JPH09243510A - 光学的異方性測定装置及びその測定方法 - Google Patents

光学的異方性測定装置及びその測定方法

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JPH09243510A
JPH09243510A JP4920596A JP4920596A JPH09243510A JP H09243510 A JPH09243510 A JP H09243510A JP 4920596 A JP4920596 A JP 4920596A JP 4920596 A JP4920596 A JP 4920596A JP H09243510 A JPH09243510 A JP H09243510A
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optical anisotropy
light flux
transparent member
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measuring
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JP4920596A
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Yoshinori Osaki
美紀 大嵜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学的異方性を有する物質の界面での光学的異
方性と、その物質の内部での光学的異方性とを同時に測
定できるようにする。 【解決手段】第1の光源11aから出射される第1の入
射光束A1を、第1の入射光学系13aにより液晶層5
の界面に収束させ、前記界面で全反射した第1の出射光
束(反射光束)B1を第1の出射光学系14aにより第
1の光検出器16aに入射して、液晶層5の界面での配
向状態を測定し、且つ同時に、第2の光源11bから出
射される第2の入射光束A2を、第2の入射光学系13
bにより液晶層5の界面に収束させ、前記界面から液晶
層5を透過した第2の出射光束(透過光束)B2を第2
の出射光学系14bにより第2の光検出器16bに入射
して、液晶層5の内部(バルク部分)での配向状態を測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的異方性を有
する物質の光学的異方性を測定する光学的異方性測定装
置及びその測定方法に係り、特に液晶の光学的異方性及
びその変化を測定する光学的異方性測定装置及びその測
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶デバイスは、通常ガラス基板上に透
明電極を形成してその上にポリイミド等の配向膜を形成
し、この配向膜を布を巻いたローラーで擦ることによ
り、液晶分子を配向させている。
【0003】配向膜を布で擦る工程は、ラビング工程と
呼ばれている。この配向処理によって、液晶分子は初期
配向時に、液晶デバイスの基板面に対してある角度をな
して配向する。この角度をプレチルト角という。プレチ
ルト角の大きさや、プレチルト角の大きさの液晶デバイ
ス内でのばらつきは、液晶デバイスの光学性能を決定す
る大きな要因のひとつである。
【0004】ところで、このラビング処理により液晶分
子がなぜ配向するのかは未解明な点も多く、このため、
基本的な特性改善や欠陥のない液晶デバイスの開発には
多大な時間を要している。このラビング処理による液晶
分子の配向を解明するためには、液晶層と配向膜の界面
における液晶分子を測定して評価する技術が必要不可欠
である。
【0005】従来、上述した液晶層と配向膜の界面にお
ける液晶分子の光学的異方性の測定には、例えば図6に
示すような全反射型の光学的異方性測定装置が用いられ
ている。
【0006】この光学的異方性測定装置100は、光源
(例えば、He−Neレーザ装置)101、偏光子10
2、入射光学系103、球欠ガラス(例えば、直径が2
0〜30mmで屈折率が1.9程度の半球ガラス)10
4、出射光学系105、検光子106、及び光検出器1
07からなり、球欠ガラス104の平面部104a上に
屈折率マッチング液108を介して測定用の液晶セル1
09が載置されている。
【0007】液晶セル109のガラス基板110a,1
10bには、それぞれ不図示の透明電極と配向膜が形成
されており、その間に液晶層111が挟持されている。
また、液晶セル109が配置された球欠ガラス104
は、その中心軸を回転軸Cとして回転自在に支持されて
いる。
【0008】次に、上述した従来の光学的異方性測定装
置100による液晶セル109の液晶層113の光学的
異方性(プレチルト角)の測定原理について説明する。
【0009】光源(He−Neレーザ装置)101から
出射された入射光束(平行光束のレーザ光)Aは、偏光
子102を通過後、直線偏光となって入射光学系103
により収束光束となって球欠ガラス104の球面部10
4b内に入射し、屈折率マッチング液108を透過して
球欠ガラス104側のガラス基板110bと液晶層11
1の界面に数μm〜数10μmφのビーム径で収束す
る。そして、この収束した入射光束Aは、球欠ガラス1
04側の不図示の透明電極と配向膜の界面で全反射す
る。
【0010】この界面で収束した入射光束Aが全反射す
る際にエバネッセント波(evanescent wa
ve)が発生し、このエバネッセント波は、液晶層11
1内に侵入して液晶分子の光学的異方性によりその偏光
状態が変化して、前記界面で全反射した光と共に出射光
束Bとして球欠ガラス104の球面部104bから出射
する。
【0011】球欠ガラス104から出射した出射光束B
は、出射光学系105により収束されて偏光子102と
直交する偏光方向を有する検光子106を通過し、入射
光の偏光方向と垂直な成分の光のみが光検出器107に
到達する。
【0012】この時、上述したエバネッセント波の液晶
層111への侵入深さは、入射光束Aの波長、液晶層1
11への入射角、液晶層111の液晶の屈折率、液晶セ
ル109のガラス基板110bの屈折率、球欠ガラス1
04の屈折率等によって決まるが、約0.1μm程度と
なる。一方、液晶層111の厚さは通常約5μm程度で
あり、また、薄いものでも1μm程度であることから、
入射光束Aは、液晶層111の前記界面近傍にある液晶
分子と相互作用してその偏光状態が変化することにな
る。
【0013】そこで、球欠ガラス104の中心軸を回転
軸Cとして回転させた場合、球欠ガラス104へ入射す
る入射光束Aの電場ベクトルの向きに対し、液晶層11
1の液晶分子の向きを表す単位ベクトルであるダイレク
タの向きが相対的に変化する。このため、液晶セル10
9の回転角に応じて球欠ガラス104から出射する反射
光束Bの偏光状態の変化の割合が異なるので、液晶セル
109の回転角に対して光検出器107の出力をプロッ
トすると、例えば図7に示すような特性曲線が得られ、
この特性曲線から前記界面での液晶分子の配向方向やプ
レチルト角を読み取ることができる。
【0014】このように、この光学的異方性測定装置1
00では、直線偏光された入射光束Aと液晶層111の
液晶分子を相互作用させて、この入射光束Aに対するそ
