在する引
張ばね14を中心Oを通り幅方向及び長手方向にそれぞ
れ延在する想像線に対して対称に8本配設してもよい。
また、実施例ではベアリングとして鋼球10を用いた場
合について説明したが、図9に正面図で示すように、先
部に平面20Aを有するブロック状の摺動部材20を前
記鋼球10の代わりに用いるようにしてもよく、このよ
うな摺動部材20を用いれば、支持板8に対する接触面
積を大きくとれ、特に、大きな荷重を支持する場合に有
利となる。また、グリース12は省略することも可能で
あるが、グリース12を用いるとその減衰機能により棚
板16の移動を比較的速やかにおさめる上で有利であ
る。
造に限定されず、例えば、図5に示すように120度の
間隔をおいて3本配設してもよいし、あるいは、図6に
示すように45度の間隔をおいて8本配設してもよく、
あるいは、図7に示すように、棚板16の長手方向に延
在させて配設する引張ばね14をそれぞれ中心Oから等
距離離すようにしてもよく、あるいは、図8に示すよう
に、棚板16の幅方向と長手方向にそれぞれ延在する引
張ばね14を中心Oを通り幅方向及び長手方向にそれぞ
れ延在する想像線に対して対称に8本配設してもよい。
また、実施例ではベアリングとして鋼球10を用いた場
合について説明したが、図9に正面図で示すように、先
部に平面20Aを有するブロック状の摺動部材20を前
記鋼球10の代わりに用いるようにしてもよく、このよ
うな摺動部材20を用いれば、支持板8に対する接触面
積を大きくとれ、特に、大きな荷重を支持する場合に有
利となる。また、グリース12は省略することも可能で
あるが、グリース12を用いるとその減衰機能により棚
板16の移動を比較的速やかにおさめる上で有利であ
る。
【0013】次に、一般住宅に適用した第2実施例につ
いて説明する。図10は一般住宅の断面正面図、図11
は同平面図、図12は要部の拡大断面図を示す。30は
地盤で、地盤30には鉄筋コンクリート製の基礎32が
凹状に形成され、この基礎32からは左右に間隔をおい
て多数の凸部34が形成され、各凸部34の上面34A
は同一水平面上に位置する平坦面で形成されている。こ
れら凸部34の上面34Aの上に、球状の鋼球40と、
グリース42と、引張ばね44を介して木造住宅46が
配設されている。なお、この実施例では基礎32が支持
体に、木造住宅46が構造体に相当し、鋼球40がベア
リングに相当し、凸部34の上面34Aが転動面に相当
しており、上面34Aの外縁部には鋼球40の落下防止
用の壁部34Bが設けられている。
いて説明する。図10は一般住宅の断面正面図、図11
は同平面図、図12は要部の拡大断面図を示す。30は
地盤で、地盤30には鉄筋コンクリート製の基礎32が
凹状に形成され、この基礎32からは左右に間隔をおい
て多数の凸部34が形成され、各凸部34の上面34A
は同一水平面上に位置する平坦面で形成されている。こ
れら凸部34の上面34Aの上に、球状の鋼球40と、
グリース42と、引張ばね44を介して木造住宅46が
配設されている。なお、この実施例では基礎32が支持
体に、木造住宅46が構造体に相当し、鋼球40がベア
リングに相当し、凸部34の上面34Aが転動面に相当
しており、上面34Aの外縁部には鋼球40の落下防止
用の壁部34Bが設けられている。
【0014】前記木造住宅46は、図11に示すよう
に、基礎32の外縁から間隔をおいて基礎32の輪郭内
に配置されている。前記木造住宅46の下部は、図12
に示すように、土台4602、根太4604、床材46
06等からなり、木造住宅46の下部と基礎32の外縁
との間には、図10に示すように、パンチングメタル4
608が配設され、木造住宅46の下部へのねずみ等の
侵入を阻止するようにしている。木造住宅46の下面、
すなわち土台4602の下面で前記凸部34に対応した
箇所には、図12に示すように、複数の受け皿48が取
着されている。前記受け皿48は下方に開放された球面
状の凹部4802を備え、各凹部4802にグリース4
2が塗られた前記鋼球40が装入され、これにより木造
住宅46は基礎32上で水平方向の何れの方向にも移動
可能に支持されている。
に、基礎32の外縁から間隔をおいて基礎32の輪郭内
に配置されている。前記木造住宅46の下部は、図12
に示すように、土台4602、根太4604、床材46
06等からなり、木造住宅46の下部と基礎32の外縁
との間には、図10に示すように、パンチングメタル4
608が配設され、木造住宅46の下部へのねずみ等の
侵入を阻止するようにしている。木造住宅46の下面、
すなわち土台4602の下面で前記凸部34に対応した
箇所には、図12に示すように、複数の受け皿48が取
着されている。前記受け皿48は下方に開放された球面
状の凹部4802を備え、各凹部4802にグリース4
2が塗られた前記鋼球40が装入され、これにより木造
住宅46は基礎32上で水平方向の何れの方向にも移動
可能に支持されている。
【0015】前記4本の引張ばね44はばね定数が等し
く、各引張ばね44は、基礎32と木造住宅46との間
で、木造住宅46の重心のほぼ真下に位置する所定の点
0を中心として90度の間隔をおいて放射状にかつほぼ
水平方向に延在して配設されている。各引張ばね44の
中心寄り端部4402はフック50を介して基礎32に
連結され、中心Oから離れた端部4404はフック50
を介して木造住宅46に連結され、実施例では、中心寄
り端部4402が中心Oから離れた端部4404よりも
僅かに低くなるように水平方向に対して若干傾斜して配
設されている。これら引張ばね44の力のつり合いによ
り木造住宅46は、その重心が基礎32の中心上に位置
するように配置されている。
く、各引張ばね44は、基礎32と木造住宅46との間
で、木造住宅46の重心のほぼ真下に位置する所定の点
0を中心として90度の間隔をおいて放射状にかつほぼ
水平方向に延在して配設されている。各引張ばね44の
中心寄り端部4402はフック50を介して基礎32に
連結され、中心Oから離れた端部4404はフック50
を介して木造住宅46に連結され、実施例では、中心寄
り端部4402が中心Oから離れた端部4404よりも
僅かに低くなるように水平方向に対して若干傾斜して配
設されている。これら引張ばね44の力のつり合いによ
り木造住宅46は、その重心が基礎32の中心上に位置
するように配置されている。
【0016】第2実施例でも、前記第1実施例と同様
に、地震発生時、引張ばね44Aが外力を緩衝して木造
住宅46に生じる加速度が抑制され、木造住宅46へ作
用する外力が消滅したならば、引張ばね44によりグリ
ース42を介して木造住宅46は当初の位置に戻り静止
する。従って、鋼球40と引張ばね44を用いた安価で
簡易な免震支持構造により、木造住宅46の高さを大き
くすることなく免震支持することが可能となる。更に、
実施例では、木造住宅46の重心のほぼ真下に位置する
所定の点0を中心として、各引張ばね44が等しい角度
間隔をおいて放射状に延在して配設されているので、地
震発生時に木造住宅46に回転モーメントが掛りにく
く、当初の位置に木造住宅46が復帰する上でより有利
である。そして、引張ばね44の配置構造は、前記第1
実施例と同様に図5乃至図8に示すように配設してもよ
く、また、ベアリングとして図9に正面図で示すような
摺動部材20を用いてもよい。
に、地震発生時、引張ばね44Aが外力を緩衝して木造
住宅46に生じる加速度が抑制され、木造住宅46へ作
用する外力が消滅したならば、引張ばね44によりグリ
ース42を介して木造住宅46は当初の位置に戻り静止
する。従って、鋼球40と引張ばね44を用いた安価で
簡易な免震支持構造により、木造住宅46の高さを大き
くすることなく免震支持することが可能となる。更に、
実施例では、木造住宅46の重心のほぼ真下に位置する
所定の点0を中心として、各引張ばね44が等しい角度
間隔をおいて放射状に延在して配設されているので、地
震発生時に木造住宅46に回転モーメントが掛りにく
く、当初の位置に木造住宅46が復帰する上でより有利
である。そして、引張ばね44の配置構造は、前記第1
実施例と同様に図5乃至図8に示すように配設してもよ
く、また、ベアリングとして図9に正面図で示すような
摺動部材20を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
支持体上で構造体を免震支持する構造であって、支持体
と構造体との間に配設され支持体上で構造体を水平方向
に二次元的に変位可能に支持する複数のベアリングと、
各々一端が支持体に連結され他端が構造体に連結され、
ほぼ水平方向に延在して配設された少なくとも3本の引
張ばねであって、支持体に水平方向の外力が作用した時
に引き伸ばされることで支持体から構造体へ作用する力
を緩衝して構造体に生じる加速度を抑制すると共に、支
持体に作用する水平方向の外力が消滅したならば支持体
に対する構造体の位置を当初の位置に復帰させる引張ば
ねとを備える構成とした。そのため、棚の中に載置され
た物品や一般住宅を、高さを大きくすることなく、ベア
リングと引張ばねを用いた安価で簡易な免震支持構造に
より免震支持することが可能となる。
支持体上で構造体を免震支持する構造であって、支持体
と構造体との間に配設され支持体上で構造体を水平方向
に二次元的に変位可能に支持する複数のベアリングと、
各々一端が支持体に連結され他端が構造体に連結され、
ほぼ水平方向に延在して配設された少なくとも3本の引
張ばねであって、支持体に水平方向の外力が作用した時
に引き伸ばされることで支持体から構造体へ作用する力
を緩衝して構造体に生じる加速度を抑制すると共に、支
持体に作用する水平方向の外力が消滅したならば支持体
に対する構造体の位置を当初の位置に復帰させる引張ば
ねとを備える構成とした。そのため、棚の中に載置され
た物品や一般住宅を、高さを大きくすることなく、ベア
リングと引張ばねを用いた安価で簡易な免震支持構造に
より免震支持することが可能となる。
【図1】棚の断面側面図である。
【図2】棚の断面平面図である。
【図3】棚の断面正面図である。
【図4】鋼球部分の拡大断面図である。
【図5】引張ばねの配置例を示す平面図である。
【図6】引張ばねの配置例を示す平面図である。
【図7】引張ばねの配置例を示す平面図である。
【図8】引張ばねの配置例を示す平面図である。
【図9】ベアリング部材の変形例の正面図である。
【図10】一般住宅の断面正面図である。
【図11】一般住宅の平面図である。
【図12】一般住宅の要部の拡大断面図である。
6 棚 8 支持板 10、40 鋼球 12、42 グリース 14、44 引張ばね 16 棚板 18、48 受け皿 30 地盤 32 基礎 34 凸部 46 木造住宅
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体上で構造体を免震支持する構造で
あって、 支持体と構造体との間に配設され支持体上で構造体を水
平方向に二次元的に変位可能に支持する複数のベアリン
グと、 各々一端が支持体に連結され他端が構造体に連結され、