の出射光束Bの偏光状態の変化を測定して、液晶層11
1の界面での光学的異方性(液晶分子の配向状態)を検
知するものである。
【0015】また、上述した光学的異方性測定装置10
0では、球欠ガラス104と液晶セル109とを別体と
し、球欠ガラス104の平面部104a上に屈折率マッ
チング液108を介して液晶セル109を載置した構成
であったが、上述した球欠ガラス104側のガラス基板
110bを形成しなくて、液晶セル109を球欠ガラス
104の平面部104a上に直接作り込むことも可能で
ある。
【0016】また、この測定方法を適用することによ
り、液晶に限らず光学的異方性を有する被検体であれ
ば、その界面近傍における光学的異方性を調べることが
できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶分子の
配向状態や駆動時の配向状態の変化の仕方は、ガラス基
板と液晶層との界面と、液晶層の内部(バルク部分)で
異なる場合も少なくない。そこで、液晶層の界面での配
向状態と液晶層の内部(バルク部分)での配向状態とを
同時に測定し、その違いを評価することは、上述したラ
ビング工程の解明や駆動電圧の最適化等において大変有
益となる。
【0018】しかしながら、図6に示した従来の光学的
異方性測定装置100では、上述したようにガラス基板
110bと液晶層111との界面での配向状態は測定で
きるが、同時に液晶層111の界面の同じ位置における
液晶層111の内部(バルク部分)での配向状態を測定
することができなかった。
【0019】そこで、本発明は、光学的異方性を有する
物質(液晶)の界面近傍での光学的異方性の状態と、そ
の内部(バルク部分)での光学的異方性の状態を同時に
測定することができる光学的異方性測定装置及びその測
定方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、本発明に係る光学的異方性測
定装置は、平面部及びその背面側に曲面部を有し、前記
平面部上に光学的異方性を有する物質を一対の基板間に
挟持してなる被検体が移動自在に載置される透明部材
と、出射される第1の入射光束が、前記透明部材の曲面
部を透過して前記物質と前記透明部材側に位置する一方
の前記基板との界面近傍で全反射するように配置された
第1の光源と、前記界面で全反射された反射光束を前記
曲面部を通して入射して、前記物質の前記界面での光学
的異方性を測定する第1の測定手段と、出射される第2
の入射光束が前記被検体の前記物質を透過するように配
置された第2の光源と、前記被検体を透過した透過光束
を入射して、前記物質の内部での光学的異方性を測定す
る第2の測定手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】また、本発明に係る光学的異方性測定方法
は、平面部及びその背面側に曲面部を有し、前記平面部
上に光学的異方性を有する物質を一対の基板間に挟持し
てなる被検体が移動自在に載置される透明部材と、出射
される第1の入射光束が、前記透明部材の曲面部を透過
して前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前記基
板との界面で全反射するように配置された第1の光源
と、前記界面近傍で全反射された反射光束を前記曲面部
を通して入射する第1の測定手段と、出射される第2の
入射光束が前記被検体の前記物質を透過するように配置
された第2の光源と、前記被検体を透過した透過光束を
入射する第2の測定手段と、を備えた光学的異方性測定
装置において、前記物質と前記透明部材側に位置する一
方の前記基板との界面で全反射された前記反射光束を前
記第1の測定手段に入射して、前記物質の前記界面での
光学的異方性を測定し、且つ同時に、前記被検体を透過
した前記透過光束を前記第2の測定手段に入射して、前
記物質の内部での光学的異方性を測定する、ことを特徴
としている。
【0022】更に、本発明に係る光学的異方性測定装置
は、平面部及びその背面側に曲面部を有し、光学的異方
性を有する物質を備えた被検体が前記平面部上に密着さ
れる透明部材と、出射される第1の入射光束が、前記透
明部材の曲面部を透過して前記物質と前記透明部材の平
面部との界面近傍で全反射するように配置された第1の
光源と、前記界面で全反射された反射光束を前記曲面部
を通して入射して、前記物質の前記界面での光学的異方
性を測定する第1の測定手段と、出射される第2の入射
光束が前記被検体の前記物質を透過するように配置され
た第2の光源と、前記被検体を透過した透過光束を入射
して、前記物質の内部での光学的異方性を測定する第2
の測定手段と、を備えたことを特徴としている。
【0023】また、更に、本発明に係る光学的異方性測
定方法は、平面部及びその背面側に曲面部を有し、光学
的異方性を有する物質を備えた被検体が前記平面部上に
密着される透明部材と、出射される第1の入射光束が、
前記透明部材の曲面部を透過して前記物質と前記透明部
材の平面部との界面近傍で全反射するように配置された
第1の光源と、前記界面で全反射された反射光束を前記
曲面部を通して入射する第1の測定手段と、出射される
第2の入射光束が前記物質を透過するように配置された
第2の光源と、前記被検体を透過した透過光束を入射す
る第2の測定手段と、を備えた光学的異方性測定装置に
おいて、前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
記基板との界面近傍で全反射された前記反射光束を前記
第1の測定手段に入射して、前記物質の前記界面での光
学的異方性を測定し、且つ同時に、前記被検体を透過し
た前記透過光束を前記第2の測定手段に入射して、前記
物質の内部での光学的異方性を測定する、ことを特徴と
している。
【0024】また、光学的異方性を有する前記物質とし
ては液晶が好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0026】図1は、第1の実施の形態に係る光学的異
方性測定装置の構成を示す概略図である。この光学的異
方性測定装置1は、球欠ガラス2の平面部2a上に屈折
率マッチング液3を介して配置された被検体である液晶
セル4の液晶層5の界面での配向状態を測定する第1の
測定系6と、前記界面での測定領域と同じ位置での液晶
層5の内部(バルク部分)での配向状態を測定する第2
の測定系7とを備えている。
【0027】球欠ガラス2は、図2に示すように、平面
部2aとその背面側に略半球状の球面部2bを有してお
り、中心軸を回転軸Cとして回転自在に支持されてい
る。また、屈折率マッチング液3は、球欠ガラス2の平
面部2aの外周縁2c内に注入されている。
【0028】液晶セル4は、図2に示すように、対向配
置された光学的異方性を有していない一対のガラス基板
8a,8b、その内側にそれぞれ形成された透明電極
(例えば、厚さが0.1μm程度で、屈折率が1.95
程度のITO膜)9a,9bと配向膜(例えば、厚さが
0.05μmで屈折率が1.6程度のポリイミド等)1
0a,10b、及び配向膜10a,10b間に挟持され
た液晶層5とで構成されている。
【0029】第1の測定系6は、第1の光源(例えば、
He−Neレーザ装置)11a、第1の偏光子12a、
第1の入射光学系13a、第1の出射光学系14a、第
1の検光子15a、第1の光検出器16aを有してお
り、第2の測定系7は、第2の光源(例えば、He−N
eレーザ装置)11b、第2の偏光子12b、第2の入
射光学系13b、第2の出射光学系14b、第2の検光
子15b、第2の光検出器16bを有している。第1の
測定系6は、上述した従来例と同様の構成である。
【0030】第1の入射光学系13aと第2の入射光学
系13bは、それぞれ正のパワーを有する2つの凸レン
ズからなり、第1の光源11aと第2の光源11bから
それぞれ出射される第1,第2の入射光束(平行光束)
A1,A2を液晶層5とガラス基板8bとの界面近傍の
同じ位置に収束させるように構成されている。
【0031】凸レンズからなる正のパワーを有する第1
の出射光学系14aは、液晶層5とガラス基板8bとの
界面で全反射して、球欠ガラス2の球面部2bから出射
する第1の出射光束(反射光束)B1を収束させるよう
に構成されている。また、凸レンズからなる正のパワー
を有する第2の出射光学系14bは、液晶層5を透過し
て液晶セル4から出射する第2の出射光束(透過光束)
B2を収束させるように構成されている。
【0032】球欠ガラス2は、液晶セル4のガラス基板
8bの屈折率と略等しい光学的異方性を有していないガ
ラス材で形成されており、更に屈折率マッチング液3も
液晶セル4のガラス基板8bの屈折率と略等しい液体
(例えば、ヨウ化メチレン系の液体や、砒素トリブロマ
イド/ジサルファイド系の液体等)が用いられている。
尚、上述した屈折率マッチング液3と液晶セル4のガラ
ス基板8bの屈折率とが略等しいとは、球欠ガラス2と
屈折率マッチング液3の界面、及び屈折率マッチング液
3と液晶セル4のガラス基板8bとの界面で光が全反射
が起こらない程度に等しいという意味であり、第1の入
射光束A1の前記界面への入射角に応じて定めることが
できる。そして、屈折率マッチング液3の屈折率が、球
欠ガラス2の屈折率の±0.05程度の範囲であること
が好ましい。
【0033】また、球欠ガラス2としては、半球あるい
は半球に近いものが好ましく用いられ、球欠ガラス2の
球面部2bの曲率中心は、液晶セル4の球欠ガラス2側
の透明電極9bと配向膜10bとの界面近傍であること
が好ましい。また、その材料としては、高屈折率ガラス
が好適に用いられる。具体的には、屈折率が1.7以
上、より好ましくは1.75以上の屈折率を有するガラ
ス、例えば重フリントガラス等が好適に用いられるが、
必ずしもガラスでなくても光学的異方性を有さない透明
な材料で代用することもできる。その際、液晶層5の屈
折率よりも屈折率の大きい部材が好適に用いられる。
【0034】第1の光源11a及び第2の光源11bと
しては、He−Neレーザ装置の他に、例えばArレー
ザ装置、半導体レーザ装置、あるいはレーザ装置以外の
熱光源などの光束出射装置も用いることができるが、集
光可能な光束を出射する装置である必要がある。また、
第1の光源11a及び第2の光源11bは、非点収差等
の収差を持たない装置であることが好ましく、出射され
る光束は、色収差を持たない単色光であることが望まし
い。また、第1の光検出器16a及び第2の光検出器1
6bとしては、オプティカルパワーメーター、フォトマ
ルチプライヤー等が用いられるが、高感度であるものが
好ましい。
【0035】次に、上述した第1の実施の形態に係る光
学的異方性測定装置1による液晶セル4の液晶層5の光
学的異方性の測定方法について説明する。
【0036】先ず、第1の測定系6について説明する。
第1の光源(例えば、He−Neレーザ装置)11aか
ら出射された第1の入射光束(平行光束のレーザ光)A
1は第1の偏光子12aを通過後、直線偏光となって第
1の入射光学系13aにより収束光束となって球欠ガラ
ス2の球面部2b内に入射し、屈折率マッチング液3を
透過して透明電極9b上の配向膜10bと液晶層5との
界面の微小測定領域に数μm〜数10μmφのビーム径
で収束する。
【0037】そして、この収束した入射光束A1は、透
明電極9bと配向膜10bの屈折率の違い(透明電極9
bの屈折率の方が配向膜10bの屈折率より大きい)か
ら透明電極9bと配向膜10bの界面で全反射する。こ
の全反射の際、第1の入射光束A1は、透明電極9b側
から配向膜10b側へいったん侵入してエバネッセント
波を形成するが、配向膜10bの膜厚が0.05μm程
度と極めて薄いため、このエバネッセント波は液晶層5
の液晶分子と相互作用した後、再び球欠ガラス2の球面
部2b内に戻り、第1の出射光束B1として球欠ガラス
2の外へ出射する。
【0038】球欠ガラス2から出射した第1の出射光束
B1は、第1の出射光学系14aにより収束されて第1
の偏光子12aと直交する偏光方向を有する第1の検光
子15aを通過し、入射光の偏光方向と垂直な成分の光
のみが第1の光検出器16aに到達する。そして、第1
の光検出器16aに入射する光から、この時の第1の出
射光束B1の偏光状態の変化を検知することにより、液
晶層5の界面での配向状態(液晶分子の配向方向やプレ
チルト角の大きさ等)を測定できる。
【0039】次に、第2の測定系7について説明する。
第2の光源(例えば、He−Neレーザ装置)11bか
ら出射された第2の入射光束(平行光束のレーザ光)A
2は第2の偏光子12bを通過後、直線偏光となって第
2の入射光学系13bにより収束光束となって球欠ガラ
ス2の球面部2b内に入射し、屈折率マッチング液3を
透過して透明電極9b上の配向膜10bと液晶層5との
界面の微小測定領域(第1の入射光束A1が収束する位
置と同じ位置)に数μm〜数10μmφのビーム径で収
束する。尚、本実施の形態では、第2の入射光束A2の
中心軸と、球欠ガラス2の中心軸(回転軸C)は一致し
ている。
【0040】そして、この収束した第2の入射光束A2
は、液晶層5を透過して液晶セル4から出射し、液晶セ
ル4から出射した第2の出射光束B2は、第2の出射光
学系14bにより収束されて第2の偏光子12bと直交
する偏光方向を有する第2の検光子15bを通過し、入
射光の偏光方向と垂直な成分の光のみが第2の光検出器
16bに到達する。そして、第2の光検出器16bに入
射する光から、この時の第2の出射光束B2の偏光状態
の変化を検知することにより、液晶層5の内部(バルク
部分)での配向状態(液晶分子の配向方向やプレチルト
角の大きさ等)を測定できる。
【0041】このように、本実施の形態に係る光学的異
方性測定装置1では、液晶セル4の液晶層5の同じ位置
での微小測定領域のガラス基板8bとの界面における配
向状態と、その内部(バルク部分)での配向状態(液晶
分子の配向方向やプレチルト角の大きさ等)とを同時に
測定して、その違いを評価することができる。
【0042】また、本実施の形態に係る光学的異方性測
定装置1では、液晶セル4のガラス基板8bが屈折率マ
ッチング液3に液浸された状態で、液晶セル4が球欠ガ
ラス2の平面部2a上に載置されているので、例えばデ
ィスプレイ用パネル等に実装される液晶セル、あるいは
実際の液晶セルと極めて類似した工程で製造された液晶
セル(例えば、高屈折率ガラスを基板として用いた以外
は実際の液晶セルと同一のもの)を被検体として、液晶
層の界面における配向状態(液晶分子の配向方向やプレ
チルト角の大きさ等)と、その内部(バルク部分)での
配向状態(液晶分子の配向方向やプレチルト角の大きさ
等)とを同時に測定して、その違いを評価することがで
きるので、ラビング工程の解明や駆動電圧の最適化など
に極めて重要な情報を得ることができる。更に、実際の
液晶デバイスの一部を切り出して、測定用の液晶セルと
することも可能である。
【0043】また、第2の測定系7は、球欠ガラス2の
球面部2b側から第2の入射光束A2を入射させて液晶
セル4の液晶層5を透過するようにしたが、逆に液晶セ
ル4側から球欠ガラス2に第2の入射光束A2を入射さ
せて液晶層5を透過するような構成にしてもよい。
【0044】図3は、第2の実施の形態に係る光学的異
方性測定装置における液晶セルの移動装置の構成を示す
概略図である。
【0045】本実施の形態では、図1に示した第1の実
施の形態で用いた光学的異方性測定装置1の球欠ガラス
2上に液晶セル4を移動させる移動装置20を設けて、
液晶セル4の位置を変えることができるように構成され
ている。
【0046】この移動装置20は、液晶セル4の両側を
支持している液晶セルホルダー21と、球欠ガラス2を
保持している球欠ガラスホルダー22とからなり、液晶
セルホルダー21は、支持軸21a,21bを介して球
欠ガラスホルダー22に移動自在に支持されている。支
持軸21aの外側の液晶セルホルダー21と球欠ガラス
ホルダー22の間には、コイルばね23a,23bが取
付けられている。液晶セルホルダー21には駆動機構
(図示省略)が接続されており、この駆動機構の駆動に
よって、球欠ガラス2を固定した状態で屈折率マッチン
グ液3に液浸されている液晶セル4を、球欠ガラス2の
平面部2a上で高精度に移動させることができる。
【0047】また、球欠ガラスホルダー22の一端側に
はマイクロメータ24が取付けられており、このマイク
ロメータ24によって液晶セルホルダー21と共に移動
する液晶セル4の測定位置を精度よく確認することがで
きる。また、このマイクロメータ23を、例えば互いに
直交するように複数設けることにより、2次元的に液晶
セル4の測定位置を確認することができる。
【0048】更に、球欠ガラスホルダー22には、球欠
ガラス2の中心軸(第2の入射光束A2の中心軸と一致
している)を回転中心として球欠ガラス2を回転させる
回転装置(図示省略)が取付けられており、球欠ガラス
2と液晶セル4を中心軸(回転軸)を回転中心にして一
体に回転させることができる。また、液晶セルホルダー
21と球欠ガラスホルダー22の第2の出射光束B2の
光路上に位置する部分は開口している。
【0049】このように、本実施の形態では、上述した
移動装置20により球欠ガラス2の平面部2a上で液晶
セル4を高精度に移動させることができるので、第1の
測定系6と第2の測定系7の第1,第2の出射光束B
1,B2の液晶層5への照射領域、即ち測定領域を所望
位置に変えることができる。これにより、液晶セル4の
場所による配向状態(液晶分子の配向方向やプレチルト
角の大きさ等)の違いを液晶層5のガラス基板8bとの
界面と、その内部(バルク部分)とで同時に測定するこ
とができる。
【0050】図4は、第3の実施の形態に係る光学的異
方性測定装置の構成を示す概略図である。
【0051】本実施の形態に係る光学的異方性測定装置
30は、上述した液晶セル4と第2の測定系7の第2の
出射光学系14bとの間に、ミラー31と顕微鏡32が
設置されており、液晶層5を透過する出射光束B2をミ
ラー31で反射させて顕微鏡32に入射するように構成
されている。尚、球欠ガラス2上には、第2の実施の形
態で示した液晶セル4を移動させる移動装置(図示省
略)が設置されており、他の構成は図1に示した第1の
実施の形態に係る光学的異方性測定装置1と同様であ
る。
【0052】このように、本実施の形態では、液晶セル
4の液晶層5を透過した第2の測定系7の第2の出射光
束B2の液晶層5への照射領域、即ち測定領域をミラー
31を介して顕微鏡32で観察することができる。
【0053】また、第1の測定系6の第1の出射光束B
1は、上述したように液晶層5の界面で全反射するが、
この界面での全反射の際、配向膜10bのラビング工程
で配向不良等により若干の散乱があるためにその散乱光
が液晶層5を透過することにより、第1の測定系6の第
1の出射光束B1の液晶層5への照射領域、即ち測定領
域もミラー31を介して顕微鏡32で同時に観察するこ
とができる。
【0054】これにより、顕微鏡32による観察下で第
1の測定系6と第2の測定系7の第1,第2の出射光束
B1,B2の液晶層5への照射領域(測定領域)を、上
述した移動装置(図示省略)により球欠ガラス2の平面
部2a上で液晶セル4を高精度に移動させて調整するこ
とによって、第1,第2の出射光束B1,B2の液晶層
5への照射領域(測定領域)を精度よく一致させること
ができる。
【0055】尚、第1の出射光束B1の光路中に配置し
たミラー31をその光路外に移動させることにより、第
1の出射光束B1を、第2の出射光学系14bと第2の
検光子15bを通して第2の光検出器16bに入射させ
ることができる。
【0056】また、顕微鏡32と、第2の出射光学系1
4b、第2の検光子15b、第2の光検出器16bを入
れ替えることもできる。更に、ミラー31の代わりにビ
ームスプリッターを用いたり、あるいはミラー31を用
いずに、第1の出射光束B1の光路中に顕微鏡32を出
し入れ装置(図示省略)により直接配置することもでき
る。
【0057】また、上述した各実施の形態に係る光学的
異方性測定装置において、液晶セル4の液晶層5に電圧
波形を印加して液晶分子を駆動することにより、駆動時
の液晶分子の配向状態(液晶分子の配向方向やプレチル
ト角の大きさ等)の時間的な変化を液晶層5の界面と、
その内部(バルク部分)とで同時に測定することができ
る。
【0058】具体的には、電圧波形の印加により、液晶
分子を駆動することによって液晶分子の配向状態が変化
するため、これに伴って各出射光束B1,B2の偏光状
態が変化し、第1の光検出器16aと第2の光検出器1
6bで検出される光の強度が変化する。そして、この光
の強度の時間変化を測定すれば、駆動時における液晶層
5の同じ位置での微小測定領域の界面近傍における配向
状態(液晶分子の配向方向やプレチルト角の大きさ等)
と、その内部(バルク部分)での配向状態(液晶分子の
配向方向やプレチルト角の大きさ等)とを同時に測定し
て、その違いを評価することができる。
【0059】また、液晶分子の駆動は電圧印加の他に
も、磁場等によっても駆動することができる。
【0060】図5は、第4の実施の形態に係る光学的異
方性測定装置における液晶セルを示す概略図でる。
【0061】本実施の形態では、液晶セル40の球欠ガ
ラス2側のガラス基板を形成しないで、球欠ガラス2の
平面部2a上に直接液晶セル40の透明電極9bを作り
込んだ構成であり、ガラス基板8と対向する他方のガラ
ス基板を球欠ガラス2の平面部2aとしている。尚、図
では省略したが、他の構成は、上述した第1乃至第3の
実施の形態に係る光学的異方性測定装置と同様である。
【0062】このように、本実施の形態においても第1
の実施の形態に係る光学的異方性測定装置1と同様、第
1の測定系6と第2の測定系7により、液晶セル40の
液晶層5の同じ位置での微小測定領域の球欠ガラス2の
平面部2aとの界面における配向状態(液晶分子の配向
方向やプレチルト角の大きさ等)と、その内部(バルク
部分)での配向状態(液晶分子の配向方向やプレチルト
角の大きさ等)とを同時に測定して、その違いを評価す
ることができる。
【0063】尚、本実施の形態では、液晶セル40が球
欠ガラス2の平面部2a上に作り込まれているので、測
定領域は上述した各実施の形態の光学的異方性測定装置
の場合よりも限定される。
【0064】また、上述した各実施の形態に係る光学的
異方性測定装置により、液晶素子の各製造工程、特にラ
ビング工程や液晶封入工程で生じる配向のムラを高精度
で検出できるので、これらの工程の改善ひいては液晶デ
バイスそのものの特性改善に有効な知見を得ることがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光学的異方性を有する物質の界面での光学的異方性状態
と、物質の内部での光学的異方性状態とを同時に測定す
ることができる。
【0066】また、移動手段により、透明部材上に移動
自在に載置した被検体の位置を移動させることができる
ので、所望位置での光学的異方性を有する物質の界面で
の光学的異方性状態と、物質の内部での光学的異方性状
態とを同時に測定することができる。
【0067】また、光学的異方性を有する物質の界面
と、その内部に入射する光学的異方性を測定するための
各光束の物質への照射位置(測定位置)を、顕微鏡を用
いることによって精度よく一致させて測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学的異方性
測定装置の構成を示す概略図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光学的異方性
測定装置の球欠ガラスと液晶セルを示す拡大断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る光学的異方性
測定装置の移動装置の構成を示す概略図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る光学的異方性
測定装置の構成を示す概略図。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る光学的異方性
測定装置の球欠ガラスと液晶セルを示す拡大断面図。
【図6】従来例に係る光学的異方性測定装置の構成を示
す概略図。
【図7】光学的異方性測定装置による測定結果の一例を
示す図。
【符号の説明】
1,30 光学的異方性測定装置 2 球欠ガラス(透明部材) 2a 平面部 2b 球面部(曲面部) 3 屈折率マッチング液(液体) 4,40 液晶セル(被検体) 5 液晶層(光学的異方性を有する物質) 6 第1の測定系(第1の測定手段) 7 第2の測定系(第2の測定手段) 8a,8b ガラス基板(基板) 9a,9b 透明電極 10a,10b 配向膜 11a 第1の光源(He−Neレーザ装置) 11b 第2の光源(He−Neレーザ装置) 12a 第1の偏光子 12b 第2の偏光子 13a 第1の入射光学系 13b 第2の入射光学系 14a 第1の出射光学系 14b 第2の出射光学系 15a 第1の検光子 15b 第2の検光子 16a 第1の光検出器 16b 第2の光検出器 20 移動装置(移動手段) 21 液晶セルホルダー 22 球欠ガラスホルダー 24 マイクロメータ(計測手段) 31 ミラー 32 顕微鏡(観察手段) A1 第1の入射光束 A2 第2の入射光束 B1 第1の出射光束(反射光束) B2 第2の出射光束(透過光束)

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面部及びその背面側に曲面部を有し、
    前記平面部上に光学的異方性を有する物質を一対の基板
    間に挟持してなる被検体が移動自在に載置される透明部
    材と、 出射される第1の入射光束が、前記透明部材の曲面部を
    透過して前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
    記基板との界面近傍で全反射するように配置された第1
    の光源と、 前記界面で全反射された反射光束を前記曲面部を通して
    入射して、前記物質の前記界面での光学的異方性を測定
    する第1の測定手段と、 出射される第2の入射光束が前記被検体の前記物質を透
    過するように配置された第2の光源と、 前記被検体を透過した透過光束を入射して、前記物質の
    内部での光学的異方性を測定する第2の測定手段と、 を備えたことを特徴とする光学的異方性測定装置。
  2. 【請求項2】 前記透明部材側に位置する一方の前記基
    板が前記透明部材の屈折率と略等しい部材で形成されて
    おり、前記被検体が、前記透明部材の平面部上に前記透
    明部材の屈折率と略等しい屈折率の液体を介して移動可
    能に載置される、 請求項1記載の光学的異方性測定装置。
  3. 【請求項3】 前記被検体には、該被検体を前記光学部
    材の平面部上で移動させる移動手段が取付けられてい
    る、 請求項2記載の光学的異方性測定装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段には、前記被検体の移動位
    置を計測する計測手段が取付けられている、 請求項3記載の光学的異方性測定装置。
  5. 【請求項5】 前記透明部材の曲面部の曲率中心が、前
    記物質と前記透明部材側に位置する一方の前記基板との
    界面近傍にある、 請求項1乃至4のいずれか1項記載の光学的異方性測定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記透明部材は略半球状の光学部材から
    なり、その中心軸を回転中心にして回転自在である、 請求項1乃至5のいずれか1項記載の光学的異方性測定
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の入射光束の光路上の前記第1
    の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の入
    射光束を前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
    記基板との界面近傍に収束させる正のパワーを有する第
    1の入射光学系を配置した、 請求項1乃至6のいずれか1項記載の光学的異方性測定
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の入射光束の光路上の前記第1
    の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の入
    射光束を偏光させる第1の偏光子を配置した、 請求項1乃至7のいずれか1項記載の光学的異方性測定
    装置。
  9. 【請求項9】 前記反射光束の光路上の前記透明部材の
    曲面部と前記第1の測定手段との間に、前記反射光束を
    偏光させる第1の検光子を配置した、 請求項1乃至8のいずれか1項記載の光学的異方性測定
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の偏光子の偏光方向と、前記
    第1の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項8又は9記載の光学的異方性測定装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の光源は前記透明部材の曲面
    部側の外部に配置され、前記第2の測定手段は前記透明
    部材側の外部に配置される、 請求項1乃至10のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を前記物質と前記透明部材側に位置する一方の
    前記基板との界面近傍に収束させる正のパワーを有する
    第2の入射光学系を配置した、 請求項1乃至11のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を偏光させる第2の偏光子を配置した、 請求項1乃至12のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  14. 【請求項14】 前記透過光束の光路上の前記被検体と
    前記第2の測定手段との間に、前記透過光束を偏光させ
    る第2の検光子を配置した、 請求項1乃至13のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の偏光子の偏光方向と、前記
    第2の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項13又は14記載の光学的異方性測定装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の入射光束と前記第2の入射
    光束は、前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
    記基板との界面近傍の同一領域に入射される、 請求項1乃至15のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  17. 【請求項17】 前記透過光束の光路中に、前記第1の
    入射光束と前記第2の入射光束の前記物質へのそれぞれ
    の照射領域を観察する観察手段を設けた、 請求項1乃至16のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  18. 【請求項18】 前記光学的異方性を有する物質が液晶
    である、 請求項1乃至17のいずれか1項記載の光学的異方性測
    定装置。
  19. 【請求項19】 前記液晶に外場を加えて液晶分子を駆
    動する駆動手段を有する、 請求項18記載の光学的異方性測定装置。
  20. 【請求項20】 平面部及びその背面側に曲面部を有
    し、前記平面部上に光学的異方性を有する物質を一対の
    基板間に挟持してなる被検体が移動自在に載置される透
    明部材と、出射される第1の入射光束が、前記透明部材
    の曲面部を透過して前記物質と前記透明部材側に位置す
    る一方の前記基板との界面近傍で全反射するように配置
    された第1の光源と、前記界面で全反射された反射光束
    を前記曲面部を通して入射する第1の測定手段と、出射
    される第2の入射光束が前記被検体の前記物質を透過す
    るように配置された第2の光源と、前記被検体を透過し
    た透過光束を入射する第2の測定手段と、を備えた光学
    的異方性測定装置において、 前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前記基板と
    の界面近傍で全反射された前記反射光束を前記第1の測
    定手段に入射して、前記物質の前記界面での光学的異方
    性を測定し、 且つ同時に、前記被検体を透過した前記透過光束を前記
    第2の測定手段に入射して、前記物質の内部での光学的
    異方性を測定する、 ことを特徴とする光学的異方性測定方法。
  21. 【請求項21】 前記透明部材側に位置する一方の前記
    基板が前記透明部材の屈折率と略等しい部材で形成され
    ており、前記被検体が、前記透明部材の平面部上に前記
    透明部材の屈折率と略等しい屈折率の液体を介して移動
    可能に載置される、 請求項20記載の光学的異方性測定方法。
  22. 【請求項22】 前記被検体には、該被検体を前記光学
    部材の平面部上で移動させる移動手段が取付けられてい
    る、 請求項20又は21記載の光学的異方性測定方法。
  23. 【請求項23】 前記移動手段には、前記被検体の移動
    位置を計測する計測手段が取付けられている、 請求項22記載の光学的異方性測定方法。
  24. 【請求項24】 前記透明部材の曲面部の曲率中心が、
    前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前記基板と
    の界面近傍にある、 請求項20乃至23のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  25. 【請求項25】 前記透明部材は略半球状の光学部材か
    らなり、その中心軸を回転中心にして回転自在である、 請求項20乃至24のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  26. 【請求項26】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を前記物質と前記透明部材側に位置する一方の
    前記基板との界面近傍に収束させる正のパワーを有する
    第1の入射光学系を配置した、 請求項20乃至25のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を偏光させる第1の偏光子を配置した、 請求項20乃至26のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  28. 【請求項28】 前記反射光束の光路上の前記透明部材
    の曲面部と前記第1の測定手段との間に、前記反射光束
    を偏光させる第1の検光子を配置した、 請求項20乃至27のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の偏光子の偏光方向と、前記
    第1の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項27又は28記載の光学的異方性測定方法。
  30. 【請求項30】 前記第2の光源は前記透明部材の曲面
    部側の外部に配置され、前記第2の測定手段は前記透明
    部材側の外部に配置される、 請求項20乃至29のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  31. 【請求項31】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を前記物質と前記透明部材側に位置する一方の
    前記基板との界面近傍に収束させる正のパワーを有する
    第2の入射光学系を配置した、 請求項20乃至30のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  32. 【請求項32】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を偏光させる第2の偏光子を配置した、 請求項20乃至31のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  33. 【請求項33】 前記透過光束の光路上の前記被検体と
    前記第2の測定手段との間に、前記透過光束を偏光させ
    る第2の検光子を配置した、 請求項20乃至32のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  34. 【請求項34】 前記第2の偏光子の偏光方向と、前記
    第2の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項32又は33記載の光学的異方性測定方法。
  35. 【請求項35】 前記第1の入射光束と前記第2の入射
    光束は、前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
    記基板との界面近傍の同一領域に入射される、 請求項20乃至34のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  36. 【請求項36】 前記透過光束の光路中に、前記第1の
    入射光束と前記第2の入射光束の前記物質へのそれぞれ
    の照射領域を観察する観察手段を設けた、 請求項20乃至35のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  37. 【請求項37】 前記光学的異方性を有する物質が液晶
    である、 請求項20乃至36のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  38. 【請求項38】 前記液晶に外場を加えて液晶分子を駆
    動する駆動手段を有する、 請求項37記載の光学的異方性測定方法。
  39. 【請求項39】 平面部及びその背面側に曲面部を有
    し、光学的異方性を有する物質を備えた被検体が前記平
    面部上に密着される透明部材と、 出射される第1の入射光束が、前記透明部材の曲面部を
    透過して前記物質と前記透明部材の平面部との界面近傍
    で全反射するように配置された第1の光源と、 前記界面で全反射された反射光束を前記曲面部を通して
    入射して、前記物質の光学的異方性を測定する第1の測
    定手段と、 出射される第2の入射光束が前記被検体の前記物質を透
    過するように配置された第2の光源と、 前記被検体を透過した透過光束を入射して、前記物質の
    内部での光学的異方性を測定する第2の測定手段と、 を備えたことを特徴とする光学的異方性測定装置。
  40. 【請求項40】 前記透明部材の曲面部の曲率中心が、
    前記物質と前記透明部材の平面部との界面近傍にある、 請求項39記載の光学的異方性測定装置。
  41. 【請求項41】 前記透明部材は略半球状の光学部材か
    らなり、その中心軸を回転中心にして回転自在である、 請求項39又は40記載の光学的異方性測定装置。
  42. 【請求項42】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を前記物質と前記透明部材の平面部との界面近
    傍に収束させる正のパワーを有する第1の入射光学系を
    配置した、 請求項39乃至41のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  43. 【請求項43】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を偏光させる第1の偏光子を配置した、 請求項39乃至42のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  44. 【請求項44】 前記反射光束の光路上の前記透明部材
    の曲面部と前記第1の測定手段との間に、前記反射光束
    を偏光させる第1の検光子を配置した、 請求項39乃至43のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  45. 【請求項45】 前記第1の偏光子の偏光方向と、前記
    第1の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項43又は44記載の光学的異方性測定装置。
  46. 【請求項46】 前記第2の光源は前記透明部材の曲面
    部側の外部に配置され、前記第2の測定手段は前記透明
    部材側の外部に配置される、 請求項39乃至45のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  47. 【請求項47】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を前記物質と前記透明部材の平面部との界面近
    傍に収束させる正のパワーを有する第2の入射光学系を
    配置した、 請求項39乃至46のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  48. 【請求項48】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を偏光させる第2の偏光子を配置し、 請求項39乃至47のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  49. 【請求項49】 前記透過光束の光路上の前記被検体と
    前記第2の測定手段との間に、前記透過光束を偏光させ
    る第2の検光子を配置した、 請求項39乃至48のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  50. 【請求項50】 前記第2の偏光子の偏光方向と、前記
    第2の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項48又は49記載の光学的異方性測定装置。
  51. 【請求項51】 前記第1の入射光束と前記第2の入射
    光束は、前記物質と前記透明部材の平面部との界面近傍
    の同一領域に入射される、 請求項39乃至50のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  52. 【請求項52】 前記透過光束の光路中に、前記第1の
    入射光束と前記第2の入射光束の前記物質へのそれぞれ
    の照射領域を観察する観察手段を設けた、 請求項39乃至51のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  53. 【請求項53】 前記光学的異方性を有する物質が液晶
    である、 請求項39乃至52のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定装置。
  54. 【請求項54】 前記液晶に外場を加えて液晶分子を駆
    動する駆動手段を有する、 請求項53記載の光学的異方性測定装置。
  55. 【請求項55】 平面部及びその背面側に曲面部を有
    し、光学的異方性を有する物質を備えた被検体が前記平
    面部上に密着される透明部材と、 出射される第1の入射光束が、前記透明部材の曲面部を
    透過して前記物質と前記透明部材の平面部との界面近傍
    で全反射するように配置された第1の光源と、前記界面
    で全反射された反射光束を前記曲面部を通して入射する
    第1の測定手段と、出射される第2の入射光束が前記被
    検体の前記物質を透過するように配置された第2の光源
    と、前記被検体を透過した透過光束を入射する第2の測
    定手段と、を備えた光学的異方性測定装置において、 前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前記基板と
    の界面近傍で全反射された前記反射光束を前記第1の測
    定手段に入射して、前記物質の前記界面での光学的異方
    性を測定し、 且つ同時に、前記被検体を透過した前記透過光束を前記
    第2の測定手段に入射して、前記物質の内部での光学的
    異方性を測定する、 ことを特徴とする光学的異方性測定方法。
  56. 【請求項56】 前記透明部材の曲面部の曲率中心が、
    前記物質と前記透明部材の平面部との界面近傍にある、 請求項55記載の光学的異方性測定方法。
  57. 【請求項57】 前記透明部材は略半球状の光学部材か
    らなり、その中心軸を回転中心にして回転自在である、 請求項55又は56記載の光学的異方性測定方法。
  58. 【請求項58】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を前記物質と前記透明部材の平面部との界面近
    傍に収束させる正のパワーを有する第1の入射光学系を
    配置した、 請求項55乃至57のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  59. 【請求項59】 前記第1の入射光束の光路上の前記第
    1の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第1の
    入射光束を偏光させる第1の偏光子を配置した、 請求項55乃至58のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  60. 【請求項60】 前記反射光束の光路上の前記透明部材
    の曲面部と前記第1の測定手段との間に、前記反射光束
    を偏光させる第1の検光子を配置した、 請求項55乃至59のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  61. 【請求項61】 前記第1の偏光子の偏光方向と、前記
    第1の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項59又は60記載の光学的異方性測定方法。
  62. 【請求項62】 前記第2の光源は前記透明部材の曲面
    部側の外部に配置され、前記第2の測定手段は前記透明
    部材側の外部に配置される、 請求項55乃至61のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  63. 【請求項63】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を前記物質と前記透明部材の平面部との界面近
    傍に収束させる正のパワーを有する第2の入射光学系を
    配置した、 請求項55乃至62のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  64. 【請求項64】 前記第2の入射光束の光路上の前記第
    2の光源と前記透明部材の曲面部との間に、前記第2の
    入射光束を偏光させる第2の偏光子を配置し、 請求項55乃至63のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  65. 【請求項65】 前記透過光束の光路上の前記被検体と
    前記第2の測定手段との間に、前記透過光束を偏光させ
    る第2の検光子を配置した、 請求項55乃至64のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  66. 【請求項66】 前記第2の偏光子の偏光方向と、前記
    第2の検光子の偏光方向とが直交している、 請求項64又は65記載の光学的異方性測定方法。
  67. 【請求項67】 前記第1の入射光束と前記第2の入射
    光束は、前記物質と前記透明部材側に位置する一方の前
    記基板との界面近傍の同一領域に入射される、 請求項55乃至66のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  68. 【請求項68】 前記透過光束の光路中に、前記第1の
    入射光束と前記第2の入射光束の前記物質へのそれぞれ
    の照射領域を観察する観察手段を設けた、 請求項55乃至67のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  69. 【請求項69】 前記光学的異方性を有する物質が液晶
    である、 請求項55乃至68のいずれか1項記載の光学的異方性
    測定方法。
  70. 【請求項70】 前記液晶に外場を加えて液晶分子を駆
    動する駆動手段を有する、 請求項69記載の光学的異方性測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6348966B1 (en) 1997-12-02 2002-02-19 Nec Corporation Measuring method of liquid crystal pretilt angle and measuring equipment of liquid crystal pretilt angle
JP2004020267A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Fuji Photo Film Co Ltd 測定装置および該測定装置の使用方法
US7034940B1 (en) 1999-12-03 2006-04-25 Nec Electronics Corporation Method for evaluating displaying element of liquid crystal, information storage medium for storing computer program representative of the method and evaluating system using the same
KR20170077040A (ko) * 2015-12-25 2017-07-05 오츠카덴시가부시끼가이샤 프리틸트각 측정 장치 및 프리틸트각 측정 방법

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