ほぼ水平方向に延在して配設された少なくとも3本の引
張ばねであって、支持体に水平方向の外力が作用した時
に引き伸ばされることで支持体から構造体へ作用する力
を緩衝して構造体に生じる加速度を抑制すると共に、支
持体に作用する水平方向の外力が消滅したならば支持体
に対する構造体の位置を当初の位置に復帰させる引張ば
ねと、 を備えることを特徴とする免震支持構造。 - 【請求項2】 前記ベアリングはグリース潤滑されてい
る請求項1記載の免震支持構造。 - 【請求項3】 前記ベアリングは、前記支持体と前記構
造体の一方に設けられた受け皿に収容され、他方に形成
された転動面上を転動するグリース潤滑された鋼球から
構成されている請求項1記載の免震支持構造。 - 【請求項4】 前記ベアリングは、前記支持体と前記構
造体の一方に設けられ、他方に形成された摺動面上を摺
動するグリース潤滑された平坦面を有する摺動部材で構
成されている請求項1記載の免震支持構造。 - 【請求項5】 前記支持体は棚の一部を構成する水平な
支持板であり、前記構造体は前記支持板上に配設される
棚板である請求項1記載の免震支持構造。 - 【請求項6】 前記支持体は地盤に設けられた基礎であ
り、前記構造体は建物である請求項1記載の免震支持構
造。 - 【請求項7】 前記支持体上の所定の点を中心として放
射状に前記引張ばねが配設される請求項1記載の免震支
持構造。 - 【請求項8】 放射状に配設した前記引張ばねの角度間
隔は等間隔である請求項7記載の免震支持構造。 - 【請求項9】 前記所定の点の位置は、前記構造体の重
心のほぼ真下にくるように定めてある請求項8記載の免
震支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7823296A JPH09242820A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 免震支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7823296A JPH09242820A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 免震支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242820A true JPH09242820A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13656308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7823296A Pending JPH09242820A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 免震支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242820A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11141609A (ja) * | 1997-11-12 | 1999-05-25 | Okamura Corp | 棚の免震装置 |
| JP2007089682A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 天板付き家具 |
| JP2009281556A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Daifuku Co Ltd | 荷支持用免震装置 |
| KR101381419B1 (ko) * | 2012-06-20 | 2014-04-04 | 탑인더스트리(주) | 내진 기능을 갖는 수배전반 |
| CN104612280A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-13 | 山东大学 | 复合型耗能减振控制装置 |
| CN108910380A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-11-30 | 南京皓焜自动化科技有限公司 | 一种自动化仓储设备固定架 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP7823296A patent/JPH09242820A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN104612280A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-13 | 山东大学 | 复合型耗能减振控制装置 |
| CN104612280B (zh) * | 2015-02-06 | 2017-08-25 | 山东大学 | 复合型耗能减振控制装置 |
| CN108910380A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-11-30 | 南京皓焜自动化科技有限公司 | 一种自动化仓储设备固定架 |
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050512 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |